JP2010263694A - 通線装置および通線方法 - Google Patents

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篤裕 小名
Hiroshi Miyano
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Abstract

【課題】既設のメタル電話線を利用して、新規に光ファイバーケーブルを通線可能とする通線装置および通線方法を提供する。
【解決手段】管路内に挿通する線条体に取り付ける通線装置100であって、線条体を連結可能とし可撓性を有するロッド11と、このロッド11に縦添えされ通線方向先端部がロッド11の先端部15に固定される複数本のワイヤー13と、を備え、ワイヤー13を通線方向後端側で操作してロッド11の先端部15を任意方向に首振り可能にした。また、通線装置100のロッド11には、管路内の既設線を通すための複数のリングを、長手方向に沿って取り付けることが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、管路に線条体を通線する通線装置および通線方法に関する。
従来、管路への通線は、図8に示すように、巻取りドラム500に巻取られた高剛性の線条体501を管路503の一方から挿入し、線条体501を押し込んで行くことによって線条体501を管路503の所定の部位まで通線する。線条体501は高剛性なので、押し込むとき加えられた押し込み力が線条体501の先端部505にまで伝えられる。また、先端部505には複数の突出部材507が設けられ、先端部505をスムーズに押し込み可能としていた。
ところが、上記通線方法は、進路の変更を行なえるような機構は設けられておらず、既にケーブル等が敷設された既設管路では新たなケーブルを挿通しようとしてもスムーズに通線することができない場合があった。
このような不具合を解消するものとして、例えば図9(a)に示す特許文献1の通線装置509は、外周面から突出する複数の突出部材511を有する可動部513と、この可動部513を回転させ或いは振動させる可動手段515とを備え、管路内に通線するケーブル517等の先端に設けることで、図9(b)に示すように、既設管路519に通線する場合、複数の突出部材511を設けた先端の可動部513が既設ケーブル521の外周面を這うように移動し、既設ケーブル521間の谷部に落ち込んでも容易に這い出し、結果的に既設ケーブル521を避けるように進行方向を変えながら押し込むことが可能となった。
特開平7−143634号公報
既設マンションの各戸に、光ファイバーケーブルを配線する場合、例えば既設の電話線用配管を利用して光ファイバーケーブルを通線する方法がもっとも経済的である。
しかしながら、既設の電話線用配管には、所謂キセル配管と呼ばれる図10(a)〜(c)に示すような途中で配管519,519が途切れている場合も多く、上記通線装置509をもってしても進行方向を変えながら押し込むことはできず、従来はキセル配管に新たな光ファイバーケーブルを通線する手段がなかった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、既設のメタル電話線を利用して、たとえキセル配管内に通線する場合であっても、新規に光ファイバーケーブルを通線可能とする通線装置および通線方法を提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 管路内に挿通する線条体に取り付けられる通線装置であって、
前記線条体を連結可能とし可撓性を有するロッドと、該ロッドに縦添えされ通線方向先端部が前記ロッドの先端部に固定される複数本のワイヤーと、を備え、
前記ワイヤーを通線方向後端側で操作して前記ロッドの先端部を任意方向に首振り可能にしたことを特徴とする通線装置。
この通線装置によれば、通線方向後端側でワイヤーが操作されると、ロッドの先端部が引っ張られたワイヤー側に屈曲され、途中で離間した一方の管路から導出されたロッドの先端部が、離間して配置される他方の管路の開口に方向転換可能となる。
(2) (1)の通線装置であって、
前記ロッドには、管路内の既設線を通すための複数のリングが長手方向に沿って取り付けられたことを特徴とする通線装置。
この通線装置によれば、ロッドがリングに通した既設線をガイドに挿入され、途中で離間した一方の管路から導出され、既設配管によるガイドが断たれた時であっても、既設線に沿ったガイドが可能となり、離間して配置される他方の管路に方向転換され易くなる。この作用に、上記屈曲動作が加わることで、キセル配管での通線がより容易となる。つまり、リングにて大体の管路に方向転換され、屈曲動作で最終的な離間管路への挿入がより確実に達成される。
(3) (1)又は(2)の通線装置であって、
前記ワイヤーは、前記ロッドの周方向に離間して縦添えされることを特徴とする通線装置。
この通線装置によれば、それぞれのワイヤーが周方向に離間して配置されることで、特定のワイヤー、或いは複数のワイヤーを同時に引っ張り操作することで、ロッドを回転させずに、所望の方向に先端部が屈曲可能となる。
(4) (1)〜(3)のいずれか1つの通線装置であって、
前記ロッドの先端部が硬質体からなり、該硬質体の後部に連続する前記ロッドの一部分が屈曲容易部となることを特徴とする通線装置。
この通線装置によれば、硬質体からなる先端部の後方に、軟質材或いは屈曲構造からなる屈曲容易部が設けられることで、先端部を所望の方向に屈曲し易くできる。また、屈曲容易部の長さにより屈曲半径の特定が可能となる。なお、屈曲容易部が設けられる場合であっても、ロッド全体は可撓性を有する。つまり、屈曲容易部は、ロッドの他の部分よりも屈曲容易に構成される。
(5) (1)〜(4)のいずれか1つの通線装置であって、
前記ロッドの先端部に、管路内を観察する撮像手段が設けられることを特徴とする通線装置。
この通線装置によれば、管路内の画像情報が管路外から分かるので、ワイヤー操作が的確に行え、よりスムーズな通線が可能となる。
(6) 既設管路内に線条体を挿通する通線方法であって、
前記線条体の先端に可撓性を有するロッドを取り付け、
該ロッドの先端部に固定したワイヤーを通線方向後端側で操作することで前記ロッドの先端向きを任意方向に変えて管路内に前記線条体を通線することを特徴とする通線方法。
この通線方法によれば、ロッドが、途中で離間した一方の管路から導出され、既設配管によるガイドが断たれても、通線方向後端側でワイヤーが操作されることで、ロッドの先端部が屈曲して、所望の方向へ自立して方向転換可能となる。
(7) (6)の通線方法であって、
途中で離間した一方の管路から、前記ロッドの先端向きを変えて他方の管路に前記線条体を通線することを特徴とする通線方法。
この通線方法によれば、ロッドが、途中で離間した一方の管路から導出され、既設配管によるガイドが断たれ、そのまま押し込まれる従来の通線方法では、離間して配置される他方の管路に到達できない場合であっても、ロッドの先端部が他方の管路に向かって方向転換され、他方の管路へ進入可能となる。
本発明に係る通線装置によれば、ワイヤーを通線方向後端側で操作して、ロッドの先端部を任意方向に首振り可能にするので、従来、通線の不可能であった途中で離間した一方の管路から他方の管路に線条体を通線することができる。
本発明に係る通線方法によれば、ロッドの先端部に固定したワイヤーを通線方向後端側で操作することで、ロッドの先端向きを任意方向に変えて管路内に線条体を通線するので、途中で管路が離間した所謂キセル配管であっても、一方の管路から出たロッドの先端部を屈曲させて方向転換し、他方の管路へ導くことができる。
本発明に係る通線装置の要部斜視図である。 図1に示した通線装置の首振り状態を表す側面図である。 リングを備えたロッドの斜視図である。 ロッドの軸線直交方向の断面図である。 屈曲構造からなる屈曲容易部の断面図である。 通線方向後端側に設けられる操作部の断面図である。 発明に係る通線装置を用いたキセル配管の通線状況を表した動作説明図である。 従来の通線装置の一例を示す概略構成図である。 (a)は従来の通線装置の正面図、(b)は(a)に示した通線装置の作動原理を説明する概要図である。 キセル配管の例を(a)(b)(c)に示した概念図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る通線装置の要部斜視図、図2は図1に示した通線装置の首振り状態を表す側面図である。
本実施の形態による通線装置100は、管路内に通線する光ファイバーケーブル等の線条体の先端に直接取り付けることができる。また、通線装置100は、20m程度までの管路に対する通線を想定し、同程度の長さで形成した通線装置100を管路に挿通後、この通線装置100に線条体を連結させて、管路内に挿通するものであってもよい。本実施の形態では、線条体が後工程で取り付けられる場合を例に説明する。
通線装置100は、可撓性を有するロッド11を有する。ロッド11の後端には上記線条体を連結させるための図示しない係止手段が取り付けられている。係止手段としては、押さえ巻きする粘着テープや、専用のクランプ手段を挙げることができる。但し、既設配管の管路内における挿通性を低下させないよう、取り付け部は小径であることが望ましい。なお、本実施の形態において、光ファイバーケーブルを通線する既設配管は、内径22mm程度である。
通線装置100は、ロッド11の外径が2〜11mm程度で形成される。通線装置100は、ロッド11を少なくとも管路長相当の全長にて形成する。ロッド11の材質としては、FRP(Fiber Reinforced Plastics)の他、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリスチレン、フッ素を材質としたゴム等を用いることができる。
ロッド11には複数本のワイヤー13が縦添えされ、ワイヤー13は通線方向先端部がロッド11の先端部15に固定用押え巻きテープ17等により固定される。ワイヤー13は、材質にSUS、鋼線等が用いられ、外径が0.1〜0.5mm程度となる。ロッド11の先端部15は、少なくとも10mm以上の長さを有する。既設配管が所謂キセル配管である場合、途中で離間する一方の管路から他方の管路までの距離が最大で500mm程度であることを想定するためである。先端部15は、FRP等の硬質体からなる。この他、先端部15には、SUSやセラミックが用いられても良い。
ワイヤー13は、先端部15以外でロッド11の側面に沿って、支持チューブ(不図示)等によって縦添えされ、ロッド11に対して相対的に移動自在となる。ワイヤー13は、管路外の線条体の押し込み位置まで引き出される長さを有する。ロッド11は、ワイヤー13が引っ張られることで、図2に示すように、先端部15が引っ張られたワイヤー13の側に屈曲される。
通線装置100は、通線方向後端側でワイヤー13を操作することで、ロッド11の先端部15を引っ張られたワイヤー側に屈曲できる。ワイヤー13は、ロッド11の周方向に離間して縦添えされている。本実施の形態では、円周方向に90度の角で4本のワイヤー13が縦添えされる。それぞれのワイヤー13が周方向に離間配置されることで、特定のワイヤー13、或いは複数のワイヤー13を同時に引っ張り操作することで、ロッド11を回転させずに、所望の方向に先端部15が屈曲可能となっている。なお、本実施の形態では、4本のワイヤー13を設ける構成例を説明するが、ワイヤー13は2本であってもよい。この場合、屈曲方向以外への方向転換は、ロッド11自体を回転することにより対応が可能となる。
図3はリングを備えたロッドの斜視図、図4はロッドの軸線直交方向の断面図である。
ロッド11には、管路内の既設線21を通すための複数のリング23が長手方向に沿って取り付けられることが好ましい。リング23の外径は、20mm以下に設定される。リング23の設けられる長さは、100〜500mm程度となる。ロッド11がリング23に通した既設線21をガイドとして管路へ挿入され、途中で離間した一方の管路から導出され、既設配管によるガイドが断たれた時であっても、既設線21に沿ったガイドが可能となり、離間して配置される他方の管路に方向転換され易くなる。この作用に、上記屈曲動作が加わることで、キセル配管での通線がより容易となっている。つまり、リング23にて大体の管路に方向転換され、屈曲動作で最終的な離間管路への挿入がより確実に達成されるようになっている。なお、図4中、θはワイヤー13の配置間隔90度を示す。
また、通線装置100は、硬質体からなる先端部15の後部に、ロッド11の一部分である屈曲容易部25を連接することが好ましい。屈曲容易部25は、図3に示すように、例えば先頭リング23の近傍から先端部15までの間とすることができる。先頭リング23にて既設線21に支持されないロッド先端部分のみを任意方向に方向転換可能とするためである。屈曲容易部25は、ロッド11の他方の部分よりも軟質材料を使用することで構成できる。この他、後述するように屈曲構造としてもよい。
硬質体からなる先端部15の後方に、軟質材或いは屈曲構造からなる屈曲容易部25が設けられることで、先端部15を所望の方向に屈曲し易くできる。また、屈曲容易部25の長さにより屈曲半径の特定が可能となる。屈曲容易部25が設けられる場合であっても、ロッド全体は可撓性を有する。つまり、屈曲容易部25は、ロッドの他の部分よりも屈曲容易に構成され、リング23付設部分よりも容易に方向転換される。
ロッド11の先端部15には、管路内を観察する撮像手段31の設けられることが好ましい。撮像手段31は、先端部15の先端面に設けられる光学系33と、先端部15に内蔵されるCCD(不図示)と、CCDから画像情報を転送する信号電線35とからなる。信号電線35は、外部に設けられるモニタ(不図示)に接続される。したがって、先端部15、屈曲容易部25、ロッド11には、信号電線35を挿通する電線挿通路の形成されることが好ましい。この他、撮像手段31に付属して、LEDやライトガイド等の照明手段の設けられることが良好な画像を得る上でより好ましい。撮像手段31を備えることで、管路内の状態が管路外から分かるので、屈曲のためのワイヤー操作が的確に行え、よりスムーズな通線が可能となる。
図5は屈曲構造を採用した屈曲容易部の断面図である。
屈曲容易部25は、上記した軟質材を使用する構成の他、屈曲構造とすることができる。例えば、屈曲容易部25は、円筒状の複数の短管32をピン34によって90度ごと位相させて回動自在に連結するとともに、短管32の内部にワイヤー13を挿通させてピン34にてガイドさせることができる。そのワイヤー13を押し引き操作することによって、短管32同士が回動して屈曲容易部25が屈曲される。屈曲容易部25を、このような屈曲構造とすることで、先端部15をより確実に所望の方向に向けることができる。なお、この屈曲構造の場合、内部に挿通したワイヤー13は、屈曲容易部25の先端側内部で先端部15に固定される。つまり、ワイヤー13は、ロッド11の内部に収容することができる。
図6は通線方向後端側に設けられる操作部の断面図である。
通線装置100は、通線方向後端に操作部37が設けられても良い。4本のワイヤー13は、交差せずにその位置を保ったまま操作部37のプーリ39に巻きかけられる。プーリ39を備えた操作部37が設けられる場合、4本のワイヤー13は、図4に示す上下のワイヤー13,13、左右のワイヤー13,13が、それぞれ無端状のループとなる。なお、図6には一対のワイヤー13,13が巻かれる一方のプーリ39のみを示す。他方のプーリは、図示するプーリ39の軸41に直交する軸又は同方向の軸で回動自在に支持されて他方の一対のワイヤー13,13が巻かれる。これらプーリ39は、操作部37の外部で軸41に固定される操作摘み(図示せず)等によって回動操作可能となる。
操作摘みを操作してプーリ39を回動させると、ワイヤー13,13が押し引き操作され、これによって先端部15が屈曲される。例えば、操作摘みを時計回りに回転させた際には、下方のワイヤー13が繰り出され、上方のワイヤー13が引っ張られるため、屈曲容易部25が上方に屈曲される。逆に操作摘みを反時計回りに回転させた際には、下方のワイヤー13が引っ張られ、上方のワイヤー13が繰り出されるため、屈曲容易部25は下方に屈曲される。
次に、上記構成の通線装置100を用いた通線方法を説明する。
図7は発明に係る通線装置を用いたキセル配管の通線状況を表した動作説明図である。
途中で離間した一方の既設管路43から他方の既設管路(所謂、キセル配管47の管路)45に線条体を通線するには、リング23に既設線21を通す。リング23に既設線21を通したなら、先ず、ロッド11を一方の既設管路43へ挿入し、ロッド11を押し込みながら、ロッド11の全てを挿入する。
一方の既設管路43を進むロッド11が、配管離間部49に達すると、ロッド11は、一方の既設管路43によるガイドが断たれる。その際、ロッド11は、他方の既設管路45へと通線されている既設線21にリング23を介してガイドされ、他方の既設管路45の入り口まで前進する。
他方の既設管路45の開口位置がロッド11の先端部15に一致する場合には、リング23によるガイドのみでロッド11は他方の既設管路45へと挿入が可能となる。これに対し、リング23により他方の既設管路45の近傍にまでは到達したが、他方の既設管路45から外れた場合、或いは他方の既設管路45に通線される他の既設線21に当たり進入できない場合等には、通線方向後端に設けられた操作部37が操作され、ワイヤー13が押し引きされる。
2対のワイヤー13のそれぞれ、或いは双方が操作されることにより、先端部15が任意方向に屈曲され、他方の既設管路45への進入が可能となる。この際、撮像手段31が設けられる構成では、外部より他方の既設管路45及び先端部15の向きが容易に確認可能となり、よりスムーズな他方の既設管路45への進入が可能となる。このように、ロッド11が、途中で離間した一方の既設管路43から導出され、既設配管によるガイドが断たれても、通線方向後端側でワイヤー13が操作されることで、ロッド11の先端部15が屈曲して、所望の方向へ自立して方向転換が可能となる。通線装置100が両既設配管43,45を挿通したら、通線装置100に不図示の線条体を取り付け引っ張ることにより、線条体が両既設配管43,45を通過して通線される。
これにより、ロッドがそのまま押し込まれる従来の通線方法では、到達できなかった他方の既設管路45に、容易な進入が可能となる。
したがって、上記構成の通線装置100によれば、ワイヤー13を通線方向後端側で操作して、ロッド11の先端部15を任意方向に首振り可能にするので、従来、通線の不可能であった途中で離間した一方の既設管路43から他方の既設管路45に線条体を通線することができる。
また、上記の通線方法によれば、ロッド11の先端部15に固定したワイヤー13を通線方向後端側で操作することで、ロッド11の先端向きを任意方向に変えて管路内に線条体を通線するので、途中で管路が離間した所謂キセル配管47であっても、一方の既設管路43から出たロッド11の先端部15を屈曲させて方向転換し、他方の既設管路45へ導くことができる。
11 ロッド
13 ワイヤー
15 先端部
21 既設線
23 リング
25 屈曲容易部
31 撮像手段
43 途中で離間した一方の管路
45 他方の管路
100 通線装置

Claims (7)

  1. 管路内に挿通する線条体に取り付けられる通線装置であって、
    前記線条体を連結可能とし可撓性を有するロッドと、該ロッドに縦添えされ通線方向先端部が前記ロッドの先端部に固定される複数本のワイヤーと、を備え、
    前記ワイヤーを通線方向後端側で操作して前記ロッドの先端部を任意方向に首振り可能にしたことを特徴とする通線装置。
  2. 請求項1記載の通線装置であって、
    前記ロッドには、管路内の既設線を通すための複数のリングが長手方向に沿って取り付けられたことを特徴とする通線装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の通線装置であって、
    前記ワイヤーは、前記ロッドの周方向に離間して縦添えされることを特徴とする通線装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の通線装置であって、
    前記ロッドの先端部が硬質体からなり、該硬質体の後部に連続する前記ロッドの一部分が屈曲容易部となることを特徴とする通線装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の通線装置であって、
    前記ロッドの先端部に、管路内を観察する撮像手段が設けられることを特徴とする通線装置。
  6. 既設管路内に線条体を挿通する通線方法であって、
    前記線条体の先端に可撓性を有するロッドを取り付け、
    該ロッドの先端部に固定したワイヤーを通線方向後端側で操作することで前記ロッドの先端向きを任意方向に変えて管路内に前記線条体を通線することを特徴とする通線方法。
  7. 請求項6記載の通線方法であって、
    途中で離間した一方の管路から、前記ロッドの先端向きを変えて他方の管路に前記線条体を通線することを特徴とする通線方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015224842A (ja) * 2014-05-28 2015-12-14 清水建設株式会社 線状部材の挿入方法及び線状部材の挿入ユニット

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