JP2010253022A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技球が障害釘に衝突することで前ステージ61に跳ね上げられた場合に遊技球の始動口に対する入賞経路として複数の経路を設定すること。
【解決手段】遊技球がワープ通路に進入した場合には遊技球に対して後ステージ45から落下することで始動口に高確率で入賞する高確率経路のみが設定され、遊技球が障害釘に衝突することで遊技盤内から前ステージ61に跳ね上げられた場合には遊技球に対して前ステージ61から落下することで始動口に低確率で入賞する低確率経路および前ステージ61からジャンプ台70を介して後ステージ45に送られた後に後ステージ45から落下することで始動口に高確率で入球する昇確率経路が設定される。
【選択図】図5

Description

本発明は遊技球を遊技者から見て左右方向へ転動させるステージを備えたパチンコ遊技機に関する。
パチンコ遊技機には後ステージの前方に前ステージを設けたものがある。前ステージは遊技盤内を転動する遊技球が障害釘に衝突することで跳ね上げられるものであり、当該遊技球は前ステージに沿って左右方向へ転動することで勢いが弱まり、左右方向へ転動する勢いが限度以下に弱まることで前ステージから下方の入球口に向けて落下する。後ステージは遊技盤内を転動する遊技球が球通路を通して与えられるものであり、当該遊技球は後ステージに沿って左右方向へ転動することで勢いが弱まり、左右方向へ転動する勢いが限度以下に弱まることで後ステージから前ステージと同一の入球口に向けて落下する。
特開2006−136501号公報
特許文献1には前ステージおよび後ステージ相互間に隔壁を設け、遊技盤内を転動する遊技球が障害釘に衝突することで前ステージを飛び越えて後ステージに跳ね上げられることを防止する技術が記載されている。この特許文献1は遊技盤内から跳ね上げられた遊技球の全てを後ステージに到達させないものであり、遊技球が遊技盤内から跳ね上げられた場合に当該遊技球の入球口に対する入球経路が前ステージから落下する経路に限定されてしまう。
1.請求項1記載のパチンコ遊技機の説明
請求項1記載のパチンコ遊技機は[1]遊技盤〜[8]入球口を備えたものであり、[8]入球口に[9]の経路で遊技球が入球するところに特徴を有する。
[1]遊技盤は遊技球が転動することが可能なものであり、図3の符号18は遊技盤に相当する。
[2]障害釘は遊技盤に設けられたものであり、遊技盤内を転動する遊技球が衝突することが可能なものである。図3の符号65および符号66のそれぞれは障害釘に相当する。
[3]球通路は遊技盤に設けられたものであり、遊技盤内を転動する遊技球が進入することが可能な入口を有すると共に当該遊技球が脱出する出口を有するものである。図3のワープ通路41は球通路に相当し、図5の符号42は入口に相当し、図6の符号44は出口に相当する。
[4]前ステージは遊技盤に設けられたものであり、遊技盤内を転動する遊技球が遊技盤の障害釘に衝突することで跳ね上げられるものである。この前ステージは当該遊技球を遊技者側である前方から見て左右方向へ転動させるものであり、当該遊技球が落下することで当該遊技球を遊技盤内に戻す。図5の符号61は前ステージに相当する。
[5]後ステージは遊技盤に前ステージの後方に位置して設けられたものである。この後ステージは球通路の出口から脱出した遊技球が供給されるものであり、当該遊技球を遊技者側である前方から見て左右方向へ転動させる。この後ステージは当該遊技球が落下することで当該遊技球を前ステージを介さずに遊技盤内に戻すものであり、図5の符号45は後ステージに相当する。
[6]仕切部は後ステージおよび前ステージ相互間に設けられたものである。この仕切部は遊技盤内を転動する遊技球が遊技盤の障害釘に衝突することで前ステージを飛び越えて後ステージに跳ね上げられることを防止するものであり、球通路の出口から脱出した遊技球が後ステージを通過して前ステージに供給されることも防止する。図5のガード板67は仕切部に相当する。
[7]球後送り部は前ステージに設けられたものである。この球後送り部は遊技球が前ステージに沿って左右方向へ予め決められた限度を上回る勢いで転動している場合には当該遊技球を当該遊技球が転動する勢いで前ステージから後ステージに送ることが可能なものであり、図5のジャンプ台70は球後送り部に相当する。
[8]入球口は遊技盤に設けられたものであり、後ステージから落下した遊技球および前ステージから落下した遊技球のそれぞれが入球することが可能なものである。図3の始動口24は入球口に相当する。
[9]遊技球が球通路の入口に進入した場合には当該遊技球の入球口に対する入球経路として後ステージから落下する経路が設定され、遊技球が遊技盤の障害釘に衝突することで遊技盤内から前ステージに跳ね上げられた場合には当該遊技球の入球口に対する入球経路として前ステージから落下する経路および前ステージから球後送り部を介して後ステージに送られた後に後ステージから落下する経路が設定される。このため、遊技球が障害釘に衝突することで跳ね上げられた場合に当該遊技球の入球口に対する入球経路として2種類の経路が設定される。
2.請求項2に記載のパチンコ遊技機の説明
請求項2記載のパチンコ遊技機は[7]球後送り部に換えて[11]球前送り部を設けたものであり、[8]入球口に対して[12]の経路で遊技球が入球するところに特徴を有する。
[11]球前送り部は後ステージに設けられたものである。この球前送り部は遊技球が後ステージに沿って左右方向へ予め決められた限度を上回る勢いで転動している場合には当該遊技球を当該遊技球が転動する勢いで後ステージから前ステージに送ることが可能なものであり、図8のジャンプ台80は球前送り部に相当する。
[12]遊技球が遊技盤の障害釘に衝突することで遊技盤内から前ステージに跳ね上げられた場合には当該遊技球の入球口に対する入球経路として前ステージから落下する経路が設定され、遊技球が球通路の入口に進入した場合には当該遊技球の入球口に対する入球経路として後ステージから落下する経路および後ステージから球前送り部を介して前ステージに送られた後に前ステージから落下する経路が設定される。このため、遊技球が球通路に進入した場合に当該遊技球の入球口に対する入球経路として2種類の経路が設定される。
パチンコ遊技機の外観を前方から示す図 内枠の外観を斜め前方から示す図 パチンコ遊技機の外観を前枠の除去状態で前方から示す図 電気的な構成を示す図 装飾枠の外観を斜め前方から示す図 図3のX6線に沿う断面図 図3のX7線に沿う断面図 実施例2を示す図5相当図
外枠1は、図1に示すように、複数の木材を前面および後面のそれぞれが開口する四角筒状に相互に接合することから構成されたものであり、外枠1の前方には、図2に示すように、内枠2が上下方向へ指向する軸3を中心に回動可能に装着されている。この内枠2は縦長な四角環状をなすものであり、左板部と右板部と上板部と下板部を有している。この内枠2は外枠1の前端面に前方から接触する閉鎖状態および外枠1の前端面から前方へ離間する開放状態相互間で軸3を中心に回動操作されるものであり、内枠ロック機構を介して閉鎖状態にロックされている。この内枠2の下端部には台板部4が形成されている。この台板部4は垂直な板状をなすものであり、内枠2の下端部を閉鎖している。
内枠2には、図1に示すように、内枠2の前方に位置して前枠5が装着されている。この前枠5は内枠2の前面を閉鎖する閉鎖状態および内枠2の前面を開放する開放状態相互間で内枠2と共通の軸3を中心に回動操作されるものであり、前枠ロック機構を介して閉鎖状態にロックされている。この前枠5には円形状の貫通孔6が形成されており、貫通孔6の内周面には透明な窓7が固定されている。この前枠5には前枠5の前方に位置して上皿8が固定されている。この上皿8は上面が開口する容器状をなすものであり、内枠2の台板部4には、図2に示すように、上皿8の後方に位置して払出口9が形成されている。この払出口9は遊技球を上皿8内に賞品として払出すものであり、払出口9から上皿8内に払出された遊技球は上皿8内に貯留される。
内枠2には、図1に示すように、上皿8の下方に位置して下皿板10が固定されており、下皿板10には下皿11が固定されている。この下皿11は上皿8内から溢れた遊技球を貯留するものであり、上面が開口する容器状をなしている。この下皿板10には下皿11の右方に位置してハンドル台12が固定されており、ハンドル台12にはハンドル13が前後方向へ指向する軸14を中心に回動可能に装着されている。このハンドル13は遊技者が右の手指で予め決められた発射停止位置から図1の時計回り方向へ回動操作するものであり、ハンドル13が発射停止位置から時計回り方向へ回動操作された状態では発射ソレノイド15に駆動電源が印加されることで発射ソレノイド15が電気的なオン状態になる。この発射ソレノイド15はロータリーソレノイドからなるものであり、図3に示すように、内枠2の台板部4に固定されている。この発射ソレノイド15の出力軸には打球槌が連結されており、発射ソレノイド15は電気的なオン状態で打球槌を待機位置および打球位置相互間で往復的に移動操作する。
内枠2の台板部4には、図3に示すように、発射レール16が固定されている。この発射レール16は打球槌が打球位置から待機位置に向けて移動開始することに連動して上皿8内から1個の遊技球が移送されるものであり、右から左に向けて上昇する傾斜状をなしている。この発射レール16の右端部には球止め板17が形成されており、球止め板17には遊技球が通過することが不能な大きさの貫通孔が形成されている。この球止め板17は上皿8内から発射レール16に移送された遊技球が発射レール16の右端部から転落することを防止するものであり、打球槌は待機位置から打球位置に移動することで球止め板17が転落不能に支持する遊技球を球止め板17の貫通孔を通して右から左に向けて叩き、発射レール16に沿って右から左に向けて転動させる。
内枠2には、図3に示すように、台板部4の上方に位置して遊技盤18が固定されている。この遊技盤18は垂直な板状をなすものであり、遊技盤18には遊技盤18の前方に位置して内レール19と外レール20と球止めゴム21のそれぞれが固定されている。内レール19は上面が開口する円弧状の金属板から構成されたものであり、外レール20は内レール19の外周部に配置された円弧状の金属板から構成されたものであり、球止めゴム21は内レール19の右端部および外レール20右端部相互間の隙間を塞ぐゴムから構成されている。これら内レール19および外レール20相互間には発射通路22が形成されている。この発射通路22は下端部および上端部のそれぞれが開口する円弧状をなすものであり、発射レール16の左端部から発射された遊技球は発射通路22の下端部を通って発射通路22内に進入する。この遊技球は発射通路22に沿って円弧状の軌跡を描きながら上昇し、発射通路22の上端部から放出される。
遊技盤18には、図3に示すように、発射通路22の右方に隣接して遊技領域23が形成されている。この遊技領域23は内レール19と外レール20と球止めゴム21で囲まれた領域のうち発射通路22を除く残りの円形状の領域を称するものであり、発射通路22の上端部から放出された遊技球が転動することが可能な最大範囲に相当する。この遊技盤18の遊技領域23は前枠5の閉鎖状態で前枠5の窓7が前方から対向するものであり、前枠5の閉鎖状態で前方から窓7を通して視覚的に認識可能にされている。この遊技盤18の遊技領域23内には複数の障害釘が固定されており、発射通路22の出口から遊技領域23内に放出された遊技球は障害釘に当りながら遊技領域23内を落下する。
遊技盤18には、図3に示すように、遊技領域23内に位置して始動口24が固定されている。この始動口24は遊技盤18の遊技領域23内を転動する遊技球が入賞することが可能なものであり、上面が開口するポケット状をなしている。この始動口24内には始動口センサ25(図4参照)が固定されており、遊技球が始動口24内に入賞した場合には始動口センサ25が遊技球を検出して始動信号を出力する。遊技盤18には、図3に示すように、特別入賞口26が固定されている。この特別入賞口26は前面が開口する箱状をなすものであり、特別入賞口26には扉27が左右方向へ指向する軸28を中心に回動可能に装着されている。この扉27は特別入賞口ソレノイド29(図4参照)の出力軸に連結されており、特別入賞口ソレノイド29の電気的なオフ状態で垂直な閉鎖状態になることで特別入賞口26の前面を遊技球が入賞不能に閉鎖する。この扉27は特別入賞口ソレノイド29の電気的なオン状態で前方へ水平に倒れた開放状態に回動するものであり、扉27の開放状態では遊技盤18の遊技領域23内を転動する遊技球が扉27に乗って特別入賞口26内に入賞することが許容される。この特別入賞口26内にはカウントセンサ30(図4参照)が固定されており、遊技球が特別入賞口26内に入賞した場合にはカウントセンサ30が遊技球を検出してカウント信号を出力する。
内枠2には、図2に示すように、遊技盤18より後方に位置して賞球タンク31および賞球ケース32のそれぞれが固定されている。賞球タンク31は遊技球を貯留するものであり、上面が開口する容器状をなしている。賞球ケース32は上下方向へ指向する通路状をなすものであり、賞球ケース32の上端部は賞球タンク31内に接続されている。この賞球ケース32は賞球タンク31内から遊技球が上端部を通して供給されるものであり、賞球ケース32内には賞球払出装置が固定されている。この賞球払出装置は払出モータ33(図4参照)を駆動源として賞球ケース32内の遊技球を賞球ケース32の下端部から落下させるものである。この賞球ケース32の下端部は内枠2の払出口9に接続されており、賞球ケース32の下端部から落下した遊技球は払出口9を通して上皿8内に賞品として払出される。
遊技盤18には、図6に示すように、遊技領域23内に位置して開口部34が形成されており、開口部34の内周面には装飾枠35が嵌合されている。この装飾枠35は前面および後面のそれぞれが開口する筒状をなすものであり、装飾枠35には装飾枠35を取囲むフランジ36が形成されている。この装飾枠35は前方からフランジ36を通して遊技盤18に複数のネジを螺合することで固定されたものであり、装飾枠35には、図3に示すように、液晶表示器からなる図柄表示器37が固定されている。この図柄表示器37は遊技盤18より後方に配置されたものであり、図柄表示器37の表示内容は前方から前枠5の窓7および装飾枠35の前面のそれぞれを通して視覚的に認識可能にされている。
図4のメイン制御回路38と払出制御回路39と表示制御回路40のそれぞれはマイクロコンピュータを主体に構成されたものである。メイン制御回路38は始動口センサ25から始動信号が出力されたか否かを判断し、カウントセンサ30からカウント信号が出力されたか否かを判断するものであり、始動口センサ25から始動信号が出力されたと判断した場合およびカウントセンサ30からカウント信号が出力されたと判断した場合のそれぞれに賞球コマンドを払出制御回路39に送信する。この払出制御回路39はメイン制御回路38から賞球コマンドが送信されたか否かを判断するものであり、メイン制御回路38から賞球コマンドが送信されたと判断した場合には賞球払出装置の払出モータ33を駆動することで上皿8内に遊技球を賞品として払出す。
メイン制御回路38は始動口センサ25から始動信号が出力されたと判断した場合に大当りカウンタの現在の計測値を検出するものである。この大当りカウンタはメイン制御回路38が一定時間(例えば4msec)が経過する毎に単位値(例えば「1」)だけ更新するものであり、大当りカウンタの更新処理は予め決められた下限値(例えば「0」)を基準に予め決められた上限値(例えば「100」)まで加算された後に下限値に戻して循環的に行われる。このメイン制御回路38は大当りカウンタの検出結果を予め決められた大当り値(例えば「7」)と比較し、大当りカウンタの検出結果が大当り値と同一である場合に大当りであると判定し、大当りカウンタの検出結果が大当り値と相違している場合に外れであると判定するものであり、大当りであると判定した場合には表示制御回路40に大当りコマンドを送信し、外れであると判定した場合には表示制御回路40に外れコマンドを送信する。
表示制御回路40はメイン制御回路38から大当りコマンドが送信されたか否かを判断し、メイン制御回路38から外れコマンドが送信されたか否かを判断するものであり、メイン制御回路38から大当りコマンドが送信されたと判断した場合には識別図柄を大当りの組合せに設定し、メイン制御回路38から外れコマンドが送信されたと判断した場合には識別図柄を外れの組合せに設定する。この識別図柄は左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素の組合せからなるものであり、大当りの組合せとは左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれが相互に同一な組合せを称し、外れの組合せとは左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれが相互に同一ではない組合せを称する。
表示制御回路40は識別図柄の組合せを設定した場合に図柄遊技の映像を図柄表示器37に表示するものである。この図柄遊技の映像は図柄表示器37に左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを可変状態および可変停止状態で順に表示するものであり、左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれの可変表示は8種類の図柄要素「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」を予め決められた順序「1」→「2」→「3」→「4」→「5」→「6」→「7」→「8」→「1」・・・で循環的に変化させることで行われる。この図柄遊技の映像では左列の図柄要素が1番目に可変停止し、右列の図柄要素が2番目に可変停止し、中列の図柄要素が3番目に可変停止する。これら左列の図柄要素〜中列の図柄要素のそれぞれの停止表示は識別図柄が設定結果に応じた組合せとなるように行われるものであり、メイン制御回路38が外れであると判定した場合には最終の中列の図柄要素が可変停止した時点で図柄表示器37に識別図柄が外れの組合せで表示され、メイン制御回路38が大当りであると判定した場合には最終の中列の図柄要素が可変停止した時点で図柄表示器37に識別図柄が大当りの組合せで表示される。
メイン制御回路38は大当りであると判定した場合に特別入賞口ソレノイド29に駆動電源を印加することで特別入賞口ソレノイド29を電気的なオン状態にするものである。この特別入賞口ソレノイド29はメイン制御回路38が大当りであると判定した場合に図柄表示器37に識別図柄が大当りの組合せで停止表示された後に電気的なオン状態にされるものであり、特別入賞口26は図柄表示器37に図柄遊技の映像で識別図柄が大当りの組合せで停止表示された場合に開放され、図柄表示器37に図柄遊技の映像で識別図柄が外れの組合せで停止表示された場合には開放されない。
装飾枠35には、図3に示すように、ワープ通路41が固定されている。このワープ通路41は上下方向へ指向するものであり、図柄表示器37より前方に配置されている。このワープ通路41は図柄表示器37より左方に配置されたものであり、ワープ通路41の幅寸法は1個の遊技球が通過することが可能な大きさに設定されている。このワープ通路41の上端部には、図5に示すように、左に向けて開口する入口42が形成されており、遊技盤18の遊技領域23内を転動する遊技球は入口42からワープ通路41内に進入することが許容される。この遊技球はワープ通路41内を落下し、ワープ通路41の傾斜部43に到達する。この傾斜部43は、図6に示すように、左から右に向けて下降する平面からなるものであり、図柄表示器37より前方に配置されている。この傾斜部43には出口44が形成されている。この出口44は前に向けて開口するものであり、ワープ通路41内を落下する遊技球は傾斜部43から出口44を通して放出される。
装飾枠35には、図5に示すように、図柄表示器37より下方に位置して後ステージ45が固定されている。この後ステージ45は図柄表示器37より前方に配置されたものであり、前方から見て左右方向の中央部が最も低所となる円弧状をなしている。この後ステージ45は、図6に示すように、ワープ通路41の傾斜部43の前方に配置されたものであり、傾斜部43の出口44は後ステージ45の左端部に後方から接続されている。この後ステージ45の前後方向の幅寸法は1個の遊技球が転動することが可能な大きさに設定されており、遊技盤18の遊技領域23内からワープ通路41内に進入した遊技球はワープ通路41内を落下し、傾斜部43の出口44から後ステージ45の左端部に放出され、後ステージ45に沿って左右方向へ往復的に転動する。
後ステージ45には、図6に示すように、左右方向の中央部に位置して中誘導部46が形成され、中誘導部46の左方に位置して左誘導部47が形成され、中誘導部46の右方に位置して右誘導部48が形成されている。これら中誘導部46と左誘導部47と右誘導部48のそれぞれは前から後に向けて下降する傾斜面状をなすものであり、後ステージ45のうち中誘導部46〜右誘導部48のそれぞれを除く残りの部分は前端部の高さ位置および後端部の高さ位置が左右方向の各部で相互に同一な円弧面状をなしている。これら中誘導部46〜右誘導部48のそれぞれは遊技球の左右方向へ転動する勢いが予め決められた限度を上回る場合に遊技球が通過するものであり、遊技球の勢いが中誘導部46で限度以下に低下した場合には遊技球が中誘導部46に沿って前から後へ転動し、遊技球の勢いが左誘導部47で限度以下に低下した場合には遊技球が左誘導部47に沿って前から後へ転動し、遊技球の勢いが右誘導部48で限度以下に低下した場合には遊技球が右誘導部48に沿って前から後へ転動する。これら中誘導部46〜右誘導部48のそれぞれは上方から見て左右方向の幅寸法が前から後に向けて大きくなるものであり、中誘導部46の左右方向の幅寸法は1個の遊技球が前から後へ転動することが可能な大きさに設定され、左誘導部47および右誘導部48のそれぞれの左右方向の幅寸法は複数個の遊技球が前から後へ同時に転動することが可能な大きさに設定されている。
装飾枠35には、図6に示すように、後落下口49が形成されている。この後落下口49は後ステージ45の後方に配置された開口部からなるものであり、装飾枠35には後落下口49の左端部に沿って仕切板50が形成されている。この仕切板50はワープ通路41の傾斜部43から上方へ突出するものであり、遊技球がワープ通路41の傾斜部43から後落下口49内に転落することを防止する。装飾枠35には後落下口49の前端部に沿って仕切板51が形成されている。この仕切板51は後ステージ45から上方へ突出するものであり、仕切板51には中誘導部46の後端部に位置して中開口部52が形成され、左誘導部47の後端部に位置して左開口部53が形成され、右誘導部48の後端部に位置して右開口部54が形成されている。この仕切板51は後ステージ45に沿って左右方向へ転動する遊技球が後落下口49内に転落することを防止するものであり、後ステージ45の左誘導部47に沿って前から後へ転動する遊技球は左開口部53を通って後落下口49内に転落し、後ステージ45の右誘導部48に沿って前から後へ転動する遊技球は右開口部54を通って後落下口49内に転落する。
装飾枠35には、図7に示すように、後下ステージ55が固定されている。この後下ステージ55は後ステージ45の下方に配置されたものであり、後ステージ45の左誘導部47から後落下口49内に転落した遊技球および後ステージ45の右誘導部48から後落下口49内に転落した遊技球のそれぞれは後下ステージ55上に落下する。この後下ステージ55は後から前に向けて下降する平面状をなすものであり、後下ステージ55上に落下した遊技球は後下ステージ55に沿って後から前へ転動する。装飾枠35には後下ステージ55の前方に位置して前下ステージ56が固定されており、前下ステージ56の後端面は後下ステージ55の前端面に接続されている。この前下ステージ56は後から前に向けて下降する平面状をなすものであり、後下ステージ55に沿って後から前へ転動する遊技球は前下ステージ56に沿って後から前へ転動する。
装飾枠35には、図5に示すように、幕板57が固定されており、幕板57には下球落下口58が形成されている。この下球落下口58は前下ステージ56の前方に配置された開口部からなるものであり、後ステージ45の左誘導部47から後球落下口49内に転落した遊技球は後下ステージ55および前下ステージ56のそれぞれを順に通って下球落下口58の左領域から落下し、後ステージ45の右誘導部48から後球落下口49内に転落した遊技球は後下ステージ55および前下ステージ56のそれぞれを順に通って下球落下口58の右領域から落下する。この右領域は下球落下口58のうち左右方向の中心線CLより右側の領域を称するものであり、左領域は下球落下口58のうち左右方向の中心線CLより左側の領域を称するものであり、始動口24は左右方向の中心が下球落下口58の中心線CLに重なるように配置されている。
装飾枠35には、図6に示すように、後ステージ45の中誘導部46の後方に位置して球ガイド59が固定されている。この球ガイド59は上下方向へ指向する柱状をなすものであり、球ガイド59には円弧状のガイド面60が形成されている。このガイド面60は遊技球が線接触するものであり、後ステージ45の中誘導部46に沿って前から後へ転動する遊技球は中開口部52を通して球ガイド59のガイド面60に供給され、球ガイド59のガイド面60に沿って上から下へ真直ぐに落下する。この球ガイド59のガイド面60は左右方向の中心が下球落下口58の中心線CLに重なるように配置されたものであり、球ガイド59のガイド面60に沿って落下する遊技球は後下ステージ55および前下ステージ56のそれぞれを順に通って下球落下口58のうち左領域および右領域相互間の境界から落下する。
遊技球が後ステージ45の左誘導部47を通って後ステージ45から落下した場合には下球落下口58の左領域から始動口24の左側に向けて放出され、遊技球が後ステージ45の右誘導部48を通って後ステージ45から落下した場合には前球落下口58の右領域から始動口24の右側に向けて放出される。この始動口24の左側には下球落下口58の左領域から落下した遊技球が衝突することが可能な障害釘が存在せず、始動口24の右側には下球落下口58の右領域から落下した遊技球が衝突することが可能な障害釘が存在せず、下球落下口58の左領域から落下した遊技球および下球落下口58の右領域から落下した遊技球のそれぞれは始動口24内に入賞しない。遊技球が後ステージ45の中誘導部46を通って後ステージ45から落下した場合には下球落下口58の境界から始動口24に向けて真直ぐに落下する。この遊技球の落下経路には障害釘が存在せず、下球落下口58の境界から始動口24に向けて真直ぐに落下した遊技球は始動口24内に入賞する。
装飾枠35には、図5に示すように、前ステージ61が固定されている。この前ステージ61は前下ステージ56の上方に位置するものであり、後ステージ45の前方に後ステージ45に隣接して配置されている。この前ステージ61は前方から見て左右方向の中央部が最も低所となる円弧状をなすものであり、前ステージ61の前後方向の幅寸法は1個の遊技球が転動することが可能な大きさに設定されている。この前ステージ61には、図6に示すように、左右方向の中央部に位置して前誘導部62が形成されている。この前誘導部62は後から前に向けて下降する傾斜面状をなすものであり、前ステージ61のうち前誘導部62を除く残りの部分は前端部の高さ位置および後端部の高さ位置が左右方向の各部で相互に同一な円弧面状をなしている。
装飾枠35の幕板57には、図5に示すように、左前レール部63および右前レール部64が形成されている。これら左前レール部63および右前レール部64のそれぞれは左右方向に相互に離間して配置されたものであり、前ステージ61から上方へ突出する板状をなしている。左前レール部63の高さ寸法は遊技盤18の遊技領域23内を転動する遊技球が左前レール部63の下方の複数の障害釘65(図3参照)のそれぞれに衝突することで下から上へ向きを変えた場合に当該遊技球が飛び越えることを許容する値に設定されており、左右方向に隣接する障害釘65相互間には、図3に示すように、1個の遊技球が通過することが可能な大きさの隙間が形成されている。右前レール部64の高さ寸法は遊技盤18の遊技領域23内を転動する遊技球が右前レール部64の下方の複数の障害釘66(図3参照)のそれぞれに衝突することで下から上へ向きを変えた場合に当該遊技球が飛び越えることを許容する値に設定されており、左右方向に隣接する障害釘66相互間には、図3に示すように、1個の遊技球が通過することが可能な大きさの隙間が形成されている。
装飾枠35には、図5に示すように、後ステージ45の前端面および前ステージ61の後端面相互間に位置してガード板67が固定されている。このガード板67は左右方向の中央部の高さ寸法が最も大きくて左端部の高さ寸法および右端部の高さ寸法のそれぞれが最も小さなものであり、ガード板67の左端部は左前レール部63の左端部に後方から対向し、ガード板67の右端部は右前レール部64の右端部に後方から対向している。このガード板67の高さ寸法は左前レール部63を飛び越えた遊技球および右前レール部64を飛び越えた遊技球のそれぞれが飛び越すことが不能な値に設定されており、左前レール部63を飛び越えた遊技球および右前レール部64を飛び越えた遊技球のそれぞれはガード板67に前方から衝突することで前ステージ61上に落下し、前ステージ61に沿って左右方向へ転動する。
ガード板67には、図5に示すように、後レール部68が形成されている。この後レール部68は後ステージ45の左端部から右端部に至る全域に配置されたものであり、ワープ通路41の出口44から放出された遊技球が衝突することで後ステージ45を通過して前ステージ61に供給されることを防止する。この後レール部68の高さ寸法は左前レール部63および右前レール部64のそれぞれの高さ寸法と同一に設定されており、遊技盤18内から前ステージ61に跳ね上げられた遊技球は左前レール部63と右前レール部64と後レール部68のそれぞれによって案内されることで前ステージ61に沿って左右方向へ転動する。この遊技球は左右方向へ転動する勢いが予め決められた限度を上回る場合に前誘導部62を通過するものであり、遊技球の勢いが限度以下に低下した場合には遊技球が前誘導部62に沿って後から前へ転動する。この前誘導部62は左右方向の幅寸法が後から前に向けて大きくなるものであり、前誘導部62の左右方向の幅寸法は前端部および後端部のそれぞれで複数個の遊技球が同時に後から前に向けて転動することが可能な大きさに設定されている。
装飾枠35には、図5に示すように、上球落下口69が形成されている。この上球落下口69は左前レール部63および右前レール部64相互間の隙間を称するものであり、前誘導部62の前端部は上球落下口69に接続されている。この上球落下口69の左右方向の幅寸法は前誘導部62の前端部の左右方向の幅寸法と同一に設定されており、前誘導部62に沿って後から前へ転動する遊技球は上球落下口69から落下する。この上球落下口69は左右方向の中心が始動口24および下球落下口58のそれぞれの中心線CLに重なるように配置されたものであり、遊技球は前誘導部62上を始動口24に向けて案内されることなく後から前へ転動する。即ち、遊技球が前ステージ61から落下した場合には下方の始動口24内に低確率で入賞し、遊技球が後ステージ45から落下した場合には下方の始動口24内に前ステージ61から落下した場合に比べて高い高確率で入賞する。
前ステージ61には、図5に示すように、右端部に位置してジャンプ台70が形成されている。このジャンプ台70は左から右に向けて後方へ傾斜するものであり、前ステージ61に沿って左から右へ転動する遊技球がジャンプ台70に乗上げた場合には前から後へ向けて付勢される。この遊技球の勢いが予め決められた限度を上回る場合には遊技球が自らの勢いでガード板67の後レール部68を飛び越えて前ステージ61から後ステージ45に送られることで後ステージ45に沿って左右方向へ転動し、遊技球の勢いが予め決められた限度以下の場合には遊技球が前ステージ61から後ステージ45に送られない。
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
遊技球がワープ通路41の入口42内に進入した場合には遊技球に対して後ステージ45から落下することで始動口24内に高確率で入賞する高確率経路のみが設定され、遊技球が障害釘65または障害釘66に衝突することで遊技盤18内から前ステージ61に跳ね上げられた場合には遊技球に対して前ステージ61から落下することで始動口24内に低確率で入賞する低確率経路および前ステージ61からジャンプ台70を介して後ステージ45に送られた後に後ステージ45から落下することで始動口24内に高確率で入球する昇確率経路が設定される。このため、遊技球が障害釘65または障害釘66に衝突することで遊技盤18内から前ステージ61に跳ね上げられた場合に遊技球の始動口24に対する入球経路として低確率経路および昇確率経路の2種類が設定される。
遊技盤18内から前ステージ61に跳ね上げられた遊技球のうち勢いが強いものが前ステージ61から後ステージ45に送られ、残りの勢いが弱いものが前ステージ61に残される。このため、後ステージ45に沿って左右方向へ転動している遊技球に前ステージ61からの勢いが強い遊技球が衝突することで両遊技球のそれぞれの転動状態が大きく変化するので、後ステージ45上の遊技球の挙動の面白みが高まる。
上記実施例1においては、前ステージ61の左端部にジャンプ台70を設け、前ステージ61に沿って右から左へ限度を上回る勢いで転動する遊技球がジャンプ台70に乗上げた場合に遊技球を自らの勢いで前ステージ61から後ステージ45に送り、遊技球が前ステージ61に沿って右から左へ限度以下の勢いで転動している場合には遊技球を前ステージ61から後ステージ45に送らない構成としても良い。
上記実施例1においては、前ステージ61の左端部および右端部のそれぞれにジャンプ台70を設けても良い。
後ステージ45の右端部には、図8に示すように、ジャンプ台80が形成されている。このジャンプ台80は左から右に向けて前方へ傾斜するものであり、後ステージ45に沿って左から右へ転動する遊技球がジャンプ台80に乗上げた場合には後から前に向けて付勢される。この遊技球の勢いが予め決められた限度を上回る場合には遊技球が自らの勢いでガード板67の後レール部68を飛び越えて後ステージ45から前ステージ61に送られることで前ステージ61に沿って左右方向へ転動し、遊技球の勢いが予め決められた限度以下の場合には遊技球が後ステージ45から前ステージ61に送られない。
上記実施例2によれば次の効果を奏する。
遊技球が障害釘65または障害釘66に衝突することで遊技盤18内から前ステージ61に跳ね上げられた場合には遊技球に対して前ステージ61から落下することで始動口24内に低確率で入賞する低確率経路のみが設定され、遊技球がワープ通路41の入口42内に進入した場合には遊技球に対して後ステージ45から落下することで始動口24内に高確率で入球する高確率経路および後ステージ45からジャンプ台80を介して前ステージ61に送られた後に前ステージ61から落下することで始動口24内に低確率で入球する降確率経路が設定される。このため、遊技球がワープ通路41内に進入した場合に遊技球の始動口24に対する入球経路として高確率経路および降確率経路の2種類が設定される。
ワープ通路41から後ステージ45に供給された遊技球のうち勢いが強いものが後ステージ45から前ステージ61に送られ、残りの勢いが弱いものが後ステージ45に残される。このため、前ステージ61に沿って左右方向へ転動している遊技球に後ステージ45からの勢いが強い遊技球が衝突することで両遊技球のそれぞれの転動状態が大きく変化するので、前ステージ61上の遊技球の挙動の面白みが高まる。
上記実施例2においては、後ステージ45の左端部にジャンプ台80を設け、後ステージ45に沿って右から左へ限度を上回る勢いで転動する遊技球がジャンプ台80に乗上げた場合に遊技球を自らの勢いで後ステージ45から前ステージ61に送り、遊技球が後ステージ45に沿って右から左へ限度以下の勢いで転動する場合には遊技球を後ステージ45から前ステージ61に送らない構成としても良い。
上記実施例2においては、後ステージ45の左端部および右端部のそれぞれにジャンプ台80を設けても良い。
上記実施例2においては、後ステージ45の左端部および右端部の双方または一方にジャンプ台70を設け、後ステージ45に沿って左右方向へ転動する遊技球を後ステージ45から後ステージ45のジャンプ台70を介して前ステージ61に送り、前ステージ61に沿って左右方向へ転動する遊技球を前ステージ61から前ステージ61のジャンプ台80を介して後ステージ45に送る構成としても良い。
18は遊技盤、24は始動口(入球口)、41はワープ通路(球通路)、42は入口、44は出口、45は後ステージ、61は前ステージ、65は障害釘、66は障害釘、67はガード板(仕切部)、70はジャンプ台(球後送り部)、80はジャンプ台(球前送り部)を示している。

Claims (2)

  1. 遊技球が転動することが可能な遊技盤と、
    前記遊技盤に設けられ、前記遊技盤内を転動する遊技球が衝突することが可能な複数の障害釘と、
    前記遊技盤に設けられ、前記遊技盤内を転動する遊技球が進入することが可能な入口を有すると共に当該遊技球が脱出する出口を有する球通路と、
    前記遊技盤に設けられ、前記遊技盤内を転動する遊技球が前記遊技盤の障害釘に衝突することで跳ね上げられるものであって当該遊技球を遊技者側である前方から見て左右方向へ転動させると共に当該遊技球が落下することで当該遊技球を前記遊技盤内に戻す前ステージと、
    前記遊技盤に前記前ステージの後方に位置して設けられ、前記球通路の出口から脱出した遊技球が供給されるものであって当該遊技球を遊技者側である前方から見て左右方向へ転動させると共に当該遊技球が落下することで当該遊技球を前記前ステージを介さずに前記遊技盤内に戻す後ステージと、
    前記後ステージおよび前記前ステージ相互間に設けられ、前記遊技盤内を転動する遊技球が前記遊技盤の障害釘に衝突することで前記前ステージを飛び越えて前記後ステージに跳ね上げられることを防止すると共に前記球通路の出口から脱出した遊技球が前記後ステージを通過して前記前ステージに供給されることを防止する仕切部と、
    前記前ステージに設けられ、遊技球が前記前ステージに沿って左右方向へ予め決められた限度を上回る勢いで転動している場合には当該遊技球を当該遊技球が転動する勢いで前記前ステージから前記後ステージに送ることが可能な球後送り部と、
    前記遊技盤に設けられ、前記後ステージから落下した遊技球および前記前ステージから落下した遊技球のそれぞれが入球することが可能な入球口を備え、
    遊技球が前記球通路の入口に進入した場合には、当該遊技球の前記入球口に対する入球経路として前記後ステージから落下する経路が設定され、
    遊技球が前記遊技盤の障害釘に衝突することで前記遊技盤内から前記前ステージに跳ね上げられた場合には、当該遊技球の前記入球口に対する入球経路として前記前ステージから落下する経路および前記前ステージから前記球後送り部を介して前記後ステージに送られた後に前記後ステージから落下する経路が設定されることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 遊技球が転動することが可能な遊技盤と、
    前記遊技盤に設けられ、前記遊技盤内を転動する遊技球が衝突することが可能な複数の障害釘と、
    前記遊技盤に設けられ、前記遊技盤内を転動する遊技球が進入することが可能な入口を有すると共に当該遊技球が脱出する出口を有する球通路と、
    前記遊技盤に設けられ、前記遊技盤内を転動する遊技球が前記遊技盤の障害釘に衝突することで跳ね上げられるものであって当該遊技球を遊技者側である前方から見て左右方向へ転動させると共に当該遊技球が落下することで当該遊技球を前記遊技盤内に戻す前ステージと、
    前記遊技盤に前記前ステージの後方に位置して設けられ、前記球通路の出口から脱出した遊技球が供給されるものであって当該遊技球を遊技者側である前方から見て左右方向へ転動させると共に当該遊技球が落下することで当該遊技球を前記前ステージを介さずに前記遊技盤内に戻す後ステージと、
    前記後ステージおよび前記前ステージ相互間に設けられ、前記遊技盤内を転動する遊技球が前記遊技盤の障害釘に衝突することで前記前ステージを飛び越えて前記後ステージに跳ね上げられることを防止すると共に前記球通路の出口から脱出した遊技球が前記後ステージを通過して前記前ステージに供給されることを防止する仕切部と、
    前記後ステージに設けられ、遊技球が前記後ステージに沿って左右方向へ予め決められた限度を上回る勢いで転動している場合には当該遊技球を当該遊技球が転動する勢いで前記後ステージから前記前ステージに送ることが可能な球前送り部と、
    前記遊技盤に設けられ、前記後ステージから落下した遊技球および前記前ステージから落下した遊技球のそれぞれが入球することが可能な入球口を備え、
    遊技球が前記遊技盤の障害釘に衝突することで前記遊技盤内から前記前ステージに跳ね上げられた場合には、当該遊技球の前記入球口に対する入球経路として前記前ステージから落下する経路が設定され、
    遊技球が前記球通路の入口に進入した場合には、当該遊技球の前記入球口に対する入球経路として前記後ステージから落下する経路および前記後ステージから前記球前送り部を介して前記前ステージに送られた後に前記前ステージから落下する経路が設定されることを特徴とするパチンコ遊技機。
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JP2006136501A (ja) * 2004-11-12 2006-06-01 Sophia Co Ltd 遊技機

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