JP2010253145A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】制御回路の近くに取り付けた帯電可能な遊技機構成部品から制御回路が破壊されるほどの電圧で電流が制御回路に流れる場合に制御回路を保護する。
【解決手段】制御回路207が電気信号ライン270を介して電気的作動部材26に電流を流す構成であって、帯電可能な遊技機構成部品を電気信号ライン270に放電可能な距離に配置し、帯電可能な遊技機構成部品が電気信号ライン270に放電する位置と制御回路207との間に制御保護回路271を設けると共に制御保護回路271を電気信号ラインとグランドラインとの間に接続し、制御保護回路271に保護電圧値以上の電圧が負荷された場合には制御保護回路271へ優先的に電流が流れる一方、制御保護回路271に前記保護電圧値未満の電圧が負荷された場合には制御保護回路271に電流が流れ難い構成とした。
【選択図】図7

Description

本発明は、静電気から制御回路を保護する構成を設けた遊技機に関する。
従来、パチンコ遊技機等においては、制御回路に流れる静電気の流れを制御することで制御回路を保護するものが提案されている。
しかしながら、遊技機には、制御回路と帯電可能な遊技機構成部品との取り付けスペースが限られているため、制御回路から帯電可能な遊技機構成部品を充分離して取り付けることができないことがあり、制御回路の近くに取り付けた帯電可能な遊技機構成部品から静電気等が制御回路に入り込むことがある。その場合、制御回路が破壊されるほどの電圧を有する電流が制御回路に流れることがあり、そのような際に制御回路を保護する構成が求められていた。
特開2002−272915号公報
本発明は、前記の点に鑑みなされたものであって、制御回路の近くに取り付けた帯電可能な遊技機構成部品から制御回路が破壊されるほどの電圧を有する電流が制御回路に流れる場合に、制御回路を保護することが可能な遊技機の提供を目的とする。
請求項1の発明は、遊技機に取り付けられた電気的作動部材と、前記電気的作動部材を制御可能な制御回路と、を備えた遊技機において、前記制御回路と前記電気的作動部材とを電気信号ラインで接続し、前記制御回路が前記電気信号ラインを介して前記電気的作動部材に所定の電流を流す構成であって、帯電可能な遊技機構成部品が前記電気信号ラインに放電可能な距離に配置され、前記帯電可能な遊技機構成部品が前記電気信号ラインに放電する位置と前記制御回路との間に制御保護回路が設けられ、前記制御保護回路は、前記電気信号ラインとグランドラインとの間に接続されると共に前記制御保護回路に保護電圧値以上の電圧が負荷された場合には前記制御保護回路へ優先的に電流が流れる一方、前記制御保護回路に前記保護電圧値未満の電圧が負荷された場合には前記制御保護回路に電流が流れ難い構成であることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記制御回路から前記電気的作動部材に電流を流す場合に前記制御保護回路に負荷される電圧値は前記保護電圧値未満であると共に、前記帯電可能な遊技機構成部品から前記電気信号ラインに放電された場合に前記制御保護回路に負荷される電圧値は前記保護電圧値以上になる場合があり、前記帯電可能な遊技機構成部品が前記電気信号ラインに放電する位置と前記電気的作動部材の間には電気的抵抗部材が設けられていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、前記制御保護回路はツェナーダイオードで少なくとも構成され、前記ツェナーダイオードのカソード側が前記電気信号ラインに接続されると共に、アノード側が前記グランドラインに接続されることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1から3の何れか一項において、前記電気的作動部材は電気的発光部材であり、前記電気的発光部材にはメッキ加工された樹脂レンズが発光部の前面側に配置され、前記帯電可能な遊技機構成部品は前記メッキ加工された樹脂レンズであり、前記制御回路は複数の前記電気的発光部材を点灯制御可能なIC回路であることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1から4の何れか一項において、前記制御回路と前記制御保護回路は前記電気的作動部材とは別に同一制御基板上に設けられていることを特徴とする。
請求項6の発明は、遊技機に取り付けられた電気的作動部材と、前記電気的作動部材を制御可能な制御回路と、を備えた遊技機において、前記制御回路と前記電気的作動部材とを電気信号ラインで接続し、前記制御回路が前記電気信号ラインを介して前記電気的作動部材に所定の電流を流す構成であって、帯電可能な遊技機構成部品が前記電気信号ラインに放電可能な距離に配置され、前記帯電可能な遊技機構成部品が前記電気信号ラインに放電する位置と前記制御回路との間に第1電気的抵抗部材を備えると共に、前記帯電可能な遊技機構成部品が前記電気信号ラインに放電する位置と前記電気的作動部材の間に第2電気的抵抗部材を備えたことを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6において、前記第1及び第2電気的抵抗部材は、前記電気信号ラインに直列に接続され、前記制御回路が前記電気的作動部材に流す電流値を前記第1及び第2電気的抵抗部材により前記電気的作動部材の作動可能な電流値に調整し、前記第1電気的抵抗部材と前記第2電気的抵抗部材の抵抗値を異なる抵抗値に設定したことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、保護電圧値以上の電圧が負荷されて電気信号ラインに電流が流れると、制御回路の手前で制御保護回路を通じてグラドラインへ電流が流れることから、保護電圧値を制御回路の耐電圧値以下に設定しておくことで、電気信号ラインに外部から静電気等の高電圧が負荷された場合にも制御回路の破損を防ぐことが可能になる。
請求項2の発明によれば、常時は電気的抵抗部材により電気的作動部材に流れる電流値を電気的作動部材に適した値に調整可能であると共に、電気信号ラインに帯電可能な遊技機構成部材から放電された場合に、電気的抵抗部材により制御保護回路側へ電流を流し易くすることが可能である。
請求項3の発明によれば、安価な構成で制御保護回路を構成することが可能であり、効果的に制御回路を保護することが可能になる。
請求項4の発明によれば、電気的発光部材の装飾効果を、メッキしたレンズによって一層高めることが可能であると共に、メッキ部分から電気信号ラインに静電気等が放電された場合にもIC回路を保護することが可能である。
請求項5の発明によれば、電気的作動部材が制御回路及び制御保護回路の制御基板とは別であるため、電気的作動部材の配置を自由度の高いものにすることが可能である。
請求項6の発明によれば、遊技機構成部品から放電された静電気等が電気信号ラインに入った場合でも、電気的作動部材及び制御回路に流れる電流を電気的抵抗部材により低くすることが可能となり、電気的作動部材及び制御回路の破損を防ぐことが可能になる。
請求項7の発明によれば、電気信号ラインに流れる電流値を電気的抵抗部材により調節することが可能であると共に、電気信号ラインに放電される静電気等の電流が流れる方向が定まり易くなる。
本発明の一実施例に係る遊技機の正面図である。 同遊技機の左サイド電飾装置の分解斜視図である。 同遊技機の裏側を示す図である。 同遊技機の遊技盤の背面を示す概略図である。 同遊技機の制御基板や装置等の接続を示す第1ブロック図である。 同遊技機の制御基板や装置等の接続を示す第2ブロック図である。 同遊技機の第1実施例においてサブ制御基板と電飾基板の接続を示す概略図である。 同遊技機の第2実施例においてサブ制御基板と電飾基板の接続を示す概略図である。
以下、添付の図面に基づき本発明の実施形態を説明する。図1に示す遊技機1は、遊技媒体として遊技球を用いるパチンコ遊技機であって、遊技盤2の縁に外側誘導レール3及び内側誘導レール4が略円形に配置され、前記外側誘導レール3及び内側誘導レール4によって区画された遊技領域6が前記遊技盤2上に設けられている。前記遊技領域6には遊技球を誘導する誘導釘(図示せず)が遊技盤2の表面に設けられている。さらに、前記遊技盤2の表面には、センター電飾装置19、左サイド電飾装置21が設けられている。また、前記遊技機1の前面側には右サイド電飾装置28、発射装置へ供給する遊技球と払い出された遊技球を受けるための上側球受け皿36、該上側球受け皿36の満杯時に遊技球を受けるための下側球受け皿37、効果音等を発するスピーカ38、遊技者の発射操作に応じて遊技球を前記遊技領域6へ向けて弾発発射するための発射装置64、遊技者による操作可能な遊技ボタンスイッチ67が設けられている。なお、図1における符号W1は遊技機の外枠、W2は外枠W1に取り付けられた前枠、Gは前記前枠W2に開閉可能にヒンジで取り付けられたガラス枠である。以下、遊技機1の主要な部分について説明する。なお、前記遊技盤2は、前記前枠W2の背面側に取り付けられ、前記前枠W2に形成されている中央窓から前記遊技盤2の遊技領域6が遊技機前方側(遊技者側)へ露出して遊技者から視認可能とされている。
前記遊技領域6には、中心線上の上部から下部に向かって順に表示装置10、上側始動入賞口41、下側始動入賞口42、大入賞口45、アウト口49が配置されている。前記上側始動入賞口41、前記下側始動入賞口42及び前記大入賞口45の左側には左袖入賞口51、左落とし入賞口52が配置されている。また、前記表示装置10の左には普通図柄変動開始用ゲート55、その下方にはランプ風車75が設けられている。前記の各入賞口に遊技球が入賞(入球)して入賞(入球)が検出されると1入賞球の検出に対して所定個数の賞品球(遊技球)が遊技者に払い出される。前記1入賞球の検出に対する賞品球(遊技球)の払出個数は、前記入賞口(入賞装置)毎に設定されている。
前記表示装置10は、図柄等が表示可能なものであって、液晶,ドットマトリックス若しくはLED表示装置等の画像表示装置からなる。本実施例では、液晶表示器(TFT−LCDモジュール)で構成されている。
前記表示装置10は、左下部が普通図柄表示部50とされ、他の部分が特別図柄表示部11となっている。前記特別図柄表示部11は、当否判定の結果を表示するための識別情報を変動表示可能な表示手段に相当する。識別情報は、遊技者が識別可能なものであって、本実施例では特別図柄からなる判定図柄で構成されている。前記特別図柄表示部11には、横に並ぶ左特別図柄と中特別図柄と右特別図柄が、それぞれ変動表示(本実施例では上下方向に変動表示)され、所定時間変動表示された後、判定結果に基づき左特別図柄、中特別図柄、右特別図柄が確定停止特別図柄として停止表示される。また、前記特別図柄表示部11には、前記特別図柄(識別情報)に加えて背景画像(キャラクター,背景,文字等を含む。)が表示されることもあり、該背景画像が特別図柄の変動開始等の所定条件に起因して変動表示可能となっていてもよい。
この実施例において変動および停止表示される左、中、右特別図柄(識別情報)は、それぞれ『一,二,三,四,五,六,七』の7通りの図柄とされている。本実施例では、遊技の当否判定結果が大当たり(当たり)の場合には、前記特別図柄表示部11に大当たりの特別図柄組合せ、この例では『一,一,一』(いわゆる‘一’のぞろ目)や『二,二,二』(いわゆる‘二’のぞろ目)等、同一数字の組合せ)で特別図柄が停止表示され、遊技者に有利な特典を付与する大当たり遊技(特別遊技)に移行する。遊技者に有利な特典は、本実施例では、遊技者による遊技球の獲得し易さ増大に設定されている。
前記普通図柄表示部50は、記号或いは絵(キャラクター)等の小当たり(普通図柄当たり)判定用普通図柄を変動表示及び停止表示する。本実施例における普通図柄表示部50に変動及び停止表示される普通図柄は、『0』と『1』の2種類からなり、小当たり(普通図柄当たり)の場合には小当たり普通図柄『1』で停止表示され、一方、小当たり外れ(普通図柄外れ)の場合には小当たり外れ普通図柄『0』で停止表示される。
前記上側始動入賞口41は、上方が開口した形状からなって遊技球が上方から入球(入賞)可能となっている。一方、下側始動入賞口42は2つの可動片42a,42bを備えると共に、前記2つの可動片42a,42bの先端間が遊技球の入球可能領域とされ、前記可動片42a,42bが背面の始動入賞口用ソレノイドにより略垂直にされて入球(入賞)のし難い入球可能領域狭小状態と、略V字形(逆ハの字形)に拡開されて入球(入賞)のし易い入球可能領域拡大状態間を変化可能に制御されている。前記下側始動入賞口42の可動片42a,42bの拡開は、前記普通図柄表示部50で普通図柄が変動した後、小当たりを示す普通図柄(本実施例では『1』)で確定停止表示された時に行われる。
前記遊技盤2の裏側には、前記上側始動入賞口41に入賞(入球)した遊技球を検出する上側始動入賞口検出スイッチ(上側始動入賞口センサ)と、前記下側始動入賞口42に入賞(入球)した遊技球を検出する下側始動入賞口検出スイッチ(下側始動入賞口センサ)が設けられている。本実施例では、前記上側始動入賞口41あるいは下側始動入賞口42に遊技球が入球して上側始動入賞口検出スイッチあるいは下側始動入賞口検出スイッチによって入賞球が検出されることが、大当たりに関する当否判定条件の成立に設定されている。
前記普通図柄変動開始用ゲート55は、前記遊技盤2の背面に設けられた普通図柄変動開始スイッチで普通図柄変動開始用ゲート55を通過する遊技球が検出されることに基づいて前記普通図柄表示部50で普通図柄の変動を開始させるようになっている。また、前記左袖入賞口51と前記左落とし入賞口53の入賞球を検出する左落とし入賞口用検出スイッチと左落とし入賞口用検出スイッチが、それぞれ対応する遊技盤背面に設けられている。
前記大入賞口45は、前記遊技盤2の背面に設けられた大入賞口開放用ソレノイドによって開閉する開閉板46を備えている。この大入賞口45は、通常は開閉板46が閉じた状態とされ、当否判定結果が大当たりの場合に実行される大当たり遊技(特別遊技)時に所定ラウンド(所定回数)開放される。本実施例では、大当たりには、前記開閉板46が15ラウンド(15回)開放される。前記大入賞口45内には、大入賞口45に入賞した入賞球を検出する入賞球数カウントスイッチ(カウントセンサ)が設けられている。
前記センター電飾装置19、前記左サイド電飾装置21及び右サイド電飾装置28は、装飾ランプ装置に相当し、遊技の進行に応じて、例えば、種々の前記入賞口に入賞した場合や大当たりとなった場合等に点滅して演出効果を高める。各電飾装置は、電飾基板に複数の電気的発光部材としてLEDを遊技機前方(遊技者側)へ向けて設けた構成からなる。なお、前記遊技機1には、前記センター電飾装置19、前記左サイド電飾装置21及び右サイド電飾装置28以外にも、種々の箇所に電飾装置が設けられている。本実施例では、前記左サイド電飾装置21の一部が、以下のように帯電可能な遊技機構成部品で構成されている。
前記左サイド電飾装置21は、図2の分解斜視図に示すように、樹脂レンズ22と、前記樹脂レンズ22の遊技機背面側に組み合わされる電飾ケース23と、前記樹脂レンズ22及び前記電飾ケース23間に収納される電飾基板25とで構成されている。前記左サイド電飾装置21は、前記遊技盤2の所定位置に形成されている開口部(図示せず)に取り付けられて、前記樹脂レンズ22が遊技機前面側を向いて遊技領域6内に位置するように構成されている。前記電飾基板25には、遊技機前面側にLED26が複数設けられている。前記LED26は本発明における電気的作動部材としての電気的発光部材に相当するものであり、発光部を遊技機前面側へ向けて前記電飾基板25に取り付けられている。前記LED26における発光部の前面側には前記樹脂レンズ22が配置される。本実施例における前記樹脂レンズ22は、透明樹脂からなるレンズ部材の表面にメッキ加工が施されたものであり、前記メッキ加工による金属膜24が樹脂レンズ22の表面に形成されている。前記金属膜24は半透明からなり、前記LED26の発光によって樹脂レンズ22が点灯するように構成されている。前記樹脂レンズ22は前記遊技盤2の遊技領域6表面とほぼ等しい高さとされ、前記樹脂レンズ22表面の金属膜24上を遊技球が転動可能に構成されている。
前記左サイド電飾装置21における前記樹脂レンズ22は、本発明における帯電可能な遊技機構成部品に相当し、遊技中に遊技領域6の表面を転動する遊技球が前記樹脂レンズ22の表面を何度も転動すること等によって帯電し、前記樹脂レンズ22の帯電量が所定電荷量となった際に、遊技球が樹脂レンズ22の表面22を転動することなどを起因として放電する。
前記発射装置64は、操作レバー65の操作により駆動する発射モータを裏側に有し、該発射モータの駆動により遊技球を弾発発射するようになっている。前記発射装置64により発射された遊技球は、前記遊技盤2の表面に立設された内側誘導レール4と外側誘導レール3間で構成される発射球誘導路を介して遊技領域6に誘導される。前記遊技領域6に誘導された遊技球は、前記遊技領域6を転動しつつ下方へ落下し、前記各装置及び各入賞口に入賞するか、或いは何処にも入賞しなければ前記アウト口49から遊技盤2の裏側へ排出される。
前記遊技機1の裏側には、図3に示すように、複数の制御基板や装置等が設けられている。制御基板の主なものとして、主制御基板200、サブ制御基板205、表示制御基板210、音声制御基板220、払出制御基板240、電源基板250、発射制御基板260等がある。符号265は外部端子、281は払出装置、283は球無し検出スイッチ、289は球貯留タンク、291は球誘導樋である。なお各制御基板には制御回路が設けられている。図4は、前記遊技盤2の背面における各制御基板と前記左サイド電飾装置21との位置関係を簡略に示す図である。符号208は電飾中継基板、262は前記サブ制御基板205と前記電飾中継基板208を接続する接続ケーブル、263前記電飾中継基板208と前記左サイド電飾装置21を接続する接続ケーブルである。前記各制御基板は、単独でまたは複数まとめてケースに収納された状態で遊技機1の裏側に配置されている。主な制御基板を、図5及び図6のブロック図を用いて簡略に説明する。
主制御基板(主制御回路)200は、主制御装置に相当し、遊技情報に従って遊技を制御すると共に、遊技情報を記憶する記憶手段を備えた遊技制御装置であり、CPU、RAM、ROMおよび複数のカウンタを備えたマイクロコンピュータを少なくとも備え、サブ制御基板205、払出制御基板240と接続され、また中継端子板を介して上側始動入賞口41及び下側始動入賞口42や大入賞口45等と接続されている。前記主制御基板200は電源基板250から電源供給を受けて作動する。
前記主制御基板200のCPUは制御プログラムを実行して遊技情報に従って遊技に関わる主制御を行う。遊技情報は、前記入賞装置への入賞情報や、払出情報、ラウンド状態等、遊技の進行に必要な情報である。前記主制御基板200におけるCPUは、制御部,演算部,各種カウンタ、各種レジスタ,各種フラグ等を備え、演算制御を行う他、乱数値も生成し、また制御信号やデータを接続されている各基板等へ出力(送信)可能に構成されている。なお、前記主制御基板200のCPUは、小当たり(普通図柄当たり)の当否判定や、大当たりの当否判定を行う当否判定手段としても機能する。
前記主制御基板200から出力される制御信号(コマンド)やデータとして、大当たりの当否判定結果に基づく態様により前記特別図柄表示部11で特別図柄を変動表示させるための図柄変動データ、前記特別図柄表示部11で特別図柄を停止表示させる大当たり当否判定結果データ、小当たり当否判定結果に基づく態様で前記普通図柄表示部50に表示させるための小当たり当否判定結果データ、電源投入時、異常時、大当たりラウンド時等のデータを挙げることができる。
前記主制御基板200のRAMは、主制御側装置用の保留記憶手段として機能し、前記CPUで生成される各種乱数値用の記憶領域、遊技に必要な遊技データ等の各種データを一時的に記憶する記憶領域や、遊技情報を記憶する記憶領域やフラグ、CPUの作業領域等を備える。
前記主制御基板200のROMは、前記CPUのための制御プログラムや制御データ、前記特別図柄表示部11での変動表示に関する変動態様やデータ等が書き込まれている他、大当たり及び小当たりの判定値等が書き込まれている。
サブ制御基板205はサブ制御装置に相当し、CPU、ROM、RAM、複数のカウンタを備えたマイクロコンピュータと、前記主制御基板200とを結ぶ入出力回路と、表示制御基板210や電飾中継基板208等とを結ぶ入出力回路を備え、前記電源基板250から電源供給を受けて作動する。前記サブ制御基板205は、前記主制御基板と共に遊技の制御を行う制御手段に相当し、前記主制御基板200から出力された制御信号に従って遊技の制御を行う。本実施例ではサブ制御基板205はランプ制御基板を兼ねており、前記主制御基板200から出力された制御信号及びデータを受信し、受信した制御信号に基づいて、電飾装置や表示制御基板210へ制御信号を出力している。前記主制御基板200からの制御信号やデータには、前記特別図柄表示部11に対する変動データ、前記センター電飾装置19、前記左サイド電飾装置21、前記右電飾装置28等の電飾装置に対する制御信号等が含まれ、その制御信号やデータの内容に合わせて遊技の制御を行っている。前記サブ制御基板205のROMは制御用のプログラムやデータ定数等が記憶され、一方、前記RAMは各種データの記憶領域とCPUによる作業領域を有している。
また、本発明の遊技機1では、前記サブ制御基板205に複数のドライバICが設けられ、前記サブ制御基板205のCPUに接続されている。前記サブ制御基板205のCPUに接続されている複数のドライバICは、それぞれが1以上の前記電飾装置と接続され、さらに各電飾装置における複数のLEDと接続されている。前記ドライバICは、本実施例ではLED用のドライバICで構成されている。前記ドライバICは、本発明における電気的作動部材(本実施例では電気的発光部材としてのLED)を制御可能な制御回路に相当し、さらには複数の電気的発光部材(LED)を点灯制御可能なIC回路に相当する。前記左サイド電飾装置21用のドライバICは、電気的作動部材(本実施例では電気的発光部材としてのLED)の作動条件成立時、すなわち、予めプログラムで定められている作動条件成立時、例えば前記入賞口に入賞した時や大当たりになった時などに、前記サブ制御基板205のCPUから送信される制御信号を受け取って前記電気的作動部材(本実施例では電気的発光部材としてのLED)に所定の電流を流し、前記電気的作動部材(本実施例では電気的発光部材としてのLED)を作動させるように構成されている。
図7は、前記左サイド電飾装置21用のドライバIC207と電飾装置のLED(本発明における電気的作動部材としての電気的発光部材に相当)との電気的接続に関する第1実施例を簡略に示す図である。前記ドライバIC207は、前記電飾中継基板208を介して接続ケーブル262,263によって前記左サイド電飾装置21の電飾基板25に接続され、さらには電飾基板25上の複数のLED26に電気的に接続されている。前記ドライバIC207から前記LED26間の電気的接続部分が、本発明において、電気的作動部材(本実施例ではLED)を制御可能な制御回路(本実施例ではドライバIC)と電気的作動部材(本実施例ではLED)を接続する電気信号ライン270に相当する。前記電気信ライン270における接続ケーブル262、電飾中継基板208及び接続ケーブル263の部分、すなわち、前記サブ制御基板205と前記電飾基板25間の部分は、前記左サイド電飾装置21の樹脂レンズ(帯電可能な遊技機構成部品)22が放電する位置に相当する。前記左サイド電飾装置21における前記樹脂レンズ22(本発明における帯電可能な遊技機構成部品)は、前記電気信号ライン270に放電可能な位置、本実施例では、前記遊技盤2の遊技領域6表面に配置されている。
さらに第1実施例では、前記電気信号ライン270における前記ドライバIC(本発明における制御回路)207と前記接続ケーブル262(本発明における放電位置)との間には、制御保護回路271が前記サブ制御基板205に設けられている。前記制御保護回路271は、前記電気信号ライン270とグランドライン(アースライン)との間に設けられている。前記制御保護回路271は、少なくともツェナーダイオード272で構成され、前記ツェナーダイオード272のカソード側が前記電気信号ライン270に接続されると共にアノード側がグラインドラインに接続されている。
さらに前記左サイド電飾装置21の電飾基板25には、前記電気信号ライン270における前記接続ケーブル263(本発明における放電位置)と前記LED(電気的作動部材)26間に電気的抵抗部材273が電気信号ライン270に直列に設けられている。
前記ドライバIC(本発明における制御回路)207は耐電圧値を有し、前記耐電圧値以上の負荷が加わると破壊を生じる。前記ドライバIC(本発明における制御回路)207から電気信号ライン270に供給される電流は、前記電気的抵抗部材273によって前記左サイド電飾装置21のLED(電気的作動部材)26が作動する電流値に調整される。
前記LED26は+αv(例えばDC+12V)の高電位側に接続されており、接続された回路は図示しないグランドラインに接続されており、常時(LEDを点灯しない状態)ではドライバIC207は電飾中継基板208と接続している回路のインピーダンスを高く(例えば抵抗値を無限大に設定し)して電流が流れないように設定し、CPUよりLED26を点灯する信号をドライバIC207が受け取るとインピーダンスを下げて電流が流れるようにすることでLED26に電流が流れ、LED26を点灯させている。
前記電気信号ライン270に静電気が入り込むとドライバIC207がLED26を点灯しない高インピーダンスの状態であっても、ドライバIC207の耐電圧値を超えることによりドライバIC207が破壊される不具合が発生する恐れはもちろんあるが、LED26を点灯している状態のインピーダンスを下げた状態では、特に小さい電圧の静電気が入り込んだ場合でもドライバIC207が壊れ易い恐れがある。
しかしながら、前記ドライバIC207の電飾中継基板208との接続部に近い(隣接する)箇所に保護回路271を設けることでLED26点灯時のインピーダンスを低下させた時でもドライバIC207の破壊を防ぐことが可能になっている。本実施例ではツェナーダイオード272のツェナー電圧を15Vに設定していることから、LED26に負荷されている作動電圧12Vの電流では、ドライバIC207に電流が流れ、正常にLED26を点灯させることが可能であり、ドライバIC207の耐電圧を超える恐れのある15V(ドライバIC207の耐電圧は16V)の静電気が電気信号ライン270に負荷された場合には電流が保護回路271を流れドライバIC207の破壊を防ぐことが可能となる。
例えば、前記制御保護回路271のツェナーダイオード272は、前記左サイド電飾装置21の樹脂レンズ(前記帯電可能な遊技機構成部品)22により、前記電気信号ライン270の放電位置(前記接続ケーブル262から前記接続ケーブル263間)に放電され、前記制御保護回路271に保護電圧値以上の電圧が負荷された際に、前記制御保護回路271のツェナーダイオード272へ優先的に電流が流れてグランドラインへ至り、前記ドライバIC207へ流れるのを阻止するようになっている。前記保護電圧値(ツェナー電圧)は、ツェナーダイオード272によって定まっており、前記保護電圧値が前記ドライバIC(本発明における制御回路)207の耐電圧値以下からなるツェナーダイオード272を用いることにより、前記ドライバIC207が静電気で破損するのを防ぐことができる。
さらに、前記電気信号ライン270の放電位置と前記LED(電気的作動部材)26間に電気的抵抗部材273が電気信号ライン27に直列に設けられているため、前記電気信号ライン270の放電位置(前記接続ケーブル262から前記接続ケーブル263間)に放電された場合には、前記電気的抵抗部材273によって前記LED(電気的作動部材)26側へ電流が流れ難く、反対の前記制御保護回路271のツェナーダイオード272側へ電流が流れ易くなっている。そのため、前記左サイド電飾装置21の樹脂レンズ(前記帯電可能な遊技機構成部品)22の放電により前記電気信号ライン270の放電位置(前記接続ケーブル262から前記接続ケーブル263間)に保護電圧値以上の電圧が負荷された場合、前記電気抵抗部材273によって制御保護回路271のツェナーダイオード272側へ電流が誘導され、前記左サイド電飾装置21のLED26及びドライバIC207が破壊されるのを防ぐことができる。一方、前記制御保護回路271に前記保護電圧値未満の電圧が負荷された場合、例えば、前記ドライバICから前記左サイド電飾装置21のLED26に対する作動用電圧が電気信号ライン270に負荷された場合には、前記制御保護回路271に電流が流れることなく、前記左サイド電飾装置21のLED26に電流が流れ、LED26が作動する。
図8は、前記ドライバIC207と電飾装置のLED(本発明における電気的作動部材としての電気的発光部材に相当)との電気的接続に関する第2実施例を簡略に示す図である。前記第1実施例と同様の構成部分については、第1実施例と同一の符号を用いて示す。前記ドライバIC207は、前記電飾中継基板208を介して接続ケーブル262,263によって前記左サイド電飾装置21の電飾基板25に接続され、さらには電飾基板25上の複数のLED26に電気的に接続されている。前記ドライバIC207から前記LED26間の電気的接続部分が、本発明において、電気的作動部材(本実施例ではLED)を制御可能な制御回路(本実施例ではドライバIC)と電気的作動部材(本実施例ではLED)を接続する電気信号ライン270に相当する。また、前記左サイド電飾装置21における前記樹脂レンズ22(本発明における帯電可能な遊技機構成部品)は、前記電気信号ライン270に放電可能な位置、本実施例では前記遊技領域6の表面に配置されている。前記電気信ライン270における接続ケーブル262、電飾中継基板208及び接続ケーブル263の部分、すなわち前記サブ制御基板205と前記電飾基板25間の部分は、前記左サイド電飾装置21の樹脂レンズ(帯電可能な遊技機構成部品)22が放電する位置に相当する。
さらに第2実施例では、前記電気信号ライン270における前記ドライバIC(本発明における制御回路)207と前記接続ケーブル262(本発明における放電位置)との間に、第1電気的抵抗部材275が前記サブ制御基板205に設けられている。一方、前記左サイド電飾装置21の電飾基板25には、前記電気信号ライン270における前記接続ケーブル263(本発明における放電位置)と前記LED(電気的作動部材)26間に第2電気的抵抗部材276が設けられている。前記第1電気的抵抗部材275と第2電気的抵抗部材276は、前記電気信号ライン270に直列に接続され、前記ドライバIC(本発明における制御回路)207から前記電気信号ライン270を介して前記左サイド電飾装置21のLED(電気的作動部材)26へ流す電流を、前記LED(電気的作動部材)26の作動電流値に調整する抵抗値に設定されている。
前記第2実施例では、前記左サイド電飾装置21の樹脂レンズ(前記帯電可能な遊技機構成部品)22の放電により、前記電気信号ライン270の放電位置(前記接続ケーブル262から前記接続ケーブル263間)に電圧が負荷された際に、前記第1電気的抵抗部材275及び第2電気的抵抗部材276により、前記ドライバIC(本発明における制御回路)207及び前記左サイド電飾装置21のLED(電気的作動部材)26へ流れる電流を低くし、前記ドライバIC(本発明における制御回路)207及び前記左サイド電飾装置21のLED(電気的作動部材)26が破損することを抑制することができる。
さらに、前記第1電気的抵抗部材275の抵抗値と前記第2電気的抵抗部材276の抵抗値を異なる抵抗値とした場合、前記左サイド電飾装置21の樹脂レンズ(前記帯電可能な遊技機構成部品)22の放電により、前記電気信号ライン270の放電位置(前記接続ケーブル262から前記接続ケーブル263間)に電圧が負荷された際に、前記第1電気抵抗部材275と第2電気的抵抗部材276のうち抵抗値の低い方へ電流を流すことができる。例えば、前記第1電気的抵抗部材275の抵抗値を前記第2電気的抵抗部材276の抵抗値よりも高い抵抗値とした場合、前記左サイド電飾装置21の樹脂レンズ(前記帯電可能な遊技機構成部品)22の放電により、前記電気信号ライン270の放電位置(前記接続ケーブル262から前記接続ケーブル263間)に電圧が負荷された際に、前記第2電気的抵抗部材276側へ電流が流れ易くなり、前記ドライバIC(本発明における制御回路)207の破損を抑制することができる。その逆に、前記第2電気的抵抗部材276の抵抗値を前記第1電気的抵抗部材275の抵抗値よりも高い抵抗値とした場合、前記左サイド電飾装置21の樹脂レンズ(前記帯電可能な遊技機構成部品)22の放電により、前記電気信号ライン270の放電位置(前記接続ケーブル262から前記接続ケーブル263間)に電圧が負荷された際に、前記第1電気的抵抗部材275側へ電流が流れ易くなり、前記左サイド電飾装置21のLED(電気的作動部材)26が破損することを抑制することができる。
なお、前記第1実施例及び第2実施例では、電飾中継基板208を介して接続ケーブル262,263によってサブ制御基板205と電飾基板25が接続されているが、電飾中継基板を介することなく、直接接続ケーブルによって前記サブ制御基板205と電飾基板25が接続されていてもよい。その場合、前記放電位置は前記サブ制御基板205と前記電飾基板25間の接続ケーブル部分が放電位置となる。また、他の電飾装置とドライバICについても、第1実施例あるいは第2実施例と同様に構成してもよい。
表示制御基板210は、CPU、ROM、RAMを備えたマイクロコンピュータと、前記サブ制御基板205を結ぶ入力回路と前記表示装置10を結ぶ出力回路等で構成され、前記サブ制御基板205から出力される制御信号に基づいて、前記表示装置10における表示の制御を行う。前記表示制御基板210のROMには制御用のプログラムが記憶されている。前記表示制御基板210は、前記サブ制御基板205からの制御信号に基づきCPUがROMから所定の表示制御データを読み出し、RAMの記憶領域で制御用データを生成してVDP(図示せず)に出力する。VDPは、CPUからの指令に基づいてROMから必要なデータを読み出し、表示画像のマップデータを作成し、VRAMに格納する。VRAMに格納記憶された画像データは、出力回路に備えるD/A変換回路にてRGB信号に変換されて特別図柄表示部11に出力される。
音声制御基板220は、前記表示制御基板210から出力される信号により音声信号を合成し、アンプに出力する。アンプは音声信号を増幅してスピーカ38に出力する。
払出制御基板240は、遊技球の払出を制御する払出制御手段に相当し、CPU、ROM、RAMを備えたマイクロコンピュータを有する。前記払出制御基板240は前記主制御基板200と電気的接続手段で接続され、前記主制御基板200から出力される制御信号を受信して払出装置281を制御する。前記払出制御基板240は電源基板250から供給される電源によって作動する。前記払出制御基板240のROMには制御用のプログラムが記憶されている。前記払出制御基板240のRAMは、種々の入賞口(入賞装置)への入賞検出に基づき前記払出装置281により払い出される賞品球(遊技球)の払出個数を、1入賞球の検出に対する払出個数毎に記憶可能となっている。
電源基板250は、遊技機1の外部より供給される主電源から遊技機1に適する所定電圧の遊技機用電源を生成して主制御基板(遊技制御装置)200やサブ制御基板205、払出制御基板240等に供給するものであり、電源装置に相当する。前記主電源は、遊技店側で所要の電圧、本実施例では直流(AC)24Vに変換されて供給される。
発射制御基板260は、前記発射装置64における発射モータの制御を行う。
ここで遊技機1の遊技について簡単に説明する。前記遊技機1においては、前記遊技領域6へ向けて発射装置64により発射された遊技球が前記遊技領域6の表面を転動し、前記種々の入賞口に入賞すると入賞口に応じた所定数の遊技球が賞球として上側球受け皿36に払い出される。また、前記普通図柄変動開始用ゲート55を遊技球が通過すると、前記普通図柄表示部50で普通図柄が変動を開始し、所定時間変動した後に停止する。その際、小当たり(普通図柄当たり)の場合には、前記普通図柄表示部50で‘1’が表示され、前記下側始動入賞口42の2つの可動片42a,42bが背面の始動入賞口用ソレノイドによって略垂直で入賞し難い狭小開放状態(通常状態)から略V字形(逆ハの字形)の入賞し易い拡開開放状態に変化し、遊技球が入賞し易くなる。そして、前記下側始動入賞口(第2の始動入賞装置)42に遊技球が入賞すると、所定数の遊技球が賞球として払い出される。
また、前記上側始動入賞口41または前記下側始動入賞口42に遊技球が入賞すると、大当たり判定乱数値等が取得され、大当たりの当否判定が行われ、特別図柄の変動表示が前記特別図柄表示部11で開始される。前記特別図柄の変動表示開始から所定時間後、特別図柄が変動停止して大当たりの当否判定結果が前記特別図柄表示部11に表示される。
当否判定結果が大当たりの場合、前記特別図柄表示部11に前記特別図柄が『五、五、五』等のぞろ目で停止表示され、前記大当たり遊技が実行される。大当たり遊技状態になると、前記大入賞口45の開閉板46が開いて遊技領域6の表面を落下してくる遊技球を受け止め易くして、大入賞口45へ入賞可能にし、該大入賞口45への入賞があると、所定数の遊技球が賞球として払い出される。前記開閉板46は、所定時間経過後、或いは入賞球数が所定個数となった時点で閉じるようにされ、所定ラウンド(本実施例では15ラウンド)、前記開閉板46の開閉を繰り返す。
また、遊技中に前記遊技領域6を転動する遊技球等によって遊技機構成部材、例えば左サイド電飾装置21の樹脂レンズ22が帯電して放電した場合、第1実施例では、制御保護回路のツェナーダイオードによって制御回路(ドライバIC)が破損するのを抑制することができ、一方、第2実施例では第1及び第2電気的抵抗部材によって制御回路(ドライバIC)及び電気的発光部材(LED)が破損するのを抑制することができる。
なお、前記説明では、帯電可能な遊技機構成部材を左サイド電飾装置の樹脂レンズで構成した場合を示したが、本発明における帯電可能な遊技機構成部材は、他の構成部材であってもよい。また、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
1 遊技機
2 遊技盤
10 表示装置
11 特別図柄表示部
21 左サイド電飾装置
22 前記左サイド電飾装置の樹脂レンズ
24 メッキ加工により形成された金属膜
25 左サイド電飾装置の電飾基板
26 LED
50 普通図柄表示部
64 発射装置
207 ドライバIC
271 制御保護回路
272 ツェナーダイオード
273 電気的抵抗部材
275 第1電気的抵抗部材
276 第2電気的抵抗部材

Claims (7)

  1. 遊技機に取り付けられた電気的作動部材と、
    前記電気的作動部材を制御可能な制御回路と、
    を備えた遊技機において、
    前記制御回路と前記電気的作動部材とを電気信号ラインで接続し、
    前記制御回路が前記電気信号ラインを介して前記電気的作動部材に所定の電流を流す構成であって、
    帯電可能な遊技機構成部品が前記電気信号ラインに放電可能な距離に配置され、
    前記帯電可能な遊技機構成部品が前記電気信号ラインに放電する位置と前記制御回路との間に制御保護回路が設けられ、
    前記制御保護回路は、前記電気信号ラインとグランドラインとの間に接続されると共に前記制御保護回路に保護電圧値以上の電圧が負荷された場合には前記制御保護回路へ優先的に電流が流れる一方、前記制御保護回路に前記保護電圧値未満の電圧が負荷された場合には前記制御保護回路に電流が流れ難い構成であることを特徴とする遊技機。
  2. 前記制御回路から前記電気的作動部材に電流を流す場合に前記制御保護回路に負荷される電圧値は前記保護電圧値未満であると共に、前記帯電可能な遊技機構成部品から前記電気信号ラインに放電された場合に前記制御保護回路に負荷される電圧値は前記保護電圧値以上になる場合があり、
    前記帯電可能な遊技機構成部品が前記電気信号ラインに放電する位置と前記電気的作動部材の間には電気的抵抗部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記制御保護回路はツェナーダイオードで少なくとも構成され、
    前記ツェナーダイオードのカソード側が前記電気信号ラインに接続されると共に、アノード側が前記グランドラインに接続されることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記電気的作動部材は電気的発光部材であり、
    前記電気的発光部材にはメッキ加工された樹脂レンズが発光部の前面側に配置され、
    前記帯電可能な遊技機構成部品は前記メッキ加工された樹脂レンズであり、
    前記制御回路は複数の前記電気的発光部材を点灯制御可能なIC回路であることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の遊技機。
  5. 前記制御回路と前記制御保護回路は前記電気的作動部材とは別に同一制御基板上に設けられていることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の遊技機。
  6. 遊技機に取り付けられた電気的作動部材と、
    前記電気的作動部材を制御可能な制御回路と、
    を備えた遊技機において、
    前記制御回路と前記電気的作動部材とを電気信号ラインで接続し、
    前記制御回路が前記電気信号ラインを介して前記電気的作動部材に所定の電流を流す構成であって、
    帯電可能な遊技機構成部品が前記電気信号ラインに放電可能な距離に配置され、
    前記帯電可能な遊技機構成部品が前記電気信号ラインに放電する位置と前記制御回路との間に第1電気的抵抗部材を備えると共に、前記帯電可能な遊技機構成部品が前記電気信号ラインに放電する位置と前記電気的作動部材の間に第2電気的抵抗部材を備えたことを特徴とする遊技機。
  7. 前記第1及び第2電気的抵抗部材は、前記電気信号ラインに直列に接続され、
    前記制御回路が前記電気的作動部材に流す電流値を前記第1及び第2電気的抵抗部材により前記電気的作動部材の作動可能な電流値に調整し、
    前記第1電気的抵抗部材と前記第2電気的抵抗部材の抵抗値を異なる抵抗値に設定したことを特徴とする請求項6に記載の遊技機。
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