JP2010245431A - 太陽電池の評価装置、評価方法、及び太陽電池の製造方法 - Google Patents

太陽電池の評価装置、評価方法、及び太陽電池の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】太陽電池を正確に評価することができる太陽電池の評価装置、評価方法、及び太陽電池の製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明にかかる太陽電池の評価装置は、遮光したときの特定バイアス電圧下における、太陽電池12への流入電流に基づき、太陽電池12のシャント抵抗Rshに電流を供給する電流源34と、太陽電池12に照射される光を出射する光源14と、電流源34によりシャント抵抗Rshに電流を流した状態で光を照射したときの、太陽電池12の出力を検出する検出回路19と、検出回路19での検出結果に基づいて、太陽電池12の特性値を算出する処理部20とを有するものである。
【選択図】図4

Description

本発明は太陽電池の評価装置、評価方法、及び太陽電池の製造方法に関する。
近年、太陽電池産業が急速に発展している。太陽電池工場では、太陽電池モジュール(太陽電池パネルともいう)を製造している。太陽電池の生産規模は、発電電力の総量で評価されることがほとんどである。したがって、1%でも効率のよいセルができれば、太陽電池工場での生産規模は、大きく向上する。当然だが、効率の高いセルは商品価値も高い。
したがって、太陽電池の発電効率を評価することが重要となる。例えば、特許文献1には、太陽電池等の効率、特性の測定方法が開示されている。なお、太陽電池の出力特性を評価する方法は、例えば、特許文献2、3に開示されている。
特開昭60−83381号公報 特開2000−196115号公報 国際公開第2008/129010号
部分的に光を当て、発電効率分布を測定しようとすると、以下のような問題が生じた。太陽電池には、シャント抵抗が存在する。従って、太陽電池の発電効率等の測定時に、太陽電池で発生した電流がシャント抵抗に流れてしまう。例えば、多結晶シリコンによって構成された太陽電池では、152.4mm(=6インチ)□程度でシャント抵抗が100〜200Ω程度となる。このため、例えば、部分的な光の照射により数mAの光励起電流が発生しても、所定のバイアス電圧下では光励起電流以上の電流がシャント抵抗に流れてしまった。すなわち、太陽電池で発生した電力がシャント抵抗によって打ち消されてしまい、正確な測定を行うことができなかった。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、太陽電池を正確に評価することができる太陽電池の評価装置、評価方法、及び太陽電池の製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明にかかる太陽電池の評価装置は、遮光したときの特定バイアス電圧下における、太陽電池への流入電流に基づき、前記太陽電池のシャント抵抗に電流を供給する電流源と、前記太陽電池に照射される光を出射する光源と、前記電流源により前記シャント抵抗に電流を流した状態で光を照射したときの、前記太陽電池の出力を検出する検出器と、前記検出器での検出結果に基づいて、前記太陽電池の特性値を算出する処理部とを有するものである。これにより、太陽電池を正確に評価することができる。
また、上述の太陽電池の評価装置であって、前記光源からの前記太陽電池に照射される光をライン状の光に変換する光変換手段と、前記太陽電池に対する前記ライン状の光の方向を変化させる変化手段とをさらに有し、前記処理部は、前記変化手段によって前記ライン状の光を異なる方向とした時の検出結果に基づいて、前記太陽電池の発電効率分布を算出してもよい。これにより、スポット光を2次元走査する場合に比べて、測定時間を短縮することができる。
さらに、上述の太陽電池の評価装置であって、前記光源は、複数本のバンドルファイバを有し、前記複数本のバンドルファイバをライン状に並べることにより、前記ライン状の光を前記太陽電池に照射してもよい。これにより、略均一な光を太陽電池に照射することができる。
上述の太陽電池の評価装置であって、前記処理部は、期待値最大化最尤推定法を用いて発生電流分布を算出することにより、前記発電効率分布を算出してもよい。これにより、太陽電池をより正確に評価することができる。
本発明にかかる太陽電池の評価方法は、遮光したときの特定バイアス電圧下における、太陽電池への流入電流に基づき、前記太陽電池のシャント抵抗に電流を流すステップと、太陽電池に光を照射するステップと、前記電流源により前記シャント抵抗に電流を流した状態で光が照射されたときの、前記太陽電池からの出力を検出するステップと、前記検出結果に基づいて、前記太陽電池の特性値を算出するステップとを備えるものである。これにより、太陽電池を正確に評価することができる。
また、上述の太陽電池の評価方法であって、前記太陽電池に光を照射するステップでは、前記太陽電池にライン状の光を照射し、前記出力を検出するステップでは、前記ライン状の光が照射されたときの、前記太陽電池からの出力を検出し、前記出力を検出した後、前記太陽電池に対する前記ライン状の光を異なる方向にするステップをさらに備え、前記ライン状の光を異なる方向にした時の、前記太陽電池からの出力の検出結果に基づいて、前記太陽電池の発電効率分布を算出してもよい。これにより、スポット光を2次元走査する場合に比べて、測定時間を短縮することができる。
さらに、上述の太陽電池の評価方法であって、前記太陽電池に光を照射するステップでは、複数本の光ファイバをライン状に並べることにより、前記ライン状の光を前記太陽電池に照射してもよい。これにより、略均一な光を太陽電池に照射することができる。
上述の太陽電池の評価方法であって、期待値最大化最尤推定法を用いて、前記検出結果から発生電流分布を算出することにより、前記発電効率分布を算出してもよい。これにより、太陽電池をより正確に評価することができる。
また、本発明にかかる太陽電池の製造方法は、上述の太陽電池の評価方法を用いて、太陽電池を評価するステップを有するものである。これにより、発生電流が少ない領域を発見・対策し、太陽電池の生産性を向上することができる。
本発明によれば、太陽電池を正確に評価することができる太陽電池の評価装置、評価方法、及び太陽電池の製造方法を提供することができる。
実施の形態にかかる太陽電池の発電効率分布を評価するための評価装置の構成を模式的に示す斜視図である。 実施の形態にかかる評価装置の構成を示す側面図である。 実施の形態にかかる照明強度測定器及び検出回路の構成を示す図である。 実施の形態にかかる評価装置の要部の構成を示す回路図である。 実施の形態にかかる電流源の構成を示す回路図である。 実施の形態にかかる太陽電池を直列接続した場合の評価装置の要部の構成を示す回路図である。 実施の形態にかかる角度分割数2のPhantom画像である。 実施の形態にかかる角度分割数4のPhantom画像である。 実施の形態にかかる角度分割数8のPhantom画像である。 実施の形態にかかる角度分割数16のPhantom画像である。 実施の形態にかかる濃度テスト画像の原画像である。 実施の形態にかかる角度分割数8の濃度テスト画像である。 実施の形態にかかる角度分割数16の濃度テスト画像である。 実施の形態にかかる角度分割数32の濃度テスト画像である。 実施の形態にかかる角度分割数64の濃度テスト画像である。 実施の形態にかかる繰り返し回数k=100のML−EMの濃度テスト画像の詳細の結果を示す図である。 実施の形態にかかる繰り返し回数k=100のML−EMの濃度テスト画像の詳細の結果を示す図である。 実施の形態にかかる繰り返し回数k=100のMAP−EMの濃度テスト画像の詳細の結果を示す図である。 実施の形態にかかる繰り返し回数k=100のMAP−EMの濃度テスト画像の詳細の結果を示す図である。 実施の形態にかかる繰り返し回数k=100のML−EMRの濃度テスト画像の詳細の結果を示す図である。 実施の形態にかかる繰り返し回数k=100のML−EMRの濃度テスト画像の詳細の結果を示す図である。 実施の形態にかかる繰り返し回数k=1000のML−EMRの濃度テスト画像の詳細の結果を示す図である。 実施の形態にかかる繰り返し回数k=1000のML−EMRの濃度テスト画像の詳細の結果を示す図である。 実施の形態にかかる繰り返し回数k=100のMAP−EMRの濃度テスト画像の詳細の結果を示す図である。 実施の形態にかかる繰り返し回数k=100のMAP−EMRの濃度テスト画像の詳細の結果を示す図である。 実施の形態にかかる繰り返し回数k=1000のMAP−EMRの濃度テスト画像の詳細の結果を示す図である。 実施の形態にかかる繰り返し回数k=1000のMAP−EMRの濃度テスト画像の詳細の結果を示す図である。 実施の形態にかかる濃度テスト画像のそれぞれの総処理時間を示す図である。 実施の形態にかかる角度分割数が一定で、再構成画像のピクセル数を変化させた場合のそれぞれの処理時間を示す図である。
実施の形態.
本発明の実施例について以下に図面を参照して説明する。以下の説明は、本発明の好適な実施例を示すものであって、本発明の範囲が以下の実施例に限定されるものではない。以下の説明において、同一の符号が付されたものを実質的に同様の内容を示している。
本実施の形態にかかる評価装置の構成について図1、及び図2を用いて説明する。評価装置は、発電効率分布を予想するための一定バイアス電圧下の電流分布を測定する。すなわち、電流分布を測定することにより、発電効率分布を求める。以下の説明では、このような電流分布の測定を発電効率分布の測定ともいう。図1は太陽電池の発電効率分布を評価するための評価装置の構成を模式的に示す斜視図である。図2は、評価装置の構成を示す側面図である。なお、図2においては、照明強度測定器等の図示を省略する。
図に示すように、評価装置は、ステージ11、遮光板13、光源14、検出回路19、25、処理部20、測定対象駆動部21、遮光板駆動部22、照明強度測定器23、照明強度測定器駆動部24、及びロールスクリーン26を備えている。
ステージ11上には、測定対象である太陽電池12が載置される。すなわち、測定対象となる太陽電池12を用意して、ステージ11上に載せる。太陽電池12は、例えば、1セルからなる太陽電池モジュール(太陽電池パネル)である。太陽電池12の上には、光源14が設けられている。光源14は、太陽電池12に光を照射する。光源14は、例えば、ソーラーシミュレータであり、太陽電池12に対する照明光を出射する。したがって、光源14からは、太陽光と同様のスペクトルの光が出射される。なお、光源14については、ソーラーシミュレータに限られるものではない。また、太陽光と同様のスペクトルとしなくてもよい。さらには、光源14からの波長を可変させて、特性評価を行うこともできる。すなわち、太陽電池12からの出力の波長依存性を測定することもできる。
具体的には、光源14は、ランプハウス15、バンドルファイバ16、17、及びハウジング18を有する。ランプハウス15は、安定性の高いキセノン、ハロゲンランプ等のランプハウスである。フィルタを用いることで、キセノンランプ等からの白色光が擬似的な太陽光になる。
ランプハウス15には、1本のバンドルファイバ16が接続される。バンドルファイバ16、17は、光ファイバが複数本束ねられたものである。1本のバンドルファイバ16は、複数のバンドルファイバ17に分岐される。図1においては、4本のバンドルファイバ17に分岐される。バンドルファイバ17は、ハウジング18の上面に一列のライン状に並ぶ。
ハウジング18は、下端が後述する遮光板13に取り付けられる。ハウジング18は、対向する2つの側面が等脚台形で、他の面が四角形となっている台形柱状に形成される。ハウジング18の上面は、短辺がバンドルファイバ17の径に対応する細長い長方形状に形成される。ハウジング18は、下端が開口しており、内部が空洞になっている。すなわち、ハウジング18の下端は、長方形状の開口になっている。ハウジング18の下端は、短辺が上面の短辺より長く、長辺が上面の長辺と略同じになっている長方形状に形成される。すなわち、ハウジング18は、上側から下側に向けて末広がりの形状を有する。また、ハウジング18の上面及び下端の長辺は、太陽電池12の大きさに比べて、十分長くなっている。
このように、台形柱状に形成することにより、軽くて強度が強いハウジング18を得ることができる。後述するように、ハウジング18は、水平方向に移動する。この際、ハウジング18が振れてしまうと、強度が振れて誤差が生じる。すなわち、アーティファクトが発生する。このため、ハウジング18を三角柱状に近い台形柱状にすることにより、上記の問題を改善でき、測定精度を向上させることができる。
バンドルファイバ17は、ハウジング18の上面の長辺に沿って等間隔に並ぶ。例えば、4個のバンドルファイバ17の端部が、100〜200mmの長さに対して等間隔に並ぶ。すなわち、バンドルファイバ17は、所定の間隔を隔てて点在する。
ハウジング18上端からハウジング18下端までの距離は、例えば、300mm程度となっている。すなわち、バンドルファイバ17の端部から遮光板13のスリット13aまでの距離は、300mm程度となっている。これにより、点状の光が、長辺方向に略均一なライン状の光に変換される。このような構成により、空間的に一様な強度を持つ光が光源14から出射する。照明強度測定器23等で測定した場合に、光量を数%の範囲内に抑えることができる。この範囲を超えると、実際は発電効率が均一でも、一部の発電効率が高く測定される場合がある。すなわち、発電効率分布の測定を正確に行うことができなくなる。また、ライン状の光を略均一な強度で構成することはできても厳密に均一というわけにはいかない。そこで、照明強度測定器23で別途強度分布を測定し、その分布を後述のCT計算に加えてもよい。すなわち、照明強度測定器23で照明ムラを測定し、CT計算に加えることにより、照明ムラの影響を低減してもよい。
また、ハウジング18の内部には、遮光板18bが設けられている。遮光板18bは、遮光板13に対して略平行に設けられ、一部にスリット18cを有する。スリット18cを設けることにより、ハウジング18内面で反射した光によるゴーストを抑制することができる。スリット18cと遮光板13のスリット13aは、光軸を中心として所定の幅を有する。スリット18cの幅は、スリット13aの幅より広くなっている。例えば、スリット13aの幅が0.2mmの場合、スリット18cの幅は5mm程度とする。バンドルファイバ17から出射された光は、スリット18cを通過してスリット13aに入射する。また、ハウジング18の内面を黒く塗ってもよい。ハウジング18の内部をこのような構成とすることにより、より均一な光を得ることができる。なお、光源14については、上記の構成に限られるものではない。また、略均一な光が照射できれば、ライン状の光に変換しなくてもよい。
遮光板13は、光源14と太陽電池12の間に配置される。遮光板13には、スリット13aが形成されている。遮光板13は、例えば水平方向(スリット13aの延在方向に対して垂直方向)に駆動可能なベルト上に取り付けられる。以降、水平方向をx方向、スリット13aの延在方向をy方向とする。ベルトは、y方向における遮光板13の両端部にそれぞれ設けられる。すなわち、2本のベルトに遮光板13の両端部が固定されている。それぞれのベルトは、2つのプーリーを取り囲むように設けられる。すなわち、x方向におけるベルトの両端に、プーリーが1つずつ設けられている。また、x方向における両端それぞれにおいて、2本のベルトに設けられた2つのプーリーが、連結軸によって連結されている。そして、連結軸を回転させてプーリーを回転することにより、2本のベルトがx方向に移動する。すなわち、光源14と遮光板13がx方向に移動する。換言すると、スリット13aがx方向に移動する。
光源14からの光は、遮光板13によって遮光され、スリット13aに入射した光のみが、太陽電池12に入射する。光源14から太陽電池12に照射される光は、スリット18c及びスリット13aを順次通過することによりライン状の光に変換される。そして、ライン状の光によって、太陽電池12が照明される。すなわち、直線状の光が太陽電池12に照射される。
スリット13aは、太陽電池12の大きさに比べて、十分長くなっている。したがって、太陽電池12の端から反対側の端まで、ライン状の光が照射される。スリット13aの幅は、例えば、0.2mm程度とすることができる。もちろん、スリット13aの幅は特に限定されるものではなく、適宜変更可能である。
遮光板13上には、ロールスクリーン26が配置される。具体的には、遮光板13を挟むように、2つのロールスクリーン26が配置される。それぞれのロールスクリーン26は、例えば、ベルト端からこのベルトに取り付けられた遮光板13の端部までを覆う。すなわち、ロールスクリーン26によって、遮光板13の外側も遮光される。これにより、スリット13a直下以外の部分の太陽電池12を十分に遮光することができる。
また、少なくとも太陽電池12上には、ロールスクリーン26を設けない。すなわち、太陽電池12は、ロールスクリーン26によって覆われない。従って、遮光板13をx方向に移動させることにより、スリット13aを通った光を太陽電池12上にスキャンさせることができる。
照明強度測定器23は、直線ガイド上を移動する。具体的には、照明強度測定器23は、ベルト上に取り付けられる。また、上記と同様、ベルトの両端には、プーリー及び連結軸が設けられる。光源14からの光の強度分布(照明強度分布)を測定する場合、照明強度測定器23上に、遮光板13に取り付けられた光源14を配置する。すなわち、照明強度測定器23上に、遮光板13及び光源14を配置する。この状態で、プーリーを回転させる。これにより、照明強度測定器23は、y方向に沿って移動する。そして、スリット13aを通過した光の光量を測定する。
測定対象駆動部21は、太陽電池12を回転させるための、回転機構を有している。測定対象駆動部21には、モータなどが設けられている。測定対象駆動部21は、例えば、ステージ11を回転させることにより、ステージ11上の太陽電池12を回転させる。したがって、太陽電池12は、測定対象駆動部21によって回転する。これにより、太陽電池12に対するスリット13aの方向が変化する。また、ステージ11には、中心に軸が通っており、中心がずれにくくなっている。これにより、測定中の誤差が生じにくく、正確に測定できる。ここでは、ステージ11を回転させたが、これに限らず、光源14及び遮光板13を回転させてもよい。なお、光源14等を回転させる場合、解像度が低下しないように、これらの中心がずれないようにする。
また、遮光板駆動部22は、遮光板13をx方向に移動させるための、回転機構を有している。遮光板駆動部22には、モータなどが設けられている。遮光板駆動部22を回転させることにより、連結軸が回転する。これにより、プーリーが回転し、ベルトがx方向に移動する。そして、ベルト上に取り付けられた遮光板13、及び遮光板13上に取り付けられたハウジング18がx方向に移動する。これにより、スリット13aもx方向に移動する。具体的には、遮光板13及びハウジング18は、スリット13aの長辺とは垂直方向に移動する。図1においては、遮光板13及びハウジング18は、左右方向(横方向)に移動する。これにより、太陽電池12に対するスリット13aのx方向の位置が変化する。なお、測定装置には、必要に応じてリニアエンコーダを取り付けてもよい。これにより、x方向の座標をより正確に把握することができる。
このように、太陽電池12の回転、遮光板13の移動により、太陽電池12における光の照射位置が変化する。例えば、太陽電池12の回転、遮光板13の移動により、セル内の異なる位置で発電されることになる。すなわち、太陽電池12の回転角度、遮光板13のx方向の移動距離によって、太陽電池12の異なる位置で発電が行われる。
また、照明強度測定器駆動部24は、照明強度測定器23をy方向に移動させるための、回転機構を有している。照明強度測定器駆動部24には、モータなどが設けられている。照明強度測定器駆動部24を駆動させることにより、連結軸が回転する。これにより、プーリーが回転し、ベルトがy方向に移動する。そして、ベルト上に取り付けられた照明強度測定器23がy方向に移動する。そして、スリット13aを通過した光の一端から他端までの強度分布を測定することができる。
太陽電池12の出力端子には、太陽電池12の出力を検出するための検出器としての検出回路19が接続されている。検出回路19は、後述する電流電圧変換アンプや引き算回路を有する。検出回路19は、太陽電池12からの電流を電圧に変換し、処理部20に出力する。検出回路19は、照明光に対応するライン状の領域での出力の積算値を変換して出力する。
また、照明強度測定器23の出力端子には、照明強度測定器23の出力を検出するための検出器としての検出回路25が接続されている。検出回路25は、照明強度測定器23からの出力を検出し、処理部20に出力する。
ここで、図3を参照して、照明強度測定器23及び検出回路25について詳細に説明する。図3は、照明強度測定器23及び検出回路25の構成を示す図である。照明強度測定器23には、検出回路25としてのオペアンプ27の非反転入力端子(+)及び反転入力端子(−)が接続される。また、オペアンプ27の非反転入力端子(+)は接地され、オペアンプ27の反転入力端子(−)には帰還抵抗Rfbが接続される。また、オペアンプ27の出力端子には処理部20が接続される。
照明強度分布を測定する場合、照明強度測定器23に対して、光源14からスリット13aを通過したライン状の光を照射する。照明強度測定器23は、光信号を電気信号に変換し、オペアンプ27に出力する。また、上記のように、照明強度測定器23は、y方向に沿って移動し、電気信号を順次オペアンプ27に出力する。照明強度測定器23からの電気信号に応じて、オペアンプ27の出力電圧が変化する。すなわち、オペアンプ27からの出力電圧により、任意の波長における照明強度分布が測定できる。
ここで、照明強度測定器23は、3mm×3mmの感度領域をもつフォトダイオードとする。また、光源14から照射されるライン状の光の幅を0.2mmとする。そして、光源14から照射される光が波長500nmの青緑色光であり、このときの照明強度測定器23の受光感度が0.3A/W(感度領域3mm×3mm)とする。例えば、照明強度が0.1Sun(10mW/cm)のとき、オペアンプ27からの出力が1Vとなるためには、以下の式(1)より、帰還抵抗Rfbを約556Ωとすればよい。
処理部20は、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置である。また、処理部20は、A/Dコンバータを有し、検出回路19、25からの出力電圧をデジタル信号に変換する。そして、処理部20は、検出信号に対して所定の演算処理を行う。すなわち、処理部20は、CPUやメモリ等の記憶領域を備えるコンピュータである。例えば、処理部20は、演算処理部であるCPU(Central Processing Unit)、記憶領域であるROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)、通信用のインターフェースなどを有し、発電効率分布を測定するために必要な処理を実行する。
例えば、ROMには、演算処理するための演算処理プログラムや、各種の設定データ等が記憶されている。そして、CPUは、このROMに記憶されている演算処理プログラムを読み出し、RAMに展開する。そして、設定データや、検出回路19等からの出力に応じてプログラムを実行する。さらに、処理部20は、演算処理結果を表示させるためのモニター等を有している。
さらに、処理部20は、測定対象駆動部21、遮光板駆動部22、及び照明強度測定器駆動部24の駆動を制御している。すなわち、処理部20は、これらの駆動部の回転角度等を制御している。したがって、処理部20は、これらの駆動部の回転角度等を把握している。処理部20は、太陽電池12に対するスリット13aの位置を認識している。これにより、処理部20は、ライン状の光が太陽電池12のどの位置に入射したときに、どの程度の出力があるかを測定することできる。例えば、発電効率が低い箇所に、光が入射すると、太陽電池12の出力が低下する。したがって、出力電圧が低い場合、発電効率が低い箇所を含むラインが照明されていることになり、出力電圧が高い場合、発電効率が高い箇所を含むラインが照明されていることになる。
次に、測定装置の動作について説明する。まず、太陽電池12とスリット13aの位置を合わせる。例えば、x方向における太陽電池12の一端にスリット13aを合わせる。そして、光源14から光を照射した状態で、遮光板駆動部22によって、遮光板13をx方向に移動させる。これにより、太陽電池12の一端から他端に向けて、太陽電池12上をスリット13aがスキャンする。すなわち、光源14からスリット13aを通過したライン状の光が太陽電池12上をスキャンする。このライン状の光は、x方向に太陽電池12全体をスキャンする。太陽電池12に対してライン状の光をx方向にスキャンさせている間、検出回路19からの検出データが処理部20に記憶される。
そして、遮光板13を一往復させて初期位置に戻した後、測定対象駆動部21によりステージ11を回転させる。もちろん、戻ってくる間に、測定対象駆動部21によりステージ11を回転させてもよい。すなわち、遮光板13を一方向に移動させている間に、検出データを処理部20に記憶させる。そして、遮光板13を反対方向に移動させている間に、ステージ11を回転させてもよい。ステージ11を回転させることにより、ステージ11の回転前の太陽電池12の状態から太陽電池12が所定の角度傾く。所定の角度傾いた状態で、ライン状の光を太陽電池12全体にスキャンさせる。そして、上記と同様の操作を繰り返し、所望の角度分割数分の測定を行う。
なお、短時間で粗く測定する場合、角度分割数は、4、8、16程度とする。また、時間をかけてより細かい情報を得たり、アーティファクト(ハンスフィールド・ダークラインと呼ばれる直線状の誤差)を低減させる場合、角度分割数は、64、128程度とする。このように、角度分割数は、要求される精度等に応じて決定される。
複数回ライン状の光をスキャンしていき、これらの検出結果を処理部20に記憶させる。このように、太陽電池12に対するライン状の光を異なる方向とした時の検出結果によって、空間分布を測定することができる。すなわち、太陽電池12に対するライン状の光の角度を変えて、2以上の方向にする。そして、2以上の方向を照明した時の検出結果を記憶する。そして、記憶された検出結果に対して、発電効率の空間分布を求める。
例えば、コンピュータトモグラフ(CT)により、二次元に広がる発電効率分布を得ることができる。すなわち、1次元の検出データを2次元の発電効率分布に変換して、画像化することができる。この時、X線CTにおけるX線の透過強度が、検出回路19の出力に対応するようになる。すなわち、X線CTにおける測定対象の線吸収係数がライン状の光による発電量になる。1ライン分の積算発電量が投影データとなる。X線CTにおける吸収係数の2次元空間分布が発電効率の2次元空間分布に対応するようになる。このように、X線CTにおいて投影データから断層画像を得る処理と同様の処理を出力電流の測定データに対して行うことで、発電効率の空間分布を算出することができる。すなわち、コリメートされたX線を照射するX線CTと同じ処理によって、発電効率の2次元分布を算出することができる。
このように、ライン状の光を照射して、太陽電池12からの出力を検出する。そして、ライン状の光の方向や位置を変化させながら、太陽電池12からの出力を検出する。処理部20は、この出力の検出データを記憶して、所定の演算処理を行う。これにより、発電効率の空間分布を測定することができる。よって、太陽電池12において、部分的に発電効率が低下している箇所を把握することができる。そして、部分的に発電効率が低下している箇所の発電効率を向上するように、製造プロセスなどを最適化する。すなわち、発生電流が少ない領域を発見し、対策を立てることができる。そして、最適化された製造プロセスを用いて、太陽電池12を製造する。このように、発電効率分布の測定結果に基づいて、製造プロセスにおける条件などを調整する。すなわち、評価結果に応じて、製造プロセスにおける条件を調整して、太陽電池12を製造する。これにより、太陽電池12の発電効率を全体として向上することができる。よって、太陽電池12の生産性を向上することができる。また、太陽電池12の発電効率が向上すれば、製造工場の生産規模が大きくなる。
また、スポット光を2次元走査する場合に比べて、測定時間を短縮することができる。すなわち、微小な点状のスポットを走査する場合、太陽電池12全面を走査する時間が長くなってしまう。本実施の形態に示すように、ライン状の光を走査することで、測定時間を大幅に短縮することができる。よって、生産性を向上することができる。さらに、本発明では、空間分解能を高くすることで、1セル内における発電効率分布を測定することも可能となる。また、複数のセルからなる太陽電池モジュールに対して空間分布の測定を行ってもよい。なお、上記の説明では、一方向にスキャンされる際に、太陽電池12からの出力を測定したが、双方向にスキャンされる際に太陽電池12からの出力を測定してもよい。
次に、評価装置の要部について説明する。図4は、評価装置の要部の構成を示す回路図である。
太陽電池12は、電流源31、ダイオード32、並列抵抗(シャント抵抗)Rsh、直列抵抗Rを有する等価回路で表される。電流源31には、スキャンされる光が入力される。すなわち、図1、2に示されたように、スリット13aを通過した光源14からの光が入力される。シャント抵抗Rshは、pn接合周辺における漏れ(リーク)電流などによって生じる。直列抵抗Rは、素子各部を電流が流れる時の抵抗である。太陽電池12の一方の端子は接地されており、他方の端子には電流電圧変換アンプ33の反転入力端子(−)が接続されている。
また、太陽電池12の端子と電流電圧変換アンプ33の反転入力端子(−)との間には、電流源34が接続されている。電流源34は、太陽電池12を遮光したときの、検出回路からの出力に基づき、シャント抵抗Rshに電流を供給する電流源である。具体的には、電流源34からの電流(シャント電流)を設定するために、太陽電池12の全面を覆って完全に遮光する。すなわち、光源14からの光が太陽電池12に入射されない。この状態で、引き算回路35からの出力が所望の電圧となるようにシャント電流を供給する。例えば、引き算回路35から処理部20に入力される電圧が0V程度となるようにシャント電流を調整する。
なお、シャント電流を調整する際、太陽電池12の外部からバイアス電圧が印加されている。このバイアス電圧は、電流電圧変換アンプ33の負荷電圧を制御することにより調整される。換言すると、電流源34は、完全に遮光したときの特定バイアス電圧下における、太陽電池12への流入電流に基づき、太陽電池12のシャント抵抗Rshに電流を供給する。シャント電流は、直列抵抗R及びシャント抵抗Rshを流れる。シャント電流がシャント抵抗Rshに供給された状態で測定を行うので、光が照射されることにより発生した電流iは、シャント抵抗Rshに流れにくくなる。すなわち、電流源31から流れる電流iは、シャント抵抗Rshに流れにくくなる。
電流源34は、一定電圧を設定すれば一定電流を流すことができる定電流回路である。また、電流源34は、mAオーダーのシャント電流をμAオーダーで安定させなければならない。図5は、電流源34の構成を示す回路図である。図5(a)に示される電流源34は、電源電圧+Vに抵抗Reが接続される。また、抵抗Reの他端には、トランジスタTrのエミッタが接続される。トランジスタTrのベース電圧を設定することにより、シャント電流がトランジスタTrのコレクタから流れる。この電流源34から流れるシャント電流は、ベース電流分少なくなる。エミッタの入力端の電圧は、ベース電圧(電流設定電圧)+ベースエミッタ間電圧となる。すなわち、シャント電流は、(+V−電流設定電圧−ベースエミッタ間電圧)/Reとなる。
図5(b)に示される電流源34は、図5(a)に示されたトランジスタTrにさらにトランジスタTrが接続されている。具体的には、トランジスタTrのベースには、トランジスタTrのエミッタが接続される。トランジスタTrのコレクタには電源電圧が接続され、トランジスタTrのコレクタは抵抗を介して接地される。トランジスタTrのベース電圧を設定することにより、シャント電流がトランジスタTrのコレクタから流れる。トランジスタのベースエミッタ間電圧は、ジャンクション温度によって変化する。ここで、トランジスタTrにトランジスタTrを接続することにより、ベースエミッタ間電圧が打ち消し合う。すなわち、シャント電流は、(+V−電流設定電圧)/Reとなる。このように、ジャンクション温度の影響を受けにくいため精度が高くなる。すなわち、温度補償がされ、精度が高くなる。
測定装置には、図5(a)、(b)の電流源34いずれも用いることができるが、精度の点から図5(b)の電流源34を用いることが好ましい。もちろん、これに限らず、電圧によって電流を設定でき、μAオーダーで安定させることができればどのような構成としてもよい。また、電流源34にオペアンプを使用することにより、さらに高精度の定電流回路を構成することも可能である。
上記のように、電流源31から流れる電流iはシャント抵抗Rshに流れにくくなるため、電流電圧変換アンプ33の帰還抵抗Rfbにも電流iが流れる。また、電流電圧変換アンプ33の出力端子には、引き算回路35が接続される。引き算回路35は、例えば、オペアンプによって構成された差動増幅器である。引き算回路35は、電流電圧変換アンプ33のVとの差分を出力する。具体的には、引き算回路35からの出力は、V−(V−i×Rfb)となる。なお、電流電圧変換アンプ33は、反転入力端子(+)と非反転入力端子(−)とがイマジナリーショート(imaginary short)している。すなわち、V=Vとなる。このため、V−(V−i×Rfb)=i×Rfbとなる。例えば、電流電圧変換アンプ33のバイアス電圧を0.5とすると、0.5−(0.5−i×Rfb)=i×Rfbとなる。すなわち、電流電圧変換アンプ33のバイアス電圧に関係なく、常にi×Rfbが出力される。
処理部20には、引き算回路35からの出力が入力される。すなわち、処理部20には、出力電圧(i×Rfb)が入力される。処理部20は、A/Dコンバータを有する。これにより、引き算回路35からの出力をデジタル信号に変換し、演算処理を行う。具体的には、処理部20は、シャント電流を流した状態で光を太陽電池12に照射したときの、引き算回路35からの出力に基づいて、太陽電池12の発電効率分布を算出する。
また、処理部20は、電流源34から供給されるシャント電流を制御する。処理部20は、D/Aコンバータを有し、デジタル信号によってシャント電流を制御する。例えば、図5(a)に示されたトランジスタTrのベース電圧を制御することによって、シャント電流を制御する。処理部20は、太陽電池12を遮光したときに引き算回路35からの出力電圧が所望の値になるように、シャント電流を制御する。
さらに、処理部20は、電流電圧変換アンプ33の非反転入力端子(+)の負荷電圧を制御する。本実施の形態では、太陽電池12全体に同時に光を照射せず、太陽電池12上にライン状の光をスキャンさせている。このため、任意の時間においては、太陽電池12の一部のみに光が照射され、他の部分では光が照射されない。すなわち、任意の時間においては、太陽電池12の一部のみによりバイアス電圧がかかる。これに対して、通常使用時では、太陽電池12の全体でバイアス電圧がかかる。従って、本実施の形態では、処理部20によって負荷電圧を印加することで、太陽電池12の外部からバイアス電圧をかける。これにより、太陽電池12の他の部分が暗くても、外部から一定の負荷電圧をかければ、太陽電池12の全体で発電されているのと同じような状態となる。そして、太陽電池12を正確に評価することができる。
上記のように、処理部20は、出力電圧(i×Rfb)をデジタル信号に変換して演算処理を行うことにより発電効率を求める。具体的には、処理部20によって電流電圧変換アンプ33の非反転入力端子(+)の負荷電圧を一定にして、太陽電池12に光をスキャンさせる。すなわち、一定バイアス電圧下で、太陽電池12に光をスキャンさせる。なお、この一定バイアス電圧とは、シャント電流の調整の際に印加される特定バイアス電圧とは異なる電圧になっている。そして、スキャンされたそれぞれの検出データを処理部20に記憶させて演算処理を行い、発電効率を求める。発電効率は、式(2)により算出することができる。
ここで、ηは発電効率、Pinは太陽電池12に入射した光パワー(W)、Vは出力電圧(V)、Iは出力電流(A)である。この発電効率を求めることにより、発電効率分布を示す発電効率の空間分布を処理部20のディスプレイ上に表示することができる。また、出力電流iを求めることができるので、任意のポイントにおけるI−Vカーブを求めることもできる。
具体的には、処理部20によって、電流電圧変換アンプ33の非反転入力端子(+)の負荷電圧を変化させる。そして、負荷電圧ごとの出力電流iを測定することにより、I−Vカーブを求めることもできる。このI−Vカーブから最大出力点を求めることができ、太陽電池12を効率よく動作させることができる。また、最大出力点の違いから、欠陥箇所を検出することができる。例えば、発電効率の空間分布が表示されたディスプレイ上の任意のポイントを選択すると、そのポイントにおけるI−Vカーブをディスプレイ上に表示させることができる。このように、処理部20によって、発電効率のみならず、I−V特性等の様々な特性値を算出することができる。
本実施の形態に係る測定装置は、以上のような構成を有する。電流源34によってシャント抵抗Rshに電流を供給して測定を行うので、電流源31から流れる電流Iは、シャント抵抗Rshに流れにくくなる。すなわち、電流源31から流れる電流Iは、ほとんど減衰することなく出力される。このため、正確に測定することができる。
また、太陽電池12は、光を順次照射することにより測定される。このため、測定中の任意の時間において、太陽電池12の一部のみに光が照射され、他の部分には光が照射されない。従って、測定中に、太陽電池12上の光が照射されていないポイントの出力を読み取って基準値として用いてもよい。これにより、光照射による出力の増加分のみを正確に測定することができる。
図4においては、1つのセルから構成された太陽電池12を図示したが、複数のセルが直列に接続された太陽電池12を測定する場合もある。この場合、太陽電池12を純粋なフォトダイオードと考えると、暗くした状態では、シャント抵抗Rshによるインピーダンスが大きくなる。例えば、図6に示されるように、3つのセルが直列に接続された太陽電池12の場合、暗くした状態では、3つのシャント抵抗Rshが直列に接続されたような構成となる。すなわち、1個当たりのシャント抵抗Rshを100Ωとすると、例えば、電流源34と電流電圧変換アンプ33との間に300Ωの抵抗が接続されているような構成となる。
従って、本実施の形態のように、一部のみに光が照射された太陽電池12からの出力を検出する場合、電流が取り出せないことが考えられる。しかしながら、シャント抵抗Rshに比較して、帰還抵抗Rfbのインピーダンスを十分に大きくすることにより、このような問題が発生しにくい。例えば、シャント抵抗Rshが100Ω程度であるのに対して、帰還抵抗が数kΩである。
また、処理部20の有するA/Dコンバータには、十分な分解能を得るために、例えば、16ビット入力のものが用いられる。16ビット入力のA/Dコンバータの入力レンジは数Vであるので、引き算回路35を介して、A/Dコンバータに接続される電流電圧変換アンプ33は、入力電圧の範囲が数Vに設定されている必要がある。従って、太陽電池12に照射される光量が多く、太陽電池12からの電流Iが大きくなると、帰還抵抗Rfbを小さくしなければならない。多くのセルが直列に接続された太陽電池12の場合、帰還抵抗Rfbを小さくすると、上記の理由から出力を検出しにくくなる。以上のことから、太陽電池12に照射される光量を少なくすることが好ましい。すなわち、スリット13aの幅を狭くすることが好ましい。さらに、直列状態のセルにバイアス電圧をかけることにより、各ダイオード32に順方向電流を流して導通させ、この直列抵抗を低下させることができる。これにより、測定精度を上げることができる。
実施例.
〈アルゴリズム〉
処理部20は、コンピュータトモグラフ(CT)により、一次元の検出データから二次元に広がる発電効率分布を画像化することができる。画像再構成には、2次元フーリエ変換法(FFT)、フィルターバックプロジェクション法(FBP)、期待値最大最尤推定(ML−EM:maximum likelihood-expectation maximization)、最大事後確率最尤推定(MAP−EM:maximum a posteriori-expectation maximization)がある。なお、これらの方法では、発生電流分布を算出することにより、発電効率分布を算出している。FFTは、投影断面定理に基づいた解析的画像再構成法である。2次元分布f(x,y)のRadon変換g(s,θ)(角度θ方向への投影データs)のsについての1次元フーリエ変換Gθ(ξ)と、f(x,y)の2次元フーリエ係数が等しいことを利用する。FBPは、FFTと数学的に等価な解析的再構成法である。各θについて、投影を周波数空間において|ξ|倍するフィルタを適用しておいてから、逆投影すれば再構成像が得られる。
ML−EMは、式(3)で示される逐次式で計算される。
ここで、kは繰り返し回数、jは再構成画像の座標1〜m(128×128ならj=1〜16384)、iは角度方向を含めた投影データの番号1〜n(投影方向数4、投影あたりのデータ数が128ならi=1〜512)を表す。λは画素jの物理量、Cijは画素が投影データに及ぼす割合(寄与確率)である。このように、Cijに実際の測定系での物理現象を織り込むことで、この影響を補正した再構成画像が得られる。ここでは、画素jと投影データiの位置関係から求められるBiLinear補間による係数をCijとして使用した。また、雑音は考慮していない。
MAP−EMは、式(4)で示される逐次式で表される。
U(λ )は、注目する画素が近傍の画素から受ける影響を表すエネルギー関数である。βはエネルギー関数の利き具合を調整する定数である。なお、その他の項は、上記と同様の意味である。ここでは、βを0.5、エネルギー関数を画素近傍のMedian(中央)値との相対誤差を重みとして与える方法(Median root prior)として式(5)とした。
ここで、Mは画素j近傍3×3ピクセルのMedian値を表す。
ML−EMR、MAP−EMR(-with Restriction)は、上記のML−EM、MAP−EMに拘束条件を組み込んだ方法である。X線CT、SPECT、PET等では、物理量λを直接測定することは不可能であるが、太陽電池発電効率分布測定では任意の画素jの物理量λは測定可能であると考えられる。既知である物理量λを拘束条件として逐次近似式に組み込むことで、より良い精度で画像再構成できるか検証した。今回の検証では、対角線上の画素値を既知であるとした。
〈phantom画像〉
一様な値を持つ複数の領域から構成される画像を用いて画像再構成を実施した。投影角度の範囲は、0〜180°とし、投影数により等間隔の角度で投影データを取得した。また、Sinogramは、幅方向に投影角度に直交な軸上の座標、高さ方向に投影角度をとった。また、測定対象は、投影データサンプリング数をnとすると、縦横サイズnの矩形に内接する円の内部に存在する必要がある。範囲外の像は、不完全投影となり、アーティファクトが生じる。
それぞれの方法を用いてシミュレーションした結果を図7〜10に示す。図7は、投影角度が0、90°である角度分割数2のphantom画像である。図8は、投影角度が0、45、90、135°である角度分割数4のphantom画像である。図9は、投影角度が0.0、22.5、45.0、67.5、90.0、112.5、135.0、157.5°である角度分割数8のphantom画像である。図10は、投影角度が0、11.25、22.50、33.75、45.00、56.25、67.50、78.75、90.00、101.25、112.50、123.75、135.00、146.25、157.50、168.75°である角度分割数16のphantom画像である。
図7〜10に示されるように、解析的手法(FFT、FBP)の場合、少数の投影回数では、解析が困難であった。また、負の値が発生するので物理量とするにはカットオフ、値のストレッチ等の処理が必要であり、ノイズが加わると解析結果はさらに悪化した。また、図7、8に示されるように、逐次近似法(ML−EM、MAP−EM、ML−EMR、MAP−EMR)の場合、角度分割数が2〜4では、解析は困難であった。しかしながら、図9、10に示されるように、角度分割数が4より大きくなると、原画像に近い画像が得られた。アーティファクトが出にくく、小さなポイントをつぶさない点からML−EMが最も好ましいことが分かった。なお、解析的手法とは異なり、負の値は、発生しなかった。
〈濃度テスト画像〉
次に、図11に示されるように、濃度値128をベースに10%刻みで±70%の濃度値を持つ特異点を設定した画像を用いて、不良箇所の検出を想定した検証を行った。それぞれの方法を用いてシミュレーションした結果を図12〜15に示す。図12は、角度分割数8の濃度テスト画像である。図13は、角度分割数16の濃度テスト画像である。図14は、角度分割数32の濃度テスト画像である。図15は、角度分割数64の濃度テスト画像である。
図12〜15から分かるように、解析的手法では、phantom画像と同様の傾向を示した。逐次近似法の場合、投影数8未満では略一様の画像しか得られなかった。また、物理量が周囲と±50%程度異なる特異点1画素を検出するには、16〜32方向の投影が必要と考えられる。また、MAP−EM、MAP−EMRは、phantom画像では比較的よい結果を示したが、濃度テスト画像では特異点が消えてしまった。これは、MAP−EMのエネルギー関数にMedian値との差分を適用しているため、Medianフィルタ(スムージング)に近い効果が得られることに起因すると考えられる。実測では、ノイズの影響を抑えることが出来るが、分解能が落ちてしまう。濃度テスト画像の結果からも、ML−EMが最も好ましいと考えられる。
〈濃度テスト画像詳細〉
次に、逐次近似法による特異点の再現性について考察する。図16、17は、繰り返し回数k=100のML−EMの結果を示す。図18、19は、繰り返し回数k=100のMAP−EMの結果を示す。図20、21は、繰り返し回数k=100のML−EMRの結果を示す。図22、23は、繰り返し回数k=1000のML−EMRの結果を示す。図24、25は、繰り返し回数k=100のMAP−EMRの結果を示す。図26、27は、繰り返し回数k=1000のMAP−EMRの結果を示す。
図16(a)、図18(a)、図20(a)、図22(a)、図24(a)、及び図26(a)に示されたスライスグラフは、特異点が並ぶ対角線上に各画像をスライスした濃度値をプロットしたグラフである。図16(b)、図18(b)、図20(b)、図22(b)、図24(b)、及び図26(b)に示された表は、1列目がエラー合計(特異点の数)、2列目がエラー合計の数が少ないものから順位付けした際の順位、3列目がエラー最大値、4列目がエラー最大値の少ないものから順位付けした際の順位を表す。
図17(c)、図19(c)、図21(c)、図23(c)、図25(c)、及び図27(c)は、Absolute Errorの表を示す。Absolute Errorの表において、1行目の数値は、原画像の特異値を示す。また、2〜5行目の数値は、それぞれの角度分割数における、推定値と特異値の差分の絶対値を表す。6行目の数値は、原画像の特異点と背景値(127)の差分の絶対値を表す。これらの表をプロットしたグラフが、図17(d)、図19(d)、図21(d)、図23(d)、図25(d)、及び図27(d)に示されたAbsolute Errorのグラフである。
MAP−EM、MAP−EMRの場合、図19、図25、図27に示されるように、全体的に推定値と特異値の差分の絶対値が大きくなった。具体的には、特異点値と背景値との差分と略一致し、図18(a)、図24(a)、図26(a)に示されるように、特異点においても、濃度値の変化をほとんど示さなかった。また、特異点以外の点(グラフにおいてx軸方向の両端)で濃度値が大きく変化していた。そして、図18(b)、図24(b)、図26(b)に示されるように、エラー合計及びエラー最大値が大きくなった。
一方、ML−EM、ML−EMRの場合、図17、図21、図23に示されるように、推定値と特異値の差分の絶対値が角度分割数の増加に従い、小さくなった。具体的には、特異点値と背景値との差分から外れ、図16(a)、図20(a)、図22(a)に示されるように、特異点において、設定された濃度値に近くなった。また、特異点以外の点における濃度値の変化が小さくなった。そして、図16(b)、図20(b)、図22(b)に示されるように、エラー合計及びエラー最大値が小さくなった。
〈処理時間〉
図28は、上記の濃度テスト画像のそれぞれの総処理時間を示す。図28(a)は、角度分割数ごとのそれぞれの方法における総処理時間を示す表である。図28(b)は、図28(a)の表をプロットしたグラフである。図28に示されるように、再構成画像のピクセル値が一定であれば、処理時間は角度分割数に対して略線形であった。逐次近似法の計算回数に対しても同様に線形であった。
図29は、角度分割数が一定(ここでは、8方向)で、再構成画像のピクセル数を変化させた場合のそれぞれの処理時間を示す。図29(a)の表において、1行目の数値は再構成像1辺の長さ、2行目の数値は総ピクセル数を表す。また、2〜5行目の数値は、それぞれ方法における総ピクセル数に対する処理時間を表す。図29(b)は、図29(a)の表をプロットしたグラフである。FFT、FBPの値は、総処理時間(単位:ms)、逐次近似法の値は、繰り返し1回分の平均処理時間(単位:ms/Iteration)である。図29に示されるように、角度分割数が一定であれば、処理時間は再構成画像の総ピクセル数に対して線形であった。
従って、角度分割数16、再構成画像サイズ1024×1024、繰り返し回数500回の条件でML−EMR処理を行うとおよそ1196.613(ms/Iteration)×500(Iteration)×(16/8)=1196.613(sec)と予測される。
図28、29から分かるように、逐次近似法の中で、ML−EMが最も処理時間が短かった。すなわち、ML−EMが、解析精度及び処理時間の点から、最も適した方法であると考えられる。ML−EMを用いて演算処理を行うことにより、より正確に太陽電池12を評価することができる。
11 ステージ、12 太陽電池、13 遮光板、13a スリット、14 光源、
15 ランプハウス、16 バンドルファイバ、17 バンドルファイバ、
18 ハウジング、18a スリット、18b 遮光板、18c スリット、
19 検出回路、20 処理部、21 測定対象駆動部、22 遮光板駆動部、
23 照明強度測定器、24 照明強度測定器駆動部、25 検出回路、
26 ロールスクリーン、27 オペアンプ、31 電流源、32 ダイオード、
33 電流電圧変換アンプ、34 電流源、35 引き算回路

Claims (9)

  1. 遮光したときの特定バイアス電圧下における、太陽電池への流入電流に基づき、前記太陽電池のシャント抵抗に電流を供給する電流源と、
    前記太陽電池に照射される光を出射する光源と、
    前記電流源により前記シャント抵抗に電流を流した状態で光を照射したときの、前記太陽電池の出力を検出する検出器と、
    前記検出器での検出結果に基づいて、前記太陽電池の特性値を算出する処理部とを有する太陽電池の評価装置。
  2. 前記光源からの前記太陽電池に照射される光をライン状の光に変換する光変換手段と、
    前記太陽電池に対する前記ライン状の光の方向を変化させる変化手段とをさらに有し、
    前記処理部は、前記変化手段によって前記ライン状の光を異なる方向とした時の検出結果に基づいて、前記太陽電池の発電効率分布を算出する請求項1に記載の太陽電池の評価装置。
  3. 前記光源は、複数本のバンドルファイバを有し、
    前記複数本のバンドルファイバをライン状に並べることにより、前記ライン状の光を前記太陽電池に照射する請求項2に記載の太陽電池の評価装置。
  4. 前記処理部は、期待値最大化最尤推定法を用いて発生電流分布を算出することにより、前記発電効率分布を算出する請求項2又は3に記載の太陽電池の評価装置。
  5. 遮光したときの特定バイアス電圧下における、太陽電池への流入電流に基づき、前記太陽電池のシャント抵抗に電流を流すステップと、
    太陽電池に光を照射するステップと、
    前記電流源により前記シャント抵抗に電流を流した状態で光が照射されたときの、前記太陽電池からの出力を検出するステップと、
    前記検出結果に基づいて、前記太陽電池の特性値を算出するステップとを備える太陽電池の評価方法。
  6. 前記太陽電池に光を照射するステップでは、前記太陽電池にライン状の光を照射し、
    前記出力を検出するステップでは、前記ライン状の光が照射されたときの、前記太陽電池からの出力を検出し、
    前記出力を検出した後、前記太陽電池に対する前記ライン状の光を異なる方向にするステップをさらに備え、
    前記ライン状の光を異なる方向にした時の、前記太陽電池からの出力の検出結果に基づいて、前記太陽電池の発電効率分布を算出する請求項5に記載の太陽電池の評価方法。
  7. 前記太陽電池に光を照射するステップでは、複数本の光ファイバをライン状に並べることにより、前記ライン状の光を前記太陽電池に照射する請求項6に記載の太陽電池の製造方法。
  8. 期待値最大化最尤推定法を用いて、前記検出結果から発生電流分布を算出することにより、前記発電効率分布を算出する請求項6又は7に記載の太陽電池の評価方法。
  9. 請求項5乃至8のいずれか1項に記載の評価方法を用いて、太陽電池を評価するステップを有する太陽電池の製造方法。
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