JP2010266095A - 一重二重効用吸収冷凍機 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は部分負荷運転時に稀中間液が濃液側または濃液が稀中間液側へ流入するの防止するものである。
【解決手段】熱源温水を用いた熱源温水再生器9から稀中間液を稀中間液ポンプP1にて高温再生器4へ送り、高温再生器4からの冷媒を低温再生器6を介して凝縮器7で凝縮させた後蒸発器1へ送る管路を有すると共に、当該蒸発器1で冷媒を循環散布させるポンプP2を有し、吸収器2から稀液を稀液ポンプP3にて熱源温水再生器9に送る管路及び稀中間液ポンプP1の一次側とバイパス管18で繋がり低温再生器6から濃液を吸収器2へ送る管路を有して構成された一重二重効用吸収冷凍機において、稀中間液ポンプP1の運転能力を冷房負荷に基づいて可変すると共に、稀液ポンプP3の運転能力を前記バイパス管18まわりの温度に基づいて稀中間液ポンプの運転能力が減少した際に運転能力が減少する方向へ可変制御する制御部を備えるものである。
【選択図】図1
Description
本発明は一重二重効用吸収冷凍機に関し、特に吸収器から稀液を熱源温水再生器を介して高温再生器へ送る際のポンプの運転制御に関するものである。
吸収器から稀液を熱源温水再生器へ送るポンプ及び熱源温水再生器から稀中間液を高温再生器へ送るポンプを供え、ポンプの運転を可変制御するものとしては特許文献1に記載されたようなものがあった。
この文献には、熱源温水再生器から高温再生器へ稀中間液を送るポンプの運転を停止し、熱源温水再生器から供給される溶液(稀中間液)の温度に基づいて吸収器から熱源温水再生器へ稀液を供給するポンプの運転能力を制御するもの、吸収器から熱源温水再生器へ稀液を供給するポンプを一定能力で運転し、熱源温水再生器から高温再生器へ稀中間液を送るポンプの運転能力を吸収器に流入している冷却水の入り口温度と高温再生器内の溶液温度とに基づいて制御するものが記載されていた。
特許第3363518号 公報
従来の一重二重効用吸収冷凍機では、前者の場合は低負荷時の一重効用運転制御であり高温再生器の運転が停止している状態である。熱源温水再生器及び高温再生器の両方を運転しているものではなく、負荷に対する運転範囲が限られるものであった。
後者の場合は、熱源温水再生器から高温再生器へ稀中間液を送るポンプの運転能力を吸収器に流入している冷却水の入り口温度と高温再生器内の溶液温度に基づいて制御するものであり、高温再生器での燃焼量を負荷へ供給する冷水の温度に基づいて制御している点を考慮すると実質的にポンプの運転能力は負荷に応じて制御されていることになる。従って、いずれにおいても稀液を送るポンプの運転能力は負荷に応じて制御されていることになる。
一重二重併用運転の際に、特に低負荷の際の部分負荷運転時にも、このような従来の吸収式冷凍機では、熱源温水再生器から稀中間液を高温再生器へ送るポンプの運転能力は負荷に応じて可変制御され、吸収器から稀液を熱源温水再生器に送るポンプは一定の運転能力に固定されており、両ポンプの運転能力の差により、熱源温水再生器からの稀中間液を吸収器へバイパスさせるバイパス管を通って稀中間液が吸収器へ流れ運転性能を低下させる問題があった。
本発明は、このような問題点を解決するために熱源温水再生器へ稀液を送るポンプの運転能力を制御するものである。
本発明は、熱源温水を用いた熱源温水再生器から稀中間液を稀中間液ポンプにて高温再生器へ送り、高温再生器からの冷媒を低温再生器を介して凝縮器で凝縮させた後蒸発器へ送る管路を有すると共に、当該蒸発器で冷媒を循環散布させるポンプを有し、吸収器から稀液を稀液ポンプにて熱源温水再生器に送る管路及び稀中間液ポンプの一次側とバイパス管で繋がり低温再生器から濃液を吸収器へ送る管路を有して構成された一重二重効用吸収冷凍機において、稀中間液ポンプの運転能力を冷房負荷に基づいて可変すると共に、稀液ポンプの運転能力をバイパス管まわりの温度に基づいて稀中間液ポンプの運転能力が減少した際に運転能力が減少する方向へ可変制御する制御部を備えることにより、バイパス管を介しての稀中間液が吸収器へ流れるのを抑制することができるものである。
また、制御部は低温再生器から濃液を前記吸収器へ送る管路と前記バイパス管とが繋がる前後の当該管路を流れる濃液の温度差に基づいて稀液ポンプの運転能力を変更することにより、稀中間液と濃液との混ざり状態を濃液の温度変化から推定し稀液ポンプの運転能力を可変しバイパス管を介しての稀中間液が吸収器へ流れるのをより抑制することができるものである。
本発明の一重二重効用吸収冷凍機では、低負荷の運転時にバイパス管を介して稀中間液が濃液に混じる状態を濃液の温度変化から推定し稀液ポンプの運転能力を可変することにより吸収器の運転特性の低下を抑制することができるものである。
以下本発明の実施例を図1、図2に基づいて説明する。図1は例えば冷媒に水、吸収液(溶液)に臭化リチウム(LiBr)溶液を用いたものであり、1は蒸発器、2は吸収器、3は蒸発器1と吸収器2とを収納した蒸発器吸収器胴(以下、下胴と云う)、4は例えばガスバーナ5を備え、これが生成する火炎によって加熱される高温再生器、6は低温再生器、7は低温再生器6のための凝縮器(以下、第1凝縮器と云う)、8は低温再生器6と第1凝縮器7とを収納した低温再生器凝縮器胴(以下、第1上胴と云う)、9は例えば80℃前後の温廃水を低温熱源とする熱源温水再生器、10は熱源温水再生器9のための凝縮器(以下、第2凝縮器と云う)、11は熱源温水再生器9と第2凝縮器10とを収納した熱源温水再生器凝縮器胴(以下、第2上胴と云う)、12は低温熱交換器、13は高温熱交換器である。
2Aは吸収器2の下部に形成された稀液溜りであり、この稀液溜り2Aと熱源温水再生器9の気相部とは、途中に稀液用の稀液ポンプP3を備えた稀液配管14により配管接続されている。また、熱源温水再生器9の下部に形成された稀中間液溜まり9Aと高温再生器4の気相部とは、途中に稀中間液用の稀中間液ポンプP1を備えた稀中間液配管15によって配管接続されている。
4Aは高温再生器4に形成された稀中間液溜まりであり、この稀中間液溜まり4Aと低温再生器6の気相部とは、稀中間液配管16によって配管接続されている。また、低温再生器6の下部に形成された濃液溜り6Aと吸収器2の気相部に設けられた濃液散布装置2Bとは、濃液管17A、濃液管17Bからなる濃液配管17及び低温熱交換器12を介して配管接続されている。
また、稀中間液ポンプP1の吸込側の稀中間液管15Aと低温熱交換器12の上流側の濃液管17Aとは、バイパス18により接続されている。そして、このバイパス管18は第1上胴8よりも低いレベルに設置され、第2上胴内の圧力と第1上胴8内の圧力の間に差が生じた場合でも、各胴間をUシールできるようになっている。
また、高温熱交換器13の上流側の濃中間液管16Aと吸収器2とは、開閉弁19Vを途中に備えた稀中間液配管19により配管接続されている。この開閉弁19Vは冷水供給時に閉じられ、温水供給時に開放される。
20は高温再生器4の気相部から第1上胴8に至る冷媒蒸気配管であり、低温再生器6の内部を経由して第1凝縮器7の底部に開口している。21は途中に開閉弁21Vを備えて、低温再生器6手前の冷媒蒸気管20Aと吸収器2の気相部とを連通する冷媒蒸気配管であり、この開閉弁21Vは冷水供給時に閉じられ、温水供給時に開放される。
22は第1凝縮器7の底部と蒸発器1の気相部とを配管接続する第1冷媒液配管であり、この第1冷媒液配管22にUシール部22Aが形成されている。また、23は第2凝縮器10の底部と第1冷媒液配管22のUシール部22Aとを配管接続する第2冷媒液配管である、このため、この第2冷媒液配管23にも、第1冷媒液配管22との接続部にUシール部23Aが形成されることになる。
24は蒸発器1の冷媒液溜り1Aと冷媒散布装置1Bとを配管接続する冷媒液循環配管であり、この冷媒液循環配管24の途中にポンプP2が設けられている。また、25は冷媒液溜り1Aと稀液溜り2Aとの間に配管接続された冷媒液ドレン配管であり、この冷媒液ドレン配管25の途中に開閉弁25Vが設けられている。
負荷から冷房運転時に冷水が戻る冷温水管26A、蒸発器1内の冷温水熱交換器26B、負荷へ冷水を供給する冷温水管26Cからなる冷温水配管が接続されている。また、27は冷却水配管であり、この冷却水配管27は冷却塔(図示せず)から吸収器熱交換器27A、第1凝縮器熱交換器27B、第2凝縮器熱交換器27Cを経て冷却塔に還流する冷却水の循環路を形成している。
第1凝縮器熱交換器27Bから第2凝縮器熱交換器27Cに至る冷却水管27Dと冷温水管26Cとは、途中に開閉弁28Vを備えた冷却水配管28によって配管接続され、この開閉弁28Vは温水供給時で、かつ、冷却水配管27に冷却水を貯溜するときに開放される。
29は例えば80℃程度の温廃水を低温熱源として熱源温水再生器9に供給するための低熱源供給配管であり、低熱源水管29A、低熱源熱交換器29B、低熱源水管29C、側路管29D、三方弁である流量制御弁29Eから構成されている。
制御部(図示せず)であり、この制御部は冷温水熱交換器26Bで熱交換して冷温水管26Cを流れて負荷へ供給される冷温水の温度に基づいて、低熱源供給配管29の流量制御弁29Eの開度を制御し、熱源温水再生器9に供給する温廃水の量を調節することで、熱源温水再生器9における冷媒の再生能力を制御すると共に、ガスバーナ5に供給するガス流量の制御と、稀中間液ポンプP1の運転能力の制御と、ポンプP2の運転/停止と、稀液ポンプP3の運転能力を制御する。
T1、T2、T3、T4は温度センサであり、温度センサT1、温度センサT2は濃液管17Aとバイパス管18との接続部を挟んで低温再生器6側から順に濃液管17Aに設けられ、温度センサT1はバイパス管18に至る前の濃液の温度を検出し、温度センサT2はバイパス管18を経て稀中間液が流入した後(稀中間液が流入した際)の濃液管17Aを流れる溶液の温度を検出することができる。温度センサT3、温度センサT4は稀中間液管15Aとバイパス管18との接続部を挟んで熱源温水再生器9側から順に稀中間液管15Aに設けられ、温度センサT3はバイパス管18に至る前の稀中間液の温度を検出し、温度センサT4は稀中間液ポンプP1に至る前の稀中間液の温度を検出することができる。
稀中間液ポンプP1、稀液ポンプP3は運転能力を可変することができる。一般にポンプの駆動源には電動機が用いられており、この電動機の回転数を変えることによってポンプの運転能力(吐出量)を変えることができる。電動機に誘導電動機を用いた場合はこの誘導電動機に供給する交流電力(単相/三相)の周波数をインバータ装置などによって変えれば、その同期速度が変わり回転数を変えることができる。電動機に直流電動機、直流ブラシレス電動機を用いている場合は電動機への印加電圧を電源装置などによって変えることによってその回転数を変えることができる。
本発明はポンプの運転能力を変える手段によってその作用効果が左右されるものでなく、その手段の説明は省略する。
負荷に冷水を供給するときで、低熱源供給配管29の温廃水から負荷に対して十分な熱量が得られている場合は、一重効用冷水供給運転となり、開閉弁19V・21V・25V・28Vは閉じられている。
そして、冷温水管26Cから負荷へ供給される冷水の温度に基づいて、制御弁29Eの開度が制御され、低熱源熱交換器29Bを流れる温排水の流量が調整される。このときガスバーナ5へのガス供給は行わず、稀中間液ポンプP1の起動も行われない。
また、稀液ポンプP3の運転能力は温度センサT3が計測する稀中間液の温度に基づいて制御される。例えば温度センサT3が計測した稀中間液の温度が低いときは運転の能力が低くなるように制御され、負荷が小さいときには稀液の循環が減少し、これによって冷媒の蒸発量も減少するため、顕熱ロスが減少し、成績係数が向上する。
なお、冷媒と溶液の流れ方自体は従来周知であるが、簡単に説明すると、熱源温水再生器9で冷媒を分離して濃度が上昇した稀中間液は稀中間液管15A、バイパス管18、濃液管17A、低温熱交換器12、濃液管17Bを経て濃液散布装置2Bから吸収器熱交換器27Aに散布される。
熱源温水再生器9で分離した冷媒は、第2凝縮器10に流入して冷却され凝縮する。そして、冷媒液は第2冷媒液配管23を流下し、Uシール部23A・22Aに溜る。Uシール部23A・22Aに溜った冷媒液は溢れて蒸発器1に流入する。Uシール部23Aから第1冷媒液配管22に流入した冷媒液は自己蒸発し、蒸気圧力により第1冷媒液配管22および第1上胴8の内部圧力は上昇する。
蒸発器1の冷媒液溜り1Aに溜った冷媒液は、冷媒液循環配管24のポンプP2の運転により、冷媒散布装置1Bから冷温水熱交換器26Bに散布される。そして、冷媒液が気化する際の潜熱によって冷却された冷水が冷温水熱交換器26B、冷温水管26Cから負荷に供給される。蒸発器1で気化した冷媒は吸収器2へ流れ、濃液散布装置2Bから散布される濃液に吸収される。
冷水負荷が増加して一重二重併用運転になると、稀中間液ポンプP1を起動し、ガスバーナ5の点火を行う。ガスバーナ5に供給するガス流量は前記温度情報に基づいて制御される。
また、冷却水の温度と、高温再生器4内の溶液温度に基づいて、稀中間液ポンプP1の運転能力を制御するものである。冷却水の温度が低いほど、高温再生器4内の溶液温度が高いほど運転能力を上げる制御を行う。
稀液ポンプP3の運転能力は図2に基づいて説明すると、まずステップS1で「燃焼中?」(ガスバーナ5が燃焼を行っているか否か(一重二重の併用運転であるか否か))を判断し、燃焼中でなければ一重効用による稀液ポンプP3の運転を行う。
ステップS1で「燃焼中」が判断されたときは、ステップS2へ進み、ΔT1(=T1−T2)の値がα以上であるか否かを判断する。T1は温度センサT1の検出する温度であり、T2は温度センサT2が検出する温度であり、αは稀中間液が濃液側に流れ込んでいることを判断するに要する温度低下の値である。すなわちステップS2では稀中間液が濃液側に流れ込んでいるか否かを判断している。
ステップS2の条件が満たされた際はステップS3へ進み稀液ポンプP3の運転能力を「K」だけ下げるものである。この「K」の値はポンプの駆動源に誘導電動機を用いている際は数ヘルツの周波数に相当する。稀液ポンプP3の運転能力を下げることによってその運転能力が稀中間液ポンプP1の運転能力に近づきバイパス管18を経て稀中間液が濃液側に流入する量が減少する。
ステップS2の条件を満たさないときはステップS4へ進み、ΔT2(=T4−T3)の値がβ以上であるか否かを判断する。βは濃液が稀液側に流れ込んでいることを判断するに要する温度上昇の値である。すなわちステップS4では濃液が稀中間液側に流れ込んでいるか否かを判断している。
ステップS4の条件が満たされた際はステップS5へ進み稀液ポンプP3の運転能力を「K」だけ上げるものである。
ステップS6、ステップS7ではステップS3、ステップS5で変更した稀液ポンプP3の運転能力が最大値(MAX)を超えたか、もしくは最小値(MIN)を超えたか判断し、最大値を越えた際はステップS8で最大値(MAX)を維持するように設定し、最小値を超えた際はステップS9で最小値(MIN)を維持するように設定するものである。
また、ステップS2の条件及びステップS4の条件をいずれも満たしていないときは、稀液ポンプP3の運転能力はそのまま維持されるものである。
一重二重併用運転の運転では、熱源温水再生器9の稀中間液は稀中間液ポンプP1によって高温再生器4へ送られ、ここで加熱されて冷媒が蒸発分離する。高温再生器4で濃度が上昇した濃中間液は、従来の二重効用吸収冷凍機と同様に高温熱交換器13を経て低温再生器6へ送られる。そして、濃中間液は低温再生器6において、冷媒蒸気配管20によって送られてくる冷媒蒸気によって加熱され、さらに冷媒が分離して濃度が一段と高くなり、この濃液が低温熱交換器12を経て吸収器2へ送られ、濃液散布装置2Bから散布される。
また、熱源温水再生器9で分離した冷媒は第2凝縮器10で凝縮し、低温再生器6で分離した冷媒は第1凝縮器7で凝縮する。そして、冷媒液が第1凝縮器7および第2凝縮器10から第1冷媒液配管22および第2冷媒液配管23を経て蒸発器1へ流れ、冷媒散布装置1Bから散布される。
そして、冷温水熱交換器26Bで冷却された冷水が、冷温水管26Cによって負荷に供給される。また、蒸発器1で気化した冷媒は吸収器2へ流れ、濃液散布装置2Bから散布される濃液に吸収される。
冷水の負荷が変動すると実質的に稀中間液ポンプP1の運転能力が変化し、稀液ポンプP3の運転能力とに差が出てくるとバイパス管18を介して稀中間液が濃液側へまたは濃液が稀中間液側へ流入するが温度センサT1乃至T4によってその状態を判断し稀液ポンプP3の運転能力を変えることによってバイパス管18を流れる溶液を抑制して運転性能の低下を抑制しているものである。
尚、負荷に温水を供給する場合には、開閉弁19V・21V・25V・28Vを開き、高温再生器4で発生した高温の冷媒蒸気が冷媒蒸気管20A、冷媒蒸気配管21を経て下胴3へ流れる。そして、冷媒蒸気によって冷温水熱交換器26Bを流れる温水が加熱され、冷温水管26Cを介して負荷に供給される。また、冷温水熱交換器26Bに接触して凝縮し、冷媒液溜り1Aに溜った冷媒液は冷媒液溜り1Aを経て稀液溜り2Aへ流れるものである。
1 蒸発器
2 吸収器
4 高温再生器
6 低温再生器
7 第1凝縮器
9 熱源温水再生器
10 第2凝縮器
11 第2上胴
12 低温熱交換器
13 高温熱交換器
14 稀液配管
15 稀中間液配管
15A 稀中間液管
16 濃中間液配管
16A 濃中間液管
17 濃液配管
17A 濃液管
17B 濃液管
18 バイパス管
19 稀中間液配管
26 冷温水配管
P1 稀中間液ポンプ
P2 ポンプ
P3 稀液ポンプ
T1〜T4 温度センサ
2 吸収器
4 高温再生器
6 低温再生器
7 第1凝縮器
9 熱源温水再生器
10 第2凝縮器
11 第2上胴
12 低温熱交換器
13 高温熱交換器
14 稀液配管
15 稀中間液配管
15A 稀中間液管
16 濃中間液配管
16A 濃中間液管
17 濃液配管
17A 濃液管
17B 濃液管
18 バイパス管
19 稀中間液配管
26 冷温水配管
P1 稀中間液ポンプ
P2 ポンプ
P3 稀液ポンプ
T1〜T4 温度センサ
Claims (2)
- 熱源温水を用いた熱源温水再生器から稀中間液を稀中間液ポンプにて高温再生器へ送り、高温再生器からの冷媒を低温再生器を介して凝縮器で凝縮させた後蒸発器へ送る管路を有すると共に、当該蒸発器に冷媒を散布させ、吸収器から稀液を稀液ポンプにて前記熱源温水再生器に送る管路及び前記稀中間液ポンプの一次側とバイパス管で繋がり低温再生器から濃液を前記吸収器へ送る管路を有して構成された一重二重効用吸収冷凍機において、稀中間液ポンプの運転能力を冷房負荷に基づいて可変すると共に、稀液ポンプの運転能力を前記バイパス管まわりの温度に基づいて稀中間液ポンプの運転能力が減少した際に運転能力が減少する方向へ可変制御する制御部を備えたことを特徴とする一重二重効用吸収冷凍機。
- 前記制御部は前記低温再生器から濃液を前記吸収器へ送る管路と前記バイパス管とが繋がる前後の当該管路を流れる濃液の温度差に基づいて稀液ポンプの運転能力を変更することを特徴とする請求項1に記載の一重二重効用吸収冷凍機。
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Legal Events
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