JP2010257723A - 照明用有機elパネル - Google Patents

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Abstract

【課題】発光層を有する基板へ給電するための補助電極を備えた照明用有機ELパネルにおいて、補助電極により基板を損傷することなく挟持できるようにする。
【解決手段】ELパネル1は、発光層6が設けられる基板2と、発光層6を封止する封止部3と、基板2に配置された素子電極4と、素子電極4に当接して外部から電力を供給する補助電極5とを備える。補助電極5は、基板2および素子電極4とそれぞれ当接する第1当接部51および第2当接部52とを備えた矩形の金属板からなる。素子電極4が配置された基板2は第1当接部と第2当接部間に挿入され、基板2と第1当接部51間に、基板2への第1当接部51からの応力印加を抑制するための保護部材8が配設される。これにより、基板2への第1当接部51からの応力印加を抑制することができ、補助電極5により基板2を損傷することなく挟持することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、有機EL(エレクトロルミネッセンス)発光層へ給電するための補助電極を備えた照明用有機ELパネルに関する。
従来、この種の照明用有機ELパネルにおいては、素子電極として透明性の良いITO(酸化インジウム錫)が用いられているが、ITOは抵抗率が高いため、素子電極への給電を例えば一接点のみで行った場合には、ITO内での電圧降下によりEL発光層への供給電力が接点から離れるにしたがって低下し、輝度ばらつきが生じる。そこで、この問題を解消するために、素子電極と基板とを挟持して面的に接触させる補助電極を用いたものが知られている(例えば特許文献1参照)。
このような照明用有機ELパネル100の補助電極の構成を図19に示す。この照明用有機ELパネル100においては、透明な基板101上に有機ELの発光層が積層され、この発光層を封止する封止部104の外周に素子電極102が導出され、この基板101および素子電極102をクリップ状のばね性を有する補助電極103により挟持する。この補助電極103は、一方の接触部位である第1当接部131で基板101と直接接触され、他方の接触部位である第2当接部132では密着性を良くするために、弾性導電体105を介して素子電極102と電気的に接続される。なお、図示では補助電極103を一方のみ示しているが、もう1つの素子電極に給電する補助電極がある。
しかしながら、上記のような構成においては、弾性導電体105により素子電極102との密着性は良くなるが、基板101は第1当接部131と直接に接触されるため、第1当接部131からの応力により、基板101が傷付いたり、クラックが生じることがある。また、弾性導電体105の抵抗成分によりロスが生じることがあった。
特開2008−269988号公報
本発明は、上記の問題を解決するものであり、発光層を有する基板へ給電するための補助電極を備えた照明用有機ELパネルにおいて、補助電極により基板を損傷することなく挟持することができる照明用有機ELパネルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、光放出面を有する発光層が設けられる基板と、前記光放出面の反対側で前記基板に対向して配置された封止部と、該封止部の外周に導出され前記基板に配置された素子電極と、該素子電極に当接して外部から電力を供給する補助電極とを備える照明用有機ELパネルにおいて、前記補助電極は、前記基板の辺方向に沿って延び前記基板と接触する第1当接部と、該第1当接部に対向して配置され前記素子電極と接触する第2当接部と、前記第1当接部と第2当接部とを連結する連結部とを備え、前記第1当接部と第2当接部間に前記素子電極が配置された基板が挿入され、前記基板と第1当接部間に、前記基板への前記第1当接部からの応力印加を抑制するための保護部材が配設されるものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の照明用有機ELパネルにおいて、前記補助電極は、前記基板と素子電極とを弾性応力を持って挟持するものである。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の照明用有機ELパネルにおいて、前記保護部材は、前記基板の辺方向に沿って前記基板及び/または第1当接部の縁部に設けられるものである。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の照明用有機ELパネルにおいて、前記補助電極は、前記第2当接部が面状を成して前記素子電極と接することを特徴とするものである。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の照明用有機ELパネルにおいて、前記保護部材は、弾性部材から成るものである。
請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の照明用有機ELパネルにおいて、前記保護部材は、前記基板の光放出面の周辺に枠形状に設けられるものである。
請求項7の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の照明用有機ELパネルにおいて、前記保護部材は、透光性を有して面形状を成し前記基板の光放出面を覆うように設けられるものである。
請求項8の発明は、請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の照明用有機ELパネルにおいて、前記第1当接部と保護部材との接触面は、いずれか一方に凸部を、他方に凹部を備え、これら凸部と凹部とは互いに係合されるものである。
請求項1の発明によれば、保護部材により第1当接部からの基板への応力印加が抑制されるので、補助電極より基板が傷付いたり、クラックが生じたりすることを防ぎ、基板を損傷することなく挟持することができる。
請求項2の発明によれば、素子電極、基板、および保護部材のそれぞれの厚みがばらついても補助電極の弾性によりそれらを確実に挟持することができる。
請求項3の発明によれば、基板が第1当接部と第2当接部間に挿入されるときに、第1当接部が直接基板の縁に当らなくなるので、基板が傷付いたり、クラックが入ったりすることを防ぐことができる。
請求項4の発明によれば、第2当接部と素子電極との接触面を広く取れるので、接触抵抗を少なくでき、電力供給の効率が良くなる。
請求項5の発明によれば、保護部材が第1当接部で押圧されたとき弾性変形するので、基板への応力印加がより抑制され、補助電極が基板を傷付けることなく、密着して確実に基板と素子電極とを挟持することができる。
請求項6の発明によれば、枠形状の保護部材により基板の保持強度が高まると共に、基板の封止部や素子電極の引出部分などを隠すことができ、見栄えが良くなる。
請求項7の発明によれば、保護部材で基板の光放出面を覆うので、基板面を外部の応力印加から保護することができる。
請求項8の発明によれば、基板へ装着される補助電極の位置決めができると共に、それらを係合させるときにクリック感が得られ、補助電極の取付け完了が分かり易くなる。
本発明の第1の実施形態に係る照明用有機ELパネルの分解斜視図。 同パネルの断面図。 同パネルの分解部分側面図。 上記の変形例に係る有機ELパネルの分解部分側面図。 上記の他の変形例に係る有機ELパネルの分解部分側面図。 上記の他の別の変形例に係る有機ELパネルの分解部分側面図。 (a)は本発明の第2の実施形態に係る有機ELパネルの部分側面図、(b)は同パネルの補助電極の側面図。 (a)は本発明の第3の実施形態係る有機ELパネルの部分側面図、(b)は同パネルの補助電極の側面図。 上記の変形例に係る有機ELパネルの部分側面図。 上記の他の変形例に係る有機ELパネルの部分側面図。 上記変形例で保護部材を基板の端面まで延ばした場合の有機ELパネルの部分側面図。 上記変形例で保護部材を第1当接部の端面まで延ばした場合の有機ELパネルの部分側面図。 (a)は本発明の第4の実施形態に係る有機ELパネルの光照射面側を見た基板上の保護部材の斜視図、(b)は同パネルの部分側面図。 上記の変形例に係る有機ELパネルの光照射面側を見た基板上の保護部材の斜視図。 (a)は本発明の第5の実施形態に係る有機ELパネルの光照射面側を見た基板上の保護部材の斜視図、(b)は同パネルの部分側面図。 上記の変形例に係る有機ELパネルの光照射面側を見た基板上の保護部材の斜視図。 (a)は本発明の第6の実施形態に係る有機ELパネルの分解部分側面図、(b)は同パネルの部分側面図。 (a)は上記の変形例に係る有機ELパネルの分解部分側面図、(b)は同パネルの部分側面図。 従来の照明用有機ELパネルの補助電極部分の断面図。
以下、本発明の第1の実施形態に係る照明用有機ELパネルについて図面を参照して説明する。図1および図2は、本実施形態の照明用有機ELパネル1(以下、ELパネルという)のそれぞれ分解斜視、および断面を示す。ELパネル1は、有機ELの発光層6が設けられる透明な基板2と、発光層6を封止する封止部3と、発光層6に給電する一対の素子電極4と、これら素子電極4に当接して外部から電力を供給する一対の補助電極5と、基板2と補助電極5との当接部に設けられ基板2を保護するための保護部材8とを備える。このELパネル1においては、補助電極5を基板2上の素子電極4に接触させて発光層6に給電する。
基板2は、略矩形を成すガラス等の透明部材から成り、その上に発光層6への給電用の電極となる素子電極4が形成され、この素子電極4上に発光層6が積層されて発光パネルとして構成される。基板2の発光層6が形成された反対面側(裏面側)はEL発光の光放出面となっている。
素子電極4は、例えばITO(酸化インジウム錫)により透明電極として基板2上に平面状に形成され、それぞれ発光層6へのプラス電極およびマイナス電極となる矩形の電極41および電極42を有する。電極41および電極42は、それらの間の矩形の絶縁分離層により分離された2つの矩形パターンからなり、電極41の面積は電極42より大きくなっている。
電極41上には、発光体として、例えば蛍光性有機化合物を含む有機薄膜からなる発光層6が形成される。また、発光層6の上面には、蒸着等によりサブミクロン厚のアルミ電極7が形成され、このアルミ電極7は電極42に接続されている。また、発光層6およびアルミ電極7は、シリコン樹脂等からなる封止部3により封止される。電極41および電極42は、封止部3の外周に導出されており、基板2の一対の対向する辺方向に沿う導出部分で補助電極5と接触するようになっている。ここでは、素子電極4の厚みを含む基板2の基板厚をH1としている。なお、電極42は必ずしも透明電極でなくてもよいので、アルミ電極等としてもよい。
補助電極5は、ITOに比較して導電性が極めて高い金属板から成る。補助電極5は、基板2および素子電極4(電極41又は電極42)とを挿入できるように、側面視が略U字形状で、基板2の一対の対向する辺方向に沿って延びる長尺形状に形成され、基板2と接触する第1当接部51と、第1当接部51に対向して素子電極4と接触する第2当接部52と、第1当接部51と第2当接部52とを連結する連結部53とを備える。第1当接部51と第2当接部52の接触面同士の間隔をH2として略平行を成し、それらの間に基板2が挿入される。なお、第1当接部51と第1当接部52は外部電源からの配線(不図示)により接続され電源供給される。
保護部材8は、例えば、ウレタン発泡体や、EPDM(エチレン−プロピレン−ジエンゴム)、およびガラス材より弾性の高い樹脂部材等の弾性部材から成り、第1当接部51と基板2間に設けられ、基板2への第1当接部51からの応力加圧を抑制して基板2を保護する。この保護部材8は、基板2からの高さをH3とする略直方体形状を成し、基板2の一対の対向する辺方向に沿って延び補助電極5内の第1当接部51の縁部に設けられ、接着剤等により固定される。ここでは、補助電極5は基板2上の保護部材8と素子電極4とをクリアランスが殆どゼロの状態で挟持する。
図3は、ELパネル1の分解部分側面を示す。基板2はその端面方向から第1当接部51と第2当接部52との間に挿入され、素子電極4と第2当接部52との接触を保ちつつ補助電極5内へ押し進められる。このとき、補助電極5と、保護部材8および素子電極4との間隔のクリアランスがゼロに近いので、保護部材8はその上面全体で基板2と密着して接触するようになり、第2当接部52と電極42も互いに密着され、小さい接触抵抗で接続される。
本実施形態のELパネル1によれば、補助電極5は、第1当接部51と第2当接部52間に基板2を挿入したとき、保護部材8により第1当接部51からの基板2への応力印加が抑制されるので、第1当接部51からの押圧により基板2が傷付いたり、割れたり、基板2にクラックが生じることを防ぐことができ、補助電極5により基板2を損傷することなく安定に挟持することができる。
また、第2当接部52と電極42とは、それらの間に弾性導電体が挿入されず、直接接触されるので、従来の弾性導電体の抵抗による給電ロスが発生しない。また、保護部材8は、基板2と第1当接部51との、給電を伴わない接触面間に装着されるので、導電性部材でなくてもよく、絶縁性部材を用いて低コストに密着接触できる。
また、保護部材8の直方体形状における長手方向のコーナに、面取りや、曲面のアール(R)を設けることにより、よりスムーズに基板2を補助電極5内に挿入することができる。なお、保護部材8を互いに平行に複数設けてもよい。また、上記では、保護部材8の断面を矩形状としたが、これに限らず他の多角形状や、曲面を有する形状、およびそれらを組合わせた形状でもよい。
図4は、上記実施形態の変形例を示す。本変形例においては、保護部材8は補助電極5の開口端であって、第1当接部51の縁部に沿って配置される。これにより、基板2は保護部材8により第1当接部51に直接当らないように挿入されるので、基板2にクラックが入るなどの不具合を回避することができる。
図5は、上記実施形態の他の変形例を示す。本変形例においては、保護部材8は基板2の一対の対向する辺に沿う縁の近傍に設けられる。この変形例によれば、前記の第1当接部51に保護部材8を設ける場合に比較して、保護部材8の装着が容易となる。
図6は、上記実施形態のさらに他の変形例を示す。本変形例においては、保護部材8は、基板2の一対の対向する辺の縁に沿って設けられる。これにより、前記と同様に、補助電極5に基板2を挿入する際、基板2に第1当接部51が直接当らないようにできるので、基板2にクラックが入るなどの不具合を回避することができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係るELパネルの補助電極について図7(a)、(b)を参照して説明する。本実施形態においては、補助電極5は基板2と素子電極4とを弾性応力を持って挟持するものである。
補助電極5は、例えばステンレススチールのようなばね性のある金属板から成り、その板厚は、例えば1mm程度以下とすることが可能である。補助電極5は、弾性を有するクリップ形状を成し対向する第1当接部51と第2当接部52とは、互いの間隔が狭まるように折り曲げられている。基板2が挿入される前の、第1当接部51と第2当接部52との最も接近した間隔をH5としている。この間隔H5は、基板厚H1と保護部材8の高さH3との合計以下として補助電極5のばね性を強めている。
上記構成において、補助電極5に基板2が挿入されると、保護部材8は、第1当接部51と線状接触し、この線状に集中される応力は基板側の面により平面的に分散される。これにより、基板2には局部的に大きな応力が掛からず、第1当接部51からの応力印加が抑制され、傷などが発生し難くなる。また、補助電極5のばね性により、基板厚H1や保護部材8の高さH3等のばらつきによる影響を少なくすることができる。
次に、本発明の第3の実施形態に係るELパネルの補助電極について図8(a)、(b)を参照して説明する。本実施形態においては、補助電極5の第1当接部51は山形状に内方に折り曲げられ、第2当接部52は平面状に形成されている。そして、保護部材8は基板2上にその端縁からの寸法が前述のものより長くされている。基板2の補助電極5への挿入前において、第1当接部51と第2当接部52との最も接近した間隔H5は、前記と同様である。
本実施形態によれば、素子電極4と第2当接部52との接触面積が増えるので、それらの接触抵抗が低減し、電力供給の効率化が図れる。また、保護部材8と基板2との接触面積が増加し、第1当接部51から線状集中される基板2への局部的な応力が分散され、基板2が傷付けられ難くなる。また、補助電極5に基板2を挿入する際、基板2が第1当接部51に直接接触して損傷することを防止できる。なお、第1当接部51は、例えば、櫛歯状に細かく分けてそれぞれに弾性を持たせてもよい。
図9は、上記実施形態の変形例を示す。本変形例の保護部材8は、第1当接部51の山形状における開口端側の傾斜面に当接される傾斜面を有する。これにより、補助電極5に基板2を挿入する際に、第1当接部51と保護部材8とは基板2から離れた傾斜面で接するので、基板2の損傷を防止できる。
図10乃至図12は、それぞれ上記図7乃至図9の実施形態の変形例を示す。本変形例においては、保護部材8が、弾性変形し易いEPDMのゴム体等を用いて形成される。このため、保護部材8は第1当接部51より押圧されたとき、その接触部分が山形状に凹んで弾性変形される。これにより、基板2が補助電極5に挿入されとき、第1当接部51からの基板2への応力印加がより抑制され、基板2が傷付けられ難くなる。また、保護部材8は第1当接部51からの押圧により山形状に凹み、接触面積が大きくなるので、第1当接部51と保護部材8との密着性が高まる。
次に、本発明の第4の実施形態に係るELパネルの保護部材について図13(a)、(b)を参照して説明する。本実施形態において、保護部材8は、弾性部材より成り、基板2の光放出面の周辺に枠形状に設けられる。保護部材8は第1当接部との接触面が第1当接部による応力印加により山形状に凹む。
本実施形態によれば、保護部材8が枠形状とされているので、基板2の保持強度が高まると共に、基板2の封止部3や素子電極4の引出部分などを隠すことができ、見栄えが良くなる。また、保護部材8を基板2の一対の対向する辺方向に一括して配置することができ、取付け作業が容易となる。
図14は、上記実施形態の変形例を示す。本変形例は、保護部材8の枠形状の外形を基板2の外形と略一致させたものである。これにより、基板2が補助電極5に挿入されるとき、第1当接部51に直接接触して、傷付けられることを防止できる。
次に、本発明の第5の実施形態に係るELパネルの補助電極について図15(a)、(b)を参照して説明する。本実施形態において、保護部材8は透光性を有して面形状を成し基板2の光放出面を覆うように設けられる。保護部材8として、例えば、配光性、拡散性、配色性などを有する光学フィルム等の光取出しシートを用いることができる。これにより、基板2は光放出面が保護部材8でシート状に覆われるので、外部の応力印加から保護される。また、例えば、透明フィルム上にランダムプリズムパターンなどが形成された光学フィルムを用い、光放出面からの出射光の配光を変え前面方向に集光して輝度を高めることもできる。
図16は、上記実施形態の変形例を示す。本変形例は、保護部材8の光取出しシートの外形を基板2の外形と略一致させたものである。これにより、前記と同様の作用効果が得られる。
次に、本発明の第6の実施形態に係るELパネルの補助電極について図17(a)、(b)を参照して説明する。本実施形態においては、第1当接部51と保護部材8との接触面は、それぞれ山形状の凸部54と溝形状の凹部81を備えている。これら凸部54と凹部81とは、基板2が補助電極5に挿入されたとき、互いに係合される。
これにより、基板2へ装着される補助電極5の位置決めができると共に、それらを係合させるときにクリック感が得られ、補助電極5の取付け完了が分かり易くなる。なお、第1当接部51を櫛歯状に形成し複数の凸部としてもよい。また、凹部81は多角形や曲面等を有する溝形状としてもよい。
図18(a)、(b)は、上記実施形態の変形例を示す。本変形例においては、第1当接部51は平面状を成してばね性を有し、保護部材8との接触面に凸条(凸部)54aを有する。保護部材8は第1当接部51との接触面に、溝形状の凹部81aを有する。これら凸条54aと凹部81aとは互いの断面が略同径の曲面を成している。これにより、第1当接部51の凸条54aと保護部材8の凹部81aとが係合されたとき、補助電極5を精度良く位置決めすることができる。なお、凸条54aと凹部81aとは、複数個設けて互いに係合させてもよい。また、第1当接部51を櫛歯形状とし、各櫛歯部分に凸部を設けてもよい。また、第1当接部51側に凹部を、保護部材8側に凸部を設けてもよい。
なお、本発明は上記各種実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を変更しない範囲で適宜に種々の変形が可能である。例えば、上記各実施形態において、第1当接部51を櫛歯形状とすると共に、第2当接部52も櫛歯形状にしてもよい。このとき、保護部材8は、第1当接部51の各櫛歯に合わせて分割されたものとしてもよい。また、上記各実施形態においては、矩形の基板2における一対の対向する辺側で接触される補助電極5について示したが、基板2の二対の対向する辺側にそれぞれプラスおよびマイナス用の素子電極4を設け、補助電極5を基板2の四方から接触する場合も、同様に補助電極5による基板2の損傷を防止するようにできる。
1 ELパネル(照明用有機ELパネル)
2 基板
3 封止部
4 素子電極
41、42 電極
5 補助電極
51 第1当接部
52 第2当接部
53 連結部
54 凸部
54a 凸条(凸部)
6 発光層
8 保護部材
81、81a 凹部

Claims (8)

  1. 光放出面を有する発光層が設けられる基板と、前記光放出面の反対側で前記基板に対向して配置された封止部と、該封止部の外周に導出され前記基板に配置された素子電極と、該素子電極に当接して外部から電力を供給する補助電極とを備える照明用有機ELパネルにおいて、
    前記補助電極は、前記基板の辺方向に沿って延び前記基板と接触する第1当接部と、該第1当接部に対向して配置され前記素子電極と接触する第2当接部と、前記第1当接部と第2当接部とを連結する連結部とを備え、
    前記第1当接部と第2当接部間に前記素子電極が配置された基板が挿入され、
    前記基板と第1当接部間に、前記基板への前記第1当接部からの応力印加を抑制するための保護部材が配設されることを特徴とする照明用有機ELパネル。
  2. 前記補助電極は、前記基板と素子電極とを弾性応力を持って挟持することを特徴とする請求項1記載の照明用有機ELパネル。
  3. 前記保護部材は、前記基板の辺方向に沿って前記基板及び/または第1当接部の縁部に設けられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の照明用有機ELパネル。
  4. 前記補助電極は、前記第2当接部が面状を成して前記素子電極と接することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の照明用有機ELパネル。
  5. 前記保護部材は、弾性部材から成ることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の照明用有機ELパネル。
  6. 前記保護部材は、前記基板の光放出面の周辺に枠形状に設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の照明用有機ELパネル。
  7. 前記保護部材は、透光性を有して面形状を成し前記基板の光放出面を覆うように設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の照明用有機ELパネル。
  8. 前記第1当接部と保護部材との接触面は、いずれか一方に凸部を、他方に凹部を備え、これら凸部と凹部とは互いに係合されることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の照明用有機ELパネル。
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