JP2009182443A - 通信端末、動作モード管理プログラム、および動作モード管理方法 - Google Patents

通信端末、動作モード管理プログラム、および動作モード管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの生活習慣にあわせて動作モードの切替えを行う。
【解決手段】携帯電話機1は、複数の動作モードを有する携帯電話機であって、通信が行われた時刻、およびユーザの操作による動作が行われた時刻を含むアクティブ時刻を所定の時間単位で累積して記録する時刻記録部10と、当該累積記録の結果、アクティブ時刻が所定の頻度以下で記録された時間間隔を非アクティブ時間と判断する判断部30と、非アクティブ時間に、携帯電話機1を複数の動作モードのうちの何れかに設定するモード設定部40と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信端末、動作モード管理プログラム、および動作モード管理方法に関するものである。
従来、通信端末における動作モードを時間に応じて変えることが行われている。例えば、特許文献1は、情報を送受信する期間に応じて、通信端末の動作モードをアクティブモードや省電力モードに切替える装置について開示している。
特開2004−104465号公報
上記の特許文献1では、既述のとおり、情報を送受信する期間に応じて動作モードを切替えることについて開示されているが、動作モードの切替えのタイミングを一意的に決めずに各ユーザの生活習慣を反映させて定めることに対する要求があった。
そこで、本発明は上記に鑑みてなされたもので、ユーザの生活習慣にあわせて動作モードの切替えを行うことが可能な通信端末、動作モード管理プログラム、および動作モード管理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の通信端末は、複数の動作モードを有する通信端末であって、通信が行われた時刻、およびユーザの操作による動作が行われた時刻を含むアクティブ時刻を所定の時間単位で累積して記録する時刻記録手段と、当該累積記録の結果、前記アクティブ時刻が所定の頻度以下で記録された時間間隔を非アクティブ時間と判断する判断手段と、前記非アクティブ時間に、当該通信端末を前記複数の動作モードのうちの何れかに設定するモード設定手段と、を備える。
また、本発明の動作モード管理プログラムは、複数の動作モードを有する通信端末における動作モード管理プログラムであって、通信が行われた時刻、およびユーザの操作による動作が行われた時刻を含むアクティブ時刻を所定の時間単位で累積して記録する時刻記録機能と、当該累積記録の結果、前記アクティブ時刻が所定の頻度以下で記録された時間間隔を非アクティブ時間と判断する判断機能と、前記非アクティブ時間に、当該通信端末を前記複数の動作モードのうちの何れかに設定するモード設定機能と、を当該通信端末に実現させる。
また、本発明の動作モード管理方法は、複数の動作モードを有する通信端末における動作モード管理方法であって、当該通信端末の時刻記録手段が、通信が行われた時刻、およびユーザの操作による動作が行われた時刻を含むアクティブ時刻を所定の時間単位で累積して記録する時刻記録ステップと、当該累積記録の結果、当該通信端末の判断手段が、前記アクティブ時刻が所定の頻度以下で記録された時間間隔を非アクティブ時間と判断する判断ステップと、当該通信端末のモード設定手段が、前記非アクティブ時間に、当該通信端末を前記複数の動作モードのうちの何れかに設定するモード設定ステップと、を備える。
このような本発明の通信端末、動作モード管理プログラム、および動作モード管理方法によれば、アクティブ時刻を所定の時間単位で累積して記録した結果に基づいて、非アクティブ時間を統計的に判断する。このアクティブ時刻は、通信が行われた時刻またはユーザの操作による動作が行われた時刻等であって、ユーザの生活習慣が反映されて通信端末が動作された時刻である。このため、このアクティブ時刻を判断の基準とすれば、ユーザの生活習慣上で通信端末があまり動作されない時間帯を非アクティブ時間と判断することができる。したがって、非アクティブ時間と判断された時間帯に通信端末の動作モードを切替えることにより、ユーザの生活習慣にあわせて動作モードの切替えを行うことが可能となる。
また、本発明において、前記モード設定手段は、前記非アクティブ時間に、当該通信端末を低電力モードに設定してもよい。
この発明によれば、非アクティブ時間と判断された時間帯では通信端末を低電力モードに設定することにより、ユーザの生活習慣上で通信端末があまり動作されないと統計的に判断された時間帯に、通信端末の消費電力を低減することができる。
また、本発明において、前記モード設定手段は、前記非アクティブ時間に、当該通信端末をマナーモードに設定してもよい。
この発明によれば、例えば深夜に着信がある際に、着信記録だけは残したいけれど、いちいち起こされたくない人を対象に、非アクティブ時間と判断された例えば深夜の時間帯では通信端末をマナーモードに設定することができる。
また、本発明において、前記モード設定手段は、前記非アクティブ時間に、当該通信端末を、当該通信端末に備えられたメモリのメンテナンスを行うモードに設定してもよい。
この発明によれば、非アクティブ時間と判断された時間帯では通信端末をメモリのメンテナンスを行うモードに設定することにより、ユーザの生活習慣上で通信端末があまり動作されないと統計的に判断された時間帯に、メモリに対するデフラグ等を行うことができる。これにより、通信端末の負荷を時間的に分配することが可能となる。
また、本発明において、前記モード設定手段は、前記非アクティブ時間に、当該通信端末を、外部の装置からコンテンツをダウンロードするモードに設定してもよい。
この発明によれば、非アクティブ時間と判断された時間帯では通信端末をコンテンツをダウンロードするモードに設定することにより、ユーザの生活習慣上で通信端末があまり動作されないと統計的に判断された時間帯に、通信資源の消費が多い動作を行うことができる。これにより、通信資源を時間的に分配して消費することが可能となる。
また、本発明において、前記時刻記録手段は、前記時間単位を一日間として、前記アクティブ時刻を累積記録してもよい。
この発明によれば、時刻記録手段はユーザの一日間の生活習慣を反映させた上でアクティブ時刻を累積記録することができる。
また、本発明において、前記時刻記録手段は、前記時間単位を一週間として、前記アクティブ時刻を累積記録してもよい。
この発明によれば、時刻記録手段はユーザの一週間の生活習慣を反映させた上でアクティブ時刻を累積記録することができる。
また、本発明において、前記判断手段は、任意の前記アクティブ時刻からの時間差が所定の第1の時間以内である時間間隔をアクティブ時間と判断し、且つ前記時間単位内において前記アクティブ時間以外の時間を前記非アクティブ時間と判断してもよい。
この発明によれば、ユーザの生活習慣を反映して、非アクティブ時間およびアクティブ時間を判断することができる。非アクティブ時間およびアクティブ時間は上記のアクティブ時刻に基づいて判断されるものであり、このアクティブ時刻はユーザの生活習慣が反映されて通信端末が動作された時刻であるからである。なお、ユーザの生活習慣が反映されて通信端末が動作される例としては、例えば、ユーザによりキー操作があった場合、音声やメールの発着信があった場合、目覚ましなどユーザが設定した予約動作が実行された場合等が挙げられる。
また、本発明において、前記判断手段は、前記第1の時間より短い時間である所定の第2の時間が任意のアクティブ時刻から経過する前における各時刻については、前記アクティブ時間であるか否かに関する当該判断を行わないようにしてもよい。
この発明によれば、任意のアクティブ時刻経過後の所定の時間(第2の時間)内においてはアクティブ時間に関する上記の判断を行わないことにより、例えば一日間または一週間等の単位時間の全範囲において当該判断を行う場合に比べて、計算量を減らし、メモリおよび消費電力を節約することができる。
また、本発明において、前記判断手段は、前記第1の時間が任意のアクティブ時刻から経過する前における各時刻については、前記アクティブ時間であるか否かに関する当該判断を行わないようにしてもよい。
この発明によれば、任意のアクティブ時刻経過後の所定の時間(第1の時間)内においてはアクティブ時間に関する上記の判断を行わないことにより、例えば一日間または一週間等の単位時間の全範囲において当該判断を行う場合に比べて、計算量を減らし、メモリおよび消費電力を節約することができる。また、第1の時間が第2の時間よりも長いことから、任意のアクティブ時刻から第2の時間が経過する前にはアクティブ時間に関する判断を行わないとの上記の方法に比べて、計算量を更に減らし、メモリおよび消費電力を更に節約することができる。
また、本発明において、前記時間単位を複数の時間領域に分割する分割手段を更に備え、前記判断手段は、任意の当該分割された時間領域内で、前記アクティブ時刻が所定の回数以下で記録された場合に、該時間領域を前記非アクティブ時間と判断してもよい。
この発明によれば、時間単位を複数の時間領域に分割してから、非アクティブ時間に関する判断を行うことにより、当該判断に必要なメモリの量を減らすことができる。また、分割する時間領域の数や長さを調整することにより、当該判断に対する精度を調整することができる。
本発明によれば、ユーザの生活習慣にあわせて動作モードの切替えを行うことが可能な通信端末、動作モード管理プログラム、および動作モード管理方法を提供することができる。
以下、添付図面を参照して本発明にかかる通信端末、動作モード管理プログラム、および動作モード管理方法の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(携帯電話機1の構成)
本発明の実施形態に係る携帯電話機1(通信端末)の構成について、図1および図2を参照しながら説明する。図1は携帯電話機1の機能的な構成を示す概要図であり、図2は携帯電話機1の物理的な構成を示すハードウェア構成図である。
まず、携帯電話機1の物理的な構成について説明する。図2に示すように、携帯電話機1は、物理的には、CPU11、主記憶装置であるROM12及びRAM13、操作ボタンなどの入力デバイス14、LCDや有機ELディスプレイなどの出力デバイス15、呼処理サーバ(図示せず)などの他の装置との間でデータの送受信を行う通信モジュール16、メモリディバイス等の補助記憶装置17を備えて構成される。携帯電話機1の各機能は、CPU11、ROM12、RAM13等のハードウェア上に所定のソフトウェアを読み込ませることにより、CPU11の制御の元で入力デバイス14、出力デバイス15、通信モジュール16を動作させると共に、主記憶装置12,13や補助記憶装置17におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。
次に、携帯電話機1の機能的な構成について説明する。図1に示すように、携帯電話機1は、機能的には、時刻記録部10(時刻記録手段)、格納部20、判断部30(判断手段)、およびモード設定部40(モード設定手段)を備えて構成される。
時刻記録部10は、アクティブ時刻を所定の時間単位で累積して記録するものである。このアクティブ時刻は、通信が行われた時刻、ユーザの操作による動作が行われた時刻等を含む時刻であって、ユーザの生活習慣が反映されて携帯電話機1の動作が行われた時刻である。以下、ユーザの生活習慣が反映されて携帯電話機1にて行われる通信やユーザの操作による動作等を「アクション」という。このアクションの一例としては、例えば、ユーザによるキー操作、音声やメールの発着信、目覚ましなどユーザが設定した予約動作等が挙げられる。時刻記録部10は、各アクションが行われる時刻、つまりアクティブ時刻を一日間または一週間を時間単位として累積して記録し、当該累積記録した情報を格納部20に入力する。
図3は、時刻記録部10の動作を具体的にイメージした図であり、アクションが行われアクティブ時刻が記録されたことが矢印で表されている。図3(a)〜図3(d)は、時刻記録部10が一日間を時間単位としてN日間アクティブ時刻を累積して記録した様子を示す。図3(e)は、図3(a)〜図3(d)にて累積記録したN日間の合計を表し、時刻記録部10はこの合計情報を格納部20に入力する。
図1に戻り、格納部20は、アクティブ時刻を累積記録することにより得られた上記の合計情報(上記の図3(e)を参照)を時刻記録部10より入力して格納するものである。また、格納部20は、判断部30からの要求により、当該格納している合計情報を判断部30に読み取らせる。
判断部30は、上記の合計情報を格納部20を参照して読み取り、当該読み取った合計情報に基づいて、非アクティブ時間およびアクティブ時間を判断するものである。判断部30は、アクティブ時刻が所定の頻度以下で記録された時間間隔を非アクティブ時間と判断し、それ以外の時間間隔をアクティブ時間と判断する。アクティブ時刻が記録される頻度は上記のアクションが行われた頻度と比例するため、判断部30は、アクティブ時刻が記録される頻度を判断基準とすることにより、ユーザの生活習慣を反映して統計的に非アクティブ時間およびアクティブ時間を判断することができる。判断部30は、当該判断結果を表す情報をモード設定部40に出力する。
図3(f)は、判断部30が、図3(e)の合計情報に基づいて、非アクティブ時間およびアクティブ時間を判断した様子を示す。所定の頻度を例えば3回とした場合に、時間間隔A、B、Dにおいてはアクティブ時刻が3回以下で記録されているため、判断部30は当該時間間隔A、B、Dを非アクティブ時間として判断する。このことにより、判断部30は、ユーザの生活習慣上で携帯電話機1があまり動作されない時間帯を非アクティブ時間と判断することができる。また、判断部30は、0時〜24時の時間単位内において非アクティブ時間と判断した時間間隔以外の時間間隔、つまり時間間隔C等をアクティブ時間と判断する。以上、図3(f)を参照しながら、判断部30の動作を概念的に説明したが、判断部30の動作に関するより詳細な事項については、後述する。
図1に戻り、モード設定部40は、判断部30の判断結果を表す情報を入力され、現時刻が非アクティブ時間になったときに、携帯電話機1の動作モードを以下に記載する複数の動作モードのうちの何れかに設定する。動作モードの設定は非アクティブ時間と判断された時間帯に行われるため、モード設定部40はユーザの生活習慣にあわせて動作モードの設定を行うことが可能となる。
例えば、モード設定部40は、現時刻が非アクティブ時間になったときに、携帯電話機1の動作モードを低電力モードに設定する。低電力モードでは、例えば自動的に電源を切るなどの動作が行われる。非アクティブ時間と判断された時間帯に携帯電話機1を低電力モードに設定することにより、ユーザの生活習慣上で携帯電話機1があまり動作されないと統計的に判断された時間帯に、携帯電話機1の消費電力を低減することができる。
または、モード設定部40は、現時刻が非アクティブ時間になったときに、携帯電話機1の動作モードをマナーモードに設定する。マナーモードでは、例えば、着信音量がゼロとされたり、着信が自動的に留守番電話に転送されるため、この設定方法は、例えば深夜に着信がある際に、着信記録だけは残したいけれど、いちいち起こされたくない人向けに適しているといえる。
または、モード設定部40は、現時刻が非アクティブ時間になったときに、携帯電話機1の動作モードをスリープモードに設定する。スリープモードでは、例えば、背面液晶やLEDの点灯を停止する制御や、着信動作以外の一切のアプリケーションの起動を禁止するなどの制御が行われる。なお、運用状況によっては、このスリープモードを上記のマナーモードの一種として運用することもできる。
または、モード設定部40は、現時刻が非アクティブ時間になったときに、携帯電話機1の動作モードをメモリ管理モードに設定する。メモリ管理モードでは、例えば、携帯電話機1に備えられたメモリ(例えば図2の補助記憶装置17など)に対するデフラグやガベージコレクション等のメンテナンスが行われる。これにより、携帯電話機1の負荷を時間的に分配することが可能となる。
または、モード設定部40は、現時刻が非アクティブ時間になったときに、携帯電話機1の動作モードをコンテンツダウンロードモードに設定する。コンテンツダウンロードモードでは、例えば、楽曲提供サービスを実施するサーバから楽曲コンテンツをダウンロードしたり、ブログなどの更新チェックやニュースのダウンロードが行われる。これにより、通信資源を時間的に分配することが可能となる。
(判断部30の非アクティブ時間判断方法)
続いて、判断部30が非アクティブ時間およびアクティブ時間を判断する方法の詳細について、図4〜図7を参照しながら説明する。
(非アクティブ時間判断方法、その1)
まず、図4を参照しながら非アクティブ時間判断方法(その1)について説明する。図4に示すように、判断部30は、所定の第1の時間X(以下、「ガードタイムX」という。)を予め設定しておき、任意のアクティブ時刻が記録されてからガードタイムXが経過するまでの時間間隔をアクティブ時間と判断する。図4においては、時刻T1にボタン押下とのアクションが発生しており、判断部30は時刻T1〜時刻T1+Xの時間帯をアクティブ時間と判断している。また、時刻T2にメール受信とのアクションが発生しており、判断部30は時刻T2〜時刻T2+Xの時間帯をアクティブ時間と判断している。更に、時刻T3にボタン押下とのアクションが発生しており、判断部30は時刻T3〜時刻T3+Xの時間帯をアクティブ時間と判断している。そして、例えば時刻T1〜時刻T3+Xがアクティブ時刻の記録における単位時間(例えば一日間)である場合に、つまり例えば時刻T1が0時であり且つ時刻T3+Xが24時である場合に、判断部30は、上記の要領によりアクティブ時間と判断された時間帯以外の時間帯を非アクティブ時間と判断する。図4において、判断部30は、時刻T2+X〜時刻T3の時間帯を非アクティブ時間と判断している。
以上で説明した方法において、所定のガードタイムXを分単位で設定した場合には、判断部30は非アクティブ時間を分単位で判断することが可能となる。また、Xの値を調整することで、非アクティブ時間の判断において緩急がつけられる。つまり、例えば、Xの値を大きくすることで、アクション発生率が非常に低い時間帯を非アクティブ時間として判断することができる。また、以上の説明では、アクティブ時刻からガードタイムXの経過までの時間をアクティブ時間として判断していたが、これに限らず、アクティブ時刻の前後におけるガードタイムXまでの時間をアクティブ時間として判断するようにしてもよい。
(非アクティブ時間判断方法、その2)
次に、図5を参照しながら非アクティブ時間判断方法(その2)について説明する。非アクティブ時間判断方法(その2)は、上記の非アクティブ時間判断方法(その1)と基本的には同様であるが、所定の第2の時間Yに関して相違点を有する。すなわち、判断部30は、上記のガードタイムXより短い時間である所定の第2の時間Y(以下、「記録ガードタイムY」という。)を予め設定しておき、任意のアクティブ時刻が記録されてから記録ガードタイムYが経過する前までにおける各時刻については、アクティブ時間であるか否かに関する判断を行わない。言い換えれば、判断部30は、アクティブ時刻が記録されてから記録ガードタイムYが経過する前までの間に記録されたアクティブ時刻については無視する。または、任意のアクティブ時刻が記録されてから記録ガードタイムYが経過する前までの間に発生したアクションについては、時刻記録部10がそもそも記録しないようにしてもよい。
図5において、時刻T2にメール受信とのアクションが発生しているが、時刻T2は記録ガードタイムYに入っているため、判断部30が例えば時刻T2〜時刻T2+Xの時間帯をアクティブ時間として判断することはしない。一方、時刻T3に発生したメール受信とのアクションについては、上記の非アクティブ時間判断方法(その1)と同様の要領により、アクティブ時間が判断される。また、図5にて図示はしないが、非アクティブ時間についても、上記の非アクティブ時間判断方法(その1)と同様の要領により判断される。
以上で説明した方法によれば、任意のアクティブ時刻から記録ガードタイムYが経過する前においてはアクティブ時間に関する判断を行わないことにより、例えば一日間または一週間等の単位時間の全範囲においてアクティブ時間に関する判断を行う場合(例えば、上記の非アクティブ時間判断方法(その1))に比べて、計算量を減らし、メモリおよび消費電力を節約することができる。
(非アクティブ時間判断方法、その3)
非アクティブ時間判断方法(その3)は、上記の非アクティブ時間判断方法(その2)と基本的には同様であるが、記録ガードタイムYの長さがガードタイムXの長さと等しい点が相違する。
この方法によれば、任意のアクティブ時刻から記録ガードタイムYが経過する前においてはアクティブ時間に関する判断を行わないことにより、上記の非アクティブ時間判断方法(その1)に比べて、計算量を減らし、メモリおよび消費電力を節約することができる。また、非アクティブ時間判断方法(その3)における記録ガードタイムYは非アクティブ時間判断方法(その2)における記録ガードタイムYよりも長いことから、非アクティブ時間判断方法(その2)に比べて、計算量を更に減らし、メモリおよび消費電力を更に節約することができる。
(非アクティブ時間判断方法、その4)
次に、図6〜図8を参照しながら非アクティブ時間判断方法(その4)について説明する。この方法における携帯電話機1は、図1を参照しながら既述した機能的な構成要素に加え、図6に示すように、分割部50(分割手段)を更に備える。図6は、非アクティブ時間判断方法(その4)における携帯電話機1の機能的な構成を示す概要図である。
分割部50は、時刻記録部10がアクティブ時刻を累積記録する際の単位時間(例えば一日間)を複数のタイムゾーンに分割するものである。図7は、分割部50が一日間の単位時間を一時間毎のタイムゾーン(Za〜Zi)に分割した一例をイメージしている。分割部50は、このように分割したタイムゾーンに関する情報を時刻記録部10に出力する。
図6に戻り、時刻記録部10は、分割部50より上記の分割に関する情報を入力され、アクティブ時刻の累積記録を当該それぞれのタイムゾーン別に行う。図7は、時刻記録部10がタイムゾーン別にアクティブ時刻の累積記録を行ったことをイメージしており、例えば1時から2時までのタイムゾーンZbでは、メール着信とボタン押下の2回のアクションが記録されている。時刻記録部10は、このようにタイムゾーン別に累積記録したアクティブ時刻に関する情報を格納部20に出力する。
上記のアクティブ時刻の累積記録を行う際に、時刻記録部10は、キー入力ガードタイムY1およびアプリケーション起動ガードタイムY2を反映させることができる。キー入力ガードタイムY1は、既述の記録ガードタイムYの一種であって、一回目のキー入力をカウントしてから次回のキー入力をカウントするまでに当該カウントを保留しておく期間である。図8は、キー入力ガードタイムY1が例えば5秒と設定されている場合に、時刻記録部10がアクティブ時刻の累積記録を行った様子を示す。図8に示すように、例えば管理番号3、4の記録において、たとえ7時40分10秒から5秒が経過する間に複数回のキー入力があったとしても、時刻記録部10は7時40分10秒の最初のキー入力のみをカウントする。そして、5秒が過ぎた時点で次回のキー入力をカウントする(7時40分15秒)。
アプリケーション起動ガードタイムY2も、既述の記録ガードタイムYの一種であって、アプリケーションが起動されていることをカウントするためのインターバルである。図8は、アプリケーション起動ガードタイムY2が例えば10秒と設定されている場合に、時刻記録部10がアクティブ時刻の累積記録を行った様子を示す。図8に示すように、例えば管理番号10〜20の記録において、10時15分15秒から10時16分55秒の間に音声通信が続いていた場合に、時刻記録部10は音声電話の開始があった10時15分15秒から10秒毎にカウントを行う。なお、以上で説明したキー入力ガードタイムY1およびアプリケーション起動ガードタイムY2は、非アクティブ時間判断方法(その4)に限らず、既述した非アクティブ時間判断方法(その1)〜(その3)においても適用されることができる。
図6に戻り、判断部30は、タイムゾーン別にアクティブ時刻が累積記録された回数を表す情報(以下、「回数情報」という。)を格納部20を参照して読み取り、当該読み取った回数情報に基づいて、非アクティブ時間およびアクティブ時間を判断する。判断部30は、アクティブ時刻が所定の回数以下で記録されたタイムゾーンを非アクティブ時間と判断し、それ以外のタイムゾーンをアクティブ時間と判断する。図7は、判断部30が、格納部20を参照して読み取った回数情報に基づいて、非アクティブ時間およびアクティブ時間を判断した様子を示す。所定の頻度を例えば0回とした場合に、タイムゾーンZc、Zd、Ze、Zg等ではアクティブ時刻が0回以下で記録されているため、判断部30は当該タイムゾーンを非アクティブ時間と判断する。また、判断部30は、タイムゾーンZa、Zb、Zg、Zg、Zh、Zi等をアクティブ時間と判断する。判断部30はこのように判断した結果を表す情報をモード設定部40に出力し、モード設定部40は当該結果情報に基づいて携帯電話機1の動作モードを切替える。
以上で説明した方法において、分割部50は、1時間より短い間隔でまたは長い間隔で、タイムゾーンを分割してもよい。タイムゾーン分割の時間間隔を調節することにより、非アクティブ時間の判断における精度に緩急がつけられる。
また、この方法では、アクティブ時刻の累積記録のために必要なメモリがタイムゾーンの分割数を元に決められるため、少ないメモリ量でもアクティブ時刻の累積記録を行うことができる。
また、この方法は、特に非アクティブ時間を判断するための閾値となる回数を上記のように0回とした場合には、アクションが全く発生しない時間が生じやすい生活パタンのユーザ向けに適した方法である。
(携帯電話機1の動作)
続いて、携帯電話機1により行われる動作について説明する。以下に説明する各動作は、携帯電話機1内の動作モード管理プログラムにより実現される。
(全体動作)
まず、携帯電話機1により行われる動作の全体的な流れについて、図9を参照しながら説明する。図9は、携帯電話機1により行われる動作の全体的な流れを示すフローチャートである。
最初に、時刻記録部10が、アクティブ時刻を所定の時間単位で累積記録して格納部20に入力する(ステップS1、時刻記録ステップ、時刻記録機能)。
次に、格納部20が、ステップS1にて累積記録されたアクティブ時刻を表す情報を時刻記録部10より入力して格納する(ステップS2)。
次に、判断部30が、累積記録されたアクティブ時刻を表す情報を格納部20を参照して読み取り、当該読み取った情報に基づいて、非アクティブ時間およびアクティブ時間を判断する。判断部30は、当該判断結果を表す情報をモード設定部40に出力する(ステップS3、判断ステップ、判断機能)。
次に、モード設定部40が、判断部30の判断結果を表す情報を入力し、現時刻が非アクティブ時間になったときに、携帯電話機1の動作モードを低電力モード、マナーモード、スリープモード、メモリ管理モード、コンテンツダウンロードモードのうちの何れかに設定する(ステップS4、モード設定ステップ、モード設定機能)。
なお、以上の説明において、時刻記録部10は累積記録したアクティブ時刻を表す情報を格納部20に出力しているが、これに限らず、時刻記録部10が当該情報を判断部30に直接出力してもよい。
(非アクティブ時間判断方法(その1)における動作)
続いて、既述の非アクティブ時間判断方法(その1)における動作、特にアクティブ時間を判断するにあたっての動作について、図10〜図15を参照しながら説明する。図10は、当該動作を示すフローチャートである。なお、以下の説明において、「AtnS」は任意のアクティブ時間nの開始時刻を表し、「AtnE」は任意のアクティブ時間nの終了時刻を表し、「Am」は任意のアクションmの発生時刻、つまり任意のアクションmに対して記録されたアクティブ時刻を表し、「n」はアクティブ時間に対するカウンタ(通番)を表し、「m」はアクションまたはアクティブ時刻に対するカウンタ(通番)を表す。
図10のフローチャートに示すように、最初に、時刻記録部10が、カウンタn、mを初期化し(ステップS101)、アクションに対する監視を始める(ステップS102)。ステップS102のアクション監視中に、キー入力(ステップS103)、メールや音声電話の着信(ステップS104)、目覚まし等の予約動作(ステップS105)、例えば音声電話の発信によるアプリケーションの起動(ステップS106)等が検知されたら、当該動作が行われた時刻をアクティブ時刻Amとして記録する(ステップS107)。
ここで、ステップS103のキー入力動作についてはキー入力ガードタイムY1を適用する。つまり、キー入力の検知後に、キー入力ガードタイムY1が動作されているか否かを確認し(ステップS108)、キー入力ガードタイムY1が動作されている場合には(ステップS108:Y)、当該キー入力をカウントせず、処理の流れはステップS102のアクション監視に戻る。一方、キー入力ガードタイムY1が動作されていない場合には(ステップS108:N)、キー入力ガードタイムY1がスタートするように設定した上で(ステップS109)、当該キー入力が行われた時刻をアクティブ時刻Amとして記録する(ステップS107)。
一方、ステップS106のアプリケーション起動動作についてはアプリケーション起動ガードタイムY2を適用する。つまり、アプリケーション起動の検知後に、アプリケーション起動ガードタイムY2が動作されているか否かを確認し(ステップS110)、アプリケーション起動ガードタイムY2が動作されている場合には(ステップS110:Y)、当該アプリケーション起動をカウントせず、処理の流れはステップS102のアクション監視に戻る。一方、アプリケーション起動ガードタイムY2が動作されていない場合には(ステップS110:N)、アプリケーション起動ガードタイムY2がスタートするように設定した上で(ステップS111)、当該アプリケーション起動が行われた時刻をアクティブ時刻Amとして記録する(ステップS107)。
ステップS107に次いで、判断部30が、ガードタイムXを適用して、時刻Gt1およびGt2を算出する。時刻Gt1は「Gt1=Am-X」として算出され、時刻Gt2は「Gt2=Am+X」として算出される。つまり、時刻Gt1およびGt2はアクティブ時刻Amより発生するアクティブ時間の開始時刻および終了時刻である(ステップS112)。
次に、判断部30が、ステップS112にて算出した時刻Gt1がアクティブ時間帯における時刻であるかを確認する。この確認は、現時点まで登録されているアクティブ時間(0番目のアクティブ時間、…、(n−1)番目のアクティブ時間、つまりAt0S~At0Eの時間帯、…、At(n-1)S~At(n-1)Eの時間帯)に時刻Gt1が含まれるか否かを確認することにより行われる(ステップS113)。
次に、ステップS113の確認により、時刻Gt1がアクティブ時間帯における時刻であると確認された場合には(ステップS113:Y)、判断部30が、時刻Gt2がアクティブ時間帯における時刻であるかを確認する。この確認は、現時点まで登録されているアクティブ時間(0番目のアクティブ時間、…、(n−1)番目のアクティブ時間、つまりAt0S~At0Eの時間帯、…、At(n-1)S~At(n-1)Eの時間帯)に時刻Gt2が含まれるか否かを確認することにより行われる(ステップS114)。
次に、ステップS114の確認により、時刻Gt2がアクティブ時間帯における時刻であると確認された場合には(ステップS114:Y)、判断部30が、時刻Gt1、Gt2が同じアクティブ時間帯における時刻であるかを確認する(ステップS115)。
ステップS115の確認により、時刻Gt1、Gt2が同じアクティブ時間帯における時刻でないと確認された場合に(ステップS115:N)、判断部30は当該ケースをケース1と判断する(ステップS116)。
図11はケース1の状況を示す図である。ケース1では、図11(a)に示すように、通番がXであるアクティブ時間(AtxS~AtxE)に時刻Gt1が入っており、通番がYであるアクティブ時間(AtyS~AtyE)に時刻Gt2が入っている。この場合に、判断部30は、AtxEをAtyEまで延長し、且つAtySおよびAtyEを無効化する。このことにより、図11(b)に示すように、通番がXのアクティブ時間がAtxSから無効化前のAtyEまでと長くなる。
図10に戻り、ステップS115の確認により、時刻Gt1、Gt2が同じアクティブ時間帯における時刻であると確認された場合に(ステップS115:Y)、判断部30は当該ケースをケース2と判断する(ステップS117)。
図12はケース2の状況を示す図である。ケース2では、図12(a)に示すように、通番がXであるアクティブ時間(AtxS~AtxE)に時刻Gt1、Gt2の両方が入っている。この場合に、判断部30は、特に対応をせず、時刻Gt1、Gt2をそのまま無視する。このことにより、通番がXのアクティブ時間は、図12(b)に示すように、AtxSからAtxEまでで、図12(a)と変わらない。
図10に戻り、ステップS114の確認により、時刻Gt2がアクティブ時間帯における時刻でないと確認された場合には(ステップS114:N)、判断部30は当該ケースをケース3と判断する(ステップS118)。
図13はケース3の状況を示す図である。ケース3では、図13(a)に示すように、通番がXであるアクティブ時間(AtxS~AtxE)に時刻Gt1が入っており、時刻Gt2は非アクティブ時間に入っている。この場合に、判断部30は、AtxEをGt2まで延長する。このことにより、図13(b)に示すように、通番がXのアクティブ時間がAtxSから旧Gt2までと延長される。
図10に戻り、ステップS113の確認により、時刻Gt1がアクティブ時間帯における時刻でないと確認された場合には(ステップS113:N)、判断部30が、時刻Gt2がアクティブ時間帯における時刻であるかを確認する(ステップS119)。
ステップS119の確認により、時刻Gt2がアクティブ時間帯における時刻であると確認された場合に(ステップS119:Y)、判断部30は当該ケースをケース4と判断する(ステップS120)。
図14はケース4の状況を示す図である。ケース4では、図14(a)に示すように、通番がYであるアクティブ時間(AtyS~AtyE)に時刻Gt2が入っており、時刻Gt1は非アクティブ時間に入っている。この場合に、判断部30は、AtySをGt1まで延長する。このことにより、図14(b)に示すように、通番がYのアクティブ時間が旧Gt1からAtyEまでと延長される。
図10に戻り、ステップS119の確認により、時刻Gt2がアクティブ時間帯における時刻でないと確認された場合に(ステップS119:N)、判断部30は当該ケースをケース5と判断する(ステップS121)。
図15はケース5の状況を示す図である。ケース5では、図15(a)に示すように、時刻Gt1、Gt2の両方が非アクティブ時間に入っている。この場合に、判断部30は、時刻Gt1を通番がNの新しいアクティブ時間の開始時刻とし、時刻Gt2を終了時刻とする。つまり、「AtnS=Gt1」および「AtnE=Gt2」と設定する。
図10に戻り、上述したステップS116〜S121の次に、アクションまたはアクティブ時刻に対するカウンタであるmを1単位増加させる(ステップS122)。ただし、ステップS121の次においては、新しいアクティブ時間を設定したため、アクティブ時間に対するカウンタであるnを1単位増加させた上で(ステップS123)、ステップS122を行う。
次に、アクティブ時刻の累積記録を終了するか否かを確認し、終了しない場合には(ステップS124:N)、処理の流れがステップS102のアクション監視に戻る。一方、アクティブ時刻の累積記録を終了する場合には(ステップS125:Y)、全処理を終了させる。
(非アクティブ時間判断方法(その4)における動作)
続いて、既述の非アクティブ時間判断方法(その4)における動作、特にアクティブ時間を判断するにあたっての動作について、図16を参照しながら説明する。図16は、当該動作を示すフローチャートである。
最初に、時刻記録部10が、分割部50が分割した全てのタイムゾーンを初期化する(ステップS201)。次に、アクティブ時間であるか否かの判断における判断対象となる一つのタイムゾーンZaが選択される(ステップS202)。次に、ステップS202にて選択されたタイムゾーンZaが既にアクティブ時間であるか否かが確認される(ステップS203)。
ステップS203の確認で、タイムゾーンZaがアクティブ時間でないと確認された場合には(ステップS203:N)、時刻記録部10がアクションに対する監視を始める(ステップS204)。一方、ステップS203の確認で、タイムゾーンZaが既にアクティブ時間であると確認された場合には、次のタイムゾーンが選択されるまでにステップS204の監視が休止されるとともに(ステップS205)、処理の流れはステップS202に戻る。
ステップS204のアクション監視中に、キー入力(ステップS206)、メールや音声電話の着信(ステップS207)、目覚まし等の予約動作(ステップS208)、例えば音声電話の発信によるアプリケーションの起動(ステップS209)等が検知されたら、現在選択されているタイムゾーンZaをアクティブ時間と判断する(ステップS210)。
次に、ステップS204のアクション監視を終了するか否かを確認し、終了しない場合には(ステップS211:N)、処理の流れがステップS202のタイムゾーン選択に戻る。一方、アクション監視を終了する場合には(ステップS211:Y)、全処理を終了させる。
(非アクティブ時間に対する優先度付け方法)
続いて、判断部30により非アクティブ時間と判断された時間帯に対して優先度を付けるための方法について説明する。
(優先度付け方法、その1)
まず、非アクティブ時間に優先度を付ける方法(その1)について、図17を参照しながら説明する。この方法は、既述の非アクティブ時間判断方法(その1)〜(その3)によって非アクティブ時間が判断された場合に適している。
最初に、非アクティブ除外設定時間があるか否かが確認される。この非アクティブ除外設定時間は、例えば昼間の時間帯など、ユーザの生活習慣上で携帯電話機1を活発に使用すると予想される時間であって、非アクティブ除外設定時間中では、非アクティブ時間であるか否かに関する判断は行われない。また、この非アクティブ除外設定時間は、ユーザ毎に事前に設定することができ、例えば、深夜に携帯電話機1を活発に使用するユーザについては、深夜の時間帯を非アクティブ除外設定時間として設定することができる(ステップS301)。
ステップS301の確認にて、非アクティブ除外設定時間があると確認された場合には(ステップS301:Y)、当該非アクティブ除外設定時間を以後の計算から除外する(ステップS302)。一方、ステップS301の確認にて、非アクティブ除外設定時間がないと確認された場合には(ステップS301:N)、処理の流れはステップS303に移行する。
次に、判断部30により非アクティブ時間と判断された時間帯がN個以上あるか否かが判断される(ステップS303)。ステップS303の判断にて、非アクティブ時間と判断された時間帯がN個以上あると判断された場合には(ステップS303:Y)、非アクティブ時間の長さが長い順に優先度をつける(ステップS304)。一方、ステップS303の判断にて、非アクティブ時間と判断された時間帯がN個以上存在しないと判断された場合には(ステップS303:N)、ガードタイムXを所定割合(例えば10%)短くしてから、既述の非アクティブ時間判断方法(その1)〜(その3)に基づいて非アクティブ時間を判断しなおす(ステップS305)。
(優先度付け方法、その2)
続いて、非アクティブ時間に優先度を付ける方法(その2)について、図18を参照しながら説明する。この方法は、既述の非アクティブ時間判断方法(その4)によって非アクティブ時間が判断された場合に適している。
最初に、上述したステップS301およびステップS302が行われる。
次に、タイムゾーンが設定される。タイムゾーンは例えば一日を15分ごとに分割することにより得られるものであって、分割の間隔は変更可能である(ステップS401)。次に、ステップS401にて分割した各タイムゾーンごとのアクション数をカウントする(ステップS402)。次に、ステップS401にてカウントしたアクション数が少ないタイムゾーンに非アクティブ時間としての高い優先度をつける。なお、アクション数が同じである場合には、前後のタイムゾーンのアクション数を足した数が少ないタイムゾーンに非アクティブ時間としての高い優先度をつける(ステップS403)。
続いて、本実施形態にかかる携帯電話機1の作用及び効果について説明する。本実施形態の携帯電話機1によれば、アクティブ時刻を所定の時間単位で累積して記録した結果に基づいて、非アクティブ時間を統計的に判断する。このアクティブ時刻は、通信が行われた時刻またはユーザの操作による動作が行われた時刻等であって、ユーザの生活習慣が反映されて携帯電話機1が動作された時刻である。このため、このアクティブ時刻を判断の基準とすれば、ユーザの生活習慣上で携帯電話機1があまり動作されない時間帯を非アクティブ時間と判断することができる。したがって、非アクティブ時間と判断された時間帯に携帯電話機1の動作モードを切替えることにより、ユーザの生活習慣にあわせて動作モードの切替えを行うことが可能となる。
また、本実施形態によれば、アクティブ時刻が累積記録された頻度を元にすれば、当該時間間隔での混雑度をも判断することができる。例えば、既述の図3においては、アクティブ時刻が累積記録された頻度が多い時間領域C1、C2を混雑な時間帯として判断することができる。この場合に、判断部30が混雑度を判断してもよく、または混雑度判断のための手段を別途設けてもよい。また、判断部30等は、上記の頻度のみならず、通信のためにかかった時間の長さ、またはユーザ操作による動作のためにかかった時間の長さを混雑度判断の基準として更に用いてもよい。上記の時間の長さを判断基準として更に用いることは、上記の非アクティブ時間の判断時にも適用することができ、例えば、通信のためにかかった時間の長さ、またはユーザ操作による動作のためにかかった時間の長さに比例する重みをアクティブ時刻が記録された回数に加えた上で、当該重み付きの回数に基づいて、非アクティブ時間および混雑度を判断することができる。
また、本実施形態によれば、非アクティブ除外設定時間を設定することにより、ユーザの生活習慣にあわせた動作モードの切替えをより適切に行うことができる。例えば、深夜に携帯電話機1を活発に使用するユーザが当該深夜の時間帯を非アクティブ除外設定時間と設定することにより、深夜の時間帯が一意的に非アクティブ時間として判断されることを防止することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。
例えば、上記実施形態においては、特に図3では24時間の一日間を時間単位としているが、これに限られることなく、24時間を越える時間を時間単位としてもよく、例えば一週間を時間単位としてもよい。一週間を時間単位とすることで、平日と土日で非アクティブ時間が異なる場合でも対応可能である。
携帯電話機1の機能的な構成を示す概要図である。 携帯電話機1の物理的な構成を示すハードウェア構成図である。 時刻記録部10および判断部30の動作を具体的にイメージした図である。 非アクティブ時間判断方法(その1)を説明するための図である。 非アクティブ時間判断方法(その2)を説明するための図である。 非アクティブ時間判断方法(その4)における携帯電話機1の機能構成図である。 非アクティブ時間判断方法(その4)を説明するための図である。 時刻記録部10がアクティブ時刻の累積記録を行った様子を示す。である。 携帯電話機1により行われる動作の全体的な流れを示すフローチャートである。 非アクティブ時間判断方法(その1)において携帯電話機1により行われる動作を示すフローチャートである。 図10におけるケース1の状況を示す図である。 図10におけるケース2の状況を示す図である。 図10におけるケース3の状況を示す図である。 図10におけるケース4の状況を示す図である。 図10におけるケース5の状況を示す図である。 非アクティブ時間判断方法(その4)において携帯電話機1により行われる動作を示すフローチャートである。 優先度付け方法(その1)において携帯電話機1により行われる動作を示すフローチャートである。 優先度付け方法(その2)において携帯電話機1により行われる動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1…携帯電話機、10…時刻記録部、20…格納部、30…判断部、40…モード設定部、50…分割部。

Claims (13)

  1. 複数の動作モードを有する通信端末であって、
    通信が行われた時刻、およびユーザの操作による動作が行われた時刻を含むアクティブ時刻を所定の時間単位で累積して記録する時刻記録手段と、
    当該累積記録の結果、前記アクティブ時刻が所定の頻度以下で記録された時間間隔を非アクティブ時間と判断する判断手段と、
    前記非アクティブ時間に、当該通信端末を前記複数の動作モードのうちの何れかに設定するモード設定手段と、
    を備えることを特徴とする通信端末。
  2. 前記モード設定手段は、前記非アクティブ時間に、当該通信端末を低電力モードに設定することを特徴とする請求項1に記載の通信端末。
  3. 前記モード設定手段は、前記非アクティブ時間に、当該通信端末をマナーモードに設定することを特徴とする請求項1に記載の通信端末。
  4. 前記モード設定手段は、前記非アクティブ時間に、当該通信端末を、当該通信端末に備えられたメモリのメンテナンスを行うモードに設定することを特徴とする請求項1に記載の通信端末。
  5. 前記モード設定手段は、前記非アクティブ時間に、当該通信端末を、外部の装置からコンテンツをダウンロードするモードに設定することを特徴とする請求項1に記載の通信端末。
  6. 前記時刻記録手段は、前記時間単位を一日間として、前記アクティブ時刻を累積記録することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の通信端末。
  7. 前記時刻記録手段は、前記時間単位を一週間として、前記アクティブ時刻を累積記録することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の通信端末。
  8. 前記判断手段は、任意の前記アクティブ時刻からの時間差が所定の第1の時間以内である時間間隔をアクティブ時間と判断し、且つ前記時間単位内において前記アクティブ時間以外の時間を前記非アクティブ時間と判断することを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の通信端末。
  9. 前記判断手段は、前記第1の時間より短い時間である所定の第2の時間が任意のアクティブ時刻から経過する前における各時刻については、前記アクティブ時間であるか否かに関する当該判断を行わないことを特徴とする請求項8に記載の通信端末。
  10. 前記判断手段は、前記第1の時間が任意のアクティブ時刻から経過する前における各時刻については、前記アクティブ時間であるか否かに関する当該判断を行わないことを特徴とする請求項8に記載の通信端末。
  11. 前記時間単位を複数の時間領域に分割する分割手段を更に備え、
    前記判断手段は、任意の当該分割された時間領域内で、前記アクティブ時刻が所定の回数以下で記録された場合に、該時間領域を前記非アクティブ時間と判断することを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の通信端末。
  12. 複数の動作モードを有する通信端末における動作モード管理プログラムであって、
    通信が行われた時刻、およびユーザの操作による動作が行われた時刻を含むアクティブ時刻を所定の時間単位で累積して記録する時刻記録機能と、
    当該累積記録の結果、前記アクティブ時刻が所定の頻度以下で記録された時間間隔を非アクティブ時間と判断する判断機能と、
    前記非アクティブ時間に、当該通信端末を前記複数の動作モードのうちの何れかに設定するモード設定機能と、
    を当該通信端末に実現させる動作モード管理プログラム。
  13. 複数の動作モードを有する通信端末における動作モード管理方法であって、
    当該通信端末の時刻記録手段が、通信が行われた時刻、およびユーザの操作による動作が行われた時刻を含むアクティブ時刻を所定の時間単位で累積して記録する時刻記録ステップと、
    当該累積記録の結果、当該通信端末の判断手段が、前記アクティブ時刻が所定の頻度以下で記録された時間間隔を非アクティブ時間と判断する判断ステップと、
    当該通信端末のモード設定手段が、前記非アクティブ時間に、当該通信端末を前記複数の動作モードのうちの何れかに設定するモード設定ステップと、
    を備えることを特徴とする動作モード管理方法。

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