JP2010264637A - 金型装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 金型の外部に設けたシリンダユニットの作動で鋳抜ピンを出没させる金型装置を提供する。
【解決手段】 固定金型2の下部にはスライドブロック6が摺動自在に配置され、前記固定金型2の側面には油圧シリンダユニット7が固定金型2の高さ範囲内で取り付けられ、この油圧シリンダユニット7の作動により前記スライドブロック6が固定金型2内で往復動する。前記スライドブロック6の前面は傾斜面8とされ、この傾斜面8の中央に断面T字状をなす突部9が直線状に設けられている。一方、固定金型2の貫通穴10内にピン11が摺動自在に挿入され、このピン11は先部11a及び基部11bからなり、先部11aは鋳抜ピンとして機能するとともに交換可能とされ、基部11bは先部11aよりも大径とされ、この基部11bには前記T字状突部9が係合するアリ溝状の溝部12が形成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】 固定金型2の下部にはスライドブロック6が摺動自在に配置され、前記固定金型2の側面には油圧シリンダユニット7が固定金型2の高さ範囲内で取り付けられ、この油圧シリンダユニット7の作動により前記スライドブロック6が固定金型2内で往復動する。前記スライドブロック6の前面は傾斜面8とされ、この傾斜面8の中央に断面T字状をなす突部9が直線状に設けられている。一方、固定金型2の貫通穴10内にピン11が摺動自在に挿入され、このピン11は先部11a及び基部11bからなり、先部11aは鋳抜ピンとして機能するとともに交換可能とされ、基部11bは先部11aよりも大径とされ、この基部11bには前記T字状突部9が係合するアリ溝状の溝部12が形成されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、鋳造や射出成形に用いる金型装置に関する。
鋳造品や射出成形品に孔を形成するため 特許文献1に示されるように、キャビティ内に鋳抜ピン(中子ピン)を出没自在とした金型装置が知られている。しかしながら、この先行技術では、シリンダの先端に鋳抜ピンを直接取り付けているため、金型装置の外周にシリンダを取り付けると、シリンダのストロークが長くなるなどの問題があるため、金型装置の内部にシリンダを配置している。その結果、金型の厚さが大きくなり、鋳造機も大きくなってしまう。
そこで特許文献2に開示される金型装置が提案されている。この特許文献2には、型開き方向に対して直角に配置されたスライドコアに傾斜面が形成され、この傾斜面に形成したキー溝に可動ピンの基端部が移動可能に係合し、スライドコアの動きに追従して可動ピンがキー溝を移動して傾斜面を上下することで、可動ピンの先端がキャビティ面から出没する構造が開示されている。
特許文献2に開示される構造では、可動ピンを出没させるスライドコアの動きを外部から見ることができないので、可動ピンが実際にキャビティ面から突出しているか否かを確認することができない。
また、比較的細い可動ピンの基部がスライドコアに傾斜面が形成されたキー溝に差し込まれているため、キー溝と可動ピンとの接触面積が小さく、無理な力が接触部に作用するおそれがある。
上記課題を解決すべく本発明は、スライドブロックの移動に伴ってキャビティ内に出没するピンを、鋳抜ピンとして機能する交換可能な先部とこの先部よりも大径の基部に分け、また前記スライドブロックは金型の側面に配置されたシリンダユニットによって移動とし、前記スライドブロックの傾斜面に鋳抜ピンの基部に形成した溝部に係合する突部が形成された構成とした。
前記ピンの基部に形成する溝部はアリ溝形状とし、前記スライドブロックの傾斜面に形成する突部はT字状とすることで、作動に伴ってピンが抜けることがない。
本発明によれば、スライドブロックの移動を金型の外側から確認できるため、装置としての信頼性が高まる。また、金型装置の大型化を招くことなく、しかも確実にピンをキャビティ面から出没させることができる。
特に、ピンとスライドブロックとの接触面積が従来よりも大きくなるので、作動不良を起こしにくく、また金型装置の寿命も延びる。
特に、ピンとスライドブロックとの接触面積が従来よりも大きくなるので、作動不良を起こしにくく、また金型装置の寿命も延びる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。鋳造機ベース1上に固定金型2が取り付けられ、この固定金型2と可動金型3を合せた状態で、これらの間にキャビティ4が形成され、このキャビティ4内に中子5がセットされる。
前記固定金型2の下部には凹部2aが形成され、この凹部2a内にスライドブロック6が摺動自在に配置されている。ここで、前記凹部2aは固定金型2の前面及び側面まで開放され、正面から凹部2a内のスライドブロック6を目視で確認できる。
また固定金型2の側面には油圧シリンダユニット7が固定金型2の高さ範囲内で取り付けられている。この油圧シリンダユニット7の作動により前記スライドブロック6が固定金型2内で往復動する。尚、油圧シリンダユニット7への作動油の供給は鋳造機ベース1内を介して行われる。
また前記スライドブロック6の前面は傾斜面8とされ、この傾斜面8の中央に断面T字状をなす突部9が直線状に設けられている。
一方、固定金型2にはスライドブロック6の前面の傾斜面8と略直交する貫通穴10が形成され、この貫通穴10内にピン11が摺動自在に挿入されている。このピン11は先部11a及び基部11bからなり、先部11aは鋳抜ピンとして機能するとともに交換可能とされ、基部11bは先部11aよりも大径とされ、この基部11bには前記T字状突部9が係合するアリ溝状の溝部12が形成されている。
尚、ピン11としては図示の2段形状に限らず、3段或いは4段などであってもよい。ただし、最も基部に位置する部分を最も大径とする。
以上において、図1の状態でキャビティ4内に溶湯を供給して鋳造した後、溶湯が凝固したならば、油圧シリンダユニット7を作動させてスライドブロック6を図において右側に引く。すると、ピン11はスライドブロック6に係合しているため、図5に示すように貫通穴10内を下方に移動し、キャビティ4内から抜ける。
上記において、固定金型2の凹部2aは正面にも開口しているため、スライドブロック6を外部から覗くことができる。したがって、簡単にスライドブロック6の作動確認を行うことができる。
本発明に係る金型装置は、鋳抜穴などを有するオイルパンやクランクケースなどの鋳造品を鋳造する場合に利用することができる。
1…鋳造機ベース、2…固定金型、2a…固定金型の凹部、3…可動金型、4…キャビティ、5…中子、6…スライドブロック、7…油圧シリンダユニット、8…スライドブロックの傾斜面、9…断面T字状をなす突部、10…貫通穴、11…ピン、11a…ピンの先部、11b…ピンの基部、12…アリ溝状の溝部。
Claims (2)
- スライドブロックの移動に伴ってピンがキャビティ内に出没する金型装置において、前記ピンは鋳抜ピンとして機能する交換可能な先部とこの先部よりも大径の基部を備え、また前記スライドブロックは金型の側面に配置されたシリンダユニットによって移動せしめられ、前記スライドブロックは傾斜面を有し、この傾斜面に鋳抜ピンの基部に形成した溝部に係合する突部が形成されていることを特徴とする金型装置。
- 請求項1に記載の金型装置において前記ピンの基部に形成する溝部はアリ溝形状をなし、前記スライドブロックは傾斜面に形成する突部はT字状をなすことを特徴とする金型装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009117130A JP2010264637A (ja) | 2009-05-14 | 2009-05-14 | 金型装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009117130A JP2010264637A (ja) | 2009-05-14 | 2009-05-14 | 金型装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010264637A true JP2010264637A (ja) | 2010-11-25 |
Family
ID=43362073
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009117130A Pending JP2010264637A (ja) | 2009-05-14 | 2009-05-14 | 金型装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2010264637A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106079299A (zh) * | 2016-08-08 | 2016-11-09 | 浙江三雷模塑有限公司 | 汽车尾翼饰板模具内置式抽孔机构 |
CN109719907A (zh) * | 2019-01-30 | 2019-05-07 | 宁波赛福汽车制动有限公司 | 一种内置仿液压缸结构的模具及其加工方法 |
-
2009
- 2009-05-14 JP JP2009117130A patent/JP2010264637A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN106079299A (zh) * | 2016-08-08 | 2016-11-09 | 浙江三雷模塑有限公司 | 汽车尾翼饰板模具内置式抽孔机构 |
CN106079299B (zh) * | 2016-08-08 | 2018-05-01 | 浙江三雷模塑有限公司 | 汽车尾翼饰板模具内置式抽孔机构 |
CN109719907A (zh) * | 2019-01-30 | 2019-05-07 | 宁波赛福汽车制动有限公司 | 一种内置仿液压缸结构的模具及其加工方法 |
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