JP2010258870A - ファクシミリ通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ファクシミリ装置とコンピュータとを協働させる場合において、従来のファクシミリ装置の即時性や操作性を維持しつつ、誤送信を確実に防止することを可能とする。
【解決手段】ファクシミリ通信システム1において、ファクシミリ装置2が、ファクシミリ原稿を順次搬送しながら読み取って原稿画像データを生成するとともに、当該読み取り後のファクシミリ原稿を排紙トレイ29に排出するスキャナ部12と、原稿画像データをPC3に送信するファクシミリ制御部9とを有し、PCが、ファクシミリ送信を制御するファクシミリ装置制御部41と、原稿画像データを記憶する記憶部32とを有するものとし、スキャナ部は、ファクシミリ送信が正常に完了するまで、ファクシミリ原稿の最終ページを排紙部に排出することなく保持する構成とした。
【選択図】図3

Description

本発明は、互いに通信可能に接続されたファクシミリ装置とコンピュータとを備えたファクシミリ通信システムに関する。
近年、ファクシミリ通信においては、ユーザの情報セキュリティ意識の向上にともなって、誤送信防止に関する種々の取り組みがなされている。例えば、宛先違いによる誤送信を防止するために、宛先の電話番号の2回入力をユーザに要求するものや、実行されたファクシミリ送信が未完了のままになる誤送信を防止するために、通信エラー表示により送信処理が正常に完了していない旨をユーザに報知するものなどが知られている。
しかし、低価格のファクシミリ装置では、誤送信防止に関する機能の付加にはコスト的な制約がある。特に、小型のファクシミリ装置では、操作入力キーの操作性、ディスプレイサイズ、及びメモリ容量等のハード的な制約もあり、誤送信防止のための簡易操作、確認表示、及び通信履歴情報の保存などが難しい場合がある。
そこで、このような問題の対策の一つとして、機能面やハード面で劣るファクシミリ装置にコンピュータを接続することで、当該ファクシミリ装置の誤送信防止に関わる機能(アプリケーションソフト等)やハードの一部をコンピュータに負担させるシステムが開発されている。例えば、ファクシミリ装置のメモリに記憶されている各種通信ファイルの通信管理情報を選択する選択情報を、コンピュータのディスプレイに表示させ、当該選択情報に基づいて行なわれた通信管理情報の選択指示コマンドをファクシミリ装置に出力するようにしたファクシミリ通信システムが存在する(特許文献1参照)。このようなファクシミリ通信システムでは、ユーザは、ファクシミリ通信に関する各種情報をコンピュータのディスプレイに大きく表示することにより、誤送信防止のための確認を容易に行うことができる。また、ユーザは、ファクシミリ送信データや宛先情報等をコンピュータの大容量のハードディスクに記憶しておくことで、誤送信防止の確認に利用することができるという利点もある。
特開平10−155052号公報
ところで、従来のファクシミリ装置では、メモリ送信機能(すなわち、ファクシミリ原稿の画像データを一旦メモリに蓄積してから送信を実行する機能)を使用しない場合、原稿の読み取り処理と略同時に送信処理が行われ、最終的に全ての原稿が排紙トレイに排出されることで、ユーザは送信処理が正常に完了したことを目視により容易に確認することができる。しかしながら、上記従来技術では、予め原稿を読み取ってコンピュータに送信するための原稿画像データを生成するため、ユーザは全ての原稿が排紙トレイに排出されたことをもってファクシミリ送信が完了したと認識することができず、即時性や操作性が損なわれるという問題があった。
また、上記従来技術では、ユーザは、まず、ファクシミリ装置と協働するためのアプリケーションソフトをコンピュータ上で立ち上げ、そのアプリケーションソフトを用いてコンピュータからファクシミリ装置に対して読み込み開始の指示を行う操作が必要となる。しかしながら、この種のコンピュータにおける操作は、コンピュータに不慣れなユーザにとって容易ではなく、心理的負担も大きいという問題があった。
本発明は、このような従来技術の課題を鑑みて案出されたものであり、ファクシミリ装置とコンピュータとを協働させる場合において、従来のファクシミリ装置の即時性や操作性を維持しつつ、誤送信を確実に防止することを可能としたファクシミリ通信システムを提供することを主目的とする。
本発明のファクシミリ通信システムは、互いに通信可能に接続されたファクシミリ装置とコンピュータとを備えたファクシミリ通信システムであって、前記ファクシミリ装置は、ファクシミリ原稿を順次搬送しながら読み取って原稿画像データを生成するとともに、当該読み取り後のファクシミリ原稿を排紙部に排出する原稿読取手段と、前記原稿画像データを前記コンピュータに送信するデータ送信手段とを有し、前記コンピュータは、ユーザからの指示に応じて前記ファクシミリ装置が実行するファクシミリ送信を制御するファクシミリ装置制御手段と、前記原稿画像データを記憶するデータ記憶手段とを有し、前記原稿読取手段は、前記ファクシミリ送信が正常に完了するまで、前記ファクシミリ原稿の最終ページを前記排紙部に排出することなく保持することを特徴とする。
このように本発明によれば、ファクシミリ装置とコンピュータとを協働させる場合において、従来のファクシミリ装置の即時性や操作性を維持しつつ、誤送信を確実に防止することが可能となるという優れた効果を奏する。
実施形態に係るファクシミリ通信システムの概略構成図 図1中のファクシミリ装置の詳細構成を示す機能ブロック図 実施形態に係るファクシミリ装置による原稿の読み取り動作を示す模式図 図1中のPCの詳細構成を示す機能ブロック図 実施形態に係るファクシミリ通信システムによるファクシミリ送信の動作手順を示すフロー図 実施形態に係るファクシミリ通信システムによるファクシミリ送信の動作手順を示すフロー図 実施形態に係るPCにおける宛先情報の入力画面の一例を示す図 実施形態に係るPCにおける宛先情報の入力確認画面の一例を示す図 実施形態に係るPCにおけるファクシミリ原稿の画像確認画面の一例を示す図 実施形態に係るPCにおけるID情報の確認画面の一例を示す図ファクシミリ原稿の画像確認画面の一例を示す図 実施形態に係るPCに保存される送信履歴情報の一例を示す図
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、互いに通信可能に接続されたファクシミリ装置とコンピュータとを備えたファクシミリ通信システムであって、前記ファクシミリ装置は、ファクシミリ原稿を順次搬送しながら読み取って原稿画像データを生成するとともに、当該読み取り後のファクシミリ原稿を排紙部に排出する原稿読取手段と、前記原稿画像データを前記コンピュータに送信するデータ送信手段とを有し、前記コンピュータは、ユーザからの指示に応じて前記ファクシミリ装置が実行するファクシミリ送信を制御するファクシミリ装置制御手段と、前記原稿画像データを記憶するデータ記憶手段とを有し、前記原稿読取手段は、前記ファクシミリ送信が正常に完了するまで、前記ファクシミリ原稿の最終ページを前記排紙部に排出することなく保持する構成とする。
これによると、ファクシミリ装置が生成した原稿画像データをコンピュータに送信して記憶させる場合に、ファクシミリ送信が正常に終了するまで、読み取り後の最終ページを排紙部に排出することなく保持する構成としたため、ユーザは、最終ページ(すなわち、全ての原稿)が排紙部に搬送されたことをもって、送信処理が正常に完了したことを目視により容易に確認することができる。したがって、ファクシミリ装置とコンピュータとを協働させる場合において、従来のファクシミリ装置の即時性や操作性を維持しつつ、ファクシミリ送信が未完了のままになる誤送信を確実に防止することが可能となる。
また、第2の発明は、前記ファクシミリ装置制御手段は、前記原稿読取手段に前記ファクシミリ原稿がセットされた場合に、前記ファクシミリ送信の宛先情報をユーザに入力させるべく、当該宛先情報の入力画面を前記コンピュータの表示部に表示させる構成とすることができる。
これによると、ファクシミリ原稿が原稿読取手段にセットされると、コンピュータにおいて、宛先情報の入力画面が表示部に表示される構成であるため、ユーザは、宛先情報の入力の際にコンピュータにおける複雑な操作を必要とすることはなく、ファクシミリ装置を単体で使用する場合と同等の良好な操作性が維持される。また、ファクシミリ装置に比べて表示領域をより広く確保できるコンピュータの表示部では、宛先情報の入力画面を大きく表示することが可能となるため、宛先情報の入力ミス等による誤送信を防止できるという利点もある。
また、第3の発明は、前記ファクシミリ装置制御手段は、ユーザが前記入力画面を介して入力した宛先情報の正否を確認するための入力確認画面を前記コンピュータの表示部に更に表示させる構成とすることができる。
これによると、ユーザの宛先情報の確認作業が容易となり、宛先情報の入力ミス等による誤送信をより確実に防止することが可能となる。
また、第4の発明は、前記ファクシミリ装置制御手段は、前記原稿画像データに基づき前記ファクシミリ原稿の画像を確認するための画像確認画面を前記コンピュータの表示部に表示させる構成とすることができる。
これによると、コンピュータの表示部において、ファクシミリ原稿の確認画面を大きく表示することが可能となるため、ユーザによる原稿内容の確認作業が容易となり、ファクシミリ原稿の取り違え等による誤送信を防止することが可能となる。
また、第5の発明は、前記データ記憶手段は、前記原稿画像データに関連する前記宛先情報を更に記憶する構成とすることができる。
これによると、ファクシミリ装置に比べて保存領域をより大きく確保できるコンピュータのデータ記憶手段に、原稿画像データとこれに関連する宛先情報とが記憶されるため、ユーザは送信履歴を容易に確認することができ、メモリ容量の制約からファクシミリ装置において送信履歴の情報を蓄積できない場合であっても、誤送信をより確実に防止することが可能となる。
また、第6の発明は、前記ファクシミリ装置制御手段は、前記ファクシミリ送信の開始時に、通信先のファクシミリ装置に関するID情報の確認画面を前記コンピュータの表示部に表示させる構成とすることができる。
これによると、ファクシミリ送信の開始時に、ユーザは、ID情報を容易に確認することができ、宛先違いによる誤送信をより確実に防止することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、ファクシミリ通信システム1は、G3ファクシミリ通信手順にしたがってファクシミリ通信を行うファクシミリ(FAX)装置2と、このファクシミリ装置2が実行するファクシミリ通信に関わる機能やハードの一部を引き受けるPC(Personal Computer)3とが、LAN(Local Area Network)4を介して互いに通信可能に接続された構成を有する。ファクシミリ装置2とPC3との接続には、LAN4に限らず、USB(Universal Serial Bus)ケーブルやパラレルケーブル等の任意の接続手段を用いることができる。
図2に示すように、ファクシミリ装置2は、装置動作を統括的に制御するファクシミリ制御部9と、PSTN(Public Switched Telephone Networks)10を介して、図示しない通信先の相手ファクシミリ装置との間でG3ファクシミリ通信手順により画像データを送受信するモデム機能を有するモデム部11と、ファクシミリ原稿を読み取るスキャナ部(原稿読取手段)12と、受信した画像データを印刷するプリンタ部13と、公知の通信プロトコルに従ってLAN4を介してPC3との間で画像データや各種命令の送受信を行うための通信I/F(インタフェース)部14とを備える。
また、ファクシミリ装置2が備える表示・操作部15は、ファクシミリ装置2の動作や設定等に関する各種情報をユーザに対して表示するための表示機能と、ユーザがファクシミリ通信の宛先情報(通信相手の識別情報や電話番号(すなわち、FAX番号)等)を含む各種情報の入力操作を行うための入力操作機能とを有している。
ファクシミリ装置2がファクシミリ送信を実行する場合、スキャナ部12は、ファクシミリ原稿を順次搬送しながら読み取って原稿画像データを生成するとともに、当該読み取り後のファクシミリ原稿を排紙部に排出する動作を実行する。より詳細には、図3に示すように、まず、ユーザが、送信するファクシミリ原稿(以下、単に「原稿」という。)21を原稿トレイ22上にセットすると、セットされた原稿21が原稿トレイ22に設けられた原稿センサSによって検知され、原稿21の読み取りが開始される。原稿21は、給紙ローラ対23によって1ページずつ搬送通路24内に送られ、各搬送ローラ対25、26により順次搬送される。そして、原稿21がイメージセンサ27を通過する際に、原稿21の表面(読取面)が走査されて読み取りが行われ、原稿画像データが生成される。読み取り後の原稿21は、排紙ローラ対28によって排紙トレイ(排紙部)29上に順次排出されて積層される。スキャナ部12により生成された原稿画像データは、ファクシミリ制御部(データ送信手段)9により通信I/F部14を介してPC3に順次送信される。
図4に示すように、PC3は、ファクシミリ装置2の通信I/F部14と同様の機能を有する通信I/F部31と、ハードディスクやフラッシュメモリ等により構成され、ファクシミリ装置2から受信した原稿画像データやファクシミリの通信履歴等の各種情報を記憶する記憶部(データ記憶手段)32とを有している。
また、PC3は、液晶ディスプレイ等によって構成される表示部33と、ユーザが処理命令やデータ入力を行うためのキーボードやマウス等によって構成される操作入力部34とを有している。これらは、ファクシミリ装置2による誤送信を防止するために、その表示・操作部15の機能を代替する。
さらに、PC3は、ファクシミリ装置2による誤送信を防止するために、そのファクシミリ通信機能の一部を引き受けるユーザインタフェースとして、ファクシミリ通信を制御するファクシミリ・アプリケーション(ファクシミリ装置制御手段)35を有している。ファクシミリ・アプリケーション35は、ユーザからの指示に応じてファクシミリ装置2のファクシミリ制御部9に対して所定の制御命令を送出することにより、ファクシミリ装置2が実行するファクシミリ通信を統括的に制御するファクシミリ装置制御部41と、操作入力部34におけるユーザの操作入力をガイドする操作画面を表示部33に表示する操作画面制御部42と、ファクシミリ送信の通信履歴(すなわち、送信履歴および受信履歴)の情報を管理する通信履歴制御部43とから主として構成される。ファクシミリ・アプリケーション35の制御機能は、PC3に予めインストールされた制御用のアプリケーションプログラムが実行されることによって実現される。
次に、上記構成のファクシミリ通信システム1によるファクシミリ送信の動作手順について、図5,図6を参照しながら説明する。
図5に示すように、ファクシミリ装置2およびPC3の起動後に、ユーザが原稿トレイ22上にセットした原稿21が原稿センサSによって検知されると(S101:YES)、ファクシミリ装置2のファクシミリ制御部9は、原稿21がセットされたことを示す原稿受付信号をPC3に対して送信する(S102)。
その原稿受付信号をPC3が受信すると(S201:YES)、ユーザの操作を必要とすることなくファクシミリ・アプリケーション35が自動的に起動し、操作画面制御部42が通信先の宛先情報の入力画面50A〜50D(図7参照)を表示部33に表示する(S202)。続いて、操作画面制御部42は、入力画面を介してユーザが入力した宛先情報の正否を確認するための入力確認画面(図8参照)を表示する(S203)。
ステップS202において、ユーザは、図7に示す一連の入力画面50A〜50Dにしたがって宛先情報を操作入力部34から入力する。まず、ユーザは、入力画面50Aにおいて、相手ファクシミリ装置の宛先情報(ここでは、電話番号)を直接入力するか、或いは予め作成した電話帳から相手ファクシミリ装置の電話番号を選択するかを決定する。電話番号を直接入力する場合、ユーザに電話番号を入力させる電話番号入力フィールド51が設けられた入力画面50Bが表示される。ここで、ユーザは、入力画面50C,50Dに示すように、確認用に2つ設けられた電話番号入力フィールド51のそれぞれに同一の電話番号を入力する必要がある。電話番号の入力後にユーザがOKボタン52を押下すると、ファクシミリ装置制御部41が入力された2つの電話番号を照合する。なお、入力画面50Aにおいて、電話帳から相手ファクシミリ装置の電話番号を選択するとした場合、上記のような電話番号の2回入力を行わせる入力画面50B〜50Dの代わりに、電話帳の電話番号選択画面(図示せず)が表示される。
ステップS202において入力された2つの電話番号が一致した場合(或いは、電話帳から電話番号が選択された場合)、ステップS203において、図8(A)に示すように、電話番号の正誤を最終確認するための入力確認画面55が表示部33に表示される。入力確認画面55の宛先表示フィールド56には、ユーザが入力(あるいは、電話帳から選択)した電話番号が確認用として表示される。そこで、ユーザは、宛先表示フィールド56の電話番号が正しいと判断した場合、操作入力部34からの入力により開始ボタン57を押下する。一方、ユーザは、電話番号が誤っていると判断した場合、変更ボタン58を押下することにより、図7中の入力画面50Bと同様の入力画面にしたがって、操作入力部34から正しい電話番号を再入力することができる。
また、ステップS202において入力された2つの電話番号が一致しない場合、ステップS203において、図8(B)に示すように、ユーザに電話番号の不一致を通知するエラー画面60が表示部33に表示される。ユーザは、エラー画面60中のOKボタン65を押下することにより、上記変更ボタン58の押下と同様に正しい電話番号を再入力することができる。
最終的に正しい電話番号が入力される(すなわち、ユーザが開始ボタン57を押下する)と、ファクシミリ装置制御部41は、原稿21の読み取り開始を指示する原稿読取開始信号をファクシミリ装置2に対して送信する(S204)。
その原稿読取開始信号をファクシミリ装置2が受信すると(S103:YES)、スキャナ部12は、原稿21の1ページ分の読み取りを実行する(S104)。そして、ファクシミリ制御部9は、G3形式で生成された1ページ分の原稿画像データ(以下、ページ画像データという。)をPC3に対して送信する(S105)。このとき、読み取られたページが最終ページでない場合(S106:NO)、スキャナ部12は、読み取ったページを排紙トレイ29上に排出する(S107)。その後は、再びステップS104に戻って次のページの読み取りが実行される。
ページ画像データをPC3が受信すると(S205:YES)、通信履歴制御部43は、受信したページ画像データを記憶部32に保存する(S206)。このページ画像データは、先に入力された通信先の宛先情報と関連づけられることにより、後述する送信履歴情報の一部として保存される。
スキャナ部12は、最終ページの読み取りが終了すると(S106:YES)、この最終ページを排紙トレイ29に排出することなく保持する。より詳細には、図3中に二点鎖線で示すように、最終ページ21Lは、その後端がイメージセンサ27を通過した後、少なくとも搬送通路24上において最も下流側に配置されたローラ対(ここでは、排紙ローラ対28)の間に挟まれた状態で保持される。そして、ファクシミリ装置制御部41は、最終ページ21Lが保持されたことを示す最終ページ通知信号をPC3に対して送信する(S108)。PC3が最終ページ通知信号を受信すると(S207:YES)、操作画面制御部42は、ステップS206において保存した原稿画像データを確認するための画像確認画面61(図9参照)を表示部33に表示する(S208)。
ステップS208において、ユーザは、画像確認画面61に従って操作入力部34からの入力により「はい」ボタン62または「いいえ」ボタン63を押下し、原稿画像データの確認の要否を決定することができる。ここで、ユーザが原稿画像データの確認を必要とする場合、ファクシミリ装置制御部41は、記憶部32から該当する原稿画像データを読み出して表示部33に表示する。
次に、図6に示すように、ファクシミリ装置制御部41は、送信開始情報をファクシミリ装置2に対して送信する(S209)。この送信開始情報には、ファクシミリ装置2に対してファクシミリ送信の開始を指示する送信開始信号、ステップS202において入力された相手ファクシミリ装置の宛先情報、及び原稿画像データ等が含まれる。
ファクシミリ装置2が送信開始信号を受信すると(S109:YES)、モデム部11が相手ファクシミリ装置2’の宛先情報に基づきダイヤルを開始し、発呼信号を送出する(S110)。モデム部11は、相手ファクシミリ装置2’との接続を行うべく、公知の方法により所定のファクシミリ制御信号(CSI(発呼端末識別信号)等)を送受信して相手ファクシミリ装置2’とネゴーシエーションする(S111)。これにより、ファクシミリ装置2は、相手ファクシミリ装置2’との間で通信条件(圧縮方式、通信速度等)やID情報を交換する。そして、ファクシミリ制御部9は、取得した相手ファクシミリ装置2’のID情報をPC3に対して送信する。
そのID情報をPC3が受信すると(S210:YES)、操作画面制御部42は、ユーザがそのID情報を確認するためのID情報確認画面71(図10参照)を表示部33に表示する(S211)。このID情報確認画面71の送信情報表示フィールド72には、ダイヤルした番号、相手ファックス装置のID情報(ここでは、通信先電話番号「028−555−xxxx」および通信先名称「PCC ウツノミヤ ソウム」)、および送信済みページ数(ここでは、1/5ページ)等の情報が表示される。
このステップS211において、ユーザは、ID情報確認画面71にしたがって、現在実行中のファクシミリ送信の停止の要否に関する入力を操作入力部34から行う。より詳細には、ユーザは、ダイヤルした番号、相手ファックス装置のID情報等に基づき、実行中のファクシミリ送信を中止する必要があると判断した場合、ID情報確認画面71に従って「停止」ボタン73を押下し、ファクシミリ送信を停止する。一方、ユーザは、実行中のファクシミリ送信を中止する必要がないと判断した場合、操作をせずにID情報確認画面71をそのまま放置する。
このとき、ファクシミリ送信を継続する(すなわち、送信を中止しない)場合(S212:NO)、ファクシミリ装置制御部41は、ファクシミリ装置2に対してファクシミリ送信の継続を指示する送信継続信号を送信する(S213)。一方、ファクシミリ送信を中止する場合(S212:YES)、ファクシミリ装置制御部41は、ファクシミリ装置2に対してファクシミリ送信の中止を指示する送信中止信号を送信する(S214)。
送信中止信号をファクシミリ装置2が受信すると(S112:YES)、モデム部11は、実行中のファクシミリ送信を中止するための処理を行う(S113)。一方、送信継続信号をファクシミリ装置2が受信すると(S112:NO)、モデム部11は、ステップS109においてPC3から取得した原稿画像データの送信を開始する(S114)。
その後、相手ファクシミリ装置2’から原稿画像データの送信が正常終了したことを示す受信完了信号をファクシミリ装置2が受信すると、ファクシミリ制御部9は、原稿画像データの送信が完了したことを示す画像送信完了信号をPC3に対して送信する(S115)。
PC3が画像送信完了信号を受信すると(S215:YES)、操作画面制御部42が、ファクシミリ送信が完了したことを示す送信完了画面を表示部33に表示するとともに、通信履歴制御部43が、今回のファクシミリ送信に関する各種情報(ジョブ番号、送信状態、エラーコード、送信ページ数、送信完了ページ数、通信先電話番号、通信先名称、エントリー時刻、ジョブ完了時刻、通信時間等)を、ステップS206で保存した宛先情報およびページ画像情報(画像データ番号)と関連づけ、記憶部32に送信履歴情報(図11参照)として保存する(S216)。
その後、ファクシミリ装置制御部41は、原稿の最終ページ21Lの排出を指示する原稿排出信号をファクシミリ装置2に対して送信する(S217)。その原稿排出信号をファクシミリ装置2が受信すると(S116:YES)、スキャナ部12は、排紙ローラ対28を駆動することにより、ステップS108において保持していた最終ページ21Lを排出する(S117)。その後、ファクシミリ制御部9は、表示・操作部15に送信完了表示を行い、ファクシミリ送信が完了した旨をユーザに通知する(S118)。このとき、ユーザは、表示領域が小さい表示・操作部15の表示を確認することなく、最終ページ21Lが排紙トレイ29に排出されたことをもって、原稿の回収を行うことができる。
このように、上記ファクシミリ通信システム1では、ファクシミリ装置2が生成した原稿画像データをPC3に送信して記憶させる場合に、ファクシミリ送信が正常に終了するまで、読み取り後の最終ページ21Lを排紙トレイ29に排出することなく保持する構成としたため、ユーザは、最終ページ21L(すなわち、全ての原稿)が排紙トレイ29に搬送されたことをもって、送信処理が正常に完了したことを目視により容易に確認することができる。したがって、ファクシミリ装置2とPC3とを協働させる場合において、従来のファクシミリ装置の即時性や操作性を維持しつつ、ファクシミリ送信が未完了のままになる誤送信を確実に防止することが可能となる。
また、上記ファクシミリ通信システム1では、ファクシミリ原稿が原稿トレイ22にセットされると、PC3において、宛先情報の入力画面50Aが自動的に表示部33に表示される構成であるため、ユーザは宛先情報の入力の際にPC3における複雑な操作を必要とすることはなく、ファクシミリ装置2を単体で使用する場合と同等の良好な操作性が維持される。また、ファクシミリ装置2に比べて表示領域をより広く確保できるPC3の表示部33では、宛先情報の入力画面50A〜50Dを大きく表示することが可能となるため、宛先情報の入力ミス等による誤送信を防止できるという利点もある。
また、PC3において、ユーザが入力画面50A〜50Dを介して入力した宛先情報の正否を確認するための入力確認画面55を表示部33に表示させる構成であるため、ユーザの宛先情報の確認作業が容易となり、宛先情報の入力ミス等による誤送信をより確実に防止することが可能となる。また、PC3において、原稿画像データに基づき原稿の画像を確認するための画像確認画面61を表示部33に表示させる構成であるため、原稿の確認画面を大きく表示することが可能となり、ユーザによる原稿内容の確認作業が容易となって、原稿の取り違え等による誤送信を防止することが可能となる。また、PC3において、ファクシミリ送信の開始時に、相手ファクシミリ装置2’に関するID情報の確認画面を表示部33に表示させる構成であるため、ユーザは、ID情報を容易に確認することができ、宛先違いによる誤送信をより確実に防止することが可能となる。
本発明を特定の実施形態に基づいて詳細に説明したが、これらの実施形態はあくまでも例示であって、本発明はこれらの実施形態によって限定されるものではない。例えば、本発明に係るファクシミリ通信システムにおいて、ファクシミリ装置と接続されるコンピュータには、PCに限らず、同様の機能を備えた任意の情報処理装置を用いることができる。
本発明に係るファクシミリ通信システムは、ファクシミリ装置とコンピュータとを協働させる場合において、従来のファクシミリ装置の即時性や操作性を維持しつつ、誤送信を確実に防止することを可能とし、互いに通信可能に接続されたファクシミリ装置とコンピュータとを備えたファクシミリ通信システムとして有用である。
1 ファクシミリ通信システム
2 ファクシミリ装置
2’ 相手ファクシミリ装置
3 PC
9 ファクシミリ制御部(データ送信手段)
11 モデム部
12 スキャナ部(原稿読取手段)
14 通信I/F部
15 表示・操作部
21 ファクシミリ原稿
21L 原稿最終ページ
22 原稿トレイ
28 排紙ローラ対
29 排紙トレイ(排紙部)
31 通信I/F部
32 記憶部(データ記憶手段)
33 表示部
34 操作入力部
35 ファクシミリ・アプリケーション(ファクシミリ装置制御手段)
41 ファクシミリ装置制御部
42 操作画面制御部
43 通信履歴制御部

Claims (6)

  1. 互いに通信可能に接続されたファクシミリ装置とコンピュータとを備えたファクシミリ通信システムであって、
    前記ファクシミリ装置は、
    ファクシミリ原稿を順次搬送しながら読み取って原稿画像データを生成するとともに、当該読み取り後のファクシミリ原稿を排紙部に排出する原稿読取手段と、
    前記原稿画像データを前記コンピュータに送信するデータ送信手段と
    を有し、
    前記コンピュータは、
    ユーザからの指示に応じて前記ファクシミリ装置が実行するファクシミリ送信を制御するファクシミリ装置制御手段と、
    前記原稿画像データを記憶するデータ記憶手段と
    を有し、
    前記原稿読取手段は、前記ファクシミリ送信が正常に完了するまで、前記ファクシミリ原稿の最終ページを前記排紙部に排出することなく保持することを特徴とするファクシミリ通信システム。
  2. 前記ファクシミリ装置制御手段は、前記原稿読取手段に前記ファクシミリ原稿がセットされた場合に、前記ファクシミリ送信の宛先情報をユーザに入力させるべく、当該宛先情報の入力画面を前記コンピュータの表示部に表示させることを特徴とする、請求項1に記載のファクシミリ通信システム。
  3. 前記ファクシミリ装置制御手段は、ユーザが前記入力画面を介して入力した宛先情報の正否を確認するための入力確認画面を前記コンピュータの表示部に更に表示させることを特徴とする、請求項2に記載のファクシミリ通信システム。
  4. 前記ファクシミリ装置制御手段は、前記原稿画像データに基づき前記ファクシミリ原稿の画像を確認するための画像確認画面を前記コンピュータの表示部に表示させることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載のファクシミリ通信システム。
  5. 前記データ記憶手段は、前記原稿画像データに関連する前記宛先情報を更に記憶することを特徴とする、請求項2に記載のファクシミリ通信システム。
  6. 前記ファクシミリ装置制御手段は、前記ファクシミリ送信の開始時に、通信先のファクシミリ装置に関するID情報の確認画面を前記コンピュータの表示部に表示させることを特徴とする、請求項1から請求項5のいずれかに記載のファクシミリ通信システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018093360A (ja) * 2016-12-02 2018-06-14 コニカミノルタ株式会社 複合装置

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