JP2010259447A - 葉酸強化卵 - Google Patents

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【課題】葉酸やビタミンDの補給源として有効に利用できる程度にまで葉酸含量やビタミンD含量を増加させた葉酸強化卵、該葉酸強化卵を製造するための家禽用飼料及び該葉酸強化卵の製造方法を提供する。
【解決手段】油脂でコーティングされた葉酸を含有させた飼料を家禽に給餌し、葉酸を60μg以上含む葉酸強化卵を得る。前記油脂はビタミンDを含むことが好ましい。また、飼料1kg当り、葉酸を5〜150mg含むことが好ましく、更に、ビタミンDを5000IU以上含むことが好ましい。前記葉酸強化卵は、卵1個当たり、葉酸を60μg以上含むことが好ましく、更にビタミンDを80IU以上含むことが好ましい。
【選択図】なし

Description

本発明は、葉酸を高濃度で含む葉酸強化卵、該葉酸強化卵の製造に用いられる家禽用飼料及び該家禽用飼料を用いた葉酸強化卵の製造方法に関する。
ビタミンB群の一種である葉酸は、アミノ酸やタンパク質の生合成に関わる補酵素の構成成分で、赤血球や核酸の合成などに関与しており、生体にとって必要不可欠な栄養素である。葉酸が欠乏すると、悪性貧血、神経障害、腸機能不全等を起こすことが知られており、葉酸を摂取することにより、胎児の脳や脊椎の形成に関わる神経管の先天異常である神経管閉鎖障害の発症が抑えられるため、特に妊婦は積極的に摂取する必要がある。実際に1992年、米国疾病管理予防センター(CDC)は、一日400μgの葉酸を摂取すれば、胎児の神経管閉鎖障害を70%予防することができるという勧告を出している。
また、ビタミンDは腸管からのカルシウムやリンの吸収を促進し、骨の再構築を調節することによりカルシウムの恒常性の維持に働き、ビタミンDの摂取不足によって、乳幼児や小児ではくる病、成人では骨軟化症を引き起こすことが知られている。
一方、卵は、食生活において重要なタンパク源であり、栄養学的に完全に近い食品であるため日常の食事において古来より親しまれてきただけでなく、凝固性、起泡性、乳化性、粘着性など多くの加工特性を備えていることから調理性が高く、食品産業で広く活用されている食材である。
従来より、卵の高付加価値化のため、卵に含まれる栄養素を通常より高濃度に含む卵や、通常の卵には含まれない栄養素を強化した卵の開発が行われている。例えば、下記特許文献1には、卵の可食部100g当たり、0.5mg以上のクリプトキサンチンを含有することを特徴とする機能性卵が開示されている。
また、下記特許文献2には、ドナリエラ藻体乾燥粉末に、米糠、米糠油、ビタミンD、ビタミンEの有効成分量を混合造粒し、ペレット状もしくは粒状にしたことを特徴とする鶏用飼料添加物が開示されており、該添加物を市販の鶏用配合飼料に添加して使用することにより、採卵鶏の卵の品質の向上を図ることができる旨記載されている。
また、下記特許文献3には、ビタミンD類とビタミンK類が同時に強化されたことを特徴とするビタミン類強化鶏卵が開示されている。
また、下記特許文献4には、主成分である穀類と、カルシウム源と、カルシウム不溶化防止剤と、ビタミンDを含むビタミン類と、を有することを特徴とする養鶏用飼料が開示されており、該飼料を給餌することにより、鶏卵中におけるカルシウムとビタミンDを共に強化することができる旨記載されている。
また、下記特許文献5には、ビタミンDを卵黄100g当り300IU以上含有し、かつビタミンEを50mg以上含有するビタミン高濃度含有卵が開示されている。
また、下記特許文献6には、鳥類の雌に亜麻仁を摂取させ、エイコサペンタエン酸もしくはドコサヘキサエン酸または両者を含む卵を産卵させることからなる食用鳥類卵の生産方法が開示されている。
特開2003−52338号公報 特開2001−286262号公報 特開平10−56978号公報 特開平9−327267号公報 特開平7−67583号公報 特開平8−80164号公報
上記のように、葉酸は生体にとって必要不可欠な栄養素であるが、熱に弱く、水溶性であるため、調理過程を経ることによって減少してしまい、本来食材に含まれている葉酸を100%摂取することは不可能であり、現代人は、推奨される量の葉酸を摂取できていないと言われている。また、葉酸の基本骨格はプテロイルモノグルタミン酸であるが、食物中に含まれる天然型の葉酸はプテロイル基の5位にメチル基やホルミル基が結合し、更にグルタミン酸が2〜9個結合した複雑な化合物として存在している。しかし、天然型の葉酸がヒトの体内で吸収されるためには、モノグルタミン酸の化合物にまで分解されることが必要であるため、食物中の葉酸を十分に利用できないと言われている。
そのため、常用が簡便な葉酸のサプリメントも市販されているが、過度の摂取による副作用の恐れがあり、食品から自然に、かつ安全に葉酸を補給できることが望まれている。
しかしながら、通常の市販卵では、可食部100g当りの葉酸量が43μg(5訂食品成分表より)、すなわち卵1個当たりに換算すると約20μgであり、成人のビタミン摂取基準量(第六次改定栄養所要量)では葉酸は200μgであることから、現状の卵は葉酸の補給源としてあまり期待できる食品ではない。
また、上記のように様々な栄養素を強化した卵の開発が進められているのも関わらず、葉酸の含有量を高めた卵は未だ開発されていない。
一方、ビタミンDは通常の食生活をしていれば不足することはないとされてきたが、2003年日本骨粗鬆症学会において、健康な中高年女性500人を対象として行われた調査で、調査対象の女性の55%がビタミンD不足状態にあるとみなされることが報告されており、高齢化社会を迎えるにあたり、栄養所要量や摂取方法などを見直していくべき事態になっている。
したがって、本発明の目的は、葉酸やビタミンDの補給源として有効に利用できる程度にまで葉酸含量やビタミンD含量を増加させた葉酸強化卵を提供することにある。更には、該葉酸強化卵を製造するための家禽用飼料及び該葉酸強化卵の製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明者らは鋭意研究した結果、飼料に配合する葉酸を油脂でコーティング加工することにより、葉酸を高濃度で含有する卵を得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の一つは、卵1個当たり、葉酸を60μg以上含むことを特徴とする葉酸強化卵である。
本発明の葉酸強化卵においては、卵1個当たり、葉酸を60μg以上含み、かつビタミンDを80IU以上含むことが好ましい。
本発明の葉酸強化卵は葉酸を高濃度で含有するので、現代人に不足しがちな栄養素である葉酸を日常の食事で無理なく、安全に、かつ継続的に摂取することができる。また、卵中に含まれる葉酸は、そのほぼ100%がモノグルタミン酸の形で含有されているので、体内で消化、吸収されやすく、バイオアベイラビリティが高い。更に、ビタミンDを高濃度で含有することにより、水溶性ビタミンB群の一種である葉酸と脂溶性ビタミンであるビタミンDという性質の異なる2つのビタミンを同時に摂取できる。
また、本発明のもう一つは、前記葉酸強化卵を製造するための家禽用飼料であって、油脂でコーティングされた葉酸を含有することを特徴とする家禽用飼料である。
本発明の家禽用飼料は、油脂でコーティングされた葉酸を含有することにより、葉酸が効率よく卵中に移行して蓄積され、葉酸を高濃度で含有する卵を容易に得ることができる家禽用飼料を提供できる。その理由は明確には分からないが、葉酸が油脂でコーティングされることで胃内での消化の影響をあまり受けることがなく、効率よく吸収されるためであると考えられる。
本発明の家禽用飼料においては、前記油脂にビタミンDを含むことが好ましい。この態様によれば、葉酸及びビタミンDを高濃度で含有する卵を容易に得ることができる家禽用飼料を提供できる。
また、飼料1kg当り、葉酸を5〜150mg含むことが好ましい。この態様によれば、家禽の摂餌効率や産卵率を低下させることなく、葉酸を高濃度で含有する卵を得ることができる家禽用飼料を提供できる。
更に、飼料1kg当り、ビタミンDを5000IU以上含むことが好ましい。この態様によれば、家禽の摂餌効率や産卵率を低下させることなく、葉酸及びビタミンDを高濃度で含有する卵を得ることができる家禽用飼料を提供できる。
また、本発明のもう一つは、前記葉酸強化卵を製造する方法であって、前記家禽用飼料を家禽に給餌し、採卵することを特徴とする葉酸強化卵の製造方法である。
本発明の葉酸強化卵の製造方法によれば、葉酸、更にはビタミンDを高濃度で含有する栄養価の高い卵を効率よく得ることができる。
本発明によれば、油脂でコーティングした葉酸を飼料に配合することによって、より葉酸含有量の高い卵を生産することができ、本来の卵の特性を失うことなく、卵1個あたりの葉酸含有量を高めることができる。また、コーティングに用いる油脂にビタミンDを加えることにより、葉酸とビタミンDの両方の含有量を高めることができ、より機能性の高い卵を得ることができる。
実施例1における産卵率を示した図である。
本発明の家禽用飼料のベースとなる飼料の原料は、一般に家禽用飼料に用いられているものであれば特に制限されることなく用いることができ、家禽の種類や日令等を考慮して適宜使用することができる。具体的には、穀類(例えば、とうもろこし、マイロ、大麦、小麦等)、ふすま、米糠、植物性油粕類(例えば、大豆油粕、綿実油粕等)、動物性飼料(例えば、魚粉、ミートミール、チキンミール、骨肉粉等)、動物性油脂(例えば、ラード、牛脂等)、ビタミン類、ミネラル類(例えば、食塩、無水ケイ酸、炭酸カルシウム、第3リン酸カルシウム等)、アミノ酸、カキガラ粉末、糖類、飼料用酵母、緑茶抽出物、シナモン等が挙げられる。また、上記の各種原料を配合した市販の家禽用飼料を用いることもできる。
家禽用飼料に配合する葉酸は、通常入手しうるものであれば特に制限はなく用いることができるが、粉末状のものを用いることが好ましい。本発明の家禽用飼料における葉酸の配合量は、該飼料1kg当り、5〜150mgが好ましく、15〜50mgがより好ましい。葉酸の配合量が上記範囲よりも多くても、それに比例して卵中の葉酸量が増加するわけではなく、逆に減少する傾向にあり、経済的でない。
本発明においては、葉酸に加えてビタミン類を配合することが好ましい。ビタミン類としては、ビタミンD、ビタミンB12、ビタミンK、ビタミンC、ビタミンE等が例示できるが、中でもビタミンDが好ましく用いられる。なお、ビタミンDと他のビタミンとを併用することもできる。
ビタミンDも同様に、通常入手しうるものであれば特に制限はなく用いることができるが、オイル状のものを用いることが好ましい。なお、ビタミンDは上記のベースとなる飼料にそのまま添加してもよいが、葉酸のコーテイングに用いる油脂に配合して用いることが好ましい。ビタミンDを葉酸のコーテイングに用いる油脂に配合して用いることにより、脂溶性と水溶性のビタミンを同時に飼料に配合できる粉体を効率よく得ることができる。本発明の家禽用飼料におけるビタミンDの配合量は、該飼料1kg当り、5000IU以上が好ましく、8000〜10000IUがより好ましい。ビタミンDの配合量が上記範囲よりも多いと、卵1個に含まれるビタミンD量が成人一日の所要量を超える可能性があるため、ビタミンDの摂取が過剰になる恐れがある。
本発明において、葉酸のコーティングに用いる油脂としては、融点が40〜60℃の食用油脂であれば特に限定されるものではなく、具体的には、硬化パーム油、硬化なたね油、硬化大豆油、硬化ヤシ油、硬化ヒマシ油、硬化牛脂、硬化ラード、硬化魚油、硬化鶏脂等が例示できる。本発明においては、家禽の健康状態や、家禽の飼料成分と卵黄中の成分との関係が深いことを考慮して植物油を用いることが好ましい。
なお、上記油脂にビタミンDを配合する場合、ビタミンDの配合量は、最終的に飼料に配合するビタミンDの量に基づいて設定すればよいが、通常、油脂100質量部に対して10〜80質量部が好ましく、20〜50質量部がより好ましい。
葉酸を上記油脂でコーテイングする方法は、一般的な加工方法にしたがって行うことができ、パンコーティング、転動コーティング、流動コーティング等の方法が例示できる。例えば、簡便な加工方法である流動層造粒機を用いる場合においては、底を整流版とした容器に葉酸粉粒体を入れ、下方から空気を送り込み、温めて溶解した油脂を噴射しながら葉酸を勢いよく還流させることにより、葉酸粉粒体の周りが油脂の皮膜で覆われた粒状の粉体を得ることができる。なお、コーテイングに用いる油脂の量は、通常、葉酸100質量部に対して0.1〜5質量部が好ましく、0.3〜3質量部がより好ましい。油脂の量が少な過ぎると葉酸を十分にコーテイングすることができず、多過ぎると飼料と配合した状態における葉酸の安定性に問題が生じる。
本発明の家禽用飼料は、上記のベースとなる飼料に上記油脂でコーティングした葉酸と必要に応じてビタミンD等のビタミン類を所定量添加混合することにより得ることができる。また、その形態も、用途に応じてペレット、マッシュ、クランブル状とすることができる。
上記のようにして得られる本発明の家禽用飼料は、通常の飼料と同様に採卵用の家禽(例えば、鶏、ウズラ、アヒル等)に給餌すればよい。例えば、鶏に給餌した場合、給餌開始後5〜10日目頃から卵の葉酸含量が上昇し、ビタミンDは給餌開始後3〜5日目頃から上昇するので、卵中の葉酸やビタミンD等の含有量が所定値を超えてから採卵すればよい。なお、卵中の葉酸やビタミンDの抽出方法及び含量測定方法は、日本食品分析センターが行っている方法(「五訂 日本食品標準成分表分析マニュアルの解説」p184〜p189、日本食品分析センター編集、中央法規出版発行)に準じて行うことができる。
本発明においては、上記のようにして得られる卵は、卵1個当たり、葉酸が60μg以上(通常、60〜100μg)含まれていることが好ましい。また、ビタミンDは、卵1個当たり、80IU以上(通常、80〜250IU)含まれていることが好ましい。成人一日当りの葉酸の摂取基準量は200μg、ビタミンDは100IUであることから、上記卵を2個摂取することで、一日に必要な葉酸やビタミンDの摂取量をほぼ充足させることができる。
ヤシ油100質量部にビタミンD25質量部を添加、混合し、コーテイング用油脂を調製した。葉酸粉末100質量部に対し、上記コーテイング用油脂5質量部を用いて流動層造粒法でビタミンD含有油脂コーテイング葉酸粉末を調製した。
そして、ベース飼料(商品名「京地玉用都」、ジェイエイ西日本くみあい飼料株式会社製)100質量部に対して、上記ビタミンD含有油脂コーテイング葉酸粉末を0.0015質量部添加、混合して、飼料1kg当り、葉酸量が15mg、ビタミンD量が8000IU以上の家禽用飼料(以下、葉酸強化飼料という)を調製した。
上記の葉酸強化飼料を用いて以下の実験を行った。なお、対照として、油脂コーテイングしていない葉酸を用いて、飼料1kg当り、葉酸を15mg配合した飼料(以下、対照飼料という)を用いた。
28週齢の産卵鶏20羽を10羽ずつ2群に分け、試験群には上記葉酸強化飼料を、対照群には上記対照飼料をそれぞれ4週間給餌した。
図1に試験期間中の産卵率を示す。図1から、産卵率については、試験群と対照群とで差異は認められないことが分かる。なお、摂餌量についても試験群と対照群とで差異は認められなかった。
また、飼料を供与した日から両群ともに採卵し、1週間毎に無作為に30個選別して割卵後、卵黄をまとめて均一な溶液にして凍結保存した。そして、日本食品分析センターが行っている方法に準じて、凍結卵黄液より、葉酸、ビタミンDを抽出し、卵黄に含まれる葉酸量、ビタミンD量を週別に定量した。その結果を表1に示す。なお、表1では、卵黄100g当りの葉酸量を週別に表している。
Figure 2010259447
表1から、対照群では、葉酸量が1週目から4週目まで270μg以上であり、卵1個当りの卵黄が20gだと仮定すると、1個当り50μg以上の葉酸が含まれることとなる。市販卵の平均的な葉酸含量が1個当り約20μgであるため、約2.5倍の葉酸量になっているといえる。
一方、試験群では、葉酸量が1週目から4週目までの卵黄100g当り500μgを超えており、対照群と比較すると約1.8倍以上となっていることが分かる。この葉酸量を卵1個当りに換算すると、100μg以上の葉酸が含有されていることになる。油脂でコーティングした葉酸は胃酸から受ける影響が減って腸管での吸収率が上昇し、その結果卵黄へ移行する葉酸量が飛躍的に増加したと思われる。また、ビタミンDも卵黄100g当り400IU以上に強化されており、葉酸とビタミンDの両成分を高濃度に含む卵が得られることが分かる。
以上の結果から、油脂でコーティングした葉酸を添加した飼料で産卵鶏を飼育することにより、卵黄中の葉酸量を効率よく高めることができ、コーテイングに用いる油脂にビタミンDを配合することにより、葉酸及びビタミンDを高濃度で含有する卵が得られることが分かった。また、産卵率や摂餌量についても、試験群は対照群と比較して相違する点はなく、産卵鶏の飼育に油脂でコーティングした葉酸粉末を配合した飼料を用いても問題はないことが分かった。
実施例1で得られた試験群及び対照群の卵(各群とも2週目に得られた卵より無分別に10個ずつ選別)に含まれる葉酸の加熱調理に対する安定性について実験を行った。
各群とも10個のうち5個を加熱料理群とし、残りの5個は加熱調理を行わない非加熱群とした。加熱調理群は、卵をそのまま沸騰水浴中に入れて30分加熱した後、卵から黄身を取り出して葉酸の定量を行った。そして、非加熱群の葉酸量に対する加熱調理群の葉酸量の割合、すなわち葉酸量の残存率(%)で算出した。なお、葉酸の抽出及び定量は実施例1と同様に食品分析センターが行っている方法に準じた。その結果を表2に示す。
Figure 2010259447
表2から、対照群に比べて試験群の方が、卵に含まれる葉酸の加熱調理に対する安定性が高いことが分かる。したがって、試験群の卵は、様々な料理に用いても加熱による葉酸の減少が少なく、葉酸を効率よく摂取できると考えられる。
本発明の葉酸強化卵は、葉酸、更にはビタミンDを高濃度で含有するので、葉酸やビタミンDの補給源として有効に利用できる。また、本発明の家禽用飼料は、葉酸強化卵を得るための飼料として好適に用いることができる。

Claims (2)

  1. 鶏卵1個当たり、葉酸を60μg以上含むことを特徴とする葉酸強化鶏卵。
  2. 鶏卵1個当たり、葉酸を60μg以上含み、かつビタミンDを80IU以上含む請求項1記載の葉酸強化鶏卵。
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