JP2010216376A - 排気ターボ過給機付き内燃機関におけるブローバイガス処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】内燃機関1に付属の排気ターボ過給機5におけるブロワー圧縮機7への大気空気の吸気管路11に,ブローバイガスの吸入用ポート14を下向きに開口するように設けて成るブローバイガス処理装置において,前記吸気管路内に,ブローバイガス中の水分による氷柱の発生を低減する。
【解決手段】前記吸入用ポート14の軸線14aを,前記吸気管路の軸線11a方向から見て,前記吸気管路の中心O1と偏心した部位O2から接線状に延びるようにすることに加えて前記吸気管路の中心を通る鉛直線15に対して外向きに傾斜する。
【選択図】 図3
【解決手段】前記吸入用ポート14の軸線14aを,前記吸気管路の軸線11a方向から見て,前記吸気管路の中心O1と偏心した部位O2から接線状に延びるようにすることに加えて前記吸気管路の中心を通る鉛直線15に対して外向きに傾斜する。
【選択図】 図3
Description
本発明は,排気ターボ過給機を備えた内燃機関において,この内燃機関から排出されるブローバイガスを,前記排気ターボ過給機のうちブロワー圧縮機に吸い込ませて処理するようにした装置に関するものである。
一般に,排気ターボ過給機を備えた内燃機関において,その内燃機関から排出されるブローバイガスは,前記排気ターボ過給機のうちブロワー圧縮機に吸い込ませて処理するように構成している。
この場合,先行技術としての特許文献1には,大気空気を取り入れるためのエアクリーナから前記ブロワー圧縮機の吸い込み側に至る吸気管路の天井面に,ブローバイガスの吸入用ポートを下向きにして開口するという構成が記載されている。
前記先行技術のように,ブロワー圧縮機の吸い込み側における吸気管路へのブローバイガス吸入用ポートを,前記吸気管路における天井面に下向きに開口するという構成にした場合には,前記吸入用ポート内に水等が溜まることによる詰まりが発生することを回避できるという利点を有する。
しかし,その反面,内燃機関の運転を停止したときに,前記吸入用ポートへのブローバイガス抽出通路内で発生した結露水が,前記吸入用ポートの開口部から前記吸気管路内に水滴状に垂れ落ちることにより,寒冷地においては,前記水滴状に垂れ落ちる結露水が,垂れ下がる途中で先細棒状の氷柱に氷結することになる。
そして,次に内燃機関を始動したとき,前記棒状に垂れ下がった氷柱のうち先端の細い部分が折れてブロワー圧縮機に吸い込まれることになるから,インペラの破損を招来するおそれが大きいという問題があった。
本発明は,この問題を解消することを技術的課題とするものである。
この技術的課題を達成するため本発明は,請求項1に記載したように,
「内燃機関に付属の排気ターボ過給機におけるブロワー圧縮機への大気空気の吸気管路に,ブローバイガスの吸入用ポートを下向きに開口するように設け,この吸入用ポートに前記内燃機関からのブローバイガス抽出通路を接続して成るブローバイガス処理装置において,
前記吸入用ポートは,前記吸気管路の軸線方向から見て,その軸線が前記吸気管路の中心と偏心した部位から接線状に延びていることに加えて前記吸気管路の中心を通る鉛直線に対して外向きに傾斜するように構成されている。」
ことを特徴としている。
「内燃機関に付属の排気ターボ過給機におけるブロワー圧縮機への大気空気の吸気管路に,ブローバイガスの吸入用ポートを下向きに開口するように設け,この吸入用ポートに前記内燃機関からのブローバイガス抽出通路を接続して成るブローバイガス処理装置において,
前記吸入用ポートは,前記吸気管路の軸線方向から見て,その軸線が前記吸気管路の中心と偏心した部位から接線状に延びていることに加えて前記吸気管路の中心を通る鉛直線に対して外向きに傾斜するように構成されている。」
ことを特徴としている。
内燃機関の運転を停止したときにブローバイガス抽出通路内で発生する結露水は,前記ブローバイガス抽出通路を接続した吸入用ポートから吸気管路内に順次垂れ落ちることになる。
この場合,前記吸気管路内へのブローバイガスの吸入用ポートは,前記吸気管路の軸線方向から見て,当該吸入用ポートにおける軸線が前記吸気管路の中心と偏心した部位から接線状に延びていることに加えて前記吸気管路の中心を通る鉛直線に対して外向きに傾斜するように構成されていることにより,前記吸入用ポートから垂れ落ちる結露水の大部分は,当該吸入用ポートの内面のうち外向きに傾斜したことによって低く成る部分に集まり,この部分から前記吸気管路の内面に,その円周方向に沿うように伝い流れたのち,前記吸気管路の内底面に溜まることになるから,前記ブローバイガス抽出通路内での結露水が吸気管路内に吸入用ポートの開口部から水滴状になって垂れ落ちるような状態になることを回避できる。
これにより,寒冷地において,前記吸気管路内に入った結露水は,吸気管路の内底面に溜まった状態のままで凍結することになって,吸気管路内に先細棒状の氷柱が発生することを確実に少なくできるから,結露水の氷柱に起因してブロワー圧縮機を損傷するおそれを大幅に低減できる。
以下,本発明の実施の形態を,図1〜図3の図面について説明する。
これらの図において,符号1は,多気筒内燃機関を示し,この内燃機関1には各気筒への吸気マニホールド2と,各気筒からの排気マニホールド3とを備えている。
また,前記内燃機関1のうちシリンダヘッドカバー又はクランクケース等のブローバイガス集合部には,当該集合部からのブローバイガス抽出通路4が接続されている。
符号5は,排気タービン6とブロワー圧縮機7とを直結して成る排気ターボ過給機を示す。
この排気ターボ過給機5のうち排気タービン6における入口には,前記排気マニホールド3が接続され,前記排気タービン6における出口には,大気への排気管8が接続されている。
また,前記排気ターボ過給機4のうちブロワー圧縮機7における吸い込み口9には,大気空気の取り入れ用エアクリーナ10からの吸気管路11が接続され,前記ブロワー圧縮機7における出口には,前記吸気マニホールド2への過給管路12が接続されており,前記過給管路12の途中には,空冷又は水冷式のインタークーラ13が設けられている。
前記吸気管路11のうち前記ブロワー圧縮機7における吸い込み口9に隣接する部分には,ブローバイガスの吸入用ポート14が,下向きに開口するように設けられ,この吸入用ポート14には,前記ブローバイガス抽出通路4が接続されている。
前記吸入用ポート14は,前記吸気管路11における軸線11aの方向から見て,図3に示すように,当該吸入用ポート14における軸線14aが,前記吸気管路11における中心O1に対して横方向に適宜寸法Eだけ偏心した部位O2から接線状に延びていることに加えて,前記吸気管路11における中心O1を通る鉛直線15に対して外向きに適宜角度θ(例えば,約15度前後)だけ傾斜するというように構成されている。
この構成において,内燃機関1の運転を停止したときにブローバイガス抽出通路4内で発生する結露水は,前記ブローバイガス抽出通路4を接続した吸入用ポート14から吸気管路11内に順次垂れ落ちることになる。
この場合,前記吸気管路11内へのブローバイガスの吸入用ポート14は,前記吸気管路11における軸線11aの方向から見て,当該吸入用ポート14における軸線14aが前記吸気管路11の中心O1に対して横方向に適宜寸法Eだけ偏心した部位O2から接線状に延びていることに加えて,前記吸気管路11における中心O1を通る鉛直線15に対して外向きに適宜角度θだけ傾斜するように構成されていることにより,前記吸入用ポート14から垂れ落ちる結露水は,当該吸入用ポート14の内面のうち外向きに傾斜したことによって低く成る部分に集まり,この部分から前記吸気管路11の内面に,その円周方向に沿うように伝い流れたのち,前記吸気管路11の内底面11bに溜まる。
これにより,前記吸気管路11に入って結露水は,寒冷地等において凍結したとしても,その氷は,図3に二点鎖線16で示すように前記吸気管路11の内底面11bに形成されることになるから,前記吸入用ポート14の開口部に結露水の氷柱が発生することを確実に少なくできる。
なお,前記吸気管路11の内底面11bに溜まった結露水又は氷は,前記吸気管路11における外周面のうち前記吸入用ポート14の付近の部分に,前記内燃機関1に対する冷却水を流すか,或いは,排気ガスを流すようにしたジャケット17を設けるとうい構成にすることにより,前記吸気管路11の内底面11bに溜まった結露水又は氷を容易に消去することができる。
また,前記吸気管路11における内底面11bのうち吸入用ポート14からの結露水が溜まる部分と,前記ブロワー圧縮機7における吸い込み口9との間の部分に,前記内底面11bより適宜寸法Hだけ高くした堰部18を,円周方向に延びるように設けるという構成にすることにより,前記吸気管路11の内底面11bに溜まった結露水又は氷が前記ブロワー圧縮機7に吸い込まれるのを低減できる。
1 内燃機関
2 吸気マニホールド
3 排気マニホールド
4 ブローバイガス抽出通路
5 排気ターボ過給機
6 排気タービン
7 ブロワー圧縮機
9 ブロワー圧縮機の吸い込み口
10 エアクリーナ
11 吸気管路
11a 吸気管路の軸線
12 過給管路
14 ブローバイガスの吸入用ポート
14a 吸入用ポートの軸線
O1 吸気管路の中心
15 鉛直線
2 吸気マニホールド
3 排気マニホールド
4 ブローバイガス抽出通路
5 排気ターボ過給機
6 排気タービン
7 ブロワー圧縮機
9 ブロワー圧縮機の吸い込み口
10 エアクリーナ
11 吸気管路
11a 吸気管路の軸線
12 過給管路
14 ブローバイガスの吸入用ポート
14a 吸入用ポートの軸線
O1 吸気管路の中心
15 鉛直線
Claims (1)
- 内燃機関に付属の排気ターボ過給機におけるブロワー圧縮機への大気空気の吸気管路に,ブローバイガスの吸入用ポートを下向きに開口するように設け,この吸入用ポートに前記内燃機関からのブローバイガス抽出通路を接続して成るブローバイガス処理装置において,
前記吸入用ポートは,前記吸気管路の軸線方向から見て,その軸線が前記吸気管路の中心と偏心した部位から接線状に延びていることに加えて前記吸気管路の中心を通る鉛直線に対して外向きに傾斜するように構成されていることを特徴とする排気ターボ過給機付き内燃機関におけるブローバイガス処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009064173A JP2010216376A (ja) | 2009-03-17 | 2009-03-17 | 排気ターボ過給機付き内燃機関におけるブローバイガス処理装置 |
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JP2009064173A JP2010216376A (ja) | 2009-03-17 | 2009-03-17 | 排気ターボ過給機付き内燃機関におけるブローバイガス処理装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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JP2009064173A Pending JP2010216376A (ja) | 2009-03-17 | 2009-03-17 | 排気ターボ過給機付き内燃機関におけるブローバイガス処理装置 |
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-
2009
- 2009-03-17 JP JP2009064173A patent/JP2010216376A/ja active Pending
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