JP2010250147A - 光ファイバプリロールアセンブリ、光ファイバプリロールカセット及び温度測定方法 - Google Patents
光ファイバプリロールアセンブリ、光ファイバプリロールカセット及び温度測定方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】光ファイバ20の長さ方向に沿って複数の光ファイバプリロールカセット10を取り付ける。カセット10はカセット本体と蓋部とからなり、カセット本体には導入口14a及び導出口14bと、巻取部12とが設けられている。導入口14a及び導出口14bに光ファイバ20を固定し、それらの間の光ファイバ20を導入口14a及び導出口14bに近い側から巻取部12に同一方向に巻き付けている。蓋部には、導入口14aと導出口14bとの間の光ファイバ20をその折り返し部側から引き出す開口部(引出口18)が設けられている。
【選択図】図1
Description
(光ファイバプリロールカセット)
図1(a)は第1の実施形態に係る光ファイバプリロールカセットを示す上面図、図1(b)は同じくその光ファイバプリロールカセットの蓋部を外した状態を示す模式図である。また、図2は光ファイバプリロールカセットの構造を示す断面図、図3は、カセット本体を示す上面図である。
図4は、光ファイバプリロールアセンブリを示す模式図である。この図4に示すように、光ファイバプリロールアセンブリは、1本の光ファイバ20に複数の光ファイバプリロールカセット10を取り付けたものである。光ファイバ20の両端にはそれぞれ光コネクタ21が取り付けられており、光ファイバ20はこれらの光コネクタ21を介して光ファイバ測定装置や他の光ファイバと接続される。光コネクタ21からカセット10までの間、及び各カセット10間の距離は予め設定された値に調整されている。
図5は、中・大規模計算機ルームの一例を示す模式図である。この図5に示すように、計算機ルームの室内は、機器設置エリア30と、フリーアクセスフロア35とに分離されている。機器設置エリア30には複数のラック(サーバラック)31が配置されており、各ラック31にはそれぞれ複数の計算機(ブレードサーバ等)が収納されている。また、機器設置エリア30には、管理者が通行するための通路や計算機の管理に必要な管理スペースが設けられている。
図6は光ファイバ測定装置(Distributed Temperature Sensor:DTS)の構成を示す模式図である。また、図7は後方散乱光のスペクトルを示す図である。
以下、図10,図11を参照して最小加熱長について説明する。
このパルス幅分のレーザ光の後方散乱光は光検出器46に1つの信号として取り込まれ、光検出器46はこのパルス幅分の信号の積算値から温度を検出する。そのため、光ファイバのうちパルス幅Wに相当する長さに均一に熱を加えないと正確な温度計測ができない。以下、正確な温度計測に必要な最小加熱長をLminという。
図13は、横軸に加熱中心からの距離をとり、縦軸に相対強度をとって、光ファイバ測定装置における伝達関数の一例を示す図である。伝達関数は、光ファイバ測定装置のインパルス応答特性にほぼ等しいものとなる。図13に示す伝達関数を例えば図12のステップ型温度分布に対し畳み込み(コンボリューション)すると、図12のガウシアン曲線形状の計測温度分布となる。これと同様に、ラック内の実温度分布に伝達関数を畳み込みすると、光ファイバ測定装置で計測したときの計測温度分布が得られる。また、計測温度分布に対し伝達関数の逆関数(逆補正関数)を用いて補正(デコンボリューション)を行うと、実温度分布に近似の温度分布(補正後の計測温度分布)が得られる。
図14は、第1の実施形態の光ファイバプリロールアセンブリを用いた光ファイバの敷設例を示す模式図である。
増設するラックの数が少ない場合は、前述したように予めカセット10を余分に設けておくことにより対応できる。しかし、増設するラックの数が多い場合は、光ファイバ(光ファイバプリロールアセンブリ)を増設する必要がある。
図20は、第1の実施形態の変形例を示す模式図である。この図20に示す例では、1本の光ファイバ20に複数の光ファイバプリロールカセット10が取り付けられている。また、光ファイバ20の両端にはそれぞれ光コネクタ21が設けられており、これらの光コネクタ21を介して光ファイバ20を光ファイバ測定装置又は他の光ファイバに接続するようになっている。
図23(a),(b)は第2の実施形態に係る光ファイバプリロールカセットを上から見た状態を示す模式図であり、図24(a),(b)は同じくその光ファイバプリロールカセットの断面図である。
前記光ファイバプリロールカセットはいずれも、カセット本体と、前記カセット本体に被せる蓋部とを有し、
前記カセット本体は、巻取部と、ファイバ導入口及びファイバ導出口とを備え、
前記ファイバ導入口及び前記ファイバ導出口にはそれぞれ前記光ファイバの所定の部分が配置され、
前記巻取部には前記ファイバ導入口と前記ファイバ導出口との間の前記光ファイバが前記ファイバ導入口及び前記ファイバ導出口に近い側から順に同一方向に巻き付けられ、
前記蓋部には前記ファイバ導入口と前記ファイバ導出口との間の前記光ファイバをその折り返し点側から引き出し可能な開口部を備えることを特徴とする光ファイバプリロールアセンブリ。
前記カセット本体に被せる蓋部とを有し、
前記カセット本体は、巻取部と、ファイバ導入口及びファイバ導出口とを備え、
前記ファイバ導入口及びファイバ導出口にはそれぞれ前記光ファイバの所定の部分が配置され、
前記巻取部には前記ファイバ導入口と前記ファイバ導出口との間の前記光ファイバが前記ファイバ導入口及び前記ファイバ導出口に近い側から順に同一方向に巻き付けられ、
前記蓋部には前記ファイバ導入口と前記ファイバ導出口との間の前記光ファイバをその折り返し点側から引き出し可能な開口部を備えることを特徴とする光ファイバプリロールカセット。
前記光ファイバの長さ方向に沿って複数の光ファイバプリロールカセットを配置し、
前記光ファイバプリロールカセットを温度測定対象の外に配置し、前記光ファイバプリロールカセットから引き出した前記光ファイバを前記温度測定対象内に敷設することを特徴とする温度測定方法。
Claims (7)
- 光ファイバと、前記光ファイバの長さ方向に相互に離隔して配置された複数の光ファイバプリロールカセットとを具備し、
前記光ファイバプリロールカセットはいずれも、カセット本体と、前記カセット本体に被せる蓋部とを有し、
前記カセット本体は、巻取部と、ファイバ導入口及びファイバ導出口とを備え、
前記ファイバ導入口及び前記ファイバ導出口にはそれぞれ前記光ファイバの所定の部分が配置され、
前記巻取部には前記ファイバ導入口と前記ファイバ導出口との間の前記光ファイバが前記ファイバ導入口及び前記ファイバ導出口に近い側から順に同一方向に巻き付けられ、
前記蓋部には前記ファイバ導入口と前記ファイバ導出口との間の前記光ファイバをその折り返し点側から引き出し可能な開口部を備えることを特徴とする光ファイバプリロールアセンブリ。 - 前記光ファイバには、所定の基準位置からの距離を示す第1のマークが長さ方向に沿って一定のピッチで配置されていることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバプリロールアセンブリ。
- 前記複数の光ファイバプリロールカセットの前記ファイバ導入口と前記ファイバ導出口との間の光ファイバには、いずれも当該光ファイバプリロールカセットの前記光ファイバ導入口からの長さ方向の位置及び光ファイバの向きを示す第2のマークが設けられていることを特徴とする請求項2に記載の光ファイバプリロールアセンブリ。
- 前記複数の光ファイバプリロールカセットにはそれぞれ固有の識別子が表示されていることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバプリロールアセンブリ。
- カセット本体と、
前記カセット本体に被せる蓋部とを有し、
前記カセット本体は、巻取部と、ファイバ導入口及びファイバ導出口とを備え、
前記ファイバ導入口及びファイバ導出口にはそれぞれ前記光ファイバの所定の部分が配置され、
前記巻取部には前記ファイバ導入口と前記ファイバ導出口との間の前記光ファイバが前記ファイバ導入口及び前記ファイバ導出口に近い側から順に同一方向に巻き付けられ、
前記蓋部には前記ファイバ導入口と前記ファイバ導出口との間の前記光ファイバをその折り返し点側から引き出し可能な開口部を備えることを特徴とする光ファイバプリロールカセット。 - 光ファイバを光ファイバ測定装置に接続し、前記光ファイバにレーザ光を照射してその反射光により前記光ファイバの長さ方向の温度分布を測定する温度測定方法において、
前記光ファイバの長さ方向に沿って複数の光ファイバプリロールカセットを配置し、
前記光ファイバプリロールカセットを温度測定対象の外に配置し、前記光ファイバプリロールカセットから引き出した前記光ファイバを前記温度測定対象内に敷設することを特徴とする温度測定方法。 - 前記光ファイバ測定装置は、光ファイバ相互の接続部からの光の反射により各光ファイバ間の距離を検出し、その値と予め設定された各光ファイバの長さとに応じて時間と距離との換算データを自動的に校正することを特徴とする請求項6に記載の温度測定方法。
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