JP2010268294A - カラーマネジメントシステム及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】観察者・照明光・画像デバイスのいずれにも依存せずに「等しい色の見え」を実現するための技術を提供する。また、測定機器を用いることなく、誰でも簡単に画像デバイスのキャリブレーションが可能な技術を提供する。
【解決手段】本発明では、1個又は複数個の色票(反射物体)を用いる。そして、色調整用画像を画像デバイスに出力し、色票と色調整用画像の色の見えが同じになるように色調整用画像の色を観察者に調整させることで、その観察者の個人差、その観察者の照明光への色順応状態、及び、その画像デバイスの特性が反映された色値を取得し、その色値に基づいて色変換用のパラメータを作成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像デバイス間の色合わせを行うためのカラーマネジメントシステムに関する。
異なる画像デバイス間において、統一的な色管理を図ることをカラーマネジメントといい、そのための仕組みをカラーマネジメントシステム(CMS)という。現行のCMSは「物理的に等しい色」を作ることに主眼を置いており、デバイスに依存しない色の取り扱いを目指す、いわゆるデバイス非依存のCMSが主流である。
デバイス非依存のCMSでは、2つのデバイス間の色合わせをするために、デバイス非依存の色彩値を介して互いの色情報を伝達する。それゆえ、個々のデバイス色空間(RGB、CMYKなど)と、XYZ三刺激値、Lab値などのデバイス非依存色空間との対応関係を事前に規定しておく必要があり、ユーザは、カラーマネジメント規格に準拠したデバイスを用いるか、測色機器により個々のデバイス特性を測定しておかなければならない。したがって、デバイス非依存のCMSには、デバイスが限定される、高価な測色機器が必要となるなどの問題があった。
また、デバイス非依存のCMSには、次のような問題も指摘されている。すなわち、たとえ2つのディスプレイで等しい測色値の光を出力できたとしても、照明環境によって観察者の色順応状態が異なるため、同じ色の見えが実現できるとは限らない。さらに測色値は標準観察者の等色関数で定義される値にすぎず、観察者の個人差が全く考慮されていないため、同じ色の見えを保証するものではない。
そこで、照明環境の違いや観察者の色順応を考慮したCMSとして、例えば特許文献1、2では、測定または推定した物体表面の分光反射率と、推定または仮定した照明光源の分光強度分布とから、その照明光下で観察される色を計算、シミュレートする手法が提案されている。また、特許文献3では、von Kriesや納谷らの色順応予測式を色変換に取り
入れること、ディスプレイの観察経過時間の関数を導入することで不完全色順応(不完全色恒常性)に対応すること、照明光の色あるいは観察者の順応色を白色カラーパッチとディスプレイとの視感等色により決定することなどが提案されている。ただし、これらの手法も観察者の個人差に関しては考慮していない。
特開平8−317238号公報 特開2003−235059号公報 特開平9−219800号公報
上述したように、従来手法はいずれも、事前に測色値や分光反射率などを測定しなければならないため、高価な測定機器が必要となるとともに、その測定にはある程度の専門知識が要求されるという問題がある。また従来手法は、観察者の個人差を全く考慮しておらず、全ての観察者に対して同じ色の見えを保証できないという問題もある。これらの点が(特に一般のPCユーザへの)CMSの普及のネックとなっている。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、観察者・照明光・画像デバイスのいずれにも依存せずに「等しい色の見え」を実現するための技術を提供することにある。また本発明のさらなる目的は、測定機器を用いることなく、誰でも簡単に画像デバイスのキャリブレーション(色変換に用いるパラメータの設定)が可能な技術を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明のカラーマネジメントシステムは、1個又は複数個の色票(反射物体)を用い、この色票との視感等色により画像デバイスの特性及び観察者特性(個人差、照明環境への色順応状態)を把握することで、色変換に用いるパラメータを決定する、ことをその要旨とする。
ここで、「色票」とは、色合わせの目標となる色見本であり、例えば紙や樹脂などの基材上に単色のパッチを着色(印刷)したものを用いることができる。用いる色票の数は任意であるが、3個以上の色票を用いると良好な色変換精度が得られるため好ましい。また、色票の色も任意であるが、良好な色変換精度を得るためには無彩色よりも有彩色のほうが好ましく、さらに複数の色票を用いる場合は色相が偏らないように色を選択することが好ましい。「画像デバイス」とは、画像を入力又は出力するデバイスである。典型的には、本発明はディスプレイ間のカラーマネジメントに好適に適用できるが、原理的には、加法混色が成立する他の画像デバイス(デジタルカメラ、イメージスキャナなど)との間のカラーマネジメントに対しても本発明を適用可能である。
具体的には、本発明に係るカラーマネジメントシステムは、第1の観察者、第1の照明光、及び第1の画像デバイスからなる第1の条件下で観察される色を、第2の観察者、第2の照明光、及び第2の画像デバイスからなる第2の条件下で観察される色に合わせるためのカラーマネジメントシステムであって、所定のi個(iは1以上の整数)の色票と、前記第2の条件下で前記色票と同じ色の見えを再現するための画像信号の値である第2の色値を記憶している記憶部と、前記色票と色を比較するための色調整用画像を前記第1の画像デバイスに出力するとともに、前記第1の条件下で前記色票と前記色調整用画像の色の見えが同じになるように前記色調整用画像の色を前記第1の観察者に調整させる色調整用画像出力部と、前記第1の条件下で前記色票と色の見えが同じになったときの前記色調整用画像の画像信号の値を、第1の色値として取得する色値取得部と、前記色値取得部で取得された前記第1の色値と前記記憶部に記憶されている前記第2の色値とから、色変換に用いるパラメータを計算するパラメータ計算部と、入力される画像信号を前記パラメータを用いて色変換し前記第1の画像デバイスに出力する色変換部と、を備えることを特徴とする。
基準となる「色票」、及び、色合わせの目標となる「第2の色値」は、予め与えられるものである。「第2の色値」は、「第2の観察者、第2の照明光、及び第2の画像デバイス」からなる「第2の条件」下で「色票」と同じ色の見えを再現するための画像信号の値であることから、第2の観察者の個人差、第2の観察者の第2の照明光下での色順応状態、並びに、第2の画像デバイスのデバイス特性の全てが反映された値をもつ。なお、第2の色値としては、実際に第2の条件下での観察実験により取得した値を用いることもできるが、第2の条件を仮定して計算により求めた値を用いることもできる。この第2の色値のデータは、システムのセットアップ時に記憶部に格納されてもよいし、ネットワークや外部記録媒体を介して提供されてもよい。
本発明のシステムによれば、ユーザ(=第1の観察者)が、色票と第1の画像デバイスに出力される色調整用画像とを見比べて、両者が同じ色の見えとなるように色調整用画像の色を調整するだけで、「第1の色値」が得られる。この「第1の色値」は、第1の観察
者の個人差、第1の観察者の第1の照明光下での色順応状態、並びに、第1の画像デバイスのデバイス特性の全てが反映された値をもつ。よって、第1の色値と第2の色値とから色変換に用いるパラメータを求めることにより、観察者・照明光・画像デバイスのいずれにも依存せずに「等しい色の見え」を実現できる色変換が可能となる。
しかも、ユーザの作業は、色票と色調整用画像の色の見えが同じになるように色調整用画像の色を調整するだけでよいので、特別な測定機器による測定作業は不要であるとともに、カラーマネジメントに関する専門知識も不要であり、誰でも簡単に画像デバイスのキャリブレーションが可能となる。
本発明のシステムが、画像信号を構成する色チャンネルのそれぞれについて、画像信号の値と前記第1の画像デバイスの出力輝度とが略比例するように前記画像信号をガンマ補正するガンマ補正部をさらに備えていることが好ましい。例えばRGBのディスプレイの場合は、Rチャンネル、Gチャンネル、Bチャンネルのそれぞれについて、出力輝度がリニアに変化するようにガンマ補正を施すのである。このように各色チャンネルのガンマ特性をリニアにすることにより、色変換の精度向上が期待できる。特に、上記色変換が線形写像である場合にはその効果が顕著である。
また本発明のシステムが、前記ガンマ補正部で用いるガンマ値を決定するガンマ値決定部をさらに備えることが好ましい。例えば、ガンマ値決定部は、色チャンネルSの最大値Smaxの画素と最小値Sminの画素とがα:1−αの割合(0≦α≦1)で混在する目標画像を前記第1の画像デバイスに出力する目標画像出力部と、前記色チャンネルSの単色画像を前記第1の画像デバイスに出力するとともに、前記目標画像と前記単色画像の輝度が同じになるように前記単色画像の画像信号の値を前記第1の観察者に調整させる単色画像出力部と、前記目標画像と輝度が同じになったときの前記単色画像の画像信号の値と、前記割合αとの対応関係に基づいて、前記ガンマ値を計算するガンマ値計算部と、を有することが好ましい。
目標画像の色刺激は併置加法混色の効果により視覚系内で混色されることから、最大値Smaxの色刺激に対する目標画像の色刺激の相対輝度はαで表すことができる。それゆえ、ユーザ(=第1の観察者)が、目標画像と単色画像の輝度が同じになるように調整するだけで、相対輝度αに対応する画像信号の値を把握することができ、ガンマ値の算出が可能となる。このガンマ値も、第1の観察者の個人差、第1の照明光下での色順応状態、並びに、第1の画像デバイスのデバイス特性の全てが反映された値をもつ。したがって、このガンマ値でガンマ補正を行うことで、色変換のより一層の精度向上を期待できる。しかも、ユーザの作業は、目標画像と単色画像の輝度が同じになるように単色画像の値を調整するだけでよいので、特別な測定機器による測定作業は不要であるとともに、カラーマネジメントに関する専門知識も不要となる。
本発明は上記手段の少なくとも一部を備えるカラーマネジメントシステムとして捉えることもできるし、上記処理の少なくとも一部を備えるカラーマネジメント方法として捉えることもできる。また本発明は、第1の画像デバイスに画像信号を出力するコンピュータを上記手段として機能させるカラーマネジメント用プログラムや、そのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として捉えることもできる。
本発明によれば、観察者・照明光・画像デバイスのいずれにも依存せずに「等しい色の見え」を実現するための技術を提供することができる。また本発明によれば、測定機器を用いることなく、誰でも簡単に画像デバイスのキャリブレーション(色変換に用いるパラメータの設定)が可能である。
カラーマネジメントシステムの構成を模式的に示す図。 基準条件Nを介して条件A,B,C相互の色変換を行う例を示す図。 ガンマ値の算出手法について説明する図。 実験例を説明する図。
以下、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。なお、本実施形態では2つのディスプレイの間の色合わせを例に挙げて説明を行うが、本発明は、加法混色が成立するあらゆる画像デバイス(例えば、ディスプレイ、デジタルカメラ、イメージスキャナなど)の間のカラーマネジメントに適用可能である。
最初に、本実施形態に係るカラーマネジメントの原理について説明した後、それを実現するための具体的なシステム構成を説明する。
(カラーマネジメントの原理)
本発明者らは、観察者・照明光・画像デバイスのいずれにも依存せず「等しい色の見え」を実現するカラーマネジメントを実現するにあたり、ヒトの視覚がもつ「色恒常性」に着目する。色恒常性とは、異なる色の照明下においても同一反射物体に対しては同じ色を知覚するという性質をいう。
図1に示すように、2つの異なる条件A,Nがあるものと想定する。第1の条件Aは、「観察者O、照明光I、ディスプレイD」で規定され、第2の条件Nは、「観察者O、照明光I、ディスプレイD」で規定される条件である。ここで両観察者O、Oが、それぞれの条件下でディスプレイに表示された画像3を観察しているものと仮定する。すると、条件Aの下の観察者Oが表示画像3の色R,G,Bを観察した時の色の見えの状態は、3×3行列mを用いて、式(1)で表すことができる。同様に、条件Nの下の観察者Oが表示画像3の色R,G,Bを観察した時の色の見えの状態は、3×3行列mを用いて、式(2)で表すことができる。
Figure 2010268294
なお、R,G,Bはそれぞれ表示画像3のR(赤)チャンネル、G(緑)チャンネル、B(青)チャンネルの値である。またL´,M´,S´はそれぞれ観察者の順応状態を考慮に入れたL錐体、M錐体、S錐体の反応強度である(順応状態を考慮していることを示すため、記号L,M,Sにダッシュを付している。)。
今、両観察者O,Oが、同一の反射物体である色票(カラーパッチ)2を用いて、それぞれの条件下で視感等色による色票2とディスプレイ上の表示画像3とのカラーマッチングを行ったとする。このとき、両条件A,Nで完全色恒常性が成り立っていると仮定すれば、同一反射物体(つまり色票2)の表面に対する色の見えは等しくなることから、
Figure 2010268294
とみなすことができ、式(1)、(2)から下記式(3)を得ることができる。
Figure 2010268294
この式(3)における「m −1」に相当する変換行列を導出し、この変換行列を色変換に用いればよい。すなわち、条件Nの下で作成された画像を条件Aの下で表示し観察する際には、当該画像のRGB値を「m −1」に相当する変換行列を用いて色変換した上でディスプレイDに表示する。逆に、条件Aの下で作成された画像を条件Nの下で表示し観察する際には、上記変換行列の逆行列「(m −1−1」に相当する変換行列を用いて色変換すればよい。これにより、条件A−Nの間の「等しい色の見え」の実現を期待できる。
変換行列は3×3の9個のパラメータから構成されるため、簡単には、3個(3色)の色票について視感等色によるカラーマッチング結果を得て、式(3)の連立方程式を解くことで、変換行列を導出可能である。ただし、色票の数は3個に限られることはなく、少なくとも1個の色票でのカラーマッチング結果があれば、変換行列の導出が可能である。色票の数が3個より少ない、又は、3個より多い場合は、擬似逆行列を用いて式(4)により変換行列を導出する。
M=pinv(C)・C …(4)
式(4)において、Cは、条件Aの下で観察者がi個の色票と視感等色によるカラーマッチングをしたRGB値(3i×1行列)であり、Cは、条件Nの下で観察者がi個の色票と視感等色によるカラーマッチングをしたRGB値(3i×9行列)であり、Mは、m −1に相当する変換行列の9個のパラメータを縦に並べたもの(1×9行列)である。また、pinv(C)は、Cの擬似逆行列を表す。
Figure 2010268294
上述のように色票の数iは任意であるが、色票の数が多くなるほど視感等色の誤差低減による色変換精度の向上が期待できることから、iは3以上であることが好ましい。ただし、色票の数が多くなるほどカラーマッチングの作業が増えるため、iはせいぜい20以下、好ましくは10以下であるとよい。なお、複数の色票を用いる場合は、互いに色相が異なるものを選択することが好ましい。様々な色相のカラーマッチング結果から変換行列を導出することで、色空間全体としての色変換精度の向上を期待できるからである。
ところで、一般に、観察者・照明光・画像デバイスの組み合わせからなる「条件」は無数に存在し、条件のペアごとに上記変換行列は異なることとなる。しかしながら、全ての条件のペアごとに変換行列を導出することは、計算コストの点からも、変換行列を格納するための記憶容量の点からも、現実的でない。そこで、図2に示すように、ある一つの条件Nを基準条件とし、他の条件A,B,C,…はそれぞれ条件Nとの間の変換行列のみもつようにすることが好ましい。そうすると、条件Nを経由することで、理論的に、全ての条件のペア間での色変換が可能になる。例えば、条件Aから条件Bへは、下記式のように、合成した変換行列「m −1・(m −1−1」を用いて直接色変換を行うことができる。
Figure 2010268294
(線形化RGB)
上述した本実施形態のカラーマネジメントにおいては、ディスプレイのR,G,B各色チャンネルのガンマ特性がリニアであることが望ましい。式(3)に示すように色変換がR,G,Bの線形写像であることから、R,G,Bそれぞれのガンマ特性をリニアにすることで、色票でカラーマッチングした色以外の色についての色変換精度の向上が期待できるからである。ここで、Rチャンネルのガンマ特性がリニアであるとは、R値を変化させながらR単色画像をディスプレイに表示した場合に、R値とその単色画像の輝度とが略比例することをいう。
ディスプレイが元々リニアなガンマ特性を有している、もしくは、ディスプレイ自体がガンマ調整機能を有しており色チャネルごとにリニアなガンマ特性を設定できる場合には、それらをそのまま利用することができる。それ以外の場合には、画像信号のR,G,Bそれぞれの値を個別にガンマ補正(階調補正ともいう)することにより、線形化RGB値
を得ればよい。以下に、線形化RGB値を得るためのガンマ値(換言すれば、ディスプレイの各色チャンネルのガンマ特性)を、測定機器を使わずに、視感により求める手法を提案する。
観察者の比視感度で定義される輝度のガンマ値γで補正された線形化RGB値は、下記式で表すことができる。左辺のS´(SはR、G、又はBを表すシンボル。以下同じ。)は線形化RGB値である。右辺のSはガンマ補正前の原信号のRGB値、Smaxはその最大値、γSはSチャンネルのガンマ値を表している。
R´=(R/Rmax)γR
G´=(G/Gmax)γG …(5)
B´=(B/Bmax)γB
ガンマ値γSは、図3(a)に示すように、ディスプレイ上に目標画像となる2色チェッカー刺激とSチャンネルの単色画像とを表示し、2色チェッカー刺激を併置加法混色した状態で観察した色(輝度)を目標に、単色画像のS値を調整した結果から導出する。2色チェッカー刺激とは、Sチャンネルの最大値Smaxの画素と最小値Sminの画素とがα:1−αの割合(0≦α≦1)で混在するように構成された格子状の画像をいう(ただし、α=0又は1の場合は、格子状の画像ではなく、Smin又はSmaxの単色画像になる)。2色チェッカー刺激は併置加法混色の効果により視覚系内で混色されることから、最大値Smaxの色刺激に対する2色チェッカー刺激の相対輝度は、下記式の通り、Smaxの相対面積であるαに等しくなる。
α(Smax/Smax)γS+(1−α)(Smin/Smax)γS=α
一方、単色画像の相対輝度は(S/Smax)γSで表される。よって、2色チェッカー刺激と単色画像の視感によるマッチング作業の結果、両者の相対輝度が等式で結ばれる。
α=(S/Smax)γS
この両辺の対数をとると、
logα=γS・log(S/Smax) …(6)
が得られ、非線形な特性を示すガンマ値を線形問題で扱うことが可能となる。
複数のαについて2色チェッカー刺激と単色画像のマッチング作業を行い、図3(b)に示すように、それらのデータを原点を通る最小二乗法で線形近似すれば、その直線の傾きから、観察者の比視感度で定義される輝度のガンマ値γSを導出することができる。
以上のようにして導出したR,G,B各色チャンネルのガンマ値γR,γG,γBを用いて、式(5)のガンマ補正を行うことで、線形化RGB値R´,G´,B´が得られる。図1に示した条件A,NのディスプレイD,Dに対しこのようなガンマ補正を施し、予め両ディスプレイのガンマ特性をリニアにした上で、上述した変換行列の導出を行うことで、条件A−N間のカラーマッチングの更なる精度向上を期待できる。この場合の色変換式は、式(3)のR,G,Bの代わりにR´,G´,B´を用いて、下記式のように表される。
Figure 2010268294
なお、ここでは目標画像として格子状の2色チェッカー刺激を用いたが、Smaxの画素とSminの画素とで構成され、且つ、併置加法混色の効果が得られる画像であれば、
格子状に限らずどのような模様の目標画像を用いてもよい。
(システム構成)
次に、図1を参照して、上述したカラーマネジメントを実現するためのカラーマネジメントシステムの具体的な構成について説明する。
本実施形態のカラーマネジメントシステム(以下、単に「システム」ともいう)は、概略、コンピュータ・プログラムと物理的な色票(カラーパッチ)とから構成される。プログラムはCD−ROMなどの記録媒体やインターネットなどのコンピュータ・ネットワークを介して提供され、色合わせの対象となる画像デバイスに接続されたコンピュータにインストールされる。すなわち図1の例では、ディスプレイDに接続されたコンピュータとプログラムとが協働してカラーマネジメントシステム1を実現している。コンピュータは、CPU、主記憶装置(例えば半導体メモリ)、補助記憶装置(例えばハードディスク)、入力装置(例えばキーボード、ポインティングデバイス)、ネットワークIFなどを備える汎用のコンピュータで構成可能である。システム1の機能である、記憶部10、色調整用画像出力部11、色値取得部12、パラメータ計算部13、色変換部14、ガンマ値決定部15、ガンマ補正部16は、補助記憶装置に格納されたプログラムが主記憶装置にロードされ、CPUにより実行されることで実現されるものである。
なお図1では、システム1の全ての機能を1台のローカル・コンピュータに実装する構成を例示したが、WebブラウザでWebサーバにアクセスするようなクライアント−サーバ構成の場合には、システム1の機能の一部又は全部(例えば、色調整用画像の生成、変換行列の計算など)をサーバ側で行ってもよい。後者の場合は、複数台のコンピュータによりカラーマネジメントシステムが構成されることとなる。
<ディスプレイのガンマ補正>
ガンマ値決定部15は、変換行列の作成及び色変換の前処理として、上述した線形化RGBを得るためのガンマ値を決定するための処理を担う機能である。まず、ガンマ値決定部15は、図3(a)のように目標画像としての2色チェッカー刺激と輝度調整用の単色画像をディスプレイDに表示する。観察者Oが、キーボードなどの入力装置を用いてRGB値又はHSV値を入力すると、ガンマ値決定部15は、その入力値に応じて単色画像の色(輝度)を変化させる。観察者Oが2色チェッカー刺激と単色画像の輝度が同じになったと判断した時点で所定のキーを押すと、そのときの単色画像のRGB値が取り込まれる。複数のαについてRGB値のデータを得た後、ガンマ値決定部15は、式(6)によりガンマ値を計算する。得られたガンマ値γR,γG,γBは、ガンマ補正部16に登録される。ガンマ補正部16は、ディスプレイDに表示する画像信号のRGB値を、ガンマ値γR,γG,γBを用いてガンマ補正する(式(5)参照)。
<変換行列の作成及び色変換>
記憶部10には、条件Nの下で色票と同じ色の見えを再現するためのRGB値(第2の色値)のデータ、つまり式(4)のCに相当するデータ、が記憶されている。このデータは、条件Nの下で(又は条件Nを仮定して)予め作成され、システム1のユーザである観察者Oに提供されるものである。
色調整用画像出力部11は、色票と色を比較するための色調整用画像をディスプレイDに表示する。観察者Oが、キーボードなどの入力装置を用いてRGB値又はHSV値を入力すると、色調整用画像出力部11は、その入力値に応じて色調整用画像の色を変化させる。観察者Oが色票と色調整用画像の色の見えが同じになったと判断した時点で所定のキーを押すと、色値取得部12が、そのときの色調整用画像のRGB値(第1の色値)を記憶する。複数の色票がある場合には、各色票について同じ処理を繰り返す。
その後、パラメータ計算部13が、条件Nに対応する第2の色値と条件Aに対応する第1の色値とから、式(3´)又は式(4)により、色変換に用いるパラメータ(変換行列)を計算する。得られたパラメータは色変換部14に登録される。色変換部14は、入力される画像信号を上記パラメータを用いて色変換し、ディスプレイDに出力する。
(本システムの利点)
以上述べた本実施形態のシステムによれば、ユーザ(観察者O)が、色票とディスプレイDに出力される色調整用画像とを見比べて、両者が同じ色の見えとなるように色調整用画像の色を調整するだけで、「第1の色値」が得られる。この「第1の色値」は、観察者Oの個人差、観察者Oの照明光I下での色順応状態、並びに、ディスプレイDのデバイス特性の全てが反映された値をもつ。よって、第1の色値と第2の色値とから色変換に用いるパラメータを求めることにより、観察者・照明光・画像デバイスのいずれにも依存せずに「等しい色の見え」を実現できる色変換が可能となる。
しかも、ユーザの作業は、色票と色調整用画像の色の見えが同じになるように色調整用画像の色を調整するだけでよいので、特別な測定機器による測定作業は不要であるとともに、カラーマネジメントに関する専門知識も不要であり、誰でも簡単に画像デバイスのキャリブレーションが可能となる。
また、ガンマ値決定部15の機能により、ユーザが目標画像と単色画像の輝度が同じになるように調整するだけで、相対輝度αに対応する画像信号の値を把握することができ、ガンマ値の算出が可能となる。このガンマ値も、観察者Oの個人差、観察者Oの照明光I下での色順応状態、並びに、ディスプレイDのデバイス特性の全てが反映された値をもつ。したがって、このガンマ値でガンマ補正を行うことで、色変換のより一層の精度向上を期待できる。しかも、ユーザの作業は、目標画像と単色画像の輝度が同じになるように単色画像の値を調整するだけでよいので、特別な測定機器による測定作業は不要であるとともに、カラーマネジメントに関する専門知識も不要となる。
照明光として、条件AにCIE規定のA光源、条件NにCIE規定のD65光源を用いた。ディスプレイは同じものを用いた。図4(a)に示すように、ディスプレイの前面はマンセル値N5の画用紙で覆い、画用紙の中央に視距離に対し2°の開口を2つ設けた。
ガンマ値を求める際は、左側の開口に2色チェッカー刺激を表示し、右側の開口に輝度調整用の単色画像を表示した。6種類のα(1, 0.75, 0.5, 0.25, 0.125, 0)について、2色チェッカー刺激と単色画像の視感等色を行い、その6点のデータから最小二乗法によりガンマ値を求めた。
変換行列を求める際は、ディスプレイ面と画用紙の間、左側の開口部分にマンセル表色系に基づく管理色票をセットした。右側の開口には、色調整用画像を表示した。この実験では、以下に示す43色の管理色票を用いた。被験者は、全員正常3色型色覚者であり、実験データは3回のマッチングの平均の値を採用した。
・有彩色(40色):R,YR,Y,GY,G,BG,B,PB,P,RP
(H=5&10) (V/C=6/6又は4/4)
・無彩色(3色):N3,N6,N8
変換行列が導出できれば、実験データから予測値を導出することが可能である。この予測値と実測値との差異を3次元R´,G´,B´色空間上の距離で表し、色票の数で平均化したものをΔEとする。その結果、5R 6/6を基準に均等間隔な1,2,3,5,
10,20色配色(3色は色相5に着目した分裂補色配色)において、図4(b)に示すように、3〜5色付近で結果がほぼ飽和する傾向がみられた。また、偏った配色の場合はΔEが安定しなかった。
本発明は様々な画像デバイス間のカラーマネジメントに適用することができる。特に、測定機器や測定作業が一切不要であることから、一般のPCユーザ向けの簡易的なカラーマネジメントとして好適である。具体的なアプリケーションとしては、例えば、以下のものが想定される。
(1)インターネットショッピングサイト・・・顧客のPC上に表示される物品の色を保証するため、顧客PC側の条件をショッピングサイト側の条件に合わせる。この場合、カラーマネジメント用プログラムをWebサーバから無償又は有償でダウンロードできるようにしてもよいし、あるいはWebサーバがカラーマネジメント機能をクライアントPCに提供するような仕組みでもよい。色票については、例えばダイレクトメール、カタログ、雑誌などの媒体で提供することが想定される。
(2)インターネット検定、eラーニング・・・各受験者(受講者)のPC上に等しい色を表示する必要がある場合などに、受験者(受講者)PC側の条件を所定の基準条件に合わせる。この場合も、(1)と同様に、プログラムや色票の提供を行うことができる。
(3)デジタルカメラなどの画像入力デバイス・・・デジタルカメラなどで色票を取り込み、その取り込んだ画像と色票の視感等色を行った結果を用いて、キャリブレーションを行う。
1 カラーマネジメントシステム
2 色票
10 記憶部
11 色調整用画像出力部
12 色値取得部
13 パラメータ計算部
14 色変換部
15 ガンマ値決定部
16 ガンマ補正部
、O 観察者
、I 照明光
、D ディスプレイ

Claims (5)

  1. 第1の観察者、第1の照明光、及び第1の画像デバイスからなる第1の条件下で観察される色を、第2の観察者、第2の照明光、及び第2の画像デバイスからなる第2の条件下で観察される色に合わせるためのカラーマネジメントシステムであって、
    所定のi個(iは1以上の整数)の色票と、
    前記第2の条件下で前記色票と同じ色の見えを再現するための画像信号の値である第2の色値を記憶している記憶部と、
    前記色票と色を比較するための色調整用画像を前記第1の画像デバイスに出力するとともに、前記第1の条件下で前記色票と前記色調整用画像の色の見えが同じになるように前記色調整用画像の色を前記第1の観察者に調整させる色調整用画像出力部と、
    前記第1の条件下で前記色票と色の見えが同じになったときの前記色調整用画像の画像信号の値を、第1の色値として取得する色値取得部と、
    前記色値取得部で取得された前記第1の色値と前記記憶部に記憶されている前記第2の色値とから、色変換に用いるパラメータを計算するパラメータ計算部と、
    入力される画像信号を前記パラメータを用いて色変換し前記第1の画像デバイスに出力する色変換部と、
    を備えることを特徴とするカラーマネジメントシステム。
  2. 画像信号を構成する色チャンネルのそれぞれについて、画像信号の値と前記第1の画像デバイスの出力輝度とが略比例するように前記画像信号をガンマ補正するガンマ補正部をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載のカラーマネジメントシステム。
  3. 前記ガンマ補正部で用いるガンマ値を決定するガンマ値決定部をさらに備え、
    前記ガンマ値決定部は、
    色チャンネルSの最大値Smaxの画素と最小値Sminの画素とがα:1−αの割合(0≦α≦1)で混在する目標画像を前記第1の画像デバイスに出力する目標画像出力部と、
    前記色チャンネルSの単色画像を前記第1の画像デバイスに出力するとともに、前記目標画像と前記単色画像の輝度が同じになるように前記単色画像の画像信号の値を前記第1の観察者に調整させる単色画像出力部と、
    前記目標画像と輝度が同じになったときの前記単色画像の画像信号の値と、前記割合αとの対応関係に基づいて、前記ガンマ値を計算するガンマ値計算部と、を有することを特徴とする請求項2に記載のカラーマネジメントシステム。
  4. 前記iが3以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のカラーマネジメントシステム。
  5. 第1の観察者、第1の照明光、及び第1の画像デバイスからなる第1の条件下で観察される色を、第2の観察者、第2の照明光、及び第2の画像デバイスからなる第2の条件下で観察される色に合わせるためのカラーマネジメント用プログラムであって、
    前記第1の画像デバイスに画像信号を出力するコンピュータを、
    前記第2の条件下で所定のi個(iは1以上の整数)の色票と同じ色の見えを再現するための画像信号の値である第2の色値を記憶している記憶部、
    前記色票と色を比較するための色調整用画像を前記第1の画像デバイスに出力するとともに、前記第1の条件下で前記色票と前記色調整用画像の色の見えが同じになるように前記色調整用画像の色を前記第1の観察者に調整させる色調整用画像出力部、
    前記第1の条件下で前記色票と色の見えが同じになったときの前記色調整用画像の画像信号の値を、第1の色値として取得する色値取得部、
    前記色値取得部で取得された前記第1の色値と前記記憶部に記憶されている前記第2の
    色値とから、色変換に用いるパラメータを計算するパラメータ計算部、
    入力される画像信号を前記パラメータを用いて色変換し前記第1の画像デバイスに出力する色変換部、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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