JP2010253377A - 円筒形シフタ - Google Patents

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Abstract

【課題】造粒物が通過しやすくし、また造粒物の欠損又は折損を防止することで造粒物の商品価値を高め、被処理物の範囲を拡大できる。
【解決手段】 回転軸21に脱着自在な円筒形ケース2と、円筒形ケース2の外径面から半径方向に延び出すアーム3と、アーム3と結合しアーム3及び回転軸21と同軸で一体回転する篩体4と、を備えたアーム一体回転式円筒形シーブである第1シーブ1と、回転軸21に脱着自在な円筒形ケース7aと、円筒形ケースの外径面に取り付けられたブレード7cと、を備えた撹拌部材7と、固定式の第2シーブ8と、を備え、第1シーブ1を回転軸21に固定し、第1シーブ21が篩い処理室24内で回転軸21と回転させることにより第1の篩い状態を構成し、一方、撹拌部材7を回転軸21に固定し、第2シーブ8を篩い処理室24内に固定し、撹拌部材7が第2シーブ8内で回転軸21と回転させることにより第2の篩い状態を構成する。
【選択図】図4

Description

本発明は円筒形シーブを備えた円筒形シフタに関するものである。
従来の円筒形シーブは、特許文献1、2の通り、正方形メッシュを備えた円筒形篩網を備えていた。また、特許文献3の通り、矩形のメッシュを備えたものもある。さらに、特許文献4の通り、用途に応じた多角形の特殊形状のものもある。
しかしながら、円柱状など各種形状の多種多様な造粒物、たとえば、インスタント・ラーメンなどの食品(例えばスープの素など)に用いる造粒物はその形状から網を通過しにくいという問題、また、網と撹拌部材とに挟まれ造粒物が欠損または折損しやすく、商品価値が低下するという問題があり、有効な対策が切望されていた。また一方で、コスト等の面から、同じシフタによって、造粒物だけではなく、他の広汎な種類の被処理物にも対応できることが切望されていた。
実開昭60−95986号公報 国際公開公報WO2004/60584号 特開平11−47693号公報 特開平9−220528号公報
そこで、本発明の目的は、各種形状の造粒物などが通過しやすく、また、造粒物などの欠損又は折損を防止することで造粒物の商品価値を高め、一方で、広汎な種類の被処理物に対応できる円筒形シフタを提供する。
このような課題に鑑み、本発明は、回転軸に脱着自在な円筒形ケースと、該円筒形ケースの外径面から半径方向に延び出すアームと、該アームと結合し、前記アーム及び前記回転軸と同軸で一体回転する篩体と、を備えたアーム一体回転式円筒形シーブである第1シーブと、前記回転軸に脱着自在な円筒形ケースと、該円筒形ケースの外径面に取り付けられたブレードと、を備えた撹拌部材と、固定式の第2シーブと、を備え、前記第1シーブを前記回転軸に固定し、該第1シーブを篩い処理室内で前記回転軸とともに回転させることにより第1の篩い状態を構成し、一方、前記撹拌部材を前記回転軸に固定し、前記第2シーブを前記篩い処理室内に固定し、前記撹拌部材を前記第2シーブ内で前記回転軸とともに回転させることにより第2の篩い状態を構成することを特徴とする円筒形シフタである。
前記第1シーブ及び第2シーブは、篩網又はパンチングシートのいずれかで構成されることが好ましい。
また、前記パンチングシートの孔は長円形、丸形、星形など種々の形態から選択できることが好ましい。長円形には、楕円、小判形等を含む。例えば、篩体に長円形の孔が複数個貫通形成されている場合には、円柱状造粒物が孔を通過しやすく、篩効率が高くなる。前記パンチングシートの孔の長軸が前記回転軸と平行に整列されることが好ましい。前記孔の一列が隣接する孔の列とその位置を互い違いにずらせて配置されることが好ましい。
本発明は、請求項1又は2の円筒形シフタが上下2段に配置され、上段の円筒形シフタのシーブの孔面積が下段の円筒形シフタのシーブの孔面積よりも大きく設定された円筒形シフタである。
本発明は、請求項1又は2の円筒形シフタが上下2段に配置され、それらの間に定量供給機が配置され、上段の円筒形シフタからの篩下粉粒体が下段の円筒形シフタの内側領域に供給される円筒形シフタである。
ここでいうシーブには、篩網、パンチングシートなどを含む。パンチングシートには金属シート、セラミックシート、プラスチックシートなどに複数の孔を穿孔したものが好ましい。また、ここでいうシフタにはインライン型シフタ、非インライン型シフタのいずれのタイプも含む。
第1シーブはアームと篩体とが一体回転するので、アームと篩体とで粉粒体が挟まれることが無く、円柱状造粒物など各種の造粒物の欠損又は折損を防止することで造粒物の商品価値を高めることができる。また第2シーブにより造粒物以外の種類の被処理物の篩いを行うことができる。これにより、造粒物なども含めて、広汎な被処理物の種類に対応できる効果がある。
本発明実施形態の実施例1の円筒形シフタに用いられる第1シーブの正面図である。 (a)は同第1シーブの右側面図、(b)は同左側面図である。 同第1シーブの図2(a)のA-A縦断面図である。 本発明実施形態の第1シーブを取り付けた円筒形シフタの内部構造を示す正面断面図である。 同円筒形シフタの内部構造を示す右側面断面図である。 (a)は同実施形態の撹拌部材の右側面図、(b)は同撹拌部材のブレードの正面図である。 本発明実施形態の第2シーブと撹拌部材を取り付けた円筒形シフタの内部構造を示す正面断面図である。 (a)(b)は同撹拌部材の変更形態の斜視図である。 本発明実施形態の撹拌部材の変更形態を取り付けた円筒形シフタの内部構造を示す正面断面図である。 本発明実施形態の撹拌部材のさらに異なる変更形態を取り付けた円筒形シフタの内部構造を示す正面断面図である。 同変更形態を取り付けた円筒形シフタの内部構造を示す右側面断面図である。 (a)〜(d)は本発明の実施例2の円筒形シフタであり、2段構造とした形態及び内部構造の外観図である。
本発明実施形態の円筒形シフタ10及び100につき図面を参照して説明する。
本発明の実施例1の円筒形シフタ10は、図1〜3に示す回転式の第1シーブ1を備える図4、図5に示す第1の篩い状態と、図6に示す撹拌部材固定式の第2シーブ8を備えた図7に示す第2の篩い状態の2つの状態に交換可能に構成されたものである。なお、図4、図7の定量供給機16は任意の構成であり、必要に応じて備えればよい。また、第2の篩い状態の変更形態としては図8、図9に示すものがある。
図1〜図3に示すアーム一体回転式円筒形シーブである第1シーブ1は、図1〜図3に示す通り、回転軸21(図4参照)に脱着自在な円筒形ケース2と、円筒形ケース2から半径方向に延び出すアーム3と、アーム3と結合し、アーム3及び回転軸21と同軸で一体回転する円筒形の薄板状体、たとえばパンチングメタル等の篩体4と、を備えている。篩体4の孔は種々の形状が挙げられるが、ここでは長円形の孔5が複数個貫通形成されている。また、ブレード6が回転軸21の軸方向と平行に配置されている。孔5の長軸が回転軸21と平行に整列されている。孔5の一列5Aが隣接する孔列5Bとその位置を互い違いにずらせて配置されている。以下、詳細に説明する。なお、図1では内部の部材であるアーム3及びブレード6は図示を略してあり、また、回転軸21も同様であるが、外部に突出した端部のみ図示してある。
円筒形ケース2は、図2〜図3に示す通り、第1シーブ1の中心に軸線方向に配置されたものであり、篩体4の中心軸と同軸状に配置されている。
円筒形ケース2の外径部と、篩体4の間には、篩体4の内部に拡がるアーム3が備えられていて、このアーム3が円筒形ケース2と篩体4とを接続し、それらが一体となっている。円筒形ケース2は、その中空部に回転軸21を嵌通させ、端部に図4に示す固定具30を嵌合させ、ボルト31を固定具30に取り付け、着脱自在に回転軸21のねじ孔21c(図4、図9参照)に螺合させて固定したものである。この固定具30は内側にロックナット、外側にエンドプレートを備えたものである。また、ねじの締まり回転方向は、螺合の緩みを防止するため回転軸21の回転方向と逆方向に設定してある。
アーム3は、図2〜図3に示す通り、円筒形ケース2から半径方向に放射状(ここでは三ツ矢状)に延び出す複数個(ここでは3個)の板状アーム3a〜3cと、板状アーム3aの基端部を連結するとともに円筒形ケース2の外周面に周設された輪状の内側リング3d、板状アーム3aの先端部を連結するとともに篩体4の内周面に周設された外側リング3eと、を備えている。アーム3は複数(ここでは2枚)個が軸方向に所定間隔で配置されている。板状アーム3a〜3cの板厚方向が軸方向と平行、長さ方向が半径方向と一致しており、表面積の広い面の法線が軸方向と平行になるように設定されている。また、リング3d,3eの厚さ方向が軸方向と平行、表面積の広い面の法線が軸方向と平行になるように設定されている。板状アーム3a〜3cは等間隔で半径方向に放射するものが好ましい。
篩体4は、金属製板、たとえば、ステンレスなどの鉄材で構成されたものであり、剛性を持たせたものが好ましいが、柔軟性のあるものでもよい。孔5の形成された金属板材をリング状に溶接することにより、篩体4が形成されることが好ましい。
孔5の形状は、図1に示す通り、小判形状が好ましく、長軸と短軸とを備えている。孔5の長辺は平行であり、短辺はカーブしている。孔5は同一孔形及び同一寸法が好ましい。また、同一方向に整列されていることが好ましい。孔5は金属板材に穿孔により形成されたものが好ましい。孔5は篩体4の表面に全体的は満遍に形成されることが好ましい。ただし、篩体4の両端部4a,4bには強度の関係上、孔5が形成されていない。孔5の縦横比率は1:2〜1:10が好ましい。篩体4の開口率は30〜60%の範囲で設定されることが好ましい。ここでは孔5の縦幅が3〜3.4mm、横方向の長さが12〜10mm、隣接する孔5同士の短手方向中心軸間の間隔が4〜8mm、隣接する孔5同士の長手方向中心軸間の間隔が15〜13mm、板厚が0.5〜1.5mmが例示される。
ブレード6は、図2〜図3に示す通り、複数の要素6a〜6cから構成され、軸方向と平行に篩体4の内周面に形成され、アーム3の外周部領域を貫通している。ブレード6は篩板4の内周の全部又は一部に溶接で接続されている。ブレード6の板厚方向は接線方向と平行となっている。ブレード6は篩板4の端部から端部まで形成されているが、途中で止まっていても良い。ブレード6は回転軸21、円筒形ケース2、アーム3、及び篩体4とともに一体回転する。ブレード6は円筒形ケース2の軸線方向に対して平行であるが、若干の角度(例えば3度乃至7度、好ましくは5度)傾斜されて延び出させてもよい。ブレード6は、所定数(ここでは3枚)が側面視で所定角度(ここでは120度)をなすように構成されている。ブレード6は両端部が若干屈曲していてもよいし、直線状でも良い。ブレード6は正面視で長尺板形状である。
さらに円筒形シフタ10は、上記第1シーブ1と交換可能な、図6、図7に示す、撹拌部材7及び第2シーブ8を備えている。この撹拌部材7は、回転軸21に脱着自在な円筒形ケース7aと、円筒形ケース7aの外径面から半径方向に延び出すアーム7bと、アーム7bに連結されたブレード7cと、を備えている。構造自体の詳細はWO02/38290号公報を参照されたい。この公報ではシーブの交換が不可能であるが、本実施形態では交換可能に構成を変更してある。
上記の通り、円筒形シフタ10は、第1シーブ1を回転軸21に固定し、第1シーブ1を篩い処理室24内で回転軸21とともに回転させることにより第1の篩い状態を構成する。その一方、円筒形シフタ10は、撹拌部材7を回転軸21に固定し、第2シーブ8を篩い処理室24内に固定し、撹拌部材7を第2シーブ8内で回転軸21とともに回転させることにより第2の篩い状態を構成する。
なお、第1シーブ1及び第2シーブ8は、篩網又はパンチングシートのいずれかで構成されるものでよい。必要に応じて組み合わせを選択すればよい。典型的には、篩網と篩網、パンチングシートと篩網、パンチングシートとパンチングシートの組み合わせが考えられる。
撹拌部材7の変更形態である撹拌部材7´について図8及び図9を参照して説明する。この撹拌部材7は、回転軸21に脱着自在な円筒形ケース7a´と、円筒形ケース7a´の外径面に固定されたドラム2a´と、ドラム2a´の外径面から半径方向に延び出すとともに回転軸21の軸方向に延長される複数のブレード7c´と、を備えている。アーム7bに対応するものはない。構造自体の詳細はWO2007/129478号公報を参照されたい。この公報ではシーブの交換が不可能であるが、本実施形態では交換可能に構成を変更してある。
撹拌部材7の更に異なる変更形態である撹拌部材7´について図10及び図11を参照して説明する。基本的には図8及び図9に示す変更形態と同様ではあるので、相違点を説明し、共通点については前記を援用する。この撹拌部材7´はブレード7c´の枚数が相違していること、また、供給室20までブレード7c´が延長されていること、さらに、第2シーブ8の円形の前後に形成されたフレームのうち後端側の後フレーム8aに取っ手8bが形成されている。この取っ手8bが軸方向の後方に延び出していて、点検扉13が閉じられたときに、その点検扉13の内壁で取っ手8bの後端部を押さえることにより、第2シーブ8の長手方向を固定することができる。これにより取っ手8bを大型化でき第2シーブ8bが取り出しやすくなるとともに、点検扉13が第2シーブの固定機能も兼用することができる。なお、フレーム後端部8aと、篩いケーシング23に固定されたリング体8cとにそれぞれ凹凸の嵌合部8dが形成され、半径方向に互いに対向する嵌合部8dが嵌合することにより、第2シーブ8が回転しないように固定されている。
円筒形シフタ10は、図4に示す通り、上流のロータリーバルブ等(図示略)を経て上流ラインから供給されてくる造粒物を受け入れる丸形の管である造粒物インレット11と、回転軸21が水平方向になるように第1シーブ1を横方向に収容する篩い部12と、前述した第1シーブ1又は第2シーブ8のいずれかと、篩い部12に設けられ、篩体4内の異物を取り出したり、内部を点検するための点検扉13と、篩い部12の下部に設けられ、篩体4を通過した篩下造粒物を下流ラインに排出する篩下出口部14と、回転軸21を回転するモータ15と、篩下出口部14に配置された定量供給機(ここではスクリューフィーダ)16と、定量供給機16を駆動するモータ17と、篩体4を通過しなかった篩上造粒物を下流ラインに分流機能を備えて排出する側面視で山形(図5参照)の篩上出口部18(図5の通り例えば造粒物の流れを二股に分ける部材)と、を備えたものである。篩下出口部14はアウトレット14aを備えている。
篩い部12は、造粒物インレット11と連通する円筒形状の供給ケーシング19と、円筒形状の供給室20と、円筒形ケース2を回転可能に支持する軸受22aと、定量供給機16の回転軸を回転可能に支持する軸受22bと、を備えている。軸受22a及び軸受22bはカートリッジ形ユニットとされ、図示せぬラビリンスリング、エアパージ等が備えられている。
篩い部12は、造粒物インレット11より大径で側面視で逆U字形状とされた篩いケーシング23と、篩いケーシング23内部にあり供給室20と連通する篩い処理室24と、を備えている。篩いケーシング23の下部に篩下出口部14が設けられている。第1シーブ1は、その中心を回転軸21が通るように同軸状に設けられている。第1シーブ1の内側領域25は、供給室20に連通するようになっている。篩い処理室24は第1シーブ1により内側領域25と外側領域26とに分割された略二重円筒構造となっている。回転軸21は、片軸受け構造とされ、その自由端部は、篩い処理室24の内部において、第1シーブ1の右端部近辺の途中まで突設されている。定量供給機16の回転軸は、片軸受け構造とされ、その自由端部は、篩下出口部14端部まで延長されている。
第1シーブ1は、供給ケーシング19の出口部の内径よりやや大きい内径に設定され、長さは篩い処理室24よりも小さく設定されている。第1シーブ1は篩いケーシング23内で回転自在となっている。
篩い部12の上部には、孔35が設けてある。この孔35は、これは任意要素であり、設けなくとも問題ない。
第2シーブ8を支持するシーブ支持具37が設けてある。この支持具37は円筒形のフランジ形状であり、その外周面で第2シーブ8の内周面を支持するものである。第2シーブ8内で撹拌部材7が回転するようになっている。第1シーブ1はこの支持具37の内周面とは隙間が形成されており、シーブ支持具37の半径方向の外側領域でブレード6と篩体4とが回転し、ブレード6と支持具37との間に隙間が形成され、相互に緩衝しないようにしてある。
次に本実施形態の動作を説明する。まず、篩いケーシング23の右側の側面開口部27には、点検扉13が、複数の取付ノブ28で脱着可能となっている。この点検扉13には、その中央部に対して二箇所の取手29が設けられている。側面開口部27から第1シーブ1を取出し可能であり、他の種類、例えば第2シーブ8と交換が可能となっている。
第1シーブ1装着中は、モータ15が回転することで回転軸21、アーム3、篩体4及びブレード6が一体的に回転し、図4のX方向に示す通り、造粒物インレット11から造粒物が供給室20に連続的に供給されると、篩い処理室24の内部に流れ込んで、第1シーブ1の内側領域25に達する。
第1シーブ1の内部では、回転軸21の回転によりブレード6が低速で回転している。ブレード6が回転を開始しても、低速であれば、ブレード6により造粒物が破損するおそれがない。また、ブレード6が造粒物をグループに仕切るので、造粒物の破損や折損が一層防止できる。さらにブレード6と篩体4が一体化しているので、その間に挟まれることがない。こうして第1シーブ1の孔5を通過した細かな造粒物が図4のY方向に示す通り、外側領域26に送り出され、造粒物は篩下出口部14に達し、図4のV方向に示す通り、定量供給機16により定量的に送り出され、図4のW方向に示す通り、アウトレット14aから排出される。一方、図4のZ方向に示す通り、第1シーブ1の孔を通過できない篩上造粒物は内側領域25から篩上出口部18へ排出され、左右に分流される。
このように、円筒形シフタ10の篩い運転を繰り返すと内側領域25に造粒物や異物が堆積することになる。このような場合は、点検口(図示略)から内部の状態を目視で確認し、除去の必要がある時は、運転を停止し、点検扉13の取付ノブ28を緩め、取手29を持って点検扉13を開く。篩い処理室24の内部が露出するため、内部に残留した造粒物や異物を取り除くことにより、第1シーブ1の内部はクリーンな状態に復帰することになる。第1シーブ1又は第2シーブ8の清掃は、シーブを篩い処理室24から外部に取り出し、清掃した後に元の位置に戻すこともできる。
第1シーブ1から第2シーブへ交換するには、ボルト31を解除し、固定具30を取り外し、円筒形ケース2を回転軸21から取り外し、第1シーブ1を篩い処理室24から外部に取り出し、撹拌部材7の円筒形ケース7aを回転軸21に取り付け、固定具30、ボルト31で固定する。そして第2シーブ8を挿入し、シーブ支持具37で支持する。第2シーブ8から第1シーブ1への交換は前述と同様である。
なお、回転軸21と定量供給機16の回転方向は任意に設定され得る。また、第2シーブ8の固定は片持ち支持でもよいし、両端支持でもよく、種々なる態様で固定することができる。
以上説明した本実施例1の円筒形シフタ10によれば、第1シーブ1はアーム3と篩体4とブレード6とが一体回転するので、ブレード6が篩体4との間で粉粒体を挟んだりすることがなく、造粒物の欠損又は折損を防止することで造粒物の商品価値を高めることができる。また第1シーブ1を第2シーブ8と交換することにより、造粒物以外の種類の被処理物の篩いを行うことができる。これにより、造粒物なども含めて、広汎な被処理物の種類に対応できる効果がある。
なお、第1シーブでは円柱状造粒物の姿勢が立った状態でも寝た状態でも孔5を通過できるので、孔5の通過確率が高く、また、アーム3と篩体4とブレード6とが一体となっているので、円柱状造粒物の欠損又は折損を防止することができ、造粒物の商品価値を高めることができる。なお、球状の造粒物の場合には、それに適した孔5の形状に変更できるなど、造粒物の形状に応じて適宜変更が可能である。
また、定量供給機16により篩下造粒物が定量的に下流に供給され、下流での処理において脈動をなくすことができる。またシフタ10の高さを低くすることができる。
本発明の実施例2の円筒形シフタ100は、円筒形シフタ10と円筒形シフタ50とを上下2段に一体型で配置しケーシングを共通化したものである。本発明変更形態の円筒形シフタ100につき図12を参照して説明する。
この実施例2の目的は、実施例1と同様の効果を目的とした上で、造粒物の粒度が中間範囲に属するものを中抜きすることを企図したものである。つまり、円筒形シフタ10により篩上を除外し、円筒形シフタ50により篩下を除去することにより、中間範囲の粒度を分級することができる。
この円筒形シフタ50は、基本的には円筒形シフタ10と同様の構造であるが、対応する篩体4の孔5の形状が円筒形シフタ10のものと相似形であり且つその面積が小さく設定されている。また、図12(b)の矢印Sに示す通り、対応する篩上出口部18の位置がS方向に示す通り軸方向の外側にずらせて位置させてある。円筒形シフタ50の対応する造粒物インレット11は、円筒形シフタ10のアウトレット14aと接続されている。
したがって、アウトレット14aからの造粒物は、円筒形シフタ50で篩い分けられて、篩下造粒物が円筒形シフタ10からの篩上造粒物と合流してから排出される。ただし、合流させないで別々に排出されてもよい。一方、円筒形シフタ50での篩上造粒物は、これらとは別に排出される。
なお、円筒形シフタ10のシーブの回転方向、円筒形シフタ50でのシーブの回転方向、定量供給機16のスクリューの回転方向は任意に設定され得る。円筒形シフタ10と円筒形シフタ50でのシーブの回転方向は相互に逆方向に設定されることが好ましい場合がある。
上記変更形態の円筒形シフタ100によれば、基本的には円筒形シフタ10と同様の効果を奏するが、孔径の相違する2種類の上下2段に配置された第1シーブ1及び/又は第2シーブ8により、中間範囲の粒度の造粒物を分級できる上、それ以外の範囲の篩上と篩下の造粒物を効率的に捕集できるという効果がある。また、第1段の円筒形シフタ10と、第2段の円筒形シフタ50が、定量供給機16を介して配置されるので、ホッパをなくし、装置全体の高さを低くすることができる。さらにシーブが上下2段になっているので、上のシーブが破れたとしても破れ片を下のシーブで捕捉するセーフティネット機能及び/又は上のシーブで下のシーブの篩い分けの負荷を負担することで下のシーブの網破れを未然に防止する網破れ未然防止機能を担保することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲に於て、改変等を加えることが出来るものであり、それらの改変、均等物等も本発明の技術的範囲に含まれることとなる。
たとえば、板状アーム3a〜3cを三ツ矢状に配置したが十字形状の配置としてもよい。上記実施形態では、アーム3の要素である板状アーム3a〜3cを3個にしているが、その数は任意である。内側リング3d、外側リング3eはリング状でなくともよく、たとえば円弧形状でもよい。アーム3の個数は2個であるが、それ以外の任意の数でもよい。篩体4は剛性と弾性を備えることが好ましく、金属製が好ましいが、これに限定されることはなく、たとえば、セラミック、プラスチックなど他の材質でもよい。また、第1シーブ1の組み立ては溶接接続による以外の接続、例えばビス等の緊締具により組み立ててもよい。孔5は小判形状としたが楕円形状などとしてもよく、長円形状であればよい。
造粒物と造粒以外の粉粒体の分級が可能な円筒形シフタを提供できる。
1・・・円筒形シーブ 2…円筒形ケース 3…アーム 4…篩体 5…孔
6…ブレード 3a〜3c…板状アーム 3d…内側リング 3e…外側リング
4a,4b…両端部 6a〜6c…要素 7…撹拌部材 8…第2シーブ
7a…円筒形ケース 7b…アーム 7c…ブレード 10…円筒形シフタ
11…インレット 12…篩い部 13…点検扉 14…篩下出口部
15…モータ 16…定量供給機 17…モータ 18…篩上出口部
14a…アウトレット 19…供給ケーシング 20…供給室 21…回転軸
21c…ねじ孔 22a,22b…軸受 23…篩いケーシング
24…篩い処理室 25…内側領域 26…外側領域 27…側面開口部
28…取付ノブ 29…取手 30…固定具 31…ボルト 50…円筒形シフタ
100…円筒形シフタ

Claims (4)

  1. 回転軸に脱着自在な円筒形ケースと、該円筒形ケースの外径面から半径方向に延び出すアームと、該アームと結合し、前記アーム及び前記回転軸と同軸で一体回転する篩体と、を備えたアーム一体回転式円筒形シーブである第1シーブと、
    前記回転軸に脱着自在な円筒形ケースと、該円筒形ケースの外径面に取り付けられたブレードと、を備えた撹拌部材と、
    固定式の第2シーブと、を備え、
    前記第1シーブを前記回転軸に固定し、該第1シーブが篩い処理室内で前記回転軸とともに回転することにより篩いを行う第1の篩い状態を構成し、
    一方、前記撹拌部材を前記回転軸に固定し、前記第2シーブを前記篩い処理室内に固定し、前記撹拌部材が前記第2シーブ内で前記回転軸とともに回転することによる篩いを行う第2の篩い状態を構成することを特徴とする円筒形シフタ。
  2. 前記第1シーブ及び第2シーブは、篩網又はパンチングシートのいずれかで構成される請求項1の円筒形シフタ。
  3. 請求項1又は2の円筒形シフタが上下2段に配置され、上段の円筒形シフタのシーブの孔面積が下段の円筒形シフタのシーブの孔面積よりも大きく設定された円筒形シフタ。
  4. 請求項1又は2の円筒形シフタが上下2段に配置され、それらの間に定量供給機が配置され、上段の円筒形シフタからの篩下粉粒体が下段の円筒形シフタの内側領域に供給される円筒形シフタ。
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