JP4570691B1 - 物品陳列システム、陳列装置、および物品 - Google Patents

物品陳列システム、陳列装置、および物品 Download PDF

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Abstract

【課題】容器などの物品を陳列する際に物品の標記をランダムな方向に向けて物品を置いても、標記を所定の方向に向けて陳列することが可能な物品陳列システム等を提供する。
【解決手段】容器20は、(A)に示すような回転を行いながら陳列装置30の前方へ移動していく。これにより第1識別標記23aが次第に前方を向くようになる。そして(B)に示すように第1識別標記23aが前方を向く状態となると、ストレート部521による突出部24の支持(持ち上げ)が解除される。さらに説明すれば、(B)、(C)に示すように、ストレート部521による突出部24の支持が解除され、容器20の上部側(キャップ22側)がストレート部521側に移動するようになる。これにより、容器20への回転力の付与も解除される。
【選択図】図8

Description

本発明は、物品を陳列する物品陳列システム等に関する。
例えばコンビニエンスストアなどにおいては、ペットボトルなど飲料が充填された容器が、陳列装置に縦置きに載せられて販売される。そしてこのような陳列装置は、例えば、容器自身の自重により陳列ケースの前方に容器が移動するように傾斜した状態で配置される。そして、手前側(最前列)の1つの容器を抜き取ると、後続の容器が自重で手前側に移動する。
ここで陳列装置の容器が載せられる箇所には、容器の滑りの良さから例えばプラスチックの平板が設けられる。また、近年では回転可能なローラを多数配置した陳列装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、容器の補充は陳列装置の後方側から行うのが一般的であるが、手前側からの容器の投入を可能とするとともに、奥側に移動した容器が、再度手前側に移動し陳列される陳列装置も提案されている(例えば、特許文献2参照)。即ち、前方側から投入された容器がUターンして戻ってくる陳列装置が提案されている。さらに、容器に関するものとして、缶底に形成された環状凸部の内周壁に、内側凹部と縦リブとが円周方向に交互に形成された缶が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
ところで、容器の外面には、商品名や商標名など他の商品と識別するための標記が設けられるが、この標記が購入者の取り出し方向に向いていないと、商品の識別がしにくくなるとともに、商品の陳列時の見栄えが悪くなる。このため、陳列される容器は、例えば前方側など、標記が所定の方向に向いていることが好ましい。
公報記載の従来技術として、容器が載せられる傾斜棚板の上面に、棚板傾斜方向に向けて棒状のガイド凸条を設け、容器の底部に、標記の直下と標記が付された面とは反対側の面の直下とを結ぶ凹状嵌合部を設け、このガイド凸条と凹状嵌合部とを用いて容器を陳列する陳列方法が提案されている(例えば、特許文献4参照)。この陳列方法では、標記が前方側を向く姿勢で凹状嵌合部をガイド凸条に嵌合させ、複数の容器を前後に並べる。この結果、標記が前方を向いた状態で容器の陳列が行われる。
特開平11−155701号公報 米国特許第6502408号 特開2000−211624号公報 特開2006−288676号公報
上記特許文献4では、凹状嵌合部をガイド凸条に嵌合させ容器の陳列を行うことで、標記を確実に前方に向けることが可能となる。しかしながら、かかる発明では、容器を陳列棚に陳列する際に、容器の投入者は、容器を陳列装置に設置する度に凹状嵌合部をガイド凸条に嵌合させる必要があり、容器の陳列作業が繁雑となる。また、標記が容器の一箇所にのみ形成されている場合には、標記が後方側に向いた状態で陳列される陳列ミスの発生も懸念される。また、コンビニエンスストアなどの多量の飲料を販売する店舗等では、向きを揃えて投入する作業が非常に大掛かりとなる。
本発明は、容器などの物品を陳列する際に物品の標記をランダムな方向に向けて物品を置いても、標記を所定の方向に向けて陳列することが可能な物品陳列システム等を提供することを主たる目的とする。
かかる目的のもと、本発明が適用される物品陳列システムは、外周面に標記が付された物品と、物品を陳列する陳列装置と、を備え、陳列装置は、物品が載置される載置面と、載置面に載置された物品を予め定められた移動経路に沿って移動させる移動手段と、移動経路の一方の側方側に設けられ、移動手段により移動する物品に接触可能な接触部と、を備え、物品は、標記が付された外周面を有する物品本体部と、標記が特定の方向を向いていない場合に接触部により持ち上げられ、物品本体部の一部を載置面から離間させる離間部と、を備えることを特徴とする物品陳列システムである。
ここで、離間部は、物品本体部の外周面から突出して設けられ、接触部は、突出して設けられた離間部を下方から押圧することで離間部を持ち上げることを特徴とすることができる。また、離間部は、接触部から受ける抗力を用いて物品本体部を周方向に回転させ又は接触部との間で生じる滑りを利用して物品本体部を周方向に回転させることを特徴とすることができる。さらに、物品本体部は、離間部が接触部により持ち上げられることで移動経路の他方の側方側へ傾斜し、陳列装置は、傾斜した物品本体部の外周面に接触し物品本体部の他方の側方側への移動を規制する規制部を更に備え、物品本体部は、規制部から受ける抗力により周方向に回転することを特徴とすることができる。また、離間部は、回転する物品本体部の標記が特定の方向を向いた際に持ち上げを解除する部位を有していることを特徴とすることができる。
他の観点から捉えると、本発明が適用される物品陳列システムは、外周面に標記が付された物品と、物品を陳列する陳列装置と、を備え、物品は、標記が付された外周面を有する物品本体部と、物品本体部から突出して設けられ、標記と予め定められた位置関係を有する箇所に切り欠きを有する突出部と、を備え、陳列装置は、物品を予め定められた移動経路に沿って移動させる移動手段と、移動経路の一方の側方側に配置され、移動手段により移動する物品の標記が特定の方向を向いていない場合に支持面を用いて突出部を下方から支持し物品本体部を移動経路の他方の側方側に傾斜させるとともに、突出部に抗力を与えることで物品本体部に回転力を付与し又は突出部を支持面に対して滑らせることで物品本体部に回転力を付与する付与部と、を備え、付与部により回転する物品本体部の標記が特定の方向を向いた場合に切り欠きと付与部とが対峙し、付与部による支持が解除されることを特徴とする物品陳列システムである。
ここで、陳列装置は、物品が載置される載置面を有し、付与部により支持される突出部の下面は、物品の底面から第1の距離離れた位置に設けられ、付与部は、支持面が第1の距離よりも大きい第2の距離載置面から離れて設けられることで、物品本体部を他方の側方側に傾斜させることを特徴とすることができる。また、陳列装置は、移動手段により移動する物品の下面が付与部により下方から支持されるように物品を誘導する誘導部を更に備えることを特徴とすることができる。さらに、切り欠きと付与部とが対峙し付与部による突出部の支持が解除された場合に、物品本体部の傾斜が小さくなり、付与部の支持面よりも下方に突出部の下面が位置することを特徴とすることができる。
また本発明を陳列装置と捉えた場合、本発明が適用される陳列装置は、外周面に標記が付された物品本体部と物品本体部の径方向に突出する突出部とを備えた物品を陳列可能な陳列装置であって、物品を予め定められた移動経路に沿って移動させる移動手段と、移動経路の一方の側方側に設けられ、移動手段により移動する物品の標記が特定の方向を向いていない場合に突出部を支持面を用いて下方から支持することで物品本体部を移動経路の他方の側方側に傾斜させるとともに、突出部に抗力を与え又は突出部を支持面に対して滑らせ傾斜した物品本体部を周方向に回転させる物品駆動部と、を含む陳列装置である。
ここで、物品駆動部により傾斜した物品本体部の他方の側方側への移動を規制する規制部を更に備えていることを特徴とすることができる。また、物品が載置される上流側載置面と、上流側載置面よりも物品の移動方向下流側に位置するとともに上流側載置面の延長線よりも下方に位置する下流側載置面と、を更に備え、物品駆動部は、物品が上流側載置面から下流側載置面に移動することで支持面が突出部の下面に接触し突出部を下方から支持することを特徴とすることができる。
さらに本発明を物品と捉えた場合、本発明が適用される物品は、陳列物の移動経路と、移動経路の一方の側方側に設けられ移動する陳列物に接触可能な接触部と、を備えた陳列装置に陳列可能な物品であって、標記が付された外周面を有する物品本体部と、標記が陳列装置において特定の方向を向いていない状態で物品が移動経路を移動する場合に、接触部により持ち上げられることで物品本体部を移動経路の他方の側方側に傾斜させるとともに、接触部から付与される抗力を利用して又は接触部との間で生じる滑りを利用して傾斜させた物品本体部を周方向に回転させる回転部と、を備える物品である。
ここで、回転部は、物品本体部の径方向に突出して設けられるとともに、標記と予め定められた位置関係を有する箇所に切り欠きを有することを特徴とすることができる。また、回転部は、物品本体部の上部側に設けられていることを特徴とすることができる。さらに、標記は複数設けられ、切り欠きは、複数の標記の各々に対応して複数設けられていることを特徴とすることができる。
容器などの物品を陳列する際に物品の標記をランダムな方向に向けて物品を置いても、標記を所定の方向に向けて陳列することが可能な物品陳列システム等を提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係る陳列装置の概略構成を示した図である。 陳列装置に陳列される容器を説明するための図である。 陳列装置の上面図である。 陳列装置の正面図および背面図を示している。 陳列装置の右側面図である。 回転機構を説明するための図である。 容器の動作を説明するための図である。 容器の動作を説明するための図である。 陳列装置の変形例を示した図である。 陳列装置の変形例を示した図である。 容器の変形例を示した図である。 容器の変形例を示した図である。 容器の変形例を示した図である。 容器等の他の一例を示した図である。 第2の実施形態における陳列装置の上面図である。 第2の実施形態における陳列装置の正面図および背面図である。 第2の実施形態における陳列装置の右側面図である。 回転機構を説明するための図である。 陳列装置における容器の動作を説明するための図である。 陳列装置における容器の動作を説明するための図である。
―第1の実施形態―
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る陳列装置の概略構成を示した図である。
同図(A)に示すように本実施形態における陳列装置30は、図柄が印刷されたフィルムFが外周面に装着され且つ飲料が内部に充填された容器20(物品の一例)が載せられる容器載置面31Aを有した載置部31と、容器20の移動経路を形成するとともに容器20の移動を案内するガイド32とを備えている。また、載置部31の一側辺に沿って配置され、容器20の移動を停止させる、好ましくは透明に形成される規制板34を備えている。また、陳列装置30は、容器20を回転させ容器20に付された識別標記(後述)を陳列装置30の前方に向ける回転機構50を備えている。
陳列装置30は、同図(B)に示すように、コンビニエンスストア、スーパーマーケットなどに設置される陳列ケース10の内部に収納される。この陳列ケース10は、直方体状に形成されたケース本体部10Aと、このケース本体部10Aに対して開閉可能に設けられたドア10Bとにより主要部が構成されている。
ここで陳列装置30は、陳列ケース10に設けられた棚(不図示)の上に載せられる。
この際、陳列装置30は、規制板34が設けられた側がドア10B側に位置するように設置される。また載置部31は、規制板34が設けられた側が、規制板34が設けられた側とは反対側よりも下方に位置するように配置される。このため、載置部31の容器載置面31Aは、陳列ケース10の後方側から容器20が取り出される前方側(取り出し部側)に向かって下り傾斜した状態となっている。
ここで本実施形態における陳列ケース10は、後方側にもドアが設けられ(不図示)、後方側も開放可能となっている。そしてこの後方側より陳列装置30に容器20が投入される。即ち、陳列ケース10の後方側および陳列装置30の後方側に容器20の投入部が設けられた構成となっている。そして、投入された容器20は載置部31上をドア10B側に向かって移動する。なお、本明細書では、ドア10B側を前方側(前方)と称しドア10Bとは反対側を後方側(後方)と称する場合がある。また、陳列ケース10の幅方向(容器20が移動する方向に直交する方向)を横方向、幅方向と称する場合がある。
次いで容器20について説明する。
図2は、陳列装置30に陳列される容器20を説明するための図である。なお、同図(A)は正面図を示し、同図(B)は同図(A)のA−A線における断面を示している。
本実施形態における容器20は、PET(ポリエチレンテレフタレート)などの樹脂材料により形成された容器を例示している。このような容器20は、例えば、樹脂材料を用いた射出成形(ブロー成形)法、樹脂材料を用いてプリフォームを成形後、これをブロー成形する方法により製造することができる。
同図(A)に示すように本実施形態における容器20は、上部に開口(飲み口)を有し且つ筒状に形成され内部に飲料が充填された容器本体21(物品本体部の一例)と、容器本体21の開口を塞ぐキャップ22とを備えている。また容器本体21の外周面には、上記のとおりフィルムFが装着されている。
ここでキャップ22は、その外周面に、キャップ22の高さ方向に沿って形成された凸部、同じく高さ方向に沿って形成された凹部を有している。この凸部および凹部は複数設けられるとともに、キャップ22の周方向において交互に配置されている。
またフィルムFには、同図(A)、(B)に示すように、商品名、商標名など他の商品と識別するための第1識別標記23a、第2識別標記23bが印刷されている(なお本明細書においては、以下単に「識別標記23」と称する場合がある。)。ここで、第1識別標記23aおよび第2識別標記23bは、同一の形態でもいいし異なる形態とすることもできる。なお第1識別標記23aおよび第2識別標記23bは、容器20の周方向において、位相が180°ずれた状態で配置されている。
また容器20は、容器本体21の上部に(キャップ22の下部に)、容器本体21の外周面から容器本体21の径方向に突出した突出部(鍔部)24を備えている。
離間部、回転部として機能する突出部24は、容器本体21と一体に形成されるとともに、容器本体21の周方向に沿うように設けられている。また、突出部24は、同図(B)に示すように、直径D2を有した円の一部が切り欠かれた形状となっている。付言すれば、突出部24は、直径D2を有した円の一部に面削ぎ状の部位が設けられた状態となっている。更に説明すれば、突出部24は、直径D2を有した円の一部に、第1平坦部241が設けられ、他の一部に、第2平坦部242が設けられた状態となっている。なお、第1平坦部241および第2平坦部242は、第1識別標記23aが向く方向および第2識別標記23bが向く方向に沿うように設けられている。
さらに説明すると、突出部24は、第1識別標記23aが向いている方向および第2識別標記23bが向いている方向に延びることで容器本体21の外周面から突出した状態となっている。また、突出部24は、第1識別標記23aが向いている方向と直交する方向および第2識別標記23bが向いている方向と直交する方向に延びるように突出している。但し、この部位における突出量は、上記第1識別標記23aが向いている方向および第2識別標記23bが向いている方向に突出した部位の突出量よりも小さくなっている。
また、第1平坦部241および第2平坦部242は、互いに平行となる関係で配置されている。また、第1平坦部241と第2平坦部242とは、上記直径D2の大きさよりも小さい距離D1をおいて配置されている。さらに、識別標記23との関係を説明すると、第1平坦部241および第2平坦部242は、第1識別標記23aおよび第2識別標記23bに対し、位相が90°ずれた状態で配置されている。
さらに説明すると、第1識別標記23a又は第2識別標記23bが陳列装置30(図1(A)参照)の前方を向いた際における突出部24の幅はD1となる。また、第1識別標記23a又は第2識別標記23bが陳列装置30の幅方向を向いた際における突出部24の幅はD2となる。さらに説明すると、第1識別標記23a又は第2識別標記23bが向いている方向における突出部24の幅はD2となり、第1識別標記23a又は第2識別標記23bが向いている方向と直交する方向における突出部24の幅はD2よりも小さいD1となる。さらに説明すると、第1識別標記23a又は第2識別標記23bが付された側から容器20を眺めた場合に、突出部24は、奥行き方向の寸法がD2となり、幅方向の寸法がこのD2よりも小さいD1となる。
次に陳列装置30についてより詳細に説明する。
図3は、陳列装置30の上面図である。また、図4は、陳列装置30の正面図および背面図を示している。詳細には、同図(A)は正面図を示し、同図(B)は背面図を示している。また、図5は、陳列装置30の右側面図である。また図6は、回転機構50を説明するための図である。
本実施形態における陳列装置30では、図3に示すように、載置部31の容器載置面31Aに、複数のロール状部材311が設けられている。詳細に説明すると、複数のロール状部材311が前後方向に沿って並べられた第1ローラ列312と、同じく複数のロール状部材311が前後方向に沿って並べられた第2ローラ列313とが、容器載置面31Aに設けられている。各々のロール状部材311は、容器20の移動経路に沿った回転が可能なように設けられており、容器20を前方へ円滑に移動させる。
また、陳列装置30は、上記のとおり、容器20を回転させ容器20に付された識別標記23を前方に向ける回転機構50を備えている。
ここで回転機構50は、陳列装置30の前後方向に沿って設けられた第1ガイド51と、第2ガイド52とを有している。なお、第1ガイド51は、図中左方側のガイド32(以下、「左方側ガイド32」と称する場合がある)に接続された支持部材53により支持されている(図4も参照)。また、第2ガイド52は、図中右方側のガイド32(以下、「右方側ガイド32」と称する場合がある)に接続された支持部材54により支持されている(図4も参照)。
規制部として機能する第1ガイド51は、円柱状の部材により構成され、載置部31の上方に設けられている。また、容器20の移動経路に沿って設けられている。さらに、容器20の移動経路の一方の側方側に設けられている。
接触部、物品駆動部として機能する第2ガイド52は、円柱状の部材により構成され、載置部31の上方に設けられている。また、第2ガイド52は、第1ガイド51との間に間隙を有する状態で設けられている。さらに、容器20の移動経路に沿って設けられるとともに容器20の移動経路の他方の側方側に設けられている。この第2ガイド52は、その前方に直線状に形成されたストレート部521(付与部の一例)を有し、その後方に傾斜部522を有している。
傾斜部522は、陳列装置30の後方側に向かうに従い右方側ガイド32に接近するように配置されている。また、傾斜部522は、陳列装置30の後方側に向かうに従い容器載置面31Aに接近するように配置されている(図5も参照)。付言すれば、陳列装置30の前方に向かうに従い容器載置面31Aから離れるように配置されている。また傾斜部522は、その端部(図中上端部)が、投入された容器20の突出部24(図2(A)参照)における下面よりも下方に位置するように配置されている。この傾斜部522は、投入された容器20を第1ガイド51側に誘導する。また、傾斜部522およびストレート部521は、後述するように容器20を下方から持ち上げ容器20に傾斜を付与する。なお、傾斜部522は、突出部24の下面がストレート部521の上面に接触するように容器20を誘導する誘導部として捉えることもできる。
ここで図6を参照して回転機構50について更に詳細に説明する。なお、同図(A)は図3のA−A線における断面図であり、図6(B)は図3のB−B線における断面図であり、図6(C)は図3のC−C線における断面図である。また、本図では、第1ガイド51、ガイド32の図示を省略している。
上記のとおり第2ガイド52には、傾斜部522が設けられ、この傾斜部522は、陳列装置30の後方側に向かうに従い容器載置面31Aに接近するように配置されている。
付言すれば、傾斜部522と容器載置面31Aとの離間距離が陳列装置30の前方に向かうに従い大きくなるように、傾斜部522は配置されている。
例えば図6(A)にて容器載置面31Aと傾斜部522の上面との離間距離がH1であった場合に、図6(B)では離間距離がH2(>H1)となり、図6(C)では離間距離がH3(>H2>H1)となる。ここで、離間距離H1は、容器20の底面から突出部24の下面までの距離H10(図2(A)参照)よりも小さい。また、離間距離H3は、この距離H10よりも大きい。なお、第1ガイド51(本図では不図示)は、容器載置面31Aとほぼ平行となるように配置されている。
本実施形態では、識別標記23が移動経路の側方を向いた状態(前方以外の方向を向いた状態)で容器20が陳列装置30に投入されると、容器20の右方側が第2ガイド52により持ち上げられ(突出部24の右方側が第2ガイド52により下方から押圧され)、容器20は左方側に傾くようになる。また、容器20に第2ガイド52が接触すると、容器20は回転するようになる。そして識別標記23が前方を向くと、第2ガイド52による持ち上げが解除され、容器20は識別標記23が前方を向いた状態で前方に移動していく。
図7、図8(容器20の動作を説明するための図)を用いて容器20の動作について詳細に説明する。なお、図7(A)は、図6(A)で示した回転機構50と容器20とを示した図であり、図7(B)は、図6(B)で示した回転機構50と容器20とを示した図であり、また、図7(C)は、図6(C)で示した回転機構50と容器20とを示した図である。
図7(A)に示すように、識別標記23が移動経路の側方を向いた状態で投入された容器20が、第2ガイド52の傾斜部522に達すると、容器20の突出部24の下部に傾斜部522が位置する状態となる。そして本実施形態では、傾斜部522が、上記のとおり、容器載置面31Aから離れるように傾斜した状態で配置されているために、容器20が前方へ進むことにより突出部24の下面に傾斜部522が接触し、容器20に傾斜が付与される。付言すれば、容器本体21のうち第2ガイド52が設けられている側が容器載置面31Aから離間する。また、突出部24の下面に傾斜部522が接触することによりこの突出部24に抗力が付与される。そしてこの抗力によって、容器20(容器本体21)の回転が開始される。
詳細には、容器20の前方への移動に伴い突出部24の下部に傾斜部522が接触する(同図(B)参照)。これにより容器20に対し抗力が付与されるようになり、容器20は上方から見て反時計回り方向(周方向)に回転するようになる(図中矢印参照)。また、容器20が更に前方へ移動するのに伴い、突出部24がストレート部521に持ち上げられるようになる(同図(C)参照)。これにより容器20は、第1ガイド51側に傾くようになる。また、容器載置面31Aと容器20との接触面積が低下するために容器20がより回転しやすくなる。
なお、容器20をストレート部521により持ち上げた際、容器20はこのストレート部521から離れる方向(左方側ガイド32側)に移動する場合がある。このため、本実施形態では、容器20の外周面に接触可能な位置に第1ガイド51を設けている。これにより容器20の移動が規制され、容器20とストレート部521(第2ガイド52)との接触が維持される。
その後、容器20は、図8(A)に示すような回転を継続しながら前方へ移動していく。これにより第1識別標記23aが次第に前方を向くようになる。そして同図(B)に示すように識別標記23(第1識別標記23a)が前方を向く状態となると、ストレート部521(第2ガイド52)による突出部24の支持(持ち上げ)が解除される。付言すれば、識別標記23が前方を向く状態となると、突出部24の第1平坦部241あるいは第2平坦部242(図2(B)参照)(突出部24の切り欠き)が、ストレート部521と対峙するようになり、第2ガイド52による突出部24の支持が解除される。さらに説明すれば、図8(B)、(C)に示すように、第2ガイド52(ストレート部521)による突出部24の支持が解除され、容器20の上部側(キャップ22側)がストレート部521(第2ガイド52)側に移動するようになる。これにより、容器20への回転力の付与も解除される。なお、容器20の上部側がストレート部521側に移動すると、ストレート部521の上面(突出部24を支持する支持面)よりも下方に突出部24の下面が位置するようになる(同図(C)参照)。
その後、容器20は同図(C)に示す姿勢を維持した状態で前方へスライドしていく。
即ち、容器20は、識別標記23が前方を向いた状態を維持したまま陳列装置30の前方まで移動していく。
本実施形態では、図7(A)に示したように、例えば第1識別標記23aが側方を向いた状態で容器20が容器載置面31Aに置かれたとしても、前方に達する段階において、第1識別標記23aが前方に向くようになる。このため、第1識別標記23aが前方に向いていない状態で容器20の載置(投入)を行ったとしても、陳列ケース10(図1(B)参照)の前方側に容器20が達した際に第1識別標記23aを前方に向いた状態となる。即ち本実施形態では、容器20を陳列装置30に投入する投入者が特別な操作をしないでも、識別標記23が前方を向くこととなる。
なお、識別標記23が前方を向いた状態で容器20が投入された場合には、傾斜部522による突出部24の持ち上げが行われない。このため、容器20は投入されたときの姿勢を維持したまま(識別標記23が前方を向いた状態を維持したまま)陳列装置30の前方へ移動していく。
また、上記では、第2ガイド52により容器20が支持された際、容器20が反時計回り方向に回転する場合を説明したが、第1ガイド51、第2ガイド52、容器20の表面性状等によっては、容器20が時計回り方向に回転する場合もある。
例えば、容器20が第2ガイド52により持ち上げられるとともに第1ガイド51により支持される際、容器20には第1ガイド51からも抗力が付与されることとなる。そしてこの抗力が、第2ガイド52により付与される抗力よりも大きい場合、容器20は、時計回り方向に回転することとなる。また、容器20が第2ガイド52により持ち上げられた際、容器20は、右方側が第2ガイド52により支持されるとともに、左方側は容器載置面31Aに接触した状態となる。この場合において、容器載置面31Aから付与される抗力が大きい場合などにおいては、容器20と第2ガイド52との間で滑りが生じ、容器20は時計回り方向に回転することになる。
ここで陳列装置30は、次のような構成とすることもできる。
図9および図10は、陳列装置30の変形例を示した図である。なお図10(A)は陳列装置30の上面図である。図10(B)は図10(A)のA−A線における断面図を示している。
陳列装置30は、図9に示すように、第2ガイド52の表面に、回転可能に設けられた球状のコロ523を設けることもできる。なお、このようにコロ523を設ける場合、第2ガイド52は、円柱状ではなく、平坦な上面が形成されるように断面を矩形とすることが好ましい。
また、図10(B)に示すように、第2ガイド52は、円柱状ではなく、断面が半円状となるように形成することもできる。なお、この場合、円弧を有する部分が上部側に位置する。また、第2ガイド52は、図10(C)に示すように、側方からではなく下方から支持することもできる。即ち、第2ガイド52の下部に対して支持部材54を接続することもできる。
また、容器20は、次のような構成とすることができる。
図11および図12は、容器20の変形例を示した図である。
例えば図11に示すように、識別標記23が一つのみ設けられる場合には、面削ぎ状(切り欠き状)の部位を一箇所設ける。即ち、第1平坦部241を一箇所設ける。なお、この第1平坦部241は、識別標記23に対し90°のずれを有して配置される。付言すれば、識別標記23が一つのみ設けられる場合、突出部24のうち第2ガイド52に対峙する部位であって、識別標記23が陳列装置30の前方を向いた際に第2ガイド52に対峙する部位に、切り欠きを設ける。
さらに説明すると、識別標記23が向いている方向、識別標記23が向いている方向とは反対の方向、および識別標記23が向いている方向と直交する一方向の3つの方向に延びるような突出部24を設ける。そして、突出部24のうち、上記一方向とは反対の方向に延びる部位の突出量を小さくする。
また例えば図12に示すように、2つの識別標記23(第1識別標記23a、第2識別標記23b)が所定の角度(本例では90°)のずれを有して配置される場合がある。このような場合は、第1識別標記23aに対応して第2平坦部242を設け、第2識別標記23bに対応して第1平坦部241を設ける。
さらに説明すると、容器20を第1識別標記23aが設けられた側から眺めた場合(図12(A)の状態)に、突出部24のうち容器20の右側方側に突出する部位(第2ガイド52に対峙する部位)の突出量を他の部分より小さくする。また、同様に、容器20を第2識別標記23bが設けられた側から眺めた場合(不図示)に、突出部24のうち容器20の右側方側に突出する部位の突出量を他の部分より小さくする。
なお、識別標記23が陳列装置30の前方を向いていない状態で図11に示した容器20が陳列装置30に投入された場合には、第2ガイド52により突出部24が支持され、上記と同様に容器20は回転する。そして、識別標記23が前方を向くと、上記と同様、第2ガイド52による支持が解除される。
また、第1識別標記23aおよび第2識別標記23bのいずれもが陳列装置30の前方を向いていない状態で図12に示した容器20が投入された場合には、第2ガイド52により突出部24が支持され容器20は回転する。そして、第1識別標記23aおよび第2識別標記23bのいずれかが陳列装置30の前方を向くと、上記と同様、第2ガイド52による支持が解除される。
ここで、ペットボトルなどの樹脂製の容器20は、設計の自由度が高いため、円筒状のものに限られず図13に示すような形状とすることもできる。
図13は、容器20の変形例を示した図である。なお同図(A)は容器20の正面図であり、同図(B)は同図(A)のA−A線における断面図である。また、同図(C)は同図(A)のB−B線における断面図である。
同図に示す容器20は、基本形状が角柱(四角柱)状に形成されている。そして、4つある側面のうち、互いに対向する関係の第1側面211および第2側面212に識別標記23が付されている。
ここで基本形状が角柱状である場合、容器20の回転が困難となることが想定される。
このため本変形例における容器20では、容器載置面31Aと接触する箇所(容器20の底部側)を円筒状としている。付言すれば、容器20の底部側における断面の外形形状を円としている。このような形態とすることにより、容器20を円滑に回転させ識別標記23を前方に向けることが可能となる。
また、容器20の底部が円筒状以外である場合、図14(容器20等の他の一例を示した図)の(A)に示すように、容器20の底部に外周形状が円形の装着部材70を取り付けてもよい。なお、同図(B)は、底部の形状が三角形の容器20に装着される装着部材70を示し、同図(C)は、底部の形状が四角形の容器20に装着される装着部材70を示し、同図(D)は、底部の形状が六角形の容器20に装着される装着部材70を示し、同図(E)は、底部の形状が楕円の容器20に装着される装着部材70を示している。
また、上記実施形態では樹脂製の容器20を例示したが、いわゆる金属ボトル缶に対しても上記と同様の機能を付与することができる。但し、上記突出部24に相当する箇所は、別部材を取り付けることにより形成することが好ましい。また、上記実施形態では、容器載置面31Aに複数のロール状部材311(図3参照)を設けたが、ロール状部材311を省略し容器載置面31Aを平滑にしてもよい。また上記第2ガイド52の突出部24と接触する箇所に、凹凸を付与したり、EPDM(エチレン−プロピレンゴム)などのゴム部材を貼付等したりすることもできる。
―第2の実施形態―
上記第1の実施形態では、傾斜部522と容器載置面31Aとの離間距離を次第に大きくし容器20に傾斜を付与したが、容器載置面31Aを利用して容器20に傾斜を付与することもできる。
図15は、第2の実施形態における陳列装置30の上面図である。また、図16は、第2の実施形態における陳列装置30の正面図および背面図である。さらに、図17は、第2の実施形態における陳列装置30の右側面図である。なお、第1の実施形態と同様の機能については、同様の符号を用いここではその説明を省略する。
本図に示す陳列装置30の載置部31は、容器20が載置される載置面として、図15および図17に示すように、容器20の投入部側に位置する第1容器載置面A1(上流側載置面の一例)を備える。また、第1容器載置面A1に接続されるとともに第1容器載置面A1よりも容器20の移動方向下流側に位置し第1容器載置面A1よりも傾斜の大きい第2容器載置面A2を備える。さらに、第2容器載置面A2に接続されるとともに第2容器載置面A2よりも容器20の移動方向下流側に位置する第3容器載置面A3(下流側載置面の一例)を備える。
さらに説明すると、第3容器載置面A3は、第1容器載置面A1の延長線上に位置しておらず、この延長線よりも下方に位置している。そして、第1容器載置面A1と第3容器載置面A3とが第2容器載置面A2によって接続されている。
なお、本実施形態でも、図15に示すように傾斜部522が設けられているが、この傾斜部522は、陳列装置30の幅方向における傾斜は付与されているものの、図17に示すように、陳列装置30の高さ方向における傾斜は付与されていない。
図18は、回転機構50を説明するための図である。なお、同図(A)は図15のA−A線における断面図であり、同図(B)は図15のB−B線における断面図であり、同図(C)は図15のC−C線における断面図である。また、本図では、第1ガイド51、ガイド32の図示を省略している。
同図(A)に示すように、第1容器載置面A1が設けられた箇所において、第1容器載置面A1と傾斜部522の上面との離間距離はH1となっている。また、第2容器載置面A2に対し第1容器載置面A1よりも大きな傾斜が付与されているために、第2容器載置面A2が設けられた箇所では、同図(B)に示すように、第2容器載置面A2とストレート部521の上面との離間距離がH2(>H1)となっている。さらに、同図(C)に示すように、第3容器載置面A3とストレート部521の上面との離間距離はH3(>H2>H1)となっている。ここで、離間距離H1は、容器20の底面から突出部24の下面までの距離H10(図2(A)参照)よりも小さい。また、離間距離H3は、この距離H10よりも大きい。
次いで、陳列装置30における容器20の動作について説明する。
図19および図20は、陳列装置30における容器20の動作を説明するための図である。なお、図19(A)は、図18(A)で示した回転機構50と容器20とを示した図であり、図19(B)は、図18(B)で示した回転機構50と容器20とを示した図であり、また、図19(C)は、図18(C)で示した回転機構50と容器20とを示した図である。
図19(A)に示すように、識別標記23が移動経路の側方を向いた状態で投入された容器20が、第2ガイド52の傾斜部522に達すると、突出部24の下部に傾斜部522が位置する状態となる。そして本実施形態では、第2容器載置面A2の傾斜が第1容器載置面A1の傾斜よりも大きく、第2容器載置面A2が第2ガイド52から次第に離れるようになっているために、容器20の前方への移動に伴い突出部24の下面にストレート部521が接触する(図19(B)参照)。これによって、容器20に対する傾斜の付与が開始されるとともに、抗力が付与され容器20の回転が開始される。
また、容器20が更に前方へ移動するのに伴い、容器20は、ストレート部521により支持されている側とは反対側が下方へ移動する。これにより、図19(C)に示すように、容器20の傾斜が大きくなるとともに容器20と第3容器載置面A3との接触面積が低下し、容器20はより円滑に回転するようになる。その後、容器20は、図20(A)に示すような回転を継続しながら前方へ移動していく。これにより第1識別標記23aが次第に前方を向くようになる。
そして図20(B)に示すように識別標記23(第1識別標記23a)が前方を向く状態となると、ストレート部521(第2ガイド52)による突出部24の支持が解除される。付言すれば、識別標記23が前方を向く状態となると、突出部24の第1平坦部241あるいは第2平坦部242(図2(B)参照)が、ストレート部521と対峙するようになり、第2ガイド52による突出部24の支持が解除される。そして、容器20は図20(C)に示す姿勢を維持した状態で前方へスライドしていく。即ち、容器20は、識別標記23が前方を向いた状態を維持したまま陳列装置30の前方まで移動していく。
ここで、上記第1の実施形態および第2の実施形態では、一つの容器20を投入した場合の動作を説明したが、陳列装置30に既に複数の容器20が陳列されている場合には、先頭に位置する容器20の取り出しを行うと、この容器20の分、空間が形成される。そして、この空間に向かって2番目の容器20が移動するようになる。また、この2番目の容器20に後続する容器20の移動も開始される。この際、容器20は、上記回転機構50により回転し、容器20の識別標記23が前方を向くようになる。
また、上記にて説明した形態では、飲料が充填された容器20を一例に説明したが、容器20は飲料を充填したものに限られない。例えば化粧品が充填された容器20や、液体状の石鹸が充填された容器20なども一例として挙げられる。また、内部に被充填物が充填された容器20に限られず、識別標記23が付された商品(物品)であれば上記形態を利用して識別標記23を前方(特定の方向)に向けることができる。
20…容器、21…容器本体、23a…第1識別標記、23b…第2識別標記、24…突出部、30…陳列装置、31A…容器載置面、51…第1ガイド、52…第2ガイド、521…ストレート部、522…傾斜部、A1…第1容器載置面、A3…第3容器載置面

Claims (16)

  1. 外周面に標記が付された物品と、
    前記物品を陳列する陳列装置と、を備え、
    前記陳列装置は、
    前記物品が載置される載置面と、
    前記載置面に載置された前記物品を予め定められた移動経路に沿って移動させる移動手段と、
    前記移動経路の一方の側方側に設けられ、前記移動手段により移動する前記物品に接触可能な接触部と、
    を備え、
    前記物品は、
    前記標記が付された前記外周面を有する物品本体部と、
    前記標記が特定の方向を向いていない場合に前記接触部により持ち上げられ、前記物品本体部の一部を前記載置面から離間させる離間部と、
    を備えることを特徴とする物品陳列システム。
  2. 前記離間部は、前記物品本体部の前記外周面から突出して設けられ、
    前記接触部は、突出して設けられた前記離間部を下方から押圧することで当該離間部を持ち上げることを特徴とする請求項1記載の物品陳列システム。
  3. 前記離間部は、前記接触部から受ける抗力を用いて前記物品本体部を周方向に回転させ又は当該接触部との間で生じる滑りを利用して当該物品本体部を周方向に回転させることを特徴とする請求項1又は2に記載の物品陳列システム。
  4. 前記物品本体部は、前記離間部が前記接触部により持ち上げられることで前記移動経路の他方の側方側へ傾斜し、
    前記陳列装置は、傾斜した前記物品本体部の前記外周面に接触し当該物品本体部の前記他方の側方側への移動を規制する規制部を更に備え、
    前記物品本体部は、前記規制部から受ける抗力により周方向に回転することを特徴とする請求項1又は2に記載の物品陳列システム。
  5. 前記離間部は、回転する前記物品本体部の前記標記が前記特定の方向を向いた際に前記持ち上げを解除する部位を有していることを特徴とする請求項3又は4に記載の物品陳列システム。
  6. 外周面に標記が付された物品と、
    前記物品を陳列する陳列装置と、を備え、
    前記物品は、
    前記標記が付された前記外周面を有する物品本体部と、
    前記物品本体部から突出して設けられ、前記標記と予め定められた位置関係を有する箇所に切り欠きを有する突出部と、を備え、
    前記陳列装置は、
    前記物品を予め定められた移動経路に沿って移動させる移動手段と、
    前記移動経路の一方の側方側に配置され、前記移動手段により移動する前記物品の前記標記が特定の方向を向いていない場合に支持面を用いて前記突出部を下方から支持し前記物品本体部を前記移動経路の他方の側方側に傾斜させるとともに、当該突出部に抗力を与えることで当該物品本体部に回転力を付与し又は当該突出部を当該支持面に対して滑らせることで当該物品本体部に回転力を付与する付与部と、を備え、
    前記付与部により回転する前記物品本体部の前記標記が前記特定の方向を向いた場合に前記切り欠きと当該付与部とが対峙し、当該付与部による前記支持が解除されることを特徴とする物品陳列システム。
  7. 前記陳列装置は、前記物品が載置される載置面を有し、
    前記付与部により支持される前記突出部の下面は、前記物品の底面から第1の距離離れた位置に設けられ、
    前記付与部は、前記支持面が前記第1の距離よりも大きい第2の距離前記載置面から離れて設けられることで、前記物品本体部を前記他方の側方側に傾斜させることを特徴とする請求項6記載の物品陳列システム。
  8. 前記陳列装置は、前記移動手段により移動する前記物品の前記下面が前記付与部により下方から支持されるように当該物品を誘導する誘導部を更に備えることを特徴とする請求項7記載の物品陳列システム。
  9. 前記切り欠きと前記付与部とが対峙し当該付与部による前記突出部の支持が解除された場合に、前記物品本体部の前記傾斜が小さくなり、前記付与部の前記支持面よりも下方に前記突出部の前記下面が位置することを特徴とする請求項7又は8に記載の物品陳列システム。
  10. 外周面に標記が付された物品本体部と当該物品本体部の径方向に突出する突出部とを備えた物品を陳列可能な陳列装置であって、
    前記物品を予め定められた移動経路に沿って移動させる移動手段と、
    前記移動経路の一方の側方側に設けられ、前記移動手段により移動する前記物品の前記標記が特定の方向を向いていない場合に前記突出部を支持面を用いて下方から支持することで前記物品本体部を当該移動経路の他方の側方側に傾斜させるとともに、当該突出部に抗力を与え又は当該突出部を当該支持面に対して滑らせ傾斜した当該物品本体部を周方向に回転させる物品駆動部と、
    を含む陳列装置。
  11. 前記物品駆動部により傾斜した前記物品本体部の前記他方の側方側への移動を規制する規制部を更に備えていることを特徴とする請求項10記載の陳列装置。
  12. 前記物品が載置される上流側載置面と、
    前記上流側載置面よりも前記物品の移動方向下流側に位置するとともに当該上流側載置面の延長線よりも下方に位置する下流側載置面と、
    を更に備え、
    前記物品駆動部は、前記物品が前記上流側載置面から前記下流側載置面に移動することで前記支持面が前記突出部の下面に接触し当該突出部を下方から支持することを特徴とする請求項10又は11に記載の陳列装置。
  13. 陳列物の移動経路と、当該移動経路の一方の側方側に設けられ移動する当該陳列物に接触可能な接触部と、を備えた陳列装置に陳列可能な物品であって、
    標記が付された外周面を有する物品本体部と、
    前記標記が前記陳列装置において特定の方向を向いていない状態で前記物品が前記移動経路を移動する場合に、前記接触部により持ち上げられることで前記物品本体部を前記移動経路の他方の側方側に傾斜させるとともに、当該接触部から付与される抗力を利用して又は当該接触部との間で生じる滑りを利用して傾斜させた当該物品本体部を周方向に回転させる回転部と、
    を備える物品。
  14. 前記回転部は、前記物品本体部の径方向に突出して設けられるとともに、前記標記と予め定められた位置関係を有する箇所に切り欠きを有することを特徴とする請求項13記載の物品。
  15. 前記回転部は、前記物品本体部の上部側に設けられていることを特徴とする請求項13又は14に記載の物品。
  16. 前記標記は複数設けられ、
    前記切り欠きは、複数の前記標記の各々に対応して複数設けられていることを特徴とする請求項14記載の物品。
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