JP2010266714A - 映像処理装置、映像表示装置および映像処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1の画面を表示する第1の表示手段と、前記第1の画面の中に前記第1の画面より小さい第2の画面を投射表示する第2の表示手段と、前記第2の表示手段によって表示する画面の領域とその周辺領域を撮影する撮影手段と、前記第1の表示手段および前記第2の表示手段に表示する調整信号を生成する調整信号生成手段と、前記撮影手段の撮像画像から前記第2の表示手段の表示位置を検出する表示位置検出手段と、該表示位置検出手段で検出された前記第2の表示手段の位置情報によって、前記第2の表示手段で表示する情報を生成する表示情報生成手段と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、重畳投射による映像表示装置に関して、重畳位置を検出して、自動的に最適な情報を表示することを可能にする映像表示装置を提供することを目的とする。
これにより、第2の表示手段による表示画面の位置を自動的に検出して、表示位置に対応した映像信号を表示することができるので、第1の画面に対して詳細な情報を、見たい場所を自由に決めて表示させることができる。また撮像手段として第1の画面全体を撮影する場合に比べて、解像度が低い、比較的低コストのカメラを使うことができる。
これにより、調整信号をデジタル的に扱うことが可能となるために、周囲光による影響を避けた位置検出が可能になる。
これにより、比較的少ない繰返しで信号検出部位に対応するパターンを決定できるので、第2の表示手段による表示位置を早く求めることができるとともに、第2の表示手段に表示する信号の射影変換のための変換係数を早く求めることができる。
これにより、カメラの画素数に対する位置検出の分解能を最良の状態で使うことができ、カメラに無駄なコストをかけることを避けることが出来る。
これにより、検出点の領域を狭くすることができるため、カメラで検出する場合にも演算の対象データ数を少なくすることができるので、演算処理を簡単にすることができる。また、周囲光などによる誤差を低減することができる。
これにより、一つの頂点を中心とする調整信号により、頂点に対する角度を容易に求めることができるため、二つの頂点からの調整信号によりそれぞれ角度を求める簡単な演算だけで、検出点の座標を得ることが可能になる。
これにより、第2の画面を投射するプロジェクターの位置の自由度を高くすることができるので、第1の画面と第2の画面の位置関係の制約条件を気にせずに使用することができる。
これにより、第2の表示手段による表示画面の位置を自動的に検出して、表示位置に対応した映像信号を表示することができるので、第1の画面に対して詳細な情報を見たい場所を自由に決めて表示させることができる。また撮像手段として第1の画面全体を撮影する場合に比べて、解像度が低い、比較的低コストのカメラを使うことができる。
これにより、第2の画面の大きさは常に一定となるために、例えば撮影手段の撮影範囲において、中心付近などの一点の位置情報を得るだけで、第2の画面で第1の画面の補完的情報を適正に表示することが可能となる。
これにより、第2の画面を第1の画面から取り外したり、自由に移動したりすることが可能になるため、第1の画面で補完的な情報を表示したい場合に該当する場所に第2の画面を置くだけで、簡単に詳細情報などを表示することができる。
これにより、机などに表示することができるために、表示専用の場所を設ける必要がない。
これにより、液晶モニターの解像度が不足するような場合にでも、第2の表示手段で補完的な情報を表示することで、必要な情報を表示することが可能となる。
これにより、撮影範囲を常に第2の表示手段による表示画面とその周辺に設定することができるので、撮影のためのカメラの解像度を下げることにより、低コストに実現することができる。さらに、第2の表示手段の投射レンズ位置とカメラの撮影レンズ位置を比較的近く設定できるので、第2の画面が第1の画面に対して斜めに投射されて歪が生じる場合でも、撮影した画面には大きな歪が生じることなく、撮影範囲を再設定する必要がない。また、撮影範囲に第2の画面の取付け機構などが入り込むことを避けることができる。
これにより、第2の表示手段による表示画面の位置を自動的に検出して、表示位置に対応した映像信号を表示することができるので、第1の画面に対して詳細な情報を見たい場所を自由に決めて表示させることができる。また撮像手段として第1の画面全体を撮影する場合に比べて、解像度が低い、比較的低コストのカメラを使うことができる。
図1に本発明の第1実施形態における映像表示装置の構成を示す。
机109の上には第1のプロジェクター(投射型表示装置、第1の表示手段)101が置かれ、机上(机の上面)に大画面(第1の画面)107が投射されている。また、机109の端部にはポール105が設けられ、ポール105の長手方向である鉛直軸を中心軸として回転自在な3箇所の接続部(保持手段)106a、106b、106cおよび2本のアーム(保持手段)104a、104bを介して、第2のプロジェクター(第2の表示手段)102が取り付けられ、大画面107の一部に小画面(第2の画面)108が投射表示されている。このような構造により、第2のプロジェクター102は机109の上面に対する投射距離がほぼ一定であり、机109の上面に対して並行な面内を移動することができるため、観察者が手により移動させることで大画面107の中の任意の位置に任意の回転角度で小画面108を投射することができる。また、第2のプロジェクター102の背面には、小画面108およびその周辺を撮影するカメラ103が設けられている。
S2で信号生成部222の発生する信号を大画面301、小画面302ともに黒信号、即ちブランク状態として、S3でカメラ203により撮影範囲303を撮影する。このとき、画面は周囲の照明光などの影響により明るさを持っており、これを黒側のレベルVbとして制御部240のRAM242に記憶する。
S7では、注目部の長手方向を1/2に分割し、左右分割した場合には左側を新たな注目部に設定し、上下分割した場合には上側を新たな注目部に設定する。ここでは、図5(C)に示すように大画面301をまず水平方向に2分割し、左半分を注目部306に設定する。
S8では注目部306を全白表示し、他の部分を全黒とする信号(調整信号)が生成され、その信号に基づいた表示がされる。ここでは図5(C)に示すように左半分が全白表示される。次にS9で撮影範囲303を撮影し、参照部分304の明るさを取得する。S10でVthbと比較することにより、参照部分304が白と黒のどちらであるかを判定し、白であればS11でRAM242に「1」を記憶し、黒であればS12で「0」を記憶させる。図5(C)の場合は白と判定され、RAM242には「1」が記憶される。
S21で信号生成部222の発生する信号を大画面301、小画面302ともに黒信号、即ちブランク表示し、S22でカメラ203により撮影範囲303を撮影する。このとき、画面は周囲の照明光などの影響により明るさを持っており、これを黒側のレベルVcとして制御部240のRAM242に記憶する。これらはS2、S3と同じ処理であり、S2、S3を行なった時点から周囲の照明光などに変化がない場合には省略することができる。
S27では、求めたカメラ203での座標に対して、S17で求めた変換パラメーターCにより、投射した大画面301上の座標、即ち画像メモリー212のアドレスに変換する。このようにして求めたアドレスをS28で画像メモリー212の切出し位置として設定する。即ち、この切出し位置に対応したデータが、第2のプロジェクター202で表示されることになる。
S30では、第1の切換回路214を第1の解像度変換回路213側へ切換え、第2の切換回路217を第2の解像度変換回路216へ切換えることで、S31で大画面301と小画面302にはコンピューター205からの信号を表示することができる。
また、第2のプロジェクター102については、以上説明した方法だけではなく、別の設置方法が考えられる。
図8に第2のプロジェクターの別の例を示す。なお、図1と同じ部分については同じ符号で示す。
図8における第2のプロジェクター112は手により簡単に移動させることが可能なもので、机109上に置いて大画面107の任意の部分に小画面118を投射することができる。また、背面には小画面118およびその周辺を撮影するカメラ113が設けられている。
このような構成においても、以上説明したのと同様に扱うことが可能である。
図9に、本発明の第2実施形態として、第1実施形態におけるカメラ(撮影手段)103での好ましい撮影範囲を設定するための具体例示す。図9は撮影範囲を説明する図である。
図6のS16、S17で示した手順により撮影した画像から変換パラメーターを求めるためには、撮影範囲には少なくとも図5(B)で示した大画面(第1の画面)301を16分割したブロックの内の一つが完全に入らなければならない。一方で、検出位置の精度をよくするには検出の分解能をできるだけ上げた方が好ましく、そのためにはカメラの撮影範囲はできるだけ狭くすることが望ましい。
一方、大画面321全体を撮影範囲とした場合には、大画面321全ての情報が撮影できるが、それ以上範囲を広げても表示される範囲外となるため、無意味となる。従って、撮影範囲322の上限としては大画面321全体と考えることができる。
H≧T≧√(13)/6*H
とすればよい。
H≧T≧2√(13)/9*H
とすればよい。
H≧T≧√(145)/18*H
とすればよい。なお、この場合に撮影範囲328のアスペクト比が4:3の場合についても、図示を省略するが同じ条件となる。
図10に本発明の第3実施形態である映像表示装置の構成示す。
架台125には第1のプロジェクター(第1の表示手段)121が設置されるとともに、電動架台(保持部)124を介して第2のプロジェクター(第2の表示手段)122が設置されている。映像を投射表示するためのスクリーン128に対して、第1のプロジェクター121は大画面(第1の画面)126を投射表示し、その一部に第2のプロジェクター122により小画面(第2の画面)127が投射表示されている。また、第2のプロジェクター122には小画面127およびその周辺を撮影するカメラ123(撮影手段)が内蔵されている。
図11(A)に、大画面331と小画面332、撮影範囲333の関係を示す。大画面331は図10の大画面126に相当し、小画面332は図10の小画面127に相当するもので、また撮影範囲333は図10のカメラ123で撮影する範囲を示す。小画面332および撮影範囲333は、表示したい場所に電動架台124によって第2のプロジェクター122の投射方向を変えることで位置が変わる。
図11(B)に、撮影範囲334と参照部分335の関係を示す。参照部分(信号検出部位)335は、撮影範囲334において上辺および下辺に接するような位置に設けられ、水平方向には上下の間隔Tと同じ間隔であって正方形の頂点に対応するように設けられた4箇所から構成している。参照部分335のそれぞれは、カメラ123の単一画素または隣接する複数の画素で構成している。複数の画素で構成する場合には、例えば複数の画素で得られるデータの平均値を出力データとすればよい。
S102で信号生成部222の発生する信号を大画面331、小画面332ともに黒信号、即ちブランク状態として、S103でカメラ203により撮影範囲333を撮影する。このとき、画面は周辺の照明光などの影響により明るさを持っており、これを黒側のレベルVbとして制御部240のRAM242に記憶する。
S106では、水平方向に最大どこまで分割して位置を求めるかを設定する。ここでは、n=4として、2^4=16まで分割するものとして説明する。
まず、水平方向に対しては、S107からS110をn回繰り返す。S108で、nをn−1、即ちn=3に設定し、S109でD3のコードを図13(A)のように表示する。図13では説明の便宜上、黒部分361を「0」、白部分362を「1」として説明する。即ち、図13(A)では大画面331を左右に分割して、左半分を「0」、右半分を「1」としている。なお、Dnに対応するコードはあらかじめ設定してあり、D3は「01」、D2は「0101」、D1は「01010101」、D0は「0101010101010101」のように、nの最大値で「01」として、nが小さくなるに従って「01」の繰返し回数が2倍になるように設定しておく。
2回目ではS109でD2コードとして図13(B)のように表示して、撮影、明るさ取得、比較、記憶し、同様に3回目、4回目と続けて図13(C)、(D)のように表示して記憶する。このような手順により、参照部分335(352)の各部位の水平方向のコードが、D3、D2、D1、D0と順次記憶される。
S111では、垂直方向に最大どこまで分割して位置を求めるかを設定する。ここでは、m=4として、2^4=16まで分割するものとして説明する。
垂直方向に対しては、S112からS115をm回繰り返す。S113で、mをm−1、即ちm=3に設定し、S114でD3のコードを図13(E)のように表示する。図13(E)では大画面331を上下に分割して、上半分を「0」、下半分を「1」としている。なお、Dmに対応するコードは、Dnの場合と同様にあらかじめ設定されている。
S115では画面を撮影し、参照部分335(352)のそれぞれの場所で明るさを取得し、Vthbと比較することで「0」または「1」であることを判別し、取得したデータを記憶する。
2回目ではS114でD2コードとして図13(F)のように表示して、撮影、明るさ取得、比較、記憶し、同様に3回目、4回目と続けて図13(G)、(H)のように表示して記憶する。このような手順により、参照部分335(352)の各部位の垂直方向のコードが、D3、D2、D1、D0と順次記憶される。
なお、実際にはnおよびmの値として例えば8を設定することで、水平、垂直ともに256分割、全体で65536分割した16ビットのアドレスを得ることができる。
図14においては、表示するコードをグレーコードとした場合を示す。即ち、図13においては、ステップが進んで分割数が増える場合に、常に左または上側が「0」になるように設定したが、図14ではステップが進んで分割数が増えていくことに対応して、隣接する部分のコードの変化が少なくなるように黒部分371(「0」)と白部分372(「1」)とを配置している。グレーコードの特徴として、隣接するデータのハミング距離が常に1であるため、データを取得する場合に「0」と「1」を誤って取得した場合でも、アドレスの誤りを1以内に収めることができるので、大きな誤差を避けることができる。
このようにして、図示を省略したリモコンや制御機器からのコントロール信号により小画面127を自由な位置に移動しても、その位置に対応した信号を自動的に表示することができるために、大画面126で詳細を見たい部分に小画面127を移動することにより、詳細を表示することができる。また、第2のプロジェクター122を取り付けた電動架台124の向きによって投射位置が変化することで、小画面127のサイズが変わったり、スクリーン128に対する投射角度が変わって台形歪が生じたりしても、投射位置において射影変換によるパラメーターを求めて補正するので、問題なく表示することができる。
第3実施形態においては、図11の撮影範囲において参照部分を設定して小画面332の位置を検出する方法を説明した。第4実施形態においては、小画面332の四隅を参照部分として検出する方法を、図15を参照して説明する。
手順として、まず小画面332の四隅を参照部分として設定し、次に大画面331上での座標は第3実施形態と同じ手順によって求める。
図16に第5実施形態における映像表示装置の構成の概略を斜視図で示す。
水平に置かれた液晶モニター(第1の表示手段)131により構成する大画面の一部に、プロジェクター(第2の表示手段)132により小画面138が投射表示されている。プロジェクター132は、X駆動部(保持部)134、Y駆動部(保持部)135、天井取付け部(保持部)136を介して天井137に取り付けられている。プロジェクター132は、図示しないリモコンや制御機器による制御信号により操作することで、Y駆動部135により液晶モニター131の画面垂直方向に平行移動し、X駆動部134により水平方向に平行移動するように構成されており、液晶モニター131の任意の部分に投射することができる。また、プロジェクター132には投射する小画面138とその周辺を撮影するカメラ133が取り付けられている。このように、プロジェクター132と液晶モニター131とは機構的には結合されていない。
プロジェクター132に取り付けられたカメラ133(203)の出力信号は、図17のカメラ信号処理回路221を介して制御部240へ入力される。
図18(A)に大画面401と小画面402、カメラ133による撮影範囲403の関係を示す。なお、大画面401は図16の液晶モニター131、図17のフラットパネルディスプレー251に対応するもので、小画面402は図16の小画面138に対応するものである。
また、図18(B)に撮影範囲403と参照部分405の関係を示す。参照部分405は撮影範囲403のほぼ中心に、カメラ133の単一の画素、または複数の画素で構成しているものであり、複数の画素で構成する場合には平均値を出力データとすればよい。
S301で第1の切換回路214と第2の切換回路217を信号生成部222の出力に切換え、S302で信号生成部222の発生する信号を大画面401、小画面402ともに黒信号、即ちブランク状態として、S303でカメラ203により背景の明るさを撮影する。このとき、画面は周囲の照明光などの影響により明るさを持っており、これを明るさBとして記憶しておく。
X0=(Z2−B)/(Z1+Z2−2*B)*Xm
として求めることができる。垂直方向のアドレスについても、S309とS311で取得した明るさのデータと、背景の明るさBの関係から同様に求めることができる。
このようにして、S313で画像メモリー212のアドレスに変換し、S314では画像メモリー212の切出しのアドレスを求める。
本実施形態は、第5実施形態における図16、図17の構成において、小画面の検出のための、撮影範囲内の参照部分のアドレスを求めるための検出用画面の表示と処理手順を別の方法としたものである。以下、第5実施形態と同じ部分については、説明を省略しながら第6実施形態を説明する。
ここで、図21(B)の撮影範囲503と参照部分505の関係と大画面501の関係を図23(A)に示す。図23(A)は大画面501、撮影範囲503、参照部分505の関係を示している。また図23(B)、図23(C)、図23(D)に、左上検出用パターンの3つの例を示す。ここでは図23(B)に示したように説明上左手座標系で示しており、x−y面をz軸の正方向から見たものが図23(A)の大画面501に相当し、z軸方向には明るさを示す。またパターンの原点を左上513(LU)として、図23(B)は円錐の一部、図23(C)は原点からの距離に反比例(原点では無限大となるため、図では省略)、図23(D)は原点からx、yそれぞれに負の一次の傾斜を持つ分布であり、それぞれ次のような式で表すことができる。
(B) z=a√(x^2+y^2)+c
(C) z=k/(x^2+y^2)
(D) z=(ax+1)(ay+1)
なお、a、c、kは任意の定数である。またzのレベルは相対的なものである。
S404ではこれらの特性のいずれかを表示する。
S405ではこれを撮影し、参照部分515a、515b、515c、515dの各明るさYa、Yb、Yc、Ydを取得し、S403で取得した背景の明るさBa、Bb、Bc、Bdを差し引き、新たにZa、Zb、Zc、ZdとしてRAM242に記憶する。即ち、
Za=Ya−Ba
Zb=Yb−Bb
Zc=Yc−Bc
Zd=Yd−Bd
を記憶する。
ここで図24に、求める角度を示す。図24は図23(A)に対して、左上角度521(α)、左上角度522(α)、右上角度523(β)、右上角度524(β)を追加して示したものである。
求める中心位置506での大画面501の座標を(x0、y0)とすると、角度αは、
α=atan(y0/x0)
で表すことができる。
(B) dz/dx=ax/√(x^2+y^2)
dz/dy=ay/√(x^2+y^2)
x=x0、y=y0とすると、
α=atan((dz/dy)/(dz/dx))
同様に、
(C) dz/dx=−2kx/(x^2+y^2)^2
dz/dy=−2ky/(x^2+y^2)^2
x=x0、y=y0とすると、
α=atan((dz/dy)/(dz/dx))
さらに、
(D) dz/dx=a^2*y+a
dz/dy=a^2*x+a
x=x0、y=y0とすると、
α=atan((dz/dx−a)/(dz/dy−a))
となる。
dz/dx=((Za+Zd)−(Zb+Zc))/W
dz/dy=((Zc+Zd)−(Za+Zb))/W
により求めることができるので、いずれのパターンにおいても、上述の式により角度αを求めることができる。
S408、S409ではS405、S406と同様にして、各検出用パターンに応じて大画面501の右上514(RU)へ張る右上角度524(β)を求める。
このようにして、左上角度522(α)と右上角度524(β)を求めることができる。ここで、左上角度522(α)は左上角度521(α)に等しく、右上角度524(β)は右上角度523(β)に等しいために、左上513(LU)と右上514(RU)からの角度を求めることができる。
S410では、このようにして求めた角度αと角度βにより、公知の三角測量の方法によって参照部分515の中心位置506の座標を求める。
Claims (14)
- 第1の画面を表示する第1の表示手段と、前記第1の画面の中に前記第1の画面より小さい第2の画面を表示する第2の表示手段と、前記第2の表示手段によって表示された前記第2の画面の領域とその周辺領域を撮影する撮影手段と、が接続されて用いられる映像処理装置であって、
前記第1の表示手段および前記第2の表示手段が表示する調整信号を生成する調整信号生成手段と、
前記調整信号生成手段によって生成された前記調整信号を前記第1および第2の表示手段に切換え表示させる信号切換え手段と、
前記撮影手段が撮影することによって得られた撮影画像から前記第2の表示手段の表示位置を検出する表示位置検出手段と、
該表示位置検出手段で検出された前記第2の表示手段の位置情報によって、前記第2の表示手段で表示する情報を生成する表示情報生成手段と、
前記第2の表示手段に前記表示情報生成手段の出力を出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする映像処理装置。 - 前記調整信号生成手段は、前記第1の表示手段に対して水平方向および垂直方向にそれぞれ複数に分割して生成される基本領域の組合せによる、複数の調整パターンを生成し、
前記表示位置検出手段は、前記撮影手段に設けた一つまたは複数の信号検出部位により、前記複数のパターンを時系列で表示するごとに該検出部位に対応する明るさを検出して記憶し、該記憶した明るさの時系列の並びにより構成されるデータにより、前記第2の表示手段の表示位置を検出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の映像処理装置。 - 前記調整信号生成手段は、前記第1の表示手段に対して水平方向および垂直方向にそれぞれ複数に分割して生成される基本領域および基本領域の隣接する2の任意乗の数で構成する複数のパターンを生成し、
前記撮影手段の中央付近に設けた信号検出部位により、前記複数のパターンを時系列で表示するごとに該検出部位に対応する明るさを検出した結果に対応して次に表示する前記パターンを選択する、
ことを特徴とする請求項1に記載の映像処理装置。 - 前記撮影手段による撮影範囲の高さ方向の長さが、前記基本領域の二つが長辺を接して構成される合成領域の対角線の長さ以上で、前記第1の表示手段の高さ方向の長さ以下である、
ことを特徴とする請求項3に記載の映像処理装置。 - 前記調整信号生成手段は、前記第1の表示手段で表示する画面の水平方向または垂直方向に対して信号レベルが連続的に変化する、複数の調整信号を生成し、
前記表示位置検出手段は、前記撮影手段の任意の場所に設けた信号検出部位により検出した、黒表示の場合に取得した背景の明るさと、該複数の信号を順次切換え表示するごとに検出した明るさから該背景の明るさを減じた明るさの比から、前記検出部位の位置を検出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の映像処理装置。 - 前記調整信号生成手段は、前記第1の表示手段で表示する画面の隣接する頂点をそれぞれ中心とする複数の単調減少の信号から構成される調整信号を生成し、
前記表示位置検出手段は、前記撮影手段により検出した前記調整信号を撮影した明るさの傾斜から、該頂点位置に対する撮影範囲に設けられた複数の信号検出部位の角度を求めることにより、該信号検出部位の座標を得る、
ことを特徴とする請求項1に記載の映像処理装置。 - 前記撮影手段によって撮影された前記撮影画像から、前記第1の画面に対する前記第2の画面の表示領域を検出する表示領域検出手段と、
前記第1の画面に対する該表示領域の歪を検出する、歪検出手段と、
該歪検出手段の出力により第2の画面の歪を補正する制御手段と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の映像処理装置。 - 第1の画面を表示する第1の表示手段と、
光変調手段と投射手段とを備え、前記第1の画面の中に前記第1の画面より小さい第2の画面を投射表示する第2の表示手段と、
前記第2の表示手段によって表示された前記第2の画面の領域とその周辺領域を撮影する撮影手段と、
前記第1の表示手段および前記第2の表示手段が表示する調整信号を生成する調整信号生成手段と、
前記調整信号生成手段によって生成された前記調整信号を前記第1および第2の表示手段に切換え表示させる信号切換え手段と、
前記撮影手段が撮影することによって得られた撮影画像から前記第2の表示手段の表示位置を検出する表示位置検出手段と、
該表示位置検出手段で検出された前記第2の表示手段の位置情報によって、前記第2の表示手段で表示する情報を生成する表示情報生成手段と、
前記第2の表示手段に前記表示情報生成手段の出力を出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする映像表示装置。 - 前記第2の表示手段が、前記第1の表示手段が生成する前記第1の画面と平行な面内を移動可能な保持手段を備え、
該第2の表示手段が生成する前記第2の画面が前記第1の画面の任意の場所に表示可能なこと、
を特徴とする請求項8に記載の映像表示装置。 - 前記第2の表示手段が前記第1の表示手段と機構的に結合されておらず、前記第2の表示手段が生成する前記第2の画面が、前記第1の表示手段の生成する前記第1の画面の任意の場所に表示可能なこと、
を特徴とする請求項8に記載の映像表示装置。 - 前記第1の表示手段が、投射型表示装置であること、
を特徴とする請求項8〜10のいずれか一項に記載の映像表示装置。 - 前記第1の表示手段が、液晶モニターであること、
を特徴とする請求項8〜10のいずれか一項に記載の映像表示装置。 - 前記撮影手段が、前記第2の表示手段を構成する筐体に機構的に結合されていること、または内蔵されていること、
を特徴とする請求項8〜12のいずれか一項に記載の映像表示装置。 - 第1の画面を表示する第1の表示手段と、前記第1の画面の中に前記第1の画面より小さい第2の画面を表示する第2の表示手段と、前記第2の表示手段によって表示された前記第2の画面の領域とその周辺領域を撮影する撮影手段と、が接続可能に形成された映像処理装置における映像処理方法であって、
前記第1の表示手段および前記第2の表示手段が表示する調整信号を生成する調整信号生成工程と、
前記調整信号生成手段によって生成された前記調整信号を前記第1および第2の表示手段に切換え表示させる信号切換え工程と、
前記撮像手段が撮影することによって得られた撮像画像から前記第2の表示手段の表示位置を検出する表示位置検出工程と、
該表示位置検出手段で検出された前記第2の表示手段の位置情報によって、前記第2の表示手段で表示する情報を生成する表示情報生成工程と、
前記第2の表示手段に前記表示情報生成手段の出力を出力する出力工程と、
を備えることを特徴とする映像処理方法。
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