JP2010266714A - 映像処理装置、映像表示装置および映像処理方法 - Google Patents

映像処理装置、映像表示装置および映像処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】重畳投射による映像表示装置に関して、重畳位置を検出して、自動的に最適な情報を表示することが可能な映像表示装置を提供する。
【解決手段】第1の画面を表示する第1の表示手段と、前記第1の画面の中に前記第1の画面より小さい第2の画面を投射表示する第2の表示手段と、前記第2の表示手段によって表示する画面の領域とその周辺領域を撮影する撮影手段と、前記第1の表示手段および前記第2の表示手段に表示する調整信号を生成する調整信号生成手段と、前記撮影手段の撮像画像から前記第2の表示手段の表示位置を検出する表示位置検出手段と、該表示位置検出手段で検出された前記第2の表示手段の位置情報によって、前記第2の表示手段で表示する情報を生成する表示情報生成手段と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、映像処理装置、映像表示装置および映像処理方法に関し、特に第1の表示手段によって表示した第1の画面に対して、第2の画面を重畳投射する技術に関する。
第1の表示手段によって表示された第1の画面の中の一部分に、第1の画面より高精細な第2の画面を表示する第2の表示手段を備えた映像表示装置が提案されている。例えば、一つの投射手段による画像領域内に、その画像より高い解像度の画像を投射する他の投射手段を有し、他の投射手段による画像表示領域の大きさや位置が変更できる画像表示装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−343929号公報
ここで、第2の画面に表示する信号は第1の画面の一部分の詳細な情報であるため、第1の画面に対する第2画面の位置に応じて表示する信号を最適化しなければならない。そのためには、第1の画面に対する第2の画面の表示する位置を正確に知ることが必要である。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、重畳投射による映像表示装置に関して、重畳位置を検出して、自動的に最適な情報を表示することを可能にする映像表示装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題の少なくとも一つを解決するように、以下の適用例または形態として実現され得る。
〔適用例1〕本適用例の映像処理装置は、第1の画面を表示する第1の表示手段と、前記第1の画面の中に前記第1の画面より小さい第2の画面を表示する第2の表示手段と、前記第2の表示手段によって表示された前記第2の画面の領域とその周辺領域を撮影する撮影手段と、が接続されて用いられる映像処理装置であって、前記第1の表示手段および前記第2の表示手段が表示する調整信号を生成する調整信号生成手段と、前記調整信号生成手段によって生成された前記調整信号を前記第1および第2の表示手段に切換え表示させる信号切換え手段と、前記撮影手段が撮影することによって得られた撮影画像から前記第2の表示手段の表示位置を検出する表示位置検出手段と、該表示位置検出手段で検出された前記第2の表示手段の位置情報によって、前記第2の表示手段で表示する情報を生成する表示情報生成手段と、前記第2の表示手段に前記表示情報生成手段の出力を出力する出力手段と、を備える。
これにより、第2の表示手段による表示画面の位置を自動的に検出して、表示位置に対応した映像信号を表示することができるので、第1の画面に対して詳細な情報を、見たい場所を自由に決めて表示させることができる。また撮像手段として第1の画面全体を撮影する場合に比べて、解像度が低い、比較的低コストのカメラを使うことができる。
〔適用例2〕上記適用例に記載の映像処理装置は、前記調整信号生成手段は、前記第1の表示手段に対して水平方向および垂直方向にそれぞれ複数に分割して生成される基本領域の組み合わせによる、複数の調整パターンを生成し、前記表示位置検出手段は、前記撮影手段に設けた一つまたは複数の信号検出部位により、前記複数のパターンを時系列で表示するごとに該検出部位に対応する明るさを検出して記憶し、該記憶した明るさの時系列の並びにより構成されるデータにより、前記第2の表示手段の表示位置を検出する、ことが好ましい。
これにより、調整信号をデジタル的に扱うことが可能となるために、周囲光による影響を避けた位置検出が可能になる。
〔適用例3〕上記適用例に記載の映像処理装置は、前記調整信号生成手段は、前記第1の表示手段に対して水平方向および垂直方向にそれぞれ複数に分割して生成される基本領域および基本領域の隣接する2の任意乗の数で構成する複数のパターンを生成し、前記撮影手段の中央付近に設けた信号検出部位により、前記複数のパターンを時系列で表示するごとに該検出部位に対応する明るさを検出した結果に対応して次に表示する前記パターンを選択する、ことが好ましい。
これにより、比較的少ない繰返しで信号検出部位に対応するパターンを決定できるので、第2の表示手段による表示位置を早く求めることができるとともに、第2の表示手段に表示する信号の射影変換のための変換係数を早く求めることができる。
〔適用例4〕上記適用例に記載の映像処理装置は、前記撮影手段による撮影範囲の高さ方向の長さが、前記基本領域の二つが長辺を接して構成される合成領域の対角線の長さ以上で、前記第1の表示手段の高さ方向の長さ以下であることが好ましい。
これにより、カメラの画素数に対する位置検出の分解能を最良の状態で使うことができ、カメラに無駄なコストをかけることを避けることが出来る。
〔適用例5〕上記適用例に記載の映像処理装置は、前記調整信号生成手段は、前記第1の表示手段で表示する画面の水平方向または垂直方向に対して信号レベルが連続的に変化する、複数の調整信号を生成し、前記表示位置検出手段は、前記撮影手段の任意の場所に設けた信号検出部位により検出した、黒表示の場合に取得した背景の明るさと、該複数の信号を順次切換え表示するごとに検出した明るさから該背景の明るさを減じた明るさの比から、前記検出部位の位置を検出する、ことが好ましい。
これにより、検出点の領域を狭くすることができるため、カメラで検出する場合にも演算の対象データ数を少なくすることができるので、演算処理を簡単にすることができる。また、周囲光などによる誤差を低減することができる。
〔適用例6〕上記適用例に記載の映像処理装置は、前記調整信号生成手段は、前記第1の表示手段で表示する画面の隣接する頂点をそれぞれ中心とする複数の単調減少の信号から構成される調整信号を生成し、前記表示位置検出手段は、前記撮影手段により検出した前記調整信号を撮影した明るさの傾斜から、該頂点位置に対する撮影範囲に設けられた複数の信号検出部位の角度を求めることにより、該信号検出部位の座標を得る、ことが好ましい。
これにより、一つの頂点を中心とする調整信号により、頂点に対する角度を容易に求めることができるため、二つの頂点からの調整信号によりそれぞれ角度を求める簡単な演算だけで、検出点の座標を得ることが可能になる。
〔適用例7〕上記適用例に記載の映像処理装置は、前記撮影手段によって撮影した前記撮影画像から、前記第1の画面に対する前記第2の画面の表示領域を検出する表示領域検出手段と、前記第1の画面に対する該表示領域の歪を検出する、歪検出手段と、該歪検出手段の出力により第2の画面の歪を補正する制御手段とを備えることが好ましい。
これにより、第2の画面を投射するプロジェクターの位置の自由度を高くすることができるので、第1の画面と第2の画面の位置関係の制約条件を気にせずに使用することができる。
〔適用例8〕本適用例の映像表示装置は、第1の画面を表示する第1の表示手段と、光変調手段と投射手段とを備え、前記第1の画面の中に前記第1の画面より小さい第2の画面を投射表示する第2の表示手段と、前記第2の表示手段によって表示された前記第2の画面の領域とその周辺領域を撮影する撮影手段と、前記第1の表示手段および前記第2の表示手段が表示する調整信号を生成する調整信号生成手段と、前記調整信号生成手段によって生成された前記調整信号を前記第1および第2の表示手段に切換え表示させる信号切換え手段と、前記撮影手段が撮影することによって得られた撮像画像から前記第2の表示手段の表示位置を検出する表示位置検出手段と、該表示位置検出手段で検出された前記第2の表示手段の位置情報によって、前記第2の表示手段で表示する情報を生成する表示情報生成手段と、前記第2の表示手段に前記表示情報生成手段の出力を出力する出力手段と、を備える。
これにより、第2の表示手段による表示画面の位置を自動的に検出して、表示位置に対応した映像信号を表示することができるので、第1の画面に対して詳細な情報を見たい場所を自由に決めて表示させることができる。また撮像手段として第1の画面全体を撮影する場合に比べて、解像度が低い、比較的低コストのカメラを使うことができる。
〔適用例9〕上記適用例に記載の映像表示装置は、前記第2の表示手段が、前記第1の表示手段が生成する前記第1の画面と平行な面内を移動可能な保持手段を備え、該第2の表示手段が生成する前記第2の画面が前記第1の画面の任意の場所に表示可能なことが好ましい。
これにより、第2の画面の大きさは常に一定となるために、例えば撮影手段の撮影範囲において、中心付近などの一点の位置情報を得るだけで、第2の画面で第1の画面の補完的情報を適正に表示することが可能となる。
〔適用例10〕上記適用例に記載の映像表示装置は、前記第2の表示手段が前記第1の表示手段と機構的に結合されておらず、前記第2の表示手段が生成する前記第2の画面が、前記第1の表示手段の生成する前記第1の画面の任意の場所に表示可能なことが好ましい。
これにより、第2の画面を第1の画面から取り外したり、自由に移動したりすることが可能になるため、第1の画面で補完的な情報を表示したい場合に該当する場所に第2の画面を置くだけで、簡単に詳細情報などを表示することができる。
〔適用例11〕上記適用例に記載の映像表示装置は、前記第1の表示手段が、投射型表示装置であることが好ましい。
これにより、机などに表示することができるために、表示専用の場所を設ける必要がない。
〔適用例12〕上記適用例に記載の映像表示装置は、前記第1の表示手段が、液晶モニターであることが好ましい。
これにより、液晶モニターの解像度が不足するような場合にでも、第2の表示手段で補完的な情報を表示することで、必要な情報を表示することが可能となる。
〔適用例13〕上記適用例に記載の映像表示装置は、前記撮影手段が、前記第2の表示手段を構成する筐体に機構的に結合されていること、または内蔵されていることが好ましい。
これにより、撮影範囲を常に第2の表示手段による表示画面とその周辺に設定することができるので、撮影のためのカメラの解像度を下げることにより、低コストに実現することができる。さらに、第2の表示手段の投射レンズ位置とカメラの撮影レンズ位置を比較的近く設定できるので、第2の画面が第1の画面に対して斜めに投射されて歪が生じる場合でも、撮影した画面には大きな歪が生じることなく、撮影範囲を再設定する必要がない。また、撮影範囲に第2の画面の取付け機構などが入り込むことを避けることができる。
〔適用例14〕本適用例に記載の映像表示方法は、第1の画面を表示する第1の表示手段と、前記第1の画面の中に前記第1の画面より小さい第2の画面を表示する第2の表示手段と、前記第2の表示手段によって表示された前記第2の画面の領域とその周辺領域を撮影する撮影手段と、が接続可能に形成された映像処理装置における映像処理方法であって、前記第1の表示手段および前記第2の表示手段が表示する調整信号を生成する調整信号生成工程と、前記調整信号生成手段によって生成された前記調整信号を前記第1および第2の表示手段に切換え表示させる信号切換え工程と、前記撮影手段が撮影することによって得られた撮影画像から前記第2の表示手段の表示位置を検出する表示位置検出工程と、該表示位置検出手段で検出された前記第2の表示手段の位置情報によって、前記第2の表示手段で表示する情報を生成する表示情報生成工程と、前記第2の表示手段に前記表示情報生成手段の出力を出力する出力工程と、を備える。
これにより、第2の表示手段による表示画面の位置を自動的に検出して、表示位置に対応した映像信号を表示することができるので、第1の画面に対して詳細な情報を見たい場所を自由に決めて表示させることができる。また撮像手段として第1の画面全体を撮影する場合に比べて、解像度が低い、比較的低コストのカメラを使うことができる。
本発明の第1実施形態における映像表示装置の構成図である。 本発明の第1実施形態におけるプロジェクターの構成図である。 本発明の第1実施形態における映像信号処理装置の構成図である。 制御部240の概略構成図である。 小画面302の位置を検出するための画面表示を示す図である。 制御部240での動作手順を示すフローチャートである。 制御部240での他の動作手順を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態における映像表示装置の他の構成図である。 本発明の第2実施形態における撮影範囲を説明する図である。 本発明の第3実施形態における映像表示装置の構成図である。 本発明の第3実施形態における小画面332の位置の検出方法を説明するための図である。 本発明の第3実施形態における制御部240での動作手順を示すフローチャートである。 小画面332の位置を検出するための大画面331の画面表示を示す図である。 小画面332の位置を検出するための大画面331のグレーコードの画面表示を示す図である。 本発明の第4実施形態における制御部240での動作手順を示すフローチャートである。 本発明の第5実施形態における映像表示装置の構成図である。 本発明の第5実施形態における映像信号処理装置の構成図である。 本発明の第5実施形態における撮影範囲を示す図である。 本発明の第5実施形態における制御部240での動作手順を示すフローチャートである。 本発明の第5実施形態における明るさ分布を説明する図である。 本発明の第6実施形態における撮影範囲を示す図である。 本発明の第6実施形態における動作手順を示すフローチャートである。 本発明の第6実施形態における画面の明るさ分布を説明する図である。 本発明の第6実施形態における画面の位置検出を説明する図である。
以下、本発明に関わる映像表示装置の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
〔第1実施形態〕
図1に本発明の第1実施形態における映像表示装置の構成を示す。
机109の上には第1のプロジェクター(投射型表示装置、第1の表示手段)101が置かれ、机上(机の上面)に大画面(第1の画面)107が投射されている。また、机109の端部にはポール105が設けられ、ポール105の長手方向である鉛直軸を中心軸として回転自在な3箇所の接続部(保持手段)106a、106b、106cおよび2本のアーム(保持手段)104a、104bを介して、第2のプロジェクター(第2の表示手段)102が取り付けられ、大画面107の一部に小画面(第2の画面)108が投射表示されている。このような構造により、第2のプロジェクター102は机109の上面に対する投射距離がほぼ一定であり、机109の上面に対して並行な面内を移動することができるため、観察者が手により移動させることで大画面107の中の任意の位置に任意の回転角度で小画面108を投射することができる。また、第2のプロジェクター102の背面には、小画面108およびその周辺を撮影するカメラ103が設けられている。
図2に第2のプロジェクター102の内部構成の概略を示す。第2のプロジェクター102は、光源151、透過型液晶ライトバルブ(光変調手段)152、投射レンズ(投射手段)153、を備えた液晶プロジェクターである。透過型液晶ライトバルブ152は光源151からの光を後述の映像信号処理装置200からの映像信号に基づいて変調する。変調された光は投射レンズ153により図示しない投射面に投射される。第1のプロジェクター101も同様の構成である。カラー表示の場合は、R,G,Bの3枚の透過型液晶ライトバルブを備えている。また、反射型液晶ライトバルブであるLCOSや、マイクロミラーを用いたプロジェクターであってもよい。さらには、後述するが、第1のプロジェクター101の替わりに、直視の液晶モニターを用いても、同様に扱うことができる。
図3に映像信号処理装置のブロック構成を示す。映像信号処理装置(映像処理装置)200は、第1のプロジェクター201および第2のプロジェクター202に表示する映像信号を処理し、またカメラ(撮影手段)203で撮影した信号を処理するための装置である。図3において、第1のプロジェクター201は図1おける第1のプロジェクター101に対応し、第2のプロジェクター202は図1における第2のプロジェクター102に対応する。またカメラ203は図1のカメラ103に対応する。
映像信号処理装置200はコンピューター205、第1のプロジェクター201、第2のプロジェクター202に接続されている。コンピューター205は本実施形態の映像表示装置に表示する映像信号(または画像信号)を生成するものである。映像信号処理装置200に入力される映像信号はADコンバーター211によりデジタル信号に変換されて、画像メモリー212に書き込まれる。入力信号がデジタル信号の場合にはADコンバーター211の替わりに、デジタル信号インターフェース回路を備えればよい。画像メモリー212の出力は、第1の解像度変換回路213と第2の解像度変換回路216に接続され、それぞれ第1のプロジェクター201と第2のプロジェクター202の表示能力に応じた解像度に変換される。ここでは一例として、コンピューター205がQXGA(2048*1536画素)の信号を発生し、第1のプロジェクター201はXGA(1024*768画素)、第2のプロジェクター202はSVGA(800*600画素)の表示能力を備えているとする。
第1のプロジェクター201では、入力されたコンピューター205の出力信号の全体の領域が表示できるように、第1の解像度変換回路213において水平、垂直ともに1/2の解像度に変換される。変換は、公知の方法によって、LPF(ローパスフィルター)により空間周波数帯域を制限した後に、サブサンプリングすることにより実現できる。より具体的には、バイリニアやバイキュービックなどの処理を行なえばよい。第1の解像度変換回路213の出力は、第1の切換回路(信号切換え手段)214に入力され、制御部240からの切換信号により、後述の小画面108位置の調整のための信号生成部(調整信号生成手段)222からの入力信号と切換えられ、第1の出力回路215を介して第1のプロジェクター201に入力され、大画面107として表示する。
また、第2のプロジェクター202は、第1のプロジェクター201が投射表示する、コンピューター205の生成する全体の領域である大画面107の一部に、コンピューター205の生成する信号の一部を表示位置に対応してほぼSVGAの画素数で切出して、小画面108としてコンピューター205の信号に近い解像度(画素密度)で表示する。第2の解像度変換回路216(表示情報生成手段)では、表示サイズに対応させた信号の切り出し、解像度変換、回転補正、投射が斜めになっている場合の台形歪補正などの処理を行なう。第2の解像度変換回路216の出力は、第2の切換回路217(信号切換え手段)に入力され、制御部240からの切換信号により、信号生成部222からの入力信号と切換えられ、第2の出力回路(出力手段)218を介して第2のプロジェクター202に入力され、小画面108として表示する。
以上のような構成により、大画面107に対する小画面108の大きさを、SVGAとQXGAの水平方向(または垂直方向)の画素数の比である、800:2048=25:64にほぼ近くなるよう設定しておくことにより、コンピューター205の生成する出力信号に対して、大画面107では水平、垂直ともに1/2の解像度で表示し、小画面108はほぼ元の解像度で表示することができる。すなわち、大画面107ではコンピューター205の生成する画面の概要を表示し、小画面108では元の密度の画面を表示することができるので、小画面108を大画面107の任意の部分で表示することが可能なようにすれば、詳細な情報を見たい場所に小画面108を移動して表示することが可能となる。なお、小画面108の表示部分については第1の解像度変換回路213で大画面107の信号を黒信号、すなわちブランキングしておいてもよい。このようにすれば、相互のずれにより生ずる二重像によるぼけを回避することができる。
以上、大画面107と小画面108の信号を表示する処理について説明したが、小画面108が表示位置に対応した信号を表示するためには、小画面108の表示位置を検出して、位置に対応した信号を第2のプロジェクター102(202)で投射表示しなければならない。以下、そのための処理について説明する。
図1の第2のプロジェクター102に取り付けられたカメラ103の出力信号は、図3においてカメラ203の出力としてカメラ信号処理回路221を介して制御部240へ入力される。制御部240は表示位置検出手段として機能する。
図4に制御部240の構成の一例を示す。制御部240は、CPU(Central Processing Unit、中央演算装置)241と、RAM(Random Access Memory、ランダムアクセスメモリー)242と、ROM(Read Only Memory、リードオンリーメモリー)243と、インターフェース回路(図4では、I/F回路と示す)244と、バス245とを備える。CPU241、RAM242、ROM243、インターフェース回路244はバス245を介してデータの入出力ができる。また、インターフェース回路244には、カメラ信号処理回路221からの出力が接続されるとともに、画像メモリー212、第1の解像度変換回路213、第2の解像度変換回路216、第1の切換回路214、第2の切換回路217、信号生成部222への制御信号が出力される。
次に、小画面108の位置を検出する手順を図5、図6、図7によって説明する。図5には画面表示の様子を示し、図6、図7は、制御部240で処理される手順を示すフローチャートである。
図5(A)は大画面301と小画面302および撮影範囲303、撮影範囲303の参照部分304の概要の位置を示す。大画面301は図1の大画面107に相当し、小画面302は図1の小画面108に相当するものである。また撮影範囲303は図1のカメラ103(203)で撮影する範囲を示すもので、小画面302の領域とその周辺領域が含まれる。参照部分304はこの撮影範囲303のほぼ中心付近の単一または複数の画素によって構成する。小画面302および撮影範囲303は、表示したい場所に第2のプロジェクター102を移動することによって位置が変わる。
図6のS1で第1の切換回路214と第2の切換回路217を信号生成部222の出力に切換え、第1のプロジェクター201と第2のプロジェクター202、即ち大画面301と小画面302は信号生成部222によって発生する信号を表示する。
S2で信号生成部222の発生する信号を大画面301、小画面302ともに黒信号、即ちブランク状態として、S3でカメラ203により撮影範囲303を撮影する。このとき、画面は周囲の照明光などの影響により明るさを持っており、これを黒側のレベルVbとして制御部240のRAM242に記憶する。
次にS4では信号生成部222によって大画面301に全白信号(調整信号)を表示し、カメラ203で撮影して白側のレベルVwとして制御部240のRAM242に記憶する。このようにして得られた黒側のレベルVbと白側のレベルVwを参照して、中間的なレベルをS5でスレッシュホールドレベルVthbとして記憶する。例えば、Vthb=(Vw−Vb)/2とすることができる。このとき、スレッシュホールドレベルVthbは撮影範囲303全体にわたって同じレベルにするのではなく、撮影範囲303を複数に分割して場所に対応した黒側のレベルVb、白側のレベルVwを記憶させておき、場所に対応したスレッシュホールドレベルVthbを求めて設定してもよい。このようにすることで、照明光などが大画面301に不均一に影響している場合でも、後の処理において安定な結果を得ることができる。
次に、図5(B)に、S6以降のステップで大画面301に表示する白信号の表示基準位置を示す。画面を水平方向、垂直方向ともに4等分し、16に分割された各ブロックには、アドレス305が全ブロックに割り振られている。このアドレス305は2値で示している。以後の白信号は、このブロックを最小単位として表示を行なう。
次にS6からS11またはS13の間については、参照部分304のアドレスを求めるために以下に説明する手順を4回繰り返す。
S7では、注目部の長手方向を1/2に分割し、左右分割した場合には左側を新たな注目部に設定し、上下分割した場合には上側を新たな注目部に設定する。ここでは、図5(C)に示すように大画面301をまず水平方向に2分割し、左半分を注目部306に設定する。
S8では注目部306を全白表示し、他の部分を全黒とする信号(調整信号)が生成され、その信号に基づいた表示がされる。ここでは図5(C)に示すように左半分が全白表示される。次にS9で撮影範囲303を撮影し、参照部分304の明るさを取得する。S10でVthbと比較することにより、参照部分304が白と黒のどちらであるかを判定し、白であればS11でRAM242に「1」を記憶し、黒であればS12で「0」を記憶させる。図5(C)の場合は白と判定され、RAM242には「1」が記憶される。
次に2回目として再びS7に戻り、注目部306を上下に分割して、図5(D)に示すように上側半分を新たな注目部307として設定し、S8で白表示する。注目部307以外の部分は全黒になっている。次に再びS9により参照部分304の明るさを取得し、S10で白と黒のどちらであるかを判定する。この場合は白であるため、S11によりRAM242に再び「1」が記憶される。
次に3回目にS7に戻り、先ほど設定した注目部307を水平方向に分割して、図5(E)に示すように左半分を新たな注目部308として設定し、S8で白表示する。次にS9により参照部分304の明るさを取得し、S10で白と黒のどちらであるかが判定される。この場合は黒であるため、S12によりRAM242には「0」が記憶される。次にS13において、注目部308を一つ前の注目部307の範囲で反転させた、注目部311に変更設定する。即ち、参照部分304が含まれるように、注目部308の右に隣接する二つのブロックから構成される注目部311に変更する。
次に4回目としてS7に戻り、注目部311を上下に分割して、図5(F)に示すように上側半分を注目部309として設定し、S8で白表示する。次にS9により参照部分304の明るさを取得し、S10で白と黒のどちらであるかを判定する。この場合は再び黒であるため、S12によりRAM242には「0」が記憶される。次にS13において、注目部309を一つ前の注目部311の範囲で反転させた、図5(G)に示す注目部310に変更する。
このようにしてS6からS11またはS13を4回繰返し、S14において最終的に参照部分304が含まれるブロックを注目部310として白表示する。なお、最後のS10において白と判定された場合は、その直前のS8で設定した注目部がそのまま注目部として白表示される。
このようにして、16分割したブロックで、撮影範囲303の参照部分304が含まれるブロックのアドレスがRAM242に順次記憶されているために、S15においてRAM242に記憶されたデータを読み出すことにより、注目部310のブロックのアドレスを知ることができる。本実施形態の場合のアドレスは、上記に説明した順に沿って「1100」となり、図5(B)で示した参照部分304が位置するブロックのアドレスが得られていることがわかる。このようにして、参照部分304が位置するブロックのアドレスを得ることができる。
次に、S16で、参照部分304を含む注目部310の白表示したブロックの四隅に対して、カメラ203における座標を求める。これは、例えばエッジ検出した信号の交点を求めることや、ハフ変換により特徴点を求めるなどの公知の処理方法で取得することができる。次に、大画面301における注目部310の座標、即ち画像メモリー212のアドレスは、上述の方法によって求めたアドレスから求めることができるので、S17では、S16で取得したカメラ座標から、画像メモリー212のアドレスに変換する変換パラメーターCを求めることができる。これは、公知の射影変換のパラメーターを求めることで、四隅の(x、y)の座標による8連1次方程式を解くことにより求めることができる。この変換パラメーターCにより、カメラ203上の任意の座標が投射した大画面301上の座標のどこにあるのかを求めることが可能であり、さらには逆変換パラメーターを求めることにより、大画面301上の座標の任意の点がカメラ203の座標のどこに対応するのかを求めることができる。
次に、コンピューター205の信号を、大画面301に対して任意の位置に小画面302を設定することにより表示するための処理について、図7で説明する。図7は、制御部240で処理される手順を示すフローチャートである。
S21で信号生成部222の発生する信号を大画面301、小画面302ともに黒信号、即ちブランク表示し、S22でカメラ203により撮影範囲303を撮影する。このとき、画面は周囲の照明光などの影響により明るさを持っており、これを黒側のレベルVcとして制御部240のRAM242に記憶する。これらはS2、S3と同じ処理であり、S2、S3を行なった時点から周囲の照明光などに変化がない場合には省略することができる。
S23では信号生成部222によって小画面302に全白信号を表示し、カメラ203で撮影して白側のレベルVxとして制御部240のRAM242に記憶する。このようにして得られた黒側のレベルVcと白側のレベルVxを参照して、中間的なレベルをS24でスレッシュホールドレベルVthsとして記憶する。例えば、Vths=(Vx−Vc)/2とすることができる。このとき、スレッシュホールドレベルVthsは撮影範囲303全体にわたって同じレベルにするのではなく、画面を複数に分割して場所に対応した黒側のレベルVc、白側のレベルVxを記憶させておき、場所に対応したスレッシュホールドレベルVthsを求めて設定してもよい。このようにすることで、照明光などが小画面302に不均一に影響している場合でも、後の処理において安定な結果を得ることができる。
S25で小画面302に全白表示を行い、S26ではS16と同様に処理することで小画面302の四隅に対するカメラ203での座標を求める。
S27では、求めたカメラ203での座標に対して、S17で求めた変換パラメーターCにより、投射した大画面301上の座標、即ち画像メモリー212のアドレスに変換する。このようにして求めたアドレスをS28で画像メモリー212の切出し位置として設定する。即ち、この切出し位置に対応したデータが、第2のプロジェクター202で表示されることになる。
S29では、このアドレスに対応した領域を大画面301でブランク表示するための位置として、第1の解像度変換回路213に設定する。なお、小画面302とのつなぎ目をぼやかすためには、ブランク位置全てを黒表示とするのではなく、内側に向かって緩やかに信号レベルを下げていくことで実現できる。また、対応する小画面302の最周辺部の信号レベルを下げていくことで、なおスムーズなつなぎ目を得ることができる。
S30では、第1の切換回路214を第1の解像度変換回路213側へ切換え、第2の切換回路217を第2の解像度変換回路216へ切換えることで、S31で大画面301と小画面302にはコンピューター205からの信号を表示することができる。
このようにして、小画面108(302)を自由な位置に移動しても、その位置に対応した信号を自動的に表示することができるために、大画面107(301)で詳細を見たい部分に小画面108(302)を移動することにより、詳細を表示することができる。また、第2のプロジェクター102を取り付けるためのポール105やアーム104a、104bと接続部106a、106b、106cの機構的な遊びなどにより、投射位置によって投射距離が変化して小画面108(302)のサイズが変わったり、机109に対する投射角度が変わって台形歪が生じたるすることが考えられるが、説明したステップでは実際の投射位置において射影変換によるパラメーターを求めて補正しているので、これらの変化に対しても問題なく表示することができる。
〔第1実施形態の変形例〕
また、第2のプロジェクター102については、以上説明した方法だけではなく、別の設置方法が考えられる。
図8に第2のプロジェクターの別の例を示す。なお、図1と同じ部分については同じ符号で示す。
図8における第2のプロジェクター112は手により簡単に移動させることが可能なもので、机109上に置いて大画面107の任意の部分に小画面118を投射することができる。また、背面には小画面118およびその周辺を撮影するカメラ113が設けられている。
このような構成においても、以上説明したのと同様に扱うことが可能である。
さらに、第2のプロジェクター112は机109上から自由に取去ることが可能なので、詳細表示が不要な場合には第1のプロジェクター101のみによって表示し、詳細表示が必要な場合には第2のプロジェクター112を置くことによって表示することができる。また、発展的には第2のプロジェクター112を複数台準備し、かつ映像信号処理装置200の第2の解像度変換回路216、第2の切換回路217、第2の出力回路218に相当する部分を第2のプロジェクター112に相当する数に対応させて複数備えておくことで、大画面107の複数の場所に同時に詳細表示することが可能である。
〔第2実施形態〕
図9に、本発明の第2実施形態として、第1実施形態におけるカメラ(撮影手段)103での好ましい撮影範囲を設定するための具体例示す。図9は撮影範囲を説明する図である。
図6のS16、S17で示した手順により撮影した画像から変換パラメーターを求めるためには、撮影範囲には少なくとも図5(B)で示した大画面(第1の画面)301を16分割したブロックの内の一つが完全に入らなければならない。一方で、検出位置の精度をよくするには検出の分解能をできるだけ上げた方が好ましく、そのためにはカメラの撮影範囲はできるだけ狭くすることが望ましい。
図9(A)において、大画面321と撮影範囲322の関係を示す。大画面321は、水平方向、垂直方向ともにそれぞれ均等に4分割した、16のブロックに分割される。少なくともブロックの1つが常に完全に撮影範囲322に入るようにするには、隣接する2つのブロックが同時に入るように撮影範囲を設定しておけばよい。即ち、隣接する2つのブロックで合成した矩形の対角線が、撮影範囲322の短辺Tに入るように設定すればよい。従って撮影範囲322の短辺Tの下限値としては、合成した矩形の対角線の長さと等しいものとすればよい。
一方、大画面321全体を撮影範囲とした場合には、大画面321全ての情報が撮影できるが、それ以上範囲を広げても表示される範囲外となるため、無意味となる。従って、撮影範囲322の上限としては大画面321全体と考えることができる。
ここで、大画面321の縦横のアスペクト比と撮影範囲322の縦横のアスペクト比の組み合わせに対して、撮影範囲を具体的な数値として検討してみる。
図9(A)は、大画面321がアスペクト比4:3、高さHにおいて、撮影範囲322がアスペクト比4:3の場合を示す。ブロックは大画面321を16分割しており、それぞれのブロックのアスペクト比も4:3となる。従って撮影範囲322の高さ323を短辺Tとすると、撮影範囲は、
H≧T≧√(13)/6*H
とすればよい。
図9(B)は、大画面324がアスペクト比16:9、高さHにおいて、撮影範囲325がアスペクト比4:3の場合を示す。ブロックは大画面324を横4、縦3の12分割しており、それぞれのブロックのアスペクト比は4:3となる。従って撮影範囲325の高さ326を短辺Tとすると、撮影範囲は、
H≧T≧2√(13)/9*H
とすればよい。
図9(C)は、大画面327がアスペクト比16:9、高さHにおいて、撮影範囲328がアスペクト比16:9場合を示す。ブロックは大画面327を16分割しており、それぞれのブロックのアスペクト比も16:9となる。従って撮影範囲328の高さ329を短辺Tとすると、撮影範囲は、
H≧T≧√(145)/18*H
とすればよい。なお、この場合に撮影範囲328のアスペクト比が4:3の場合についても、図示を省略するが同じ条件となる。
以上のように撮影範囲を設定することによって、位置を確実に検出でき、かつ精度よく検出することができる。また、大画面全体を撮影する場合と比較して、カメラの画素数を低減させることが可能なため、コストを低減させることが可能となる。
〔第3実施形態〕
図10に本発明の第3実施形態である映像表示装置の構成示す。
架台125には第1のプロジェクター(第1の表示手段)121が設置されるとともに、電動架台(保持部)124を介して第2のプロジェクター(第2の表示手段)122が設置されている。映像を投射表示するためのスクリーン128に対して、第1のプロジェクター121は大画面(第1の画面)126を投射表示し、その一部に第2のプロジェクター122により小画面(第2の画面)127が投射表示されている。また、第2のプロジェクター122には小画面127およびその周辺を撮影するカメラ123(撮影手段)が内蔵されている。
電動架台124は、鉛直方向の垂直軸を中心とした回転と、水平方向の水平軸を中心とした回転の、2軸の回転機能を備えており、図示を省略したリモコンや制御機器からのコントロール信号により、第2のプロジェクター122の投射方向を可変して、小画面127の投射位置をスクリーン128上で自由に移動させることができる。
これらの第1のプロジェクター121と第2のプロジェクター122で表示する映像信号を処理するための映像信号処理装置は、第1実施形態の図3において説明した映像信号処理装置200と同じものであり、説明を省略する。さらに、制御部についても図4と同じものであるため説明を省略する。
本実施形態においては、小画面127の位置を検出する手順が第1実施形態と異なるために、以下に図11、図12、図13、および図14によって説明する。
図11は小画面332の位置の検出方法を説明するための図である。
図11(A)に、大画面331と小画面332、撮影範囲333の関係を示す。大画面331は図10の大画面126に相当し、小画面332は図10の小画面127に相当するもので、また撮影範囲333は図10のカメラ123で撮影する範囲を示す。小画面332および撮影範囲333は、表示したい場所に電動架台124によって第2のプロジェクター122の投射方向を変えることで位置が変わる。
図11(B)に、撮影範囲334と参照部分335の関係を示す。参照部分(信号検出部位)335は、撮影範囲334において上辺および下辺に接するような位置に設けられ、水平方向には上下の間隔Tと同じ間隔であって正方形の頂点に対応するように設けられた4箇所から構成している。参照部分335のそれぞれは、カメラ123の単一画素または隣接する複数の画素で構成している。複数の画素で構成する場合には、例えば複数の画素で得られるデータの平均値を出力データとすればよい。
また、別の例を図11(C)に示す。参照部分352は撮影範囲351の上下に接しておらず、水平方向、垂直方向ともに間隔Uであり、正方形の頂点に対応するように配置されている。図11(A)、および図11(B)で示すように、小画面332が大画面331の端部に位置する場合には、撮影範囲333の一部が大画面331の表示範囲を越えることにより、参照部分335が大画面331の表示範囲外となることがあり得るが、そのような場合には参照部分335の替わりに参照部分352として撮影範囲351の内側寄りに位置させればよい。
図11(D)は、小画面342が大画面331の四隅のいずれかの部分に近い場合の代表として、右上に近い部分で表示される場合を示している。この場合、小画面342は水平方向と垂直方向の台形歪が合成されたような歪を生じる。しかしカメラ123は小画面342を投射表示する第2のプロジェクター122に内蔵されており、第2のプロジェクター122の投射レンズとカメラ123の撮影レンズの距離は第2のプロジェクター122とスクリーン128間の投射距離に比較して非常に短く設定できるため、撮影範囲343は小画面342の歪に準じて変形し、カメラ123から見た小画面342の形状は大きく変化することがないため、撮影範囲343を変形させるなどの特別な考慮は必要ない。
次に処理の手順を図12に示す。図12は、図4に構成図を示した図3の映像信号処理装置200の制御部240における動作手順を示すフローチャートである。各図を参照しながら説明する。
S101で第1の切換回路214と第2の切換回路217を信号生成部222の出力に切換え、第1のプロジェクター201が投射する大画面331と、第2のプロジェクター202が投射する小画面332は信号生成部222によって発生する信号を表示する。
S102で信号生成部222の発生する信号を大画面331、小画面332ともに黒信号、即ちブランク状態として、S103でカメラ203により撮影範囲333を撮影する。このとき、画面は周辺の照明光などの影響により明るさを持っており、これを黒側のレベルVbとして制御部240のRAM242に記憶する。
次にS104では信号生成部222によって大画面331に全白信号を表示し、カメラ203で撮影して白側のレベルVwとして制御部240のRAM242に記憶する。このようにして得られた黒側のレベルVbと白側のレベルVwを参照して、中間的なレベルをS105でスレッシュホールドレベルVthbとして記憶する。例えば、Vthb=(Vw−Vb)/2とすることができる。このとき、スレッシュホールドレベルVthbは撮影した画面全体にわたって同じレベルにするのではなく、撮影範囲333を複数に分割して場所に対応した黒側のレベルVb、白側のレベルVwを記憶させておき、場所に対応したスレッシュホールドレベルVthbを求めて設定してもよい。このようにすることで、照明光などが大画面331に不均一に影響している場合でも、後の処理において安定な結果を得ることができる。
S106以降は、図11で説明した参照部分のアドレスを求めるステップである。図13に示す大画面331の画面表示を参照しながら説明する。
S106では、水平方向に最大どこまで分割して位置を求めるかを設定する。ここでは、n=4として、2^4=16まで分割するものとして説明する。
まず、水平方向に対しては、S107からS110をn回繰り返す。S108で、nをn−1、即ちn=3に設定し、S109でD3のコードを図13(A)のように表示する。図13では説明の便宜上、黒部分361を「0」、白部分362を「1」として説明する。即ち、図13(A)では大画面331を左右に分割して、左半分を「0」、右半分を「1」としている。なお、Dnに対応するコードはあらかじめ設定してあり、D3は「01」、D2は「0101」、D1は「01010101」、D0は「0101010101010101」のように、nの最大値で「01」として、nが小さくなるに従って「01」の繰返し回数が2倍になるように設定しておく。
S110では画面を撮影し、参照部分335(352)のそれぞれの場所で明るさを取得し、スレッシュホールドレベルVthbと比較することで「0」または「1」であることを判別し、判別したデータをRAM242に記憶する。
2回目ではS109でD2コードとして図13(B)のように表示して、撮影、明るさ取得、比較、記憶し、同様に3回目、4回目と続けて図13(C)、(D)のように表示して記憶する。このような手順により、参照部分335(352)の各部位の水平方向のコードが、D3、D2、D1、D0と順次記憶される。
次に、垂直方向についても同様に処理する。
S111では、垂直方向に最大どこまで分割して位置を求めるかを設定する。ここでは、m=4として、2^4=16まで分割するものとして説明する。
垂直方向に対しては、S112からS115をm回繰り返す。S113で、mをm−1、即ちm=3に設定し、S114でD3のコードを図13(E)のように表示する。図13(E)では大画面331を上下に分割して、上半分を「0」、下半分を「1」としている。なお、Dmに対応するコードは、Dnの場合と同様にあらかじめ設定されている。
S115では画面を撮影し、参照部分335(352)のそれぞれの場所で明るさを取得し、Vthbと比較することで「0」または「1」であることを判別し、取得したデータを記憶する。
2回目ではS114でD2コードとして図13(F)のように表示して、撮影、明るさ取得、比較、記憶し、同様に3回目、4回目と続けて図13(G)、(H)のように表示して記憶する。このような手順により、参照部分335(352)の各部位の垂直方向のコードが、D3、D2、D1、D0と順次記憶される。
このようにして、水平方向、垂直方向ともに16分割した、全体で256分割した各部分のアドレスを、時分割して表示することにより、参照部分335(352)の各部位での8ビットのアドレスを得ることができる。
なお、実際にはnおよびmの値として例えば8を設定することで、水平、垂直ともに256分割、全体で65536分割した16ビットのアドレスを得ることができる。
ここで、S109およびS114で表示するコードの別の例を図14に示す。図14の(A)〜(H)の並びは、図13の(A)〜(H)に対応しており、図12での説明は同様になる。
図14においては、表示するコードをグレーコードとした場合を示す。即ち、図13においては、ステップが進んで分割数が増える場合に、常に左または上側が「0」になるように設定したが、図14ではステップが進んで分割数が増えていくことに対応して、隣接する部分のコードの変化が少なくなるように黒部分371(「0」)と白部分372(「1」)とを配置している。グレーコードの特徴として、隣接するデータのハミング距離が常に1であるため、データを取得する場合に「0」と「1」を誤って取得した場合でも、アドレスの誤りを1以内に収めることができるので、大きな誤差を避けることができる。
このようにして得た水平方向と垂直方向のデータにより、S116では参照部分335(352)の4箇所のアドレスを確定する。カメラにおける参照部分335(352)の4箇所の座標は、撮影範囲334(351)から自明であるため、S117でカメラ座標から画像メモリー212のアドレスに変換する変換パラメーターCを求めることができる。これは、公知の射影変換を行なえばよく、8連1次方程式を解くことにより求めることができる。この変換パラメーターCにより、カメラ123上の任意の座標が投射した大画面331上の座標のどこにあるのかを求めることが可能であり、さらには逆変換パラメーターを求めることにより、大画面331上の座標の任意の点がカメラ123の座標のどこに対応するのかを求めることができる。
この後の、コンピューター205の信号を、大画面331(126)に対して任意の位置に小画面332(127)を設定することにより表示するための処理は、第1実施形態において、図7によって説明したのと同じ処理であるため、説明を省略する。
このようにして、図示を省略したリモコンや制御機器からのコントロール信号により小画面127を自由な位置に移動しても、その位置に対応した信号を自動的に表示することができるために、大画面126で詳細を見たい部分に小画面127を移動することにより、詳細を表示することができる。また、第2のプロジェクター122を取り付けた電動架台124の向きによって投射位置が変化することで、小画面127のサイズが変わったり、スクリーン128に対する投射角度が変わって台形歪が生じたりしても、投射位置において射影変換によるパラメーターを求めて補正するので、問題なく表示することができる。
〔第4実施形態〕
第3実施形態においては、図11の撮影範囲において参照部分を設定して小画面332の位置を検出する方法を説明した。第4実施形態においては、小画面332の四隅を参照部分として検出する方法を、図15を参照して説明する。
手順として、まず小画面332の四隅を参照部分として設定し、次に大画面331上での座標は第3実施形態と同じ手順によって求める。
S201で、図3の第1の切換回路214と第2の切換回路217を信号生成部222からの出力信号に切換える。S202では信号生成部222によって発生する信号を大画面331、小画面332ともに黒信号、即ちブランク状態として、S203で周囲の照明光などの影響よって生じている明るさを撮影し、黒側のレベルVcとして制御部240に記憶する。
S204では信号生成部222によって発生する信号により、小画面332の全白表示を行い、カメラ123で撮影して白側のレベルVxとして制御部240に記憶する。このようにして得られた黒側のレベルVcと白側のレベルVxを参照して、中間的なレベルをS205でスレッシュホールドレベルVthsとして記憶する。例えば、Vths=(Vx−Vc)/2とすることができる。このとき、スレッシュホールドレベルVthsは撮影した画面全体にわたって同じレベルにするのではなく、画面を複数に分割して場所に対応した黒側のレベルVc、白側のレベルVxを記憶させておき、場所に対応したスレッシュホールドレベルVthsを求めて設定してもよい。このようにすることで、照明光などがスクリーン128に不均一に影響している場合でも、後の処理において安定な結果を得ることができる。
S206で信号生成部222によって発生する信号により、小画面332に全白表示を行い、S207では全白表示した小画面332の四隅に対して、カメラ123での座標を求めて、参照部に設定する。これには、例えばエッジ検出した信号の交点を求めることや、ハフ変換により特徴点を求めるなどの公知の処理方法を使うことにより、取得することができる。
この後の処理については、第3実施形態と同じ処理を行なうことにより、小画面332の四隅の座標を求めて、カメラ座標から画像メモリー212のアドレスに変換する変換パラメーターCを求めることができるので、説明を省略する。
さらには、この後の、コンピューター205の信号を、大画面331(126)に対して任意の位置に小画面332(127)を設定することにより表示するための処理は、第1実施形態において、図7によって説明したのと同じ処理であるため、説明を省略する。なお、図7のS21〜S26については、本実施形態のS201〜S207において一旦処理しているために、処理を省略してもよい。
このようにして、図示を省略したリモコンや制御機器からのコントロール信号により小画面127を自由な位置に移動しても、その位置に対応した信号を自動的に表示することができるために、大画面126で詳細を見たい部分に小画面127を移動することにより、詳細を表示することができる。また、第2のプロジェクター122を取り付けた電動架台124の向きによって投射位置が変化することで、小画面127のサイズが変わったり、スクリーン128に対する投射角度が変わって台形歪が生じたりしても、投射位置において射影変換によるパラメーターを求めて補正するので、問題なく表示することができる。
〔第5実施形態〕
図16に第5実施形態における映像表示装置の構成の概略を斜視図で示す。
水平に置かれた液晶モニター(第1の表示手段)131により構成する大画面の一部に、プロジェクター(第2の表示手段)132により小画面138が投射表示されている。プロジェクター132は、X駆動部(保持部)134、Y駆動部(保持部)135、天井取付け部(保持部)136を介して天井137に取り付けられている。プロジェクター132は、図示しないリモコンや制御機器による制御信号により操作することで、Y駆動部135により液晶モニター131の画面垂直方向に平行移動し、X駆動部134により水平方向に平行移動するように構成されており、液晶モニター131の任意の部分に投射することができる。また、プロジェクター132には投射する小画面138とその周辺を撮影するカメラ133が取り付けられている。このように、プロジェクター132と液晶モニター131とは機構的には結合されていない。
図17にこれらの液晶モニター131およびプロジェクター132に表示する映像信号を処理し、またカメラ133で撮影した信号を処理するための映像信号処理装置200の構成を示す。本実施形態における図3との差異は、第1のプロジェクター201が大画面を構成するフラットパネルディスプレー251、第2のプロジェクター202が小画面138を表示するプロジェクター252に置き換わっている点であり、その他の同じ符号で示す部分は同じ機能である。また、フラットパネルディスプレー251は図16の液晶モニター131、プロジェクター252は図16のプロジェクター132に対応し、カメラ203は図16のカメラ133に対応している。
コンピューター205は本映像表示装置に表示する映像信号または画像信号を生成するもので、ADコンバーター211によりデジタル信号に変換されて、画像メモリー212に書き込まれる。入力信号がデジタル信号の場合にはADコンバーター211の替わりに、デジタル信号インターフェース回路を備えればよい。画像メモリー212の出力は、第1の解像度変換回路213と第2の解像度変換回路216に接続され、それぞれフラットパネルディスプレー251とプロジェクター252の表示能力に応じた解像度に変換される。ここでは一例として、コンピューター205がWQXGA(2560*1600画素)の信号を発生し、フラットパネルディスプレー251はWXGA(1280*768画素)、プロジェクター252はXGA(1024*768画素)の表示能力を備えているとする。
フラットパネルディスプレー251では、入力されたコンピューター205の出力信号に対して画面の縦横のアスペクト比が一致しないため、画像メモリー212においてWQXGAの水平、垂直方向が2倍の2560*1536画素になるように上下の画素数の差である64画素に対応する信号が破棄された後、第1の解像度変換回路213において水平、垂直ともに1/2の解像度に変換される。変換は、公知の方法によって、LPF(ローパスフィルター)により空間周波数帯域を制限した後に、サブサンプリングすることにより実現できる。より具体的には、バイリニアやバイキュービックなどの処理を行なえばよい。第1の解像度変換回路213の出力は、第1の切換回路214に入力され、制御部240からの切換信号により、後述の小画面位置の調整のための信号生成部222からの入力信号と切換えられ、第1の出力回路215を介してフラットパネルディスプレー251に入力され、液晶モニター131で表示する。
また、プロジェクター252は、フラットパネルディスプレー251が表示する、コンピューター205の生成する領域である大画面の一部に、コンピューター205の生成する信号の一部を表示位置に対応してほぼWXGAの画素数で切出して、小画面138としてコンピューター205の信号から上下の64画素を破棄した後の信号に近い解像度(画素密度)で表示する。第2の解像度変換回路216では、表示サイズに対応させた解像度のわずかな変換や、回転補正、投射が斜めになっている場合の台形歪補正などの処理を行なう。第2の解像度変換回路216の出力は、第2の切換回路217に入力され、制御部240からの切換信号により、信号生成部222からの入力信号と切換えられ、第2の出力回路218を介してプロジェクター252に入力され、小画面138として表示する。
以上のような構成により、液晶モニター131による大画面に対する小画面138のサイズを、XGAとWQXGAの水平方向の画素数の比である、1024:2560=2:5にほぼ近くなるよう設定しておくことにより、コンピューター205の生成する出力信号に対して、フラットパネルディスプレー251では水平、垂直ともに1/2の解像度で表示され、小画面138はほぼ元の解像度で表示することができる。すなわち、液晶モニター131ではコンピューター205の生成する信号の概要を表示し、小画面138では元の密度の情報を表示することができるので、小画面138を任意の部分で表示することが可能なようにすれば、詳細な情報を見たい場所に小画面138を移動して表示することが可能となる。なお、説明は省略したが、小画面138の表示部分については液晶モニター131の信号を黒信号、すなわちブランキングしておくことにより、相互のずれにより生ずる二重像によるぼけを回避することができる。
なお、プロジェクター252は、第1実施形態と同様に、R、G、B3枚の液晶ライトバルブを備えた液晶プロジェクターである。また、反射型液晶ライトバルブであるLCOSや、マイクロミラーを用いたプロジェクターであってもよい。
以上、液晶モニター131と小画面138の信号を表示する処理について説明したが、小画面138が表示位置に対応した信号を表示するためには、小画面138の表示位置を検出して、位置に対応した信号をプロジェクター132で投射表示しなければならない。以下、そのための処理について説明する。
プロジェクター132に取り付けられたカメラ133(203)の出力信号は、図17のカメラ信号処理回路221を介して制御部240へ入力される。
次に、小画面138の位置を検出する手順を図18、図19、図20によって説明する。
図18(A)に大画面401と小画面402、カメラ133による撮影範囲403の関係を示す。なお、大画面401は図16の液晶モニター131、図17のフラットパネルディスプレー251に対応するもので、小画面402は図16の小画面138に対応するものである。
また、図18(B)に撮影範囲403と参照部分405の関係を示す。参照部分405は撮影範囲403のほぼ中心に、カメラ133の単一の画素、または複数の画素で構成しているものであり、複数の画素で構成する場合には平均値を出力データとすればよい。
図19に制御部240で行なう処理のフローチャート、図20に画面の様子を示す。
S301で第1の切換回路214と第2の切換回路217を信号生成部222の出力に切換え、S302で信号生成部222の発生する信号を大画面401、小画面402ともに黒信号、即ちブランク状態として、S303でカメラ203により背景の明るさを撮影する。このとき、画面は周囲の照明光などの影響により明るさを持っており、これを明るさBとして記憶しておく。
S304からS311では、大画面にランプ波形状の信号を4パターン表示して、それぞれ撮影して参照部分の明るさを検出する。このときの画面の様子を図20に示す。
図20(A)は、大画面401と撮影範囲403、参照部分405の関係を示す。ランプ波形は信号レベルが連続的な一次関数的な傾斜をなすもので、S304では、水平輝度傾斜421に示すように左が最も明るく、右へ次第に暗くなるように分布する信号を表示し、S305で撮影して参照部分405の明るさを取得する。同様に、S306では水平輝度傾斜422に示すように右が最も明るく、左へ次第に暗くなるように分布する信号を表示し、S307で撮影して参照部分405の明るさを取得する。次にS308では、垂直輝度傾斜423に示すように上が最も明るく、下へ次第に暗くなるように分布する信号を表示し、S309で撮影して参照部分405の明るさを取得する。同様に、S310では垂直輝度傾斜424に示すように下が最も明るく、上へ次第に暗くなるように分布する信号を表示し、S311で撮影して参照部分405の明るさを取得する。以上のようにして、4つのパターンをそれぞれ表示後に撮影し、参照部分405での明るさを記憶する。
S312では大画面411に対する参照部分412のアドレスを確定するが、この方法を図20(B)に示す。図は水平方向(図20(A)のXで示す方向)に着目した大画面411の明るさの分布を示しており、図20(A)の水平輝度傾斜421を表示した場合には輝度傾斜431の分布となり、水平輝度傾斜422を表示した場合には輝度傾斜432の分布となる。図20(B)において、0が大画面の左端、Xmが右端に対応しており、X0(検出点433)は参照部分の水平方向の位置に対応している。そこで、前述のS305において取得した明るさをZ1(明るさ434)、S307において取得した明るさをZ2(明るさ435)として得たとすると、参照部分412の水平方向の座標は、それぞれの明るさから背景の明るさBによる影響を除いて、
X0=(Z2−B)/(Z1+Z2−2*B)*Xm
として求めることができる。垂直方向のアドレスについても、S309とS311で取得した明るさのデータと、背景の明るさBの関係から同様に求めることができる。
なお大画面411のガンマ特性とカメラ133のガンマ特性については、総合的にリニアになるようにあらかじめ設定しておけばよい。具体的には、大画面411の液晶モニター131のガンマ特性については、明るさがリニアになるように表示する信号をあらかじめ補正しておけばよく、カメラ133はガンマがリニアになるように設定しておけばよい。
ここで、図16において液晶モニター131とプロジェクター取付け部136の幾何学的な位置関係は、設置時に設定しておくことで固定されている。従って、液晶モニター131に対するプロジェクター132の位置関係は、X駆動部134とY駆動部135によって液晶モニター131の画面と平行な面内を移動するように設定することが可能で、小画面138は常に矩形で大きさが変化しないようになるため、あらかじめ液晶モニター131に対する表示比率と、参照部分405との位置関係を求めておくことで、参照部分の座標がわかれば、小画面138に表示するための画像メモリー314の切出し範囲を一意に決めることができる。
このようにして、S313で画像メモリー212のアドレスに変換し、S314では画像メモリー212の切出しのアドレスを求める。
S315では求めた小画面138の表示位置に対する液晶モニター131の表示を、第1の解像度変換回路213によりブランクとして、小画面138に重ならないようにする。なお、小画面138とのつなぎ目をぼやかすためには、ブランク位置全てを黒表示とするのではなく、内側に向かって緩やかに信号レベルを下げていくことで実現できる。さらに小画面138の周辺部のレベルを外側に向かって穏やかに下げていくことで、つなぎ目をよりスムーズに表示することができる。
S316では図17における第1の切換回路214、第2の切換回路217をそれぞれ第1の解像度変換回路213、第2の解像度変換回路216に切換え、S317でフラットパネルディスプレー251とプロジェクター252にコンピューター205からの信号が表示される。
以上のように、大画面で4種類のパターンを表示して撮影することにより、参照部分405の座標を求め、その結果から小画面138の位置を求めることが可能となるため、液晶モニター131でコンピューター205の信号の概要を表示しておき、プロジェクター132を動かすことで詳細を見たい場所に小画面138を移動させ、表示することができる。
なお、例えば液晶モニター131をキャスター付の台に取り付けておき、使用するときにのみプロジェクター132の下に移動して使うような場合や、置き台の都合などで天井に対して平行でない角度で設置されるような場合には、図11(B)または図11(C)のように参照部分を撮影範囲の複数の場所に設けることで、小画面138の射影変換パラメーターを求めて、サイズや歪の補正を行なうようにすることも可能である。
また、フラットパネルディスプレーとして液晶モニターの場合について説明したが、プラズマディスプレー、電子ペーパーやリア型の投射型表示装置などの表示装置でも同様に使うことが可能である。
〔第6実施形態〕
本実施形態は、第5実施形態における図16、図17の構成において、小画面の検出のための、撮影範囲内の参照部分のアドレスを求めるための検出用画面の表示と処理手順を別の方法としたものである。以下、第5実施形態と同じ部分については、説明を省略しながら第6実施形態を説明する。
図21(A)に大画面501と小画面502、撮影範囲503の関係を示す。また図21(B)に撮影範囲503と参照部分505の関係を示す。参照部分505は撮影範囲503のほぼ中心に、間隔がVで撮影範囲503と各辺が並行になるような正方形の頂点の位置に設定してある。図のように、参照部分505は右上から反時計回りに、505a、505b、505c、505dと識別する。また、この後の処理により求めるのはこれらの参照部分の中心位置506である。
図22に制御部240で行なう処理のフローチャート、図23に検出する位置と大画面に表示する検出用パターンの一例を示す。
S401で第1の切換回路214と第2の切換回路217を信号生成部222の出力に切換え、S402で信号生成部222の発生する信号を大画面501、小画面502ともに黒信号、即ちブランク状態として、S403で参照部分505の505aの明るさBa、505bの明るさBb、505cの明るさBc、505dの明るさBdを撮影して取得し、RAM242に記憶する。このときの各明るさは、画面が周囲の照明光などの影響により生じたものである。
次にS404で左上検出用パターンを表示する。
ここで、図21(B)の撮影範囲503と参照部分505の関係と大画面501の関係を図23(A)に示す。図23(A)は大画面501、撮影範囲503、参照部分505の関係を示している。また図23(B)、図23(C)、図23(D)に、左上検出用パターンの3つの例を示す。ここでは図23(B)に示したように説明上左手座標系で示しており、x−y面をz軸の正方向から見たものが図23(A)の大画面501に相当し、z軸方向には明るさを示す。またパターンの原点を左上513(LU)として、図23(B)は円錐の一部、図23(C)は原点からの距離に反比例(原点では無限大となるため、図では省略)、図23(D)は原点からx、yそれぞれに負の一次の傾斜を持つ分布であり、それぞれ次のような式で表すことができる。
(B) z=a√(x^2+y^2)+c
(C) z=k/(x^2+y^2)
(D) z=(ax+1)(ay+1)
なお、a、c、kは任意の定数である。またzのレベルは相対的なものである。
S404ではこれらの特性のいずれかを表示する。
S405ではこれを撮影し、参照部分515a、515b、515c、515dの各明るさYa、Yb、Yc、Ydを取得し、S403で取得した背景の明るさBa、Bb、Bc、Bdを差し引き、新たにZa、Zb、Zc、ZdとしてRAM242に記憶する。即ち、
Za=Ya−Ba
Zb=Yb−Bb
Zc=Yc−Bc
Zd=Yd−Bd
を記憶する。
次に、S406ではこれらのデータから、各検出用パターンに応じて大画面501の左上513(LU)へ張る左上角度522(α)を求める。
ここで図24に、求める角度を示す。図24は図23(A)に対して、左上角度521(α)、左上角度522(α)、右上角度523(β)、右上角度524(β)を追加して示したものである。
求める中心位置506での大画面501の座標を(x0、y0)とすると、角度αは、
α=atan(y0/x0)
で表すことができる。
ここで、任意の点(x、y)でのx軸方向の明るさの傾斜をdz/dx、y軸方向の明るさの傾斜をdz/dyとすると、上記の(B)、(C)、(D)の3つの検出用パターンに対応して、それぞれ次のように示すことができる。
(B) dz/dx=ax/√(x^2+y^2)
dz/dy=ay/√(x^2+y^2)
x=x0、y=y0とすると、
α=atan((dz/dy)/(dz/dx))
同様に、
(C) dz/dx=−2kx/(x^2+y^2)^2
dz/dy=−2ky/(x^2+y^2)^2
x=x0、y=y0とすると、
α=atan((dz/dy)/(dz/dx))
さらに、
(D) dz/dx=a^2*y+a
dz/dy=a^2*x+a
x=x0、y=y0とすると、
α=atan((dz/dx−a)/(dz/dy−a))
となる。
ここで、参照部分505の間隔Vが大画面501の座標においてWだとすると、
dz/dx=((Za+Zd)−(Zb+Zc))/W
dz/dy=((Zc+Zd)−(Za+Zb))/W
により求めることができるので、いずれのパターンにおいても、上述の式により角度αを求めることができる。
次にS407において右上検出用パターンを表示する。これらのパターンは、S404で表示した、図23(A)、図23(B)、図23(C)の各パターンのx軸方向を反転したものである。
S408、S409ではS405、S406と同様にして、各検出用パターンに応じて大画面501の右上514(RU)へ張る右上角度524(β)を求める。
このようにして、左上角度522(α)と右上角度524(β)を求めることができる。ここで、左上角度522(α)は左上角度521(α)に等しく、右上角度524(β)は右上角度523(β)に等しいために、左上513(LU)と右上514(RU)からの角度を求めることができる。
S410では、このようにして求めた角度αと角度βにより、公知の三角測量の方法によって参照部分515の中心位置506の座標を求める。
ここで、図16において液晶モニター131とプロジェクター取付け部136の幾何学的な位置関係は、設置時に設定しておくことで固定されている。従って、液晶モニター131に対するプロジェクター132の位置関係は、X駆動部134とY駆動部135によって液晶モニター131の画面と平行な面内を移動するように設定することが可能で、小画面138は常に矩形で大きさが変化しないようになるため、あらかじめ液晶モニター131に対する表示比率と、参照部分405との位置関係を求めておくことで、中心位置506の座標がわかれば、小画面138に表示するための画像メモリー314の切出し範囲を一意に決めることができる。
このようにして、S413で画像メモリー212のアドレスに変換し、S414では画像メモリー212の切出しのアドレスを求める。
S415では求めた小画面138の表示位置に対する液晶モニター131の表示を、第1の解像度変換回路213によりブランクとして、小画面138に重ならないようにする。なお、小画面138とのつなぎ目をぼやかすためには、ブランク位置全てを黒表示とするのではなく、内側に向かって緩やかに信号レベルを下げていくことで実現できる。さらに小画面138の周辺部のレベルを外側に向かって穏やかに下げていくことで、つなぎ目をよりスムーズに表示することができる。
S416では図17における第1の切換回路214、第2の切換回路217をそれぞれ第1の解像度変換回路213、第2の解像度変換回路216に切換え、S417でフラットパネルディスプレー251とプロジェクター252にコンピューター205からの信号が表示される。
以上のように、大画面501で左上と右上に明るさの頂点を持ち、単調減少するパターンを交互に表示して撮影することにより、参照部分505の中心位置506の座標を求め、その結果小画面138の位置を求めることが可能で、液晶モニター131でコンピューター205の信号の概要を表示しておき、プロジェクター132を動かすことで詳細を見たい場所に小画面138を移動させ、表示させることができる。
なお、例えば液晶モニター131をキャスター付の台に取り付けておき、使用するときにのみプロジェクター132の下に移動して使うような場合や、置き台の都合などで天井に対して並行でない角度で設置されるような場合には、図11(B)または図11(C)のように参照部分502を撮影範囲の複数の場所に設けることで、小画面の射影変換パラメーターを求めて、サイズや歪の補正を行なうようにすることも可能である。
以上のように、本発明の映像処理装置、映像表示装置および映像処理方法は、第1の表示手段によって表示した第1の画面に対して、第2の画面を重畳投射する場合に適している。
101‥第1のプロジェクター、102‥第2のプロジェクター、103‥カメラ、107‥大画面、108‥小画面、109‥机、112‥第2のプロジェクター、113‥カメラ、118‥小画面、121‥第1のプロジェクター、122‥第2のプロジェクター、123‥カメラ、124‥電動架台、125‥課題、126‥大画面、127‥小画面、128‥スクリーン、131‥液晶モニター、132‥プロジェクター、133‥カメラ、134‥X駆動部、135‥Y駆動部、136‥天井取付け部、151‥光源、152‥透過型ライトバルブ、153‥投射レンズ、200‥映像信号処理装置、201‥第1のプロジェクター、202‥第2のプロジェクター、203‥カメラ、205‥コンピューター、211‥ADコンバーター、212‥画像メモリー、213‥第1の解像度変換回路、214‥第1の切換回路、215‥第1の出力回路、216‥第2の解像度変換回路、217‥第2の切換回路、218‥第2の出力回路、221‥カメラ信号処理回路、222‥信号生成部、240‥制御部、251‥フラットパネルディスプレー、252‥プロジェクター、241‥CPU、242‥RAM、243‥ROM、244‥インターフェース回路、245‥バス、301‥大画面、302‥小画面、303‥撮影範囲、304‥参照部分、305‥アドレス、306、307、308、309、310、311‥注目部、321、324、327‥大画面、322、325、328‥撮影範囲、323、326、329‥高さT、331‥大画面、333、342‥小画面、333、334、343、351‥撮影範囲、335、352‥参照部分、361、371‥黒部分、362、372‥白部分、401‥大画面、402‥小画面、403‥撮影範囲、405‥参照部分、421、422‥水平輝度傾斜、423、424‥垂直輝度傾斜、431、432‥輝度傾斜、433‥検出点、434、435‥明るさ、501‥大画面、502‥小画面、503‥撮影範囲、505、505a、505b、505c、505d‥参照部分、506‥中心位置、513‥左上、514‥右上、521、522‥左上角度、523、524‥右上角度。

Claims (14)

  1. 第1の画面を表示する第1の表示手段と、前記第1の画面の中に前記第1の画面より小さい第2の画面を表示する第2の表示手段と、前記第2の表示手段によって表示された前記第2の画面の領域とその周辺領域を撮影する撮影手段と、が接続されて用いられる映像処理装置であって、
    前記第1の表示手段および前記第2の表示手段が表示する調整信号を生成する調整信号生成手段と、
    前記調整信号生成手段によって生成された前記調整信号を前記第1および第2の表示手段に切換え表示させる信号切換え手段と、
    前記撮影手段が撮影することによって得られた撮影画像から前記第2の表示手段の表示位置を検出する表示位置検出手段と、
    該表示位置検出手段で検出された前記第2の表示手段の位置情報によって、前記第2の表示手段で表示する情報を生成する表示情報生成手段と、
    前記第2の表示手段に前記表示情報生成手段の出力を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする映像処理装置。
  2. 前記調整信号生成手段は、前記第1の表示手段に対して水平方向および垂直方向にそれぞれ複数に分割して生成される基本領域の組合せによる、複数の調整パターンを生成し、
    前記表示位置検出手段は、前記撮影手段に設けた一つまたは複数の信号検出部位により、前記複数のパターンを時系列で表示するごとに該検出部位に対応する明るさを検出して記憶し、該記憶した明るさの時系列の並びにより構成されるデータにより、前記第2の表示手段の表示位置を検出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の映像処理装置。
  3. 前記調整信号生成手段は、前記第1の表示手段に対して水平方向および垂直方向にそれぞれ複数に分割して生成される基本領域および基本領域の隣接する2の任意乗の数で構成する複数のパターンを生成し、
    前記撮影手段の中央付近に設けた信号検出部位により、前記複数のパターンを時系列で表示するごとに該検出部位に対応する明るさを検出した結果に対応して次に表示する前記パターンを選択する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の映像処理装置。
  4. 前記撮影手段による撮影範囲の高さ方向の長さが、前記基本領域の二つが長辺を接して構成される合成領域の対角線の長さ以上で、前記第1の表示手段の高さ方向の長さ以下である、
    ことを特徴とする請求項3に記載の映像処理装置。
  5. 前記調整信号生成手段は、前記第1の表示手段で表示する画面の水平方向または垂直方向に対して信号レベルが連続的に変化する、複数の調整信号を生成し、
    前記表示位置検出手段は、前記撮影手段の任意の場所に設けた信号検出部位により検出した、黒表示の場合に取得した背景の明るさと、該複数の信号を順次切換え表示するごとに検出した明るさから該背景の明るさを減じた明るさの比から、前記検出部位の位置を検出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の映像処理装置。
  6. 前記調整信号生成手段は、前記第1の表示手段で表示する画面の隣接する頂点をそれぞれ中心とする複数の単調減少の信号から構成される調整信号を生成し、
    前記表示位置検出手段は、前記撮影手段により検出した前記調整信号を撮影した明るさの傾斜から、該頂点位置に対する撮影範囲に設けられた複数の信号検出部位の角度を求めることにより、該信号検出部位の座標を得る、
    ことを特徴とする請求項1に記載の映像処理装置。
  7. 前記撮影手段によって撮影された前記撮影画像から、前記第1の画面に対する前記第2の画面の表示領域を検出する表示領域検出手段と、
    前記第1の画面に対する該表示領域の歪を検出する、歪検出手段と、
    該歪検出手段の出力により第2の画面の歪を補正する制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の映像処理装置。
  8. 第1の画面を表示する第1の表示手段と、
    光変調手段と投射手段とを備え、前記第1の画面の中に前記第1の画面より小さい第2の画面を投射表示する第2の表示手段と、
    前記第2の表示手段によって表示された前記第2の画面の領域とその周辺領域を撮影する撮影手段と、
    前記第1の表示手段および前記第2の表示手段が表示する調整信号を生成する調整信号生成手段と、
    前記調整信号生成手段によって生成された前記調整信号を前記第1および第2の表示手段に切換え表示させる信号切換え手段と、
    前記撮影手段が撮影することによって得られた撮影画像から前記第2の表示手段の表示位置を検出する表示位置検出手段と、
    該表示位置検出手段で検出された前記第2の表示手段の位置情報によって、前記第2の表示手段で表示する情報を生成する表示情報生成手段と、
    前記第2の表示手段に前記表示情報生成手段の出力を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする映像表示装置。
  9. 前記第2の表示手段が、前記第1の表示手段が生成する前記第1の画面と平行な面内を移動可能な保持手段を備え、
    該第2の表示手段が生成する前記第2の画面が前記第1の画面の任意の場所に表示可能なこと、
    を特徴とする請求項8に記載の映像表示装置。
  10. 前記第2の表示手段が前記第1の表示手段と機構的に結合されておらず、前記第2の表示手段が生成する前記第2の画面が、前記第1の表示手段の生成する前記第1の画面の任意の場所に表示可能なこと、
    を特徴とする請求項8に記載の映像表示装置。
  11. 前記第1の表示手段が、投射型表示装置であること、
    を特徴とする請求項8〜10のいずれか一項に記載の映像表示装置。
  12. 前記第1の表示手段が、液晶モニターであること、
    を特徴とする請求項8〜10のいずれか一項に記載の映像表示装置。
  13. 前記撮影手段が、前記第2の表示手段を構成する筐体に機構的に結合されていること、または内蔵されていること、
    を特徴とする請求項8〜12のいずれか一項に記載の映像表示装置。
  14. 第1の画面を表示する第1の表示手段と、前記第1の画面の中に前記第1の画面より小さい第2の画面を表示する第2の表示手段と、前記第2の表示手段によって表示された前記第2の画面の領域とその周辺領域を撮影する撮影手段と、が接続可能に形成された映像処理装置における映像処理方法であって、
    前記第1の表示手段および前記第2の表示手段が表示する調整信号を生成する調整信号生成工程と、
    前記調整信号生成手段によって生成された前記調整信号を前記第1および第2の表示手段に切換え表示させる信号切換え工程と、
    前記撮像手段が撮影することによって得られた撮像画像から前記第2の表示手段の表示位置を検出する表示位置検出工程と、
    該表示位置検出手段で検出された前記第2の表示手段の位置情報によって、前記第2の表示手段で表示する情報を生成する表示情報生成工程と、
    前記第2の表示手段に前記表示情報生成手段の出力を出力する出力工程と、
    を備えることを特徴とする映像処理方法。
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