JP5547435B2 - 着弾観測システム - Google Patents

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Description

本発明は、航空機やロケット弾等の飛翔体から外部に放出された子弾の着弾状況を観測するための着弾観測システムに関する。
従来、射撃したロケット弾等の着弾効果を確認するために、着弾後に前進観測者を着弾点に前進させて観測することや、UAV等を用いた無人観測システムが知られているが、非特許文献1に「新無人偵察機システム」という名称で開示された構成のものがある。
その新無人偵察機システムは、ヘリコプタ型の無人機、発射回収装置、追随装置や統制装置等を含む構成のものであり、その無人機を例えば偵察地点に飛行させて、着弾状況を偵察するというものである。
経理装備局技術計画官,平成18年度政策評価書(事後の事業評価),新無人偵察機システム,[ONLINE],[平成20年7月14日検索],インターネット<http://www.mod.go.jp/j/info/hyouka/18/jigo/sankou/jigo08_sankou.pdf>
しかしながら、上記新無人偵察機システムにおいては、着弾した後に、無人偵察機を発進させて着弾点の状況を確認しているので、その状況を確認するまでに時間を要し、従ってまた、次弾の射撃の要否の判断を適時に行うことが難しいという問題がある。
また、目標に対する着弾状況を確認することができるものの、起爆しなかった子弾を確認できるものではなく、この場合、戦闘終結後に射撃地域における不発弾の捜索に多大の労力と時間を要するとともに、さらには、探出できないものが地雷化して非人道的であり、また、戦後復興の妨げとなっている。
そこで本発明は、子弾を放出する飛翔体と地上局とを含む着弾観測システムであって、不発弾(不発子弾)の有無やその不発弾を容易に探出できるとともに、着弾状況を即時に観測することができる着弾観測システムの提供を目的としている。
同上の目的を達成するための請求項1に記載した着弾観測システムは、一又は二以上の子弾と、降下速度を遅くするための減速機構、その子弾の着弾点を含む領域の紫外線データを取得するための紫外線データ取得部及び取得した紫外線データを地上局に向けて無線送信するための無線送信部を搭載した観測装置とを外部に放出可能に格納した飛翔体と、その観測装置から無線送信された紫外線データを受信する無線受信部及び放出された子弾の着弾状況を表示観測するための表示部を配設した地上局とを含む着弾観測システムであって、紫外線データ取得部で取得した紫外線データに基づいて、子弾の起爆数を検出する起爆数検出手段と、少なくとも当該起爆数を無線送信部によって地上局に向けて送信させるための送信手段とを観測装置に設け、観測装置から送信された当該起爆数を含む送信情報を無線受信部によって受信するための受信手段と、受信した起爆数と飛翔体に格納されていた子弾の数とを比較して、不発弾の数を算出する不発弾数算出手段と、算出した不発弾の数を表示装置に表示させる表示手段とを地上局に配設し、観測装置には、測位情報を取得するためのGPS、方位情報を取得するための方位センサを搭載しており、上記GPSで取得した測位情報と、方位センサで取得した方位情報とに基づいて、子弾の起爆位置を算出する起爆位置算出手段を有することを特徴としている。
同上の目的を達成するための請求項2に記載の着弾観測システムは、請求項1に記載した送信手段が、起爆数とともに紫外線データを無線送信部によって地上局に向けて送信させるとともに、表示手段は、紫外線データを表示装置に表示させることを特徴としている。
同上の目的を達成するための請求項に記載の着弾観測システムは、一又は二以上の子弾と、降下速度を遅くするための減速機構、その子弾の着弾点を含む領域の紫外線データを取得するための紫外線データ取得部及び取得した紫外線データを地上局に向けて無線送信するための無線送信部を搭載した観測装置とを外部に放出可能に格納した飛翔体と、その観測装置から無線送信された紫外線データを受信する無線受信部及び放出された子弾の着弾状況を表示観測するための表示部を配設した地上局とを含む着弾観測システムであって、紫外線データ取得部で取得した紫外線データを無線送信部によって地上局に向けて送信させるための送信手段を観測装置に設け、紫外線データ取得部で取得した紫外線データに基づいて、子弾の起爆数を検出する起爆数検出手段と、検出した起爆数と飛翔体に格納されていた子弾の数とを比較して、不発弾の数を算出する不発弾数算出手段と、算出した不発弾の数を表示装置に表示させる表示手段とを地上局に配設し、観測装置には、測位情報を取得するためのGPS、方位情報を取得するための方位センサを搭載しており、上記GPSで取得した測位情報と、方位センサで取得した方位情報とに基づいて、子弾の起爆位置を算出する起爆位置算出手段を有することを特徴としている。
同上の目的を達成するための請求項に記載の着弾観測システムは、請求項1〜3のいずれか1項に記載した観測装置が、飛翔体に格納した子弾の数を記憶した記憶部を有した構成になっている。
同上の目的を達成するための請求項に記載の着弾観測システムは、請求項1〜のいずれか1項に記載した観測装置が、赤外線データを取得する赤外線データ取得部と、可視光線データを取得する可視光線データ取得部とを有する一方、地上局に、紫外線データ、赤外線データ及び可視光線データを合成した合成画像を生成する合成画像生成手段が設けられており、表示手段は、生成した合成画像を表示装置に表示させる構成になっている。
同上の目的を達成するための請求項に記載の着弾観測システムは、請求項1〜のいずれか1項に記載した観測装置が、これの装置本体の上端部に減速機構を、また、下端部に紫外線データ取得部を配設した構成になっている。
同上の目的を達成するための請求項に記載の着弾観測システムは、請求項1〜のいずれか1項に記載した飛翔体に複数の観測装置を格納した構成のものである。
本発明によれば、子弾を放出する飛翔体と地上局とを含む着弾観測システムにおいて、不発弾(不発子弾)の有無やその不発弾を容易に探出できるとともに、着弾点を含む領域の状況を即時に観測することができる。
本発明の一実施形態に係る着弾観測システムの概略構成を示す説明図である。 図1に示すI‐I線に沿う概略断面図である。 観測装置の概略構成図である。 画像処理部が有する機能を示すブロック図である。 (A)は、子弾の起爆数の検出処理の詳細を示すフローチャート、(B)は各処理の様子を示す説明図である。 地上局の本体が有する機能を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る着弾観測システムの動作を示すフローチャートである。 地上局のディスプレイに表示される画像の説明図であり、(A)は可視光線画像、(B)は紫外線画像、(C)は、モノクロの赤外線画像、(D)は、カラー処理後の赤外線画像、(D)は、それらの画像を合成した画像をそれぞれ示している。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る着弾観測システムの概略構成を示す説明図、図2は、図1に示す飛翔体のI‐I線に沿う概略断面図、図3は、本発明の一実施形態に係る着弾観測システムの一部をなす観測装置の概略構成を示す説明図である。
本発明の一実施形態に係る着弾観測システムAは、図1に示すように、飛翔体10、この飛翔体10を発射するための発射装置30及び地上局40を有して構成されている。
発射装置30は、これに搭載した単発又は複数発の飛翔体10を発射できるものである。
飛翔体10は、航空機の他、推進剤である火薬の燃焼や圧縮ガスの噴出によって推力を得て、自力で飛行する能力のあるロケット弾やミサイルを含むものであり、本実施形態においては、飛翔体10の胴体11に、観測装置20と、複数の子弾50…とが外部に放出可能に格納されている。
観測装置20,20と複数の子弾50…は、本実施形態においては、図2に示すように胴体11の軸線Oを中心とした同一の円周上に互いに等角度間隔にして配設されている。
なお、飛翔体10に格納する観測装置20の個数は、上記した2つに限るものではなく、1つ又は3つ以上としてもよい。
すなわち、観測装置20の個数は、各観測装置20に配設した紫外線データ取得部24、赤外線データ取得部25及び可視光線データ取得部26の各性能やそれらのデータ取得領域の広狭等により適宜増減設定すればよいものである。
観測装置20と子弾50は、例えばガス発生装置により膨出するエアバッグ(いずれも図示しない)等によって、軸線Oを中心とした半径外方向にそれぞれ放出されるようになっている。
放出する距離は、観測装置20や子弾50の個数、その観測装置20に搭載した紫外線データ取得部24等の性能や撮影領域の広狭等により適宜設定する。
観測装置20は、図3に示すように、円筒形に形成した装置本体21の上端部21a側に減速機構23を、また、下端部21b側に紫外線データ取得部24、赤外線データ取得部25、可視光線データ取得部26、GPS60及び方位センサ61を入力側に接続した画像処理部27と無線送信部22とを配設している。
すなわち、降下する観測装置20は、装置本体21の上端部21aがパラシュート28によって常時上向きとなり、従ってまた、下端部が常時下向きとなるために、その下端部に紫外線データ取得部24、赤外線データ取得部25及び可視光線データ取得部26を配設することにより、紫外線データ取得部24、赤外線データ取得部25及び可視光線データ取得部26が常時地表を向いた姿勢で降下するようにしている。
減速機構23は、観測装置20の降下速度を遅くするためのものであり、パラシュート28と、パラシュート放出部29とを有して構成されている。
本実施形態においては、子弾50と観測装置20とをほぼ同時に放出することを前提として、観測装置20自体の降下速度を子弾50の降下速度よりも遅くするようにしている。
本実施形態において示すパラシュート放出部29は、観測装置20を飛翔体10からほぼ同時に放出した後、そのパラシュート28を所定のタイミングで外部に放出して開傘させる機能を有している。
なお、上記したパラシュート28に限るものではなく、飛び出し式の金属製フィン等を採用することもできる。
観測装置20,20の減速機構23,23は、本実施形態においては、各観測装置20を互いに同一の降下速度となるように設定されている。具体的には、互いに同一のパラシュートを用いている。
また、互いに自重が異なる観測装置を搭載しているときには、各観測装置が互いに同一の降下速度となるように設定する。
なお、図1において、(ウ)で示すパラシュート28は開傘途中のもの、また、(エ)で示すものは開傘完了したものを示している。
紫外線データ取得部24、赤外線データ取得部25及び可視光線データ取得部26は、それぞれ子弾50の各着弾点Pを含む領域aを撮影するための紫外線カメラ、赤外線カメラ及び可視光線カメラを有するものである。
GPS60は測位情報を取得するためのものであり、また、方位センサ61は、方位情報を取得するためのものである。
図4は、画像処理部27が有する機能を示すブロック図、図5(A)は、子弾の起爆数の検出処理の詳細を示すフローチャート、(B)は各処理の様子を示す説明図である。
画像処理部27は、図4に示すように、CPU(Central Processing Unit)、インターフェース回路(図示しない)からなる処理部本体70と、記憶部71とを有してなるものであり、その記憶部71には、下記の機能を発揮させるための所要のプログラムの他、飛翔体10に格納した子弾50の個数が記憶されている。
・紫外線データ取得部24で取得した紫外線データに基づいて、子弾50の起爆数を検出する機能。この機能を「起爆数検出手段27a」という。
この機能の詳細について、図5を参照して説明する。
ステップ1:紫外線カメラによって紫外線画像を撮影取得する。
なお、図5においてはステップ1を「S1」と略記し、以下の各ステップについても同様に表記する。
ステップ2:光強度の閾値による起爆信号(発光点)の二値化処理を行う。
ステップ3:起爆信号を含む領域を抽出する。
すなわち、紫外線画像に含まれるノイズを除去するとともに、起爆信号を含む領域の明確化を行い、各起爆信号に対して識別情報(ID)を付与する。
ステップ4:起爆信号を系時的に追跡処理する。
前回のサンプリングのときと比較して、起爆信号の位置・範囲等から同じ識別情報(ID)を付与した起爆信号を特定して追跡処理する。
ステップ5:子弾50の起爆数を算出し、また、不発弾については不発弾情報を付与する。
・上記GPS60で取得した測位情報と、方位センサ61で取得した方位情報とに基づいて、子弾50の起爆位置を算出する機能。この機能を「起爆位置算出手段27b」という。
すなわち、子弾50の起爆位置情報を取得する。
・少なくとも当該起爆数を下記の無線送信部22によって地上局40に向けて送信させるための機能。この機能を「送信手段27c」という。
本実施形態においては、紫外線データ、赤外線データ、可視光線データ、検出した起爆数及び起爆位置(起爆位置情報)を地上局40に向けて送信させるようにしている。
無線送信部22は、画像処理部27において処理された各データを下記の無線受信部41に向けて無線送信する機能を有している。
図6は、地上局の本体が有する機能を示すブロック図である。
地上局40には、無線受信部41、本体42、ディスプレイ等の表示部(以下、「ディスプレイ」という。)43及びキーボート45等を有している。なお、44はアンテナである。
無線受信部41は、上記した観測装置20無線送信部22から無線送信された静止画データや動画データ等の紫外線、赤外線及び可視光線の各データを受信する機能を有するものである。
なお、無線送信部22から無線送信される各データを中継するための中継装置を介した構成にしてもよい。
本体42は、CPU(Central Processing Unit)、インターフェース回路及びメモリ(いずれも図示しない)等からなるものであり、そのメモリに記憶されている所要のプログラムの実行により、次の各機能を発揮する。
・観測装置20から送信された当該起爆数を含む送信情報を無線受信部41によって受信するための機能。この機能を「受信手段42a」という。
・受信した起爆数と飛翔体10に格納されていた子弾50の数とを比較して、不発弾の数を算出する機能。この機能を「不発弾数算出手段42b」という。
・紫外線データ、赤外線データ及び可視光線データを合成した合成画像を生成する機能。この機能を「合成画像生成手段42c」という。
・少なくとも算出した不発弾の数をディスプレイ43に表示させる機能。この機能を「表示手段42d」という。
本実施形態においては、合成された画像に、不発弾の概略着弾範囲とその数を重畳表示している。
これにより、オペレータは、ディスプレイ43において不発弾の数と概略着弾範囲を視覚的に把握することができる。
また、不発弾の概略着弾範囲を特定することができるので、その不発弾の回収処理等を容易かつ短時間で行うことができる。
以上の構成からなる本発明の一実施形態に係る着弾観測システムの動作について、図7を参照して説明する。図7は、本発明の一実施形態に係る着弾観測システムの動作を示すフローチャート、図8は、地上局のディスプレイに表示される画像の説明図であり、(A)は可視光線画像、(B)は紫外線画像、(C)は、モノクロの赤外線画像、(D)は、カラー処理後の赤外線画像、(E)は、それらの画像を合成した画像をそれぞれ示している。
なお、図7においてはステップ1を「Sa1」と略記し、以下の各ステップについても同様に表記する。
まず、発射装置30から飛翔体10が発射された後、例えば(ア)で示す位置においてロケットモータの燃焼が終了すると、その後、飛翔体10は弾道飛翔し、(イ)で示す着弾前の所定の高度において、観測装置20,20と子弾50…が放出される。
ステップ1:観測装置20,20が放出されると、これに配設されているパラシュート28,28が開傘し始め、その開傘とともに観測装置20の降下速度が、子弾50の降下速度よりも小さくなり、観測装置20…よりも先に子弾50が着弾する。
すなわち、子弾50よりも観測装置20…が相対的に上方に位置させて、子弾50の降下状態を観察できるようにしている。
また、紫外線データの他、本実施形態においては、赤外線データ、可視光線データ、方位情報、測位情報の取得を開始する。
すなわち、子弾50が着弾してから観測装置20,20が着弾するまでの間、観測装置20…に搭載した紫外線データ取得部24、赤外線データ取得部25及び可視光線データ取得部26によって、着弾前から、着弾後の子弾50の着弾点Pを含む広い領域aが撮影(データ取得)される。
ステップ2:図5において詳述したように子弾50の起爆数を検出する。
ステップ3:紫外線データ取得部24、赤外線データ取得部25及び可視光線データ取得部26によって取得した各データは、無線送信部22によって地上局40に向けて無線送信される。
ステップ4:観測装置20から送信された各データを受信処理する。
ステップ5:各種受信情報の統合処理を行う。
すなわち、受信した起爆数と飛翔体10に格納されていた子弾の個数とを比較して、不発弾の個数を算出し、算出した不発弾の個数をディスプレイ43に表示させる。また、図8に示すように、取得した紫外線データ、赤外線データ及び可視光線データを合成して、同図(E)に示すような合成画像を生成し、この生成した合成画像をディスプレイ43に表示する。
このとき、ディスプレイ43に表示されている画像に、起爆した子弾50の各位置にP1が、また、不発弾の概略着弾範囲にP2がそれぞれ対応して重畳表示される。
これにより、オペレータがディスプレイ43に表示されている着弾点Pを含む領域a(図1参照)の画像を見ながら、次弾の発射を行うか否かを判断できるとともに、不発弾の概略着弾範囲を把握することができる。
ステップ6:観測装置20からのデータ受信があるか否かを判定し、当該データ受信があればステップ1に戻り、当該データ受信がなければ処理を終了する。
本実施形態においては、データ受信の有無によって観測装置20が着弾したか否かの判定を行っているが、これに限るものではない。
以上の構成からなる本発明の一実施形態によれば、次の効果を得ることができる。
・不発弾の有無を容易に知得することができる。
・起爆位置算出手段を設けているので、不発弾を容易に探出することができる。
・子弾の着弾前から着弾点を含む広い領域の状況を確実に観測して把握することができる。
・飛翔体から複数の観測装置を放出しているので、着弾点を含むより広い領域、又は着弾点の周辺の領域を撮影することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限るものではなく、次のような変形実施が可能である。
(1)飛翔体に格納され、かつ、その飛翔体の弾着前に外部に放出される観測装置に、この観測装置の降下速度を遅くするための減速機構、その飛翔体の弾着点を含む領域の紫外線データを取得するための紫外線データ取得部及び取得した紫外線データを地上局に向けて無線送信するための無線送信部とを搭載する一方、その地上局には、観測装置から無線送信された紫外線データを受信する無線受信部及び飛翔体の着弾状況を表示観測するための表示部を配設した構成にするとともに、紫外線データ取得部で取得した紫外線データに基づいて、起爆の有無を検出する起爆検出手段と、少なくとも検出した起爆の有無を無線送信部によって地上局に向けて送信させるための送信手段とを観測装置に設ける一方、観測装置から送信された当該起爆の有無を含む送信情報を無線受信部によって受信するための受信手段と、受信した起爆の有無を表示装置に表示させる表示手段とを地上局に配設した構成。
(2)飛翔体に格納され、かつ、その飛翔体の弾着前に外部に放出される観測装置に、この観測装置の降下速度を遅くするための減速機構、その飛翔体の弾着点を含む領域の紫外線データを取得するための紫外線データ取得部及び取得した紫外線データを地上局に向けて無線送信するための無線送信部とを搭載する一方、その地上局には、観測装置から無線送信された紫外線データを受信する無線受信部及び飛翔体の着弾状況を表示観測するための表示部を配設した構成にするとともに、紫外線データ取得部で取得した紫外線データを無線送信部によって地上局に向けて送信させるための送信手段を観測装置に設ける一方、紫外線データ取得部で取得した紫外線データに基づいて、起爆の有無を検出する起爆数検出手段と、起爆の有無を表示装置に表示させる表示手段とを地上局に配設した構成。
(3)一又は二以上の子弾と、降下速度を遅くするための減速機構、その子弾の着弾点を含む領域の紫外線データを取得するための紫外線データ取得部及び取得した紫外線データを地上局に向けて無線送信するための無線送信部を搭載した観測装置とを外部に放出可能に格納した飛翔体と、その観測装置から無線送信された紫外線データを受信する無線受信部及び放出された子弾の着弾状況を表示観測するための表示部を配設した地上局とを含む構成にするとともに、紫外線データ取得部で取得した紫外線データを無線送信部によって地上局に向けて送信させるための送信手段を観測装置に設け、紫外線データ取得部で取得した紫外線データに基づいて、子弾の起爆数を検出する起爆数検出手段と、検出した起爆数と飛翔体に格納されていた子弾の数とを比較して、不発弾の数を算出する不発弾数算出手段と、算出した不発弾の数を表示装置に表示させる表示手段とを地上局に配設し、観測装置には、測位情報を取得するためのGPS、方位情報を取得するための方位センサを搭載しており、上記GPSで取得した測位情報と、方位センサで取得した方位情報とに基づいて、子弾の起爆位置を算出する起爆位置算出手段を有する構成。
(4)上記した実施形態においては、記憶部71に、飛翔体10に格納した子弾50の個数を記憶した構成のものについて説明したが、発射装置30と地上局40とを有線又は無線による電気通信回線によって接続可能な構成にしておき、発射装置30に発射に係る飛翔体10に格納した子弾の個数を記憶するとともに、その子弾の個数を地上局に向けて送信するようにしてもよい。
(5)上記した実施形態においては、各観測装置を互いに同一の降下速度となるように各減速機構を設定した例について説明したが、各観測装置を互いに異なる降下速度となるように各減速機構を設定してもよい。これにより、データの取得を長時間にわたり行うことができる。
(6)上記した実施形態においては、観測装置の装置本体に紫外線データ取得部、赤外線データ取得部及び可視光線データ取得部を固定した構成について説明したが、それら各データ取得部又は観測装置全体に俯角を持たせて旋回させる俯角旋回機構部を設けた構成にしてもよい。これにより、広範囲を走査してデータの取得を行うことができるので、着弾点を含めたより広い範囲の状況をさらに確認しやすくなる。
(7)紫外線データ取得部、赤外線データ取得部及び可視光線データ取得部を一組とし、これらの組を一つの観測装置に複数組設けるとともに、各組を互いに異なる領域のデータを取得するように配置した構成にしてもよい。これにより、一つの観測装置で複数の観測装置を降下させたときと同等の広範囲のデータ取得を行うことができる。
10 飛翔体
20 観測装置
22 無線送信部
23 減速機構
24 紫外線データ取得部
25 赤外線データ取得部
26 可視光線データ取得部
27a 起爆数検出手段
27b 起爆位置算出手段
27c 送信手段
40 地上局
41 無線受信部
42a 受信手段
42b 不発弾数算出手段
42c 合成画像生成手段
42d 表示手段
43 表示部(ディスプレイ)
50 子弾
60 GPS
61 方位センサ
71 記憶部

Claims (7)

  1. 一又は二以上の子弾と、降下速度を遅くするための減速機構、その子弾の着弾点を含む領域の紫外線データを取得するための紫外線データ取得部及び取得した紫外線データを地上局に向けて無線送信するための無線送信部を搭載した観測装置とを外部に放出可能に格納した飛翔体と、
    その観測装置から無線送信された紫外線データを受信する無線受信部及び放出された子弾の着弾状況を表示観測するための表示部を配設した地上局とを含む着弾観測システムであって、
    紫外線データ取得部で取得した紫外線データに基づいて、子弾の起爆数を検出する起爆数検出手段と、
    少なくとも当該起爆数を無線送信部によって地上局に向けて送信させるための送信手段とを観測装置に設け、
    観測装置から送信された当該起爆数を含む送信情報を無線受信部によって受信するための受信手段と、
    受信した起爆数と飛翔体に格納されていた子弾の数とを比較して、不発弾の数を算出する不発弾数算出手段と、
    算出した不発弾の数を表示装置に表示させる表示手段とを地上局に配設し
    観測装置には、測位情報を取得するためのGPS、方位情報を取得するための方位センサを搭載しており、
    上記GPSで取得した測位情報と、方位センサで取得した方位情報とに基づいて、子弾の起爆位置を算出する起爆位置算出手段を有することを特徴とする着弾観測システム。
  2. 送信手段は、起爆数とともに紫外線データを無線送信部によって地上局に向けて送信させるとともに、
    表示手段は、紫外線データを表示装置に表示させることを特徴とする請求項1に記載の着弾観測システム。
  3. 一又は二以上の子弾と、降下速度を遅くするための減速機構、その子弾の着弾点を含む領域の紫外線データを取得するための紫外線データ取得部及び取得した紫外線データを地上局に向けて無線送信するための無線送信部を搭載した観測装置とを外部に放出可能に格納した飛翔体と、
    その観測装置から無線送信された紫外線データを受信する無線受信部及び放出された子弾の着弾状況を表示観測するための表示部を配設した地上局とを含む着弾観測システムであって、
    紫外線データ取得部で取得した紫外線データを無線送信部によって地上局に向けて送信させるための送信手段を観測装置に設け、
    紫外線データ取得部で取得した紫外線データに基づいて、子弾の起爆数を検出する起爆数検出手段と、
    検出した起爆数と飛翔体に格納されていた子弾の数とを比較して、不発弾の数を算出する不発弾数算出手段と、
    算出した不発弾の数を表示装置に表示させる表示手段とを地上局に配設し
    観測装置には、測位情報を取得するためのGPS、方位情報を取得するための方位センサを搭載しており、
    上記GPSで取得した測位情報と、方位センサで取得した方位情報とに基づいて、子弾の起爆位置を算出する起爆位置算出手段を有することを特徴とする着弾観測システム。
  4. 観測装置は、飛翔体に格納した子弾の数を記憶した記憶部を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の着弾観測システム。
  5. 観測装置は、赤外線データを取得する赤外線データ取得部と、可視光線データを取得する可視光線データ取得部とを有する一方、地上局には、紫外線データ、赤外線データ及び可視光線データを合成した合成画像を生成する合成画像生成手段が設けられており、
    表示手段は、生成した合成画像を表示装置に表示させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の着弾観測システム。
  6. 観測装置は、これの装置本体の上端部に減速機構を、また、下端部に紫外線データ取得部を配設していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の着弾観測システム。
  7. 飛翔体に複数の観測装置を格納していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の着弾観測システム。
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