JP2006047964A - 表示パネルにおけるリード端子の実装構造 - Google Patents

表示パネルにおけるリード端子の実装構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2006047964A
JP2006047964A JP2005048189A JP2005048189A JP2006047964A JP 2006047964 A JP2006047964 A JP 2006047964A JP 2005048189 A JP2005048189 A JP 2005048189A JP 2005048189 A JP2005048189 A JP 2005048189A JP 2006047964 A JP2006047964 A JP 2006047964A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display panel
contact
lead terminal
panel
organic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005048189A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4687875B2 (ja
Inventor
Raiei Cho
来英 張
Kazuo Fukushima
一夫 福島
Katsumi Ishihara
克己 石原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Seiki Co Ltd filed Critical Nippon Seiki Co Ltd
Priority to JP2005048189A priority Critical patent/JP4687875B2/ja
Publication of JP2006047964A publication Critical patent/JP2006047964A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4687875B2 publication Critical patent/JP4687875B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

【課題】 本発明は、ピン端子付きの表示パネルたとえば有機ELパネルの電気的な引き回しを良好とし、組付け作業性を簡便に行うことのできる有機EL表示器を提供することを目的とする。
【解決手段】 複数の電極部9を片面側に有する表示パネル1と、この表示パネル1の各電極部9と電気的に接続するためのリード端子10とを備え、前記リード端子10には、前記表示パネル1を挟持しつつ前記電極部9と通電するための略コ字形状からなる接触子11と、この接触子11から延長して設けられ表示パネル1の表面部分と接触状態にて接着剤Sにより固定保持される固定支持部16と、この固定支持部16から略直交方向に延びるリード部13と、からなることを特徴とする表示パネルにおけるリード端子の実装構造。
【選択図】 図4

Description

本発明は、複数の電極部を列状に有する表示パネルたとえば有機EL表示パネルや液晶表示パネルあるいはLED表示パネルなどをプリント配線板上などに電気的に引き回し配設する表示パネルにおけるリード端子の実装構造に関するものである。
従来、この種の表示パネル、たとえば有機ELパネルでは、少なくとも発光層を有する有機層を一対の電極で挟持した有機EL(エレクトロルミネッセンス)素子を透光性の支持基板(ガラス基板)上に配設し、封止部材によって前記有機EL素子を気密的に封止して構成しているものが知られている。(たとえば、特許文献1を参照)
また、特許文献1などによる表示パネルである有機ELパネルにおいては、その有機ELパネルを駆動するために、たとえば駆動回路を実装したプリント配線板と電気的に接続するように構成しているが、その接続手段として有機ELパネルに設けられている複数の電極部とプリント配線板上に施されたランド部との間を直接的に半田付け接続したり、あるいは導電性部材(導電ゴム)や柔軟性を有するフラットケーブル等を介して電気的に接続したり、リード端子によって外部側と電気的に引き廻し形成するように構成している。
特開2002−343557号公報
ところで、前述したように直接プリント配線板上に表示パネルである有機ELパネルの電極部に半田接続する場合や導電ゴムなどを介して有機EL表示パネルの電極部とプリント配線板上のランド部とを電気的に接続するようにする場合にあっては、その電極箇所の位置合わせが大変であり、また導電ゴムによる通電構造にあっては温度変化、特に高温などの雰囲気中に晒されるとゴムの劣化現象が生じることがあり通電状態に支障を来す虞があり、またフラットケーブルを介して電気的に接続する場合などにあっては、コストが高くなりやすいというデメリットがあるため、比較的ローコストでありプリント配線板上に容易に実装することを可能とするリード端子タイプによる電気的な引き廻し構造が近年採用されてきている。
しかしながら、表示パネルにおけるリード端子タイプによる電気的な引き廻し構造としてはコスト的には満足するが、表示パネルの電極部とリード端子との接続部たとえば半田接続箇所や導電性接着剤による電気的に接続箇所において、その取り付け強度を高めるために接着剤にて廻りを固定することにより表示パネル側とリード端子側との取り付け強度が増すという効果があるものの、外部の雰囲気すなわち外気の温度変化によりリード端子の伸び率(膨張率)と半田接続箇所や接着剤などの伸び率(膨張率)とが異なるために電極部とシード端子との接続部箇所に応力が作用し、場合によっては時間の経過とともに導電性接着剤や固定用としての接着剤箇所にクラックが生じてしまいリード端子側と表示パネルの電極部との間の接続が悪くなって電気的な接触状態が不十分となってしまうことがある。
本発明は、従来の問題点に着目し、表示パネルの電極部とリード端子との電気的な引き回しを良好とし、組付け作業性を簡便に行うことのできる表示パネルにおけるリード端子の実装構造を提供することを目的とするものであって、複数の電極部を片面側に有する表示パネルと、この表示パネルの各電極部と電気的に接続するためのリード端子とを備え、前記リード端子には、前記表示パネルを挟持しつつ前記電極部と通電するための略コ字形状からなる接触子と、この接触子から延長して設けられ表示パネルの表面部分と接触状態にて接着剤により固定保持される固定支持部と、この固定支持部から延びるリード部と、からなることを特徴とする表示パネルにおけるリード端子の実装構造である。(請求項1)
また、請求項1に記載の表示パネルにおけるリード端子の実装構造において、前記固定支持部には、前記接着剤との密着性を高めるための接着剤溜まり部を設けてなることを特徴とするものである。(請求項2)
また、請求項1または請求項2に記載の表示パネルにおけるリード端子の実装構造において、前記リード端子には、前記接触子と前記固定支持部との間に、応力緩和部を設けてなることを特徴とするものである。(請求項3)
また、請求項1ないし請求項3に記載の表示パネルにおけるリード端子の実装構造において、前記表示パネルを挟持するように配設される前記接触子には、前記電極部と接触されない側に位置した前記接触子箇所にスリットを設けてなることを特徴とするものである。(請求項4)
本発明による表示パネルにおけるリード端子の実装構造においては、複数の電極部を片面側に有する表示パネルと、この表示パネルの各電極部と電気的に接続するためのリード端子とを備え、前記リード端子には、前記表示パネルを挟持しつつ前記電極部と通電するための略コ字形状からなる接触子と、この接触子から延長して設けられ表示パネルの表面部分と接触状態にて接着剤により固定保持される固定支持部と、この固定支持部から延びるリード部と、からなることことにより、表示パネルの各電極部とリード端子の接触子との電気的な接続と、その接触子から延長して設けられた固定支持部によって表示パネルの表面部分と接触状態にて接着剤により機械的に固定保持する箇所をそれぞれ独立して設けることによって電気的な引き廻しを良好にしつつ表示パネル側とリード端子側との取付固定強度を維持することができるものであり、これにより初期の目的を達成することができる。
本発明では、複数の電極部を片面側に有する表示パネルと、この表示パネルの各電極部と電気的に接続するためのリード端子とを備え、前記リード端子には、前記表示パネルを挟持しつつ前記電極部と通電するための略コ字形状からなる接触子と、この接触子から延長して設けられ表示パネルの表面部分と接触状態にて接着剤により固定保持される固定支持部と、この固定支持部から延びるリード部と、からなることを特徴とする表示パネルにおけるリード端子の実装構造である。このように構成することによって、表示パネルの各電極部とリード端子の接触子との電気的な接続と、表示パネル側とリード端子側との機械的な取付固定強度を維持することができる。
また本発明の表示パネルにおけるリード端子の実装構造においては、前記固定支持部には、前記接着剤との密着性を高めるための接着剤溜まり部を設けてなることにより、表示パネル側とリード端子に設けた固定支持部との間における機械的な取付強度(接着強度)をさらに高めることができる。
また本発明の表示パネルにおけるリード端子の実装構造においては、前記リード端子の前記接触子と前記固定支持部との間に、応力緩和部を施してなることにより、外部雰囲気の温度変化に伴うリード端子の膨張・収縮(伸縮)の変位を応力緩和部にて吸収することができ、表示パネルの各電極部と各リード端子の接触子との機械的に固定保持する箇所の歪みを抑えることができることにより、安定した電気的な引き廻しを行うことができる。
また本発明の表示パネルにおけるリード端子の実装構造においては、前記表示パネルを挟持するように配設される前記接触子には、前記電極部と接触されない側に位置した前記接触子箇所にスリットを設けてなることにより、このスリットを介して前記接触子自体の柔軟性を高めることができるため、表示パネルに設けた電極部と接触する側であるリード端子の接触子側を基準にして表示パネルを良好に押し圧しながら挟持することができ、安定した通電状態を保つことが可能となる。
以下、本発明に係る表示パネルとしてセグメント型の有機ELパネルを例にして添付図面を参照にして説明する。
図1から図5は本発明の第1実施例を示すもので、この第1実施例における表示パネルとなる有機ELパネルの構造を図1と図2を用いて説明する。有機ELパネル1は、ガラス基板2上にITO等の導電性材料によって日の字型の表示セグメント部と個々の表示セグメント部からそれぞれ引き出し形成されたリード部とを備えた透明電極(陽極)3を形成し、この透明電極3(表示セグメント部)上に正孔注入層,正孔輸送層,発光層及び電子輸送層を順次積層形成してなる有機層4を形成し、この有機層4上にアルミ等の背面電極(陰極)5を形成し、透明電極3,有機層4および背面電極5を覆うようにガラス材料からなる凹部形状の封止キャップ6を支持基板2上に紫外線硬化型の接着剤7を介し気密的に配設することで構成されるもので、有機ELパネル1は、透明電極3と背面電極5との間に、直流電圧を印加することによって前記発光層が所定の発光をなすものである。また、有機ELパネル1は、発光領域の輪郭を鮮明に表示するため、または透明電極3と背面電極5との絶縁を確保するために、ポリイミド系等の絶縁層8が透明電極3の周縁部に若干重なるようにガラス基板2上に形成されている。
また有機ELパネル1は、透明電極3および背面電極5のリード部から延長形成された電極部9群が、長方形形状からなるガラス基板2の一辺に集中配設されるとともに、このガラス基板2における電極部9群の形成領域が封止キャップ6から露出するように構成されている。
また有機ELパネル1の複数の電極部9から外部側へと電気的に引き出し案内するための複数のリード端子10が設けられており、この各リード端子10には、表示パネル1を挟持しつつ各電極部9とそれぞれ通電するための略コ字状からなる接触子11が設けられるとともに、その接触子11から延長して、表示パネル1の表面部分と接触状態にてたとえば紫外線硬化性の接着剤Sを介して固定保持される固定支持部12と、この固定支持部12から略直交方向(下方側)に延びるリード部13とが設けられている。この際、前記接触子11には、表示パネル1の電極部9と接触されない側に位置した接触子11箇所(上側の接触子)に柔軟性を持たせるためのスリット11Aが形成されるとともに、前記固定支持部12の表面部分には細かい凹凸(網目状)からなる接着剤溜まり部12Aが形成されている。
またリード端子10の接触子11と固定支持部12との間に位置して湾曲状に緩みを持たせて折り曲げ形成された応力緩和部14が設けられ、この応力緩和部14にて外部雰囲気の温度変化に伴うリード端子10側の膨張・収縮(伸縮)の変位を吸収するようにしており、表示パネルである有機ELパネル1の各電極部9と各リード端子10の接触子11との機械的に固定保持する箇所の歪みを抑えることが可能となり、これにより安定した電気的な引き廻しを行うことができるように構成している。この際、リード端子10の接触子11と有機ELパネル1の各電極部9との間には、導電性接着剤Cが塗布されており、電気的な接続が果たされるように構成されている。
また、この実施例では合成樹脂材料からなる枠状のホルダー15が設けられ、このホルダー15によって表示パネルである有機ELパネル1を保護し、かつリード端子10に設けられたリード部13の下端部側の接続端末部13Aを底部側から突き出し形成することができるように構成しており、ホルダー15の上面側に有機ELパネル1を配置して支持するための載置部15Aが設けられ、この載置部15Aの周囲には、ホルダー15から一体に枠状の周壁部15Bが形成されている。
また16は、少なくとも前記表示パネルである有機ELパネル1を駆動するための回路が組み込まれたプリント配線板であり、このプリント配線板16に設けられた挿入孔16Aにリード端子10に設けられたリード部13の接続端末部13Aを挿入した後にプリント配線板16上に引き回し形成されたランド部16Bと接続端末部13Aとの間を半田接続してホルダー15とともに有機ELパネル1をプリント配線板16上に実装するように構成している。
またホルダー15には位置決め突起15Cが設けられ、その位置決め突起15Cと対応してプリント配線板16上に位置決め孔16Cが設けられて位置決め部17を構成している。従って、プリント配線板16にホルダー15をセットする際に、最初にホルダー15の位置決め突起15Cがプリント配線板16の位置決め孔16Cに誘い込まれて案内されるため、ホルダー15に保持されたリード端子10の接続端末部13Aがプリント配線板16上の挿入孔16Aに容易に位置合わせをすることができるように形成されている。
なお、この実施例ではホルダー15に設けられた位置決め突起15Cの先端部を熱溶着することにより、ホルダー15の位置決め手段とプリント配線板16との間の固定手段を兼用して構成している。
このように構成された第1実施例のリード端子タイプによる表示パネルである有機ELパネル1では、ガラス基板2上の一側部に複数の電極部9が施され、この各電極部9に対して各リード端子10の略コ字状からなる接触子11によって挟持しつつ電気的な接続を果たすことができ、しかもこの電気的な接続箇所とは分離して前記接触子11から延長して設けられた固定支持部12を表示パネル1である有機ELパネル1のガラス基板2の表面部分と接触状態にて接着剤Sを介して機械的に固定保持することにより、取り付け固定強度を良好に維持しながら固定保持することが可能となる。この際、固定支持部12には、その表面部分に細かい凹凸(網目状)からなる接着剤溜まり部12Aが形成されているため、接着剤Sとの接触面積を広くとることができるとともに、有機ELパネル1側とリード端子10側との間に細かい凹凸からなる接着剤溜まり部12Aによる隙間を形成することによって接着剤Sを介在することができ、これにより有機ELパネル1側とリード端子10に設けた固定支持部12との間における機械的な取付強度(接着強度)をさらに高めることができる。
またリード端子10の接触子11と固定支持部12との間に位置して湾曲状に緩みを持たせて折り曲げ形成した応力緩和部14を配設することにより、この応力緩和部14にて外部雰囲気の温度変化に伴うリード端子10側の膨張・収縮(伸縮)の変位を吸収することができ、表示パネルである有機ELパネル1の各電極部9と各リード端子10の接触子11との機械的に固定保持する箇所の歪みを抑えることが可能となり、これに伴い安定した電気的な引き廻しを行うことができるという効果がある。この際、リード端子10の接触子11と有機ELパネル1との間には、導電性接着剤Cが塗布されており、この導電性接着剤Cによって安定状態にして電気的な接続が果たされる。
また表示パネルである有機ELパネル1を挟持するように配設されるリード端子10に設けられた略コ字形状からなる接触子11には、有機ELパネル1の電極部9と接触されない側に位置した上側の接触子11箇所にスリット11Aを設けてなることにより、このスリット11Aによって接触子11自体の柔軟性を高めることができるため、有機ELパネル1に設けた電極部9と接触する側であるリード端子10の接触子11側を基準にして有機ELパネル1を良好に押し圧しながら挟持することができ、安定した通電状態を保つことが可能となり、前述した導電性接着剤Cによってさらに電気的な接続状態を良好に保つことができる。
またリード端子タイプによって電気的に引き廻し形成される有機ELパネル1においては、ホルダー15によって有機ELパネル1を覆うことにより外部の部品などと直接的に接触するこを未然に防ぐことができ、有機ELパネル1を保護することが可能となり、またホルダー15にセットされて取り付け固定された有機ELパネル1は、プリント配線板16上に設けられた位置決め孔16Cにホルダー15に設けた位置決め突起15Cを沿わせて送り込むことによって、リード端子10の接続端末部13Bをプリント配線板16上の挿入孔16Aに簡単に位置合わせすることもできる。
またホルダー15を合成樹脂材料にて成形してなることにより、外部側の電気部品などと絶縁性を保ちながらセットすることができるため、ショート現象などの不具合を未然に防ぐことができるとともに、樹脂成形により簡単にしてかつ安価に構成することができるものであり、しかもスペースを大きく取ることなくコンパクトに纏めることができるという効果もある。
また図6と図7は本発明に第2実施例を示すもので、この第2実施例における有機ELパネル1の構造としては前述した第1実施例の図1から図3と同様に構成されているため省略して説明する。
この第2実施例にあっては、有機ELパネル1に電気的に引き廻し形成するリード端子10として、表示パネル1を挟持しつつ各電極部9とそれぞれ通電するための略コ字状に折り曲げ形成された接触子11が設けられるとともに、その接触子11の上側に位置した接触子11側に切り込みからなるスリット11Aを形成して折返し、その折り返された端部側を表示パネルである有機ELパネル1の表面部分位置まで延設して有機ELパネル1を保持するための固定支持部12を設け、さらにこの固定支持部12から略直交方向(下方側)へと延びるリード部13が設けられている。このリード部13の下端部側に筒状に折り曲げ成形された雌型端子部13Bが設けられている。
またリード端子10の接触子11と有機ELパネル1の各電極部9との間には、導電性接着剤Cが塗布されており、電気的な接続が果たされるように構成されるとともに、表示パネル1の表面部分とリード端子10に設けられた固定支持部12とが接着剤Sによって機械的に固定保持されるように構成されている。
この場合、前記固定支持部12には、その表面部分に固定支持部12には、その表面部分に細かい波板状(部分的な空間部)からなる接着剤溜まり部12Bが形成されているため、接着剤Sとの接触面積を広くとることができるとともに、有機ELパネル1側とリード端子10側との間に細かい波板状からなる接着剤溜まり部12Bによる隙間(部分的な空間部)を形成することによって接着剤Sを介在することができ、これにより有機ELパネル1側とリード端子10に設けた固定支持部12との間における機械的な取付強度(接着強度)をさらに高めることができる。
またこの第2実施例においても前述した第1実施例とほぼ同様の応力緩和部14が、リード端子10の接触子11と固定支持部12との間に位置して設けられている。
なお、この第2実施例においても第1実施例とほぼ同様に、有機ELパネル1をセットするための枠状のホルダー15が成形されており、このホルダー15の上面側に有機ELパネル1を配置して支持するための載置部15Aが設けられるとともに、載置部15Aの周囲には、ホルダー15から一体に枠状の周壁部15Bが設けられ、そのホルダー15の底部には弾性係止爪15Dが設けられている。
また、少なくとも前記有機ELパネル1を駆動するための回路が組み込まれたプリント配線板16には、ホルダー15に保持された有機ELパネル1のリード端子10の先端取り付け固定された各リード部13の雌型端子部13Bと電気的に接続するためのピン端子部18が設けられランド部16Bを介して電気的に引き回し配線されている。なお、ホルダー15に設けられた弾性係止爪15Dと対応してプリント配線板16には係止用開口孔16Dが設けられている。
上記構成からなるリード端子タイプによる有機ELパネル1では、前述した第1実施例とほぼ同様にして、各電極部9に対して各リード端子10の略コ字状からなる接触子11によって挟持しつつ電気的な接続を果たすことができるとともに、しかもこの電気的な接続箇所とは分離して前記接触子11から折り返して延長して設けられた固定支持部12を表示パネルである有機ELパネル1のガラス基板2の表面部分と接触状態にて接着剤Sを介して機械的に固定保持することにより、取り付け固定強度を良好に維持しながら固定保持することが可能となる。
またリード端子10の接触子11と固定支持部12との間に位置して湾曲状に緩みを持たせて折り曲げ形成した応力緩和部14を配設することにより、この応力緩和部14にて外部雰囲気の温度変化に伴うリード端子10側の膨張・収縮(伸縮)の変位を吸収することができ、表示パネルである有機ELパネル1の各電極部9と各リード端子10の接触子11との電気的かつ機械的に固定保持する箇所の歪みを抑えることが可能となり、これに伴い安定した電気的な引き廻しを行うことができるという効果がある。この際、リード端子10の接触子11と有機ELパネル1との間には、導電性接着剤Cが塗布されており、この導電性接着剤Cによって安定状態にして電気的な接続を行うことができる。
また前述した第1実施例の効果に加えて、この第2実施例からなるリード端子タイプによる有機ELパネル1にあっては、プリント配線板16側との実装構造として簡単に着脱することもできるものであり、組み付けや交換作業を簡便に行うことができるという効果もある。
なお本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。たとえば実施例においては、有機ELパネル1の電極部9と接続するリード端子10の接触子11の形状やスリット11Aの長さや幅あるいは接触子11の厚みなどを適宜設定することによりは接触子11自体の弾性度合いを適正な条件に合わせることができるものであり、また実施例では、有機ELパネル1の電極部9とリード端子10の接触子11とを導電性接着剤Cにて電気的に接続するようにしていたが半田付けなどによっても良いものであり、また有機ELパネル1とリード端子10の固定支持部12との機械的に固定保持する手段として紫外線硬化性の接着剤Sを適用していたが、たとえばエポキシ系の熱硬化性の接着剤などを適用しても良いものであり、また固定支持部12の表面部分に設けた細かい凹凸(網目状)や細かい波板状からなる接着剤溜まり部12A,12Bによって有機ELパネル1側とリード端子10側との間に隙間を形成するようにしていたが、隙間(部分的空間部)を設ける他の手段(接着剤溜まり部)として、固定支持部12箇所にスリットや切り込み、小孔、長溝、凹み部などの接着剤溜まり部を形成することにより同様な効果を得ることができるものである。
また有機ELパネル1の大きさや厚み寸法に合わせてホルダー15の寸法などを設定すればよいものであり、また外部雰囲気の変化、たとえば温度変化によるホルダー15の膨張率とリード端子10の膨張率の違いや接着剤などの伸び率の違いによる歪みをもリード端子10に設けた応力緩和部14などによって吸収することも可能となるものであり、この場合、応力緩和部14の弛み形状や幅や長さあるいはその設置位置などによってそれぞれの歪みを吸収することが可能となるものである。またホルダー15の載置部15Aの深さや周壁部15Bの配置箇所などはたとえば表示パネルの四隅にのみ対応して周壁部を設けたりホルダー15の厚み寸法なども適宜設定して設けるようにすればよいものである。
また、前述した実施例においては、セグメント型の有機ELパネルによる表示パネル例にしてリード端子の実装構造を説明したが、マトリクス型の有機ELパネルからなる表示パネルであっても実施可能であり、また有機ELの発光色も適宜設定することもできるものである。また場合によっては、有機ELパネルに限らず液晶表示パネルやLED表示パネルなどにおいても適用することも可能である。
本発明の実施例における有機ELパネルを示す分解斜視図である。 図2は、図1の有機ELパネルを示す要部部分断面図である。 図3は、図1と図2の有機ELパネルの実装構造を示した正面図である。 図4は、図1と図2の有機ELパネルにおけるリード端子の実装構造を示した要部分解斜視図である。 図5は、図4の組み付け状態を示した要部の断面図である。 図6は、本発明の第2実施例を示す有機ELパネルにおけるリード端子の実装構造を示す分解斜視図である。 図7は、図6の組み付け状態を示した要部の断面図である。
符号の説明
1 有機ELパネル(表示パネル)
2 ガラス基板
9 電極部
10 リード端子
11 接触子
11A スリット
12 固定支持部
12A 接着剤溜まり部
12B 接着剤溜まり部
13 リード部
13A 接続端末部
13B 雌型端子部
14 応力緩和部
15 ホルダー
15A 載置部
15B 周壁部
15C 位置決め突起
15D 弾性係止爪
16 プリント配線板
16A 挿入孔
16B ランド部
16C 位置決め孔
16D 係止用開口孔
17 位置決め部
18 ピン端子部
C 導電性接着剤
S 接着剤

Claims (4)

  1. 複数の電極部を片面側に有する表示パネルと、この表示パネルの各電極部と電気的に接続するためのリード端子とを備え、前記リード端子には、前記表示パネルを挟持しつつ前記電極部と通電するための略コ字形状からなる接触子と、この接触子から延長して設けられ表示パネルの表面部分と接触状態にて接着剤により固定保持される固定支持部と、この固定支持部から延びるリード部と、からなることを特徴とする表示パネルにおけるリード端子の実装構造。
  2. 前記固定支持部には、前記接着剤との密着性を高めるための接着剤溜まり部を設けてなることを特徴とする請求項1に記載の表示パネルにおけるリード端子の実装構造。
  3. 前記リード端子には、前記接触子と前記固定支持部との間に、応力緩和部を設けてなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表示パネルにおけるリード端子の実装構造。
  4. 前記表示パネルを挟持するように配設される前記接触子には、前記電極部と接触されない側に位置した前記接触子箇所にスリットを設けてなることを特徴とする請求項1ないし請求項3に記載の表示パネルにおけるリード端子の実装構造。
JP2005048189A 2004-06-30 2005-02-24 表示パネルにおけるリード端子の実装構造 Expired - Fee Related JP4687875B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005048189A JP4687875B2 (ja) 2004-06-30 2005-02-24 表示パネルにおけるリード端子の実装構造

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004193899 2004-06-30
JP2004193899 2004-06-30
JP2005048189A JP4687875B2 (ja) 2004-06-30 2005-02-24 表示パネルにおけるリード端子の実装構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006047964A true JP2006047964A (ja) 2006-02-16
JP4687875B2 JP4687875B2 (ja) 2011-05-25

Family

ID=36026545

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005048189A Expired - Fee Related JP4687875B2 (ja) 2004-06-30 2005-02-24 表示パネルにおけるリード端子の実装構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4687875B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009081838A1 (ja) * 2007-12-21 2009-07-02 Rohm Co., Ltd. 有機発光装置
JP2010032784A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Hitachi Displays Ltd 画像表示装置
JP2010192819A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 Panasonic Electric Works Co Ltd 照明用有機elパネル
US7806542B2 (en) * 2007-02-01 2010-10-05 Epson Imaging Devices Corporation Display device
JP2010257723A (ja) * 2009-04-23 2010-11-11 Panasonic Electric Works Co Ltd 照明用有機elパネル

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5065193A (ja) * 1973-10-11 1975-06-02
JPS61215528A (ja) * 1985-03-20 1986-09-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 液晶表示装置
JPS64518A (en) * 1987-06-23 1989-01-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd Liquid crystal display element
JPH02891A (ja) * 1987-12-03 1990-01-05 General Electric Co (Ge) 液晶表示装置パッケージ装置
JPH09211486A (ja) * 1996-01-31 1997-08-15 Nippon Seiki Co Ltd 液晶表示素子の固定構造

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5065193A (ja) * 1973-10-11 1975-06-02
JPS61215528A (ja) * 1985-03-20 1986-09-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 液晶表示装置
JPS64518A (en) * 1987-06-23 1989-01-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd Liquid crystal display element
JPH02891A (ja) * 1987-12-03 1990-01-05 General Electric Co (Ge) 液晶表示装置パッケージ装置
JPH09211486A (ja) * 1996-01-31 1997-08-15 Nippon Seiki Co Ltd 液晶表示素子の固定構造

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7806542B2 (en) * 2007-02-01 2010-10-05 Epson Imaging Devices Corporation Display device
WO2009081838A1 (ja) * 2007-12-21 2009-07-02 Rohm Co., Ltd. 有機発光装置
US8421340B2 (en) 2007-12-21 2013-04-16 Rohm Co., Ltd. Organic light emitting device
JP2010032784A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Hitachi Displays Ltd 画像表示装置
JP2010192819A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 Panasonic Electric Works Co Ltd 照明用有機elパネル
JP2010257723A (ja) * 2009-04-23 2010-11-11 Panasonic Electric Works Co Ltd 照明用有機elパネル

Also Published As

Publication number Publication date
JP4687875B2 (ja) 2011-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10462858B2 (en) Vehicle lamp
US8421340B2 (en) Organic light emitting device
US8157430B2 (en) Backlight device and planar display device using the same
KR100774581B1 (ko) 램프고정부, 이를 갖는 백라이트 어셈블리 및 이를 갖는 표시 장치
CN106980209B (zh) 液晶显示装置
JP4679922B2 (ja) El光源体
JP4432846B2 (ja) 照明装置および照明器具
EP2495492A2 (en) Illumination device
JP2002232009A (ja) 発光ダイオードアレイ及び光源装置
US20150034931A1 (en) Organic el module and power supply structure made up of organic el modules
JP4687875B2 (ja) 表示パネルにおけるリード端子の実装構造
KR20110073824A (ko) Led 모듈용 커넥터 및 이를 포함하는 led 모듈 조립체
JP4559248B2 (ja) El光源体およびel光源装置
KR101123541B1 (ko) 평면 광원 유닛 및 그를 포함한 액정 표시 장치
EP2495491B1 (en) Illumination device
TWI556484B (zh) 有機發光二極體模組
EP2565532B1 (en) Illumination device
JP2005345935A (ja) 有機el表示器
US10361386B2 (en) Planar light emitting device
KR101514114B1 (ko) Oled 조명 모듈
KR101408384B1 (ko) Oled 조명 모듈
JPH06314071A (ja) Ledモジュール
JP2009218149A (ja) 電極引き出し構造およびこの構造を備えた面状発光装置
US6680723B2 (en) Display device
CN111048560A (zh) 显示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110119

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4687875

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees