JP2010258726A - 端末ip設定システム - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯端末の無線通信ネットワーク接続における設定作業負担を軽減することである。
【解決手段】サーバ装置10は、ハンディターミナル30−1〜30−nが通信ネットワークNに接続するための通信接続情報及び仮IPアドレス範囲を出力し、ハンディターミナルから端末識別情報を受信し、端末識別情報に対応する本IPアドレスを設定してハンディターミナルに送信する。ハンディターミナル30−1〜30−nは、前記出力された情報から通信接続情報及び仮IPアドレス範囲を入力し、仮IPアドレス範囲から仮IPアドレスを選定し、通信接続情報及び仮IPアドレスを用いて通信ネットワークNに通信接続し、サーバ装置10に端末識別情報を送信し、本IPアドレスを受信して設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、サーバ装置と携帯端末との間の無線通信ネットワークの設定を行う端末IP(Internet Protocol)設定システムに関する。
従来、サーバ装置を含む通信ネットワークに、PC(Personal Computer)等の端末装置を接続して通信ネットワークを設定することが行われている。この通信ネットワーク設定において、端末装置側でネットワーク設定情報を手動により個別設定入力していた。また、端末装置が増えると、作業者の手入力の負担も増えてしまう。
上記の端末装置側の個別設定入力の負担を減らすため、サーバ装置に複数の端末装置をネットワーク接続する場合に、サーバ装置が複数の端末装置の過去のネットワーク設定の履歴情報を取得し、当該履歴情報に基づいて各端末装置の新たなネットワーク設定を行う構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、ハンディターミナルや、PDA(Personal Digital Assistant)等の携帯端末の設置工程において、納品前の携帯端末から、個別情報、設定情報をするために、一時的に携帯端末を無線LAN(Local Area Network)に接続し、無線LAN上の他のPC等と情報交換を行うことがなされていた。この場合に、携帯端末台数分のIPアドレスを用意し、携帯端末1台毎にIPアドレスや無線LAN接続の設定情報の入力を行っていた。
特開2003−283550号公報
しかし、携帯端末は、入力手段が乏しく、通信ネットワークの個別入力設定が作業者にかなりの負担となっていた。このため、工程の複雑化やコスト肥大化が発生していた。
また、過去のネットワーク設定の履歴情報を使う方法では、納品前の携帯端末等、利用できる履歴情報が無い場合に、履歴情報を利用したネットワーク設定を行うことができなかった。
本発明の課題は、無線通信ネットワークへの携帯端末の通信接続における設定作業負担を軽減することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明の端末IP設定システムは、
無線通信ネットワークに接続されたサーバ装置と、前記無線通信ネットワークに接続される複数の携帯端末とを備え、前記複数の携帯端末に本IPアドレスを設定する端末IP設定システムであって、
前記サーバ装置は、
前記複数の携帯端末が前記無線通信ネットワークに接続するのに必要な通信接続情報及び使用可能な仮IPアドレス範囲を出力する出力手段と、
前記仮IPアドレス範囲の仮IPアドレスを用いて通信接続された携帯端末から送信される当該携帯端末の端末識別情報を受信する第1の受信手段と、
前記第1の受信手段により受信された端末識別情報に対応して、本IPアドレスを設定する第1の本IPアドレス設定手段と、
前記設定された本IPアドレスを前記識別情報に対応する携帯端末に送信する第1の送信手段と、を備え、
前記携帯端末は、
前記出力手段により出力された情報から、前記通信接続情報及び仮IPアドレス範囲を入力する入力手段と、
前記入力された仮IPアドレス範囲から仮IPアドレスを選定する仮IPアドレス選定手段と、
前記入力された通信接続情報と前記選定された仮IPアドレスとを用いて前記無線通信ネットワークに通信接続し、前記サーバ装置に端末識別情報を送信する第2の送信手段と、
前記入力された通信接続情報と前記選定された仮IPアドレスとを用いて前記無線通信ネットワークに通信接続し、前記サーバ装置から送信される本IPアドレスを受信する第2の受信手段と、
前記第2の受信手段により受信された本IPアドレスを設定する第2の本IPアドレス設定手段と、を備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の端末IP設定システムにおいて、
前記仮IPアドレス選定手段は、
前記入力手段により入力された仮IPアドレス範囲から仮IPアドレスを選定するための選定因子を取得する選定因子取得手段と、
前記選定因子取得手段により取得された選定因子に基づいて仮IPアドレスを選定する選定手段と、
前記第2の送信手段により前記無線通信ネットワークに通信接続が可能か否かを判別する第1の判別手段と、
前記第1の判別手段により通信接続が可能でないと判別された場合に、前記第2の送信手段による再通信接続を待機するための前記携帯端末毎に異なる第1の待機時間を計算する第1の待機時間計算手段と、
前記第1の待機時間計算手段により計算された待機時間だけ前記第2の送信手段による再通信接続を待機する第1の待機手段と、を備える。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の端末IP設定システムにおいて、
前記選定因子取得手段は、自己の携帯端末の端末識別情報と現在の時刻情報との少なくとも一つを前記選定因子として取得する。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の端末IP設定システムにおいて、
前記第1の待機時間計算手段は、自己の携帯端末の端末識別情報と現在の時刻情報との少なくとも一つに応じて、前記第1の待機時間を計算する。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の端末IP設定システムにおいて、
前記第2の本IPアドレス設定手段は、
前記第2の受信手段により前記無線通信ネットワークに通信接続が可能か否かを判別する第2の判別手段と、
前記第2の判別手段により通信接続が可能でないと判別された場合に、前記第2の受信手段による再通信接続を待機するための前記携帯端末毎に異なる第2の待機時間を計算する第2の待機時間計算手段と、
前記第2の待機時間計算手段により計算された待機時間だけ前記第2の受信手段による再通信接続を待機する第2の待機手段と、を備える。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の端末IP設定システムにおいて、
前記第2の待機時間計算手段は、自己の携帯端末の端末識別情報と現在の時刻情報との少なくとも一つに応じて、前記第2の待機時間を計算する。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の端末IP設定システムにおいて、
前記出力手段は、前記通信接続情報及び前記仮IPアドレス範囲を含むバーコードを印刷する印刷手段であり、
前記入力手段は、前記印刷手段により印刷されたバーコードをスキャンし、前記通信接続情報及び前記仮IPアドレス範囲を取得するスキャナ手段である。
本発明によれば、無線通信ネットワークへの携帯端末の通信接続における設定作業負担を軽減できる。
本発明に係る実施の形態の端末IP設定システムの構成を示すブロック図である。 サーバ装置の機能構成を示すブロック図である。 ハンディターミナルの機能構成を示すブロック図である。 サーバ装置の記憶部に記憶される情報を示す図である。 ハンディターミナルのフラッシュメモリに記憶される情報を示す図である。 サーバ装置で実行されるバーコード印刷処理を示すフローチャートである。 ハンディターミナルで実行されるIP設定処理を示すフローチャートである。 IP設定処理の仮IPアドレス選定処理を示すフローチャートである。 IP設定処理の本IPアドレス取得設定処理を示すフローチャートである。 端末固有情報ファイルと、IPアドレス指定ファイルと、を示す図である。 サーバ装置で実行される本IP指定処理を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
先ず、図1〜図3を参照して、本実施の形態の装置構成を説明する。図1に、本実施の形態の端末IP設定システム1の構成を示す。
図1に示すように、本実施の形態の端末IP設定システム1は、サーバ装置10と、アクセスポイント20と、ハンディターミナル30−1〜30n(n:2以上の整数)と、を備える。サーバ装置10及びアクセスポイント20は、通信ネットワークN1に接続されている。ハンディターミナル30−1〜30−nは、アクセスポイント20との無線LAN通信を介して通信ネットワークN1に接続される。アクセスポイント20及び通信ネットワークN1を含む無線LANの通信ネットワークを、通信ネットワークNとする。
端末IP設定システム1は、クライアントのハンディターミナル30−1〜30−nの使用場所等、ハンディターミナル30−1〜30−nの無線LAN使用場所に設置される。端末IP設定システム1は、納品前等のハンディターミナル30−1〜30−nを通信ネットワークNに接続するために、各ハンディターミナル30−1〜30−nにIPアドレスを設定するシステムである。各ハンディターミナル30−1〜30−nが通信ネットワークNに接続された後、例えば、通信ネットワークN1に接続されているPC(図示略)等の機器と、ハンディターミナル30−1〜30−nとの間で情報の交換(通信)が可能となる。
サーバ装置10は、通信ネットワークNの通信設定を管理するサーバ装置であり、特に、ハンディターミナル30−1〜30nのIPアドレスを管理する。アクセスポイント20は、サーバ装置10等の通信ネットワークNに接続されている機器と、ハンディターミナル30−1〜30n等の無線LAN接続されている機器と、の通信の中継器である。
ハンディターミナル30−1〜30nは、個人商店、スーパーマーケット等で使用される携帯端末であり、注文数量等の各種情報のキー入力機能と、商品等に付されたバーコードの読み取り機能と、アクセスポイントとの無線LAN通信機能と、を有する。
通信ネットワークN1は、有線のLANである。しかし、これに限定されるものではなく、通信ネットワークN1を、WAN(Wide Area Network)としたり、専用線、無線等を含む構成としてもよい。
図2を参照して、サーバ装置10の内部構成を説明する。図2に、サーバ装置10の機能構成を示す。
サーバ装置10は、第1の本IPアドレス設定手段としてのCPU(Central Processing Unit)11と、操作部12と、RAM(Random Access Memory)13と、表示部14と、記憶部15と、第1の受信手段、第1の受信手段としての通信部16と、出力手段(印刷手段)としての印刷部17と、を備え、各部がバス18を介して接続されている。
CPU11は、サーバ装置10の各部を制御する。CPU11は、記憶部15に記憶されているシステムプログラム及びアプリケーションプログラムのうち、指定されたプログラムを読み出してRAM13に展開し、RAM13に展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。
CPU11は、バーコード印刷プログラムに従い、初期キッティングパラメータを含むバーコードを印刷する。初期キッティングパラメータとは、ハンディターミナル30−1〜30−nが、サーバ装置10と初期通信接続するために必要な情報と、仮IPアドレス範囲とを含む。仮IPアドレス範囲とは、使用可能な仮IPアドレスの範囲である。仮IPアドレスとは、実際の運用時に通信ネットワークNに通信接続するためのハンディターミナルのIPアドレス(本IPアドレス)の設定前に、仮に通信ネットワークNに通信接続するためのハンディターミナルのIPアドレスである。
また、CPU11は、本IPアドレス指定プログラムに従い、ハンディターミナル30−1〜30−nから、シリアル番号等を含む端末固有情報ファイルを受信し、端末固有情報ファイルのシリアル番号及びMACアドレスに対応付けて本IPアドレスを設定し、当該本IPアドレスを含むIPアドレス指定ファイルをハンディターミナル30−1〜30−nに送信する。
操作部12は、各種キー操作入力を受け付けるキーボードを備え、キー操作入力に応じた操作情報をCPU11に出力する。また、操作部12は、マウス等のポインティングデバイスを備え、位置情報の操作入力を受け付ける構成としてもよい。
RAM13は、情報を一時的に記憶する揮発性のメモリであり、各種データ及びプログラムを格納するワークエリアを有する。
表示部14は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、CPU11から入力される表示情報に応じて各種表示を行う。
記憶部15は、HDD(Hard Disk Drive)等により構成され、各種データ及び各種プログラムを読み出し及び書き込み可能に記憶する。記憶部15には、各種情報と、バーコード印刷プログラム及び本IP指定プログラムと、が記憶される。
通信部16は、ネットワークカード等で構成され、サーバ装置10と、通信ネットワークN1上の機器(アクセスポイント20、他のPC等)との間の通信制御を行う。通信部16により、サーバ装置10は、通信ネットワークN1、アクセスポイント20を介して、ハンディターミナル30−1〜30nと通信が可能となる。
印刷部17は、CPU11の指示に従い、各種印刷情報を用紙に印刷するプリンタである。印刷部17は、電子写真方式、インクジェット方式等、少なくともバーコード印刷が可能な印刷方式の印刷部である。
図3を参照して、ハンディターミナル30−1〜30−nの内部構成を説明する。図3に、ハンディターミナル30−1の機能構成を示す。ここでは、ハンディターミナル30−1の内部構成を代表して説明するが、ハンディターミナル30−2〜30−nの内部構成も同様である。
ハンディターミナル30−1は、仮IPアドレス選定手段(選定因子取得手段、選定手段、第1の判別手段、第1の待機時間計算手段、第1の待機手段)、第2の本IPアドレス設定手段(第2の判別手段、第2の待機時間計算手段、第2の待機手段)としてのCPU31と、操作部32と、RAM33と、表示部34と、ROM(Read Only Memory)35と、第2の送信手段、第2の受信手段としての通信部36と、フラッシュメモリ37と、計時部38と、入力手段(スキャナ手段)としてのスキャナ部39と、を備え、各部がバス39aを介して接続されている。
CPU31は、ハンディターミナル30−1の各部を制御する。CPU31は、ROM35に記憶されているシステムプログラム及びアプリケーションプログラムのうち、指定されたプログラムを読み出してRAM33に展開し、RAM33に展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。
CPU31は、IP設定プログラムに従い、スキャナ部39でバーコードを読み取って初期キッティングパラメータを取得し、端末固有情報ファイルを生成し、初期キッティングパラメータ中の仮IPアドレス範囲から仮IPアドレスを選定し、初期キッティングパラメータ中のサーバ装置10への通信接続に必要な情報及び前記仮IPアドレスを用いてサーバ装置10に通信接続して端末固有情報ファイルを送信し、電源オフする。そして、CPU31は、再電源オン後、サーバ装置10への通信接続に必要な情報及び前記仮IPアドレスを用いてサーバ装置10に通信接続して端末固有情報ファイルを受信し、当該端末固有情報ファイルの本IPアドレスを設定し、電源オフする。
操作部32は、各種キーによる操作入力を受け付けるキーパッドを備え、キー操作入力に応じた操作情報をCPU31に出力する。操作部32の各種キーは、数字、文字の入力キー、各種機能キー、スキャナ部39によるスキャン実行のトリガキー、電源キー等を含む。
RAM33は、RAM13と同様のメモリである。表示部34は、LCD、ELD(Electro Luminescent Display)等により構成され、CPU31から入力される表示情報に応じて各種表示を行う。
ROM35は、読み出し専用の情報を記憶するメモリである。ROM35には、ハンディターミナル30−1の製造のシリアル番号351と、IP設定プログラムとが記憶されている。
通信部36は、無線通信部であり、無線通信用アンテナ、送信信号の変調部、受信信号の復調部等を備える。通信部36は、アクセスポイント20との間で無線通信を行う。また、通信部36は、内蔵メモリにMAC(Media Access Control)アドレス361が記憶されている。MACアドレス361は、通信部36固有の物理アドレスである。MACアドレス361は、ハンディターミナル30−1の識別子として用いられる。
計時部38は、現在の時刻を計時する計時回路を有し、当該計時回路から出力される現在時刻情報をCPU31に出力する。
スキャナ部39は、発光部、受光部、ゲイン回路、2値化回路を備え、1次元のバーコードを読み取るスキャナ部である。スキャナ部39において、発光部から出射された光束がバーコードに照射され、その反射光が受光部により受光されて電気信号に変換され、その電気信号がゲイン回路により増幅されて2値化回路により2値データに変換され、その2値データがCPU31に出力される。CPU31において、スキャナ部39から入力された2値データが、スキャンしたバーコードが含む情報に変換されて取得される。スキャナ部39は、1次元バーコードに代えて、2次元コードのスキャナ部としてもよい。
次に、図4及び図5を参照して、サーバ装置10の記憶部15、ハンディターミナル30−1〜30−nのフラッシュメモリ37に記憶される情報を説明する。図4に、サーバ装置10の記憶部15に記憶される情報を示す。図5に、ハンディターミナル30−1のフラッシュメモリ37に記憶される情報を示す。
図4に示すように、サーバ装置10の記憶部15には、サーバ装置10の記憶部15には、シリアル番号51と、MACアドレス52と、本IPアドレス53と、が記憶される。シリアル番号51は、ハンディターミナル30−1〜30−nの製造番号である。MACアドレス52は、ハンディターミナル30−1〜30−nのネットワーク機器(通信部36)に固有の物理アドレスである。本IPアドレス53は、ハンディターミナル30−1〜30−nの本IPアドレスである。シリアル番号51、MACアドレス52及び本IPアドレス53は、ハンディターミナル30−1〜30−nをキーとして互いに対応付けられている情報である。シリアル番号51、MACアドレス52及び本IPアドレス53は、本IP指定処理において記憶される。
また、サーバ装置10の記憶部15には、特定フォルダ60が記憶される。特定フォルダ60は、本IP指定処理で端末固有情報ファイル及びIPアドレス指定ファイルが、一時的に記憶されるフォルダである。
図5に示すように、ハンディターミナル30−1のフラッシュメモリ37に、起動フラグ71と、SSID(Service Set Identifier)72と、パスフレーズ73と、サーバIPアドレス74と、サーバポート番号75と、サーバアカウント76と、サーバパスワード77と、ルートパス78と、仮IPアドレス79と、本IPアドレス79aと、が記憶される。ハンディターミナル30−2〜30−nのフラッシュメモリ37に記憶される情報も、ハンディターミナル30−1のフラッシュメモリ37に記憶される情報と同様である。また、SSID72、パスフレーズ73、サーバIPアドレス74、サーバポート番号75、サーバアカウント76、サーバパスワード77、ルートパス78及び仮IPアドレス79は、IP設定処理の仮IPアドレス選定処理において記憶される。本IPアドレス79aは、IP設定処理の本IPアドレス取得設定処理において記憶される。
起動フラグ71は、IP設定処理において使用されるフラグ情報であり、ハンディターミナル30−1の電源オンによるIP設定処理の実行累積回数を示す。起動フラグ71は、出荷時に、初期値として1が記憶されている。SSID72は、アクセスポイント20の識別子である。パスフレーズ73は、アクセスポイント20のパスワードである。
サーバIPアドレス74は、サーバ装置10のIPアドレスである。サーバポート番号75は、サーバ装置10のポート番号である。サーバアカウント76は、サーバ装置10の識別子である。サーバパスワード77は、サーバ装置10のパスワードである。ルートパス78は、サーバ装置10におけるリンク先の所在を示す情報である。仮IPアドレス79は、ハンディターミナル30−1で選定されたハンディターミナル30−1の仮IPアドレスである。本IPアドレス79aは、サーバ装置10で設定されたハンディターミナル30−1の本IPアドレスである。
次に、図6〜図11を参照して、端末IP設定システム1の動作を説明する。図6に、サーバ装置10で実行されるバーコード印刷処理を示す。図7に、ハンディターミナル30−1で実行されるIP設定処理を示す。図8に、IP設定処理の仮IPアドレス選定処理を示す。図9に、IP設定処理の本IPアドレス取得設定処理を示す。図10に、端末固有情報ファイル80と、IPアドレス指定ファイル90と、を示す。図11に、サーバ装置10で実行される本IP指定処理を示す。
先ず、図6を参照して、サーバ装置10で実行されるバーコード印刷処理を説明する。バーコード印刷処理は、ハンディターミナル30−1〜30−nに共通して読み取らせるためのバーコードを印刷する処理である。このバーコードに含められる情報は、ハンディターミナル30−1〜30−nがサーバ装置10と初期通信接続をするために必要な情報としての初期キッティングパラメータである。初期キッティングパラメータは、具体的には、SSID、パスフレーズ、サーバIPアドレス、サーバポート番号、サーバアカウント、サーバパスワード、ルートパス及び仮IPアドレス範囲である。仮IPアドレス範囲は、管理人により用意される情報であり、ハンディターミナル30−1〜30−nが使用可能な仮IPアドレスの範囲の情報である。仮IPアドレス範囲は、m個(m:1以上の整数)の仮IPアドレスの範囲とする。
サーバ装置10において、例えば、操作部12を介して、管理者からバーコード印刷処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、記憶部15から読み出されて適宜RAM13に展開されたバーコード印刷プログラムと、CPU11との協働により、バーコード印刷処理が実行される。
先ず、操作部12を介して、管理者からの初期キッティングパラメータの入力が受け付けられる(ステップS11)。入力される初期キッティングパラメータは、SSIDと、パスフレーズと、サーバIPアドレスと、サーバポート番号と、サーバアカウントと、サーバパスワードと、ルートパスと、仮IPアドレス範囲と、を含む。
そして、ステップS11で入力された初期キッティングパラメータがバーコードに含めるための文字列に変換される(ステップS12)。そして、ステップS12で変換された文字列が、バーコードのイメージデータに変換される(ステップS13)。そして、印刷部17により、ステップS13で変換されたバーコードのイメージデータに基づいて、バーコード(イメージ)が用紙に印刷され(ステップS14)、バーコード印刷処理が終了する。
次いで、図7〜図10を参照して、ハンディターミナル30−1で実行されるIP設定処理を説明する。ここでは、ハンディターミナル30−1でのIP設定処理について代表的に説明するが、ハンディターミナル30−2〜30−nでのIP設定処理も同様である。
IP設定処理は、ハンディターミナル30−1に仮IPアドレスを設定し、当該仮IPアドレスを用いてサーバ装置10と通信接続して本IPアドレスを受信し設定する処理である。
また、ハンディターミナル30−1は、工場出荷時に、電源オンでIP設定処理が自動的に起動実行されるよう設定されているものとする。例えば、フラッシュメモリ37に、電源オンでのIP設定処理自動起動実行用の設定情報が記憶されている。また、ハンディターミナル30−1は、工場出荷時に、フラッシュメモリ37に起動フラグ71が1(初期値)で記憶されているものとする。
ハンディターミナル30−1において、IP設定処理が自動起動実行設定されており、作業者による操作部32の電源キー入力により、電源がオンされたことをトリガとして、ROM35から読み出されて適宜RAM33に展開されたIP設定プログラムと、CPU31との協働により、IP設定処理が実行される。
図7に示すように、先ず、フラッシュメモリ37に記憶されている起動フラグ71が読み出され、その起動フラグ71が1(初期値)であるか否かが判別される(ステップS20)。起動フラグが1である場合(ステップS20;YES)、仮IPアドレス選定処理が実行され(ステップS21)、IP設定処理が終了する。起動フラグが1でない場合(ステップS20;NO)、起動フラグが2であり、本IPアドレス取得設定処理が実行され(ステップS22)、IP設定処理が終了する。
図8及び図10を参照して、ステップS21の仮IPアドレス選定処理を詳細に説明する。
先ず、バーコード印刷処理で印刷された用紙のバーコードがスキャナ部39で読み取られ、読み取られた2値データが文字列に変換され、その文字列が初期キッティングパラメータに変換されて取得される(ステップS211)。そして、ステップS211で取得された初期キッティングパラメータ中のSSID及びパスフレーズを用いて、無線LANのアクセスポイントがアクセスポイント20に設定される(ステップS212)。ステップS212で設定されたSSID及びパスフレーズは、実際には、OS(Operating System)に設定され、OSによりSSID72及びパスフレーズ73としてフラッシュメモリ37に記憶される。
そして、ROM35に記憶されているシリアル番号351と、通信部36に記憶されているMACアドレス361と、が読み出され、シリアル番号351及びMACアドレス361を含む端末固有情報ファイルが生成される(ステップS213)。ステップS213で生成される端末固有情報ファイルは、例えば、図10に示す端末固有情報ファイル80のように、〔シリアル番号351〕.datをファイル名とし、内容をMACアドレス361としたファイルとして生成される。
そして、ステップS211で取得された初期キッティングパラメータ中のサーバIPアドレス、サーバポート番号、サーバアカウント、サーバパスワード及びルートパスを用いて、ステップS213で生成された端末固有情報ファイルの格納先のサーバ装置10のパス(サーバパス)が設定され、設定された各情報が、サーバIPアドレス74、サーバポート番号75、サーバアカウント76、サーバパスワード77及びルートパス78としてフラッシュメモリ37に記憶される(ステップS214)。
そして、計時部38から現在時刻情報が取得され、当該現在時刻情報を用いて、ステップS211で取得された初期キッティングパラメータ中の仮IPアドレス範囲から、1つの仮IPアドレスが選定され、仮IPアドレス79としてフラッシュメモリ37に記憶される(ステップS215)。現在時刻情報は、ハンディターミナル毎で異なるランダム生成因子として使用される。例えば、仮IPアドレス範囲の仮IPアドレス数mが、100個である場合に、仮IPアドレス範囲から、現在時刻情報の下2桁の数字に対応する順番の仮IPアドレスが選定される。しかし、仮IPアドレス範囲における仮IPアドレスの順番は、現在時刻情報を用いた他の計算式により求めてもよい。さらに、ハンディターミナル毎で異なるランダム生成因子として、現在時刻情報、シリアル番号351及びMACアドレス361の少なくとも一つを用いて、仮IPアドレスの順番を計算することとしてもよい。
そして、ステップS212での設定情報(SSID、パスフレーズ)と、ステップS214での設定情報(サーバIPアドレス、サーバポート番号、サーバアカウント、サーバパスワード及びルートパス)と、ステップS215で選定された仮IPアドレスと、を用いてサーバ装置10に通信接続され、ステップS213で生成された端末固有情報ファイルが、アクセスポイント20及び通信ネットワークN1を介してサーバ装置10に送信され特定フォルダ60に格納される(ステップS216)。
但し、ステップS216では、SSID及びパスフレーズがOSを介して使用される。また、ステップS216では、実際には、サーバ装置10への通信接続と、特定フォルダ60への端末固有情報ファイル格納とが試行される。通信接続試行時に、ハンディターミナル30−1の仮IPアドレスが、他のハンディターミナル30−2〜30−nの少なくとも一つの仮IPアドレスと重複していると、ステップS216の処理が失敗する。
そして、ステップS216で、サーバ装置10への通信接続と、特定フォルダ60への端末固有情報ファイル格納が成功したか否かが判別される(ステップS217)。通信接続及び端末固有情報ファイル格納が失敗した場合(ステップS217;NO)、計時部38から現在時刻情報が取得され、当該現在時刻情報を用いて、サーバ装置10への通信接続再試行までの待機時間が計算される(ステップS218)。待機時間は、ハンディターミナル毎で異なる値であることが要求される。現在時刻情報は、ハンディターミナル毎で異なるランダム生成因子として使用される。例えば、待機時間の最大値を180秒とし、現在時刻情報の下3桁がxyzであるとすると、180*(xyz/1000)の計算式の解が待機時間として計算される。しかし、待機時間は、現在時刻情報を用いた他の計算式により求めてもよい。さらに、ハンディターミナル毎で異なるランダム生成因子として、現在時刻情報、シリアル番号351及びMACアドレス361の少なくとも一つを用いて、待機時間を計算することとしてもよい。
そして、計時部38からの現在時刻情報を用いて、ステップS218で計算された待機時間が待機され(ステップS219)、ステップS216に移行される。
通信接続及び端末固有情報ファイル格納が成功した場合(ステップS217;YES)、フラッシュメモリ37に記憶されている起動フラグ71の値が2に設定される(ステップS219a)。そして、電源オフされ(ステップS219b)、仮IPアドレス選定処理が終了する。ステップS219aで電源オフされると、通信ネットワークN上のハンディターミナル30−1の仮IPアドレスは、開放される。
図9及び図10を参照して、ステップS22の本IPアドレス取得設定処理を詳細に説明する。
先ず、フラッシュメモリ37から、サーバIPアドレス74、サーバポート番号75、サーバアカウント76、サーバパスワード77及びルートパス78及び仮IPアドレス79が読み出される(ステップS221)。
そして、ステップS221で読み出されたサーバIPアドレス74、サーバポート番号75、サーバアカウント76、サーバパスワード77及びルートパス78及び仮IPアドレス79と、SSID72及びパスフレーズ73とを用いてサーバ装置10に通信接続され、特定フォルダ60に格納されているIPアドレス指定ファイルが、通信ネットワークN1及びアクセスポイント20を介してサーバ装置10から受信されて取得される(ステップS222)。
但し、ステップS222では、SSID72及びパスフレーズ73がOSを介して使用される。また、ステップS222では、実際には、サーバ装置10への通信接続と、自機のIPアドレス指定ファイルの要求送信と、当該IPアドレス指定ファイル受信とが、試行される。通信接続試行時に、ハンディターミナル30−1の仮IPアドレスが、他のハンディターミナル30−2〜30−nの少なくとも一つの仮IPアドレスと重複していると、ステップS222の処理が失敗する。
ステップS222で生成されるIPアドレス指定ファイルは、例えば、図10に示すIPアドレス指定ファイル90のように、〔シリアル番号351〕.datをファイル名とし、内容を、サーバ装置10で設定された本IPアドレスとしたファイルとして生成されている。
そして、ステップS222で、サーバ装置10への通信接続と、特定フォルダ60からのIPアドレス指定ファイル取得とが成功したか否かが判別される(ステップS223)。通信接続及びIPアドレス指定ファイル取得が失敗した場合(ステップS223;NO)、計時部38から現在時刻情報が取得され、当該現在時刻情報を用いて、サーバ装置10への通信接続再試行までの待機時間が計算される(ステップS224)。待機時間の計算は、ステップS218と同様である。
そして、計時部38からの現在時刻情報を用いて、ステップS224で計算された待機時間が待機され(ステップS225)、ステップS222に移行される。
通信接続及びIPアドレス指定ファイル取得が成功した場合(ステップS223;YES)、ステップS222で取得されたIPアドレス指定ファイルから本IPアドレスが読み出されて取得される(ステップS226)。そして、ステップS226で取得された本IPアドレスが設定され、本IPアドレス79aとしてフラッシュメモリ37に記憶される(ステップS227)。
そして、フラッシュメモリ37に記憶されている起動フラグ71が1に設定される(ステップS228)。ステップS228では、本IPアドレス取得設定処理の終了後に、再度IP設定処理の自動起動実行が設定された場合のために、起動フラグ71が1に設定される。
そして、電源オン時のIPアドレス設定処理の自動実行設定が解除される(ステップS229)。ステップS229により、次回の電源オン時にIPアドレス設定処理が自動的に実行されなくなる。そして、電源オフされ(ステップS230)、本IPアドレス取得設定処理が終了する。ステップS230で電源オフされると、通信ネットワークN上のハンディターミナル30−1の仮IPアドレスは、開放される。
次いで、図11を参照して、サーバ装置10で実行される本IP指定処理を説明する。
本IP指定処理は、サーバ装置10が、ハンディターミナル30−1〜30−nから端末固有情報ファイルを受信し、その端末固有情報ファイルの情報に対応付けてハンディターミナル30−1〜30−nの本IPアドレスを設定するとともに、設定した本IPアドレスをIPアドレス指定ファイルとしてハンディターミナル30−1〜30−nに送信する処理である。バーコード印刷処理の実行後に、本IP指定処理が実行される。
サーバ装置10において、例えば、管理者により操作部12を介して本IP指定処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、記憶部15から読み出されて適宜RAM13に展開された本IP指定プログラムと、CPU11との協働により、本IP指定処理が実行される。
先ず、仮IPアドレス選定処理のステップS216に対応して、端末固有情報ファイルが、アクセスポイント20及び通信ネットワークN1を介して、ハンディターミナル30−1〜30−nの一台から受信され、特定フォルダ60に格納される(ステップS31)。そして、ステップS31の端末固有情報ファイルの受信及び格納が全ハンディターミナル30−1〜30−n分終了したか否かが判別される(ステップS32)。全ハンディターミナル30−1〜30−n分終了していない場合(ステップS32;NO)、ステップS31に移行される。
全ハンディターミナル30−1〜30−n分終了した場合(ステップS32;YES)、操作部12を介して管理者からの全ハンディターミナル30−1〜30−n分の本IPアドレスの入力が受け付けられ、各端末固有情報ファイルのシリアル番号と、同じく各端末固有情報ファイルのMACアドレスと、入力された各本IPアドレスとが対応付けられて設定され、シリアル番号51、MACアドレス52、本IPアドレス53として記憶部15に記憶される(ステップS33)。
そして、ステップS34で設定されたシリアル番号及び本IPアドレスを用いて、ハンディターミナル30−1〜30−n分のIPアドレス指定ファイルが生成され、特定フォルダ60に格納される(ステップS34)。
そして、本IPアドレス取得設定処理のステップS222に対応して、IPアドレス指定ファイルの要求が、アクセスポイント20及び通信ネットワークNを介して、ハンディターミナル30−1〜30−nの一台から受信され、その要求に応じて特定フォルダ60から、要求元のハンディターミナルのIPアドレス指定ファイルが読み出されて、通信ネットワークN1及びアクセスポイント20を介して、要求元のハンディターミナルに送信される(ステップS35)。そして、ステップS35のIPアドレス指定ファイルの送信が全ハンディターミナル30−1〜30−n分終了したか否かが判別される(ステップS36)。全ハンディターミナル30−1〜30−n分終了していない場合(ステップS36;NO)、ステップS35に移行される。
全ハンディターミナル30−1〜30−n分終了した場合(ステップS36;YES)、本IP指定処理が終了する。
仮IPアドレス選定処理、本IPアドレス取得設定処理において、用意される仮IPアドレスの数(仮IPアドレス範囲における仮IPアドレス数m)が多ければ多いほど、通信ネットワークN上での仮IPアドレスが重複する確率が下がり、仮IPアドレス選定処理、本IPアドレス取得設定処理の実行時間を短くすることができる。
以上、本実施の形態によれば、端末IP設定システム1において、サーバ装置10が、初期キッティングパラメータを含むバーコードを印刷する。ハンディターミナル30−1〜30−nは、スキャナ部39でバーコードを読み取って初期キッティングパラメータを取得し、シリアル番号を含む端末固有情報ファイルを生成し、初期キッティングパラメータ中の仮IPアドレス範囲から仮IPアドレスを選定し、初期キッティングパラメータ中のサーバ装置10への通信接続に必要な情報及び前記仮IPアドレスを用いてサーバ装置10に通信接続して端末固有情報ファイルを送信し、電源オフする。
サーバ装置10は、ハンディターミナル30−1〜30−nから端末固有情報ファイルを受信すると、各ハンディターミナル30−1〜30−nの本IPアドレスが入力され、これらの本IPアドレスを含むIPアドレス指定ファイルが生成され、各ハンディターミナル30−1〜30−nの要求に応じて返信する。ハンディターミナル30−1〜30−nは、再電源オン後、サーバ装置10への通信接続に必要な情報及び前記仮IPアドレスを用いてサーバ装置10に通信接続して端末固有情報ファイルを受信し、当該端末固有情報ファイルの本IPアドレスを設定し、電源オフする。
このため、ハンディターミナル30−1〜30−nにおいて、IPアドレスの設定入力を行うことが無く、共通のバーコードを読み取ることで容易且つ自動的に本IPアドレスが設定されるので、無線LANの通信ネットワークNへのハンディターミナル30−1〜30−nの通信接続における設定作業負担を軽減できる。
また、ハンディターミナル30−1〜30−nは、端末固有情報ファイル送信の際に、現在時刻情報を用いて仮IPアドレス範囲から仮IPアドレスを選定し、当該仮IPアドレスを用いたサーバ装置10への通信接続が失敗した場合に、現在時刻情報を用いて待機時間を計算して待機する。このため、ハンディターミナル30−1〜30−nにおいて同じ仮IPアドレス選定が発生することを低減でき、通信ネットワークN上の仮IPアドレスの重複による通信接続失敗を低減できる。さらに、ハンディターミナル30−1〜30−nにおいて同じ待機時間が設定されることを低減でき、通信ネットワークN上の仮IPアドレスの重複による通信接続失敗が連続することを低減できる。
また、ハンディターミナル30−1〜30−nは、IPアドレス指定ファイル受信の際に、選定された仮IPアドレスを用いたサーバ装置10への通信接続が失敗した場合に、現在時刻情報を用いて待機時間を計算して待機する。このため、ハンディターミナル30−1〜30−nにおいて同じ待機時間が設定されることを低減でき、通信ネットワークN上の仮IPアドレスの重複による通信接続失敗が連続することを低減できる。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る端末IP設定システムの一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、サーバ装置10が、初期キッティングパラメータを含むバーコードを印刷し、ハンディターミナル30−1〜30−nが、バーコードをスキャンすることで初期キッティングパラメータを取得する構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、サーバ装置10及びハンディターミナル30−1〜30−nが、赤外線通信部を有し、当該赤外線通信部によりサーバ装置10からハンディターミナル30−1〜30−nへ初期キッティングパラメータを赤外線送信する構成としてもよい。また、サーバ装置10及びハンディターミナル30−1〜30−nが、Bluetooth等の無線通信部を有し、サーバ装置10からハンディターミナル30−1〜30−nへ初期キッティングパラメータを無線送信する構成としてもよい。また、サーバ装置10がRFID(Radio Frequency IDentification)ライタ部を有し、ハンディターミナル30−1〜30−nが、RFIDリーダ部を有し、サーバ装置10がRFIDライタ部によりRFIDカード(又はRFIDタグ)に初期キッティングパラメータを書き込み、ハンディターミナル30−1〜30−nが、書き込みされたRFIDカードから初期キッティングパラメータを読み取る構成としてもよい。さらに、サーバ装置10が初期キッティングパラメータを含む2次元コードRFIDを表示部14に表示し、ハンディターミナル30−1〜30−nが、スキャナ部39(イメージスキャナ)により2次元コードを読み取り初期キッティングパラメータを取得する構成としてもよい。
また、上記実施の形態では、携帯端末としてハンディターミナルを用いる構成としたが、これに限定されるものではない。携帯端末として、PDA、ノートPC等、他の携帯端末を用いる構成としてもよい。
また、上記実施の形態における端末IP設定システム1の各構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
1 端末IP設定システム
10 サーバ装置
11 CPU
12 操作部
13 RAM
14 表示部
15 記憶部
16 通信部
17 印刷部
18 バス
20 アクセスポイント
30−1〜30−n ハンディターミナル
31 CPU
32 操作部
33 RAM
34 表示部
35 ROM
36 通信部
37 フラッシュメモリ
38 計時部
39 スキャナ部
39a バス

Claims (7)

  1. 無線通信ネットワークに接続されたサーバ装置と、前記無線通信ネットワークに接続される複数の携帯端末とを備え、前記複数の携帯端末に本IPアドレスを設定する端末IP設定システムであって、
    前記サーバ装置は、
    前記複数の携帯端末が前記無線通信ネットワークに接続するのに必要な通信接続情報及び使用可能な仮IPアドレス範囲を出力する出力手段と、
    前記仮IPアドレス範囲の仮IPアドレスを用いて通信接続された携帯端末から送信される当該携帯端末の端末識別情報を受信する第1の受信手段と、
    前記第1の受信手段により受信された端末識別情報に対応して、本IPアドレスを設定する第1の本IPアドレス設定手段と、
    前記設定された本IPアドレスを前記識別情報に対応する携帯端末に送信する第1の送信手段と、を備え、
    前記携帯端末は、
    前記出力手段により出力された情報から、前記通信接続情報及び仮IPアドレス範囲を入力する入力手段と、
    前記入力された仮IPアドレス範囲から仮IPアドレスを選定する仮IPアドレス選定手段と、
    前記入力された通信接続情報と前記選定された仮IPアドレスとを用いて前記無線通信ネットワークに通信接続し、前記サーバ装置に端末識別情報を送信する第2の送信手段と、
    前記入力された通信接続情報と前記選定された仮IPアドレスとを用いて前記無線通信ネットワークに通信接続し、前記サーバ装置から送信される本IPアドレスを受信する第2の受信手段と、
    前記第2の受信手段により受信された本IPアドレスを設定する第2の本IPアドレス設定手段と、を備える端末IP設定システム。
  2. 前記仮IPアドレス選定手段は、
    前記入力手段により入力された仮IPアドレス範囲から仮IPアドレスを選定するための選定因子を取得する選定因子取得手段と、
    前記選定因子取得手段により取得された選定因子に基づいて仮IPアドレスを選定する選定手段と、
    前記第2の送信手段により前記無線通信ネットワークに通信接続が可能か否かを判別する第1の判別手段と、
    前記第1の判別手段により通信接続が可能でないと判別された場合に、前記第2の送信手段による再通信接続を待機するための前記携帯端末毎に異なる第1の待機時間を計算する第1の待機時間計算手段と、
    前記第1の待機時間計算手段により計算された待機時間だけ前記第2の送信手段による再通信接続を待機する第1の待機手段と、を備える請求項1に記載の端末IP設定システム。
  3. 前記選定因子取得手段は、自己の携帯端末の端末識別情報と現在の時刻情報との少なくとも一つを前記選定因子として取得する請求項2に記載の端末IP設定ファイル。
  4. 前記第1の待機時間計算手段は、自己の携帯端末の端末識別情報と現在の時刻情報との少なくとも一つに応じて、前記第1の待機時間を計算する請求項2又は3に記載の端末IP設定システム。
  5. 前記第2の本IPアドレス設定手段は、
    前記第2の受信手段により前記無線通信ネットワークに通信接続が可能か否かを判別する第2の判別手段と、
    前記第2の判別手段により通信接続が可能でないと判別された場合に、前記第2の受信手段による再通信接続を待機するための前記携帯端末毎に異なる第2の待機時間を計算する第2の待機時間計算手段と、
    前記第2の待機時間計算手段により計算された待機時間だけ前記第2の受信手段による再通信接続を待機する第2の待機手段と、を備える請求項1から4のいずれか一項に記載の端末IP設定システム。
  6. 前記第2の待機時間計算手段は、自己の携帯端末の端末識別情報と現在の時刻情報との少なくとも一つに応じて、前記第2の待機時間を計算する請求項5に記載の端末IP設定システム。
  7. 前記出力手段は、前記通信接続情報及び前記仮IPアドレス範囲を含むバーコードを印刷する印刷手段であり、
    前記入力手段は、前記印刷手段により印刷されたバーコードをスキャンし、前記通信接続情報及び前記仮IPアドレス範囲を取得するスキャナ手段である請求項1から6のいずれか一項に記載の端末IP設定システム。
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