JP2010268841A - 洗濯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成で蓋ロック装置のロック状態を強制的に解除可能にするとともに、外観的にも良好な洗濯機を提供する。
【解決手段】蓋ロック装置30は、通電に応じて進退するロックピン31を有する構成とするとともに、蓋19にはロックピン31の進退に応じて挿脱する係止孔33を形成し、ロックピン31が係止孔33に係合した状態に対し、ロックピン31の先端部を蓋19側から押圧して係合状態を強制的に解除可能にする。
【選択図】図1
【解決手段】蓋ロック装置30は、通電に応じて進退するロックピン31を有する構成とするとともに、蓋19にはロックピン31の進退に応じて挿脱する係止孔33を形成し、ロックピン31が係止孔33に係合した状態に対し、ロックピン31の先端部を蓋19側から押圧して係合状態を強制的に解除可能にする。
【選択図】図1
Description
本発明は、洗濯物投入口を開閉する蓋を脱水運転中に閉塞状態に拘束保持する電動式の蓋ロック装置を備えた洗濯機に関するものである。
従来、脱水機能を有する洗濯機として、外殻を形成する筐体を構成する外箱の開口上部をトップカバーで覆い、外箱内に設けた洗濯兼脱水槽の開口上方に位置して洗濯物投入口が前記トップカバーに形成され、該投入口を蓋で開閉自在に閉塞する構成としている。この種の洗濯機は、安全性確保のため脱水運転中に蓋を閉塞状態に拘束保持する電動式の蓋ロック装置を備えている。この蓋ロック装置は、例えば前記トップカバーの側に配設した電磁コイルと該電磁コイル内を貫通し先端をロックピンとして形成したプランジャと、前記蓋側に形成され前記ロックピンが挿脱する係止孔を備えた構成としている(例えば、特許文献1参照)。
ところが、上述の洗濯機の使用中において、例えば脱水運転中に停電するなど何らかの原因で前記ロックピンが前記係止孔に挿入され係合されたままの状態になることが考えられるが、この場合、当然前記蓋を開放することができない。そのため、前記蓋ロック装置の前記ロックピンと前記係止孔との係合を解除するには、該係止孔側に突出した前記ロックピンを前記トップカバー側に強制的に引き戻す必要がある。
このため、前記特許文献1記載の洗濯機によれば、前記トップカバーの外側面に棒状の操作部材が挿入可能な操作孔が形成されていて、該操作孔から前記操作部材を挿入し、前記ロックピンの基端部に設けられたアームの一端を押圧することで、前記ロックピンを前記トップカバー側に引き戻し、前記蓋のロックを解除する構成が提案されている。
また、特許文献1には、前記アームに代えて前記ロックピンに磁石を備え、先端が磁性体でできた操作棒を前記操作孔から挿入し、前記ロックピンを前記操作棒に吸着させ前記ロックピンを前記トップカバー側に引き戻し、前記蓋のロックを解除する構成も開示されている。
しかしながら、上記構成の洗濯機では、前記ロック装置に前記ロックピンと前記係止孔との係合を強制解除するために前記蓋ロック解除機構としてアームまたは磁石などの専用部品を追加して構成しなければならず、前記ロック装置全体の構成としては部品点数の増加、および組立などが煩雑になるという問題があった。
また、上述の洗濯機では、前記トップカバーの外側面に前記操作孔を形成しなければならないため、外観上好ましくないという問題があった。
本発明は、上記問題を解消するため、簡単な構成で前記蓋ロック装置の強制ロック解除が可能になるとともに、外観的に良好な洗濯機を提供することを目的とする。
本発明は、上記問題を解消するため、簡単な構成で前記蓋ロック装置の強制ロック解除が可能になるとともに、外観的に良好な洗濯機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の洗濯機は、箱状の外箱と、前記外箱の上面を覆うように設けられ洗濯物投入口を有するトップカバーと、前記外箱内に防振状態に支持された洗濯兼脱水槽と、前記トップカバーの洗濯物投入口を開閉可能に設けられた蓋と、脱水運転中に前記蓋を開放不能に保持する電動式の蓋ロック装置とを備え、前記蓋ロック装置は、通電に応じて進退するロックピンを有する構成とするとともに、前記蓋には前記ロックピンの進退に応じて挿脱する係止孔を形成し、前記ロックピンが前記係止孔に係合した状態に対し、該ロックピンの先端部を前記蓋の外方から押圧操作して前記係合状態を強制的に解除可能としたことを特徴とする(請求項1の発明)。
上記手段によれば、ロックピンが蓋側の係止孔に係合した状態に対し、前記ロックピンの先端部を閉塞状態の蓋の外方側から押圧操作して、その係合状態を強制的に解除できる。
このため、係合状態を強制解除するための専用部品を設けなくてもよく、ロック装置全体の構成としては部品点数が増加することなく簡易な構成にて提供でき、しかも従来のようにトップカバーの外側面に操作孔を形成することがないため、良好な外観を維持できる点でも有利である。
(第1の実施形態)
以下、本発明を縦型洗濯機に適用して示す第1の実施形態について、図1から図3を参照して説明する。そのうち、図2は洗濯機1の一部を破断して示す側面図、図3は洗濯機1の上面部を示す斜視図で、これらを参照して洗濯機1の全体構成につき述べる。
以下、本発明を縦型洗濯機に適用して示す第1の実施形態について、図1から図3を参照して説明する。そのうち、図2は洗濯機1の一部を破断して示す側面図、図3は洗濯機1の上面部を示す斜視図で、これらを参照して洗濯機1の全体構成につき述べる。
洗濯機1の方形箱状に形成された外箱2内部には、水の貯留が可能な有底円筒形の水槽4が上向きに開口して複数本のサスペンション5により防振状態に懸垂支持されている。この水槽4内には、水槽4と同様な形状に形成された有底円筒状の洗濯兼脱水槽6が上向きに開口して回転可能に設けられ、この洗濯兼脱水槽6には洗濯物が収納される。
洗濯兼脱水槽6の内底中央部には水及び洗濯物を攪拌する攪拌翼(パルセータ)7が正逆回転可能に取り付けられている。洗濯兼脱水槽6の周壁には、通水可能な多数の小孔8が形成され、また上端開口部にはバランサ11を設けている。
水槽4の底面には、図示しない排水口が形成されており、これには途中に排水弁9が設けられている排水ホース10の一端が接続されている。排水ホース10の他端は、洗濯機1外へ導かれている。排水弁9が開かれることにより、水槽4内の水は、排水ホース10を通り洗濯機1外へ排水される。更に、水槽4の外底裏面中央部には、図示しないが動力源であるモータ及び動力の伝達を切り換えるクラッチ機構等を備えた駆動部12が取り付けられている。駆動部12の回転動力は、前記クラッチ機構を介して攪拌翼7を回転駆動させる洗い軸13、若しくは洗濯兼脱水槽6を回転させる脱水軸14とに切り換え伝達される。
すなわち洗い運転の場合、前記クラッチ機構により洗い軸13に回転動力が伝達され、攪拌翼7を正逆回転させて洗濯物を洗う。一方、脱水運転の場合、前記クラッチ機構により脱水軸14に回転動力が伝達され、洗濯兼脱水槽6を一方向に高速回転させ、洗濯物に対し遠心脱水を行なう。
この洗濯機1の上部には、前記外箱2の上面を覆うようにトップカバー3が設けられており、図2及び図3に示すように、トップカバー3の前部及び後部には夫々操作パネル15及びバックカバー16が設けられ、トップカバー3の中央部には略円形の洗濯物投入口17が形成されている。操作パネル15とバックカバー16との間にあって洗濯物投入口17の周囲には、図2に示すように凹状の段差をなす載置部18が形成されている。蓋19は、載置部18後端部に回動中心が位置するように、載置部18に接離自在に設けられ、洗濯物投入口17を開閉する。
上述のごとく、洗濯機1の筐体は大略、外箱2及びトップカバー3により構成され、また、バックカバー16には図示しない給水弁の給水口20が設けられており、この給水口20には、図示しない外部水源たる水道の蛇口に接続されたホースが接続され、水槽4内への給水を可能にしている。
蓋19は、図2及び図3に示すように、前蓋部21と後蓋部22とを回動可能に連結して略円形状に構成され、二つ折りにすることができる。後蓋部22の後端部の左右両側に設けられた軸部23が、載置部18の左右後端部に形成された軸受部24に回動可能に軸支され(図2に右側のみ図示)、蓋19は回動可能にトップカバー3に取り付けられている。
前蓋部21は、略半円形状で前方に向かってゆるやかに下方に傾斜する凹部形状をなし、その略半円外周部には平面視して略アーチ状の前蓋カバー25が取り付けられ、この前蓋カバー25は蓋19全体の高さと略同一としている。よって蓋19は、主に、前蓋部21と、前蓋部21に取り付けられた前蓋カバー25、及び後蓋部22とにより構成される。
蓋19が載置部18上面に載置され洗濯物投入口17を閉塞した状態では、蓋19は載置部18の段差状の凹部に嵌り込んだ状態となり、トップカバー3、前蓋カバー25及び後蓋部22は、その夫々の上面は相互に略面一になるように形成されている。
前蓋部21の上面中央手前部であって、上下を前蓋カバー25と前蓋部21とに挟まれた空間部には、後壁が開放された手掛け用凹部としての手掛け部材26が配設されている。手掛け部材26は、例えばその上面開口部が前蓋カバー25の下面に固着されることにより、該手掛け部材26の上面開口部は前蓋カバー25に塞がれ、よって後方の開放側から手指を挿入して蓋19の手掛け用として機能する手掛け用凹部が形成される。
この場合、蓋19の開放操作では、手指が前蓋カバー25に掛けられることになるので、その強度を増すため、例えば手掛け部材26が上壁を有する構成としてもよいなど、適宜変更して実施できる。
しかして、後側が開放された手掛け部材26に手指を挿入し、前蓋カバー25に手指を掛け蓋19を引き上げると、前蓋部21と後蓋部22とが一体となり前記軸部23を中心に上方へ回動する。そして、蓋19が略垂直に立ち上がり、洗濯物投入口17は開放される。なお、前蓋部21と後蓋部22との連結部で折り曲げるように操作すれば、図2の二点鎖線に示すように、蓋19を二つ折りの状態にしたまま洗濯物投入口17を開放維持できる。
また、前蓋部21前端部にあって手掛け部材26の右側には磁石28(図3参照)が装着されている。この磁石28に対し、蓋19を閉塞した状態でトップカバー3側における対向する位置に、リードスイッチ等の磁気検知素子29が配設され、磁石28と磁気検知素子29とで蓋開閉検知手段27を構成している(図2参照)。この蓋開閉検知手段27は、前記磁石28の磁気を検知することに基づき、蓋19が開閉されているか否かを検知するように機能するものである。
次いで、図1も参照して蓋ロック装置30、及びその関連構成につき説明する。
図1は後述する蓋ロック装置30を含む要部を切断して示す横断平面図で、同図(a)は蓋ロック装置30のロック状態を示し、同図(b)は蓋ロック装置30のロック解除状態を示している。
図1は後述する蓋ロック装置30を含む要部を切断して示す横断平面図で、同図(a)は蓋ロック装置30のロック状態を示し、同図(b)は蓋ロック装置30のロック解除状態を示している。
図3に示すように、前蓋部21の左側にあってトップカバー3の内側に蓋ロック装置30が配設されている。この蓋ロック装置30は、洗濯機1の脱水運転中に蓋19を開放不能に保持する電動式のもので、特に図1に明示するように通電に応じて進退する後述のロックピン31を有する構成とするとともに、ロックピン31の進退に応じて挿脱する係止孔33を備える係止部材34が前蓋カバー25裏面に形成されている。なお、前記係止孔33の手掛け部材26側の端部にはテーパ状の開口縁部33aが形成されている。
この蓋ロック装置30は、洗濯兼脱水槽6が高速回転する脱水運転中の安全性を確保するために、ロックピン31を突出させ前蓋カバー25に形成された係止部材34の係止孔33に係合させることにより、蓋19を開放不能に保持し、いわゆるロック状態に保持する。
また、前蓋部21の上面中央手前部の傾斜した凹部に位置する手掛け部材26は、蓋ロック装置30のロックピン31のスライド移動方向の延長線上に配置されている。手掛け用凹部を構成する手掛け部材26の蓋ロック装置30側の側壁には、前記係止孔33と略同径の貫通孔26aが形成されている。この貫通孔26aは、ロックピン31のスライド進行方向の延長線上に対向位置して形成されている。
蓋ロック装置30は、図1に示すように、主にロックケース35、ロック用モータ36、及びプランジャ37から構成されている。
ロックケース35は、主にロック用モータ36を収納固定するモータ収納部38とプランジャ37を所定方向に案内する案内部39とを一体に備え、これらを仕切る仕切壁40が形成されている。仕切壁40には、その案内部39側壁面に後述するバネ49の端部を受ける凹状のバネ受け部40aが形成されている。
ロックケース35は、主にロック用モータ36を収納固定するモータ収納部38とプランジャ37を所定方向に案内する案内部39とを一体に備え、これらを仕切る仕切壁40が形成されている。仕切壁40には、その案内部39側壁面に後述するバネ49の端部を受ける凹状のバネ受け部40aが形成されている。
前記ロックケース35は、トップカバー3裏面側に固定されており、その左側にはロックピン31を進退させるための駆動源に相当する前記ロック用モータ36がモータ収納部38に収納固定されている。このロック用モータ36は、例えば減速ギア機構を内蔵するギアードモータからなるものであり、ロック用モータ36の回転軸41には円盤状の回転板42が回転軸41とともに回転するように固定されている。この回転板42の外周部にはピン状のカム43が備えられ、このカム43は、ロック用モータ36が駆動することに基づいて回転軸41を中心として図1(a)、(b)中の矢印で示すように円を描くように円周方向に移動する。
ロックケース35の案内部39には、後述するプランジャ37の従動板部44を案内する従動板案内部45と、プランジャ37の従動軸部46を案内する軸受部47とが形成されている。軸受部47の途中部位には、プランジャ37の進出を所定位置に止めるために、軸受部47の内側に突出するストッパ48が形成されている。ロックケース35の右端部には開口部51が形成されていて、後述するようにロック用モータ36の回転軸41の回転に基づいてロックピン31が開口部51から進退するように構成されている。
プランジャ37は、略長方形板状の従動板部44と、この従動板部44の右側に連結されていて従動板部44の下側に配設される後述するバネ49の先端部を受けるバネ挿入部50と、このバネ挿入部50の右側に連結されている従動軸部46と、この従動軸部46の右側に連結されている円柱状のロックピン31とを一体に形成した構成となっている。バネ49の先端部はプランジャ37に形成されたバネ挿入部50に挿入され、バネ49の基端部はロックケース35の仕切壁40に形成されたバネ受け部40aに配置される。このためプランジャ37はバネ49の付勢力により常に右方向に付勢される。
従動板部44には、左方に略正方形の貫通穴52が形成されており、この貫通穴52内にカム43が挿入配置されている。この貫通穴52の左内側面53は、カム43のカム面として機能するものである。図1(a)に示すように、ロックケース35の従動板案内部45及び軸受部47には、夫々プランジャ37の従動板部44及び従動軸部46がスライド可能に嵌合されており、カム43が従動板部44に形成された貫通穴52の左内側面53に常時接合した状態にある。この状態では、カム43が最も図示右側に位置しているので、バネ49で付勢された従動板部44も最も右側に移動しており、プランジャ37の従動軸部46の先端面はロックケース35の軸受部47の内側に突出するストッパ48に当接する。
この状態では、ロックピン31がロックケース35内から突出した状態に保持され、前蓋カバー25に形成された係止部材34の係止孔33にロックピン31の先端部が挿入する。このようにして、ロックピン31と係止部材34とは係合する。これらロックピン31と係止部材34との間の係合状態により前蓋部21が開放不能状態にロックされ、蓋19を開放操作不能とし、蓋ロック装置30はロック状態となる(図1(a)参照)。
次に、蓋ロック装置30のロック解除状態について図1(b)も参照して説明する。
図1(a)に示す蓋ロック装置30のロック状態から、ロック用モータ36の回転軸41を図1(a)の矢印方向に回転させたときには、同方向に回転するカム43がプランジャ37の貫通穴52の左内側面53を押圧しながら回動し、図1(b)に示す位置で停止する。この結果、プランジャ37はバネ49の付勢力に抗して左方向へスライド移動されロックピン31をロックケース35内に退避させる。このため、ロックピン31と係止部材34との係合状態は解除され、前蓋部21の開放不能状態のロック状態が解除されることに基づき蓋19の開放操作を許容し、蓋ロック装置30はロック解除状態になる(図1(b)参照)。
図1(a)に示す蓋ロック装置30のロック状態から、ロック用モータ36の回転軸41を図1(a)の矢印方向に回転させたときには、同方向に回転するカム43がプランジャ37の貫通穴52の左内側面53を押圧しながら回動し、図1(b)に示す位置で停止する。この結果、プランジャ37はバネ49の付勢力に抗して左方向へスライド移動されロックピン31をロックケース35内に退避させる。このため、ロックピン31と係止部材34との係合状態は解除され、前蓋部21の開放不能状態のロック状態が解除されることに基づき蓋19の開放操作を許容し、蓋ロック装置30はロック解除状態になる(図1(b)参照)。
ところで、ロックピン31と係止部材34とが係合状態になったところで、ロック用モータ36への通電が停止され、蓋ロック装置30はロック状態を保持する。一方、ロックピン31がロックケース35内に収納された状態になったところで、ロック用モータ36への通電が停止され、蓋ロック装置30のロック解除状態が保持される。
これら各ロック状態を検知するために、ロックケース35のモータ収納部38内にはロックスイッチ54が収納されている。ロックスイッチ54は、主に板ばね製の固定コンタクト55及び板ばね製の可動コンタクト56から構成されている。
具体的には、図1(a)に示すように、プランジャ37の従動板部44の図示下辺左端には、下方に隆起した段状のロックスイッチ操作部57が形成されている。蓋ロック装置30のロック状態では(図1(a)の状態)、このロックスイッチ操作部57が可動コンタクト56を押圧操作することに基づいて、固定コンタクト55と可動コンタクト56とが接触し導通する。このようにして、蓋ロック装置30が、ロック状態であることを、図示しない制御装置にロックスイッチ54から電気信号を送ることで検知される。
一方、蓋ロック装置30のロック解除状態では(図1(b)の状態)、ロックスイッチ操作部57が可動コンタクト56から離間し、可動コンタクト56の板ばねの復元力により、可動コンタクト56と固定コンタクト55とは離間し断電する。このようにして、蓋ロック装置30がロック状態にないこと(解除状態であること)を、前記制御装置はロックスイッチ54からの電気信号が入力されないことにより検知される。
このように、ロックスイッチ54は、ロックピン31の進退、ひいては蓋ロック装置30のロック状態若しくはロック解除状態を検知するものであり、蓋ロック装置30のロック状態若しくはロック解除状態により、オン若しくはオフされる。
次に、例えば脱水運転中に停電するなど何らかの原因でロックピン31が係止部材34に係合されたままの状態になることが考えられ、この場合、蓋19を開放することができず、洗濯兼脱水槽6内に洗濯物が収容されたままの状態では問題がある。そこで、蓋ロック装置30のロック状態を示す図1(a)を参照して、蓋ロック装置30のロックピン31と係止部材34との係合を手動操作により強制的に解除する手段について説明する。
図1(a)に示すように、前蓋部21の上方から手掛け部材26の蓋ロック装置30側の側壁(左側)に形成された貫通孔26aに二点鎖線で示すロック解除棒58(例えば、割り箸などの棒状のものであればよい)を差し込み左横方向へスライドさせると、係止部材34の係止孔33に挿入されているロックピン31の先端に当接する。更にロック解除棒58を左横方向へ押圧操作すると、ロックピン31は蓋ロック装置30のバネ49の付勢力に抗して左横方向へスライド移動し係止孔33から抜け出るに至り、もって係合状態は解かれ蓋19のロック状態が解除される。このロック解除棒58を押圧した状態のまま、前蓋部21を持ち上げれば蓋19は開放される。その後、ロック解除棒58を手掛け部材26内の貫通孔26aから引き抜けばよい。
このように、ロック解除棒58を左横方向へ押圧操作した場合、貫通穴52も左横方向へスライド移動し、カム43がこの貫通穴52の右内側面53aに当接する。このことにより、図1(a)中の二点鎖線で示すように、プランジャ37の左横方向へのスライド移動が規制される。
なお、係止部材34の手掛け部材26側の端面に形成されたテーパ状の開口縁部33aは、ロック解除棒58を係止孔33に挿入し易く導くために形成されている。このため、手掛け部材26内の貫通孔26aにロック解除棒58を差し込み、ロック解除棒58の移動方向が若干ずれていたとしても、ロック解除棒58の先端がテーパ状の開口縁部33aに当接すれば、この開口縁部33aがロック解除棒58の先端をロックピン31の先端へと誘導するため、容易にロック解除棒58によりロックピン31の先端を押圧操作することができ、蓋ロック装置30を手動操作により強制的に容易にロック解除することができる。
以上のことから、本実施形態に係る洗濯機1は、以下の効果を有する。
蓋19の開放不能なロック状態で停電などして通常操作による蓋ロック装置30のロック解除ができなくなった場合、蓋19(前蓋部21)に設けられた手掛け部材26内の側壁に形成された貫通孔26aにロック解除棒58を差し込み、このロック解除棒58を横方向にスライドする押圧操作だけで、手動で簡単にロックピン31を係止孔33から抜くことができ、蓋ロック装置30のロック解除を容易に行うことができる。このため、蓋19を開放して、洗濯兼脱水槽6内の洗濯物を取り出すことができる。また、蓋ロック装置30に対し、ロックピン31と係止部材34との係合状態を強制解除するための専用部品を設けなくてもよく、蓋ロック装置30全体の構成として部品点数が増加することなく簡易な構成にて提供でき、しかも組立などが煩雑になることがない。加えて、手掛け部材26内に貫通孔26aを形成したため、外部から貫通孔26aが見えないため、洗濯機1全体として良好な外観を維持できる点でも有利である。
蓋19の開放不能なロック状態で停電などして通常操作による蓋ロック装置30のロック解除ができなくなった場合、蓋19(前蓋部21)に設けられた手掛け部材26内の側壁に形成された貫通孔26aにロック解除棒58を差し込み、このロック解除棒58を横方向にスライドする押圧操作だけで、手動で簡単にロックピン31を係止孔33から抜くことができ、蓋ロック装置30のロック解除を容易に行うことができる。このため、蓋19を開放して、洗濯兼脱水槽6内の洗濯物を取り出すことができる。また、蓋ロック装置30に対し、ロックピン31と係止部材34との係合状態を強制解除するための専用部品を設けなくてもよく、蓋ロック装置30全体の構成として部品点数が増加することなく簡易な構成にて提供でき、しかも組立などが煩雑になることがない。加えて、手掛け部材26内に貫通孔26aを形成したため、外部から貫通孔26aが見えないため、洗濯機1全体として良好な外観を維持できる点でも有利である。
また、上述の実施形態では、手掛け部材26の内部凹所に貫通孔26aを形成したが、これに限らず、例えば手掛け部材26内の同位置に貫通孔26aを形成する代わりに簡単に破断可能な薄肉部を形成してもよいし、或いは貫通孔26aを形成した後にシール部材で貫通孔26aを塞ぐ構成としてもよい。また、上記薄肉部を破断するのではなく、一端を連続した形態として回動可能な構成としてもよい。
なお、上述の実施形態では、ロックピン31のスライド進行方向の延長線上に対向位置して手掛け部材26内に貫通孔26aを形成したが、この対向位置に限ることはなく、例えば、係止部材34と係合状態にあるロックピン31の先端部をロックピン31のスライド進行方向に対して斜め方向からロック解除棒58により押圧操作できる位置の手掛け部材26内に貫通孔を形成してもよい。
また、上述の実施形態では、手掛け部材26内に貫通孔26aを形成したが、これに限らず、例えば傾斜する前蓋部21と前蓋カバー25との空間に係止部材34を隠蔽する形態で配設し、この前蓋部21と前蓋カバー25との空間が後方に開放した形態とし、この開放部位から指若しくは棒状体を挿入し、蓋ロック装置30のロックピン31の先端を押圧操作することにより、ロックピン31を係止部材34に形成された係止孔33内から押し出すようにしてもよい。この場合、前蓋カバー25そのものが手掛け部材(手掛け用凹部)として利用することも可能である。
更には、蓋19を構成する前蓋部21及び前蓋カバー25を透明部材により形成することで、ロック解除棒58によるロックピン31の押圧操作を一層容易にすることができ、或いは蓋19の意匠性を考慮して操作に必要な部分のみ透明にする構成としてもよい。
(第2の実施形態)
以下、本発明を縦型洗濯機に適用して示す第2の実施形態について、図4、図5を参照して説明する。図4は第2の実施形態に係る洗濯機61の平面図であり、図5は蓋ロック装置30近傍の要部を示す縦断側面図である。上記第1の実施形態と実質的に同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる点について詳細に述べる。この第2の実施形態では、蓋19の手掛け部材62に形成された貫通孔62aの形状に特徴を有するもので、上記第1の実施形態に対し特に貫通孔26aの形状につき異なるものである。
以下、本発明を縦型洗濯機に適用して示す第2の実施形態について、図4、図5を参照して説明する。図4は第2の実施形態に係る洗濯機61の平面図であり、図5は蓋ロック装置30近傍の要部を示す縦断側面図である。上記第1の実施形態と実質的に同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる点について詳細に述べる。この第2の実施形態では、蓋19の手掛け部材62に形成された貫通孔62aの形状に特徴を有するもので、上記第1の実施形態に対し特に貫通孔26aの形状につき異なるものである。
図4、図5に示すように、前蓋部21の上面中央手前部であって、上下を前蓋カバー25と前蓋部21とに挟まれた空間部には、後壁(後方)が開放された手掛け用凹部としての手掛け部材62が配設され、手掛け部材62は、その上面開口部が前蓋カバー25の下面に固着されることにより、手掛け部材62の上面開口部が前蓋カバー25に塞がれ、もって後方から手指を挿入可能な蓋19の手掛け用として機能する手掛け用凹部が形成される。
この手掛け用凹部を構成する手掛け部材62の蓋ロック装置30側の側壁には、蓋ロック装置30側へ向かう筒状の透孔形状とした貫通孔62aが形成されている。この貫通孔62aは、前蓋カバー25の裏面に設けられた係止部材34に形成された係止孔33の近くまで延設されている。この貫通孔62aは、ロックピン31のスライド進行方向の延長線上に対向位置するように手掛け部材62の蓋ロック装置30側の側壁に形成されている。
第1の実施形態と同様に、本実施形態に係る蓋ロック装置30のロック状態を手動操作により強制的に解除する手段について以下に説明する。
図4に示すように、後方の開放部位から手掛け部材62内の左側壁に形成された貫通孔62aにロック解除棒58を差し込み、左横方向へスライドさせる。ロック解除棒58の左先端は、筒状をなす貫通孔62aがガイド機能を有することから該貫通孔62a内をスムースに案内され、係止部材34の係止孔33に向けて的確に案内されロックピン31の先端部に当接する。そして、更にロック解除棒58を左横方向へ押圧操作すれば、蓋ロック装置30のバネ49の付勢力に抗してロックピン31が左横方向へスライド移動し係止孔33から抜け出て、蓋19のロック状態が解除され、この状態のまま前蓋部21を持ち上げれば、蓋19を開放できる。その後、ロック解除棒58を手掛け部材62内から引き抜けばよい。
図4に示すように、後方の開放部位から手掛け部材62内の左側壁に形成された貫通孔62aにロック解除棒58を差し込み、左横方向へスライドさせる。ロック解除棒58の左先端は、筒状をなす貫通孔62aがガイド機能を有することから該貫通孔62a内をスムースに案内され、係止部材34の係止孔33に向けて的確に案内されロックピン31の先端部に当接する。そして、更にロック解除棒58を左横方向へ押圧操作すれば、蓋ロック装置30のバネ49の付勢力に抗してロックピン31が左横方向へスライド移動し係止孔33から抜け出て、蓋19のロック状態が解除され、この状態のまま前蓋部21を持ち上げれば、蓋19を開放できる。その後、ロック解除棒58を手掛け部材62内から引き抜けばよい。
以上のことから、本実施形態に係る洗濯機61は以下の効果を有する。
ロック解除棒58はガイド機能を有する筒状の貫通孔62aに案内され、確実に係止部材34に係合されたロックピン31の先端を押圧操作することができ、容易に蓋ロック装置30のロック状態を手動操作により強制解除することができる。
ロック解除棒58はガイド機能を有する筒状の貫通孔62aに案内され、確実に係止部材34に係合されたロックピン31の先端を押圧操作することができ、容易に蓋ロック装置30のロック状態を手動操作により強制解除することができる。
(第3の実施形態)
以下、本発明を縦型洗濯機に適用して示す第3の実施形態について、図6を参照して説明する。図6は図5相当図で上記第1の実施形態と実質的に同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる点について詳細に述べる。この第3の実施形態では、蓋ロック装置30のロック状態を解除する棒状体75(後述する)を常備した構成とした点で、上記第1の実施形態のものと異なる。
以下、本発明を縦型洗濯機に適用して示す第3の実施形態について、図6を参照して説明する。図6は図5相当図で上記第1の実施形態と実質的に同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる点について詳細に述べる。この第3の実施形態では、蓋ロック装置30のロック状態を解除する棒状体75(後述する)を常備した構成とした点で、上記第1の実施形態のものと異なる。
前蓋部21の上面中央手前部であって、上下を前蓋カバー25と前蓋部21とに挟まれた空間部には、後壁が開放された手掛け用凹部となる手掛け部材72が配設され、手掛け部材72は、図6に示すように、その上面開口部が前蓋カバー25の下面に固着されることにより、手掛け部材72の上面開口部が前蓋カバー25に塞がれ、もって後方から手指を挿入可能な蓋19の手掛け用として機能する手掛け用凹部が形成される。
この手掛け用凹部を構成する手掛け部材72の蓋ロック装置30側の左側壁には、蓋ロック装置30側へ向かう筒状の透孔形状としてガイド機能を有する貫通孔72aが形成されている。この貫通孔72aは、ロックピン31のスライド進行方向の延長線上に対向位置して形成され、その貫通孔72aの手掛け部材72側の端部にはテーパ状の開口縁部72bが形成されている。
ロックピン31の進退に応じて挿脱する係止孔73を備える係止部材74が前蓋カバー25裏面に形成されている。係止孔73は、ロックピン31が係止部材74と係合状態にあるときの係止孔73にロックピン31が挿入されている寸法より長く形成されている。
図6に示すように、貫通孔72aと係止孔73とには一本の棒状体75が左右にスライド可能に挿入されている。この棒状体75には左右両側に鍔状の抜け止め部75a、75bが形成されている。係止孔73側に形成されている抜け止め部75aにより、棒状体75は、左横方向へのスライド移動が所定距離に規制される。貫通孔72a側に形成されている抜け止め部75bにより、棒状体75は、右横方向へのスライド移動が所定距離に規制される。このようにして、棒状体75は貫通孔72aと係止孔73との間に常時抜け止め状態に取着保持される。
抜け止め部75bが貫通孔72aの端部に当接された状態では、棒状体75の左端部は係止孔73の右端部に挿入された状態になり、このときロックピン31も挿入された状態に保持可能である。一方、抜け止め部75aが係止孔73の右側端部に当接された状態では、ロックピン31は係止孔73内には挿入保持されず、該係止孔73から抜け出た状態になる。
第1の実施形態と同様に、本実施形態に係る蓋ロック装置30のロック状態を手動操作により強制的に解除する手段について以下に説明する。
図6に示すように、手掛け部材72内に形成されているテーパ状の開口縁部72bより手掛け部材72側に突出している棒状体75を指先で左横方向へ押圧操作すれば、棒状体75の左先端がロックピン31に当接し、蓋ロック装置30のバネ49の付勢力に抗してロックピン31が左横方向へスライド移動し係止孔73から抜け出て、蓋ロック装置30が強制的にロック解除される。この状態のまま前蓋部21を持ち上げれば、蓋19を開放できる。
図6に示すように、手掛け部材72内に形成されているテーパ状の開口縁部72bより手掛け部材72側に突出している棒状体75を指先で左横方向へ押圧操作すれば、棒状体75の左先端がロックピン31に当接し、蓋ロック装置30のバネ49の付勢力に抗してロックピン31が左横方向へスライド移動し係止孔73から抜け出て、蓋ロック装置30が強制的にロック解除される。この状態のまま前蓋部21を持ち上げれば、蓋19を開放できる。
以上のことから、本実施形態に係る洗濯機71は以下の効果が得られる。
使用者は、蓋ロック装置30のロック状態を手動操作により強制的に解除する際、テーパ状の開口縁部72bより突出している棒状体75を指先で左横方向へ押圧操作するだけで、工具など道具を用いる必要はなく、蓋ロック装置30のロック状態を強制解除することができる。
使用者は、蓋ロック装置30のロック状態を手動操作により強制的に解除する際、テーパ状の開口縁部72bより突出している棒状体75を指先で左横方向へ押圧操作するだけで、工具など道具を用いる必要はなく、蓋ロック装置30のロック状態を強制解除することができる。
(第4の実施形態)
以下、本発明を縦型洗濯機に適用して示す第4の実施形態について、図7、図8、図9を参照して説明する。図7は第4の実施形態に係る図5相当図で、図8、図9は蓋ロック装置30のロック状態を解除する操作手順を示す洗濯機81の平面図である。上記第1の実施形態と実質的に同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる点について詳細に述べる。この第4の実施形態では、蓋19の手掛け部材82に第1の貫通孔82a、第2の貫通孔82bを形成した構成が、上記第1の実施形態のものと主に異なる点である。
以下、本発明を縦型洗濯機に適用して示す第4の実施形態について、図7、図8、図9を参照して説明する。図7は第4の実施形態に係る図5相当図で、図8、図9は蓋ロック装置30のロック状態を解除する操作手順を示す洗濯機81の平面図である。上記第1の実施形態と実質的に同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる点について詳細に述べる。この第4の実施形態では、蓋19の手掛け部材82に第1の貫通孔82a、第2の貫通孔82bを形成した構成が、上記第1の実施形態のものと主に異なる点である。
図7、図8、図9に示すように、前蓋部21の上面中央手前部であって、上下を前蓋カバー25と前蓋部21とに挟まれた空間部には、後壁が開放された手掛け用凹部となる手掛け部材82が配設され、手掛け部材82は、その上面開口部が前蓋カバー25の下面に固着されることにより、手掛け部材82の上面開口部が前蓋カバー25に塞がれ、もって後方から手指を挿入可能な蓋19の手掛け用として機能する手掛け用凹部が形成される。
この手掛け用凹部を構成する手掛け部材82の左右両側壁面には夫々第1の貫通孔82a、第2の貫通孔82bが形成され、第1の貫通孔82a、第2の貫通孔82bはロックピン31のスライド方向の延長線上に対向位置している。
第1の実施形態と同様に、本実施形態に係る蓋ロック装置30のロック状態を手動操作により強制的に解除する手段について以下に説明する。
図8に示すように、前蓋部21の上方から手掛け用凹部を構成する手掛け部材82の右側壁に形成された第2の貫通孔82bにロック解除棒83の一端を差し込んだ後(図8中矢印A方向)、ロック解除棒83の他端を手掛け部材82内に入れ(図8中矢印B方向)、その後、図9に示すように、ロック解除棒83の他端を手掛け部材82の左側壁に形成された第1の貫通孔82aに差し込み、ロック解除棒83を左横方向にスライド移動させる(図7、図9中矢印C方向)。
図8に示すように、前蓋部21の上方から手掛け用凹部を構成する手掛け部材82の右側壁に形成された第2の貫通孔82bにロック解除棒83の一端を差し込んだ後(図8中矢印A方向)、ロック解除棒83の他端を手掛け部材82内に入れ(図8中矢印B方向)、その後、図9に示すように、ロック解除棒83の他端を手掛け部材82の左側壁に形成された第1の貫通孔82aに差し込み、ロック解除棒83を左横方向にスライド移動させる(図7、図9中矢印C方向)。
ロック解除棒83の先端は、係止部材34の係止孔33に挿入されたロックピン31の先端に当接する。ロック解除棒83を更に左横方向に押圧操作すれば、蓋ロック装置30のバネ49の付勢力に抗してロックピン31が左横方向へスライド移動し係止孔33から抜け出て、蓋19のロックが解除され、この状態のまま前蓋部21を持ち上げれば、蓋19を開放することができる。
以上のことから、本実施形態に係る洗濯機81は以下の効果を有する。
使用者は、上記したようにロック解除棒83を離間した第1の貫通孔82a及び、第2の貫通孔82bに挿入することで、ロック解除棒83をロックピン31のスライド方向の延長線上に対向位置させることができ、いわゆる位置決めができる。このため、ロック解除棒83を第1の貫通孔82a、第2の貫通孔82bに挿入した状態で左横方向にスライド移動させれば、係止部材34に係合したロックピン31の先端にロック解除棒83を容易且つ確実に当接させることができ、更にロック解除棒83を左横方向に押圧操作すれば、蓋ロック装置30のロック状態を強制的に解除することができる。
使用者は、上記したようにロック解除棒83を離間した第1の貫通孔82a及び、第2の貫通孔82bに挿入することで、ロック解除棒83をロックピン31のスライド方向の延長線上に対向位置させることができ、いわゆる位置決めができる。このため、ロック解除棒83を第1の貫通孔82a、第2の貫通孔82bに挿入した状態で左横方向にスライド移動させれば、係止部材34に係合したロックピン31の先端にロック解除棒83を容易且つ確実に当接させることができ、更にロック解除棒83を左横方向に押圧操作すれば、蓋ロック装置30のロック状態を強制的に解除することができる。
(他の実施形態)
本発明を適用した上記各実施形態は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実施できる。例えば、上記した各実施形態は、本発明を洗濯兼脱水槽の回転軸が鉛直となる縦型洗濯機に適用した例を示したが、これに限ることはなく、洗濯兼脱水槽の回転軸が横方向になるように回転させるいわゆるドラムを備えた洗濯機にも適用することができるとともに、乾燥機能が付加された洗濯乾燥機にも適用することができる。
本発明を適用した上記各実施形態は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実施できる。例えば、上記した各実施形態は、本発明を洗濯兼脱水槽の回転軸が鉛直となる縦型洗濯機に適用した例を示したが、これに限ることはなく、洗濯兼脱水槽の回転軸が横方向になるように回転させるいわゆるドラムを備えた洗濯機にも適用することができるとともに、乾燥機能が付加された洗濯乾燥機にも適用することができる。
また、上記した各実施形態では、蓋ロック装置30が前蓋部21の左側に配設される例を示したが、これに限ることはなく、蓋ロック装置30が前蓋部21の右側に配設されていてもよい。
また、上記した各実施形態では、ギアードモータからなるロック用モータ36を駆動源とした蓋ロック装置30を用いた例を示したが、これに限ることはなく、蓋ロック装置は、ソレノイドからなるものであってもよいし、その他、種々のモータを駆動源にしてもよい。
また、上記した各実施形態では、係止部材34を前蓋カバー25の裏面に形成した例を示したが、これに限ることはなく、蓋19を構成する前蓋部21側に係止部材34を形成する構成としてもよい。
図面中、1、61、71、81は洗濯機、2は外箱、3はトップカバー、6は洗濯兼脱水槽、17は洗濯物投入口、19は蓋、26、62、72、82は手掛け部材(手掛け用凹部)、26a、62a、72aは貫通孔、30は蓋ロック装置、31はロックピン、33、73は係止孔、75は棒状体、75aは抜け止め部、75bは抜け止め部、82aは第1の貫通孔、82bは第2の貫通孔を示す。
Claims (5)
- 箱状の外箱と、
前記外箱の上面を覆うように設けられ洗濯物投入口を有するトップカバーと、
前記外箱内に防振状態に支持された洗濯兼脱水槽と、
前記トップカバーの洗濯物投入口を開閉可能に設けられた蓋と、
脱水運転中に前記蓋を開放不能に保持する電動式の蓋ロック装置とを備え、
前記蓋ロック装置は、通電に応じて進退するロックピンを有する構成とするとともに、前記蓋には前記ロックピンの進退に応じて挿脱する係止孔を形成し、
前記ロックピンが前記係止孔に係合した状態に対し、該ロックピンの先端部を前記蓋の外方から押圧操作して前記係合状態を強制的に解除可能としたことを特徴とする洗濯機。 - 蓋に設けた係止孔に向かって形成された貫通孔を備え、該貫通孔は前記蓋を開閉する際に手指を掛ける手掛け用凹部の側壁に形成したことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
- 手掛け用凹部の貫通孔は、筒状の透孔形状としたことを特徴とする請求項2記載の洗濯機。
- 蓋に設けた係止孔に向かって形成された貫通孔を備え、該貫通孔は前記蓋を開閉する際に手指を掛ける手掛け用凹部の左右側壁に夫々形成したことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
- 蓋の係止孔と、手掛け用凹部の貫通孔との間に、棒状体を抜け止め状態に保持したことを特徴とする請求項2記載の洗濯機。
Priority Applications (1)
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JP2009120896A JP2010268841A (ja) | 2009-05-19 | 2009-05-19 | 洗濯機 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020103957A (ja) * | 2020-03-23 | 2020-07-09 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 洗濯機 |
-
2009
- 2009-05-19 JP JP2009120896A patent/JP2010268841A/ja active Pending
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JP2020103957A (ja) * | 2020-03-23 | 2020-07-09 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 洗濯機 |
JP7185654B2 (ja) | 2020-03-23 | 2022-12-07 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 洗濯機 |
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