JP2010256070A - クロマトグラフィー・データ処理装置およびプログラム - Google Patents

クロマトグラフィー・データ処理装置およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 データ解析のためのパラメータの設定が容易に行えるようにすること
【解決手段】 クロマトグラムに対して設定されたパラメータを適用してデータ解析を行うクロマトグラフィー・データ処理装置である。パラメータを入力するパラメータ入力領域R1と、クロマトグラムを表示するクロマトグラム表示領域R2とを備えたダイアログボックスを表示し、[テスト]ボタン領域R3がクリックされると、パラメータ入力領域に入力されたパラメータをクロマトグラムに適用して仮の解析をし、その結果をクロマトグラム表示領域に出力する。パラメータ入力とテストを繰り返し実行し、所望のパラメータが得られたならば、[適用]ボタン領域R4をクリックすることで、そのときのパラメータ及び解析結果が保存される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、クロマトグラフィー・データ処理装置およびプログラムに関するもので、より具体的には、データ解析等するに際しクロマトグラムに適用するパラメータの作成機能の改良に関する。
液体クロマトグラフィー,ガスクロマトグラフィー等の分析を行うクロマトグラフィー装置から出力されるデータに対して所定のデータ解析をし、その結果を出力するクロマトグラフィー・データ処理装置(システム)がある。このクロマトグラフィー・データ処理装置で行われるデータ解析は、クロマトグラフィー装置にて測定したクロマトグラムのピークを検出したり,ピーク同定をしたり、測定したクロマトグラムを参照して検量線や校正曲線を作成したりする。この種のデータ処理装置は、たとえば特許文献1等に開示されている。
特許文献1にも開示されているように、クロマトグラフィー・データ処理装置は、取得したデータ(クロマトグラム)について波形処理計算をし、同定・定量計算等のデータ解析を行い、その結果を出力する。このとき、実際には、データ解析をするための各種のパラメータを設定し、その設定したパラメータに基づいて演算処理を行い、データ解析をすることになる。1つのデータ解析を行うために複数のパラメータが必要となり、その複数のパラメータの組を「メソッド」という単位で保存し、その保存した所定の「メソッド」をクロマトグラムに適用して解析する。この「メソッド」は、新規に作成・設定することもできるし、すでに作成・保存済みの「メソッド」を修正することもできる。
図1は、係る「メソッド」を構成するパラメータの設定処理を含むデータ解析の手順を示している。まず、図1(a)に示すように、クロマトグラフィー・データ処理装置の制御部は、データ解析対象のクロマトグラムを読み出し、表示装置の表示画面上のクロマトグラム表示ウインドウW1に表示する。
次いで、図1(b)に示すように、制御部は、クロマトグラム表示ウインドウW1の上に重ねるようにメソッド設定用のダイアログボックスW2を描画する。このメソッド設定用のダイアログボックスW2は、データ解析用の複数のパラメータの入力ボックスB1を備え、ユーザは、その入力ボックスB1にそれぞれ所定のパラメータを入力する。このダイアログボックスW2の各入力ボックスB1には、初期値として空欄としても良いし、予め設定した基本となる値を表示しても良いし、すでに作成し保存済みのメソッドを指定した場合には、そのメソッドを構成する複数のパラメータを該当する入力ボックスB1に表示するようにしてもよい。ユーザは、図1(a)で描画されたクロマトグラムを解析するのに適切となるであろうデータ解析用のパラメータを入力ボックスB1に入力し、その複数のパラメータからなるメソッドに所定のファイル名をつけて保存する。この保存は、クロマトグラフィー・データ処理装置の入力装置からのコマンド入力や、ダイアログボックスW2中に用意した「保存ボタン」(図示省略)をクリックして行う。そして、この保存処理によりメソッドの内容が確定されると、制御部は、図1(c)に示すようにダイアログボックスW2を閉じる。これにより、ユーザは、クロマトグラム表示ウインドウW1が視認できる。
次に、図1(d)に示すように、メソッド指定用のダイアログボックスW3を開き、ファイル指定ボックスB2に、保存したメソッドの中から1つを指定してクロマトグラムに適用する操作(実行ボタンB3をクリック等)を行う。すると、制御部は、ダイアログボックスW3を閉じるとともに指定されたメソッドを適用してデータ解析のための演算処理を行い、その結果を結果表示ウインドウW4に表示する。
特許第3125449号公報
ところで、一度でメソッドを構成する全てのパラメータを適切に設定し、期待する結果を得るのは非常に難しい。そこで、結果表示ウインドウW4に表示された結果を確認し、良好な結果が得られなかった場合には、もう一度メソッド設定用のダイアログボックスW2を開き、作成したメソッドを表示し(図1(b))、いくつかのパラメータを再設定し、メソッドを保存し直してダイアログボックスを閉じた後(図1(c))、クロマトグラムに適用するためのダイアログボックスW3を再び開き(図1(d))、再設定して保存し直したメソッドを解析対象のクロマトグラムに適用し、ダイアログボックスを閉じて結果を再確認する処理を実行する(図1(e))。この手間のかかる一連の操作を複数回繰り返すことにより、ようやく期待する結果が得られ、パラメータが決定するので、作業が繁雑で、最終的に希望する解析結果が得られるまでに時間がかかるという課題がある。
すなわち、たとえば、データ解析として「ピーク検出」を行う場合、ピーク検出のためのパラメータとしては、一般的に、スロープ感度、スムージングのレベル、ノイズ除去の閾値などが用いられる。それらの各パラメータは、いずれも、クロマトグラム表示ウインドウW1に表示されたクロマトグラムを見て直感的に値を決められるパラメータではない。従って、始めは適当な値をそれぞれのパラメータに設定し、一度ダイアログボックスW2を閉じて、クロマトグラムに設定したパラメータを含むメソッドを適用する。そして、データ解析して得られた結果表示ウインドウW4上のクロマトグラムに表示されるピーク検出結果を確認し、どのパラメータが不適切であるかを推測する。そのうえでもう一度メソッド設定用のダイアログボックスW2を開いて、不適切と思われるパラメータの値を変更し、当該ダイアログボックスW2を再度閉じるとともに、クロマトグラムに適用するためのダイアログボックスW3を再び開き、新しいパラメータを含むメソッドをクロマトグラムに適用する。これらの一連の操作のトライアンドエラーを繰り返した後、ようやく適切なパラメータが決まるのである。これは、他のデータ解析についても同様である。
さらに、メソッド設定用のダイアログボックスW2を開いて各種のパラメータを入力する場合、そのダイアログボックスW2によってクロマトグラム表示ウインドウW1が隠れているので、クロマトグラムを見ながらパラメータをいくつにするかを考えることができない。よって、ユーザは、まず、ダイアログボックスW2を閉じてクロマトグラム表示ウインドウW1が最前面に表示させてクロマトグラムを見ながら各パラメータをいくつにするか考え、そのパラメータを覚えておくか、別途メモなどして記録しておき、ダイアログボックスW2を開いて入力するといった手順が必要となり、煩雑である。
また、最近のクロマトグラフィー・データ処理装置は、ひとつのクロマトグラムを測定するとき、複数のデータチャンネルを同時に測定することができる機能を備えている。すると、あるデータチャンネルについては、一度で全てのパラメータを適切に設定できたとしても、一度メソッドを表示するダイアログボックスを閉じたうえで、画面上に読み込んでいるクロマトグラムを別のデータチャンネルに切り替えた後に、もう一度ダイアログボックスなどを開き、再度パラメータを設定し直す必要があるときがある。
さらに、たとえ一度で全てのパラメータを適切に設定できたとしても、そのメソッドを複数のクロマトグラムに適用しないと、期待する結果が得られない場合がある。その場合においても、一度メソッドを表示するダイアログボックスなどを閉じ、画面上に読み込んでいるクロマトグラムを別のクロマトグラムに切り替えた後に、メソッドを適用し直す必要がある。
いずれのケースにおいても、各種のダイアログボックスを開き、所定の入力ボックスを用いてパラメータや適用するメソッドを特定するための情報を入力後にダイアログボックスを閉じ、読み込んでいるクロマトグラムに適用するという一連の操作を繰り返すことで初めて期待する結果が得られるので、操作が煩雑であり、データ解析のために要する労力が大きいという課題がある。
上述した課題を解決するために、本発明に係るクロマトグラフィー・データ処理装置は、(1)クロマトグラムに対して設定されたパラメータを適用してデータ解析を行うクロマトグラフィー・データ処理装置であって、
前記パラメータを入力するパラメータ入力領域と、前記クロマトグラムを表示するクロマトグラム表示領域とを備えたパラメータ設定用ウインドウを表示する手段と、
前記パラメータ入力領域に入力されたパラメータを前記クロマトグラムに適用し、求めた結果を前記クロマトグラム表示領域に出力する制御手段と、
を備えた。
パラメータ設定用ウインドウは、実施形態では、ダイアログボックスを用いたが、他のウインドウでも良い。要は、1つのウインドウ内に、パラメータ入力(編集・変更を含む)用のパラメータ入力領域と、パラメータ入力時に参照するためのクロマトグラムを表示するクロマトグラム表示領域が設定されていればよい。ただし、ダイアログボックスにすることで、最前面に表示され、他のウインドウにより隠れないので好ましい。
ユーザは、クロマトグラム表示領域に表示されたクロマトグラムを見ながらパラメータの値をいくつにするか試すことができるので、より適切なパラメータを最初から設定できる可能性が高くなる。そして、その入力・設定したパラメータは、クロマトグラム表示領域に表示された参照用のクロマトグラムに適用され、そのデータ解析結果がクロマトグラム表示領域に表示される。よって、ユーザは、従来のようにパラメータ設定用のダイアログボックスを閉じるとともに、データ解析を実行させるためのパラメータ(メソッド)を指定するためのダイアログラムを開くなどの処理をすることなく、パラメータ設定用ウインドウを開いたままの状態で、設定したパラメータの適用結果をクロマトグラムのうえに示すことができる。そして、ユーザは、適用した結果が不適切の場合、その不適切の原因となるパラメータを推定すると共に、対応するパラメータの値を変更し、変更後のパラメータをクロマトグラムに適用し、その結果を再表示する。このように、パラメータの設定(再設定)並びにそれに基づくデータ処理及びそれに基づく結果の表示の一連の作業が、パラメータ設定用ウインドウを開いたままの状態で行うことができるので、処理が簡単となるとともに、パラメータと結果を同一画面内で見比べることができるので、修正すべきパラメータの種類と値も容易に考えつくことができる。
(2)前記パラメータ設定用ウインドウは、少なくとも「テスト」実行と、「適用」実行のためのユーザ・インターフェイスを備え、前記「テスト」実行のユーザ・インターフェイスがアクティブになると、仮の処理として前記制御手段が前記パラメータを前記クロマトグラムに適用し、求めた結果を前記クロマトグラム表示領域に表示する処理を実行し、
前記「適用」実行のユーザ・インターフェイスがアクティブになると、正式の処理として前記求めた結果をクロマトグラムと関連づけて保存する処理を実行する機能を備えるとよい。設定用ウインドウ内にテスト実行と適用実行を開始するためのユーザ・インターフェイスがあるので、処理がより簡単に行える。
(3)前記パラメータ設定用ウインドウは、前記クロマトグラム表示領域に表示するクロマトグラムのデータチャンネルを切り替えるためのユーザ・インターフェイスを備えるとよい。このようにすると、異なるデータチャンネルのそれぞれに対して、パラメータ設定用ウインドウを閉じることなく開いたままで切り替えてパラメータの設定並びに解析処理が行えるので好ましい。
(4)前記パラメータ設定用ウインドウは、前記クロマトグラム表示領域に表示するクロマトグラムを切り替えるためのユーザ・インターフェイスを備えるとよい。このようにすると、異なるクロマトグラムのそれぞれに対して、パラメータ設定用ウインドウを閉じることなく開いたままで切り替えてパラメータの設定並びに解析処理が行えるので好ましい。
(5)前記パラメータ入力領域に入力されたパラメータに基づいて検量線を作成する検量線作成機能を備え、前記パラメータ設定用ウインドウは、前記検量線作成機能により作成された検量線を表示する検量線表示領域を備えるとよい。
(6)前記パラメータ入力領域に入力されたパラメータに基づいて校正曲線を作成する校正曲線作成機能を備え、前記パラメータ設定用ウインドウは、前記校正曲線作成機能により作成された校正曲線を表示する校正曲線表示領域を備えるとよい。
(5),(6)の発明は、検量線表示領域や校正曲線表示領域をパラメータ入力領域や、クロマトグラム表示領域と同一画面に配置するレイアウトをとると、それら3つの情報を見比べることができるので、パラメータが適切か否かの判断がより簡単かつ正確に行える。
(7)本発明のプログラムは、コンピュータに、(1)〜(6)のいずれかに記載のクロマトグラフィー・データ処理装置の手段及び機能を実現させるものである。
本発明は、パラメータ入力領域と、クロマトグラム表示領域が同一ウインドウ内に表示されるので、パラメータ設定用ウインドウを開いたままの状態で、設定したパラメータの適用結果をクロマトグラムのうえに示すことができる。そして、ユーザは、適用した結果が不適切の場合、その不適切の原因となるパラメータを推定すると共に、対応するパラメータの値を変更し、変更後のパラメータをクロマトグラムに適用し、その結果を再表示するといった一連の作業が、パラメータ設定用ウインドウを開いたままの状態で行うことができるので、処理が簡単となるとともに、パラメータと結果を同一画面内で見比べることができるので、修正すべきパラメータの種類と値も容易に考えつくことができる。
従来例を説明する図である。 本発明の好適な一実施形態を示すブロック図である。 自動ピーク検出機能を実現するためのダイアログボックスのレイアウトの一例を示す図である。 ピーク同定機能を実現するためのダイアログボックスのレイアウトの一例を示す図である。 検量線作成機能を実現するためのダイアログボックスのレイアウトの一例を示す図である。 校正曲線作成機能を実現するためのダイアログボックスのレイアウトの一例を示す図である。 平均分子量計算機能を実現するためのダイアログボックスのレイアウトの一例を示す図である。 マニュアルピーク処理機能を実現するためのダイアログボックスのレイアウトの一例を示す図である。 実施例を説明する図である。
図2は、この発明に係るクロマトグラフィー・データ処理装置を含むクロマトグラフィーシステムの一形態を示している。液体クロマトグラフィー,ガスクロマトグラフィー等の分析を行うクロマトグラフィー装置本体1と、そのクロマトグラフィー装置本体1から出力されるデータ(クロマトグラム)を取得し、データ解析を行うクロマトグラフィー・データ処理装置10とを備えている。
クロマトグラフィー装置本体1は、分析対象の未知の試料や標準試料を、カラムを経由して検出装置内のセルに送り、その後、それら試料を排出する機構を備える。検出装置は、セルに対して所望の光を照射したり、セル(セル内の試料)を通過した光を検出したりする光学系と、その光学系の出力側に設置される検出器を備える。検出装置からは、検出器の出力信号が、時系列で出力される。この出力される時系列のデータが、クロマトグラムとなる。
クロマトグラフィー・データ処理装置10は、取得したクロマトグラムに対して各種のデータ解析を行うもので、そのハードウェア構成は、A/D変換器11と、メモリ12と、制御部(CPU)13と、外部記憶装置14と、キーボード・ポインティングデバイス等の入力装置15と、表示装置16と、プリンタ17とを備えている。A/D変換器11は、検出器からの出力信号(アナログデータ)をサンプリングしてデジタルデータに変換するもので、その変換されたデータがメモリ12に格納される。
制御部13は、メモリ12に格納された所定のデータ(クロマトグラム)を読み出し、表示装置16に描画する。なお、メモリ12に一旦格納されたデータを読み出して表示装置16に描画しても良いし、A/D変換器11を介して取り込まれているデータをリアルタイムで表示装置16に描画するようにしても良い。また、メモリ12は、制御部13が演算実行する際のワークメモリ(バッファメモリ)としても利用される。外部記憶装置14は、不揮発性メモリであり、データ解析結果や、各種のデータ解析のためのパラメータ(メソッド)が保存される。制御部13は、上記のクロマトグラムに対し、設定されたメソッド(複数のパラメータ)を適用し、所定のデータ解析を行うと共に、そのデータ解析結果を表示装置16に描画したり、プリンタ17からプリントアウトしたりする機能を備える。データ解析の処理自体は、従来のアルゴリズムを用いることができるので、その詳細な説明を省略する。
次に、本発明の要部となるデータ解析のためのメソッドの作成・編集機能について説明する。本実施形態の制御部13は、従来と同様に、図1(a)に示す“クロマトグラム表示ウインドウW1”に解析対象用のクロマトグラムを表示する。この状態で、入力装置15からの指示(コマンド入力や、表示画面上に用意されたメニュー画面上の所定のアイコンボタンのクリック等)により、ピーク検出のためのメソッド入力・編集の実行命令を受けると、制御部13は、表示装置16の表示画面上に、図3に示すメソッド設定用ダイアログボックスを表示する。つまり、クロマトグラム表示ウインドウW1の上面に重ねて当該メソッド設定用ダイアログボックスを表示することから、下側に位置するクロマトグラム表示ウインドウW1は隠れてしまい、そのクロマトグラム表示ウインドウW1に表示されていた解析対象のクロマトグラムはその状態では視認不可能な状態となる。
図3は、自動ピーク検出機能を実現するためのダイアログボックスのレイアウトの一例を示している。従来同様の複数のパラメータ入力領域R1に加え、その一部(本例では、上方側領域)に、クロマトグラム表示領域R2を設ける。制御部13は、そのクロマトグラム表示領域R2に解析対象の読み込んでいるクロマトグラムを描画する。また、このクロマトグラム表示領域は、メソッドを当該クロマトグラムに適用して得た解析結果も表示する領域となっている。さらに、ダイアログボックスには、ユーザ・インターフェイスとして、[テスト]ボタン領域R3と、[適用]ボタン領域R4とを備えている。なお、パラメータ入力領域R1で入力する3つのパラメータは、“スロープ感度”、“スムージングのレベル”、“ノイズ除去の閾値”としている。
係るレイアウトをとったため、ユーザは、クロマトグラム表示領域R2に表示されたクロマトグラムを見ながらパラメータの値をいくつにするか思案することができる。すなわち、図1(b)に示すように、従来方式では、パラメータを入力する際には、クロマトグラムがダイアログボックスW2によって隠れて見えないが、本実施形態ではクロマトグラムを見ながらパラメータを入力することができる。そして、ユーザは、ピーク検出のためのパラメータをパラメータ入力領域R1に入力した後に、入力装置15たるポインティングデバイスを操作し、[テスト]ボタン領域R3をクリックしてアクティブにする。
制御部13は、[テスト]ボタン領域R3がクリックされたことを認識すると、現在設定されているパラメータの値に基づいてクロマトグラムにピーク検出のテストを行い、テスト結果をクロマトグラム表示領域R2に描画されているクロマトグラムのうえに表示する。これにより、ユーザは、従来のようにメソッド設定用のダイアログボックスを閉じるとともに、データ解析を実行させるためのメソッドを指定するためのダイアログラムを開くなどの処理をすることなく、メソッド設定用のダイアログボックス(図3参照)を開いたままの状態で、設定したパラメータの適用結果をクロマトグラムのうえに示すことができる。そして、ユーザは、適用したピーク検出結果が不適切の場合、その不適切の原因となるパラメータを推定すると共に、対応するパラメータ入力領域R1に入力されている値を変更し、もう一度[テスト]ボタン領域R3をクリックする。すると、制御部13は、当該クリックを認識すると、変更後のパラメータに従って再度クロマトグラムにピーク検出のテストを行い、テスト結果をクロマトグラム表示領域R2に描画されているクロマトグラムのうえに表示する。このように、パラメータの設定(再設定)並びにそれに基づくピーク検出処理及びそれに基づく結果の表示の一連の作業が、図3に示すメソッド設定用のダイアログボックスを開いたままの状態で行うことができる。なお、「テスト」のユーザ・インターフェイスによるピーク検出はあくまで仮の結果であり、クロマトグラムに保存はしない。
一方、制御部13は、[適用]ボタン領域R4がクリックされたことを認識すると、そのときのパラメータの値がクロマトグラムに適用され、ピーク検出結果と共にクロマトグラムに保存する。これにより、現在のパラメータ(メソッド)を適用して求めたピーク検出結果がクロマトグラムに関連づけられて、外部記憶装置12に格納される。さらに、このようにクロマトグラムにピーク検出についてのデータ解析が行われ、その結果が保存されたことを示す情報(フラグ等)を当該クロマトグラムを特定する情報(ファイル名/レコード番号等)と関連づけたテーブル等を用意すると良い。
また、各パラメータの初期値は、一般的なクロマトグラムのピーク検出をするのに適した値とするとよい。そして、各パラメータの値の入力方法としては、具体的な数値を入力するようにしてもよいし、ダイアログボックスなどの上にスライドバーのようなユーザ・インターフェイスを設け、そのスライドバーを左または右にスライドすることで、より大きなピークもしくはより小さなピークを検出しやすくなるように、各パラメータの初期値を自動的に変えるような機能を用意しても良い。もちろん、初期値は必ずしも設ける必要はなく、空欄のままとしても良い。
さらに本実施形態では、ダイアログボックスの上端近傍に、データチャンネル設定領域R5が用意されており、このデータチャンネル設定領域R5を用いてデータ解析(ピーク検出)対象のデータチャンネルを切り替えることができる。これにより、ダイアログボックスを閉じることなく、異なるデータチャンネルのピーク検出を続けておこなうことができる。なお、このデータチャンネル設定領域R5は、プルダウンメニュー方式により、選択するデータチャンネルの候補がリスト表示されるので、ユーザは、そのリストの中から該当する項目を選択する。
さらにまた、ダイアログボックスの上端(データチャンネル設定領域R5の横)に、データ選択領域R6を用意する。ユーザは、このデータ選択領域R6にて、データ解析の対象となるクロマトグラムを指定(ファイル名等を入力したり、処理可能なクロマトグラムの一覧をリスト表示し、そこから指定したりするなどの各種の方式により指定)する。この指定を受けて、制御部13は、該当するクロマトグラムを、ダイアログボックスのクロマトグラム表示領域R2に描画する。これにより、データ解析対象のクロマトグラムを異なるクロマトグラムに変更できる。このようにすることで、複数のクロマトグラムに対して連続的にピーク検出をおこなうことができる。
図4は、データ解析として、「ピーク同定」を行うためのダイアログボックスを示している。入力装置15からの指示(コマンド入力や、表示画面上に用意されたメニュー画面上の所定のアイコンボタンのクリック等)により、ピーク同定のためのメソッド入力・編集の実行命令を受けたことを認識した制御部13が、表示装置16の表示画面上に表示するためのものである。そして、このピーク同定のためのダイアログボックスも、パラメータ入力領域R8と共に、クロマトグラム表示領域R2を備えている。これにより、解析対象の指定されたクロマトグラムがクロマトグラム表示領域R2に描画される。
そして、ダイアログボックスには、ユーザ・インターフェイスとして、ピーク検出のためのダイアログボックスと同様に、[テスト]ボタン領域R3と、[適用]ボタン領域R4と、データチャンネル設定領域R5と、データ選択領域R6を備え、さらに、[自動書き込み]ボタン領域R7を備えている。この[自動書き込み]ボタン領域R7は、これをアクティブにすることで、制御部13は、クロマトグラム表示領域R2内のクロマトグラムについて検出されているピークの保持時間などの情報を、ピーク同定のためのパラメータ設定領域R8内のパラメータ欄に書き込む。
また、ピーク同定をおこなうためには、その前提としてクロマトグラムに対してピークを検出している必要がある。そこで、制御部13は、ユーザからの指定に伴い上述したピーク検出処理が完了したクロマトグラムをクロマトグラム表示領域R2に描画する。すなわち、外部記憶装置12には、図3に示す実施形態を実行してピーク検出が行われたことを示す情報と、そのピーク検出が行われたクロマトグラムを特定する情報とを関連づけたテーブル等が格納されているので、制御部13は、係るテーブル等を参照し、ピーク検出処理が完了したクロマトグラムのリストを表示し、そこからユーザにピーク同定をするクロマトグラムを選択させる機能を備えることで、確実に、ピーク検出がされたクロマトグラムをピーク同定の対象とすることができる。もちろん、係る機能は必須ではない。
ところで、ピーク同定のためのパラメータ設定では、ある保持時間が与えられたピークに、適切なピーク名をつけるのが主な作業になる。そこで、このダイアログボックスにおけるパラメータ入力領域R8は、“番号”(#)と、“ピーク名”(PEAK NAME)と、“チャンネル”(CH)及び“ピーク保持時間”(tR)の欄を設けている。“番号”は、時系列で見た場合の先頭からのピークの出現順を特定する番号であり、クロマトグラム表示領域R2に表示されるクロマトグラムに出現する各ピークについて、昇順方式で付与される。ユーザは、入力装置15を操作して、“ピーク名”の欄を選択すると共に、そこに任意の名前を入力する。また、“チャンネル”(CH)及び“ピーク保持時間”(tR)の欄には、上述したように、[自動書き込み]ボタン領域R7のクリックに従い、制御部13が、各ピークについてのチャンネル及び保持時間を取得して書き込む。
そして、制御部13は、[テスト]ボタン領域R3がクリックされたのを認識すると、パラメータ入力領域R8にて設定されたパラメータ(保持時間とピーク名のリスト)に基づいて、クロマトグラムにピーク同定をおこなう。なお、設定されたパラメータに基づくピーク同定処理の演算アルゴリズムは、従来同様のものを用いることができる。そして、ピーク同定処理の結果は、クロマトグラム表示領域R2に出力する。この例でも、パラメータを適宜変更しながら、[テスト]ボタン領域R3をクリックする処理を実行し、そのピーク同定結果を表示する一連の作業は、ダイアログボックスを表示した状態のまま行えるので、複数回にわたり繰り返しパラメータの変更を行うような場合でも、比較的簡単に行うことができる。
なお、[テスト]ボタン領域R3のクリックによるピーク同定はあくまで仮の結果であり、クロマトグラムに保存はしない。そして、制御部13は、[適用]ボタン領域R4がクリックされたことを認識すると、そのときのパラメータの値がクロマトグラムに適用され、ピーク同定結果と共にクロマトグラムに保存する。これにより、現在のパラメータ(メソッド)を適用して求めたピーク同定結果がクロマトグラムに関連づけられて、外部記憶装置12に格納される。このとき、ピーク同定が完了したフラグを、上記のピーク検出が行われたことを示す情報と、そのピーク検出が行われたクロマトグラムを特定する情報とを関連づけたテーブルに追加して格納するなどして記憶すると良い。これらのフラグによる管理は、以下に説明する例でも同様である。
もちろん、上述したように、このピーク同定のパラメータ設定用のダイアログボックスにも、データチャンネル設定領域R5と、データ選択領域R6とを備えているので、それらを適宜使用することで、同じピーク同定のパラメータで異なるデータチャンネルのピーク同定を続けて行ったり、複数のクロマトグラムに対して連続的にピーク同定を行ったりすることができる。
図5は、データ解析として、「検量線作成」を行うためのダイアログボックスを示している。入力装置15からの指示(コマンド入力や、表示画面上に用意されたメニュー画面上の所定のアイコンボタンのクリック等)により、検量線作成のためのメソッド入力・編集の実行命令を受けたことを認識した制御部13が、表示装置16の表示画面上に描画するものである。
このダイアログボックスには、ユーザ・インターフェイスとして、パラメータを入力・編集するパラメータ入力領域R9と、解析対象のクロマトグラムや解析結果(テスト)を表示するためのクロマトグラム表示領域R2とを備えている。パラメータ入力領域R9は、ピーク名”(PEAK NAME)と、複数の濃度(STD1,STD2,…)とを設定する欄が設けられている。
さらに、ピーク同定のためのダイアログボックスと同様に、[テスト]ボタン領域R3と、[適用]ボタン領域R4と、データチャンネル設定領域R5と、データ選択領域R6と、[自動書き込み]ボタン領域R7と、を備えている。この[自動書き込み]ボタン領域R7がクリックされると、それを認識した制御部13は、ピーク名などの情報を、検量線作成のパラメータ欄(PEAK NAME)に書き込む。さらに、このダイアログボックスは、検量線作成時に使用する濃度を指定する濃度指定領域R11と、テスト実行により求めた検量線を表示する検量線表示領域R10を備える。
検量線を作成するためには、クロマトグラムに検出されているピークが、ピーク同定されている必要がある。ここでは、図4に示すピーク同定用のダイアログボックスを用いてテストを行い、最終的に[適用]ボタン領域R4がクリックされてクロマトグラムと共にピーク同定結果が保存されたクロマトグラムを用いて検量線の作成を行う。すなわち、制御部13は、クロマトグラム表示領域R2にピークが同定されたクロマトグラムを表示する。これは、たとえば、制御部13が事前に上記のピーク同定が完了したことを示すフラグと、そのピーク同定処理がされたクロマトグラムを特定する情報とを関連づけたテーブルを参照してピーク同定が完了したクロマトグラムの一覧リストを認識し、それを表示してそこから選択させ、対応するクロマトグラムを読み出してクロマトグラム表示領域R2に描画させる。あるいは、事前の参照はせずにユーザからのファイル名の指定により該当するクロマトグラムを読み出すに際し、ピーク同定が完了しているか否かのチェックを行い、完了している場合のみそのまま読み出してクロマトグラム表示領域R2に描画するようにしたりすることで実現できる。
検量線作成のためのパラメータ設定では、名前が付けられたピークの標準サンプルにおける量(濃度)を入力するのが主な作業になる。すなわち、ユーザは、パラメータ入力領域R9の各欄に手動或いは自動でパラメータを入力した後、[テスト]ボタン領域R3をクリックする。そこで、制御部13は、係る[テスト]ボタン領域R3がクリックされたことを認識すると、パラメータで設定したピーク名と量(濃度)のリストに基づいて、検量線を作成し、その結果を、検量線表示領域R10に描画する。なお、これらの検量線の作成アルゴリズムは、従来公知の技術を用いることができるので、その詳細な説明を省略する。
本実施形態では、検量線の結果と、クロマトグラムと、パラメータとを同時に見比べることができるで、パラメータが適切か否かの推定が容易に行えると共に、パラメータの再設定並びにそれに基づく検量線の再作成も、ダイアログボックスを表示した状態のままで繰り返し行うことができるので、作業が簡易となる。そして、制御部13は、[適用]ボタン領域R4がクリックされたことを認識すると、そのとき作成していた検量線が、クロマトグラムと関係づけて外部記憶装置12に保存される。
さらに、制御部13は、クロマトグラムの複数のデータチャンネルにピーク同定がされている場合は、複数のデータチャンネルに対して同時に検量線を作成する。また、検量線は、複数の異なる量(濃度)の標準サンプルから作成する場合もある。また、同じ量(濃度)であっても、複数の標準サンプルを使用して作成する場合もある。2つの異なる量(濃度)の標準サンプルを測定した2つのクロマトグラムを開いている場合、始めに制御部13は、データ選択領域R6により指定された、「濃度1」に相当するクロマトグラムをクロマトグラム表示領域R2に表示する。そのうえで、ユーザは、濃度指定のためのユーザ・インターフェイスである濃度指定領域R11を操作し、「濃度1」を選択して切り替え、適切な濃度を入力した後、[適用]ボタン領域R4をクリックする。これにともない、制御部13は、「濃度1」に相当する検量点により作成された検量線を外部記憶装置12に保存する。次に、制御部13は、データ選択領域R6により指定された、「濃度2」に相当するクロマトグラムをクロマトグラム表示領域R2に表示する。そのうえで、ユーザは、濃度指定領域R11を操作し、「濃度2」に切り替え、適切な濃度を入力した後、[適用]ボタン領域R4をクリックする。これにともない、制御部13は、「濃度2」に相当する検量点により作成された検量線を外部記憶装置12に保存する。これにより、「濃度1」と「濃度2」に相当する2つの検量点により作成された検量線が保存される。このような手順で、複数のクロマトグラムを使用して多点検量線を作成することができる。
図6は、データ解析として、「校正曲線作成」を行うためのダイアログボックスを示している。入力装置15からの指示(コマンド入力や、表示画面上に用意されたメニュー画面上の所定のアイコンボタンのクリック等)により、校正曲線作成のためのメソッド入力・編集の実行命令を受けたことを認識した制御部13が、表示装置16の表示画面上に描画するものである。
このダイアログボックスには、ユーザ・インターフェイスとして、パラメータを入力・編集するパラメータ入力領域R13と、解析対象のクロマトグラムや解析結果(テスト)を表示するためのクロマトグラム表示領域R2と、テスト実行により作成した校正曲線を表示する校正曲線表示領域R12と、を備えている。さらに、ユーザ・インターフェイスとして、[テスト]ボタン領域R3と、[適用]ボタン領域R4と、データチャンネル設定領域R5と、データ選択領域R6と、[自動書き込み]ボタン領域R7と、を備えている。
この[自動書き込み]ボタン領域R7がクリックされると、それを認識した制御部13は、クロマトグラムのうえに検出されているピークの保持時間(保持容量)を、校正曲線作成のパラメータ欄に書き込む。
サイズ排除クロマトグラフィーで校正曲線を作成するためには、クロマトグラムについてピーク検出がされているとともにピークの保持時間(保持容量)が算出されている必要がある。そこで、ピーク検出が完了しているクロマトグラムを解析対象とし、クロマトグラム表示領域R2に描画する。
校正曲線作成のためのパラメータ設定では、それぞれのピークの分子量を入力するのが主な作業になる。分子量を入力した後、制御部13は、[テスト]ボタン領域R3がクリックされたのを検出すると、パラメータ入力領域R13にて設定した保持時間(保持容量)と分子量のリストに基づいて、校正曲線を作成する。そして、制御部13は、作成された校正曲線を校正曲線表示領域R12に表示する。
本実施形態では、作成した校正曲線と、クロマトグラムと、パラメータとを同時に見比べることができるで、ユーザは、パラメータが適切か否かの推定を容易に行えると共に、パラメータの再設定並びにそれに基づく校正曲線の再作成も、ダイアログボックスを表示した状態のままで繰り返し行うことができるので、作業が簡易となる。そして、制御部13は、[適用]ボタン領域R4がクリックされたことを認識すると、そのとき作成していた校正曲線をクロマトグラムと関係づけて外部記憶装置12に保存する。
校正曲線は、分子量の異なる複数の標準サンプルから作成する場合が多い。また、同じ分子量であっても、複数の標準サンプルを使用して作成する場合もある。そこで、データ選択領域R6により、クロマトグラム表示領域R2に表示する解析対象のクロマトグラムを変更することで、それぞれのクロマトグラムに対して保持時間(保持容量)の情報を書き込むことができる。
具体的には、分子量の異なる2つの標準サンプルから測定した2つのクロマトグラムを開いている場合、始めにデータ選択領域R6で指定される片方のクロマトグラムをクロマトグラム表示領域R2に表示する。その状態で、[自動書き込み]ボタン領域R7をクリックすることで、制御部13は、その表示されたクロマトグラムの保持時間(保持容量)を書き込む。次に、データ選択領域R6で指定されるもう片方のクロマトグラムをクロマトグラム表示領域R2に表示した状態で[自動書き込み]ボタン領域R7をクリックする。これにより、もう片方のクロマトグラムについての保持時間(保持容量)も書き込まれる。このような手順で、2つのクロマトグラムから、複数の異なる保持時間(保持容量)の情報を書き込むことができる。
校正曲線作成においても、データチャンネル設定領域R5によりデータチャンネルを適宜切り替えることにより、クロマトグラムの複数のデータチャンネルにピーク検出がされている場合は、複数のデータチャンネルに対して同時に校正曲線を作成することができる。
図7は、データ解析として、「平均分子量計算」を行うためのダイアログボックスを示している。入力装置15からの指示(コマンド入力や、表示画面上に用意されたメニュー画面上の所定のアイコンボタンのクリック等)により、平均分子量解析のためのメソッド入力・編集の実行命令を受けたことを認識した制御部13が、表示装置16の表示画面上に描画するものである。
このダイアログボックスには、ユーザ・インターフェイスとして、パラメータを入力・編集するパラメータ入力領域R14と、解析対象のクロマトグラムや解析結果(テスト)を表示するためのクロマトグラム表示領域R2と、を備えている。さらに、ユーザ・インターフェイスとして、データチャンネル設定領域R5と、データ選択領域R6と、[ベースライン範囲設定]ボタン領域R15と、[計算範囲設定]ボタン領域R16と、を備えている。
サイズ排除クロマトグラフィーで平均分子量を計算するためには、解析対象のクロマトグラムに対して平均分子量を計算するためのベースライン範囲と計算範囲を指定する必要がある。そこで、パラメータ入力領域R14は、“ベースラインの開始位置”(BL START)と、“計算範囲の開始位置”(CALC START)と、“ベースラインの終了位置”(BL END)と、“計算範囲の終了位置”(CALC END)と、を備えている。
制御部13は、[ベースライン範囲設定]ボタン領域R15がクリックされたことを認識すると、クロマトグラム表示領域R2に表示されたクロマトグラムのうえに縦カーソルC1などのユーザ・インターフェイスを描画する。この縦カーソルC1は、ポインティングデバイス等を操作することで、それぞれ独立して左右に移動することができる。これにより、ベースライン範囲の開始位置(左側の縦カーソルの位置)並びに終了位置(右側の縦カーソルの位置)を設定できる。制御部13は、このベースラインの開始位置と終了位置を認識し、それぞれ、パラメータ入力領域R14の該当する欄に書き込む。この書き込みは、リアルタイムで行う。つまり、縦カーソルC1を左右に動かすと、それに伴い、パラメータ入力領域R14内の該当する数値も増減する。
同様に、制御部13は、[計算範囲設定]ボタン領域R16がクリックされたことを認識すると、クロマトグラム表示領域R2に表示されたクロマトグラムのうえに縦カーソルC2などのユーザ・インターフェイスを描画する。そして、ベースライン範囲設定と同様に、2本の縦カーソルC2をそれぞれ独立して左右に移動させることで、計算範囲の開始位置並びに終了位置を設定する。つまり、制御部13は、この計算範囲の開始位置と終了位置を、それぞれ、パラメータ入力領域R14の該当する欄に書き込む。この書き込みは、リアルタイムで行う。つまり、縦カーソルC2を左右に動かすと、それに伴い、パラメータ入力領域R14内の該当する数値も増減する。
この実施形態においても、パラメータとクロマトグラム等を1つのダイアログボックスを開いた状態のまま、解析を行うことができると共に、パラメータとクロマトグラフィーを同時に見ることができるので、設定が不適切な場合でも、修正すべきパラメータを容易に再設定できる。
なお、あらかじめ校正曲線が作成されている場合は、校正曲線から排除限界分子量・全浸透の位置を読み出し、縦カーソルなどのユーザ・インターフェイスの移動範囲を制限しても良い。
図8は、データ解析として、「マニュアルピーク処理」を行うためのダイアログボックスを示している。入力装置15からの指示(コマンド入力や、表示画面上に用意されたメニュー画面上の所定のアイコンボタンのクリック等)により、マニュアルピーク処理のためのメソッド入力・編集の実行命令を受けたことを認識した制御部13が、表示装置16の表示画面上に描画するものである。
このダイアログボックスには、ユーザ・インターフェイスとして、実行したマニュアルピーク処理のログを記録するパラメータ記録領域R18と、処理対象のクロマトグラムや処理結果を表示するためのクロマトグラム表示領域R2と、を備えている。パラメータ記録領域R18は、実行したマニュアルピーク処理の内容を特定する情報(Action)欄と、その詳細(Details)欄を有する。さらにユーザ・インターフェイスとして、[適用]ボタン領域R4と、データチャンネル設定領域R5と、データ選択領域R6と、実行した処理を取り消す[元に戻す]ボタン領域R19と、「ピーク追加」・「ピーク削除」・「ピークエッジ移動」・「ベースラインエッジ移動」・「ベースライン形状変更」などの一般的なマニュアルピーク処理を指定する1または複数の処理ボタン領域R20と、を備えている。
そこで、制御部13は、処理対象のクロマトグラムを読み出してクロマトグラム表示領域R2に表示する。ついで、制御部13は、いずれかの処理ボタン領域R20がクリックされたことを認識すると、表示されたクロマトグラムのうえにカーソルC3などのユーザ・インターフェイスを描画する。このカーソルC3を操作して、ピーク処理の範囲や、対象ピークの指定などを行い、マニュアルピーク処理を実行する。
制御部13は、マニュアルピーク処理をひとつ行うと、パラメータ記録領域R18のマニュアルピーク処理のログ記録欄に、行ったマニュアルピーク処理の内容をログとして表示する。マニュアルピーク処理は、ひとつのクロマトグラムに対して複数回行うことができる。マニュアルピーク処理を行うたびに、上記のログ記録欄に、行ったマニュアルピーク処理の内容が追加される。
さらに、[元に戻す]ボタン領域R19がクリックされると、制御部13は、直前に行ったマニュアルピーク処理をキャンセルする。それと同時に、パラメータ記録領域R18にあるログ記録欄から、キャンセルしたマニュアルピーク処理の表示を消去する。この[元に戻す]ボタン領域R18は、繰り返し何度もクリックする(アクティブにする)ことができる。繰り返しクリックされた場合には、制御部13は、これまで行ったマニュアルピーク処理を時刻順にさかのぼってキャンセルする。それと同時に、パラメータ記録領域R18にあるログ記録欄から、キャンセルしたマニュアルピーク処理の表示を消去する。
ダィァログボックスの上で行ったマニュアルピーク処理は、ダイアログボックスの上にある[適用]ボタン領域R4をクリックしてアクティブにすると、対象となるクロマトグラムに保存される。他のデータ解析と異なり、マニュアルピーク処理は、それぞれのクロマトグラムに対して固有の処理を行う。したがって、ダイアログボックスなどの上のログ記録欄に表示しているピーク処理の履歴は、そのときダイアログボックスなどの上に表示しているクロマトグラムに固有のものである。ダイアログボックスなどの上に表示しているクロマトグラムのデータチャンネルを変更したり、異なるクロマトグラムに変更したりしたとき、ログ記録欄に表示しているピーク処理の履歴は、変更したクロマトグラムの内容に切り替わる。なお、[適用]ボタン領域R4をクリックして行ったマニュアルピーク処理をクロマトグラムに保存する操作を行わずに、クロマトグラムのデータチャンネルを変更したり、異なるクロマトグラムに変更したりすると、行ったマニュアルピーク処理の結果は破棄される。
図9は、図4に示すピーク同定を例にとった具体的な実施例を示している。ここでは、測定済みのクロマトグラムとして、ファイルA、B及びCを開く。これら3つのクロマトグラムは、それぞれ濃度の異なる同一種の標準サンプルを測定したものである。それぞれのクロマトグラムには、データチャンネル“1”と“2”が存在する。データチャンネル1では成分Xが、データチャンネル2では成分Yが、適切な感度で検出できる。なお、ここでは、あらかじめピーク検出のためのメソッドを適切に設定・適用し、全てのクロマトグラムのデータチャンネルに、適切に目的ピークが検出されているものとする。
制御部13は、ピーク同定のためのメソッド用のダイアログボックス(図9(a)参照)を表示装置の表示画面に開く。なお、図9(a)は、以下に示す各処理を適宜実行した結果を示しており、初期状態のものではない。
ダイアログボックス上側のクロマトグラム表示領域R2には、データ選択領域R6およびデータチャンネル設定領域R5を操作して、各領域で特定されるクロマトグラム(たとえば、クロマトグラムAのデータチャンネル1)を表示する。
ダイアログボックスの[自動書き込み]ボタン領域R7がクリックされると、制御部13は、参照クロマトグラムとして表示しているクロマトグラムAのチャンネル1に検出されているピークの保持時間が、パラメータ入力領域R8内のチャンネル1についての“ピーク保持時間”(tR)の欄に書き込む。なお、パラメータ入力領域R8内のピーク名の欄は、初期状態で「Unknown」もしくは「空白」を表示する。
ユーザは、ピーク名を設定する場合、パラメータ入力領域R8で、ピーク名を「X」に変更した後、[テスト]ボタン領域R3をクリックする。そこで、制御部13は、係るクリックを認識すると、参照クロマトグラムに検出されているピークのピーク名を「X」に替える。
ダイアログボックスのデータチャンネル設定領域R5の値が“2”に切り替わると、制御部13は、クロマトグラムAのデータチャンネル2を描画する。この状態でダイアログボックスの[自動書き込み]ボタンがクリックされると、制御部13は、参照クロマトグラムとして表示しているクロマトグラムAのチャンネル2に検出されているピークの保持時間を、パラメータ入力領域R8内のチャンネル2についての“ピーク保持時間”(tR)の欄に書き込む。ここで、パラメータ入力領域R8内のチャンネル2についてのピーク名の欄は、初期状態で「Unknown」もしくは「空白」を表示する。
ユーザは、チャンネル2についてのピーク名を設定する場合、パラメータ入力領域R8で、ピーク名を「Y」に変更した後、[テスト]ボタン領域R3をクリックする。制御部13は、係るクリックを認識すると、参照クロマトグラムに検出されているピークのピーク名を「Y」に替える。
同様に、図9に示すように、ユーザが、ダイアログボックスのデータ選択領域R6に“B”を設定すると共に、データチャンネル設定領域R5に“1”を設定すると、それを認識した制御部13は、クロマトグラム表示領域R2にクロマトグラムBのデータチャンネル1を描画する。このクロマトグラムBに対しても、上記のクロマトグラムA同様の手順を経ることで、2つのチャンネルのそれぞれに対してピーク名を設定したり、ピークの保持時間を設定したりすることができる。そして、クロマトグラムCについても同様である。
また、制御部は、[適用]ボタン領域R4のクリックを認識すると、そのとき表示されているクロマトグラムのデータチャンネルについてのピーク同定結果を保存する。従って、ダイアログボックスのデータチャンネル設定領域R5と、データ選択領域R6を操作して表示するクロマトグラムを切り替えながら[適用]ボタン領域をクリックし、3つのクロマトグラムのそれぞれ2つのデータチャンネルにピーク同定結果を保存する。
さらに、[メソッド保存]ボタン領域R20を用意し、その[メソッド保存]ボタン領域R20をクリックすることで、パラメータ入力領域R8にて設定された情報と、ピーク同定のためのパラメータを含むメソッドを保存する。よって、ユーザは、全てのクロマトグラムおよびデータチャンネルで、ピークが適切に同定できることを確認したら、その[メソッド保存]ボタン領域R20をクリックすることで、パラメータ入力領域R8にて設定された情報と、ピーク同定のためのパラメータを含むメソッドを保存することができる。そして、その保存したピーク同定のためのメソッドは、濃度未知のサンプルの同定に利用できる。また、次回の定性もしくは定量分析に利用することもできる。
10 クロマトグラフィー・データ処理装置
11 A/D変換器
12 メモリ
13 制御部
14 外部記憶装置
15 入力装置
16 表示装置
17 プリンタ

Claims (7)

  1. クロマトグラムに対して設定されたパラメータを適用してデータ解析を行うクロマトグラフィー・データ処理装置であって、
    前記パラメータを入力するパラメータ入力領域と、前記クロマトグラムを表示するクロマトグラム表示領域とを備えたパラメータ設定用ウインドウを表示する手段と、
    前記パラメータ入力領域に入力されたパラメータを前記クロマトグラムに適用し、求めた結果を前記クロマトグラム表示領域に出力する制御手段と、
    を備えたことを特徴とするクロマトグラフィー・データ処理装置。
  2. 前記パラメータ設定用ウインドウは、少なくとも「テスト」実行と、「適用」実行のためのユーザ・インターフェイスを備え、
    前記「テスト」実行のユーザ・インターフェイスがアクティブになると、仮の処理として前記制御手段が前記パラメータを前記クロマトグラムに適用し、求めた結果を前記クロマトグラム表示領域に表示する処理を実行し、
    前記「適用」実行のユーザ・インターフェイスがアクティブになると、正式の処理として前記求めた結果をクロマトグラムと関連づけて保存する処理を実行する機能を備えたことを特徴とする請求項1に記載のクロマトグラフィー・データ処理装置。
  3. 前記パラメータ設定用ウインドウは、前記クロマトグラム表示領域に表示するクロマトグラムのデータチャンネルを切り替えるためのユーザ・インターフェイスを備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のクロマトグラフィー・データ処理装置。
  4. 前記パラメータ設定用ウインドウは、前記クロマトグラム表示領域に表示するクロマトグラムを切り替えるためのユーザ・インターフェイスを備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のクロマトグラフィー・データ処理装置。
  5. 前記パラメータ入力領域に入力されたパラメータに基づいて検量線を作成する検量線作成機能を備え、
    前記パラメータ設定用ウインドウは、前記検量線作成機能により作成された検量線を表示する検量線表示領域を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のクロマトグラフィー・データ処理装置。
  6. 前記パラメータ入力領域に入力されたパラメータに基づいて校正曲線を作成する校正曲線作成機能を備え、
    前記パラメータ設定用ウインドウは、前記校正曲線作成機能により作成された校正曲線を表示する校正曲線表示領域を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のクロマトグラフィー・データ処理装置。
  7. コンピュータに、
    請求項1〜6のいずれかに記載のクロマトグラフィー・データ処理装置の手段及び機能を実現させるためのプログラム。
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