JP5837740B2 - モップ用拭糸体及びモップ - Google Patents

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Description

本発明は、第1拭糸群部及び第2拭糸群部、並びに、それらの両拭糸群部の基部同士を連結する連結部を備えてなるモップ用拭糸体並びにそのモップ用拭糸体と柄を備えるモップに関する。
モップ用拭糸体(モップ糸)を柄に取り付ける場合、従前は、例えば特開2007−190328号公報に記載されているように、水平棒状の取付体(7)にモップ糸(10)の中央部を掛けてモップ糸取付台の本体(1)と水平棒状の取付体(7)との間にモップ糸(10)の中央部をはさむことによりモップ糸取付台にモップ用拭糸体(モップ糸)を取り付け、そのモップ糸取付台を、棒状のモップ柄の先端に取り付けたクリップで挟むことにより、柄の先端部にモップ用拭糸体(モップ糸)を取り付けていた。
この場合、モップ糸(10)の両外側部を中心に床面等が拭かれることになり、内側部は実際上はあまり利用されない。可及的に無駄なく効率的にモップ糸(10)を清掃に利用するには、モップ糸(10)の内側部を清掃に利用する必要があり、そのためには、モップ糸(10)を取付体(7)から取り外して表裏反転させた上で再度水平棒状の取付体(7)にモップ糸(10)の中央部を掛けてモップ糸取付台の本体(1)と水平棒状の取付体(7)との間にモップ糸(10)の中央部をはさむ必要があった。
実開平6−81447号公報には、柄の先端に取り付けられる取付台と、この取付台によって着脱自在に保持されるモップ糸とからなる掃除用具であって、上記取付台は全長にわたる開口溝を有する断面C字形に形成され、モップ糸は並列に並べられた多数の糸体と、これら糸体の折り畳み部内に配された棒状乃至筒状の軟質部材とからなるものとして形成されて軟質部材が配された折り畳み部が上記取付台にその端面開口から差し込まれて取付台に取着されている清掃用具が開示されている。
特開2007−190328号公報に依然として記載されているような従前のモップ糸取付台では、本体(1)と水平棒状の取付体(7)との間にモップ糸(10)の中央部をはさむ作業又はこれに類する作業を行うことが煩雑であるため、この点を改善する提案がこれまでに種々行われている。すなわち、実開平6−81447号公報記載の例のようにモップ用拭糸体(モップ糸)の基部(中央部)に棒状乃至筒状の軟質部材又は硬質部材を配したり、或いは、モップ用拭糸体(モップ糸)の基部(中央部)に予め硬質部材を固定することにより、モップ用拭糸体(モップ糸)の基部(中央部)の剛性を高め、柄に設けたクリップ等の挟持体や断面C字形の取付台でモップ用拭糸体(モップ糸)の基部(中央部)の少なくとも一部を直接挟持すればモップとして使用することできるようにしていた。
このようにして基部(中央部)の剛性を高めたモップ用拭糸体(モップ糸)においては、柄にモップ用拭糸体(モップ糸)を取り付ける作業が容易であるが、基部(中央部)が固定されているためモップ用拭糸体(モップ糸)を表裏反転させて使用することができず、可及的に無駄なく効率的にモップ用拭糸体を清掃に利用する上で難点があった。
特開2007−190328号公報 実開平6−81447号公報
本発明は、従来技術に存した上記のような課題に鑑み行われたものであって、その目的とするところは、モップ用の柄が備える拭糸体結合部にモップ用拭糸体を結合し得、可及的に無駄なく効率的にモップ用拭糸体を清掃に利用し得るモップ用拭糸体及びモップを提供することにある。
(1) 上記目的を達成する本発明のモップ用拭糸体は、
第1拭糸群部及び第2拭糸群部、並びに、それらの両拭糸群部の基部同士を連結する連結部を備えてなるモップ用拭糸体であって、
モップ用の柄が備える拭糸体結合部に着脱可能に結合される剛性材料製の第1被結合部及び第2被結合部を、前記連結部の一方の側及び他方の側のそれぞれにおける所要の横方向幅にわたり有し、
第1拭糸群部及び第2拭糸群部がそれぞれ連結部の前及び後に位置するように水平方向に展開した場合に、第1拭糸群部及び第2拭糸群部はそれぞれ所定の横方向幅と所定の上下方向の厚みにわたり多数の略前後方向の拭糸が並列状をなし、第1拭糸群部は、上側及び下側にそれぞれ位置する側面部1A及び側面部1Bを有し、第2拭糸群部は、上側及び下側にそれぞれ位置する側面部2A及び側面部2Bを有し、第1被結合部及び第2被結合部は、それぞれ前記連結部の上側及び下側に水平状に位置して前記所要の横方向幅にわたるものであり、
第1被結合部を上側にしてその第1被結合部において吊り下げることにより、側面部1Bと側面部2Bが相対するように第1拭糸群部と第2拭糸群部がそれぞれ第2被結合部を挟んで両側に垂下した第1の状態となし得ると共に、上下反転させた状態で第2被結合部を上側にしてその第2被結合部において吊り下げることにより、側面部1Aと側面部2Aが相対するように第1拭糸群部と第2拭糸群部がそれぞれ第1被結合部をはさんで両側に垂下した第2の状態となし得ることを特徴とする。
また本発明のモップは、上記モップ用拭糸体と、そのモップ用拭糸体の第1被結合部及び第2被結合部にそれぞれ着脱可能に結合される拭糸体結合部を備えた柄とを有してなる。
モップ用の柄が備える拭糸体結合部に第1被結合部を結合し、モップ用拭糸体の第1被結合部を上側にしてその第1被結合部においてモップ用拭糸体を吊り下げることにより、側面部1Bと側面部2Bが相対するように第1拭糸群部と第2拭糸群部がそれぞれ第2被結合部を挟んで両側に垂下した第1の状態となし得、モップ用拭糸体を上下反転させてモップ用の柄が備える拭糸体結合部に第2被結合部を結合し、第2被結合部を上側にしてその第1被結合部においてモップ用拭糸体を吊り下げることにより、側面部1Aと側面部2Aが相対するように第1拭糸群部と第2拭糸群部がそれぞれ第1被結合部を挟んで両側に垂下した第2の状態となし得る。
第1の状態では外側に位置する側面部1Aと側面部2Aを中心として床面等の対象物を拭くことができ、第2の状態では、外側に位置する側面部1Bと側面部2Bを中心として床面等の対象物を拭くことができるので、可及的に無駄なく効率的にモップ用拭糸体を清掃に利用することができる。
また、第1被結合部及び第2被結合部は、連結部の一方の側及び他方の側のそれぞれにおける所要の横方向幅にわたる剛性材料製であるため、第1拭糸群部と第2拭糸群部が第2被結合部を挟んだ第1の状態では、モップ用の柄に加えた被清掃面押圧力が第2被結合部を介して第1拭糸群部又は第2拭糸群部に加えられ、第1拭糸群部と第2拭糸群部が第1被結合部を挟んだ第2の状態では、モップ用の柄に加えた被清掃面押圧力が第1被結合部を介して第1拭糸群部又は第2拭糸群部に加えられることにより、清掃効果を高めることができる。
而も、第1拭糸群部と第2拭糸群部が第2被結合部を挟んだ第1の状態と、第1拭糸群部と第2拭糸群部が第1被結合部を挟んだ第2の状態の何れの状態においても、第1拭糸群部及び第2拭糸群部の基部における拭糸群はほぼ水平方向外方を向くので、第1の状態において第1被結合部が被清掃面に直接接触し、第2の状態において第2被結合部が被清掃面に直接接触して被清掃面を傷めるといった不都合が防がれる。
(2) 上記モップ用拭糸体は、
第1拭糸群部を構成する拭糸と第2拭糸群部を構成する拭糸が連続し、第1拭糸群部と第2拭糸群部の間の拭糸は連結部拭糸群部を構成しており、
上記連結部は、前記連結部拭糸群部並びに第1挟圧保持体及び第2挟圧保持体を有し、その連結部拭糸群部は、所要の横方向幅にわたり前記第1挟圧保持体と第2挟圧保持体により厚み方向に挟圧保持されており、
前記第1挟圧保持体は上記第1被結合部を備えており、前記第2挟圧保持体は上記第2被結合部を備えているものとすることができる。
この場合、第1拭糸群部の拭糸と第2拭糸群部の拭糸が、連結部拭糸群部を構成する拭糸により連続しており、連結部拭糸群部は、所要の横方向幅にわたり第1挟圧保持体と第2挟圧保持体により厚み方向に挟圧保持されて連結部を構成しているので、モップとして清掃に使用している間やモップ用拭糸体の第1拭糸群部及び第2拭糸群部を一対のローラ間に挟圧した状態で引き上げることにより脱水する絞り器を使用した際に拭糸が脱離することが効果的に防がれる。
(3) 上記モップ用拭糸体は、上記連結部拭糸群部に貫入する複数の突起部が第1挟圧保持体と第2挟圧保持体の両方又は一方に設けられ又は結合されているものとすることができる。
この場合、連結部拭糸群部に貫入する複数の突起部が第1挟圧保持体と第2挟圧保持体の両方又は一方に設けられ又は結合されているので、モップとして清掃に使用している間やモップ用拭糸体の第1拭糸群部及び第2拭糸群部を一対のローラ間に挟圧した状態で引き上げることにより脱水する絞り器を使用した際に脱落することが効果的に防がれる。
また、このモップ用拭糸体は、上記突起部を介して上記第1挟圧保持体と第2挟圧保持体が結合しているものとすることができる。
この場合、突起部を介して第1挟圧保持体と第2挟圧保持体が結合しているので、モップとして清掃に使用している間やモップ用拭糸体の第1拭糸群部及び第2拭糸群部を一対のローラ間に挟圧した状態で引き上げることにより脱水する絞り器を使用した際に脱落することがより効果的に防がれる。
(4) 上記モップ用拭糸体は、
上記連結部拭糸群部に対し、少なくともその厚み方向両側から帯状保持材が結合することにより、連結部拭糸群部を構成する拭糸がまとめられた状態で前記帯状保持材により保持されており、
その帯状保持材により保持された連結部拭糸群部が、上記第1挟圧保持体と第2挟圧保持体により厚み方向に挟圧保持されているものとすることができる。
連結部拭糸群部に対し、少なくともその厚み方向両側から帯状保持材が結合することにより、連結部拭糸群部を構成する拭糸がまとめられた状態で帯状保持材により保持されており、その帯状保持材により保持された連結部拭糸群部が、第1挟圧保持体と第2挟圧保持体により厚み方向に挟圧保持されているので、モップとして清掃に使用している間やモップ用拭糸体の第1拭糸群部及び第2拭糸群部を一対のローラ間に挟圧した状態で引き上げることにより脱水する絞り器を使用した際に拭糸が脱離することがより効果的に防がれる。
また、このモップ用拭糸体は、上記帯状保持材に、上記突起部を貫入させるための孔部又は孔形成用の切れ目を有し、上記突起部が前記孔部又は切れ目を通じて帯状保持材及び連結部拭糸群部に貫入しているものとすることができる。
この場合、突起部が、帯状保持材に設けられた孔部又は孔形成用の切れ目を通じて帯状保持材及び連結部拭糸群部に貫入するので、モップとして清掃に使用している間やモップ用拭糸体の第1拭糸群部及び第2拭糸群部を一対のローラ間に挟圧した状態で引き上げることにより脱水する絞り器を使用した際に拭糸が脱離することが効果的に防がれるモップ用拭糸体を効率的に製造することができる。
また、このモップ用拭糸体は、上記連結部拭糸群部の両側における互いに対応する位置に、拭糸の方向に対し直交状をなす帯状保持材が二列以上設けられており、上記突起部が隣接帯状保持材間において連結部拭糸群部に貫入しているものとすることができる。
この場合、突起部が、連結部拭糸群部の両側における互いに対応する位置に、拭糸の方向に対し直交状をなすよう二列以上設けられた帯状保持材における隣接帯状保持材間において連結部拭糸群部に貫入しているので、モップとして清掃に使用している間やモップ用拭糸体の第1拭糸群部及び第2拭糸群部を一対のローラ間に挟圧した状態で引き上げることにより脱水する絞り器を使用した際に拭糸が脱離することが効果的に防がれるモップ用拭糸体を効率的に製造することができる。
また、このモップ用拭糸体は、上記複数の突起部が、上記帯状保持材を挟む一方の側と他方の側においてそれぞれその帯状保持材に沿って配置された状態で前記連結部拭糸群部に貫入しているものとすることができる。
この場合、複数の突起部が、上記帯状保持材を挟む一方の側と他方の側においてそれぞれその帯状保持材に沿って配置された状態で前記連結部拭糸群部に貫入しているので、モップとして清掃に使用している間やモップ用拭糸体の第1拭糸群部及び第2拭糸群部を一対のローラ間に挟圧した状態で引き上げることにより脱水する絞り器を使用した際に拭糸が脱離することが一層効果的に防がれるモップ用拭糸体を、帯状保持材を突起部が貫通すること若しくは貫通する孔や切り込みを設けることによる帯状保持材の強度低下や工程の追加を生じることなく、効率的に製造することができる。特に、帯状保持材の一方の側と他方の側においてその帯状保持材に沿って配置された状態で連結部拭糸群部に貫入した複数の突起部を介して第1挟圧保持体と第2挟圧保持体が結合している場合、拭糸脱離防止効果及び第1挟圧保持体と第2挟圧保持体の結合効果が一層高められる。
(5) 上記モップ用拭糸体は、
上記拭糸の方向に対し直交状をなす保持材により、連結部拭糸群部を構成する拭糸がまとめられた状態で保持されており、
上記複数の突起部が、前記保持材を挟む一方の側と他方の側においてそれぞれその保持材に沿って配置された状態で前記連結部拭糸群部に貫入しているものとすることができる。
この場合、拭糸の方向に対し直交状をなし、連結部拭糸群部を構成する拭糸をまとめた状態で保持する保持材を挟む一方の側と他方の側において、第1挟圧保持体と第2挟圧保持体の両方又は一方に設けられ又は結合されている複数の突起部が、それぞれその保持材に沿って配置された状態で連結部拭糸群部に貫入している。そのため、第1挟圧保持体と第2挟圧保持体による連結部拭糸群部の厚み方向の挟圧保持が確実に行われ、モップとして清掃に使用している間やモップ用拭糸体の第1拭糸群部及び第2拭糸群部を一対のローラ間に挟圧した状態で引き上げることにより脱水する絞り器を使用した際に拭糸が脱離することがより効果的に防がれる。特に、保持材の一方の側と他方の側においてその保持材に沿って配置された状態で連結部拭糸群部に貫入した複数の突起部を介して第1挟圧保持体と第2挟圧保持体が結合している場合、拭糸脱離防止効果及び第1挟圧保持体と第2挟圧保持体の結合効果が一層高められる。
本発明のモップ用拭糸体及びモップによれば、モップ用の柄が備える拭糸体結合部に第1被結合部を結合した第1の状態で外側に位置する両側面部を中心として床面等の対象物を拭くことができ、モップ用拭糸体を上下反転させてモップ用の柄が備える拭糸体結合部に第2被結合部を結合した第2の状態では、第1の状態で内側に位置し、第2の状態では外側に位置する両側面部を中心として床面等の対象物を拭くことができる。そのため、可及的に無駄なく効率的にモップ用拭糸体を清掃に利用することができる。
また、第1の状態ではモップ用の柄に加えた被清掃面押圧力が第2被結合部を介して第1拭糸群部又は第2拭糸群部に加えられ、第2の状態では、モップ用の柄に加えた被清掃面押圧力が第1被結合部を介して第1拭糸群部又は第2拭糸群部に加えられることにより、清掃効果を高めることができる。
而も、第1の状態と第2の状態の何れの状態においても、第1拭糸群部及び第2拭糸群部の基部における拭糸群はほぼ水平方向外方を向くので、第1の状態において第1被結合部が被清掃面に直接接触し、第2の状態において第2被結合部が被清掃面に直接接触して被清掃面を傷めるといった不都合が防がれる。
モップ用の柄及びモップ用拭糸体の斜視図である。 モップ用拭糸体の分解斜視図である。 挟圧保持器の正面図である。 挟圧保持器の側面図である。 別の挟圧保持器の斜視図である。 両面が帯状保持材で覆われた別の連結部拭糸群部の斜視図である。 両面が帯状保持材で覆われた別の連結部拭糸群部の斜視図である。 両面が帯状保持材で覆われた別の連結部拭糸群部の斜視図である。 両面が帯状保持材で覆われた別の連結部拭糸群部の斜視図である。 別のモップ用拭糸体の分解斜視図である。 別のモップ用拭糸体の分解斜視図である。
本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
(1) 図1乃至図4は、本発明の実施の形態の例としてのモップに関するものである。
モップは、モップ用拭糸体Lと、拭糸体結合部Cを先端部に備えるモップ用の柄Hからなる。
(1-1) モップ用の柄Hは、最も一般的な形態である円筒状体であるが、その他の筒状体や棒状体でもよく、その他の形態であってもよい。
拭糸体結合部Cは、柄Hの先端部に設けられており、柄Hの軸線方向に突設された固定挟持片C1と、柄Hの軸線に対し直交方向の揺動軸C2のまわりに揺動可能な可動挟持片C3からなる。可動挟持片C3は、ねじりコイルばねC4(付勢部材の一例)により弾性的に付勢されている。これにより、可動挟持片C3の先端部C3aと固定挟持片C1の先端部C1aの間に弾性的な挟圧力が付与されており、可動挟持片C3の基部を押圧することにより、ねじりコイルばねC4に抗して可動挟持片C3の先端部C3aと固定挟持片C1の先端部C1aの間を開くことができる。先端部C3aと先端部C1aには相対するようにそれぞれ3箇所の爪状突部が形成されている。
(1-2) モップ用拭糸体Lは、第1拭糸群部L1及び第2拭糸群部L2、それらの両拭糸群部の基部同士をその基部の横方向幅Wにわたり連結する連結部Jからなる。第1拭糸群部L1の拭糸Sと第2拭糸群部L2の拭糸Sは連結部Jにおいて連続しており、その連結部Jにおける拭糸Sは連結部拭糸群部Jaを構成している。
なお、本発明における拭糸としては、例えば、撚糸等からなる紐状物、不織布や織布等からなる細幅帯状物などを挙げることができる。
(1-3) 連結部Jは、連結部拭糸群部Jaと、その連結部拭糸群部Jaを横方向幅Wの両端部を除く横方向幅にわたり厚み方向に両側から挟圧保持する第1挟圧保持体J1及び第2挟圧保持体J2からなる。第1挟圧保持体J1と第2挟圧保持体J2が挟圧保持器を構成する。
第1挟圧保持体J1と第2挟圧保持体J2は同一物であり、その両者間に連結部拭糸群部Jaを挟圧保持すると共に、可動挟持片C3の先端部C3aと固定挟持片C1の先端部C1aの間に挟持されて清掃作業に使用される上で十分な強度及び剛性を備える合成樹脂製である。
第1挟圧保持体J1は、本体である第1被結合部J1aと、先端が円錐状に形成され、第1被結合部J1aの下方に第1被結合部J1aの高さよりもやや長く垂直に突起した4本の円柱状の突起部J1bからなる。
第1被結合部J1aは、連結部拭糸群部Jaの横方向幅Wよりやや短い長さで底部が開口する細長箱形状をなす。第1被結合部J1aにおける連結部拭糸群部Jaに圧接する底部の一方の側縁部は、半分が連続三角波状凹凸部J1c、残りの半分が平坦に形成されている。他方の側縁部は、半分が平坦に、残りの半分が連続三角波状凹凸部J1cに形成され、前記一方の側縁部と対称状をなす。第1被結合部J1aの頂部側(図における上部)は垂直横断面において上に凸の湾曲面を形成し、長手方向両端部における頂部は、上に凸に湾曲しつつ両端に向かって高さが低減している。長手方向両端部を除く第1被結合部J1aの垂直横断面の輪郭は、頂部側湾曲部を除くとほぼ正方形状である。
第1被結合部J1aの両側面部には、拭糸体結合部Cによる挟持を確実にするために、先端部C3aと先端部C1aにそれぞれ3箇所ずつ形成された爪状突部が嵌合するための横長嵌合穴J1eが3箇所に形成されている。
第1被結合部J1aは、長手方向の中心線上において、円筒状部により形成される上下方向の4つの貫通孔部J1dを、前記4本の突起部J1bと交互の位置に備えており、各貫通孔部J1dの長手方向位置と各突起部J1bの長手方向位置は、第1挟圧保持体J1の長手方向中央位置に対し対称状をなす。
第2挟圧保持体J2も、同じく両側縁部における各連続三角波状凹凸部J2c、4つの貫通孔部J2d及び横長嵌合穴J2eを備えた第2被結合部J2aと、先端が円錐状に形成された4本の円柱状の突起部J2bからなり、第1挟圧保持体J1と共に、その第1挟圧保持体J1に対し上下左右共に対称状の位置関係で用いられる。すなわち、第1挟圧保持体J1の4本の突起部J1bは第2挟圧保持体J2の4つの貫通孔部J2dに対応するよう位置し、第2挟圧保持体J2の4本の突起部J2bは、第1挟圧保持体J1の4つの貫通孔部J1dに対応するよう位置した状態で用いられる。
(1-4) 第1拭糸群部L1及び第2拭糸群部L2について、それらがそれぞれ連結部Jの前及び後に位置するように水平方向に展開した状態を説明すると、第1拭糸群部L1、連結部拭糸群部Ja及び第2拭糸群部L2は、それぞれほぼ所定の横方向幅Wとほぼ所定の上下方向の厚みTにわたり多数の拭糸Sが略前後方向に並列状をなす。
第1拭糸群部L1は、上側及び下側にそれぞれ位置する側面部1A及び側面部1Bを有し、
連結部拭糸群部Jaの上側及び下側にはそれぞれ第1挟圧保持体J1の第1被結合部J1a及び第2挟圧保持体J2の第2被結合部J2aが位置し、
第2拭糸群部L2は、上側及び下側にそれぞれ位置する側面部2A及び側面部2Bを有する。
通常の場合、第1拭糸群部L1と第2拭糸群部L2は前後方向に対称状をなす。
この第1拭糸群部L1、連結部拭糸群部Ja及び第2拭糸群部L2は、例えば、これらの前後方向長さ(拭糸Sの方向の長さ)の両端間にわたり、繊維製の紐状体を前後方向に繰り返し折り返して配することにより、所定の横方向幅Wと所定の上下方向厚みTを形成し、連結部拭糸群部Jaについては、少なくとも横幅方向に拭糸Sを縫い合わせる。
次に、連結部拭糸群部Jaの両面及び端面を帆布製の帯状保持材Rで覆った状態で、両側の帯状保持材Rとそれらの間の連結部拭糸群部Jaを共に縫合する。縫合は、少なくとも両側の帯状保持材Rの周縁部において行うことが好ましい。
(1-5) 第1挟圧保持体J1と第2挟圧保持体J2は、モップ用拭糸体Lの前後方向中央位置において、連結部拭糸群部Jaの両端部を除く横方向幅に対し、厚み方向上下両側から装着されている。
第1挟圧保持体J1と第2挟圧保持体J2は、互いに上下左右共に対称状の位置関係をなし、それぞれの4本の突起部J1b及び4本の突起部J2bが、両面が帯状保持材Rで覆われた連結部拭糸群部Jaの厚み方向に上側及び下側から互い違いに貫入してそれぞれ他方の4つの貫通孔部J2d及び4つの貫通孔部J1dに十分に嵌合し、第1被結合部J1a及び第2被結合部J2aにおける各両側縁部の各連続三角波状凹凸部J1cが連結部拭糸群部Jaの上下両側に食い込んでいる。この状態で、それらの突起部J1b及び突起部J2bの先端部がそれぞれ貫通孔部J2d及び貫通孔部J1dに対し超音波溶着又は高周波溶着等により溶融固着されることにより第1挟圧保持体J1と第2挟圧保持体J2が突起部J1b及び突起部J2bを介して結合している。
このようにして、第1挟圧保持体J1と第2挟圧保持体J2は、第1被結合部J1aと第2被結合部J2aの間において連結部拭糸群部Jaを厚み方向に挟圧保持して連結部Jを構成している。
(1-6) モップ用拭糸体Lを、第1被結合部J1aを上側にしてその第1被結合部J1aにおいて吊り下げることにより、側面部1Bと側面部2Bが相対するように第1拭糸群部L1と第2拭糸群部L2が第2被結合部J2aを挟んで両側にそれぞれ垂下した第1の状態となし得る(図1における二点鎖線)と共に、上下反転させた状態(前後方向軸線のまわりに上下反転させた状態でも横方向軸線のまわりに上下反転させた状態でも同様)で第2被結合部J2aを上側にしてその第2被結合部J2aにおいて吊り下げることにより、側面部1Aと側面部2Aが相対するように第1拭糸群部L1と第2拭糸群部L2が第1被結合部J1aを挟んで両側にそれぞれ垂下した第2の状態となし得る。
第1の状態において、可動挟持片C3の基部を押圧して可動挟持片C3の先端部C3aと固定挟持片C1の先端部C1aの間を開き、第1挟圧保持体J1における第1被結合部J1aの両側面部の各横長嵌合穴J1eに対し、先端部C3aと先端部C1aにそれぞれ3箇所ずつ形成された爪状突部が嵌合する位置関係とした上で、可動挟持片C3の基部に対する押圧を解除することにより、柄Hとモップ用拭糸体Lを容易に結合させてモップ用拭糸体Lにより床面等を拭くことができる。第1挟圧保持体J1と第2挟圧保持体J2は同一物であるため、第2の状態においても同様に柄Hとモップ用拭糸体Lを容易に結合させてモップ用拭糸体Lにより床面等を拭くことができる。
(1-7) 従って、柄Hの拭糸体結合部Cにより第1挟圧保持体J1における第1被結合部J1aを挟持して柄Hとモップ用拭糸体Lを結合した第1の状態では、外側に位置する側面部1Aと側面部2Aを中心として床面等の対象物を拭くことができ、而も側面部1Bと側面部2Bが相対するように第1拭糸群部L1と第2拭糸群部L2が第2被結合部J2aを挟んで両側にそれぞれ垂下しているため、柄Hに加えた被清掃面押圧力は、前記のように十分な強度及び剛性を備えると共に連結部拭糸群部Jaの横方向両端部を除く横方向幅部分にわたる第2被結合部J2aを介して第1拭糸群部L1又は第2拭糸群部L2に加えられることにより、清掃効果を高めることができる。
上下反転させて拭糸体結合部Cにより第2挟圧保持体J2における第2被結合部J2aを挟持した第2の状態では、外側に位置する側面部1Bと側面部2Bを中心として床面等の対象物を拭くことができ、而も、側面部1Aと側面部2Aが相対するように第1拭糸群部L1と第2拭糸群部L2が第1被結合部J1aを挟んで両側にそれぞれ垂下しているため、第1の状態と同様に清掃効果を高めることができる。
よって、第1の状態及び第2の状態の何れにおいても、第1拭糸群部L1の側面部1A及び側面部1B、或いは、第2拭糸群部L2の側面部2A及び側面部2Bを中心として、可及的に無駄なく効率的にモップ用拭糸体Lを清掃に利用することができ、また、柄Hに必要な被清掃面押圧力を加えることにより清掃効果を高めることができる。
(1-8) また、第1拭糸群部L1と第2拭糸群部L2が第2被結合部J2aを挟んだ第1の状態(図1における二点鎖線)と、第1拭糸群部L1と第2拭糸群部L2が第1被結合部J1aを挟んだ第2の状態の何れの状態においても、第1拭糸群部L1及び第2拭糸群部L2の基部における拭糸S群はほぼ水平方向外方を向くので、清掃作業に使用した場合に、第1の状態において第1被結合部が被清掃面に直接接触し、第2の状態において第2被結合部が被清掃面に直接接触して被清掃面を傷めるといった不都合が防がれる。
(1-9) また、第1拭糸群部L1の拭糸Sと第2拭糸群部L2の拭糸Sが、連結部拭糸群部Jaを構成する拭糸Sにより連続しており、連結部拭糸群部Jaは、両端部を除く横方向幅にわたり第1挟圧保持体J1と第2挟圧保持体J2により厚み方向に挟圧保持されて連結部Jを構成しており、連結部拭糸群部Jaに対し厚み方向両側から帯状保持材Rが結合して連結部拭糸群部Jaを構成する拭糸Sがまとめられた状態で帯状保持材Rにより保持されており、両面が帯状保持材Rで覆われた連結部拭糸群部Jaに突起部J1b及び突起部J2bが貫入し、それらの突起部J1b及び突起部J2bを介して第1挟圧保持体J1と第2挟圧保持体J2が結合しているので、モップ用拭糸体Lをモップとして清掃に使用している間やモップ用拭糸体Lの第1拭糸群部L1と第2拭糸群部L2を一対のローラ間に挟圧した状態で引き上げることにより脱水する絞り器を使用した際に拭糸Sが脱離することが効果的に防がれる。
(2) 図5は、本発明の実施の形態の別の例についてものであって、図3及び図4に示すものとは別の挟圧保持器に関する。
この挟圧保持器は第1挟圧保持体K1と第2挟圧保持体K2からなり、両者間に、図1及び図2に示すのと同様のモップ用拭糸体Lにおける両面が帯状保持材Rで覆われた連結部拭糸群部Jaを挟圧保持するものである。
第1挟圧保持体K1と第2挟圧保持体K2は、同一物であって、互いに上下左右対称状に位置する。第2挟圧保持体K2について説明すると、第2挟圧保持体K2は、本体である第2被結合部K2aと、円錐台状のビス導出突起部K2bと、円錐状の小突起部K2cからなる。
第2被結合部K2aは、頂部側(図5における下方)に開口する垂直方向の大径穴K2dと、その中央部に一端が開口し他端がビス導出突起部K2bの中央部に開口する垂直方向の小径孔K2eを有すると共に、ビス導出突起部K2bに対応するビス導入用円錐状凹部K2f、及び小突起部K2cに対応する小円錐状凹部K2gを有する。
第2被結合部K2aの両側部には、拭糸体結合部Cの先端部C3aと先端部C1aにそれぞれ3箇所ずつ形成された爪状突部が嵌合するための横長嵌合穴K2hが3箇所に形成されている。
第2被結合部K2aは、上向きに描かれている底部の長手方向中心線に沿って一方の端部から長手方向中央に向かって順に、ビス導入用円錐状凹部K2f、小突起部K2c、小円錐状凹部K2g、ビス導出突起部K2b、及び小突起部K2cが設けられ、これと長手方向中央に対しそれぞれ対称な位置に、他方の端部から長手方向中央に向かって、ビス導出突起部K2b、小円錐状凹部K2g、小突起部K2c、ビス導入用円錐状凹部K2f、及び小円錐状凹部K2gが設けられている。
第1挟圧保持体K1と第2挟圧保持体K2は、互いに上下左右対称状に位置した状態で両者間に両面が帯状保持材Rで覆われた連結部拭糸群部Jaを挟んで4本のビスにより結合することができる。すなわち、第2被結合部K2aの2箇所の大径穴K2dから小径孔K2e及びビス導出突起部K2bを通じ、両面が帯状保持材Rで覆われた連結部拭糸群部Jaを厚み方向に貫通し、対応位置に位置する第1被結合部K1aのビス導入用円錐状凹部を経て、第2被結合部K2aと第1被結合部K1aがビスにより結合される。各小円錐状凹部K2gに対応する各小突起部K2cは両面が帯状保持材Rで覆われた連結部拭糸群部Jaに食い込んだ状態となる。第1被結合部K1aについても同様である。これにより、第1挟圧保持体K1と第2挟圧保持体K2の間に、4本のビスによって、両面が帯状保持材Rで覆われた連結部拭糸群部Jaが挟圧保持される。K1dは大径穴、K1hは横長嵌合穴である。
(3) 図6に示される連結部拭糸群部Jaの両面を覆う帯状保持材R1は、図2乃至4に示される突起部J1b及び突起部J2bを貫入させるための孔部R1aをこれらの各突起部毎に有する。
なお、孔部を設けず、連結部拭糸群部の両面を覆う帯状保持材の両側方部において連結部拭糸群部に対し直接に突起部を貫入させるものとすることもできる。
図7に示される連結部拭糸群部Jaの両面を覆う帯状保持材R2は、図2乃至4に示される突起部J1b及び突起部J2bを貫入させるための孔形成用の切れ目R2aをこれらの各突起部毎に有する。
図8に示される連結部拭糸群部Jaの両面を覆う帯状保持材R3は、図2乃至4に示される突起部J1b及び突起部J2bを全て貫入させるための1つの長孔部R3aを有する。
図9に示される連結部拭糸群部Jaは、その上下両側における互いに対応する位置に、拭糸Sの方向に対し直交状をなす帯状保持材R4が中心線を挟んで平行に二列設けられており、図2乃至4に示される突起部J1b及び突起部J2bを、平行帯状保持材R4間において連結部拭糸群部Jaに貫入させるものである。
これらの場合、突起部J1b及び突起部J2bが、帯状保持材R1に設けられた孔部R1a、帯状保持材R2に設けられた孔形成用の切れ目R2a、帯状保持材R3に設けられた長孔部R3aを通じて帯状保持材及び連結部拭糸群部Jaに貫入し、又は平行帯状保持材R4間を通じて連結部拭糸群部Jaに貫入するので、モップとして清掃に使用している間やモップ用拭糸体Lの第1拭糸群部L1及び第2拭糸群部L2を一対のローラ間に挟圧した状態で引き上げることにより脱水する絞り器を使用した際に拭糸Sが脱離することが効果的に防がれるモップ用拭糸体Lを効率的に製造することができる。
(4) 図10は、本発明の実施の形態の別の例についてのモップ用拭糸体に関する。
モップ用拭糸体Pは、第1拭糸群部P1及び第2拭糸群部P2、並びにそれらの両拭糸群部の基部同士をその基部の横方向幅にわたり連結する連結部Qからなる。第1拭糸群部P1の拭糸Sと第2拭糸群部P2の拭糸Sは連結部Qにおいて連続しており、その連結部Qにおける拭糸Sは連結部拭糸群部Qaを構成している。
第1拭糸群部P1、連結部拭糸群部Qa及び第2拭糸群部P2は、例えば、これらの前後方向長さ(拭糸Sの方向の長さ)の両端間にわたり、繊維製の紐状体を前後方向に繰り返し折り返して配することにより、拭糸Sによって所定の横方向幅と所定の上下方向厚みが形成されている。
連結部拭糸群部Qaは、その両面及び端面が帆布製の帯状保持材Uで覆われた状態で、帯状保持材Uと共に縫合されている。
連結部Qは、帯状保持材Uで覆われた状態で縫合された連結部拭糸群部Qaと、その連結部拭糸群部Qaを両端部を除く横方向幅にわたり厚み方向に両側から挟圧保持する第1挟圧保持体Q1及び第2挟圧保持体Q2からなる。第1挟圧保持体Q1と第2挟圧保持体Q2が挟圧保持器を構成する。
第1挟圧保持体Q1と第2挟圧保持体Q2は、それらの間に帯状保持材Uで覆われた状態で縫合された連結部拭糸群部Qaを挟圧保持すると共に、可動挟持片C3の先端部C3aと固定挟持片C1の先端部C1aの間に挟持されて清掃作業に使用される上で十分な強度及び剛性を備える合成樹脂製である。
第1挟圧保持体Q1は、本体である第1被結合部Q1aと、円柱状部Q1b1と基部側が円柱状部Q1b1よりもやや大径の円錐状先端部Q1b2からなる上向きの突起部Q1bからなる。突起部Q1bは、第1挟圧保持体Q1の長手方向に沿って複数個ずつ二列に設けられている。
第2挟圧保持体Q2は、第1被結合部Q1aと上下対称状の外形を有する本体である第2被結合部Q2aに、上下貫通して第1挟圧保持体Q1の突起部Q1bが嵌合する嵌合孔Q2bを、突起部Q1bの配列に対応するように長手方向に沿って二列に有する。
第2被結合部Q2aは、平板状部Q2a1の短手方向中央部に、長手方向に縦貫する突条部Q2a2が形成されてなる。
第2被結合部Q2aの両側面部には、拭糸体結合部Cによる挟持を確実にするために、先端部C3aと先端部C1aにそれぞれ3箇所ずつ形成された爪状突部が嵌合するための横長嵌合穴Q2eが3箇所に形成されている。
第1被結合部Q1aは、平板状部Q1a1の短手方向中央部に、長手方向に縦貫する突条部Q1a2が形成されてなる。
第1被結合部Q1aの両側面部にも、拭糸体結合部Cによる挟持を確実にするために、先端部C3aと先端部C1aにそれぞれ3箇所ずつ形成された爪状突部が嵌合するための横長嵌合穴が3箇所に形成されている。
第1挟圧保持体Q1と第2挟圧保持体Q2は、モップ用拭糸体Pの前後方向中央位置において、連結部拭糸群部Qaの両端部を除く横方向幅に対し、厚み方向上下両側から装着されている。第1挟圧保持体Q1の長手方向に沿って二列に設けられた突起部Q1bは、それぞれ、連結部拭糸群部Qaを覆う帯状保持材Uを挟む両側において、連結部拭糸群部Qaに貫入すると共に、第2挟圧保持体Q2に同様に設けられた嵌合穴Q2bに嵌合し、突起部Q1bは、その円錐状先端部Q1b2が嵌合孔Q2b及びその周縁部に融着するよう処理されることにより嵌合孔Q2bからの脱離が防止されている。なお、第2挟圧保持体Q2に設けられたビス用貫通孔Q2cにビスV(螺子釘)の螺子部を貫通させて第1挟圧保持体Q1のビス螺着部Q1cに螺着させることにより、更に第1挟圧保持体Q1と第2挟圧保持体Q2の連結を確実にすることができる。
このようにして、第1挟圧保持体Q1と第2挟圧保持体Q2は、第1被結合部Q1aと第2被結合部Q2aの間において帯状保持材Uで覆われた連結部拭糸群部Qaを厚み方向に挟圧保持してモップ用拭糸体Pにおける連結部Qを構成する。このモップ用拭糸体Pの第2挟圧保持体Q2における第2被結合部Q2aを柄Hの拭糸体結合部Cにより挟持することにより、モップとして使用することができると共に、モップ用拭糸体Pを上下反転させて拭糸体結合部Cにより第1挟圧保持体Q1における第1被結合部Q1aを挟持してもモップとして使用し得る。
連結部拭糸群部Qaは、帯状保持材Uで覆われた状態で縫合され、帯状保持材Uの一方の側及び他方の側に沿ってそれぞれ第1挟圧保持体Q1の複数の突起部Q1bが一列に並んだ状態で連結部拭糸群部Qaに貫入すると共に、第2挟圧保持体Q2の嵌合穴Q2bに嵌合することにより、第1挟圧保持体Q1と第2挟圧保持体Q2が両者間に帯状保持材Uで覆われた連結部拭糸群部Qaを挟圧保持した状態で結合している。そのため、第1挟圧保持体Q1と第2挟圧保持体Q2による連結部拭糸群部Qaの厚み方向の挟圧保持が確実に行われ、モップとして清掃に使用している間やモップ用拭糸体Pの第1拭糸群部P1及び第2拭糸群部P2を一対のローラ間に挟圧した状態で引き上げることにより脱水する絞り器を使用した際に拭糸Sが脱離することがより効果的に防がれると共に、第1挟圧保持体Q1と第2挟圧保持体Q2の結合効果が一層高められる。
なお、突起部は、必ずしも帯状保持材の両側においてそれぞれ一列に並ぶものであることを要しない。例えば、帯状保持材の両側において、それぞれ帯状保持材に沿ってジグザグに或いは二列に並ぶものとすることもできる。また、第1挟圧保持体及び第2挟圧保持体がそれぞれ突起部及び嵌合穴の双方を有し、第1挟圧保持体における突起部及び嵌合穴がそれぞれ第2挟圧保持体における嵌合穴及び突起部と嵌合するものとすることもできる。
(5) 図11は、本発明の実施の形態の別の例についてのモップ用拭糸体に関する。
モップ用拭糸体Fは、第1拭糸群部F1及び第2拭糸群部F2、並びにそれらの両拭糸群部の基部同士をその基部の横方向幅にわたり連結する連結部Gからなる。第1拭糸群部F1の拭糸Sと第2拭糸群部F2の拭糸Sは連結部Gにおいて連続しており、その連結部Gにおける拭糸Sは連結部拭糸群部Gaを構成している。
第1拭糸群部F1、連結部拭糸群部Ga及び第2拭糸群部F2は、例えば、これらの前後方向長さ(拭糸Sの方向の長さ)の両端間にわたり、繊維製の紐状体を前後方向に繰り返し折り返して配することにより、拭糸Sによって所定の横方向幅と所定の上下方向厚みが形成されている。
連結部拭糸群部Gaについては、横幅方向両端部の上下両面及び端面が帆布製の端部保持材R5で覆われた状態で、前後方向中央の横幅方向に二列の縫目N(必ずしも二列に限らない)により拭糸S及び端部保持材R5が縫合されている。両端部保持材R5は更に複数列の縫目Nにより縫合されている。
連結部Gは、連結部拭糸群部Gaと、その連結部拭糸群部Gaを両端部を除く横方向幅にわたり厚み方向に両側から挟圧保持する第1挟圧保持体G1及び第2挟圧保持体G2からなる。第1挟圧保持体G1と第2挟圧保持体G2が挟圧保持器を構成する。
第1挟圧保持体G1と第2挟圧保持体G2は、それらの間に連結部拭糸群部Gaを挟圧保持すると共に、可動挟持片C3の先端部C3aと固定挟持片C1の先端部C1aの間に挟持されて清掃作業に使用される上で十分な強度及び剛性を備える合成樹脂製である。
第1挟圧保持体G1と第2挟圧保持体G2により挟圧されていない連結部拭糸群部Gaの両端部における拭糸Sは、端部保持材R5により保持される。
第1挟圧保持体G1は、本体である第1被結合部G1aと、円柱状部G1b1と基部側が円柱状部G1b1よりもやや大径の円錐状先端部G1b2からなる下向きの突起部G1bからなる。突起部G1bは、第1挟圧保持体G1の長手方向に沿って二列に互い違いに設けられている。
第1被結合部G1aの頂部側(図における上部)は垂直横断面において上に凸の湾曲面を形成し、長手方向両端部における頂部は、上に凸に湾曲しつつ両端部では両端に向かって高さが低減している。長手方向両端部を除く第1被結合部G1aの垂直横断面の輪郭は、頂部側湾曲部を除くとほぼ正方形状である。
第1被結合部G1aの両側面部には、拭糸体結合部Cによる挟持を確実にするために、先端部C3aと先端部C1aにそれぞれ3箇所ずつ形成された爪状突部が嵌合するための横長嵌合穴G1eが3箇所に形成されている。
第2挟圧保持体G2は、第1被結合部G1aと上下対称状の外形を有する本体である第2被結合部G2aに、上向きに開口して第1挟圧保持体G1の突起部G1bが嵌合する嵌合穴G2bを、突起部G1bの配列に対応するように長手方向に沿って二列に互い違いに有すると共に、横長嵌合穴G2eを備えてなる。
第1挟圧保持体G1と第2挟圧保持体G2は、モップ用拭糸体Fの前後方向中央位置において、連結部拭糸群部Gaの両端部を除く横方向幅に対し、厚み方向上下両側から装着されている。第1挟圧保持体G1の長手方向に沿って二列に互い違いに設けられた突起部G1bは、それぞれ、連結部拭糸群部Gaに貫入すると共に、第2挟圧保持体G2に同様に互い違いに設けられた嵌合穴G2bに嵌合し、突起部G1bは、その円錐状先端部G1b2により嵌合穴G2bからの脱離が防止されている。突起部G1bの一方の列と他方の列の間には二列の縫目Nが挟まれた状態をなしている。
このようにして、第1挟圧保持体G1と第2挟圧保持体G2は、第1被結合部G1aと第2被結合部G2aの間において連結部拭糸群部Gaを厚み方向に挟圧保持してモップ用拭糸体Fにおける連結部Gを構成する。このモップ用拭糸体Fの第1挟圧保持体G1における第1被結合部G1aを柄Hの拭糸体結合部Cにより挟持することにより、モップとして使用することができると共に、モップ用拭糸体Fを上下反転させて拭糸体結合部Cにより第2挟圧保持体G2における第2被結合部G2aを挟持してもモップとして使用し得る。
連結部拭糸群部Gaを構成する拭糸Sをまとめた状態で保持する二列の縫目N(保持材としての糸)は、拭糸Sの方向に対し直交状をなし、縫目Nの一方の側及び他方の側に沿ってそれぞれ第1挟圧保持体G1の複数の突起部G1bが一列に並んだ状態で連結部拭糸群部Gaに貫入すると共に、第2挟圧保持体G2の嵌合穴G2bに嵌合することにより、第1挟圧保持体G1と第2挟圧保持体G2が両者間に連結部拭糸群部Gaを挟圧保持した状態で結合している。そのため、第1挟圧保持体G1と第2挟圧保持体G2による連結部拭糸群部Gaの厚み方向の挟圧保持が確実に行われ、モップとして清掃に使用している間やモップ用拭糸体Fの第1拭糸群部F1及び第2拭糸群部F2を一対のローラ間に挟圧した状態で引き上げることにより脱水する絞り器を使用した際に拭糸Sが脱離することがより効果的に防がれると共に、第1挟圧保持体G1と第2挟圧保持体G2の結合効果が一層高められる。
なお、突起部及び嵌合穴は、それぞれ必ずしも互い違いに設けることを要しない。また、第1挟圧保持体及び第2挟圧保持体がそれぞれ突起部及び嵌合穴の双方を有し、第1挟圧保持体G1における突起部及び嵌合穴がそれぞれ第2挟圧保持体G2における嵌合穴及び突起部と嵌合するものとすることもできる。
(6) 本発明のモップ用拭糸体は、第1拭糸群部の拭糸と第2拭糸群部の拭糸が連結部において分離しているものとすることもできる。
その場合、例えば、第1拭糸群部と第2拭糸群部の各基部を、第1被結合部及び第2被結合部をそれぞれ備えた一対の挟圧保持体、又は、第1被結合部及び第2被結合部を備えたその他の保持体により保持して第1拭糸群部と第2拭糸群部を連結するものとすることができる。これらの場合、前記一対の挟圧保持体やその他の保持体が連結部を構成する。
或いは例えば、第1拭糸群部と第2拭糸群部の各基部を連結する連結体を、第1被結合部及び第2被結合部をそれぞれ備えた一対の挟圧保持体により挟圧保持するものとすることもできる。この場合、前記連結体と一対の挟圧保持体が連結部を構成する。
(7) 第1被結合部と第2被結合部は必ずしも同一に限らない。また、第1挟圧保持体と第2挟圧保持体も必ずしも同一に限らない。尤も、何れにせよ、第1被結合部と第2被結合部のうち少なくともモップ用の柄が備える拭糸体結合部に結合される部分は、拭糸体結合部に結合される上で実質上同一状をなすものであることが望ましい。
(8) 本発明のモップ用拭糸体は、第1挟圧保持体と第2挟圧保持体の間で連続する拭糸により構成された連結部拭糸群部に対し、少なくともその厚み方向両側から帯状保持材が結合することにより、連結部拭糸群部を構成する拭糸がまとめられた状態で前記帯状保持材により保持されており、その帯状保持材により保持された連結部拭糸群部が、連結部拭糸群部に貫入する突起部が存在しない状態で第1挟圧保持体と第2挟圧保持体により厚み方向に挟圧保持されているものとすることができる。
(9) 第1挟圧保持体と第2挟圧保持体の両方又は一方に設けられ又は結合されて連結部拭糸群部に対し、直接に又は帯状保持材等を介して貫入する突起部は、1列に限らず例えば複数列又はその他の態様とすることができる。これらの突起部は、例えば帯状保持材若しくはその他の保持材に沿ってその側方に又は連結部拭糸群部を覆う帯状保持材に配置されるものとすることができる。また、そのような突起部の例としては、第1挟圧保持体又は第2挟圧保持体に一体的に形成された棒状、円錐状、角錐状、又は尖頭板状の突起部、或いは、ビスやボルト及びナット等の第1挟圧保持体及び第2挟圧保持体の両方又は一方に結合される締結具を挙げることができる。
(10) 拭糸の方向に対し直交状をなし、連結部拭糸群部を構成する拭糸をまとめた状態で保持する保持材は、例えば複数並列状に存在してもよく、そうでなくてもよい。このような保持材の例としては、拭糸の方向に対し直交状に連結部拭糸群部を縫合する糸や紐等の縫合条体、拭糸の方向に対し直交状をなすように連結部拭糸群部に対し少なくとも片側から結合された帯状保持材、連結部拭糸群部における拭糸の方向に対し直交状をなす所定の部分を結合した接着剤や樹脂等のバインダー、連結部拭糸群部における拭糸の方向に対し直交状をなす所定の部分を綴じるステープル等の綴具等を挙げることができる。
(11) 以上の実施の形態についての記述における上下位置関係は、図に基づいた説明の便宜のためのものであって、実際の使用状態等を限定するものではない。
また、以上の実施の形態についての記述における構成部品の寸法、個数、材質、形状、その相対配置などは、特にそれらに限定される旨の記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例に過ぎない。
1A 側面部
1B 側面部
2A 側面部
2B 側面部
C 拭糸体結合部
C1 固定挟持片
C1a 先端部
C2 揺動軸
C3 可動挟持片
C3a 先端部
F モップ用拭糸体
F1 第1拭糸群部
F2 第2拭糸群部
G 連結部
G1 第1挟圧保持体
G1a 第1被結合部
G1b 突起部
G1b1 円柱状部
G1b2 円錐状先端部
G1e 横長嵌合穴
G2 第2挟圧保持体
G2a 第2被結合部
G2b 嵌合穴
G2e 横長嵌合穴
Ga 連結部拭糸群部
H 柄
J 連結部
J1 第1挟圧保持体
J1a 第1被結合部
J1b 突起部
J1c 連続三角波状凹凸部
J1d 貫通孔部
J1e 横長嵌合穴
J2 第2挟圧保持体
J2a 第2被結合部
J2b 突起部
J2c 連続三角波状凹凸部
J2d 貫通孔部
J2e 横長嵌合穴
Ja 連結部拭糸群部
K1 第1挟圧保持体
K1a 第1被結合部
K1h 横長嵌合穴
K1d 大径穴
K2 第2挟圧保持体
K2a 第2被結合部
K2b ビス導出突起部
K2c 小突起部
K2d 大径穴
K2e 小径孔
K2f ビス導入用円錐状凹部
K2g 小円錐状凹部
K2h 横長嵌合穴
L モップ用拭糸体
L1 第1拭糸群部
L2 第2拭糸群部
N 縫目
P モップ用拭糸体
P1 第1拭糸群部
P2 第2拭糸群部
Q 連結部
Q1 第1挟圧保持体
Q1a 第1被結合部
Q1a1 平板状部
Q1a2 突条部
Q1b 突起部
Q1b1 円柱状部
Q1b2 円錐状先端部
Q1c ビス螺着部
Q2 第2挟圧保持体
Q2a 第2被結合部
Q2a1 平板状部
Q2a2 突条部
Q2b 嵌合穴
Q2c ビス用貫通孔
Q2e 横長嵌合穴
Qa 連結部拭糸群部
R 帯状保持材
R1 帯状保持材
R1a 孔部
R2 帯状保持材
R2a 切れ目
R3 帯状保持材
R3a 長孔部
R4 帯状保持材
R5 端部保持材
S 拭糸
T 厚み
U 帯状保持材
V ビス
W 横方向幅

Claims (8)

  1. 第1拭糸群部及び第2拭糸群部、並びに、それらの両拭糸群部の基部同士を連結する連結部を備えてなるモップ用拭糸体であって、
    モップ用の柄が備える拭糸体結合部に着脱可能に結合される剛性材料製の第1被結合部及び第2被結合部を、前記連結部の一方の側及び他方の側のそれぞれにおける所要の横方向幅にわたり有し、
    第1拭糸群部及び第2拭糸群部がそれぞれ連結部の前及び後に位置するように水平方向に展開した場合に、第1拭糸群部及び第2拭糸群部はそれぞれ所定の横方向幅と所定の上下方向の厚みにわたり多数の略前後方向の拭糸が並列状をなし、第1拭糸群部は、上側及び下側にそれぞれ位置する側面部1A及び側面部1Bを有し、第2拭糸群部は、上側及び下側にそれぞれ位置する側面部2A及び側面部2Bを有し、第1被結合部及び第2被結合部は、それぞれ前記連結部の上側及び下側に水平状に位置して前記所要の横方向幅にわたるものであり、
    第1被結合部を上側にしてその第1被結合部において吊り下げることにより、側面部1Bと側面部2Bが相対するように第1拭糸群部と第2拭糸群部がそれぞれ第2被結合部を挟んで両側に垂下した第1の状態となし得ると共に、上下反転させた状態で第2被結合部を上側にしてその第2被結合部において吊り下げることにより、側面部1Aと側面部2Aが相対するように第1拭糸群部と第2拭糸群部がそれぞれ第1被結合部をはさんで両側に垂下した第2の状態となし得るものであり、
    前記第1拭糸群部を構成する拭糸と第2拭糸群部を構成する拭糸が連続し、第1拭糸群部と第2拭糸群部の間の拭糸は連結部拭糸群部を構成しており、
    前記連結部は、前記連結部拭糸群部並びに第1挟圧保持体及び第2挟圧保持体を有し、その連結部拭糸群部は、所要の横方向幅にわたり前記第1挟圧保持体と第2挟圧保持体により厚み方向に挟圧保持されており、
    前記第1挟圧保持体は前記第1被結合部を備えており、前記第2挟圧保持体は前記第2被結合部を備えており、
    前記連結部拭糸群部に貫入する複数の突起部が第1挟圧保持体と第2挟圧保持体の両方又は一方に設けられ又は結合されていることを特徴とするモップ用拭糸体。
  2. 上記突起部を介して上記第1挟圧保持体と第2挟圧保持体が結合している請求項記載のモップ用拭糸体。
  3. 上記連結部拭糸群部に対し、少なくともその厚み方向両側から帯状保持材が結合することにより、連結部拭糸群部を構成する拭糸がまとめられた状態で前記帯状保持材により保持されており、
    その帯状保持材により保持された連結部拭糸群部が、上記第1挟圧保持体と第2挟圧保持体により厚み方向に挟圧保持されている請求項1又は2記載のモップ用拭糸体。
  4. 上記帯状保持材に、上記突起部を貫入させるための孔部又は孔形成用の切れ目を有し、上記突起部が前記孔部又は切れ目を通じて帯状保持材及び連結部拭糸群部に貫入している請求項記載のモップ用拭糸体。
  5. 上記連結部拭糸群部の両側における互いに対応する位置に、拭糸の方向に対し直交状をなす帯状保持材が二列以上設けられており、上記突起部が隣接帯状保持材間において連結部拭糸群部に貫入している請求項記載のモップ用拭糸体。
  6. 上記複数の突起部が、上記帯状保持材を挟む一方の側と他方の側においてそれぞれその帯状保持材に沿って配置された状態で前記連結部拭糸群部に貫入している請求項記載のモップ用拭糸体。
  7. 上記拭糸の方向に対し直交状をなす保持材により、連結部拭糸群部を構成する拭糸がまとめられた状態で保持されており、
    上記複数の突起部が、前記保持材を挟む一方の側と他方の側においてそれぞれその保持材に沿って配置された状態で前記連結部拭糸群部に貫入している請求項1又は2記載のモップ用拭糸体。
  8. 請求項1乃至の何れか1項に記載のモップ用拭糸体と、そのモップ用拭糸体の第1被結合部及び第2被結合部にそれぞれ着脱可能に結合される拭糸体結合部を備えた柄とを有してなるモップ。
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