JP2010261649A - 弾薬システム - Google Patents

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Abstract

【課題】空中起爆が可能であり破片効果も得られる弾薬システムを適用する。また、遠隔操作が可能な弾薬システムを提供する。
【解決手段】弾薬システム1Aは、弾薬2と、破片ジャケット10と、エアバーストユニット12とを備える。弾薬2は、炸薬が充填された弾殻4と弾着衝撃によって作動して炸薬を起爆させる着発信管5とをもつ弾頭3を有する。破片ジャケット10は、弾頭3の周囲を覆い、弾頭3に対して着脱可能であり、弾頭3の爆発によって砕けて周囲に破片を飛散させる。エアバーストユニット12は、弾頭3に対して着脱可能であり、弾頭3とともに飛翔中に着発信管5に衝撃を与えて作動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、着発信管をもつ弾薬を空中起爆させることが可能であり、また遠隔操作が可能である弾薬システムに関する。
従来の一般的な対戦車榴弾は、炸薬が充填された弾殻と、弾着衝撃によって作動して炸薬を起爆させる着発信管とを有している。このため、この種の榴弾は、戦車あるいは車両に着弾した際の衝撃によって信管が作動して弾殻内の炸薬を爆轟させ、モンロー効果によって生じるジェットにより侵徹効果を得る。また、携行型の対戦車榴弾は、待ち伏せ作戦や自軍陣地の防衛などにおいて、人員が携行し、警戒位置にて待機する。
なお、対戦車榴弾の従来例を示す文献としては、例えば下記特許文献1がある。
特開2008−121953号公報
上述した対戦車榴弾は、対戦車あるいは対車両に対しては有効である。しかし、対戦車榴弾は、弾頭の爆発によって生じる破片が少なく、また、空中起爆もしないため、対人としての効果は低い。
また、携行型対戦車榴弾を人員が携行して警戒位置にて待機し、長時間にわたり警戒を行う場合、人員に対する肉体的・精神的負担が大きい。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、空中起爆が可能であり破片効果も得られる弾薬システムを適用することを課題とする。また、遠隔操作が可能な弾薬システムを提供することを課題とする。
上記の問題を解決するため、本発明の弾薬システムは、以下の技術的手段を採用する。
(1)本発明の弾薬システムは、炸薬が充填された弾殻と弾着衝撃によって作動して前記炸薬を起爆させる着発信管とをもつ弾頭を有する弾薬と、前記弾頭の周囲を覆い、前記弾頭に対して着脱可能であり、前記弾頭の爆発によって砕けて周囲に破片を飛散させる破片ジャケットと、前記弾頭に対して着脱可能であり、前記弾頭とともに飛翔中に前記着発信管に衝撃を与えて作動させるエアバーストユニットと、を備えることを特徴とする。
上記の本発明によれば、弾薬の発射後、飛翔中にエアバーストユニットが弾頭の着発信管に衝撃を与えて作動させるので、空中起爆させることができる。また、破片ジャケットが弾頭の爆発によって砕けて周囲に破片を飛散させるので、破片効果が得られる。したがって、着弾によってのみ作動する既存の対戦車用榴弾をそのまま使用して、対人に対する効果を得ることができる。
また、破片ジャケットとエアバーストユニットは弾頭に対して着脱可能であるため、破片ジャケットとエアバーストユニットを弾頭から取り外してから発射すれば、対戦車用榴弾として使用することができる。
(2)また、上記の弾薬システムにおいて、前記弾薬を収納する発射筒と、第1コネクタと第2コネクタを有し、該第1コネクタと第2コネクタが、前記弾薬が発射筒に収納された状態では接続され前記弾薬の発射によって切断されるアンビリカルコネクタとを備え、前記エアバーストユニットは、前記アンビリカルコネクタの切断時から所定時間経過後に作動する。
上記の構成によれば、弾薬が発射されるとアンビリカルコネクタが切断され、この切断時から所定時間経過後にエアバーストユニットが作動するので、目標までの距離に応じて上記の所定時間を設定することで、目標近傍で空中起爆させることができる。
(3)また、上記の弾薬システムにおいて、前記弾薬から前記破片ジャケットを分離させるジャケット分離装置と、前記発射筒に接続され前記発射筒に収納された弾薬を発射させる射撃装置と、該射撃装置を固定し、前記弾薬及び発射筒の向きを調整することが可能な設置台と、前記射撃装置を作動させるトリガー装置と、前記設置台に搭載され、弾薬の前方を撮像する監視カメラと、前記弾薬から遠隔位置に設置され、監視カメラで撮像した画像を表示するモニタとを備え、前記ジャケット分離装置、前記トリガー装置及び前記設置台は、遠隔操作が可能となっている。
上記の構成によれば、モニタにより広域を監視し、ジャケット分離装置、トリガー装置及び設置台を遠隔操作することにより、遠隔操作で、目標に向けて弾薬を発射することができる。したがって、人員は、警戒位置から離れた場所で監視・発射ができるため、肉体的・精神的負担を軽減できる。また、人員1名で本発明の弾薬システムを複数台操作することが可能である。また、ジャケット分離装置も遠隔操作が可能であるため、目標の種類に応じて、破片ジャケットの分離/非分離を遠隔で選択できる。
(4)また、上記の弾薬システムにおいて、前記設置台には、前記射撃装置に設けられた照準器を覗く照準用カメラと、目標までの距離を計測するレーザー測距儀とが設置され、前記モニタは前記照準用カメラで撮像した画像を表示する。
上記の構成によれば、レーザー測距儀で目標までの距離を正確に把握してエアバーストユニットの作動時間を設定し、照準用カメラで照準器を覗いて狙いを定めることにより、攻撃精度を向上できる。
(5)また、上記の弾薬システムにおいて、前記エアバーストユニットは、前記破片ジャケットと連結しており、前記破片ジャケットが前記弾薬から分離することで前記エアバーストユニットが前記弾薬から分離する。
上記の構成によれば、破片ジャケットの分離にともなってエアバーストユニットも一緒に弾頭から分離するので、エアバーストユニット用の分離装置を設ける必要がない。
本発明の弾薬システムによれば、空中起爆が可能であり破片効果も得られるので、着弾によってのみ作動する既存の対戦車用榴弾をそのまま使用して、対人に対する効果を得ることができる。また、遠隔操作が可能であるので、人員の肉体的・精神的負担を軽減できる。
本発明の第1実施形態に係る弾薬システムの構成を示す図である。 エアバーストユニットの一構成例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る弾薬システムの構成を示す図である。
以下、本発明の好ましい実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る弾薬システム1Aの構成を示す図である。第1実施形態は、人員が弾薬システムを携行して使用する場合の適用例である。
図1において、弾薬システム1Aは、弾薬2と、破片ジャケット10と、エアバーストユニット12と、発射筒19を備える。
弾薬2は、前方部に弾頭3を有している。弾頭3は、炸薬が充填された中空円筒型の弾殻4と、弾着衝撃によって作動して炸薬を起爆させる着発信管5とを有する。また、この弾頭3は、対戦車用榴弾の一種である成形炸薬弾頭3として構成されており、弾殻4の前面側(図示例で左側)に形成された開口を塞ぐように取り付けられたライナー6と、弾殻4の前端にライナー6の前端開口部を塞ぐように設けられたノーズ部7とを有する。
ライナー6は、前方に向かって円錐状に広がる円錐型ライナーである。
弾頭3はタンデム弾頭として構成してもよい。その際ライナー6は、主弾頭が円錐型、先駆弾頭が円錐型と半球型を組み合わせた構成であってもよい。
着発信管5は、ノーズ部7の先端に取り付けられた感圧部5aと、弾殻4の後端部に取り付けられた起爆部5bとを有する。
感圧部5aは、標的(攻撃対象)に着弾したときの衝撃を感知し起爆信号(電流)を発するものであり、例えば圧電素子(ピエゾ素子)が使用可能である。
起爆部5bは感圧部5aと電気的に接続されており、感圧部5aからの起爆信号により起爆するようになっている。
発射筒19は、筒状構造であり、その内部には弾薬2に推進力(初速)を与えるための発射薬20が配置されている。弾薬2を発射させる際には、発射筒19を射撃装置25(図3参照)に取り付け、射撃装置25の引き金を引くことで、発射薬20が発火し、ガスを発生させ、そのガスの圧力で弾薬2を発射・飛翔させる。
破片ジャケット10は、弾頭3の周囲を覆う中空円筒型であり、弾頭3に対して着脱可能であり、弾頭3の爆発によって砕けて周囲に破片を飛散させる。すなわち、この破片ジャケット10は、弾頭3の爆発に伴って破片を飛散させることで破片効果を得ることを狙ったものである。
破片ジャケット10としては、調整破片型、成形破片型のいずれでもよい。
調整破片型として構成するには、金属(鋼など)で形成したジャケット自体にノッチ(溝)を形成して所望の大きさの破片になるようにすればよい。
成形破片型として構成するには、金属やプラスチックなどで中空円筒型の網状ジャケットを形成し、その周面にキューブや球などの弾子を多数取り付ければよい。あるいは、ジャケットを内筒、外筒の二重円筒構造とし、内筒と外筒の間の環状隙間にキューブや球などの弾子を多数詰め込んだ構造としてもよい。
破片ジャケット10を弾頭3に対して着脱可能にする構成としては、弾頭3の先端側から被せる方式を採用できる。あるいは、破片ジャケット10を半径方向に半分に割れる構成としてもよい。
エアバーストユニット12は、弾頭3に対して着脱可能であり、弾頭3とともに飛翔中に着発信管5に衝撃を与えて作動させる機能を有する。
エアバーストユニット12を弾頭3に対して着脱可能にする構成としては、弾頭3の先端側から被せる方式を採用できる。あるいは、エアバーストユニット12と破片ジャケット10とを連結し、破片ジャケット10が弾頭3から取り外されたときに、一緒にエアバーストユニット12も取り外される構成としてもよい。
エアバーストユニット12は、図示しないタイマを備えており、そのタイマに時間を設定することで、タイマスタート時から設定時間経過後に、着発信管5の感圧部5aに衝撃を与えるようになっている。
図2は、エアバーストユニット12の一構成例を示す図である。図2(A)において、ケース13内にバネ14と錘15が設けられている。錘15はバネ14が圧縮された位置において、ピン16により感圧部5a側への移動が拘束されている。ピン16による錘15の拘束は、ピン解除機構17により行われる。図2(B)に示すように、ピン解除機構17は、上述したタイマの設定時間経過後、ピン16による錘15の拘束を解除する位置にピンを移動させる。すると、バネ14の弾性エネルギーによって錘15が感圧部5aの方向に加速され、感圧部5aに衝突することで、感圧部5aが起爆信号(電流)を発生する。そして、この起爆信号を受けて、図1に示した起爆部5bが起爆する。
エアバーストユニット12は、タイマの設定時間経過後に感圧部5aに衝撃を与えることが可能であれば、図2に示した構成に限定されない。例えば、モータを駆動源とする機構で感圧部5aに衝撃を与えるものや、火薬を使ってその爆轟エネルギーで錘を動かして感圧部5aに衝撃を与えるものであってもよい。
さらに図1の着発信管5は感圧部5aを持たず、起爆部5b内に加速度センサを持つものであってもよい。この場合、エアバーストユニット12からの衝撃が弾殻4を伝わり起爆部5b内の加速センサが感知して、起爆信号を発し、起爆部5bを起爆させることができる。
上記のように構成された弾薬システムによれば、弾薬2の発射後、飛翔中にエアバーストユニット12が弾頭3の着発信管5に衝撃を与えて作動させるので、空中起爆させることができる。また、破片ジャケット10が弾頭3の爆発によって砕けて周囲に破片を飛散させるので、破片効果が得られる。したがって、着弾によってのみ作動する既存の対戦車用榴弾をそのまま使用して、対人に対する効果を得ることができる。
また、破片ジャケット10とエアバーストユニット12は弾頭3に対して着脱可能であるため、破片ジャケット10とエアバーストユニット12を弾頭3から取り外してから発射すれば、対戦車用榴弾として使用することができる。
図1に示すように、弾薬システム1Aにアンビリカルコネクタ21を設けておくのがよい。アンビリカルコネクタ21は、エアバーストユニット12に電気的に接続された第1コネクタ21aと、発射筒19に固定された第2コネクタ21bを有している。第1コネクタ21aと第2コネクタ21bは、弾薬2が発射筒19に収納された状態では接続され、弾薬2の発射によって切断されるようになっている。またこの場合、エアバーストユニット12において、アンビリカルコネクタ21の切断によってタイマがスタートするようになっている。
このような構成によれば、弾薬2が発射されるとアンビリカルコネクタ21が切断され、この切断時から所定時間経過後にエアバーストユニット12が作動するので、目標までの距離に応じた適切な時間をタイマに設定することで、目標近傍で空中起爆させることができる。
[第2実施形態]
図3は、本発明の第2実施形態に係る弾薬システム1Bの構成を示す図である。第2実施形態は、人員が遠隔操作で弾薬2を発射させる場合の適用例である。
図3において、弾薬システム1Bは、上述した弾薬2、発射筒19、破片ジャケット10、エアバーストユニット12、アンビリカルコネクタ21に加え、ジャケット分離装置23、射撃装置25、設置台26、制御ユニット31、トリガー装置32、監視カメラ34、照準用カメラ36、レーザー測距儀35、モニタ39、操作盤40を備えている。
ジャケット分離装置23は、弾薬2から破片ジャケット10を分離させる機能を有する。例えば、破片ジャケット10が、半径方向に半分に割れて2つの半割ピースになる構造であり、留め具などによる拘束で2つの分割ピースによるジャケット形状(円筒形状)が維持され、留め具が解除されたときに重力で落下するような構成の場合、ジャケット分離装置23は、上記の留め具による拘束を解除する構成とすればよい。この場合、バネの弾性力で破片ジャケット10が半分に割れる方向にバネを取り付けておくことで、破片ジャケット10を弾頭3から確実に分離させることができる。
あるいは、破片ジャケット10が、半径方向に半分に割れて2つの分割ピースになる構造である場合、ジャケット分離装置23を分割ピースに取り付けた電磁石で構成し、電磁石による磁気力で2つの分割ピースによるジャケット形状が維持され、電磁石を切ったときに半分に割れて重力で落下するような構成としてもよい。
図3に示すように、第2実施形態の弾薬システム1Bには、別のアンビリカルコネクタ24が設けられている。アンビリカルコネクタ24は、ジャケット分離装置23に電気的に接続された第1コネクタ24aと、発射筒19に取り付けられた第2コネクタ24bを有する。第2コネクタ24bは、制御ユニット31に電気的に接続されている。第1コネクタ24aと第2コネクタ24bは、弾薬2が発射筒19に収納された状態では接続され、弾薬2の発射によって切断されるようになっている。
射撃装置25は、発射筒19に接続され、発射筒19に収納された弾薬2を発射させるための装置である。この射撃装置25は、人員が操作する場合と同じ形式のものでよい。
設置台26は、射撃装置25を固定し、弾薬2及び発射筒19の向きを調整する機能を有している。図示例において、設置台26は、架台27と、架台27上に設けられた電動雲台28と、電動雲台28上に設けられ射撃装置25を取り付けて固定するための固定ベース部29とを備える。
電動雲台28は、図示例では、2つの回転軸(垂直軸と水平軸)と、各軸を回転駆動するモータとを備え、各軸の回転位置を制御することで電動雲台28上に設けられた固定ベース部29の姿勢・向きを変え、これにより弾薬2の姿勢・向きを調整することができる。
制御ユニット31は、2つのアンビリカルコネクタ21、24を介してエアバーストユニット12とジャケット分離装置23に電気的に接続されている。エアバーストユニット12は、制御ユニット31によってタイマの時間設定が行われる。ジャケット分離装置23は、制御ユニット31によって破片ジャケット10の保持・分離が制御される。
トリガー装置32は、射撃装置25の引き金を引いて射撃装置25を作動させる装置であり、固定ベース部29に支持・固定されている。
監視カメラ34は、設置台26に搭載され、弾薬2の前方を撮像する。
照準用カメラ36は、射撃装置25に設けられた照準器25aを覗くように、照準器25aの後方に設置されている。
レーザー測距儀35は、レーザー光を出射して目標までの距離を計測する。
モニタ39と操作盤40は、弾薬2から遠隔位置に設置され、弾薬2側の機器・装置との通信を行う通信装置38に接続されている。
モニタ39は、監視カメラ34及び照準用カメラ36で撮像された画像を表示する。
操作盤40は、キー、レバー、ボタンなどの入力手段あるいは操作手段を備えており、ジャケット分離装置23、射撃装置25、設置台26、制御ユニット31、トリガー装置32、監視カメラ34、照準用カメラ36及びレーザー測距儀35を人員が遠隔操作できるようになっている。また、操作盤40を用いて、エアバーストユニット12のタイマの設定時間を入力することで、遠隔でタイマを設定することができる。
上記のような第2実施形態の構成によれば、監視カメラ34及びモニタ39により広域を監視し、ジャケット分離装置23、トリガー装置32及び設置台26を遠隔操作することにより、遠隔操作で、目標に向けて弾薬2を発射することができる。したがって、人員は、警戒位置から離れた場所で監視・発射ができるため、肉体的・精神的負担を軽減できる。また、人員1名で本発明の弾薬システムを複数台操作することが可能である。
ジャケット分離装置23も遠隔操作が可能であるため、目標の種類に応じて、破片ジャケット10の分離/非分離を遠隔で選択できる。
レーザー測距儀35で目標までの距離を正確に把握してエアバーストユニット12の作動時間を設定し、照準用カメラ36で照準器を覗いて狙いを定めることにより、攻撃精度を向上できる。
破片ジャケット10の分離にともなってエアバーストユニット12も一緒に弾頭3から分離するので、エアバーストユニット12用の分離装置を別途設ける必要がない。
また、上述した実施形態と異なり、破片ジャケット10の分離にともなってエアバーストユニット12が分離しない構造でありエアバーストユニット12用の分離装置も設けられていない場合であっても、ジャケット分離装置23を作動させて破片ジャケット10を分離させ、かつエアバーストユニットのタイマを十分に長く設定しておけば、対戦車用弾薬として使用することは可能である。しかし、この場合、エアバーストユニット12が弾薬2とともに飛翔するためエアバーストユニット12が無駄になる他、対戦車用弾薬として必要な射程距離及び弾道特性に悪影響を与える可能性がある。これに対し、上記の実施形態の構成によれば、エアバーストユニット12と破片ジャケット10が連結しており、破片ジャケット10の分離にともなってエアバーストユニット12も一緒に弾頭3から分離するので、エアバーストユニット12を無駄にすることがない他、射程距離及び弾道特性への影響がない。
なお、上記において、本発明の実施形態について説明を行ったが、上記に開示された本発明の実施の形態は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれら発明の実施の形態に限定されない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
1A、1B 弾薬システム
2 弾薬
3 弾頭
4 弾殻
5 着発信管
5a 感圧部
5b 起爆部
6 ライナー
7 ノーズ部
10 破片ジャケット
12 エアバーストユニット
13 ケース
14 バネ
15 錘
16 ピン
17 ピン解除機構
19 発射筒
20 発射薬
21 アンビリカルコネクタ
23 ジャケット分離装置
24 アンビリカルコネクタ
25 射撃装置
26 設置台
27 架台
28 電動雲台
29 固定ベース部
31 制御ユニット
32 トリガー装置
34 監視カメラ
35 レーザー測距儀
36 照準用カメラ
38 通信装置
39 モニタ
40 操作盤

Claims (5)

  1. 炸薬が充填された弾殻と弾着衝撃によって作動して前記炸薬を起爆させる着発信管とをもつ弾頭を有する弾薬と、
    前記弾頭の周囲を覆い、前記弾頭に対して着脱可能であり、前記弾頭の爆発によって砕けて周囲に破片を飛散させる破片ジャケットと、
    前記弾頭に対して着脱可能であり、前記弾頭とともに飛翔中に前記着発信管に衝撃を与えて作動させるエアバーストユニットと、を備えることを特徴とする弾薬システム。
  2. 前記弾薬を収納する発射筒と、
    第1コネクタと第2コネクタを有し、該第1コネクタと第2コネクタが、前記弾薬が発射筒に収納された状態では接続され前記弾薬の発射によって切断されるアンビリカルコネクタとを備え、
    前記エアバーストユニットは、前記アンビリカルコネクタの切断時から所定時間経過後に作動する、請求項1記載の弾薬システム。
  3. 前記弾薬から前記破片ジャケットを分離させるジャケット分離装置と、
    前記発射筒に接続され前記発射筒に収納された弾薬を発射させる射撃装置と、
    該射撃装置を固定し、前記弾薬及び発射筒の向きを調整することが可能な設置台と、
    前記射撃装置を作動させるトリガー装置と、
    前記設置台に搭載され、前記弾薬の前方を撮像する監視カメラと、
    前記弾薬から遠隔位置に設置され、監視カメラで撮像した画像を表示するモニタと
    を備え、
    前記ジャケット分離装置、前記トリガー装置及び前記設置台は、遠隔操作が可能となっている、請求項2記載の弾薬システム。
  4. 前記設置台には、前記射撃装置に設けられた照準器を覗く照準用カメラと、目標までの距離を計測するレーザー測距儀とが設置され、
    前記モニタは前記照準用カメラで撮像した画像を表示する、請求項3記載の弾薬システム。
  5. 前記エアバーストユニットは、前記破片ジャケットと連結しており、前記破片ジャケットが前記弾薬から分離することで前記エアバーストユニットが前記弾薬から分離する、請求項3又は4記載の弾薬システム。
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