JP2010248153A - ペプチド誘導体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】R1N=C(R2)−AA1−AA2−AA3−AA4−Yという一般式で表されるペプチド誘導体またはその塩であって、R1は水素分子等、R2はメチル基等、Yはヒドロキシル基、AA1はチロシン残基等、AA2はD−アルギニン残基等、AA3はフェニルアラニン残基等、AA4はγ−アミノ酪酸残基等である、ペプチド誘導体又はその塩であり、皮下投与及び経口投与によって、様々な疼痛に対して優れた鎮痛作用を奏する。
【選択図】なし
Description
「痛み」、すなわち疼痛はけがの発生や、病気になったことを知らせる重要な情報となりうるが、例えば、急性疼痛、慢性疼痛、線維筋痛症、神経因性疼痛(ニューロパチックペイン)、糖尿病性神経症による疼痛、癌性疼痛、MSU(尿酸塩)誘発性膝関節疼痛、変形性膝関節症による疼痛、関節リウマチによる疼痛等々の疼痛は、現状では治療による迅速な除去は困難であって、これらの疼痛は日夜、患者を責め苛み、患者の病気と戦う気力を失わせ、ときには、患者を完全な絶望に至らせることさえある。
R1N=C(R2)−AA1−AA2−AA3−AA4−Y
(1)
で表される化合物又はその薬学的に許容できる塩であって、
上記R1は、ヒドロキシル基、低級アルキル基、及び、低級アルコキシル基から選ばれる1つであり、上記R2は、低級アルキル基であり、上記Yはヒドロキシル基であり、
上記AA1は下記の化学式(3)
化学式(3)において、R3及びR4は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、及び、ハロゲン化低級アルキル基から選ばれる1つであり、
化学式(3)において、Xは、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、下記の化学式(4)で表される基、及び、下記の化学式(5)で表される基
−O−CO−R5
(4)
−O−CO−O−R6
(5)
から選ばれる1つであり、化学式(4)のR5、及び、化学式(5)のR6は、それぞれ独立に、C1−16アルキル基、ヒドロキシC1−16アルキル基、アミノC1−16アルキル基、(モノ低級アルキル)アミノC1−16アルキル基、(ジ低級アルキル)アミノC1−16アルキル基、C3−10シクロアルキル基、C3−10シクロアルキル置換低級アルキル基、C2−16アルケニル基、C2−16アルキニル基、複素環基、アリール基、及び、アリール置換低級アルキル基から選ばれる1つであり、
上記AA2は下記の化学式(6)
上記AA4は、下記の化学式(7)
−N(R8)−CH(R9)−CH(R10)−(−CH(R11)−)m−CO−
(7)
で表されるβ−アミノ酸残基であり(式中mは正の整数)、
化学式(7)において、R8、R10、及び、R11は、それぞれ独立に、水素原子、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基、及び、アリール置換低級アルキル基から選ばれる1つであり、
上記R9は、水素原子、または、下記の化学式(8)
−Z−N(R12)−R13
(8)
で表される基であり、
化学式(8)において、Zは、低級アルキレン基、低級アルケニレン基、及び、低級アルキニレン基から選ばれる1つであり、R12及びR13は、それぞれ独立に、水素原子、低級アルキル基、アリール基、及び、アリール置換低級アルキル基から選ばれる1つ、または、R12及びR13はこれらが結合する窒素原子と一緒になった5員又は6員の含窒素複素環基である、化学式(1)で表される化合物又はその薬学的に許容できる塩である。
γ−アミノ酪酸残基、または、δ−アミノバレリン酸残基であることを特徴とする。
上記化学式(3)において、Xは、化学式(4)、または、化学式(5)で表され、化学式(4)におけるR5、および、化学式(5)におけるR6は、それぞれ独立に、C1−16アルキル基、ヒドロキシC1−16アルキル基、アミノC1−16アルキル基、(モノ低級アルキル)アミノC1−16アルキル基、(ジ低級アルキル)アミノC1−16アルキル基、C3−10シクロアルキル基、C3−10シクロアルキル置換低級アルキル基、C2−16アルケニル基、C2−16アルキニル基、アリール基、複素環基、及び、アリール置換低級アルキル基から選ばれる1つである、請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩ことを特徴とする。
(1)
(2)
(4)
(5)
(7)
(8)
% of MPE=(Pt−Po)/(Pc−Po)×100
(式中、Poは薬物投与前の疼痛反応閾値;Ptは薬物投与t分後の疼痛反応閾値;Pcは最大刺激圧である)にしたがって、percent of maximum possible effect(% of MPE)を算出し、抗侵害作用の定量化を行った。
Boc:t−ブトキシカルボニル(butoxycarbonyl)
BrZ:2−ブロモベンジルオキシカルボニル(bromobenzyloxycarbony1)
Bzl:ベンジル(benzyl)
DIEA:N,N−ジイソプロピルアミン(N,N−diisopropylethylamine)
DMF:N,N−ジメチルホルムアミド(dimethylformamide)
HCTU:1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−5−[クロロ−1H−ベンゾトリアゾリウム 3−オキサイド ヘクサフルオロフォスホスフェート(1−[bis(dimethylamino)methylene]−5−chloro−1H−benzotriazolium 3−oxide hexafluorophoshate)
HOBt:1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(hydroxybenzotriazole)
HPLC:高速液体クロマトグラフィ−(high−performance liquid chromatography)
N−MeAbu:4−(メチルアミノ)酪酸(4−(methylamino)butyric acid)のNCH3(CH2)3−COOH
NMP:N−メチルアミノ−2−ピロリドン
TFA:トリフルオロ酢酸(trifluoroaceticacid)
D−Met(O):D−メチオニン(D−Met)の硫黄原子に酸素原子が1つ結合した残基を指す。
Merrifield(メリーフィールド)樹脂:クロロメチル化ポリスチレン(樹脂)
本明細書で実施例及び比較例として合成されたペプチド誘導体はイミノエチル-[Tyr]-[D-Met(O)]-[Phe]-[N-Me(CH2)3-CO]-OH(化学式を下記(式(12)14)に示す)。略号:SS8225−27)であり、比較例としてモルヒネを用いた。
<2.出発アミノ酸誘導体の合成>
(1)出発アミノ酸誘導体:Boc−N−MeAbu−OHの合成(Boc−NCH3(CH2)3−C00Hの合成)
H−N−MAbu−OH・塩酸塩を水、アセトン混合溶媒に溶解し、冷却下、トリエチルアミン、(Boc)20を加え攪拌。反応終了後、反応液を濃縮し、残渣に酢酸エチルを加え、1N塩酸と水とによって洗浄。次に酢酸エチル抽出液より重曹水を用いて目的物をナトリウム塩とし転溶。この転溶水溶液に、酢酸エチルおよび1N塩酸を加え酢酸エチルで抽出し、水および飽和食塩水で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後,溶媒を減圧濃縮してBoc−N−MeAbu−OHを固体として得た。
Boc−N−MeAbu−OHをエタノールに溶解し、炭酸セシウムと水を加え、攪拌。次いで、溶媒濃縮後、残渣にトルエンを加え水を共沸除去し、得られた油状物残渣を減圧乾燥しBoc−[N−MeAbu]−OHのセシウム塩を得た。つぎにこのBoc−[N−MeAbu]−OHのセシウム塩をジメチルホルムアミド(DMF)に溶解しMerrifield樹脂を加え、50℃で加熱撹拝した。反応液をグラスフィル
ターにあけ,樹脂をろ取。DMF、90重量%DMF水溶液、DMF、エタノールで洗浄し,減圧乾燥してBoc−N−MeAbu−Merrifield樹脂を得た。
上記保護ペプチド樹脂(Boc−N−MeAbu−Merrifield樹脂)をACT−90固相合成機を用い、Boc−[N−MeAbu]−Merrifield樹脂の窒素末端(N末端)Boc基をTFAで除去後、Boc−Phe、Boc−D−Met(0)そしてBoc−Tyr(BrZ)を順次縮合し、BOC−Tyr(BrZ)−D−Met(0)−Phe−N−MeAbu−MenAbu−Merrifield樹脂を合成した。
目的物を高純度に含む分画を集め凍結乾燥して、Iminoethyl−Tyr(BrZ)−D−Met(O)−Phe−N−MeAbu−OHのTFA塩を得た。
上記SS8225−27(酢酸塩)のHPLCによるクロマトグラムを図1に示す。
SS8225−27(実施例)のNMR解析データを図2に示す。
結果を表1に示す。
ESI−MS、 615.3 308.7
(計算値[M+ηH]monoiso./η:616.280(n=1)、308.644(n=2))
(1)実験動物体重22〜25gのddY系雄性マウス(日本SLC)を実験動物として使用した。動物は、実験に供するまで室温22±2℃、湿度55±5%、明暗12時間サイクル(明期9:00〜21:00、暗期21:00〜9:00)の一定環境で飼育された。なお、動物はマウス用固形飼料(F2、船橋農場、船橋市)および水道水を自由に摂取させた。
上記のとおり合成されたSS8225−27と、比較例としてモルヒネとを投与薬物として用いた。投与液は、マウスの体重1kgあたり0.089〜10mg(mg/kg)のSS8225−27を、マウスの体重1kgあたり1.25〜67.5mg(mg/kg)のモルヒネの投与量条件にあわせて、マウス体重10gあたり0.1mLとなるように、それぞれの薬物の濃度を調整してリンゲル液に希釈した。また、リンゲル液だけの投与液を実験対照として用いた。
(T2−T1)
%MPE=───────── ×100 ……(I)
(Tc−T1)
図3及び図4は、実施例(SS8225−27:イミノエチル-[Tyr]-[D-Met(O)]-[Phe]-[N-Me(CH2)3-CO]-OH)を皮下投与した場合の抗侵害作用試験の結果を示す。ペプチド誘導体SS8225−27の皮下投与により、用量依存的かつ有意な抗侵害作用が発現した。作用ピーク時間である皮下投与後90分におけるED50値は0.20mg/kgで、95%信頼限界は0.11−0.37mg/kgであり、0.5mg/kgおよび0.25mg/kg皮下投与による持続時間は8時間以上であった。
また、経口投与でのED50値と皮下投与とのED50値との比は1:15.5出会った。
図7及び図8は、比較例(モルヒネ)を皮下投与した場合の抗侵害作用試験の結果を示す。モルヒネの皮下投与により、用量依存的かつ有意な抗侵害作用が発現した。作用ピーク時間である皮下投与後30分におけるED50値は1.67mg/kgで、95%信頼限界は0.97−2.9mg/kgであり、5mg/kg皮下投与による持続時間は90分であった。図9及び図10は、比較例(モルヒネ)を経口投与した場合の抗侵害作用試験の結果を示す。経口投与時においても、用量依存的かつ有意な抗侵害作用が発現した。作用ピーク時間である経口投与後60分におけるED50値は32.5mg/kgで、95%信頼限界は22.0−47.9mg/kgであり、67.5mg/kg経口投与による持続時間は5時間であった。
ラットに対して皮下投与を行い、鎮痛効力の発言の有無を見た。
上記のとおり合成されたSS8225−27をラットに対し、1mg/kgとなるように、皮下投与を行い、マウスと同様に抗侵害作用試験を行った。
Claims (23)
- 下記の一般式(1)
R1N=C(R2)−AA1−AA2−AA3−AA4−Y
(1)
で表される化合物又はその薬学的に許容できる塩であって、
上記R1は、水素原子、ヒドロキシル基、低級アルキル基、及び、低級アルコキシル基から選ばれる1つであり、上記R2は、低級アルキル基であり、上記Yは、下記の化学式(2)で表されるヒドロキシル基である。
−OH
(2)
上記AA1は下記の化学式(3)
化学式(3)において、R3及びR4は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、及び、ハロゲン化低級アルキル基から選ばれる1つであり、
化学式(3)において、Xは、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、下記の化学式(4)で表される基、及び、下記の化学式(5)で表される基
−O−CO−R5
(4)
−O−CO−O−R6
(5)
から選ばれる1つであり、化学式(4)のR5、及び、化学式(5)のR6は、それぞれ独立に、C1−16アルキル基、ヒドロキシC1−16アルキル基、アミノC1−16アルキル基、(モノ低級アルキル)アミノC1−16アルキル基、(ジ低級アルキル)アミノC1−16アルキル基、C3−10シクロアルキル基、C3−10シクロアルキル置換低級アルキル基、C2−16アルケニル基、C2−16アルキニル基、複素環基、アリール基、及び、アリール置換低級アルキル基から選ばれる1つであり、
上記AA2は下記の化学式(6)
上記AA4は、下記の化学式(7)
−N(R8)−CH(R9)−CH(R10)−(−CH(R11)−)m−CO−
(7)
で表されるβ−アミノ酸残基(式中mは正の整数)であり、
化学式(7)において、R8、R10、及び、R11は、それぞれ独立に、水素原子、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、アリール基、及び、アリール置換低級アルキル基から選ばれる1つであり、
上記R9は、水素原子、または、下記の化学式(8)
−Z−N(R12)−R13
(8)
で表される基であり、
化学式(8)において、Zは、低級アルキレン基、低級アルケニレン基、及び、低級アルキニレン基から選ばれる1つであり、R12及びR13は、それぞれ独立に、水素原子、低級アルキル基、アリール基、及び、アリール置換低級アルキル基から選ばれる1つ、または、R12及びR13はこれらが結合する窒素原子と一緒になった5員又は6員の含窒素複素環基である、化学式(1)で表される化合物又はその薬学的に許容できる塩。 - 上記R1が、水素原子である、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
- 上記R2はメチル基又はエチル基である、請求項1又は2に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
- 上記AA3は、フェニルアラニン残基、D−フェニルアラニン残基、p−フルオロフェニルアラニン残基、D−p−フルオロフェニルアラニン残基、o−トリフルオロメチルフェニルアラニン残基、D−o−トリフルオロメチルフェニルアラニン残基、及び、2,6−ジメチルフェニルアラニン残基からなる群から選ばれるアミノ酸残基である、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
- 上記AA4はγ−アミノ酪酸残基、または、δ−アミノバレリン酸残基である、請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
- 上記化学式(3)において、Xが、ヒドロキシル基である、請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
- 上記化学式(3)において、Xは、水素原子、または、ハロゲン原子である、請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
- 上記化学式(3)において、Xは、化学式(4)、または、化学式(5)で表され、化学式(4)におけるR5、および、化学式(5)におけるR6は、それぞれ独立に、C1−16アルキル基、ヒドロキシC1−16アルキル基、アミノC1−16アルキル基、(モノ低級アルキル)アミノC1−16アルキル基、(ジ低級アルキル)アミノC1−16アルキル基、C3−10シクロアルキル基、C3−10シクロアルキル置換低級アルキル基、C2−16アルケニル基、C2−16アルキニル基、アリール基、複素環基、及び、アリール置換低級アルキル基から選ばれる1つである、請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
- 上記AA1は、チロシン残基、2,6−ジメチル−チロシン残基、o−アシル−チロシン残基、o−アルコキシカルボニル−チロシン残基、o−フェノキシカルボニル−チロシン残基、o−アセチルチロシン残基、及び、2,6−ジメチル−フェニルアラニン残基から選ばれる1つである、請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
- 上記AA2は、D−メチオニンスルホキシド残基、D−アルギニン残基、及び、D−シトルリン残基から選ばれる1つである、請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
- 上記AA2は、D−N5−アセチルオルニチン残基、D−5−オキソノルロイシン残基、及び、D−5−ヒドロキシノルロイシン残基から選ばれる1つである、請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
- 上記R1は水素原子であり、上記R2はメチル基であり、上記AA1はo−アセチルチロシン残基であり、上記AA2はD−メチオニンスルホキシド残基又はD−アルギニン残基であり、上記AA3はフェニルアラニン残基であり、上記AA4はγ−アミノ酪酸残基、または、δ−アミノバレリン酸残基であり、上記Yはヒドロキシル基である、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
- 上記R1は水素原子であり、上記R2はメチル基であり、上記AA1はチロシン残基であり、上記AA2はD−メチオニンスルホキシド残基又はD−アルギニン残基であり、上記AA3はフェニルアラニン残基であり、上記AA4はγ−アミノ酪酸残基、または、δ−アミノバレリン酸残基であり、上記Yはヒドロキシル基である、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
- 上記R1は水素原子であり、上記R2はメチル基であり、上記AA1はチロシン残基であり、上記AA2はD−5−ヒドロキシノルロイシン残基であり、上記AA3はフェニルアラニン残基であり、上記AA4はγ−アミノ酪酸残基、または、δ−アミノバレリン酸残基であり、上記Yはヒドロキシル基である、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
- 上記R1は水素原子であり、上記R2はメチル基であり、上記AA1は2,6−ジメチル−チロシン残基であり、上記AA2はD−メチオニルスルホキシド残基あるいはD−アルギニン残基であり、上記AA3はフェニルアラニン残基であり、上記AA4はγ−アミノ酪酸残基、または、δ−アミノバレリン酸残基であり、上記Yはヒドロキシル基である、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩。
- 請求項1ないし請求項16のいずれか1項に記載の化合物又はその薬学的に許容できる塩の少なくとも1つを有効成分として含む医薬物組成物。
- 請求項1ないし請求項16のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容できる塩の少なくとも1つと、薬学的に許容できる担体と、を含む医薬品組成物。
- 疼痛の予防及び/又は治療に用いる、請求項17又は請求項18に記載の医薬品組成物。
- 上記疼痛が癌性疼痛であることを特徴とする請求項19に記載の医薬品組成物。
- 上記疼痛が神経因性疼痛であることを特徴とする請求項19に記載の医薬品組成物。
- 上記疼痛が変形性膝関節症による疼痛であることを特徴とする請求項19に記載の医薬品組成物。
- 上記疼痛が関節リウマチによる疼痛であることを特徴とする請求項19に記載の医薬品組成物。
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Title |
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JPN6010026198; OGAWA, T., et al.,: 'Structure-activity relationships (SAR) of [D-Arg(2)]dermorphin(1-4) analogues, N(alpha)-amidino-Tyr-' Chem. Pharm. Bull., 2002, Vol.50, No.6, pp.771-780 * |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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WO2010119864A1 (ja) | 2010-10-21 |
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