JP2010259608A - モップ用拭糸体及びモップ - Google Patents

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Abstract

【課題】 モップ用の柄が備える挟持体により柄とモップ用拭糸体を容易に結合し得、可及的に無駄なく効率的にモップ用拭糸体を清掃に利用し得るモップ用拭糸体及びモップの提供。
【解決手段】 モップ用拭糸体Lは、第1拭糸群L1及び第2拭糸群L2、並びに、それらの両拭糸群の基部同士をその基部の横方向幅Wにわたり連結する連結部Jからなる。芯部Pは、第1拭糸群L1及び第2拭糸群L2がそれぞれ連結部Jの前及び後に位置するように水平方向に展開した状態において、連結部Jにおける前後方向中央位置に、上下方向中央部において水平状に位置して前後方向及び上下方向に対称状をなす。
【選択図】 図4

Description

本発明は、第1拭糸群及び第2拭糸群、並びに、それらの両拭糸群の基部同士をその横方向幅にわたり連結する連結部を備えてなるモップ用拭糸体並びにそのモップ用拭糸体と柄を備えるモップに関する。
モップ用拭糸体(モップ糸)を柄に取り付ける場合、従前は、例えば特開2007−190328号公報に記載されているように、水平棒状の取付体(7)にモップ糸(10)の中央部を掛けてモップ糸取付台の本体(1)と水平棒状の取付体(7)との間にモップ糸(10)の中央部をはさむことによりモップ糸取付台にモップ用拭糸体(モップ糸)を取り付け、そのモップ糸取付台を、棒状のモップ柄の先端に取り付けたクリップで挟むことにより、柄の先端部にモップ用拭糸体(モップ糸)を取り付けていた。
この場合、モップ糸(10)の両外側部を中心に床面等が拭かれることになり、内側部は実際上はあまり利用されない。可及的に無駄なく効率的にモップ糸(10)を清掃に利用するには、モップ糸(10)の内側部を清掃に利用する必要があり、そのためには、モップ糸(10)を取付体(7)から取り外して表裏反転させた上で再度水平棒状の取付体(7)にモップ糸(10)の中央部を掛けてモップ糸取付台の本体(1)と水平棒状の取付体(7)との間にモップ糸(10)の中央部をはさむ必要があった。
実開平6−81447号公報には、柄の先端に取り付けられる取付台と、この取付台によって着脱自在に保持されるモップ糸とからなる掃除用具であって、上記取付台は全長にわたる開口溝を有する断面C字形に形成され、モップ糸は並列に並べられた多数の糸体と、これら糸体の折り畳み部内に配された棒状乃至筒状の軟質部材とからなるものとして形成されて軟質部材が配された折り畳み部が上記取付台にその端面開口から差し込まれて取付台に取着されている清掃用具が開示されている。
特開2007−190328号公報に依然として記載されているような従前のモップ糸取付台では、本体(1)と水平棒状の取付体(7)との間にモップ糸(10)の中央部をはさむ作業又はこれに類する作業を行うことが煩雑であるため、この点を改善する提案がこれまでに種々行われている。すなわち、実開平6−81447号公報記載の例のようにモップ用拭糸体(モップ糸)の基部(中央部)に棒状乃至筒状の軟質部材又は硬質部材を配したり、或いは、モップ用拭糸体(モップ糸)の基部(中央部)に予め硬質部材を固定することにより、モップ用拭糸体(モップ糸)の基部(中央部)の剛性を高め、柄に設けたクリップ等の挟持体や断面C字形の取付台でモップ用拭糸体(モップ糸)の基部(中央部)の少なくとも一部を直接挟持すればモップとして使用することできるようにしていた。
このようにして基部(中央部)の剛性を高めたモップ用拭糸体(モップ糸)においては、柄にモップ用拭糸体(モップ糸)を取り付ける作業が容易であるが、基部(中央部)が固定されているためモップ用拭糸体(モップ糸)を表裏反転させて使用することができず、可及的に無駄なく効率的にモップ用拭糸体を清掃に利用する上で難点があった。
特開2007−190328号公報 実開平6−81447号公報
本発明は、従来技術に存した上記のような課題に鑑み行われたものであって、その目的とするところは、モップ用の柄が備える挟持体により柄とモップ用拭糸体を容易に結合し得ると共に、可及的に無駄なく効率的にモップ用拭糸体を清掃に利用することができるモップ用拭糸体及びモップを提供することにある。
上記目的を達成する本発明のモップ用拭糸体は、
第1拭糸群及び第2拭糸群、並びに、それらの両拭糸群の基部同士をその横方向幅にわたり連結する連結部を備えてなるモップ用拭糸体であって、
前記連結部は、モップ用の柄が備える挟持体により挟持するための芯部を有し、
第1拭糸群及び第2拭糸群がそれぞれ連結部の前及び後に位置するように水平方向に展開した場合に、第1拭糸群及び第2拭糸群はそれぞれ所定の横方向幅と所定の上下方向の厚みにわたり多数の略前後方向の拭糸が並列状をなし、第1拭糸群は、上側及び下側にそれぞれ位置する側面部1A及び側面部1Bを有し、第2拭糸群は、上側及び下側にそれぞれ位置する側面部2A及び側面部2Bを有し、前記芯部は、上下方向中央部において水平状に位置して一定の横方向幅にわたるものであり、
水平状をなすようにした芯部において吊り下げることにより、側面部1Bと側面部2Bが相対するように第1拭糸群と第2拭糸群がそれぞれ芯部の両側に垂下した第1の状態となし得ると共に、上下反転させた状態で水平状をなすようにした芯部において吊り下げることにより、側面部1Aと側面部2Aが相対するように第1拭糸群と第2拭糸群がそれぞれ芯部の両側に垂下した第2の状態となし得、
第1の状態及び第2の状態の何れにおいても、芯部のうち少なくともモップ用の柄が備える挟持体により挟持される部分は、前記挟持体により上側から挟持する上で実質上同一状をなすことを特徴とする。
第1拭糸群及び第2拭糸群がそれぞれ連結部の前及び後に位置するように水平方向に展開した場合に、芯部は、上下方向中央部において水平状に位置して一定の横方向幅にわたるものであり、水平状をなすようにした芯部において吊り下げることにより側面部1Bと側面部2Bが相対するように第1拭糸群と第2拭糸群がそれぞれ芯部の両側に垂下した第1の状態、並びに、上下反転させた状態で水平状をなすようにした芯部において吊り下げることにより側面部1Aと側面部2Aが相対するように第1拭糸群と第2拭糸群がそれぞれ芯部の両側に垂下した第2の状態の何れにおいても、芯部のうち少なくともモップ用の柄が備える挟持体により挟持される部分は、前記挟持体により上側から挟持(すなわち上側から両側部を挟持)する上で実質上同一状をなす。
そのため、モップ用の柄が備える挟持体により芯部の少なくとも一部を上側から挟持し、芯部が水平状をなすようにモップ用の柄により吊り下げることにより、側面部1Bと側面部2Bが内側で相対し、側面部1Aと側面部2Aは互いに逆向きに外側に位置するように第1拭糸群と第2拭糸群がそれぞれ芯部の両側に垂下した第1の状態となし得ると共に、上下反転させた状態でモップ用の柄が備える挟持体により芯部の少なくとも一部を上側から挟持し、芯部が水平状をなすようにモップ用の柄により吊り下げることにより、側面部1Aと側面部2Aが内側で相対し、側面部1Bと側面部2Bは互いに逆向きに外側に位置するように第1拭糸群と第2拭糸群がそれぞれ芯部の両側に垂下した第2の状態となし得る。
従って、モップ用の柄が備える挟持体により芯部の少なくとも一部を挟持した第1の状態では外側に位置する側面部1Aと側面部2Aを中心として床面等の対象物を拭くことができ、上下反転させてモップ用の柄が備える挟持体により芯部の少なくとも一部を挟持した第2の状態では、外側に位置する側面部1Bと側面部2Bを中心として床面等の対象物を拭くことができる。そのため、第1の状態及び第2の状態の何れにおいても、モップ用の柄が備える挟持体によって芯部を挟持することにより柄とモップ用拭糸体を容易に結合し得ると共に、第1拭糸群の側面部1A及び側面部1B、或いは、第2拭糸群の側面部2A及び側面部2Bを中心として、可及的に無駄なく効率的にモップ用拭糸体を清掃に利用することができる。
本発明のモップ用拭糸体は、第1拭糸群の拭糸と第2拭糸群の拭糸が連結部を挟んで分離しているものとすることができる。この場合、芯部の上下位置には拭糸が存在しない。
また、このモップ用拭糸体は、連結部が、芯体と可撓性シート材を備えてなり、
芯部は、芯体が可撓性シート材により被覆されてなるものとすることができる。この場合、可撓性シート材により被覆された芯部が、モップ用の柄が備える挟持体により挟持される。
本発明のモップ用拭糸体は、第1拭糸群の拭糸と第2拭糸群の拭糸が連結部において連続し、連結部が、芯体、及び、第1拭糸群の拭糸と第2拭糸群の拭糸の中間位置の拭糸を備えてなり、
第1拭糸群及び第2拭糸群がそれぞれ連結部の前及び後に位置するように水平方向に展開した場合に、連結部において芯体の上下に前記中間位置の拭糸が位置するものとすることができる。この場合、芯体の上下に拭糸が位置する芯部が、モップ用の柄が備える挟持体により挟持される。
また、このモップ用拭糸体は、連結部が、芯体と、可撓性シート材と、第1拭糸群の拭糸と第2拭糸群の拭糸の中間位置の拭糸を備えてなり、
第1拭糸群及び第2拭糸群がそれぞれ連結部の前及び後に位置するように水平方向に展開した場合に、連結部において芯体の上下に前記中間位置の拭糸が位置し、芯部は、前記芯体及びその芯体の上下の拭糸が前記可撓性シート材により被覆されてなるものであるものとすることができる。この場合、芯体の上下に拭糸が位置し、可撓性シート材により被覆された芯部が、モップ用の柄が備える挟持体により挟持される。
本発明のモップは、上記何れかのモップ用拭糸体と、そのモップ用拭糸体を挟持する挟持体を供えた柄とを備えてなるものである。
本発明のモップ用拭糸体及びモップによれば、モップ用の柄が備える挟持体により芯部の少なくとも一部を挟持した状態で外側に位置する両側面部を中心として床面等の対象物を拭くことができ、モップ用拭糸体を上下反転させてモップ用の柄が備える挟持体により芯部の少なくとも一部を挟持した状態では、元の状態では内側に位置し、この状態では外側に位置する両側面部を中心として床面等の対象物を拭くことができる。そのため、モップ用拭糸体の上下反転の前後の何れの状態でもモップ用の柄が備える挟持体によってモップ用拭糸体の芯部を挟持することにより柄とモップ用拭糸体を容易に結合し得ると共に、可及的に無駄なく効率的にモップ用拭糸体を清掃に利用することができる。
モップ用拭糸体の製造工程を示す説明図である。 モップ用拭糸体の製造工程を示す説明図である。 モップ用拭糸体の平面図である。 モップ用拭糸体の正面図である。 挟持体を備えた柄の要部斜視図である。 挟持体によるモップ用拭糸体の挟持を示す正面図である。 モップ用拭糸体の製造工程を示す説明図である。 モップ用拭糸体の製造工程を示す説明図である。 モップ用拭糸体の平面図である。
本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
(1) 図1乃至図6は、本発明の実施の形態の第1の例としてのモップに関するものである。
モップは、モップ用拭糸体Lと、挟持体Cを先端部に備えるモップ用の柄Hからなる。
モップ用の柄Hは、最も一般的な形態である円筒状体であるが、その他の筒状体や棒状体でもよく、その他の形態であってもよい。
挟持体Cは、柄Hの先端部に設けられており、柄Hの軸線方向に突設された固定挟持片C1と、柄Hの軸線に対し直交方向の揺動軸C2のまわりに揺動可能な可動挟持片C3からなる。可動挟持片C3は、ねじりコイルばねC4(付勢部材の一例)により弾性的に付勢されている。これにより、可動挟持片C3の先端部C3aと固定挟持片C1の先端部C1aの間に弾性的な挟圧力が付与されており、可動挟持片C3の基部を押圧することにより、ねじりコイルばねC4に抗して可動挟持片C3の先端部C3aと固定挟持片C1の先端部C1aの間を開くことができる。
モップ用拭糸体Lは、第1拭糸群L1及び第2拭糸群L2、並びに、それらの両拭糸群の基部同士をその基部の横方向幅Wにわたり連結する連結部Jからなる。第1拭糸群L1の拭糸Sと第2拭糸群L2の拭糸Sは連結部Jを挟んで分離している。
第1拭糸群L1及び第2拭糸群L2について、それらがそれぞれ連結部Jの前及び後に位置するように水平方向に展開した状態を説明すると、第1拭糸群L1及び第2拭糸群L2はそれぞれ所定の横方向幅Wと所定の上下方向の厚みTにわたり多数の拭糸Sが略前後方向に並列状をなし、第1拭糸群L1は、上側及び下側にそれぞれ位置する側面部1A及び側面部1Bを有し、第2拭糸群L2は、上側及び下側にそれぞれ位置する側面部2A及び側面部2Bを有する。通常の場合、第1拭糸群L1と第2拭糸群L2は前後方向に対称状をなす。
第1拭糸群L1及び第2拭糸群L2は、例えば次のように製造することができる。すなわち、繊維製の紐状体を回転させて強い撚りをかけながら、第1拭糸群L1及び第2拭糸群L2の前後方向長さ(拭糸Sの方向の長さ)の和に相当する前後方向長さの両端間に、前記紐状体をその前後方向に繰り返し折り返して配することにより、所定の横方向幅Wと所定の上下方向厚みTを形成する。その際、前後方向中央位置を挟んだ中央部両側並びに前後方向両端部を、それぞれミシン等を用いて、所定の横方向幅Wに達するまで糸で縫い進める。
両端部の糸を抜くと、紐に予めかけられた撚りによって、折り返した紐同士が撚り合わさり、撚り合わさった拭糸Sを構成する。次いで前後方向中央位置において切断することにより、その切断部を基部とする第1拭糸群L1及び第2拭糸群L2が得られる。それらの基部L1a・L2aに対し、基部を被覆する布地(又はその他のシート材)を縫着等により固定することもできる。
なお、第1拭糸群L1を構成する多数の拭糸Sの前後方向中間位置の外周部に、拭糸Sの方向に対し横方向に布テープを巻回縫着する等により、それらの多数の拭糸Sを結束したものとすることもできる。第2拭糸群L2についても、同様に、それを構成する多数の拭糸Sを結束したものとすることもできる。後記の例やその他の例でも同じである。この場合、第1拭糸群L1及び第2拭糸群L2の多数の拭糸Sをまとめて扱うことが比較的容易となる。
連結部Jは、短手方向折曲線にて二つ折りされた帆布製の帯状シートR(可撓性シート材の一例。)と円筒状の芯体P1からなる。本発明における芯体は、金属製又は合成樹脂製とすることができるがこれに限らない。芯体の形状は円筒状に限らない。例えば円柱棒状でもよく、断面多角形状(四角形、六角形等)の筒状又は棒状でもよい。
両拭糸群の基部同士を連結部Jにより連結するには、第1拭糸群L1の基部及び第2拭糸群L2の基部を、間隔を挟んでそれらが互いに平行状に相対する状態とし、二つ折りされた帯状シートRの間にそれらの両基部を挟む。その状態で、帯状シートRの両側部を第1拭糸群L1及び第2拭糸群L2の各基部に縫着する。更に、第1拭糸群L1及び第2拭糸群L2の各基部よりも内側の各縫合線において、両基部に平行状に二つ折りの帯状シートRを縫合することにより、それらの両縫合線の内側に、芯体P1を可及的に隙間なく挿入し得る挿入部を形成する。挿入部は、両基部の間の中央部において両基部に平行状をなす。なお、更に、帯状シートRの二つ折り部にも、その二つ折り線に平行状に必要な縫合線を設けることが望ましい。形成された挿入部に、帯状シートRの両端部(二つ折り線と逆側に位置する)が対峙する開口部から芯体P1を挿入し、帯状シートRの両端部を縫合して前記開口部を閉じる。
このように帯状シートRにより芯体P1が被覆されることにより、モップ用の柄Hが備える挟持体Cにより挟持するための芯部Pが構成されている。この例における芯部Pは、第1拭糸群L1及び第2拭糸群L2がそれぞれ連結部Jの前及び後に位置するように水平方向に展開した状態において、連結部Jにおける前後方向中央位置に、上下方向中央部において水平状に位置して前後方向及び上下方向に対称状をなし、第1拭糸群L1及び第2拭糸群L2の基部の全横方向幅Wにわたる。尤も、本発明における芯部Pの前後方向位置及び形状の対称性については、この例の場合に限るものではない。また、芯部Pは第1拭糸群L1の基部及び第2拭糸群L2の基部に対し一定の横方向幅W、例えば全幅と同じであるか又は全幅より小さい(例えば全幅の9割、8割、7割又は6割)若しくは大きい横方向幅Wにわたるものとすることができる。
モップ用拭糸体Lを、芯部Pを水平状にし、その芯部Pにおいて吊り下げることにより、側面部1Bと側面部2Bが相対するように第1拭糸群L1と第2拭糸群L2がそれぞれ芯部Pの両側に垂下した第1の状態となし得ると共に、上下反転させた状態(前後方向軸線のまわりに上下反転させた状態でも横方向軸線のまわりに上下反転させた状態でも同様)で水平状をなすようにした芯部Pにおいて吊り下げることにより、側面部1Aと側面部2Aが相対するように第1拭糸群L1と第2拭糸群L2がそれぞれ芯部Pの両側に垂下した第2の状態となし得る。
第1の状態及び第2の状態の何れにおいても、芯部Pの軸線方向におけるなるべく中央部を柄Hの挟持体Cにより上側から挟持することにより、柄Hとモップ用拭糸体Lを容易に結合させてモップ用拭糸体Lにより床面等を拭くことができる。挟持体Cにより芯部Pを挟持するには、可動挟持片C3の基部を押圧して可動挟持片C3の先端部C3aと固定挟持片C1の先端部C1aの間を開き、両者間に芯部Pの略中央部を挿入した後、可動挟持片C3の基部に対する押圧を解除する。これにより可動挟持片C3と固定挟持片C1により芯部Pが両側から挟持される。
芯部Pは、第1拭糸群L1及び第2拭糸群L2がそれぞれ連結部Jの前及び後に位置するように水平方向に展開した状態において、前記のように、連結部Jにおける前後方向中央位置に、上下方向中央部において水平状に位置して前後方向及び上下方向に対称状をなす。そのため、芯部Pは、挟持体Cにより上側から挟持する上で、第1の状態と第2の状態において実質上同一状をなす。
そのため、モップ用の柄Hが備える挟持体Cにより芯部Pの少なくとも一部を上側から挟持し、芯部Pが水平状をなすようにモップ用の柄Hにより吊り下げることにより、側面部1Bと側面部2Bが内側で相対し、側面部1Aと側面部2Aは互いに逆向きに外側に位置するように第1拭糸群L1と第2拭糸群L2がそれぞれ芯部Pの両側に垂下した第1の状態(図6)となし得ると共に、上下反転させた状態(モップ用拭糸体を、その前後方向軸線のまわり又は横方向軸線のまわりに上下反転させた状態)でモップ用の柄Hが備える挟持体Cにより芯部Pの少なくとも一部を上側から挟持し、芯部Pが水平状をなすようにモップ用の柄Hにより吊り下げることにより、側面部1Aと側面部2Aが内側で相対し、側面部1Bと側面部2Bは互いに逆向きに外側に位置するように第1拭糸群L1と第2拭糸群L2がそれぞれ芯部Pの両側に垂下した第2の状態となし得る。
従って、芯部Pを挟持体Cにより上側から挟持した第1の状態では、外側に位置する側面部1Aと側面部2Aを中心として床面等の対象物を拭くことができ、上下反転させて挟持体Cにより芯部Pの少なくとも一部を挟持した第2の状態では、外側に位置する側面部1Bと側面部2Bを中心として床面等の対象物を拭くことができる。そのため、第1の状態及び第2の状態の何れにおいても、モップ用の柄Hが備える挟持体Cによって芯部Pを挟持することにより柄Hとモップ用拭糸体Lを容易に結合し得ると共に、第1拭糸群L1の側面部1A及び側面部1B、或いは、第2拭糸群L2の側面部2A及び側面部2Bを中心として、可及的に無駄なく効率的にモップ用拭糸体Lを清掃に利用することができる。
(2) 図7乃至図9は、本発明の実施の形態の第2の例としてのモップに関するものである。
第2の例における第1の例との主な相違点は、モップ用拭糸体Lの第1拭糸群L1の拭糸Sと第2拭糸群L2の拭糸Sが連結部Jにおいて連続している点である。
この例のモップ用拭糸体Lは、例えば次のように製造することができる。すなわち、モップ用拭糸体Lの前後方向長さ(拭糸Sの方向の長さ)に相当する前後方向長さの中央部横方向に芯体P1を位置させ、モップ用拭糸体Lの前後方向長さの両端間にわたり、前記紐状体を芯体P1の上下を交互に通過させつつ前後方向に繰り返し折り返して配することにより、芯体P1の長さと同じ所定の横方向幅Wと所定の上下方向厚みTを形成する。
次に、芯体P1の上下の拭糸Sを、帆布製の帯状シートRを二つ折りした間に挟んで覆い、芯体P1の両側位置において、拭糸Sを間に挟んで二つ折りの帯状シートR同士を縫合し、更に帯状シートRの両端部(二つ折り線と逆側に位置する)を縫合して開口部を閉じる。その後、前後方向両端において拭糸Sの折り返し部を切除する。
このようにして得られるモップ用拭糸体Lは、第1拭糸群L1及び第2拭糸群L2、並びに、それらの両拭糸群の基部同士をその基部の横方向幅Wにわたり連結する連結部Jからなり、第1拭糸群L1の拭糸Sと第2拭糸群L2の拭糸Sが連結部Jにおいて連続し、連結部Jは、芯体P1、第1拭糸群L1の拭糸Sと第2拭糸群L2の拭糸Sの中間位置の拭糸S、及び帯状シートRからなる。
このモップ用拭糸体Lを、第1拭糸群L1及び第2拭糸群L2がそれぞれ連結部Jの前及び後に位置するように水平方向に展開した場合、連結部Jにおいて芯体P1の上下に前記中間位置の拭糸Sが上下対称状(必ずしもこれに限らない)に位置し、芯部Pは、前記芯体P1及びその芯体P1の上下の拭糸Sが前記可撓性シート材により被覆されてなる。芯部Pは、連結部Jにおける前後方向中央位置に、上下方向中央部において水平状に位置して前後方向及び上下方向に対称状をなし、第1拭糸群L1及び第2拭糸群L2の基部の全横方向幅Wにわたる。
柄Hとモップ用拭糸体Lの結合は、第1の例と同様に行うことができる。また、芯部Pが、挟持体Cにより上側から挟持する上で、第1の例で説明した第1の状態と第2の状態において実質上同一状をなす点も、第1の例と同様である。
なお、本発明における拭糸としては、例えば、撚糸等からなる紐状物、不織布や織布等からなる細幅帯状物などを挙げることができる。
また、以上の実施の形態についての記述における上下位置関係は、図に基づいた説明の便宜のためのものであって、実際の使用状態等を限定するものではない。
C 挟持体
C1 固定挟持片
C1a 先端部
C2 揺動軸
C3 可動挟持片
C3a 先端部
C4 ねじりコイルばね
H 柄
J 連結部
L モップ用拭糸体
L1 第1拭糸群
L1a 基部
1A 側面部
1B 側面部
L2 第2拭糸群
L2a 基部
2A 側面部
2B 側面部
P 芯部
P1 芯体
R 帯状シート
S 拭糸
T 厚み
W 横方向幅

Claims (6)

  1. 第1拭糸群及び第2拭糸群、並びに、それらの両拭糸群の基部同士をその横方向幅にわたり連結する連結部を備えてなるモップ用拭糸体であって、
    前記連結部は、モップ用の柄が備える挟持体により挟持するための芯部を有し、
    第1拭糸群及び第2拭糸群がそれぞれ連結部の前及び後に位置するように水平方向に展開した場合に、第1拭糸群及び第2拭糸群はそれぞれ所定の横方向幅と所定の上下方向の厚みにわたり多数の略前後方向の拭糸が並列状をなし、第1拭糸群は、上側及び下側にそれぞれ位置する側面部1A及び側面部1Bを有し、第2拭糸群は、上側及び下側にそれぞれ位置する側面部2A及び側面部2Bを有し、前記芯部は、上下方向中央部において水平状に位置して一定の横方向幅にわたるものであり、
    水平状をなすようにした芯部において吊り下げることにより、側面部1Bと側面部2Bが相対するように第1拭糸群と第2拭糸群がそれぞれ芯部の両側に垂下した第1の状態となし得ると共に、上下反転させた状態で水平状をなすようにした芯部において吊り下げることにより、側面部1Aと側面部2Aが相対するように第1拭糸群と第2拭糸群がそれぞれ芯部の両側に垂下した第2の状態となし得、
    第1の状態及び第2の状態の何れにおいても、芯部のうち少なくともモップ用の柄が備える挟持体により挟持される部分は、前記挟持体により上側から挟持する上で実質上同一状をなすことを特徴とするモップ用拭糸体。
  2. 第1拭糸群の拭糸と第2拭糸群の拭糸が連結部を挟んで分離している請求項1記載のモップ用拭糸体。
  3. 連結部が、芯体と可撓性シート材を備えてなり、
    芯部は、芯体が可撓性シート材により被覆されてなるものである請求項2記載のモップ用拭糸体。
  4. 第1拭糸群の拭糸と第2拭糸群の拭糸が連結部において連続し、連結部が、芯体、及び、第1拭糸群の拭糸と第2拭糸群の拭糸の中間位置の拭糸を備えてなり、
    第1拭糸群及び第2拭糸群がそれぞれ連結部の前及び後に位置するように水平方向に展開した場合に、連結部において芯体の上下に前記中間位置の拭糸が位置する請求項1記載のモップ用拭糸体。
  5. 連結部が、芯体と、可撓性シート材と、第1拭糸群の拭糸と第2拭糸群の拭糸の中間位置の拭糸を備えてなり、
    第1拭糸群及び第2拭糸群がそれぞれ連結部の前及び後に位置するように水平方向に展開した場合に、連結部において芯体の上下に前記中間位置の拭糸が位置し、芯部は、前記芯体及びその芯体の上下の拭糸が前記可撓性シート材により被覆されてなるものである請求項4記載のモップ用拭糸体。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載のモップ用拭糸体と、そのモップ用拭糸体を挟持する挟持体を供えた柄とを備えてなるモップ。
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