JP2010259152A - 発電制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリ残量に応じて、燃費効率の良い状態においてオルタネータによる発電を実施することで、燃費の改善が可能な発電制御装置を提供すること。
【解決手段】エンジン本体4により駆動され発電を行うオルタネータ6と、オルタネータ6の発電により充電されるバッテリ8と、バッテリ8の充電状態を検出する電流計17と、オルタネータ6を駆動するためにエンジン本体4が単位時間当たりに消費する燃料消費量を算出し、電流計17により検出された充電状態、及び算出された燃料消費量に応じてオルタネータ6の発電状態を切り替えるECU2と、を具備することを特徴とする発電制御装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、発電制御装置に関する。
車両においては、内燃機関(エンジン)が発生するエネルギーにより、発電機(オルタネータ)を駆動し発電を行うことがある。オルタネータにより発電された電気は、バッテリに充電される。
例えば、特許文献1には、運転状態に応じて、発電機の発電制御を、電圧による制御と電流による制御とのいずれかに切り替える技術が開示されている。特許文献2には、エンジン回転数に応じて発電を停止または抑制する制御を行う技術が開示されている。
特開2007−74815号公報 特開2004−112917号公報
しかしながら、オルタネータを駆動させることは、エンジンの負荷となる。特許文献1の技術はオルタネータの発電停止は行わないため、内燃機関の燃費改善への寄与は少ない。また、特許文献2のように、エンジン回転数に基づいた判断では、実際にはエンジン負荷が高い領域で発電を行っていることもあり、この場合はオルタネータを駆動させるためにエンジンに負荷がかかり、燃費が悪化することがある。
本発明は、上記課題に鑑み、内燃機関の燃費の改善が可能な発電制御装置を提供することを課題とする。
本発明は、内燃機関により駆動され発電を行う発電機と、前記発電機の発電により充電される充電部と、前記充電部の充電状態を検出する充電状態検出部と、前記発電機を駆動するために前記内燃機関が単位時間当たりに消費する燃料消費量を算出する燃料消費量算出部と、前記充電状態検出部により検出された前記充電状態、及び前記燃料消費量算出部により算出された前記燃料消費量に応じて、前記発電機の発電状態を切り替える発電状態制御部と、を具備することを特徴とする発電制御装置である。本発明によれば、充電状態に応じて、燃費効率の良い状態において発電を実施することで、内燃機関の燃費の改善が可能となる。
上記構成において、前記発電状態制御部は、前記燃料消費量が所定の閾値より小さい場合に、前記発電機が発電を行うように前記発電状態を切り替え、前記充電状態に応じて前記閾値を定める閾値決定手段を具備する構成とすることができる。この構成によれば、充電状態に応じて、燃費効率の良い状態において発電を実施することで、内燃機関の燃費の改善が可能となる。
上記構成において、前記充電状態検出部は、前記充電部の電圧を測定する電圧測定部を含み、前記充電部が低充電状態にあることを前記電圧測定部が検出した場合、前記発電状態制御部は前記燃料消費量に応じた判断に優先して前記発電機が発電を行うように前記発電状態を切り替える構成とすることができる。この構成によれば、低電圧状態において発電を行うため、充電部の電力が不足する状態を回避することができる。
本発明によれば、燃費の改善が可能な発電制御装置を提供することができる。
図1は実施例に係る発電制御装置の構成を例示するブロック図である。 図2(a)から図2(c)は、車両の走行状態と燃料消費量、出力、及び速度との関係を各々例示する図である。 図3はエンジン回転数とトルクとに応じた燃料消費率を例示する図である。 図4はエンジン回転数とエンジン負荷とに応じた、発電実施領域を例示する図である。 図5は実施例に係る発電制御装置の制御を例示するフローチャートである。 図6(a)及び図6(b)は、切り替え機構の一例を例示する断面図である。
図面を用いて、本発明の実施例について説明する。
まず、実施例に係る発電制御装置100の構成例について説明する。図1は実施例に係る発電制御装置100を例示するブロック図である。
図1に示すように、発電制御装置100はエンジン200に備えられており、エンジン200はエンジン本体4(内燃機関)を備え車両1000に搭載されている。図中に点線で囲ったように、発電制御装置100は、ECU(Engine Control Unit)2、オルタネータ6(発電機)、バッテリ8(充電部)、電気負荷10、プーリ12、ベルト16、電流計17及び電圧計18とを備える。
エンジン本体4は、プーリ12が設けられたシャフト14を備えている。シャフト14は、エンジン本体4の動作により回転する。プーリ12とオルタネータ6との間にはベルト16が張設されている。バッテリ8はオルタネータ6及び電気負荷10に接続されている。電気負荷10には、例えばヘッドライト、ファン、ハザードランプ、ブレーキランプ、パワーウィンドウ、シート、ワイパー等がある。
エンジン本体4が動作することにより発生する動力は、シャフト14、プーリ12及びベルト16を介してオルタネータ6に伝達され、オルタネータ6を駆動する。つまり、オルタネータ6はエンジン本体4により駆動され、発電を行う。バッテリ8は、オルタネータ6が行う発電により充電される。バッテリ8に充電された電力は、電気負荷10の動作などに用いられる。
バッテリ8には、バッテリ8の電圧を測定する電圧計18(電圧測定部)が設けられている。また、バッテリ8と電気負荷10との間には、バッテリ8が流す電流を測定する電流計17(充電状態検出部)が設けられている。言い換えれば、電流計17はバッテリ8の充電状態(残量)を検出する。ECU2は、エンジン本体4の回転数、及び出力を検出する。また、ECU2は、電圧計18が測定するバッテリ8の電圧、及び電流計17が測定するバッテリ8からの電流を取得する。後述するように、ECU2は、プーリ12とシャフト14との係合状態を制御することにより、オルタネータ6の発電状態を制御する。
次に、車両1000の走行状態に応じた、オルタネータ6による発電の影響を説明する。図2(a)は車両1000の走行状態とエンジン200で消費される燃料消費量との関係、図2(b)は走行状態とエンジン本体4の発生出力との関係、図2(c)は車両1000の走行状態と速度との関係を各々例示する図である。縦軸は、図2(a)においては燃料消費量、図2(b)においては出力、図2(c)においては速度を各々表す。図2(a)から図2(c)において、横軸は時間を表す。
図2(a)において斜線で示した領域は、オルタネータ6を駆動するために、エンジン本体4が追加して消費する燃料消費量である。すなわち、オルタネータ6を駆動することで、燃料は余計に消費される。斜線領域の高さは、オルタネータ6を駆動するために、エンジン本体4が単位時間当たりに消費する燃料消費量を表す。また、図2(b)において斜線で示した領域は、オルタネータ6を駆動させるために、エンジン本体4が追加して発生させる出力である。
図2(c)に示すように、時間0からt1まではアイドリング、t1からt2までは加速、t2からt3までは定常走行、t3からt4まではフューエルカット状態での減速(以下「F/C」と表記する)、t4からt5までは減速の状態を各々表す。
図2(b)に示すように、オルタネータ6を駆動するためにエンジン本体4が発生させる出力は、車両1000の走行状態に関らず略同一である。つまり、エンジン本体4に対するオルタネータ6の負荷は走行状態に関らず略同一である。これに対し、図2(a)に示すように、オルタネータ6を駆動するためにエンジン本体4が消費する単位時間当たりの燃料消費量は、車両1000の走行状態により異なる。以下、この点について説明する。
アイドリング状態、及び減速状態では、他の走行状態に比較して、オルタネータ6を駆動するために消費される単位時間当たりの燃料消費量が多い。これに対し、加速状態では単位時間当たりの燃料消費量が少ない。定常状態においては、アイドリング状態または減速状態よりも単位時間当たりの燃料消費量が少ないが、加速状態より単位時間当たりの燃料消費量が多い。F/C状態ではオルタネータ6が駆動しているか否かに関らず、燃料は消費されない。このように、走行状態に応じて、オルタネータ6を駆動するためにエンジン本体4が消費する単位時間当たりの燃料消費量は変化する。具体的には、アイドリング状態及び減速状態、定常状態、加速状態の順で、単位時間当たりの燃料消費量は減少する。
次に、燃料消費率について説明する。燃料消費率とは、単位時間当たりに単位エネルギーを発生させるために消費される燃料量である。図3は、エンジン回転数とエンジンが発生するトルクとに応じた燃料消費率を例示する図である。横軸はエンジン本体4の回転数であり、縦軸はエンジン本体4が発生するトルクである。また、図中の等値線は燃料消費率を示しており、高回転数、高トルクであるほど、つまり図の右上の領域ほど燃料消費率は改善する。ここで、燃料消費率とは、単位時間当たりに単位推力を発生させる燃料の消費量である。
図中の三角(▲及び△)はアイドリング状態、四角(◆及び◇)は定常状態、丸(●及び○)は加速状態を各々示す。また、黒塗りの記号(▲、◆、●)は発電している場合、白抜きの記号(△、◇、○)は発電していない場合、それぞれにおける燃料消費率を示す。なお、図2(a)に示すように、燃料消費量が減速状態とアイドリング状態とでは同程度であるため、燃料消費率も減速状態とアイドリング状態とでは同程度である。
図3に示すように、アイドリング状態よりも定常状態の方が、燃料消費率は低下する。すなわち燃料消費率が改善する。また、定常状態よりも加速状態の方が、燃料消費率は改善する。つまり図2(a)に示した燃料消費量と同様に、アイドリング状態及び減速状態、定常状態、加速状態の順で燃料消費率は改善する。
次に、オルタネータ6の発電実施領域について説明する。図4はエンジン回転数とエンジン負荷とに応じた発電実施領域を例示する図である。横軸はエンジン本体4の回転数、縦軸はエンジン本体4の負荷をそれぞれ表す。なお、高回転数、高負荷であるほど、つまり図の右下の領域ほど燃料消費量は減少する。
図中の実線はバッテリ8の残量が75〜100%の状態(状態Aとする)における、燃料消費量の閾値を表す。一点短鎖線は残量が50〜75%の状態(状態B)における閾値を、破線は残量が25〜50%の状態(状態C)における閾値を各々表す。それぞれの状態において、閾値より右下の領域、つまり高回転数、高負荷の領域が、実施例に係る発電制御装置100の発電実施領域となる。状態A、B及びCにおける発電実施領域を、それぞれ第1発電実施領域、第2発電実施領域、及び第3発電実施領域とする。
図4に示すように、実施例に係る発電制御装置100では、バッテリ8の充電状態に応じて燃料消費量の閾値が定められる。バッテリ8の残量が他の状態に比較して多い状態Aでは、他の状態に比較して高回転数、高負荷の領域、つまり単位時間当たりの燃料消費量の少ない領域のみが、発電実施領域となる。バッテリ8の残量の低下に伴い、状態B、状態Cの順に、低回転数、低負荷の領域も発電実施領域に含まれることになる。つまり、バッテリ8の残量の低下に伴い、単位時間当たりの燃料消費量の多い領域も発電実施領域となる。
また、図2(a)に示すように、F/C状態では、エンジン本体4への燃料供給が遮断される。つまり、オルタネータ6を駆動するために燃料が消費されない。従って、回転数や負荷に関らず、F/C状態は発電実施領域となり、オルタネータ6は発電を行う。
次に、発電実施領域と走行状態との対応例について説明する。表1は、走行状態(すなわち燃料消費量)と、充電状態とに応じた発電実施領域を例示するものである。上からバッテリ8の残量が75〜100%(状態A)、50〜75%(状態B)、25〜50%(状態C)、0〜25%(状態D)を表す。既述したように、F/C状態(最も左の列)では燃料は消費されない。また、アイドリング、定常、緩加速、急加速の順で、つまり右の列ほど、オルタネータ6を駆動するための単位時間当たりの燃料消費量は少なくなる。なお、○は発電実施領域であること、×は発電実施領域でないことをそれぞれ表す。
表1に示すように、F/C状態では、充電状態に関らず発電が行われる。状態Aにおいて、ECU2は、高回転数、高負荷で、単位時間当たりの燃料消費量の少ない急加速状態を発電実施領域とする。状態Bにおいて、ECU2は、単位時間当たりの燃料消費量が急加速状態より多い緩加速状態も、発電実施領域とする。状態Cにおいて、ECU2は、単位時間当たりの燃料消費量が緩加速状態よりさらに多い定常状態も発電実施領域とする。状態Dにおいては、ECU2は、燃料消費量が定常状態よりさらに多いアイドリング状態も発電実施領域とする。つまり、状態Dにおいては、全ての走行状態を発電実施領域とする。
上記のように、バッテリ8の残量が少なくなるに伴い、単位時間当たりの燃料消費量の少ない走行状態から順に、発電実施領域とする。言い換えれば、バッテリ8の残量が多くなるに伴い、単位時間当たりの燃料消費量の多い走行状態から順にオルタネータ6の発電を停止する。

Figure 2010259152
次に、実施例に係る発電制御装置100の制御について説明する。図5は、実施例に係る発電制御装置100の制御を例示するフローチャートである。
図5に示すように、最初にECU2はエンジン200が運転中か判断する(ステップS10)。Noの場合、制御は終了する。
Yesの場合、ECU2はエンジン本体4の回転数及び出力を検出する。その後、ECU2は、回転数及び出力に基づき、車両1000の走行状態ごとに、オルタネータ6を駆動するためにエンジン本体4が消費する単位時間当たりの燃料消費量、及び燃料消費率を算出する(ステップS11)。より具体的には、図2(a)に示した燃料消費量、及び図3に示した燃料消費率を算出する。すなわち、ECU2は燃料消費量算出部に相当する。
ステップS11の後、電流計17はバッテリ8が流す電流を計測し、電流に基づきバッテリ8の充電状態を検出する(ステップS12)。
ステップS12の後、ECU2は、ステップS11において算出した燃料消費量、及びステップS12において検出されたバッテリ8の充電状態に基づき、燃料消費量の閾値(図4参照)を定める(ステップS13)。すなわち、ECU2は閾値決定手段に相当する。言い換えれば、燃料消費量及び充電状態に応じて、ECU2は発電実施領域を決定する。
ステップS13の後、ECU2は、ステップS13で定めた閾値に応じて、走行状態が図4に示した発電実施領域にあるか判断する(ステップS14)。つまり、ECU2は、単位時間当たりの燃料消費量が閾値より小さいか判断する。Yesの場合、ECU2はオルタネータ6が発電を行うように制御を行う。ステップS14でYesの場合、オルタネータ6は駆動し、発電を実施する(ステップS15)。すなわち、ECU2は、燃料消費量及び充電状態に応じてオルタネータ6の発電状態を切り替える発電状態制御部に相当する。
ステップS14においてNoの場合、ECU2は、電圧計18が測定するバッテリ8の電圧を取得し、電圧に基づきバッテリ8が低充電状態にあるか判断する(ステップS16)。Noの場合、オルタネータ6は発電を行わない(ステップS17)。
ステップS16においてYesの場合、オルタネータ6は発電を実施する(ステップS15)。すなわち、バッテリ8が低充電状態にあることを電圧計18が検出した場合、燃料消費量、燃料消費率及びバッテリ8の充電状態に応じた判断に優先して、ECU2はオルタネータ6が発電を行うように発電状態を切り替える。ステップS15またはS17の後、ステップS10に戻る。
次に、発電状態の切り替え機構の例について説明する。図6(a)はオルタネータ6が発電を行っている場合、図6(b)は発電を行っていない場合、それぞれの場合においてプーリ12、シャフト14及びベルト16を拡大して例示する断面図である。
図6(a)に示すように、エンジン本体4に接続されたシャフト14には、プーリ用ベアリング24及びシャフト用ベアリング26を介して、プーリ12が設けられている。また、シャフト14には、板バネ22を介してアーマチャ20が設けられている。プーリ12には永久磁石13及びコイル15が備えられ、プーリ12の周縁部にはベルト16が架けられている。エンジン本体4(図1参照)が駆動すると、シャフト14とともにアーマチャ20も回転する。
プーリ12に設けられた永久磁石13の磁力により、アーマチャ20はプーリ12に引き付けられ、接触している。すなわち、アーマチャ20とプーリ12とは係合している。このため、エンジン本体4の駆動により、プーリ12は回転する。図1に示すように、ベルト16はオルタネータ6とプーリ12との間に張設されている。従って、エンジン本体4が発生する動力は、プーリ12及びベルト16を介してオルタネータ6に伝達される。このとき、オルタネータ6は駆動し、発電する。
図6(b)に示すように、電流がコイル15に流れると、コイル15は、永久磁石13の磁束とは逆磁束の磁力を発生させる。永久磁石13の磁力は、コイル15が発生させる磁力と打ち消し合うため、弱まる。この結果、板バネ22の力により、アーマチャ20はプーリ12から引き離される。すなわち、アーマチャ20とプーリ12とは係合しないため、プーリ12は回転しない。このとき、エンジン本体4の動力は、オルタネータ6に伝達されない。従って、オルタネータ6は駆動せず、発電しない。ECU2は、コイル15への通電状態の制御、すなわちオルタネータ6の発電状態の制御を行う。
実施例に係る発電制御装置100は、図2(a)及び図3に示すように、車両1000の走行状態ごとに、オルタネータ6を駆動するためにエンジン本体4が単位時間当たりに消費する燃料消費量及び燃料消費率を算出する(図5のステップS11)。また、電流計17はバッテリ8の充電状態を検出する(ステップS12)。そして、算出された燃料消費量、及び検出された充電状態に応じて、ECU2は閾値を決定する(ステップS13)。
従って、実施例によれば、バッテリ8の充電状態に応じて、単位時間当たりの燃料消費量が少ない状態においてオルタネータ6による発電が行われるため、エンジン200の燃費を改善することが可能となる。また、バッテリ8の残量が低下すると、燃料消費量が多い領域も発電実施領域に含まれるため、バッテリ8の電力が不足する状態を回避することができる。
さらに、バッテリ8が低電圧状態にある場合、算出された燃料消費量及び燃料消費率に応じた判断に優先して、オルタネータ6は発電を行う(ステップS14及びS15)。つまり、車両1000の走行状態がアイドリング状態や定常状態にあっても、オルタネータ6は発電を行い、バッテリ8は充電される。このため、バッテリ8の電力が不足する状態を回避することができる。
車両1000の走行及びオルタネータ6を駆動するために燃料が消費されないF/C状態(図2(a)参照)も発電実施領域とする。このため、オルタネータ6が発電することによるエンジン200の燃費悪化が抑制される。また、オルタネータ6の負荷がエンジン本体4に加わり、フリクションが増加するため、減速時のエンジンブレーキの効果をより高めることが可能となる。
バッテリ8の充電状態を検出する手段は、電流計17に限定されない。しかしながら、バッテリ8の充電状態をより正確に検出するためには、高精度の電流計17を用いることが好ましい。これにより、バッテリ8の充電状態に応じてECU2は、閾値すなわち発電実施領域を定めることができる。また、電流計17とともに電圧計18を用いることで、バッテリ8の劣化等、予測が難しいバッテリ消費に対応して、発電を行い、バッテリ8の電力が不足する状態を回避することができる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
ECU 2
エンジン本体 4
オルタネータ 6
バッテリ 8
プーリ 12
シャフト 14
ベルト 16
電流計 17
電圧計 18
発電制御装置 100
エンジン 200
車両 1000

Claims (3)

  1. 内燃機関により駆動され発電を行う発電機と、
    前記発電機の発電により充電される充電部と、
    前記充電部の充電状態を検出する充電状態検出部と、
    前記発電機を駆動するために前記内燃機関が単位時間当たりに消費する燃料消費量を算出する燃料消費量算出部と、
    前記充電状態検出部により検出された前記充電状態、及び前記燃料消費量算出部により算出された前記燃料消費量に応じて、前記発電機の発電状態を切り替える発電状態制御部と、を具備することを特徴とする発電制御装置。
  2. 前記発電状態制御部は、前記燃料消費量が所定の閾値より小さい場合に、前記発電機が発電を行うように前記発電状態を切り替え、
    前記充電状態に応じて前記閾値を定める閾値決定手段を具備することを特徴とする請求項1記載の発電制御装置。
  3. 前記充電状態検出部は、前記充電部の電圧を測定する電圧測定部を含み、
    前記充電部が低充電状態にあることを前記電圧測定部が検出した場合、前記発電状態制御部は前記燃料消費量に応じた判断に優先して前記発電機が発電を行うように前記発電状態を切り替えることを特徴とする請求項1記載の発電制御装置。
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