JP2010260141A - ロボット装置 - Google Patents

ロボット装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010260141A
JP2010260141A JP2009113463A JP2009113463A JP2010260141A JP 2010260141 A JP2010260141 A JP 2010260141A JP 2009113463 A JP2009113463 A JP 2009113463A JP 2009113463 A JP2009113463 A JP 2009113463A JP 2010260141 A JP2010260141 A JP 2010260141A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication destination
destination device
information
robot
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009113463A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5453908B2 (ja
Inventor
Kazuyuki Sakamoto
和之 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2009113463A priority Critical patent/JP5453908B2/ja
Publication of JP2010260141A publication Critical patent/JP2010260141A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5453908B2 publication Critical patent/JP5453908B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】予め定められた状況以外の状況においてもユーザに対して適切な情報を提供することが可能なロボット装置を提供すること。
【解決手段】ロボット装置100は、状況情報取得部101と自律動作条件判定部102と自律動作部103と通信実行部104とを備える。状況情報取得部101は、周囲の状況を表す状況情報を取得する。自律動作条件判定部102は、状況情報取得部101により取得された状況情報に基づいて所定の自律動作条件が成立しているか否かを判定する。自律動作部103は、自律動作条件判定部102により自律動作条件が成立していると判定された場合、予め定められた動作を行う。通信実行部104は、自律動作条件判定部102により自律動作条件が成立していないと判定された場合、所定の通信先装置との間で通信を行う。
【選択図】図12

Description

本発明は、周囲の状況に応じて予め定められた動作を行うロボット装置に関する。
周囲の状況に応じて予め定められた動作を行うロボット装置が知られている。この種のロボット装置の一つとして、特許文献1に記載のロボット装置は、周囲の状況を表す状況情報を取得する。そして、ロボット装置は、取得された状況情報に基づいて所定の自律動作条件が成立しているか否かを判定する。更に、ロボット装置は、自律動作条件が成立していると判定された場合、予め定められた動作を行う。
即ち、このロボット装置は、周囲の状況に応じて、予め定められた動作を行う。従って、このロボット装置は、例えば、店舗等において、所定の商品の近傍に位置している場合に、その商品に係る情報を出力する。このように、このロボット装置によれば、ロボットの動作を、人間が行う動作により一層近づけることができる。
特開2006−15433号公報
ところで、上記ロボット装置において、上記自律動作条件が成立していない場合、ロボット装置は、ロボット装置のユーザに対して適切な情報を提供することができない虞があった。
このため、本発明の目的は、上述した課題である「ロボット装置のユーザに対して適切な情報を提供することができない場合が生じること」を解決することが可能なロボット装置を提供することにある。
かかる目的を達成するため本発明の一形態であるロボット装置は、
周囲の状況を表す状況情報を取得する状況情報取得手段と、
上記取得された状況情報に基づいて所定の自律動作条件が成立しているか否かを判定する自律動作条件判定手段と、
上記自律動作条件が成立していると判定された場合、予め定められた動作を行う自律動作手段と、
上記自律動作条件が成立していないと判定された場合、所定の通信先装置との間で通信を行う通信実行手段と、
を備える。
また、本発明の他の形態であるロボット制御システムは、ロボット装置と、複数の通信先装置と、当該ロボット装置及び当該複数の通信先装置のそれぞれと通信可能に接続されたサーバ装置と、を含むシステムである。
更に、上記ロボット装置は、
周囲の状況を表す状況情報を取得する状況情報取得手段と、
上記取得された状況情報に基づいて所定の自律動作条件が成立しているか否かを判定する自律動作条件判定手段と、
上記自律動作条件が成立していると判定された場合、予め定められた動作を行う自律動作手段と、
上記自律動作条件が成立していないと判定された場合、上記サーバ装置へ、上記通信先装置を特定するための通信先装置特定情報の送信を要求する送信要求を送信する要求送信手段と、
上記送信要求に応じて上記サーバ装置により送信された通信先装置特定情報を受信する通信先装置特定情報受信手段と、
上記受信された通信先装置特定情報により特定される通信先装置との間で通信を行う通信実行手段と、
を備える。
加えて、上記サーバ装置は、
上記通信先装置特定情報を記憶する通信先装置特定情報記憶手段と、
上記送信要求を受信するように構成され、且つ、当該送信要求を受信した場合、上記ロボット装置へ上記記憶されている通信先装置特定情報を送信する通信先装置特定情報送信手段と、
を備える。
また、本発明の他の形態であるロボット制御方法は、
周囲の状況を表す状況情報を取得する状況情報取得工程と、
上記取得された状況情報に基づいて所定の自律動作条件が成立しているか否かを判定する自律動作条件判定工程と、
上記自律動作条件が成立していると判定された場合、予め定められた動作を行う自律動作工程と、
上記自律動作条件が成立していないと判定された場合、所定の通信先装置との間で通信を行う通信実行工程と、
を含む。
また、本発明の他の形態であるロボット制御方法は、
ロボット装置と、複数の通信先装置と、当該ロボット装置及び当該複数の通信先装置のそれぞれと通信可能に接続されたサーバ装置と、を含むロボット制御システムに適用され、
上記ロボット装置が、周囲の状況を表す状況情報を取得する状況情報取得工程と、
上記ロボット装置が、上記取得された状況情報に基づいて所定の自律動作条件が成立しているか否かを判定する自律動作条件判定工程と、
上記自律動作条件が成立していると判定された場合、上記ロボット装置が予め定められた動作を行う自律動作工程と、
上記自律動作条件が成立していないと判定された場合、上記ロボット装置が上記サーバ装置へ、上記通信先装置を特定するための通信先装置特定情報の送信を要求する送信要求を送信する要求送信工程と、
上記送信要求を受信した場合、上記サーバ装置が上記ロボット装置へ、記憶装置に記憶されている通信先装置特定情報を送信する通信先装置特定情報送信工程と、
上記送信要求に応じて上記サーバ装置により送信された通信先装置特定情報を上記ロボット装置が受信する通信先装置特定情報受信工程と、
上記ロボット装置が、上記受信された通信先装置特定情報により特定される通信先装置との間で通信を行う通信実行工程と、
を含む。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
ロボット装置に、
周囲の状況を表す状況情報を取得する状況情報取得手段と、
上記取得された状況情報に基づいて所定の自律動作条件が成立しているか否かを判定する自律動作条件判定手段と、
上記自律動作条件が成立していると判定された場合、予め定められた動作を行う自律動作手段と、
上記自律動作条件が成立していないと判定された場合、所定の通信先装置との間で通信を行う通信実行手段と、
を実現させるためのプログラムである。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
サーバ装置に、
通信先装置を特定するための通信先装置特定情報の送信を要求する送信要求を受信するように構成され、且つ、当該送信要求を受信した場合、当該サーバ装置と通信可能に接続されたロボット装置へ記憶装置に記憶されている通信先装置特定情報を送信する通信先装置特定情報送信手段を実現させるためのプログラムである。
本発明は、以上のように構成されることにより、予め定められた状況以外の状況においてもユーザに対して適切な情報を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るロボット制御システムの概略構成を表す図である。 本発明の第1実施形態に係るロボット装置の概略構成を表す図である。 本発明の第1実施形態に係るロボット制御システムの機能の概略を表すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るロボット装置のCPUが実行する待機処理プログラムを示したフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係るロボット装置のCPUが実行する案内処理プログラムを示したフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係るロボット装置のCPUが実行する通信処理プログラムを示したフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係るサーバ装置のCPUが実行する送信処理プログラムを示したフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るロボット制御システムの機能の概略を表すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るサーバ装置のCPUが実行する送信処理プログラムを示したフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係るロボット制御システムの機能の概略を表すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係るサーバ装置のCPUが実行する送信処理プログラムを示したフローチャートである。 本発明の各実施形態の変形例に係るロボット装置の機能の概略を表すブロック図である。
本発明の一形態であるロボット装置は、
周囲の状況を表す状況情報を取得する状況情報取得手段と、
上記取得された状況情報に基づいて所定の自律動作条件が成立しているか否かを判定する自律動作条件判定手段と、
上記自律動作条件が成立していると判定された場合、予め定められた動作を行う自律動作手段と、
上記自律動作条件が成立していないと判定された場合、所定の通信先装置との間で通信を行う通信実行手段と、
を備える。
これによれば、自律動作条件が成立していない場合、ロボット装置は、通信先装置との間で通信を行う。これにより、ロボット装置は、通信先装置のユーザにより入力された情報(例えば、通信先装置のユーザが発した音声)を出力することができる。この結果、予め定められた状況以外の状況においても、ロボット装置のユーザに対して適切な情報を提供することができる。
この場合、上記ロボット装置は、
音声を集音する音声入力手段と、
音声を出力する音声出力手段と、
を備え、
上記通信実行手段は、上記音声入力手段により集音された音声を上記通信先装置へ送信するとともに、当該通信先装置から受信した音声を上記音声出力手段により出力することによって、当該通信先装置との間で通信を行うように構成されることが好適である。
これによれば、ロボット装置のユーザと、通信先装置のユーザと、が通話することができる。この結果、予め定められた状況以外の状況においても、ロボット装置のユーザに対して適切な情報をより一層確実に提供することができる。
この場合、上記ロボット装置は、
映像を撮影する映像入力手段と、
映像を出力する映像出力手段と、
を備え、
上記通信実行手段は、上記映像入力手段により撮影された映像を上記通信先装置へ送信するとともに、当該通信先装置から受信した映像を上記映像出力手段により出力することによって、当該通信先装置との間で通信を行うように構成されることが好適である。
これによれば、通信先装置のユーザがロボット装置の周囲の状況を閲覧することができる。この結果、通信先装置のユーザは、ロボット装置の周囲の状況に応じた適切な情報を入力することができる。
この場合、上記ロボット装置は、
通信可能に接続されたサーバ装置へ、上記通信先装置を特定するための通信先装置特定情報の送信を要求する送信要求を送信する要求送信手段と、
上記送信要求に応じて上記サーバ装置により送信された通信先装置特定情報を受信する通信先装置特定情報受信手段と、
を備えることが好適である。
この場合、上記通信実行手段は、上記通信先装置特定情報受信手段により複数の上記通信先装置特定情報が受信された場合、当該複数の通信先装置特定情報の中から1つの通信先装置特定情報を選択し、当該選択した通信先装置特定情報により特定される通信先装置との間で通信を行うように構成されることが好適である。
この場合、上記通信先装置特定情報受信手段は、当該ロボット装置と上記通信先装置との間の距離と、当該通信先装置を特定するための通信先装置特定情報と、を対応付けた装置距離情報を受信するように構成され、
上記通信実行手段は、上記受信された距離のうちの最小の距離と対応付けられた通信先装置特定情報により特定される通信先装置との間で通信を行うように構成されることが好適である。
これによれば、ロボット装置(要求側ロボット装置)は、ロボット装置との間の距離が最小である通信先装置との間で通信を行う。この結果、例えば、通信先装置のユーザがロボット装置の位置へ移動する場合、その移動に要する時間を短くすることができる。また、通信先装置がロボット装置(応答側ロボット装置)である場合、通信先装置が上記要求側ロボット装置へ移動するために要する時間を短くすることができる。
この場合、上記ロボット装置は、
当該ロボット装置の状態が異常状態であることを検出する異常検出手段を備え、
上記通信実行手段は、上記ロボット装置の状態が異常状態であることが検出された場合、上記通信先装置との間で通信を行うように構成されることが好適である。
これによれば、ロボット装置の状態が異常状態である場合、ロボット装置は、通信先装置との間で通信を行う。これにより、ロボット装置は、通信先装置のユーザにより入力された情報(例えば、通信先装置のユーザが発した音声)を出力することができる。この結果、ロボット装置の状態が異常状態であっても、ロボット装置のユーザに対して適切な情報を提供することができる。
この場合、上記ロボット装置は、
当該ロボット装置との間の通信の開始を要求する呼出信号を受信するように構成され、且つ、当該呼出信号を受信した時点から予め設定された待機時間が経過した時点にて、当該要求された通信を開始する旨を表す応答信号を送信する着信制御手段を備えることが好適である。
また、本発明の他の形態であるロボット制御システムは、ロボット装置と、複数の通信先装置と、当該ロボット装置及び当該複数の通信先装置のそれぞれと通信可能に接続されたサーバ装置と、を含むシステムである。
更に、上記ロボット装置は、
周囲の状況を表す状況情報を取得する状況情報取得手段と、
上記取得された状況情報に基づいて所定の自律動作条件が成立しているか否かを判定する自律動作条件判定手段と、
上記自律動作条件が成立していると判定された場合、予め定められた動作を行う自律動作手段と、
上記自律動作条件が成立していないと判定された場合、上記サーバ装置へ、上記通信先装置を特定するための通信先装置特定情報の送信を要求する送信要求を送信する要求送信手段と、
上記送信要求に応じて上記サーバ装置により送信された通信先装置特定情報を受信する通信先装置特定情報受信手段と、
上記受信された通信先装置特定情報により特定される通信先装置との間で通信を行う通信実行手段と、
を備える。
加えて、上記サーバ装置は、
上記通信先装置特定情報を記憶する通信先装置特定情報記憶手段と、
上記送信要求を受信するように構成され、且つ、当該送信要求を受信した場合、上記ロボット装置へ上記記憶されている通信先装置特定情報を送信する通信先装置特定情報送信手段と、
を備える。
これによれば、自律動作条件が成立していない場合、ロボット装置は、通信先装置との間で通信を行う。これにより、ロボット装置は、通信先装置のユーザにより入力された情報(例えば、通信先装置のユーザが発した音声)を出力することができる。この結果、予め定められた状況以外の状況においても、ロボット装置のユーザに対して適切な情報を提供することができる。
この場合、上記サーバ装置は、
上記通信先装置の位置を表す位置情報を取得する位置情報取得手段を備え、
上記通信先装置特定情報記憶手段は、上記取得された位置情報と、上記通信先装置特定情報と、を対応付けて記憶するように構成され、
上記通信先装置特定情報送信手段は、所定の領域内の位置を表す位置情報と対応付けられた通信先装置特定情報を送信するように構成されることが好適である。
これによれば、ロボット装置は、所定の領域内に位置している通信先装置との間で通信を行う。これにより、ロボット装置は、例えば、ロボット装置を管理する施設等に配置された通信先装置のユーザ(例えば、ロボット装置の管理者等)により入力された情報を出力することができる。この結果、ロボット装置のユーザに対して適切な情報をより一層確実に提供することができる。
また、上記ロボット制御システムの他の態様において、
上記サーバ装置は、
上記通信先装置の近傍に人が存在しているか否かを表す存否情報を取得する存否情報取得手段を備え、
上記通信先装置特定情報記憶手段は、上記取得された存否情報と、上記通信先装置特定情報と、を対応付けて記憶するように構成され、
上記通信先装置特定情報送信手段は、上記通信先装置の近傍に人が存在していることを表す存否情報と対応付けられた通信先装置特定情報を送信するように構成されることが好適である。
これによれば、ロボット装置は、近傍に人が存在している通信先装置との間で通信を行う。これにより、ロボット装置が通信先装置から情報を受信できない状況が生じることを回避することができる。即ち、ロボット装置のユーザに対して適切な情報を確実に提供することができる。
この場合、上記通信実行手段は、上記通信先装置特定情報受信手段により複数の上記通信先装置特定情報が受信された場合、当該複数の通信先装置特定情報の中から1つの通信先装置特定情報を選択し、当該選択した通信先装置特定情報により特定される通信先装置との間で通信を行うように構成されることが好適である。
また、上記ロボット制御システムの他の態様において、
上記サーバ装置は、
上記通信先装置及び上記ロボット装置のそれぞれの位置を表す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
上記取得された位置情報に基づいて、上記ロボット装置と、上記複数の通信先装置のそれぞれと、の間の距離を算出する距離算出手段と、
を備え、
上記通信先装置特定情報送信手段は、上記算出された距離と、上記通信先装置特定情報と、を対応付けた装置距離情報を送信するように構成され、
上記通信先装置特定情報受信手段は、上記装置距離情報を受信するように構成され、
上記通信実行手段は、上記受信された距離のうちの最小の距離と対応付けられた通信先装置特定情報により特定される通信先装置との間で通信を行うように構成されることが好適である。
これによれば、ロボット装置(要求側ロボット装置)は、ロボット装置との間の距離が最小である通信先装置との間で通信を行う。この結果、例えば、通信先装置のユーザがロボット装置の位置へ移動する場合、その移動に要する時間を短くすることができる。また、通信先装置がロボット装置(応答側ロボット装置)である場合、通信先装置が上記要求側ロボット装置へ移動するために要する時間を短くすることができる。
また、本発明の他の形態であるロボット制御方法は、
周囲の状況を表す状況情報を取得する状況情報取得工程と、
上記取得された状況情報に基づいて所定の自律動作条件が成立しているか否かを判定する自律動作条件判定工程と、
上記自律動作条件が成立していると判定された場合、予め定められた動作を行う自律動作工程と、
上記自律動作条件が成立していないと判定された場合、所定の通信先装置との間で通信を行う通信実行工程と、
を含む。
また、本発明の他の形態であるロボット制御方法は、ロボット装置と、複数の通信先装置と、当該ロボット装置及び当該複数の通信先装置のそれぞれと通信可能に接続されたサーバ装置と、を含むロボット制御システムに適用される方法である。
更に、上記ロボット制御方法は、
上記ロボット装置が、周囲の状況を表す状況情報を取得する状況情報取得工程と、
上記ロボット装置が、上記取得された状況情報に基づいて所定の自律動作条件が成立しているか否かを判定する自律動作条件判定工程と、
上記自律動作条件が成立していると判定された場合、上記ロボット装置が予め定められた動作を行う自律動作工程と、
上記自律動作条件が成立していないと判定された場合、上記ロボット装置が上記サーバ装置へ、上記通信先装置を特定するための通信先装置特定情報の送信を要求する送信要求を送信する要求送信工程と、
上記送信要求を受信した場合、上記サーバ装置が上記ロボット装置へ、記憶装置に記憶されている通信先装置特定情報を送信する通信先装置特定情報送信工程と、
上記送信要求に応じて上記サーバ装置により送信された通信先装置特定情報を上記ロボット装置が受信する通信先装置特定情報受信工程と、
上記ロボット装置が、上記受信された通信先装置特定情報により特定される通信先装置との間で通信を行う通信実行工程と、
を含む。
この場合、上記ロボット制御方法は、
上記サーバ装置が、上記通信先装置の位置を表す位置情報を取得する位置情報取得工程と、
上記サーバ装置が、上記取得された位置情報と、上記通信先装置特定情報と、を対応付けて上記記憶装置に記憶させる通信先装置特定情報記憶処理工程と、
を含み、
上記通信先装置特定情報送信工程は、所定の領域内の位置を表す位置情報と対応付けられた通信先装置特定情報を送信するように構成されることが好適である。
また、本発明の他の態様に係るロボット制御方法は、
上記サーバ装置が、上記通信先装置の近傍に人が存在しているか否かを表す存否情報を取得する存否情報取得工程と、
上記取得された存否情報と、上記通信先装置特定情報と、を対応付けて上記記憶装置に記憶させる通信先装置特定情報記憶処理工程と、
を含み、
上記通信先装置特定情報送信工程は、上記通信先装置の近傍に人が存在していることを表す存否情報と対応付けられた通信先装置特定情報を送信するように構成されることが好適である。
また、本発明の他の態様に係るロボット制御方法は、
上記サーバ装置が、上記通信先装置及び上記ロボット装置のそれぞれの位置を表す位置情報を取得する位置情報取得工程と、
上記サーバ装置が、上記取得された位置情報に基づいて、上記ロボット装置と、上記複数の通信先装置のそれぞれと、の間の距離を算出する距離算出工程と、
を含み、
上記通信先装置特定情報送信工程は、上記算出された距離と、上記通信先装置特定情報と、を対応付けた装置距離情報を送信するように構成され、
上記通信先装置特定情報受信工程は、上記装置距離情報を受信するように構成され、
上記通信実行工程は、上記受信された距離のうちの最小の距離と対応付けられた通信先装置特定情報により特定される通信先装置との間で通信を行うように構成されることが好適である。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
ロボット装置に、
周囲の状況を表す状況情報を取得する状況情報取得手段と、
上記取得された状況情報に基づいて所定の自律動作条件が成立しているか否かを判定する自律動作条件判定手段と、
上記自律動作条件が成立していると判定された場合、予め定められた動作を行う自律動作手段と、
上記自律動作条件が成立していないと判定された場合、所定の通信先装置との間で通信を行う通信実行手段と、
を実現させるためのプログラムである。
この場合、上記プログラムは、
上記ロボット装置に、更に、
通信可能に接続されたサーバ装置へ、上記通信先装置を特定するための通信先装置特定情報の送信を要求する送信要求を送信する要求送信手段と、
上記送信要求に応じて上記サーバ装置により送信された通信先装置特定情報を受信する通信先装置特定情報受信手段と、
を実現させるためのプログラムであることが好適である。
この場合、上記通信実行手段は、上記通信先装置特定情報受信手段により複数の上記通信先装置特定情報が受信された場合、当該複数の通信先装置特定情報の中から1つの通信先装置特定情報を選択し、当該選択した通信先装置特定情報により特定される通信先装置との間で通信を行うように構成されることが好適である。
この場合、上記通信先装置特定情報受信手段は、当該ロボット装置と上記通信先装置との間の距離と、当該通信先装置を特定するための通信先装置特定情報と、を対応付けた装置距離情報を受信するように構成され、
上記通信実行手段は、上記受信された距離のうちの最小の距離と対応付けられた通信先装置特定情報により特定される通信先装置との間で通信を行うように構成されることが好適である。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
サーバ装置に、
通信先装置を特定するための通信先装置特定情報の送信を要求する送信要求を受信するように構成され、且つ、当該送信要求を受信した場合、当該サーバ装置と通信可能に接続されたロボット装置へ記憶装置に記憶されている通信先装置特定情報を送信する通信先装置特定情報送信手段を実現させるためのプログラムである。
この場合、上記プログラムは、
上記サーバ装置に、更に、
上記通信先装置の位置を表す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
上記取得された位置情報と、上記通信先装置特定情報と、を対応付けて上記記憶装置に記憶させる通信先装置特定情報記憶処理手段と、
を実現させるとともに、
上記通信先装置特定情報送信手段は、所定の領域内の位置を表す位置情報と対応付けられた通信先装置特定情報を送信するように構成されることが好適である。
また、本発明の他の態様に係るプログラムは、
上記サーバ装置に、更に、
上記通信先装置の近傍に人が存在しているか否かを表す存否情報を取得する存否情報取得手段と、
上記取得された存否情報と、上記通信先装置特定情報と、を対応付けて上記記憶装置に記憶させる通信先装置特定情報記憶処理手段と、
を実現させるとともに、
上記通信先装置特定情報送信手段は、上記通信先装置の近傍に人が存在していることを表す存否情報と対応付けられた通信先装置特定情報を送信するように構成されることが好適である。
また、本発明の他の態様に係るプログラムは、
上記サーバ装置に、更に、
上記通信先装置及び上記ロボット装置のそれぞれの位置を表す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
上記取得された位置情報に基づいて、上記ロボット装置と、上記複数の通信先装置のそれぞれと、の間の距離を算出する距離算出手段と、
を実現させるとともに、
上記通信先装置特定情報送信手段は、上記算出された距離と、上記通信先装置特定情報と、を対応付けた装置距離情報を送信するように構成されることが好適である。
上述した構成を有する、ロボット制御システム、ロボット制御方法、又は、プログラム、の発明であっても、上記ロボット装置と同様の作用を有するために、上述した本発明の目的を達成することができる。
以下、本発明に係る、ロボット装置、ロボット制御システム、ロボット制御方法、及び、プログラム、の各実施形態について図1〜図12を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
図1に示したように、第1実施形態に係るロボット制御システム1は、サーバ装置11と、複数(本例では、2つ)の交換機21,22と、複数(本例では、2つ)の基地局装置31,32と、複数(本例では、2つ)のロボット装置41,42と、を含む。
サーバ装置11、及び、交換機21,22は、通信回線(本例では、携帯電話網)NWを介して、互いに通信可能に接続されている。また、基地局装置31は、交換機21と通信可能に接続され、且つ、基地局装置32は、交換機22と通信可能に接続されている。
また、各基地局装置31,32は、ロボット装置41,42と無線通信可能に構成されている。
サーバ装置11は、図示しない中央処理装置(CPU;Central Processing Unit)、及び、記憶装置(メモリ及びハードディスク駆動装置(HDD;Hard Disk Drive))を備える。サーバ装置11は、記憶装置に記憶されているプログラムをCPUが実行することにより、後述する機能を実現するように構成されている。
ロボット装置41は、ユーザを案内する装置である。即ち、ロボット装置41は、移動するとともに音声及び映像を出力することにより、ユーザを誘導するとともにユーザに情報を提供する。
具体的には、ロボット装置41は、図2に示したように、マイクロフォンを含む音声入力部(音声入力手段)51と、スピーカを含む音声出力部(音声出力手段)52と、カメラを含む映像入力部(映像入力手段)53と、ディスプレイを含む映像出力部(映像出力手段)54と、走行部55と、腕部56と、を備える。
更に、ロボット装置41は、図示しない制御部を備える。制御部は、CPU、及び、記憶装置を含む。制御部は、CPUが記憶装置に記憶されているプログラムを実行することにより、ロボット装置41の各部を制御する。
音声入力部51は、マイクロフォンを介して、ロボット装置41の周囲の音声を集音する。音声出力部52は、スピーカを介して、音声を出力(放音)する。映像入力部53は、カメラを介して、ロボット装置41の周囲の映像を撮影する。映像出力部54は、ディスプレイを介して、映像を出力する。
走行部55は、モータと車輪とを含み、モータによって車輪を駆動することにより、ロボット装置41を移動させるように構成されている。なお、走行部55は、複数の脚部を含み、脚部により歩行することによりロボット装置41を移動させるように構成されていてもよい。腕部56は、モータとアーム部材とを含み、モータによってアーム部材を駆動するとともに、任意の角度にてアーム部材を保持可能に構成されている。
更に、ロボット装置41は、図示しない通信部を備える。通信部は、アンテナを含み、アンテナを介して、基地局装置31,32との間で信号を送受信するように構成されている。なお、ロボット装置42は、ロボット装置41と同様の構成を有する。
図3は、上記のように構成されたサーバ装置11及びロボット装置41の機能を表すブロック図である。この機能は、ロボット装置41のCPUが後述する図4〜図6に示したフローチャートにより表されるプログラム等を実行するとともに、サーバ装置11のCPUが後述する図7に示したフローチャートにより表されるプログラム等を実行することにより、実現される。なお、ロボット装置42の機能は、ロボット装置41と同様の機能である。
このロボット装置41の機能は、状況情報取得部(状況情報取得手段)61と、自律動作条件判定部(自律動作条件判定手段)62と、自律動作部(自律動作手段)63と、通信制御部64と、を含む。
状況情報取得部61は、音声入力部51により集音された音声を文字列として認識する音声認識処理を行う。また、状況情報取得部61は、映像入力部53により撮影された映像に基づいて、ロボット装置41の近傍に人が存在しているか否かを判定する存否判定処理を行う。
そして、状況情報取得部61は、ロボット装置41の周囲の状況を表す状況情報を取得する。状況情報は、音声入力部51により集音された音声、上記音声認識処理により認識された文字列、映像入力部53により撮影された映像、及び、ロボット装置41の近傍に人が存在しているか否かを表す存否情報である。なお、存否情報は、上記存否判定処理により判定された結果を表す情報である。
自律動作条件判定部62は、状況情報取得部61により取得された状況情報に基づいて、予め設定された自律動作条件が成立しているか否かを判定する。
本例では、自律動作条件は、ロボット装置41の近傍に人が存在していない場合に成立する条件である。また、自律動作条件は、ロボット装置41の近傍に人が存在している場合において、上記認識された文字列が予め定められた文字列と対応(一致)している場合に成立する条件である。
従って、自律動作条件は、ロボット装置41の近傍に人が存在している場合において、上記認識された文字列が予め定められた文字列と対応していない場合に成立しない条件である。
自律動作部63は、自律動作条件判定部62により、自律動作条件が成立していると判定された場合、予め定められた動作(自律動作)を行う。具体的には、この場合、自律動作部63は、状況情報取得部61により取得された状況情報に応じて、予め設定された位置へロボット装置41を移動させるとともに、予め設定された音声を音声出力部52により出力させ、且つ、予め設定された映像(又は、画像)を映像出力部54により出力させる。
通信制御部64は、各基地局装置31,32から基地局装置を特定するための情報を含むゾーン信号を受信する。通信制御部64は、受信したゾーン信号の強度が最も高い基地局装置と通信を行うように構成されている。
また、通信制御部64は、要求送信部(要求送信手段)65と、通信先装置特定情報受信部(通信先装置特定情報受信手段)66と、通信実行部(通信実行手段)67と、着信制御部(着信制御手段)68と、を含む。
要求送信部65は、自律動作条件判定部62により、自律動作条件が成立していないと判定された場合、サーバ装置11へ、通信先装置を特定するための通信先装置特定情報(本例では、電話番号を表す情報)の送信を要求する送信要求を送信する。
通信先装置特定情報受信部66は、要求送信部65により送信された送信要求に応じてサーバ装置11により送信された通信先装置特定情報を受信する。
通信実行部67は、通信先装置特定情報受信部66により受信された通信先装置特定情報が1つである場合、その通信先装置特定情報により特定される通信先装置との間で通信を行う。一方、通信実行部67は、通信先装置特定情報受信部66により受信された通信先装置特定情報が複数である場合、その複数の通信先装置特定情報の中から1つの通信先装置特定情報を選択する。本例では、通信実行部67は、1つの通信先装置特定情報をランダム(無秩序)に選択する。そして、通信実行部67は、選択した通信先装置特定情報により特定される通信先装置との間で通信を行う。
具体的には、通信実行部67は、発呼信号を基地局装置31,32へ送信する。発呼信号は、通信先装置特定情報を含み、その通信先装置との間の通信の開始を要求する信号である。そして、通信実行部67は、ロボット装置41と通信先装置との間の通信路が形成されると、形成された通信路を介して通信先装置との間で通信を行う。
本例では、通信が開始すると、通信実行部67は、音声入力部51により集音された音声を通信先装置へ送信するとともに、当該通信先装置から受信した音声を音声出力部52により出力する。更に、通信実行部67は、映像入力部53により撮影された映像を上記通信先装置へ送信するとともに、当該通信先装置から受信した映像を映像出力部54により出力する。
着信制御部68は、基地局装置31,32から呼出信号を受信する。呼出信号は、通信先装置を特定するための通信先装置特定情報を含み、その通信先装置との間の通信の開始を要求する信号である。
着信制御部68は、ロボット装置41を特定するための通信先装置特定情報を含む呼出信号を受信した場合、その呼出信号を受信した時点から予め設定された待機時間が経過した時点にて、当該要求された通信を開始する旨を表す応答信号を基地局装置31,32へ送信する。
また、サーバ装置11の機能は、位置情報取得部(位置情報取得手段)71と、通信先装置特定情報記憶部(通信先装置特定情報記憶手段)72と、通信先装置特定情報送信部(通信先装置特定情報送信手段)73と、を含む。
位置情報取得部71は、各ロボット装置41,42の位置を表す位置情報を、予め設定された取得周期が経過する毎に取得する。本例では、位置情報は、各ロボット装置41,42と通信を行う基地局装置を特定するための情報である。
なお、各ロボット装置41,42がGPS(Global Positioning System)により位置情報を取得する機能を備えている場合、位置情報取得部71は、各ロボット装置41,42により取得された位置情報を受信することにより各ロボット装置41,42の位置情報を取得するように構成されていることが好適である。
また、位置情報取得部71は、通信先装置特定情報送信部73により送信要求が受信される毎に、位置情報を取得するように構成されていてもよい。
通信先装置特定情報記憶部72は、位置情報取得部71により取得された位置情報と、当該位置情報が取得される対象となったロボット装置41,42を特定するための通信先装置特定情報と、を対応付けて記憶する。
通信先装置特定情報送信部73は、ロボット装置41,42から送信された送信要求を受信する。更に、通信先装置特定情報送信部73は、送信要求を受信した場合、その送信要求を送信してきたロボット装置41,42へ、通信先装置特定情報記憶部72に記憶されている通信先装置特定情報を送信する。このとき、通信先装置特定情報送信部73は、通信先装置特定情報記憶部72に記憶されている通信先装置特定情報のうちの、所定の領域としての管理領域(本例では、ロボット装置を管理する施設を含む領域)内の位置を表す位置情報と対応付けられた通信先装置特定情報を送信する。
次に、上述したロボット制御システム1の作動について具体的に述べる。本例では、ロボット装置42が上記管理領域内に位置している場合を想定して説明する。
サーバ装置11のCPUは、取得周期が経過する毎に、図示しない位置情報取得プログラムを実行するようになっている。具体的には、CPUは、各ロボット装置41,42の位置情報を取得する(位置情報取得工程)。そして、CPUは、取得された位置情報と、当該位置情報が取得される対象となったロボット装置41,42を特定するための通信先装置特定情報と、を対応付けて記憶装置に記憶させる(通信先装置特定情報記憶処理工程、通信先装置特定情報記憶処理手段)。
一方、ロボット装置41のCPUは、図4にフローチャートにより示した待機処理プログラムを、ロボット装置41の起動時に実行するようになっている。
具体的に述べると、CPUは、待機処理プログラムの処理を開始すると、ステップ405にて、予め設定された距離だけロボット装置41を移動させる。次いで、CPUは、映像入力部53により撮影された映像に基づいて、ロボット装置41の近傍に人が存在しているか否かを判定する(ステップ410)。
ロボット装置41の近傍に人が存在していない場合、CPUは、「No」と判定してステップ405へ戻り、ステップ405及びステップ410の処理を繰り返し実行する。いま、ロボット装置41の近傍に人が存在している場合を想定して説明を続ける。この場合、CPUは、ステップ410にて「Yes」と判定してステップ415へ進む。
そして、CPUは、案内処理を実行するため、図5にフローチャートにより示した案内処理プログラムを実行する。
具体的に述べると、CPUは、案内処理プログラムの処理を開始すると、ステップ505にて、状況情報を取得する(状況情報取得工程)。そして、CPUは、取得した状況情報に基づいて、自律動作条件が成立しているか否かを判定する(ステップ510、自律動作条件判定工程)。
いま、ロボット装置41の近傍に人が存在している場合において、上記認識された文字列が予め定められた文字列と対応している場合を想定して説明を続ける。即ち、自律動作条件が成立している。
この場合、CPUは、「Yes」と判定してステップ515に進み、自律動作を実行する(自律動作工程)。そして、CPUは、ステップ520へ進み、再び、映像入力部53により撮影された映像に基づいて、ロボット装置41の近傍に人が存在しているか否かを判定する。この時点では、ロボット装置41の近傍に人が存在しているので、CPUは、「Yes」と判定してステップ505へ戻る。
次に、ロボット装置41の近傍に人が存在している場合において、上記認識された文字列が予め定められた文字列と対応していない場合を想定して説明を続ける。即ち、自律動作条件が成立していない。
この場合、CPUは、ステップ510に進んだとき、「No」と判定してステップ525へ進む。そして、CPUは、通信処理を実行するため、図6にフローチャートにより示した通信処理プログラムを実行する。
具体的に述べると、CPUは、通信処理プログラムの処理を開始すると、ステップ605にて、送信要求をサーバ装置11へ送信する(要求送信工程)。そして、CPUは、ステップ610にて、送信した送信要求に応じて通信先装置特定情報をサーバ装置11から受信するまで待機する。
一方、サーバ装置11のCPUは、図7にフローチャートにより示した送信処理プログラムを、サーバ装置11の起動時に実行するようになっている。
具体的に述べると、CPUは、送信処理プログラムの処理を開始すると、ステップ705にて、送信要求をロボット装置41,42から受信するまで待機する。いま、サーバ装置11がロボット装置41から送信要求を受信した場合を想定して説明を続ける。この場合、CPUは、「Yes」と判定してステップ710に進み、通信先装置特定情報記憶部72に記憶されている通信先装置特定情報のうちの、管理領域内の位置を表す位置情報と対応付けられた通信先装置特定情報を特定する。
そして、CPUは、上記特定された通信先装置特定情報を、送信要求を送信してきたロボット装置41,42(ここでは、ロボット装置41)へ送信する(ステップ715、通信先装置特定情報送信工程)。その後、CPUは、ステップ705へ戻り、ステップ705〜ステップ715の処理を繰り返し実行する。
これにより、ロボット装置41は、サーバ装置11から通信先装置特定情報を受信する(通信先装置特定情報受信工程)。従って、ロボット装置41のCPUは、ステップ610にて「Yes」と判定してステップ615に進む。
そして、CPUは、受信した通信先装置特定情報が複数である場合、その複数の通信先装置特定情報の中から1つの通信先装置特定情報(本例では、ロボット装置42を特定するための通信先装置特定情報)を選択する。なお、CPUは、受信した通信先装置特定情報が1つである場合、その通信先装置特定情報を選択する。
次いで、CPUは、ステップ620にて、選択した通信先装置特定情報を含む発呼信号を基地局装置31へ送信する。これにより、基地局装置32は、ロボット装置42を特定するための通信先装置特定情報を含む呼出信号をロボット装置42へ送信する。
そして、ロボット装置42は、呼出信号を受信する。ロボット装置42は、その呼出信号を受信した時点から予め設定された待機時間が経過した時点にて、当該要求された通信を開始する旨を表す応答信号を基地局装置32へ送信する。これにより、ロボット装置41とロボット装置42との間に通信路が形成される。
その結果、ロボット装置41とロボット装置42との間の通信が開始する(通信実行工程)。従って、ロボット装置41は、音声入力部51により集音された音声をロボット装置42へ送信するとともに、ロボット装置42から受信した音声を音声出力部52により出力する。更に、ロボット装置41は、映像入力部53により撮影された映像をロボット装置42へ送信するとともに、ロボット装置42から受信した映像を映像出力部54により出力する。
同様に、ロボット装置42は、音声入力部51により集音された音声をロボット装置41へ送信するとともに、ロボット装置41から受信した音声を音声出力部52により出力する。更に、ロボット装置42は、映像入力部53により撮影された映像をロボット装置41へ送信するとともに、ロボット装置41から受信した映像を映像出力部54により出力する。
このようにして、ロボット装置41のユーザ(ロボット装置41の近傍に存在する人)と、ロボット装置42のユーザ(ロボット装置42の近傍に存在する人)と、が通話することができる。
その後、ロボット装置41のCPUは、通信終了指示を受け付けるまで、又は、ロボット装置41の近傍に人が存在しなくなるまで待機する(ステップ625)。ここで、通信終了指示は、実行中の通信を終了する旨を指示する情報である。本例では、通信終了指示は、音声入力部51を介して音声により入力される情報である。なお、ロボット装置41がタッチパネル等の入力装置を備えている場合、通信終了指示は、その入力装置を介して入力された情報であってもよい。
いま、ロボット装置41の近傍に人が存在しなくなった場合を想定して説明を続ける。この場合、CPUは、「Yes」と判定してステップ630へ進み、ロボット装置42との間で行われている通信を終了する。そして、CPUは、この通信処理プログラムの実行を終了し、図5のステップ520へ進む。
上記仮定に従えば、CPUは、ステップ520にて「No」と判定して、この案内処理プログラムの実行を終了し、図4のステップ405へ戻る。そして、CPUは、ステップ405〜ステップ415の処理を繰り返し実行する。
以上、説明したように、本発明によるロボット制御システムの第1実施形態によれば、自律動作条件が成立していない場合、ロボット装置41は、通信先装置としてのロボット装置42との間で通信を行う。これにより、ロボット装置41は、ロボット装置42のユーザにより入力された情報(即ち、ロボット装置42のユーザが発した音声)を出力することができる。この結果、予め定められた状況以外の状況においても、ロボット装置41のユーザに対して適切な情報を提供することができる。
更に、上記第1実施形態によれば、ロボット装置42のユーザがロボット装置41の周囲の状況を閲覧することができる。この結果、ロボット装置42のユーザは、ロボット装置41の周囲の状況に応じた適切な情報を入力することができる。
加えて、上記第1実施形態によれば、ロボット装置41は、所定の領域(管理領域)内に位置している通信先装置との間で通信を行う。これにより、ロボット装置41は、ロボット装置41を管理する施設等に配置されたロボット装置42のユーザ(例えば、ロボット装置41の管理者等)により入力された情報を出力することができる。この結果、ロボット装置41のユーザに対して適切な情報をより一層確実に提供することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係るロボット制御システムについて説明する。第2実施形態に係るロボット制御システムは、上記第1実施形態に係るロボット制御システムに対して、サーバ装置11が、近傍に人が存在している通信先装置を特定するための通信先装置特定情報を送信する点において相違している。従って、以下、かかる相違点を中心として説明する。
この第2実施形態に係るサーバ装置11の機能は、図8に示したように、位置情報取得部71に代えて、存否情報取得部(存否情報取得手段)74を含む。
存否情報取得部74は、各ロボット装置41,42の近傍に人が存在しているか否かを表す存否情報を、予め設定された取得周期が経過する毎に取得する。本例では、存否情報取得部74は、各ロボット装置41,42により送信された存否情報を受信することにより取得するように構成されている。
通信先装置特定情報記憶部72は、存否情報取得部74により取得された存否情報と、当該存否情報が取得される対象となったロボット装置41,42を特定するための通信先装置特定情報と、を対応付けて記憶する。
通信先装置特定情報送信部73は、通信先装置特定情報記憶部72に記憶されている通信先装置特定情報のうちの、通信先装置の近傍に人が存在していることを表す存否情報と対応付けられた通信先装置特定情報を送信する。
サーバ装置11のCPUは、取得周期が経過する毎に、図示しない存否情報取得プログラムを実行するようになっている。具体的には、CPUは、各ロボット装置41,42の存否情報を取得する(存否情報取得工程)。そして、CPUは、取得された存否情報と、当該存否情報が取得される対象となったロボット装置41,42を特定するための通信先装置特定情報と、を対応付けて記憶装置に記憶させる(通信先装置特定情報記憶処理工程、通信先装置特定情報記憶処理手段)。
また、サーバ装置11のCPUは、図7に示した送信処理プログラムに代えて、図9に示した送信処理プログラムを実行するようになっている。図9の送信処理プログラムは、図7の送信処理プログラムの、ステップ710をステップ720に置換したプログラムである。
従って、サーバ装置11が送信要求を受信すると、CPUは、ステップ720に進み、通信先装置特定情報記憶部72に記憶されている通信先装置特定情報のうちの、通信先装置の近傍に人が存在していることを表す存否情報と対応付けられた通信先装置特定情報を特定する。
そして、CPUは、上記特定された通信先装置特定情報を、送信要求を送信してきたロボット装置41,42へ送信する(ステップ715、通信先装置特定情報送信工程)。その後、CPUは、ステップ705へ戻り、ステップ705〜ステップ715の処理を繰り返し実行する。
以上、説明したように、本発明によるロボット制御システムの第2実施形態によれば、上記第1実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。更に、上記第2実施形態によれば、ロボット装置41は、近傍に人が存在している通信先装置との間で通信を行う。これにより、ロボット装置41が通信先装置から情報を受信できない状況が生じることを回避することができる。即ち、ロボット装置41のユーザに対して適切な情報を確実に提供することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係るロボット制御システムについて説明する。第3実施形態に係るロボット制御システムは、上記第1実施形態に係るロボット制御システムに対して、ロボット装置41がロボット装置41との間の距離が最小である通信先装置との間で通信を行うように構成されている点において相違している。従って、以下、かかる相違点を中心として説明する。
この第3実施形態に係るサーバ装置11の機能は、図10に示したように、上記第1実施形態に係るサーバ装置11の機能に加えて、距離算出部(距離算出手段)75を含む。
距離算出部75は、通信先装置特定情報記憶部72に記憶されている位置情報に基づいて、送信要求を送信してきたロボット装置41と、通信先装置特定情報記憶部72に記憶されている通信先装置特定情報により特定される通信先装置のそれぞれと、の間の距離を算出する。
通信先装置特定情報送信部73は、距離算出部75により算出された距離と、その距離を算出する基となった位置情報と対応付けられた通信先装置特定情報と、を対応付けた装置距離情報を送信する。
通信先装置特定情報受信部66は、サーバ装置11により送信された装置距離情報を受信する。
通信実行部67は、通信先装置特定情報受信部66により受信された装置距離情報のうちの、最小の距離と対応付けられた通信先装置特定情報により特定される通信先装置との間で通信を行う。
また、サーバ装置11のCPUは、図7に示した送信処理プログラムに代えて、図11に示した送信処理プログラムを実行するようになっている。図11の送信処理プログラムは、図7の送信処理プログラムの、ステップ710をステップ725に置換し且つステップ715をステップ730に置換したプログラムである。
従って、サーバ装置11が送信要求を受信すると、CPUは、ステップ725に進み、通信先装置特定情報記憶部72に記憶されている位置情報に基づいて、送信要求を送信してきたロボット装置41と、通信先装置特定情報記憶部72に記憶されている通信先装置特定情報により特定される通信先装置のそれぞれと、の間の距離を算出する。
そして、CPUは、算出された距離と、その距離を算出する基となった位置情報と対応付けられた通信先装置特定情報と、を対応付けた装置距離情報を、送信要求を送信してきたロボット装置41,42へ送信する(ステップ730、通信先装置特定情報送信工程)。その後、CPUは、ステップ705へ戻り、ステップ705〜ステップ730の処理を繰り返し実行する。
以上、説明したように、本発明によるロボット制御システムの第3実施形態によれば、上記第1実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。更に、上記第3実施形態によれば、ロボット装置41は、ロボット装置41との間の距離が最小である通信先装置との間で通信を行う。この結果、通信先装置のユーザがロボット装置41の位置へ移動する場合、その移動に要する時間を短くすることができる。また、ロボット装置42がロボット装置41へ移動するために要する時間を短くすることができる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、上記各実施形態の変形例において、ロボット装置41の機能は、ロボット装置41の状態が異常状態であることを検出する異常検出部(異常検出手段)を含んでいてもよい。
この場合、通信実行部67は、ロボット装置41の状態が異常状態であることが検出された場合、通信先装置との間で通信を行うように構成されることが好適である。
なお、異常状態検出部は、アーム部材の位置及び回転角度を検出するとともに、本体部の位置を検出することにより、アーム部材と本体部が接触していることを検出した場合に、ロボット装置41の状態が異常状態であることを検出するように構成されていてもよい。また、異常状態検出部は、圧力センサを備え、ロボット装置41が他の物体と接触したことを圧力センサによって検出した場合に、ロボット装置41の状態が異常状態であることを検出するように構成されていてもよい。
この変形例によれば、ロボット装置41の状態が異常状態である場合、ロボット装置41は、通信先装置との間で通信を行う。これにより、ロボット装置41は、通信先装置のユーザにより入力された情報(例えば、通信先装置のユーザが発した音声)を出力することができる。この結果、ロボット装置41の状態が異常状態であっても、ロボット装置41のユーザに対して適切な情報を提供することができる。
また、上記各実施形態においては、ロボット装置41は、映像入力部53により撮影された映像に基づいて、ロボット装置41の近傍に人が存在するか否かを判定するように構成されていたが、音声入力部51により集音された音声に基づいて、ロボット装置41の近傍に人が存在するか否かを判定するように構成されていてもよい。また、ロボット装置41は、映像及び音声の両方に基づいてロボット装置41の近傍に人が存在するか否かを判定するように構成されていてもよい。
また、上記各実施形態の変形例において、ロボット装置41は、音声を通信先装置へ送信するように構成されていたが、音声認識処理によって認識された文字列を通信先装置へ送信するように構成されていてもよい。また、ロボット装置41は、通信先装置から文字列を受信した場合、受信した文字列を映像出力部54を介して出力するように構成されていてもよい。
また、ロボット装置41は、通信先装置から音声を受信した場合、受信した音声を文字列として認識する処理を行い、その処理の結果、認識された文字列を映像出力部54を介して出力するように構成されていてもよい。また、ロボット装置41は、通信先装置から文字列を受信した場合、受信した文字列を表す音声を合成する音声合成処理を行い、その処理の結果、合成された音声を音声出力部52を介して出力するように構成されていてもよい。
なお、上記各実施形態においてロボット制御システム1の各機能は、CPUがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現されていたが、回路等のハードウェアにより実現されていてもよい。
また、上記各実施形態において、サーバ装置11は、1つの装置により構成されていたが、互いに通信可能に接続された複数の装置により構成されていてもよい。
また、上記各実施形態において、通信先装置は、ロボット装置42であったが、ロボット装置以外の装置(例えば、パーソナル・コンピュータ、携帯電話機、固定電話機、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Data Assistance、Personal Digital Assistant)、カーナビゲーション端末、又は、ゲーム端末等)であってもよい。
また、上記各実施形態において、ロボット装置41は、呼出信号を受信した時点から予め設定された待機時間が経過した時点にて応答信号を送信するように構成されていたが、ロボット装置41のユーザにより応答指示が入力された場合に応答信号を送信するように構成されていてもよい。
また、図12に示したように、上記各実施形態の変形例に係るロボット装置100の機能は、状況情報取得部(状況情報取得手段)101と、自律動作条件判定部(自律動作条件判定手段)102と、自律動作部(自律動作手段)103と、通信実行部(通信実行手段)104と、を含む。
状況情報取得部101は、周囲の状況を表す状況情報を取得する。
自律動作条件判定部102は、状況情報取得部101により取得された状況情報に基づいて所定の自律動作条件が成立しているか否かを判定する。
自律動作部103は、自律動作条件判定部102により自律動作条件が成立していると判定された場合、予め定められた動作を行う。
通信実行部104は、自律動作条件判定部102により自律動作条件が成立していないと判定された場合、所定の通信先装置との間で通信を行う。
この変形例に係るロボット装置100によっても、上記各実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
また、上記実施形態の他の変形例として、上述した実施形態及び変形例の任意の組み合わせが採用されてもよい。
本発明は、所定の施設又は所定の領域内を案内する案内用ロボット装置、災害が発生した場合に人を救助する救助用ロボット装置、及び、介護・救護を支援する生活支援用ロボット装置等に適用可能である。
1 ロボット制御システム
11 サーバ装置
21,22 交換機
31,32 基地局装置
41,42 ロボット装置
51 音声入力部
52 音声出力部
53 映像入力部
54 映像出力部
55 走行部
56 腕部
61 状況情報取得部
62 自律動作条件判定部
63 自律動作部
64 通信制御部
65 要求送信部
66 通信先装置特定情報受信部
67 通信実行部
68 着信制御部
71 位置情報取得部
72 通信先装置特定情報記憶部
73 通信先装置特定情報送信部
74 存否情報取得部
75 距離算出部
100 ロボット装置
101 状況情報取得部
102 自律動作条件判定部
103 自律動作部
104 通信実行部

Claims (26)

  1. 周囲の状況を表す状況情報を取得する状況情報取得手段と、
    前記取得された状況情報に基づいて所定の自律動作条件が成立しているか否かを判定する自律動作条件判定手段と、
    前記自律動作条件が成立していると判定された場合、予め定められた動作を行う自律動作手段と、
    前記自律動作条件が成立していないと判定された場合、所定の通信先装置との間で通信を行う通信実行手段と、
    を備えるロボット装置。
  2. 請求項1に記載のロボット装置であって、
    音声を集音する音声入力手段と、
    音声を出力する音声出力手段と、
    を備え、
    前記通信実行手段は、前記音声入力手段により集音された音声を前記通信先装置へ送信するとともに、当該通信先装置から受信した音声を前記音声出力手段により出力することによって、当該通信先装置との間で通信を行うように構成されたロボット装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のロボット装置であって、
    映像を撮影する映像入力手段と、
    映像を出力する映像出力手段と、
    を備え、
    前記通信実行手段は、前記映像入力手段により撮影された映像を前記通信先装置へ送信するとともに、当該通信先装置から受信した映像を前記映像出力手段により出力することによって、当該通信先装置との間で通信を行うように構成されたロボット装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のロボット装置であって、
    通信可能に接続されたサーバ装置へ、前記通信先装置を特定するための通信先装置特定情報の送信を要求する送信要求を送信する要求送信手段と、
    前記送信要求に応じて前記サーバ装置により送信された通信先装置特定情報を受信する通信先装置特定情報受信手段と、
    を備えるロボット装置。
  5. 請求項4に記載のロボット装置であって、
    前記通信実行手段は、前記通信先装置特定情報受信手段により複数の前記通信先装置特定情報が受信された場合、当該複数の通信先装置特定情報の中から1つの通信先装置特定情報を選択し、当該選択した通信先装置特定情報により特定される通信先装置との間で通信を行うように構成されたロボット装置。
  6. 請求項4又は請求項5に記載のロボット装置であって、
    前記通信先装置特定情報受信手段は、当該ロボット装置と前記通信先装置との間の距離と、当該通信先装置を特定するための通信先装置特定情報と、を対応付けた装置距離情報を受信するように構成され、
    前記通信実行手段は、前記受信された距離のうちの最小の距離と対応付けられた通信先装置特定情報により特定される通信先装置との間で通信を行うように構成されたロボット装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のロボット装置であって、
    当該ロボット装置の状態が異常状態であることを検出する異常検出手段を備え、
    前記通信実行手段は、前記ロボット装置の状態が異常状態であることが検出された場合、前記通信先装置との間で通信を行うように構成されたロボット装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載のロボット装置であって、
    当該ロボット装置との間の通信の開始を要求する呼出信号を受信するように構成され、且つ、当該呼出信号を受信した時点から予め設定された待機時間が経過した時点にて、当該要求された通信を開始する旨を表す応答信号を送信する着信制御手段を備えるロボット装置。
  9. ロボット装置と、複数の通信先装置と、当該ロボット装置及び当該複数の通信先装置のそれぞれと通信可能に接続されたサーバ装置と、を含むロボット制御システムであって、
    前記ロボット装置は、
    周囲の状況を表す状況情報を取得する状況情報取得手段と、
    前記取得された状況情報に基づいて所定の自律動作条件が成立しているか否かを判定する自律動作条件判定手段と、
    前記自律動作条件が成立していると判定された場合、予め定められた動作を行う自律動作手段と、
    前記自律動作条件が成立していないと判定された場合、前記サーバ装置へ、前記通信先装置を特定するための通信先装置特定情報の送信を要求する送信要求を送信する要求送信手段と、
    前記送信要求に応じて前記サーバ装置により送信された通信先装置特定情報を受信する通信先装置特定情報受信手段と、
    前記受信された通信先装置特定情報により特定される通信先装置との間で通信を行う通信実行手段と、
    を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記通信先装置特定情報を記憶する通信先装置特定情報記憶手段と、
    前記送信要求を受信するように構成され、且つ、当該送信要求を受信した場合、前記ロボット装置へ前記記憶されている通信先装置特定情報を送信する通信先装置特定情報送信手段と、
    を備えるロボット制御システム。
  10. 請求項9に記載のロボット制御システムであって、
    前記サーバ装置は、
    前記通信先装置の位置を表す位置情報を取得する位置情報取得手段を備え、
    前記通信先装置特定情報記憶手段は、前記取得された位置情報と、前記通信先装置特定情報と、を対応付けて記憶するように構成され、
    前記通信先装置特定情報送信手段は、所定の領域内の位置を表す位置情報と対応付けられた通信先装置特定情報を送信するように構成されたロボット制御システム。
  11. 請求項9に記載のロボット制御システムであって、
    前記サーバ装置は、
    前記通信先装置の近傍に人が存在しているか否かを表す存否情報を取得する存否情報取得手段を備え、
    前記通信先装置特定情報記憶手段は、前記取得された存否情報と、前記通信先装置特定情報と、を対応付けて記憶するように構成され、
    前記通信先装置特定情報送信手段は、前記通信先装置の近傍に人が存在していることを表す存否情報と対応付けられた通信先装置特定情報を送信するように構成されたロボット制御システム。
  12. 請求項10又は請求項11に記載のロボット制御システムであって、
    前記通信実行手段は、前記通信先装置特定情報受信手段により複数の前記通信先装置特定情報が受信された場合、当該複数の通信先装置特定情報の中から1つの通信先装置特定情報を選択し、当該選択した通信先装置特定情報により特定される通信先装置との間で通信を行うように構成されたロボット制御システム。
  13. 請求項9に記載のロボット制御システムであって、
    前記サーバ装置は、
    前記通信先装置及び前記ロボット装置のそれぞれの位置を表す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記取得された位置情報に基づいて、前記ロボット装置と、前記複数の通信先装置のそれぞれと、の間の距離を算出する距離算出手段と、
    を備え、
    前記通信先装置特定情報送信手段は、前記算出された距離と、前記通信先装置特定情報と、を対応付けた装置距離情報を送信するように構成され、
    前記通信先装置特定情報受信手段は、前記装置距離情報を受信するように構成され、
    前記通信実行手段は、前記受信された距離のうちの最小の距離と対応付けられた通信先装置特定情報により特定される通信先装置との間で通信を行うように構成されたロボット制御システム。
  14. 周囲の状況を表す状況情報を取得する状況情報取得工程と、
    前記取得された状況情報に基づいて所定の自律動作条件が成立しているか否かを判定する自律動作条件判定工程と、
    前記自律動作条件が成立していると判定された場合、予め定められた動作を行う自律動作工程と、
    前記自律動作条件が成立していないと判定された場合、所定の通信先装置との間で通信を行う通信実行工程と、
    を含むロボット制御方法。
  15. ロボット装置と、複数の通信先装置と、当該ロボット装置及び当該複数の通信先装置のそれぞれと通信可能に接続されたサーバ装置と、を含むロボット制御システムに適用され、
    前記ロボット装置が、周囲の状況を表す状況情報を取得する状況情報取得工程と、
    前記ロボット装置が、前記取得された状況情報に基づいて所定の自律動作条件が成立しているか否かを判定する自律動作条件判定工程と、
    前記自律動作条件が成立していると判定された場合、前記ロボット装置が予め定められた動作を行う自律動作工程と、
    前記自律動作条件が成立していないと判定された場合、前記ロボット装置が前記サーバ装置へ、前記通信先装置を特定するための通信先装置特定情報の送信を要求する送信要求を送信する要求送信工程と、
    前記送信要求を受信した場合、前記サーバ装置が前記ロボット装置へ、記憶装置に記憶されている通信先装置特定情報を送信する通信先装置特定情報送信工程と、
    前記送信要求に応じて前記サーバ装置により送信された通信先装置特定情報を前記ロボット装置が受信する通信先装置特定情報受信工程と、
    前記ロボット装置が、前記受信された通信先装置特定情報により特定される通信先装置との間で通信を行う通信実行工程と、
    を含むロボット制御方法。
  16. 請求項15に記載のロボット制御方法であって、
    前記サーバ装置が、前記通信先装置の位置を表す位置情報を取得する位置情報取得工程と、
    前記サーバ装置が、前記取得された位置情報と、前記通信先装置特定情報と、を対応付けて前記記憶装置に記憶させる通信先装置特定情報記憶処理工程と、
    を含み、
    前記通信先装置特定情報送信工程は、所定の領域内の位置を表す位置情報と対応付けられた通信先装置特定情報を送信するように構成されたロボット制御方法。
  17. 請求項15に記載のロボット制御方法であって、
    前記サーバ装置が、前記通信先装置の近傍に人が存在しているか否かを表す存否情報を取得する存否情報取得工程と、
    前記取得された存否情報と、前記通信先装置特定情報と、を対応付けて前記記憶装置に記憶させる通信先装置特定情報記憶処理工程と、
    を含み、
    前記通信先装置特定情報送信工程は、前記通信先装置の近傍に人が存在していることを表す存否情報と対応付けられた通信先装置特定情報を送信するように構成されたロボット制御方法。
  18. 請求項15に記載のロボット制御方法であって、
    前記サーバ装置が、前記通信先装置及び前記ロボット装置のそれぞれの位置を表す位置情報を取得する位置情報取得工程と、
    前記サーバ装置が、前記取得された位置情報に基づいて、前記ロボット装置と、前記複数の通信先装置のそれぞれと、の間の距離を算出する距離算出工程と、
    を含み、
    前記通信先装置特定情報送信工程は、前記算出された距離と、前記通信先装置特定情報と、を対応付けた装置距離情報を送信するように構成され、
    前記通信先装置特定情報受信工程は、前記装置距離情報を受信するように構成され、
    前記通信実行工程は、前記受信された距離のうちの最小の距離と対応付けられた通信先装置特定情報により特定される通信先装置との間で通信を行うように構成されたロボット制御方法。
  19. ロボット装置に、
    周囲の状況を表す状況情報を取得する状況情報取得手段と、
    前記取得された状況情報に基づいて所定の自律動作条件が成立しているか否かを判定する自律動作条件判定手段と、
    前記自律動作条件が成立していると判定された場合、予め定められた動作を行う自律動作手段と、
    前記自律動作条件が成立していないと判定された場合、所定の通信先装置との間で通信を行う通信実行手段と、
    を実現させるためのプログラム。
  20. 請求項19に記載のプログラムであって、
    前記ロボット装置に、更に、
    通信可能に接続されたサーバ装置へ、前記通信先装置を特定するための通信先装置特定情報の送信を要求する送信要求を送信する要求送信手段と、
    前記送信要求に応じて前記サーバ装置により送信された通信先装置特定情報を受信する通信先装置特定情報受信手段と、
    を実現させるためのプログラム。
  21. 請求項20に記載のプログラムであって、
    前記通信実行手段は、前記通信先装置特定情報受信手段により複数の前記通信先装置特定情報が受信された場合、当該複数の通信先装置特定情報の中から1つの通信先装置特定情報を選択し、当該選択した通信先装置特定情報により特定される通信先装置との間で通信を行うように構成されたプログラム。
  22. 請求項20又は請求項21に記載のプログラムであって、
    前記通信先装置特定情報受信手段は、当該ロボット装置と前記通信先装置との間の距離と、当該通信先装置を特定するための通信先装置特定情報と、を対応付けた装置距離情報を受信するように構成され、
    前記通信実行手段は、前記受信された距離のうちの最小の距離と対応付けられた通信先装置特定情報により特定される通信先装置との間で通信を行うように構成されたプログラム。
  23. サーバ装置に、
    通信先装置を特定するための通信先装置特定情報の送信を要求する送信要求を受信するように構成され、且つ、当該送信要求を受信した場合、当該サーバ装置と通信可能に接続されたロボット装置へ記憶装置に記憶されている通信先装置特定情報を送信する通信先装置特定情報送信手段を実現させるためのプログラム。
  24. 請求項23に記載のプログラムであって、
    前記サーバ装置に、更に、
    前記通信先装置の位置を表す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記取得された位置情報と、前記通信先装置特定情報と、を対応付けて前記記憶装置に記憶させる通信先装置特定情報記憶処理手段と、
    を実現させるとともに、
    前記通信先装置特定情報送信手段は、所定の領域内の位置を表す位置情報と対応付けられた通信先装置特定情報を送信するように構成されたプログラム。
  25. 請求項23に記載のプログラムであって、
    前記サーバ装置に、更に、
    前記通信先装置の近傍に人が存在しているか否かを表す存否情報を取得する存否情報取得手段と、
    前記取得された存否情報と、前記通信先装置特定情報と、を対応付けて前記記憶装置に記憶させる通信先装置特定情報記憶処理手段と、
    を実現させるとともに、
    前記通信先装置特定情報送信手段は、前記通信先装置の近傍に人が存在していることを表す存否情報と対応付けられた通信先装置特定情報を送信するように構成されたプログラム。
  26. 請求項23に記載のプログラムであって、
    前記サーバ装置に、更に、
    前記通信先装置及び前記ロボット装置のそれぞれの位置を表す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記取得された位置情報に基づいて、前記ロボット装置と、前記複数の通信先装置のそれぞれと、の間の距離を算出する距離算出手段と、
    を実現させるとともに、
    前記通信先装置特定情報送信手段は、前記算出された距離と、前記通信先装置特定情報と、を対応付けた装置距離情報を送信するように構成されたプログラム。
JP2009113463A 2009-05-08 2009-05-08 ロボット装置 Expired - Fee Related JP5453908B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009113463A JP5453908B2 (ja) 2009-05-08 2009-05-08 ロボット装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009113463A JP5453908B2 (ja) 2009-05-08 2009-05-08 ロボット装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010260141A true JP2010260141A (ja) 2010-11-18
JP5453908B2 JP5453908B2 (ja) 2014-03-26

Family

ID=43358663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009113463A Expired - Fee Related JP5453908B2 (ja) 2009-05-08 2009-05-08 ロボット装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5453908B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021112401A1 (en) * 2019-12-03 2021-06-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Robot and method for controlling thereof

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001287183A (ja) * 2000-01-31 2001-10-16 Matsushita Electric Works Ltd 自動搬送ロボット
JP2004230479A (ja) * 2003-01-28 2004-08-19 Advanced Telecommunication Research Institute International コミュニケーションロボットおよびそれを用いたコミュニケーションシステム
JP2004261941A (ja) * 2003-03-04 2004-09-24 Sharp Corp コミュニケーションロボットおよびコミュニケーションシステム
JP2007190641A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Advanced Telecommunication Research Institute International コミュニケーションロボット
JP2007190659A (ja) * 2006-01-20 2007-08-02 Advanced Telecommunication Research Institute International ロボット遠隔操作システム
JP2007216363A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Saitama Univ コミュニケーションロボット
JP2009090420A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 Advanced Telecommunication Research Institute International ロボット遠隔操作システム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001287183A (ja) * 2000-01-31 2001-10-16 Matsushita Electric Works Ltd 自動搬送ロボット
JP2004230479A (ja) * 2003-01-28 2004-08-19 Advanced Telecommunication Research Institute International コミュニケーションロボットおよびそれを用いたコミュニケーションシステム
JP2004261941A (ja) * 2003-03-04 2004-09-24 Sharp Corp コミュニケーションロボットおよびコミュニケーションシステム
JP2007190641A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Advanced Telecommunication Research Institute International コミュニケーションロボット
JP2007190659A (ja) * 2006-01-20 2007-08-02 Advanced Telecommunication Research Institute International ロボット遠隔操作システム
JP2007216363A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Saitama Univ コミュニケーションロボット
JP2009090420A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 Advanced Telecommunication Research Institute International ロボット遠隔操作システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021112401A1 (en) * 2019-12-03 2021-06-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Robot and method for controlling thereof

Also Published As

Publication number Publication date
JP5453908B2 (ja) 2014-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10015836B2 (en) Master device for using connection attribute of electronic accessories connections to facilitate locating an accessory
US9596337B2 (en) Directing audio output based on device sensor input
CN104038625A (zh) 来电时电话音频的自动路由
KR20190038043A (ko) 전자 장치들 간에 통신 방법 및 장치
JP6804130B2 (ja) 撮影方向ずれ検出方法、装置、デバイス及び記憶媒体
CN107852431B (zh) 信息处理设备、信息处理方法和程序
JP5453908B2 (ja) ロボット装置
KR20150066352A (ko) 청각 기기와 페어링하는 단말기 및 단말기의 페어링 방법
WO2014002541A1 (en) Communication method, communication device, and program
JP2017098874A (ja) 電子機器、電子機器の制御方法、電子機器の制御装置、制御プログラム及び電子機器システム
JP2014166213A (ja) 通報装置、通報処理プログラムおよびアシストロボット
JP4899194B2 (ja) 端末、ネットワーク装置、該端末と該ネットワーク装置とからなるネットワーク装置検索システム、およびネットワーク装置検索方法
JP4970310B2 (ja) 電子機器および通信制御方法
JP2016201750A (ja) 通信機及びペアリング方法
JP2019204300A (ja) 監視システム
JP6992365B2 (ja) 端末装置、カメラシステムおよび制御方法
WO2019207867A1 (ja) 電子機器及び処理システム
JP6552390B2 (ja) 移動体用支援装置および移動体用支援方法
US11949753B2 (en) Information processing apparatus, information processing system, and information processing method
JP7149528B2 (ja) 電子機器、処理方法、プログラム
KR20160081705A (ko) 모바일 단말기를 이용한 위급 상황 전파 시스템 및 방법
JP2014072614A (ja) テレビシステム
JP2021150900A (ja) 通信制御装置、通信システム、通信制御方法及びプログラム
JP2019121318A (ja) 音伝達装置及びプログラム
KR20120023985A (ko) 스마트폰에 의한 이동체 원격 조정 시스템 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120409

RD07 Notification of extinguishment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427

Effective date: 20120723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130514

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130516

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130917

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131223

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5453908

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees