JP2010261848A - 電子表示媒体の評価方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 反射型の電子表示媒体に表示された画像の視認性について、照度の異なる広い範囲の照明環境における視認性を客観的に評価することのできる電子表示媒体の評価方法の提供。
【解決手段】 電子表示媒体の評価方法は、反射型の電子表示媒体上に表示された少なくとも2種の反射率の異なる画像について、照明した状態において分光吸収分布を測色し、得られた分光吸収分布に基づいて各画像に係る反射率を演算し、演算により得られた各画像に係る反射率の比によるコントラストを算出するコントラスト算出処理を、
前記照明による電子表示媒体上の画像における照度が10〜2000ルクスの範囲のうち互いに異なる照度となるよう複数回行い、各回に算出されたコントラストによって前記電子表示媒体に表示された画像の視認性を評価することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、反射型の電子表示媒体に表示された画像の視認性を評価するための電子表示媒体の評価方法に関する。
近年、地球温暖化に伴い、低消費電力の表示デバイスが求められている。その中で、発光部材を用いないメモリ性のある反射型の電子表示媒体である電子ペーパーは、電子書籍端末や携帯電話の表示パネル、電子棚札などいろいろな場所で使用され始めてきている。
このような反射型の電子表示媒体は、持ち運びに便利であり、保存性が良好であるなどのハードコピーの特長を持ちながら、ソフトコピーの特長、すなわち同一の表示画面において繰り返し書き換えが可能であり、デジタル情報との統合性を有し、さらに画像保持のための電力を要さないために省エネルギー化が図られるという特長を併せ持ち、理想的な媒体とも言える。
また、このような反射型の電子表示媒体は、紙などに印刷されたハードコピーと同様に、ユーザーが好む場所で自由な姿勢で見ることができ、加えて、発光型の電子表示媒体とは異なり長時間見続けたとしても視覚的な疲労が少なく、ユーザーにとって精神的および肉体的に優しい表示媒体である。
一方、家庭やオフィスにおいて、電子表示媒体を見る機会が非常に増えており、その中で動画の表示が可能である液晶ディスプレイ(LCD)がVDT(Visual Display Terminal)作業の視覚インターフェースとして多用されるようになってきたことから、LCDに対する人間工学的な評価が進められている。
例えば、反射型のLCDについて、実際のオフィス環境を想定した照明条件下における当該反射型のLCD上の文字の視認性や文章の可読性に関する主観的な許容限界を、明度指数とコントラストとの関係から明らかにする研究がなされている(例えば、非特許文献1参照。)。
また、人の肌に付ける化粧品や車の外装など、様々な角度からどのように見えるのかを客観的に評価するために、測定角度が可変である分光測色計で反射率を測定することが提案されている(例えば、特許文献1および2参照。)。
さらに、反射型の電子表示媒体においても、観察角度の変化に伴う見え方の違いについての検討がなされ、反射率で表現されたコントラストについて好ましい値が提案されている(例えば、特許文献3参照。)。
しかしながら、上記のコントラストについての好ましい値の提案は、当該反射型の電子表示媒体が限定された特定の環境における評価でしかなく、照明環境、例えば照明の色温度、照度などが変化した場合の評価としては十分ではなかった。
特許3095525号公報 特開2007−291066号公報 特開2005−114821号公報
テレビジョン学会誌、50(8)1091−1095(1996)
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであって、その目的は、反射型の電子表示媒体に表示された画像の視認性について、照度の異なる広い範囲の照明環境における視認性を客観的に評価することのできる電子表示媒体の評価方法を提供することにある。
本発明の電子表示媒体の評価方法は、反射型の電子表示媒体上に表示された少なくとも2種の反射率の異なる画像について、照明した状態において分光吸収分布を測色し、得られた分光吸収分布に基づいて各画像に係る反射率を演算し、演算により得られた各画像に係る反射率の比によるコントラストを算出するコントラスト算出処理を、
前記照明による電子表示媒体上の画像における照度が10〜2000ルクスの範囲のうち互いに異なる照度となるよう複数回行い、各回に算出されたコントラストによって前記電子表示媒体に表示された画像の視認性を評価することを特徴とする。
本発明の電子表示媒体の評価方法においては、前記コントラスト算出処理を前記照明による電子表示媒体上の画像における照度が10〜2000ルクスの範囲のうち互いに異なる照度となるよう複数回行う複数コントラスト算出処理を、
前記電子表示媒体上の画像を照明するための光源として、互いに異なる色温度のものを用いて複数回行い、各回に算出されたコントラストによって前記電子表示媒体に表示された画像の視認性を評価する構成とすることができる。
また、本発明の電子表示媒体の評価方法においては、前記光源が、1900K〜8000Kの範囲の色温度のものであることが好ましい。
また、本発明の電子表示媒体の評価方法においては、前記コントラスト算出処理を前記照明による電子表示媒体上の画像における照度が10〜2000ルクスの範囲のうち互いに異なる照度となるよう複数回行う複数コントラスト算出処理を、
分光吸収分布を測色するための電子表示媒体からの反射光と当該電子表示媒体とのなす角度が、15度〜90度の範囲のうち互いに異なる角度となるよう複数回行い、各回に算出されたコントラストによって前記電子表示媒体に表示された画像の視認性を評価する構成とすることができる。
また、本発明の電子表示媒体の評価方法においては、前記少なくとも2種の反射率の異なる画像のうちの一つが、前記電子表示媒体によって表示することのできる最低の反射率を有する画像、または、最高の反射率を有する画像であることが好ましい。
また、本発明の電子表示媒体の評価方法においては、前記演算により得られる反射率が、波長に対して積算して算出された積算反射率であることが好ましい。
本発明の電子表示媒体の評価方法は、反射型の電子表示媒体上に表示された少なくとも2種の濃度の異なる画像について、照明した状態において分光吸収分布を測色し、得られた分光吸収分布に基づいて各画像に係る濃度を演算し、演算により得られた各濃度の比によるコントラストを算出するコントラスト算出処理を、
前記照明による電子表示媒体上の画像における照度が10〜2000ルクスの範囲のうちの互いに異なる複数照度について行い、各照度に係る算出されたコントラストによって前記電子表示媒体に表示された画像の視認性を評価することを特徴とする。
本発明の電子表示媒体の評価方法においては、前記コントラスト算出処理を前記照明による電子表示媒体上の画像における照度が10〜2000ルクスの範囲のうち互いに異なる照度となるよう複数回行う複数コントラスト算出処理を、
前記電子表示媒体上の画像を照明するための光源として、互いに異なる色温度のものを用いて複数回行い、各回に算出されたコントラストによって前記電子表示媒体に表示された画像の視認性を評価する構成とすることができる。
また、本発明の電子表示媒体の評価方法においては、前記光源が、1900K〜8000Kの範囲の色温度のものであることが好ましい。
また、本発明の電子表示媒体の評価方法においては、前記コントラスト算出処理を前記照明による電子表示媒体上の画像における照度が10〜2000ルクスの範囲のうち互いに異なる照度となるよう複数回行う複数コントラスト算出処理を、
分光吸収分布を測色するための電子表示媒体からの反射光と当該電子表示媒体とのなす角度が、15度〜90度の範囲のうち互いに異なる角度となるよう複数回行い、各回に算出されたコントラストによって前記電子表示媒体に表示された画像の視認性を評価する構成とすることができる。
また、本発明の電子表示媒体の評価方法においては、前記少なくとも2種の濃度の異なる画像のうちの一つが、前記電子表示媒体によって表示することのできる最低の濃度を有する画像、または、最高の濃度を有する画像であることが好ましい。
また、本発明の電子表示媒体の評価方法においては、前記演算により得られる濃度が、波長に対して積算して算出された積算濃度であることが好ましい。
さらに、本発明の電子表示媒体の評価方法においては、前記電子表示媒体が、白色表示を行うことができる電子ペーパーとすることができる。
本発明の電子表示媒体の評価方法によれば、コントラスト算出処理を、互いに異なる照度に係る照明環境について複数回行うために、広い照度範囲の照明環境における視認性を評価することができ、従って、実用に即した視認性を客観的に評価することができる。
本発明の電子表示媒体の評価方法の一例における視認性の評価のフローチャートである。 図1の評価方法におけるコントラストの算出に係るフローチャートである。 図1の評価方法における積算反射率の演算に係るフローチャートである。 本発明の電子表示媒体の評価方法に用いる分光測色計の構成例を示す模式図である。 反射型の電子表示媒体における測色領域を示す模式図である。 (a)は本発明の電子表示媒体の評価方法に用いる分光測色計の照度調整機構が光透過率変更フィルタ群よりなる構成例を示す模式図であり、(b)は光透過率変更フィルタ群の平面図である。 図1の評価方法の変形例であって、複数の反射角で測色して行う例に係る視認性の評価のフローチャートである。 本発明の電子表示媒体の評価方法に用いる分光測色計について、分光測色手段が、分光測色器が複数設けられてなる構成例を示す模式図である。 図1の評価方法の変形例であって、複数の光源を使用して行う例に係る視認性の評価のフローチャートである。 本発明の電子表示媒体の評価方法の別の一例における視認性の評価のフローチャートである。 図10の評価方法におけるコントラストの算出に係るフローチャートである。 図10の評価方法における積算濃度の演算に係るフローチャートである。 図10の評価方法の変形例であって、複数の反射角で測色して行う例に係る視認性の評価のフローチャートである。 図10の評価方法の変形例であって、複数の光源を使用して行う例に係る視認性の評価のフローチャートである。
以下、本発明について詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
本発明の電子表示媒体の評価方法の第1の例は、反射型の電子表示媒体(以下、「反射型電子表示媒体」ともいう。)上に表示された少なくとも2種の反射率の異なる画像について、照明した状態において分光吸収分布を測色し、得られた分光吸収分布に基づいて各画像に係る反射率を演算し、演算により得られた各画像に係る反射率の比によるコントラストを算出するコントラスト算出処理を、照明による電子表示媒体上の画像における照度が10〜2000ルクスの範囲のうち互いに異なる照度となるよう複数回行い、各回に算出されたコントラストによって反射型電子表示媒体に表示された画像の視認性を評価する方法である。
なお、ここでいう画像とは、イラストや写真などの画像の他に、文字や図記号などのキャラクタを含めたものである。
具体的には、例えばコントラスト算出処理を3回行う場合は、図1のフローチャートに示されるように、まず、反射型電子表示媒体上に表示された画像P(W),P(B)のうちの一方、例えば画像P(W)について10〜2000ルクスの範囲において所望の照度E1となる状態に照明し、その分光吸収分布を測色し、得られた分光吸収分布に基づいて画像P(W)に係る反射率R(E1(W))を取得する。
次いで、画像P(B)について、画像P(W)と同じ照度E1となる状態に照明し、その分光吸収分布を測色し、得られた分光吸収分布に基づいて画像P(B)に係る反射率R(E1(B))を取得する。
その後、図2に示されるように、(画像P(W)に係る反射率R(E1(W)))/(画像P(B)に係る反射率R(E1(B)))により1回目のコントラスト算出処理に係るコントラストC(E1)を取得する。
さらに、当該画像P(W),P(B)について、前記照度E1と異なる照度E2となる状態に照明して同様にして各画像P(W),P(B)に係る反射率R(E2(W)),R(E2(B))を取得し、これらを用いて(画像P(W)に係る反射率R(E2(W)))/(画像P(B)に係る反射率R(E2(B)))により2回目のコントラスト算出処理に係るコントラストC(E2)を取得する。
またさらに、当該画像P(W),P(B)について、前記照度E1および照度E2と異なる照度E3となる状態に照明して同様にして各画像P(W),P(B)に係る反射率R(E3(W)),R(E3(B))を取得し、これらを用いて(画像P(W)に係る反射率R(E3(W)))/(画像P(B)に係る反射率R(E3(B)))により3回目のコントラスト算出処理に係るコントラストC(E3)を取得し、これらを用いて視認性の評価が行われる。
取得されたコントラストC(E1),C(E2),C(E3)を用いた反射型電子表示媒体の視認性の評価の具体的な方法は、特に限定されず、評価対象となる反射型電子表示媒体の使用用途などを考慮した方法とすることができる。
例えば、反射型電子表示媒体を携行して家庭およびオフィスの両方で使用する場合、家庭およびオフィスに対応する複数種類の照度環境に係るコントラストを取得し、これらの相関関係から評価する方法などを挙げることができる。
画像P(W),P(B)のうちの一方は、評価対象である反射型電子表示媒体によって表示することのできる最高の反射率を有する画像、または、最低の反射率を有する画像であることが好ましい。
特に、一方の画像P(W)が最高の反射率を有する画像であり、他方の画像P(B)が最低の反射率を有する画像であることが好ましい。
ここに、反射型電子表示媒体によって表示することのできる最高の反射率を有する画像とは、いわゆる白色の画像であり、反射型電子表示媒体によって表示することのできる最低の反射率を有する画像とは、グレー〜黒色の画像である。
また、各画像P(W),P(B)に係る反射率R(E1(W)),R(E1(B)),R(E2(W)),R(E2(B)),R(E3(W)),R(E3(B))は、図3に示されるように、それぞれに係る分光吸収分布から波長に対して積算して算出された積算反射率とされることが好ましい。
積算反射率は、分光吸収分布から、例えば可視光域などのWnm〜Xnmの波長範囲、中心波長Ynmの前後Znmの波長範囲などの適宜の波長範囲について、所望の波長範囲毎に反射率を積分し、これらを加算することにより、取得されるものである。
以上のような電子表示媒体の評価方法における反射率の測色は、以下のような分光測色計を用いて行うことができる。
すなわち、分光測色計は、図4に示されるように、分光吸収分布を測色すべき反射型電子表示媒体10に対接させるための開口11Aが形成された積分球11を有し、この積分球11の球面上に、孔が設けられてこの孔に反射型電子表示媒体10上に表示された画像(図示せず)を照明する照明手段12が備えられると共に、当該積分球11の球面上の照明手段12と反射型電子表示媒体10について正反射の位置ではない位置に孔が設けられて、当該孔に分光吸収分布を測色する分光測色手段13が備えられており、この分光測色手段13に得られた分光吸収分布に基づいて前記画像の反射率を演算するデータ変換手段(図示せず)が接続されてなるものである。
そして、この分光測色計においては、照明手段12に照度調整機構19が設けられて反射型電子表示媒体10上の画像における照度を調整することができる構成とされている。
分光測色手段13によって分光吸収分布を測色する画像としては、反射型電子表示媒体10上に表示された画像P(W)または画像P(B)の全領域であってもよく、また、反射型電子表示媒体10上に表示された画像P(W)または画像P(B)の一部の領域であってもよい。
具体的には、図5に示されるように、反射型電子表示媒体10上の領域中、分光測色手段13に備えられた光検出センサ23によって反射光が受光される範囲に対応する測色領域30に表示された画像が測色されるので、測色領域30と同じ形状の画像P(W)または画像P(B)を表示してこれを測色することにより、反射型電子表示媒体10上に表示された画像P(W)または画像P(B)の全領域が測色され、一方、測色領域30よりも大きな画像P(W)または画像P(B)を表示してこれの一部を測色することにより、反射型電子表示媒体10上に表示された画像P(W)または画像P(B)の一部が測色される。
反射型電子表示媒体10上に表示される画像P(W)および画像P(B)は、その反射型電子表示媒体10を駆動するための駆動素子の解像度により異なるが、解像度として72〜500dpiの範囲のものであれば好適に評価することができる。
積分球11は、照明手段12から出射される光をその内壁で繰り返し拡散反射させることにより空間的に積分させ、これにより散乱光を生成するものである。
積分球11の大きさは、特に限定されないが、当該積分球11の開口11Aに入射される光が散乱光となる程度の、開口11Aの大きさに対して十分に大きな大きさであることが好ましい。
この積分球11は、極めて反射率の高い材料よりなるものとすることができ、また、適宜の材料によって形状が形成されたものの内壁に、反射率の高いコーティング材によってコーティングされたものとすることもできる。
照明手段12は、適宜の光源を備えると共に照度調整機構19を備えるものとされている。
光源としては、例えば従来公知の種々の光源、例えばロウソク、白熱ランプ(タングステンランプ)、ハロゲンランプ、メタルハライドランプ、蛍光ランプ、ナトリウムランプ、キセノンランプ、蛍光灯、LEDなどを用いることができる。
さらに、必要に応じて光源の色温度を調整するために、波長カットフィルタを併用してもよい。
照度調整機構19は、当該光源からの光について、反射型電子表示媒体10上の画像に照射される光が所定の照度の光となるようにその照度を調製するものであって、例えば分光測色手段13によって測色されるべき分光吸収分布の波長範囲の全域において照度を調整することができるND(Neutral Density:減光)フィルタよりなるものとすることができる。
具体的な照度の調整は、互いに減光の度合の異なる複数のNDフィルタを取り換え可能な状態に設け、さらに測色領域30に対向して設けられた照度測定装置(図示せず)によって適時に照度を測定し、測定される照度が所望の照度になるまで照度調整機構19によってNDフィルタを取り換えることにより、行うことができる。
また、照度調整機構19としては、図6に示されるように、光透過率を変更することのできる光透過率変更フィルタ群22よりなるものとすることもできる。
この光透過率変更フィルタ群22は、図6(b)に示されるように、軸22αを中心として同心円上に複数の光学フィルタ22A〜22Eが設けられてなるものであり、これらの光学フィルタ22A〜22Eのうちの一つが選択されて光源からの光が透過されるよう、軸22αを中心に回転可能に設置される。
また、この光透過率変更フィルタ群22の代わりに、光透過率を電気的に制御することのできる電磁フィルタを用いてもよい。
なお、図6において、40は傾斜板である。傾斜板40は、光源からの直接光および/または光源からの反射型電子表示媒体10を介した直接光による反射光が光検出センサ23に入り込まないようにするためのものである。
このような分光測色計を用いて、以下のように反射型電子表示媒体10上の画像P(W)の照度E1に係る反射率R(E1(W))が取得される。
すなわち、まず、照度調整機構19によって反射型電子表示媒体10上の画像P(W)上の照度が照度E1になるよう調整し、この状態において照明手段12から光を出射させる。この光は、直接光として、および/または、積分球11の内壁で拡散反射されて拡散されることにより散乱光として、反射型電子表示媒体10の測色領域30に入射される。この反射型電子表示媒体10の測色領域30に入射された光は、当該反射型電子表示媒体10によって反射され、光検出センサ23に入射された光について分光吸収分布が測色され、この測色された分光吸収分布のデータがデータ変換手段に送信され、当該データ変換手段において反射率に演算される。
画像P(W)の照度E2,E3に係る反射率R(E2(W)),R(E3(W))は、それぞれ照度をE2,E3になるよう調整することの他は同様にして、取得される。また、画像P(B)の照度E1に係る反射率R(E1(B))は、画像P(B)を表示することの他は同様にして、取得される。さらに、画像P(B)の照度E2,E3に係る反射率R(E2(B)),R(E3(B))は、それぞれ、画像P(B)を表示すると共に照度をE2,E3になるよう調整することの他は同様にして、取得される。
以上のような電子表示媒体の評価方法において、評価対象となる反射型電子表示媒体10としては、例えば白色表示を行うことができる電子ペーパーなどを挙げることができる。
以上の電子表示媒体の評価方法によれば、コントラスト算出処理を、互いに異なる照度に係る照明環境について複数回行うために、広い照度範囲の照明環境における視認性を評価することができ、従って、実用に即した視認性を客観的に評価することができる。
以上、本発明の第1の実施の形態について具体的に説明したが、この第2の実施の形態は上記の例に限定されるものではなく、種々の変更を加えることができる。
〔変形例1〕
例えば、本発明の電子表示媒体の評価方法としては、コントラスト算出処理を反射型電子表示媒体上の画像における照度が10〜2000ルクスの範囲のうち互いに異なる照度となるよう複数回行う複数コントラスト算出処理を、分光吸収分布を測色するための反射型電子表示媒体からの反射光31(図8参照)と当該反射型電子表示媒体とのなす角度(以下、「反射角」ともいう。)θが、15度〜90度の範囲のうち互いに異なる角度となるよう複数回行い、各回に算出されたコントラストによって当該反射型電子表示媒体に表示された画像の視認性を評価する方法であってもよい。
具体的には、例えば複数コントラスト算出処理を互いに異なる反射角θ1,θ2,θ3において3回行う場合は、図7のフローチャートに示されるように、まず、反射角θ1の状態において複数コントラスト算出処理を行うことにより、画像P(W),P(B)の照度E1,E2,E3に係る反射率R(θ1*E1(W)),R(θ1*E1(B)),R(θ1*E2(W)),R(θ1*E2(B)),R(θ1*E3(W)),R(θ1*E3(B))から、1回目の複数コントラスト算出処理に係るコントラストC(θ1*E1),C(θ1*E2),C(θ1*E3)を取得する。
次いで、反射角θ1と異なる反射角θ2の状態において複数コントラスト算出処理を行うことにより、画像P(W),P(B)の照度E1,E2,E3に係る反射率R(θ2*E1(W)),R(θ2*E1(B)),R(θ2*E2(W)),R(θ2*E2(B)),R(θ2*E3(W)),R(θ2*E3(B))から、2回目の複数コントラスト算出処理に係るコントラストC(θ2*E1),C(θ2*E2),C(θ2*E3)を取得する。
さらに、反射角θ1,θ2と異なる反射角θ3の状態において複数コントラスト算出処理を行うことにより、画像P(W),P(B)の照度E1,E2,E3に係る反射率R(θ3*E1(W)),R(θ3*E1(B)),R(θ3*E2(W)),R(θ3*E2(B)),R(θ3*E3(W)),R(θ3*E3(B))から、3回目の複数コントラスト算出処理に係るコントラストC(θ3*E1),C(θ3*E2),C(θ3*E3)を取得する。
反射角θ1の状態における反射型電子表示媒体10上の画像P(W)の照度E1に係る反射率R(θ1*E1(W))の取得は、例えば上述の分光測色計を用いて以下のようになされる。
すなわち、まず、照度調整機構19によって反射型電子表示媒体10上の画像P(W)上の照度が照度E1になるよう調整し、この状態において照明手段12から光を出射させる。この光は、直接光として、および/または、積分球11の内壁で拡散反射されて拡散されることにより散乱光として、反射型電子表示媒体10の測色領域30に入射される。この反射型電子表示媒体10の測色領域30に入射された光は、当該反射型電子表示媒体10によって反射され、分光測色手段13における光検出センサ23に入射された反射角θ1の光について分光吸収分布が測色され、この測色された分光吸収分布のデータがデータ変換手段に送信され、当該データ変換手段において反射率R(θ1*E1(W))に演算される。
反射角θ1の状態における画像P(W)の照度E2,E3に係る反射率R(θ1*E2(W)),R(θ1*E3(W))は、それぞれ照度をE2,E3になるよう調整することの他は同様にして、取得される。また、反射角θ1の状態における画像P(B)の照度E1,E2,E3に係る反射率R(θ1*E1(B)),R(θ1*E2(B)),R(θ1*E3(B))は、それぞれ、画像P(B)を表示すると共に照度をE1,E2,E3になるよう調整することの他は同様にして、取得される。
また、反射角θ2の状態における画像P(W)の照度E1,E2,E3に係る反射率R(θ2*E1(W)),R(θ2*E2(W)),R(θ2*E3(W))は、それぞれ、反射角をθ2となるよう設定すると共に照度をE1,E2,E3になるよう調整することの他は同様にして、取得される。また、反射角θ2の状態における画像P(B)の照度E1,E2,E3に係る反射率R(θ2*E1(B)),R(θ2*E2(B)),R(θ2*E3(B))は、それぞれ、反射角をθ2となるよう設定し、画像P(B)を表示すると共に照度をE1,E2,E3になるよう調整することの他は同様にして、取得される。
また、反射角θ3の状態における画像P(W)の照度E1,E2,E3に係る反射率R(θ3*E1(W)),R(θ3*E2(W)),R(θ3*E3(W))は、それぞれ、反射角をθ3となるよう設定すると共に照度をE1,E2,E3になるよう調整することの他は同様にして、取得される。また、反射角θ3の状態における画像P(B)の照度E1,E2,E3に係る反射率R(θ3*E1(B)),R(θ3*E2(B)),R(θ3*E3(B))は、それぞれ、反射角をθ3となるよう設定し、画像P(B)を表示すると共に照度をE1,E2,E3になるよう調整することの他は同様にして、取得される。
このような複数の異なる反射角について反射率を求める分光測色計としては、例えば、図8に示されるように、積分球11の球面上の照明手段12と反射型電子表示媒体10について正反射の位置ではなく、かつ、互いに反射角が異なる複数の位置に、それぞれ分光測色器13A〜13Eが備えられ、これらの分光測色器13A〜13Eにより分光測色手段13が形成され、いずれかの分光測色器13A〜13Eを選択することによって、反射角θを選択することができる構成のものとすることができる。この複数の分光測色器13A〜13Eは、すべて、反射型電子表示媒体10に対向する状態に光検出センサ23を備えると共に、データ変換手段に接続されてなるものとされている。
また、分光測色計を、図8の形態とは異なり、1つの分光測色器を反射角θが特定の複数の値(例えば、図8の各分光測色器13A〜13Eに対応する各反射角θの値)、または任意の値となる位置に可動可能に備えるものとして構成してもよく、このような構成の分光測色計においては、光検出センサ23を複数備える必要がなく、1つの光検出センサ23によって対応することができる。
反射角は、15度〜90度の範囲とされることが好ましい。
取得されたコントラストC(θ1*E1),C(θ1*E2),C(θ1*E3),C(θ2*E1),C(θ2*E2),C(θ2*E3),C(θ3*E1),C(θ3*E2),C(θ3*E3)を用いた反射型電子表示媒体の視認性の評価の具体的な方法は、特に限定されず、評価対象となる反射型電子表示媒体の使用用途などに合わせた方法とすることができる。
〔変形例2〕
また例えば、本発明の電子表示媒体の評価方法としては、上述したコントラスト算出処理を反射型電子表示媒体上の画像における照度が10〜2000ルクスの範囲のうち互いに異なる照度となるよう複数回行う複数コントラスト算出処理を、当該反射型電子表示媒体上の画像を照明するための光源として、互いに異なる色温度のものを用いて複数回行い、各回に算出されたコントラストによって当該反射型電子表示媒体に表示された画像の視認性を評価する方法であってもよい。
具体的には、例えば複数コントラスト算出処理を互いに異なる色温度T1,T2,T3の光源を用いて3回行う場合は、図9のフローチャートに示されるように、まず、色温度T1の光源を用いて複数コントラスト算出処理を行うことにより、画像P(W),P(B)の照度E1,E2,E3に係る反射率R(T1*E1(W)),R(T1*E1(B)),R(T1*E2(W)),R(T1*E2(B)),R(T1*E3(W)),R(T1*E3(B))から、1回目の複数コントラスト算出処理に係るコントラストC(T1*E1),C(T1*E2),C(T1*E3)を取得する。
次いで、色温度T1の光源と異なる色温度T2の光源を用いて複数コントラスト算出処理を行うことにより、画像P(W),P(B)の照度E1,E2,E3に係る反射率R(T2*E1(W)),R(T2*E1(B)),R(T2*E2(W)),R(T2*E2(B)),R(T2*E3(W)),R(T2*E3(B))から、2回目の複数コントラスト算出処理に係るコントラストC(T2*E1),C(T2*E2),C(T2*E3)を取得する。
さらに、色温度T1の光源および色温度T2の光源と異なる色温度T3の光源を用いて複数コントラスト算出処理を行うことにより、画像P(W),P(B)の照度E1,E2,E3に係る反射率R(T3*E1(W)),R(T3*E1(B)),R(T3*E2(W)),R(T3*E2(B)),R(T3*E3(W)),R(T3*E3(B))から、3回目の複数コントラスト算出処理に係るコントラストC(T3*E1),C(T3*E2),C(T3*E3)を取得する。
色温度T1の光源を用いた反射型電子表示媒体10上の画像P(W)の照度E1に係る反射率R(T1*E1(W))の取得は、例えば上述の分光測色計を用いて以下のようになされる。
すなわち、まず、照度調整機構19によって反射型電子表示媒体10上の画像P(W)上の照度が照度E1になるよう調整し、この状態において照明手段12において選択された、色温度T1の光源から光を出射させる。この光は、直接光として、および/または、積分球11の内壁で拡散反射されて拡散されることにより散乱光として、反射型電子表示媒体10の測色領域30に入射される。この反射型電子表示媒体10の測色領域30に入射された光は、当該反射型電子表示媒体10によって反射され、光検出センサ23に入射された光について分光吸収分布が測色され、この測色された分光吸収分布のデータがデータ変換手段に送信され、当該データ変換手段において反射率R(T1*E1(W))に演算される。
色温度T1の光源を用いた画像P(W)の照度E2,E3に係る反射率R(T1*E2(W)),R(T1*E3(W))は、それぞれ照度をE2,E3になるよう調整することの他は同様にして、取得される。また、色温度T1の光源を用いた画像P(B)の照度E1,E2,E3に係る反射率R(T1*E1(B)),R(T1*E2(B)),R(T1*E3(B))は、それぞれ、画像P(B)を表示すると共に照度をE1,E2,E3になるよう調整することの他は同様にして、取得される。
また、色温度T2の光源を用いた画像P(W)の照度E1,E2,E3に係る反射率R(T2*E1(W)),R(T2*E2(W)),R(T2*E3(W))は、それぞれ、光源として色温度T2の光源を用いると共に照度をE1,E2,E3になるよう調整することの他は同様にして、取得される。また、色温度T2の光源を用いた画像P(B)の照度E1,E2,E3に係る反射率R(T2*E1(B)),R(T2*E2(B)),R(T2*E3(B))は、それぞれ、光源として色温度T2の光源を用い、画像P(B)を表示すると共に照度をE1,E2,E3になるよう調整することの他は同様にして、取得される。
また、色温度T3の光源を用いた画像P(W)の照度E1,E2,E3に係る反射率R(T3*E1(W)),R(T3*E2(W)),R(T3*E3(W))は、それぞれ、光源として色温度T3の光源を用いると共に照度をE1,E2,E3になるよう調整することの他は同様にして、取得される。また、色温度T3の光源を用いた画像P(B)の照度E1,E2,E3に係る反射率R(T3*E1(B)),R(T3*E2(B)),R(T3*E3(B))は、それぞれ、光源として色温度T3の光源を用い、画像P(B)を表示すると共に照度をE1,E2,E3になるよう調整することの他は同様にして、取得される。
以上の電子表示媒体の評価方法に用いられる色温度T1,T2,T3に係る光源は、すべて、色温度が1900K〜8000Kの範囲のものであることが好ましい。なお、色温度が1900Kである光源は具体的には例えばロウソクや電球、白熱ランプであって、通常の照明環境のうち黄色からオレンジ色の、人が精神的に安らげる照明環境を提供することができる。
光源の組み合わせとしては、例えば具体的には、色温度T1に係る第1の光源を1900K〜4000Kの範囲の色温度のものとし、色温度T2に係る第2の光源を4000K〜5500Kの範囲の色温度のものとすると共に、色温度T3に係る第3の光源を5500K〜8000Kの範囲の色温度のものとすることが好ましい。
取得されたコントラストC(T1*E1),C(T1*E2),C(T1*E3),C(T2*E1),C(T2*E2),C(T2*E3),C(T3*E1),C(T3*E2),C(T3*E3)を用いた反射型電子表示媒体の視認性の評価の具体的な方法は、特に限定されず、評価対象となる反射型電子表示媒体の使用用途などに合わせた方法とすることができる。
<第2の実施の形態>
本発明の電子表示媒体の評価方法の第2の例は、少なくとも2種の反射率の異なる画像P(W),P(B)の代わりに少なくとも2種の濃度の異なる画像を用いると共に、得られた分光吸収分布から反射率ではなく濃度を、特に好ましくは積算濃度を取得することの他は同様にして行う方法である。
評価対象である反射型電子表示媒体を書き換え可能な印刷物とみなす場合は、第1の実施の形態のように評価の指数として反射率を用いた評価方法よりも、濃度(画像濃度)を評価の指数として用いる評価方法を行うことが好ましい。
具体的には、この評価の指数が画像濃度である電子表示媒体の評価方法は、反射型電子表示媒体上に表示された少なくとも2種の濃度の異なる画像について、照明した状態において分光吸収分布を測色し、得られた分光吸収分布に基づいて各画像に係る濃度を演算し、演算により得られた各画像に係る濃度の比によるコントラストを算出するコントラスト算出処理を、照明による電子表示媒体上の画像における照度が10〜2000ルクスの範囲のうち互いに異なる照度となるよう複数回行い、各回に算出されたコントラストによって反射型電子表示媒体に表示された画像の視認性を評価する方法である。
より具体的には、例えばコントラスト算出処理を3回行う場合は、図10のフローチャートに示されるように、まず、反射型電子表示媒体上に表示された画像P(W),P(B)のうちの一方、例えば画像P(W)について10〜2000ルクスの範囲において所望の照度E1となる状態に照明し、その分光吸収分布を測色し、得られた分光吸収分布に基づいて画像P(W)に係る濃度N(E1(W))を取得する。
次いで、画像P(B)について、画像P(W)と同じ照度E1となる状態に照明し、その分光吸収分布を測色し、得られた分光吸収分布に基づいて画像P(B)に係る濃度N(E1(B))を取得する。
その後、図11に示されるように、(画像P(W)に係る濃度N(E1(W)))/(画像P(B)に係る濃度N(E1(B)))により1回目のコントラスト算出処理に係るコントラストCN(E1)を取得する。
さらに、当該画像P(W),P(B)について、前記照度E1と異なる照度E2となる状態に照明して同様にして各画像P(W),P(B)に係る濃度N(E2(W)),R(E2(B))を取得し、これらを用いて(画像P(W)に係る濃度N(E2(W)))/(画像P(B)に係る濃度N(E2(B)))により2回目のコントラスト算出処理に係るコントラストCN(E2)を取得する。
またさらに、当該画像P(W),P(B)について、前記照度E1および照度E2と異なる照度E3となる状態に照明して同様にして各画像P(W),P(B)に係る濃度N(E3(W)),R(E3(B))を取得し、これらを用いて(画像P(W)に係る濃度N(E3(W)))/(画像P(B)に係る濃度N(E3(B)))により3回目のコントラスト算出処理に係るコントラストCN(E3)を取得し、これらを用いて視認性の評価が行われる。
取得されたコントラストCN(E1),CN(E2),CN(E3)を用いた反射型電子表示媒体の視認性の評価の具体的な方法は、特に限定されず、評価対象となる反射型電子表示媒体の使用用途などを考慮した方法とすることができる。
例えば、反射型電子表示媒体を携行して家庭およびオフィスの両方で使用する場合、家庭およびオフィスに対応する複数種類の照度環境に係るコントラストを取得し、これらの相関関係から評価する方法などを挙げることができる。
画像P(W),P(B)のうちの一方は、評価対象である反射型電子表示媒体によって表示することのできる最高の濃度を有する画像、または、最低の濃度を有する画像であることが好ましい。
特に、一方の画像P(W)が最高の濃度を有する画像であり、他方の画像P(B)が最低の濃度を有する画像であることが好ましい。
ここに、反射型電子表示媒体によって表示することのできる最高の濃度を有する画像とは、いわゆるグレー〜黒色の画像であり、反射型電子表示媒体によって表示することのできる最低の濃度を有する画像とは、白色の画像である。
また、各画像P(W),P(B)に係る濃度N(E1(W)),N(E1(B)),N(E2(W)),N(E2(B)),N(E3(W)),N(E3(B))は、図12に示されるように、それぞれに係る分光吸収分布から波長に対して積算して算出された積算濃度とされることが好ましい。
積算濃度は、分光吸収分布から、例えば可視光域などのWnm〜Xnmの波長範囲、中心波長Ynmの前後Znmの波長範囲などの適宜の波長範囲について、所望の波長範囲毎に濃度を積分し、これらを加算することにより、取得されるものである。
反射型電子表示媒体10上の画像P(W)の照度E1に係る濃度N(E1(W))の取得は、例えば上述の分光測色計を用いて以下のようになされる。
すなわち、まず、照度調整機構19によって反射型電子表示媒体10上の画像P(W)上の照度が照度E1になるよう調整し、この状態において照明手段12から光を出射させる。この光は、直接光として、および/または、積分球11の内壁で拡散反射されて拡散されることにより散乱光として、反射型電子表示媒体10の測色領域30に入射される。この反射型電子表示媒体10の測色領域30に入射された光は、当該反射型電子表示媒体10によって反射され、光検出センサ23に入射された光について分光吸収分布が測色され、この測色された分光吸収分布のデータがデータ変換手段に送信され、当該データ変換手段において濃度に演算される。
画像P(W)の照度E2,E3に係る濃度N(E2(W)),N(E3(W))は、それぞれ照度をE2,E3になるよう調整することの他は同様にして、取得される。また、画像P(B)の照度E1に係る濃度N(E1(B))は、画像P(B)を表示することの他は同様にして、取得される。さらに、画像P(B)の照度E2,E3に係る濃度N(E2(B)),N(E3(B))は、それぞれ、画像P(B)を表示すると共に照度をE2,E3になるよう調整することの他は同様にして、取得される。
以上、本発明の第2の実施の形態について具体的に説明したが、この第2の実施の形態は上記の例に限定されるものではなく、種々の変更を加えることができる。
〔変形例1〕
例えば、この評価の指数が画像濃度である電子表示媒体の評価方法としては、コントラスト算出処理を反射型電子表示媒体上の画像における照度が10〜2000ルクスの範囲のうち互いに異なる照度となるよう複数回行う複数コントラスト算出処理を、反射角θが、15度〜90度の範囲のうち互いに異なる角度となるよう複数回行い、各回に算出されたコントラストによって当該反射型電子表示媒体に表示された画像の視認性を評価する方法であってもよい。
具体的には、例えば複数コントラスト算出処理を互いに異なる反射角θ1,θ2,θ3において3回行う場合は、図13のフローチャートに示されるように、まず、反射角θ1の状態において複数コントラスト算出処理を行うことにより、画像P(W),P(B)の照度E1,E2,E3に係る濃度N(θ1*E1(W)),N(θ1*E1(B)),N(θ1*E2(W)),N(θ1*E2(B)),N(θ1*E3(W)),N(θ1*E3(B))から、1回目の複数コントラスト算出処理に係るコントラストCN(θ1*E1),CN(θ1*E2),CN(θ1*E3)を取得する。
次いで、反射角θ1と異なる反射角θ2の状態において複数コントラスト算出処理を行うことにより、画像P(W),P(B)の照度E1,E2,E3に係る濃度N(θ2*E1(W)),N(θ2*E1(B)),N(θ2*E2(W)),N(θ2*E2(B)),N(θ2*E3(W)),N(θ2*E3(B))から、2回目の複数コントラスト算出処理に係るコントラストCN(θ2*E1),CN(θ2*E2),CN(θ2*E3)を取得する。
さらに、反射角θ1,θ2と異なる反射角θ3の状態において複数コントラスト算出処理を行うことにより、画像P(W),P(B)の照度E1,E2,E3に係る濃度N(θ3*E1(W)),N(θ3*E1(B)),N(θ3*E2(W)),N(θ3*E2(B)),N(θ3*E3(W)),N(θ3*E3(B))から、3回目の複数コントラスト算出処理に係るコントラストCN(θ3*E1),CN(θ3*E2),CN(θ3*E3)を取得する。
反射角θ1の状態における反射型電子表示媒体10上の画像P(W)の照度E1に係る濃度N(θ1*E1(W))の取得は、例えば上述の分光測色計を用いて以下のようになされる。
すなわち、まず、照度調整機構19によって反射型電子表示媒体10上の画像P(W)上の照度が照度E1になるよう調整し、この状態において照明手段12から光を出射させる。この光は、直接光として、および/または、積分球11の内壁で拡散反射されて拡散されることにより散乱光として、反射型電子表示媒体10の測色領域30に入射される。この反射型電子表示媒体10の測色領域30に入射された光は、当該反射型電子表示媒体10によって反射され、分光測色手段13における光検出センサ23に入射された反射角θ1の光について分光吸収分布が測色され、この測色された分光吸収分布のデータがデータ変換手段に送信され、当該データ変換手段において濃度N(θ1*E1(W))に演算される。
反射角θ1の状態における画像P(W)の照度E2,E3に係る濃度N(θ1*E2(W)),N(θ1*E3(W))は、それぞれ照度をE2,E3になるよう調整することの他は同様にして、取得される。また、反射角θ1の状態における画像P(B)の照度E1,E2,E3に係る濃度N(θ1*E1(B)),N(θ1*E2(B)),N(θ1*E3(B))は、それぞれ、画像P(B)を表示すると共に照度をE1,E2,E3になるよう調整することの他は同様にして、取得される。
また、反射角θ2の状態における画像P(W)の照度E1,E2,E3に係る濃度N(θ2*E1(W)),N(θ2*E2(W)),N(θ2*E3(W))は、それぞれ、反射角をθ2となるよう設定すると共に照度をE1,E2,E3になるよう調整することの他は同様にして、取得される。また、反射角θ2の状態における画像P(B)の照度E1,E2,E3に係る濃度N(θ2*E1(B)),N(θ2*E2(B)),N(θ2*E3(B))は、それぞれ、反射角をθ2となるよう設定し、画像P(B)を表示すると共に照度をE1,E2,E3になるよう調整することの他は同様にして、取得される。
また、反射角θ3の状態における画像P(W)の照度E1,E2,E3に係る濃度N(θ3*E1(W)),N(θ3*E2(W)),N(θ3*E3(W))は、それぞれ、反射角をθ3となるよう設定すると共に照度をE1,E2,E3になるよう調整することの他は同様にして、取得される。また、反射角θ3の状態における画像P(B)の照度E1,E2,E3に係る濃度N(θ3*E1(B)),N(θ3*E2(B)),N(θ3*E3(B))は、それぞれ、反射角をθ3となるよう設定し、画像P(B)を表示すると共に照度をE1,E2,E3になるよう調整することの他は同様にして、取得される。
取得されたコントラストCN(θ1*E1),CN(θ1*E2),CN(θ1*E3),CN(θ2*E1),CN(θ2*E2),CN(θ2*E3),CN(θ3*E1),CN(θ3*E2),CN(θ3*E3)を用いた反射型電子表示媒体の視認性の評価の具体的な方法は、特に限定されず、評価対象となる反射型電子表示媒体の使用用途などに合わせた方法とすることができる。
〔変形例2〕
また例えば、この評価の指数が画像濃度である電子表示媒体の評価方法としては、上述したコントラスト算出処理を反射型電子表示媒体上の画像における照度が10〜2000ルクスの範囲のうち互いに異なる照度となるよう複数回行う複数コントラスト算出処理を、当該反射型電子表示媒体上の画像を照明するための光源として、互いに異なる色温度のものを用いて複数回行い、各回に算出されたコントラストによって当該反射型電子表示媒体に表示された画像の視認性を評価する方法であってもよい。
具体的には、例えば複数コントラスト算出処理を互いに異なる色温度T1,T2,T3の光源を用いて3回行う場合は、図14のフローチャートに示されるように、まず、色温度T1の光源を用いて複数コントラスト算出処理を行うことにより、画像P(W),P(B)の照度E1,E2,E3に係る濃度N(T1*E1(W)),N(T1*E1(B)),N(T1*E2(W)),N(T1*E2(B)),N(T1*E3(W)),N(T1*E3(B))から、1回目の複数コントラスト算出処理に係るコントラストCN(T1*E1),CN(T1*E2),CN(T1*E3)を取得する。
次いで、色温度T1の光源と異なる色温度T2の光源を用いて複数コントラスト算出処理を行うことにより、画像P(W),P(B)の照度E1,E2,E3に係る濃度N(T2*E1(W)),N(T2*E1(B)),N(T2*E2(W)),N(T2*E2(B)),N(T2*E3(W)),N(T2*E3(B))から、2回目の複数コントラスト算出処理に係るコントラストCN(T2*E1),CN(T2*E2),CN(T2*E3)を取得する。
さらに、色温度T1の光源および色温度T2の光源と異なる色温度T3の光源を用いて複数コントラスト算出処理を行うことにより、画像P(W),P(B)の照度E1,E2,E3に係る濃度N(T3*E1(W)),N(T3*E1(B)),N(T3*E2(W)),N(T3*E2(B)),N(T3*E3(W)),N(T3*E3(B))から、3回目の複数コントラスト算出処理に係るコントラストCN(T3*E1),CN(T3*E2),CN(T3*E3)を取得する。
色温度T1の光源を用いた反射型電子表示媒体10上の画像P(W)の照度E1に係る濃度N(T1*E1(W))の取得は、例えば上述の分光測色計を用いて以下のようになされる。
すなわち、まず、照度調整機構19によって反射型電子表示媒体10上の画像P(W)上の照度が照度E1になるよう調整し、この状態において照明手段12において選択された、色温度T1の光源から光を出射させる。この光は、直接光として、および/または、積分球11の内壁で拡散反射されて拡散されることにより散乱光として、反射型電子表示媒体10の測色領域30に入射される。この反射型電子表示媒体10の測色領域30に入射された光は、当該反射型電子表示媒体10によって反射され、光検出センサ23に入射された光について分光吸収分布が測色され、この測色された分光吸収分布のデータがデータ変換手段に送信され、当該データ変換手段において濃度N(T1*E1(W))に演算される。
色温度T1の光源を用いた画像P(W)の照度E2,E3に係る濃度N(T1*E2(W)),N(T1*E3(W))は、それぞれ照度をE2,E3になるよう調整することの他は同様にして、取得される。また、色温度T1の光源を用いた画像P(B)の照度E1,E2,E3に係る濃度N(T1*E1(B)),N(T1*E2(B)),N(T1*E3(B))は、それぞれ、画像P(B)を表示すると共に照度をE1,E2,E3になるよう調整することの他は同様にして、取得される。
また、色温度T2の光源を用いた画像P(W)の照度E1,E2,E3に係る濃度N(T2*E1(W)),N(T2*E2(W)),N(T2*E3(W))は、それぞれ、光源として色温度T2の光源を用いると共に照度をE1,E2,E3になるよう調整することの他は同様にして、取得される。また、色温度T2の光源を用いた画像P(B)の照度E1,E2,E3に係る濃度N(T2*E1(B)),N(T2*E2(B)),N(T2*E3(B))は、それぞれ、光源として色温度T2の光源を用い、画像P(B)を表示すると共に照度をE1,E2,E3になるよう調整することの他は同様にして、取得される。
また、色温度T3の光源を用いた画像P(W)の照度E1,E2,E3に係る濃度N(T3*E1(W)),N(T3*E2(W)),N(T3*E3(W))は、それぞれ、光源として色温度T3の光源を用いると共に照度をE1,E2,E3になるよう調整することの他は同様にして、取得される。また、色温度T3の光源を用いた画像P(B)の照度E1,E2,E3に係る濃度N(T3*E1(B)),N(T3*E2(B)),N(T3*E3(B))は、それぞれ、光源として色温度T3の光源を用い、画像P(B)を表示すると共に照度をE1,E2,E3になるよう調整することの他は同様にして、取得される。
取得されたコントラストCN(T1*E1),CN(T1*E2),CN(T1*E3),CN(T2*E1),CN(T2*E2),CN(T2*E3),CN(T3*E1),CN(T3*E2),CN(T3*E3)を用いた反射型電子表示媒体の視認性の評価の具体的な方法は、特に限定されず、評価対象となる反射型電子表示媒体の使用用途などに合わせた方法とすることができる。
このような電子表示媒体の評価方法によれば、第1の実施の形態に係る効果と同じ効果を得ることができる。
10 反射型電子表示媒体
11 積分球
11A 開口
12 照明手段
13 分光測色手段
13A〜13E 分光測色器
19 照度調整機構
22 光透過率変更フィルタ群
22A〜22E 光学フィルタ
22α 軸
23 光検出センサ
30 測色領域
31 反射光
40 傾斜板


Claims (13)

  1. 反射型の電子表示媒体上に表示された少なくとも2種の反射率の異なる画像について、照明した状態において分光吸収分布を測色し、得られた分光吸収分布に基づいて各画像に係る反射率を演算し、演算により得られた各画像に係る反射率の比によるコントラストを算出するコントラスト算出処理を、
    前記照明による電子表示媒体上の画像における照度が10〜2000ルクスの範囲のうち互いに異なる照度となるよう複数回行い、各回に算出されたコントラストによって前記電子表示媒体に表示された画像の視認性を評価することを特徴とする電子表示媒体の評価方法。
  2. 前記コントラスト算出処理を前記照明による電子表示媒体上の画像における照度が10〜2000ルクスの範囲のうち互いに異なる照度となるよう複数回行う複数コントラスト算出処理を、
    前記電子表示媒体上の画像を照明するための光源として、互いに異なる色温度のものを用いて複数回行い、各回に算出されたコントラストによって前記電子表示媒体に表示された画像の視認性を評価することを特徴とする請求項1に記載の電子表示媒体の評価方法。
  3. 前記光源が、1900K〜8000Kの範囲の色温度のものであることを特徴とする請求項2に記載の電子表示媒体の評価方法。
  4. 前記コントラスト算出処理を前記照明による電子表示媒体上の画像における照度が10〜2000ルクスの範囲のうち互いに異なる照度となるよう複数回行う複数コントラスト算出処理を、
    分光吸収分布を測色するための電子表示媒体からの反射光と当該電子表示媒体とのなす角度が、15度〜90度の範囲のうち互いに異なる角度となるよう複数回行い、各回に算出されたコントラストによって前記電子表示媒体に表示された画像の視認性を評価することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の電子表示媒体の評価方法。
  5. 前記少なくとも2種の反射率の異なる画像のうちの一つが、前記電子表示媒体によって表示することのできる最低の反射率を有する画像、または、最高の反射率を有する画像であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の電子表示媒体の評価方法。
  6. 前記演算により得られる反射率が、波長に対して積算して算出された積算反射率であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の電子表示媒体の評価方法。
  7. 反射型の電子表示媒体上に表示された少なくとも2種の濃度の異なる画像について、照明した状態において分光吸収分布を測色し、得られた分光吸収分布に基づいて各画像に係る濃度を演算し、演算により得られた各濃度の比によるコントラストを算出するコントラスト算出処理を、
    前記照明による電子表示媒体上の画像における照度が10〜2000ルクスの範囲のうちの互いに異なる複数照度について行い、各照度に係る算出されたコントラストによって前記電子表示媒体に表示された画像の視認性を評価することを特徴とする電子表示媒体の評価方法。
  8. 前記コントラスト算出処理を前記照明による電子表示媒体上の画像における照度が10〜2000ルクスの範囲のうち互いに異なる照度となるよう複数回行う複数コントラスト算出処理を、
    前記電子表示媒体上の画像を照明するための光源として、互いに異なる色温度のものを用いて複数回行い、各回に算出されたコントラストによって前記電子表示媒体に表示された画像の視認性を評価することを特徴とする請求項7に記載の電子表示媒体の評価方法。
  9. 前記光源が、1900K〜8000Kの範囲の色温度のものであることを特徴とする請求項8に記載の電子表示媒体の評価方法。
  10. 前記コントラスト算出処理を前記照明による電子表示媒体上の画像における照度が10〜2000ルクスの範囲のうち互いに異なる照度となるよう複数回行う複数コントラスト算出処理を、
    分光吸収分布を測色するための電子表示媒体からの反射光と当該電子表示媒体とのなす角度が、15度〜90度の範囲のうち互いに異なる角度となるよう複数回行い、各回に算出されたコントラストによって前記電子表示媒体に表示された画像の視認性を評価することを特徴とする請求項7〜請求項9のいずれかに記載の電子表示媒体の評価方法。
  11. 前記少なくとも2種の濃度の異なる画像のうちの一つが、前記電子表示媒体によって表示することのできる最低の濃度を有する画像、または、最高の濃度を有する画像であることを特徴とする請求項7〜請求項10のいずれかに記載の電子表示媒体の評価方法。
  12. 前記演算により得られる濃度が、波長に対して積算して算出された積算濃度であることを特徴とする請求項7〜請求項11のいずれかに記載の電子表示媒体の評価方法。
  13. 前記電子表示媒体が、白色表示を行うことができる電子ペーパーであることを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれかに記載の電子表示媒体の評価方法。

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