JP2010242295A - 両側開閉可能扉構造 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】扉Dの開閉向きが変更可能な両側開閉可能扉構造Vにおいて、該両側開閉可能扉構造を、上部ロック杆2が取着された上部ロック杆移動体1と、下部ロック杆2’が取着された下部ロック杆移動体1’と、前記上部ロック杆移動体に形成された窓部1fと前記下部ロック杆移動体に形成された窓部1f’とが重なる間隙A1に嵌合されるカム部h4を有する把手部材Hとにより構成し、前記把手部材を構成するカム部が水平状態においては、前記扉と筐体Nが施錠され、また、前記把手部材を構成するカム部が垂直状態においては、前記扉と筐体との施錠が解除されるように構成したものである。
【効果】従来のリンク機構からなる両側開閉可能扉構造に比べて、リンク機構に特有な死点が存在しないので、筐体への扉の開閉を、円滑に行うことができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、筐体に配設された扉構造に関するものであり、特に、扉の回動支点を、左右(扉を正面から見た場合)に、選択的に切り替え可能とすることにより、扉の開閉向きが変更可能な両側開閉可能扉構造に関するものである。
上述したような、扉の回動支点を、選択的に切り替え可能とすることにより、扉の開閉向きが変更可能な両側開閉可能扉構造は、一例として、特許文献1に開示されている。
実用新案登録第3104519号公報
上述した両側開閉可能扉構造においては、複数のリンクからなる一対のリンク機構を、扉の左右に配設するとともに、一対のリンク機構に対応して、筐体の左右に、リンク機構により上下動される扉の回動支点となる枢支軸の先端部が、選択的に、挿入或いは排出可能な受け孔を穿設することにより、扉の開閉向きが変更可能な両側開閉可能扉構造が開示されているが、枢支軸の上下動が、複数のリンクからなるリンク機構により行われているために、リンク機構に特有な死点が存在し、円滑な枢支軸の上下動ができないという問題があった。
また、上述したような死点を回避するために、リンク機構の構造や配置位置が制限されるという問題があった。
更に、リンク機構を有する両側開閉可能扉構造においては、その構成が複雑であるために、扉の筐体への取り付け作業に、熟練と時間がかかるという問題があった。
本発明は、上述した従来の両側開閉可能扉構造が有する課題を解決することにある。
本発明は、上述した目的を達成するために、扉の開閉向きが変更可能な両側開閉可能扉構造において、該両側開閉可能扉構造を、上部ロック杆が取着された上部ロック杆移動体と、下部ロック杆が取着された下部ロック杆移動体と、前記上部ロック杆移動体に形成された窓部と前記下部ロック杆移動体に形成された窓部とが重なる間隙に嵌合されるカム部を有する把手部材とにより構成し、前記把手部材を構成するカム部が水平状態においては、前記扉と筐体が施錠され、また、前記把手部材を構成するカム部が垂直状態においては、前記扉と筐体との施錠が解除されるように構成したものである。
扉の開閉向きが変更可能な両側開閉可能扉構造において、該両側開閉可能扉構造を、上部ロック杆が取着された上部ロック杆移動体と、下部ロック杆が取着された下部ロック杆移動体と、前記上部ロック杆移動体に形成された窓部と前記下部ロック杆移動体に形成された窓部とが重なる間隙に嵌合されるカム部を有する把手部材とにより構成し、前記把手部材を構成するカム部が水平状態においては、前記扉と筐体が施錠され、また、前記把手部材を構成するカム部が垂直状態においては、前記扉と筐体との施錠が解除されるように構成したので、従来のリンク機構からなる両側開閉可能扉構造に比べて、リンク機構に特有な死点が存在しないので、筐体への扉の開閉を、円滑に行うことができる。
また、扉の開閉向きが変更可能な両側開閉可能扉構造において、該両側開閉可能扉構造を、上部ロック杆が取着された上部ロック杆移動体と、下部ロック杆が取着された下部ロック杆移動体と、前記上部ロック杆移動体に形成された窓部と前記下部ロック杆移動体に形成された窓部とが重なる間隙に嵌合されるカム部を有する把手部材とにより構成したので、両側開閉可能扉構造の構造を簡素化することができ、従って、扉の筐体への取り付け作業にかかる時間を短縮化することができる。
図1は、本発明の両側開閉可能扉構造が配設された扉と筐体の正面図である。 図2は、本発明の両側開閉可能扉構造の分解斜視図である。 図3は、本発明の両側開閉可能扉構造を構成する把手部材の斜視図である。 図4は、本発明の両側開閉可能扉構造を構成する施錠部材の斜視図である。 図5は、本発明の両側開閉可能扉構造を構成するケーシングに施錠部材が収容された状態の斜視図である。 図6は、本発明の両側開閉可能扉構造等の拡大分解斜視図である。 図7は、本発明の両側開閉可能扉構造が配設された扉と筐体の部分拡大正面図である。 図8は、図7と同様の本発明の両側開閉可能扉構造が配設された扉と筐体の部分拡大正面図である。 図9は、図1と同様の本発明の両側開閉可能扉構造が配設された扉と筐体の正面図である。 図10は、図1と同様の本発明の両側開閉可能扉構造が配設された扉と筐体の正面図である。
先ず最初に、図1及び図2を用いて、扉Dに取り付けられる両側開閉可能扉構造Vを構成する施錠部材Sと把手部材HとケーシングCについて説明する。なお、図1において、Nは、扉Dが取り付けられる筐体である。
なお、施錠部材Sと把手部材HとケーシングCとからなる両側開閉可能扉構造Vは、扉Dを正面から見た場合に、扉Dの左右両側付近に、一対、それぞれ取り付けられることになるが、扉Dの左右両側付近に、それぞれ取り付けられる両側開閉可能扉構造Vの構成は、同じであるので、一方の両側開閉可能扉構造Vについてのみ説明する。
1は、施錠部材Sを構成する板材からなる上部ロック杆移動体であり、上部ロック杆移動体1は、額縁状枠体1aと、額縁状枠体1aを構成する相対する垂直側部1a1の一方の垂直側部1a1の上端部に、額縁状枠体1aと面一に形成された上部張出体1bとを有しており、上部張出体1bの上部1b1は、額縁状枠体1aを構成する上部水平部1a2を越えて上方に突出しており、また.上部張出体1bの下部1b2は、スリット1cを介して、上記一方の垂直側部1a1から離れて形成されている。なお、上部張出体1bの下部1b2の下端は、額縁状枠体1aを構成する下部水平部1a3付近まで延在している。また、額縁状枠体1aを構成する下部水平部1a3の水平上端には、下部水平部1a3に垂直に水平方向に延在する下部水平リブ1dが形成されている。更に、上部張出体1bの上端部には、透孔1eが穿設されている。
1’は、施錠部材Sを構成する板材からなる、上述した上部ロック杆移動体1と同様の下部ロック杆移動体であり、下部ロック杆移動体1’は、額縁状枠体1a’と、額縁状枠体1a’を構成する相対する垂直側部1a1’の一方の垂直側部1a1’の下端部に、額縁状枠体1a’と面一に形成された下部張出体1b’とを有しており、下部張出体1b’の下部1b1’は、額縁状枠体1a’を構成する下部水平部1a3’を越えて下方に突出しており、また.下部張出体1b’の上部1b2’は、スリット1c’を介して、上記一方の垂直側部1a1’から離れて形成されている。なお、下部張出体1b’の上部1b2’の上端は、額縁状枠体1a’を構成する上部水平部1a2’付近まで延在している。また、額縁状枠体1a’を構成する上部水平部1a2’の水平下端には、上部水平部1a2’に垂直に水平方向に延在する上部水平リブ1d’が形成されている。更に、下部張出体1b’の下端部には、透孔1e’が穿設されている。
2は、上部ロック杆であり、上部ロック杆2の下端部には、下部取付板部2aが形成されており、下部取付板部2aには、透孔2a1が穿設されている。上部ロック杆2の下部取付板部2aに穿設された透孔2a1と上部ロック杆移動体1の上部張出体1bに穿設された透孔1eとを整合させた後、上部ロック杆2の下部取付板部2aに穿設された透孔2a1と上部ロック杆移動体1の上部張出体1bに穿設された透孔1eとに、雌固着具3を挿通し、その後、雌固着具3に、雄固着具4を取着することにより、上部ロック杆2が、上部ロック杆移動体1に取り付けられるように構成されている。なお、雌固着具3と雄固着具4とを、ボルトとナットとすることもでき、また、上部ロック杆移動体1と上部ロック杆2とを、溶接や鋲等の他の種々の手段により、一体的に連結することもできる。
2’は、下部ロック杆であり、下部ロック杆2’の上端部には、上部取付板部2a’が、形成されており、上部取付板部2a’には、透孔2a1’が穿設されている。下部ロック杆2’の上部取付板部2a’に穿設された透孔2a1’と下部ロック杆移動体1’の下部張出体1b’に穿設された透孔1e’とを整合させた後、下部ロック杆2’の上部取付板部2a’に穿設された透孔2a1’と下部ロック杆移動体1’の下部張出体1b’に穿設された透孔1e’とに、雌固着具3を挿通し、その後、雌固着具3に、雄固着具4を取着することにより、下部ロック杆2’が、下部ロック杆移動体1’に取り付けられるように構成されている。なお、雌固着具3と雄固着具4とを、ボルトとナットとすることもでき、また、下部ロック杆移動体1’と下部ロック杆2’とを、溶接や鋲等の他の種々の手段により、一体的に連結することもできる。
ケーシングCは、略方形状の前板c1と、前板c1の上端から前板c1に垂直に延在する上部水平板c2と、前板c1の下端から前板c1に垂直に延在する下部水平板c3と、上部水平板c2と下部水平板c3の両端縁を連結する相対する垂直側壁板c4とから、一方が開放された箱型に形成されている。上部水平板c2の一方の垂直側壁板c4側には、上述した上部ロック杆移動体1に形成された上部張出体1bの上部1b1が嵌合可能な切欠部c2aが形成されており、また、下部水平板c3の上述した一方の垂直側壁部c4側には、上述した下部ロック杆移動体1’に形成された下部張出体1b’の下部1b1’が嵌合可能な切欠部c3aが、上部張出体1bの上部1b1に形成された切欠部c2aと対向するように形成されている。更に、前板c1の略中央部には、透孔c1aが穿設されている。
c5は、ケーシングCを構成する上部水平板c2の先端縁の略中央部から、上方に立設された上部取付垂直フランジであり、上部取付垂直フランジc5には、ネジ孔c5aが穿設されている。また、c6は、ケーシングCを構成する下部水平板c3の先端縁の略中央部から、下方に垂設された下部取付垂直フランジであり、下部取付垂直フランジc6には、ネジ孔c6aが穿設されている。
Eは、コイルスプリングであり、コイルスプリングEの上部孔部e1には、上部ロック杆移動体1を構成する上部張出体1bの下部1b2が挿入されるように構成されており、また、コイルスプリングEの下部孔部e2には、下部ロック杆移動体1’を構成する下部張出体1b’の上部1b2’が挿入されるように構成されている。
次に、図2と図3を用いて、把手部材Hについて説明する。
把手部材Hは、正面形状が略菱形状の横長基部h1と、横長基部h1の一方の側面に取着された円盤部h2と、円盤部h2の側面に取り付けられた円筒状案内部h3と、円筒状案内部h3の横長基部h1に沿った直径に沿って、円筒状案内部h3に形成された角柱状のカム部h4と、カム部h4の中心に形成された、内面にネジ溝h5aが刻設されているネジ筒部h5と、横長基部h1のもう一方の側面(円盤部h2が取着されている側面と反対側の側面)に、横長基部h1の長手方向に沿って取着された横長ブロック部h6と、横長ブロック部h6の相対する側面h6aに、適当なピンh7aを介して取り付けられた略U字状の把手部h7とを有している。
円筒状案内部h3に形成された略角柱状のカム部h4は、その先端部が、円筒状案内部h3の先端h3aを越えて延在している。また、カム部h4は、把手部材Hの横長基部h1に沿った相対する長側壁h4aと、相対する長側壁h4aに対して略垂直な相対する短側壁h4bとを有しており、把手部材Hの横長基部h1に沿った、相対する長側壁h4aは、円筒状案内部h3の内壁h3bに連結され、円盤部h2まで延在している。更に、相対する短側壁h4bの外壁h4b’は、円筒状案内部h3の外壁h3cと面一に形成されている。このように構成することにより、把手部材Hの横長基部h1の長手方向とカム部h4の長手方向(長側壁h4a方向)とが一致するように構成されている。
次に、図2及び図4を用いて、施錠部材Sの組み立てについて説明する。
上述したように、上部ロック杆2が取着された上部ロック杆移動体1と、下部ロック杆2’が取着された下部ロック杆移動体1’とを、上部ロック杆移動体1の窓部1fと下部ロック杆移動体1’の1f’とが部分的に重なるように配置する。この際、下部ロック杆移動体1’を構成する額縁状枠体1a’の上部水平部1a2’の水平下端に形成された上部水平リブ1d’が、上部ロック杆移動体1の窓部1fに挿入されるとともに、下部ロック杆移動体1’を構成する額縁状枠体1a’の上部水平部1a2’の水平下端に形成された上部水平リブ1d’と、上部ロック杆移動体1を構成する額縁状枠体1aの下部水平部1a3の水平上端に形成された下部水平リブ1dとが、対向するように構成されている。また、上部ロック杆移動体1を構成する上部張出体1bの下部1b2と、下部ロック杆移動体1’を構成する下部張出体1b’の上部1b2’とを、互いに重なるように配置するとともに、上部張出体1bの下部1b2を、コイルスプリングEの上部孔部e1から挿入し、また、下部張出体1b’の上部1b2’を、コイルスプリングEの下部孔部e2に挿入することにより、上部ロック杆移動体1を構成する上部張出体1bと下部ロック杆移動体1’を構成する下部張出体1b’との間に、重ねられた上部張出体1bの下部1b2と下部張出体1b’の上部1b2’とを覆うように、コイルスプリングEを配置する。
上述したように、上部ロック杆移動体1を構成する上部張出体1bの下部1b2と、下部ロック杆移動体1’を構成する下部張出体1b’の上部1b2’とを、互いに重なるように配置するとともに、上部張出体1bの下部1b2を、コイルスプリングEの上部孔部e1から挿入し、また、下部張出体1b’の上部1b2’を、コイルスプリングEの下部孔部e2に挿入するした際には、図4に示されているように、コイルスプリングEは、その弾勢力により、コイルスプリングEが最大に伸長した状態にあり、この状態においては、上部ロック杆移動体1の額縁状枠体1aを構成する下部水平部1a3の水平上端に形成された下部水平リブ1dと、下部ロック杆移動体1’の額縁状枠体1a’を構成する上部水平部1a2’に形成された上部水平リブ1d’との間に、上部ロック杆移動体1の窓部1fと下部ロック杆移動体1’の1f’とが部分的に重なった横長の間隙A1が形成されることになる。この横長の間隙A1には、把手部材Hを構成するカム部h4の長手方向が略水平状態、換言すれば、カム部h4の相対する長側壁h4aが略水平状態において、嵌合されるように構成されている。
次に、上述したようにして組み立てられた、上部ロック杆2が取着された上部ロック杆移動体1と下部ロック杆2’が取着された下部ロック杆移動体1’とコイルスプリングEとのうち、上部ロック杆移動体1と下部ロック杆移動体1’とコイルスプリングEとを、図5に示されているように、ケーシングC内に収容する。この際、上部ロック杆移動体1を構成する上部張出体1bの上部1b1が、ケーシングCの上部水平板c2に形成された切欠部c2aに嵌合され、また、下部ロック杆移動体1’を構成する下部張出体1b’の下部1b1’が、ケーシングCの下部水平板c3に形成された切欠部c3aに嵌合されるように構成されている。
なお、図6において、d1は、扉Dの正面板d2に穿設された円形状の嵌合孔であり、嵌合孔d1には、把手部材Hを構成する円筒状案内部h3が嵌合されるように構成されている。d3は、嵌合孔d1を挟んで、上下に、扉Dの正面板d2に穿設されたボルト挿入孔である。
扉Dの正面板d2の内面(扉Dが配設される筐体Nの内部側に位置する面)d2aに、上部ロック杆移動体1と下部ロック杆移動体1’とコイルスプリングEとが収容されたケーシングCが、扉Dの正面板d2に穿設された嵌合孔d1を塞ぐように配置するとともに、扉Dの正面板d2の外面(扉Dが配設される筐体Nの外側に位置する面)d2bに、把手部材Hを配置する。
次いで、把手部材Hを構成する円筒状案内部h3を、扉Dの正面板d2に穿設された嵌合孔d1に嵌合するとともに、把手部材Hの横長基部h1を水平状態に維持した状態で、上部ロック杆移動体1の額縁状枠体1aを構成する下部水平部1a3の水平上端に形成された下部水平リブ1dと、下部ロック杆移動体1’の額縁状枠体1a’を構成する上部水平部1a2’に形成された上部水平リブ1d’との間に形成された横長の間隙A1に、把手部材Hを構成する水平状態のカム部h4を嵌合する。
その後、1本のボルトB1のネジ部b1を、扉Dの正面板d2に穿設されたボルト挿入孔d3に挿入し、ボルトB1のネジ部b1を、ケーシングCを構成する上部取付垂直フランジc5に穿設されたネジ孔c5aに螺合させるとともに、もう1本のボルトB2のネジ部b2を、扉Dの正面板d2に穿設されたボルト挿入孔d3に挿入し、ボルトB2のネジ部b2を、ケーシングCを構成する下部取付垂直フランジc6に穿設されたネジ孔c6aに螺合させることにより、上部ロック杆移動体1と下部ロック杆移動体1’とコイルスプリングEとが収容されたケーシングCを、扉Dの正面板d2の内面d2aに取り付ける。
更に、扉Dの正面板d2の内面d2a側から、ボルトB3のネジ部b3を、適当なワッシャーW1を介して、ケーシングCの前板c1の略中央部に穿設された透孔c1aに挿入するとともに、把手部材Hを構成するネジ筒部h5のネジ溝h5aに螺合させることにより、把手部材Hを、扉Dの正面板d2を介して、上部ロック杆移動体1と下部ロック杆移動体1’とコイルスプリングEとが収容されたケーシングCに取着する。
図7に示されているように、把手部材Hの横長基部h1を水平状態に維持した状態で、換言すれば、把手部材Hを構成するカム部h4の相対する長側壁h4aが略水平状態で、上部ロック杆移動体1の額縁状枠体1aを構成する下部水平部1a3の水平上端に形成された下部水平リブ1dと、下部ロック杆移動体1’の額縁状枠体1a’を構成する上部水平部1a2’に形成された上部水平リブ1d’との間に形成された横長の間隙A1に、把手部材Hを構成する水平状態のカム部h4を嵌合され、コイルスプリングEが最大に伸長された状態においては、上部ロック杆移動体1が、最上位置にあり、また、下部ロック杆移動体1’が、最下位置にあり、従って、上部ロック杆移動体1に取着された上部ロック杆2の上端部2bが、筐体Nの天部n1に形成された凹部或いは透孔n1aに挿入されており、また、下部ロック杆移動体1’に取着された下部ロック杆2’の下端部2b’が、筐体Nの底部n2に形成された凹部或いは透孔n2aに挿入されるように構成されている。このようにして、筐体Nと扉Dとが施錠されるように構成されている。
また、図7に示されている把手部材Hの横長基部h1が略水平状態から、換言すれば、把手部材Hを構成するカム部h4の相対する長側壁h4aが略水平状態から、把手部材Hを90度回転させて、図8に示されているように、把手部材Hの横長基部h1を略垂直状態、換言すれば、把手部材Hを構成するカム部h4の相対する長側壁h4aが略垂直状態となるように回動させることにより、上部ロック杆移動体1と下部ロック杆移動体1’との間に配設されたコイルスプリングEを圧縮させながら、上部ロック杆移動体1を下降させるとともに、下部ロック杆移動体1’を上動させることにより、上部ロック杆移動体1に取着された上部ロック杆2の上端部2bを、筐体Nの天部n1に形成された凹部或いは透孔n1aから排出し、また、下部ロック杆移動体1’に取着された下部ロック杆2’の下端部2b’を、筐体Nの底部n2に形成された凹部或いは透孔n2aから排出するように構成されている。このようにして、筐体Nと扉Dとの施錠が解除されるように構成されている。
図1には、扉Dを正面から見て、扉Dの右側に配設された両側開閉可能扉構造Vを構成する把手部材Hの横長基部h1を略水平とすることにより、換言すれば、把手部材Hのカム部h4の相対する長側壁h4aを略水平状態とすることにより、両側開閉可能扉構造Vを介して、扉Dと筐体Nとが施錠された例が示されており、また、扉Dを正面から見て、扉Dの左側に配設された両側開閉可能扉構造Vを構成する把手部材Hの横長基部h1を略垂直とすることにより、換言すれば、把手部材Hのカム部h4の相対する長側壁h4aを略垂直状態とすることにより、両側開閉可能扉構造Vを介しての、扉Dと筐体Nとの施錠が解除されている場合が示されている。従って、筐体Nの天部n1に形成された凹部或いは透孔n1aに挿入されている上部ロック杆2の上端部2b及び筐体Nの底部n2に形成された凹部或いは透孔n2aに挿入されている下部ロック杆2’の下端部2b’を、枢支点として、扉Dを平面的に見て、反時計方向に回転させることができるように構成されている。
図9には、扉Dを正面から見て、扉Dの左側に配設された両側開閉可能扉構造Vの把手部材Hの横長基部h1を略水平とすることにより、換言すれば、把手部材Hのカム部h4の相対する長側壁h4aを略水平状態とすることにより、両側開閉可能扉構造Vを介して、扉Dと筐体Nとが施錠された例が示されており、また、扉Dを正面から見て、扉Dの右側に配設された両側開閉可能扉構造Vの把手部材Hの横長基部h1を略垂直とすることにより、換言すれば、把手部材Hのカム部h4の相対する長側壁h4aを略垂直状態とすることにより、両側開閉可能扉構造Vを介しての、扉Dと筐体Nとの施錠が解除されている場合が示されている。従って、筐体Nの天部n1に形成された凹部或いは透孔n1aに挿入されている上部ロック杆2の上端部2b及び筐体Nの底部n2に形成された凹部或いは透孔n2aに挿入されている下部ロック杆2’の下端部2b’を、枢支点として、扉Dを平面的に見て、時計方向に回転させることができるように構成されている。
図10には、扉Dを正面から見て、扉Dの左側に配設された両側開閉可能扉構造Vの把手部材Hの横長基部h1を略垂直とするとともに、扉Dを正面から見て、扉Dの右側に配設された両側開閉可能扉構造Vの把手部材Hの横長基部h1を略垂直とすることにより、扉Dの左右両側付近に配設された両側開閉可能扉構造Vを介しての扉Dと筐体Nとの施錠を、共に、解除することにより、扉Dを、筐体Nから取り外すことができるように構成された例が示されている。
C・・・・・・・・・・・ケーシング
D・・・・・・・・・・・扉
E・・・・・・・・・・・コイルスプリング
H・・・・・・・・・・・把手部材
S・・・・・・・・・・・施錠部材
V・・・・・・・・・・・両側開閉可能扉構造
1・・・・・・・・・・・上部ロック杆移動体
1’・・・・・・・・・・下部ロック杆移動体
2・・・・・・・・・・・上部ロック杆
2’・・・・・・・・・・下部ロック杆

Claims (1)

  1. 扉の開閉向きが変更可能な両側開閉可能扉構造において、該両側開閉可能扉構造が、上部ロック杆が取着された上部ロック杆移動体と、下部ロック杆が取着された下部ロック杆移動体と、前記上部ロック杆移動体に形成された窓部と前記下部ロック杆移動体に形成された窓部とが重なる間隙に嵌合されるカム部を有する把手部材とにより構成されているとともに、前記把手部材を構成するカム部が水平状態においては、前記扉と筐体が施錠され、また、前記把手部材を構成するカム部が垂直状態においては、前記扉と筐体との施錠が解除されるように構成されていることを特徴とする両側開閉可能扉構造。
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