JP2010268289A - コーリニアアンテナ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 15段スタックされたコーリニアアンテナ1は、1段目スリーブ素子11ないし15段目スリーブ素子25における各段がダイポールアンテナを構成する上段スリーブと下段スリーブとから構成されている。各段のスリーブ素子には、アンテナ給電部32が接続されている同軸ケーブル31から周波数信号が給電されている。各段の上段スリーブと下段スリーブとの間隔Fgを下段から上段に向かって次第に大きい間隔としている。これにより、コーリニアアンテナ1のサイドローブを低減することができる。
【選択図】 図1
Description
図11に示す従来のコーリニアアンテナ100は、それぞれダイポールアンテナを構成するスリーブ素子が15段スタックされて構成されている。コーリニアアンテナ100において、1段目スリーブ素子111の上には2段目スリーブ素子112がスタックされ、2段目スリーブ素子112の上には3段目スリーブ素子113がスタックされ、3段目スリーブ素子113の上には4段目スリーブ素子114がスタックされ、4段目スリーブ素子114の上には5段目スリーブ素子115がスタックされ、5段目スリーブ素子115の上には6段目スリーブ素子116がスタックされ、最上段に15段目スリーブ素子125がスタックされている。1段目スリーブ素子111ないし15段目スリーブ素子125のほぼ中央部が伝送線路とされる同軸ケーブル131により励振されており、同軸ケーブル131の下端にはアンテナ給電部132が接続され、同軸ケーブル131は1段目スリーブ素子111内に導入されている。
図1に示す本発明の実施例のコーリニアアンテナ1は、それぞれダイポールアンテナを構成するスリーブ素子が15段スタックされて構成されている。すなわち、1段目スリーブ素子11の上には2段目スリーブ素子12がスタックされ、2段目スリーブ素子12の上には3段目スリーブ素子13がスタックされ、3段目スリーブ素子13の上には4段目スリーブ素子14がスタックされ、4段目スリーブ素子14の上には5段目スリーブ素子15がスタックされ、5段目スリーブ素子15の上には6段目スリーブ素子16がスタックされている。さらに、最上段に15段目スリーブ素子25がスタックされ、15段目スリーブ素子25の下に14段目スリーブ素子24がスタックされている。1段目スリーブ素子11ないし15段目スリーブ素子25には、そのほぼ中央部に伝送線路とされる同軸ケーブル31から給電されており、同軸ケーブル31の下端にはアンテナ給電部32が接続されている。アンテナ給電部32からは周波数f1の周波数信号が供給されている。
図11に示す従来のコーリニアアンテナ1ではスタックされた各段のスリーブ素子に対して、最下段から最上段にかけて直列給電方式にて励振される構造とされていることから、必然的に各段のスリーブ素子に対する励振振幅比が決定されていた。また、従来のコーリニアアンテナ100の構造において、所望の方向にビームを指向させるチルト角制御、各スリーブ素子自体を励振周波数にて共振させるためのスリーブ長が固定される等、アンテナ諸性能に関わる設計ファクタが介在する事により、各段のスリーブ素子に伝達される高周波信号の励振振幅を制御する設計ファクタが制限されていた。これにより、従来のコーリニアアンテナ100では、各段のスリーブ素子111〜125に伝達される高周波信号の励振振幅がほぼ同じとなっており、所望の角度方向に放射させるメインビーム以外に、本来望まれない角度方向の不要輻射(サイドローブ)が大きく発生し易いものと考えられる。
単位スリーブ2は図5に示すように、金属製とされた円筒状の上段スリーブパイプ2aの下端面と円筒状の下段スリーブパイプ2bの上端面とが向き合わされて配置されている。図2に示す本発明にかかるコーリニアアンテナ1の1段目スリーブ素子11〜15段目スリーブ素子25は、図5に示す単位スリーブ2により構成されている。すなわち、1段目スリーブ素子11は上段スリーブパイプ11aと下段スリーブパイプ11bとが向き合わされて構成され、2段目スリーブ素子12は上段スリーブパイプ12aと下段スリーブパイプ12bとが向き合わされて構成され、3段目スリーブ素子13は上段スリーブパイプ13aと下段スリーブパイプ13bとが向き合わされて構成され、4段目スリーブ素子14は上段スリーブパイプ14aと下段スリーブパイプ14bとが向き合わされて構成され、5段目スリーブ素子15は上段スリーブパイプ15aと下段スリーブパイプ15bとが向き合わされて構成されている。そして、最上段の15段目スリーブ素子25は上段スリーブパイプ25aと下段スリーブパイプ25bとが向き合わされて構成されている。
最上段スリーブ素子40は図6に示すように、金属製とされた円筒状の上段スリーブパイプ40aの下端面と、金属製とされた円筒状の下段スリーブパイプ40bの上端面とが向き合わされて配置されている。上段スリーブパイプ40aの下端部の内側に金属製の上段ジョイント40cが嵌挿されており、下段スリーブパイプ40bの上端部の内側に金属製の下段ジョイント40dが嵌挿されている。下段スリーブパイプ40b内には、隣接する下の段のスリーブ素子内に挿通された同軸ケーブル50が挿通されており、同軸ケーブル50が下段ジョイント40dのほぼ中央部に形成されている挿通孔内に挿通されて、同軸ケーブル50の外部導体50cが下段ジョイント40dに電気的に接続されている。
図7に示す中間段スリーブ素子41は、金属製とされた円筒状の上段スリーブパイプ41aの下端面と、金属製とされた円筒状の下段スリーブパイプ41bの上端面とが向き合わされて配置されている。上段スリーブパイプ41aの下端部の内側に金属製の上段ジョイント41cが嵌挿されており、下段スリーブパイプ41bの上端部の内側に金属製の下段ジョイント41dが嵌挿されている。下段スリーブパイプ41b内には、隣接する下の段とされるスリーブ素子内から導出された同軸ケーブル50が挿通されており、同軸ケーブル50が下段ジョイント41dのほぼ中央部に形成されている挿通孔内に挿通されて、その外部導体50cが下段ジョイント41dに電気的に接続されている。下段スリーブパイプ41bから導出された同軸ケーブル50は上段スリーブパイプ41a内に挿通されて、同軸ケーブル50が上段ジョイント41cのほぼ中央部に形成されている挿通孔内に挿通されて、その外部導体50cが上段ジョイント41cに電気的に接続されている。
図9に示す中間段スリーブ素子44では、上段スリーブパイプ44aと下段スリーブパイプ44bとが絶縁性の間隙スペーサ45により、スリーブパイプ間隔Fgとなる所定の間隙を持って向き合わされて固着されている。この場合、下端部の内側に上段ジョイント44cが嵌挿された上段スリーブパイプ44aの下端面と、上端部の内側に金属製の下段ジョイント44dが嵌挿された下段スリーブパイプ44bの上端面との間に、間隙スペーサ45の内周面から内側に突出しているリング状の部位が嵌挿されている。
中間段スリーブ素子44を組み立てる際には、間隙スペーサ45の貫通孔45c内に下から下段スリーブパイプ44bの上部を嵌挿し、この際に同軸ケーブル50を間隙スペーサ45の挿通孔45d内に挿通させる。次いで、同軸ケーブル50を上段ジョイント44cに下から挿通させると共に、間隙スペーサ45の貫通孔45c内に上から上段スリーブパイプ44aの下部を嵌挿する。これにより、下段スリーブパイプ44bの上面と上段スリーブパイプ44aの下面とが、間隙スペーサ45のリング状部45eの厚さだけの間隔を持って向き合わされるよう組み立てられる。コーリニアアンテナ1における各段11〜25を図9に示す中間段スリーブ素子41により構成することにより、各段11〜25においてスリーブパイプ間隔Fgを仕様の通りの間隔に確実に設定・保持することができると共に、機械的強度を向上することができるようになる。なお、最上段の15段目スリーブ素子25においては、同軸ケーブル50の中心導体を上段ジョイント44cに接続し、その部分において同軸ケーブル50を切断するよう変形させる。
C=εr・ε0*S/Fg
の導出式から容量Cを求めることができる。ただし、導出式に於いて、εrはスリーブパイプ間隔Fgに介在する誘電体の比誘電率であり、ε0は真空中の誘電率であり、Sは対峙するジョイントの面積である。
さらに、本発明にかかるコーリニアアンテナにおいて、伝送線路とされる同軸ケーブルは、セミリジットケーブルやセミフレキシブルケーブル、フレキシブルケーブルなどの同軸ケーブルを用いたり、伝送線路として誘電体基板を用いたマイクロストリップラインやコプレーナライン、トリプレートラインなどを使用してもよい。
Claims (2)
- 向かい合わされて配置された上段スリーブと下段スリーブとからなり、多段にスタックされているスリーブ素子と、
前記多段にスタックされているスリーブ素子内に貫通され、前記上段スリーブと前記下段スリーブとが向かい合わされて構成された前記各スリーブ素子の給電部に給電する伝送線路と、
前記伝送線路に周波数信号を供給する給電部とを備え、
前記スリーブ素子を構成している前記上段スリーブと前記下段スリーブとの間隔が、下段から上段に向かって次第に大きくなる間隔に設定されていることを特徴とするコーリニアアンテナ。 - 最下段のスリーブ素子を構成している前記上段スリーブと前記下段スリーブとの間隔が約1mmとされ、最上段のスリーブ素子を構成している前記上段スリーブと前記下段スリーブとの間隔が約5mmとされていることを特徴とする請求項1記載のコーリニアアンテナ。
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