JP2010268492A - 画像出力システム、画像生成装置および画像生成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】多視点画像として記録された画像データから、鑑賞に適した単視点画像を出力する。
【解決手段】多視点画像を構成する左または右の立体表示領域内に、所望のプリント用紙サイズのアスペクト比に適合する印刷領域を指定する。例えば、左の立体表示領域のうち、(32,32)〜(620,940)を対角点とする矩形領域を印刷領域として指定する。図示しない十字ボタンやOKキーの操作を介して「ハガキ」、「B6」、「A4」などの用紙サイズを指定させ、指定された用紙サイズのアスペクト比を左または右の立体表示領域内で最大限確保する内接矩形領域を自動的に印刷領域としてもよい。そして、画像ファイルのヘッダ部分に設けられた印刷情報の格納領域に、印刷領域の座標などを含む印刷情報を格納する。印刷情報は、汎用的なフォーマットで記述されることが好ましい。
【選択図】 図4
【解決手段】多視点画像を構成する左または右の立体表示領域内に、所望のプリント用紙サイズのアスペクト比に適合する印刷領域を指定する。例えば、左の立体表示領域のうち、(32,32)〜(620,940)を対角点とする矩形領域を印刷領域として指定する。図示しない十字ボタンやOKキーの操作を介して「ハガキ」、「B6」、「A4」などの用紙サイズを指定させ、指定された用紙サイズのアスペクト比を左または右の立体表示領域内で最大限確保する内接矩形領域を自動的に印刷領域としてもよい。そして、画像ファイルのヘッダ部分に設けられた印刷情報の格納領域に、印刷領域の座標などを含む印刷情報を格納する。印刷情報は、汎用的なフォーマットで記述されることが好ましい。
【選択図】 図4
Description
本発明は多視点画像の撮影ないし多視点画像ならびに単視点画像の出力に関する。
特許文献1によると、投影レンズにより結像された被写体像をCCD撮像素子により光電変換するカメラ本体と、レンズの前段に配置され、視差に応じた異なる位置で被写体からの光を受光して撮像素子の異なる領域に導くステレオアダプタとを備えた多眼式ステレオ画像の撮像装置において、撮像素子の出力に基づく被写体画像信号に対してトリミングを行うことで、撮像領域の中に1つの多眼式ステレオ画像の構成要素である複数のモノキュラ画像に対応した複数の撮影画枠を設定し、撮影画枠に対応して得られた複数のモノキュラ画像に基づいて、ステレオ画像取り扱いフォーマットに従った構造化ステレオ画像を生成する。
特許文献2によると、利用者の注文コマンドを受信し、顧客のデジタル画像の貯蔵及び処理をし、プリント操作の品質制御を行うグローバルラボソフトウェア(以下GLS)を含む。GLSは、新規な入力/出力装置の追加を許容し、様々な国々の言語サポートを提供できるような順応性がある。GLSは、ネットワークに接続加能で、画像センターに顧客のデジタル画像を貯蔵することができ、多様な種類のサービスを提供する様々な入力/出力装置にデジタル画像ファイルを出力することができる。
多視点画像を記録した画像データをそのまま印刷データに変換しても、鑑賞に不向きな印刷物が得られる可能性が高い。特に、特許文献1のように、多視点画像を1つの画像に合成して記録した場合、印刷媒体に左右の視点画像の双方が印刷されてしまう。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、多視点画像として記録された画像データから、鑑賞に適した単視点画像を出力することを目的とする。
本発明に係る画像出力システムは、複数の異なる視点からの画像を撮像する撮像部を有し、複数の異なる視点の画像からなる多視点画像を生成する画像生成部であって、前記多視点画像を単一の合成画像として生成する画像生成部と、前記撮像部による撮像が行われると、前記画像生成部により生成された前記合成画像を単一の画像ファイルに記録するとともに、前記合成画像のうち単視点画像としてプリント出力すべき領域を示す出力情報を汎用のフォーマットで前記画像ファイルとは別のファイルに記録し、前記画像ファイルと前記別のファイルとを関連づけて所定の記録媒体に記録する記録部と、前記所定の記録媒体に記録された前記別のファイルの出力情報と該別のファイルに関連づけられた前記画像ファイルとに基づいて、前記単視点画像を出力するプリンタと、を備える。
この発明によると、前記撮像部による撮像が行われると、複数の異なる視点の画像からなる多視点画像が単一の合成画像として生成され、この合成画像は単一の画像ファイルとして記録されるとともに、前記合成画像のうち単視点画像としてプリント出力すべき領域を示す出力情報が汎用のフォーマットで前記画像ファイルと関連付けられて別のファイルに記録される。そして、前記プリンタは、前記別のファイルの出力情報と該別のファイルに関連づけられた前記画像ファイルとに基づいて前記単視点画像を出力する。すなわち、前記プリンタは、前記汎用のフォーマットに記録された別のファイルの出力情報に基づいて、対応する画像ファイルの合成画像からプリント出力すべき領域の画像(単視点画像)を切り出してプリント出力することができ、これにより多視点画像が単一の合成画像として記録された立体表示用の画像ファイルであっても、通常の平面(2次元)画像をプリント出力することができるプリンタをそのまま適用することができる。
本発明に係る画像生成装置は、複数の異なる視点からの画像を撮像する撮像部を有し、複数の異なる視点の画像からなる多視点画像を生成する画像生成部であって、前記多視点画像を単一の合成画像として生成する画像生成部と、前記撮像部による撮像が行われると、前記画像生成部により生成された前記合成画像を単一の画像ファイルに記録するとともに、前記合成画像のうち単視点画像としてプリント出力すべき領域を示す出力情報を汎用のフォーマットで前記画像ファイルとは別のファイルに記録し、前記画像ファイルと前記別のファイルとを関連づけて所定の記録媒体に記録する記録部と、を備える。
本発明に係る画像生成方法は、複数の異なる視点からの画像を撮像部により撮像し、複数の異なる視点の画像からなる多視点画像を生成するステップであって、前記多視点画像を単一の合成画像として生成するステップと、前記撮像部による撮像が行われると、前記生成された前記合成画像を単一の画像ファイルに記録するとともに、前記合成画像のうち単視点画像としてプリント出力すべき領域を示す出力情報を汎用のフォーマットで前記画像ファイルとは別のファイルに記録し、前記画像ファイルと前記別のファイルとを関連づけて所定の記録媒体に記録するステップと、を含む。
この発明によると、多視点画像が合成された単一の合成画像を多視点画像として出力可能な装置では、前記画像ファイルに基づいて多視点画像(立体画像)を出力することができるし、多視点画像の出力ができなくても、単視点画像を出力可能なプリンタであれば、別のファイルの汎用フォーマットの出力情報に基づいて前記画像ファイルの合成画像から単視点画像を切り出してプリント出力することができる。
<第1実施形態>
図1は本発明の好ましい実施形態に係るデジタルカメラ10の構成図である。デジタルカメラ10は、撮像部20、信号処理部23、AE/AF制御部40、画像処理部60、表示部100、撮影モード選択部110およびレリーズスイッチ114を含む。また、デジタルカメラ10は、各ブロックを統括制御するシステム制御部62、バッファメモリ68、メディア駆動部74、通信I/F部80を有する。
図1は本発明の好ましい実施形態に係るデジタルカメラ10の構成図である。デジタルカメラ10は、撮像部20、信号処理部23、AE/AF制御部40、画像処理部60、表示部100、撮影モード選択部110およびレリーズスイッチ114を含む。また、デジタルカメラ10は、各ブロックを統括制御するシステム制御部62、バッファメモリ68、メディア駆動部74、通信I/F部80を有する。
デジタルカメラ10の前段には、視差に応じた異なる位置で被写体からの光を受光して撮像素子30の異なる領域に導くアダプタ200が接続されている。
撮像部20は、被写体像を結像する撮影レンズ22、撮影レンズ22からの被写体像を画像信号に光電変換する撮像素子30などを含む。撮影レンズ22は、フォーカスレンズやズームレンズ等からなる。
この構成により、被写体像が撮像素子30の受光面上に結像する。結像した被写体像の光量に応じ、撮像素子30の各センサエレメント(図示せず)に電荷が蓄積される(以下その電荷を「蓄積電荷」という)。蓄積電荷は、リードゲートパルスによってシフトレジスタ(図示せず)に読み出され、レジスタ転送パルスによって電圧信号として順次読み出される。
デジタルカメラ10は一般に電子シャッタ機能を有するので、機械式シャッタは必須ではない。電子シャッタ機能を実現するために、撮像素子30にシャッタゲートを介してシャッタドレインが設けられる。シャッタゲートを駆動すると蓄積電荷がシャッタドレインに掃き出される。シャッタゲートの制御により、各センサエレメントに電荷を蓄積するための時間、すなわちシャッタスピードが制御できる。
撮像素子30から出力される電圧信号、すなわちアナログ信号はA/D変換部21に出力される。A/D変換部21は、アナログ画像信号をデジタルの画像データに変換し、信号処理部23へ出力する。
信号処理部23は、入力された画像データに対してゲイン調整、色補正、γ補正、Y/C変換等の各種処理を行う。
AE/AF制御部40は、レリーズスイッチ114の押下に応じ、撮像素子30の蓄積電荷から得られたデータに基づき、被写体までの距離および被写体の輝度を測定する。
AE/AF制御部40は、ズームスイッチ(ワイドボタン及びテレボタンを含む)から指示されたズーム倍率等の撮影条件に基づき、撮影レンズ22のズーム倍率とピントの調整を行う。
AE/AF制御部40は、1画像フレームのRGBのデジタル信号積算値、すなわちAE情報に基づいて絞り値とシャッタスピードを決定し、決定された値にしたがい、それぞれ絞り量の調整とシャッタの開閉を行う。
また、AE/AF制御部40は、ユーザが映像の取込を指示したとき、撮像素子30に電荷蓄積を開始させ、測光データから計算されたシャッタ時間の経過後、蓄積電荷が信号処理部23へ出力される。
画像処理部60は、信号処理部23からのデジタル画像データにYC変換を施し、輝度信号Yと色差(クロマ)信号B−Y、R−Yを生成する。輝度信号と色差信号はシステム制御部62によってバッファメモリ68に一旦格納される。システム制御部62はバッファメモリ68から順次輝度信号と色差信号を読み出して圧縮する。こうして圧縮されたデータ(以下単に「圧縮データ」という)は、メディア駆動部74を介して記録メディア76へ書き込まれる。
バッファメモリ68は一般にDRAMのように比較的安価で容量の大きなメモリで構成される。バッファメモリ68は、撮像部20から出力されたデータを格納するフレームメモリとしての機能、各種プログラムをロードするシステムメモリとしての機能、その他ワークエリアとしての機能をもつ。
画像処理部60はさらにエンコーダをもつ。エンコーダは輝度信号と色差信号を入力し、これらをビデオ信号(NTSCやPAL信号)に変換し、表示部100に出力する。
メディア駆動部74は、記録メディア76に認められる信号仕様にしたがい、必要な信号の生成、論理変換、または電圧変換などを行う。デジタルカメラ10は、前述の記録メディア76として、例えばPCMCIA準拠の標準的なI/Oカードをサポートしてもよい。その場合、メディア駆動部74は、PCMCIA用バス制御LSIなどで構成してもよい。
通信I/F部80は、デジタルカメラ10がサポートする通信仕様、たとえばUSB、RS−232C、イーサネット(登録商標)などの仕様に応じたプロトコル変換等の制御を行う。通信I/F部80は、必要に応じてドライバICを含み、ネットワークを含む外部機器とコネクタを介して通信する。そうした標準的な仕様のほかに、例えば後述のプリンタ300、ゲーム機等の外部機器との間で独自のI/Fによるデータ送受信を行う構成としてもよい。
表示部100は、LCDモニタを有し、例えば2インチ程度の大きさでカメラ背面に設けられ、現在の撮影や再生のモード、撮影や再生のズーム倍率、電池残量、日時、モード設定のための画面、被写体画像などを表示する。さらに、表示部100は、画質(FINE/NORMAL/BASICなど)、ストロボ発光/発光禁止、標準撮影可能枚数、画素数、電池容量などの情報をユーザからの指示に応じて表示する。
撮影モード選択部110は、ユーザがデジタルカメラ10の撮影モードなどを設定または指示するために必要な機構および電気部材を含む。
レリーズスイッチ114は、半押しと全押しの二段階押し込み構造になっている。一例として、半押しでAFおよびAEがロックし、全押しで撮影画像の取込が行われ、必要な信号処理、データ圧縮等の後、バッファメモリ68、記録メディア76等に記録される。
以上の構成による主な動作は以下の通りである。まずデジタルカメラ10の電源スイッチがオンされ、カメラ各部に電力が供給される。システム制御部62は、撮影モード選択部110の状態を読み込むことで、デジタルカメラ10が撮影モードにあるか再生モードにあるかを判断する。
デジタルカメラ10が撮影モードにあるとき、システム制御部62はレリーズスイッチ114の半押し状態を監視する。半押し状態が検出されたとき、システム制御部62は、撮像素子30の蓄積電荷からそれぞれ測光データと測距データとを得ることをAE/AF制御部40に指示する。得られたデータに基づいてAE/AF制御部40が動作し、撮影レンズ22のピント、絞りなどの調整が行われる。
調整が完了すると、表示部100に「スタンバイ」などの文字を表示してユーザにその旨を伝え、つづいてレリーズスイッチ114の全押し状態を監視する。レリーズスイッチ114が全押しされると、所定のシャッタ時間をおいてシャッタが閉じられ、撮像素子30の蓄積電荷が信号処理部23へ掃き出される。
信号処理部23による処理の結果生成されたデジタル画像データは一旦バッファメモリ68へ格納され、この後画像処理部60とシステム制御部62で処理を受け、メディア駆動部74を経由して記録メディア76へ記録される。記録された画像は、フリーズされた状態でしばらく表示部100に表示され、ユーザは撮影画像を知ることができる。
一方、デジタルカメラ10が再生モードの場合、システム制御部62は、システム制御部62を介してバッファメモリ68から最後に撮影した映像を読み出し、これを表示部100のLCDモニタに再生する。この状態でユーザがボタン操作にて「順送り」、「逆送り」を指示すると、現在表示している映像の前後に撮影された映像が読み出され、再生される。
図2は、プリンタ300のハードウェア構成を示したブロック図である。
ユーザが、記録メディア76をプリンタ300のメディア挿入口に挿入すると、システム制御部75は、図示しない不揮発性記憶媒体に記録されている制御ソフトウェアをバッファメモリ71にロードする。記録メディア76には、画像データが所定の形式で圧縮された状態で記録されており、システム制御部75は、メディア駆動部82に画像データの読み出しを指示して記録メディア76から所要の画像データを取得して元の画像データに復元し、画像データをバッファメモリ71に記憶させる。画像データは、通信I/F部92を介して取得してもよい。
プリントサイズ、プリント枚数などの必要な情報は、顧客が図示しないボタンやタッチパネルの所望位置を押下することでその位置に対応した電気信号に変換され、システム制御部75に入力される。入力された情報は表示部93に表示される。
システム制御部75は、顧客からプリントに必要な情報の入力が完了したかどうかを確認する。必要な情報が入力されたら、印刷エンジン91は、バッファメモリ71に格納されている画像データからプリントジョブデータを作成し、プリント部90に送る。これらの一連の制御はシステム制御部75が行う。
プリント部90は、インクジェット方式やTA方式など各種の印画方式で、印画媒体に画像をプリントし、外部に排出する。
図3は、カメラ10の画像記録動作の流れを示すフローチャートである。この処理の実行は、システム制御部62によって制御される。
S1では、電源スイッチの押下に応じて、カメラ10の各ブロックに電源供給が開始される。
S2では、多視点画像(ここでは3次元とする)の撮影モードまたは通常の撮影モードのいずれが選択されたかを、撮影モード選択部110の操作状況に応じて判断する。多視点画像の撮影モードが選択された場合はS3に移行し、通常の撮影モードが選択された場合はS12に移行する。
S3では、1枚の画像中における多視点画像の中に表示領域を指定する。例えば図4に示すように、1280×960の全画像領域のうち、左の立体表示領域として(16,16)〜(624,944)を対角点とする矩形領域、および右の立体表示領域として(656,16)〜(1264,944)を対角点とする矩形領域を指定する。図示しない十字ボタンやOKキーの操作を介して任意の立体表示領域を指定させてもよい。
S4では、多視点画像を構成する左または右の立体表示領域内に、所望のプリント用紙サイズのアスペクト比に適合する印刷領域を指定する。例えば図4に示すように、左の立体表示領域のうち、(32,32)〜(620,940)を対角点とする矩形領域を印刷領域として指定する。図示しない十字ボタンやOKキーの操作を介して「ハガキ」、「B6」、「A4」などの用紙サイズを指定させ、指定された用紙サイズのアスペクト比を左または右の立体表示領域内で最大限確保する内接矩形領域を自動的に印刷領域としてもよい。
また、この自動的に決定された印刷領域を、図示しない十字ボタンやOKキーの操作を介して微調整できるようにしてもよい。これは、単一の合成画像の中に左右の視点画像が包含されており、各視点画像の境界があいまいであるため、自動的な印刷領域の指定だけでは、あいまいな境界部分が印刷領域に含まれる可能性があり、これを手動操作で回避させるためである。
S5では、レリーズスイッチ114が全押しされたか否かを判断する。全押しされた場合はS6に移行する。
S6では、レリーズスイッチ114の全押しに応じて静止画像データを取得する撮像処理を行う。
S7では、得られた静止画像データに所定の圧縮処理を施し、各視点画像を含む単一の圧縮画像データ(合成画像)を作成する。合成画像の作成は、例えば特許文献1のようにすればよい。
S8では、画像ファイルのヘッダ部分に設けられた平面画像情報(2D情報)の格納領域に、画像の解像度、撮影条件、カメラに関する情報などを格納する。
S9では、画像ファイルのヘッダ部分に設けられた立体画像情報(3D情報)の格納領域に、左右の立体表示領域の座標などを含む立体表示領域指定情報を格納する。
S10では、画像ファイルのヘッダ部分に設けられた印刷情報の格納領域に、印刷領域の座標などを含む印刷情報を格納する。ヘッダ部分に記録される印刷情報は、どのような出力機器でも利用できるよう、XHTML−Printフォーマット(構造化タグ言語)やDPOFのような汎用的なフォーマットで記述されることが好ましい。
S11では、画像ファイルの画像本体格納部分に、合成画像を格納する。そして、ヘッダ部分に2D情報、3D情報および印刷情報が、画像本体格納部分に圧縮画像データの格納された画像ファイルを、記録メディア76に記録する。
S12では、レリーズスイッチ114の全押しに応じ、通常の平面(2次元)画像の撮像および記録が行われる。詳細な動作は従来と同様であるため省略する。
図6は、プリンタ300の印刷動作の流れを示すフローチャートである。この処理の実行は、システム制御部75によって制御される。
S20では、電源スイッチの押下に応じて、プリンタ300の各ブロックに電源供給が開始される。
S21では、記録メディア76から画像ファイルを読み出し、表示部93にファイル名やサムネイル画像など表示させる。そして、表示されたファイルやサムネイルに対応する任意の画像ファイルを図示しない操作ボタンやタッチパネルなどの操作手段で選択させる。画像ファイルが選択された場合はS22に移行する。
S22では、選択された画像ファイルのヘッダ部分に印刷情報が含まれているか否かを判断する。印刷情報が含まれている場合はS23,含まれていない場合はS24に移行する。
S23では、画像ファイルの画像本体格納部分に格納された画像データから、印刷情報で指定される印刷領域をトリミングする。
S24では、印刷エンジン91は、トリミングされた印刷領域をプリントデータに変換し、プリント部90に送る。プリント部90は、印刷用紙のアスペクト比に適合した印刷領域を印画し、この印刷用紙を排出する。
上記の処理により、画像データ中の印刷領域が、印刷用紙のアスペクト比に適合するように印刷されるから、多視点画像の出力に対応していないプリンタであっても、鑑賞可能な画像を印刷できる。
なお、「印刷情報」という称呼は、プリンタで利用されるべき必然性を意味するのではなく、多視点画像の出力に対応していない表示装置(ディスプレイ)で利用可能であり、実際には広い意味で「出力情報」と呼ばれるべきものである。
すなわち、画像ファイルの画像本体格納部分に格納された画像データから、印刷情報で指定される印刷領域をトリミングし、トリミングされた印刷領域を映像信号に変換して出力することも可能である。この場合、多視点画像の出力に対応していない表示装置であっても、二次元の映像を鑑賞できる。
図7は、カメラ10における表示動作の流れを示すフローチャートである。この処理の実行は、システム制御部62によって制御される。ただし、この処理は、カメラ10で実行する必然性はなく、TV、DVDプレーヤ、パソコンなど、多視点画像の映像再生・表示が可能な出力装置によって実行される。
S30では、電源スイッチの押下に応じて、各ブロックに電源供給が開始される。
S31では、記録メディア76から画像ファイルを読み出し、表示部100にファイル名やサムネイル画像など表示させる。任意の画像を図示しない操作ボタンやタッチパネルなどの操作手段で選択させる。画像が選択された場合はS32に移行する。
S32では、画像ファイルのヘッダ部分に3D情報が含まれているか否かを判断する。3D情報が含まれている場合はS33、含まれていない場合はS37に移行する。
S33では、画像ファイルのヘッダ部分から3D情報を読み出す。
S34では、読み出した3D情報に基づいて、画像ファイルの画像本体格納部分に格納された画像データから、右の立体表示領域を抽出する。
S35では、読み出した3D情報に基づいて、画像ファイルの画像本体格納部分に格納された画像データから、左の立体表示領域を抽出する。
S36では、抽出された左右の立体表示領域に基づき、立体画像を表示部100によって再生する。表示部100(多視点画像の映像再生・表示が可能な出力装置)から観者に立体感を与えるには、立体眼鏡を用いて観者の左右の目に、表示部100からの左右の立体表示領域の映像をそれぞれ分離して認識させる方式であってもよい。あるいは、レンチキュラーレンズシートを用いるレンチキュラー方式、スリットアレイシートを用いるパララックス方式、マイクロレンズアレイシートを用いるインテグラルフォトグラフィ方式、干渉現象を用いるホログラフィー方式などが表示部100その他に採用されてもよい。
S37では、合成画像を表示部100に表示させる。印刷情報に基づいて、画像ファイルの画像本体格納部分に格納された画像データから、印刷領域を抽出し、これを表示部100に表示してもよい。
<第2実施形態>
印刷情報は必ずしも合成画像を格納した画像ファイルのヘッダ部分に格納する必然性はなく、印刷領域を抽出すべき画像データと関連づけられていれば、別のファイルに格納してもよい。
印刷情報は必ずしも合成画像を格納した画像ファイルのヘッダ部分に格納する必然性はなく、印刷領域を抽出すべき画像データと関連づけられていれば、別のファイルに格納してもよい。
すなわち図8に示すように、複数(L個)の視点画像Image1_1〜Image1_Lから構成される多視点画像のうち、印刷に適した視点(像の歪みの少ない視点)で得られた特定の視点画像Image1_nを、印刷情報を格納するプリント領域指定情報ファイルと関連づける。この視点画像Image1_nとプリント領域指定情報ファイルとの関連づけは、具体例を挙げると、プリント領域指定情報ファイルのヘッダに特定の視点画像Image1_nのファイル名を格納することで行う。あるいは、特定の視点画像Image1_nのヘッダにプリント領域指定情報ファイルのファイル名を格納することで行ってもよい。あるいは、特定の視点画像Image1_nの識別情報とプリント領域指定情報ファイルの識別情報とを対応づけるテーブルを記録することで行ってもよい。
なお、各視点画像は別々のファイルに格納されるため、第1実施形態のように、合成画像中の視点画像の境目があいまいになることはない。また、第1実施形態のように、合成画像中のどの領域が視点画像に相当するかを示す情報を記録しておく必要もない。
上述した印刷動作のS22では、印刷情報を視点画像Image1_nのヘッダから読み出す代わりに、視点画像Image1_nに関連づけられたプリント領域指定情報ファイルから印刷情報を読み出すことができたか否かを判断する。印刷情報を読み出すことができれば、S23に移行する。
S23では、読み出した印刷情報に関連する視点画像Image1_nから、印刷領域を抽出する。そして、抽出した印刷領域をプリントデータに構成し、プリント部90でプリントする。なお、抽出した領域を映像信号に構成して映像再生機器に出力してもよいのは、上述のとおりである。
このように、複数の視点画像が単一の画像ファイルに合成されて格納されていない場合であっても、特定の視点画像に基づく単視点画像の印刷その他の出力動作の実行が可能である。
<第3実施形態>
第2実施形態で説明したように、各視点画像は個別のファイルにしてもよいのであるが、ユーザの過誤などにより各視点画像のファイルが散逸すると、多視点画像の再生時の取り扱いが不便になる。
第2実施形態で説明したように、各視点画像は個別のファイルにしてもよいのであるが、ユーザの過誤などにより各視点画像のファイルが散逸すると、多視点画像の再生時の取り扱いが不便になる。
そこで、図9に示すように、各ファイルに格納された各視点画像を単一の画像ファイル中に順次格納し、各視点画像ファイルを1つの画像ファイルに連結するとよい。
図9に示す画像ファイルは、ヘッダ部分とデータ本体部分とに区分され、ヘッダ部分には、各視点画像の平面画像情報(2D情報)および立体画像情報(3D情報)が格納される。また、データ本体部分には、第2実施形態の各ファイルに格納された画像データに相当する視点画像データが、1コマずつ連結して記録される。さらに、ヘッダ部分には、各コマの視点画像の格納位置が記憶されており、データ本体部分で連結された各コマを識別する情報となっている。
プリント領域指定情報ファイルと特定の視点画像との関連づけは、具体例を挙げると、プリント領域指定情報ファイルのヘッダに、各視点画像の連結された画像ファイル名(ここではImage_1)および特定の視点画像Image1_nのコマ番号(ここではn)を格納することで行う。コマ番号は、視点の識別番号と共通していてもよい。
このファイルの連結は、第2実施形態のような個別の視点画像ファイルを一旦形成した後に行ってもよいが、撮影と同時に、あるいは撮影の完了と連動して行ってもよい。あるいは、撮影装置やパソコンにおける所定操作に応じて行われてもよい。
いずれにせよ、以上のように各視点画像ファイルを単一の画像ファイルに連結することで、視点画像が散逸することがなくなり、多視点画像の取り扱いが簡便になる。
10:カメラ、20:撮像部、23:信号処理部、40:AE/AF制御部、60:画像処理部、62:システム制御部、68:バッファメモリ、74:メディア駆動部、100:表示部、200:アダプタ
Claims (3)
- 複数の異なる視点からの画像を撮像する撮像部を有し、複数の異なる視点の画像からなる多視点画像を生成する画像生成部であって、前記多視点画像を単一の合成画像として生成する画像生成部と、
前記撮像部による撮像が行われると、前記画像生成部により生成された前記合成画像を単一の画像ファイルに記録するとともに、前記合成画像のうち単視点画像としてプリント出力すべき領域を示す出力情報を汎用のフォーマットで前記画像ファイルとは別のファイルに記録し、前記画像ファイルと前記別のファイルとを関連づけて所定の記録媒体に記録する記録部と、
前記所定の記録媒体に記録された前記別のファイルの出力情報と該別のファイルに関連づけられた前記画像ファイルとに基づいて、前記単視点画像を出力するプリンタと、
を備える画像出力システム。 - 複数の異なる視点からの画像を撮像する撮像部を有し、複数の異なる視点の画像からなる多視点画像を生成する画像生成部であって、前記多視点画像を単一の合成画像として生成する画像生成部と、
前記撮像部による撮像が行われると、前記画像生成部により生成された前記合成画像を単一の画像ファイルに記録するとともに、前記合成画像のうち単視点画像としてプリント出力すべき領域を示す出力情報を汎用のフォーマットで前記画像ファイルとは別のファイルに記録し、前記画像ファイルと前記別のファイルとを関連づけて所定の記録媒体に記録する記録部と、
を備える画像生成装置。 - 複数の異なる視点からの画像を撮像部により撮像し、複数の異なる視点の画像からなる多視点画像を生成するステップであって、前記多視点画像を単一の合成画像として生成するステップと、
前記撮像部による撮像が行われると、前記生成された前記合成画像を単一の画像ファイルに記録するとともに、前記合成画像のうち単視点画像としてプリント出力すべき領域を示す出力情報を汎用のフォーマットで前記画像ファイルとは別のファイルに記録し、前記画像ファイルと前記別のファイルとを関連づけて所定の記録媒体に記録するステップと、
を含む画像生成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010148636A JP2010268492A (ja) | 2010-06-30 | 2010-06-30 | 画像出力システム、画像生成装置および画像生成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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