JP2010256750A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成動作を開始する際に、画像形成動作を迅速に開始する。
【解決手段】駆動モータ65Kによって回転駆動される感光体ドラム11Kの表面を、帯電器12Kによって帯電して、プリントヘッド13Kによって静電潜像を形成し、現像器14Kから供給されるトナーによって現像する。帯電器12Kには帯電電源部60Kによって帯電バイアス電圧が印加される。現像器14Kの現像スリーブ141Kには現像電源部63Kによって現像バイアス電圧が印加される。画像形成ジョブを受け付けると、回転が開始された感光体ドラム11Kの回転数に基づいて、感光体ドラム11Kが所定回転数に達すると予測される時刻を算出した後に、帯電電源部60Kの昇圧を開始して、算出された予測時刻に出力電圧が所定の帯電バイアス電圧が出力されるように制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像を形成する画像形成装置に関する。
電子写真プロセスによって画像を形成する画像形成装置では、通常、表面に感光層が設けられた感光体ドラムが使用されている。電子写真プロセスでは、感光体ドラムの表面の感光層を、帯電器によって所定の表面電位になるように一様に帯電した後に、画像データに対応したレーザ光が照射されることによって感光層に静電潜像を形成し、形成された静電潜像を現像器によってトナー現像することによりトナー画像を形成し、このトナー画像を記録シートに転写する。
現像剤としては、例えば、トナーと、磁性粒子であるキャリアとを有する二成分系現像剤が用いられる。この場合には、現像器におけるハウジング内に、二成分系現像剤が収容され、現像マグネットローラが感光体ドラムと対向するように配置される。現像マグネットローラは、回転可能になった円筒状の現像スリーブと、この現像スリーブ内に固定的に配置された円柱状のマグネット体とを備えており、現像スリーブの回転によって現像スリーブの外周面(表面)にキャリアによる磁気ブラシが形成されて、ハウジング内のトナーが磁気ブラシによって搬送される。
現像スリーブには、現像電源部から出力される現像バイアス電圧が印加され、感光体ドラムの表面電位と、現像バイアス電圧が印加された現像スリーブの表面電位との電位差により、現像スリーブの周面を搬送されるトナーが、感光体ドラム表面に移動して静電潜像に付着し、静電潜像がトナーによって現像される。なお、トナー画像が転写された後の感光体ドラムの表面は、除電ランプ等の光学除電部材によって露光されることにより除電される。
このような画像形成装置では、感光体ドラムの表面電位と現像スリーブの表面電位との関係によっては、感光体ドラムにおける非画像領域にトナーが付着する「トナーかぶり」、あるいは、磁気ブラシを形成するキャリアが感光体ドラムに付着する「キャリア付着」が発生することが知られている。「トナーかぶり」、「キャリア付着」が発生すると、画像の画質が低下する。
このような問題を解決するために、特許文献1には、画像形成動作の開始時および終了時に、感光体ドラムの回転を開始してから感光体ドラムの回転が安定した後に、帯電ローラに印加される帯電バイアス電圧と、現像スリーブに印加される現像バイアス電圧との出力を開始し、それらを連動させて連続的または断続的に変動させることにより、感光体ドラムの表面電位と、現像スリーブの現像バイアス電位とのそれぞれの絶対値の差を300V以下とする構成が開示されている。
また、特許文献2には、感光体ドラムの帯電電位および現像バイアス電位の立ち上げ時または立ち下げ時に、いずれか一方を、他方の電位に基づいて段階的に制御することによって、感光体ドラムにトナーおよびキャリアが付着することを防止する構成が開示されている。
特開2001−92197号公報 特開2001−235913号公報
前記特許文献1および2に記載されているように、画像形成動作を開始する際および終了する際において、帯電電位を連続的または断続的に制御する構成では、制御時間が長くなるために、感光体ドラムが長時間にわたって帯電されることになる。感光層は、帯電量が増加することによって劣化することが知られており、感光層が長時間にわたって帯電されると、感光層の劣化が促進されて感光体ドラムの寿命が短くなるおそれがある。
また、特許文献1に開示されているように、感光体ドラムの回転を開始してから、感光体ドラムの回転が安定した後に、帯電バイアス電圧および現像バイアス電圧の出力を開始する構成では、画像形成動作の開始が遅れるという問題がある。これにより、画像形成動作を効率よく実施することができず、作業効率が低下することになる。
本発明は、このような従来の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、感光体の劣化を抑制するとともに、画像形成動作を開始する際に画像形成動作を迅速に開始することができて作業効率を向上させることができる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、回転される感光体の表面を、帯電器によって一様帯電した後、静電潜像を形成し、現像器によって前記静電潜像を現像する画像形成装置であって、前記感光体を回転駆動する回転駆動装置と、前記帯電器に印加される帯電バイアス電圧を出力する帯電電源部と、画像形成ジョブを受け付ける受付手段と、装置が待機状態にある時に前記画像形成ジョブを受け付けると、前記回転駆動装置を起動して所定回転速度に達するまで加速するモータ駆動手段と、前記回転駆動装置が起動されてから前記所定回転速度に達するまでの移行期間の初期において、前記感光体の回転速度の変化を監視する監視手段と、当該監視手段の監視結果に基づいて、前記感光体が所定回転速度に達すると予測される予測時刻を算出する予測手段と、前記予測時刻が算出された後に、前記帯電電源部の出力電圧の昇圧を開始し、前記予測時刻に出力電圧が所定の帯電バイアス電圧に達するように、前記帯電電源部を制御する電源制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の画像形成装置では、感光体の回転が開始されて、感光体が所定の回転数で回転する安定回転状態になると同時に、帯電器は、所定のバイアス電圧が印加された安定出力状態になることから、その時点において画像形成動作を開始することができる。このように、感光体の回転速度を監視して感光体が安定回転状態になる予測時刻を予測しているために、予測時刻を高精度で正確に予測することができる。従って、感光体が安定回転状態になる時間を不必要に長く設定する必要がなく、これにより、画像形成動作を開始するまでの時間を短縮することができ、画像形成動作の作業効率を向上させることができる。
好ましくは、前記予測手段は、前記移行期間の初期において予め設定された所定の測定時間が経過するまでの間に、前記予測時刻の算出を終了することを特徴とする。
好ましくは、前記予測手段は、前記測定時間の間に、所定の時間間隔毎に前記予測時刻の算出を繰り返すことを特徴とする。
好ましくは、前記電源制御手段は、前記昇圧の開始が、前記測定時間が経過した時点であることを特徴とする。
好ましくは、前記現像器は、現像電源部から出力される所定の現像バイアス電圧が印加された現像剤担持体によって搬送される現像剤により前記静電潜像を現像し、前記電源制御手段は、前記予測手段が前記予測時刻の算出が終了した後に前記現像電源部から出力される現像バイアス電圧の昇圧を開始し、前記予測時刻に出力電圧が所定の帯電バイアス電圧に達するように、前記現像電源部を制御することを特徴とする。
好ましくは、前記感光体の表面は、前記帯電器による帯電前に、除電電源部から出力される所定電圧が印加された光学除電部材によって除電されるようになっており、前記電源制御手段は、前記予測手段が前記予測時刻を算出した後に、前記除電電源部から出力される電圧の昇圧を開始し、前記予測時刻に出力電圧が所定の電圧に達するように、前記除電電源部を制御することを特徴とする。
好ましくは、前記モータ駆動手段は、前記受付手段によって受け付けられた画像形成ジョブが終了することにより前記回転駆動装置の駆動停止を指示し、前記監視手段は、前記回転駆動装置の停止が指示された後、回転停止するまでの移行期間の初期において、前記感光体の回転速度の変化を監視し、前記予測手段は、当該監視手段の監視結果に基づいて、前記感光体の回転が停止すると予測される停止予測時刻を算出し、前記電源制御手段は、前記停止予測時刻が算出された後に、前記帯電電源部から出力される帯電バイアス電圧の降圧を開始し、前記停止予測時刻に出力電圧が所定の待機電圧に達するように前記帯電電源部を制御することを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置の一例であるタンデム型カラーデジタルプリンタの概略構成を示す模式図である。 そのプリンタにおける黒色のトナー画像を形成する画像形成ユニットの概略構成を示す模式図である。 その画像形成ユニットの制御系の主要部を示すブロック図である。 画像形成ユニットに設けられた画像形成制御部において画像形成動作を開始する際に実行される処理を示すタイムチャートである。 画像形成ユニットに設けられた画像形成制御部において画像形成動作を開始する際に実行される処理を示すフローチャートである。 画像形成動作を開始する際に画像形成制御部において実行される処理の詳細を説明するためのタイムチャートである。 画像形成動作を終了する際に画像形成制御部において実行される処理を示すタイムチャートである。 画像形成動作を終了する際に画像形成制御部において実行される処理を示すフローチャートである。 画像形成動作を終了する際に画像形成制御部において実行される処理の詳細を説明するためのタイムチャートである。 画像形成動作を開始する際の従来の制御の一例を示すタイムチャートである。 画像形成動作を終了する際の従来の制御の一例を示すタイムチャートである。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施の形態を、タンデム型カラーデジタルプリンタ(以下、単に「プリンタ」という。)を例にして説明する。
<プリンタの構成>
図1は、プリンタ1の全体の概略構成を示す模式図である。プリンタ1は、周知の電子写真方式によりトナー画像を形成する画像プロセス部10と、給紙カセット31内の記録シートSを画像プロセス部10へ搬送するシート搬送部30とを備えている。シート搬送部30にて搬送される記録シートSは、画像プロセス部10においてトナー画像が転写された後に定着装置40に搬送され、定着装置40においてトナー画像が記録シートSに熱定着される。
画像プロセス部10は、プリンタ1の上下方向の略中央部において矢印Xで示す水平方向に周回移動する中間転写ベルト18と、中間転写ベルト18の上方に、周回移動方向に沿って順番に配置された画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kとを備えている。画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kは、主制御部70によって制御されるようになっている。
主制御部70は、ネットワーク(例えばLAN)を介して、外部の端末装置等からの画像形成(プリント)ジョブの実行指示を受け付けると、ジョブデータに基づいて、画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kのそれぞれに対して、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の各色のトナーによるトナー画像の形成動作の実行を指示する。
図2は、K色のトナー画像を形成する画像形成ユニット10Kの概略構成を示す模式図である。画像形成ユニット10Kには、像担持体である感光体ドラム11Kが、中間転写ベルト18の上面に接した状態で設けられている。感光体ドラム11Kは、表面に感光層が設けられており、駆動モータ65Kの回転が変速機66kを介して伝達されて、矢印Zで示す方向に回転される。感光体ドラム11Kの上部近傍には、帯電器12Kが感光体ドラム11Kに対向して配置されており、帯電器12Kによって、感光体ドラム11Kの表面の感光層が一様に帯電される。
感光体ドラム11Kの周囲には、一様に帯電された表面の感光層を露光して静電潜像を形成するプリントヘッド(PH)13Kと、感光層に形成された静電潜像をK色のトナーによって現像する現像器14Kとが、感光体ドラム11Kの回転方向に沿って順番に配置されている。感光体ドラム11Kの下方には、中間転写ベルト18を介して1次転写ローラ15Kが配置されており、感光体ドラム11Kの表面に形成されたK色のトナー画像は、1次転写ローラ15Kによって中間転写ベルト18上に転写される。トナー画像が中間転写ベルト18に転写された感光体ドラム11Kの感光層は、クリーナ16Kによってクリーニングされた後に、除電ランプ等によって構成された光学除電部材17Kにより露光されて除電される。
図1に示すように、各画像形成ユニット10Y、10M、10Cにおける感光体ドラム11Y、11M、11Cの下方には、画像形成ユニット10Kと同様に、中間転写ベルト18を介して、1次転写ローラ15Y、15M、15Cがそれぞれ配置されている。
画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kは、トナー画像を形成するためのトナーの色のみがそれぞれ異なっていること以外は概略同様の構成になっているために、画像形成ユニット10K以外の画像形成ユニット10Y、10M、10Cの構成の説明は省略する。
図1に示すように、各感光体ドラム11Y、11M、11C、11K上のトナー画像は、1次転写ローラ15Y、15M、15C、15Kそれぞれとの間に生じる電界の静電力によって、中間転写ベルト18の外周面(上面)に1次転写される。なお、フルカラー画像を形成する場合には、各画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kにおけるトナー画像の形成動作は、中間転写ベルト18上の同じ領域に多重転写されるように、それぞれの画像形成動作タイミングをずらした状態で実行される。
中間転写ベルト18の下側のベルト走行部分は、各色のトナー画像が転写される上側のベルト走行部分とは反対方向に走行しており、その搬送方向下流側の端部近傍には、中間転写ベルト18の外周面に対向して2次転写ローラ19が配置されている。給紙カセット31から繰り出された記録シートSが搬送される搬送経路32は、中間転写ベルト18と2次転写ローラ19との間を通過しており、中間転写ベルト18と2次転写ローラ19との間を通過する記録シートS上に、両者の間に生じる電界の静電力によって、中間転写ベルト18の外周面に転写されたトナー画像が2次転写される。
トナー画像が転写された記録シートSは、中間転写ベルト18から分離されて定着装置40へ搬送される。トナー画像が2次転写された記録シートSは、定着装置40に設けられた加熱ローラ41と加圧ローラ42との間を通過する間に、転写されたトナー画像が熱定着され、各画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kの上方に設けられた排紙トレイ33上に排出される。
感光体ドラム11Kの上部近傍に配置された帯電器12Kは、図2に示すように、スコロトロン帯電器であり、断面矩形状の中空直方体形状であって感光体ドラム11K側の一側面が開口したシールド(帯電安定板)122Kと、このシールド122Kの内部に感光体ドラム11Kの軸方向に沿って設けられた針状電極121Kと、シールド122Kの開口内に設けられたグリッド電極123Kとを有している。
帯電器12Kは、帯電電源部60Kから出力される電流および電圧によって制御される。帯電電源部60Kは、針状電極121Kに接続された針状電極電源部61Kと、シールド122Kに接続されたシールド電圧生成部62Kとを有している。針状電極電源部61Kは、針状電極121Kに−700μA程度の定電流を供給し、シールド電圧生成部62Kは、−200V〜−1100Vの範囲から選択された所定の電圧(帯電バイアス電圧)をシールド122Kに印加する。
帯電器12Kでは、シールド122Kに帯電バイアス電圧が印加された状態で、針状電極121Kに−700μA程度の定電流を供給することによって針状電極121Kにコロナ放電が生じ、このコロナ放電によって、感光体ドラム11K表面の感光層が所定の電位に帯電される。感光層の電位は、シールド電圧生成部62Kからシールド122Kに印加される帯電バイアス電圧を変更することによって調整される。
所定の電位に帯電された感光体ドラム11K表面の感光層には、露光手段であるプリントヘッド13Kから照射されるレーザ光によって静電潜像が形成されて、現像器14KにおいてK色(黒色)のトナーにより現像される。現像器14Kにおけるハウジング内には、磁性粒子であるキャリアとK色のトナーとによって構成された二成分現像剤が収容されている。
現像器14Kのハウジング内には、感光体ドラム11Kに対向して配置された現像マグネットローラ140Kが設けられている。現像マグネットローラ140Kは、現像剤担持体である円筒状の現像スリーブ141Kと、現像スリーブ141Kの内部に固定状態で配置された円柱状のマグネット体142Kとを有している。現像スリーブ141Kには、駆動モータ65Kの回転が変速機66Kを介して伝達されており、画像形成時には、所定の回転数で感光体ドラム11Kの回転方向とは反対方向に安定的に回転される。
変速機66Kは、駆動モータ65Kからの出力回転数(回転速度)を、感光体ドラム11Kおよび現像スリーブ141Kのそれぞれに対して、予め設定された所定の回転数(回転速度)になるように変速して伝達する。感光体ドラム11Kおよび現像スリーブ141Kは、駆動モータ65Kの回転駆動が開始されることによって、同時に回転を開始し、その後に、駆動モータ65Kが所定の回転数で回転される安定回転状態になることにより、感光体ドラム11Kおよび現像スリーブ141Kのそれぞれも、所定の回転数で回転する安定回転状態になる。
駆動モータ65Kには、出力軸の回転数に対応した信号を出力するFG(Frequency Generator)信号発生器67Kが設けられている。FG信号発生器67Kは、例えば、駆動モータ65Kにおけるロータの周囲に着磁された360個のNS対(磁石)と、ロータの回転によって生じる磁界の変化を検出する磁気センサとによって構成されている。従って、FG信号発生器67Kからは、駆動モータ65Kの回転数(ロータの回転数)に対応したFG信号が出力される。FG信号は、後述するように、感光体ドラム11Kの回転情報としての回転速度を検出するために使用される。
なお、感光体ドラム11Kおよび現像スリーブ141Kの回転は、上記のように、共通の駆動モータ65Kによって駆動する構成に限らず、感光体ドラム11Kおよび現像スリーブ141Kのそれぞれに対して設けられた駆動モータによって駆動させるようにしてもよい。この場合には、感光体ドラム11Kおよび現像スリーブ141Kのそれぞれが同時に回転駆動されて、同時に所定の回転速度に達するようにそれぞれの駆動モータが制御され、それぞれの駆動モータにおける出力回転数が測定される。
現像スリーブ141Kには、現像電源部63Kの出力端子が接続されており、現像電源部63Kからは、−100V〜−800Vの範囲から選択された所定の電位(本実施形態では−700V)の直流電圧と、4〜7kHzの範囲から選択された所定周波数の交流電圧とが重畳されることによって、ピークtoピーク電圧が、1200〜1400Vppの範囲から選択された所定の現像バイアス電圧が出力され、この現像バイアス電圧が現像スリーブ141Kに印加される。
現像バイアス電圧が印加された現像スリーブ141Kが、駆動モータ65Kによって回転されると、現像スリーブ141Kの表面にはキャリアによって磁気ブラシが形成され、磁気ブラシによってハウジング内のトナーが搬送される。現像スリーブ141Kの表面を搬送されるトナーは、感光体ドラム11Kの表面に形成された静電潜像に付着し、これによって静電潜像がトナー現像されて、感光体ドラム11Kの表面にK色のトナー画像が形成される。
感光体ドラム11Kの下側に中間転写ベルト18を介して配置された1次転写ローラ15Kには、転写電源部64Kによって、+500V〜+3000Vの範囲から選択された所定の転写バイアス電圧が印加されるようになっている。感光体ドラム11Kの表面に形成されたK色のトナー画像は、中間転写ベルト18の外周面に密着すると、1次転写ローラ15Kに印加された転写バイアス電圧によって生じる電界の静電力により、中間転写ベルト18の外周面上に転写される。
転写ローラ15Kに印加される転写バイアス電圧は、感光体ドラム11Kの表面に形成されたトナー画像が効率的に中間転写ベルト18に転写されるように所定の電位に予め設定されている。中間転写ベルト18にトナー画像が転写された感光体ドラム11Kの表面には、トナー画像における十数%程度のトナーが感光体ドラム11Kの表面に残留しており、この残留トナーがクリーナ16Kによって掻き落とされて、図示しない廃トナーボトルに回収される。
残留トナーが掻き落とされた感光体ドラム11K表面の感光層は、光学除電部材17Kによって露光されることにより除電される。光学除電部材17Kは、感光体ドラム11Kの軸方向に沿って感光体ドラム11Kの表面に対向して配置された複数の発光ダイオードと、各発光ダイオードにそれぞれ直列接続された電気抵抗とを有しており、除電電源部68Kから所定電圧(例えば24V)が印加されることによって、全ての発光ダイオードが点灯したフル発光状態になる。これにより、感光体ドラム11K表面の感光層が露光されて除電される。
<制御系の構成>
図3は、画像プロセス部10におけるK色のトナーによるトナー画像を形成する画像形成ユニット10Kの制御系の主要部の構成を示すブロック図である。画像形成ユニット10Kは、主制御部70に設けられた画像形成制御部50Kによって制御される。画像形成制御部50KはCPU(図示せず)を備えており、ROMに記憶されたプログラムに基づいて、画像形成ユニット10Kにおける感光体ドラム11Kおよび現像スリーブ141Kを回転させる駆動モータ65K、帯電電源部60Kの針状電極電源部61Kおよびシールド電圧生成部62K、現像電源部63K、転写電源部64K、除電電源部68K等を制御する。
画像形成制御部50Kには、外部の端末装置等からのプリント(画像形成)ジョブの実行指示を受け付ける受付手段50aが設けられており、また、この受付手段50aがプリントジョブを受け付けると、駆動モータ65Kを起動させて所定の回転速度(回転数)で安定的に回転させるモータ駆動手段50bが設けられている。モータ駆動手段50bは、受付手段50aによって受け付けられたプリントジョブが終了すると、駆動モータ65Kに対して駆動停止を指示して回転駆動を停止させるようになっている。
画像形成制御部50Kには、駆動モータ65Kに設けられたFG信号発生器67Kの出力に基づいて駆動モータ65Kの回転速度、すなわち、感光体ドラム11Kの回転速度を監視する監視手段50cが設けられている。監視手段50cは、モータ駆動手段50bによって駆動モータ65Kの起動が開始されてから安定回転状態に達するまでの移行期間の初期、および、駆動モータ65Kの駆動停止が指示されてから停止状態に達するまでの移行期間の初期において、駆動モータ65Kの回転速度を監視する。
さらに、画像形成制御部50Kには、後述するように、監視手段50cの監視結果に基づいて、駆動モータ65K(すなわち感光体ドラム11K)が安定回転状態になる時刻および停止状態になる時刻をそれぞれ予測する予測手段50dが設けられるとともに、予測手段50dにて予測される時刻に、帯電器電源部60Kおよび現像電源部63Kの制御の開始および停止を実行する電源制御手段50eも設けられている。
帯電電源部60Kの針状電極電源部61Kには、針状電極電流生成部611Kが設けられており、針状電極電流生成部611Kには、画像形成制御部50Kの電源制御手段50eから出力される制御信号が制御信号線54を介して入力されている。針状電極電流生成部611Kにおいて生成される定電流は、電流電圧変換部612Kによって所定のレベルの電圧とされて、モニター信号線55を介して画像形成制御部50Kにモニター信号として与えられている。
画像形成制御部50Kの電源制御手段50eは、モニター信号線55を介して入力されるモニター信号に基づいて、針状電極電流生成部611Kから出力される電流が−700μAに維持するための制御信号を針状電極電流生成部611Kに出力する。これにより、針状電極電流生成部611Kから−700μAの定電流が安定的に出力され、その定電流が針状電極電流生成部611Kの出力端子613Kに接続された帯電器12Kの針状電極121Kに供給される。
シールド電圧生成部62Kは、制御信号線57を介して入力される制御信号に基づいて、−200V〜−1100Vの範囲において選択された所定の電位の帯電バイアス電圧を生成し、生成された帯電バイアス電圧を、出力端子622Kを介して帯電器12Kのシールド122Kに供給する。これにより、グリッド電極123Kは所定の電位とされる。シールド電圧生成部62Kから出力される帯電バイアス電圧は、モニター信号としてモニター信号線56を介して画像形成制御部50Kの電源制御手段50eに与えられている。
画像形成制御部50Kの電源制御手段50eは、モニター信号線56を介して入力されるモニター信号に基づいてフィードバック制御を実行するための制御信号を、制御信号線57を介してシールド電圧生成部62Kに送信する。シールド電圧生成部62Kは、画像形成制御部50Kから送信される制御信号に基づいて、所定の電位の帯電バイアス電圧を安定的に出力する。電源制御手段50eは、例えば−900Vの帯電バイアス電圧が出力されるように、シールド電圧生成部62Kに制御信号を送信してフィードバック制御する。
現像器14Kの現像電源部63Kには、矩形波交流電圧生成部631Kと、直流電圧生成部632Kとが設けられている。矩形波交流電圧生成部631Kは、画像形成制御部50Kの電源制御手段50eからクロック信号線51を介して入力されるクロック信号に基づいて、所定の周波数とされた矩形波交流電圧を、予め設定されたピークtoピーク電圧で生成する。矩形波交流電圧生成部631Kの出力を停止する場合には、電源制御手段50eは、出力されるクロック信号をハイレベルまたはローレベルに固定すればよく、画像形成を終了する際には、矩形波交流電圧生成部631Kの出力は停止される。
直流電圧生成部632Kから出力される所定電位の電圧は、矩形波交流電圧生成部631Kに印加されるとともに、モニター信号としてモニター信号線52を介して画像形成制御部50Kの電源制御手段50eに与えられている。電源制御手段50eでは、モニター信号線52を介して入力されるモニター信号に基づいて直流電圧生成部632Kから所定の電位(本実施形態では−700V)の直流電圧が出力されるように、直流電圧生成部632Kに制御信号を出力する。矩形波交流電圧生成部631Kは、生成した所定周波数の交流電圧に、直流電圧生成部632Kから供給される直流電圧を重畳することにより、ピークtoピーク電圧が1200Vpp〜1400Vppの範囲から選択された所定電圧の現像バイアス電圧を生成して、出力端子633Kを介して現像スリーブ141Kに供給する。
また、画像形成制御部50Kの電源制御手段50eは、転写電源部64Kが1次転写ローラ15Kに印加する正極性の転写バイアス電圧を、例えば、プリンタ1の電源スイッチがオンされた直後の初期動作において決定して、決定された転写バイアス電圧が転写電源部64Kから出力されるように、転写電源部64Kに制御信号を出力する。転写電源部64Kにて生成された転写バイアス電圧は、1次転写ローラ15Kに印加される。
転写バイアス電圧は、初期動作によって求められる中間転写ベルト18の抵抗成分と、プリンタ1内に設けられた温度、湿度等を検出する環境センサ(図示せず)によって得られた環境情報とに基づいて、例えば、電源制御手段50eに記憶されたテーブルを用いて決定される。中間転写ベルト18の抵抗成分は、転写電源部64Kによって1次転写ローラ15Kに対する定電流制御を行った際の中間転写ベルト18の電圧に基づいて求められる。
さらに、画像形成制御部50Kの電源制御手段50eは、光学除電部材17Kに設けられた複数の発光ダイオードに所定電圧を印加する除電電源部68Kを制御して、除電電源部68Kから所定電圧(例えば24V)を出力させる。これにより、光学除電部材17Kの全ての発光ダイオードが点灯したフル発光状態になる。
なお、他の画像形成ユニット10Y、10M、10Cにも、画像形成制御部50Kと同様の動作を実行する同様の構成の画像形成制御部がそれぞれ設けられている。
<画像形成制御部による制御>
このような構成の画像形成制御部50Kによる画像形成動作を開始する際の制御について、図4のタイムチャートおよび図5のフローチャートに基づいて説明する。
画像形成制御部50Kは、感光体ドラム11Kの回転が停止状態であって、帯電電源部62のシールド電圧生成部62K、現像電源部63Kの直流電圧生成部632K、除電電源部68Kのそれぞれが出力停止状態になった待機状態で、受付手段50aにてプリントジョブの指示が受け付けられると、モータ駆動手段50bは、停止状態になった駆動モータ65Kに対して起動を指示する(図5のステップS1参照)。
駆動モータ65Kに対して起動が指示されると、監視手段50cが、駆動モータ65Kが起動されてから安定回転状態になるまでの移行期間の初期において予め設定された測定時間t1にわたって、FG信号発生器67Kの出力を監視し、また、予測手段50dが、監視手段50cの監視結果に基づいて、測定時間t1が経過した時点から、駆動モータ65Kが安定回転状態になると予測される時間までの予測時間(制御時間)t2を演算する(ステップS2およびS3)。この演算の詳細については後述する。
その後、測定時間t1が経過すると(ステップS3において「YES」)、画像形成制御部50Kの電源制御手段50eが、シールド電圧生成部62K、直流電圧生成部632K、除電電源部68Kの制御を開始し、それぞれの出力電圧を昇圧させる(ステップS4)。この場合、電源制御手段50eは、制御時間t2および制御時間t2と若干の遅延時間にわたって、シールド電圧生成部62Kおよび直流電圧生成部632Kのそれぞれを、画像形成動作のために必要とされる予め設定された所定の帯電バイアス電圧および現像バイアス電圧が出力されるように、それぞれ昇圧するとともに、除電電源部68Kも、制御時間t2にわたって、感光体ドラム11Kの表面を除電するために必要とされる所定の電圧が出力されるように昇圧する。この制御の詳細については後述する。
その後、電源制御手段50eは、制御時間t2が経過すると(ステップS5において「YES」)、矩形波交流電圧生成部631Kの駆動の開始を指示して、矩形波交流電圧生成部631Kから所定の矩形波交流電圧を出力させる(ステップS6)。このような状態になると、以降は、通常の画像形成動作が実行されるように、駆動モータ65Kを予め設定された所定の回転数で回転する安定回転状態に制御して、感光体ドラム11Kを安定回転状態に維持し、また、帯電電源部60Kおよび現像電源部63Kを、それぞれ所定の現像バイアス電圧および帯電バイアス電圧が安定的に出力される安定出力状態に制御し、除電電源部67Kを所定の露光電圧が安定的に出力される安定出力状態(フル発光状態)に制御することになる(ステップS7)。
この場合の画像形成制御部50Kによる制御の詳細について、図6のタイムチャートに基づいて説明する。画像形成制御部50Kの監視手段50cは、モータ駆動手段50bが駆動モータ65Kの起動を指示した後の図5のステップS2において、予め設定された所定の時間間隔Δt毎に、FG信号発生器67Kから出力されるFG信号のパルス列から1つのパルスを取得して、取得されたパルスと、監視手段50cの内部にて生成されるクロックパルスと比較する。
監視手段50cにて生成されるクロックパルスは、FG信号のパルス周期よりも非常に速い周期になっており、FG信号の1つのパルス内に含まれるクロックパルスの個数に基づいて、取得されたFG信号のパルス幅を算出し、算出されたパルス幅に基づいて駆動モータ65Kの回転数を演算する。監視手段50cは、このような駆動モータ65Kの回転数の演算を、測定時間t1の間にわたって、所定の時間間隔Δt毎に繰り返す。
画像形成制御部50Kの予測手段50dは、監視手段50cにて時間間隔Δt毎にそれぞれ演算される駆動モータ65Kの回転数に基づいて、測定時間t1の経過時点における駆動モータ65Kの回転数を演算する。この演算は、例えば、順次取得される駆動モータ65Kの回転数の変化(増加)量を算出して平均化処理し、得られた平均化処理値(平均増加率)に基づいて行われる。さらに、予測手段50dは、測定時間t1の経過時点における駆動モータ65Kの回転数を演算すると、測定時間t1の経過時刻から所定回転数に達する時刻までの制御時間t2を算出する。予測手段50dは、このような時間間隔Δt毎の制御時間t2の算出を、測定時間t1が経過するまで繰り返す。
なお、予測手段50dは、測定時間t1が経過するまで、所定時間間隔Δt毎に回転数の変化の平均化処理を繰り返す必要はなく、例えば、新たに得られた平均化処理値と前回に得られた平均化処理値との差が所定の範囲になると、以後は、所定時間間隔Δt毎の駆動モータ65Kの回転数の算出を中止して、最終的に得られた平均化処理値に基づいて制御時間t2を算出するようにしてもよい。あるいは、所定時間間隔Δt毎の駆動モータ65Kの回転数の変化を、1次関数、2次関数等として近似することができる場合には、その関数が求められた時点で回転数の算出を中止し、求められた関数に基づいて制御時間t2を算出するようにしてもよい。
その後、画像形成制御部50Kの電源制御手段50eは、測定時間t1が経過した時点で、帯電電源部60Kにおける針状電極電流生成部611Kおよびシールド電圧生成部62Kの制御、現像電源部63Kにおける直流電圧生成部632Kの制御、除電電源部68Kの制御を、それぞれ開始する(図5のステップS4)。
この場合、画像形成制御部50Kの電源制御手段50eは、制御を開始してから制御時間t2の間にわたって、シールド電圧生成部62Kから−900Vの帯電バイアス電圧が出力されるように、シールド電圧生成部62Kの昇圧を継続して制御するとともに、制御時間t2が経過した時刻に安定回転状態の感光体ドラム11Kの表面部分が帯電器12Kにて帯電されてから、その帯電部分が現像スリーブ141Kの対向位置に達する時間(tr)が経過した時刻(図6において、時間trは省略)に、現像電源部63Kの直流電圧生成部632Kから−700Vの現像バイアス電圧が出力されるように、直流電圧生成部632Kの昇圧を、制御時間t2+時間(tr)にわたって継続する。また、電源制御手段50eは、除電電源部68Kの出力が、制御を開始してから制御時間t2が経過した時刻に24Vの出力電圧になるように制御時間t2にわたって昇圧を継続する。
例えば、画像形成制御部50Kの電源制御手段50eは、制御時間t2として100msが算出されると、制御を開始してから100ms後に、シールド電圧生成部62Kの出力電圧を0Vから−900Vにまで昇圧させるために、10ms毎に出力電圧が−90Vずつ昇圧するようにシールド電圧生成部62Kを制御する。同様に、制御を開始してから「100+tr」ms後に直流電圧生成部632Kの出力電圧を0Vから−700Vにまで昇圧させるために、「10+(tr/10)」ms毎に出力電圧が−70Vずつ昇圧するように制御する。さらには、除電電源部68Kを、制御を開始してから100ms後に24Vの出力電圧に昇圧するために、10ms毎に出力電圧が2.4Vずつ昇圧するように制御する。
画像形成制御部50Kの電源制御手段50eは、制御時間t2の間、シールド電圧生成部62K、直流電圧生成部632K、除電電源部68Kの制御を継続する。これにより、制御時間t2が経過した時刻に、シールド電圧生成部62Kからの出力が−900Vの帯電バイアス電圧に達すると同時に、除電電源部68Kからの出力が24Vに達し、さらには、若干の遅延時間「tr」msの後に現像電源部63Kの直流電圧生成部632Kからの出力が−700Vに達することになる。
なお、画像形成制御部50Kの電源制御手段50eは、制御時間t2が経過した時刻に、現像電源部63Kにおける矩形波交流電圧生成部631Kから所定の矩形波交流電圧を出力させる。これにより、現像スリーブ141Kは、−700Vの直流電圧に矩形波交流電圧が重畳された所定の現像バイアス電圧が印加される。
制御時間t2が経過した以降は、駆動モータ65Kは、画像形成制御部50Kのモータ駆動手段50bによって所定の回転数で回転する安定回転状態に維持され、これにより、感光体ドラム11Kおよび現像スリーブ141Kも、同様に、所定の回転数で回転する安定回転状態に維持される。また、画像形成制御部50Kの電源制御手段50eによって、シールド電圧生成部62Kおよび直流電圧生成部632Kが、それぞれ、−900Vおよび−700Vの安定出力状態に維持されるとともに、除電電源部68Kも24Vの安定出力状態に維持される。
このような状態で、画像プロセス部10では画像形成動作が実行され、安定回転状態になった感光体ドラム11Kが、安定出力状態になったシールド電圧生成部62Kからの帯電バイアス電圧が印加された帯電器12Kによって一様に帯電される。そして、プリントヘッド13Kから照射されるレーザ光によって感光体ドラム11の表面に静電潜像が形成されて、その静電潜像が、現像器14Kの現像スリーブ141Kによって搬送されるトナーによって現像される。現像スリーブ141Kには、安定出力状態になった直流電圧生成部632Kから出力される直流電圧によって形成された現像バイアス電圧が印加されている。
以上のように、プリントジョブが指示された場合に、感光体ドラム11Kおよび現像スリーブ141Kの回転が所定の安定回転状態になる時間を、回転が開始された駆動モータ65Kの出力回転数に基づいて予測しているために、感光体ドラム11Kが安定回転状態になる時間を、駆動モータ65K固有の回転特性のばらつき、環境変化による駆動モータ65Kの回転特性の変化等に関係なく、高精度で正確に予測することができる。従って、感光体ドラム11Kが安定回転状態になるまでの時間が、駆動モータ65Kの回転特性等を考慮して不必要に長く設定されるおそれがなく、これにより、安定回転状態になるまでの時間を短縮することが可能になる。
比較のために、画像形成動作開始時に、感光体ドラムが安定回転状態に達した時点で、帯電器および現像スリーブによる帯電を開始するとともに、光学除電部材による露光を開始する従来の制御の一例を、図10に示すタイムチャートに基づいて説明する。
この場合、感光体ドラムおよび現像スリーブは、画像形成の開始が指示されることにより、回転停止状態から、共通の駆動モータによって、同時に、回転駆動が開始される。また、感光体ドラムおよび現像スリーブの回転と同時に、光学除電部材も、所定電圧が印加されたフル発光状態になり、感光体ドラム表面の感光層を露光して除電する。
その後、予め設定された所定時間(例えば0.4s)が経過すると、感光体ドラムおよび現像スリーブは所定の回転数で回転した状態になっており、この状態で、帯電電源部および現像電源部のそれぞれの制御が開始される。帯電電源部および現像電源部は、制御が開始されてから所定時間が経過した時点で、所定の帯電バイアス電圧および現像バイアス電圧がそれぞれ安定的に出力される安定出力状態になる。
帯電電源部および現像電源部のそれぞれの制御が開始される所定時間は、感光体ドラムが所定の回転数で回転する安定回転状態に確実になっている時間に設定される。このために、感光体ドラムを回転駆動するモータのトルク特性のばらつき、動力伝達機構の伝動特性のばらつき、感光体ドラムの回転特性のばらつき、環境変化によるそれぞれの特性の変化等を考慮して、感光体ドラムが安定回転状態になるために必要とされる最も長い時間(0.4s程度)に設定されている。
このような制御では、帯電電源部は、感光体ドラムの回転開始から所定時間が経過するまでは制御が開始されず、また、制御が開始されてから所定の高電圧のバイアス電圧を出力するまでも時間がかかるために、画像形成動作の開始が遅れるという問題がある。これにより、画像形成動作を効率よく実施することができず、作業効率が低下することになる。
これに対して、本実施形態では、感光体ドラム11Kおよび現像スリーブ141Kの回転開始から、安定回転状態になるまでの間の回転動作に並行して帯電電源部60Kおよび現像電源部63Kの制御が実行されており、感光体ドラム11Kおよび現像スリーブ141Kが安定回転状態になる制御時間t2が経過した時点で、帯電電源部60Kおよび現像電源部63Kのそれぞれが安定出力状態になるように制御を開始しているので、感光体ドラム11Kが安定回転状態になってから制御を開始する図10の従来の制御方法に比較して、画像形成動作を迅速に開始することができる。
感光体ドラムが高速回転される高速機の場合には、画像形成動作の開始までの時間が短縮されることによって、感光体ドラムの高速回転時間も短くなり、回転機構等の劣化が抑制されることになる。
さらに、本実施形態では、感光体ドラム11Kは、測定時間t1にわたる低速回転状態の間は帯電されないために、感光層が劣化することを抑制することができる。また、感光体ドラム11Kの感光層は、光学除電部材68Kによる露光量が増加することによっても劣化することが知られているが、光学除電部材68Kによるフル発光状態での露光時間も、図10に示す従来の制御方法の場合よりも短縮することができる。これによっても、感光層の劣化を抑制することができ、感光体ドラム11Kを高寿命化することができる。
しかも、画像形成が開始される時刻に、それぞれ所定の帯電バイアス電圧および現像バイアス電圧になるように、制御時間t2にわたって、帯電電源部60Kのシールド電圧生成部62Kおよび現像電源部63Kの直流電圧生成部632Kの昇圧が継続されることから、感光体ドラム11Kの表面と、現像スリーブ141Kの電位とがそれぞれ所定の電位差に維持される。これにより、感光体ドラム11Kに形成されるトナー画像に、「トナーかぶり」、「キャリア付着」が発生することを防止することができる。
次に、画像形成動作を終了させる場合における画像形成制御部50Kによる制御を図7のタイムチャートおよび図8のフローチャートに基づいて説明する。画像形成制御部50Kの受付手段50aによって受け付けられたプリントジョブが終了すると、モータ駆動手段50bは、所定回転数で安定回転している駆動モータ65Kの駆動の停止を指示する(図8のステップS11)。
また、監視手段50cは、駆動モータ65Kの駆動の停止が指示された後、回転が停止されるまでの移行期の初期において予め設定された測定時間t3にわたって、FG信号発生器67Kの出力を監視し、予測手段50dが、監視手段50cの監視結果に基づいて、測定時間t3が経過した時刻から、駆動モータ65Kの回転が停止すると予測される停止予測時間(制御時間)t4を演算する(ステップS12およびS13)。この演算の詳細については後述する。
その後、画像形成制御部50Kの電源制御手段50eは、測定時間t3が経過した時点において(ステップS13において「YES」)、シールド電圧生成部62K、直流電圧生成部632K、除電電源部68Kの停止制御を開始し、それぞれの出力を降圧させる(ステップS14)。この場合、電源制御手段50eは、制御時間t4が経過した時刻に、シールド電圧生成部62K、直流電圧生成部632K、除電電源部68Kのそれぞれを、待機状態における所定電圧が出力されるように降圧する。この制御の詳細については後述する。制御時間t4が経過すると(ステップS15において「YES」)、画像形成制御部50Kによる制御は終了する。
この場合の画像形成制御部50Kによる制御の詳細について、図9のタイムチャートに基づいて説明する。画像形成制御部50Kのモータ駆動手段50bが安定回転状態の駆動モータ65Kに対して回転駆動の停止を指示した後の図8のステップS12において、監視手段50cは、まず、駆動モータ65Kの回転数を演算する。この場合の回転数の演算は、前述した画像形成動作の開始時における回転数の演算と同様になっている。監視手段50cは、このような駆動モータ65Kの回転数の演算を、測定時間t3の間にわたって、所定の時間間隔Δt毎に繰り返す。
画像形成制御部50Kの予測手段50dは、監視手段50cにて時間間隔Δt毎にそれぞれ演算される駆動モータ65Kの回転数に基づいて、測定時間t3が経過した時刻における駆動モータ65Kの回転数を演算する。この演算は、例えば、順次取得される駆動モータ65Kの回転数の変化(減少)量を算出して平均化処理し、得られた平均化処理値(平均減少率)に基づいて行われる。そして、予測手段50dは、測定時間t3の経過時刻における駆動モータ65Kの回転数を演算すると、測定時間t3の経過時刻から、回転が停止するまでの制御時間t4を算出する。予測手段50dは、このような時間間隔Δt毎の制御時間t4の算出を、測定時間t3が経過するまで繰り返す。
なお、この場合にも、予測手段50dは、測定時間t3に達するまで、所定時間間隔Δt毎に回転数の変化の平均化処理を繰り返す必要はなく、例えば、新たに得られた平均化処理値と前回に得られた平均化処理値との差が所定の範囲になれば、以後は、所定時間間隔Δt毎の駆動モータ65Kの回転数の算出を中止して、最終的に得られた平均化処理値に基づいて制御時間t4を算出するようにしてもよい。あるいは、所定時間間隔Δt毎の駆動モータ65Kの回転数の変化を、1次関数、2次関数等として近似することができる場合には、その関数が求められた時点で回転数の算出を中止し、求められた関数に基づいて制御時間t4を算出するようにしてもよい。
その後、画像形成制御部50Kの電源制御手段50eは、測定時間t3が経過した時刻に、帯電電源部60Kにおける針状電極電流生成部611Kおよびシールド電圧生成部62Kの停止制御を開始するとともに、現像電源部63Kにおける直流電圧生成部632Kの停止制御を開始し、さらには、除電電源部68Kの停止制御を開始する。
この場合、画像形成制御部50Kの電源制御手段50eは、制御を開始してから制御時間t4が経過した時刻に、シールド電圧生成部62Kから、待機時における出力電圧である−300Vの帯電バイアス電圧が出力されるように、シールド電圧生成部62Kを制御時間t4にわたって降圧制御するとともに、現像電源部63Kの直流電圧生成部632Kから、待機時における出力電圧である−200Vの現像バイアス電圧が出力されるように、直流電圧生成部632Kを制御時間t4にわたって降圧制御する。また、除電電源部68Kも、制御時間t4が経過した時刻に、待機時における出力電圧である0Vになるように制御時間t4にわたって降圧制御する。
例えば、電源制御手段50eは、制御時間t4として100msが算出されると、制御を開始してから100ms後に、シールド電圧生成部62Kの出力電圧を−900Vから−300Vにまで降圧させるために、10ms毎に出力電圧が−60Vずつ変化するようにシールド電圧生成部62Kを降圧制御する。同様に、制御を開始してから100msと後に、直流電圧生成部632Kの出力電圧を−700Vから−200Vにまで降圧させるために、10ms毎に出力電圧が−50Vずつ変化するように降圧制御する。さらには、除電電源部68Kを、制御を開始してから100ms後に24Vの出力電圧になるよう、10ms毎に出力電圧が2.4Vずつ低下するように降圧制御する。
画像形成制御部50Kの電源制御手段50eは、制御時間t4の間、シールド電圧生成部62K、直流電圧生成部632K、除電電源部68Kの降圧制御を継続する。これにより、制御時間t4が経過した時刻に、現像電源部63Kの直流電圧生成部632Kからの出力が−200Vの待機電圧に達すると同時に、シールド電圧生成部62Kからの出力が−300Vの待機電圧に達し、さらには、除電電源部68Kからの出力が0Vに達することになる。この場合、画像形成制御部50Kの電源制御手段50eは、制御時間t2が経過した時刻に、現像電源部63Kにおける矩形波交流電圧生成部631Kからの矩形波交流電圧の出力が停止するように制御する。
制御時間t4が経過した以降は、駆動モータ65Kは、回転が停止した待機状態に維持されるために、感光体ドラム11Kおよび現像スリーブ141Kも、同様に、回転が停止した待機状態に維持される。同様に、シールド電圧生成部62Kおよび直流電圧生成部632Kも、それぞれ、−300Vおよび−200Vの待機電圧出力状態に維持されるとともに、除電電源部68Kも0Vの待機電圧出力状態に維持される。
なお、画像形成動作を終了させる際において、感光体ドラム11Kおよび現像スリーブ141Kの回転停止時に、現像電源部63Kおよび帯電電源部60Kのそれぞれから現像スリーブ141Kおよび帯電器12Kに出力される待機電圧として、−200Vおよび−300Vになるように制御する構成に限らず、それぞれの電圧が0V(出力停止状態)となるように制御してもよい。
比較のために、画像形成動作の終了時における制御の一例を、図11に示すタイムチャートに基づいて説明する。感光体ドラムおよび現像スリーブは所定回転数の安定回転状態で画像形成動作を実行し、画像形成動作が終了すると、帯電電源部および現像電源部の駆動停止制御が開始される。これにより、帯電電源部および現像電源部は、所定時間が経過することにより、出力停止状態になる。
帯電電源部および現像電源部のそれぞれの出力が停止されると、その時点で、感光体ドラムおよび現像スリーブの回転を停止させるための制御が開始される。これと同時に、光学除電部材に対する電圧の印加も停止される。感光体ドラムは、回転駆動停止の制御が開始されてから、例えば、約0.5sの後にそれぞれ回転停止状態になる。また、光学除電部材は、感光体ドラムおよび現像スリーブに比較して短時間で発光停止状態になる。
このような制御では、帯電器が帯電停止状態になってから感光体ドラムの回転停止の制御が開始されており、しかも、回転停止状態になるまでに比較的長い時間(0.5s程度)が必要であるために、画像形成動作の終了が遅れることになる。これにより、次のジョブの開始、所定の終了動作処理等が遅れて、作業効率が低下するおそれがある。
本実施形態では、画像形成動作を終了させる際に、駆動モータ65Kの回転が所定の安定回転状態から回転停止状態になる時間を、駆動モータ65Kの回転に基づいて予測しているために、駆動モータ65K固有の回転特性のばらつき、環境変化による駆動モータ65Kの回転特性の変化等に関係なく、回転停止状態になる時間を高精度で正確に予測することができる。従って、感光体ドラム11Kおよび現像スリーブ141Kのそれぞれが回転停止状態になるまでの時間を、図11に示す制御方法よりも短縮することが可能になる。
しかも、感光体ドラム11Kおよび現像スリーブ141Kの回転停止制御の開始から、回転停止状態になるまでの間の回転動作に並行して帯電電源部60Kおよび現像電源部63Kの出力停止のための制御が開始されており、その後、感光体ドラム11Kおよび現像スリーブ141Kが回転停止状態になる制御時間t4が経過した時刻に、帯電電源部60Kおよび現像電源部63Kのそれぞれを出力停止状態になるように制御しているので、図11の従来の制御方法に比較して、所定の終了処理等に迅速に移行することができる。
さらには、画像形成が終了される時刻に、それぞれ所定の帯電バイアス電圧および現像バイアス電圧になるように、制御時間t4にわたって、帯電電源部60Kのシールド電圧生成部62Kおよび現像電源部63Kの直流電圧生成部632Kの降圧が継続されることから、感光体ドラム11Kの表面と、現像スリーブ141Kの電位とがそれぞれ所定の電位差に維持することができる。これにより、感光体ドラム11Kに形成されるトナー画像に、「トナーかぶり」、「キャリア付着」が発生することを防止することができる。
なお、上記の説明では、K色のトナーの画像形成ユニット10Kにおいて実行される制御について説明したが、他の画像形成ユニット10Y、10M、10Cにおいても、同様の制御が実行される。
また、本発明は、上記の実施形態の構成に限定されるものではない。上記の実施形態では、予め設定された測定時間にわたって、駆動モータ65Kの回転数を監視して、所定回転数に達する予測時間を算出し、測定時間が経過した時点で、帯電電源部60Kおよび現像電源部63Kの制御を開始する構成であったが、例えば、測定時間を設定することなく、駆動モータ65Kの回転数に基づいて所定回転数に達する予測時刻を算出し、予測時刻が算出された時点で、帯電電源部60Kおよび現像電源部63Kが所定の出力状態(例えば最大出力状態)で所定電圧に達するために要する必要時間を予測時間(制御時間)として算出し、予測時間(制御時間)後に前記予測時刻に達するための制御の開始時刻を算出して、その開始時刻において帯電電源部60Kおよび現像電源部63Kの昇圧または降圧を開始するようにしてもよい。この場合、帯電電源部60Kおよび現像電源部63Kを、それぞれ昇圧または降圧の変化が一定になるような所定の出力状態に維持するように制御して、昇圧または降圧が継続して実行される。
さらには、本発明に係る画像形成装置は、タンデム型カラーデジタルプリンタに限るものではなく、例えば、回転軸の周囲に4つの現像装置を配置し、これら4つの現像装置を、順次、静電潜像担持体に対向させてフルカラー画像を形成する、いわゆる4サイクル方式の画像形成装置であってもよい。また、本発明は、プリンタに限らず、複写機、FAX、MFP(Multiple Function Printer)等にも適用できる。
本発明は、トナー画像を形成する画像形成装置において、画像形成を開始する際に、迅速に画像形成動作を開始することができる。
10 画像プロセス部
10Y、10M、10C、10K 画像形成ユニット
11Y、11M、11C、11K 感光体ドラム
12Y、12M、12C、12K 帯電器
121K 針状電極
122K シールド
123K グリッド電極
13Y、13M、13C、13K プリントヘッド
14Y、14M、14C、14K 現像器
140K 現像マグネットローラ
141K 現像スリーブ
18 中間転写ベルト
30 シート搬送部
40 定着装置
50K 制御部
60K 帯電電源部
61K 針状電極電源部
62K シールド電圧生成部
63K 現像電源部
631K 矩形波交流電圧生成部
632K 直流電圧生成部
65K 駆動モータ
66K 変速機
67K FG信号発生器

Claims (7)

  1. 回転される感光体の表面を、帯電器によって一様帯電した後、静電潜像を形成し、現像器によって前記静電潜像を現像する画像形成装置であって、
    前記感光体を回転駆動する回転駆動装置と、
    前記帯電器に印加される帯電バイアス電圧を出力する帯電電源部と、
    画像形成ジョブを受け付ける受付手段と、
    装置が待機状態にある時に前記画像形成ジョブを受け付けると、前記回転駆動装置を起動して所定回転速度に達するまで加速するモータ駆動手段と、
    前記回転駆動装置が起動されてから前記所定回転速度に達するまでの移行期間の初期において、前記感光体の回転速度の変化を監視する監視手段と、
    当該監視手段の監視結果に基づいて、前記感光体が所定回転速度に達すると予測される予測時刻を算出する予測手段と、
    前記予測時刻が算出された後に、前記帯電電源部の出力電圧の昇圧を開始し、前記予測時刻に出力電圧が所定の帯電バイアス電圧に達するように、前記帯電電源部を制御する電源制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記予測手段は、前記移行期間の初期において予め設定された所定の測定時間が経過するまでの間に、前記予測時刻の算出を終了することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記予測手段は、前記測定時間の間に、所定の時間間隔毎に前記予測時刻の算出を繰り返すことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記電源制御手段は、前記昇圧の開始が、前記測定時間が経過した時点であることを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記現像器は、現像電源部から出力される所定の現像バイアス電圧が印加された現像剤担持体によって搬送される現像剤により前記静電潜像を現像し、
    前記電源制御手段は、前記予測手段が前記予測時刻の算出が終了した後に前記現像電源部から出力される現像バイアス電圧の昇圧を開始し、前記予測時刻に出力電圧が所定の帯電バイアス電圧に達するように、前記現像電源部を制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記感光体の表面は、前記帯電器による帯電前に、除電電源部から出力される所定電圧が印加された光学除電部材によって除電されるようになっており、
    前記電源制御手段は、前記予測手段が前記予測時刻を算出した後に、前記除電電源部から出力される電圧の昇圧を開始し、前記予測時刻に出力電圧が所定の電圧に達するように、前記除電電源部を制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記モータ駆動手段は、前記受付手段によって受け付けられた画像形成ジョブが終了することにより前記回転駆動装置の駆動停止を指示し、
    前記監視手段は、前記回転駆動装置の停止が指示された後、回転停止するまでの移行期間の初期において、前記感光体の回転速度の変化を監視し、
    前記予測手段は、当該監視手段の監視結果に基づいて、前記感光体の回転が停止すると予測される停止予測時刻を算出し、
    前記電源制御手段は、前記停止予測時刻が算出された後に、前記帯電電源部から出力される帯電バイアス電圧の降圧を開始し、前記停止予測時刻に出力電圧が所定の待機電圧に達するように前記帯電電源部を制御することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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