JP2010244225A - 号車対応管理装置、号車対応管理装置の列車内座席管理方法、列車内座席管理プログラムおよび列車内座席管理システム - Google Patents

号車対応管理装置、号車対応管理装置の列車内座席管理方法、列車内座席管理プログラムおよび列車内座席管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】利用者の座席移動、車両編成の変更およびシステムの運用性を考慮し、列車の座席の利用状態を容易に管理できるようにすることを目的とする。
【解決手段】列車内座席管理システム100は、車両120毎に号車対応管理装置200を備える。号車対応管理装置200は自車両に備わる各座席130の利用状態を示す情報を各座席130に対応する席上装置140から取得する。号車対応管理装置200は自車両内の各座席130の利用状態を示す管理表を定期的にブロードキャスト送信し、他の号車の号車対応管理装置200からブロードキャスト送信された管理表を受信する。これにより、各車両120の号車対応管理装置200は互いの管理表を共有する。号車対応管理装置200は各車両120の管理表に基づいて座席の利用状態を管理する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、列車の座席の利用状態を管理する号車対応管理装置、号車対応管理装置の座席管理方法、列車内座席管理プログラムおよび列車内座席管理システムに関するものである。
列車に乗車する際にICカード(ICチップ内蔵の携帯電話端末を含む)を用いて特別車両の乗車券を購入すると、乗務員による車内改札を省略されるサービスがある。
利用者は、特別車両の座席上方(着席したときの頭上)に設けられたリーダライタに特別車両の乗車券の購入に用いたICカードを近づけて、座席の利用状態を示すランプの点灯を「空席」から「着席」に変える。乗務員は「着席」のランプが点灯している座席の車内改札を省略する。
2004−110508号公報
列車の座席の利用状態を管理するには、利用者の座席移動や車両編成の変更(車両の並結または分離)およびシステムの運用性を考慮する必要がある。
本発明は、例えば、利用者の座席移動、車両編成の変更およびシステムの運用性を考慮し、列車の座席の利用状態を容易に管理できるようにすることを目的とする。
本発明の号車対応管理装置は、列車を編成する複数の車両それぞれに備えられた号車対応管理装置であり、
自車両に設けられた座席の利用状態を示す情報を自車両利用情報として記憶装置を用いて管理する自車両利用情報管理部と、
前記自車両利用情報管理部により管理される自車両利用情報を通信装置を用いて他の号車対応管理装置に通知する自車両利用情報通知部と、
他車両に設けられた座席の利用状態を示す情報を他車両利用情報として通信装置を用いて前記他の号車対応管理装置から取得し、取得した他車両利用情報を記憶装置に記憶する他車両利用情報取得部と、
前記自車両利用情報管理部により管理される自車両利用情報と前記他車両利用情報取得部により取得された他車両利用情報とに基づいて列車内の座席の利用状態をCPU(Central Processing Unit)を用いて管理する車両間利用情報管理部とを備える。
本発明によれば、例えば、利用者の座席移動、車両編成の変更およびシステムの運用性を考慮し、列車の座席の利用状態を容易に管理できる。
実施の形態1における列車内座席管理システム100の構成図。 実施の形態1における席上装置140の外観図。 実施の形態1における号車対応管理装置200の機能構成図。 実施の形態1における自号車座席管理テーブル291および他号車座席管理テーブル292を示す図。 実施の形態1における号車対応管理装置200のハードウェア資源の一例を示す図。 実施の形態1における自号車座席利用状態送信処理を示すフローチャート。 実施の形態1における他号車座席利用状態受信処理を示すフローチャート。 実施の形態1における座席利用状態管理処理を示すフローチャート。 座席全体管理装置310を有する列車内座席管理システム300の構成図。 実施の形態2における自号車座席管理テーブル291および他号車座席管理テーブル292を示す図。 実施の形態2における他号車座席利用状態受信処理を示すフローチャート。 実施の形態2における車両間複数座席利用チェック処理(S260)を示すフローチャート。 実施の形態3における他号車座席利用状態受信処理を示すフローチャート。 実施の形態3における他号車通信チェック処理を示すフローチャート。 実施の形態3における列車内座席管理システム100を示す図。 座席全体管理装置310を有する列車内座席管理システム300の構成図。
実施の形態1.
列車を編成する複数の車両それぞれに管理装置を備えて列車の座席の利用状態を管理するシステムについて説明する。
図1は、実施の形態1における列車内座席管理システム100の構成図である。
実施の形態1における列車内座席管理システム100の構成について、図1に基づいて以下に説明する。
列車内座席管理システム100は、複数の車両120で編成される列車110内の座席130の利用状態を管理するシステムである。
以下、座席130の利用状態を管理することを「座席管理」という。
各座席130の上方(座席130に着席したときの頭上)には席上装置140(座席装置の一例)が設けられている。
図2は、実施の形態1における席上装置140の外観図である。
実施の形態1における席上装置140について、図2に基づいて以下に説明する。
席上装置140は、読み取り部141、点灯部142、使用許可判定部、席上装置通信部および席上装置記憶部を備える。使用許可判定部、席上装置通信部および席上装置記憶部の図示を省略する。席上装置140は、CPU(Central Processing Unit)や通信装置などのハードウェアも備える(図示省略)。
読み取り部141は、ICカード150に記録されている情報(例えば、後述する利用者IDおよび乗車券情報)を読み取る装置であり、カードリーダやリーダライタともいう。ICカード150には、ICチップを備える端末装置(例えば、携帯電話端末)なども含まれるものとする。
点灯部142は、座席が空席であることを示す空席ランプ142aと座席が使用中であることを示す着席ランプ142bとを有する。
使用許可判定部は、読み取り部141により読み取られた情報に基づいて座席の使用を許可するか否かをCPUを用いて判定し、座席の使用を許可すると判定した場合、点灯部142に点灯するランプを空席ランプ142aから着席ランプ142bに変更させる。
席上装置通信部は、使用許可判定部により座席の使用を許可すると判定された場合、予め決められた座席番号と読み取り部141により読み取られた情報に含まれる利用者IDとを含んだ情報を座席利用情報149として号車対応管理装置200に通信装置を用いて送信する。利用者IDは、利用者を識別する識別情報(利用者の識別情報)である。さらに、席上装置通信部は、号車対応管理装置200から送信された情報(例えば、後述する列車情報148や状態変更要求147)を通信装置を用いて受信する。
席上装置記憶部は、席上装置140が使用するデータを記憶する記憶装置である。利用者ID、乗車券情報、座席利用情報149、列車情報148および状態変更要求147は席上装置記憶部に記憶されるデータの一例である。
号車対応管理装置200は、列車110の情報を列車情報148として各席上装置140に送信する。列車番号、列車種別(特急列車、普通列車など)、位置情報(始発駅、行先駅、現在駅など)、特別車両の号数および現在日時は列車情報148の一例である。
また、号車対応管理装置200は、利用状態を「使用中」から「空席」へ変更することを要求する状態変更要求147を必要に応じて席上装置140に送信する。席上装置通信部により状態変更要求147が受信された場合、点灯部142は着席ランプ142bを消灯させると共に空席ランプ142aを点灯させる。
利用者は、列車に乗車する際にICカード150を用いて乗車券(特急券、指定席券などの乗車に関する各種の利用券を含む)を購入する。ICカード150には購入された乗車券の情報(例えば、乗車区間や有効日)が記録される。ICカード150には、利用者IDが予め記録されているものとする。
列車に乗車した利用者は、利用する座席の上方に設けられた席上装置140の読み取り部141にICカード150を近づける。このとき、席上装置140は空席ランプ142aを点灯しているものとする。
読み取り部141はICカード150から利用者IDおよび乗車券情報を読み取り、使用許可判定部は乗車券情報と列車情報148とに基づいて座席の使用を許可するか判定する。例えば、使用許可判定部は、列車情報148が「特急列車」を示しているにも関わらず、乗車券情報に「特急券」の情報が含まれていない場合、座席の使用を不許可と判定する。
使用許可判定部により座席の使用を許可すると判定された場合、点灯部142は空席ランプ142aを消灯させると共に着席ランプ142bを点灯させ、席上装置通信部は座席番号と利用者IDとを含んだ座席利用情報149を号車対応管理装置200に送信する。
図1に戻り、列車内座席管理システム100の構成について説明を続ける。
列車内座席管理システム100は、車両毎に号車対応管理装置200を備える。
号車対応管理装置200は、自装置を備えた車両(以下、「自号車」「自車両」という)の席上装置140から送信される座席利用情報149を受信し、受信した座席利用情報149を管理表(後述する自号車座席管理テーブル)により管理する。
号車対応管理装置200は、自号車の管理表を定期的にブロードキャスト送信して自号車の管理表を他号車(他車両)の号車対応管理装置200と共有する。
また、号車対応管理装置200は、他号車の号車対応管理装置200により定期的にブロードキャスト送信される他号車の管理表(後述する他号車座席管理テーブル)を受信して他号車の管理表を他号車の号車対応管理装置200と共有する。
すなわち、各車両120の号車対応管理装置200は、自号車の管理表を定期的にブロードキャスト送信し、互いの車両120の管理表を共有する。
号車対応管理装置200は、各車両120の管理表に基づいて列車110の各座席130の利用状態を管理する。
図3は、実施の形態1における号車対応管理装置200の機能構成図である。
実施の形態1における号車対応管理装置200の機能構成について、図3に基づいて以下に説明する。
号車対応管理装置200は、管理装置通信部210、座席利用状態管理部220、列車情報配信部280および管理装置記憶部290を備える。
管理装置通信部210は、車両内通信部211と車両間通信部212(自車両利用情報通知部、他車両利用情報取得部の一例)とを備える。
車両内通信部211は、自号車の各席上装置140と通信装置を用いて通信する。
例えば、車両内通信部211は、席上装置140から座席利用情報149を受信し、席上装置140に列車情報148や状態変更要求147を送信する。
車両間通信部212は、他号車の各号車対応管理装置200と通信装置を用いて通信する。
例えば、車両間通信部212は、後述する自号車座席管理テーブル291(自車両利用情報の一例)を通信装置を用いて他の号車対応管理装置200に送信(通知)する。
また例えば、車両間通信部212は、後述する他号車座席管理テーブル292(他車両利用情報の一例)を通信装置を用いて他の号車対応管理装置200から受信(取得)し、受信した他号車座席管理テーブル292を管理装置記憶部290に記憶する。
座席利用状態管理部220は、車両内管理部221(自車両利用情報管理部の一例)と車両間管理部222(車両間利用情報管理部の一例)とを備える。
車両内管理部221は、自号車座席管理テーブル291を管理し、自号車座席管理テーブル291に基づいて車両内の座席の利用状態をCPUを用いて管理する。
車両間管理部222は、自号車座席管理テーブル291および他号車座席管理テーブル292に基づいて列車内の座席の利用状態をCPUを用いて管理する。
例えば、車両間管理部222は、他号車座席管理テーブル292に自号車座席管理テーブル291に含まれる座席情報(座席利用情報149)と利用者の識別情報が同じ座席情報であって自号車座席管理テーブル291に含まれる前記座席情報より古い座席情報である旧座席情報が含まれるか判定する。車両間管理部222は、他号車座席管理テーブル292に旧座席情報が含まれる場合、当該他の号車対応管理装置200に旧座席情報の削除を要求する。
例えば、車両間管理部222は、車両内管理部221により新たに利用される座席の座席情報が新座席情報として管理されるとき、他号車座席管理テーブル292に新座席情報と利用者の識別情報が同じ旧座席情報が含まれるか判定する。車両間管理部222は、他号車座席管理テーブル292に旧座席情報が含まれる場合、当該他の号車対応管理装置200に旧座席情報の削除を要求する。
管理装置記憶部290は、号車対応管理装置200で使用されるデータを記憶媒体を用いて記憶する記憶装置である。
自号車座席管理テーブル291、他号車座席管理テーブル292および列車情報148(図示省略)は、管理装置記憶部290に記憶されるデータの一例である。
列車情報配信部280は、列車情報148をCPUを用いて定期的に生成し、生成した列車情報148を車両内通信部211を介して自車両の各席上装置140に配信する。列車情報148に含まれる情報は、当該情報を管理する特定の装置から提供されるものとする。
図4は、実施の形態1における自号車座席管理テーブル291および他号車座席管理テーブル292を示す図である。
実施の形態1における自号車座席管理テーブル291および他号車座席管理テーブル292について、図4に基づいて以下に説明する。
自号車座席管理テーブル291(自車両利用情報の一例)は、自車両に設けられた座席の利用状態を示す座席利用情報149(座席情報の一例)を含む情報である。
他号車座席管理テーブル292(他車両利用情報の一例)は、他車両に設けられた座席の利用状態を示す座席利用情報149を含む情報である。
座席利用情報149は、席上装置140から自車両の号車対応管理装置200に通知される情報である。
座席利用情報149は、席上装置140に対応する座席の「座席番号」と、席上装置140に対応する座席を利用する利用者の「利用者ID」とを含む。
自号車座席管理テーブル291および他号車座席管理テーブル292は、対応する車両の車両番号(または、号車番号)を示すものとする(図示省略)。
図5は、実施の形態1における号車対応管理装置200のハードウェア資源の一例を示す図である。
図5において、号車対応管理装置200は、CPU911(マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータともいう)を備えている。CPU911は、バス912を介してROM913、RAM914、通信ボード915(通信装置の一例)、磁気ディスク装置920と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。
通信ボード915は、有線または無線で、LAN(Local Area Network)、インターネット、電話回線などの通信網に接続している。
磁気ディスク装置920には、OS921(オペレーティングシステム)、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。
プログラム群923には、実施の形態において「〜部」として説明する機能を実行するプログラムが含まれる。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。すなわち、プログラムは、「〜部」としてコンピュータを機能させるものであり、また「〜部」の手順や方法をコンピュータに実行させるものである。
ファイル群924には、実施の形態において説明する「〜部」で使用される各種データ(入力、出力、判定結果、計算結果、処理結果など)が含まれる。
実施の形態において構成図およびフローチャートに含まれている矢印は主としてデータや信号の入出力を示す。
実施の形態において「〜部」として説明するものは「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」であってもよく、また「〜ステップ」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。すなわち、「〜部」として説明するものは、ファームウェア、ソフトウェア、ハードウェアまたはこれらの組み合わせのいずれで実装されても構わない。
号車対応管理装置200の各「〜部」は、以下に説明する「自号車座席利用状態送信処理」「他号車座席利用状態受信処理」および「座席利用状態管理処理」をCPUやその他のハードウェアを用いて実行する。
図6は、実施の形態1における自号車座席利用状態送信処理を示すフローチャートである。
実施の形態1における自号車座席利用状態送信処理について、図6に基づいて以下に説明する。
自号車座席利用状態送信処理は、自号車座席管理テーブル291を定期的にブロードキャスト送信する処理である(S110〜S130)。
車両間通信部212は、所定の時間(例えば、1分や5分)を設定したタイマーを送信タイマーとして起動する(S110)。
車両間通信部212は、送信タイマーがタイムアウトするのを待ち(S120)、送信タイマーがタイムアウトしたときに自号車座席管理テーブル291をブロードキャスト送信する(S130)。
自号車座席利用状態送信処理は、繰り返し実行される。
図7は、実施の形態1における他号車座席利用状態受信処理を示すフローチャートである。
実施の形態1における他号車座席利用状態受信処理について、図7に基づいて以下に説明する。
他号車座席利用状態受信処理は、他の号車対応管理装置200から定期的にブロードキャスト送信される他号車座席管理テーブル292を記憶する処理である(S210〜S250)。
車両間通信部212は、他の号車対応管理装置200からブロードキャスト送信された座席管理テーブルを他号車座席管理テーブル292として受信する(S210)。
車両間通信部212は、受信した他号車座席管理テーブル292が不正なデータでないかチェックする(S220)。
S220において、不正なデータとは通信エラーによって送信前と異なる値を示すデータや号車対応管理装置200以外の装置から送信されたデータなどのことである。
例えば、各号車対応管理装置200は座席管理テーブルと共に所定の情報を送信し、車両間通信部212は座席管理テーブルと共に所定の情報を受信したか否かをチェックする。また例えば、各号車対応管理装置200は座席管理テーブルと共にチェックマーカ(チェック文字とも言う)を送信し、車両間通信部212はチェックマーカの値が予め設定された値かどうか確認する処理に基づいて座席管理テーブルが不正なデータでないかどうかを確認する。
他号車座席管理テーブル292が不正なデータでない場合(S230「YES」)、車両間通信部212は受信した他号車座席管理テーブル292を管理装置記憶部290に記憶する。同じ号車の他号車座席管理テーブル292が既に記憶されている場合、車両間通信部212は記憶されている他号車座席管理テーブル292を受信した他号車座席管理テーブル292で更新する(S240)。
他号車座席管理テーブル292が不正なデータである場合(S230「NO」)、車両間通信部212は受信した他号車座席管理テーブル292を廃棄する(S250)。
他号車座席利用状態受信処理は、他の号車対応管理装置200から他号車座席管理テーブル292をブロードキャスト送信される度に実行される。
図8は、実施の形態1における座席利用状態管理処理を示すフローチャートである。
実施の形態1における座席利用状態管理処理について、図8に基づいて以下に説明する。
座席利用状態管理処理は、同一利用者により複数の座席が利用されている状態でないか確認し、同一利用者により複数の座席が利用されている状態である場合には以前に利用された座席の利用状態を「使用中」から「空席」に変更する処理である(S310〜S360)。
まず、座席利用状態管理処理の概要について説明する。
車両内通信部211はいずれかの席上装置140から座席利用情報149を受信し(S310)、車両内管理部221は受信された座席利用情報149を新座席利用情報149aとして自号車座席管理テーブル291に設定する(S320)。
車両内管理部221は、自号車座席管理テーブル291に基づいて、新座席利用情報149aに対応する利用者により自車両内の複数の座席が利用されている状態でないか判定する(S330)。
当該利用者により自車両内の複数の座席が利用されている状態である場合(S330「YES」)、車両内管理部221は旧座席の席上装置140に状態変更を要求し、自号車座席管理テーブル291から旧座席利用情報149bを削除する(S340)。
当該利用者により自車両内の複数の座席が利用されている状態でない場合(S330「NO」)、車両間管理部222は、他号車座席管理テーブル292に基づいて、新座席利用情報149aに対応する利用者により他車両の座席も利用されている状態でないか判定する(S350)。
当該利用者により他車両の座席が利用されている状態である場合(S350「YES」)、車両間管理部222は、旧座席に対応する号車対応管理装置200に当該利用者による複数座席利用を通知して当該号車対応管理装置200に旧座席の利用状態を「使用中」から「空席」に変更させる(S360)。
次に、各処理(S310〜S360)の詳細について説明する。
<S310>
車両内通信部211は、自車両の席上装置140により新たに送信された座席利用情報149を新座席利用情報149aとして受信し、受信した新座席利用情報149aを車両内管理部221に出力する。
S310の後、処理はS320に進む。
<S320>
車両内管理部221は、S310において出力された新座席利用情報149aを自号車座席管理テーブル291に追加設定する。
S320の後、処理はS330に進む。
<S330>
車両内管理部221は、自号車座席管理テーブル291に新座席利用情報149aと利用者IDが一致する座席利用情報149(新座席利用情報149aを除く)が含まれるか否かを判定する。以下、新座席利用情報149aと利用者IDが一致する座席利用情報149を旧座席利用情報149bという。
自号車座席管理テーブル291に旧座席利用情報149bが含まれることは、新座席利用情報149aに示される利用者IDで識別される利用者により自車両内の複数の座席が利用されている状態であることを意味する。
自号車座席管理テーブル291に旧座席利用情報149bが含まれる場合(YES)、処理はS340に進む。
自号車座席管理テーブル291に旧座席利用情報149bが含まれない場合(NO)、処理はS350に進む。
<S340>
S330において自号車座席管理テーブル291に旧座席利用情報149bが含まれる場合(YES)、車両内管理部221は、車両内通信部211を介して旧座席利用情報149bに対応する席上装置140に状態変更要求147を送信し、旧座席利用情報149bを自号車座席管理テーブル291から削除する。
なお、席上装置140に状態変更要求147を送信後、席上装置140から状態変更済みの通知を受け取った後に、旧座席利用情報149bを自号車座席管理テーブル291から削除するように構成することもできる。
旧座席利用情報149bに対応する席上装置140とは、旧座席利用情報149bに示される座席番号で識別される座席に対応する席上装置140である。
状態変更要求147を受信した席上装置140は、着席ランプ142bを消灯させると共に空席ランプ142aを点灯させる。
空席ランプ142aの点灯と旧座席利用情報149bの削除とは、座席の利用状態を「使用中」から「空席」に変更することを意味する。
S340の後、座席利用状態管理処理は終了する。
<S350>
S330において自号車座席管理テーブル291に旧座席利用情報149bが含まれない場合(NO)、車両間管理部222は、他号車座席管理テーブル292に旧座席利用情報149bが含まれるか否かを他号車座席管理テーブル292毎に判定する。
他号車座席管理テーブル292に旧座席利用情報149bが含まれる場合(YES)、処理はS360に進む。
他号車座席管理テーブル292に旧座席利用情報149bが含まれない場合(NO)、座席利用状態管理処理は終了する。
<S360>
S350において他号車座席管理テーブル292に旧座席利用情報149bが含まれる場合(YES)、車両間管理部222は、旧座席利用情報149bを含んだ情報を複数座席利用通知として生成する。
車両間管理部222は、車両間通信部212を介して、旧座席利用情報149bが含まれる他号車座席管理テーブル292に対応する号車対応管理装置200に複数座席利用通知を送信する。
複数座席利用通知は、旧座席利用情報149bに対応する座席の利用状態を「使用中」から「空席」に変更することを要求する通知である。
複数座席利用通知を受けた号車対応管理装置200は、旧座席利用情報149bに対応する席上装置140に状態変更要求147を送信し、旧座席利用情報149bを自号車座席管理テーブル291から削除する。
なお、席上装置140に状態変更要求147を送信後、席上装置140から状態変更済みの通知を受け取った後に、旧座席利用情報149bを自号車座席管理テーブル291から削除するように構成することもできる。
状態変更要求147を受信した席上装置140は、着席ランプ142bを消灯させると共に空席ランプ142aを点灯させる。
S360の後、座席利用状態管理処理は終了する。
座席利用状態管理処理は、席上装置140から座席利用情報149が送信される度に実行される。
列車内座席管理システム100は、上記の「自号車座席利用状態送信処理」「他号車座席利用状態受信処理」および「座席利用状態管理処理」により、列車110内の座席の利用状態を管理することができる。
図9は、座席全体管理装置310を有する列車内座席管理システム300の構成図である。
列車内の座席の利用状態を管理するシステムとして、列車110内に1台の座席全体管理装置310を有する列車内座席管理システム300が考えられる(図9参照)。
座席全体管理装置310は、車両120内の各座席130の利用状態を示す管理表を各車両120の号車対応管理装置320から取得し、列車110内の座席の利用状態を一元管理する。
しかし、列車内座席管理システム300には、座席全体管理装置310に障害が発生してしまうと座席管理を全くできなくなるという課題がある。
一方、実施の形態1で説明した列車内座席管理システム100は、座席全体管理装置310を有する必要がない。
さらに、列車内座席管理システム100は、いずれかの車両120の号車対応管理装置200に障害が発生しても、他の車両120の座席を管理することができる。
実施の形態1において、座席管理テーブル(自号車座席管理テーブル291、他号車座席管理テーブル292)は着席ランプ142bが点灯している座席130の座席利用情報149(座席番号、利用者ID)のみを示しているが、座席管理テーブルは車両内の全ての座席130のレコード(座席番号、利用者ID)を示しても構わない。例えば、車両内通信部211は、席上装置140から受信した座席利用情報149に示される座席番号に対応するレコードを座席管理テーブルから特定レコードとして特定し、座席利用情報149に示される利用者IDを特定レコードに設定する。「利用者ID」にIDが設定されている場合、「座席番号」で識別される座席の利用状態は「使用中」であり、「利用者ID」にIDが設定されていない場合、「座席番号」で識別される座席の利用状態は「空席」である。
例えば、座席管理テーブルが車両内の全ての座席130のレコードを示す場合、座席利用情報149の削除とは、レコードの「利用者ID」の初期化を意味する。
実施の形態1において、以下のような列車内座席管理システム100について説明した。
列車内座席管理システム100は、車両編成内の座席利用状態の管理を号車対応管理装置間の状態共有にて実現する。
号車対応管理装置200は自号車の座席利用状態を管理するとともに、自号車の座席利用状態(自号車座席管理テーブル291)を他号車の管理装置に対し一定周期のブロードキャストパケットにて通知する。また、号車対応管理装置200は、他号車での座席利用状態を一定周期のブロードキャストパケットから取得し、車両編成内の全座席の利用状態を管理する。
列車内座席管理システム100は、以下のように座席管理を行う。
(1)号車対応管理装置200は、座席利用状態の管理として、座席番号をキーとする利用者IDの情報(自号車座席管理テーブル291)を装置内に保存する。
(2)号車対応管理装置200は、自身が管理している座席利用状態(自号車座席管理テーブル291)を一定周期で他号車の管理装置に対しブロードキャストパケットにて通知する。
(3)号車対応管理装置200は、自身の管理する座席利用状態に他号車から一定周期にて通知される座席利用状態を保存し、全体の座席利用状態を管理する。
(4)座席利用時、利用者IDが座席装置(席上装置140)より号車対応管理装置200に通知され、号車対応管理装置200は同一利用者による複数座席の利用有無をチェックする。複数座席利用有りと判断される場合、号車対応管理装置200は旧座席利用状態を管理している号車対応管理装置200に未使用指示(複数座席利用通知)を行い、座席利用状態を未使用にする。
列車内座席管理システム100は、以下のような効果を奏する。
号車対応管理装置200が故障しても座席利用サービス(座席を管理するサービス)の全面停止とならず、故障した号車対応管理装置200のある対象車両のみ切り離して座席利用サービスを継続可能とすることができる。
尚、本システムでは座席利用サービスにて利用者IDを管理しているため、付帯効果として、利用者に応じて情報を提供する情報提供システムへ拡張することが可能である。
例えば、外部システムにおいて利用者IDに対応付けて利用者の情報(趣味、性別、年齢など)を管理し、各座席130に表示装置を設置する。列車内座席管理システム100は座席利用情報149に示される利用者IDを外部システムに通知し、外部システムは利用者IDに対応する利用者の情報に基づいて提供情報を選択する。外部システムは選択した提供情報を列車内座席管理システム100に送信し、列車内座席管理システム100は座席利用情報149に対応する座席130の表示装置に提供情報を表示させる。
実施の形態2.
同一利用者により複数の車両で座席が利用されている状態でないか確認する車両間複数座席利用チェックを他号車座席管理テーブル292の受信時に実行する形態について説明する。
以下、実施の形態1と異なる事項について主に説明する。説明を省略する事項は実施の形態1と同様である。
図10は、実施の形態2における自号車座席管理テーブル291および他号車座席管理テーブル292を示す図である。
図10に示すように、自号車座席管理テーブル291および他号車座席管理テーブル292は、座席利用情報149として「座席番号」「利用者ID」の他に「時刻」を示す。座席利用情報149の「時刻」は、座席130の使用が始まった時刻を示す。
例えば、席上装置140は、着席ランプ142bを点灯させた時刻を含めて座席利用情報149を号車対応管理装置200に送信する。
図11は、実施の形態2における他号車座席利用状態受信処理を示すフローチャートである。
実施の形態2における他号車座席利用状態受信処理について、図11に基づいて以下に説明する。
実施の形態2における他号車座席利用状態受信処理は、実施の形態1の処理(図7参照)に車両間複数座席利用チェック処理(S260)を追加したものである。
車両間複数座席利用チェック処理(S260)は、他号車座席管理テーブル292が受信され(S210)、受信された他号車座席管理テーブル292が保存された(S240)のちに実行される。
図12は、実施の形態2における車両間複数座席利用チェック処理(S260)を示すフローチャートである。
実施の形態2における車両間複数座席利用チェック処理(S260)について、図12に基づいて以下に説明する。
<S261>
車両間管理部222は、自号車座席管理テーブル291から座席利用情報149を一つ選択する。
S261〜後述するS266は、ループ処理される。
車両間管理部222は、X回目のループにおいて自号車座席管理テーブル291にX番目に設定されている座席利用情報149を選択する。
以下、S261において選択された座席利用情報149を選択座席利用情報149cという。
S261の後、処理はS262に進む。
<S262>
車両間管理部222は、更新他号車座席管理テーブル292a(S240で保存された他号車座席管理テーブル292)に重複座席利用情報149dが含まれるか否かを判定する。
重複座席利用情報149dとは、選択座席利用情報149cと利用者IDが一致する座席利用情報149である。
更新他号車座席管理テーブル292aに重複座席利用情報149dが含まれる場合(YES)、処理はS263に進む。
更新他号車座席管理テーブル292aに重複座席利用情報149dが含まれない場合(NO)、処理はS266に進む。
<S263>
車両間管理部222は、自号車座席管理テーブル291の選択座席利用情報149cに示される時刻と更新他号車座席管理テーブル292aの重複座席利用情報149dに示される時刻とを比較し、古い時刻を示す古い座席利用情報149を特定する。
選択座席利用情報149cが古い座席利用情報149である場合、処理はS264に進む。
重複座席利用情報149dが古い座席利用情報149である場合、処理はS265に進む。
<S264>
車両間管理部222は、座席利用状態管理処理のS340(図8参照)と同様に、選択座席利用情報149cに対応する席上装置140に状態変更要求147を送信し、選択座席利用情報149cを自号車座席管理テーブル291から削除する。
S264の後、処理はS266に進む。
なお、席上装置140に状態変更要求147を送信後、席上装置140から状態変更済みの通知を受け取った後に、旧座席利用情報149bを自号車座席管理テーブル291から削除するように構成することもできる。
<S265>
車両間管理部222は、座席利用状態管理処理のS360(図8参照)と同様に、重複座席利用情報149dを含んだ複数座席利用通知を更新他号車座席管理テーブル292aに対応する号車対応管理装置200に送信する。
複数座席利用通知により、重複座席利用情報149dに対応する座席の利用状態が「使用中」から「空席」に変更される。
S265の後、処理はS266に進む。
<S266>
車両間管理部222は、自号車座席管理テーブル291に含まれる全ての座席利用情報149をチェックしたか否かを判定する。
車両間管理部222は、S261において自号車座席管理テーブル291に含まれる全ての座席利用情報149を選択した場合、自号車座席管理テーブル291に含まれる全ての座席利用情報149をチェックしたと判定する。
自号車座席管理テーブル291に含まれる全ての座席利用情報149をチェックした場合(YES)、車両間複数座席利用チェック処理(S260)は終了する。
チェックしていない座席利用情報149が自号車座席管理テーブル291に残っている場合(NO)、処理はS261に戻る。
実施の形態2により、利用者が座席管理テーブルのブロードキャスト送信間隔の間に他の車両の座席に移動した場合であっても、同一利用者により複数の座席が使用されている状態を解消することができる。
なお本実施の形態において、「時刻」は席上装置140が送信する、「座席130の使用が始まった時刻」としているが、号車対応管理装置200側で「座席利用情報149を受信した時刻」を「時刻」として自号車座席管理テーブル291に記憶するように、構成することもできる。
実施の形態3.
列車を編成する車両が並結(連結)または分離されたか否かに関係無く、各車両の座席を管理する形態について説明する。
以下、実施の形態1と異なる事項について主に説明する。説明を省略する事項は実施の形態1と同様である。
図13は、実施の形態3における他号車座席利用状態受信処理を示すフローチャートである。
実施の形態3における他号車座席利用状態受信処理について、図13に基づいて以下に説明する。
実施の形態3における他号車座席利用状態受信処理は、実施の形態1の処理(図7参照)にS270を追加したものである。
<S270>
他号車座席管理テーブル292が受信され(S210)、受信された他号車座席管理テーブル292(更新他号車座席管理テーブル292a)が保存された(S240)のち、車両間通信部212は、所定の時間を設定したタイマーを受信タイマーとして起動する。受信タイマーに設定される時間は、座席管理テーブルがブロードキャスト送信される時間間隔より長い時間である。
更新他号車座席管理テーブル292aに対応する受信タイマー(前回の受信時に起動された受信タイマー)が動作している場合、車両間通信部212は、動作している受信タイマーを終了させ、新たに受信タイマーを起動する。
受信タイマーが動作している間、以下に説明する他号車通信チェック処理が実行される。
図14は、実施の形態3における他号車通信チェック処理を示すフローチャートである。
実施の形態3における他号車通信チェック処理について、図14に基づいて以下に説明する。図14の処理は、図13のステップS270に相当する。
車両間管理部222は、受信タイマーがタイムアウトしたか判定し(S271)、受信タイマーがタイムアウトした場合、受信タイマーに対応する他号車座席管理テーブル292を管理装置記憶部290から削除する(S272)。
つまり、他号車通信チェック処理は、所定の時間(受信タイマーに設定される時間)が経過しても新たにブロードキャスト送信されなかった他号車座席管理テーブル292を削除する。
所定の時間が経過しても他号車座席管理テーブル292が新たにブロードキャスト送信されないことは、例えば、当該車両120が分離された又は当該車両120の号車対応管理装置200に障害が発生したことを意味する。他号車通信チェック処理で削除される他号車座席管理テーブル292は座席管理に不要な情報である。
図15は、実施の形態3における列車内座席管理システム100を示す図である。
列車内座席管理システム100は、図15に示すように車両120が並結(連結)または分離しても、各車両120の座席を管理することができる。
列車内座席管理システム100は、各車両120の座席管理テーブル(図15に示す「x号車管理表」)をブロードキャスト送信するため、列車A111の車両120に列車B112の車両120が並結されて列車C113が編成されるか否かに関わらず各車両120の座席を管理することができる。
列車内座席管理システム100は、所定の時間が経過しても新たにブロードキャスト送信されない他号車座席管理テーブル292を削除するため、列車C113が列車A111と列車B112とに分離されるか否かに関わらず各車両120の座席を管理することができる。
図16は、座席全体管理装置310を有する列車内座席管理システム300の構成図である。
列車内の座席の利用状態を管理するシステムとして、列車(列車A111、列車B112または列車C113)内に1台の座席全体管理装置310を有する列車内座席管理システム300が考えられる(図16参照)。
座席全体管理装置(310、311)は、車両120内の各座席130の利用状態を示す管理表を各車両120の号車対応管理装置320から取得し、列車110内の座席の利用状態を一元管理する。
しかし、列車内座席管理システム300には、列車A111と列車B112とが並結されて列車C113が編成された場合、列車A111で稼働していた座席全体管理装置310と列車B112で稼働していた座席全体管理装置311とのいずれを列車C113の座席全体管理装置とするかを決定し、各車両120の管理表の送信先を新たな座席全体管理装置に変更しなければいけないという課題がある。
さらに、座席全体管理装置310を有する列車内座席管理システム300には、列車C113が列車A111と列車B112とに分離された場合、列車A111と列車B112とのうち座席全体管理装置が稼働していなかった方で座席全体管理装置を稼働させ、各車両120の管理表の送信先を新たに稼働させた座席全体管理装置に変更しなければいけないという課題がある。
一方、実施の形態3で説明した列車内座席管理システム100は、座席全体管理装置310を有する必要がない。
さらに、列車内座席管理システム100は、列車A111と列車B112とが並結するか分離するかに係わらず、各車両120の座席を管理することができる。
実施の形態3において、以下のような列車内座席管理システム100について説明した。
車両編成を連結した場合、号車対応管理装置200にて管理している座席利用状態(自号車座席管理テーブル291)はブロードキャストパケットにて連結車両の号車対応管理装置200にも通知される。同様に、連結車両の号車対応管理装置200より座席利用状態がブロードキャストパケットにて通知される。尚、対象号車の該当ブロードキャストを一定時間継続して受信できない場合は、該当号車は管理対象外とする。
これにより、車両編成の連結及び分離が発生しても運用対処は不要となる。
100 列車内座席管理システム、110 列車、111 列車A、112 列車B、113 列車C、120 車両、130 座席、140 席上装置、141 読み取り部、142 点灯部、142a 空席ランプ、142b 着席ランプ、150 ICカード、147 状態変更要求、148 列車情報、149 座席利用情報、149a 新座席利用情報、149b 旧座席利用情報、149c 選択座席利用情報、149d 重複座席利用情報、200 号車対応管理装置、210 管理装置通信部、211 車両内通信部、212 車両間通信部、220 座席利用状態管理部、221 車両内管理部、222 車両間管理部、280 列車情報配信部、290 管理装置記憶部、291 自号車座席管理テーブル、292 他号車座席管理テーブル、292a 更新他号車座席管理テーブル、300 列車内座席管理システム、310,311 座席全体管理装置、320 号車対応管理装置、911 CPU、912 バス、913 ROM、914 RAM、915 通信ボード、920 磁気ディスク装置、921 OS、923 プログラム群、924 ファイル群。

Claims (7)

  1. 列車を編成する複数の車両それぞれに備えられた号車対応管理装置であり、
    自車両に設けられた座席の利用状態を示す情報を自車両利用情報として記憶装置を用いて管理する自車両利用情報管理部と、
    前記自車両利用情報管理部により管理される自車両利用情報を通信装置を用いて他の号車対応管理装置に通知する自車両利用情報通知部と、
    他車両に設けられた座席の利用状態を示す情報を他車両利用情報として通信装置を用いて前記他の号車対応管理装置から取得し、取得した他車両利用情報を記憶装置に記憶する他車両利用情報取得部と、
    前記自車両利用情報管理部により管理される自車両利用情報と前記他車両利用情報取得部により取得された他車両利用情報とに基づいて列車内の座席の利用状態をCPU(Central Processing Unit)を用いて管理する車両間利用情報管理部と
    を備えたことを特徴とする号車対応管理装置。
  2. 前記自車両利用情報と前記他車両利用情報とは、座席を利用する利用者の識別情報を座席毎に座席情報として含み、
    前記車両間利用情報管理部は、
    前記他車両利用情報に前記自車両利用情報に含まれる座席情報と利用者の識別情報が同じ座席情報であって前記自車両利用情報に含まれる前記座席情報より古い座席情報である旧座席情報が含まれるか判定し、前記他車両利用情報に前記旧座席情報が含まれる場合、前記他の号車対応管理装置に前記旧座席情報の削除を要求する
    ことを特徴とする請求項1記載の号車対応管理装置。
  3. 前記車両間利用情報管理部は、
    前記自車両利用情報管理部により新たに座席情報が管理されるとき、前記他車両利用情報に新たな座席情報と利用者の識別情報が同じ座席情報である旧座席情報が含まれるか判定し、前記他車両利用情報に前記旧座席情報が含まれる場合、前記他の号車対応管理装置に前記旧座席情報の削除を要求する
    ことを特徴とする請求項2記載の号車対応管理装置。
  4. 前記他車両利用情報取得部は、定期的に送信される他車両利用情報を受信し、
    前記車両間利用情報管理部は、前記他車両利用情報取得部により他車両利用情報が所定時間の間に受信されない場合、以前に受信された他車両利用情報を記憶装置から削除する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3いずれかに記載の号車対応管理装置。
  5. 列車を編成する複数の車両それぞれに備えられた号車対応管理装置の座席管理方法であり、
    自車両利用情報管理部が、自車両に設けられた座席の利用状態を示す情報を自車両利用情報として記憶装置を用いて管理し、
    自車両利用情報通知部が、前記自車両利用情報管理部により管理される自車両利用情報を通信装置を用いて他の号車対応管理装置に通知し、
    他車両利用情報取得部が、他車両に設けられた座席の利用状態を示す情報を他車両利用情報として通信装置を用いて前記他の号車対応管理装置から取得し、取得した他車両利用情報を記憶装置に記憶し、
    車両間利用情報管理部が、前記自車両利用情報管理部により管理される自車両利用情報と前記他車両利用情報取得部により取得された他車両利用情報とに基づいて列車内の座席の利用状態をCPU(Central Processing Unit)を用いて管理する
    ことを特徴とする号車対応管理装置の列車内座席管理方法。
  6. 請求項5記載の列車内座席管理方法をコンピュータに実行させる列車内座席管理プログラム。
  7. 列車を編成する複数の車両それぞれに備えられた装置である号車対応管理装置と、
    座席毎に設けられ、利用者の識別情報を記録されたICカードから前記利用者の識別情報を読み取り、読み取った利用者の識別情報を含んだ情報を座席の利用状態を示す座席情報として自車両の号車対応管理装置に送信する座席装置とを有し、
    前記号車対応管理装置は、
    自車両に設けられた座席装置により送信された座席情報を自車両利用情報として記憶装置を用いて管理する自車両利用情報管理部と、
    前記自車両利用情報管理部により管理される自車両利用情報を通信装置を用いて他の号車対応管理装置に通知する自車両利用情報通知部と、
    他車両の座席情報を他車両利用情報として通信装置を用いて前記他の号車対応管理装置から取得し、取得した他車両利用情報を記憶装置に記憶する他車両利用情報取得部と、
    前記自車両利用情報管理部により管理される自車両利用情報と前記他車両利用情報取得部により取得された他車両利用情報とに基づいて列車内の座席の利用状態をCPU(Central Processing Unit)を用いて管理する車両間利用情報管理部とを備えた
    ことを特徴とする列車内座席管理システム。
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