JP2010257737A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】細菌の繁殖を抑制させるのに有利な燃料電池システムを提供する。
【解決手段】燃料電池システムは、アノード流体が供給されるアノードとカソード流体が供給されるカソードとを有する燃料電池10と、燃料原料を改質させてアノード流体を形成する純度が高い水を貯留させるための容器25とを具備する。容器25内の水26に銀を溶出させる銀要素4と、容器25内の水26を加熱させる加熱要素3とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は燃料電池システムに関する。
燃料電池システムでは、燃料電池で生成された水や、燃焼によって生成した水を集めて精製し、水蒸気改質に必要な純水として利用している。しかし純水は、塩素殺菌されている水道水と異なり、殺菌作用を有していないため、細菌が繁殖しやすく、ポンプのフィルタなどを閉塞させてしまうおそれがある。
特許文献1では、システム停止中に水が滞留して最近が繁殖することを防ぐために、システム停止中に純水を循環、ろ過することで細菌の繁殖を抑制している。特許文献2では、純水を貯めるタンクの上流に、水に浸漬されないフィルタを設置し、フィルタで異物を除去すると同時に、フィルタにおける細菌繁殖および目詰まりを抑制している。特許文献3では、タンクの温度や水の使用量、時間に応じて、触媒に無害な抗菌抗カビ剤を添加することを試みている。特許文献4では、燃料電池スタックを冷却させる冷却水や貯湯槽の温水を利用して、純水を70℃以上に加熱させることで、細菌の繁殖を抑制している。
WO2006−088053 特開2004−66179 特開2002−343393 特開2002−270194
上記した技術によれば、細菌の繁殖はある程度抑制できるものの、必ずしも充分ではない。
本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、銀を溶出させる銀要素と水を加熱させる加熱要素とを併用することにより、銀イオンの溶出を促進させ、細菌の繁殖を抑制させるのに有利な燃料電池システムを提供することを課題とする。
本発明に係る燃料電池システムは、アノード流体が供給されるアノードとカソード流体が供給されるカソードとを有する燃料電池と、純度が高い水を貯留させるための容器とを具備しており、容器内の水に銀を溶出させる銀要素と、容器内の水を加熱させると共に加熱に伴い銀の溶出を促進させる加熱要素とを有する。
銀要素は、純度が高い水を貯留させるための容器内の水に銀を溶出させる。加熱要素は、容器内の水を加熱させる。容器内の水の温度が高い方が、銀イオンの溶出量が高くなり、容器内の水において細菌の繁殖を抑制させる効果が高くなる。容器は、燃料電池システムで使用される純度が高い水を貯留させるためのものであればよく、改質用の水を溜めるタンクであっても良いし、凝縮水を生成させる凝縮器であっても良いし、凝縮器から流下される凝縮水を受け止める水精製器であっても良いし、水の純度を高めるイオン交換樹脂等の水精製材を有する容器であっても良い。
本発明によれば、加熱要素は容器内の水を加熱させることができる。容器内の水の温度が高い方が、銀イオンの溶出量が高くなり、容器内の水において細菌の繁殖を抑制させる効果が高くなる。このため細菌の繁殖に起因するシステムの不具合が抑制される。
実施例1に係り、燃料電池システムを示す図である。 実施例2に係り、燃料電池システムを示す図である。 実施例5に係り、制御部が実行するフローチャートである。 実施例6に係り、燃料電池システムを示す図である。 実施例8に係り、制御部が実行するフローチャートである。 実施例9に係り、燃料電池システムを示す図である。 実施例10に係り、燃料電池システムを示す図である。 実施例11に係り、燃料電池システムを示す図である。
燃料電池システムを制御する制御部が設けられていることが好ましい。制御部は、(i)燃料電池システムの発電運転を停止させるための停止処理が実行されているとき、(ii)燃料電池システムの発電運転が停止されているとき、(iii)燃料電池システムが発電運転しているときのうちの少なくとも一方において、加熱要素により容器内の水を加熱させることができる。殊に(i)および(ii)が好ましい。その理由としては、容器内の水が流れているときには、細菌が繁殖するおそれが少ないものの、燃料電池システムの発電運転が停止されるときには、容器内の水が滞留し易いため、容器内の水が流れている場合に比較して、細菌が繁殖するおそれが高くなるためである。もちろん、容器内の水が流れているとき、加熱要素により容器内の水を加熱させることにしても良い。
また、燃料電池システムの発電電力が電力負荷の消費電力を上回ることが検知されるとき、制御部は、加熱要素により容器内の水を加熱させることができる。燃料電池システムの発電電力が電力負荷の消費電力を上回るときには、発電電力を商用電源側に給電できることが好ましいが、商用電源側の事情等により発電電力を商用電源側に給電できないことがある。この場合、発電電力が電力負荷の消費電力を上回るぶんの余剰の電力を消費させるためである。
容器に溜められている水の水面よりも低い位置の部位については、水に含まれる銀イオンと加熱により、殺菌作用が得られる。しかし容器に溜められている水の水面よりも高い位置の部位については、殺菌作用が得られにくい。そこで、制御部は、殺菌モード時には、加熱要素が加熱する前よりも容器内の水の水位を高める操作を実施した状態で、加熱要素により容器内の水を加熱させることが好ましい。この場合、容器内の水位が高められており、殺菌作用を発揮する銀イオンと高温水が接触できる面積が増加し、殺菌面積が増加する。殺菌は減菌を含む。
銀要素は、銀の塊状体でもよいし、被膜状でも良い。銀の塊状体であれば、長期にわたり使用できる。被膜状であれば、銀の溶出量の増加、コストの低減に貢献できる。被膜状の中でも、メッキにより形成されたメッキ被膜状が好ましい。メッキ被膜は、いったん溶出された銀粒子が膜状に堆積して形成されているため、塊状体よりもメッキ被膜の方が、銀が溶出し易いと考えられる。銀要素は容器内の水に溶出可能な位置に設けられていれば良い。銀要素は加熱要素と分離されていても良い。あるいは、銀要素は加熱要素に一体的に設けられていても良い。この場合、加熱要素のケースに銀メッキを施してメッキ被膜状の銀要素を設けることが好ましい。文献によれば、Ag+e=Agの電極反応の平衡標準電極電位は+0.799ボルト(vs.SHE)であるため、必要に応じて、その電位よりも正の電位を銀要素に印加させて銀要素の銀の酸化反応を促進させ、溶出を促進させる電位印加処理を実施させても良い。容器の水に溶出した銀イオンを回収する回収装置が設けられていることができる。この場合、回収装置は、容器の水に溶出している銀イオンを電気化学的に還元させて金属銀として回収させることができる。
図1は燃料電池システムを示す。燃料電池システムは燃料電池発電ユニット1を有する。燃料電池発電ユニット1のスタックは複数の燃料電池10で形成されている。燃料電池10は、アノード流体としてのアノードガスが供給されるアノード11と、カソード流体としてのカソードガスが供給されるカソード12と、アノード11およびカソード12で挟まれた電解質13とを有する。燃料電池10は、固体高分子形の燃料電池でも良いし、固体酸化物形の燃料電池でも良いし、リン酸形の燃料電池でも良いし、溶融炭酸塩形の燃料電池でも良い。
更に燃料電池発電ユニット1は、燃料原料源16を水蒸気改質させてアノードガスを生成させる改質器15と、燃料原料源16からの燃料原料を改質器15に供給させる燃料原料通路17と、システムで生成された凝縮水を生成させる凝縮器18とを有する。燃料原料としては炭化水素系、アルコール系、石油系が例示される。なお、図示しないものの、改質器15は、液相状の改質用水を加熱して水蒸気化させる蒸発部と、蒸発部で生成させた水蒸気により燃料原料を改質させる改質触媒を有する改質部と、蒸発部および改質部を加熱させる燃焼部とを有する。
更に、図1に示すように、燃料電池システムは、イオン交換樹脂等の水精製能力をもつ水精製材を有する水精製器として機能する純水器20と、水道管の水道水を原料水として純水器20に供給する原料水通路21と、原料水通路21に設けられ開弁により純水器20を介して容器25に水を供給させる給水バルブ22と、燃料電池発電ユニット1の凝縮器18に溜められている凝縮水を純水器20に供給する凝縮水通路23と、純水器20で精製された純水を貯留させる容器25とを有する。純水器20の水精製材は、原料水および凝縮水を精製させる。精製された水は純水通路27を介して容器25の貯留室25cに溜められる。
容器25は、容器25に溜められている水を加熱させる加熱要素としての電気式のヒータ3と、容器25に溜められている水26に浸漬された銀要素4とを有する。銀要素4はヒータ3と分離された状態で容器25内に配置されており、例えば、パンチングプレート等の多孔部材に銀メッキ被膜を成膜させて構成されている。これにより銀の溶出面積および溶出量が高められている。メッキ金属は溶湯を凝固させた凝固体と異なり、粒子が細かく、溶出し易い性質を有する。銀要素4としては塊状体、圧延体を使用しても良い。銀要素4の形状は特に限定されないが、溶出面積を増加させるべく多孔シート形状が好ましいが、無孔のシート形状でも良い。塊状体であれば、溶出面積が低下するものの、長寿命化を期待できる。場合によっては、容器25の貯留室25cを区画する壁の内面に、銀をメッキさせたメッキ被膜を銀要素としても良い。
ヒータ3は容器25の底部25b付近に配設されており、容器25に溜められている水26の全体を暖めることができるようにされている。但し、ヒータ3は容器25の底部25bに限定されず、上部に設けられていても良く、要するに、容器25内の水26に浸漬可能であれば良い。なお、容器25がヒータ3を兼用しても良い。
更に容器25は、容器25に溜められている水26の水面29の水位を検知する水位センサ50と、容器25に溜められている水26の温度を検知する温度センサ51と、容器25に溜められている水に浸漬される異物除去用のフィルタ52とを有する。フィルタ52は給水通路6を介して燃料電池発電ユニット1の改質器15の蒸発部に繋がれている。通水性を有する多孔質のフィルタ52に対する殺菌性を高めるためには、フィルタ52の下方にヒータ3が設けられていることが好ましい。この場合、フィルタ52付近の水温が上昇し、フィルタ52に対する殺菌性が向上する。
給水通路6には水ポンプ60(水搬送源)および改質水バルブ62(給水バルブ)が設けられている。改質水バルブ62が開放した状態で、水ポンプ60が作動すると、容器25に溜められている水26は、改質用の水として改質器15の蒸発部に供給され、燃料原料を水蒸気改質させてアノードガス(水素含有ガス)を生成させるのに使用される。水位センサ50、温度センサ51、起動スイッチ200の各信号は、制御部100に入力される。制御部100は燃料電池システムの発電運転を制御させると共に、ヒータ3、水ポンプ60、給水バルブ22および改質水バルブ62を制御させる。燃料電池発電ユニット1はパワーコンディショナ−220を介して電力負荷250を作動させる。商用電源260は配電盤270を介してパワーコンディショナ−220と電気的に接続されている。
発電運転の起動が実行されるときには、起動スイッチ200が操作される。この場合、ポンプ60が駆動して、容器25の水26を改質用水として改質器15の蒸発部に供給して水蒸気が生成される。燃料原料源16から燃料原料が改質器15に供給され、燃料原料が水蒸気改質され、アノードガス(アノード流体)となる。アノードガスは燃料電池10のアノード11に供給される。カソードガスポンプである空気搬送源80が作動するため、カソードガス通路81から空気がカソードガスとして燃料電池10のカソード12に供給される。これにより燃料電池10により発電運転が実行される。パワーコンディショナ−220を介して電力負荷250が作動する。電力負荷250に対して燃料電池10の発電電力が不足するとき、商用電源260から配電盤270を介してパワーコンディショナ−220に給電される。
容器25に溜められている水については、銀要素4から銀イオンが溶出するため、銀イオンによる殺菌作用が得られる。更に、水26における細菌の繁殖を抑制効果を促進させたいときには、ヒータ3をオンさせて発熱させ、容器25内の水を加熱させる。これにより容器25内の水26の温度が上昇する。容器25内の水26の温度が上昇すると、銀イオンなしであっても、細菌の繁殖に対して抑制効果が得られる。容器25内の水26の水温としては適宜設定できるものの、50℃以上、55℃以上が好ましい。殊に、60℃以上、65℃以上、70℃以上が好ましい。場合によっては、75℃以上、80℃以上としても良い。但し、水温が上昇しすぎると、電気エネルギが増加すると共に容器25の水26の蒸発が促進され、容器25に貯留されている水26の量が過剰に低下するおそれがある。水温の上限値としては80℃、90℃、95℃、100℃が例示されるが、これらに限定されるものではない。
また容器25内の水26の水温が上昇すると、銀イオンが水26に溶出する溶出量を増加させることができ、銀イオンによる殺菌作用を高めることができる。このように本実施例によれば、銀イオンによる殺菌作用と水温上昇による殺菌作用とを組み合わせて、容器25に貯留されている水における細菌の繁殖を効果的に抑制させることができる。
ヒータ3のオンは、燃料電池システムの起動運転中に実行しても良いし、あるいは、発電運転中において実行しても良いし、あるいは、発電運転を停止させる停止運転中に実行させても良い。更に、ヒータ3のオンは、当該システムの停止運転が終了した後に実行させても良いし、当該システムの不使用時間中または不使用期間中に実行させても良い。
ヒータ3の発熱時間としては特に限定されるものではなく、ヒータ3への通電量、ヒータ3の発熱温度、容器25内の水26の蒸発量、細菌の繁殖の程度、ヒータ3の前回のオンからの経過時間などの要因を考慮して設定することができ、1回の通電にあたり、例えば5秒〜60分間の範囲内、10秒〜30分間の範囲内において適宜選択できる。但しこれらに限定されるものではない。
本実施例によれば、容器25に対する殺菌効果を高めるためには、ヒータ3を発熱させるとき、容器25内の水面29の水位を高めることが好ましい。例えば、水面29の水位がフィルタ52の上端52uよりも低いときには、フィルタ52の上端52uが容器25内の水26に浸漬されるように、フィルタ52の全体が容器25内の水26に浸漬されていることが好ましい。フィルタ52のうち容器25内の水26の水面29よりも上方の部位に存在する細菌を殺菌させるためである。このため、ヒータ3を発熱させて容器25内の水26に対して殺菌させるとき、制御部100は、フィルタ52の上端52uが容器25内の水26に浸漬されていないときには、給水バルブ22を開放させて原料水を純水器20を介して容器25に補給させ、容器25における水26の水位を高めることが好ましい。この場合、原料水が純水器20で生成されて純水化された後、容器25に供給されるため、容器25内の水26の純度が維持され、改質器15および燃料電池10に影響を与えることが抑制される。なお、冬季や寒冷地などでは、ヒータ3をオンさせれば、容器25内の水26の凍結を防止することもできる。従ってヒータ3は殺菌機能と凍結防止機能とを併有する。
凝縮器18において銀イオンを溶出させることも考えられる。しかしこの場合には、凝縮器18の凝縮水に銀イオンが溶出したとしても、その銀イオンは純水器20の精製材により吸着されてしまうおそれがある。この点本実施例によれば、凝縮器18および純水器20の下流に設けられている容器25内の水26に銀イオンを溶出させることにしているため、細菌繁殖を抑制させる銀イオンが純水器20の精製材により吸着されてしまうことが解消される。但し、場合によっては、凝縮器18内の水に銀イオンを溶出させることにしても良い。なお、図1に示すように、容器25内においてヒータ3と銀要素4とが離れていれば、銀要素4が適度な温度となり、銀要素4から銀が水26内に過剰に溶出することが抑制される。
図2は実施例2を示す。本実施例は上記実施例1と基本的には同様の構成であり、同様の作用効果を奏する。銀要素4は加熱要素としてのヒータ3に一体的に設けられている。この場合、ヒータ3の筐体を形成するケース30の外表面に、銀メッキを施してメッキ被膜状の銀要素4が設けられている。ヒータ3が通電されて発熱すれば、ヒータ3のケース30が直に昇温される。このため、ヒータ3のケースの外表面に銀メッキで成膜されているメッキ被膜状の銀要素4それ自体が直に加熱される。よって、銀要素4から水26への銀イオンの溶出が一層促進される。
殊に、ヒータ3の真上にフィルタ52が配置されているため、フィルタ52付近の水温が上昇し、フィルタ52付近において銀イオンの濃度が高くなり、多孔性を有するため細菌が繁殖しやすいフィルタ52において、細菌の繁殖防止に有効である。
なお、実施例1と同様に、ヒータ3のオンは、燃料電池システムの起動運転中に実行しても良いし、あるいは、発電運転中において実行しても良い。あるいは、発電運転を停止させる停止運転中に実行させても良い。更に、ヒータ3のオンは、当該システムの停止運転が終了した後に実行させても良い。
本実施例は上記実施例1,2と基本的には同様の構成であり、同様の作用効果を奏する。銀要素4は網状部材とされている。この場合、銀の表出面積が増加するため、溶出量を高めることができる。
本実施例は上記実施例1,2と基本的には同様の構成であり、同様の作用効果を奏する。銀要素4は、フィルタ52の網目よりも大きいサイズを有する粒子状とされている。この場合、銀の表出面積が増加するため、溶出量を高めることができる。
さらに、別の実施例を説明する。
本実施例は実施例1〜4と基本的には同様の構成であり、同様の作用効果を奏するため、図1および図2を準用できる。制御部100は、燃料電池システムの発電運転を停止させるための停止処理が実行されているとき、燃料電池システムの発電運転が停止されているときのうちの少なくとも一方において、加熱要素としてのヒータ3をオンさせて発熱させる。これにより容器25内の水26を加熱させて殺菌モードとすることができる。その理由としては次のようである。すなわち、容器25内の水26が流れているときには、細菌が繁殖するおそれが少ない。しかしながら、燃料電池システムの発電運転が停止されるときには、容器25内の水26の流れが滞留し易いため、容器25において細菌が繁殖するおそれが高くなるためである。このように燃料電池10システムの発電運転を停止させるときには、ヒータ3の発熱により、容器25に溜められている水の温度を上昇させ、昇温による殺菌作用を高めると同時に、容器25内の水26へ銀イオンの溶出量を増加させ、細菌繁殖に対する抑制効果を高める。
燃料電池システムの発電運転が長期にわたり停止されるときには、制御部100は、発電運転の停止中において、定期的にまたは不定期的に、ヒータ3の発熱により容器25内の水26の温度を上昇させて容器25内の水26の殺菌を行うと同時に、容器25内の水26へ銀イオンの溶出を促進させることが好ましい。この場合、細菌繁殖に対する抑制効果を持続させることができる。この場合、発電運転の停止時刻、または、前回の殺菌モードの終了時刻から、所定時間(例えば1〜7日間の範囲内の任意時間)経過すると、制御部100はヒータ3を所定時間(例えば30秒〜30分間の範囲内)オンさせて発熱させる。なお制御部100はタイマー機能を有する。
ヒータ3の発熱による水温としては適宜設定できるものの、50℃以上、55℃以上が好ましい。殊に、60℃以上、70℃以上が好ましい。場合によっては、75℃以上、80℃以上としても良い。ヒータ3の発熱時間としては特に限定されるものではなく、1回の通電にあたり、10秒〜60分間の範囲内において適宜選択できる。但しこれに限定されるものではない。ヒータ3を発熱させるタイミングとしては、タイマーにより決定することができる。
図3は実施例5を示す。本実施例は上記実施例と基本的には同様の構成であり、同様の作用効果を奏する。制御部100は、燃料電池システムの発電運転を停止させるための停止処理が実行されているとき、燃料電池システムの発電運転が停止されているときのうちの少なくとも一方において、加熱要素としてのヒータ3をオンさせて発熱させる。これにより容器25内の水26を加熱させて殺菌モードとすることができる。
図3は制御の一例をあらわすフローチャートを示す。図3に示すように、制御部100は、燃料電池システムを停止させる停止指令が出力されているか判定する(ステップS102)。システムを停止させる停止指令が出力されているとき(ステップS102のYES)、制御部100は、改質器15の改質運転を停止させる停止処理を実行し(ステップS104)、燃料電池10の発電運転を停止させる処理を実行し(ステップS106)、処理が安定するように所定時間経過するまで待機する(ステップS108)。
そして、制御部100は、水位センサ50の信号に基づいて、容器25に溜められている水の内の水位が低いか否かを判定する(ステップS110)。すなわち、容器25内の水26の水面29の水位よりもフィルタ52の上端52uが露出しているか否かを判定する。容器25内の水面29の水位が低いとき、制御部100は給水バルブ22を開放させる(ステップS112)。これにより原料水が純水器20に供給され、純水器20で純水として精製され、容器25に供給され、容器25内の水面29の水位が高くなる。
次に、制御部100は、容器25内の水面29の水位が高いか否かを判定する(ステップS114)。すなわち、容器25内の水26にフィルタ52の上端52uまで浸漬されたか否かを判定する。容器25内の水26にフィルタ52の上端52uまで浸漬されており、容器25内の水面29の水位が高いときには(ステップS114のYES)、制御部100は給水バルブ22を閉鎖させる(ステップS116)。これにより容器25から水が溢れることが防止される。
次に、制御部100はヒータ3をオンさせて発熱させる(ステップS118)。制御部100は、温度センサ51で検知される水の温度と温度T1(例えば70℃)とを比較し、温度センサ51で検知される水26の温度が温度T1(例えば70℃)以上であれば、加熱タイマーをスタートさせる(ステップS124)。次に、制御部100は、温度センサ51で検知される水の温度と温度T2(例えば75℃)とを比較し、温度センサ51で検知される水の温度が温度T2(例えば75℃)よりも高温側に越えていれば、ヒータ3をオフとさせる(ステップS134)。温度センサ51で検知される水26の温度が温度T1(例えば70℃)以上であり、且つ、温度T2(例えば75℃)以下であれば、ヒータ3のオンを維持させたまま、システムの起動スイッチがオンされたか否か判定する(ステップS128)。システムの起動スイッチがオフであれば(ステップS128のNO)。加熱タイマーが終了したか否か判定する(ステップS130)。加熱タイマーが終了していなければ(ステップS130のNO)、ステップS126に戻り、ヒータ3のオンを維持し、ヒータ3の発熱による殺菌作用を継続させる。加熱タイマーが終了していれば(ステップS130)、ヒータ3をオフとさせて(ステップS132)メインルーチンにリターンする。
システムの起動スイッチ200がオンされていれば(ステップS128のYES)、加熱タイマーの終了に関係なく、ヒータ3をオフとさせて(ステップS136)メインルーチンにリターンする。システムが発電運転するときには、ヒータ3をオフとさせて殺菌促進を中断させる。上記した制御により、容器25内の水26の温度は加熱タイマーの時間内に温度T1〜T2(例えば70〜75℃)の範囲内に維持され、殺菌作用が得られる。
図4は実施例6を示す。本実施例は実施例1〜5と基本的には同様の構成であり、同様の作用効果を奏する。図4に示すように、水通過性を有する多孔質のフィルタ52の表面には銀メッキ被膜が成膜されており、銀要素4が形成されている。これによりフィルタ52および銀要素4が一体的に成形されている。フィルタ52の真下にはヒータ3が配置されているため、ヒータ3によりフィルタ52が暖められ、ひいては銀要素4が暖められる。この場合、銀要素4から銀イオンの溶出を促進させることができ、殺菌作用を高めることができる。
本実施例においても、制御部100は、(i)燃料電池システムの発電運転を停止させるための停止処理が実行されているとき、(ii)燃料電池システムの発電運転が停止されているとき、(iii)燃料電池システムが発電運転しているときのうちの少なくとも一方において、ヒータ3により容器25内の水26を加熱させることができる。
本実施例は上記した各実施例と基本的には同様の構成であり、同様の作用効果を奏するため、図1、図2および図4を準用できる。燃料電池システムの発電運転中において、発電電力が給電されている電力負荷250の大きさが変動することがある。従って、発電運転中において、燃料電池システムの発電電力が電力負荷250(システムの発電電力で作動される負荷)の消費電力を上回るときがある。この場合、電力負荷250の消費電力の低下に追従するように、当該システムの発電電力が追従して低下するように、制御部100は当該システムを制御させるが、追従性が充分ではないことがある。この場合、余剰の発電電力を商用電源260側に継続して給電させること(逆潮流)も考えられる。商用電源260側の安定性を損なうおそれがあるため、余剰の発電電力をできるだけ当該システム内で消費することが好ましい。
そこで、燃料電池システムの発電電力が電力負荷250の消費電力を上回ること(逆潮流)が検知されるとき、これをトリガーとして、制御部100は、燃料電池10の発電電力を電力負荷250の低減に追従させるように低下させると共に、ヒータ3をオンさせて容器25内の水26を加熱させる。これにより電力負荷250の消費電力を上回る余剰の電力をヒータ3への給電発熱により消費させる。この場合、発電電力だけでは不足する場合には、商用電源260側から給電される電力によりヒータ3を発熱させることが好ましい。
図5は実施例8を示す。本実施例は上記実施例7と基本的には同様の構成であり、同様の作用効果を奏し、図1,図2および図4を準用する。本実施例によれば、燃料電池システムの発電電力が電力負荷250の消費電力を上回ること(逆潮流)が検知されるとき、これをトリガーとして、制御部100は、発電電力を電力負荷250の低減に追従させるように低下させると共に、ヒータ3をオンさせて容器25内の水26を加熱させる。これにより電力負荷250の消費電力を上回る余剰の電力をヒータ3への給電発熱により消費させる。この場合、発電電力だけでは不足する場合には、商用電源260側から給電される電力によりヒータ3を発熱させることが好ましい。
図5は制御部100が実行する制御の一例をあらわすフローチャートを示す。フローチャートは図5に限定されるものではない。図5に示すように、タイマ−を0にリセットした(ステップS202)後、タイマ−をカウントする(ステップS204)。制御部100は、逆潮流が検知されるか否か判定する(ステップS206)。すなわち、燃料電池システムの発電電力が電力負荷250の消費電力を上回るか否か判定する。逆潮流が検知されていれば(ステップS206のYES)、システムで発電する発電電力を演算で求め(ステップS208)、その指令を出力する(ステップS210)する。更に、ヒータ3をオンして発電させ水26を加熱させる。温度センサ51で検知される容器25に溜められている水26の温度が温度T2(例えば75℃)を越えているか判定する(ステップS212)。容器25の水26の温度が温度T2(例えば75℃)を越えていないときには、水26の温度が温度T2(例えば75℃)を越えるまでヒータ3のオンを継続させる。
もし逆潮流が検知されていなければ(ステップS206のNO)、タイマーが所定時間Tsetを越えていない限り、ヒータ3はオンされない(ステップS220のNO)。逆潮流が検知されていない状態で(ステップS206のNO)、タイマーが所定時間Tsetを越えている場合には(ステップS220のYES)、逆潮流の発生の有無にかかわらず、ヒータ3をオンして発電させ、容器25に対する殺菌作用を高める。この場合、逆潮流の発生の有無にかかわらず、温度センサ51で検知される容器25に溜められている水26の温度が温度T2(例えば75℃)を越えるまで(ステップS214のYES)、ヒータ3のオンを継続させる。
図6は実施例9を示す。本実施例は上記した各実施例と基本的には同様の構成であり、同様の作用効果を奏する。本実施例においても、制御部100は、(i)燃料電池システムの発電運転を停止させるための停止処理が実行されているとき、(ii)燃料電池システムの発電運転が停止されているとき、(iii)燃料電池システムが発電運転しているときのうちの少なくとも一方において、ヒータ3により容器25内の水26を加熱させることができる。
図6に示すように、容器25内の水26には、多孔板部材に銀メッキした銀要素4と、ヒータ3が浸漬されている。銀要素4とヒータ3とにより細菌繁殖に対する殺菌作用が確保されている更に、容器25内の水26には、第1電極91および第2電極92が回収装置として浸漬されている。第1電極91および第2電極92は溶出しないように不溶性電極が好ましく、平衡標準電極電位が高い白金電極または金電極が好ましい。第1電極91および第2電極92はスイッチング素子93を介して直流電源94に接続されている。
銀要素4から銀イオン(Ag)が容器25内の水26に溶出し、容器25内の水26に対して殺菌処理が実行される。Agの平衡標準電極電位は+0.799ボルト(vs.SHE)である。ここで、電位が平衡標準電極電位よりも正になると、反応は電気化学的に酸化方向に進行し、銀の銀イオン溶出性が促進される。逆に、電位が平衡標準電極電位よりも負になると、反応は電気化学的に還元方向に進行する。
従って、容器25に溜められている水に対して殺菌処理が終了したら、制御部100は、銀イオンを回収すべく、銀の平衡標準電極電位よりも負の電位を第1電極91に直流電源94から印加させる。この場合、第2電極92には正の電位が印加されるが、第2電極92の溶出を防止すべく、第2電極92に印加される電位は第2電極92の平衡標準電極電位より負であることが好ましい。
本実施例によれば、殺菌処理において水26に溶出していた銀イオンは、第1電極91に向けて泳動する。そして第1電極91に泳動した銀イオンは第1電極91から電子を受け取り、電気化学的に還元され、金属銀として第1電極91側に析出される。このように殺菌処理が終了したら、水26に溶出している銀イオンを低減させて金属銀として回収することができる。これにより高価な銀を回収できる。更に、銀イオンが改質器15等を含むシステムに影響を与えることが抑制される。
図7は実施例10を示す。本実施例は上記した各実施例と基本的には同様の構成であり、同様の作用効果を奏する。図7に示すように、容器25内の水26には、多孔板部材に銀メッキした銀要素4と、ヒータ3が浸漬されている、更に、容器25内の水26には、銀を表面に有する第1電極91と、第2電極92とが浸漬されている。第1電極91および第2電極92は溶出しないように不溶性電極が好ましく、平衡標準電極電位が高い白金電極または金電極が好ましい。第1電極91および第2電極92はスイッチング素子93を介して直流電源94に接続されており、回収装置として機能できる。銀イオンを溶出させる銀要素4とヒータ3とにより細菌繁殖に対する殺菌作用が確保されている。
更に細菌の繁殖の程度が高く、殺菌作用を高める必要があるときには、制御部100は、第1電極91を+極(アノード)に第2電極92を−極(カソード)にスイッチング素子93により設定する。Ag+e=Agの電極反応の平衡標準電極電位は+0.799ボルト(vs.SHE)である。このため、ヒータ3をオンさせて発熱させた状態で、その平衡標準電極電位よりも正の電位を制御部100は第1電極91(銀要素4)に直流電源94から印加させる。この場合、銀を含む第1電極91では電気化学的な酸化反応が促進される。すなわち、銀を主要成分として含む第1電極91における銀の電気化学的な酸化反応を促進させることができる。これにより銀を主要成分として含む第1電極91から銀イオンの溶出を促進させる第1回目の電位印加処理を実施させる。この場合、容器25内の水26に溶出した銀イオンは水中を、対極である第2電極92に向けて移動し、第2電極92において電子を受け取り、電気化学的に還元されて、金属銀として第2電極92側に析出する。
次に、第2回目の電位印加処理を実施させるときには、制御部100は第1電極91および第2電極92の極性を反転し、第1電極91を−極に第2電極92を+極にスイッチング素子93により設定する。つまり、制御部100は、銀(Ag)の平衡標準電極電位よりも正の電位を第2電極92(銀要素4)に印加させる。これにより第2電極92における銀の電気化学的な酸化反応を促進させる。これにより第2電極92から銀イオンの溶出を促進させる第2回目の電位印加処理を実施させる。この場合、容器25内の水26に溶出した銀イオンは水26中を、対極である第1電極91に向けて移動し、第1電極91において電子を受け取り、還元されて金属銀として第1電極91側に析出することができる。
このように制御部100が第1電極91および第2電極92の極性を交互に変更させれば、ヒータ3をオンさせた状態において、あるいは、ヒータ3のオンにかかわらず、第1電極91と第2電極92との間において、銀イオンの酸化による溶出および銀イオンの還元による金属銀の析出を実行することができる。故に、銀イオンによる殺菌作用の増加と共に、高価な銀の消耗が抑制される。
図7に示すように、第1電極91および第2電極92はフィルタ52の近傍、具体的には、細菌が繁殖し易い通水性を有する多孔質のフィルタ52を挟む位置に設けられている。このため、フィルタ52付近において銀イオンの濃度を高めるのに有利である。よって、改質器15の上流に位置するフィルタ52における細菌繁殖を抑制させるのに貢献でき、細菌の繁殖を抑制した改質用水を改質器15に供給させるのに有利である。更に、図7に示すように、フィルタ52と共に第1電極91および第2電極92は、ヒータ3の上方に配置されている。特に、ヒータ3の真上に配置できる。このためヒータ3の発熱により対流によりフィルタ52付近の水温が効率よく上昇し、フィルタ52付近における銀イオンの濃度を高めることができ、殺菌作用を高め得る。
細菌繁殖が少なく、多孔板部材に銀メッキした銀要素4で充分なときには、ヒータ3をオンさせて銀要素4から銀イオンの溶出量を高めるだけでも良い。なお場合によっては、第1電極91および第2電極92が設けられていれば、銀要素4および/またはヒータ3を廃止することもできる。
図8は実施例11を示す。本実施例は上記した各実施例と基本的には同様の構成であり、同様の作用効果を奏する。図8に示すように容器25は、殺菌性が高い第1容器部25fと、第1容器部25fよりも殺菌性が低い第2容器部25sとを有する。第1容器部25fは純水器20の下流に配置されており、純水器20を通過して清浄化された水を一次的に溜めるものであり、銀要素4およびヒータ3を有するため、高い殺菌性をもつ。つまり、銀要素4およびヒータ3により第1容器部25fの水は殺菌される。第2容器25sは第1容器部25fと改質器15との間に配置されており、銀要素4およびヒータ3を有していないものの、イオン交換樹樹脂等の水精製材25rと、改質器15に繋がる塵埃除去用のフィルタ52とを有する。
第1容器部25fで銀イオンにより殺菌された水は、仕切壁25wの上端の通水可能な連通路25vを介して第2容器部25sに移動し、第2容器部25sに一次的に溜められる。第2容器部25sに溜められている水に溶出していた銀イオンは、第2容器部25sに保持されているイオン交換樹樹脂等の水精製材25r(銀を回収する回収要素)により吸着され、低減または除去され、水の純水度が高まる。この場合、第2容器部25sに保持されている水(改質器15に改質用水として供給される水)の銀イオン濃度が低下するため、第2容器部25sよりも下流の配管(給水通路6などの配管)に銀等が堆積することが抑制される。水精製材25rは定期的にメンテナンスすることが好ましい。水精製材25rにより、銀を回収することができる。
(その他)
凝縮水や水道水を純水器20で精製させた精製水を改質用水として溜める容器25に銀要素4およびヒータ3が適用されているが、これに限らず、凝縮器18に銀要素4およびヒータ3が適用されていても良い。本発明は上記し且つ図面に示した実施形態および実施例のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できる。
1は燃料電池発電ユニット、10は燃料電池、15は改質器、18は凝縮器、20は純水器、21は原料水通路、22は給水バルブ、23は凝縮水通路、25は容器、26は水、29は水面、3はヒータ(加熱要素)、4は銀要素、50は水位センサ、51は温度センサ、52はフィルタ、60は水ポンプ、100は制御部、91は第1電極(回収装置)、92は第2電極を示す。

Claims (5)

  1. アノード流体が供給されるアノードとカソード流体が供給されるカソードとを有する燃料電池と、純度が高い水を貯留させるための容器とを具備しており、前記容器内の水に銀を溶出させる銀要素と、前記容器内の水を加熱させると共に加熱に伴い銀の溶出を促進させる加熱要素とを有する燃料電池システム。
  2. 請求項1において、前記燃料電池システムを制御する制御部が設けられており、前記制御部は、前記燃料電池システムの発電運転を停止させるための停止処理が実行されているとき、前記燃料電池システムの発電運転が停止されているとき、前記燃料電池システムを発電運転させているときのうちの少なくとも一方において、前記加熱要素により前記容器内の水を加熱させる燃料電池システム。
  3. 請求項1において、前記燃料電池システムを制御する制御部が設けられており、前記制御部は、前記燃料電池システムの発電電力が電力負荷の消費電力を上回ることが検知されるとき、前記加熱要素により前記容器内の水を加熱させる燃料電池システム。
  4. 請求項1〜3のうちの一項において、前記燃料電池システムを制御する制御部が設けられており、前記制御部は、前記加熱要素が前記容器内の水を加熱する前よりも、前記容器内の水の水位を高める操作を実行した状態で、前記加熱要素により前記容器内の水を加熱させる燃料電池システム。
  5. 請求項1〜4のうちの一項において、前記銀要素は前記加熱要素に一体的に設けられている燃料電池システム。
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