JP2010268321A - 伝送装置および伝送方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】バッファメモリの使用率を定期的に算出して、算出した使用率を揮発性メモリに蓄積し、蓄積した使用率に基づいて予測使用率を算出し、算出した予測使用率が危険閾値より大きい場合に、受信バッファをバッファプールに追加し、予測した使用率が所定の安全閾値より小さい場合に、追加した受信バッファをバッファメモリから削除する。
【選択図】図3
Description
次に、図3を用いて、実施例1に係る伝送装置100の構成について説明する。図3は、実施例1に係る伝送装置100の構成例を示す図である。図3に示すように、伝送装置100は、Ether HD111と、Etherドライバ112と、ネットワークドライバ120と、ネットワークプロトコル130と、バッファプール140と、使用率算出部150と、揮発性メモリ160と、CPU171と、不揮発性メモリ173と、Timer172と、OS180と、バッファプール制御部191と、最適バッファパタン予測部192とを有する。
次に、実施例1に係る伝送装置100による起動処理について説明する。図7は、起動時における伝送装置100の構成例を示す図である。なお、図7に例示した伝送装置100は、図3に示した伝送装置100と同様の装置であるが、図7には、起動処理に関連する処理部のみを図示する。
次に、図8〜図15を用いて、実施例1に係る伝送装置100による各種処理の手順について説明する。
まず、図8を用いて、実施例1に係る伝送装置100によるパケット受信処理の手順について説明する。図8は、実施例1に係る伝送装置100によるパケット受信処理手順を示すフローチャートである。
次に、図9を用いて、実施例1におけるスケジューリング部181によるスケジューリング処理の手順について説明する。図9は、実施例1におけるスケジューリング部181によるスケジューリング処理手順を示すフローチャートである。
次に、図10を用いて、図9のステップS204におけるバッファプール制御処理の手順について説明する。図10は、実施例1におけるバッファプール制御部191によるバッファプール制御処理手順を示すフローチャートである。
次に、図11を用いて、図10のステップS302における短期用パタン計算処理の手順について説明する。図11は、実施例1における最適バッファパタン予測部192による短期用パタン計算処理手順を示すフローチャートである。
次に、図12を用いて、図10のステップS303における長期用パタン計算処理の手順について説明する。図12は、実施例1における最適バッファパタン予測部192による長期用パタン計算処理手順を示すフローチャートである。
次に、図13を用いて、図11のステップS403、および、図12のステップS503における追加用予測処理の手順について説明する。図13は、実施例1における最適バッファパタン予測部192による追加用予測処理手順を示すフローチャートである。なお、図13に示した処理手順は、上記ステップS403またはS503において、使用率が短期監視用閾値の上限を超えていると判定された受信バッファの種類ごとに実行される。
次に、図14を用いて、図11のステップS409における削除用予測処理の手順について説明する。図14は、実施例1における最適バッファパタン予測部192による削除用予測処理手順を示すフローチャートである。なお、図14に示した処理手順は、上記ステップS409において、使用率が短期監視用閾値の下限より小さいと判定された受信バッファの種類ごとに実行される。
次に、図15を用いて、実施例1に係る伝送装置100による起動処理の手順について説明する。図15は、実施例1に係る伝送装置100による起動処理手順を示すフローチャートである。
上述してきたように、実施例1に係る伝送装置100は、パケットを受信するたびにバッファメモリの使用率を蓄積し、蓄積した使用率に基づいて予測使用率を算出し、予測使用率が危険閾値より大きい場合に、受信バッファをバッファプールに追加する。また、伝送装置100は、予測した使用率が所定の安全閾値より小さい場合に、追加した受信バッファをバッファメモリから削除する。これにより、実施例1に係る伝送装置100は、システム稼働中においても、パケットの受信状況に応じた受信バッファを動的に生成することができるので、受信バッファの枯渇を防止することができる。
上記実施例1では、図11を用いて説明したように、受信バッファの追加処理と削除処理とを同時に行わない例を示した。しかし、本願の開示する伝送装置は、受信バッファの追加処理と削除処理とを同時に行ってもよい。図16を用いて、受信バッファの追加処理と削除処理とを同時に行う例について説明する。
また、上記実施例1では、伝送装置100のバッファプール140は、2048[Byte]、1024[Byte]、512[Byte]の受信バッファを有する例を示した。しかし、伝送装置100は、他のサイズの受信バッファを有してもよい。例えば、伝送装置100は、2048[Byte]、1024[Byte]、512[Byte]、256[Byte]、128[Byte]の受信バッファを有してもよい。また、例えば、伝送装置100は、2048[Byte]の受信バッファだけを有してもよい。
また、上記実施例1では、図13および図14に示したように、予測使用率と現状の使用率との差分により、追加比率および削除比率を算出する例を示した。しかし、伝送装置100は、他の手法により追加または削除する受信バッファのサイズを算出してもよい。例えば、伝送装置100は、予測使用率と危険閾値との差が大きいほど、追加する受信バッファのサイズを大きくしたり、予測使用率と安全閾値との差が大きいほど、削除する受信バッファのサイズを大きくしたりしてもよい。また、例えば、伝送装置100は、受信バッファのサイズを変更した後の使用率が所望に値(例えば、「50%」)になるように、追加または削除する受信バッファのサイズを決定してもよい。
また、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPU及び当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
パケットを受信するたびに前記バッファメモリの使用率を算出する算出部と、
所定の監視周期が経過するたびに、前記算出部によって算出された使用率に基づいて、前記バッファメモリの使用率の変動量を算出し、算出した変動量に基づいて前記バッファメモリにおける将来の使用率である予測使用率を予測する予測部と、
前記予測部によって予測された予測使用率が所定の危険閾値より大きい場合に、前記バッファメモリに受信バッファを追加するメモリ管理部と
を備えたことを特徴とする伝送装置。
前記算出部は、受信バッファの種類ごとに使用率を算出し、
前記予測部は、前記算出部によって算出された使用率に基づいて、受信バッファの種類ごとに予測使用率を予測し、
前記メモリ管理部は、前記予測部によって予測された予測使用率が所定の危険閾値より大きい受信バッファの種類が存在する場合に、該受信バッファの種類に対応するサイズの受信バッファを前記バッファメモリに追加することを特徴とする付記1に記載の伝送装置。
前記予測部は、前記算出部によって設定された監視周期が経過するたびに、受信バッファの種類ごとに予測使用率を予測することを特徴とする付記2に記載の伝送装置。
前記予測部は、前記算出部によって短期増加フラグが設定され、かつ、前記予測部によって予測された予測使用率が所定の安全閾値より小さい受信バッファの種類が存在する場合に、該受信バッファの種類に対応するサイズの受信バッファの一部を前記バッファメモリから削除することを特徴とする付記3に記載の伝送装置。
当該の伝送装置が起動する場合に、前記バッファパタン記憶部に記憶されているバッファパタンに基づいて、前記バッファメモリに受信バッファを生成する初期化部と
をさらに備えたことを特徴とする付記2〜5のいずれか一つに記載の伝送装置。
前記伝送装置が、
パケットを受信するたびに、受信パケットを記憶する受信バッファを複数有するバッファメモリの使用率を算出する算出ステップと、
所定の監視周期が経過するたびに、前記算出ステップによって算出された使用率に基づいて、前記バッファメモリの使用率の変動量を算出し、算出した変動量に基づいて前記バッファメモリにおける将来の使用率である予測使用率を予測する予測ステップと、
前記予測ステップによって予測された予測使用率が所定の危険閾値より大きい場合に、前記バッファメモリに受信バッファを追加するメモリ管理ステップと
を含んだことを特徴とする伝送方法。
111、912 Ether HD
112、913 Etherドライバ
120、914、924 ネットワークドライバ
130、915 ネットワークプロトコル
140、911、921 バッファプール
150 使用率算出部
160 揮発性メモリ
171 CPU
172 Timer
173 不揮発性メモリ
180 OS
181 スケジューリング部
182 メモリ管理部
191 バッファプール制御部
192 最適バッファパタン予測部
210 記憶部
220 BOOTプログラム
230 カーネルローダ
240 初期化部
Claims (6)
- 受信パケットを記憶する受信バッファを複数有するバッファメモリと、
パケットを受信するたびに前記バッファメモリの使用率を算出する算出部と、
所定の監視周期が経過するたびに、前記算出部によって算出された使用率に基づいて、前記バッファメモリの使用率の変動量を算出し、算出した変動量に基づいて前記バッファメモリにおける将来の使用率である予測使用率を予測する予測部と、
前記予測部によって予測された予測使用率が所定の危険閾値より大きい場合に、前記バッファメモリに受信バッファを追加するメモリ管理部と
を備えたことを特徴とする伝送装置。 - 前記バッファメモリは、サイズの異なる複数種類の受信バッファを有し、
前記算出部は、受信バッファの種類ごとに使用率を算出し、
前記予測部は、前記算出部によって算出された使用率に基づいて、受信バッファの種類ごとに予測使用率を予測し、
前記メモリ管理部は、前記予測部によって予測された予測使用率が所定の危険閾値より大きい受信バッファの種類が存在する場合に、該受信バッファの種類に対応するサイズの受信バッファを前記バッファメモリに追加することを特徴とする請求項1に記載の伝送装置。 - 前記算出部は、受信バッファの各種類に対応する使用率のうち、最も高い使用率である最大使用率が大きいほど前記監視周期を小さい値に設定し、前記最大使用率が小さいほど前記監視周期を大きい値に設定し、
前記予測部は、前記算出部によって設定された監視周期が経過するたびに、受信バッファの種類ごとに予測使用率を予測することを特徴とする請求項2に記載の伝送装置。 - 前記算出部は、前記バッファメモリの使用率の増加率が所定の増加率閾値よりも大きい場合に、短期的に使用率が増加したことを示す短期増加フラグを設定し、
前記予測部は、前記算出部によって短期増加フラグが設定され、かつ、前記予測部によって予測された予測使用率が所定の安全閾値より小さい受信バッファの種類が存在する場合に、該受信バッファの種類に対応するサイズの受信バッファの一部を前記バッファメモリから削除することを特徴とする請求項3に記載の伝送装置。 - 前記メモリ管理部によって更新された前記バッファメモリにおける受信バッファの種類と、受信バッファの個数との組合せパタンであるバッファパタンを記憶するバッファパタン記憶部と、
当該の伝送装置が起動する場合に、前記バッファパタン記憶部に記憶されているバッファパタンに基づいて、前記バッファメモリに受信バッファを生成する初期化部と
をさらに備えたことを特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに記載の伝送装置。 - パケットを伝送する伝送装置による伝送方法であって、
前記伝送装置が、
パケットを受信するたびに、受信パケットを記憶する受信バッファを複数有するバッファメモリの使用率を算出する算出ステップと、
所定の監視周期が経過するたびに、前記算出ステップによって算出された使用率に基づいて、前記バッファメモリの使用率の変動量を算出し、算出した変動量に基づいて前記バッファメモリにおける将来の使用率である予測使用率を予測する予測ステップと、
前記予測ステップによって予測された予測使用率が所定の危険閾値より大きい場合に、前記バッファメモリに受信バッファを追加するメモリ管理ステップと
を含んだことを特徴とする伝送方法。
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