JP2010255654A - 変速機の制御装置 - Google Patents

変速機の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010255654A
JP2010255654A JP2009103050A JP2009103050A JP2010255654A JP 2010255654 A JP2010255654 A JP 2010255654A JP 2009103050 A JP2009103050 A JP 2009103050A JP 2009103050 A JP2009103050 A JP 2009103050A JP 2010255654 A JP2010255654 A JP 2010255654A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
shift
output shaft
inertia phase
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009103050A
Other languages
English (en)
Inventor
Ayumi Sagawa
歩 佐川
Yasutsugu Oshima
康嗣 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2009103050A priority Critical patent/JP2010255654A/ja
Publication of JP2010255654A publication Critical patent/JP2010255654A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect

Abstract

【課題】変速制御中にロックアップ機構が不要に解放されることを防止し、燃費を向上することができる変速機の制御装置を提供する。
【解決手段】T−ECUは、変速開始条件が成立したと判定すると(ステップS21でYES)、タービン回転数NTを記憶しイナーシャ相開始判定が成立したか否かを判断する。T−ECUは、イナーシャ相開始判定が成立した場合には(ステップS23でYES)、イナーシャ相における目標変化率ΔNTおよびイナーシャ相開始時点における出力軸回転数ΔNOに基づいて、イナーシャ相の開始から終了までの時間を推定し、変速制御終了時における出力軸回転数NOを予測する(ステップS24)。そして、T−ECUは、変速制御終了時における出力軸回転数NOが、変速後の変速段におけるフレックスロックアップ領域にあると判断した場合には(ステップS25でYES)、フレックスロックアップ制御を継続する(ステップS26)。
【選択図】図7

Description

本発明は、変速機の制御装置に関し、特に、ロックアップ機構に対しスリップ制御を実行する変速機の制御装置に関する。
従来、トルクコンバータを備えた変速機においては、トルクコンバータの入力軸と出力軸とを機械的に連結可能なロックアップ機構を有しており、この変速機を制御する制御装置が、スロットル開度および車速をパラメータとするマップに基づいてロックアップ機構を作動させることにより、動力源から変速機構に伝達される駆動力の伝達効率を向上させ、車両の燃費を向上させるようになっている。
また、このようなロックアップ機構を備えた変速機の制御装置にあっては、トルクコンバータの伝達効率を向上させて優れた燃費特性を実現するため、低中速領域において微小な滑りを発生させるようロックアップ機構を制御し、さらにアクセルオフ時においてもアクセルオン時と同様に微小な滑りを発生させるようロックアップ機構を制御するようになっている。このような所謂スリップ制御は、ロックアップ機構を構成するクラッチの解放領域と係合領域との間にスリップ領域が設けられたスリップ領域マップに基づいて、当該クラッチを半係合状態となるようにスリップ量を制御するようになっている。
そして、このようなトルクコンバータを備えた変速機において、作動油温低温時におけるハンチングの発生を防止する制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に開示された変速機の制御装置は、作動油の油温が所定の温度より低いか否かを判定する作動油温判定手段と、クラッチの入力トルクの変化を算出する入力トルク変化算出手段と、当該入力トルク変化算出手段により算出された入力トルクの変化が所定値より大きいか否かを判定する入力トルク変化判定手段と、作動油温判定手段により作動油の温度が所定温度より低いと判定され、かつ、入力トルク変化判定手段により入力トルクの変化が所定値より大きいと判定された場合に、クラッチへ供給される作動油の油圧を所定時間だけ所定油圧に変更する作動油圧変更手段と、により構成されている。
このような構成により、特許文献1に開示された変速機の制御装置は、作動油温低温時において比較的急激な入力トルクの変化が生じた場合にクラッチの作動油圧を一時的に高い所定油圧あるいは比較的低い所定油圧とすることで応答性を向上させることができる。すなわち、作動油温低温時におけるハンチングの発生を防止することができる。
ところで、特許文献1に開示された変速機は、トルクコンバータの出力側に有段式の変速機構を有しており、クラッチやブレーキによって構成された複数の摩擦係合装置の掴み替えによって動力伝達経路が切り替えられることにより所望の変速段を形成するようになっている。
また、特許文献1に開示された変速機は、アクセル開度および車速をパラメータとする変速マップに基づいて掴み替えを行う各摩擦係合装置が選択されることにより変速可能となっている。さらに、特許文献1に開示された変速機は、有段式の変速機構を適用しているため、前述したスリップ制御を行う際に用いられるスリップ領域マップは、変速段に対応する複数種類のマップにより構成されており、これらのマップは予めROMに記憶されている。
また、このようなスリップ領域は、ロックアップ機構のクラッチが解放状態からフレックス状態に移行するフレックスON線と、フレックス状態から解放状態に移行するフレックスOFF線と、によって定義されており、このフレックスOFF線とフレックスON線は、車速の遅い方から当該順番に所定間隔で設定されている。このスリップ領域は、クラッチのスリップ係合によりエンジンの機関回転数が低下した場合においても、車両に騒音および振動が発生しNV(Noise Vibration)性能が低下しない範囲に定義されている。
特開2004−293744号公報
しかしながら、従来の変速機の制御装置にあっては、例えば変速マップに基づいて変速が行われる際に、すなわちECUによって当該変速マップに基づいて例えばアップシフトの変速であると判断された際に、車速およびアクセル開度に基づいてアップシフト後の変速段に応じたスリップ領域マップを参照することにより、スリップ制御を継続するか否かを判断するようになっている。
このため、例えば車両が加速しているような状況下では、ECUが変速判断時の車速に基づいてスリップ制御を継続するか否かを判断すると、実際に変速が完了したときの車速が変速後の変速段に応じたスリップ領域マップに示されるフレックスOFF線より高車速側となりスリップ領域に入るにもかかわらず、フレックス状態であるクラッチを解放して解放状態に移行することになってしまうので、フレックス状態を継続することができないという問題があった。
このように、スリップ領域が、上述したNV性能が低下しない範囲に定義されているにもかかわらず、この定義された範囲を有効に利用することができないばかりか、フレックス状態が継続できるにもかかわらず、一旦解放状態に移行してしまうので、燃費の向上が図れないという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、変速制御中にロックアップ機構が不要に解放されることを防止し、燃費を向上することができる変速機の制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る変速機の制御装置は、上記目的達成のため、(1)入力部材と出力部材とを機械的に連結可能なロックアップ機構を有し動力源から前記入力部材を介して入力されるトルクを増幅するトルクコンバータと、前記出力部材と接続された入力軸の回転速度を所定の変速比により出力軸に伝達する変速機構と、を備えた変速機に対し、前記変速比を変更する変速制御と、前記入力部材と前記出力部材とが差回転を有するよう前記ロックアップ機構を連結させるスリップ制御とを実行可能な変速機の制御装置であって、少なくとも前記変速機構の出力軸回転数に基づいて、車両の走行状態が前記スリップ制御を実行するスリップ領域にあるか否かを判定する領域判定手段と、前記領域判定手段により車両の走行状態が前記スリップ領域にあると判定された場合にスリップ制御を実行するスリップ制御手段と、前記変速制御の開始条件が成立したか否かを判定する変速開始条件判定手段と、前記変速制御の実行中において、前記イナーシャ相の開始から終了までの時間を推定する時間推定手段と、前記イナーシャ相の開始時における前記変速機構の出力軸回転数および出力軸回転数の変化率と、前記時間推定時間により推定された時間とに基づいて、前記イナーシャ相の終了時点における前記変速機構の出力軸回転数を予測する回転数予測手段と、を備え、前記領域判定手段は、前記変速開始条件判定手段により変速制御の開始条件が成立したと判定された場合には、前記回転数予測手段により予測された前記変速機構の出力軸回転数に基づいて、前記変速制御の終了後における車両の走行状態が前記スリップ領域にあるか否かを予測することを特徴とする。
この構成により、イナーシャ相の開始から終了までの時間に基づいて変速制御終了時の車両の走行状態がスリップ領域にあるか否かを予測することができる。したがって、変速制御が開始された時点における車両の走行状態に基づいて変速制御終了後にスリップ制御を行うか否かを判断する場合と比較して、変速制御終了後における車両の走行状態に対する予測の時点を変速制御の終了時に近づけることができるので、予測精度を高めることが可能となる。これにより、変速制御の開始前に車両の走行状態がスリップ領域にあり、かつ、領域判定手段により変速終了後における車両の走行状態がスリップ領域にあると予測された場合には、変速制御中にロックアップ機構が不要に解放されることを防止でき、車両の燃費を向上することが可能となる。
また、上記(1)に記載の変速機の制御装置において、(2)前記時間推定手段は、前記変速機構の入力軸回転数と出力軸回転数との差に基づいてイナーシャ相が開始されたか否かを判断し、イナーシャ相が開始されたと判断した時点における前記変速機構の入力軸回転数および出力軸回転数と、イナーシャ相における前記変速機構の入力軸回転数の変化率および出力軸回転数の変化率と、変速制御の前後における変速比と、に基づいて、前記イナーシャ相の開始から終了までの時間を推定することを特徴とする。
この構成により、変速制御の開始時点における車両の走行状態に基づいて変速終了後にスリップ状態を行うか否かを判断する場合と比較して、イナーシャ相の開始時点における車両の走行状態に応じて変速終了後における車両の走行状態がロックアップ領域にあるか否かを予測することができるので、変速制御の終了後における車両の走行状態の予測精度を高めることができる。結果として、変速制御中にロックアップ機構が不要に解放されることを防止することができ、車両の燃費を向上することが可能となる。
また、上記(2)に記載の変速機の制御装置において、(3)前記変速機構に供給される作動油圧を制御して前記イナーシャ相における前記変速機構の入力軸回転数の変化率を前記予め記憶されたイナーシャ相における前記変速機構の入力軸回転数の変化率に一致させる学習を実行する学習実行手段を備え、前記領域判定手段は、前記学習実行手段による学習の実行が終了しており、かつ、前記変速開始条件判定手段により変速制御の開始条件が成立したと判定された場合には、前記回転数予測手段により予測された前記変速機構の出力軸回転数に基づいて、前記変速制御の終了後における車両の走行状態が前記スリップ領域にあるか否かを予測することを特徴とする。
この構成により、領域判定手段は、イナーシャ相における入力軸回転数の変化率に対する学習が終了している場合に、回転数予測手段により予測された出力軸回転数を用いて変速制御の終了後における領域判定を実行するので、イナーシャ相の開始から終了までの時間を精度よく推定でき、結果として、変速制御終了後の車両の走行状態に対する予測精度を高めることが可能となる。
また、上記(3)に記載の変速機の制御装置において、(4)前記領域判定手段は、前記学習実行手段による学習の実行が終了していない場合には、前記変速制御の開始条件が成立した時点における前記変速機構の出力軸回転数に基づいて、前記変速制御の終了後における前記変速機構の出力軸回転数が前記スリップ領域にあるか否かを予測することを特徴とする。
この構成により、イナーシャ相における入力軸回転数の変化率が収束していない場合においても、変速制御終了後の車両の走行状態に対する予測精度が大幅に低下することを回避することができる。
また、上記(1)から(4)に記載の変速機の制御装置において、(5)前記変速機構の入力軸回転数とイナーシャ相における前記変速機構の入力軸回転数の目標変化率とを対応付けて予め記憶する記憶手段を備え、前記時間推定手段は、前記変速制御の開始条件が成立した時点における前記変速機構の入力軸回転数を取得し、前記記憶手段に予め記憶された前記変速機構の入力軸回転数と前記目標変化率との対応関係に基づいて、前記イナーシャ相における前記変速機構の入力軸回転数の変化率を算出することを特徴とする。
この構成により、イナーシャ相の開始前にイナーシャ相における変速機構の入力軸回転数の変化率を算出できるので、イナーシャ相が開始した時点において直ちにイナーシャ相の終了時間を推定することが可能となり、結果として、領域判定手段は、精度の高い予測を短時間で行うことができる。
変速制御中にロックアップ機構が不要に解放されることを防止し、燃費を向上することができる変速機の制御装置を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る変速機の制御装置を搭載した車両を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る自動変速機の構成を示す骨子図である。 本発明の実施の形態に係る摩擦係合装置の作動表である。 本発明の実施の形態に係る油圧学習制御を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る領域マップを示す図である。 本発明の実施の形態に係るT−ECUの制御タイミングを説明するためのタイミングチャートである。 本発明の実施の形態に係る領域判定処理を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態に係る変速機の制御装置について、図1ないし図7を参照して説明する。
本実施の形態においては、本発明に係る変速機の制御装置をFF(Front engine Front drive)車両に適用した場合について説明する。
図1に示すように、車両1は、動力源としてのエンジン2と、自動変速機3と、自動変速機3の一部を構成する油圧制御回路6と、エンジン2を制御するためのエンジンECU(Electronic Control Unit)11と、油圧制御回路6を制御するためのトランスミッションECU12と、を備えている。
エンジン2は、図示しないインジェクタから噴射された燃料と空気との混合気を、シリンダの燃焼室内で燃焼させる内燃機関により構成されている。この燃焼によりシリンダ内のピストンが押し下げられて、クランクシャフトが回転させられるようになっている。
自動変速機3は、トルクコンバータ4、変速機構5および油圧制御回路6によって構成されている。トルクコンバータ4は、エンジン2から変速機構5にトルクを増大してエンジン2の動力を伝達するようになっており、図2に示すように、エンジン2の出力軸41と連結されるポンプインペラー(以下、単にインペラーという)43と、変速機構5の入力軸48と連結されるタービンランナー(以下、単にタービンという)44と、ワンウェイクラッチ45によって一方向の回転が阻止されているステータ46とを有している。インペラー43とタービン44とは、流体を介して動力を伝達するようになっている。
ここで、エンジン2からトルクが伝達される図示しないコンバータカバーおよびインペラー43は、本発明に係る入力部材を構成する。また、タービン44は、本発明に係る出力部材を構成する。
さらに、トルクコンバータ4は、車両1の高速走行時において、インペラー43とタービン44とを機械的に直結することによりエンジン2(図1参照)から変速機構5への動力の伝達効率を上げるためのロックアップクラッチ47を有している。
変速機構5は、所望の変速段を形成することにより、図示しないクランクシャフトの回転数を所望の回転数に変速する。変速機構5の出力ギヤ57から出力される動力は、ディファレンシャルギヤ7およびドライブシャフト8L、8Rを介して、左右の前輪9L、9Rにそれぞれ伝達される。変速機構5については、後で詳細に説明する。
図1に戻り、油圧制御回路6は、図示しないリニアソレノイドバルブSL1〜SL4、SLT、SLUおよびON/OFFソレノイドバルブSLを有している。また、油圧制御回路6は、作動油の油温を測定するための油温センサ33を有している。
エンジンECU11(以下、E−ECUという)は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)および入出力インターフェースを有している。E−ECU11は、CPUによって、後述するアクセル開度センサ32やスロットル開度センサ24から入力された信号や、ROMに記憶されたマップなどに基づきエンジン2の機関回転数NEを制御するようになっている。
T−ECU12は、図示しないCPU、RAM、ROM、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)および入出力インターフェースを有している。T−ECU12のROMには、車速およびスロットル開度と変速機構5の変速段とを対応させた変速マップが記憶されている。したがって、T−ECU12は、CPUによって、後述する出力軸回転数センサ27やスロットルセンサから入力された信号とROMに記憶された変速マップに基づき変速機構5の変速段を決定するようになっている。
T−ECU12は、リニアソレノイドバルブSL1〜SL4の作動状態を変化させ、ライン圧を元圧とする作動油圧により変速機構5の摩擦係合装置を選択的に係合あるいは解放させるようになっている。これらの摩擦係合装置の係合および解放の組み合わせによって、変速機構5の入力軸48(図2参照)と出力軸としての出力ギヤ57(図2参照)との間の回転数の比、すなわち変速比が変更され、変速段が構成されるようになっている。また、T−ECU12は、後述するように、アップシフト時において係合側の摩擦係合装置に供給される係合側油圧の学習を実行し、次回のアップシフト時における係合側油圧を補正するようになっている。
なお、T−ECU12は、後述するように、本発明に係る変速機の制御装置、領域判定手段、スリップ制御手段、変速開始条件判定手段、時間推定手段、回転数予測手段、学習実行手段および記憶手段を構成する。
車両1は、さらに、エンジン2の機関回転数NEを検出するためのエンジン回転数センサ21と、エンジン2の吸入空気量を検出するための吸入空気量センサ22と、エンジン2に吸入される空気の温度を検出するための吸入空気温度センサ23と、スロットルバルブの開度を検出するためのスロットル開度センサ24と、車輪速センサ25と、ブレーキセンサ26と、変速機構5の出力軸回転数NOを検出するための出力軸回転数センサ27と、シフトレバー28の操作位置を検出するための操作位置センサ29と、トルクコンバータ4のタービン回転数、すなわち変速機構5の入力軸回転数NTを検出するためのタービン回転数センサ30と、を備えている。
エンジン回転数センサ21は、クランクシャフトの回転に基づいて、エンジン2の機関回転数NEを検出するようになっている。
スロットル開度センサ24は、例えば、スロットルバルブのスロットル開度に応じた出力電圧が得られるホール素子により構成されている。スロットル開度センサ24は、この出力電圧をスロットルバルブのスロットル開度を表す信号としてE−ECU11およびT−ECU12に出力するようになっている。
車輪速センサ25は、少なくとも駆動輪を構成する左右の前輪9L、9Rにそれぞれ設置されており、検出した前輪9L、9Rの回転数に基づいて車輪速を表す信号をE−ECU11およびT−ECU12に出力するようになっている。なお、車輪速を表す信号の出力は、各前輪9L、9Rの制動力を調節し車両1の横滑りを防止するためのスキッドコントロールを実行するスキッドコントロールECUにより実行されるようにしてもよい。この場合、スキッドコントロールECUは、車輪速センサ25から入力した前輪9L、9Rの回転数を表す信号に基づいて車輪速を算出し、算出した車輪速を表す信号をE−ECU11およびT−ECU12に出力するようにする。
ブレーキセンサ26は、車両1に備えられた図示しないブレーキペダルが運転者により所定の踏込み量で踏込まれたとき、OFF状態からON状態に切り替わる信号(踏力スイッチ信号)をE−ECU11およびT−ECU12に出力するようになっている。
出力軸回転数センサ27は、変速機構5の出力軸回転数NOを表す信号をT−ECU12に出力するようになっており、T−ECU12は、この信号に基づいて変速制御の実行および各種制御値に対する補正を行うようになっている。出力軸回転数センサ27は、出力ギヤ57(図2参照)をタイミングロータとして使用し、出力ギヤ57の回転数を変速機構5の出力軸回転数NOとして検出するようになっている。
操作位置センサ29は、シフトレバー28の位置を検出し、検出結果を表す信号をT−ECU12に送信するようになっている。T−ECU12は、シフトレバー28の位置に対応したレンジの中から最適となる変速機構5の変速段を形成するようになっている。また、操作位置センサ29は、運転者の操作に応じて、運転者が任意の変速段を選択できるマニュアルポジションにシフトレバー28が位置していることを検出するようになっている。
アクセル開度センサ32は、例えばホール素子を用いた電子式のポジションセンサにより構成されており、車両1に搭載されたアクセルペダル34が運転者により操作されると、アクセルペダル34の位置が示すアクセル開度を表す信号をE−ECU11に出力するようになっている。
図2に示すように、変速機構5の入力軸48は、トルクコンバータ4のタービン44に接続されている。したがって、変速機構5の入力軸48は、トルクコンバータ4の出力軸としても機能する。変速機構5は、遊星歯車機構により構成される第1セット50および第2セット54と、カウンタドライブギヤを構成する出力ギヤ57と、ギヤケース58に固定されたB1ブレーキ59、B2ブレーキ60およびB3ブレーキ61と、C1クラッチ62と、C2クラッチ63と、ワンウェイクラッチF64とによって構成されている。
第1セット50は、シングルピニオン型の遊星歯車機構により構成されている。第1セット50は、サンギヤS(UD)と、ピニオンギヤ52と、リングギヤR(UD)と、キャリアC(UD)とを有している。
サンギヤS(UD)は、入力軸48を介してトルクコンバータ4のタービン44に連結されている。ピニオンギヤ52は、キャリアC(UD)に回転自在に支持されている。ピニオンギヤ52は、サンギヤS(UD)およびリングギヤR(UD)と噛み合っている。
リングギヤR(UD)は、B3ブレーキ61によりギヤケース58に固定可能となっている。キャリアC(UD)は、B1ブレーキ59によりギヤケース58に固定可能となっている。
第2セット54は、ラビニヨ型の遊星歯車機構により構成されている。第2セット54は、サンギヤS(D)と、ショートピニオンギヤ55と、キャリアC(1)と、ロングピニオンギヤ56と、キャリアC(2)と、サンギヤS(S)と、リングギヤR(1)(R(2))とを有している。
サンギヤS(D)は、キャリアC(UD)に連結されている。ショートピニオンギヤ55は、キャリアC(1)に回転自在に支持されている。ショートピニオンギヤ55は、サンギヤS(D)およびロングピニオンギヤ56と噛み合っている。キャリアC(1)は、出力ギヤ57に連結されている。
ロングピニオンギヤ56は、キャリアC(2)に回転自在に支持されている。ロングピニオンギヤ56は、ショートピニオンギヤ55、サンギヤS(S)およびリングギヤR(1)(R(2))と噛み合っている。キャリアC(2)は、出力ギヤ57に連結されている。
サンギヤS(S)は、C1クラッチ62を介して入力軸48に連結可能となっている。リングギヤR(1)(R(2))は、B2ブレーキ60により、ギヤケース58に固定可能となっており、C2クラッチ63により入力軸48に連結可能となっている。また、リングギヤR(1)(R(2))は、ワンウェイクラッチF64に連結されており、変速段が1速で、かつ駆動時において係合される。
ここで、本発明の実施の形態に係る摩擦係合装置の作動表を、図3を用いて説明する。図3において、「○」は係合を表している。「×」は解放を表している。「◎」はエンジンブレーキ時のみの係合を表している。また、「△」は駆動時のみの係合を表している。この作動表に示された組み合わせで、油圧制御回路6(図1参照)に設けられたリニアソレノイドバルブSL1〜SL4、SLT、SLUおよびON/OFFソレノイドバルブSLの励磁、非励磁によって各ブレーキおよび各クラッチを作動させることにより、1速(1st)〜6速(6th)の前進変速段と、後進変速段(R)が形成される。
本実施の形態においては、リニアソレノイドバルブSL1〜SL4は、C1クラッチ62、C2クラッチ63、B1ブレーキ59、B3ブレーキ61に供給される作動油の油圧をそれぞれ調節するようになっている。また、ON/OFFソレノイドバルブSLは、B2ブレーキ60に供給される作動油の油圧を調節するようになっている。また、リニアソレノイドバルブSLUは、マニュアルモードにおける1速など、所定の条件下においてB2ブレーキ60に供給される作動油の油圧を調節するようになっている。なお、ソレノイドバルブSLUは、ロックアップクラッチ47に供給される作動油の係合圧も調節するようになっている。
再び図1に戻り、シフトレバー28は、車両1の後方から前方に向かって、ドライブレンジ(以下、単にDレンジという)に対応するDポジション、中立レンジに対応するNポジション、後進レンジに対応するRポジション、駐車レンジに対応するPポジションを取るようになっている。
シフトレバー28がDポジションに位置する場合には、T−ECU12は、変速機構5において1速から6速のうちいずれかの変速段が形成されるよう油圧制御回路6を制御するようになっており、T−ECU12が、これらの変速段の中から車速およびスロットル開度をパラメータとした変速マップに基づいて変速段を選択するようになっている。
シフトレバー28は、さらに、自動変速機3の変速段を手動変速モードにおいてシフトするためのマニュアルポジションを表すMポジション、アップシフトを指示するためのプラスポジション(+ポジション)およびダウンシフトを指示するためのマイナスポジション(−ポジション)を取るようにしてもよい。この場合、MポジションはDポジションの横に位置するようにする。シフトレバー28は、Dポジションから横に移動されると、図示しないばねにより、Mポジションに保持されるようになっている。
本実施の形態に係るT−ECU12は、変速制御時において係合側の摩擦係合装置に対する係合油圧を学習する油圧学習制御を実行するようになっている。
この油圧学習制御は、変速制御中におけるイナーシャ相の開始から終了までの時間を予め定められた時間と一致させるための制御であって、タービン回転数センサ30の出力信号から得られるタービン回転数NTのイナーシャ相における実変化率ΔNT(図6参照)と、予め定められた目標変化率ΔNTとの差が所定値以下となるように、自動変速機3の指示油圧を学習補正し、変速制御時のドライバビリティを向上するようになっている。
ここで、図4を参照して、油圧学習制御について詳細に説明する。
T−ECU12は、まず、変速開始条件が成立しているか否かを判断する(ステップS11)。具体的には、T−ECU12は、スロットル開度センサ24および出力軸回転数センサ27からスロットル開度および出力軸回転数NOを表す信号を取得すると、出力軸回転数NOを車速に換算し、ROMに記憶されている変速マップを参照する。そして、変速機構5に形成されている現在の変速段が変速マップの参照により得られた変速段と異なる場合には、変速マップにより得られた変速段を目標変速段とする変速条件が成立していると判断する。
T−ECU12は、この変速開始条件が成立していると判断した場合には(ステップS11でYES)、タービン回転数センサ30からタービン回転数NTを表す信号を取得し、変速開始条件が成立した際のタービン回転数NTとしてRAMに記憶し、ステップS12に移行する。一方、T−ECU12は、変速開始条件が成立していないと判断した場合には(ステップS11でNO)、RETURNに移行する。
次に、T−ECU12は、係合側の摩擦係合装置に対する係合圧が目標値となるよう油圧制御回路6を制御する(ステップS12)。この目標値は、予め定められた基準値を、この油圧学習制御による前回までの油圧学習によって算出されEEPROMに記憶されている補正値により補正することにより得られる。この基準値は、目標変速段および変速条件成立時におけるタービン回転数NTに応じて定められている。
次に、T−ECU12は、イナーシャ相が開始したか否かを判定する(ステップS13)。具体的には、T−ECU12は、出力軸回転数センサ27から出力ギヤ57の回転数を表す信号を出力軸回転数NOとして入力すると、この出力軸回転数NOと現在の変速段における変速比とを積算する。なお、各変速段に対する変速比は、予めROMに記憶されている。一方、T−ECU12は、タービン回転数センサ30からタービン回転数NTを表す信号を入力する。そして、T−ECU12は、出力軸回転数NOと現在の変速段における変速比との積と、タービン回転数NTとの差が所定値以上になったときに、イナーシャ相が開始されたと判断する。この所定値としては、例えば50回転など、変速機構5の入力軸48と出力ギヤ57との同期が確実に終了したことを示す値に設定されている。
T−ECU12は、イナーシャ相が開始されたと判断した場合には(ステップS13でYES)、ステップS14に移行する。一方、T−ECU12は、イナーシャ相がまだ開始されていないと判断した場合には(ステップS13でNO)、このステップを繰り返す。なお、変速制御開始条件が成立してから所定の時間が経過したにもかかわらず、イナーシャ相開始判定が成立しない場合には、センサ等に故障が発生している可能性があるため、RETURNに移行するようにしてもよい。
次に、T−ECU12は、タービン回転数センサ30から入力されるタービン回転数NTに基づいて、イナーシャ相におけるタービン回転数NTの変化率ΔNTを実変化率ΔNTとして算出する(ステップS14)。
次に、T−ECU12は、係合圧補正値を設定する(ステップS15)。具体的には、T−ECU12は、ステップS11においてRAMに記憶したタービン回転数NTに応じてイナーシャ相におけるタービン回転数の目標変化率ΔNTを設定する。目標変化率ΔNTは、タービン回転数NTと目標変化率ΔNTとを対応付けた目標変化率設定マップを参照することにより設定されるようになっており、この目標変化率設定マップは、予めROMに記憶されている。したがって、本実施の形態に係るT−ECU12は、本発明に係る記憶手段を構成する。
そして、ステップS14において算出された実変化率ΔNTと目標変化率ΔNTとの差に基づいて、係合側摩擦係合装置に供給される係合圧に対する補正値を算出する。実変化率ΔNTと目標変化率ΔNTとの差と、補正値との対応は、実験的な測定により予め定められ、ROMに記憶されている。
次に、T−ECU12は、EEPROMに記憶されている補正値を更新する(ステップS16)。具体的には、T−ECU12は、EEPROMに記憶されている補正値をステップS15において算出した補正値により更新する。以上のように算出される補正値は、目標変化率設定マップにおいて定義されているタービン回転数NTの所定の範囲ごとにそれぞれ記憶されるようになっている。タービン回転数NTの所定の範囲としては、例えば、500回転ごとや1000回転ごとに定められている。
このように、T−ECU12は、実変化率ΔNTと目標変化率ΔNTとを一致させるための油圧学習制御を実行するようになっており、イナーシャ相における変速機構5の入力軸回転数の変化率ΔNTを予め記憶されたイナーシャ相における変速機構5の入力軸回転数の変化率ΔNTと一致させる学習実行手段を構成する。
なお、T−ECU12は、実変化率ΔNTと目標変化率ΔNTとの差が所定値以下となった場合には、油圧学習が完了したと判断し、RAMに記憶される油圧学習完了フラグをONにするようになっている。所定値としては、実変化率ΔNTと目標変化率ΔNTとの差に起因して変速制御の実行中にドライバビリティが悪化しない値であり、かつ、後述する領域判定制御においてイナーシャ相の開始から終了までの時間に対する予測誤差が十分小さくなる値として定められており、実験的な測定により求められる。したがって、この油圧完了学習フラグは、後述する領域判定制御において使用される。
以下、本発明の実施の形態に係る変速機の制御装置を構成するT−ECU12の特徴的な構成について図1および図2を参照して説明する。また、以下の説明においては、車両1が2速の変速段で加速走行をしている場合を例に説明する。
T−ECU12は、トルクコンバータ4のインペラー43とタービン44とが差回転を有するようにロックアップクラッチ47により連結するスリップ制御、すなわちフレックスロックアップ制御を実行するようになっている。
具体的には、T−ECU12は、フレックスロックアップ制御において、エンジン回転数センサ21およびタービン回転数センサ30から、トルクコンバータ4のインペラー43とタービン44の回転数をそれぞれ機関回転数NEおよびタービン回転数NTとして取得し、これらの差回転数が予め定められた値に近づくよう、油圧制御回路6を介してロックアップクラッチ47に供給される作動油の油圧を制御するようになっている。したがって、本実施の形態に係るT−ECU12は、本発明に係るスリップ制御手段を構成する。なお、T−ECU12は、以下に説明するように、スロットル開度および車速により定義される車両1の走行状態がフレックスロックアップ領域にある場合にフレックスロックアップ制御を実行するようになっている。
また、T−ECU12は、出力軸回転数センサ27から入力される信号に基づいて車両1の車速を算出すると、ROMに記憶されている領域マップを参照し、車両1の走行状態がスリップ領域、すなわちフレックスロックアップ領域にあるか否かを判定するようになっている。したがって、本実施の形態に係るT−ECU12は、本発明に係る領域判定手段を構成する。
領域マップは、図5に示すように、スロットル開度および車速と、フレックスロックアップ領域と、を対応付けたものであり、この領域マップには、3速においてフレックスロックアップ制御の実行が開始される3速時ON線72および3速においてフレックスロックアップ制御の実行を停止する3速時OFF線73が定義されている。また、この領域マップには、3速以外のその他の変速段におけるフレックスロックアップ制御の実行を開始するための図示しない変速段ごとのフレックスON線およびフレックスOFF線や、ロックアップクラッチ47を完全係合させるロックアップ制御を実行するための図示しないロックアップON線およびロックアップOFF線等が定義されている。なお、図5においては、変速マップにより定義される2速から3速へのアップシフト線71も併せて示されている。
また、T−ECU12は、例えば、車両1の加速中において、車両1の走行状態がアップシフト線71を越えたと判断した場合には、変速制御の開始条件が成立したと判定し、2速から3速への変速制御を開始することとなる。したがって、本実施の形態に係るT−ECU12は、本発明に係る変速開始条件判定手段を構成する。
また、T−ECU12は、2速から3速への変速制御の開始前にフレックスロックアップ制御が実行されており、かつ、変速制御の終了後に車両1の走行状態がフレックスロックアップ制御の3速時OFF線73を越えており3速のフレックスロックアップ領域にある(状態75)と予測した場合には、変速制御の前後においてフレックスロックアップ制御を継続するようになっている。
具体的には、T−ECU12は、2速における走行中であり、かつ、フレックスロックアップ制御の実行中において、アップシフト線71を越え(状態74)、変速開始条件が成立したと判定した場合には、変速制御終了後における車両1の走行状態がフレックスロックアップ制御の3速時OFF線73を越えるか否かを予測し、フレックスロックアップ制御の3速時OFF線73を越える(状態75)と予測した場合には、変速制御の前後においてフレックスロックアップ制御を継続するようになっている。
これに対し、T−ECU12は、車両1の走行状態がアップシフト線71を越えた(状態76)と判断したときに、変速制御の終了後に車両1の走行状態がフレックスロックアップ制御の3速時OFF線73を越えない(状態77)と予測した場合には、エンジン2の機関回転数NEの低下に起因して変速制御終了時に車両1に騒音および振動が発生し、NV(Noise Vibration)性能が低下する可能性が高いため、フレックスロックアップ制御を停止するようになっている。
なお、変速制御の終了後における車両1の走行状態の予測については、図6を用いて以下詳細に説明する。
なお、以下の説明では、時刻t0において、すでにフレックスロックアップ制御が実行されており、かつ、上述した油圧学習完了フラグがONになっているものとする。また、時刻t0において2速の変速段が形成されている場合について説明する。
T−ECU12は、時刻t0において、スロットル開度センサ24および出力軸回転数センサ27からスロットル開度および出力軸回転数NO(t0)を表す信号を取得すると、出力軸回転数NO(t0)から車速を算出し、ROMに記憶されている変速マップを参照する。そして、変速マップにより得られた3速の変速段を目標変速段とする変速制御の開始条件が成立していると判断し、変速機構5の変速段を2速(N速)から3速(N+1速)に変速する変速制御を開始する(実線81参照)。このとき、T−ECU12は、タービン回転数センサ30よりタービン回転数NT(t0)を取得してRAMに記憶する。
次に、T−ECU12は、油圧制御回路6を制御して、B1ブレーキ59の解放を開始する。そして、変速制御の開始から予め定められた所定の時間が経過した時点で、B3ブレーキ61の係合を開始する。この結果、出力軸回転数NOに対し2速の変速比で回転していた入力軸48のタービン回転数NTが低下を開始する(実線82参照)。
次に、T−ECU12は、時刻t1において、タービン回転数センサ30から入力されるタービン回転数NTと、出力軸回転数センサ27から入力される出力軸回転数NOとの差が所定値以上となったとき、イナーシャ相が開始されたと判断する。本実施の形態においては、T−ECU12は、上述したように、タービン回転数NTと、出力軸回転数NOと2速変速段における変速比の積との差が50回転以上になったときに、イナーシャ相が開始されたと判断する。
また、T−ECU12は、時刻t0で取得しRAMに記憶したタービン回転数NT(t0)と、ROMに記憶されている目標変化率設定マップとに基づいて、目標変化率ΔNTを算出する。
また、T−ECU12は、出力軸回転数センサ27から入力される信号に基づいて、時刻t1における出力軸回転数の変化率ΔNO(t1)を算出する(実線83参照)。
そして、T−ECU12は、イナーシャ相の開始から終了までの時間Tを推定する。時間Tは、以下の式に基づいて推定される。
T=(N2(t1)−N3(t1))
/(ΔNT+ΔNO(t1)・r3) (1)
ここで、N2(t1)は、t1における出力軸回転数NO(t1)と2速変速段における変速比との積、N3(t1)は、t1における出力軸回転数NO(t1)と3速変速段における変速比との積、r3は3速変速段の変速比をそれぞれ表す。
したがって、本実施の形態に係るT−ECU12は、本発明に係る時間推定手段を構成する。
また、T−ECU12は、t1から時間Tが経過したとき、すなわち時刻t2における出力軸回転数NO(t2)を予測する。出力軸回転数NO(t2)は、以下の式に基づいて予測される。
NO(t2)=NO(t1)+ΔNO(t1)・T (2)
したがって、本実施の形態に係るT−ECU12は、本発明に係る回転数予測手段を構成する。
また、T−ECU12は、上記の式(2)に基づいて変速制御終了時における出力軸回転数NO(t2)を予測すると、この予測した出力軸回転数NO(t2)に応じた車速を算出し、ROMに記憶されている領域マップを参照して、変速制御終了時における車両1の走行状態がフレックスロックアップ領域にあるか否かを予測するようになっている。これにより、T−ECU12は、変速制御終了時における車両1の走行状態がフレックスロックアップ領域にあるか否かを、イナーシャ相が開始される時刻t1において予測することが可能となり、変速制御中に実行される変速制御終了後の車両1の走行状態に対する予測精度を高めることが可能となる。
これに対し、従来のT−ECUは、変速制御の開始条件が成立した時刻t0において出力軸回転数NOを取得し、この出力軸回転数NOに対応する車速が変速制御終了後の変速段におけるフレックスロックアップ領域に入っているか否かを判断するようになっていた。そのため、時刻t0においてフレックスロックアップ領域に入っていなくても、車両の加速時におけるアップシフトの場合には変速制御の実行中に車速が増加するため、変速制御の終了後にフレックスロックアップ領域に入る場合があるにもかかわらず、時刻t0において車両の走行状態が変速後のフレックスロックアップ領域にないと判断した場合には、変速制御中にロックアップクラッチ47を常に解放するようになっているため、燃費が十分向上しなかった。
なお、T−ECU12は、変速制御開始条件が成立したときに、RAMに記憶されている油圧学習完了フラグがOFFとなっている場合には、上述した時刻t1における領域判定に代え、時刻t0における出力軸回転数NOに基づいて、変速制御終了時にフレックスロックアップ制御を継続するか否かを判断するようにする。この場合、T−ECU12は、変速制御開始条件が成立した時点t0で、出力軸回転数センサ27から出力軸回転数NO(t0)を表す信号を取得すると、予めROMに記憶されている最低出力軸回転数Aと比較する。そして、T−ECU12は、出力軸回転数NO(t0)がこの最低出力軸回転数以上である場合には、変速制御の終了時における車両1の走行状態がフレックスロックアップ領域にあると判断し、出力軸回転数NO(t0)がこの最低出力軸回転数A未満の場合には、変速制御の終了時における車両1の走行状態がフレックスロックアップ領域にないと判断するようになっている。この最低出力軸回転数Aは、例えば変速段ごとに設定されている。なお、最低出力軸回転数Aの値としては、従来の変速時における領域判断と同様に、変速制御終了後の変速段におけるフレックスOFF線に対応する値が設定されていてもよい。
以下、図7に示すフローチャートを用いて本発明の実施の形態に係る領域判定処理を説明する。なお、以下の処理は、T−ECU12を構成するCPUによって所定の時間間隔で実行されるとともに、CPUによって処理可能なプログラムを実現する。また、以下の処理は、フレックスロックアップ制御がすでに実行されている場合を例に説明する。
T−ECU12は、まず、変速開始条件が成立しているか否かを判定する(ステップS21)。この判定は、上述したように、スロットル開度センサ24および出力軸回転数センサ27から信号を入力し、ROMに記憶されている変速マップを参照することにより行われる。
T−ECU12は、変速開始条件が成立していると判定した場合には(ステップS21でYES)、この時点におけるタービン回転数NT(t0)および出力軸回転数NO(t0)をRAMに記憶し、ステップS22に移行する。一方、T−ECU12は、変速開始条件が成立していないと判定した場合には(ステップS21でNO)、RETURNに移行する。
次に、T−ECU12は、油圧学習が完了したか否かを判断する(ステップS22)。この判断は、上述したように、RAMに記憶されている油圧学習完了フラグを参照することによって行われるようになっており、油圧学習完了フラグがONであるならば、油圧学習が完了したと判断し、油圧学習完了フラグがOFFであるならば、油圧学習がまだ完了していないと判断する。
T−ECU12は、油圧学習が完了したと判断した場合には(ステップS22でYES)、ステップS23に移行する。一方、T−ECU12は、油圧学習が完了していないと判断した場合には(ステップS22でNO)、ステップS28に移行する。
T−ECU12は、ステップS23に移行した場合には、イナーシャ相開始判定が成立したか否かを判断する。具体的には、T−ECU12は、タービン回転数センサ30から入力されるタービン回転数NTと、出力軸回転数センサ27から入力される出力軸回転数NOとの差が所定値以上となったとき、イナーシャ相が開始されたと判定する。
T−ECU12は、イナーシャ相開始判定が成立した場合には(ステップS23でYES)、ステップS24に移行する。一方、T−ECU12は、イナーシャ相開始判定が成立していない場合には(ステップS23でNO)、このステップを繰り返す。なお、変速制御開始条件が成立してから所定の時間が経過したにもかかわらず、イナーシャ相開始判定が成立しない場合には、センサ等に故障が発生している可能性があるため、RETURNに移行するようにしてもよい。
次に、T−ECU12は、目標ΔNTおよび現在のΔNO、すなわちイナーシャ相開始時点におけるΔNO(t1)に基づいて変速制御終了時における出力軸回転数NO(t2)を予測する(ステップS24)。具体的には、T−ECU12は、ステップS21で取得したタービン回転数NT(t0)と、ROMに記憶されている目標変化率設定マップとに基づいて、目標変化率ΔNTを算出する。また、T−ECU12は、出力軸回転数センサ27から入力される信号に基づいて、時刻t1における出力軸回転数の変化率ΔNO(t1)を算出する。そして、T−ECU12は、上記の式(1)に基づいてイナーシャ相の開始から終了までの時間Tを算出する。また、T−ECU12は、式(1)に基づいて算出したTと式(2)を用いて、変速制御終了時に到達すると予測される出力軸回転数NO(t2)を算出する。
次に、T−ECU12は、変速制御終了時における出力軸回転数NO(t2)が、変速制御終了後の変速段におけるフレックスロックアップ(L/U)領域にあるか否かを判断する(ステップS25)。具体的には、T−ECU12は、ステップS24において予測した出力軸回転数NO(t2)に対応する車速を算出し、ROMに記憶されている領域マップを参照して、変速制御終了時における車両1の走行状態がフレックスロックアップ領域にあるか否かを判断する。
T−ECU12は、フレックスロックアップ領域にあると判断した場合には(ステップS25でYES)、ステップS26に移行し、フレックスロックアップ制御を継続する。一方、T−ECU12は、フレックスロックアップ領域にないと判断した場合には(ステップS25でNO)、ステップS27に移行し、フレックスロックアップ制御を終了する。
また、T−ECU12は、ステップS22において油圧学習が完了していないと判断しステップS28に移行した場合には、ステップS21においてRAMに記憶した出力軸回転数NO(t0)と、予めROMに記憶されている最低出力軸回転数Aとを比較する。そして、T−ECU12は、出力軸回転数NO(t0)がこの最低出力軸回転数A以上であると判断した場合には(ステップS28でYES)、フレックスロックアップ制御を継続する(ステップS26)。一方、T−ECU12は、出力軸回転数NO(t0)がこの最低出力軸回転数A未満であると判断した場合には、フレックスロックアップ制御を終了する(ステップS27)。なお、上述したように、最低出力軸回転数Aとしては、例えば、変速制御終了後の変速段におけるフレックスOFF線に対応する値が設定されている。
以上のように、本発明の実施の形態に係る変速機の制御装置においては、イナーシャ相の開始から終了までの時間Tに基づいて変速制御終了時の車両1の走行状態がフレックスロックアップ領域にあるか否かを予測することができる。したがって、変速制御が開始された時点における車両1の走行状態に基づいて変速制御終了後にフレックスロックアップ制御を行うか否かを判断する場合と比較して、変速制御終了後における車両1の走行状態に対する予測の時点を変速制御の終了時t2に近づけることができるので、予測精度を高めることが可能となる。これにより、変速制御の開始前に車両1の走行状態がフレックスロックアップ領域にあり、かつ、変速終了後における車両1の走行状態がフレックスロックアップ領域にあると予測した場合には、変速制御中にロックアップクラッチ47が不要に解放されることを防止でき、車両1の燃費を向上することが可能となる。
また、T−ECU12は、変速制御の開始時点における車両1の走行状態に基づいて変速終了後にフレックスロックアップ制御を行うか否かを判断する場合と比較して、イナーシャ相の開始時点における車両1の走行状態に応じて変速終了後における車両1の走行状態がフレックスロックアップ領域にあるか否かを予測することができるので、変速制御の終了後における車両1の走行状態の予測精度を高めることができる。
また、T−ECU12は、イナーシャ相における入力軸回転数の実変化率ΔNTに対する学習が終了している場合に、予測した出力軸回転数NO(t2)を用いて変速制御の終了後における領域判定を実行するので、イナーシャ相の開始から終了までの時間Tを精度よく推定でき、結果として変速制御終了後の車両1の走行状態に対する予測精度を高めることが可能となる。
また、T−ECU12は、イナーシャ相における入力軸回転数の実変化率ΔNTが収束していない場合においても、変速制御終了後の車両1の走行状態に対する予測精度が大幅に低下することを回避することができる。
また、T−ECU12は、イナーシャ相の開始前にイナーシャ相における変速機構5の入力軸回転数の変化率ΔNTを算出できるので、イナーシャ相が開始した時点において直ちにイナーシャ相の終了時間を推定することが可能となり、結果として、精度の高い予測を短時間で行うことができる。
なお、以上の説明においては、2速から3速への変速制御の際にT−ECU12が領域判定を実行する場合について説明したが、これに限定されず、3速から4速への変速制御など、変速制御の前後においてフレックスロックアップ制御が行われる可能性がある場合に、T−ECU12が領域判定を実行するようにすればよい。
また、以上の説明においては、T−ECU12が出力軸回転数センサ27から入力される信号に基づいて出力軸回転数NOを取得する場合について説明したが、これに限定されず、T−ECU12は、車輪速センサ25から入力される信号に基づいて、出力軸回転数NOを算出するようにしてもよい。また、本発明に係る変速機の制御装置をFR(Front engine Rear drive)車両に適用する場合には、プロペラシャフトの回転数に基づいて出力軸回転数NOや車速を算出するようにしてもよい。
また、以上の説明においては、T−ECU12が、油圧学習制御において、イナーシャ相におけるタービン回転数の実変化率ΔNTと、目標変化率ΔNTとの差に基づいて補正値を算出する場合について説明したが、これに限定されず、T−ECU12は、油圧学習制御において、PI制御などのフィードバック制御を実行するようにしてもよい。
以上のように、本発明に係る変速機の制御装置は、変速制御中にロックアップ機構が不要に解放されることを防止し、燃費を向上することができるという効果を奏するものであり、ロックアップ機構に対しスリップ制御を実行する変速機の制御装置に有用である。
1 車両
2 エンジン(動力源)
3 自動変速機
4 トルクコンバータ
5 変速機構
6 油圧制御回路
11 エンジンECU
12 トランスミッションECU(変速機の制御装置、領域判定手段、スリップ制御手段、変速開始条件判定手段、時間推定手段、回転数予測手段、学習実行手段、記憶手段)
21 エンジン回転数センサ
24 スロットル開度センサ
25 車輪速センサ
26 ブレーキセンサ
27 出力軸回転数センサ
28 シフトレバー
29 操作位置センサ
30 タービン回転数センサ
32 アクセル開度センサ
34 アクセルペダル
43 インペラー
44 タービン
47 ロックアップクラッチ
48 入力軸
57 出力ギヤ
59 B1ブレーキ
60 B2ブレーキ
61 B3ブレーキ
62 C1クラッチ
63 C2クラッチ

Claims (5)

  1. 入力部材と出力部材とを機械的に連結可能なロックアップ機構を有し動力源から前記入力部材を介して入力されるトルクを増幅するトルクコンバータと、前記出力部材と接続された入力軸の回転速度を所定の変速比により出力軸に伝達する変速機構と、を備えた変速機に対し、前記変速比を変更する変速制御と、前記入力部材と前記出力部材とが差回転を有するよう前記ロックアップ機構を連結させるスリップ制御とを実行可能な変速機の制御装置であって、
    少なくとも前記変速機構の出力軸回転数に基づいて、車両の走行状態が前記スリップ制御を実行するスリップ領域にあるか否かを判定する領域判定手段と、
    前記領域判定手段により車両の走行状態が前記スリップ領域にあると判定された場合にスリップ制御を実行するスリップ制御手段と、
    前記変速制御の開始条件が成立したか否かを判定する変速開始条件判定手段と、
    前記変速制御の実行中において、前記イナーシャ相の開始から終了までの時間を推定する時間推定手段と、
    前記イナーシャ相の開始時における前記変速機構の出力軸回転数および出力軸回転数の変化率と、前記時間推定時間により推定された時間とに基づいて、前記イナーシャ相の終了時点における前記変速機構の出力軸回転数を予測する回転数予測手段と、を備え、
    前記領域判定手段は、前記変速開始条件判定手段により変速制御の開始条件が成立したと判定された場合には、前記回転数予測手段により予測された前記変速機構の出力軸回転数に基づいて、前記変速制御の終了後における車両の走行状態が前記スリップ領域にあるか否かを予測することを特徴とする変速機の制御装置。
  2. 前記時間推定手段は、前記変速機構の入力軸回転数と出力軸回転数との差に基づいてイナーシャ相が開始されたか否かを判断し、イナーシャ相が開始されたと判断した時点における前記変速機構の入力軸回転数および出力軸回転数と、イナーシャ相における前記変速機構の入力軸回転数の変化率および出力軸回転数の変化率と、変速制御の前後における変速比と、に基づいて、前記イナーシャ相の開始から終了までの時間を推定することを特徴とする請求項1に記載の変速機の制御装置。
  3. 前記変速機構に供給される作動油圧を制御して前記イナーシャ相における前記変速機構の入力軸回転数の変化率を前記予め記憶されたイナーシャ相における前記変速機構の入力軸回転数の変化率に一致させる学習を実行する学習実行手段を備え、
    前記領域判定手段は、前記学習実行手段による学習の実行が終了しており、かつ、前記変速開始条件判定手段により変速制御の開始条件が成立したと判定された場合には、前記回転数予測手段により予測された前記変速機構の出力軸回転数に基づいて、前記変速制御の終了後における車両の走行状態が前記スリップ領域にあるか否かを予測することを特徴とする請求項2に記載の変速機の制御装置。
  4. 前記領域判定手段は、前記学習実行手段による学習の実行が終了していない場合には、前記変速制御の開始条件が成立した時点における前記変速機構の出力軸回転数に基づいて、前記変速制御の終了後における前記変速機構の出力軸回転数が前記スリップ領域にあるか否かを予測することを特徴とする請求項3に記載の変速機の制御装置。
  5. 前記変速機構の入力軸回転数とイナーシャ相における前記変速機構の入力軸回転数の目標変化率とを対応付けて予め記憶する記憶手段を備え、
    前記時間推定手段は、前記変速制御の開始条件が成立した時点における前記変速機構の入力軸回転数を取得し、前記記憶手段に予め記憶された前記変速機構の入力軸回転数と前記目標変化率との対応関係に基づいて、前記イナーシャ相における前記変速機構の入力軸回転数の変化率を算出することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1の請求項に記載の変速機の制御装置。
JP2009103050A 2009-04-21 2009-04-21 変速機の制御装置 Pending JP2010255654A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009103050A JP2010255654A (ja) 2009-04-21 2009-04-21 変速機の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009103050A JP2010255654A (ja) 2009-04-21 2009-04-21 変速機の制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010255654A true JP2010255654A (ja) 2010-11-11

Family

ID=43316802

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009103050A Pending JP2010255654A (ja) 2009-04-21 2009-04-21 変速機の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010255654A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5434889B2 (ja) 変速装置およびその制御方法
JP2006336740A (ja) 車両の制御装置
JP4639760B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP4619335B2 (ja) 自動変速機の制御装置、制御方法、その制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムおよびプログラムを記録した記録媒体
JP2006300144A (ja) 自動変速機の制御装置
JP2006348985A (ja) 車両用自動変速機の変速制御装置
JP4165591B2 (ja) 車両の制御装置
JP2004218799A (ja) 車両用高加速時変速制御装置
JP2012047254A (ja) 車両の制御装置
JP2008256149A (ja) 自動変速機の制御装置、制御方法、その方法を実現させるプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体
JP5103833B2 (ja) 車両の制御装置、制御方法、その制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムおよびプログラムを記録した記録媒体
JP2011190864A (ja) 自動変速機の制御装置
JP2010185523A (ja) 自動変速機の変速制御装置
KR100901677B1 (ko) 차량의 제어 장치 및 제어 방법
JP2008267353A (ja) 車両の駆動制御装置
JP2013245590A (ja) 車両の変速制御装置
JP2018017321A (ja) 車両の制御装置
JP2014013088A (ja) 車両の制御装置
JP2009243492A (ja) 自動変速機の制御装置
JP5109984B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP2010255654A (ja) 変速機の制御装置
KR100892895B1 (ko) 차량의 제어 장치 및 제어 방법
JP2009168215A (ja) 車両の制御装置および制御方法
JP5040823B2 (ja) ロックアップクラッチ制御装置
JP2008298025A (ja) 車両用駆動力制御装置