JP2010252040A - デジタル放送受信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】同一番組が異なる解像度且つ異なる仮想チャネルで放送されている場合において、より解像度の高い仮想チャネルを優先的に選局するデジタル放送受信装置を提供する。
【解決手段】本発明のデジタル放送受信装置は、テレビジョン放送波の受信及び選局を行う放送受信部と、フラッシュメモリ等の記録部と、テレビジョン放送波に含まれる放送画像の解像度の解析を行う解像度解析部とを備えている。また、テレビジョン放送波を受信可能な物理チャネルを判別し、この物理チャネルに含まれる一又は複数の仮想チャネルを示す仮想チャネル情報を取得して記録部に記録する局判別部を備えている。また、選局指示を検知した場合に、選局候補とする仮想チャネルが含まれる物理チャネルを仮想チャネル情報に基づいて決定し、決定した物理チャネルに含まれる仮想チャネルの中から、所定の解像度の仮想チャネルを選局する選局制御部を備えている。
【選択図】図1
【解決手段】本発明のデジタル放送受信装置は、テレビジョン放送波の受信及び選局を行う放送受信部と、フラッシュメモリ等の記録部と、テレビジョン放送波に含まれる放送画像の解像度の解析を行う解像度解析部とを備えている。また、テレビジョン放送波を受信可能な物理チャネルを判別し、この物理チャネルに含まれる一又は複数の仮想チャネルを示す仮想チャネル情報を取得して記録部に記録する局判別部を備えている。また、選局指示を検知した場合に、選局候補とする仮想チャネルが含まれる物理チャネルを仮想チャネル情報に基づいて決定し、決定した物理チャネルに含まれる仮想チャネルの中から、所定の解像度の仮想チャネルを選局する選局制御部を備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、デジタル放送受信装置に関するものであり、特に放送波に含まれる解像度情報に基づいて選局を行うデジタル放送受信装置に関する。
近年、デジタル技術の多機能化、多様化により、ワイドテレビやハイビジョンテレビ等の様々なデジタル放送受信装置が普及している。デジタル放送受信装置は、アンテナを通して受け取った複数の放送波の中から任意の放送波をチューナによって選択し、選択した放送波に含まれる複数のチャネルの中から任意のチャネルをデマルチプレクス処理によって選択する。そして選択したチャネルのテレビジョン信号を取り出し、これをデコードすることによって映像/音声信号を出力する。
デジタル放送の特徴として、チャネル毎のテレビジョン信号を様々な伝送レートでエンコードすることができる。テレビジョン信号をエンコードする場合、高い伝送レートを割り当てることにより多くの情報量を伝送し、高画質のテレビジョン信号を伝送することができる。また、低い伝送レートを割り当てることにより、乱れが少ない安定した画質のテレビジョン信号を伝送することができる。
例えばデジタル放送においては、解像度の高いHD(High Definition Television)と、解像度の低いSD(Standard Definition Television)という規格が存在する。このように二種以上の解像度のテレビジョン信号を受信できるため、ユーザが視聴している番組が他のチャネルでも放送されており、且つより高い解像度で放送されている可能性がある。ユーザが上記の状況を認識していない場合、低解像度の番組を視聴し続け、結果として高解像度放送を見逃してしまう可能性がある。
デジタル放送では、一つの物理チャネルを複数の仮想チャネルに分割することにより、一放送局が一つの物理チャネルを用いて複数の番組を放送することが可能である。この場合、放送局によっては、ある番組を複数の仮想チャネルで同時放送する運用形態をとる場合が考えられる。つまりある仮想チャネルではHDで放送し、他の仮想チャネルではSDで放送するといった運用形態をとることが考えられる。この場合、ユーザにしてみれば、より解像度の高い仮想チャネルで試聴することが望ましい。
しかしながら従来は、同一番組が異なる解像度、例えばSDとHDとの両方で放送されているかをユーザが確認する場合、各チャネルを手動選局したり、EPG等により番組情報を参照したりする必要があった。
上記に関連して特許文献1においては、二種以上のテレビジョン放送波を受信できる構成において、現在受信している番組が他の放送波でも放送されていることを検出し、且つ当該同一の番組を受信する方が好適であると判断した場合に、メッセージ表示の後にユーザ操作にて当該同一番組の受信を実行する、又は当該同一番組の自動受信を実行するデジタル放送受信装置が開示されている。
また上記に関連して特許文献2においては、受信状態が良い時は高画質モードの信号を受信し、受信状態が悪い時は映像の乱れが少ない低画質モードの信号を受信するという、受信状態によって好適な信号を受信するテレビ放送用送受信装置が開示されている。
しかしながら、上記の特許文献1は、同一の放送事業者が異なる物理チャネルで同一番組を放送している場合を想定したものである。従って、同一の放送事業者が一物理チャネルに含まれる複数の仮想チャネルで同一番組を放送している場合に関しては、開示も示唆もなされていない。また特許文献2の受信装置は、受信状態に基づいて選局対象とするチャネルを変更することが示されているが、解像度によりチャネルを変更することに関しては開示も示唆もなされていない。
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、同一番組が異なる解像度且つ異なる仮想チャネルで放送されている場合において、ユーザの確認操作を必要とすることなく、より解像度の高い仮想チャネルを優先的に選局することを可能としたデジタル放送受信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明のデジタル放送受信装置は、テレビジョン放送波の受信及び選局を行う放送受信部と、情報を記録する記録部と、テレビジョン放送波に含まれる画像の解像度を解析する解像度解析部と、前記放送受信部により受信可能なテレビジョン放送波を放送している放送局を判別し、該放送局を示す放送局情報を前記記録部に記録する局判別部と、前記放送受信部に対する選局指示を検知した場合に、選局候補とする一又は複数の放送局を前記放送局情報に基づいて決定し、決定した該放送局の中から予め定められた解像度の画像によるテレビジョン放送を行っている放送局を前記解像度解析部により判別し、判別した該放送局を選局するよう前記放送受信部を制御する選局制御部とを備えたことを特徴としている。
この構成によると、本発明のデジタル放送受信装置は、テレビジョン放送波の受信及び選局を行う放送受信部と、フラッシュメモリ等の記録部と、テレビジョン放送波に含まれる放送画像の解像度の解析を行う解像度解析部とを備えている。また、チャネルスキャン等により受信可能な放送局を判別し、この放送局を示す放送局情報を記録部に記録する局判別部を備えている。また、選局指示を検知した場合に、選局候補とする一又は複数の放送局を放送局情報に基づいて決定し、決定した放送局の中から所定の解像度によるテレビジョン放送を行っている放送局を解像度解析部により判別し、判別した放送局を選局する選局制御部を備えている。これにより例えば、HDの番組をSDの番組よりも優先して選局することが可能である。
また、上記目的を達成するために本発明のデジタル放送受信装置は、前記局判別部が、前記放送受信部により受信可能なテレビジョン放送波の周波数帯域を示す物理チャネルを判別し、該物理チャネルに含まれる一又は複数の仮想チャネルを示す仮想チャネル情報を該テレビジョン放送波から取得して前記放送局情報に含めて前記記録部に記録し、前記選局制御部が、前記放送受信部に対する選局指示を検知した場合に、選局候補とする仮想チャネルが含まれる物理チャネルを前記仮想チャネル情報に基づいて決定し、決定した該物理チャネルに含まれる仮想チャネルの中から、予め定められた解像度の画像によるテレビジョン放送を行っている仮想チャネルを選局するよう前記放送受信部を制御する。
この構成によると、局判別部は、テレビジョン放送波を受信可能な物理チャネルを判別し、この物理チャネルに含まれる一又は複数の仮想チャネルを示す仮想チャネル情報を、テレビジョン放送波に含まれるPSI/SI等から取得して記録部に記録する。選局制御部は、選局指示を検知した場合に、選局候補とする仮想チャネルが含まれる物理チャネルを仮想チャネル情報に基づいて決定する。そして決定した物理チャネルに含まれる仮想チャネルの中から、所定の解像度の仮想チャネルを選局する。これにより例えば、ある放送事業者が一物理チャネルを用いて、低解像度の仮想チャネルと高解像度の仮想チャネルとで同一番組の放送を行っている場合に、低解像度の仮想チャネル又は高解像度の仮想チャネルを優先して選局することが可能である。
また、上記目的を達成するために本発明のデジタル放送受信装置は、前記選局制御部が、前記放送受信部に対する選局指示を検知した場合に、選局候補とする仮想チャネルが含まれる物理チャネルを前記仮想チャネル情報に基づいて決定し、決定した該物理チャネルに含まれる仮想チャネルの中から、HDによるテレビジョン放送を行っている仮想チャネルを選局するよう前記放送受信部を制御する。
この構成によると、選局制御部は、選局指示を検知した場合に、選局候補とする仮想チャネルが含まれる物理チャネルを仮想チャネル情報に基づいて決定する。そして決定した物理チャネルに含まれる仮想チャネルの中から、HDによるテレビジョン放送を行っている仮想チャネルを選局する。これにより例えば、ある放送事業者が一物理チャネルを用いて、SDの仮想チャネルとHDの仮想チャネルとで同一番組の放送を行っている場合に、HDの仮想チャネルを優先して選局することが可能である。
また、上記目的を達成するために本発明のデジタル放送受信装置は、前記選局制御部が、前記放送受信部に対する選局指示を検知した場合に、選局候補とする仮想チャネルが含まれる物理チャネルを前記仮想チャネル情報に基づいて決定し、決定した該物理チャネルに含まれる仮想チャネルの中から、最も解像度の高い画像によるテレビジョン放送を行っている仮想チャネルを選局するよう前記放送受信部を制御する。
この構成によると、選局制御部は、選局指示を検知した場合に、選局候補とする仮想チャネルが含まれる物理チャネルを仮想チャネル情報に基づいて決定する。そして決定した物理チャネルに含まれる仮想チャネルの中から、最も解像度の高い画像によるテレビジョン放送を行っている仮想チャネルを選局する。これにより例えば、ある放送事業者が一物理チャネルを用いて、低解像度の仮想チャネルと高解像度の仮想チャネルとで同一番組の放送を行っている場合に、最も解像度の高い仮想チャネルを優先して選局することが可能である。
本発明によれば、ある放送事業者が同一内容の番組を異なるチャネル、且つ異なる解像度で放送している場合において、より解像度の高い番組を選局するための手間を省くことができる。また、高解像度の番組が他チャネルで放送されているにもかかわらず、ユーザが気付かずに低解像度の番組を試聴してしまうという不具合を回避できる。
また本発明によれば、ある放送事業者が同一内容の番組を異なるチャネル、且つ異なる解像度で放送している場合において、低解像度のチャネルを選局対象としない。このため、例えばユーザが手動で全チャネルを順次選局する場合において、低解像度のチャネルは自動的にスキップされるため、結果として選局操作数を減らすことができる。
以下に本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。なお、ここで示す実施形態は一例であり、本発明はここに示す実施形態に限定されるものではない。
〈1.内部構成について〉
〈1.内部構成について〉
図2は、本発明の一実施形態に係るテレビジョン装置1(=デジタル放送受信装置)の内部構成を示すブロック図である。なお、図2における矢印線は画像データ及び音声データの流れを示している。また、矢印のない直線は、制御部11が各装置に対する制御信号等を送受信するための通信バスを示している。
テレビジョン装置1は少なくとも、制御部11、メモリ12、操作部13、フラッシュメモリ14(=記録部)、放送受信部15、外部入力部16、A/D変換部17、信号処理部18、D/A変換部19、音声信号出力部20、スピーカ21、画像再生部22、画像信号出力部23、及びディスプレイ24を含むように構成されている。
制御部11は、テレビジョン装置1の各部材の駆動を制御することにより、放送波の受信や、受信した放送波に含まれるデータの表示処理等を統括制御するためのものである。制御部11は例えば、複数のマイクロプロセッサから構成されている。また制御部11は、制御部11が備える演算処理装置上でプログラムを実行することにより実現される機能部として、後述するスキャン部11a〜選局制御部11c(図1)を備えている。
メモリ12は、テレビジョン装置1が保持する各種データを一時的に記録する媒体であり、例えば書き込み可能なRAM(Random Access Memory)等により構成されている。メモリ12は、例えば制御部11によって各種情報処理が行われる際の処理データや、ユーザから受けた指示命令等を一時的に記録しておくためのバッファメモリとしての役割を持つ。
操作部13は、ユーザが番組の選局等を行うための各種指示をテレビジョン装置1に対して行うためのものである。操作部13により出力された指示は、制御部11により受け付けられる。指示を受け付けた制御部11は、指示の内容に基づいて選局処理や設定変更処理等を行う。
フラッシュメモリ14は、EEPROMの一種で、デバイスの利用者が書き込み/消去可能なROMである。フラッシュメモリ14は回路基板に実装したままで書き込み、消去ができるため、利用時に書き換えが必要な用途、例えば機器の動作設定データや、利用者固有の情報等を保存するのに用いられる。本実施形態では、後述するチャネル情報テーブルを記録するのにも用いられる。
放送受信部15は、外部のアンテナ(不図示)に接続されてデジタル放送、又はアナログ放送の選局、受信、周波数変換、増幅、復調等を行う。放送受信部15は、アナログ方式であればアナログチューナ、画像中間周波増幅回路、復調回路、及び増幅回路等を含むように構成されている。またデジタル方式であれば、デジタルチューナ、及び誤り訂正部等を含むように構成されている。
放送受信部15に含まれるデジタルチューナは、中間周波信号の増幅及び検波を行うことにより、MPEG2方式のデジタル信号であるTS(=トランスポートストリーム)の取得を行う。なおTSとは、複数の番組の音声PES(Packetized Elementary Stream)、画像PES、及び付加情報を固定長のTSパケットに分割してつなぎ合わせたものである。取得されたTSは、信号処理部18へ与えられる。
外部入力部16は、例えばコンポジット信号を入力するRCA入力端子やS信号を入力するS端子等の、複数の外部入力端子からなる入力インタフェースである。外部入力部16はこれらの外部接続端子を用いて、テレビジョン装置1と外部の記録再生装置、例えばDVDプレーヤやビデオレコーダ等を接続し、画像信号及び音声信号を入力する。
A/D(Analog/Digital)変換部17は、放送受信部15及び外部入力部16から入力された信号がコンポジット信号等のアナログ信号である場合に、デジタル信号に変換する。なお、入力された信号がデジタル信号である場合は変換を行わず、入力した信号をそのまま次の信号処理部18に出力する。
信号処理部18は、TSを入力し、音声情報を含む音声デジタル信号と、画像情報を含む画像デジタル信号とに分離する多重分離部である。具体的には例えば、放送受信部15より生成されたTSを、TSパケットに分割する。そしてTSパケットを番組毎に再結合することにより、音声/画像のPESを生成する。
そしてPESを結合することにより、ES(Elementary Stream=符号化された音声/画像データ)を生成する。さらに信号処理部18はESの復号を行い、各種デジタル信号に変換する。復号により得られた音声デジタル信号はD/A変換部19、画像デジタル信号は画像再生部22へ与えられる。
また信号処理部18は、TSに含まれるPSI(Program Specific Information)/SI(Service Information)といった付加情報の取得を行う。なお米国では、SIのかわりにPSIP(Program Specific Information Protocol)が用いられる。
PSI/SIは、画像や音声とは別のPID(Packet ID=パケット識別子)を持つTSパケットであり、TSにどのような番組が存在し、TSに含まれる各ESがどの番組に属しているかを示すデータを伝送するのに用いられる。
PSI/SIとしては例えば、チャネル情報を管理するためのPAT(Program Association Table)やPMT(Program Map Table)等が存在する。また、仮想チャネルを定義するためのVCT(Virtual Channel Table=仮想チャネルテーブル)や、番組情報を配信するためのEIT(Event Information Table)やSDT(Service Description Table)等が存在する。信号処理部18は、取得したこれらのデータを制御部11に与える。
D/A変換部19は、音声デジタル信号の復号化を行い、音声信号出力部20に与える。音声信号出力部20は、スピーカ21を用いて、音声アナログ信号を音声に変換して出力する。なおこの際、音声信号出力部20は制御部11から受けた指示に基づいて出力音量の設定を行う。
画像再生部22は、画像デジタル信号の復号化を行い、画像信号出力部23に与える。画像信号出力部23は、与えられた画像信号をNTSC方式等の画像信号に変換し、ディスプレイ24を用いて表示する。なおこの際、画像信号出力部23は、制御部11から受けた指示に基づいて出力画像のブライトネスやシャープネス等の設定を行う。
〈2.機能部の構成について〉
〈2.機能部の構成について〉
ここで、本発明の一実施形態に係るテレビジョン装置1において解像度解析処理、及び選局処理を実施する各機能部の関係を、図1のブロック図を用いながら説明する。
図1に示すように本発明の解像度解析処理、及び選局処理は、制御部11が備えるスキャン部11a(=局判別部)、解像度解析部11b、及び選局制御部11cにより実施される。
スキャン部11aは、各物理チャネルに対してチャネルスキャンを実施し、受信可能チャネルの判別を行う。具体的には、予めユーザにより入力されたエリアコードや郵便番号等により、デジタル放送受信装置1が設置されている地域を判別する。そして判別した地域に対応するチャネルリストを生成し、このチャネルリストに含まれる各物理チャネルに対してチャネルスキャンを行う。
スキャンを行った物理チャネルに関してチューナロックが成功した場合、受信可能チャネルと判別する。さらにスキャン部11aは、物理チャネルに含まれる仮想チャネルの数及びチャネル番号を、TSに含まれるVCTを用いて判別する。なおVCTは、ATSC(Advanced Television Systems Committee)によりその構成が規定されている。
VCTを用いることにより、一つの物理チャネルを、一又は複数の仮想チャネルとして使用することが可能である。例えば図5に示す例では、物理チャネル3chに、三つの仮想チャネル(3−1ch〜3−3ch)が含まれている。
なお、スキャン部11aがスキャンを実行するタイミングは、例えばデジタル放送受信装置1をユーザが購入した直後にチャネル設定を行うためのオートスキャンを行った場合等が挙げられる。
解像度解析部11bは、スキャン部11aにより受信可能と判別されたチャネル毎の解像度を解析する。具体的には、まずPAT又はVCTに記述されている、ビデオパケットのPIDを読み出す。そして読み出したPIDに対応するビデオパケットのヘッダより、解像度情報を読み出す。これにより、チャネル毎の解像度を判別する。
選局制御部11cは、操作部13等が選局指示を受け付けた場合に、スキャン部11a及び解像度解析部11bにより取得された各種情報、つまりチャネル情報や解像度情報に基づき、選局処理を行う。なお、選局処理の詳細については後述する。
〈3.チャネル情報テーブルについて〉
〈3.チャネル情報テーブルについて〉
ここで、本発明の一実施形態に係るテレビジョン装置1が備えるチャネル情報テーブルの一例を、図5のテーブル図を用いながら説明する。
図5は、スキャン部11a及び解像度解析部11bにより生成されてフラッシュメモリ14に記録されるチャネル情報テーブルの一例である。図5に示すようにチャネル情報テーブルは、左から順に「物理チャネル」欄と「仮想チャネル」欄と「解像度」欄との三つ欄から構成されている。
「物理チャネル」欄は、放送波を所定の周波数帯域により分割した物理チャネルのチャネル番号を示す欄である。
「仮想チャネル」欄は、物理チャネルに含まれる複数の仮想チャネルのチャネル番号を示す欄である。チャネル番号は、TSに含まれるVCTにより、チャネル毎に決定される。従って物理チャネルが異なれば、含まれる仮想チャネルの数やチャネル番号も異なる。
「解像度」欄は、仮想チャネル毎に使用されている画像の解像度を示した欄である。解像度欄には、例えばSDであれば480iや480p、HDであれば720pや1080i等が解像度を示す値として含まれている。
〈4.解像度解析処理について〉
〈4.解像度解析処理について〉
ここで、本発明の一実施形態に係るテレビジョン装置1による解像度解析処理を、図3のフロー図を用いながら説明する。
図3に示す処理は、テレビジョン装置1の電源が駆動しており、且つスキャン部11aがオートスキャン指示を検知した場合に開始される。なおオートスキャン指示は、例えばメニュー画面において、ユーザが操作部13を用いてオートスキャン実施操作を行った場合等に発行される。
本処理の開始後、スキャン部11aはステップS110において、全物理チャネルに対するスキャンを開始する。なお、スキャンを行う物理チャネルのチャネル数、及び周波数帯域は予め定められた設定情報としてフラッシュメモリ14等に記録されているものとする。
次にスキャン部11aはステップS120において、全物理チャネルに対するスキャンが完了したか否かのチェックを行う。完了している場合、後述するステップS180に移行する。完了していない場合、つまり未スキャンの物理チャネルが存在する場合、スキャン部11aはステップS130において、未スキャンの物理チャネルの一つを対象物理チャネルとして選択する。そして対象物理チャネルに対してチューニングの実施を行う。
次にスキャン部11aはステップS140において、チューニングの結果、テレビジョン信号を検知したか否かを判定する。テレビジョン信号を検知できなかった場合、対象物理チャネルのスキャンを終了し、再びステップS120に移行する。テレビジョン信号を検知した場合、スキャン部11aはステップS150において、対象物理チャネルに含まれる仮想チャネルの数及び仮想チャネル番号を、TSに含まれるVCTを用いて判別する。
次に解像度解析部11bはステップS160において、対象物理チャネルに含まれる全仮想チャネルの解像度解析が完了したか否かの判定を行う。完了している場合、再びステップS120に移行する。完了していない場合、解像度解析部11bはステップS170において、対象物理チャネルに含まれる一仮想チャネルの解像度を解析する。そして再びステップS160に移行し、全仮想チャネルの解像度解析が完了するまで、解析処理を繰り返し行う。
ステップS120に戻って説明を行うと、ステップS120において全物理チャネルに対するスキャンが完了していると判定された場合、スキャン部11aはステップS180において、各物理チャネルのスキャン結果をチャネル情報テーブル(図5)に含めて、フラッシュメモリ14に記録する。あわせて解像度解析部11bは、各仮想チャネルの解像度解析結果をチャネル情報テーブルに含めて、フラッシュメモリ14に記録する。記録が完了すると、本処理を終了する。
〈5.選局処理について〉
〈5.選局処理について〉
ここで、本発明の一実施形態に係るテレビジョン装置1による選局処理を、図4のフロー図を用いながら説明する。
図4に示す処理は、テレビジョン装置1の電源が駆動しており、且つ選局制御部11cが選局指示を検知した場合に開始される。なお選局指示は、例えば操作部13に含まれる選局ボタンの押下を検知した場合等に発行される。
本処理の開始後、選局制御部11cはステップS210において、検知した選局指示に基づいて対象物理チャネルを決定する。例えばチャネル指定による選局指示において仮想チャネルの5−2chが指定された場合、図5に示すように、5−2chを含む物理チャネルである5chを対象物理チャネルに決定する。
或いは、現在の視聴チャネルが2−1chであり、チャネル番号順に選局を行う順次選局指示が検知された場合、2−1chの次の仮想チャネルである3−1chが含まれる3chを対象物理チャネルに決定する。
次に選局制御部11cはステップS220において、決定された対象物理チャネルに、後述する解像度チェックを行っていない仮想チャネルが存在するか否かを判定する。未チェックの仮想チャネルが存在しない場合、つまり対象物理チャネルに含まれる全仮想チャネルに対するチェックが完了している場合、後述するステップS260に移行する。
未チェックの仮想チャネルが存在する場合、選局制御部11cはステップS230において、決定された物理チャネル含まれる仮想チャネルの中から未チェックの仮想チャネルを一つ選出する。そして選出した仮想チャネルの解像度情報を、図5のチャネル情報テーブルから読み出す。例えば仮想チャネルが5−1chであれば、解像度情報として480iが読み出される。
次に選局制御部11cはステップS240において、読み出した解像度情報がHDに相当する解像度、例えば1080iや720pであるか否かを判定する。
HDに相当する解像度ではない場合、チェックを行った仮想チャネルがチェック済みであることを示すフラグ情報を記録した後、ステップS220に移行する。HDに相当する解像度である場合、選局制御部11cはステップS250において、該当する仮想チャネルを選局した後、本処理を終了する。例えば図5に示す例では、決定された対象物理チャネルが5chである場合、仮想チャネル5−3chがHDであるため、5−3chが選局される。
ステップS220に戻って説明を行うと、未チェックの仮想チャネルが対象物理チャネルに存在しない場合、選局制御部11cはステップS260において、対象物理チャネルに含まれる仮想チャネルのうち、最小のチャネル番号を持つ仮想チャネルを選局した後、本処理を終了する。
例えば図5に示す例で、決定された対象物理チャネルが3chである場合、HDの仮想チャネルが存在しないため、3chに含まれる仮想チャネルのうち最小のチャネル番号を持つ3−1chが選局される。
以上に説明した本実施形態によれば、異なる仮想チャネルでSDの番組とHDの番組との両方が放送されている場合において、より解像度の高い番組を優先的に選局することができる。また、SDの仮想チャネルは自動的にスキップされるため、選局操作数を減らすことができる。また、HDの番組が存在するにもかかわらず、ユーザが気付かずにSDの番組を試聴をしてしまうのを回避できる。
例えばチャネル情報テーブルが図5に示す状態であり、選局中のチャネルが3−3chであるとする。この状態でユーザがチャネル番号順の選局操作を行った場合、従来は3−3ch、5−1ch、5−2ch、5−3chの順で選局が行われていた。
しかし本実施形態によれば、3−3ch、5−3chの順で選局が行われ、SDの5−1ch、及び5−2chは選局対象外となる。これにより、選局のための操作数を低減できる。また、5−3chがHDであることにユーザが気付かず、SDの5−1chを視聴してしまうのを回避することができる。
[その他の実施の形態]
[その他の実施の形態]
以上、好ましい実施の形態及び実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
従って本発明は、以下の形態にも適用可能である。
(A)上記実施形態では、デジタル放送受信装置の一例としてテレビジョン装置1を例に挙げているが、これ以外のデジタル放送受信装置を用いて本発明を実施する形態でもよい。例えば、HDD(Hard Disk Drive)レコーダ、DVD(Digital Versatile Disc)レコーダ、VCR(Video Cassette Recorder)、STB(Set Top Box)等を用いる形態であってもよい。
(B)上記実施形態では、本発明の解像度解析処理及び選局処理に関わる各種機能部が、マイクロプロセッサ等の演算処理装置上でプログラムを実行することにより実現されているが、各種機能部が複数の回路により実現される形態でもよい。
(C)上記実施形態では、解像度をSDとHDとに区別し、HDのチャネルを優先して選局対象としているが、これ以外の区分により仮想チャネルの選択を行う形態でもよい。例えば、選局制御部11cが、HDの中でもより解像度の高い仮想チャネルを優先して選択する形態でもよい。具体的には、一つの対象物理チャネルの中に1080iの仮想チャネルと、1920iの仮想チャネルとが存在したとする。この場合、解像度の高い1920iの仮想チャネルを優先して選局するよう、選局制御を行う。なおこの実施形態の場合、選局制御部11cは、対象物理チャネルに含まれる全仮想チャネルの解像度をチャネル情報テーブルから取得し、取得結果を比較して解像度の一番高い仮想チャネルを判別する。
(D)上記実施形態では、解像度解析処理及び選局処理のための各機能部がテレビジョン装置1の内部に備わっている構成を例として説明したが、これらの一部或いは全部がネットワークを介して接続された外部装置により実現される形態であってもよい。例えばチャネル情報テーブルがフラッシュメモリ14ではなくネットワーク上のサーバ等に存在し、複数のテレビジョン装置1が参照する形態であってもよい。これによれば、チャネル情報テーブルの内容変更を一括で行うことができる。
(E)上記実施形態では、対象物理チャネルに含まれる複数の仮想チャネルの中から、解像度の高い仮想チャネルを優先的に選局しているが、必ずしも同一番組を複数の仮想チャネルで放送しているとは限らない。このため、選局制御部11cが、EPG情報等から各仮想チャネルで放送されている番組の情報、例えばタイトル文字列等を取得し、同一番組であるか否かを判別する形態でもよい。例えば、タイトルの一部が一致した場合に、同一番組であるとみなす。そして同一番組が放送されている仮想チャネルのみを選局候補とし、その中で最も解像度の高いチャネルを選局するように制御する形態でもよい。
1 テレビジョン装置(デジタル放送受信装置)
11 制御部
11a スキャン部(局判別部)
11b 解像度解析部
11c 選局制御部
14 フラッシュメモリ(記録部)
15 放送受信部
11 制御部
11a スキャン部(局判別部)
11b 解像度解析部
11c 選局制御部
14 フラッシュメモリ(記録部)
15 放送受信部
Claims (4)
- テレビジョン放送波の受信及び選局を行う放送受信部と、
情報を記録する記録部と、
テレビジョン放送波に含まれる画像の解像度を解析する解像度解析部と、
前記放送受信部により受信可能なテレビジョン放送波を放送している放送局を判別し、該放送局を示す放送局情報を前記記録部に記録する局判別部と、
前記放送受信部に対する選局指示を検知した場合に、選局候補とする一又は複数の放送局を前記放送局情報に基づいて決定し、決定した該放送局の中から予め定められた解像度の画像によるテレビジョン放送を行っている放送局を前記解像度解析部により判別し、判別した該放送局を選局するよう前記放送受信部を制御する選局制御部とを備えたこと
を特徴とするデジタル放送受信装置。 - 前記局判別部が、前記放送受信部により受信可能なテレビジョン放送波の周波数帯域を示す物理チャネルを判別し、該物理チャネルに含まれる一又は複数の仮想チャネルを示す仮想チャネル情報を該テレビジョン放送波から取得して前記放送局情報に含めて前記記録部に記録し、
前記選局制御部が、前記放送受信部に対する選局指示を検知した場合に、選局候補とする仮想チャネルが含まれる物理チャネルを前記仮想チャネル情報に基づいて決定し、決定した該物理チャネルに含まれる仮想チャネルの中から、予め定められた解像度の画像によるテレビジョン放送を行っている仮想チャネルを選局するよう前記放送受信部を制御する、
請求項1に記載のデジタル放送受信装置。 - 前記選局制御部が、前記放送受信部に対する選局指示を検知した場合に、選局候補とする仮想チャネルが含まれる物理チャネルを前記仮想チャネル情報に基づいて決定し、決定した該物理チャネルに含まれる仮想チャネルの中から、HD(High Definition Television)によるテレビジョン放送を行っている仮想チャネルを選局するよう前記放送受信部を制御する、
請求項2に記載のデジタル放送受信装置。 - 前記選局制御部が、前記放送受信部に対する選局指示を検知した場合に、選局候補とする仮想チャネルが含まれる物理チャネルを前記仮想チャネル情報に基づいて決定し、決定した該物理チャネルに含まれる仮想チャネルの中から、最も解像度の高い画像によるテレビジョン放送を行っている仮想チャネルを選局するよう前記放送受信部を制御する、
請求項2に記載のデジタル放送受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009099162A JP2010252040A (ja) | 2009-04-15 | 2009-04-15 | デジタル放送受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009099162A JP2010252040A (ja) | 2009-04-15 | 2009-04-15 | デジタル放送受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010252040A true JP2010252040A (ja) | 2010-11-04 |
Family
ID=43313879
Family Applications (1)
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JP2009099162A Pending JP2010252040A (ja) | 2009-04-15 | 2009-04-15 | デジタル放送受信装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2010252040A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105580381A (zh) * | 2013-09-25 | 2016-05-11 | 三星电子株式会社 | 显示设备及其控制方法 |
JP2016100845A (ja) * | 2014-11-25 | 2016-05-30 | シャープ株式会社 | 受信装置、映像表示方法、及びプログラム |
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2009
- 2009-04-15 JP JP2009099162A patent/JP2010252040A/ja active Pending
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CN105580381A (zh) * | 2013-09-25 | 2016-05-11 | 三星电子株式会社 | 显示设备及其控制方法 |
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