JP2010260152A - 電動工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、胴体ハウジング部内のインバータ回路基板の装着スペースを縮小した電動工具を提供することにある。
【解決手段】
インバータ回路基板3に実装される半導体スイッチング素子3aの実装面は、第1軸受部23と対向するように配置され、かつインバータ回路基板3の前記実装面に実装された複数の半導体スイッチング素子3aの第1グループQ1〜Q4は、実装面から第1軸受部23までの離間距離Haを超えた高さHbを持つように、インバータ回路基板3の実装面と一端部間の胴体ハウジング部1a内の空間部において、第1軸受部23に隣接して装着されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、ブラシレスモータを駆動源とする電動工具に関する。本発明は、インバクトドライバ、ドライバドリル、振動ドリル、ハンマドリル等の締付け、穴あけ用工具以外に、丸鋸、ジグソー等のブラシレスモータを使用する他の電動工具にも適用可能である。
例えば、下記特許文献1に開示されているように、駆動源としてブラシレスモータ(ブラシレス直流モータ)を採用した電動工具が公知である。ブラシレスモータは整流子モータに比べて高効率であり、充電電池(電池パック)を使用したコードレスタイプの電動工具では1充電当りの作業時間を向上させることが可能である。またマイコン等を含むモータの駆動制御回路を搭載するので、電子制御により高度なモータの回転制御が容易となる。
ブラシレスモータは、周知のとおり、永久磁石を備えたマグネットロータと、3相巻線等の複数相のステータコイルを備えたステータと、ロータの永久磁石の磁力を検出してロータ位置を検出する複数のホールICより構成された磁気センサと、MOSFET(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)やIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)等の複数の半導体スイッチング素子(例えば、6個の素子)を用いて直流電圧をスイッチングして3相交流に変換して各相のステータコイルへ通電させるインバータ回路基板とから構成されている。複数の磁気センサは複数相のステータコイルに対応しており、各磁気センサによる回転子位置検出結果に基づいて各相のステータコイルの通電タイミングを設定するように構成されている。
ブラシレスモータおいては、インバータ回路基板に実装される半導体スイッチング素子(パワートランジスタ)に大電流を通電させるために電力損失が大きくなり、これによって、半導体スイッチング素子からの発熱量が大きくなるので、インバータ回路基板ならびにインバータ回路基板に実装された前記半導体スイッチング素子および他の回路素子が、高温となって熱的損傷を受け、劣化もしくは破壊する原因となる。
このため、特許文献1に開示されるように、電動工具の胴体ハウジング部内に収納されるインバータ回路基板に実装された半導体スイッチング素子を強制的に冷却するために、インバータ回路基板の半導体スイッチング素子を、モータ回転軸に取付けられた冷却ファンの外周部近傍に配置させることによって、半導体スイッチング素子の発熱を積極的に放熱させる対策が考えられている。
特開2006−297532号公報
しかしながら、上述したような半導体スイッチング素子として、放熱フィンを有するパワートランジスタを採用するブラシレスモータを電動工具に採用する場合には、モータ部を収納する胴体ハウジング部内に、モータ本体と近接して半導体スイッチング素子を実装するインバータ回路基板を設置しなければならないので、胴体ハウジング部の全長が長くなるという問題を生じ、もしくは胴体ハウジング部のモータ回転軸における周方向の寸法が大きくなるという問題を生じる。その結果、電動工具の胴体ハウジング部における軸方向の全長または径方向の寸法を短くコンパクトに改善することが困難となり、工具の操作生もしくは作業性を低下させることになる。
特許文献1に開示されているようなインバータ回路の半導体スイチング素子として、特に、MOSFET等の高出力パワートランジスタを採用する場合は、パワートランジスタのリード線の差込み型実装技術によってパワートランジスタをインバータ回路基板に垂直に自立実装し、ドレイン電極側に放熱板(ヒートシンク)を設けて放熱効果を改善する必要があるため、胴体ハウジング部の軸方向の全長が長くなるという問題を生ずる。このため、工具の操作性もしくは作業性の面を考慮して胴体ハウジング部の軸方向の全長を短くすることが要求される。
従って、本発明の目的は、胴体ハウジング部の全長を低減して電動工具の小型化を図った、ブラシレスモータを採用する電動工具を提供することにある。
本発明の他の目的は、胴体ハウジング部内に配置されるインバータ回路基板の半導体パワートランジスタの冷却効果を改善した電動工具を提供することにある。
上記本発明の目的を達成するために、本願において開示される発明のうち、代表的なものの特徴を説明すれば、次のとおりである。
(1)本発明の一つの特徴によれば、モータ軸(モータ回転軸)を有するモータと、前記モータにより駆動される先端工具と、前記モータ収容するハウジングと、前記モータを駆動するためのスイッチング素子と、前記モータ軸を保持可能なベアリングと、を有する電動工具であって、前記スイッチング素子を、前記ハウジングの内部で前記モータ軸方向において、前記ベアリングとオーバーラップするように設ける。
(2)本発明の他の特徴によれば、前記ハウジングは、前記モータを収容するモータハウジング部と、前記モータハウジング部から下方へと伸びるグリップハウジング部と、を有し、前記ベアリング及びスイッチング素子は、前記モータハウジング部に設けられる。
(3)本発明のさらに他の特徴によれば、前記ハウジングは、左右分割式のハウジングであり、前記ベアリングは、前記モータハウジング部に設けられる左右方向に延びるリブにより保持される。
(4)本発明のさらに他の特徴によれば、前記モータ軸は、前記回路基板とほぼ直交するように設けられる。
(5)本発明のさらに他の特徴によれば、前記スイッチング素子は、複数設けられており、前記スイッチング素子の一部は、前記回路基板に寝かせた状態で設けられ、前記スイッチング素子の他の一部は、前記回路基板に起きた状態で設けられ、前記スイッチング素子の他の一部が、前記ベアリングとオーバーラップするように構成される。
(6)本発明のさらに他の特徴によれば、前記スイッチング素子の一部の前記モータ軸の軸後方には、前記リブが設けられる。
(7)本発明のさらに他の特徴によれば、前記左右分割式のハウジングは、左右方向の伸びるネジにより固定可能であり、前記モータハウジングには、ネジを固定するためのネジボスが設けられており、前記ネジボスと前記ベアリングの間に前記スイッチング素子の他の一部が配置される。
(8)本発明のさらに他の特徴によれば、一端部から他端部へ延在する胴体ハウジング部を有するハウジングと、前記胴体ハウジング部内の前記一端部から前記他端部に向う方向に延び、前記一端部側および前記他端部側の前記胴体ハウジング部内にそれぞれ設けられた第1および第2軸受部によって支承されたモータ回転軸および該モータ回転軸の中間部の外周辺に設けられたステータ巻線を有するブラシレスモータ部と、前記ステータ巻線に電源を供給するために複数の半導体スイッチング素子が実装され、かつ前記胴体ハウジング部内の前記一端部側に収納されたインバータ回路基板と、前記モータ回転軸の回転出力に基づいて駆動され、かつ前記胴体ハウジング部の前記他端部側に設けられた先端工具取付部と、前記モータ回転軸の回転出力を前記先端工具取付部へ伝達するために前記胴体ハウジング部の前記他端部側に設けられた動力伝達部と、を具備する電動工具であって、前記インバータ回路基板は、前記胴体ハウジング部の前記一端部側に設けられた前記第1軸受部と前記ステータ巻線間の前記胴体ハウジング部内の空間部において、前記モータ回転軸の軸方向を横切る方向に延在するように配置され、前記インバータ回路基板の前記半導体スイッチング素子の実装面は、前記第1軸受部と対向するように配置され、かつ前記インバータ回路基板の前記実装面に実装された前記複数の半導体スイッチング素子における第1グループの素子は、前記実装面から前記第1軸受部までの離間距離を超えた高さを持つように、前記実装面と前記一端部間の前記胴体ハウジング部内の空間部において、前記第1軸受部に隣接して実装される。
(9)本発明のさらに他の特徴によれば、前記インバータ回路基板の前記実装面に実装された前記複数の半導体スイッチング素子における第2グループの素子は、前記実装面から前記第1軸受部までの前記離間距離より低い高さを持つように、前記実装面と前記第1軸受部間の前記胴体ハウジング部内の空間部に装着される。
(10)本発明のさらに他の特徴によれば、前記第1グループおよび前記第2グルーフの半導体スイッチング素子は、それぞれ差込み型リード線を有する半導体パワートランジスタにより構成され、前記第1グループの素子は前記インバータ回路基板の前記実装面に対して前記差込み型リード線が垂直状態で装着され、前記第2グループの素子は、前記インバータ回路基板の前記実装面に対して前記差込み型リード線が折り曲げられて、該半導体パワートランジスタのパッケージ面が前記実装面に並行状態となるように装着される。
(11)本発明のさらに他の特徴によれば、前記モータ回転軸は、前記インバータ回路基板に設けられた貫通孔を介して、該インバータ回路基板に直交している。
(12)本発明のさらに他の特徴によれば、前記ハウジングは、前記胴体ハウジング部の延在方向から分岐して延出するハンドルハウジング部を有する。
(13)本発明のさらに他の特徴によれば、前記ハウジングは、前記モータ回転軸の中心軸を横切る垂直面で左右に二分割される半割ハウジング部材を左右方向に延びるネジにより締付けて構成されたものであり、前記第1軸受部は、前記胴体ハウジング部の前記一端部に形成された前記左右二分割方向に延びるリブの中央部に形成された穴部により保持される。
(14)本発明のさらに他の特徴によれば、前記インバータ回路基板に実装された前記第2グループの半導体スイッチング素子は、前記一端部に形成された前記リブと前記実装面間の前記胴体ハウジング部内の空間部において実装される。
(15)本発明のさらに他の特徴によれば、前記半割ハウジング部材は、前記胴体ハウジング部の前記一端部において該半割ハウジング部材を締付ける前記ネジに螺合するネジボスを有し、前記第1グループの半導体スイッチング素子は、該ネジボスと前記第1軸受部間の前記胴体ハウジング部内の空間部において、前記第1軸受部に隣接して装着される。
(16)本発明のさらに他の特徴によれば、前記インバータ回路基板は、円形状の前記実装面を有し、かつ該円形状実装面の中央部に前記モータ回転軸が横切る貫通孔を有し、前記第1グループの半導体スイッチング素子は、前記円形状実装面の前記貫通孔の周辺部において、前記貫通孔を挟む対向する一対の第1領域にそれぞれ実装された2対の半導体パワートランジスタから構成され、さらに前記第2グループの半導体スイッチング素子は、前記円形状実装面の前記貫通孔の周辺部において前記貫通孔を挟む対向する一対の第2領域にそれぞれ実装された1対の半導体パワートランジスタから構成されている。
(17)本発明のさらに他の特徴によれば、前記第2グループの半導体パワートランジスタが前記実装面の前記第2領域に実装された実装の高さは、前記第1グループの半導体パワートランジスタが前記実装面の前記第1領域に実装された高さより低い高さを有する。
(18)本発明のさらに他の特徴によれば、前記胴体ハウジング部の前記他端部側に設けられた前記第2軸受部と前記ステータ巻線間の前記胴体ハウジング部内の空間部において、前記モータ回転軸を回転軸とする冷却ファンが設けられ、前記胴体ハウジング部の前記一端部に通風口が設けられる。
上記本発明の構成による主な効果は次のとおりである。
上記本発明の構成(1)によれば、前記スイッチング素子を、前記ハウジングの内部で前記モータ軸方向において、前記ベアリングとオーバーラップするように設けることにより、モータ軸方向に延在するハウジングの長さを短縮することができる。
上記本発明の構成(8)によれば、前記インバータ回路基板は、前記胴体ハウジング部の前記一端部側に設けられた前記第1軸受部と前記ステータ巻線間の前記胴体ハウジング部内の空間部において、前記モータ回転軸の軸方向を横切る方向に延在するように配置され、前記インバータ回路基板の前記半導体スイッチング素子の実装面は、前記第1軸受部と対向するように配置され、かつ前記インバータ回路基板の前記実装面に実装された前記複数の半導体スイッチング素子における第1グループの素子は、前記実装面から前記第1軸受部までの離間距離を超えた高さを持つように、前記実装面と前記一端部間の前記胴体ハウジング部内の空間部において、前記第1軸受部に隣接して装着されるので、前記胴体ハウジング部の一端部側と前記インバータ回路基板間の胴体ハウジング部内おいて、前記インバータ回路基板のモータ回転軸方向の装着スペースを短縮することができる。
上記本発明の構成(5)によれば、前記スイッチング素子は、複数設けられており、前記スイッチング素子の一部は、前記回路基板に寝かせた状態で設けられ、前記スイッチング素子の他の一部は、前記回路基板に起きた状態で設けられ、前記スイッチング素子の他の一部が、前記ベアリングとオーバーラップするように構成されるので、前記回路基板に寝かせた前記スイッチング素子の一部は、実装スペースを低減することができる。
また、上記本発明の構成(9)によれば、前記インバータ回路基板の前記実装面に実装された前記複数の半導体スイッチング素子における第2グループの素子は、前記実装面から前記第1軸受部までの前記離間距離より低い高さを持つように、前記実装面と前記第1軸受部間の前記胴体ハウジング部内の空間部に装着されるので、前記第2グループの半導体スイッチング素子についても前記インバータ回路基板上の実装スペースを低減することができる。
上記本発明の構成(15)によれば、前記第1グループの半導体スイッチング素子は、前記ネジボスと前記第1軸受部間の前記胴体ハウジング部内の空間部において、前記第1軸受部に隣接して装着されるので、前記胴体ハウジング部のモータ回転軸に対する周径方向の寸法を短縮することができる。
また、上記本発明の構成(18)によれば、前記胴体ハウジング部の一端部には通風口が設けられ、モータ回転軸の第2軸受部側には冷却ファンが設けられているので、前記インバータ回路基板に実装される複数の半導体スイッチング素子の冷却効果を確保することができる。
従って、以上のような本発明の構成により、電動工具の全長を短縮して操作性もしくは作業性に優れた電動工具を提供することができる。
本発明の上記および他の目的、ならびに本発明の上記および他の新規な特徴、効果は、本明細書の以下の記述および添付図面から更に明らかにされる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材または要素には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1は本発明の実施態様に係るコードレスタイプのドライバドリルの全体構造を示す断面図、図2は図1に示したドライバドリルについてA−A線から視たインバータ回路基板の平面図、図3は図1に示したドライバドリルの要部拡大構成図、図4は図3に示した要部拡大構成図のB−B線断面図、図5は図4のD−D線から視たインバータ回路基板の平面図、図6は図1に示したドライバドリルの機能ブロック図である。
<電動工具50全体の組立構成について>
最初に、図1を参照して電動工具全体の組立構成について説明する。
電動工具50の本体は、胴体ハウジング部(モータハウジング部とも称する)1aおよびハンドルハウジング部(グリップハウジング部とも称する)1bから成るハウジング1内に収容されている。胴体ハウジング部(モータハウジング部)1aは、ブラシレスモータ部(ブラシレス直流モータ部)2のモータ回転軸(モータ軸)2eの軸方向(水平軸方向)に沿って、一端部(図面の左端部)1cから他端部(図面の右端部側)1dに延在し、胴体ハウジング部1aの一端部1c側においてブラシレスモータ部2およびインバータ回路の半導体スイッチング素子3aを実装するインバータ回路基板3を収容し、かつブラシレスモータ部2の他端部1d側において、動力伝達部5を構成する減速機構部5aおよびトルク調整部(クラッチ部)5bを収容する。
ハンドルハウジング部(グリップハウジング部)1bは、胴体ハウジング部1aの延在方向から分岐するように垂下し、作業者が片手で把持できるような外周形状を有する。ハンドルハウジング部1bの下端部には、ブラシレスモータ2の駆動電源となる電池パック8が着脱可能に装着されている。また、電池パック8の上部には、ブラシレスモータ2のインバータ回路基板3に組込まれたインバータ回路を制御するための制御回路基板4が、紙面を横切る方向に延在するように設けられている。
ブラシレスモータ部2は、本実施形態では3相ブラシレス直流モータからなる。ブラシレスモータ部2は、図3の要部拡大図に示されるように、円筒状の外形をもつステータ2cと、ステータ2cのティース部の内周部内に同心軸状に設けられ、モータ回転軸2e方向に延びるN極およびS極の永久磁石(マグネット)2bが埋め込まれたロータ(マグネットロータ)2aと、ステータ2cの3相巻線U、V、W(図6参照)を含むステータ巻線2dとから構成される。
ステータ巻線2dは、ステータヨーク2cのティース部(図示なし)を取り囲むように、樹脂材料からなる絶縁層2fを介してスロット内に巻回されている。ロータ2aの回転軸となるモータ回転軸2eは、その一端部が胴体ハウジング部1aの一端部1cに設けられた第1軸受部(例えば、ボールベアリング)23によって支承され、その他端部が胴体ハウジング部1a内の他端部1d側に設けられた第2軸受部(例えば、ボールベアリング)24によって支承されている。
ロータ2aの近傍には、ロータ2aの回転位置を検出するために、回転方向に60°毎に配置された3つの回転位置検出素子(ホールIC)10、11、12(図6参照)が配置される。スター結線されたステータ2cの3相巻線2d(U、V、W)には、回転位置検出素子10、11、12の位置検出信号に基づいて、インバータ回路基板3より電気角120°の通電区間に制御された電流が供給される。
図3に示されるように、ブラシレスモータ2のモータ回転軸2eの右端部側には冷却用ファン25が設けられ、冷却用ファン25近傍の胴体ハウジング部1aには、図示されていないが、通風口(排気口)が形成されている。一方、ブラシレスモータ2のモータ回転軸2eの左端部側において、インバータ回路基板3が収容される。なお、本発明に係る、インバータ回路基板3自体の実装構造およびインバータ回路基板3の胴体ハウジング部1a内への装着配置については後述する。
図3に示されるように、胴体ハウジング部1aの一端部1cには吸気用通風口21が形成され、インバータ回路基板3の近傍には吸気用通風口22が形成される。この吸気用通風口21、22から冷却用ファン25の近傍に形成される上記排気用通風口に至る胴体ハウジング部1a内の冷却用空気の流通路によって、インバータ回路基板3の半導体スイッチング素子3aの温度上昇、およびモータ2のステータ巻線2dの温度上昇を抑制する。特に、半導体スイッチング素子3a(図6のスイッチング素子Q1〜Q6)には大きなドレイン電流を流す必要があるので、大電流による半導体スイッチング素子3aの温度上昇を防止するために、冷却用ファン25によってインバータ回路基板3を強制的に空冷するように構成する。
ブラシレスモータ2のモータ回転軸2eの回転力は、該モータ回転軸2eに形成されたピニオンギヤに螺合される遊星ギヤを含む減速機構部5aに伝達される。減速機構部5aは、ピニオンギヤ(サンギヤ)と、該ピニオンギヤおよびリングギヤに噛合う遊星ギヤとを具備する周知の遊星歯車減速機構によって構成される。本実施形態では、3段の遊星歯車減速機構によってブラシレスモータ2のモータ回転軸2eの出力が減速された回転力としてトルク調整部5bに伝達される。
トルク調整部5bは、例えば、減速機構部5aの最終段の遊星歯車減速機構におけるリングギヤ5hに対する押圧力をトルク調整バネ5gの付勢力で調整し、設定トルク(負荷トルク)を調整できるように構成されている。もし、スピンドル5f(先端工具)への負荷トルクが設定トルクを超えると、トルク調整部5bは、減速機構部5aの回転出力軸5eを空転させてスピンドル5fへの回転伝達を遮断する。所謂、トルク調整部5bはクラッチ部としても機能する。
トルク調整部5bは、モード切替およびトルク調整ダイヤル(クラッチダイヤル)5dを有し、トルク調整ダイヤル5dによってドライバモードまたはドリルモードを設定できるように構成されている。また、トルク調整ダイヤル5dがドライバモードを選択している場合、トルク調整ダイヤル5dを複数段階の所定の回転角度に回転させることによって、トルク調整部5bは、リングギヤ5hに対するトルク調整バネ5gの付勢力(押圧力)を調整できる。すなわち、トルク調整ダイヤル5dの回転角度に従って減速機構部5aの出力軸5eからスピンドル5fに伝達される回転トルクを負荷に対応する所望の締付けトルクに調整することができる。
例えば、スピンドル5fに対する負荷トルクが、トルク調整ダイヤル5dの設定値未満の場合、リングギヤ5hは、トルク調整バネ5gの押圧力によって固定されて回転しなくなるので、減速機構部5aを構成する最終段の遊星ギヤ(図示なし)の回転がリングギヤ5hを介してスピンドル5fに伝達される。その結果、チャック5cにより着脱自在に取付けられた先端工具(ドライバビット)(図示なし)によって、ネジを被加工材にネジ込むことができる。
逆に、スピンドル5fにトルク調整ダイヤル5dの設定値以上の負荷トルクが作用した場合、リングギヤ5hがトルク調整バネ5gの押圧力によって固定されないので、減速機構部5aを構成する最終段の遊星ギヤは、軸5iを回転軸とする自転のみを行い、公転することができない。その結果、最終段の遊星ギヤの回転は、リングギヤ5hを介してスピンドル5fに伝達されることがない。従って、チャック5cに取付けられた先端工具(ドライバビット)によりネジを被加工材(図示なし)にネジ込むことが不可能となる。
このトルク調整部5bに装着されるトルク調整ダイヤル5dは、例えば、10段階のトルク設定が可能である。もし、設定した締付けトルク(滑り出しトルク)以上の負荷トルクがスピンドル5fに加わると、トルク調整部5bのクラッチ作用により減速機構部5aの回転出力軸5eはスピンドル5fとの結合から遮断されて空転することになり、これによってモータ2のロックが防止される。このように、トルク調整ダイヤル5dがドライバモードに設定されている場合は、モータ部2およびインバータ回路基板3には空転により過大なロック電流が流れないので、過大ロック電流に基づいて生ずるかも知れない半導体スイッチング素子3a(Q1〜Q6)の焼損を防止することができる。
一方、ハンドルハウジング部1bの上端部には、スイッチ部7aを有するスイッチトリガ(トリガ操作部)7が配設され、スイッチトリガ7がバネ力によって付勢された状態でハンドルハウジング部1bから突出している。スイッチ部7aは、スイッチ回路基板7bに電気的接続され、スイッチトリガ7の引込み操作量に応答した電気信号をスイッチ回路基板7bへ供給する。すなわち、スイッチトリガ7のトリガ操作量は、スイッチ部7aに形成されたポテンショメータの可動端子(摺動端子)(図示なし)に連動して電圧値に変換されて、後述する印加電圧設定回路15(図6参照)の設定電圧として演算部20へ入力される。
電池パック8は、スイッチ回路基板7bおよび制御回路基板4によって構成された、演算機能を含む制御回路30(図6参照)へ駆動電源を供給し、かつインバータ回路基板3によって構成されたインバータ回路3(図6参照)へ駆動電力を供給するように電気的接続されている。電池パック8は、例えば、リチウムイオン二次電池によって構成される。
図1に示されるように、胴体ハウジング部1aは、ハンドルハウジング部1bと共に、合成樹脂材料のハウジング1として一体に形成される。
電動工具50の組立時において、合成樹脂材料のハウジング1は、ブラシレスモータ2のモータ回転軸2eの中心軸に沿った垂直面で2分される断面形状が半円状の胴体ハウジング部1aとハンドルハウジング部1bとを含む一対のハウジング部材(1)を準備し、予め、図1に示すような一方の胴体ハウジング部1aに、インバータ回路基板3およびブラシレスモータ2のモータ回転軸2eやステータ2c等の組込みと、ハンドルハウジング部1bにスイッチ回路基板7bおよび制御回路基板4等の組込みを行い、しかる後、図1に示されるように、一対のハウジング部材1(胴体ハウジング部1aおよびハンドルハウジング部1bが一体化されたもの)の他方を上から重ねて、図3に示されるようなネジボス1fと螺合するネジによって締付けて一対のハウジング1を組立てる。
従って、胴体ハウジング部1aおよびハンドルハウジング部1bには、ブラシレスモータ2のステータ2c、モータ回転軸2eの軸受部23、24等の固定部または保持部(嵌挿部)を形成するための複数のリブ部(ハウジング1a、1bの肉厚部)を設ける必要がある。例えば、図4に示されるように、胴体ハウジング部1aの一端部1cには、モータ回転軸2eの第1軸受部23を保持するための軸受保持部(軸受嵌挿部)1eを形成するためにリブ部(肉厚部)1rが設けられる。
このため、胴体ハウジング部1aのモータ回転軸2e方向の長さ寸法を低減することが困難となる場合がある。特に、ブラシレスモータ2を使用する電動工具50では、半導体スイッチング素子3aとして複数のパワートランジスタを実装するインバータ回路基板3を収容しなければならないので、胴体ハウジング部1a内に比較的大きなインバータ回路基板3の占有スペースを確保する必要がある。本発明によれば、後述するように、胴体ハウジング部1a内におけるインバータ回路基板3の収容スペースの軽減化が図られる。
<電動工具50の全体の回路構成について>
次に、電動工具50の回路構成について、図6に示した回路機能プロック図を参照して説明する。図6に示されるように、インバータ回路部(3)は、上述したインバータ回路基板3に実装された、3相ブリッジ形式に接続された半導体スイッチング素子(半導体パワーデバイス)3aである6個のパワーMOSFET3a(Q1〜Q6)から構成される。
ブリッジ接続された6個のMOSFETQ1〜Q6は、制御信号出力回路13に接続され、また、6個のMOSFETQ1〜Q6のドレインまたはソースはスター結線されたステータ巻線U、VおよびWに接続される。これによって、6個のMOSFETQ1〜Q6は、制御信号出力回路13から入力されたスイッチング駆動信号H1〜H6によってスイッチング動作を行い、インバータ回路部3に印加される電池パック8の直流電圧を、3相(U相、V相、W相)の駆動電圧Vu、Vv、Vwとして、ステータ巻線U、V、Wへ電力を供給する。
制御回路部30は、制御信号出力回路13に制御信号を出力するために設けられたもので、図1に示したスイッチ回路基板7bおよび制御回路基板4の回路装置を含む。機能的には処理プログラムとデータに基づいて制御信号出力回路13へ駆動信号を出力するための演算部20と、上記3つのホールIC10、11、12の出力信号に基づいてロータ2aとステータ2cのステータ巻線2dの3相巻線U、V、Wとの関係位置を検出し、演算部20へ通常のロータ2aの位置情報を出力する回転子位置検出部16と、回転子位置検出回路16の検出信号に基づいて回転数を検出する回転数検出回路17と、インバータ回路部3の半導体スイッチング素子3aの温度上昇を感熱素子19aによって測定し、その測定信号を演算部20へ出力する温度上昇測定回路19と、モータ2の駆動電流を常に検出して、その情報を演算部20に出力する電流検出回路18と、上記したスイッチトリガ7のトリガ操作量に応答してスイッチ部7aにおいて発生する出力制御信号に対応するPWM信号のデューティ比を設定するための印加電圧設定回路14と、モータ2の正逆切替レバー9による正方向回転または逆方向回転の操作を検出してモータ2の回転方向を設定するための回転方向設定回路15と、から構成されている。
制御回路部30は、6個のMOSFETQ1〜Q6の各ゲートを駆動するスイッチング駆動信号(3相信号)のうち、3個の負電源側MOSFETQ4、Q5、Q6をパルス幅変調信号(PWM信号)H4、H5、H6として供給し、スイッチトリガ7のトリガ操作に応答する印加電圧設定回路14の出力信号に基づいて、PWM信号のパルス幅のデューティ比を変化させることによりモータ2への電力を調整し、モータ2の起動および速度を制御する。
ブラシレスモータ2のモータ回転軸2eに出力されるモータ回転数(回転速度)は、上述したように、動力伝達部5を構成する減速機構部5aによって減速され、減速された回転力は、トルク調整部5bを介してチャック5cに取付けられた先端工具に伝達される。
<インバータ回路基板3の胴体ハウジング部1a内の配置について>
図2に示されるように、インバータ回路基板3は、配線パターン(図示なし)が形成されたほぼ円形形状のプリント基板から成り、該インバータ回路基板3の中央部にはモータ回転軸2eを貫通させるための貫通孔3dが形成されている。また、インバータ回路基板3のほぼ円周部には、6個の半導体スイッチング素子3a(図6の半導体スイッチング素子Q1〜Q6)が実装されている。インバータ回路基板3とステータ巻線2d間の電気的配線、インバータ回路基板3と制御回路基板4間の電気的配線、およびインバータ回路基板3とスイッチ回路基板7b間の電気的配線には、大電流用導線3bおよび小電流用導線3cが使用されている。
6個の半導体スイッチング素子Q1〜Q6は、例えば、パワーMOSFET(パワー絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)3aから構成される。各MOSFET3aは、ドレイン電極端子、ソース電極端子およびゲート電極端子の3本の端子wを有し、さらにドレイン電極端子wには、過大負荷電流時の熱放散を促進させるための放熱板(ヒートシンク)rが一体に形成されている。
特に、インバータ回路基板3の実装面の上段と下段の水平方向(モータ回転軸の延在方向を横切る水平方向)には、互いにドレイン放熱板r(ドレイン電極端子w)が対向するように、2対の半導体スイッチング素子Q1〜Q4(第1グループを構成する半導体スイッチング素子3a)が、各3本の電極端子wの差込み型実装技術によってインバータ回路基板3に対して垂直に自立実装されている。言い換えれば、第1グループを構成する2対の半導体スイッチング素子Q1〜Q4は、モータ回転軸2eの軸中心に対して略点対称となるように配置されている。
また、図2に示されるように、第2グループを構成する1対の半導体スイッチング素子Q5およびQ6は、中段の水平方向に対して点対称に左右に対向配置され、それら一対の3本の電極端子wは、図4および図5に示されるように、途中で直角に折り曲げられて、ドレイン放熱板rがインバータ回路基板3の実装面と並行となり、かつ上向きになるように実装されている。
このように、図4および図5に示されるように、第1グループの半導体スイッチング素子Q1〜Q4のドレイン放熱板rを貫通孔3d側に対面させ、かつ第2グループの半導体スイッチング素子Q5、Q6のドレイン放熱板rを上向きに配置することにより、吸気用通風口21または吸気用通風口22から吸気された冷却空気を貫通孔3dに流通させることによって、ドレイン放熱板rによる放熱効果を確保することができる。
図3に示されるように、インバータ回路基板3に実装される第1グループの半導体スイッチング素子Q1〜Q4(3a)の実装高さHbは、軸受保持部1eに保持される軸受部(ボールベアリング)23までの実装面からの高さ(離間距離)Haより高くなるように、すなわち、Hb>Haの関係になるように、軸受部23とネジボス1f間の胴体ハウジング部1a内の空間部に収容される。すなわち、半導体スイッチング素子Q1〜Q4(3a)は、胴体ハウジング部1a内でモータ軸2eの軸方向において、軸受部23(ベアリング部)とオーバーラップするように配置される。言い換えれば、胴体ハウジング部1a内のモータ軸2eに対する周径方向において、軸受部23が配置され、かつ該軸受部23に半導体スイッチング素子Q1〜Q4(3a)の少なくとも一部が重ねられるように配置された、所謂、オーバーラップ配置となっている。
また、図4に示されるように、インバータ回路基板の実装面に実装される第2グループの半導体スイッチング素子Q5、Q6は、実装面から軸受部23までの離間距離Haより低い高さHcを持つように、実装面と軸受部23間の胴体ハウジング部1a内の空間部に装着される。すなわち、軸受部23を保持するための軸受保持部(軸受嵌挿部)1eを形成するためのリブ部1rの内壁は、比較的厚く形成されるので、第2グループ半導体スイッチング素子Q5、Q6の実装高さHcは、図4および図5に示されるように、リブ部1rの内壁に当接しないように制限する(図4参照)。また、第2グループの半導体スイッチング素子Q5、Q6の実装幅Wsは、リブ部1rの内壁幅Wrより狭く、Ws<Wrの関係に制限される(図5参照)。このために、図4に示されるように、第2グループ半導体スイッチング素子Q5、Q6は、差込み型リードwが直角に折り曲げられ、それらのドレイン放熱板rがインバータ回路基板3の実装面と並行となるように上向きに実装されている。
以上のような胴体ハウジング部1a内のインバータ回路基板3の収容配置にすることにより、軸受部23を保持する軸受保持部1eを有する軸受部室(ボールベアリング室)におけるインバータ回路基板3の装着スペースを低減することができる。またインバータ回路基板3への複数の半導体スイッチング素子3a(Q1〜Q6)の実装レイアウトは、放熱を効率よく行うことができる。
以上の実施形態によれば、半導体スイッチング素子の放熱効果を阻害することなく、図3、図4および図5に示されるように、インバータ回路基板3の装着スペースを低減することができる。その結果、胴体ハウジング部1aの一端部1c側の寸法Le(図3参照)を短縮することができ、電動工具50の全長(胴体ハウジング部1aが延在する方向の全長)を従来の電動工具より低減させることができる。
なお、以上の実施形態では、インバータ回路基板に実装する半導体スイッチング素子としてMOSFETを使用したが、上記MOSFET以外に、IGBT(絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ)、バイポーラトランジスタ等のバワートランジスタを適用することができる。また、上記実施形態では、3相インバータ回路基板を使用する電動工具について説明したが、3相以外のインバータ回路基板またはモータ制御回路基板を使用する電動工具についても適用することができる。
また、上記半導体スイッチング素子は、インバータ回路基板に対して電極端子を垂直状態に実装する差込み実装型(自立実装型)のパッケージを使用した構造について述べたが、面実装型のパッケージを持つトランジスタを使用してもよい。また、ドレイン等の放熱を兼ねる電極は、一部がパッケージに埋め込まれたパッケージ構造を使用してもよい。
本発明は、上述したドライバドリルに限らず、インパクトドライバ、ドリル、振動ドリル、ハンマドリル等の締付け、穴あけ用工具に適用可能であり、さらに丸鋸、ジグソー等のブラシレスモータを使用する電動工具にも適用可能である。これらの適用範囲についても、上述した実施態様と同様な効果を得ることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
本発明の実施形態に係る電動工具の全体構造断面図。 図1に示した電動工具のA−A線に沿うインバータ回路基板の平面図。 図1に示した電動工具の要部拡大断面図。 図3に示した電動工具の要部断面図。 図4のD−D線に沿うインバータ回路基板の平面図。 図1に示した電動工具の回路機能ブロック図。
1:ハウジング 1a:胴体ハウジング部(モータハウジング部)
1b:ハンドルハウジング部(グリップハウジング部)
1c:胴体ハウジング部一端部 1d:胴体ハウジング部他端部 1r:リブ部
2:ブラシレスモータ 2a:ロータ(マグネットロータ) 2b:永久磁石
2c:ステータ(ステータヨーク) 2d:ステータ巻線 2e:モータ回転軸
2f:絶縁層 3:インバータ回路基板(インバータ回路部)
3a:半導体スイッチング素子 3b:大電流用導線 3c:小電流用導線
3d:貫通孔 4:制御回路基板 5:動力伝達部 5a:減速機構部
5b:トルク調整部 5c:チャック(先端工具取付部)
5d:トルク調整ダイヤル 5e:減速機構部の回転出力軸 5f:スピンドル
5g:トルク調整バネ 5h:リングギヤ 7:スイッチトリガ
7a:スイッチ部 7b:スイッチ回路基板 8:電池パック
9:正逆切替レバー 10、11、12:回転位置検出素子(ホールIC)
13:制御信号出力回路 14:印加電圧設定回路 15:回転方向設定回路
16:回転子位置検出回路 17:回転数検出回路 18:電流検出回路
19:温度上昇測定回路 19a:感熱素子(サーミスタ) 20:演算部
21:通風口(吸気口) 22:通風口(吸気口)
23:第1軸受部(ボールベアリング部)
24:第2軸受部(ボールベアリング部)
25:冷却用ファン 30:制御回路部 50:電動工具
Ha:インバータ回路基板と軸受部間の離間距離
Hb:第1グループ半導体スイッチング素子の実装高さ
Hc:第2グループ半導体スイッチング素子の実装高さ
Q1〜Q4:第1グループの半導体スイッチング素子
Q5、Q6:第2グループの半導体スイッチング素子

Claims (18)

  1. モータ軸を有するモータと、前記モータにより駆動される先端工具と、前記モータ収容するハウジングと、前記モータを駆動するためのスイッチング素子と、前記モータ軸を保持可能なベアリングと、を有する電動工具であって、
    前記スイッチング素子を、前記ハウジングの内部で前記モータ軸方向において、前記ベアリングとオーバーラップするように設けたことを特徴とする電動工具。
  2. 前記ハウジングは、前記モータを収容するモータハウジング部と、前記モータハウジング部から下方へと伸びるグリップハウジング部と、を有し、
    前記ベアリング及びスイッチング素子は、前記モータハウジング部に設けられることを特徴とする請求項1記載の電動工具。
  3. 前記ハウジングは、左右分割式のハウジングであり、前記ベアリングは、前記モータハウジング部に設けられる左右方向に延びるリブにより保持されていることを特徴とする請求項2記載の電動工具。
  4. 前記モータ軸は、前記回路基板とほぼ直交するように設けられることを特徴とする請求項3記載の電動工具。
  5. 前記スイッチング素子は、複数設けられており、前記スイッチング素子の一部は、前記回路基板に寝かせた状態で設けられ、前記スイッチング素子の他の一部は、前記回路基板に起きた状態で設けられ、前記スイッチング素子の他の一部が、前記ベアリングとオーバーラップすることを特徴とする請求項4記載の電動工具。
  6. 前記スイッチング素子の一部の前記モータ軸の軸後方には、前記リブが設けられることを特徴とする請求項5記載の電動工具。
  7. 前記左右分割式のハウジングは、左右方向の伸びるネジにより固定可能であり、前記モータハウジングには、ネジを固定するためのネジボスが設けられており、前記ネジボスと前記ベアリングの間に前記スイッチング素子の他の一部が配置されることを特徴とする請求項5記載の電動工具。
  8. 一端部から他端部へ延在する胴体ハウジング部を有するハウジングと、前記胴体ハウジング部内の前記一端部から前記他端部に向う方向に延び、前記一端部側および前記他端部側の前記胴体ハウジング部内にそれぞれ設けられた第1および第2軸受部によって支承されたモータ回転軸および該モータ回転軸の中間部の外周辺に設けられたステータ巻線を有するブラシレスモータ部と、前記ステータ巻線に電源を供給するために複数の半導体スイッチング素子が実装され、かつ前記胴体ハウジング部内の前記一端部側に収納されたインバータ回路基板と、前記モータ回転軸の回転出力に基づいて駆動され、かつ前記胴体ハウジング部の前記他端部側に設けられた先端工具取付部と、前記モータ回転軸の回転出力を前記先端工具取付部へ伝達するために前記胴体ハウジング部の前記他端部側に設けられた動力伝達部と、を具備する電動工具であって、
    前記インバータ回路基板は、前記胴体ハウジング部の前記一端部側に設けられた前記第1軸受部と前記ステータ巻線間の前記胴体ハウジング部内の空間部において、前記モータ回転軸の軸方向を横切る方向に延在するように配置され、
    前記インバータ回路基板の前記半導体スイッチング素子の実装面は、前記第1軸受部と対向するように配置され、かつ前記インバータ回路基板の前記実装面に実装された前記複数の半導体スイッチング素子における第1グループの素子は、前記実装面から前記第1軸受部までの離間距離を超えた高さを持つように、前記実装面と前記一端部間の前記胴体ハウジング部内の空間部において、前記第1軸受部に隣接して実装されていることを特徴とする電動工具。
  9. 前記インバータ回路基板の前記実装面に実装された前記複数の半導体スイッチング素子における第2グループの素子は、前記実装面から前記第1軸受部までの前記離間距離より低い高さを持つように、前記実装面と前記第1軸受部間の前記胴体ハウジング部内の空間部に装着されていることを特徴とする請求項8に記載された電動工具。
  10. 前記第1グループおよび前記第2グルーフの半導体スイッチング素子は、それぞれ差込み型リード線を有する半導体パワートランジスタにより構成され、前記第1グループの素子は前記インバータ回路基板の前記実装面に対して前記差込み型リード線が垂直状態で装着され、前記第2グループの素子は、前記インバータ回路基板の前記実装面に対して前記差込み型リード線が折り曲げられて、該半導体パワートランジスタのパッケージ面が前記実装面に並行状態となるように装着されていることを特徴とする請求項8または請求項9に記載された電動工具。
  11. 前記モータ回転軸は、前記インバータ回路基板に設けられた貫通孔を介して、該インバータ回路基板に直交していることを特徴とする請求項8乃至請求項10のいずれか一つに記載された電動工具。
  12. 前記ハウジングは、前記胴体ハウジング部の延在方向から分岐して延出するハンドルハウジング部を有することを特徴とする請求項8乃至請求項11のいずれか一つに記載された電動工具。
  13. 前記ハウジングは、前記モータ回転軸の中心軸を横切る垂直面で左右に二分割される半割ハウジング部材を左右方向に延びるネジにより締付けて構成されたものであり、前記第1軸受部は、前記胴体ハウジング部の前記一端部に形成された前記左右二分割方向に延びるリブの中央部に形成された穴部により保持されていることを特徴とする請求項8乃至請求項12のいずれか一つに記載された電動工具。
  14. 前記インバータ回路基板に実装された前記第2グループの半導体スイッチング素子は、前記一端部に形成された前記リブと前記実装面間の前記胴体ハウジング部内の空間部において実装されていることを特徴とする請求項13に記載された電動工具。
  15. 前記半割ハウジング部材は、前記胴体ハウジング部の前記一端部において該半割ハウジング部材を締付ける前記ネジに螺合するネジボスを有し、前記第1グループの半導体スイッチング素子は、該ネジボスと前記第1軸受部間の前記胴体ハウジング部内の空間部において、前記第1軸受部に隣接して装着されていることを特徴とする請求項14に記載された電動工具。
  16. 前記インバータ回路基板は、円形状の前記実装面を有し、かつ該円形状実装面の中央部に前記モータ回転軸が横切る貫通孔を有し、
    前記第1グループの半導体スイッチング素子は、前記円形状実装面の前記貫通孔の周辺部において、前記貫通孔を挟む対向する一対の第1領域にそれぞれ実装された2対の半導体パワートランジスタから構成され、さらに、
    前記第2グループの半導体スイッチング素子は、前記円形状実装面の前記貫通孔の周辺部において、前記貫通孔を挟む対向する一対の第2領域にそれぞれ実装された1対の半導体パワートランジスタから構成されていることを特徴とする請求項9乃至請求項15のいずれか一つに記載された電動工具。
  17. 前記第2グループの半導体パワートランジスタが前記実装面の前記第2領域に実装された実装の高さは、前記第1グループの半導体パワートランジスタが前記実装面の前記第1領域に実装された高さより低い高さを有することを特徴とする請求項16に記載された電動工具。
  18. 前記胴体ハウジング部の前記他端部側に設けられた前記第2軸受部と前記ステータ巻線間の前記胴体ハウジング部内の空間部において、前記モータ回転軸を回転軸とする冷却ファンが設けられ、前記胴体ハウジング部の前記一端部に通風口が設けられていることを特徴とする請求項8乃至請求項17のいずれか一つに記載された電動工具。
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