JP2010255545A - 内燃機関におけるブローバイガス処理装置 - Google Patents
内燃機関におけるブローバイガス処理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010255545A JP2010255545A JP2009107369A JP2009107369A JP2010255545A JP 2010255545 A JP2010255545 A JP 2010255545A JP 2009107369 A JP2009107369 A JP 2009107369A JP 2009107369 A JP2009107369 A JP 2009107369A JP 2010255545 A JP2010255545 A JP 2010255545A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blow
- combustion engine
- internal combustion
- gasket
- suction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Supercharger (AREA)
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
【課題】排気ターボ過給機5におけるブロワー圧縮機7の吸い込み口9に,エアクリーナ10からの大気空気の吸入管路11を,金属製のガスケット17を挟んで接合し,この吸入管路に,ブローバイガス導入ポート16を開口して成るブローバイガス処理装置において,前記ブロワー圧縮機への氷塊の吸い込みを低減する。
【解決手段】前記吸入管路11における底部に,前記ブローバイガス導入ポート16からの結露水を受けるようにした金属製の受け板17を設け,この受け板を,前記ガスケットガスケットに固着する。
【選択図】 図2
【解決手段】前記吸入管路11における底部に,前記ブローバイガス導入ポート16からの結露水を受けるようにした金属製の受け板17を設け,この受け板を,前記ガスケットガスケットに固着する。
【選択図】 図2
Description
本発明は,排気ターボ過給機を備えた内燃機関において,この内燃機関から排出されるブローバイガスを,前記排気ターボ過給機のうちブロワー圧縮機に吸い込ませて処理するようにした装置に関するものである。
一般に,排気ターボ過給機を備えた内燃機関において,その内燃機関から排出されるブローバイガスは,前記排気ターボ過給機のうちブロワー圧縮機に吸い込ませて処理するように構成している。
この場合,先行技術としての特許文献1には,大気空気を取り入れるためのエアクリーナから前記ブロワー圧縮機の吸い込み口に至る大気空気の吸入管路に,ブローバイガスの吸入用ポートを開口するという構成にすることが記載されている。
しかし,この先行技術の構成によると,内燃機関の運転を停止したときに,内燃機関におけるブローバイガス集合部から前記ブローバイガス吸入用ポートに至るブローバイガス抽出通路内で発生した結露水が,前記ブロワー圧縮機への大気空気の吸入管路内に垂れ落ちて,その底部に溜まることになり,この結露水は,寒冷地等のように温度が低いときには,氷結して氷塊に成長する。
この氷塊は,次に内燃機関を始動したときに,融解しないままの状態で,前記ブロワー圧縮機に吸い込まれることになるから,このブロワー圧縮機におけるインペラーの破損を招来するおそれが大きいという問題があった。
本発明は,前記ブロワー圧縮機の吸い込み口と,これに接合される大気空気の吸入管路との間には,金属板製のシール用ガスケットが介挿されていることに着目し,このガスケットを利用して,前記の問題を解消することを技術的課題とするものである。
この技術的課題を達成するため請求項1は,
「内燃機関に付属の排気ターボ過給機におけるブロワー圧縮機の吸い込み口に,エアクリーナからの大気空気の吸入管路を,その間に金属製のシール用ガスケットを挟んで接合し,この吸入管路に,前記内燃機関におけるブローバイガス発生個所からのブローバイガス導入ポートを開口して成るブローバイガス処理装置において,
前記吸入管路における底部には,前記ブローバイガス導入ポートからの結露水を受けるようにした金属製の受け板が設けられ,この受け板は,前記ガスケットから前記吸入管路内に突出するように前記ガスケットに固着した構成である。」
ことを特徴としている。
「内燃機関に付属の排気ターボ過給機におけるブロワー圧縮機の吸い込み口に,エアクリーナからの大気空気の吸入管路を,その間に金属製のシール用ガスケットを挟んで接合し,この吸入管路に,前記内燃機関におけるブローバイガス発生個所からのブローバイガス導入ポートを開口して成るブローバイガス処理装置において,
前記吸入管路における底部には,前記ブローバイガス導入ポートからの結露水を受けるようにした金属製の受け板が設けられ,この受け板は,前記ガスケットから前記吸入管路内に突出するように前記ガスケットに固着した構成である。」
ことを特徴としている。
請求項2は,
「前記請求項1の記載において,前記受け板は,前記ガスケットに貫通孔を穿設するときにおける抜き片の構成である。」
ことを特徴としている。
「前記請求項1の記載において,前記受け板は,前記ガスケットに貫通孔を穿設するときにおける抜き片の構成である。」
ことを特徴としている。
ブロワー圧縮機の吸い込み口と大気空気の吸入管路との間に介挿した金属板製のシール用ガスケットは,内燃機関を運転しているとき,前記ブロワー圧縮機からの熱を受けて比較的高い温度になっているから,このガスケットに固着した受け板も,前記ブロワー圧縮機からの熱を受けて比較的高い温度になっている。
そこで,内燃機関の運転を停止したとき,前記吸入管路内にブローバイガス導入ポートから入る結露水は,前記受け板にて受け止められ,この受け板にて加熱・蒸発されることになるから,前記吸入管路内において氷塊になるのを確実に少なくできる。
これに加えて,前記ガスケットに固着された受け板は,内燃機関を始動したときに,前記大気空気の吸入管路よりも先に暖められることにより,氷塊を素早く融解することができる。
従って,請求項1によると,排気ターボ過給機におけるブロワー圧縮機に,当該ブロワー圧縮機への大気空気の吸入管路内における氷塊に起因して損傷が発生するおそれが大幅に低減できる。
特に,請求項2によると,前記受け板を,前記ガスケットに貫通孔を穿設するときの抜き片にて形成ことにより,この受け板を前記ガスケットと別体にしてガスケットに固着する場合に比べて,部品点数及び加工手数が少なく,低コストで製造できるとともに,軽量化できる利点がある。
以下,本発明の実施の形態を,図1〜図3の図面について説明する。
これらの図において,符号1は,多気筒の内燃機関を示し,この内燃機関1には,各気筒への吸気マニホールド2と,各気筒からの排気マニホールド3とを備えている。
また,前記内燃機関1のうちクランクケース又はシリンダヘッドカバー等のブローバイガス集合個所には,ブローバイガス抽出管路4が接続されている。
符号5は,排気タービン6とブロワー圧縮機7とを直結して成る排気ターボ過給機を示す。
この排気ターボ過給機5のうち排気タービン6における入口には,前記排気マニホールド3が接続され,前記排気タービン6における出口には,大気への排気管8が接続されている。
一方,前記排気ターボ過給機5のうちブロワー圧縮機7における吸い込み口9には,大気空気の取り入れ用エアクリーナ10からの吸入管路11が,ボルトの締結によるフランジ部12にて,着脱可能に接合されており,また,前記ブロワー圧縮機7における出口には,前記吸気マニホールド2への過給管路14が接続され,この過給管路14の途中には,空冷又は水冷式のインタークーラ15が設けられている。
前記ブロワー圧縮機7における吸い込み口9への吸入管路11のうち前記吸い込み口9に近い部分には,ブローバイガス導入ポート16が,下向きに開口するように設けられ,このブローバイガス導入ポート16には,前記ブローバイガス抽出管路4が接続されている。
そして,前記ブロワー圧縮機7における吸い込み口9と前記吸入管路11におけるフランジ部12との間には,金属製のガスケット17が介挿されており,このガスケット17には,同じく金属製の受け板18が固着されており,この受け板18は,前記吸入管路11内にその底面11aに沿わせるようにして挿入されており,前記ブローバイガス導入ポート16から吸入管路11内に入る結露水を,前記受け板18にて受け止めるように構成している。
前記シール用ガスケット17は,内燃機関1を運転しているとき,前記ブロワー圧縮機7からの熱を受けて比較的高い温度になっているから,このガスケット17に固着した受け板18も,前記ブロワー圧縮機7からの熱を受けて比較的高い温度になっている。
そこで,内燃機関1の運転を停止したとき,前記吸入管路11内にブローバイガス導入ポート16から入る結露水は,前記受け板18にて受け止められ,この受け板18にて加熱・蒸発されることになるから,前記吸入管路11内において氷塊になるのを確実に少なくできる。
これに加えて,前記ガスケット17に固着された受け板18は,内燃機関1を始動したときに,前記大気空気の吸入管路11よりも先に暖められることにより,氷塊を素早く融解することができる。
図示の実施の形態においては,前記受け板18を,前記ガスケット17に貫通孔17aを打ち抜く場合に,その抜き片を前記ガスケット17に繋がった状態に残して,この抜き片を折り曲げることによって形成するように構成したものであり,これにより,当該受け板18をガスケット17とは別体にしてガスケット17に取付けるように構成する場合に比べて,部品点数及び加工手数が少なくできる。
前記受け板18による効果をより助長するには,この受け板18を,吸入管路11の底面11aに接触しないように,換言すると,非接触に構成することが好ましく,また,前記受け板18を,図3に示すように,下向き凸の形状に湾曲する等の構成することによって,その上面に結露水を溜めるように構成することが好ましい。
なお,前記吸入管路11の内周面のうち,前記ブロワー圧縮機7の吸い込み口9に隣接する部分に,底面11aから適宜寸法Hだけ高くした堰部19を円周方向に延びるように設けることにより,前記吸入管路11の底面11aで発生した氷塊がブロワー圧縮機7に吸い込まれるのを低減できる。
1 内燃機関
2 吸気マニホールド
3 排気マニホールド
4 ブローバイガス抽出管路
5 排気ターボ過給機
6 排気タービン
7 ブロワー圧縮機
9 ブロワー圧縮機の吸い込み口
10 エアクリーナ
11 吸入管路
12 フランジ部
16 ブローバイガス導入ポート
17 ガスケット
18 受け板
2 吸気マニホールド
3 排気マニホールド
4 ブローバイガス抽出管路
5 排気ターボ過給機
6 排気タービン
7 ブロワー圧縮機
9 ブロワー圧縮機の吸い込み口
10 エアクリーナ
11 吸入管路
12 フランジ部
16 ブローバイガス導入ポート
17 ガスケット
18 受け板
Claims (2)
- 内燃機関に付属の排気ターボ過給機におけるブロワー圧縮機の吸い込み口に,エアクリーナからの大気空気の吸入管路を,その間に金属製のシール用ガスケットを挟んで接合し,この吸入管路に,前記内燃機関におけるブローバイガス発生個所からのブローバイガス導入ポートを開口して成るブローバイガス処理装置において,
前記吸入管路における底部には,前記ブローバイガス導入ポートからの結露水を受けるようにした金属製の受け板が設けられ,この受け板は,前記ガスケットから前記吸入管路内に突出するように前記ガスケットに固着した構成であることを特徴とする内燃機関におけるブローバイガス処理装置。 - 前記請求項1の記載において,前記受け板は,前記ガスケットに貫通孔を穿設するときにおける抜き片の構成であることを特徴とする内燃機関におけるブローバイガス処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009107369A JP2010255545A (ja) | 2009-04-27 | 2009-04-27 | 内燃機関におけるブローバイガス処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009107369A JP2010255545A (ja) | 2009-04-27 | 2009-04-27 | 内燃機関におけるブローバイガス処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010255545A true JP2010255545A (ja) | 2010-11-11 |
Family
ID=43316719
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009107369A Pending JP2010255545A (ja) | 2009-04-27 | 2009-04-27 | 内燃機関におけるブローバイガス処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010255545A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102012013213A1 (de) | 2012-07-03 | 2014-01-09 | Daimler Ag | Ansaugtrakt einer Verbrennungskraftmaschine für einen Kraftwagen |
JP2014122582A (ja) * | 2012-12-21 | 2014-07-03 | Toyota Motor Corp | 過給機 |
CN103993931A (zh) * | 2014-06-09 | 2014-08-20 | 广西玉柴机器股份有限公司 | 用于曲轴箱强制通风系统的混合器 |
US9624821B2 (en) | 2011-05-19 | 2017-04-18 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Air intake structure for internal combustion engine |
US10381690B2 (en) | 2013-08-14 | 2019-08-13 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Negative electrode for rechargeable lithium battery and rechargeable lithium battery including the same |
JP2020029822A (ja) * | 2018-08-23 | 2020-02-27 | 本田技研工業株式会社 | 圧縮機ユニット |
JP2021143628A (ja) * | 2020-03-12 | 2021-09-24 | マツダ株式会社 | エンジンの吸気装置 |
-
2009
- 2009-04-27 JP JP2009107369A patent/JP2010255545A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9624821B2 (en) | 2011-05-19 | 2017-04-18 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Air intake structure for internal combustion engine |
DE102012013213A1 (de) | 2012-07-03 | 2014-01-09 | Daimler Ag | Ansaugtrakt einer Verbrennungskraftmaschine für einen Kraftwagen |
JP2014122582A (ja) * | 2012-12-21 | 2014-07-03 | Toyota Motor Corp | 過給機 |
US10381690B2 (en) | 2013-08-14 | 2019-08-13 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Negative electrode for rechargeable lithium battery and rechargeable lithium battery including the same |
CN103993931A (zh) * | 2014-06-09 | 2014-08-20 | 广西玉柴机器股份有限公司 | 用于曲轴箱强制通风系统的混合器 |
JP2020029822A (ja) * | 2018-08-23 | 2020-02-27 | 本田技研工業株式会社 | 圧縮機ユニット |
CN110857676A (zh) * | 2018-08-23 | 2020-03-03 | 本田技研工业株式会社 | 压缩机单元 |
CN110857676B (zh) * | 2018-08-23 | 2021-11-19 | 本田技研工业株式会社 | 压缩机单元 |
JP2021143628A (ja) * | 2020-03-12 | 2021-09-24 | マツダ株式会社 | エンジンの吸気装置 |
JP7356083B2 (ja) | 2020-03-12 | 2023-10-04 | マツダ株式会社 | エンジンの吸気装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2010255545A (ja) | 内燃機関におけるブローバイガス処理装置 | |
EP2713025B1 (en) | Air intake structure for internal combustion engine | |
JP6765260B2 (ja) | 過給機付内燃機関のブローバイガス処理装置 | |
ATE413520T1 (de) | Turboladeranordnung und verfahren zum betreiben eines turboladers | |
ATE462077T1 (de) | Ein abgasrückführungssystem umfassender verbrennungsmotor | |
US8307647B2 (en) | Internal combustion engine arrangement with EGR drain system | |
JP5319461B2 (ja) | 排気ターボ過給機付き内燃機関におけるブローバイガス処理装置 | |
US20150082772A1 (en) | Engine | |
JP2012002192A (ja) | 排気ターボ過給機付き内燃機関におけるブローバイガスの処理装置 | |
JP2015161227A (ja) | ターボ過給機付きエンジン | |
US10927729B1 (en) | Pre-condensing PCV system | |
JP2010216376A (ja) | 排気ターボ過給機付き内燃機関におけるブローバイガス処理装置 | |
JP6459498B2 (ja) | エンジンの吸気構造 | |
JP6053835B2 (ja) | ブローバイガス処理装置 | |
CN201620940U (zh) | 一种具有消声器护罩的发动机结构 | |
JP2006063884A (ja) | エンジンのブローバイガス還流装置 | |
JP2015063975A (ja) | エンジン | |
JP2016135996A (ja) | ブローバイガス管の凍結防止構造、内燃機関、及び、ブローバイガス管の凍結防止方法 | |
US10753323B2 (en) | Engine intake and exhaust system | |
JP2014084777A (ja) | オイル抜き穴の開閉制御装置 | |
JP2016023630A (ja) | エンジンのブローバイガス還流装置 | |
WO2012012329A1 (en) | Heavy particle oil separator splash shield | |
JP2012237231A (ja) | ブローバイガス還流装置 | |
JP4398577B2 (ja) | 内燃機関のインタークーラにおけるオイル抽出装置 | |
EP2105596A3 (en) | Pre-turbine exhaust filtration system for internal combustion engines |