JP2010249658A - 圧電型加速度センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】高感度の圧電側加速度センサを提供する。
【解決手段】加振による振動板20の変形時、上下にて対向する内側圧電領域A,A’、外側圧電領域B,B’の上下の振動板取付面側に同電荷が分極帯電するように上下の圧電体22a,22bが振動板20の上下両面にそれぞれ取着され、上下の内側電極部24ai,24bi同士、上下の外側電極部24ao,24bo同士がそれぞれ短絡され、内側電極部24ai,24biと外側電極部24ao,24boは電気的に絶縁され、且つ、振動板20が支持台16と重錘14とから電気的に絶縁されている。これにより、出力電圧を従来に比べて理論上2倍にすることが可能となった。
【選択図】図5

Description

本発明は、圧電型加速度センサの改良に関する。
円盤型の振動板の表裏に圧電体が設けられた検出素子の中央が支持された「べンディング型」と呼ばれる構造の大型のバイモルフ型圧電型加速度センサ(以下、単に「加速度センサ」という。)の一例が特許文献1に開示されている。この特許文献1に開示されている加速度センサを小型化したものが図18に示す従来例で、円盤型の振動板の外周に重錘3を設けて検出素子に加わる歪みを大きくしたものである。
従来例の検出素子2は、電気伝導性を有する振動板6、振動板6の外周部を除いて設けられた上下一対の圧電体7a,7bおよび各圧電体7a,7bの全表面に設けられた上下の電極板8a,8bにより構成されている。そして検出素子2を構成している振動板6の外周縁には、上下の電極板8a,8bから離間した絶縁状態で重錘3が取り付けられており、検出素子2の中心に設けられた開孔に支持台4が取り付けられており、振動板6の内周縁が支持台4から離間した絶縁状態で且つ電極板8a,8bが支持台4に接触通電する状態で凹溝4aに嵌め込まれている。
検出素子2においては、振動板6と重錘3との間ならびに上下の電極板8a,8bと支持台4との間が電気的に接続され、振動板6と支持台4との間ならびに上下の電極板8と重錘3との間が電気的に絶縁されるので、加速度センサ1全体として見たときには、上側圧電体7aと下側圧電体7bとが並列接続された等価回路(図19参照)が構成され、電荷が発生する箇所は上下で計2箇所という事になる。
以上のように構成された従来の加速度センサ1に対して支持台4の軸方向(図18の上下方向)の振動が加わると、重錘3によって検出素子2は上下に撓み、検出素子2が撓むと上下の圧電体7a,7bのそれぞれに電荷Qが生じる。圧電体7a,7bは上下2箇所に設けられているので、検出素子2全体としてみたときの総電荷量は2Qとなる。
ここで、圧電体の表面に生じた電荷は、圧電体の静電容量によって電圧に変換される。したがって、各圧電体の静電容量をCとすると、上下の圧電体7a,7bが並列に接続されているため、検出素子2全体としてみたときの静電容量は2Cとなり、出力電圧V=2Q(総電荷)/2C(総静電容量)で表されることになる。
このように、加速度センサは、自身が受けた加速度を最終的に電圧として出力することができるので、重錘3ならびに支持台4から引き出された導線9a,9bの導出端部に図示しない増幅器(アンプ)を介して図示しない計測器を接続し、この計測器で上記電圧を計測することにより、加速度センサ1に加わった加速度を知ることが可能になる。
特表平2−503952号公報、図1
現在、加速度センサが組み込まれる装置は急速に小型化、高性能化しており、これに連れて加速度センサの小型化、高性能化が要求されている。特に、加速度センサを小型化すればするほど圧電体と重錘とが小型化され、当然、得られる電荷の量が少なくなって出力電圧も小さくなる。それ故、出力電圧の増幅器による増幅量を大きくせざるを得なくなる。
ところが、増幅率を高くすると、それに伴ってノイズも増幅されるため、検出精度が低下し、実用に供することができなくなる(つまり、加速度センサの小型化を増幅器による増幅で補うには限界がある。)という問題がある。そこで、各メーカーは、小型化してもより大きな電圧を出力できる加速度センサの開発に鎬を削っている。
本発明は、かかる従来の問題を解消するためになされたもので、その解決課題は、同一の大きさの場合は感度が理論上2倍、同一感度の場合は大きさを大幅に縮小できる高感度の圧電型加速度センサを提供することにある。
請求項1に記載した発明(図8)は、「導電性でバネ可撓性を有する振動板20、振動板20の上面若しくは下面のいずれか一方に取着された圧電体22および圧電体22の振動板取付面とは反対側の面に設けられた電極板24により構成されたユニモルフ型の検出素子12Auと、検出素子12Auの外周部の全周に亘って設けられた重錘14と、検出素子12Auをその中央部分で支持する支持台16とを備える圧電型加速度センサ10Aucであって、電極板24は、その径方向中央部分に全周に亘って設けられている絶縁間隙30によって内側電極部24iと外側電極部24oとに分割絶縁されると共に、内側電極部24i、外側電極部24oに対応して圧電体22をリング状の内側圧電領域A、外側圧電領域Bに分割し、内外の電極部24i,24oが支持台16ならびに重錘14とそれぞれ短絡され、且つ振動板20が支持台16と重錘14とから電気的に絶縁されている」ことを特徴とする圧電型加速度センサ10Aucである。
請求項2に記載した発明(図1〜6)は、「導電性でバネ可撓性を有する振動板20、振動板20の上下両面に取着された上下の圧電体22a,22bおよび上下の圧電体22a,22bの振動板取付面とは反対側の面に設けられた電極板24a,24bにより構成されたバイモルフ型の検出素子12Abと、検出素子12Abの外周部の全周に亘って設けられた重錘14と、検出素子12Abをその中央部分で支持する支持台16とを備える圧電型加速度センサ10Abcであって、上下の電極板24a,24bは、その径方向中央部分に全周に亘って設けられている絶縁間隙30a,30bによって上下の内側電極部24ai,24biと上下の外側電極部24ao,24boとに分割絶縁されると共に、内側電極部24ai,24biならびに外側電極部24ao,24boに対応して圧電体22a,22bを上下にて対向するリング状の内側圧電領域A,A’ならびに外側圧電領域B,B’に分割し、加振による振動板20の変形時、上下にて対向する内側圧電領域A,A’、外側圧電領域B,B’の上下の振動板取付面側に同電荷が分極帯電するように上下の圧電体22a,22bが振動板20の上下両面にそれぞれ取着され、上下の内側電極部24ai,24bi同士、上下の外側電極部24ao,24bo同士がそれぞれ短絡され、且つ、振動板20が支持台16と重錘14とから電気的に絶縁されている」ことを特徴とする圧電型加速度センサ10Abcである。
請求項3に記載した発明(図示せず)は、「導電性でバネ可撓性を有する振動板20、振動板20の上面若しくは下面のいずれか一方に取着された圧電体22および圧電体22の振動板取付面とは反対側の面に設けられた電極板24により構成されたユニモルフ型の検出素子12Auと、検出素子12Auの中央部に設けられた重錘56と、検出素子12Auをその外周部の全周に亘って支持する支持台58とを備える圧電型加速度センサであって、電極板24は、その径方向中央部分に全周に亘って設けられている絶縁間隙30によって内側電極部24iと外側電極部24oとに分割絶縁されると共に、内側電極部24i、外側電極部24oに対応して圧電体22をリング状の内側圧電領域A、外側圧電領域Bに分割し、内外の電極部24i,24oが重錘56ならびに支持台58とそれぞれ短絡され、且つ振動板20が重錘56と支持台58とから電気的に絶縁されている」ことを特徴とする圧電型加速度センサ(図示せず)である。
請求項4に記載した発明(図10)は、「導電性でバネ可撓性を有する振動板20、振動板20の上下両面に取着された上下の圧電体22a,22bおよび上下の圧電体22a,22bの振動板取付面とは反対側の面に設けられた電極板24a,24bにより構成されたバイモルフ型の検出素子12Abと、検出素子12Abの中央部に設けられた重錘56と、
検出素子12Abをその外周部の全周に亘って支持する支持台58とを備える圧電型加速度センサ10Abeであって、上下の電極板24a,24bは、その径方向中央部分に全周に亘って設けられている絶縁間隙30a,30bによって上下の内側電極部24ai,24biと上下の外側電極部24ao,24boとに分割絶縁されると共に、内側電極部24ai,24biならびに外側電極部24ao,24boに対応して圧電体22a,22bを上下にて対向するリング状の内側圧電領域A,A’ならびに外側圧電領域B,B’に分割し、加振による振動板20の変形時、上下にて対向する内側圧電領域A,A’、外側圧電領域B,B’の上下の振動板取付面側に同電荷が分極帯電するように上下の圧電体22a,22bが振動板20の上下両面にそれぞれ取着され、上下の内側電極部24ai,24bi同士、上下の外側電極部24ao,24bo同士がそれぞれ短絡され、且つ、振動板20が重錘56と支持台58とから電気的に絶縁されている」ことを特徴とする圧電型加速度センサ10Abeである。
請求項5に記載した発明(図示せず)は、「支持台16と、導電性でバネ可撓性を有する振動板20、振動板20の上面若しくは下面のいずれか一方に取着された圧電体22および圧電体22の振動板取付面とは反対側の面に設けられた電極板24により構成されており、支持台16を中心として互いに反対方向或いは放射状に延びるように設けられている複数のユニモルフ型検出素子(図示せず)と、前記複数の検出素子の支持台取付側とは反対側の端部を互いに連結する重錘14とを備える圧電型加速度センサであって、電極板24は、その延設方向中央部分に設けられている絶縁間隙30によって内側電極部24iと外側電極部24oとに分割絶縁されると共に、内側電極部24i、外側電極部oに対応して圧電体22を内側圧電領域A,外側圧電領域Bに分割し、内外の電極部24i,24oが支持台16ならびに重錘14とそれぞれ短絡され、且つ振動板20が支持台16と重錘14とから電気的に絶縁されている」ことを特徴とする圧電型加速度センサ(図示せず)である。
請求項6に記載した発明(図12、図13および図14)は、「支持台16と、導電性でバネ可撓性を有する振動板20、振動板20の上下両面に取着された上下の圧電体22a,22bおよび上下の圧電体22a,22bの振動板取付面とは反対側の面に設けられた電極板24a,24bにより構成されており、支持台16を中心として互いに反対方向或いは放射状に延びるように設けられている複数のバイモルフ型検出素子12Bb,12Cb,12Dbと、複数の検出素子12Bb,12Cb,12Dbの支持台取付側とは反対側の端部を互いに連結する重錘14とを備える圧電型加速度センサ10Bbc,10Cbc,10Dbcであって、上下の電極板24a,24bは、その延設方向中央部分に設けられている絶縁間隙30a,30bによって上下の内側電極部24ai,24biと上下の外側電極部24ao,24boとに分割絶縁されると共に、内側電極部24ai,24bi、外側電極部24ao,24boに対応して圧電体22a,22bを上下にて対向する内側圧電領域A,A’、外側圧電領域B,B’に分割し、加振による振動板20の変形時、上下にて対向する内側圧電領域A,A’、外側圧電領域B,B’の上下の振動板取付面側に同電荷が分極帯電するように上下の圧電体22a,22bが振動板20の上下両面にそれぞれ取着され、上下の内側電極部24ai,24bi同士、上下の外側電極部24ao,24bo同士がそれぞれ短絡され、且つ振動板20が支持台16と重錘14とから電気的に絶縁されている」ことを特徴とする圧電型加速度センサ10Bbc,10Cbc,10Dbcである。
請求項7に記載した発明(図示せず)は、「重錘56と、導電性でバネ可撓性を有する振動板20、振動板20の上面若しくは下面のいずれか一方に取着された圧電体22および圧電体22の振動板取付面とは反対側の面に設けられた電極板24により構成されており、重錘56を中心として互いに反対方向或いは放射状に延びるように設けられている複数のユニモルフ型検出素子(図示せず)と、前記複数の検出素子(図示せず)の重錘取付側とは反対側の端部を互いに連結し、且つ、これを支持する支持台58とを備える圧電型加速度センサであって、電極板24は、その延設方向中央部分に設けられている絶縁間隙30によって内側電極部24iと外側電極部24oとに分割絶縁されると共に、内側電極部24i、外側電極部24oに対応して圧電体22を内側圧電領域A、外側圧電領域Bに分割し、内外の電極部24i,24oが重錘56ならびに支持台58とそれぞれ短絡され、且つ振動板20が重錘56と支持台58とから電気的に絶縁されている」ことを特徴とする圧電型加速度センサ(図示せず)である。
請求項8に記載した発明(図示せず)は、「重錘56と、導電性でバネ可撓性を有する振動板20、振動板20の上下両面に取着された上下の圧電体22a,22bおよび上下の圧電体22a,22bの振動板取付面とは反対側の面に設けられた電極板24a,24bにより構成されており、重錘56を中心として互いに反対方向或いは放射状に延びるように設けられている複数のバイモルフ型検出素子12Bb,12Cb,12Dbと、複数の検出素子12Bb,12Cb,12Dbの重錘取付側とは反対側の端部を互いに連結し、且つ、これを支持する支持台58とを備える圧電型加速度センサであって、上下の電極板24a,24bは、その延設方向中央部分に設けられている絶縁間隙30a,30bによって上下の内側電極部24ai,24biと上下の外側電極部24ao,24boとに分割絶縁されると共に、内側電極部24ai,24bi、外側電極部24ao,24boに対応して圧電体22a,22bを上下にて対向する内側圧電領域A,A’、外側圧電領域B,B’に分割し、加振による振動板20の変形時、上下にて対向する内側圧電領域A,A’、外側圧電領域B,B’の上下の振動板取付面側に同電荷が分極帯電するように上下の圧電体22a,22bが振動板20の上下両面にそれぞれ取着され、上下の内側電極部24ai,24bi同士、上下の外側電極部24ao,24bo同士がそれぞれ短絡され、且つ振動板20が重錘56と支持台58とから電気的に絶縁されている」ことを特徴とする圧電型加速度センサ(図示せず)である。
請求項9に記載した発明(図示せず)は、「支持台本体84および支持台本体84を中心として互いに反対方向或いは放射状に延びる複数の支持台側アーム86を有する支持台66と、複数の支持台側アーム86を囲繞するように設けられたリング状の重錘本体78および重錘本体78から中心に向かって延びる複数の重錘側アーム80を有する重錘64と、導電性でバネ可撓性を有する振動板70、振動板70の上面若しくは下面のいずれか一方に取着された圧電体72および圧電体72の振動板取付面とは反対側の面に設けられた電極板74により構成され、その一端が支持台側アーム86に接続され、他端が重錘側アーム80に接続された複数のユニモルフ型検出素子(図示せず)とを備える圧電型加速度センサであって、電極板74は、その延設方向中央部分に設けられている絶縁間隙76によって支持台側電極部74sと重錘側電極部74oとに分割絶縁されると共に、支持台側電極部74s、重錘側電極部74oに対応して圧電体72を支持台側圧電領域C、重錘側圧電領域Dに分割し、支持台側電極部74s、重錘側電極部74oが支持台66ならびに重錘64とそれぞれ短絡され、且つ振動板70が支持台66と重錘64とから電気的に絶縁されている」ことを特徴とする圧電型加速度センサ(図示せず)である。
請求項10に記載した発明(図15〜図16)は、「支持台本体84および支持台本体84を中心として互いに反対方向或いは放射状に延びる複数の支持台側アーム86を有する支持台66と、複数の支持台側アーム86を囲繞するように設けられたリング状の重錘本体78および重錘本体78から中心に向かって延びる複数の重錘側アーム80を有する重錘64と、導電性でバネ可撓性を有する振動板70、振動板70の上下両面に取着された上下の圧電体72a,72bおよび上下の圧電体72a,72bの振動板取付面とは反対側の面に設けられた電極板74a,74bにより構成され、その一端が支持台側アーム86に接続され、他端が重錘側アーム80に接続された複数のバイモルフ型検出素子12Ebとを備える圧電型加速度センサであって、上下の電極板74a,74bは、その延設方向中央部分に設けられている絶縁間隙76a,76bによって上下の支持台側電極部74as,74bsと上下の重錘側電極部74ao,74boとに分割絶縁されると共に、支持台側電極部74as,74bs、重錘側電極部74ao,74boに対応して圧電体72a,72bを上下にて対向する支持台側圧電領域C,C’、重錘側圧電領域D,D’に分割し、加振による振動板70の変形時、上下にて対向する支持台側圧電領域C,C’、重錘側圧電領域D,D’の上下の振動板取付面側に同電荷が分極帯電するように上下の圧電体72a,72bが振動板70の上下両面にそれぞれ取着され、上下の支持台側電極部74as,74bs同士、上下の重錘側電極部74ao,74bo同士がそれぞれ短絡され、且つ振動板70が支持台66と重錘64とから電気的に絶縁されている」ことを特徴とする圧電型加速度センサ10Ebcである。
請求項11に記載した発明(図示せず)は、「重錘本体(図示せず)および前記重錘本体を中心として互いに反対方向或いは放射状に延びる複数の重錘側アーム(図示せず)を有する重錘(図示せず)と、前記複数の重錘側アームを囲繞するように設けられた筒状の支持台本体(図示せず)および前記支持台本体から中心に向かって延びる複数の支持台側アーム(図示せず)を有する支持台(図示せず)と、導電性でバネ可撓性を有する振動板70、振動板70の上面若しくは下面のいずれか一方に取着された圧電体72および圧電体72の振動板取付面とは反対側の面に設けられた電極板74により構成され、その一端が前記重錘側アームに接続され、他端が前記支持台側アームに接続された複数のユニモルフ型検出素子(図示せず)とを備える圧電型加速度センサであって、電極板74は、その延設方向中央部分に設けられている絶縁間隙76によって重錘側電極部74oと支持台側電極部74sとに分割絶縁されると共に、重錘側電極部74o、支持台側電極部74sに対応して圧電体72を重錘側電極領域D、支持台側圧電領域Cに分割し、重錘側電極部74o、支持台側電極部74sが前記重錘ならびに前記支持台とそれぞれ短絡され、且つ振動板70が前記重錘と前記支持台とから電気的に絶縁されている」ことを特徴とする圧電型加速度センサ(図示せず)である。
請求項12に記載した発明(図示せず)は、「重錘本体(図示せず)および前記重錘本体を中心として互いに反対方向或いは放射状に延びる複数の重錘側アーム(図示せず)を有する重錘(図示せず)と、前記複数の重錘側アームを囲繞するように設けられた筒状の支持台本体(図示せず)および前記支持台本体から中心に向かって延びる複数の支持台側アーム(図示せず)を有する支持台(図示せず)と、導電性でバネ可撓性を有する振動板70、振動板70の上下両面に取着された上下の圧電体72a,72bおよび上下の圧電体72a,72bの振動板取付面とは反対側の面に設けられた電極板74a,74bにより構成され、その一端が前記重錘側アームに接続され、他端が前記支持台側アームに接続された複数のバイモルフ型検出素子12Ebとを備える圧電型加速度センサであって、上下の電極板74a,74bは、その延設方向中央部分に設けられている絶縁間隙76a,76bによって上下の重錘側電極部74ao,74boと上下の支持台側電極部74as,74bsとに分割絶縁されると共に、重錘側電極部74ao,74bo、支持台側電極部74as,74bsに対応して圧電体72a,72bを上下にて対向する重錘側圧電領域D,D’、支持台側圧電領域C,C’に分割し、加振による振動板70の変形時、上下にて対向する重錘側圧電領域D,D’、支持台側圧電領域C,C’の上下の振動板取付面側に同電荷が分極帯電するように上下の圧電体72a,72bが振動板70の上下両面にそれぞれ取着され、上下の重錘側電極部74ao,74bo同士、上下の支持台側電極部74as,74bs同士がそれぞれ短絡され、且つ振動板70が前記重錘と前記支持台とから電気的に絶縁されている」ことを特徴とする圧電型加速度センサ(図示省略)である。
請求項13に記載した発明(図11)は、請求項1〜8に記載の発明において「振動板20’には、1又は複数のスリット60がその径方向に形成されている」ことを特徴とする。
請求項14に記載した発明(図17)は、請求項9〜12に記載の発明において「振動板70’には、1又は複数のスリット90がその周方向に形成されている」ことを特徴とする。
これらの発明では、振動板に取着されている圧電体の電極板を絶縁間隙によって内外の電極部に2分割し、内外の電極部を支持台と重錘とに短絡させ、且つ、振動板を重錘及び支持台から絶縁することにより、内外の電極部が直列に接続された等価回路を構成できる。これにより、検出素子がユニモルフ型であるかバイモルフ型であるかを問わず、重錘と支持台から導出した導線から得られる電圧を従来に比べて理論上最大2倍まで大きくすることができ、大きさが同じであれば、後段の増幅器での増幅率をその分低く設定することが可能となり、精度を同じにすれば小型化に大きく寄与することになる。
なお、測定回路に電流が流れると、加振時に検出素子で発生した電荷が僅かながら消費されるため、特に低い周波数帯域で測定誤差が大きくなってしまう。対策として測定回路へ流れる電流を少なくするため測定回路の抵抗を大きくすることになるが、一方でノイズが大きくなってしまう。この点、バイモルフ型の検出素子を利用すれば、ユニモルフ型の検出素子を用いた場合と比較して、発生する総電荷量を最大で2倍にできるので、測定回路の抵抗が同じであれば測定する下限の周波数が1/2となり、同じ下限の周波数であれば、測定回路の抵抗を1/2とすることができる。
本発明にかかる第1実施例の圧電型加速度センサを示す断面図である。 図1におけるX−X’断面図である。 第1実施例の圧電型加速度センサの主要部分解斜視図である。 検出素子が振動によって上下に撓む様子を示した図である。 検出素子が下方に撓んだ状態において各圧電体に電荷の偏りが生じる様子を模式的に示した図である。 第1実施例の圧電型加速度センサにより形成される静電容量の等価回路図である。 第1実施例の圧電型加速度センサと増幅器とを接続した状態を示す静電容量の等価回路図である。 図1実施例の圧電型加速度センサにおいて、ユニモルフ型の検出素子を用いた場合の圧電型加速度センサを示す図である。 図8実施例の圧電型加速度センサにより形成される静電容量の等価回路図である。 図1実施例の圧電型加速度センサにおいて、検出素子の周囲を支持するように構成した場合の圧電型加速度センサを示す図である。 振動板の変形例を示す図である。 第2実施例の圧電型加速度センサを示す図である。 第3実施例の圧電型加速度センサを示す図である。 第4実施例の圧電型加速度センサを示す図である。 第5実施例の圧電型加速度センサを示す図である。 第5実施例の圧電型加速度センサの主要部分解斜視図である。 振動板の変形例を示す図である。 従来の圧電型加速度センサを示す図である。 従来の圧電型加速度センサにより形成される静電容量の等価回路図である。
以下、本発明を図示実施例に従い説明する。本発明にかかる圧電型加速度センサ10(以下、単に「加速度センサ10」という。)は、後述する検出素子12の形状(例えば、円盤状(図2)であるか羽根状(図12〜図14)であるか等)、検出素子12の構造(ユニモルフ型(図8)であるか、バイモルフ型(図1)であるか)、さらには、検出素子12の支持構造(中央支持型(図1)であるか周囲支持型(図10)であるか)によって種々の態様が考えられる。
そこで、以下には、円盤状でバイモルフ型の検出素子12Abを中央で支持するタイプの加速度センサ10Abcをその代表(第1実施例)として説明し、その後、他の実施例について説明することにする。
なお、加速度センサ10および検出素子12の参照番号の後に付した英大文字は、検出素子12の形状を表わしている。例えば、図2のような円盤状の検出素子12は「A」で表わし、図12のような2枚羽根の検出素子12は「B」で表わし、図13のような3枚羽根の検出素子12は「C」で表わし、図14のような4枚羽根の検出素子12は「D」で表わし、図15のような扇型の検出素子12は「E」で表わすこととする。
また、参照番号の後に付した1つめの添え字(英小文字)は、検出素子の構造を表している。本明細書では、図1のようなバイモルフ型の検出素子を「b」で表わし、図8のようなユニモルフ型の検出素子を「u」で表わすこととする。
そして、これは加速度センサ10について適用するものであるが、参照番号の後に付した2つめの添え字(英小文字)は、検出素子12の支持構造を表わしている。本明細書では、図1のような中央支持型の加速度センサ10を「c」で表わし、図9のような周囲支持型の加速度センサ10を「e」で表わすこととする。
図1は、第1実施例(円盤状・バイモルフ型・中央支持型)の加速度センサ10Abcを示す概略断面図であり、図2は、図1におけるX−X’断面図であり、図3は、加速度センサ10Abcの主要部分解斜視図である。
加速度センサ10Abcは、精密機器に加わる微振動を検知するために用いられるものであり、円盤状でバイモルフ型の検出素子12Ab、重錘14、支持台16およびこれらを収容するケーシング18を備えている。
検出素子12Abは、振動板20、振動板20の上下両面の全面に取着された上下一対の圧電体22a,22bおよび圧電体22a,22bの、振動板取付面とは反対側の面に設けられ、径方向中央で内外に分割された上下一対の電極板24a,24bにより構成されている。
振動板20は、例えばリン青銅やベリリウム銅のようなバネ可撓性と電気伝導性とを有する金属(銅合金)からなる薄板状の部材であり、その中心には、孔26(図3)が設けられている。本実施例では、振動板20として金属板を使用した例を示しているが、表裏に張着された圧電体22a,22bの張着面間の導通を取れればよいので、本体が樹脂板のように導電体でない場合は表裏に金属箔を貼り付け、側面又はスルーホールに導通部材を設けたものでもよい。また、本実施例では、円盤状のものが使用されており、これを代表例として説明するが、その表面に歪みが発生すれば足るので、別段、円盤状に限られるものではなく、例えば矩形板状など板状であれば他の形状であってもよい。
振動板20の上下両面には、前述のようにその中心に孔28が設けられた上下一対の圧電体22a,22bが取着されており、振動板20と共に撓むようになっている。本実施例において、圧電体22a,22bの形状は円盤状であるが、これに限られない点は、振動板20と同じである。
圧電体22a,22bは、例えばチタン酸バリウムのような圧電効果を有するセラミックを薄肉の円盤状に形成したものである。この圧電体22a,22bに引張応力を加えたときに各圧電体22a,22bの一方の面に負電荷が帯電し、他方の面に正電荷が帯電するよう、その分極方向が厚さ方向に生じるように分極処理されている。
圧電体22a,22bの外径は、振動板20の外径よりも一回り大きく設定され、圧電体22a,22bの中心に設けられた孔28の直径は、振動板20の中心に設けられた孔26の直径よりも一回り小さく設定されている。
ここで、圧電体の形成方法について、上側圧電体22aを例に取り上げて簡単に説明すると、上側圧電体22aの材料となるセラミック粉末を所定形状(ここでは円盤状)に成型しこれを焼結する。焼結後、振動板20と接する側の面に図示しない電極を配置するとともに、これとは反対側の面に後述する上側電極板24aを一体的に張着し、分極方向が図5中、下向き(上側電極板24aから振動板20を向く方向)となるように電極間に電界をかける(分極処理)。これにより、上側圧電体22aに引張力が加わった場合に上側電極板24a側に負電荷が、反対の面(振動板20に取着される側の面)に正電荷が帯電する、目的の上側圧電体22aを得ることができる。
下側圧電体22bはその逆で、引張力が加わった場合に下側電極板24b側に正電荷が、反対の面(振動板20に取着される側の面)に負電荷が帯電するよう、図5中、下向き(振動板20から下側電極板24bを向く方向)に分極処理される。
上下の圧電体22a,22bの振動板取付面とは反対側の面には、電極板24a,24bがそれぞれ設けられている(本実施例では、張着されている。)。
各電極板24a,24bは、銅箔のような電気伝導性に優れた金属からなり、圧電体22a,22bの径方向中央部分全周に亘って設けられた周方向の絶縁間隙30a,30bを除く圧電体22a,22bの全面に張着されており、前記周方向絶縁間隙30によって円盤状で内側の上下の内側電極部24ai,24biと、リング状を呈した上下の外側電極部24ao,24boとに分割されている。
上下の内側電極部24ai,24biの中心には、圧電体22a,22bに合わせて孔32がそれぞれ設けられている。なお、検出素子12に加速度が加わって変形した時、上下の圧電体22a,22bの歪みの発生が最も少ない箇所、即ち上下の圧電体22a,22bの孔32を中心とした同心円を描く径方向における中央部分に全周に亘って絶縁間隙30が設定される。
ここで、上下の圧電体22a、22bにおける上下の内側電極部24ai,24biと対応する領域が内側圧電領域A,A’であり、上下の外側電極部24ao,24boと対応する領域が外側圧電領域B,B’である。換言すれば、上下の電極板24a,24bは、その径方向中央部分に全周に亘って設けられている絶縁間隙30a,30bによって上下の内側電極部24ai,24biと上下の外側電極部24ao,24boとに分割絶縁されると共に、内側電極部24ai,24bi、外側電極部24ao,24boに対応して上下の圧電体22a,22bを上下にて対向するリング状の内側圧電領域A,A’、外側圧電領域B,B’に分割することになる。
なお、本実施例では、圧電体22a,22bの表面に各電極板24a,24bを張着するようにしているが、蒸着などの手段によって圧電体22a,22bの表面に導電膜を形成し、これを電極板24a,24bとしてもよい。
重錘14は、例えば銅のような電気伝導性を有する材料からなるリング状の部材であり、検出素子12の外縁部に取り付けられている。勿論、非電気伝導性のもので形成することも可能であるが、その場合は上下の外側電極部24ao,24boを別に用意した導電体で接続する事になる。ここでは重錘14が導電体であるとして説明する。
重錘14の外面には、導線34が電気的に接続されており、この導線34が後述する上側ケーシング18aの孔44から導出されている。重錘14の内周面には、凹溝36がその全周に亘って形成されており、この凹溝36内に検出素子12の外周縁が嵌め込まれている。本実施例では、重錘14が上側重錘14aと下側重錘14bとに上下二分割されており、検出素子12をその上下から挟み込み、上下の外側電極部24ao,24boに電気的に接触しているが、導電性の振動板20との間には隙間或いはその隙間に絶縁部材が全周に亘って設けられて絶縁されている。
支持台16は、重錘14と同様、例えば銅のような電気伝導性を有する材料からなる円柱状の部材であり、後述する下側ケーシング18bの上面中央部分に立設されている。この場合も非電気伝導性のもので形成することも可能であり、その場合は上下の内側電極部24ai,24biを別に用意した導電体で短絡する事になるが、ここでは支持台16が導電体であるとして説明する。
支持台16の上端部には、周方向溝38が全周に亘って形成されており、この周方向溝38に検出素子12の孔が嵌り込み、上下の内側電極部24ai,24biに電気的に接触しているが、導電性の振動板20との間には隙間或いはその隙間に絶縁部材が全周に亘って設けられて絶縁されている。
本実施例では、支持台16が周方向溝38を境にして締付ネジ16aと基台16bとに上下二分割されている(図3参照)。そして、締付ネジ16aの下面に設けた雄ネジ40を基台16bの上面に形成されている雌ネジ孔42にねじ込むことによって、検出素子12をその上下から挟み込み保持できるようになっている。
なお、検出素子12を構成している振動板20は、上述したように、振動板20の孔26の直径が上下の圧電体22a,22bの孔28の直径よりも一回り大きく設定されているので、振動板20と支持台16とが直接接触することもない。つまり、振動板20は、重錘14だけでなく支持台16とも電気的に絶縁されている。
ケーシング18は、検出素子12、重錘14および支持台16を収容するものであり、上側ケーシング18aと下側ケーシング18bとで構成されている。上側ケーシング18aは、下面が開口した箱状のものであり、その側壁には、導線34を導出するための孔44が形成されている。下側ケーシング18bは、電気伝導性を有する材料からなる板状の部材であり、その上面中央部には上述した支持台16が溶接或いは捩じ込みなどの手段によって立設されており、更に導線46が電気的に接続されている。
以上のように構成された加速度センサ10Abcの原理について、図4〜図5を参照しつつ説明する。なお、図4(A)〜(C)は、検出素子12Abが振動によって上下に撓む様子を示した図であり、図5は、検出素子12Abが下方に撓んだ状態において各圧電体22a,22bに生じた電荷の偏り(分極状態)を模式的に示した図である。
加速度センサ10Abcに対して支持台16の軸方向(図4における上下方向)の力が加わると、重錘14によって検出素子12Abは上下に波を打つように撓むことになる(図4(A)〜(C)参照)。
検出素子12Abが下方に波を打つように撓んだとき[図4(C)参照]、振動板20には、肉厚幅の中心を通る中立線CL(図5参照)を境にその上面側と下面側とで異なる方向の力が加わることになる。つまり、上側リング状の内側圧電領域Aは引き伸ばされ、逆に下側リング状の内側圧電領域A’は圧縮されることになる。更に、振動板20の中央部分から外周までの上側リング状の外側圧電領域Bは圧縮され、逆に下側リング状の外側圧電領域B’は引き伸ばされることになる。
そして、この中央部分が円盤状或いはリング状の内・外側電極部24ai−24ao,24bi−24bo間の上下の絶縁間隙30a,30bに一致しており、この領域では、上下の圧電体22a,22bに応力が殆ど加わらない(換言すれば、当該領域では、上下の圧電体22a,22bの表面に電荷が発生しない。)。
上下の圧電体22a,22bは、振動板20の上下面にそれぞれ張着されているので、加振時に振動板20と同じ方向の歪みを発生させることになる。即ち、図5の場合には、上側圧電体22aの径方向内側のリング状の内側圧電領域Aに相当する部分には「引張応力」が作用しており、径方向外側のリング状の外側圧電領域Bに相当する部分には「圧縮応力」が作用している。反対に、下側圧電体22bでは、径方向内側のリング状の内側圧電領域A’に相当する部分に「圧縮応力」が作用しており、径方向外側のリング状の外側圧電領域B’に相当する部分には「引張応力」が作用している。
この時、図示したように、上側圧電体22aの分極方向は厚さ方向下向きとなるように上側圧電体22aが振動板20に張着されているので、「引張応力」が作用している上側圧電体22aの径方向内側の内側圧電領域Aでは、その上面側に電子(負電荷)が帯電し、振動板20側に正孔(正電荷)が帯電し、「圧縮応力」が作用している上側圧電体22aの径方向外側の外側圧電領域Bでは、その上面側に正孔(正電荷)が帯電し、振動板20側に電子(負電荷)が帯電する。
一方、下側圧電体22bでは、径方向内側の内側圧電領域A’に「圧縮応力」が作用しており、径方向外側の外側圧電領域B’に「引張応力」が作用している。
下側圧電体22bの分極方向は、上側圧電体22aと同様、厚さ方向下向きとなっているので、「圧縮応力」が作用している下側圧電体22bの径方向内側の内側圧電領域A’では、その下面側に電子(負電荷)が帯電し、振動板20側に正孔(正電荷)が帯電する。また、「引張応力」が作用している下側圧電体22bの径方向外側の外側圧電領域B’では、振動板20側に電子(負電荷)が帯電し、下面側に正孔(正電荷)が帯電する。
したがって、加速度センサ10Abc全体として見たときには、図6に示すように、上側圧電体22aの内側圧電領域Aと下側圧電体22bの内側圧電領域A’とが並列接続されて第1の並列回路52が構成され、上側圧電体22aの外側圧電領域Bと下側圧電体22bの外側圧電領域B’とが並列接続されて第2の並列回路54が構成され、これらの2つの並列回路52、54が直列接続された、従来例に対して最大2倍の電圧が得られる等価回路が構成されることになる。
なお、検出素子12Abが上方に撓んだときには、「圧縮応力」が加わっていた箇所に「引張応力」が加わり、逆に、「引張応力」が加わっていた箇所に「圧縮応力」が加わることとなるので、等価回路の極性(電子が帯電する方向)は、先程とは反対向きになる。
そして、この加速度センサ10Abcに増幅器(アンプ)48を接続することで加速度を測定する準備が完了し(図7参照)、検出素子12Abに振動が加わると、上述したように、上下の圧電体22a,22bで同極同士の内側圧電領域A,A’の2箇所の分極電荷および、内側圧電領域A,A’とは異極となるが同極同士の外側圧電領域B,B’の2箇所、計4箇所の分極箇所から電荷が発生し、それぞれの電荷発生源が直列に接続されるため、従来例の最大2倍の電圧が、重錘14、支持台16、導線34,46を経由して、増幅器(アンプ)48に送られ、適切な感度に増幅されて出力される。
なお、測定回路に電流が流れると、加振時に検出素子12Abで発生した電荷が僅かながら消費されるため、特に低い周波数で測定誤差が大きくなってしまう。対策として、測定回路へ流れる電流を少なくするため測定回路の抵抗を大きくすることになるが、一方でノイズが大きくなってしまう。この点、バイモルフ型の検出素子12Abを利用すれば、後述するユニモルフ型の検出素子12Auを用いた場合と比較して、発生する総電荷量を最大で2倍にできるので、測定回路の抵抗が同じであれば測定する下限の周波数が1/2となり、同じ下限の周波数であれば、測定回路の抵抗を1/2とすることができる。
(変形例1)
図8は、バイモルフ型の検出素子12Abの代わりにユニモルフ型の検出素子12Auを用いた加速度センサ10Aucを示したものである。
この加速度センサ10Aucは、振動板20の上面(勿論、下面でもよい)に圧電体22が取着されており、振動板20の振動板取付面とは反対側の面に電極板24が取着されている。
電極板24は、上述実施例と同様、圧電体22の径方向中央部分全周にわたって設けられた絶縁間隙30によって内側電極部24iと外側電極部24oとに分割絶縁されている。
そして、この内側電極部24iが支持台16と電気的に接続(短絡)されており、外側電極部24oが重錘14と短絡されている。
また、圧電体22は、内側電極部24iおよび外側電極部24oに対応してリング状の内側圧電領域Aおよび外側圧電領域Bに分割されている。
以上のようにして形成されたユニモルフ型の検出素子12Auは、その中央部分が上述同様、支持台16によって支持されており、検出素子12Auの外周部にはその全周に亘って重錘14が設けられている。
なお、振動板20と支持台16との間ならびに振動板20と重錘14との間には絶縁部材62がそれぞれ設けられており、これにより、振動板20と支持台16ならびに振動板20と重錘14とがそれぞれ電気的に絶縁されることになる。
このユニモルフ型の検出素子12Auを用いた加速度センサ10Aucに振動が加わると、上述同様、検出素子12Auが上下に撓み、内側圧電領域Aと外側圧電領域Bにそれぞれ異極の電荷が発生する。
つまり、検出素子12Au全体として見たときには、内側圧電領域Aと外側圧電領域Bとが振動板20によって直列接続された直列回路63(図9参照)が構成されることになるので、従来例に対して最大2倍の電圧が得られる等価回路が構成されることになる。
そして、上述同様、この加速度センサ10Aucに増幅器48を接続することで加速度センサ10Abcに加わる加速度を電圧として出力することが可能となる。
(変形例2)
図1実施例では、バイモルフ型の検出素子12Abの中央部分を支持台16で支持するとともに、検出素子12Abの外周部分に重錘14を設けるようにしたが、図10に示す加速度センサ10Abeのように、検出素子12Abの中央部に重錘56を設けるとともに、検出素子12Abの外周を円筒状の支持台58にて支持するようにしてもよい。
この場合、上下の内側電極部24ai,24biが重錘56によって電気的に接続され、上下の外側電極部24ao,24boが支持台58によって電気的に接続されることになる。
この実施例においても、上述した中央支持型でバイモルフ型の検出素子12Abを用いた加速度センサ10Abcと同様の等価回路(図6参照)を形成できるので、高感度の加速度センサ10Abeを得ることができる。
(変形例3)
また、図示しないが、ユニモルフ型の検出素子12Auを用いた場合も、上述同様、検出素子12Auの中心に重錘56を設けるとともに、検出素子12Auの外周を支持台58にて支持するようにしてもよい。
ただし、この場合は、振動板20と支持台58との間ならびに振動板20と重錘56との間に図示しない絶縁部材をそれぞれ設けることにより、振動板20と支持台58との間ならびに振動板20と重錘56との間がそれぞれ電気的に絶縁されることになる。
この変形例においても、内側圧電領域Aと外側圧電領域Bとが振動板20によって直列接続された直列回路63(図9参照)が構成されることになるので、従来例に対して最大2倍の電圧が得られる等価回路を構成できる。
なお、図11に示すように、振動板20’の径方向に複数(この実施例では12個)のスリット60を設けるようにしてもよい(この点は、後述する実施例2〜4においても同様である。)。
振動板20’にスリット60を設けた場合、検出素子12Aがより撓みやすくなるので、その分、各圧電体22a,22bの歪み量も大きくなる。各圧電体22a,22bに生じる歪みが大きければ大きいほど発生する電荷の量も多くなるので、その分、出力電圧も大きくなってより高感度の加速度センサを得ることができるようになる。
図12に示す加速度センサ10Bbcは、矩形板状に形成された2枚のバイモルフ型検出素子12Bbを、支持台16を中心として互いに反対方向に延びるように設けた例であり、2枚のバイモルフ型検出素子12Bb、重錘14、支持台16およびケーシング18を備えている。
各検出素子12Bbは、その外形が矩形板状である点、上下の電極板24a,24bが、その延設方向中央部分に設けられている絶縁間隙30a,30bによって上下の内側電極部24ai,24biと上下の外側電極部24ao,24boとに分割絶縁されている点以外は、実施例1のバイモルフ型検出素子12Abとその構造が同じであるので、その説明については上述の記載を援用する(なお、図12では、下側の電極板24bが現れていない。)
本実施例の加速度センサ10Bbcにおいても、上述実施例の加速度センサ10Abcと同様、加速度センサ10Bbc全体として見たときには、上側圧電体22aの内側圧電領域Aと下側圧電体22bの内側圧電領域A’とが並列接続されて第1の並列回路52が構成され、上側圧電体22aの外側圧電領域Bと下側圧電体22bの外側圧電領域B’とが並列接続されて第2の並列回路54が構成され、これらの2つの並列回路52、54が直列接続された、従来例に対して最大2倍の電圧が得られる等価回路が構成されることになる。
したがって、従来例と比べて最大2倍の電圧を取り出すことが可能な高感度の加速度センサ10Bbcを提供できる。
なお、図示しないが、本実施例においても、バイモルフ型の検出素子12Bbの代わりにユニモルフ型の検出素子12Buを使用することが可能であるし、また、検出素子12Bu,12Bbの中心に重錘56を設けるとともに、該検出素子12Bu,12Bbの外周を支持台58にて支持するようにしてもよい。
図13に示す加速度センサ10Cbcは、矩形板状に形成された複数枚(本実施例では3枚)のバイモルフ型検出素子12Cbを、支持台16を中心として放射状に延びるように設けた例であり、3枚のバイモルフ型検出素子12Cb、重錘14、支持台16およびケーシング18を備えている。
各検出素子12Cbは、その外形が矩形板状である点、上下の電極板24a,24bが、その延設方向中央部分に設けられている絶縁間隙30a,30bによって上下の内側電極部24ai,24biと上下の外側電極部24ao,24boとに分割絶縁されている点以外は、実施例1のバイモルフ型検出素子12Abとその構造が同じであるので、その詳細については上述の記載を援用する。
本実施例の加速度センサ10Cbcにおいても、実施例1の加速度センサ10Abcと同様、各矩形板それぞれについて、上側圧電体22aの内側圧電領域Aと下側圧電体22bの内側圧電領域A’とが並列接続されて第1の並列回路52が構成され、上側圧電体22aの外側圧電領域Bと下側圧電体22bの外側圧電領域B’とが並列接続されて第2の並列回路54が構成され、これらの2つの並列回路52、54が直列接続されるため、加速度センサ10Cbc全体として見たときには、従来例に対して最大2倍の電圧が得られる等価回路が構成されることになる(図6参照)。
なお、図示しないが、本実施例の加速度センサ10Cbcにおいても、バイモルフ型の検出素子12Cbの代わりにユニモルフ型の検出素子(図示せず)を使用することが可能であるし、また、バイモルフ型の検出素子12Cb或いはユニモルフ型の検出素子(図示せず)の中心に重錘(図示せず)を設けるとともに、該検出素子の外周を支持台(図示せず)にて支持することも可能である。
図14に示す加速度センサ10Dbcは、実施例3の加速度センサ10Cbcと同様、矩形板状に形成された複数枚(本実施例では4枚)のバイモルフ型検出素子12Dbを、支持台16を中心として放射状に延びるように設けた例であるが、実施例3と異なる点は、各検出素子12Dbの支持台取付側端部同士が一体的に形成されている点である。
本実施例の加速度センサ10Dbcにおいても、実施例1の加速度センサ10Abcと同様、各矩形板ぞれぞれについて、上側圧電体22aの内側圧電領域Aと下側圧電体22bの内側圧電領域A’とが並列接続されて第1の並列回路52が構成され、上側圧電体22aの外側圧電領域Bと下側圧電体22bの外側圧電領域B’とが並列接続されて第2の並列回路54が構成され、これらの2つの並列回路52、54が直列接続されるため、加速度センサ10Dbc全体として見たときには、従来例に対して最大2倍の電圧が得られる等価回路が構成されることになる(図6参照)。
勿論、本実施例の加速度センサ10Dbcにおいても、バイモルフ型の検出素子12Dbの代わりにユニモルフ型の検出素子(図示せず)を使用することが可能であるし、また、バイモルフ型の検出素子12Db或いはユニモルフ型の検出素子(図示せず)の中心に重錘(図示せず)を設けるとともに、該バイモルフ型の検出素子12Db或いはユニモルフ型の検出素子(図示せず)の外周を支持台(図示せず)にて支持することも可能である。
図15に示す加速度センサ10Ebcは、扇形に形成された複数のバイモルフ型検出素子12Ebを周方向に延びるように設けた例であり、3枚のバイモルフ型検出素子12Eb、重錘64、支持台66およびケーシング18を備えている。
各検出素子12Ebは、その外形が扇形の振動板70、振動板70の上下両面のほぼ全面に取着された上下一対の圧電体72a,72bおよび圧電体72a,72bの、振動板取付面とは反対側の面に設けられた上下一対の電極板74a,74bにより構成されている。
上下の電極板74a,74bは、その延設方向中央部分に放射方向に延びるように設けられている絶縁間隙76a,76bによって上下の支持台側電極部74as,74bsと上下の重錘側電極部74ao,74boとに分割絶縁されている。なお、検出素子12Ebに加速度が加わって変形した時、上下の圧電体72a,72bの歪みの発生が最も少ない箇所、即ち上下の圧電体72a,72bの円弧を描く方向における中央部分に絶縁間隙76a,76bが設定される。
ここで、上下の圧電体72a,72bにおける上下の支持台側電極部74as,74bsと対応する領域が支持台側圧電領域C,C’であり、上下の重錘側電極部74ao,74boと対応する領域が重錘側圧電領域D,D’である。換言すれば、上下の電極板74a,74bは、その周方向中央部分に設けられている周方向の絶縁間隙76a,76bによって上下の支持台側電極部74as,74bsと上下の重錘側電極部74ao,74boとに分割絶縁されると共に、支持台側電極部74as,74bs、重錘側電極部74ao,74boに対応して上下の圧電体72a,72bを上下にて対向する支持台側圧電領域C,C’、重錘側圧電領域D,D’に分割することになる。
重錘64は、重錘本体78と複数(本実施例では、検出素子12Ebの数に合わせて3つ)の重錘側アーム80とで構成されており、例えば銅のような電気伝導性を有する材料によって一体的に形成されている。
重錘本体78は、後述する支持台側アーム86を囲繞するように設けられたリング状の部材であり、その内側面には、重錘本体76から中心に向かって延びる3本の重錘側アーム80が等角度間隔で設けられている。そして、各重錘側アーム80の側面には検出素子取付溝82が設けられており、この検出素子取付溝82に検出素子12Ebが取り付けられている。
重錘64は、上下の重錘側電極部74ao,74boと電気的に接触しているが、振動板70との間には、隙間或いはその隙間に絶縁部材が全周にわたって設けられて絶縁されている。
なお、本実施例では、重錘64が上側重錘64aと下側重錘64bとに上下に分割されており、検出素子12Ebをその上下から挟み込むようになっている。
支持台66は、棒状の支持台本体84と、支持台本体84を中心として放射状に延びるように設けられた複数(本実施例では、検出素子12Ebの数に合わせて3つ)の支持台側アーム86とで構成されており、重錘64と同様、例えば銅のような電気伝導性を有する材料により一体的に形成されている。
各支持台側アーム86の側面には、検出素子取付溝88が設けられており、この検出素子取付溝88に検出素子12Ebが取り付けられている。
支持台66は、上下の支持台側電極部74as,74bsと電気的に接触しているが、振動板70との間には隙間或いはその隙間に絶縁部材が全周にわたって設けられて絶縁されている。
なお、本実施例では、支持台66が上側支持台66aと下側支持台66bとに上下に分割されており、検出素子12Ebを上下から挟み込むようになっている。
以上のように構成された加速度センサ10Ebcに振動が加わると、重錘64が周方向に回転することにより、検出素子12Ebは、周方向に捩れるようにして上下に撓み、上下の圧電体72a,72bにおける支持台側圧電領域C,C’に相当する部分と、重錘側圧電領域D,D’に相当する部分のそれぞれに上述実施例と同様の応力が作用することになる。
すなわち、上側圧電体72aの支持台側圧電領域Cに「引張応力」が作用している場合、上側圧電体72aの重錘側圧電領域Dには「圧縮応力」が作用し、下側圧電体72bの支持台側圧電領域C’には「圧縮応力」が作用し、下側圧電体72bの重錘側圧電領域D’には「引張応力」が作用する。
ここで、上側圧電体72aの分極方向は厚さ方向下向きとなるように上側圧電体72aが振動板20に張着されているので、「引張応力」が作用している上側圧電体72aの支持台側圧電領域Cでは、その上面側に負電荷が帯電し、振動板70側に正電荷が帯電し、「圧縮応力」が作用している上側圧電体72aの重錘側圧電領域Dでは、その上面側に正電荷が帯電し、振動板70側に負電荷が帯電する。
また、下側圧電体72bの分極方向は、上側圧電体72aと同様、厚さ方向下向きとなっているので、「圧縮応力」が作用している下側圧電体72bの支持台側圧電領域C’では、その下面側に負電荷が帯電し、振動板70側に正電荷が帯電する。また、「引張応力」が作用している下側圧電体22bの重錘側圧電領域D’では、振動板70側に負電荷が帯電し、下面側に正電荷が帯電する。
本実施例では、各検出素子12Ebについて、上側圧電体72aの支持台側圧電領域Cと下側圧電体72bの支持台側圧電領域C’とが並列接続されて第1の並列回路52が構成され、上側圧電体72aの重錘側圧電領域Dと下側圧電体72bの重錘側圧電領域D’とが並列接続されて第2の並列回路54が構成され、これらの2つの並列回路52、54が直列接続された、従来例に対して最大2倍の電圧が得られる等価回路が構成される。したがって、加速度センサ10Ebc全体としてみたときにはこの等価回路が検出素子12Ebcの数だけ並列に接続された等価回路が構成されることになる。
なお、本実施例においても、バイモルフ型の検出素子12Ebの代わりにユニモルフ型の検出素子(図示せず)を利用することが可能であるし、また、重錘64と支持台66の位置を入れ替えてバイモルフ型の検出素子12Eb或いはユニモルフ型の検出素子(図示せず)の周囲を囲繞するように支持台(図示せず)を配置し、これを支持するようにしてもよい。
また、図17に示すように、各振動板70’の周方向に複数(この実施例では3個)のスリット90を設けるようにしてもよい。
各振動板70’にスリット90を設けることにより検出素子12Eがより撓みやすくなるので、その分、出力電圧も大きくなってより高感度の加速度センサ10Eを得ることができるようになる。
10(10A〜10E)…圧電型加速度センサ
12(12A〜12E)…検出素子
14、56、64…重錘
16、58、66…支持台
18…ケーシング
20、20’、70、70’…振動板
22、72…圧電体
22a,72a…上側圧電体
22b、72b…下側圧電体
24、74…電極板
24a,74a…上側電極板
24ai…上側の内側電極部
24ao…上側の外側電極部
74as…上側の支持台側電極部
74ao…上側の重錘側電極部
24b、74b…下側電極板
24bi…下側の内側電極部
24bo…下側の外側電極部
74bs…下側の支持台側電極部
74bo…下側の重錘側電極部
30…周方向絶縁間隙
52…第1の並列回路
54…第2の並列回路
60、90…スリット
78…重錘本体
80…重錘側アーム
84…支持台本体
86…支持台側アーム
A,A’…内側圧電領域
B,B’…外側圧電領域
C,C’…支持台側圧電領域
D,D’…重錘側圧電領域

Claims (14)

  1. 導電性でバネ可撓性を有する振動板、前記振動板の上面若しくは下面のいずれか一方に取着された圧電体および前記圧電体の振動板取付面とは反対側の面に設けられた電極板により構成されたユニモルフ型の検出素子と、
    前記検出素子の外周部の全周に亘って設けられた重錘と、
    前記検出素子をその中央部分で支持する支持台とを備える圧電型加速度センサであって、
    前記電極板は、その径方向中央部分に全周に亘って設けられている絶縁間隙によって内側電極部と外側電極部とに分割絶縁されると共に、前記内側電極部、外側電極部に対応して前記圧電体をリング状の内側圧電領域、外側圧電領域に分割し、
    前記内外の電極部が前記支持台ならびに前記重錘とそれぞれ短絡され、且つ
    前記振動板が前記支持台と前記重錘とから電気的に絶縁されていることを特徴とする圧電型加速度センサ。
  2. 導電性でバネ可撓性を有する振動板、前記振動板の上下両面に取着された上下の圧電体および前記上下の圧電体の振動板取付面とは反対側の面に設けられた電極板により構成されたバイモルフ型の検出素子と、
    前記検出素子の外周部の全周に亘って設けられた重錘と、
    前記検出素子をその中央部分で支持する支持台とを備える圧電型加速度センサであって、
    前記上下の電極板は、その径方向中央部分に全周に亘って設けられている絶縁間隙によって上下の内側電極部と上下の外側電極部とに分割絶縁されると共に、前記内側、外側電極部に対応して前記圧電体を上下にて対向するリング状の内側、外側圧電領域に分割し、
    加振による前記振動板の変形時、上下にて対向する内側、外側圧電領域の上下の振動板取付面側に同電荷が分極帯電するように前記上下の圧電体が前記振動板の上下両面にそれぞれ取着され、
    前記上下の内側電極部同士、前記上下の外側電極部同士がそれぞれ短絡され、且つ、前記振動板が前記支持台と前記重錘とから電気的に絶縁されていることを特徴とする圧電型加速度センサ。
  3. 導電性でバネ可撓性を有する振動板、前記振動板の上面若しくは下面のいずれか一方に取着された圧電体および前記圧電体の振動板取付面とは反対側の面に設けられた電極板により構成されたユニモルフ型の検出素子と、
    前記検出素子の中央部に設けられた重錘と、
    前記検出素子をその外周部の全周に亘って支持する支持台とを備える圧電型加速度センサであって、
    前記電極板は、その径方向中央部分に全周に亘って設けられている絶縁間隙によって内側電極部と外側電極部とに分割絶縁されると共に、前記内側、外側電極部に対応して前記圧電体をリング状の内側、外側圧電領域に分割し、
    前記内外の電極部が前記重錘ならびに前記支持台とそれぞれ短絡され、且つ
    前記振動板が前記重錘と前記支持台とから電気的に絶縁されていることを特徴とする圧電型加速度センサ。
  4. 導電性でバネ可撓性を有する振動板、前記振動板の上下両面に取着された上下の圧電体および前記上下の圧電体の振動板取付面とは反対側の面に設けられた電極板により構成されたバイモルフ型の検出素子と、
    前記検出素子の中央部に設けられた重錘と、
    前記検出素子をその外周部の全周に亘って支持する支持台とを備える圧電型加速度センサであって、
    前記上下の電極板は、その径方向中央部分に全周に亘って設けられている絶縁間隙によって上下の内側電極部と上下の外側電極部とに分割絶縁されると共に、前記内側、外側電極部に対応して前記圧電体を上下にて対向するリング状の内側、外側圧電領域に分割し、
    加振による前記振動板の変形時、上下にて対向する内側、外側圧電領域の上下の振動板取付面側に同電荷が分極帯電するように前記上下の圧電体が前記振動板の上下両面にそれぞれ取着され、
    前記上下の内側電極部同士、前記上下の外側電極部同士がそれぞれ短絡され、且つ、前記振動板が前記重錘と前記支持台とから電気的に絶縁されていることを特徴とする圧電型加速度センサ。
  5. 支持台と、
    導電性でバネ可撓性を有する振動板、前記振動板の上面若しくは下面のいずれか一方に取着された圧電体および前記圧電体の振動板取付面とは反対側の面に設けられた電極板により構成されており、前記支持台を中心として互いに反対方向或いは放射状に延びるように設けられている複数のユニモルフ型検出素子と、
    前記複数の検出素子の支持台取付側とは反対側の端部を互いに連結する重錘とを備える圧電型加速度センサであって、
    前記電極板は、その延設方向中央部分に設けられている絶縁間隙によって内側電極部と外側電極部とに分割絶縁されると共に、前記内側、外側電極部に対応して前記圧電体を内側、外側圧電領域に分割し、
    前記内外の電極部が前記支持台ならびに前記重錘とそれぞれ短絡され、且つ
    前記振動板が前記支持台と前記重錘とから電気的に絶縁されていることを特徴とする圧電型加速度センサ。
  6. 支持台と、
    導電性でバネ可撓性を有する振動板、前記振動板の上下両面に取着された上下の圧電体および前記上下の圧電体の振動板取付面とは反対側の面に設けられた電極板により構成されており、前記支持台を中心として互いに反対方向或いは放射状に延びるように設けられている複数のバイモルフ型検出素子と、
    前記複数の検出素子の支持台取付側とは反対側の端部を互いに連結する重錘とを備える圧電型加速度センサであって、
    前記上下の電極板は、その延設方向中央部分に設けられている絶縁間隙によって上下の内側電極部と上下の外側電極部とに分割絶縁されると共に、前記内側、外側電極部に対応して前記圧電体を上下にて対向する内側、外側圧電領域に分割し、
    加振による前記振動板の変形時、上下にて対向する内側、外側圧電領域の上下の振動板取付面側に同電荷が分極帯電するように前記上下の圧電体が前記振動板の上下両面にそれぞれ取着され、
    前記上下の内側電極部同士、前記上下の外側電極部同士がそれぞれ短絡され、且つ
    前記振動板が前記支持台と前記重錘とから電気的に絶縁されていることを特徴とする圧電型加速度センサ。
  7. 重錘と、
    導電性でバネ可撓性を有する振動板、前記振動板の上面若しくは下面のいずれか一方に取着された圧電体および前記圧電体の振動板取付面とは反対側の面に設けられた電極板により構成されており、前記重錘を中心として互いに反対方向或いは放射状に延びるように設けられている複数のユニモルフ型検出素子と、
    前記複数の検出素子の重錘取付側とは反対側の端部を互いに連結し、且つ、これを支持する支持台とを備える圧電型加速度センサであって、
    前記電極板は、その延設方向中央部分に設けられている絶縁間隙によって内側電極部と外側電極部とに分割絶縁されると共に、前記内側、外側電極部に対応して前記圧電体を内側、外側圧電領域に分割し、
    前記内外の電極部が前記重錘ならびに前記支持台とそれぞれ短絡され、且つ
    前記振動板が前記重錘と前記支持台とから電気的に絶縁されていることを特徴とする圧電型加速度センサ。
  8. 重錘と、
    導電性でバネ可撓性を有する振動板、前記振動板の上下両面に取着された上下の圧電体および前記上下の圧電体の振動板取付面とは反対側の面に設けられた電極板により構成されており、前記重錘を中心として互いに反対方向或いは放射状に延びるように設けられている複数のバイモルフ型検出素子と、
    前記複数の検出素子の重錘取付側とは反対側の端部を互いに連結し、且つ、これを支持する支持台とを備える圧電型加速度センサであって、
    前記上下の電極板は、その延設方向中央部分に設けられている絶縁間隙によって上下の内側電極部と上下の外側電極部とに分割絶縁されると共に、前記内側、外側電極部に対応して前記圧電体を上下にて対向する内側、外側圧電領域に分割し、
    加振による前記振動板の変形時、上下にて対向する内側、外側圧電領域の上下の振動板取付面側に同電荷が分極帯電するように前記上下の圧電体が前記振動板の上下両面にそれぞれ取着され、
    前記上下の内側電極部同士、前記上下の外側電極部同士がそれぞれ短絡され、且つ
    前記振動板が前記重錘と前記支持台とから電気的に絶縁されていることを特徴とする圧電型加速度センサ。
  9. 支持台本体および前記支持台本体を中心として互いに反対方向或いは放射状に延びる複数の支持台側アームを有する支持台と、
    前記複数の支持台側アームを囲繞するように設けられたリング状の重錘本体および前記重錘本体から中心に向かって延びる複数の重錘側アームを有する重錘と、
    導電性でバネ可撓性を有する振動板、前記振動板の上面若しくは下面のいずれか一方に取着された圧電体および前記圧電体の振動板取付面とは反対側の面に設けられた電極板により構成され、その一端が前記支持台側アームに接続され、他端が前記重錘側アームに接続された複数のユニモルフ型検出素子とを備える圧電型加速度センサであって、
    前記電極板は、その延設方向中央部分に設けられている絶縁間隙によって支持台側電極部と重錘側電極部とに分割絶縁されると共に、前記支持台側、重錘側電極部に対応して前記圧電体を支持台側、重錘側圧電領域に分割し、
    前記支持台側、重錘側の電極部が前記支持台ならびに前記重錘とそれぞれ短絡され、且つ
    前記振動板が前記支持台と前記重錘とから電気的に絶縁されていることを特徴とする圧電型加速度センサ。
  10. 支持台本体および前記支持台本体を中心として互いに反対方向或いは放射状に延びる複数の支持台側アームを有する支持台と、
    前記複数の支持台側アームを囲繞するように設けられたリング状の重錘本体および前記重錘本体から中心に向かって延びる複数の重錘側アームを有する重錘と、
    導電性でバネ可撓性を有する振動板、前記振動板の上下両面に取着された上下の圧電体および前記上下の圧電体の振動板取付面とは反対側の面に設けられた電極板により構成され、その一端が前記支持台側アームに接続され、他端が前記重錘側アームに接続された複数のバイモルフ型検出素子とを備える圧電型加速度センサであって、
    前記上下の電極板は、その延設方向中央部分に設けられている絶縁間隙によって上下の支持台側電極部と上下の重錘側電極部とに分割絶縁されると共に、前記支持台側、重錘側電極部に対応して前記圧電体を上下にて対向する支持台側、重錘側圧電領域に分割し、
    加振による前記振動板の変形時、上下にて対向する支持台側、重錘側圧電領域の上下の振動板取付面側に同電荷が分極帯電するように前記上下の圧電体が前記振動板の上下両面にそれぞれ取着され、
    前記上下の支持台側電極部同士、前記上下の重錘側電極部同士がそれぞれ短絡され、且つ
    前記振動板が前記支持台と前記重錘とから電気的に絶縁されていることを特徴とする圧電型加速度センサ。
  11. 重錘本体および重錘本体を中心として互いに反対方向或いは放射状に延びる複数の重錘側アームを有する重錘と、
    前記複数の重錘側アームを囲繞するように設けられた筒状の支持台本体および前記支持台本体から中心に向かって延びる複数の支持台側アームを有する支持台と、
    導電性でバネ可撓性を有する振動板、前記振動板の上面若しくは下面のいずれか一方に取着された圧電体および前記圧電体の振動板取付面とは反対側の面に設けられた電極板により構成され、その一端が前記重錘側アームに接続され、他端が前記支持台側アームに接続された複数のユニモルフ型検出素子とを備える圧電型加速度センサであって、
    前記電極板は、その延設方向中央部分に設けられている絶縁間隙によって重錘側電極部と支持台側電極部とに分割絶縁されると共に、前記重錘側、支持台側電極部に対応して前記圧電体を重錘側、支持台側圧電領域に分割し、
    前記重錘側、支持台側の電極部が前記重錘ならびに前記支持台とそれぞれ短絡され、且つ
    前記振動板が前記重錘と前記支持台とから電気的に絶縁されていることを特徴とする圧電型加速度センサ。
  12. 重錘本体および前記重錘本体を中心として互いに反対方向或いは放射状に延びる複数の重錘側アームを有する重錘と、
    前記複数の重錘側アームを囲繞するように設けられた筒状の支持台本体および前記支持台本体から中心に向かって延びる複数の支持台側アームを有する支持台と、
    導電性でバネ可撓性を有する振動板、前記振動板の上下両面に取着された上下の圧電体および前記上下の圧電体の振動板取付面とは反対側の面に設けられた電極板により構成され、その一端が前記重錘側アームに接続され、他端が前記支持台側アームに接続された複数のバイモルフ型検出素子とを備える圧電型加速度センサであって、
    前記上下の電極板は、その延設方向中央部分に設けられている絶縁間隙によって上下の重錘側電極部と上下の支持台側電極部とに分割絶縁されると共に、前記重錘側、支持台側電極部に対応して前記圧電体を上下にて対向する重錘側、支持台側圧電領域に分割し、
    加振による前記振動板の変形時、上下にて対向する重錘側、支持台側圧電領域の上下の振動板取付面側に同電荷が分極帯電するように前記上下の圧電体が前記振動板の上下両面にそれぞれ取着され、
    前記上下の重錘側電極部同士、前記上下の支持台側電極部同士がそれぞれ短絡され、且つ
    前記振動板が前記重錘と前記支持台とから電気的に絶縁されていることを特徴とする圧電型加速度センサ。
  13. 前記振動板には、1又は複数のスリットがその径方向に形成されていることを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の圧電型加速度センサ。
  14. 前記振動板には、1又は複数のスリットがその周方向に形成されていることを特徴とする請求項9〜12の何れかに記載の圧電型加速度センサ。


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