JP2010257310A - 電源点検システム - Google Patents

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茂 小田切
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Abstract

【課題】複数の専用計測器を利用する点検計測作業において、計測器切替え、計測器接続操作をより効率的に実施できる高信頼性の電源点検システムを提供する。
【解決手段】携帯点検端末100は、ICタグ情報を入出力可能なICタグリーダ部と、ICタグリーダ部に接続された端末制御部と、ICタグ情報及び点検結果を表示する表示装置1と、を備え、電源点検装置200は、複数の計測器208、209と、点検対象電源ユニットの点検種別に応じて計測器への接続を切替える計測器切替部207と、計測器切替部に接続された少なくとも1以上の計測用端子210と、複数の点検対象電源ユニット毎の識別情報が記憶された電源装置点検DBと、点検対象電源ユニットの計測点検処理を実行する電源点検制御部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ICタグ技術を利用した電源点検システムに関し、特に、プラント監視制御装置用の電源点検システムに関する。
発電所等のプラント設備機器の点検業務については、近年のICタグ技術を適用し、点検対象機器に取り付けられたICタグに記録された情報を利用して点検対象機器を特定し、点検員が点検対象機器に対応した現場点検項目について確実に目視確認及び記録を実施するようにした現場点検支援システムや、点検対象機器の点検項目として実施する必要がある現場環境(温度、湿度、塵埃)データ等の計測処理を、点検対象機器のICタグ情報と点検端末と計測器を連携して計測器による自動計測記録、および、計測結果の自動判定を実施する点検システムが知られている。
例えば、特許文献1には、点検対象機器に設置されたICタグに記録された点検条件情報を読み取り、ICタグ情報に記録された点検条件情報より計測器に対するレンジ設定等の計測条件を設定し、計測器によって自動的に点検項目の計測処理、計測結果の自動記録、及び、測定結果の基準値との比較により点検結果の自動判定を実施する設備点検システムが記載されている。
特開2007−156670号公報
一般に、発電所等のプラント監視制御装置は、制御コントローラ、アナログ/デジタル入出力基板、制御用回路等を備えており、それらの制御機器を駆動するための直流電源(十5、−15V、十15V、24V、48V等)を供給するためにシステム電源装置が配備されている。その際、プラントの定検時等の定期的な点検周期にて電源装置が監視制御装置利用上の要求仕様を満足しているかを、電源装置毎に高精度でかつ国家標準計測器としてのトレーサビリティが確保された計測器を利用して、点検員2〜3名/チーム構成にて、システム電源点検が実施されている。
プラント監視制御装置は、AC又はDC入力電源ユニットからなるシステム電源装置、PCLユニット(制御コントローラ)、PI/Oユニット(入出力基板)、リレーユニット(制御用回路)から構成されている。
上記のようなシステム電源装置の点検数は、原子カプラント等では数百台以上となり、また、プラント監視制御装置に使用されるシステム電源装置の入出力を常時監視計測可能な構成とすることは、コスト面、監視制御装置篁体の実装効率面からも実現が難しく、さらに、点検員による点検作業が必須となっており、このシステム電源装置の点検業務の効率化、合理化が望まれている。
また、監視制御装置用システム電源装置点検作業に上述した従来の設備機器点検システムを適用すると以下に記述するような課題があった。
すなわち、従来の設備機器点検システムでは、設備機器の点検に際して、点検機器のICタグ情報を入力し、計測条件を自動設定の上、計測器による自動計測を実施する機能を有しているが、計測器利用による測定作業において、電源装置の電圧測定等のように、計測器と点検対象機器との接続操作が発生する場合、あるいは、点検項目によって複数の計測器をつなぎ替えて測定する必要がある点検作業の場合には、その度に計測器と点検端末の接続切り替え作業、及び、計測器と点検計測対象の計測部分とのつなぎ替え作業が発生し、効率的に点検作業が行えない問題があった。
また、原子カプラント等のシステム電源装置点検において、点検作業に使用する計測器についても国家標準器レベルのトレーサビリティが証明できる校正点検が実施され、校正有効期限が管理された計測器を利用し計測点検が実施され、かつ、点検報告書には、使用計測器情報、及び、前記国家標準器レベルのトレーサビリティ記録を添付する運用で点検作業が実施されており、点検計測時の使用計測器情報の記録管理が必須事項となっており、使用計器管理記録にかかわる人手による確認や管理番号の転記といった現状作業の合理化と自動化による一層の信頼性向上が望まれていた。
さらに、発電プラント等のプラント監視制御装置用の電源装置点検作業は、活線状態での点検作業となることから、電源装置単位に点検作業の作業許可管理が実施されており、点検作業開始時の作業許可状態の確認の煩雑さや、作業禁止中のシステム電源装置の誤点検等の防止の観点での改善が求められていた。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、複数の専用計測器を利用する点検計測作業において、計測器切替え、計測器接続操作をより効率的に実施できる高信頼性の電源点検システムを提供することを目的とする。
また、点検計測作業に使用するトレーサビリティの確保された計測器による点検計測結果に対しても、使用計測器情報をシステム的に付加し、計測点検結果のトレーサビリティを一層向上させることができる電源点検システムを提供することを目的とする。
さらに、プラント監視制御装置用システム電源装置の点検作業時における、点検対象機器毎の点検作業許可/禁止の確認に係わる煩雑さや、点検員による確認による誤認等を防止し、効率的で信頼性の高い点検作業許可確認が可能な電源点検システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る電源点検システムは、複数の点検対象電源ユニットにそれぞれ設けられ点検対象電源ユニット固有のICタグ情報が記録されたICタグと、携帯点検端末と、電源点検装置と、前記携帯点検端末と前記電源点検装置との間の無線通信手段と、を備える電源点検システムにおいて、前記携帯点検端末は、前記ICタグ情報を入出力可能なICタグリーダ部と、前記ICタグリーダ部に接続された端末制御部と、ICタグ情報及び点検結果を表示する表示装置と、を備え、前記電源点検装置は、複数の計測器と、前記点検対象電源ユニットの点検種別に応じて前記計測器への接続を切替える計測器切替部と、前記計測器切替部に接続された少なくとも1以上の計測用端子と、前記複数の点検対象電源ユニット毎の識別情報が記憶された電源装置点検DBと、前記点検対象電源ユニットの計測点検処理を実行する電源点検制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数の専用計測器を利用する点検計測作業において、計測器切替え、計測器接続操作をより効率的に実施できる。
本発明の実施形態に係る電源点検システムの全体構成図。 本発明の第1の実施形態に係る電源点検装置の構成図。 本発明の第1の実施形態に係る電源点検端末の構成図。 本発明の実施形態に係る電源点検端末の概観図。 本発明の第1の実施形態に係る電源ユニットICタグ記録情報の構成例を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る電源装置点検DBの構成情報例を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る電源装置点検結果記録DBの構成情報例を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る計測器切替部の構成図。 本発明の第1の実施形態に係る電源点検端末の基本動作フロー図。 本発明の第1の実施形態に係る電源点検装置の基本動作フロー図。 本発明の第1の実施形態に係る点検開始時の電源点検端末の表示例を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る点検結果表示時の電源点検端末表示装置の表示例を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る電源点検装置の構成図。 本発明の第2の実施形態に係る電源点検端末の構成図。 本発明の第2の実施形態に係る計測器ICタグ記録情報の構成例を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る電源装置点検結果記録DBの構成情報例を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る電源ユニットICタグ記録情報の構成例を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る点検結果表示時の電源点検端末表示装置の表示例を示す図。 本発明の第3の実施形態に係る電源点検装置の構成図。 本発明の第4の実施形態に係る電源点検装置の構成図。 本発明の第4の実施形態に係る作業管理システム内作業管理DBの構成情報例を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る電源点検端末の基本動作フロー図。 本発明の第2の実施形態に係る電源点検装置の基本動作フロー図。 本発明の第3の実施形態に係る電源点検装置の基本動作フロー図。 本発明の第4の実施形態に係る電源点検装置の基本動作フロー図。
[第1の実施形態]
以下、本発明の第1の実施形態に係るプラント監視制御装置用電源点検システムを、図1〜図12を参照して説明する。
(構成)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るプラント監視制御装置用電源点検システムの全体構成図であり、図2は図1に示す電源点検装置200の構成図、図3は図1に示す電源点検端末100のシステム構成および、各構成要素の接続関係を示す図である。
図1において、プラント監視制御装置300内には、AC入力電源ユニット30gと、DC出力電源ユニット30a〜30f(DC出力電圧/必要容量によりDC5V、12V、−12V、24V、48V等の電圧毎の出力電源ユニット)により構成されたシステム電源装置301が実装され、プラント監視制御装置300内の制御監視用のPCLユニット302a、P/IOユニット302b、リレーユニット302c等にそれぞれ必要とされるDC電源を供給する構成となっている。なお、30a〜30fの各電源部からの電源供給先ユニットヘの供給電源配線、及び30gへのAC入力配線は省略している。
システム電源装置301を構成する各電源ユニット30a〜30gには、それぞれの電源ユニットを特定する近接非接触型ICタグ40a〜40gが貼り付けられている。また、電源点検者の腕に装着可能な電源点検端末100は無線通信等の無線通信手段150により電源点検装置200と接続されている。
図2に示すように、電源点検装置200は、電源点検端末100との無線通信処理を実施する電源点検端末通信処理部201と、電源点検作業の進行制御を実施する電源点検制御部202、時計部211と、専用計測器との通信制御処理を実施する計測器通信制御部204と、計測器と点検対象機器との計測回路切替えを実施する計測器切替部207と、専用計測器であるデジタルマルチメータ208及びリップルメータ209と、電源装置の点検方法や判定値を記録した電源装置点検DB205と電源装置点検結果を記録する電源装置点検結果記録DB206から構成されている。
図3に示すように、電源点検端末100は、ICタグの記録情報をRFID(Radio Frequency Identification)技術によりリード/ライトするICタグリーダライタ部101と、そのアンテナ部107と、電源点検端末100の入出力情報/表示装置への出力処理を制御する端末制御部102と、電源点検装置200との無線通信処理を実施する電源点検装置通信部103と、表示装置106と、警報出力を行う警報装置104と、点検者よりの表示装置106への表示選択内容の移動/確定操作を行うための操作部105とから構成されている。
図4は、電源点検端末100の概観図であり、電源点検端末100は小型化された端末であり、点検者の腕に装着可能な様にリストバンド112が設けられている。また、電源点検作業において、点検対象電源ユニットのICタグの入出力のために、対象ICタグの近傍(例えば、2〜3cm)に近づける操作と計測用端子を持って点検対象機器の計測部分へ接続させる点検作業の操作性向上のために、ICタグリーダライタ部のアンテナ部107は、点検者の指に装着可能な構成としている。
図5は、図1に示すシステム電源装置301の各電源ユニット30a〜30gに貼り付けられたICタグ40a〜40gに記録された記録情報例を示す図で、ICタグ固有の識別情報、電源ユニットを識別する為にシステムにて付番した電源ユニットTAG、電源種別、電源型式、点検項目、測定値、測定日時、判定結果を記録している。図5に例示する電源ユニットのICタグ記録情報は、電源種別はDC出力であり、点検項目としてDC出力電圧とDCリップルの2項目の点検結果を記録した例を示している。
図6は、図2に示す電源装置点検DB205の構成情報例を示す図であり、点検対象のシステム電源装置単位毎に、システム電源装置を識別するための当該プラント等にて管理用に付番されるシステム電源TAG、電源装置名称、メーカ、電源装置型式、構成電源ユニット数のシステム電源装置としての情報と、システム電源装置を構成する電源ユニット毎の電源ユニットTAG、電源ユニット型式、電源定格、点検項目数、点検方法、点検計測レンジ、点検判定値上限/下限、点検測定単位を記録している。図6の例では、電源ユニット7台により構成されるシステム電源の例を示している。
図7は、図2に示す電源装置点検結果記録DB206の構成情報例を示す図であり、電源装置点検DB205と同様のシステム電源装置単位の情報(システム電源TAG、電源装置名称、メーカ、電源装置型式、構成ユニット数)と、電源ユニット毎の電源ユニットTAG、点検項目数、点検方法、及び、電源点検結果を記録する計測値、測定日時、点検結果(良/否)情報を記録している。
図8は、図2に示す計測器切替部207の概略構成、及び、各構成要素、関連部との接続関係を示す図である。計測用端子210は点検時に電源ユニットのAC入力端子やDC出力端子部に接続させ電圧/リップル等の計測を実施する。また、計測器切替制御部2071は、計測器通信制御部204の要求を受信し、2072a、および2072bの回路SWを切替えることで計測回路をデジタルマルチメータ208、または、リップルメータ209への切替えを実施するとともに、電圧検出部2073にて検出したDC電圧またはAC電圧の検出種別を入力し、前記計測器通信制御部204へ通知する構成となっている。
図9は、電源点検端末100の基本動作フロー図であり、図10は電源点検装置200の基本動作フロー図である。また、図11、図12は電源点検端末の表示装置106への表示例を示す図である。
(作用)
上記のように構成されたプラント監視制御装置用電源点検システムの動作について、図9、図10に示された基本動作フロー図に基づいて説明する。
まず、図9および図3に基づき電源点検端末側の動作について説明する。
電源点検者は、点検対象のプラント監視制御装置300におけるシステム電源301の点検対象電源ユニット30a〜30fのICタグ(40a〜40g)のいずれかに電源点検端末100のICリーダ/ライタ部101のアンテナ部107を近づけて、電源ユニットのICタグ内に記録されている情報(図5)を入力する(S100)。
ICリ−ダ/ライタ部101により入力された特定の電源ユニットのICタグ情報は、端末制御部102へ通知され、端末制御部102では、点検開始時のガイド表示として、入力検出した電源ユニット識別番号(TAG情報)及び、電源種別情報を表示装置106へ表示要求する(S101)。電源点検端末の表示装置106への点検開始時の表示例を図11に示す。
また、端末制御部102では、電源ユニットのICタグ情報の正常入力を点検者へ報知するために、警報装置104へ正常音の警報出力要求を行う(S102)。
さらに、端末制御部102は、前記の入力した電源ユニットICタグ情報を電源点検装置通信部103へ通知し、電源点検装置通信部103は無線通信手段150を介して、図2の電源点検装置200内の電源点検端末通信処理部201へ送信し(S103)、電源点検装置200よりの点検結果受信待ち状態(S104)となる。
電源点検装置200側による点検計測の後、電源点検装置200内の電源点検端末通信処理部201より送信されてくる電源ユニット点検結果を、電源点検端末100内の電源点検装置通信部103にて受信する(S105)。受信データは端末制御部102へ送られ、点検測定結果の判定(S106)により、正常の場合は電源ユニットの点検結果を表示形式に変換した後、電源点検端末の表示装置106へ表示する(S107)。電源点検端末の表示装置106への点検結果表示例を図12に示す。
図12の点検結果表示例に示す内容について、点検者は1台分の電源ユニットの点検結果を確認した後、点検結果を電源ユニットのICタグヘ更新する為、再度同一電源ユニットのICタグに、電源点検端末100のアンテナ部107を近づけ、ICタグ情報の入力をICタグリーダ/ライタ部101により実施し(S108)、端末制御部102にて更新対象のICタグ(同一電源ユニット)であることを判定(S109)し、同一ICタグと判定後、点検結果として図5に示す電源ユニットのICタグ情報の測定値、測定日時、判定の項目を更新するために、端末制御部102にてICタグ更新情報に編集後、ICタグリーダ/ライタ部101へ更新要求を通知し、対象とする電源ユニットのICタグ情報を更新する(S110)。
さらに、端末制御部102は、点検結果の更新が実施されたことを報知するために、警報装置104へ正常処理のビープ音出力要求を要求する(S111)。
また、端末制御部102は、電源点検装置200よりの点検結果の判定(S106)が異常通知の場合、異常内容に応じたエラーメッセージを表示装置106へ表示要求する(S114)とともに、異常通知であることを点検者へ報知するために異常処理のビープ音出力を警報装置104へ要求する(S115)。
同様に、点検結果の電源ユニットICタグヘの更新においても、点検結果更新のために再入力したICタグと点検を実施した電源ユニットICタグとの比較判定(S109)で、一致しなかった場合、不正な点検結果更新を防止するとともに、点検者に不一致を報知するためにエラーメッセージを表示装置106へ表示し(S112)、かつ、異常処理のビープ音出力(S113)を発生させる。
なお、点検操作中のエラー通知を実施した場合は、エラー内容に応じたメッセージを表示するとともに、点検員による確認や、点検の「継続」/「中止」等の選択操作を、操作部105を介して端末制御部102へ通知する。
次に、図10、および図2に基づき電源点検装置側の動作について説明する。
電源点検装置200内の電源点検端末通信処理部201は、前記の電源点検端末の動作(S100〜S104)により送信された、点検対象の電源ユニット30a〜30gに貼り付けられたICタグ情報を受信し、電源点検制御部202へ通知する(S200)。
電源点検制御部202では、まず、点検要求された電源ユニットICタグ情報(電源ユニットTAG)を基に、電源装置点検DB205を検索し、点検要求の電源ユニットが、システムに登録されているか否かを判定し(S201)、登録されていない場合は、点検対象外である旨のエラー通知を電源点検端末通信処理部201を介して電源点検端末100へ送信する(S228)。
点検対象電源ユニットがシステムに登録されている場合は、当該電源ユニットに対応する点検情報(点検項目数、点検方法、計測レンジ、点検判定値上限/下限、測定単位)を電源装置点検DB205から取得し(S202)、点検項目No.を初期化(S203)して電源点検動作を開始する。
次に、電源点検制御部202は、電源点検装置DB205より取得した点検情報の実行点検項目No.に対応した点検方法(本例ではDC電圧/AC電圧/リップル)及び計測レンジ情報を計測器通信制御部204へ通知する(S204)。
計測器通信制御部204は、前記の通知された計測要求情報より点検方法を判定(本例では、点検方法がAC電圧測定(S205)、DC電圧測定(S218)、リップル測定(S223))であるか否かを判定し、いずれにも該当しない場合は点検方法と計測器の対応が不一致である旨のエラー通知を、電源点検制御部202、電源点検端末通信部処理201を介して電源点検端末へ表示要求する(S228)。
計測器通信制御部204は、点検方法がAC電圧測定の場合、デジタルマルチメータ208へ計測種別「AC電圧」及び計測レンジ設定要求を送信し(S206)、計測器切替部207に対して計測回路のデジタルマルチメータ側への切替要求送信後(S207)、点検者による電源ユニットの計測部への計測用端子210接続によるAC電圧検出通知が計測器切替部207より通知される間待機し(S208)、AC電圧検出通知を確認後、前記デジタルマルチメータ208へAC電圧計測要求を送信し(S209)、デジタルマルチメータ208よりの測定結果を受信し、電源点検制御部202へ通知する(S210)。
前記同様に、点検方法がDC電圧の場合も計測器通信制御部204は、デジタルマルチメータ208へ計測種別「DC電圧」及び計測レンジ設定要求を送信し(S219)、計測器切替部207に対して計測回路のデジタルマルチメータ側への切替要求送信後(S220)、点検者による電源ユニットの計測部への計測用端子210接続によるDC電圧検出通知が計測器切替部207より通知される間待機し(S221)、DC電圧検出通知を確認後、前記デジタルマルチメータ208へDC電圧計測要求を送信し(S222)、デジタルマルチメータ208よりの測定結果を受信し、電源点検制御部202へ通知する(S210)。
また、点検方法がリップル測定の場合も前記同様の手順により、計測器通信制御部204は、リップルメータ209へ計測レンジ設定要求を送信し(S224)、計測器切替部207に対して計測回路のリップルメータ側への切替要求送信後(S225)、点検者による電源ユニットの計測部への計測用端子210接続によるDC電圧検出通知が計測器切替部207より通知される間待機し(S226)、DC電圧検出通知を確認後、前記リップルメータ209ヘリップル計測要求を送信し(S227)、リップルメータ209よりの測定結果を受信し、電源点検制御部202へ通知する(S210)。
電源点検制御部202は、前記の計測器通信制御部204からの計測結果より計測処理が正常か判定し(S211)、正常計測の場合、時計部211より日付時刻を取得し(S212)、さらに、計測結果と点検判定値上限/下限による計測点検結果の良否判定を実施し(S213)、電源装置点検結果記録DB206の該当電源ユニットの点検計測値、点検測定日時、点検結果を記録する(S214)。一方、計測処理が正常計測でなかった場合は、電源点検端末へ計測不良の旨メッセージ通知する(S228)。
また、同一電源ユニットの点検項目が複数存在する場合は、点検項目No.をカウントアップして点検を継続し(S215、S216)、点検項目が完了した場合は、電源ユニット点検結果を電源点検端末通信処理部201を介して電源点検端末側通知する(S217)。
(効果)
以上に説明したように、本第1の実施形態によれば、プラント監視制御装置等のシステム電源の複数の専用計測器を利用した点検計測作業において、電源ユニットに付加されたICタグ情報、及び、電源装置点検DBに記録された電源装置点検情報に基づき、自動的に使用計測器の切替え、計測器のレンジ設定、データ計測、記録操作をおこなうことが可能となり、システム電源点検記録作業の合理化、自動測定/記録による測定誤りの防止が図ることができる。
特に、DC電源出力電圧とDC電源リップル測定については、点検対象電源ユニットの計測部分が同一計測端子であることから、従来2項目の点検計測のためにそれぞれの専用計測器をつなぎ替えて計測処理実施していたのに対し、2項目の連続自動測定が可能となり、また、AC入力電源電圧測定においても、常に同一の計測用端子にて点検計測処理が可能となることから、計測器と点検計測対象機器の計測部分への接続操作が効率的に行うことができる。
さらに、従来のシステムでは、点検対象機器と計測器との接続完了後に点検対象機器のICタグをスキャンしなければ誤計測となってしまう運用面についても、本システムでは、点検計測対象と計測器の接続を検出後に、計測器による計測処理を実施する処理としているため、計測器未接続状態での誤計測を回避しており作業性/計測データの信頼性向上を図ることができる。
また、電源点検端末及びICタグリーダ/ライタのアンテナ部の装着方法等を上記のように構成したことにより、点検対象電源ユニットの計測端子に接続している状態でも点検者が容易に確認可能であり、従来の点検方法では最低2人以上のチーム編成での点検作業であったものが、本システムにより1人でも作業可能な構成となっており、大幅な省力化を図ることができる。
さらに、本電源点検システムにより記録された電源装置点検結果記録DB、及び、電源装置点検DBの情報より、一般的な作表ツールを利用することで、システム電源点検報告書等の作成機能も付加可能であり、また、ICタグリーダ端末を利用することで、電源ユニットのICタグに記録された電源点検結果を現場にて容易に確認することも可能となる。
[第2の実施形態]
以下、本発明の第2の実施形態に係るプラント監視制御装置用電源点検システムを図13〜図18、図22及び図23を参照して説明する。なお、第1の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(構成)
図13は、本第2の実施形態に係る電源点検装置200aの全体構成図である。図13に示す電源点検装置200aが図2に示す電源点検装置200と異なる点は、デジタルマルチメータ208及びリップルメータ209に、それぞれ計測器管理用ICタグ50a,50bを設けるとともに、使用計測器情報212を追加したことと、使用計測器情報212を設定参照する処理を追加した電源点検制御部202aと、計測器の接続状態を電源点検制御装置202aへ通知するようにした計測器通信制御部204aと、点検計測時の計測値とともに計測に使用した計測器管理IDを記録可能とした電源装置点検結果記録DB206aとを備えた点である。
次に、電源点検端末100a側の構成について図14を用いて説明する。
図14に示す電源点検端末100aが図3に示す電源点検端末100と異なる点は、ICタグリーダライタ部101より通知される計測器管理用ICタグ情報の場合にも、電源点検装置通信部103を介して、電源点検装置200aへ通知する処理をおこない、また、計測器管理ID情報の付加された点検結果情報を表示装置106へ編集表示し、さらに、電源ユニットICタグヘの計測器管理ID情報も更新要求するようにしたことである。
図15は、図13に示す計測器ICタグ50a,50bの記録情報構成例を示す図で、ICタグ固有の識別情報、計測器をシステムにて一意に管理するための計測器管理ID、計測器種別、メーカ、製造番号、計測器有効期限、計測器校正日、計測器校正証明書番号を記録した例を示している。
図16は、図13に示す電源装置点検結果記録DB206aの構成例を示す図であり、実施形態1の図7に示す電源装置点検結果記録DB206に、使用計測器管理ID情報も記録可能としたものである。
図17は、図13に示す電源ユニットICタグ40al〜4091の記録情報構成例を示す図であり、実施形態1の図5に示す電源ユニットICタグ記録情報に使用計測器管理IDを追加したものである。
図18は、実施形態2の電源点検端末100aの表示装置106への点検結果表示例を示す図である。
(作用)
次に、上記のように構成されたプラント監視制御装置用の電源点検システムの動作について、図22、図23に示された基本動作フロー図に基づいて説明する。
本第2の実施形態において、プラント監視制御装置等のシステム電源装置の点検を実施する場合、まず、電源点検端末100aのICタグリーダライタ部101にて、デジタルマルチメータ208、リップルメータ209に付加された計測器ICタグ50a及び50bの計測器管理情報を入力し(図22、S90)、第1の実施形態の電源ユニットICタグ情報入力時と同様に、端末制御部102a、電源点検装置通信部103、無線通信手段150、電源点検装置200a側の電源点検端末通信処理部201を介して電源点検制御部202aへ通知する(図22、S91)。
次に、電源点検制御部202aは、計測器ICタグ情報を受信した場合(図23、S2001)、計測器ICタグ情報内の「計測器有効期限」にて有効期限内であるか否かの判定後(図23、S2002)、計測器通信制御部204aへ計測器種別に対応する計測器の接続状態確認要求を通知する(図23、S2003)。
計測器通信制御部204aは、接続確認要求の通知された計測器に対して接続確認用としてテスト用レンジ設定要求を通知し正常応答であることで、当該計測器が接続中であるものと判断し、要求元の電源点検制御部202aへ返信する(図23、S2004)。電源点検制御部202aは、計測器通信制御部204aからの計測器接続状態確認結果を判定し(図23、S2005)、計測器ICタグ情報を電源装置点検の使用計測器のものとして、使用計測器情報212へ保存する処理を実施する(図23,S2006)。
また、電源点検制御部202aは、計測器通信制御部204aからの点検計測結果受信毎に計測器接続状態も確認し、計測器未接続の場合は使用計測器情報212をリセットする(図23、S2101、S2103)。
前記ステップで使用計測器情報212を確立した以降は、第1の実施形態の電源点検操作手順と同様の操作による点検作業を実施し、その際、電源点検制御部202aは、電源ユニットの点検項目毎の計測処理実行毎に、使用計測器に対応した計測器管理IDを使用計測器情報212より取得し(図23、S2102)、電源装置点検結果記録DB206aに記録するとともに、電源点検端末100aへの点検結果通知情報へ使用計測器管理ID情報を付加して返信する。
使用計測器管理IDが追加された点検結果情報は、電源点検端末100aの表示装置106へ図18に示す様な使用計測器ID情報も含めた点検結果が表示され)図22、S107a)、点検員にて使用計測器情報も記録されたことが判断可能となるとともに、電源ユニットICタグ内にも点検結果として計測処理に使用した計測器の管理IDが記録される。
(効果)
本第2の実施形態によれば、電源装置点検における計測処理時に利用する計測器の有効期限確認の自動判定、および、点検時の計測データ毎に使用した計測器管理IDを自動記録することが可能となり、点検計測作業における使用計測器管理の厳密化、及び、計測データ1点単位の使用計測器の正当性(トレーサビリティ)を向上させることが容易に可能となる。
[第3の実施形態]
以下、本発明の第3の実施形態に係るプラント監視制御装置用電源点検システムを図19及び図24を参照して説明する。なお、第1及び第2の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(構成)
図19は本第3の実施形態に係る電源点検装置200bの全体構成図である。
図19の電源点検装置200bが、図13に示す第3の実施形態の電源点検装置200aと異なる点は、使用計測器情報212を省き、計測器ICタグリーダ部213を追加し、第1の実施形態(図2)の計測器通信制御部204に、計測器による測定要求時、計測器ICタグ情報も入力し電源点検制御部へ通知する処理を追加した計測器通信制御部204bと、第1の実施形態(図2)の電源点検制御部202に、計測器通信制御部204bよりの計測器ICタグ情報受信時に、使用計測器の有効期限の判断を行うとともに、第2の実施形態と同様に点検計測時の計測値とともに計測に使用した計測器管理IDを電源装置点検結果記録DB206aに記録する処理と、電源点検端末100a側へ点検結果として使用計測器管理IDも付加して返信する処理を追加した電源点検制御部202bにより構成した点であり、その他は第2の実施形態と同様である。また、電源点検端末100aも、第2の実施形態と同一構成である。
(作用)
本第3の実施形態の動作について、図24に示す電源点検装置側の基本動作フロー基に説明する。
なお、図10に示す第1の実施形態の基本動作フローと重複する部分の説明は省略する。また、電源点検端末側については、電源点検結果として使用計測器ID情報の電源点検端末表示装置106への表示項目追加、及び、電源ユニットICタグヘの追加記録を可能としたものであり、第2の実施形態の電源点検端末の基本動作フローを示す図22の計測器ICタグ情報の入力及び電源点検装置への送信処理(S90、S90)を除いたものと同−であり説明は省略する。
本第3の実施形態においては、プラント監視制御装置等のシステム電源装置の点検を実施する手順は第1の実施形態と同様に、電源点検装置200bは電源点検端末100aより電源ユニットICタグ情報を受信し、電源点検制御部202bは、点検項目No.に対応した点検方法及び計測レンジ情報を計測器通信制御204bへ通知する。
計測器通信制御部204bは、第1の実施形態と同様に対象計測器へのレンジ設定の要求(S206、S219、S224)、計測器切替部への計測回路切替え要求(S207、S220、S225)、点検員による計測端子への計測器接続による電圧検出後(S208、S221、S226)、計測器への計測要求計測結果入力後(S209、S222、S227)、計測器ICタグリーダ部213へ計測器ICタグ50a、50bの入力要求を実施し、計測器ICタグリーダ部213より通知された計測器ICタグ情報の計測器情報(本例では2台分)から、計測に使用した計測器の計測器ICタグ情報を決定し(S2091、S2221、S2271)、計測器よりの計測結果と計測に使用した計測器ICタグ情報を電源点検制御部202bへ通知する(S210a)。
電源点検制御部202bでは計測器ICタグ情報より、計測器の有効期限内かを判定(S250)し、有効期限外の場合は電源点検端末ヘエラー情報の送信を行う(S228)。
一方、計測器有効期限が正常の場合は、第2の実施形態と同様に、電源点検制御部202bは、電源ユニットの点検項目毎の計測処理実行毎に、使用計測器に対応した計測器管理IDを電源装置点検結果記録DB206aに記録するとともに、電源点検端末100aへの点検結果通知情報へ使用計測器管理IDを付加して返信する。使用計測器管理IDが追加された点検結果情報は、電源点検端末100aの表示装置106へ図18に示す様な使用計測器ID情報も含めた点検結果が表示され、点検員にて使用計測器情報も記録されたことが判断可能となるとともに、電源ユニットICタグ内にも点検結果として計測処理に使用した計測器の管理情報が記録される。
(効果)
本第3の実施形態によれは、電源装置点検における計測処理時に利用する計測器の有効期限確認の自動判定、および、点検時の計測データ毎に使用した計測器管理IDを自動記録することが可能となり、点検計測作業における使用計測器管理の厳密化、及び、計測データ1点単位の使用計測器の正当性(トレーサビリティ)を向上させることが、実施形態2より操作手順の簡素化が図られた形態で実現される。また、使用計測器の記録管理についても、データ計測毎に都度計測器ICタグを入力することから、さらに記録管理の高信頼性化及び厳密化を図ることができる。
[第4の実施形態]
以下、本発明の第4の実施形態に係るプラント監視制御装置用電源点検システムを図20、図21及び図25を参照して説明する。なお、第1乃至第3の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(構成)
図20は、本第4の実施形態に係る電源点検装置200cの全体構成図である。
図20の電源点検装置200cが、図2に示す電源点検装置200と異なる点は、作業管理通信部214を追加し、第1の実施形態(図2)の電源点検制御部202に、電源点検端末100よりの点検要求としての電源ユニットICタグ情報を受信時、点検対象システム電源装置の作業許可が実施されているかを問い合わせ確認する処理を追加した電源点検制御部202cと、作業管理システム400とを連携する通信手段250より構成して点であり、その他は、電源点検端末100側を含め第1の実施形態と同一構成である。
図21は、作業管理システム400内に記録管理されている作業管理DBの例を示す図である。
(作用)
本第4の実施形態の動作について、図25に示す電源点検装置200c側の基本動作フローを基に説明する。なお、第1の実施形態の電源点検装置側の基本動作フローを示す図10と重複する部分の説明は省略する。
本第4の実施形態において、プラント監視制御装置等のシステム電源装置の点検を実施する手順は第1の実施形態と同様であり、電源点検装置200cは、電源点検端末100より電源ユニットICタグ情報を受信し、電源点検制御部202cは、点検要求の通知された電源ユニットICタグ情報が電源装置点検DB205に登録されている場合、電源ユニットICタグに対応する電源点検情報、および、当該システム電源タグを取得する(図25、S202a)。
電源点検制御部202cは、取得したシステム電源タグ情報を基に作業許可状態確認要求を、作業管理通信部214へ要求する。作業管理通信部214は、通信手段250を介して、システム電源装置の機器タグ番号を作業管理システム400へ送信し、点検対象機器の作業可否問い合わせを実施する。
作業管理システム400は、図21に示す作業管理DB構成情報を適時更新することにより、プラント内の点検作業の状況を一元管理する目的で、作業管理番号、作業件名、及び、点検対象機器TAG毎の作業可否、作業許可日時、作業完了日時を記録管理し、プラント管理者の業務を支援するシステムである。
作業可否の確認要求を受信した作業管理システム400は、前記作業管理DBを参照して、点検対象機器タグに対応する作業可否を作業管理通信部214へ返信する。作業管理通信部214は受信した作業可否結果を電源点検制御部202cへ通知する(図25、S260)。
電源点検制御部202cは、電源装置点検作業の実施可否を判定し(S261)、作業不可の場合電源点検端末側にエラー情報を送信し(S228)、作業禁止中の電源装置の点検である旨を点検員へ促す。作業許可の場合の以降の動作は、第1の実施形態と同様である。
(効果)
本第4の実施形態によれば、システム電源点検作業実施時に対象電源装置の作業許可状態が、作業管理システムとの連携によりシステム的に判断されるため、作業許可のない電源装置の誤った点検作業の防止による点検作業品質向上、及び、作業開始後の作業許可状態の再確認等の煩雑な確認作業が不要となり点検作業の省力化を図ることができる。
30a〜30g…電源ユニット、300…プラント監視制御装置、301…システム電源装置、40a〜40g…電源ユニットICタグ、50a,50b…計測器ICタグ、100,100a…電源点検端末、101…1Cタグリーダライタ部、102,102a…端末制御部、103…電源点検装置通信部、104…警報装置、105…操作部、106…表示装置、107…アンテナ部、112…リストバンド、150…無線通信手段、200,200a,200b,200c…電源点検装置、201…電源点検端末通信処理部、202,202a,202b,202c…電源点検制御部、204,204a,204b…計測器通信制御部、205…電源装置点検DB、206,206a…電源装置点検結果記録DB計測器切替部、208…デジタルマルチメータ、209…リップルメータ、210…計測用端子、211…時計部、212…使用計測器情報、213…計測器ICタグリーダ、214…作業管理通信部、250…通信手段、400…作業管理システム。

Claims (4)

  1. 複数の点検対象電源ユニットにそれぞれ設けられ点検対象電源ユニット固有のICタグ情報が記録されたICタグと、携帯点検端末と、電源点検装置と、前記携帯点検端末と前記電源点検装置との間の無線通信手段と、を備える電源点検システムにおいて、
    前記携帯点検端末は、前記ICタグ情報を入出力可能なICタグリーダ部と、前記ICタグリーダ部に接続された端末制御部と、ICタグ情報及び点検結果を表示する表示装置と、を備え、
    前記電源点検装置は、複数の計測器と、前記点検対象電源ユニットの点検種別に応じて前記計測器への接続を切替える計測器切替部と、前記計測器切替部に接続された少なくとも1以上の計測用端子と、前記複数の点検対象電源ユニット毎の識別情報が記憶された電源装置点検DBと、前記点検対象電源ユニットの計測点検処理を実行する電源点検制御部と、を備えることを特徴とする電源点検システム。
  2. 前記複数の計測器はそれぞれ固有の計測器ICタグ情報を記録した計測器ICタグを備え、前記携帯点検端末に前記計測器ICタグ情報が入力されるとともに、前記電源点検制御部は、前記携帯点検端末より通知された計測器ICタグ情報を使用計測器情報として保持し、前記計測器との接続状態に応じて使用計測器情報の有効性も管理し、前記電源点検装置に設けられた電源装置点検結果記録DBに点検計測実施毎に前記使用計測情報と点検計測結果を、記録管理することを特徴とする請求項1記載の電源点検システム。
  3. 前記複数の計測器はそれぞれ固有の計測器ICタグ情報を記録した計測器ICタグを備えるとともに、前記電源点検装置は前記計測器ICタグ情報の入出力をおこなう計測器ICタグリーダ部を備え、計測器通信制御部は前記計測器の計測結果と前記計測器ICタグリーダ部からの計測器ICタグ情報を電源点検制御部に通知し、前記電源点検装置に設けられた電源装置点検結果記録DBに点検計測実施毎に前記使用計測情報と点検計測結果を、記録管理することを特徴とする請求項1記載の電源点検システム。
  4. 前記電源点検装置は通信手段を介して作業管理システムに接続され、前記作業管理システムに設けられた作業管理DB構成情報と点検対象電源ユニットのICタグ情報に基づいて点検対象電源ユニットの点検作業可否を判定することを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の電源点検システム。
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