JP2010267673A - 半導体装置の設計方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】配線層の溶出、および酸化を抑制する半導体装置、およびその設計方法を提供する。
【解決手段】接続コンタクトに接続される金属配線の配置を決定するステップと、接続コンタクトを設けるためのスルーホールの配置を決定するステップとを具備する半導体装置に設計方法を適用する。ここで、金属配線の配置を決定するステップは、(a)スルーホールによって露出する金属配線の領域を特定するステップと、(b)金属配線に付帯する容量を特定するステップと、(c)容量が蓄える電荷が、領域を介して金属配線から極性溶媒に移動したときの領域の損傷を抑制するように、金属配線の配置を決定するステップとを含むものとする。
【選択図】図6
【解決手段】接続コンタクトに接続される金属配線の配置を決定するステップと、接続コンタクトを設けるためのスルーホールの配置を決定するステップとを具備する半導体装置に設計方法を適用する。ここで、金属配線の配置を決定するステップは、(a)スルーホールによって露出する金属配線の領域を特定するステップと、(b)金属配線に付帯する容量を特定するステップと、(c)容量が蓄える電荷が、領域を介して金属配線から極性溶媒に移動したときの領域の損傷を抑制するように、金属配線の配置を決定するステップとを含むものとする。
【選択図】図6
Description
本発明は、半導体装置、その半導体装置の設計方法、およびその半導体装置の設計を支援する半導体設計支援プログラムに関する。
多層配線層を有する半導体装置の製造に関する技術として、ダマシン法が知られている。ダマシン法では、回路基板上に設けられた層間膜に、ドライエッチングやプラズマアッシング等の方法により開口部(スルーホール)を形成する。そして、その開口部(スルーホール)を形成した後、薬液を用いた洗浄により、エッチング工程で発生した残渣を除去する。その後、スパッタリング法・メッキ法等によりCu等の金属を成膜する。そして、CMP法等によって平坦化する。
また、多層配線層を有する半導体装置の製造に関する技術として、デュアルダマシン法が知られている。デュアルダマシン法では、下層配線の真上に、層間膜とエッチングレートの異なるストッパ膜を成膜する。そして、スルーホールを先にエッチングで開口し、その後に、レジスト等を塗布してウェハ表面を平滑化する。平滑化が完了した後、リソグラフィー法により配線パターンを焼き付け、その後、配線をエッチングする。配線のエッチングが完了した後に、スルーホールの底部のストッパ膜をエッチングし、下層配線との開口部を形成する。このような工程によって、スルーホールと配線とを同時に形成する。半導体基板上に多層配線層を有する半導体装置は、これらの製造過程を繰り返すことにより、形成される。
図1は、従来の半導体装置の製造工程における、部材の状態を示す断面図である。図1は、Cu(銅)を材料とする金属配線(以下、Cu配線104という)上に、スルーホール151が形成された部材の状態を示している。図1のスルーホール151は、デュアルダマシン法で製造され、それに続く洗浄工程が完了した状態を示しているものとする。
図1に示すように、スルーホール151を形成する工程では、Cu配線104の上に、エッチングストッパー膜103、層間膜102、CMP犠牲層間膜101を順に形成する。その後、ドライエッチングにより、層間膜102、CMP犠牲層間膜101を選択的に除去してCu配線104上に、スルーホール151を形成する。このとき、ほとんどのスルーホール151は、エッチングストッパー膜103まで開口され、下層のCu配線104は露出していない。エッチングストッパー膜103は、その後の工程で除去される。
図2は、Cu配線104の表面やエッチングストッパー膜103に不具合が生じた場合の、半導体装置の製造工程の状態を示す図である。図2(a)に示すように、下層のCu配線104を形成する過程において、Cu配線104表面上での凝集現象や表面の反応によって、局所的な微少突起105が生じている場合がある。また、図2(b)に示すように、エッチングストッパー膜103の成膜時には、膜内に微少ボイド106が形成される場合もある。
図3は、Cu配線104の表面やエッチングストッパー膜103に不具合が生じ、その不具合が生じた部分に微少突起105が形成された場合の部材の状態を例示する断面図である。Cu配線104の表面の微少突起105の上、あるいは、エッチングストッパー膜103に形成された微少ボイド106の上に形成されたスルーホール151(以下、特定スルーホール152と記載する)では、図3に示すように、通常のスルーホール開口部151と異なり、Cu配線104の上のエッチングストッパー膜103までが同時的にエッチングされ、Cu配線104が露出した状態となっている。
その後、スルーホールのドライエッチング過程において生じた、エッチング残渣を除去するために半導体装置の洗浄を行う。この際、水等の極性溶媒を主たる成分とする薬液にて洗浄を行った後、純水等により半導体装置のリンスを行い、然る後に、半導体装置の乾燥を行う方法が一般的である。
図4は、図3に示す部材の洗浄を行った直後の、スルーホールの断面を示す断面図である。図4に示すように、特定スルーホール152では、局所的にCu配線104が露出している。その特定スルーホール152に対して純水等によるリンスを行った際、Cu配線104を構成する銅が、純水中に溶出することがある。
図4を参照すると、領域153において、銅が溶出している。また領域153から溶出した銅は、層間膜上に飛散し、残渣154として残留する。さらに、乾燥後、このスルーホール内のCu配線(領域153)が酸化されやすくなることもある。
上述の現象を解決する手段として、例えば、特許文献1(特開2003―124316号公報)に記載されるような技術が知られている。特許文献1には、半導体装置の製造方法として洗浄工程において、極性溶媒である純水や有機剥離液に先立ち、開口部を非水系溶媒により洗浄する技術が記載されている。この技術を適用することにより、プラズマ雰囲気中において層間膜に蓄積された電荷を前記非水系溶媒側に移動させ、層間膜から電荷を除去している。
特許文献1に記載されるように、配線層が大面積の配線領域上にスルーホールを開口する場合において、大面積の配線領域の面積が大きいほど、スルーホールから配線層を構成する金属が溶出する現象が顕著に認められる。配線層の面積が等しい場合には、配線層に接続すべきスルーホールの個数が少ないほど、また、スルーホールの開口径が小さいほど、金属が溶出する現象が顕著に認められる。
特に、局所的に開口するスルーホールが存在する場合には、その下層に接続すべき配線領域の面積を、下層配線が露出したスルーホールの個数に対し一定以下にすることは困難である。
本発明が解決しようとする課題は、配線層を形成した後の洗浄を行う製造過程においても、配線層の溶出、および酸化を抑制する半導体装置、およびその設計方法を提供することにある。
以下に、[発明を実施するための形態]で使用される番号を用いて、[課題を解決するための手段]を説明する。これらの番号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
上記の課題を解決するために、接続コンタクトに接続される金属配線の配置を決定するステップと、接続コンタクトを設けるためのスルーホールの配置を決定するステップとを具備する半導体装置に設計方法を適用する。ここで、
金属配線の配置を決定するステップは、
(a)スルーホールによって露出する金属配線の領域を特定するステップと、
(b)金属配線に付帯する容量を特定するステップと、
(c)容量が蓄える電荷が、領域を介して金属配線から極性溶媒に移動したときの領域の損傷を抑制するように、金属配線の配置を決定するステップと
を含むものとする。
金属配線の配置を決定するステップは、
(a)スルーホールによって露出する金属配線の領域を特定するステップと、
(b)金属配線に付帯する容量を特定するステップと、
(c)容量が蓄える電荷が、領域を介して金属配線から極性溶媒に移動したときの領域の損傷を抑制するように、金属配線の配置を決定するステップと
を含むものとする。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、配線層の溶出、および酸化を抑制する半導体装置、およびその設計方法を提供することが可能となる。
[第1実施形態]
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の実施の形態を説明するための図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の実施の形態を説明するための図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図5は、第1実施形態の半導体設計支援装置1の構成を例示するブロック図である。半導体設計支援装置1は、情報処理装置2と、入力装置3と、出力装置4とを備えている。情報処理装置2は、コンピュータなどに代表される、情報処理を高速に行う機械の本体部分である。情報処理装置2は、入力、記憶、演算、制御、出力の五つの基本機能を備えている。情報処理装置2は、プログラムに示される手順に従って、情報処理を行う。入力装置3は、キーボードやマウスに代表されるマンマシンインターフェースである。出力装置4は、液晶ディスプレイやCRTなどに代表されるマンマシンインターフェースである。
情報処理装置2は、CPU5と、HDD(大容量記憶装置)6と、RAM(Random Access Memory)7と、ROM(Read Only Memory)8と、入出力回路9と、EDAツール10とを備え、それらはバス11を介して接続されている。
CPU5は、情報処理装置2に設けられた各種装置の制御や、データの処理を行う。CPU5は、入力装置3を介して受け取ったデータを解釈して演算する。CPU5は、その演算結果を、出力装置4などで出力する。HDD(大容量記憶装置)6は、電源の遮断が行われた場合であっても、データを保持し続ける大容量の記憶装置である。HDD(大容量記憶装置)6は、本実施形態の実現に必要な各種のデータを保持している。
RAM(Random Access Memory)7は、データの読み出しと書込みとを自由に行うことが可能な記憶装置である。ROM(Read Only Memory)8は、データの読み出しが可能な記憶装置である。また、ROM(Read Only Memory)8は、書込みが可能なROM(例えば、フラッシュメモリやEEPROMなどの不揮発性記憶装置)であっても良い。入出力回路9は、情報処理装置2に対するデータの入出力を制御する。EDA(Electronic Design Automation)ツール10は、電子機器、半導体など電気系の設計作業を自動化し支援するためのソフトウェアである。
以下に、本実施形態の半導体設計支援装置1の動作について説明を行う。図6は、本実施形態の半導体設計支援装置1の動作を例示するフローチャートである。本実施形態の動作は、設計対象の多層配線半導体装置の設計における、配線レイアウト工程で実行されることが好ましい。また、本実施形態の動作は、EDAツール10が、配線レイアウトに必要なデータを読み出すと開始する。
ステップS101において、設計対象の多層配線の接続コンタクトを形成するためのスルーホールを特定する。そして、製造時にそのスルーホールによって露出する面を有する配線を特定する。ステップS102において、特定の配線層に設けられる配線を特定する。そして、その配線の直上層に接続されるべきスルーホールの個数の如何に依らず、電気的に接続されている部分を特定する。そして、その配線の特定した部分の総面積を算出する。このとき、その配線層の配線に、層間絶縁膜で電気的に分離された部分が存在する場合には、その各々の配線部分に対し、その面積を算出する。
ステップS103において、一個のスルーホールが配線を露出するときの、露出面の面積を算出する。そして、ステップS102の処理で算出した総面積が、その露出面の面積の2×106倍以上か否かの判断を行う。その判断の結果、総面積がスルーホール1個の面積の2×106倍以上の場合、処理はステップS104に進む。総面積がその露出面の面積の2×106倍を超えない場合には、処理は終了する。
ステップS104において、その配線が、下層のスルーホールを通じて接続しているすべてのウェルに対して、p型かn型かを検出する。そして、接続しているウェルが、n型ウェルのみであるか否かの判断を実行する。その判断の結果、接続しているウェルがn型ウェルのみの場合には処理は、ステップS105進む。またその判断の結果、接続しているウェルがn型ウェルのみでない場合、処理はステップS107に進む。
ステップS105において、半導体基板の作製条件より、あらかじめ算出しておいた関係式から、ウェル容量が最小となるn型ウェルを特定し、その容量値を算出する。また、その配線と他の配線との間に形成される配線容量に付帯する容量値を算出する。ステップS106において、ウェル容量と配線容量との総和が、20pF以上か否かの判断を実行する。その判断の結果、20pF以上の場合、処理は、ステップS108に進む。また、その判断の結果、20pFを超えていない場合には、処理は終了する。
ステップS107において、その配線が、フローティング状態にあるか否かの判断を実行する。その判断の結果、フローティング状態の場合には、処理はステップS108に進む。また、その判断の結果、フローティング状態でない場合には、処理は終了する。ステップS108において、ウェルの容量値と配線に付帯する容量値の総和が20pF以上である場合、もしくは、その配線がフローティング状態にある場合には、配線レイアウトの是正処置を行い、配線レイアウトの最適化を行う。
以下に、配線レイアウトの最適化について説明を行う。図7は、最適化の対象となる半導体集積回路12の構成を例示する断面図である。半導体集積回路12は、回路基板13の上に、4層の多層配線層14を備えている。回路基板13は、半導体基板41の設けられたPウェル43とウェル44とを備えている。Pウェル43とウェル44との間には、素子分離42が形成されている。
第1金属配線21は、第1配線層25に配置されている。第2金属配線22は、第2配線層26に配置されている。第3金属配線23は、第3配線層27に配置されている。第4金属配線24は、第4配線層28に配置されている。第1配線層25と第2配線層26との間には、第1層間絶縁層31が設けられている。第2配線層26と第3配線層27との間には、第2層間絶縁層32が設けられている。第3配線層27と第4配線層28との間には、第3層間絶縁層33が設けられている。
第1層間絶縁層31、第2層間絶縁層32、および第3層間絶縁層33の各々には、ストッパ膜45と層間絶縁膜46とが形成されている。第1層間絶縁層31には、複数の第1接続コンタクト34が形成される。第2層間絶縁層32には、複数の第2接続コンタクト35が形成される。第3層間絶縁層33には、複数の第3接続コンタクト36が形成される。
なお、多層配線層14の上には、ボンディング構造が形成されるものとする。図7に示されているように、半導体集積回路12において、第4金属配線24のみが大面積を要する設計である場合に、設計の容易性から、第1配線層25、第2配線層26、および第3配線層27までも、同じ面積で設計されることが多い。
図8は、上述の配線レイアウトの最適化を行った結果の半導体集積回路12の構成を例示する断面図である。最適化を実行した後の多層配線層14は、レイアウトパターンが変更されている。図8を参照すると、第1金属配線21、第2金属配線22、第3金属配線23の配線面積を、単一のスルーホールが配線を露出するときの面積の、2×106倍以下に縮小することが可能である。
パターン設計上の是正処置を行うことで、各配線層の上部に接続するスルーホールである、第3層間絶縁層33を形成するためのスルーホール、第1接続コンタクト34を形成するためのスルーホール、及び、第2接続コンタクト35を形成するためのスルーホールを、それぞれドライエッチングで第1層間絶縁層31、第2層間絶縁層32、および第3層間絶縁層33に形成した後、純水等で洗浄する過程においても、前記過程において蓄積する電荷量を抑制することが可能となる。その結果、各層間絶縁膜において、スルーホール底部においても、Cu溶出を引き起こす電池反応の起電力に十分な電流密度に達しないため、スルーホール底部でのCu溶出を防ぐことが可能となる。
図9は、上述の配線レイアウトの最適化を、他の方法で行った結果の半導体集積回路12の構成を例示する断面図である。図9に示されているように、最適化を行った後の半導体集積回路12は、ダイオード47を備えている。ダイオード47は、p型ウェル、もしくは容量20pF以下のn型ウェルに導通する基板ダイオードである。ダイオード47は、ウェル接続コンタクト48を含み、そのウェル接続コンタクト48は、ウェル44に接続されている。
例えば、上述の図7の断面図を示すような多層配線層14で形成されるパターンで、第4金属配線24に関しては、配線面積の縮小化が不可能であることがある。その場合、ウェル44を通じて基板と導通するダイオード47を形成する。第4金属配線24にスルーホールを形成する過程において、その第4金属配線24に蓄積する電荷量を、ウェル接続コンタクト48を介して瞬時にウェル44に逃がすことが可能となる。その結果、スルーホール底部でのCu溶出を防ぐことが可能となる。さらに、ウェルの容量値と配線に付帯する容量値の総和が20pFを超えない値になるように、配線に接続するn型ウェルを是正しても良い。
上述したように、純水等により半導体装置を洗浄する際に、スルーホール底に露出している配線層を構成する金属が溶出又は酸化されやすくなる。この現象は、半導体基板上に半導体装置の配線を形成する工程において、絶縁膜である層間膜に水等の極性溶媒を含有する薬液が接触すると、薬液と絶縁膜との接触摩擦により、層間膜に電荷が蓄積され、チャージアップすることに起因する。
特に半導体製造過程で用いられるような、導電性イオンの含有量の極めて少ない純水等の非導電性極性溶媒を用いると、チャージアップ量が大きくなる傾向にある。この電荷はただちに、層間膜直下に存在する配線に移動するが、前記のスルーホール底において極性溶媒である純水(あるいは、水を含有する薬液)に接している。そのため、蓄積された電荷は、スルーホール部の底から一気に放出される。この際、スルーホール底に集中する電流密度が十分大きければ、電池反応を引き起こすに十分な起電力が与えられるため、配線層を形成する金属がイオン化して溶出、もしくは酸化作用を受けやすくなる。
なお、一般的に酸化された金属酸化膜(例えば配線層がCuにより形成されている場合はCuOx膜)は、洗浄に用いる有機剥離液に溶出する性質を持つものであるから、前記のスルーホールを開口した部分において前記の酸化作用を受けると、前記の洗浄工程において下層の配線層を構成する金属がより溶出されやすくなる。
また、スルーホール底の配線層が溶出及び酸化されると、この配線層と前記スルーホール内に埋め込まれる導電材との間の接続状態が劣化し、半導体装置の信頼性が低下することがある。特に、配線層が大面積の配線領域とこの大面積配線領域に接続するスルーホールとを含む場合において、前記配線領域の面積が大きいほど、スルーホール底部から配線層を構成する金属が溶出する現象が顕著に認められる。また、前記配線層がその製造過程において、半導体基板に接続されずにフローティング状態である場合や、接続されていても中間にn型ウェルなどの高抵抗層のみを有する場合には、特にこの現象が生じやすい。すなわち、配線層に蓄積した電荷が、スルーホール底のみから放出される状態にあるとき、スルーホール部での電流密度は一気に増加し、金属の溶出や酸化が起こりやすくなる。
本実施形態において、まずフォトマスクの設計段階において、スルーホールを開口する過程の工程において、前記スルーホールの下層に存在すべき配線層の面積と接続されるウェルの種類、容量を識別し、配線面積やウェル容量が一定値を超えるような設計がされていた場合には、配線面積やウェル容量が一定以下になるよう補正を実施する。これにより、スルーホールエッチング後の洗浄工程において、下層配線層に蓄積する電荷量を一定以下にする、もしくは、配線層に接続するウェルから半導体基板を通して電荷を放出することが可能になるため、露出したスルーホール部での金属の溶出や酸化を防止することが可能となる。
[第2実施形態]
以下に、本発明の第2実施形態につい、添付の図面を参照して具体的に説明する。図10は、第2実施形態の半導体設計支援装置の動作を例示するフローチャートである。第2実施形態の動作は、第1実施形態と異なり、着目している配線層の配線だけでなく、その下層の配線層に設けられた配線を包括して、配線レイアウトを最適化する。
以下に、本発明の第2実施形態につい、添付の図面を参照して具体的に説明する。図10は、第2実施形態の半導体設計支援装置の動作を例示するフローチャートである。第2実施形態の動作は、第1実施形態と異なり、着目している配線層の配線だけでなく、その下層の配線層に設けられた配線を包括して、配線レイアウトを最適化する。
ステップS101において、第1実施形態の同様に、設計対象の多層配線の接続コンタクトを形成するためのスルーホールを特定する。そして、製造時に、そのスルーホールによって露出する面を有する配線を特定する。
その後、ステップS201において、特定した配線層の配線と、その下層の配線層の配線の面積を算出する。このとき、2つの配線層で、鉛直方向に重なりがある場合、重なり部分を除いた面積を算出する。図11は、第2実施形態における半導体集積回路12の多層配線層14の一部のレイアウトを例示する平面図である。図11は、第2金属配線22と第3金属配線23とが第2接続コンタクト35を介して接続されているレイアウトを例示している。図11に示されているように、多層配線層14は、重なり領域49を含んでいる。図12は、図11のレイアウトを、斜めから見たときの状態を例示する斜視図である。重なり領域49は、第2金属配線22の直上に、上層の第3金属配線23が重なっている部分である。第2実施形態では、その重なり領域49は除外して考慮するものとする。以降、ステップS103〜ステップS108まで、第1実施形態と同様に動作する。
以下に、第2実施形態における配線レイアウトの最適化について説明を行う。図13は、最適化の対象となる多層配線層14の構成を例示する平面図である。図13に示されているように、第2金属配線22と第3金属配線23とは、第2接続コンタクト35を介して接続されている。また、このとき第2金属配線22の重なり領域49が、第3金属配線23で覆われている。図14は、配線レイアウトの最適化を行った多層配線層14を例示する平面図である。第2実施形態の最適化では、第2金属配線22を、第3金属配線23で覆う重なり領域49を大きくするように、レイアウトパターンを変更している。このように配線レイアウトを置き換えることで、第3金属配線23上にスルーホールを形成する過程における、第2金属配線22と第3金属配線23の配線面積総和の縮小を行うことが可能である。
図15は、上述のレイアウトパターンの変更を、模式的に例示する斜視図である。図15の(a)は、配線レイアウトの最適化を実行する前の多層配線層14を例示している。図15の(b)は、配線レイアウトの最適化を実行したとの多層配線層14を例示している。図15に示されているように、重なり領域49を増加させることで、配線面積総和の縮小を行うことが可能である。
すなわち、層間膜と極性溶媒の接触によってチャージアップした電荷により、その直下層に存在する配線が帯電すると、その電荷は、ただちに配線内で均一化される。そして、ウェハに接触する極性溶媒を通じて回路を形成するものであるから、第3金属配線23を介して、そのさらに下層に存在する第2金属配線22が帯電する影響は無視できる。
第2実施形態の動作を実行することによって、半導体装置を構成する配線面積を一定以下に縮小することができる。絶縁膜である層間膜に水等の極性溶媒を含む薬液が接触すると、薬液と絶縁膜との接触摩擦により、層間膜に電荷が蓄積され、続いてその下層の配線に蓄積される。このとき、電荷が当該スルーホール底より放出される際の電流密度が、金属の溶出現象を引き起こすに十分な起電力に対して十分低ければ、溶出反応は防止できる。上述したように、本実施形態の動作を実行し、配線面積を制限するようにレイアウトを変更することで、金属配線を構成する金属をスルーホール底で溶出させることなく、層間膜に蓄積された電荷を放出させることができる。
[比較例]
以下に、本願発明の理解を容易にするための比較例について説明を行う。
(第1比較例)
図16は、第1比較例における半導体集積回路12の構成を例示する平面図である。図16に示されているように、半導体集積回路12の多層配線層14において、第2金属配線22と第3金属配線23とが、第2接続コンタクト35を介して接続されている。また、第2金属配線22は突出領域37を含んでいる。
以下に、本願発明の理解を容易にするための比較例について説明を行う。
(第1比較例)
図16は、第1比較例における半導体集積回路12の構成を例示する平面図である。図16に示されているように、半導体集積回路12の多層配線層14において、第2金属配線22と第3金属配線23とが、第2接続コンタクト35を介して接続されている。また、第2金属配線22は突出領域37を含んでいる。
図17は、図16の平面図に例示される半導体集積回路12を、その平面図におけるA−Bで切断したときの断面図である。多層配線層14の第2金属配線22は、第2接続コンタクト35に接続されている。その第2金属配線22は、大面積で、かつ、フローティング状態になるようなレイアウトパターンである。第1比較例においては、上述のレイアウトパターンの状態を維持しつつ、異なる条件のレイアウトパターンを対象に、第2金属配線22の溶出状態を評価した評価結果について説明を行う。具体的には、第2接続コンタクト35を形成するためのスルーホールのエッチング後の薬液洗浄、純水リンスを行った際の、第2金属配線22の溶出状態を評価した。
その評価は、第2金属配線22の突出領域37の長さを調整して、第2金属配線22の面積を変化させたいくつかのレイアウトパターンを用いて行っている。図18は、同一ウェハ上に形成される第2金属配線22の面積の変化を表すテーブルである。また、それらのパターンの第2接続コンタクト35を形成するためのスルーホールは、直列に2個接続してあり、第3金属配線23を通じて、パッドを形成することで電気的な導通を測定できるよう構築されている。第2接続コンタクト35を形成するためのスルーホールの電気抵抗の値を以って、不良率を勘案することが出来るようになっている。
この評価においては、純水等に依る溶出の影響を感知する感度を上げるために意図的に第2接続コンタクト35を形成するためのスルーホールのエッチング過程において、エッチングストッパー膜をも除去し、下層Cu膜を露出させている。また、エッチング後の洗浄処置としては、薬液として水分含有量60%程度のアミン系剥離液用いており、裏面チャック式の洗浄装置にて回転数500rpmでウェハを回転させながら、流量2.0L/min、30秒薬液をスプレーした後、30秒純水リンスを行い、引き続いて回転数2000rpmでウェハを回転させてウェハを乾燥させる処置を行った。
図19は、上述の手法により、評価した結果を示すグラフである。図19は、横軸に配線面積をとり、縦軸に観察パターン総数とCu溶出を起こしたパターン数を同時に示している。ここで、第2接続コンタクト35を形成するためのスルーホール1個の面積は、設計値で2.0×10−3μm2である。グラフでは、そのスルーホールの面積と配線面積は、それぞれ製造過程におけるリソグラフィー、ドライエッチング工程等で径や幅に一定量のバラツキを持つことを加味し、配線面積/スルーホール面積比をプロットしている。
図19に示されているように、配線面積/スルーホール面積の比が、2.6×106倍を超える場合より、著しく不良率が増大した。配線面積/スルーホール面積比を制御せずに半導体装置の設計を行った場合には、製造過程で蓄積される電荷によって、スルーホール底配線を構成するCuの溶出が確認される。配線面積/スルーホール面積比を2×106倍未満に制御し、半導体装置の設計を行った場合には、蓄積される電荷量が低減するために、Cuの溶出を防ぐことができる。
(第2比較例)
図20は、第2比較例における半導体集積回路12の構成を例示する平面図である。第2比較例の半導体集積回路12は、第2金属配線22と、第3金属配線23と、第1金属配線21とを含んでいる。また、第1金属配線21と第2金属配線22とは、第1接続コンタクト34を介して接続されている。第2金属配線22と第3金属配線23とは、第2接続コンタクト35を介して接続されている。さらに、第1金属配線21は、ウェル接続コンタクト48を介してウェル44に接続されている。
図20は、第2比較例における半導体集積回路12の構成を例示する平面図である。第2比較例の半導体集積回路12は、第2金属配線22と、第3金属配線23と、第1金属配線21とを含んでいる。また、第1金属配線21と第2金属配線22とは、第1接続コンタクト34を介して接続されている。第2金属配線22と第3金属配線23とは、第2接続コンタクト35を介して接続されている。さらに、第1金属配線21は、ウェル接続コンタクト48を介してウェル44に接続されている。
図21は、第2比較例の半導体集積回路12の断面を例示する断面図である。図21は、上述の図20の平面図のC−D断面を例示している。第1金属配線21は、製造工程において、第2接続コンタクト35を形成するためのスルーホールによって露出する露出面が形成される。スルーホールの直下層の第1金属配線21は、大面積で、かつ、ウェル44を通じて半導体基板に接続されている。第2比較例において、上述の状態を維持し、かつ、異なる条件のレイアウトパターンを対象に、評価を行っている。
図22は、第2比較例の半導体集積回路12のようなレイアウトパターンに対して、第1金属配線21の溶出状態を評価するときのパターンを例示するテーブルである。図22は、そのスルーホールのエッチング後の薬液洗浄、純水リンスを行った際の第1金属配線21の溶出状態の評価に用いられる。
ここで、試験に用いたパターンは、第1比較例に記載したものと同様に、第2接続コンタクト35を形成するためのスルーホールの電気特性を測定できるようになっており、そのスルーホールのエッチング方法、エッチング後の洗浄方法は、第1比較例と同じである。また、ウェル44の種類としてp型ウェルとn型ウェルとの双方を対象として評価を行っている。また、ウェルの容量は、図22に示すように、10pF、15pF、および20pFの容量を持つパターンを対象としている。これらのレイアウトパターンを同一ウェハに形成している場合を対象としている。さらに、評価対象のスルーホールの直下層の第1金属配線21の面積としては、第1比較例と同一のパターンを同一ウェハに形成した場合を対象としている。
図23、図24は、上述の手法により評価した結果を示すグラフである。図23と図24は、それぞれ配線にn型ウェルもしくはp型ウェルが接続している場合に対し、そのウェルの容量ごとに、横軸に配線面積をとり、縦軸に観察パターン総数とCu溶出を起こしたパターン数を同時に示したグラフ図である。
なお、この図23、図24においても、製造過程におけるリソグラフィー、ドライエッチング工程等で、径や幅に一定量のバラツキを持つことを加味し、配線面積/スルーホール面積比をプロットしている。図23に示されているように、n型ウェルにおいて、ウェル容量が20pFを超え、かつ配線面積/スルーホール面積比が2.6×106倍を超える場合には、不良率の増加が見られた。図24に示されているように、配線面積/スルーホール面積比の制御をせずに半導体装置の設計を行っても、p型ウェルや、低容量のn型ウェルを通じて基板に接続されている場合には、蓄積される電荷量を基板に逃がすことで、Cuの溶出を防ぐことができる。
(第3比較例)
図25〜図30は、第3比較例における半導体集積回路12の構成を例示する図である。図25は、第3比較例における半導体集積回路12において、第2金属配線22と第3金属配線23とが重なっていないレイアウトの場合を例示する平面図である。また、図26は、図25に例示する半導体集積回路12の断面の構成を例示する断面図である。図27は、第3比較例における半導体集積回路12において、第2金属配線22と第3金属配線23とが直角に配置されたレイアウトの場合を例示する平面図である。また、図28は、図27に例示する半導体集積回路12の断面の構成を例示する断面図である。図29は、第3比較例における半導体集積回路12において、第2金属配線22と第3金属配線23とが、平行に配置されたレイアウトの場合を例示する平面図である。また、図30は、図29に例示する半導体集積回路12の断面の構成を例示する断面図である。
図25〜図30は、第3比較例における半導体集積回路12の構成を例示する図である。図25は、第3比較例における半導体集積回路12において、第2金属配線22と第3金属配線23とが重なっていないレイアウトの場合を例示する平面図である。また、図26は、図25に例示する半導体集積回路12の断面の構成を例示する断面図である。図27は、第3比較例における半導体集積回路12において、第2金属配線22と第3金属配線23とが直角に配置されたレイアウトの場合を例示する平面図である。また、図28は、図27に例示する半導体集積回路12の断面の構成を例示する断面図である。図29は、第3比較例における半導体集積回路12において、第2金属配線22と第3金属配線23とが、平行に配置されたレイアウトの場合を例示する平面図である。また、図30は、図29に例示する半導体集積回路12の断面の構成を例示する断面図である。
第3比較例においては、スルーホールに接続した直下層(以下第2層と記す)、ならびにさらにもう1層下層の配線(以下第1層と記す)が、大面積でかつフローティング状態になるようなレイアウトパターンを例示している。第3比較例において、上述の状態を維持し、かつ、異なる条件のレイアウトパターンを対象に、第2接続コンタクト35を形成するためのスルーホールのエッチング後の薬液洗浄、純水リンスを行った際の、Cu配線の溶出状態を評価した。
図31は、その評価に用いる異なる条件のレイアウトパターンを例示するテーブルである。ここで、図31示すように、第2層(第2金属配線22)の面積は3000μm2に固定している。また、第2層(第2金属配線22)と第1層(第1金属配線21)とを接続する第1接続コンタクト34の面積は、2.0μm2に固定している
図25から図30に例示されているように、第1層(第1金属配線21)と第2層(第2金属配線22)の重なり面積が、それぞれ異なるようにパターンを同一ウェハに形成している。すなわち、図25では、第2層(第2金属配線22)と第1層(21)の重なりは無い。それに対し、図27では、各配線層の配線間隔と配線自体の幅を同一で、かつ、第2層(第2金属配線22)と第1層(第1金属配線21)は、直角に配置されている。具体的には、第2金属配線22の半分が、第1金属配線21を覆っている。さらに、図29では、第1層(第1金属配線21)に対し、第2層(第2金属配線22)が完全に覆うように形成されている。
図25から図30に例示されているように、第1層(第1金属配線21)と第2層(第2金属配線22)の重なり面積が、それぞれ異なるようにパターンを同一ウェハに形成している。すなわち、図25では、第2層(第2金属配線22)と第1層(21)の重なりは無い。それに対し、図27では、各配線層の配線間隔と配線自体の幅を同一で、かつ、第2層(第2金属配線22)と第1層(第1金属配線21)は、直角に配置されている。具体的には、第2金属配線22の半分が、第1金属配線21を覆っている。さらに、図29では、第1層(第1金属配線21)に対し、第2層(第2金属配線22)が完全に覆うように形成されている。
また、半導体集積回路12は、第1比較例と同様に、第2接続コンタクト35のためのスルーホールの電気特性を測定できるようになっている。そのスルーホールのエッチング方法、エッチング後の洗浄方法は、上述の比較例と同様である。
図32は、第3比較例における評価結果を示すグラフである。図32は、それぞれ第2層と第1層配線の重なり面積ごとに、横軸に第1層の配線面積をとり縦軸に不良率を示している。なお、この図32においても、製造過程におけるリソグラフィー、ドライエッチング工程等で径や幅に一定量のバラツキを持つことを加味し、配線面積/スルーホール面積比をプロットしている。
第1層と第2層の重なりがほとんど無いように設計したパターンでは、第1層配線とスルーホールの面積比が1.6×106倍を超える場合に不良率の増加が見られた。また、第1層に対し第2層の半分が重なるように設計したパターンでは、第1層配線とスルーホールの面積比が2.4×106倍を超える場合に不良率の増加が見られた。さらに、第1層に対し第2層のすべてが重なるように設計したパターンでは、第1層配線とスルーホールの面積比が3.3×106倍を超える場合に、不良率の増加が見られた。
薬液・純水等と層間絶縁膜との接触により生じた電荷の影響を受けて、静電誘導によって下層の配線に発生する電荷量は、絶縁膜表面と当該配線との距離に反比例する。したがって、実効的に最も大きな影響を受けるのは、スルーホールの直下層である第2層であり、第1層ではその影響は小さくなる。また、第2層にて電荷の蓄積がおこることで、スルーホール・純水を通じた電気回路が形成される。そのため、第2層の直下に第1層が形成されている場合には、第1層に電荷は蓄積されない(ここで、第2層の面積を3000μm2に限っているため、第1層の面積が第2層の重なり分3000μm2を超えたパターンより不良が発生している。)。したがって、配線面積/スルーホール面積比の制御は、下層配線のうち、当該スルーホールの形成過程で絶縁膜との間に、他の配線層が形成されていない部分のみを考慮すればよいことになる。
以上、本願発明の実施の形態を具体的に説明した。本願発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
1…半導体設計支援装置
2…情報処理装置
3…入力装置
4…出力装置
5…CPU
6…HDD(大容量記憶装置)
7…RAM(Random Access Memory)
8…ROM(Read Only Memory)
9…入出力回路
10…EDAツール
11…バス
12…半導体集積回路
13…回路基板
14…多層配線層
25…第1配線層
26…第2配線層
27…第3配線層
28…第4配線層
21…第1金属配線
22…第2金属配線
23…第3金属配線
24…第4金属配線
31…第1層間絶縁層
32…第2層間絶縁層
33…第3層間絶縁層
34…第1接続コンタクト
35…第2接続コンタクト
36…第3接続コンタクト
37…突出領域
41…半導体基板
42…素子分離
43…Pウェル
44…ウェル
45…ストッパ膜
46…層間絶縁膜
47…ダイオード
48…ウェル接続コンタクト
49…重なり領域
101…CMP犠牲層間膜
102…層間膜
103…エッチングストッパー膜
104…Cu配線
105…微少突起
106…微少ボイド
151…スルーホール
152…特定スルーホール
153…領域
154…残渣
2…情報処理装置
3…入力装置
4…出力装置
5…CPU
6…HDD(大容量記憶装置)
7…RAM(Random Access Memory)
8…ROM(Read Only Memory)
9…入出力回路
10…EDAツール
11…バス
12…半導体集積回路
13…回路基板
14…多層配線層
25…第1配線層
26…第2配線層
27…第3配線層
28…第4配線層
21…第1金属配線
22…第2金属配線
23…第3金属配線
24…第4金属配線
31…第1層間絶縁層
32…第2層間絶縁層
33…第3層間絶縁層
34…第1接続コンタクト
35…第2接続コンタクト
36…第3接続コンタクト
37…突出領域
41…半導体基板
42…素子分離
43…Pウェル
44…ウェル
45…ストッパ膜
46…層間絶縁膜
47…ダイオード
48…ウェル接続コンタクト
49…重なり領域
101…CMP犠牲層間膜
102…層間膜
103…エッチングストッパー膜
104…Cu配線
105…微少突起
106…微少ボイド
151…スルーホール
152…特定スルーホール
153…領域
154…残渣
Claims (16)
- 接続コンタクトに接続される金属配線の配置を決定するステップと、
前記接続コンタクトを設けるためのスルーホールの配置を決定するステップと、
を具備し、
前記金属配線の配置を決定するステップは、
(a)前記スルーホールによって露出する前記金属配線の領域を特定するステップと、
(b)前記金属配線に付帯する容量を特定するステップと、
(c)前記容量が蓄える電荷が、前記領域を介して前記金属配線から極性溶媒に移動したときの前記領域の損傷を抑制するように、前記金属配線の配置を決定するステップと
を含む、
半導体装置の設計方法。 - 請求項1に記載の半導体装置の設計方法において、さらに、
前記金属配線の配線材料が極性溶媒に溶出する現象と前記金属配線に付帯する容量の容量値との相関関係を予め求めるステップと、
前記相関関係より得られる情報に基づいて、前記容量値の上限を特定するステップと
を具備し、
前記(c)ステップは、
前記容量値が、前記上限を超えないように、前記金属配線の配置を決定するステップ
を含む
半導体装置の設計方法。 - 請求項1または2に記載の半導体装置の設計方法において、
前記(c)ステップは、
前記領域の面積を基準面積としたときの前記金属配線の面積が、前記基準面積の2×106倍以上か否かを判定するステップと、
前記金属配線の面積が、前記基準面積の2×106倍以上のとき、前記金属配線の面積を前記基準面積の2×106未満にするように、前記金属配線の配置を決定するステップ
を含む
半導体装置の設計方法。 - 請求項1から3の何れか1項に記載の半導体装置の設計方法において、
前記(c)ステップは、
前記領域の面積を基準面積としたときの前記金属配線の面積が前記基準面積の2×106倍以上で、かつ、前記金属配線に接続されるウェルのウェル容量と前記金属配線に付帯する配線容量との和が20pF以上か否かを判定するステップと、
前記和が20pF以上のとき、
前記和を20pF未満にするように、前記金属配線の配置を決定するステップ
を含む
半導体装置の設計方法。 - 請求項1から4の何れか1項に記載の半導体装置の設計方法において、
前記(c)ステップは、
前記電荷を基板に供給する電荷供給回路を配置するステップと、
前記電荷が前記電荷供給回路から前記基板に供給されることで、前記領域の損傷を抑制するように、前記金属配線の配置を決定するステップ前記配線の配置を決定するステップと
を含む
半導体装置の設計方法。 - 請求項1から5の何れか1項に記載の半導体装置の設計方法において、
前記金属配線は、
第1配線と、
前記第1配線と異なる配線層に配置される第2配線と
を含み、
前記金属配線の配置を決定するステップは、さらに、
(d)他の接続コンタクトを介して前記第1配線に接続される第2配線の配置を決定するステップと、
(e)前記第1配線を前記第2配線に投影したとき、その投影面に対応する前記第2配線の領域を除外した第2配線部分を特定するステップと
を備え、
前記(b)ステップは、
前記第1配線と前記第2配線部分に付帯する容量を特定するステップ
を含み、
前記(c)ステップは、
前記電荷が前記第1配線から極性溶媒に移動したときの前記領域の損傷を抑制するように、前記第1配線と前記第2配線の配置を決定するステップ
を含む
半導体装置の設計方法。 - コンピュータを半導体設計支援装置として機能させるための手順を示す半導体設計支援プログラムであって、
接続コンタクトに接続される金属配線の配置を決定するステップと、
前記接続コンタクトを設けるためのスルーホールの配置を決定するステップと、
を具備する手順を示し、
前記金属配線の配置を決定するステップは、
(a)前記スルーホールによって露出する前記金属配線の領域を特定するステップと、
(b)前記金属配線に付帯する容量を特定するステップと、
(c)前記容量が蓄える電荷が、前記領域を介して前記金属配線から極性溶媒に移動したときの前記領域の損傷を抑制するように、前記金属配線の配置を決定するステップと
を含む、
半導体設計支援プログラム。 - 請求項7に記載の半導体設支援プログラムにおいて、さらに、
前記金属配線の配線材料が極性溶媒に溶出する現象と前記金属配線に付帯する容量の容量値との相関関係を予め求めるステップと、
前記相関関係より得られる情報に基づいて、前記容量値の上限を特定するステップと
を具備し、
前記(c)ステップは、
前記容量値が、前記上限を超えないように、前記金属配線の配置を決定するステップ
を含む
半導体設支援プログラム。 - 請求項7または8に記載の半導体設支援プログラムにおいて、
前記(c)ステップは、
前記領域の面積を基準面積としたときの前記金属配線の面積が、前記基準面積の2×106倍以上か否かを判定するステップと、
前記金属配線の面積が、前記基準面積の2×106倍以上のとき、前記金属配線の面積を前記基準面積の2×106未満にするように、前記金属配線の配置を決定するステップ
を含む
半導体設支援プログラム。 - 請求項7から9の何れか1項に記載の半導体設支援プログラムにおいて、
前記(c)ステップは、
前記領域の面積を基準面積としたときの前記金属配線の面積が前記基準面積の2×106倍以上で、かつ、前記金属配線に接続されるウェルのウェル容量と前記金属配線に付帯する配線容量との和が20pF以上か否かを判定するステップと、
前記和が20pF以上のとき、
前記和を20pF未満にするように、前記金属配線の配置を決定するステップ
を含む
半導体設支援プログラム。 - 請求項7から10の何れか1項に記載の半導体設支援プログラムにおいて、
前記(c)ステップは、
前記電荷を基板に供給する電荷供給回路を配置するステップと、
前記電荷が前記電荷供給回路から前記基板に供給されることで、前記領域の損傷を抑制するように、前記金属配線の配置を決定するステップ前記配線の配置を決定するステップと
を含む
半導体設支援プログラム。 - 請求項7から11の何れか1項に記載の半導体設支援プログラムにおいて、
前記金属配線は、
第1配線と、
前記第1配線と異なる配線層に配置される第2配線と
を含み、
前記金属配線の配置を決定するステップは、さらに、
(d)他の接続コンタクトを介して前記第1配線に接続される第2配線の配置を決定するステップと、
(e)前記第1配線を前記第2配線に投影したとき、その投影面に対応する前記第2配線の領域を除外した第2配線部分を特定するステップと
を備え、
前記(b)ステップは、
前記第1配線と前記第2配線部分に付帯する容量を特定するステップ
を含み、
前記(c)ステップは、
前記電荷が前記第1配線から極性溶媒に移動したときの前記領域の損傷を抑制するように、前記第1配線と前記第2配線の配置を決定するステップ
を含む
半導体設支援プログラム。 - 半導体装置を設計するステップと、
前記半導体装置を製造するステップと
を具備し、
前記設計するステップは、
接続コンタクトを設けるためのスルーホールの配置を決定するステップと、
前記接続コンタクトに接続される金属配線の配置を決定するステップと
を具備し、
前記金属配線の配置を決定するステップは、
(a)前記スルーホールに対応する前記金属配線の領域を特定するステップと、
(b)前記金属配線に付帯する容量を特定するステップと、
(c)前記容量が蓄える電荷が前記金属配線から極性溶媒に移動したときの前記領域の損傷を抑制するように、前記金属配線の配置を決定するステップと
を含む、
半導体装置の製造方法。 - 接続コンタクトと、
前記接続コンタクトに接続される金属配線と
を具備し、
前記金属配線は、
前記接続コンタクトを接触する領域を含み、
前記領域の面積を基準面積としたときの前記金属配線の面積が、前記基準面積の2×106倍未満である
半導体装置。 - 請求項14に記載の半導体装置において、
前記領域の面積を基準面積としたときの前記金属配線の面積が前記基準面積の2×106倍以上で、かつ、前記金属配線に接続されるウェルのウェル容量と前記金属配線に付帯する配線容量との和が20pF未満である
半導体装置。 - 請求項14または15に記載の半導体装置において、さらに、
前記金属配線の電荷を基板に供給する電荷供給回路を備える
半導体装置。
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