JP2010257725A - コネクタ - Google Patents
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
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Abstract
【解決手段】本目的は相手コネクタと着脱自在に嵌合するコネクタ10であって、相手コネクタと接触する接触部121とケーブルや基板と接続する接続部123とを有する複数のコンタクト12と、コンタクト12が配列・保持される少なくとも1以上の絶縁物14、16と、絶縁物14、16を覆うとともに相手コネクタとの係合手段を有するシェル18とを備え、シェル18と絶縁体14、16により相手コネクタが入る嵌合口20を形成するコネクタ10において、シェル18に、係合手段として2種類の係合手段を設け、1つはネジ部185を形成し、もう1つはネジ部185の所定の位置に斜めに切りかかれた複数の溝部182を形成することを特徴とするコネクタ10により達成できる。
【選択図】 図2
Description
嵌合手段としては、本出願人が既に提案した特許文献1(実開平04−115777号)の図2に示されているようなワンタッチロック方式や特許文献2(特開2005−285333)の図1に示されているようなネジ方式を挙げることができる。
また、完全に嵌合が終了しているかが判らないために、不完全な嵌合だと外れてしまう恐れがあり、接続不良に繋がってしまう。
また、請求項3記載のコネクタは、前記溝部の先端に、嵌合口と反対方向に突出する突出溝を設け、前記相手コネクタの凸部と前記シェルの溝部が係合した際に前記突出溝の先端が見える位置まで係合することで位置合わせを行うことを特徴とする請求項1または2記載のコネクタにある。
さらに、請求項4記載のコネクタは、前記溝部の先端に、嵌合口とほぼ直角方向に突出する略台形形状の溝を設け、前記相手コネクタのネジと前記シェルのネジ部が螺着した際に前記溝の先端と前記相手コネクタが一致する位置まで係合することで位置合わせを行うことを特徴とする請求項1または2記載のコネクタにある。
(1)請求項1記載のコネクタのように、相手コネクタと着脱自在に嵌合するコネクタであって、相手コネクタと接触する接触部とケーブルや基板と接続する接続部とを有する複数のコンタクトと、該コンタクトが配列・保持される少なくとも1以上の絶縁物と、該絶縁物を覆うとともに前記相手コネクタとの係合手段を有するシェルとを備え、該シェルと前記絶縁体により前記相手コネクタが入る嵌合口を形成するコネクタにおいて、前記シェルに、前記係合手段として2種類の係合手段を設け、1つはネジ部を形成し、もう1つはネジ部の所定の位置に斜めに切りかかれた複数の溝部を形成することを特徴とするコネクタにしているので、容易に、客先で相手コネクタとの嵌合方式をワンタッチロック方式にするか、ネジ方式にするか適宜選択できる。
(2)請求項2記載のコネクタは、相手コネクタの係合手段がネジであれば前記シェルのネジ部と螺着し、相手コネクタの係合手段が凸部であれば前記シェルの溝部にワンタッチロックで係合することを特徴とする請求項1記載のコネクタにしているので、容易に、客先で相手コネクタとの嵌合方式をワンタッチロック方式にするか、ネジ方式にするか適宜選択できる。
(3)請求項3記載のコネクタは、前記溝部の先端に、嵌合口と反対方向に突出する突出溝を設け、前記相手コネクタの凸部と前記シェルの溝部が係合した際に前記突出溝の先端が見える位置まで係合することで位置合わせを行うことを特徴とする請求項1または2記載のコネクタにしているので、容易に、客先で相手コネクタとの嵌合方式をワンタッチロック方式にするか、ネジ方式にするか適宜選択できるとともに、ワンタッチロック方式であれば、完全に嵌合したどうかを目視で確認でき、接続不良等が起こらない。
(4)請求項4記載のコネクタは、前記溝部の先端に、嵌合口とほぼ直角方向に突出する略台形形状の溝を設け、前記相手コネクタのネジと前記シェルのネジ部が螺着した際に前記溝の先端と前記相手コネクタが一致する位置まで係合することで位置合わせを行うことを特徴とする請求項1または2記載のコネクタにしているので、容易に、客先で相手コネクタとの嵌合方式をワンタッチロック方式にするか、ネジ方式にするか適宜選択できるとともに、ネジ方式であれば、完全に嵌合したどうかを目視で確認でき、接続不良等が起こらない。
つまり、前記シェル18に、客先で嵌合方式を選択できるように、ネジ方式とワンタッチロック方式の構造を、設けたものである。すなわち、前記係合手段として2種類の係合手段を設け、1つはネジ部185を形成し、もう1つはネジ部185の所定の位置に斜めに切りかかれた複数の溝部182を形成したものである。ここでいう所定の位置とは、相手コネクタの凸部に対応し、相手コネクタと確実に嵌合できる位置ということである。
本発明のコネクタは、少なくとも1つの絶縁体(以下で説明する実施例ではフロントインサート14とリアインサート16の2種類)とコンタクト(本実施例ではピンコンタクト12)とシェル(本実施例ではレセプタクルシェル18)とを備え、前記レセプタクルシェル18には2つの係合手段が設けられている。以下で、コネクタの各部位について説明する。
前記レセプタクルシェル18には、図1のように前記フロントインサート14とにより前記相手コネクタのプラグシェルが嵌入される嵌合口20が形成されている。前記嵌合口20は貫通穴になっており、前記嵌合口20内に2つの各インサート14、16が挿入される装着部181が形成されており、前記装着部181には2つの前記インサート14、16が所定の位置に保持されるための前記リテナーリング22が入る凹部186が設けられている。前記凹部186の大きさは、前記リテナーリング22が入り、2つの前記インサート14、16が保持できるように適宜設計されるが、本実施例では深さ0.7〜1mm程度にした。
係合手段としては、1つはネジ部185を形成し、もう1つはネジ部185の所定の位置に斜めに切りかかれた複数の溝部182を形成している。つまり、相手コネクタの係合手段がネジであれば前記レセプタクルシェル18のネジ部185と螺着し、相手コネクタの係合手段が凸部であれば前記レセプタクルシェル18の溝部182にワンタッチロックで係合するようになっている。前記ネジ部185及び前記溝部182の大きさは、前記相手コネクタのネジ及び凸部と係合でき、安定した保持ができるように適宜設計している。前記溝部182の位置は、前記相手コネクタの凸部と係合でき、安定した保持ができればよく、強度や加工性や小型化や保持力等を考慮して適宜設計しており、本実施例では120度ずらした等分間隔に斜めに切りかかれている。
また、前記溝部182の先端に、嵌合口20とほぼ直角方向に突出する略台形形状の溝188を設け、前記相手コネクタのネジと前記レセプタクルシェル18のネジ部185が螺着した際に前記溝188の先端と前記相手コネクタが一致する位置まで係合することで位置合わせが行えるようになっている。前記溝188の形状・大きさは上記役割が満足できればよく、加工性や強度等を考慮して適宜設計している。
前記フロントインサート14は略円柱形をしており、また、前記ピンコンタクト12が挿入される複数の第1挿入孔141が設けられている。前記第1挿入孔141の大きさは、前記ピンコンタクト12より0.1〜0.4mm程度大きくしている。前記第1挿入孔141は2段形状になっている。大きい孔の方には、前記ピンコンタクトの回転を防止する切欠部142が設けられている。前記切欠部142の大きさ・形状は前記ピンコンタクト12の回転を防止できるように適宜設計する。
また、前記フロントインサート14には、前記リアインサート16と位置決めのための位置決め凹144が嵌合方向の反対側に1箇所設けられている。前記位置決め凹144の形状・大きさは、位置決めできればよく、役割や加工性や強度等を考慮して適宜設計する。
さらに、前記フロントインサート14には、相手コネクタとの位置合わせを行うためのキー溝145が3個設けられている。前記キー溝145の形状・大きさは、その役割や加工性や強度等を考慮して適宜設計する。
前記リアインサート16には前記ピンコンタクト12が挿入される第2挿入孔161が設けられている。該第2挿入孔161は2段形状をしており、大きい孔の方には、前記ピンコンタクトの回転を防止する切欠部162が設けられている。前記切欠部162の大きさ・形状は前記ピンコンタクト12の回転を防止できるように適宜設計する。
また、前記リアインサート16には、前記フロントインサート14と位置決めのための位置決め凸163が嵌合方向側に前記位置決め凹144に対応する位置に1箇所設けられている。前記位置決め凸163の形状・大きさは、位置決めできればよく、役割や加工性や強度等を考慮して適宜設計する。
さらに、前記リアインサート16には、相手コネクタとの位置合わせを行うためのキー溝164が3個設けられている。前記キー溝164の形状・大きさは、その役割や加工性や強度等を考慮して適宜設計する。
まず、前記ソケットコンタクト52について説明する。このソケットコンタクト52は金属製であり、公知技術のプレス加工又は切削加工によって製作され、これらの材質としては、バネ性や導電性や加工性などを考慮すると、純銅や黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。前記ソケットコンタクト52は、ランス(引っ掛け)によってソケットリアインサート56に配列・保持されている。前記ソケットコンタクト52は、主にコネクタ10のピンコンタクト12と接触する第2接触部と各インサートに配列・保持される第2固定部とケーブル等に接続する第2接続部とを具えている。前記ソケットコンタクト52には、前記ソケットリアインサート56の第6挿入孔内にあるランスに引っかかるフランジ形状の第2固定部が設けられている。本実施例ではランス(引っ掛け)での固定にしたが、挟み込みや圧入であってもよい。前記第2接続部には、ケーブルの芯線が挿入される孔が設けられている。前記第2接触部は前記ピンコンタクト12が入る円筒形をしている。
また、沿面距離をかせぐために、前記第6挿入孔を区分するような凸が設けられている。
前記プラグシェル58にはコネクタ10のレセプタクルシェル18が嵌入される第3嵌合口が形成されている。前記第3嵌合口は貫通穴になっており、前記第3嵌合口に2つの各インサート54、56が挿入される装着部が形成されており、前記装着部には2つの前記インサート54、56が所定の位置に保持されるための前記リテナーリング62が入る凹部が設けられている。前記凹部の大きさは、前記リテナーリング62が入り、2つの前記インサートが保持できるように適宜設計されるが、本実施例では深さ0.7mm程度にした。
前記カップリングリング60は略円筒形をし、前記プラグシェル58が入る挿通孔が貫通して設けられている。また、前記カップリングリング60の嵌合方向側の内周には前記コネクタ10と係合するためのワンタッチロック構造の凸部601が設けられる場合と、ネジで螺着するネジ部602が設けられる場合がある。また、前記カップリングリング60は、ワッシャーとスプリングリングによって前記プラグシェル58に回転可能に保持されている。
12 ピンコンタクト
121 接触部
122 固定部
123 接続部
14 フロントインサート
141 第1挿入孔
142 切欠部
144 位置決め凹
145 キー溝
16 リアインサート
161 第2挿入孔
162 切欠部
163 位置決め凸
164 キー溝
18 レセプタクルシェル
181 装着部
182 溝部
183 フランジ部
184 取付孔
185 ネジ部
186 凹部
187 突出溝
188 溝
20 嵌合口
22 リテナーリング
50 プラグコネクタ
52 ソケットコンタクト
54 ソケットフロントインサート
56 ソケットリアインサート
58 プラグシェル
60 カップリングリング
601 凸部
602 ネジ部
62 リテナーリング
Claims (4)
- 相手コネクタと着脱自在に嵌合するコネクタであって、
相手コネクタと接触する接触部とケーブルや基板と接続する接続部とを有する複数のコンタクトと、該コンタクトが配列・保持される少なくとも1以上の絶縁物と、該絶縁物を覆うとともに前記相手コネクタとの係合手段を有するシェルとを備え、該シェルと前記絶縁体により前記相手コネクタが入る嵌合口を形成するコネクタにおいて、
前記シェルに、前記係合手段として2種類の係合手段を設け、1つはネジ部を形成し、もう1つはネジ部の所定の位置に斜めに切りかかれた複数の溝部を形成することを特徴とするコネクタ。 - 相手コネクタの係合手段がネジであれば前記シェルのネジ部と螺着し、相手コネクタの係合手段が凸部であれば前記シェルの溝部にワンタッチロックで係合することを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
- 前記溝部の先端に、嵌合口と反対方向に突出する突出溝を設け、前記相手コネクタの凸部と前記シェルの溝部が係合した際に前記突出溝の先端が見える位置まで係合することで位置合わせを行うことを特徴とする請求項1または2記載のコネクタ。
- 前記溝部の先端に、嵌合口とほぼ直角方向に突出する略台形形状の溝を設け、前記相手コネクタのネジと前記シェルのネジ部が螺着した際に前記溝の先端と前記相手コネクタが一致する位置まで係合することで位置合わせを行うことを特徴とする請求項1または2記載のコネクタ。
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