JP2010268410A - データ通信装置、ホームネットワークシステム、データ通信方法、プログラム、及び集積回路 - Google Patents

データ通信装置、ホームネットワークシステム、データ通信方法、プログラム、及び集積回路 Download PDF

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Abstract

【課題】従来より少ない処理量で通信帯域を保証した通信を行うことができるデータ通信装置を提供する。
【解決手段】データ通信装置1は、複数の通信路を介して外部装置に接続され、当該外部装置とデータ通信を行う。具体的には、複数の通信路それぞれの用途を示す用途設定情報を蓄積する用途設定情報蓄積部10102と、用途を識別する情報を含む送信要求を受け付け、用途設定情報から当該用途に使用される通信路を判定する送信要求判定部10103と、送信要求に対応する送信データを受け付け、送信要求判定部10103によって判定された通信路を用いて外部装置に当該送信データを送信する送信制御部10104とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信端末間で映像データなどの多大な通信容量を必要とするデータ通信を行う場合に、他の通信を妨げることなく通信路を効率的に制御するデータ通信装置等に関し、特に、宅内通信配線に適用するデータ通信装置等に関するものである。
従来のデータ通信装置において、通信端末間で映像データなどの多大な通信容量を必要とするデータ通信を行う場合は、通信端末間で必要な通信容量や該当する通信を識別する情報(以下「通信制御情報」という)を、通信端末と通信経路上にあるルータやスイッチとの間で共有するために、実際のデータ通信開始前に通信制御情報の送受信を行っていた。
通信端末と通信経路上にあるスイッチとは、共有した通信制御情報に基づいて必要な通信容量を割当て、割当て可能であれば通信を開始する。但し、このような従来技術は、回線事業者やプロバイダなどの大規模ネットワークの効率的利用を目的としている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、ネットワーク内に存在する各ルータやスイッチなどの通信ノードが、近傍の通信ノードとの通信容量や存在するデータに関する情報を保持し、ユーザ要求に合わせて最適なデータパケットの転送を行い、通信経路を確立する技術が開示されている。
特開平10−32239号公報
しかしながら、従来のデータ通信装置においては、通信端末と通信経路上にある各ノードとが、各通信で使用されている通信容量等の管理情報を保持する必要がある。また、通信要求がある度に参照、更新などの管理を行う必要があるため、多くのメモリ容量が必要であり、かつ高いMPU(Micro Processing Unit)などの処理性能が必要となり、コストが大きくなるという課題があった。
また、通信経路上にある各ノードにおいて、通信容量情報等の管理が完了した後に通信が開始可能となるため、通信要求から通信開始までに遅延が発生し、更には、遅延時間が各ノードの管理情報処理時間に依存して変動するという課題があった。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、従来より少ない処理量で通信帯域を保証した通信を行うことができるデータ通信装置、ホームネットワークシステム、データ通信方法、プログラム、及び集積回路を提供することを目的とする。
本発明に係るデータ通信装置は、複数の通信路を介して外部装置に接続され、当該外部装置とデータ通信を行う。具体的には、前記複数の通信路それぞれの用途を示す用途設定情報を蓄積する用途設定情報蓄積部と、用途を識別する情報を含む送信要求を受け付け、前記用途設定情報から当該用途に使用される前記通信路を判定する送信要求判定部と、前記送信要求に対応する送信データを受け付け、前記送信要求判定部によって判定された前記通信路を用いて外部装置に当該送信データを送信する送信制御部とを備える。
上記構成のように、通信路と用途との対応付けを行うことにより、通信帯域を保証した通信を行うことができる。また、従来技術と比較して、メモリ容量が少なく、かつMPUなどの処理性能も低く抑えることができるので、所要コストを抑制できる。さらに、従来技術より少ない処理制御により、通信開始までの遅延を小さくすることができる。
また、前記用途設定情報は、前記用途と、当該用途に使用され得る複数の前記通信路と、前記複数の通信路相互間の優先度との対応関係を示している。そして、前記送信要求判定部は、前記用途に使用され得る複数の通信路のうち、使用可能で且つ前記優先度が最も高い前記通信路を、当該用途に使用される前記通信路であると判定してもよい。上記構成によれば、通信路の使用率を高めると同時に、アプリケーションやOS等の通信要求元の処理効率も高めることができる。
また、前記用途設定情報は、前記用途と、当該用途に使用され得る複数の前記通信路との対応関係を示している。そして、前記送信要求判定部は、前記用途に使用され得る複数の通信路のうち、2以上の前記通信路を当該用途に使用される前記通信路であると判定し、前記送信制御部は、前記送信要求判定部によって判定された前記2以上の通信路を1つの仮想的な通信路として前記送信データを送信してもよい。上記構成によれば、複数の通信路の利用率を高めることができる。
さらに、該データ通信装置は、前記複数の通信路からの受信要求を監視し、前記受信要求を受け付けた前記通信路を選択する通信路監視部と、前記通信路監視部によって選択された前記通信路から受信データを受信する受信制御部とを備えてもよい。
上記構成のように、通信路と用途との対応付けを行うことにより、通信帯域を保証した通信を行うことができる。また、従来技術と比較して、メモリ容量が少なく、かつMPUなどの処理性能も低く抑えることができるので、所要コストを抑制できる。さらに、従来技術より少ない処理制御により、通信開始までの遅延を小さくすることができる。
また、前記用途設定情報は、前記用途と、当該用途に使用されるアプリケーションとの対応関係を示している。そして、該データ通信装置は、さらに、前記受信要求から取得される用途に使用される前記アプリケーションを前記用途設定情報から特定し、当該アプリケーションに対して前記受信要求の受信を通知する受信要求判定部を備えてもよい。上記構成によれば、用途に対応したアプリケーション等を起動したり、アプリケーションやOS等の機能を呼び出すことができる。
さらに、該データ通信装置は、前記送信制御部によって前記送信データが送信されるのに先立って、前記送信要求判定部によって判定された前記通信路を用いてデータ通信を行うことを示す調整要求を外部装置に送信する通信路選択部を備えてもよい。同様に、該データ通信装置は、前記通信路から受信データを受信する受信制御部と、前記調整要求で示される前記通信路からの前記受信データを前記受信制御部に受信させる通信路監視部とを備えてもよい。上記構成のように、予め送信側と受信側とでどの通信路を使用するかを調整してから、実際の通信を開始してもよい。
本発明に係るホームネットワークシステムは、上記記載のデータ通信装置と、前記複数の通信路を介して前記データ通信装置と接続される外部装置とを備える。例えば、データ通信装置上で複数のアプリケーションが同時に動作しており、それぞれが通信路を介して外部装置と通信を行っている場合等に、通信路の利用率を向上させることができる。
本発明に係るデータ通信方法は、複数の通信路を介して外部装置に接続され、前記複数の通信路それぞれの用途を示す用途設定情報を蓄積する用途設定情報蓄積部を備えるデータ通信装置に、外部装置とデータ通信を行わせる。具体的には、用途を識別する情報を含む送信要求を受け付け、前記用途設定情報から当該用途に使用される前記通信路を判定する送信要求判定ステップと、前記送信要求に対応する送信データを受け付け、前記送信要求判定ステップで判定された前記通信路を用いて外部装置に当該送信データを送信する送信制御ステップとを含む。
本発明に係るプログラムは、複数の通信路を介して外部装置に接続され、前記複数の通信路それぞれの用途を示す用途設定情報を蓄積する用途設定情報蓄積部を備えるデータ通信装置に、外部装置とデータ通信を行わせる。具体的には、用途を識別する情報を含む送信要求を受け付け、前記用途設定情報から当該用途に使用される前記通信路を判定する送信要求判定ステップと、前記送信要求に対応する送信データを受け付け、前記送信要求判定ステップで判定された前記通信路を用いて外部装置に当該送信データを送信する送信制御ステップとを含む。
本発明に係る集積回路は、複数の通信路を介して外部装置に接続され、前記複数の通信路それぞれの用途を示す用途設定情報を蓄積する用途設定情報蓄積部を備えるデータ通信装置に、外部装置とデータ通信を行わせる。具体的には、用途を識別する情報を含む送信要求を受け付け、前記用途設定情報から当該用途に使用される前記通信路を判定する送信要求判定部と、前記送信要求に対応する送信データを受け付け、前記送信要求判定部によって判定された前記通信路を用いて外部装置に当該送信データを送信する送信制御部とを含む。
なお、本発明は、データ通信装置として実現できるだけでなく、データ通信装置の機能を実現する集積回路として実現したり、そのような機能をコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体及びインターネット等の伝送媒体を介して流通させることができるのは言うまでもない。
本発明によるデータ通信装置によれば、通信路と用途との対応付けを行うことによって、通信帯域を保証した通信を行うことができる。また、従来技術と比較して、メモリ容量が少なく、かつMPUなどの処理性能も低く抑えることができるので、所要コストを抑制できる。
本発明を説明する実施の形態1のブロック図である。 用途設定情報の一例を説明する概略図である。 本発明を説明する実施の形態2のブロック図である。 本発明を説明する実施の形態3のブロック図である。 多重通信路の一例を説明する概略図である。
以下、本発明の各実施の形態に係るデータ通信装置およびホームネットワークシステム等について図面を参照して説明する。なお、各実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
図1及び図2を参照して、実施の形態1に係るデータ通信装置1を説明する。図1は、実施の形態1に係るデータ通信装置1のブロック図である。このデータ通信装置1は、複数の通信路を介して外部装置(図示省略)と接続されており、当該外部装置との間でデータ通信を行う。
データ通信装置1は、発信部101、及び着信部102を具備する。発信部101は、通信路用途設定部10101、用途設定情報蓄積部10102、送信要求判定部10103、及び送信制御部10104を具備する。着信部102は、通信路用途設定部10201、用途設定情報蓄積部10202、受信要求判定部10203、通信路監視部10204、及び受信制御部10205を具備する。
上記の各部は、通常、CPUやメモリ等を備えるコンピュータ上で実行されるプログラムとして実現され得る。各部の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
発信部101は、データ通信を開始するブロックである。
通信路用途設定部10101は、複数の通信路それぞれの用途を示す用途設定情報を用途設定情報蓄積部10102に設定する。なお、用途設定情報は、典型的には、データ通信装置1を設置する際に初期設定されるものである。また、新たな用途を追加する場合、及び新たな通信路を増設する場合等に随時設定されることもある。
なお、通信路の用途には、ネットワークを利用したディジタルテレビ視聴、VOD(Video On Demand)視聴、インターネットブラウザでのWebページの閲覧、リモートアクセス等、種々の形態があるが、本発明ではその形態は問わない。
複数の通信路とは、複数の物理的に独立した通信路であっても、周波数多重等の方法で一つの物理的な通信路を論理的に複数の通信路として制御するものでも良い。
用途設定情報を設定する方法は、端末個別に設定する方法でも、サーバに相当する端末から他のクライアント端末に設定情報を配信して設定するものでも良い。
用途設定情報蓄積部10102は、通信路用途設定部10101によって設定された用途設定情報を蓄積する。用途設定情報蓄積部10102に設定される用途設定情報の一例を図2に示す。図2に示される用途設定情報は、用途と、当該用途に使用され得る1以上の通信路と、1以上の通信路相互間の優先度との対応関係を示している。
具体的には、IPTV(Internet Protocol TeleVision)等のネットワーク放送を視聴する「ネットワークテレビ視聴」を行う場合に利用できる通信路は、通信路A、B、Cの3つである。3つの通信路A、B、Cの中から1つの通信路を選択する際には、優先度の高いものから選択する。
また、宅内映像サーバから「VOD視聴」を行う場合には、通信路C、Dが利用可能である。VOD視聴を行う場合にも優先度に従って通信路を選択することができる。また、通信路Cについては、ネットワークテレビ視聴とも共用している。
一方、Webページの閲覧には、通信路Eを専用に割当てている。
用途設定情報蓄積部10102は、通信路の任意の用途と、当該用途に使用され得る通信路とを多対1、1対1、もしくは1対多に対応させた用途設定情報を蓄積することもできる。
ここで、多対1とは、例えば、想定される用途Xと用途Yの両方が同一の通信路を選択可能とするような場合である。具体的には、図2に示されるように、通信路Cは、「ネットワークテレビ視聴」及び「VOD視聴」の両方の用途に重複して使用できるようになっている。
また、1対1とは、例えば、複数の通信路があった場合に、任意の用途Xに対して選択可能な通信路をただ1つの通信路のみに限定するような場合である。具体的には、図2に示されるように、「Webページの閲覧」の用途に使用される通信路は通信路Eのみであり、且つ通信路Eは「Webページの閲覧」の用途にのみ使用可能となっている。
また、1対多とは、例えば、複数の通信路があった場合に、任意の用途Xに対して複数の通信路を選択可能とするような場合である。具体的には、「ネットワークテレビ視聴」の用途に使用され得る通信路は、通信路A、B、Cの3つとなっている。
さらに、各通信路を選択する際の優先度とは、単なる選択を行う優先順位だけでなく、外部条件情報も含むことで外部条件によって優先度を随時変更可能な情報であっても良い。
なお、用途設定情報蓄積部10102は、一時的に情報を蓄積する揮発性メモリのようなものや、恒久的に情報を蓄積する不揮発メモリやハードディスクのようなものでも良い。つまり、用途設定情報蓄積部10102の具体的構成は、特に限定されない。
送信要求判定部10103は、送信データの送信を要求する送信要求をアプリケーションやOS等から受け付ける。この送信要求は、用途を識別する情報を含むことができる。例えば、送信要求判定部10103は、TCPヘッダの宛先ポート番号から用途を識別することができる。具体的には、宛先ポート番号に「80」が設定されていれば、「Webページの閲覧」であると判定する。また、要求元と用途とを対応付ける参照テーブルが別途存在する場合は、用途を識別する情報を送信要求に含める必要はない。
送信要求判定部10103は、各通信路を選択する際の優先度と通信状況とから通信路を選択することもできる。優先度と通信状況とから通信路を選択するには、送信制御部10104の通信路の使用状況や、アプリケーションやOSの要求優先度等を利用する。例えば、「VOD視聴」の送信要求を受け付けると、当該用途に対応付けられた通信路C、Dのうち、最も優先度の高い通信路Dが使用可能であるか(他のデータの送受信に使用されていないか)を判断する。そして、使用可能であれば通信路Dを選択し、使用可能でなければ通信路Cについて使用可能か否かを判断する。また、「要求優先度」には、例えば、IPヘッダのQoS(Quality of Service)の項目等を利用することができる。
また、送信要求判定部10103は、アプリケーションやOS等からの送信要求に応じて複数の通信路を同時に選択してもよい。このとき、送信制御部10104は、選択された複数の通信路を仮想的に1つの通信路として制御してデータ通信を行うこともできる。なお、アプリケーションやOSがこのような送信要求を行うのは、例えば、送信データの送信に必要な通信帯域が、複数の通信路の個々の通信路の帯域を上回っている場合等である。
また、複数の通信路を仮想的に1つの通信路として扱う方法には、例えば、複数の通信路に送受信パケットを振り分けることで、通信帯域が拡張された一つの通信路として仮想的に制御するものがある。または、複数の物理的な通信路を1つに束ねるリンクアグリゲーションを利用してもよい。
送信制御部10104は、送信要求判定部10103によって選択された通信路を使用して、他のデータ通信装置(以下「外部装置」と表記する)の着信部102に送信データを送信する。なお、以下の説明において、外部装置は、データ通信装置1と同等の機能を有しているものとして説明する。
一方、着信部102は、外部装置からの要求でデータ通信を開始するブロックである。
通信路監視部10204は、複数の通信路を監視し、受信要求がある通信路を選択する。通信路監視部10204は、例えば、自身の宛先情報を持ったデータパケットを受信した場合や、自身が属するマルチキャストグループ情報を持ったデータパケットを任意の通信路において受信した際に、受信要求があったと判断し、当該通信路を選択する。また、外部装置の発信部101が、複数の通信路を仮想的に1つの通信路として扱って送信データを送信した場合には、複数の通信路を選択することもあり得る。
受信制御部10205は、外部装置の発信部101との間でデータ通信を行う。また、受信制御部10205は、通信路監視部10204に対して、複数の通信路各々の通信状況を通知する。例えば、データパケットの宛先情報やマルチキャストグループ情報を通信路監視部10204に通知する。
また、着信部102が適切なアプリケーションを起動したり、OS機能を呼出したりする場合、データ通信装置1は、さらに、通信路用途設定部10201、用途設定情報蓄積部10202、及び受信要求判定部10203を備えることができる。また、用途設定情報には、用途と、当該用途に使用されるアプリケーションとの対応関係を追加しておく。なお、実施の形態1では、通信路用途設定部10201と、用途設定情報蓄積部10202と、受信要求判定部10203とを備えた例を説明しているが、必須ではない。
なお、着信部102の通信路用途設定部10201及び用途設定情報蓄積部10202の機能は、発信部101の通信路用途設定部10101及び用途設定情報蓄積部10102と共通するので、説明は省略する。
また、発信部101と着信部102との両方を備える場合には、発信部101と着信部102とで、同一の通信路用途設定部10101及び用途設定情報蓄積部10102を共用してもよい。
受信要求判定部10203は、用途設定情報蓄積部10202に蓄積されている用途設定情報に基づいて、受信要求を受信した通信路の用途を判定する。また、受信要求判定部10203は、アプリケーションやOSに対して受信要求と用途とを通知する。
また、受信要求判定部10203は、複数の通信路から同時に受信要求を受信した場合、又は複数の通信路を使用して通信を行うことを示す情報が受信要求に含まれていた場合等に、当該複数の通信路を同時に選択してもよい。このとき受信制御部10205は、選択された複数の通信路を仮想的に1つの通信路として制御してデータ通信を行うこともできる。
以下、実施の形態1に係るデータ通信装置1の具体的な動作について説明する。
発信部101は、データの送受信を行う前(設置時等)に、アプリケーションやOSからの設定情報に基づいて、通信路と用途との対応関係を示す用途設定情報を用途設定情報蓄積部10102に蓄積しておく。
次に、発信部101の送信要求判定部10103は、アプリケーションやOSから受け付けた送信要求に含まれる用途を識別する情報に基づいて、適切な通信路を用途設定情報から選択する。そして、送信制御部10104は、選択された通信路を使用してデータ通信を開始する。
一方、外部装置の着信部102では、通信路監視部10204が複数の通信路を監視しており、データパケットの宛先情報等を利用して、自身に対するデータであるかの判断を行う。自身に対するデータであると判断した場合、受信制御部10205は、当該データを受信する。また、受信要求判定部10203は、用途設定情報に基づいて当該通信路に対応する用途を割出し、アプリケーションやOSに対して受信要求と用途とを通知する。さらに、着信部102は、適切なアプリケーションを起動させるなどして、以降のデータ通信を行う。
なお、着信部102における通信路用途設定部10201及び用途設定情報蓄積部10202の使用方法は、発信部101における通信路用途設定部10101及び用途設定情報蓄積部10102の使用方法と同様であり、兼用も可能である。
以上、実施の形態1によれば、通信路と用途との対応付けを行うことによって、通信帯域を保証した通信を行うことができる。また、従来技術と比較して、メモリ容量が少なく、かつMPUなどの処理性能も低く抑えることができるので、所要コストを抑制できる。また、従来技術より少ない処理制御により、通信開始までの遅延を小さくすることができる。さらに、着信端末は、用途に対応したアプリケーション等の自動起動や、アプリケーションやOS等の機能を呼び出すことができる。
なお、実施の形態1における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。一方、実施の形態1における処理を実行する集積回路として実現することも可能である。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。
(実施の形態2)
次に、図3を参照して、実施の形態2に係るデータ通信装置2を説明する。図2は、実施の形態2に係るデータ通信装置2のブロック図である。
データ通信装置2は、発信部201、及び着信部202を具備する。発信部201は、通信路用途設定部20101、用途設定情報蓄積部20102、送信要求判定部20103、通信路選択部20104、及び送信制御部20105を具備する。着信部202は、通信路監視部20201、及び受信制御部20202を具備する。
上記の各部は、通常、CPUやメモリ等を備えるコンピュータ上で実行されるプログラムとして実現され得る。各部の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
発信部201は、データ通信を開始するブロックである。
通信路用途設定部20101は、複数の通信路それぞれの用途を示す用途設定情報を用途設定情報蓄積部20102に設定する。用途設定情報は、典型的には、データ通信装置2を設置する際に初期設定されるものである。また、新たな用途を追加する場合、及び新たな通信路を増設する場合等に随時設定されることもある。
なお、通信路の用途には、ネットワークを利用したディジタルテレビ視聴やVOD視聴、インターネットブラウザでのWebページの閲覧、リモートアクセス等、種々の形態があるが、本発明ではその形態は問わない。
複数の通信路とは、複数の物理的に独立した通信路であっても、周波数多重等の方法で一つの物理的な通信路を論理的に複数の通信路として制御するものでも良い。
用途設定情報を設定する方法は、端末個別に設定する方法でも、サーバに相当する端末から他のクライアント端末に設定情報を配信して設定するものでも良い。
用途設定情報蓄積部20102は、通信路用途設定部20101によって設定された用途設定情報を蓄積する。用途設定情報蓄積部10102に設定される用途設定情報の一例を図2に示す。図2の説明は省略する。
用途設定情報蓄積部20102は、通信路の任意の用途と、当該用途に使用され得る通信路とを多対1、1対1、もしくは1対多に対応させた用途設定情報を蓄積することもできる。詳細は既に説明したので、省略する。
さらに、各通信路を選択する際の優先度とは、単なる選択を行う優先順位だけでなく、外部条件情報も含むことで外部条件によって優先度を随時変更可能な情報であっても良い。
なお、用途設定情報蓄積部20102は、一時的に情報を蓄積する揮発性メモリのようなものや、恒久的に情報を蓄積する不揮発メモリやハードディスクのようなものでも良い。つまり、用途設定情報蓄積部20102の具体的構成は、特に限定されない。
送信要求判定部20103は、アプリケーションやOS等からの送信要求を受け付ける。この送信要求は、用途を識別する情報を含むことができる。例えば、送信要求判定部20103は、TCPヘッダの宛先ポート番号から用途を識別することができる。具体的には、宛先ポート番号に「80」が設定されていれば、「Webページの閲覧」であると判定する。また、要求元と用途とを対応付ける参照テーブル等が別途存在する場合は、用途を識別する情報を送信要求に含む必要はない。
送信要求判定部20103は、各通信路を選択する際の優先度と通信状況とから通信路を選択することもできる。優先度と通信状況とから通信路を選択するには、送信制御部20105の通信路の使用状況や、アプリケーションやOSの要求優先度等を利用する。例えば、「VOD視聴」の送信要求を受け付けると、当該用途に対応付けられた通信路C、Dのうち、最も優先度の高い通信路Dが使用可能であるか(他のデータの送受信に使用されていないか)を判断する。そして、使用可能であれば通信路Dを選択し、使用可能でなければ通信路Cについて使用可能か否かを判断する。また、「要求優先度」には、例えば、IPヘッダのQoS(Quality of Service)の項目等を利用することができる。
また、送信要求判定部20103は、アプリケーションやOS等からの送信要求に応じて複数の通信路を同時に選択してもよい。このとき、送信制御部20105は、選択された複数の通信路を仮想的に1つの通信路として制御してデータ通信を行うこともできる。なお、アプリケーションやOSが上記のような送信要求を行うのは、例えば、送信データの送信に必要な通信帯域が、複数の通信路の個々の通信路の帯域を上回っている場合等である。
また、複数の通信路を仮想的に1つの通信路として扱う方法には、例えば、複数の通信路に送受信パケットを振り分けることで、通信帯域が拡張された一つの通信路として仮想的に制御するものがある。または、複数の物理的な通信路を1つに束ねるリンクアグリゲーションを利用してもよい。
通信路選択部20104は、送信制御部20105によって送信データが送信されるのに先立って、選択された通信路を用いてデータ通信を行うことを示す調整要求を、外部装置の着信部202に対して送信する。これにより、データ通信を行うデータ通信装置同士で通信路の調整と選択とを行うことができる。
具体的な通信路の選択方法は、例えば、発信部201が要求する通信路を選択する方法や、他のデータ通信装置の着信部202が要求する通信路を選択する方法や、通信路を管理するサーバに問合せて通信路を選択する方法等がある。つまり、最終的にデータ通信を行う通信路を決定できれば良く、具体的な方法は特に限定されない。
送信制御部20105は、通信路選択部20104によって選択された通信路を使用して、着信部202とデータ通信を行う。
一方、着信部202は、外部装置からの要求でデータ通信を開始するブロックである。
通信路監視部20201は、外部装置の通信路選択部20104からの調整要求を受信し、データ通信を行う通信路の調整と選択とを行う。
具体的な通信路の選択方法は、例えば、外部装置の発信部201が要求する通信路を選択する方法や、着信部202が要求する通信路を選択する方法や、通信路を管理するサーバに問合せて通信路を選択する方法等がある。つまり、最終的にデータ通信を行う通信路を決定できれば良く、具体的な方法は特に限定されない。
なお、外部装置の発信部201が、複数の通信路を仮想的に1つの通信路として扱って送信データを送信した場合には、複数の通信路を選択することもあり得る。
受信制御部20202は、通信路監視部20201によって選択された通信路を使用して、外部装置の発信部201との間でデータ通信を行う。また、着信部202は、アプリケーションやOSに対し、受信要求と用途とを通知する。着信部202が適切なアプリケーションを起動したり、OS機能を呼出したりする場合、データ通信装置2は、さらに、実施の形態1で説明した通信路用途設定部10201、用途設定情報蓄積部10202、及び受信要求判定部10203を備えることもできる。
なお、発信部201と着信部202とで、同一の通信路用途設定部20101及び用途設定情報蓄積部20102を共用してもよい。
以下、実施の形態2におけるデータ通信装置2の具体的な動作について説明する。
発信部201の通信路用途設定部20101は、データの送受信を行う前(設置時等)に、アプリケーションやOSからの設定情報に基づいて通信路と用途との対応関係を示す用途設定情報を用途設定情報蓄積部20102に蓄積しておく。
次に、発信部201の送信要求判定部20103は、アプリケーションやOSからの送信要求に含まれる用途情報に基づいて、適切な通信路を用途設定情報から選択する。
通信路選択部20104は、送信要求判定部20103において選択された通信路の情報を調整要求として外部装置の通信路監視部20201に送信し、データ通信に使用する通信路の調整を行う。なお、調整要求を送信する通信路は、実際にデータ通信を行う通信路であってもよいし、「調整要求の送信」という用途に対応付けられた通信路であってもよい。
次に、送信制御部20105は、通信路選択部20104において選択された通信路を使用して、外部装置に送信データを送信する。
一方、外部装置の受信制御部20202は、調整要求の送受信によって調整された通信路を使用して、データ通信装置2からの受信データを受信する。
以上、実施の形態2によれば、通信路と用途との対応付けを行うことによって、通信帯域を保証した通信を行うことができる。また、従来技術と比較して、メモリ容量が少なく、かつMPUなどの処理性能も低く抑えることができるので、所要コストを抑制できる。また、従来技術より少ない処理制御により、通信開始までの遅延を小さくすることができる。さらに、着信端末は、用途に対応したアプリケーション等の自動起動や、アプリケーションやOS等の機能を呼び出すことができる。
(実施の形態3)
図4及び図5を参照して、実施の形態3に係るホームネットワークシステム3について説明する。図4は、実施の形態3に係るホームネットワークシステム3のブロック図である。
ホームネットワークシステム3は、ホームネットワーク端末301、宅内映像サーバ302、ホームルータ303、及び多重通信路304を具備する。
ホームネットワーク端末301は、データ通信装置30101、映像再生アプリケーション30102、IPTVアプリケーション30103、及びインターネットブラウザ30104を具備する。宅内映像サーバ302は、データ通信装置30201を具備する。ホームルータ303は、データ通信装置30301、及びブロードバンド通信装置30302を具備する。
ホームネットワーク端末301、宅内映像サーバ302、及びホームルータ303は、多重通信路304によって相互に接続されている。また、ホームルータ303は、ブロードバンド通信装置30302を介して、宅外通信網に接続されている。
上記の各部は、通常、CPUやメモリ等を備えるコンピュータ上で実行されるプログラムとして実現され得る。各部の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
ホームネットワーク端末301、宅内映像サーバ302、ホームルータ303が各々備えるデータ通信装置30101、データ通信装置30201、データ通信装置30301は、実施の形態1のデータ通信装置1に対応している。
ホームネットワーク端末301は、映像再生アプリケーション30102、IPTVアプリケーション30103、及びインターネットブラウザ30104等のネットワーク通信を利用したアプリケーションを搭載したユーザ端末である。ディジタルテレビやレコーダ等の家電製品内に同等の機能を有する場合もある。
映像再生アプリケーション30102は、宅内映像サーバ302に映像配信要求を発信し、宅内映像サーバ302からネットワークを介して送信される映像データを受信する。次に、受信した映像データに対して、各種暗号の復号や各種デコード処理を行って、映像再生を行う。なお、映像配信を要求する配信サーバは、宅内映像サーバ302に限らず、宅外通信網を介した宅外の映像サーバであっても良い。
IPTVアプリケーション30103は、ネットワーク放送を視聴するネットワークテレビ視聴を行うアプリケーションである。地上ディジタル放送のネットワーク再送信等、マルチキャストによって配信される映像データを受信し、映像再生を行う。
インターネットブラウザ30104は、World Wide Web(以降、WWWとする)の利用、閲覧に供するアプリケーションである。
宅内映像サーバ302は、映像再生アプリケーション30102からの要求に基づき、映像コンテンツを宅内のネットワークに配信する映像サーバである。映像再生アプリケーション30102に対して、1対1に配信を行うVODサーバや、1対多の配信を行うマルチキャスト配信サーバのどちらであっても良い。
ホームルータ303は、宅外通信網と宅内通信網を接続する中継機能を有する。本発明に関わる機能の他に、各種ネットワークプロバイダが提供する宅外通信網に接続するブロードバンドルータに相当する機能を有しても良い。
ブロードバンド通信装置30302は、宅外通信網と宅内通信網とを接続するために、データパケットの宛先変換等を行う機能を備える。そして、データ通信装置30301との間でデータ通信を行い、データ通信装置30301からの送信データを宅外通信網に転送すると共に、宅外通信網からの受信データをデータ通信装置30301に転送する機能を有する。
多重通信路304は、複数の通信路A、B、C、D、Eを備える。この通信路A〜Eは、図2に示される通信路A〜Eに対応する。多重通信路304は、典型的には、LAN(Local Area Network)である。
多重通信路304の方式としては、図5に示されるように、物理的に単一な通信線に対して、異なる周波数の搬送波(キャリア)に通信信号を重畳してデータ通信を行う方法がある。また、無線通信を使用して異なる周波数の搬送波(キャリア)に通信信号を重畳してデータ通信を行う方法もあるが、本発明は多重通信路の実現方法を問わない。
以下、実施の形態3におけるホームネットワークシステム3の具体的な動作について説明する。
第一に映像再生アプリケーション30102による映像再生について説明する。
まず、映像再生アプリケーション30102は、データ通信装置30101に対して、宅内映像サーバ302との通信を要求する。
次に、データ通信装置30101は、映像再生アプリケーション30102からの要求から用途を判断する。そして、送信要求判定部10103は、用途設定情報蓄積部10102に蓄積されている用途設定情報から、当該用途に使用する通信路を選択する。このときの用途は、図2に示される「VOD視聴」である。そこで、送信要求判定部10103は、当該用途に使用され得る通信路C、Dのうち最も優先度の高い通信路Dを選択する。
次に、データ通信装置30101は、通信路Dを使用して、宅内映像サーバ302に対する映像再生アプリケーション30102からのデータ通信を開始する。
一方、宅内映像サーバ302のデータ通信装置30201は、通信路A、B、C、D、E上の自身への通信要求を監視している。
宅内映像サーバ302のデータ通信装置30201は、通信路Dにおいて自身への通信要求を検知すると、通信路Dと用途との対応関係から、映像配信要求と判断する。そして、映像配信機能を呼び出し、映像再生アプリケーション30102への映像配信を開始する。
第二にIPTVアプリケーション30103によるネットワークテレビ視聴について説明する。
IPTVアプリケーション30103は、宅外通信網の任意のネットワークテレビ配信サーバからのデータを受信するために、データ通信装置30101に対して、視聴チャンネルに相当するマルチキャストグループへの参加を要求する。
次に、データ通信装置30101は、IPTVアプリケーション30103からの要求から用途を判断する。そして、送信要求判定部10103は、用途設定情報蓄積部10102に蓄積されている用途設定情報から、当該用途に使用する通信路を選択する。このときの用途は、図2に示される「ネットワークテレビ視聴」である。そこで、送信要求判定部10103は、当該用途に使用され得る通信路A、B、Cのうち最も優先度の高い通信路Aを選択する。
次に、データ通信装置30101は、通信路Aを使用して、ホームルータ303のデータ通信装置30301に対して、視聴チャンネルに相当するマルチキャストグループへの参加を要求する。
一方、ホームルータ303のデータ通信装置30301は、通信路A、B、C、D、E上の自身への通信要求を監視している。
ホームルータ303のデータ通信装置30301は、通信路Aにおいて自身への通信要求を検知すると、通信路Aと用途との対応関係から、宅外通信網の任意のネットワークテレビ配信サーバのデータ受信要求と判断する。そして、ブロードバンド通信装置30302を介して宅外通信網に対して、視聴チャンネルに相当するマルチキャストグループへの参加を要求する。
宅外通信網の任意のネットワークテレビ配信サーバが配信するマルチキャストグループへの参加が完了すると、宅外通信網からIPTVアプリケーション30103までの映像配信経路が確保され、IPTVアプリケーション30103は通信路Aを介して映像受信を開始する。
第三にインターネットブラウザ30104によるWWWの利用、Webページの閲覧について説明する。
インターネットブラウザ30104は、宅外通信網の任意のWWWサーバからのデータを受信するために、データ通信装置30101に対して、宅外通信網の任意のWWWサーバとの通信を要求する。
次に、データ通信装置30101は、インターネットブラウザ30104からの要求から用途を判断する。そして、送信要求判定部10103は、用途設定情報蓄積部10102に蓄積されている用途設定情報から、当該用途に使用される通信路を選択する。このときの用途は、図2に示される「Webページの閲覧」である。そこで、送信要求判定部10103は、当該用途に使用される通信路Eを選択する。
次に、データ通信装置30101は、通信路Eを使用して、ホームルータ303のデータ通信装置30301に対して、宅外通信網の任意のWWWサーバとの通信を要求する。
一方、ホームルータ303のデータ通信装置30301は、通信路A、B、C、D、E上の自身への通信要求を監視している。
ホームルータ303のデータ通信装置30301は、通信路Eにおいて自身への通信要求を検知すると、通信路Eと用途との対応関係から、宅外通信網の任意のWWWサーバとのデータ通信要求と判断する。そして、ブロードバンド通信装置30302を介して宅外通信網に対して、任意のWWWサーバへの接続を要求する。
宅外通信網の任意のWWWサーバへの接続が完了すると、宅外通信網からインターネットブラウザ30104までのデータ通信経路が確保され、インターネットブラウザ30104は通信路Eを介してWWWの利用、Webページの閲覧を開始する。
以上、本実施の形態によれば、通信路と用途との対応付けを行うことによって、通信帯域を保証した通信を行うことができる。また、従来技術と比較して、メモリ容量が少なく、かつMPUなどの処理性能も低く抑えることができるので、所要コストを抑制できる。また、従来技術より少ない処理制御により、通信開始までの遅延を小さくすることができる。さらに、ホームネットワーク端末は、用途に対応したアプリケーション等の自動起動や、アプリケーションやOS等の機能を呼び出すことができる。
また、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
なお、上記した実施の形態における処理は、専用のH/W(集積回路等)で実現されてもよいし、記憶装置(ROM、RAM、ハードディスク等)に格納された上述した処理手順を実行可能な所定のプログラムデータが、CPUによって解釈実行されることで実現されてもよい。
また、集積回路化の手法はLSI(Large Scale Integration)に限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよいし、LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
また、プログラムデータは、記録媒体を介して記憶装置内に導入されてもよいし、記録媒体上から直接実行されてもよい。なお、記録媒体は、ROM、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、フレキシブルディスクやハードディスク等の磁気ディスクメモリ、CD−ROMやDVDやBD等の光ディスクやSDカード等のメモリカード等の記録媒体をいう。また、記録媒体は、電話回線や搬送路等の通信媒体も含む概念である。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
本発明は、データ通信装置に有利に利用される。
1 データ通信装置
101 発信部
10101 通信路用途設定部
10102 用途設定情報蓄積部
10103 送信要求判定部
10104 送信制御部
102 着信部
10201 通信路用途設定部
10202 用途設定情報蓄積部
10203 受信要求判定部
10204 通信路監視部
10205 受信制御部
2 データ通信装置
201 発信部
20101 通信路用途設定部
20102 用途設定情報蓄積部
20103 送信要求判定部
20104 通信路選択部
20105 送信制御部
202 着信部
20201 通信路監視部
20202 受信制御部
3 ホームネットワークシステム
301 ホームネットワーク端末
30101 データ通信装置
30102 映像再生アプリケーション
30103 IPTVアプリケーション
30104 インターネットブラウザ
302 宅内映像サーバ
30201 データ通信装置
303 ホームルータ
30301 データ通信装置
30302 ブロードバンド通信装置
304 多重通信路

Claims (11)

  1. 複数の通信路を介して外部装置に接続され、当該外部装置とデータ通信を行うデータ通信装置であって、
    前記複数の通信路それぞれの用途を示す用途設定情報を蓄積する用途設定情報蓄積部と、
    用途を識別する情報を含む送信要求を受け付け、前記用途設定情報から当該用途に使用される前記通信路を判定する送信要求判定部と、
    前記送信要求に対応する送信データを受け付け、前記送信要求判定部によって判定された前記通信路を用いて外部装置に当該送信データを送信する送信制御部とを備える
    データ通信装置。
  2. 前記用途設定情報は、前記用途と、当該用途に使用され得る複数の前記通信路と、前記複数の通信路相互間の優先度との対応関係を示しており、
    前記送信要求判定部は、前記用途に使用され得る複数の通信路のうち、使用可能で且つ前記優先度が最も高い前記通信路を、当該用途に使用される前記通信路であると判定する
    請求項1に記載のデータ通信装置。
  3. 前記用途設定情報は、前記用途と、当該用途に使用され得る複数の前記通信路との対応関係を示しており、
    前記送信要求判定部は、前記用途に使用され得る複数の通信路のうち、2以上の前記通信路を当該用途に使用される前記通信路であると判定し、
    前記送信制御部は、前記送信要求判定部によって判定された前記2以上の通信路を1つの仮想的な通信路として前記送信データを送信する
    請求項1又は2に記載のデータ通信装置。
  4. 該データ通信装置は、さらに、
    前記複数の通信路からの受信要求を監視し、前記受信要求を受け付けた前記通信路を選択する通信路監視部と、
    前記通信路監視部によって選択された前記通信路から受信データを受信する受信制御部とを備える
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のデータ通信装置。
  5. 前記用途設定情報は、さらに、前記用途と、当該用途に使用されるアプリケーションとの対応関係を示しており、
    該データ通信装置は、さらに、前記受信要求から取得される用途に使用される前記アプリケーションを前記用途設定情報から特定し、当該アプリケーションに対して前記受信要求の受信を通知する受信要求判定部を備える
    請求項4に記載のデータ通信装置。
  6. 該データ通信装置は、さらに、前記送信制御部によって前記送信データが送信されるのに先立って、前記送信要求判定部によって判定された前記通信路を用いてデータ通信を行うことを示す調整要求を外部装置に送信する通信路選択部を備える
    請求項1に記載のデータ通信装置。
  7. 該データ通信装置は、さらに、
    前記通信路から受信データを受信する受信制御部と、
    前記調整要求で示される前記通信路からの前記受信データを前記受信制御部に受信させる通信路監視部とを備える
    請求項6に記載のデータ通信装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のデータ通信装置と、
    前記複数の通信路を介して前記データ通信装置と接続される外部装置とを備える
    ホームネットワークシステム。
  9. 複数の通信路を介して外部装置に接続され、前記複数の通信路それぞれの用途を示す用途設定情報を蓄積する用途設定情報蓄積部を備えるデータ通信装置に、外部装置とデータ通信を行わせるデータ通信方法であって、
    用途を識別する情報を含む送信要求を受け付け、前記用途設定情報から当該用途に使用される前記通信路を判定する送信要求判定ステップと、
    前記送信要求に対応する送信データを受け付け、前記送信要求判定ステップで判定された前記通信路を用いて外部装置に当該送信データを送信する送信制御ステップとを含む
    データ通信方法。
  10. 複数の通信路を介して外部装置に接続され、前記複数の通信路それぞれの用途を示す用途設定情報を蓄積する用途設定情報蓄積部を備えるデータ通信装置に、外部装置とデータ通信を行わせるプログラムであって、
    用途を識別する情報を含む送信要求を受け付け、前記用途設定情報から当該用途に使用される前記通信路を判定する送信要求判定ステップと、
    前記送信要求に対応する送信データを受け付け、前記送信要求判定ステップで判定された前記通信路を用いて外部装置に当該送信データを送信する送信制御ステップとを含む
    プログラム。
  11. 複数の通信路を介して外部装置に接続され、前記複数の通信路それぞれの用途を示す用途設定情報を蓄積する用途設定情報蓄積部を備えるデータ通信装置に、外部装置とデータ通信を行わせる集積回路であって、
    用途を識別する情報を含む送信要求を受け付け、前記用途設定情報から当該用途に使用される前記通信路を判定する送信要求判定部と、
    前記送信要求に対応する送信データを受け付け、前記送信要求判定部によって判定された前記通信路を用いて外部装置に当該送信データを送信する送信制御部とを含む
    集積回路。
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