JP2010263724A - 駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】三相交流電動機の三相のうち電流センサが取り付けられていない相に流すべき電流に同期して昇圧側の電圧が変動するのを抑制する。
【解決手段】昇圧側電圧の変動とW相の電流指令の変動とが略同位相で同期する同位相同期状態,両者の変動が略逆位相で同期する逆位相同期状態,同位相同期状態でも逆位相同期状態でもない第3の状態,のいずれであるかを判定し、昇圧側電圧の変動の振幅が所定値未満のときおよび振幅が所定値以上で第3の状態のときには基本値α1をオフセット補正値αとして設定し、振幅が所定値以上で同位相同期状態のときには値(α1−α2)をオフセット補正値αとして設定し、振幅が所定値以上で逆位相同期状態のときには値(α1+α2)をオフセット補正値αとして設定する。そして、設定したオフセット補正値αによって検出相電流Iua,Ivaを補正した補正後相電流Iu,Ivを用いてインバータを制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、駆動装置に関する。
従来、この種の駆動装置としては、3相モータの各相電流を検出する電流検出器と、与えられた電流指令に対して各相電流を追従させる各相電圧指令を生成する電流制御器と、各相電圧指令に応じた電圧を3相モータに印加するパワー増幅器と、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、電流制御器が、各相電流検出値を電気角1周期の間積分する積分器と積分器の出力から各相電流検出器のオフセット量を決定する補正量計算器とを備え、補正量計算器の出力を電流検出器の検出値から減算することにより、電流検出器のオフセット量を補正している。
特開2006−149045号公報
ところで、3相モータと、3相モータを駆動するインバータと、バッテリと、バッテリからの電力を昇圧してインバータに供給する昇圧コンバータと、昇圧コンバータから見てインバータに並列接続された平滑コンデンサと、昇圧コンバータの昇圧側の電圧を検出する電圧センサと、3相モータの2相の電流を検出する電流センサと、を備える駆動装置では、電流センサの検出値に対してオフセットを打ち消すための補正を施した値と実際の相電流とにズレが生じると、電流センサにより電流が検出されない相に流すべき電流に同期して昇圧側の電圧が変動することがある。こうした駆動装置では、昇圧側の電圧が平滑コンデンサの耐圧を超えないようにするために、こうした昇圧側の電圧の変動を抑制する即ち電流センサに生じるオフセットをより適正に補正することが望ましい。
本発明の駆動装置は、三相交流電動機の三相のうち電流センサが取り付けられていない相に流すべき電流に同期して昇圧側の電圧が変動するのを抑制することを主目的とする。
本発明の駆動装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の駆動装置は、
駆動軸に動力を入出力する三相交流電動機と、該三相交流電動機を制御するインバータと、充放電可能なバッテリと、該バッテリの電力を昇圧して前記インバータに供給可能な昇圧コンバータと、該昇圧コンバータから見て前記インバータに並列に接続され前記昇圧コンバータの昇圧側の電圧である昇圧側電圧を平滑する平滑コンデンサと、前記昇圧側電圧を検出する昇圧側電圧検出センサと、前記三相交流電動機の3相のうち2相の相電流を検出する相電流検出センサと、前記相電流検出センサのオフセットを打ち消すためのオフセット補正値によって前記検出された2相の相電流を補正した補正後相電流に対して3相−2相変換を行なって演算されるd軸およびq軸の電流と前記三相交流電動機の駆動指令としての前記d軸およびq軸の電流指令とに基づく三相交流が前記三相交流電動機に印加されるよう前記インバータを制御するインバータ制御および前記検出された昇圧側電圧が目標電圧になるよう前記昇圧コンバータを制御する昇圧コンバータ制御を行なう制御手段と、を備える駆動装置において、
前記昇圧側電圧と前記目標電圧との差である電圧差と前記三相交流電動機の3相のうち前記相電流検出センサにより相電流が検出されない非検出相の電流指令との積を所定の電気周期で積分した積分値を用いて、前記昇圧側電圧の変動と前記非検出相の電流指令の変動とが略同位相で同期する同位相同期状態,前記昇圧側電圧の変動と前記非検出相の電流指令の変動とが略逆位相で同期する逆位相同期状態,前記同位相同期状態でも前記逆位相同期状態でもない第3の状態,のいずれの状態であるかを判定する同期状態判定手段と、
前記昇圧側電圧の変動の振幅が所定振幅未満のときおよび前記昇圧側電圧の変動の振幅が前記所定振幅以上で前記同期状態判定手段により前記第3の状態であると判定されたときには予め設定された基本値を前記オフセット補正値として設定し、前記昇圧側電圧の変動の振幅が前記所定振幅以上で前記同期状態判定手段により前記同位相同期状態であると判定されたときには前記基本値から所定値を減じた値を前記オフセット補正値として設定し、前記昇圧側電圧の変動の振幅が前記所定振幅以上で前記同期状態判定手段により前記逆位相同期状態であると判定されたときには前記基本値に前記所定値を加えた値を前記オフセット補正値として設定するオフセット補正値設定手段と、
を備えることを特徴とする。
この本発明の駆動装置では、電流センサにより検出された相の相電流を電流検出センサのオフセットを打ち消すためのオフセット補正値によって補正した補正後相電流に対して3相−2相変換を行なって演算されるd軸およびq軸の電流と三相交流電動機の駆動指令としてのd軸およびq軸の電流指令とに基づく三相交流が三相交流電動機に印加されるようインバータを制御するインバータ制御および昇圧コンバータの昇圧側の電圧である昇圧側電圧が目標電圧になるよう昇圧コンバータを制御する昇圧コンバータ制御を行なうものにおいて、昇圧側電圧と目標電圧との差である電圧差と三相交流電動機の3相のうち相電流検出センサにより相電流が検出されない非検出相の電流指令との積を所定の電気周期で積分した積分値を用いて、昇圧側電圧の変動と非検出相の電流指令の変動とが略同位相で同期する同位相同期状態,昇圧側電圧の変動と非検出相の電流指令の変動とが略逆位相で同期する逆位相同期状態,同位相同期状態でも逆位相同期状態でもない第3の状態,のいずれの状態であるかを判定し、昇圧側電圧の変動の振幅が所定振幅未満のときおよび昇圧側電圧の変動の振幅が所定振幅以上で第3の状態であると判定されたときには予め設定された基本値をオフセット補正値として設定し、昇圧側電圧の変動の振幅が所定振幅以上で同位相同期状態であると判定されたときには基本値から所定値を減じた値をオフセット補正値として設定し、昇圧側電圧の変動の振幅が所定振幅以上で逆位相同期状態であると判定されたときには基本値に所定値を加えた値をオフセット補正値として設定する。これにより、昇圧側電圧の変動の振幅や、昇圧側電圧の変動と非検出相の電流指令の変動との関係に応じてより適正にオフセット補正値を設定することができる。この結果、より適正に設定したオフセット補正値によって電流センサにより検出された相の相電流を補正した補正後相電流を用いてインバータを制御することができ、昇圧側電圧の変動を抑制することができる。
本発明の一実施例としての駆動装置20の構成の概略を示す構成図である。 電子制御ユニット40によってオフセット補正値αを設定する際の処理ブロックの一例を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての駆動装置20の構成の概略を示す構成図である。実施例の駆動装置20は、周知の三相交流電動機として構成されたモータ22と、6つのスイッチング素子のスイッチングによってモータ22を駆動するインバータ24と、充放電可能なバッテリ26と、2つのスイッチング素子のスイッチングによってバッテリ26からの電力を昇圧してインバータ24に供給可能な昇圧コンバータ28と、昇圧コンバータ28とインバータ24との電力ラインに取り付けられ昇圧側の電圧を平滑する平滑コンデンサ30と、モータ22の回転位置を検出する回転位置検出センサ23からの回転位置θや、モータ22のU相,V相に印加される相電流を検出する電流センサ32u,32vからの相電流(以下、検出相電流という)Iua,Iva,平滑コンデンサ30の端子間に取り付けられた電圧センサ31からの電圧(以下、昇圧側電圧という)VHなどを入力すると共にインバータ24や昇圧コンバータ28のスイッチング素子のスイッチングを行なう電子制御ユニット40と、を備える。
実施例の駆動装置20では、モータ22から出力すべきトルクとしてのトルク指令に基づいてインバータ24と昇圧コンバータ28とを制御する。昇圧コンバータ28の制御は、モータ22を目標駆動点(回転数、トルク指令)で駆動できる電圧を昇圧側の目標電圧VH*として設定し、電圧センサ31からの昇圧側電圧VHが目標電圧VH*になるよう昇圧コンバータ28のスイッチング素子をスイッチング制御することにより行なうものとした。また、インバータ24の制御は、電流センサ32u,32vのオフセットを打ち消すためのオフセット補正値αを検出相電流Iua,Ivaに加えて補正後相電流Iu,Ivを計算し、回転位置検出センサ23からの回転位置θから得られるモータ22の電気角θeを用いて補正後相電流Iu,Ivに対して座標変換(3相−2相変換)を行なって次式(1)によりd軸,q軸の電流Id,Iqを計算し、モータ22のトルク指令とd軸,q軸の電流指令Id*,Iq*との関係が予め実験などにより定められたマップに対してモータ22のトルク指令を適用してd軸,q軸の電流指令Id*,Iq*を設定し、設定した電流指令Id*,Iq*に対してd軸,q軸の電流Id,Iqを用いたフィードバック制御を施して式(2)および式(3)によりd軸,q軸の電圧指令Vd*,Vq*を設定し、電気角θeを用いてd軸およびq軸の電圧指令Vd*,Vq*に対して座標変換(2相−3相変換)を行なって式(4)および式(5)によりモータ22の三相コイルのU相,V相,W相に印加すべき電圧指令Vu*,Vv*,Vw*を計算し、計算した電圧指令Vu*,Vv*,Vw*をインバータ24のスイッチング素子をスイッチングするためのPWM信号に変換してインバータ24に出力することにより行なうものとした。ここで、d軸はモータ22のロータの永久磁石により形成される磁束の方向であり、q軸はd軸に対してモータ22を正回転させる方向に電気角θeをπ/2だけ進角させた方向である。また、式(2)および式(3)中、「Kp1」および「Kp2」は比例係数であり、「Ki1」および「Ki2」は積分係数である。
Figure 2010263724
図2は、電子制御ユニット40によって前述のオフセット補正値αを設定する際の処理ブロックの一例を示す説明図である。電子制御ユニット40は、図示するように、電気角θeを用いてd軸,q軸の電流指令Id*,Iq*に対して座標変換(2相−3相変換)を行なって次式(6)および式(7)によりモータ22のW相(電流センサが取り付けられていない相)に流すべき電流指令Iw*を計算し、昇圧側電圧VHから目標電圧VH*を減じた電圧差ΔVH(=VH−VH*)と電流指令Iw*との積(ΔVH・Iw*)を電気角θeの所定周期(例えば1周期)で積分して計算した積分値Sviを用いて、昇圧側電圧VHの変動とW相の電流指令Iw*の変動とが略同位相で同期する同位相同期状態,昇圧側電圧VHの変動とW相の電流指令Iw*の変動とが略逆位相で同期する逆位相同期状態,同位相同期状態でも逆位相同期状態でもない第3の状態,のいずれの状態であるかを判定する。この判定では、具体的には、積分値Sviを予め実験などにより定められた閾値Srefおよび閾値(−Sref)と比較し、積算値Sviが閾値Srefより大きいときには同位相同期状態であると判定し、積分値Sviが閾値(−Sref)より小さいときには逆位相同期状態であると判定し、積分値Sviが閾値(−Sref)以上で閾値Sref以下のときには第3の状態であると判定するものとした。
Figure 2010263724
そして、昇圧側電圧VHと目標電圧VH*とから電気角θeの所定周期の昇圧側電圧VHの変動の振幅Avhを設定し、設定した振幅Avhを昇圧側電圧VHが比較的大きく変動しているか否かを判定するために予め実験などにより定められた所定値Arefと比較し、振幅Avhが所定値Aref未満のときには、昇圧側電圧VHがそれほど大きく変動していないと判断し、電流センサ32u,32vのオフセットを打ち消すための基本値α1(例えば、モータ22に電流を印加していないときの電流センサ32u、32vからの検出相電流Iua,Ivaの符号を反転した値など)を前述のオフセット補正値αとして設定する。一方、昇圧側電圧VHの変動の振幅Avhが所定値Aref以上のときには、昇圧側電圧VHが比較的大きく変動していると判断し、第3の状態のときには基本値α1をオフセット補正値αとして設定し、同位相同期状態のときには基本値α1から基本値α1より絶対値として小さく予め設定された正の所定値α2を減じた値(α1−α2)をオフセット補正値αとして設定し、逆位相同期状態のときには基本値α1に所定値α2を加えた値(α1+α2)をオフセット補正値αとして設定する。基本値α1をオフセット補正値αとして用いて計算した補正後相電流Iu,Ivとモータ22のU相,V相に実際に流れる電流とがズレている状態でインバータ24のスイッチング素子をスイッチング制御すると、モータ22の出力トルク(出力パワー)に変動が生じて昇圧側電圧VHが変動することが解っているが、通常、駆動装置20では、昇圧側電圧VHが平滑コンデンサ30の耐圧を超えないようにするために、こうした昇圧側電圧VHの変動を抑制することが望まれる。これを踏まえて、実施例では、同位相同期状態で昇圧側電圧VHが比較的大きく変動しているときには値(α1−α2)をオフセット補正値αとして設定し、逆位相同期状態で昇圧側電圧VHが比較的大きく変動しているときには値(α1+α2)をオフセット補正値αとして設定するものとした。これにより、昇圧側電圧VHの変動の振幅Avhや昇圧側電圧VHの変動とW相の電流指令Iw*の変動との関係に拘わらず基本値α1をオフセット補正値αとして設定するものに比してオフセット補正値αをより適正に設定することができる。この結果、より適正に設定したオフセット補正値αによって検出相電流Iua,Ivaを補正した補正後相電流Iu,Ivを用いてインバータ24を制御することができるから、昇圧側電圧VHの変動を抑制することができる。
以上説明した実施例の駆動装置20によれば、昇圧側電圧VHから目標電圧VH*を減じた電圧差ΔVH(=VH−VH*)と電流指令Iw*との積(ΔVH・Iw*)を電気角θeの所定周期(例えば1周期)で積分して計算した積分値Sviを用いて、昇圧側電圧VHの変動とW相の電流指令Iw*の変動とが略同位相で同期する同位相同期状態,昇圧側電圧VHの変動とW相の電流指令Iw*の変動とが略逆位相で同期する逆位相同期状態,同位相同期状態でも逆位相同期状態でもない第3の状態,のいずれの状態であるかを判定し、昇圧側電圧VHの変動の振幅Avhが所定値Aref未満のときおよび昇圧側電圧VHの変動の振幅Avhが所定値Aref以上で第3の状態であると判定されたときには基本値α1をオフセット補正値αとして設定し、昇圧側電圧VHの変動の振幅Avhが所定値Aref以上で同位相同期状態であると判定されたときには基本値α1から所定値α2を減じた値をオフセット補正値αとして設定し、昇圧側電圧VHの変動の振幅Avhが所定値Aref以上で逆位相同期状態であると判定されたときには基本値α1に所定値α2を加えた値をオフセット補正値αとして設定するから、昇圧側電圧VHの変動の振幅Avhや昇圧側電圧VHの変動とW相の電流指令Iw*の変動との関係に拘わらず基本値α1をオフセット補正値αとして設定するものに比してオフセット補正値αをより適正に設定することができる。そして、こうして設定したオフセット補正値αによって検出相電流Iua,Ivaを補正した補正後相電流Iu,Ivを用いてインバータ24を制御することにより、昇圧側電圧VHの変動を抑制することができる。
実施例の駆動装置20では、モータ22のU相,V相に印加される相電流を検出する電流センサ32u,32vを備え、昇圧側電圧VHやW相の電流指令Iw*に応じてオフセット補正値αを設定するものとしたが、モータ22のU相,W相に印加される相電流を検出する電流センサを備え、昇圧側電圧VHやV相の電流指令Iv*に応じてオフセット補正値αを設定するものとしてもよいし、モータ22のV相,W相に印加される相電流を検出する電流センサを備え、昇圧側電圧VHやU相の電流指令Iu*に応じてオフセット補正値αを設定するものとしてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、モータ22が「電動機」に相当し、インバータ24が「インバータ」に相当し、バッテリ26が「バッテリ」に相当し、昇圧コンバータ28が「昇圧コンバータ」に相当し、平滑コンデンサ30が「平滑コンデンサ」に相当し、電圧センサ31が「昇圧側電圧検出センサ」に相当し、電流センサ32u,32vが「相電流検出センサ」に相当し、昇圧側電圧VHから目標電圧VH*を減じた電圧差ΔVH(=VH−VH*)と電流指令Iw*との積(ΔVH・Iw*)を電気角θeの所定周期(例えば1周期)で積分して計算した積分値Sviを用いて、昇圧側電圧VHの変動とW相の電流指令Iw*の変動とが略同位相で同期する同位相同期状態,昇圧側電圧VHの変動とW相の電流指令Iw*の変動とが略逆位相で同期する逆位相同期状態,同位相同期状態でも逆位相同期状態でもない第3の状態,のいずれの状態であるかを判定する電子制御ユニット40が「同期状態判定手段」に相当し、昇圧側電圧VHの変動の振幅Avhが所定値Aref未満のときおよび昇圧側電圧VHの変動の振幅Avhが所定値Aref以上で第3の状態であると判定されたときには基本値α1をオフセット補正値αとして設定し、昇圧側電圧VHの変動の振幅Avhが所定値Aref以上で同位相同期状態であると判定されたときには基本値α1から所定値α2を減じた値をオフセット補正値αとして設定し、昇圧側電圧VHの変動の振幅Avhが所定値Aref以上で逆位相同期状態であると判定されたときには基本値α1に所定値α2を加えた値をオフセット補正値αとして設定する電子制御ユニット40が「オフセット補正値設定手段」に相当し、オフセット補正値αによって検出相電流Iua,Ivaを補正した補正後相電流Iu,Ivに対して座標変換(3相−2相変換)を行なってd軸,q軸の電流Id,Iqを計算し、モータ22のトルク指令とd軸,q軸の電流指令Id*,Iq*との関係が予め実験などにより定められたマップに対してモータ22のトルク指令を適用してd軸,q軸の電流指令Id*,Iq*を設定し、設定した電流指令Id*,Iq*とd軸,q軸の電流Id,Iqとに基づいてインバータ24を制御する電子制御ユニット40が「制御手段」に相当する。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、駆動装置の製造産業などに利用可能である。
20 駆動装置、22 モータ、23 回転位置検出センサ、24 インバータ、26 バッテリ、28 昇圧コンバータ、30 平滑コンデンサ、31 電圧センサ、32u,32v 電流センサ、40 電子制御ユニット。

Claims (1)

  1. 駆動軸に動力を入出力する三相交流電動機と、該三相交流電動機を制御するインバータと、充放電可能なバッテリと、該バッテリの電力を昇圧して前記インバータに供給可能な昇圧コンバータと、該昇圧コンバータから見て前記インバータに並列に接続され前記昇圧コンバータの昇圧側の電圧である昇圧側電圧を平滑する平滑コンデンサと、前記昇圧側電圧を検出する昇圧側電圧検出センサと、前記三相交流電動機の3相のうち2相の相電流を検出する相電流検出センサと、前記相電流検出センサのオフセットを打ち消すためのオフセット補正値によって前記検出された2相の相電流を補正した補正後相電流に対して3相−2相変換を行なって演算されるd軸およびq軸の電流と前記三相交流電動機の駆動指令としての前記d軸およびq軸の電流指令とに基づく三相交流が前記三相交流電動機に印加されるよう前記インバータを制御するインバータ制御および前記検出された昇圧側電圧が目標電圧になるよう前記昇圧コンバータを制御する昇圧コンバータ制御を行なう制御手段と、を備える駆動装置において、
    前記昇圧側電圧と前記目標電圧との差である電圧差と前記三相交流電動機の3相のうち前記相電流検出センサにより相電流が検出されない非検出相の電流指令との積を所定の電気周期で積分した積分値を用いて、前記昇圧側電圧の変動と前記非検出相の電流指令の変動とが略同位相で同期する同位相同期状態,前記昇圧側電圧の変動と前記非検出相の電流指令の変動とが略逆位相で同期する逆位相同期状態,前記同位相同期状態でも前記逆位相同期状態でもない第3の状態,のいずれの状態であるかを判定する同期状態判定手段と、
    前記昇圧側電圧の変動の振幅が所定振幅未満のときおよび前記昇圧側電圧の変動の振幅が前記所定振幅以上で前記同期状態判定手段により前記第3の状態であると判定されたときには予め設定された基本値を前記オフセット補正値として設定し、前記昇圧側電圧の変動の振幅が前記所定振幅以上で前記同期状態判定手段により前記同位相同期状態であると判定されたときには前記基本値から所定値を減じた値を前記オフセット補正値として設定し、前記昇圧側電圧の変動の振幅が前記所定振幅以上で前記同期状態判定手段により前記逆位相同期状態であると判定されたときには前記基本値に前記所定値を加えた値を前記オフセット補正値として設定するオフセット補正値設定手段と、
    を備えることを特徴とする駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016021823A (ja) * 2014-07-15 2016-02-04 トヨタ自動車株式会社 電動機制御装置

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