JP2010246783A - 陳列システム、陳列装置、容器、およびキャップ - Google Patents

陳列システム、陳列装置、容器、およびキャップ Download PDF

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Abstract

【課題】容器を陳列する際に容器の標記をランダムな方向に向けて容器を置いても、標記を所定の方向に向けて容器を陳列することが可能な陳列システム等を提供する。
【解決手段】容器本体21の外周面には、フィルムFが装着されている。フィルムFには、商品名、商標名など他の商品と識別するための識別標記23が印刷されている。また容器20は、キャップ22の下部側に、第2突出部25を備えている。第2突出部25は、その下面が階段状に形成されており、複数の段部を備えた構成となっている。詳細に説明すると、第2突出部25は、時計回り方向に進むに従い高さが減少するように、その下面が階段状に形成されている。このため、第2突出部25は、その下部に、高さ方向における位置が互いに異なる第1平坦面251〜第6平坦面256を備えた構成となっている。
【選択図】図3

Description

本発明は、容器の陳列を行う陳列システム等に関する。
例えばコンビニエンスストアなどにおいては、ペットボトルなど飲料が充填された容器が、陳列装置に縦置きに載せられて販売される。そしてこのような陳列装置は、例えば、容器自身の自重により陳列ケースの前方に容器が移動するように傾斜した状態で配置される。そして、手前側(最前列)の1つの容器を抜き取ると、後続の容器が自重で手前側に移動する。
ここで陳列装置の容器が載せられる箇所には、容器の滑りの良さから例えばプラスチックの平板が設けられる。また、近年では回転可能なローラを多数配置した陳列装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、容器の補充は陳列装置の後方側から行うのが一般的であるが、手前側からの容器の投入を可能とするとともに、奥側に移動した容器が、再度手前側に移動し陳列される陳列装置も提案されている(例えば、特許文献2参照)。即ち、前方側から投入された容器がUターンして戻ってくる陳列装置が提案されている。さらに、容器に関するものとして、缶底に形成された環状凸部の内周壁に、内側凹部と縦リブとが円周方向に交互に形成された缶が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
ところで、容器の外面には、商品名や商標名などの標記が設けられるが、この標記が購入者の取り出し方向に向いていないと、商品の識別がしにくくなるとともに、商品の陳列時の見栄えが悪くなる。このため、陳列される容器は、例えば前方側など、標記が所定の方向に向いていることが好ましい。
公報記載の従来技術として、容器が載せられる傾斜棚板の上面に、棚板傾斜方向に向けて棒状のガイド凸条を設け、容器の底部に、標記の直下と標記が付された面とは反対側の面の直下とを結ぶ凹状嵌合部を設け、このガイド凸条と凹状嵌合部とを用いて容器を陳列する陳列方法が提案されている(例えば、特許文献4参照)。この陳列方法では、標記が前方側を向く姿勢で凹状嵌合部をガイド凸条に嵌合させ、複数の容器を前後に並べる。この結果、標記が前方を向いた状態で容器の陳列が行われる。
特開平11−155701号公報 米国特許第6502408号 特開2000−211624号公報 特開2006−288676号公報
上記特許文献4では、凹状嵌合部をガイド凸条に嵌合させ容器の陳列を行うことで、標記を確実に前方に向けることが可能となる。しかしながら、かかる発明では、容器を陳列棚に陳列する際に、容器の投入者は、容器を陳列装置に設置する度に凹状嵌合部をガイド凸条に嵌合させる必要があり、容器の陳列作業が繁雑となる。また、標記が容器の一箇所にのみ形成されている場合には、標記が後方側に向いた状態で陳列される陳列ミスの発生も懸念される。また、コンビニエンスストアなどの多量の飲料を販売する店舗等では、向きを揃えて投入する作業が非常に大掛かりとなる。
本発明は、容器を陳列する際に容器の標記をランダムな方向に向けて容器を置いても、標記を所定の方向に向けて容器を陳列することが可能な陳列システム等を提供することを主たる目的とする。
かかる目的のもと、本発明が適用される陳列システムは、開口を有し外面に標記が付された容器本体と、容器本体の開口を塞ぐキャップとを備えた容器と、容器を陳列する陳列装置と、を備え、陳列装置は、容器が移動する移動路と、容器の移動方向にて複数の位置に配置され、移動路に突出する突出部と、を備え、容器のキャップは、筒状に形成され外周面を有したキャップ本体と、キャップ本体の周方向における所定範囲内に且つ周方向において複数配置され、陳列装置に設けられた突出部に接触可能な接触部と、を備え、移動路を移動する容器の標記が特定の方向を向いていない場合に接触部が突出部に順次接触することで容器が周方向に回転し標記が特定の方向を向くことを特徴とする陳列システムである。
ここで、接触部は、キャップ本体の外周面よりもキャップ本体側に設けられていることを特徴とすることができる。また、接触部の各々は、容器の高さ方向において互いに異なる位置に配置されていることを特徴とすることができる。さらに、突出部の各々は、複数の接触部のうちの一の接触部に接触し他の接触部には接触しないように高さ方向における位置が互いにずらされて設けられていることを特徴とすることができる。
また、本発明を陳列装置と捉えた場合、本発明が適用される陳列装置は、開口を有し外面に標記が付された容器本体と、外周面を有するとともに外周面と交差する関係の面を周方向の所定範囲内に且つ周方向の異なる位置に複数備え容器本体の開口を塞ぐキャップとを備えた容器を陳列可能な陳列装置であって、容器が移動する移動路と、移動路を移動する容器の標記が特定の方向以外の方向を向いている場合に交差する関係の面に順次接触し容器を回転させ、移動路を移動する容器の標記が特定の方向を向いている場合にキャップの外周面であって交差する関係の面が設けられていない部位に対峙する回転手段と、を含む陳列装置である。
ここで、回転手段は、高さ方向における位置が調整可能に設けられていることを特徴とすることができる。また、回転手段は、容器の移動方向における複数の箇所に、移動路に突出する突出部を有し、突出部を交差する関係の面に順次接触させることで容器の回転を行うことを特徴とすることができる。
また、本発明を容器と捉えた場合、本発明が適用される容器は、開口を有し外面に標記が付された容器本体と、容器本体に装着され開口を塞ぐキャップと、を備え、キャップは、筒状に形成されるとともに外周面を有したキャップ本体と、容器本体の標記と予め定められた位置関係を有した箇所に位置し、キャップ本体の外周面と交差する関係で配置された面がキャップ本体の周方向において複数設けられた面形成部位と、を有することを特徴とする容器である。
ここで、外周面と交差する関係で配置された面は、キャップ本体の外周面よりもキャップ本体側に設けられていることを特徴とすることができる。また、面形成部位とは高さ方向における異なる位置に、面形成部位を更に備えることを特徴とすることができる。さらに、標記は、容器本体の周方向における異なる位置に複数設けられ、面形成部位は、複数の標記のうちの一の標記と予め定められた位置関係を有して配置され、複数の標記のうちの他の標記と予め定められた位置関係を有して配置された面形成部位を更に備えることを特徴とすることができる。また、他の標記と予め定められた位置関係を有して配置された面形成部位は、一の標記と予め定められた位置関係を有して配置された面形成部位とは高さ方向における異なる位置に配置されていることを特徴とすることができる。さらに、交差する関係で配置された面の各々は、キャップ本体の高さ方向において互いに異なる位置に配置されていることを特徴とすることができる。
また、本発明をキャップと捉えた場合、本発明が適用されるキャップは、筒状に形成されるとともに外周面を有し、外面に標記が付された容器の開口を塞ぐキャップ本体と、容器とキャップ本体とが予め定められた位置関係を有した状態で容器にキャップ本体が装着された場合に標記と予め定められた位置関係を有した箇所に位置し、キャップ本体の外周面と交差する関係で配置された面がキャップ本体の周方向において複数設けられた面形成部位と、を含むキャップである。
ここで、外周面と交差する関係で配置された面は、キャップ本体の外周面よりもキャップ本体側に設けられていることを特徴とすることができる。また、面形成部位とは高さ方向における異なる位置に、面形成部位を更に備えることを特徴とすることができる。さらに、面形成部位は、容器に設けられた複数の標記のうちの一の標記と予め定められた位置関係を有して配置され、複数の標記のうちの他の標記と予め定められた位置関係を有して配置される面形成部位を更に備えることを特徴とすることができる。また、他の標記と予め定められた位置関係を有して配置される面形成部位は、一の標記と予め定められた位置関係を有して配置された面形成部位とは高さ方向における異なる位置に配置されることを特徴とすることができる。また、交差する関係で配置された面の各々は、キャップ本体の高さ方向において互いに異なる位置に配置されていることを特徴とすることができる。
容器を陳列する際に容器の標記をランダムな方向に向けて容器を置いても、標記を所定の方向に向けて陳列することが可能な陳列システム等を提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係る陳列装置の概略構成を示した図である。 陳列装置の上面図および側面図である。 図2−1におけるA−A線における断面図である。 陳列装置の変形例を示した図である。 陳列装置の変形例を示した図である。 陳列装置の変形例を示した図である。 容器を説明するための図である。 容器を説明するための図である。 陳列装置における容器の動作を説明するための図である。 容器の他の動作例を示した図である。 容器の他の動作例を示した図である。 容器の変形例を示した図である。 容器の変形例を示した図である。 陳列装置の変形例を示す図である。 容器の他の変形例を示した図である。 容器の他の変形例を示した図である。 陳列装置における容器の動作を説明するための図である。 容器の他の変形例を示した図である。 容器の他の変形例を示した図である。 陳列装置における容器の動作を説明するための図である。 容器における識別標記の配置位置を説明するための図である。 容器の他の変形例を示した図である。 容器の他の変形例を示した図である。 容器の他の変形例を示した図である。 陳列装置における容器の動作を説明するための図である。 第2の実施形態における容器を示した図である。 第2の実施形態における容器を示した図である。 陳列装置における容器の動作を示した図である。 容器の変形例を示した図である。 容器の変形例を示した図である。 容器の他の変形例を示した図である。 容器の他の変形例を示した図である。 陳列装置における容器の動作を示した図である。 第3の実施形態における容器を示した図である。 第3の実施形態における容器を示した図である。 陳列装置における容器の動作を説明するための図である。 陳列装置における容器の動作を説明するための図である。 容器の変形例を示した図である。 容器の他の変形例を示した図である。 容器の他の変形例を示した図である。 容器の他の変形例を示した図である。 容器の変形例を示した図である。 容器の変形例を示した図である。 容器の変形例を示した図である。 容器の変形例を示す図である。 容器の変形例を示す図である。 容器の変形例を示す図である。 容器の変形例を示す図である。 容器の変形例を示す図である。 容器の変形例を示す図である。 第1突起〜第5突起の配置態様を説明する図である。
―第1の実施形態―
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る陳列装置の概略構成を示した図である。
同図(A)に示すように本実施形態における陳列装置30は、図柄が印刷されたフィルムFが外周面に装着され且つ飲料が内部に充填された容器20が載せられる載置部31と、容器20の移動経路(移動路)を形成するとともに容器20の移動を案内するガイド32とを備えている。また、載置部31の一側辺に沿って配置され、容器20の移動を停止させる、好ましくは透明に形成される規制板34を備えている。また、陳列装置30は、容器20を回転させ容器20に付された識別標記23を前方に向ける回転機構50を備えている。
陳列装置30は、同図(B)に示すように、コンビニエンスストア、スーパーマーケットなどに設置される陳列ケース10の内部に収納される。この陳列ケース10は、直方体状に形成されたケース本体部10Aと、このケース本体部10Aに対して開閉可能に設けられたドア10Bとにより主要部が構成されている。
ここで陳列装置30は、陳列ケース10に設けられた棚(不図示)の上に載せられる。この際、陳列装置30は、規制板34が設けられた側がドア10B側に位置するように設置される。また陳列装置30の載置部31は、規制板34が設けられた側が、規制板34が設けられた側とは反対側よりも下方に位置するように配置される。即ち、陳列装置30の載置部31は、陳列ケース10の後方側から容器20が取り出される前方側(取り出し部側)に向かって下り傾斜した状態で配置される。
ここで本実施形態における陳列ケース10は、後方側にもドアが設けられ(不図示)、後方側も開放可能となっている。そしてこの後方側より陳列装置30に容器20が投入される。即ち、陳列ケース10の後方側および陳列装置30の後方側に容器20の投入部が設けられた構成となっている。そして、投入された容器20は載置部31上をドア10B側に向かって移動する。即ち、容器20を購入する購入者側に向かって移動する。なお、本明細書では、ドア10B側を前方側(前方)と称しドア10Bとは反対側を後方側(後方)と称する場合がある。また、陳列ケース10の幅方向(容器20が移動する方向に直交する方向)を横方向、幅方向と称する場合がある。
次に陳列装置30についてより詳細に説明する。
図2−1は、陳列装置30の上面図および側面図を示している。詳細には、同図(A)は上面図を示し、同図(B)は右側面図を示している。また、図2−2は、図2−1におけるA−A線における断面図である。
本実施形態における陳列装置30では、図2−1(A)に示すように、載置部31に、複数のロール状部材311が設けられている。詳細に説明すると、複数のロール状部材311が前後方向に沿って並べられた第1ローラ列312と、同じく複数のロール状部材311が前後方向に沿って並べられた第2ローラ列313とが、載置部31に設けられている。各々のロール状部材311は、容器20の移動経路に沿った回転が可能なように設けられており、容器20を前方へ円滑に移動させる。
また、陳列装置30は、上記のとおり、容器20を回転させ容器20に付された識別標記23を前方に向ける回転機構50を備えている。
ここで回転機構50は、同図(A)に示すように、容器20の移動経路に沿って設けられ且つ載置部31の上方に設けられた棒状部材51と、この棒状部材51に取り付けられ容器20の移動経路に突出した突出部の一例としての第1ピン521〜第6ピン526を備えている。ここで本実施形態では、容器20の移動方向最上流側に第1ピン521が配置され、移動方向最下流側に第6ピン526が配置されている。また、第1ピン521〜第6ピン526の各々は、一定の間隙をおいて配置されている。また、回転機構50は、棒状部材51を右方側のガイド32に固定する固定部材53を備えている。なお、第1ピン521〜第6ピン526は、容器20を回転させる回転手段として捉えることができる。
また、同図(B)に示すように、棒状部材51には、前方に向かうに従い載置部31から離れるような傾斜が付与されている。このため、本実施形態では、第1ピン521が載置部31の最も近くに配置され、第6ピン526が載置部31から最も離れた箇所に位置している。付言すれば第1ピン521〜第6ピン526は、高さ方向における位置が互いにずらされて配置されている。なお、本図では、理解を容易にするため、棒状部材51の傾斜を実際の傾斜よりも大きく表示している。
また、本実施形態における固定部材53は、右方側のガイド32に差し込まれているとともに、この右方側のガイド32に対してスライド可能となっている。このため、本実施形態における陳列装置30では、固定部材53を右方側のガイド32に対しスライドさせることで第1ピン521〜第6ピン526を高さ方向に移動させることが可能となっている。また、本実施形態では、固定部材53を右方側のガイド32に位置決めするネジ54が設けられている。
図2−2を参照してさらに詳細に説明すると、右方側のガイド32は、矩形状の穴32Aを備えている。そして、本実施形態では、この穴32Aに対し固定部材53がスライド可能な状態で差し込まれている。そして、穴32Aに差し込まれた固定部材53をスライドさせることで第1ピン521〜第6ピン526を高さ方向に移動させることが可能となっている。また、固定部材53は、ネジ54によって、穴32Aの内壁に押し付けられ固定される。
なお、第1ピン521〜第6ピン526は次のように配置することもできる。
図2−3は、陳列装置30の変形例を示した図である。なお、同図(A)は陳列装置30の上面図であり、同図(B)は同図(A)のA−A線における断面図である。
本陳列装置30では、右方側のガイド32と左方側のガイド32を跨るように配置され、第1ピン521〜第6ピン526の支持に用いられる支持部材200が設けられている。この支持部材200は、アーチ状(ゲート状)に形成されており、左方側のガイド32に固定されるとともにこの左方側のガイド32から上方に延びる第1脚部201と、右方側のガイド32に固定されるとともにこの右方側のガイド32から上方に延びる第2脚部202と、第1脚部201と第2脚部202とを接続する天井部203とを備えている。
また、本陳列装置30では、天井部203から下方に延びるとともに容器20の移動経路に沿って設けられ、天井部203によって支持される被支持部材250が設けられている。そして、本陳列装置30では、この被支持部材250に対し、第1ピン521〜第6ピン526が取り付けられている。後述するように、本実施形態では、第1ピン521〜第6ピン526が容器20により押圧される。この際、第1ピン521〜第6ピン526が変位するおそれがあるが、本構成の場合、第1ピン521〜第6ピン526の変位が起こりにくくなる。なお、第1ピン521〜第6ピン526の上下方向への移動は、例えば、支持部材200をガイド32に対しスライドさせることで行うことができる。
また上記では、固定部材53をスライドさせることで第1ピン521〜第6ピン526を高さ方向に移動させる構成を説明したが、次のような構成によっても、第1ピン521〜第6ピン526を高さ方向に移動させることができる。
図2−4は、陳列装置30の変形例を示した図である。なお、同図(A)は陳列装置30の上面図であり、同図(B)は同図(A)のA−A線における断面図である。
本陳列装置30には、上記と同様に、支持部材200が設けられている。さらに、本陳列装置30では、支持部材200の第2脚部202に固定された固定部材260が設けられている。
固定部材260は、容器20の移動経路に沿って設けられている。また、この固定部材260は、容器20の移動経路に沿って設けられ上記棒状部材51が嵌る溝261を複数備えている。さらに説明すると、溝261は、複数(本変形例では3つ)設けられるとともに、上方方向に並んで配列されている。本陳列装置30では、棒状部材51を嵌める溝261を異ならせることで、第1ピン521〜第6ピン526の高さ方向における位置が異なるようになる。
また陳列装置30は次のような構成とすることもできる。
図2−5は、陳列装置30の変形例を示した図である。
図2−4では、一つの移動経路(容器移動経路、移動レーン)に対して一つの支持部材200を設けたが、複数(本変形例では3つ)の移動経路に対し一つの支持部材200を設けることができる。付言すれば、天井部203を図2−4で示した天井部203よりも長くすることで、複数の移動経路に対して一つの支持部材200を設けることができる。
なお、本陳列装置30では、各々の移動経路に対応させて固定部材260を設けている。ここで、各固定部材260は、天井部203に固定されている。なお、本変形例では、固定部材260を設けた場合を一例に説明したが、図2−3にて説明した被支持部材250を各移動経路に対応させて設けることもできる。
次いで容器20について説明する。
図3および図4は、容器20を説明するための図である。なお、図3(A)は容器20の正面図を示し、同図(B)は容器20の左側面図を示している。また、図4(A)は容器20の背面図を示し、同図(B)は容器20の右側面図を示している。また、図3(A)、(B)、図4(A)、(B)の各々の上部に表示した図は、キャップ22の上面図を示している。
本実施形態における容器20は、PET(ポリエチレンテレフタレート)などの樹脂材料により形成された容器を例示している。例えば、このような容器20は、樹脂材料を用いた射出成形(ブロー成形)法、樹脂材料を用いてプリフォームを成形後、これをブロー成形する方法により製造することができる。
図3(A)に示すように本実施形態における容器20は、上部に開口(飲み口)を有し且つ筒状に形成され内部に飲料が充填された容器本体21と、容器本体21の開口を塞ぐキャップ22とを備えている。また容器本体21の外周面には、フィルムFが装着されている。なお、容器本体21は、上部側の径が底部側の径よりも小さくなっている。即ち、容器本体21は、上部側が縮径された状態となっている。
ここでフィルムFには、同図(A)に示すように、商品名、商標名など他の商品と識別するための識別標記23が印刷されている。
また容器20は、容器本体21の上部に(キャップ22の下部に)、容器本体21の外周面から容器本体21の径方向に環状に突出した第1突出部24を備えている。ここで、この第1突出部24は、容器本体21と一体に形成されている。
さらに容器20は、キャップ22の下部側に、第2突出部25を備えている。ここで、この第2突出部25の突出量は、第1突出部24の突出量よりも小さくなっている。なお、このようにキャップ22の下部側に第2突出部25を設ける場合、上部側に設ける場合に比べ、キャップ22を操作する際の操作性が良好となる。また、第2突出部25などは、容器本体21側に設けることもできる。ここで第2突出部25をキャップ22に設ける場合、キャップ22の形状を変更するだけですみ、容器本体21の製造設備等の変更が不用となる。
また、第2突出部25は、図3(A)の断面図に示すように、識別標記23が設けられた側から識別標記23が設けられた側とは反対側にかけて、キャップ22のキャップ本体22Aに巻き付くように設けられている。付言すれば、識別標記23が設けられた側から反対側に向かって時計回り方向に沿って設けられている。さらに説明すると、第2突出部25は、円筒状に形成され外周面を有したキャップ本体22Aの周方向における所定範囲内に設けられている。
さらに説明すると、キャップ22は、容器20を識別標記23が設けられた側から眺めた場合に(図3(A)参照)、キャップ本体22Aの右側面側に、第2突出部25が設けられていない構成となっている。付言すると、第2突出部25が設けられている高さ方向の位置において、キャップ22の右側面側は(第2突出部25に隣接する領域は)、キャップ本体22Aが露出する状態となっている。さらに説明すると、キャップ本体22Aの右側面に対する接線且つ容器20の正面側から背面側に向かう接線であって上記第2突出部25が設けられた高さ位置を通る接線(図3(A)の断面図参照)よりも容器20の右方側には、第2突出部25が設けられていない構成となっている。
また、第2突出部25は、その下面が階段状に形成されており、複数の段部を備えた構成となっている。詳細に説明すると、第2突出部25は、時計回り方向に進むに従い高さが減少するように、その下面が階段状に形成されている。このため、本実施形態における第2突出部25は、その下部に、高さ方向における位置が互いに異なる第1平坦面251〜第6平坦面256(接触部の一例)を備えた構成となっている。付言すると、第2突出部25は、高さ方向における位置が互いに異なりまたキャップ本体22Aの周方向における位置が互いに異なる複数の端面を有している。ここで第2突出部25(第1平坦面251〜第6平坦面256)が設けられた領域は面形成部位として捉えることができる。
ここで、第1平坦面251〜第6平坦面256の各々は、図3(A)に示すように、キャップ本体22Aの外周面に対して交差する関係(略直交する関係)で配置されている。また、第1平坦面251は、図3(A)に示すように、識別標記23が設けられた側に位置している。また、第6平坦面256は、図4(A)に示すように、識別標記23が設けられた側とは反対側に位置している。また、第2平坦面252〜第5平坦面255は、第1平坦面251から第6平坦面256に向かって、第2平坦面252、第3平坦面253、第4平坦面254、第5平坦面255の順に設けられている。さらに、容器20の周方向において、第1平坦面251〜第6平坦面256は所定の角度毎に設けられている。また、第1平坦面251が最も下部に位置し、第6平坦面256が最も上部に位置している。
なお、上記第2突出部25や後述する第1突起241〜第5突起245は、キャップ22の形成時にキャップ本体22Aと一体で形成することができる。また、例えば、樹脂片や金属片などの部材を別途貼付等したりして形成することができる。
次いで陳列装置30における容器20の動作について説明する。
図5は、陳列装置30における容器20の動作を説明するための図である。なお、本図では、第1ローラ列312、第2ローラ列313、および固定部材53の図示を省略している。
同図の符号5Aに示すように、識別標記23が右斜め前方を向いた状態で容器20が陳列装置30に投入された場合、第1ピン521に対し第1平坦面251が突き当たるようになる。これによって容器20には回転力が付与され、容器20は反時計回りに回転を行うようになる。次いで容器20の前方への移動に伴い、第2ピン522に対し第2平坦面252が突き当たり(符号5B参照)、容器20は同様に反時計回りの回転を行う。
その後、容器20は、第3ピン523に第3平坦面253が突き当たり、第4ピン524に第4平坦面254が突き当たり、第5ピン525に第5平坦面255が突き当たることで、周方向の回転を順次行っておく。そして最終的に、第6平坦面256が第6ピン526に突き当たることで、識別標記23が前方を向くようになる(符号5C参照)。その後、容器20は、載置部31上をスライドし陳列装置30の前方に到達する。
本実施形態では、識別標記23と第2突出部25(第1平坦面251〜第6平坦面256)が設けられた領域とが予め定められた位置関係を有して配置されている。付言すれば、識別標記23と第2突出部25が設けられた領域とが予め定められた位置関係を有するように、容器本体21に対しキャップ22が位置している。また、識別標記23と第2突出部25が設けられていない領域も予め定められた位置関係を有して配置されている。具体的には、識別標記23が一方向を向いている場合に、第2突出部25が設けられていない領域がこの一方向と直交する方向を向くようになっている。
このため本実施形態では、識別標記23が前方以外の方向を向いている場合には容器20が回転し、識別標記23が前方を向いている場合には容器20は回転を行わない。付言すると、識別標記23が前方に向いていない状態で容器20の投入を行ったとしても、陳列装置30の前方側に容器20が達した際に識別標記23を前方に向いた状態となる。即ち本実施形態では、容器20を陳列装置30に投入する投入者が特別な操作をしないでも、識別標記23が前方を向くこととなる。
なお上記では説明を省略したが、第1ピン521〜第6ピン526の各々は、高さ方向における位置が予め調整されている。即ち、第1ピン521と第1平坦面251とが突き当たるように、第2ピン522と第2平坦面252とが突き当たるように、第3ピン523と第3平坦面253とが突き当たるように、第1ピン521〜第3ピン523の各々は、高さ方向における位置が予め調整されている。また、第4ピン524と第4平坦面254とが突き当たるように、第5ピン525と第5平坦面255とが突き当たるように、第6ピン526と第6平坦面256とが突き当たるように、第4ピン524〜第6ピン526の各々は、高さ方向における位置が予め調整されている。
次いで容器20の他の動作例を説明する。
図6、図7は、容器20の他の動作例を示した図である。
図6(A)に示すように、識別標記23が陳列装置30の後方側を向いた状態で容器20が投入された場合、第3平坦面253が陳列装置30の前方を向いた状態となる。そして容器20は前方へ移動することとなるが、この第3平坦面253は、第1ピン521、第2ピン522(図2−1(B)も参照)の上方を通過するようになる。このため、容器20は、回転せずに第3ピン523まで到達する。そして、容器20はこの第3ピン523から回転力を受け上記と同様に回転を行う。そして容器20は、上記と同様に、識別標記23が前方を向いた状態で陳列装置30の前方に到達する。
また例えば図6(B)に示すように、識別標記23が左斜め前方を向いた状態で容器20が投入された場合、第6平坦面256が陳列装置30の前方を向いた状態となる。そして容器20は前方へ移動することとなるが、この第6平坦面256は、第1ピン521〜第5ピン525(図2−1(B)も参照)の上方を通過するようになる。このため、容器20は、回転せずに第6ピン526まで到達する。そして、容器20はこの第6ピン526から回転力を受け上記と同様に回転を行う。そして容器20は、上記と同様に、識別標記23が前方を向いた状態で陳列装置30の前方に到達する。
さらに例えば図7に示すように、識別標記23が前方を向いた状態で容器20が投入される場合もある。この場合、キャップ22の側面であって第1ピン521〜第6ピン526が配置された側と対向する側面には、第2突出部25が存在しない状態となる。付言すれば、第2突出部25が存在しない領域(面)と、第1ピン521〜第6ピン526が配置された側とが対峙するようになる。さらに付言すれば、第1ピン521〜第6ピン526に突き当たる第1平坦面251〜第6平坦面256が、容器20の図中右側面側に位置しない状態となる。このため、容器20は、回転を行うことなく陳列装置30の前方まで到達する。即ち、識別標記23が前方を向いた状態を維持したまま陳列装置30の前方まで到達する。
ここで、上記では一つの容器20を投入した場合の動作を説明したが、陳列装置30に既に複数の容器20が陳列されている場合には、先頭に位置する容器20の取り出しを行うと、この容器20の分、空間が形成される。そして、この空間に向かって2番目の容器20が移動するようになる。また、この2番目の容器20に後続する容器20の移動も開始される。この際、各容器20は、第1ピン521〜第6ピン526により回転し、各容器20の識別標記23が前方を向くようになる。
なお容器20は次のような形態とすることができる。
図8、図9は、容器20の変形例を示した図である。なお、図8(A)は容器20の正面図を示し、同図(B)は容器20の左側面図を示している。また、図9(A)は容器20の背面図を示し、同図(B)は容器20の右側面図を示している。また、図8(A)、(B)、図9(A)、(B)の各々の上部に表示した図は、キャップ22の上面図を示している。
図3、図4に示した容器20においては、第2突出部25における階段状の部位を、第2突出部25の下面(下部)に設けたが、本変形例では、第2突出部25の上面(上部)に設けている。なお、このような形態の容器20を用いる場合には、図10(陳列装置30の変形例を示す図)に示す陳列装置30を用いる。
この陳列装置30では、棒状部材51の傾斜を、図2−1で示した棒状部材51の傾斜とは異ならせている。即ち、本棒状部材51は、前方に向かうに従い載置部31に接近するように配置されている。このため、本陳列装置30では、第6ピン526が載置部31の最も近くに配置され、第1ピン521が載置部31から最も遠い位置に位置している。
容器20の変形例を更に説明する。
図11、図12は、容器20の他の変形例を示した図である。なお、図11(A)は容器20の正面図を示し、同図(B)は容器20の左側面図を示している。また、図12(A)は容器20の背面図を示し、同図(B)は容器20の右側面図を示している。また、図11(A)、(B)、図12(A)、(B)の各々の上部に表示した図は、キャップ22の上面図を示している。
本変形例における容器20では、識別標記23が2つ設けられた状態となっている。即ち、第1識別標記23a、第2識別標記23bが設けられた状態となっている。ここで、第1識別標記23aおよび第2識別標記23bは、容器20の周方向において、位相が180°ずれた状態となっている。付言すれば、第1識別標記23aが設けられた側とは反対側に第2識別標記23bが設けられた状態となっている。
また、本変形例における容器20では、第2突出部25が2つ設けられた状態となっている。詳細には、第1識別標記23aの上部に一方の第2突出部25が設けられ、第2識別標記23bの上部に他方の第2突出部25が設けられている。さらに説明すると、第1識別標記23aおよび第2識別標記23bに対して位相が90°ずれた位置には、第2突出部25が設けられていない構成となっている。なお、第2突出部25の各々は、上記と同様に、下面が階段状に形成され、下部に、第1平坦面251〜第3平坦面253を備えている。
次いで、陳列装置30における容器20の動作について説明する。
図13は、陳列装置30における容器20の動作を説明するための図である。
図13(A)に示すように、例えば第1識別標記23aが陳列装置30の後方側を向いた状態で容器20が投入された場合、2つの第2突出部25のうちの一方の第2突出部25における第1平坦面251が陳列装置30の前方を向いた状態となる。そして容器20は前方へ移動することとなるが、この際、この第1平坦面251が、第1ピン521に突き当たるようになる。この結果、容器20は反時計回りに回転する。その後、第2平坦面252が第2ピン522に突き当たり、容器20は更に回転する。また、第3平坦面253が第3ピン523に突き当たり、容器20は更に回転する。これにより第1識別標記23aが前方を向くようになる。
また、図13(B)に示すように、例えば第2識別標記23bが陳列装置30の後方側を向いた状態で容器20が投入された場合、2つの第2突出部25のうちの他方の第2突出部25における第1平坦面251が陳列装置30の前方を向いた状態となる。そして容器20は前方へ移動することとなるが、この際、この第1平坦面251が、第1ピン521に突き当たるようになる。この結果、容器20は反時計回りに回転する。その後、第2平坦面252が第2ピン522に突き当たり、容器20は更に回転する。また、第3平坦面253が第3ピン523に突き当たり、容器20は更に回転する。これにより第2識別標記23bが前方を向くようになる。
なお、上記の容器20においては、各々の第2突出部25に、3つの平坦面が設けられている。このため、陳列装置30においては、この3つの平坦面に対応させて3本のピンを設けている。即ち、本変形例では、360°に近い容器20の回転(図5参照)を行わないでよいため、ピンの数を減らすことが可能となる。この結果、図13に示したように、陳列装置30の上部のみに回転機構50が設けられた構成となる。
ここで図2−1に示した陳列装置30では、容器20の移動経路の右側に第1ピン521〜第6ピン526が設けられていたが、設置スペース等の関係から移動経路の左側に第1ピン521〜第6ピン526を設けたい場合もある。ところでこのような構成の陳列装置30に対して上記の容器20を投入しても容器20を回転させることはできない。このため、容器20は次のような形態とすることもできる。
図14、図15は、容器20の他の変形例を示した図である。なお、図14(A)は容器20の正面図を示し、同図(B)は容器20の左側面図を示している。また、図15(A)は容器20の背面図を示し、同図(B)は容器20の右側面図を示している。また、図14(A)、(B)、図15(A)、(B)の各々の上部に表示した図は、A−A線における断面図、およびB−B線における断面図を示している。
ここで本変形例における容器20では、上記と同様に、第2突出部25が2つ設けられている。但し、2つの第2突出部25は、上下にずらされて配置されている。付言すれば、上方に一方の第2突出部25が設けられ、下方に他方の第2突出部25が設けられている。
ここで、上方に配置された一方の第2突出部25は、高さ方向における寸法を除き、図8、図9で示した第2突出部25と同様の構成となっている。
また、下方に配置された他方の第2突出部25も基本的には、図3、図4で示した第2突出部25と同様の構成となっている。即ち、識別標記23が設けられた側から識別標記23が設けられた側とは反対側にかけて、キャップ本体22Aに巻き付くように設けられている。
但し、下方に配置された他方の第2突出部25は、上方に位置する第2突出部25と異なり、識別標記23が設けられた側から反時計回り方向に向かって設けられている。さらに説明すると、下方の第2突出部25が設けられた高さ方向の位置において、容器20(キャップ22)の左側面側には、第2突出部25が設けていない構成となっている(図14(A)参照)。付言すれば、この左側面側は、キャップ本体22Aが露出する状態となっている。
ついで陳列装置30における容器20の動作について説明する。
図16は、陳列装置30における容器20の動作を説明するための図である。ここで本図では、容器20の移動経路の左側に第1ピン521〜第6ピン526が設けられた陳列装置30を示している。
同図の符号16Aに示すように、識別標記23が左斜め前方を向いた状態で容器20が陳列装置30に投入された場合、第1ピン521に対し下方に位置する第2突出部25の第1平坦面251が突き当たるようになる。これによって容器20には回転力が付与され、容器20は時計回りに回転を行う。次いで容器20の前方への移動に伴い、第2ピン522に対し第2平坦面252が突き当たり(符号16B参照)、容器20は同様に時計回りの回転を行う。
その後、容器20は、第3平坦面253が第3ピン523に突き当たり、第4平坦面254が第4ピン524に突き当たり、第5平坦面255が第5ピン525に突き当たることで、時計回りの回転を順次行っていく。そして最終的に、第6平坦面256が第6ピン526に突き当たることで、識別標記23が前方を向くようになる(符号16C参照)。その後、容器20は、載置部31上をスライド移動し、識別標記23が前方を向いた状態で陳列装置30の前方に到達する。
なお、第1ピン521〜第6ピン526が上方の第2突出部25に対応した位置に設けられていると、容器20を上記のように回転させることができない。このため、容器20の移動経路の左側に第1ピン521〜第6ピン526を設ける場合、第1ピン521〜第6ピン526が下方の第2突出部25に対応するように、第1ピン521〜第6ピン526(固定部材53)の位置を調整する必要がある。
ところで容器20における識別標記23は1つに限らず2つ設けられる場合も多い。また、2つ設けられた識別標記23は、180°の位相ずれに限らず、図17(容器20における識別標記23の配置位置を説明するための図)に示すように180°以外のずれを有して配置される場合もある。このような容器20に対しては、第2突出部25を次のように設けることができる。
図18は、容器20の他の変形例を示した図である。
ここで本図における容器20では、第1識別標記23aと第2識別標記23bの2つの識別標記23が設けられている。なお、同図(A)は容器20を第1識別標記23aが設けられた側から眺めた場合の図を示し、同図(B)は容器20を第2識別標記23bが設けられた側から眺めた場合の図を示している。また同図(A)、(B)の各々の上部に表示した図は、A−A線における断面図、B−B線における断面図を示している。ここで、本図では、第1識別標記23aおよび第2識別標記23bが120°のずれを有して配置された場合を例示している。
本変形例における容器20においても、2つの第2突出部25が設けられている。そして一方の第2突出部25は上方に配置され、他方の第2突出部25は下方に配置されている。また、一方の第2突出部25と他方の第2突出部25は、容器20の周方向において互いにずれた状態で設けられている。なお、2つの第2突出部25の各々は、高さ方向における寸法を除き、図3、図4で示した第2突出部25と同様の構成を有している。
また、上方に位置する第2突出部25は、第1識別標記23aに対応して設けられ、下方に位置する第2突出部25は第2識別標記23bに対応して設けられている。
このため、上方の第2突出部25が設けられた位置(高さ方向における位置)において、キャップ本体22Aの右側面には、第2突出部25が設けられておらず、キャップ本体22Aが露出する状態となっている(同図(A)参照)。また、下方の第2突出部25が設けられた位置(高さ方向における位置)において、キャップ本体22Aの右側面には、第2突出部25が設けられておらず、キャップ本体22Aが露出する状態となっている(同図(B)参照)。
ここで陳列装置30において第1識別標記23aを前方に向けたい場合には、固定部材53の高さ方向における位置を調整し、上記第1ピン521〜第6ピン526を、上方に位置する第2突出部25に対応するように配置する。そしてこの状態にて容器20を陳列装置30に投入すると、上記にて説明したように、第1識別標記23aが前方を向くようになる。また、陳列装置30において第2識別標記23bを前方に向けたい場合には、固定部材53の高さ方向における位置を調整し、第1ピン521〜第6ピン526を、下方に位置する第2突出部25に対応するように配置する。そしてこの状態にて容器20を投入すると、第2識別標記23bが前方を向くようになる。
また容器20は次のような構成とすることもできる。
図19、図20は、容器20の他の変形例を示した図である。なお、図19は容器20の正面図であり、図20は容器20の背面図である。また、図20の上部に示した2つの図は、それぞれA−A線における断面図、B−B線における断面図を示している。
ここで本容器20では、図19に示すように一つの識別標記23が設けられている。また、上記と同様、第1突出部24が設けられている。さらに本容器20では、図20に示すように、識別標記23が設けられた側とは反対側に、第2突出部25が2つ設けられている。さらに説明すると、識別標記23に対して位相が180°ずれた位置に、2つの第2突出部25が設けられている。また、識別標記23に対して位相が90°、−90°ずれた位置には、第2突出部25が設けられていない構成となっている。
2つの第2突出部25は、上下にずらされて配置されている。付言すれば、上方に一方の第2突出部25が設けられ、下方に他方の第2突出部25が設けられている。
ここで、上方に配置された一方の第2突出部25は、高さ方向における寸法を除き、図11(A)で示した第2突出部25と同様の構成となっている。即ち、上方に配置された一方の第2突出部25は、下面が階段状に形成され、下部に、第1平坦面251〜第3平坦面253を備えている。A−A線における断面図も参照しながらさらに説明すれば、時計回り方向において、第1平坦面251〜第3平坦面253は、第1平坦面251、第2平坦面252、第3平坦面253の順に設けられている。
また、下方に配置された他方の第2突出部25は、上方に配置された上記一方の第2突出部25と同様の構成を基本的に有している。但し、B−B線における断面図に示すように、第1平坦面251〜第3平坦面253は、時計回り方向において、第3平坦面253、第2平坦面252、第1平坦面251の順に設けられている。
次いで陳列装置30における容器20の動作について説明する。
図21は、陳列装置30における容器20の動作を説明するための図である。ここで本図では、容器20の移動経路の左側に第1ピン521〜第3ピン523が設けられ、また、容器20の移動経路の右側に第1ピン521〜第3ピン523が設けられた陳列装置30を示している。
同図(A)に示すように、例えば識別標記23が陳列装置30の左側且つ後方側を向いた状態で容器20が投入された場合、上記2つの第2突出部25のうちの一方の第2突出部25(上方の第2突出部25)における第1平坦面251が陳列装置30の前方を向いた状態となる。そして容器20は前方へ移動することとなるが、この際、この第1平坦面251が、移動経路の右側に設けられた第1ピン521に突き当たるようになる。この結果、容器20は反時計回りに回転する。その後、第2平坦面252が同じく右側に設けられた第2ピン522に突き当たり、容器20は更に回転する。また、第3平坦面253が同じく右側に設けられた第3ピン523に突き当たり、容器20は更に回転する。これにより識別標記23が前方を向くようになる。
また、同図(B)に示すように、例えば識別標記23が陳列装置30の右側且つ後方側を向いた状態で容器20が投入された場合、上記2つの第2突出部25のうちの他方の第2突出部25(下方の第2突出部25)における第1平坦面251が陳列装置30の前方を向いた状態となる。そして容器20は前方へ移動することとなるが、この際、この第1平坦面251が、移動経路の左側の第1ピン521に突き当たるようになる。この結果、容器20は時計回りに回転する。その後、第2平坦面252が同じく左側の第2ピン522に突き当たり、容器20は更に回転する。また、第3平坦面253が同じく左側の第3ピン523に突き当たり、容器20は更に回転する。これにより識別標記23が前方を向くようになる。
ここで、移動経路の左側に位置する第1ピン521〜第3ピン523は、上記他方の第2突出部25(下方の第2突出部25)に対応するため、移動経路の右側に位置する第1ピン521〜第3ピン523よりも下方に(載置部31に近い側に)位置している。
図19、図20で示した、識別標記23が一つ設けられた容器20の場合、図2−1〜図4に示した構成によって識別標記23を前方に向けることが可能となるが、この構成の場合、上記にて説明したように、第1ピン521〜第6ピン526の6本のピンが必要となる。付言すれば、容器20を360°近く回転させる必要があるため、図2−1にも示したように、容器20の取り出し部の近くまでピンが配置されることとなる。そしてこの場合、容器20が取り出しにくくなるおそれがある。
図19、図20で示した容器20の場合、図2−1で示した構成よりもピンの数を減らすことが可能となり、ピンを陳列装置30の例えば上部側に設置可能となる。この場合、容器20をより取り出しやすくなる。また、第1ピン521〜第6ピン526の6本のピンが必要な場合(容器20を360°近く回転させる必要がある場合)、陳列装置30の前後方向における長さが大きくなる。図19〜図21で示した構成の場合、容器20を最大で180°回転させればよいため、陳列装置30の前後方向における長さを小さいものとすることが可能となる。
―第2の実施形態―
上記では第2突出部25を用いて容器20の識別標記23を前方に向ける例を説明した。ところで容器20は次のような構成とすることもできる。
図22、図23は、第2の実施形態における容器20を示した図である。なお、図22(A)は容器20の正面図を示し、同図(B)は容器20の左側面図を示している。また、図23(A)は容器20の背面図を示し、同図(B)は容器20の右側面図を示している。また、図22(A)、(B)、図23(A)、(B)の各々の上部に表示した図は、キャップ22の上面図である。
本実施形態における容器20では、キャップ22に、環状突出部22Bが設けられている。この環状突出部22Bは、円筒状のキャップ本体22Aの外周面からキャップ本体22Aの径方向に突出して設けられるとともに、キャップ本体22Aの周方向に沿って環状に形成されている。また、容器20は、環状突出部22Bから下方に突出する棒状の第1突起241〜第5突起245を備えている。ここで第1突起241〜第5突起245は、容器20(キャップ22)の周方向に沿って設けられている。また、第1突起241〜第5突起245は、容器20の周方向(時計回り方向)において、第1突起241、第2突起242、第3突起243、第4突起244、第5突起245、の順に設けられている。さらに、第1突起241〜第5突起245は、ほぼ等間隔に配置されている。
また第1突起241は、識別標記23が設けられた側であって容器20の右側面側に設けられている(図22(A)参照)。また、第5突起245は、識別標記23が設けられた側とは反対側であって容器20の右側面側に設けられている(図22(A)の上面図参照)。また、第2突起242〜第4突起244は、第1突起241と第5突起245との間に配置されている。
さらに、環状突出部22Bからの突出量は、第1突起241が最も大きく、次いで第2突起242となっている。また、第3突起243の突出量は、第2突起242よりも小さく、第4突起244の突出量は、第3突起243よりも小さくなっている。そして、第5突起245の突出量が最も小さくなっている。なお本実施形態における容器20においても、キャップ本体22Aの接線よりも右方側にはいずれの突起も設けられていない(図22(A)の上面図参照)。
次いで、本実施形態における容器20の動作について説明する。
図24は、陳列装置30における容器20の動作を示した図である。例えば、同図の符号21Aに示すように、識別標記23が右斜め前方を向いた状態で容器20が陳列装置30に投入された場合、第1ピン521に対し第1突起241が突き当たるようになる。これによって容器20には回転力が付与され、容器20は反時計回りに回転を行うようになる。次いで容器20の前方への移動に伴い、第2ピン522に対し第2突起242が突き当たり(符号21B参照)、容器20は同様に反時計回りの回転を行う。
その後、容器20は、第3ピン523に第3突起243が突き当たり、第4ピン524に第4突起244が突き当たることで、周方向の回転を順次行う。そして最終的に、第5突起245が第5ピン525に突き当たることで(符号21C参照)、識別標記23が前方を向くようになる。その後、容器20は、載置部31上をスライドし陳列装置30の前方に到達する。ここで、本図に示した陳列装置30には、図2−1に示した陳列装置30を用いている。そして、本陳列装置30では、突起(第1突起241〜第5突起245)の数に対応させて、ピンの数を5本としている。なお、本実施形態では、第1突起241〜第5突起245の5つの突起、第1ピン521〜第5ピン525の5本のピンを設けた場合を一例に説明したが、突起およびピンは適宜数を増やすことが可能である。突起およびピンの数を増やすことにより、容器20の回転がより滑らかになる。
なお、容器20は次のような構成としてもよい。
図25、図26は、容器20の変形例を示した図である。なお、図25(A)は容器20の正面図を示し、同図(B)は容器20の左側面図を示している。また、図26(A)は容器20の背面図を示し、同図(B)は容器20の右側面図を示している。また、図25(A)、(B)、図26(A)、(B)の各々の上部に表示した図は、キャップ22の上面図を示している。
これらの図に示す容器20では、第1突起241〜第5突起245を棒状とせず板状(リブ状)としている。また、第1突起241〜第5突起245の各々は、放射状に配置されている。また、第1突起241〜第5突起245の各々は、環状突出部22Bのみではなくキャップ本体22Aによっても支持されている。このため、本変形例における容器20では、第1突起241〜第5突起245の強度を、図22、図23で示した態様に比して高めることができる。
さらに容器20は次のような形態とすることもできる。
図27、図28は、容器20の他の変形例を示した図である。なお、図27(A)は容器20の正面図を示し、同図(B)は容器20の左側面図を示している。また、図28(A)は容器20の背面図を示し、同図(B)は容器20の右側面図を示している。また、図27(A)、(B)、図28(A)、(B)の各々の上部に表示した図は、キャップ22の上面図を示している。
上記では、第1突起241〜第5突起245の各々の高さを異ならせるとともに、陳列装置30における第1ピン521〜第5ピン525の高さを異ならせた。一方で、第1突起241〜第5突起245の高さ方向における寸法を、図27、図28に示すように等しくしてもよい。換言すると、第1突起241〜第5突起245の高さ方向における寸法に差を付けない構成とすることもできる。また、陳列装置30における第1ピン521〜第5ピン525の高さ(第1ピン521〜第5ピン525の載置部31からの高さ)を等しくすることができる。
ここで図29は、陳列装置30における容器20の動作を示した図である。なお、本図における陳列装置30では、第1ピン521〜第5ピン525の高さを異ならせず、載置部31からほぼ等しい高さ位置に第1ピン521〜第5ピン525を配置している。
ここで例えば、同図(A)に示すように、識別標記23が右斜め前方を向いた状態で容器20が投入された場合、まず第1突起241が第1ピン521に突き当たる。これによって容器20は反時計回りの回転を行う。その後、容器20は、第2突起242が第2ピン522に突き当たり、第3突起243が第3ピン523に突き当たり、第4突起244が第4ピン524に突き当たることで、順次回転を行う。そして、容器20は、第5突起245が第5ピン525に突き当たることで更に回転する。この結果、識別標記23が前方を向くようになる。
また、例えば、同図(B)に示すように、識別標記23が後方を向いた状態で容器20が投入された場合、まず第3突起243が第1ピン521に突き当たる。これによって容器20は反時計回りの回転を行う。その後、容器20は、第4突起244が第2ピン522に突き当たり、第5突起245が第3ピン523に突き当たることで、順次回転を行う。これによって、識別標記23が前方を向くようになる。そしてこの場合、第1突起241〜第5突起245が設けられていない部位が、第1ピン521〜第5ピン525が配置された側に対向する状態となる。この結果、容器20は、残りの第4ピン524、第5ピン525に突き当たることなく前方へ移動していく。
―第3の実施形態―
上記第1の実施形態および第2の実施形態では、キャップ22の径方向において、キャップ本体22Aの外周面よりも外側に、第1平坦面251〜第6平坦面256や、第1突起241〜第5突起245を設けた。ところで、次に説明するように、キャップ22の径方向において、キャップ本体22Aの外周面よりも内側(キャップ22の内方側、キャップ本体22Aの外周面よりもキャップ本体22A側)に、第1平坦面251〜第6平坦面256や第1突起241〜第5突起245を設けることができる。このような場合、キャップ本体22Aの外周面よりも外側に第1平坦面251〜第6平坦面256等が位置している場合に比べ、キャップ22の操作をより行いやすくなる。
図30、図31は、第3の実施形態における容器20を示した図である。なお、図30(A)は容器20の正面図を示し、同図(B)は容器20の左側面図を示している。また、図31(A)は容器20の背面図を示し、同図(B)は容器20の右側面図を示している。また、図30(A)、(B)、図31(A)、(B)の各々の上部に表示した図は、キャップ22の上面図を示している。
本実施形態における容器20では、キャップ本体22Aの外周面に、キャップ22の周方向に沿った溝22Cが設けられている。そして、本実施形態では、この溝22Cの上部が階段状に形成されることで、第1平坦面251〜第6平坦面256が形成されている。付言すれば、キャップ本体22Aにおける部位であって溝22Cの上部に位置する部位が階段状となっており、この部位に、第1平坦面251〜第6平坦面256が形成された状態となっている。なお、上記では説明を省略したが、キャップ22は、穴22Eを備えるとともに、この穴22Eの内壁にねじ部(不図示)を有している。また、容器本体21側にもねじ部(不図示)設けられている。そして、容器本体21側のねじ部とキャップ22側のねじ部とが噛み合うことで、容器本体21に対しキャップ22が固定される。
次に、本実施形態における容器20の動作を説明する。
図32、図33は、陳列装置30における容器20の動作を説明するための図である。
図32(A)の符号32Aに示すように、識別標記23が右斜め前方を向いた状態で容器20が陳列装置30に投入された場合、第1ピン521に対し第1平坦面251が突き当たるようになる。これによって容器20には回転力が付与され、容器20は反時計回りに回転を行うようになる。次いで容器20の前方への移動に伴い、第2ピン522に対し第2平坦面252が突き当たり(符号32B参照)、容器20は同様に反時計回りの回転を行う。
その後、容器20は、第3ピン523に第3平坦面253が突き当たり、第4ピン524に第4平坦面254が突き当たり、第5ピン525に第5平坦面255が突き当たることで、周方向の回転を順次行っておく。そして最終的に、第6平坦面256が第6ピン526に突き当たることで、識別標記23が前方を向くようになる(符号32C参照)。その後、容器20は、載置部31上をスライドし陳列装置30の前方に到達する。
なお、本実施形態における陳列装置30では、載置部31(容器20の載置面)に幅方向における傾斜が付与されている。具体的には、図中右側のガイド32側の方が図中左側のガイド32側よりも下方に位置するように、載置部31に傾斜が付与されている。このため、本実施形態では、容器20は、前方に移動する過程において図中右方側に寄り、キャップ22の外周面が第1ピン521〜第6ピン526に接触するようになっている。
次いで、同図(B)を参照し、容器20の他の動作例を説明する。
同図(B)に示すように、識別標記23が前方を向いた状態で容器20が投入される場合がある。この場合、キャップ22の側面(キャップ本体22Aの外周面)であって第1ピン521〜第6ピン526が配置された側と対向する側面には、第1平坦面251〜第6平坦面256が存在しない状態となる。このため、容器20は、キャップ22の側面が第1ピン521〜第6ピン526に順次接触するもののほとんど回転せず、陳列装置30の前方まで到達する。即ち、識別標記23が前方を向いた状態を維持したまま陳列装置30の前方まで到達する。
容器20の他の動作例をさらに説明する。
図33(A)に示すように、識別標記23が陳列装置30の後方側を向いた状態で容器20が投入された場合には、第3平坦面253が陳列装置30の前方を向いた状態となる。そして容器20は前方へ移動することとなるが、この第3平坦面253は、第1ピン521、第2ピン522(図2−1(B)も参照)の上方を通過するようになる。このため、容器20は、回転せずに第3ピン523まで到達する。そして、容器20はこの第3ピン523から回転力を受け上記と同様に回転を行う。そして容器20は、上記と同様に、識別標記23が前方を向いた状態で陳列装置30の前方に到達する。
また例えば図33(B)に示すように、識別標記23が左斜め前方を向いた状態で容器20が投入された場合、第6平坦面256が陳列装置30の前方を向いた状態となる。そして容器20は前方へ移動することとなるが、この第6平坦面256は、第1ピン521〜第5ピン525(図2−1(B)も参照)の上方を通過するようになる。このため、容器20は、回転せずに第6ピン526まで到達する。そして、容器20はこの第6ピン526から回転力を受け上記と同様に回転を行う。そして容器20は、上記と同様に、識別標記23が前方を向いた状態で陳列装置30の前方に到達する。
なお容器20は次のような形態とすることもできる。
図34は、容器20の変形例を示した図である。なお、図34(A)は容器20の正面図を示し、同図(B)は容器20の背面図を示している。また、図34(A)、(B)の各々の上部に表示した図は、キャップ22の上面図を示している。
図30、図31に示した容器20においては、階段状の部位を溝22Cの上部に設けたが、図34に示すように、階段状の部位は、溝22Cの下部に設けることができる。付言すれば、本実施形態におけるキャップ22は、キャップ本体22Aにおける部位であって溝22Cの下部に面する部位が階段状となっており、この部位に、第1平坦面251〜第6平坦面256が形成された状態となっている。なお、このような形態の容器20を用いる場合には、図10に示した陳列装置30を用いる。
容器20の変形例を更に説明する。
図35は、容器20の他の変形例を示した図である。なお、図35(A)は容器20の正面図を示し、同図(B)は容器20の背面図を示している。また、図35(A)、(B)の各々の上部に表示した図は、キャップ22の上面図を示している。
本変形例における容器20は、第1平坦面251〜第3平坦面253が設けられた位置を除き、図11、図12に示した容器20と同様の構成を有している。詳細に説明すると、本変形例における容器20は、第1識別標記23a、第2識別標記23bを有している。また、本変形例における容器20では、溝22Cが2つ設けられた状態となっている。詳細には、第1識別標記23aの上部に一方の溝22Cが設けられ、第2識別標記23bの上部に他方の溝22Cが設けられている。
さらに説明すると、第1識別標記23aおよび第2識別標記23bに対して位相が90°ずれた位置には、溝22Cが設けられていない構成となっている。そして、本実施形態における容器20では、各溝22Cの上部に階段状の部位が形成されている。また、各溝22Cに、第1平坦面251〜第3平坦面253が設けられている。なお、本図に示す容器20の動作は、図13に示した動作と同様であり説明を省略する。
また、図14〜図16を用いて説明したとおり、設置スペース等の関係から移動経路の左側に第1ピン521〜第6ピン526を設けたい場合もある。この場合、容器20を次のような形態とすることができる。
図36、図37は、容器20の他の変形例を示した図である。なお、図36(A)は容器20の正面図を示し、同図(B)は容器20の左側面図を示している。また、図37(A)は容器20の背面図を示し、同図(B)は容器20の右側面図を示している。また、図36(A)、(B)、図37(A)、(B)の各々の上部に表示した図は、A−A線における断面図、およびB−B線における断面を示している。
ここで本変形例における容器20では、溝22Cが2つ設けられている。但し、2つの溝22Cは、上下にずらされて配置されている。付言すれば、上方に一方の溝22Cが設けられ、下方に他方の溝22Cが設けられている。
ここで、上方に配置された一方の溝22Cは、高さ方向における寸法を除き、図30、図31で示した溝22Cと同様の構成となっている。
また、下方に配置された他方の溝22Cも基本的には、図34で示した溝22Cと同様の構成となっている。即ち、識別標記23が設けられた側から識別標記23が設けられた側とは反対側にかけて、キャップ本体22Aに巻き付くように設けられている。但し、下方に配置された他方の溝22Cは、上方に位置する溝22Cと異なり、識別標記23が設けられた側から反時計回り方向に向かって設けられている。
ここで、容器20の移動経路の右側に第1ピン521〜第6ピン526が配置されている場合には、上方に配置された溝22Cに形成された第1平坦面251〜第6平坦面256を、第1ピン521〜第6ピン526に突き当てることで容器20を回転させることができる。その一方で、容器20の移動経路の左側に第1ピン521〜第6ピン526が配置されている場合には、下方に配置された溝22Cに形成された第1平坦面251〜第6平坦面256を、第1ピン521〜第6ピン526に突き当てることで容器20を回転させることができる。なお、容器20の動作は、図16等に示した動作と同様であり、詳細な説明は省略する。
また、図18を用いて説明したとおり、容器20に、第1識別標記23aと第2識別標記23bの2つの識別標記23が設けられるとともに、第1識別標記23aおよび第2識別標記23bが所定の角度(例えば120°)のずれを有して配置される場合がある。この場合、図18にて説明したとおり、2つの第2突出部25を設けることで、一方の識別標記23を前方に向けることができる。
ここで、図18における容器20では、2つの第2突出部25を設けるとともに、各第2突出部25に第1平坦面251〜第6平坦面256を設けた。ところで図38(容器20の変形例を示した図)に示すように、溝22Cを2つ設けるとともに各溝22Cに第1平坦面251〜第6平坦面256を設けることによっても、一方の識別標記23を前方に向けることが可能となる。
なお、図38(A)は容器20を第1識別標記23aが設けられた側から眺めた場合の図を示し、同図(B)は容器20を第2識別標記23bが設けられた側から眺めた場合の図を示している。また同図(A)、(B)の各々の上部に表示した図は、A−A線における断面図、B−B線における断面図を示している。また、図38では、第1識別標記23aおよび第2識別標記23bが120°のずれを有して配置された場合を例示している。
また、図19〜図21を用いて説明したとおり、識別標記23に対して位相が180°ずれた位置に、2つの第2突出部25を設けるとともに、各第2突出部25に対し第1平坦面251〜第3平坦面253を設けることで、180°以内の容器20の回転で識別標記23を前方に向けることが可能となる。
図19〜図21では、第2突出部25に第1平坦面251〜第3平坦面253を設けた場合を一例に説明した。ところで、図39(容器20の変形例を示した図)、図40(容器20の変形例を示した図)に示すように、上下方向に並んで配列された2つの溝22Cを設けるとともに、各溝22Cに第1平坦面251〜第3平坦面253を設けることによっても、180°以内の回転で識別標記23を前方に向けることが可能となる。なお、図39は容器20の正面図を示し、図40は容器20の背面図を示している。また、図40の上部に示した2つの図は、それぞれA−A線における断面図、B−B線における断面図を示している。
また、図22〜図24を用いて説明したとおり、キャップ22に、環状突出部22Bを設けるとともに、この環状突出部22Bに対し棒状の第1突起241〜第5突起245を設けることによって、容器20の識別標記23を前方に向けることが可能となる。ところで、図22〜図24では、キャップ本体22Aの外周面よりも外側に第1突起241〜第5突起245が設けられていたが、図41、図42(容器20の変形例を示す図)に示すようにキャップ本体22Aの外周面よりもキャップ22の内方側に、第1突起241〜第5突起245を設けることもできる。詳細に説明すると、図41、図42に示す容器20では、キャップ本体22Aの下部に環状の凹部22Dを設けるとともに、この凹部22D内に第1突起241〜第5突起245を設けている。
なお、図41(A)は容器20の正面図を示し、同図(B)は容器20の左側面図を示している。また、図42(A)は容器20の背面図を示し、同図(B)は容器20の右側面図を示している。また、図41(A)、(B)、図42(A)、(B)の各々の上部に表示した図は、キャップ22の上面図である。
また、図25、図26にて、板状(リブ状)の第1突起241〜第5突起245を用いて容器20を回転させる場合を説明したが、図25、図26に示した容器20では、キャップ本体22Aの外周面よりも外側に第1突起241〜第5突起245が設けられていた。ところで、図43、図44(容器20の変形例を示す図)に示すようにキャップ本体22Aの外周面よりもキャップ22の内方側に、第1突起241〜第5突起245を設けることもできる。詳細に説明すると、図43、図44に示す容器20では、キャップ本体22Aに溝22Cを設けるとともに、この溝22C内に第1突起241〜第5突起245を設けている。
なお、図43(A)は容器20の正面図を示し、同図(B)は容器20の左側面図を示している。また、図44(A)は容器20の背面図を示し、同図(B)は容器20の右側面図を示している。また、図43(A)、(B)、図44(A)、(B)の各々の上部に表示した図は、キャップ22の上面図を示している。
さらに、図27、図28にて、第1突起241〜第5突起245が板状(リブ状)であり且つ第1突起241〜第5突起245の高さ方向における寸法に差が存在しない容器20を説明した。ところで、図45、図46(容器20の変形例を示す図)に示すようにキャップ本体22Aの外周面よりもキャップ22の内方側に、第1突起241〜第5突起245を設けることもできる。詳細に説明すると、図45、図46に示す容器20では、キャップ本体22Aに溝22Cを設けるとともに、この溝22C内に第1突起241〜第5突起245を設けている。
なお、図45(A)は容器20の正面図を示し、同図(B)は容器20の左側面図を示している。また、図46(A)は容器20の背面図を示し、同図(B)は容器20の右側面図を示している。また、図45(A)、(B)、図46(A)、(B)の各々の上部に表示した図は、キャップ22の上面図を示している。
なお、上記にて説明した棒状の第1突起241〜第5突起245(図22、図23参照)は、環状突出部22Bの外周縁側に配置することが好ましい。例えば第1突起241〜第5突起245が図47(第1突起241〜第5突起245の配置態様を説明する図)の(B)に示すようにキャップ本体22Aに寄って配置されている場合、容器20の1回あたりの回転量が小さくなる。
一方で、第1突起241〜第5突起245が、環状突出部22Bの外周縁側に配置されている場合、同図(A)に示すように、容器20の一回あたりの回転量を大きくすることができる。この結果、突起(第1突起241〜第5突起245)の数の増加や、ピン(第1ピン521〜第6ピン526)の数の増加を抑制可能となる。なお同様の理由により、図41、図42にて説明した第1突起241〜第5突起245も、キャップ本体22Aの外周面側に配置することが好ましい。また、同様の理由により、リブ状の第1突起241〜第5突起245(図25〜図28参照)も、環状突出部22Bの外周縁まで配置することが好ましい。さらに、図43〜図46に示したリブ状の第1突起241〜第5突起245も、キャップ本体22Aの外周面まで配設することが好ましい。
ここで、上記にて説明した形態では、飲料が充填された容器20を一例に説明したが、容器20は飲料を充填したものに限られない。例えば化粧品が充填された容器20や、液体状の石鹸が充填された容器20なども一例として挙げられる。
20…容器、21…容器本体、22…キャップ、22A…キャップ本体、25…第2突出部、30…陳列装置、251〜256…第1平坦面〜第6平坦面、521〜526…第1ピン〜第6ピン

Claims (19)

  1. 開口を有し外面に標記が付された容器本体と、当該容器本体の当該開口を塞ぐキャップとを備えた容器と、
    前記容器を陳列する陳列装置と、
    を備え、
    前記陳列装置は、
    前記容器が移動する移動路と、
    前記容器の移動方向にて複数の位置に配置され、前記移動路に突出する突出部と、を備え、
    前記容器の前記キャップは、
    筒状に形成され外周面を有したキャップ本体と、
    前記キャップ本体の周方向における所定範囲内に且つ当該周方向において複数配置され、前記陳列装置に設けられた前記突出部に接触可能な接触部と、
    を備え、
    前記移動路を移動する前記容器の前記標記が特定の方向を向いていない場合に前記接触部が前記突出部に順次接触することで当該容器が周方向に回転し当該標記が当該特定の方向を向くことを特徴とする陳列システム。
  2. 前記接触部は、前記キャップ本体の前記外周面よりも当該キャップ本体側に設けられていることを特徴とする請求項1記載の陳列システム。
  3. 前記接触部の各々は、前記容器の高さ方向において互いに異なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の陳列システム。
  4. 前記突出部の各々は、複数の前記接触部のうちの一の接触部に接触し他の接触部には接触しないように高さ方向における位置が互いにずらされて設けられていることを特徴とする請求項3記載の陳列システム。
  5. 開口を有し外面に標記が付された容器本体と、外周面を有するとともに当該外周面と交差する関係の面を周方向の所定範囲内に且つ当該周方向の異なる位置に複数備え当該容器本体の当該開口を塞ぐキャップとを備えた容器を陳列可能な陳列装置であって、
    前記容器が移動する移動路と、
    前記移動路を移動する前記容器の前記標記が特定の方向以外の方向を向いている場合に前記交差する関係の面に順次接触し当該容器を回転させ、当該移動路を移動する当該容器の当該標記が当該特定の方向を向いている場合に前記キャップの前記外周面であって当該交差する関係の面が設けられていない部位に対峙する回転手段と、
    を含む陳列装置。
  6. 前記回転手段は、高さ方向における位置が調整可能に設けられていることを特徴とする請求項5記載の陳列装置。
  7. 前記回転手段は、前記容器の移動方向における複数の箇所に、前記移動路に突出する突出部を有し、当該突出部を前記交差する関係の面に順次接触させることで当該容器の前記回転を行うことを特徴とする請求項5又は6に記載の陳列装置。
  8. 開口を有し外面に標記が付された容器本体と、
    前記容器本体に装着され前記開口を塞ぐキャップと、を備え、
    前記キャップは、
    筒状に形成されるとともに外周面を有したキャップ本体と、
    前記容器本体の前記標記と予め定められた位置関係を有した箇所に位置し、前記キャップ本体の前記外周面と交差する関係で配置された面が当該キャップ本体の周方向において複数設けられた面形成部位と、
    を有することを特徴とする容器。
  9. 前記外周面と交差する関係で配置された面は、前記キャップ本体の前記外周面よりも当該キャップ本体側に設けられていることを特徴とする請求項8記載の容器。
  10. 前記面形成部位とは高さ方向における異なる位置に、当該面形成部位を更に備えることを特徴とする請求項8又は9に記載の容器。
  11. 前記標記は、前記容器本体の周方向における異なる位置に複数設けられ、
    前記面形成部位は、複数の前記標記のうちの一の標記と前記予め定められた位置関係を有して配置され、
    複数の前記標記のうちの他の標記と予め定められた位置関係を有して配置された前記面形成部位を更に備えることを特徴とする請求項8又は9に記載の容器。
  12. 前記他の標記と予め定められた位置関係を有して配置された前記面形成部位は、前記一の標記と予め定められた位置関係を有して配置された前記面形成部位とは高さ方向における異なる位置に配置されていることを特徴とする請求項11記載の容器。
  13. 前記交差する関係で配置された面の各々は、前記キャップ本体の高さ方向において互いに異なる位置に配置されていることを特徴とする請求項8乃至12の何れかに記載の容器。
  14. 筒状に形成されるとともに外周面を有し、外面に標記が付された容器の開口を塞ぐキャップ本体と、
    前記容器と前記キャップ本体とが予め定められた位置関係を有した状態で当該容器に当該キャップ本体が装着された場合に前記標記と予め定められた位置関係を有した箇所に位置し、当該キャップ本体の前記外周面と交差する関係で配置された面が当該キャップ本体の周方向において複数設けられた面形成部位と、
    を含むキャップ。
  15. 前記外周面と交差する関係で配置された面は、前記キャップ本体の前記外周面よりも当該キャップ本体側に設けられていることを特徴とする請求項14記載のキャップ。
  16. 前記面形成部位とは高さ方向における異なる位置に、当該面形成部位を更に備えることを特徴とする請求項14又は15に記載のキャップ。
  17. 前記面形成部位は、前記容器に設けられた複数の前記標記のうちの一の標記と前記予め定められた位置関係を有して配置され、
    複数の前記標記のうちの他の標記と予め定められた位置関係を有して配置される前記面形成部位を更に備えることを特徴とする請求項14又は15に記載のキャップ。
  18. 前記他の標記と予め定められた位置関係を有して配置される前記面形成部位は、前記一の標記と予め定められた位置関係を有して配置された前記面形成部位とは高さ方向における異なる位置に配置されることを特徴とする請求項17記載のキャップ。
  19. 前記交差する関係で配置された面の各々は、前記キャップ本体の高さ方向において互いに異なる位置に配置されていることを特徴とする請求項14乃至18の何れかに記載のキャップ。
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