JP2010242132A - 成膜方法及び成膜装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大気に開放されることなく、かつ蒸発温度を超える温度への一度の加熱で、低温及び高温に属する不純物(中温材料、高温材料)を除去し、成膜の対象である中温材料のみからなる高純度な膜を得ることができる成膜方法を提供する。
【解決手段】第1の温度T1に制御することにより第1の蒸発源11に備えられた第1の有機材料20から低温材料LM、中温材料MMを気化させる。生成された気体状態の低温材料LM、中温材料MMを、第2の蒸発源12系に移動させ、収集パネル19で冷却し、固体状態または液体状態の第2の有機材料21を生成させる。次に、第2の有機材料21を第2の温度Tに制御して、低温材料LMを気化させる。残留した中温材料MMからなる第3の有機材料22を、第3の温度Tに制御することにより気化させ、気化された中温材料MMを用いて基板30に成膜する。
【選択図】図2

Description

本発明は、成膜過程で精製しながら有機材料等を成膜する方法及び成膜する装置に関する。
自発光型の素子としてEL素子に有機材料を用いた発光素子は、有機発光ダイオード(OLED:Organic Light Emitting Diode)と呼ばれている。
有機EL素子の作成に使用する有機材料には、不純物が含まれることが多く、また水分や酸素などと反応しやすいため、大気中に取り出すと材料が劣化するおそれがある。不純物混入や材料劣化は、有機EL素子の発光特性の低下原因となる可能性がある。
有機材料を予め精製することにより純度を高めることはできるが、蒸着するまでの間又は蒸着する過程で不純物が混入する可能性を否定できない。
このような課題に対して、蒸着による成膜過程で不純物を除去する精製を行うことが特許文献1〜特許文献3で提案されている。
特許文献1は、有機材料を所定温度に加熱することにより、蒸発温度が所定温度以下の材料を蒸発(気化)させ、一方、蒸発温度が所定温度を超える材料は固体のままで残留させる。さらに、特許文献1は、気化された材料を一旦冷却固化させ、これを最終的な有機材料として蒸着により成膜することを提案している。
また、特許文献2は、蒸着の過程でシャッタに付着した有機材料を加熱して再蒸発させ、この有機材料を捕獲収容して再び蒸発材料として用いる有機材料の再利用方法を提案している。
さらに、特許文献3は、低温材料、中温材料及び高温材料で構成される有機材料を全ての材料が昇華する温度(全昇華温度)以上に加熱して気化させ、その中から中温材料と高温材料を冷却固化し、次いで、冷却固化された中温材料、高温材料からなる有機材料を全昇華温度以上に加熱して気化させ、その中から高温材料を冷却固化し、気体のままの中温材料を用いて成膜することを提案している。
特許第3516819号公報 特許第4059946号公報 特許第4054561号公報
特許文献1〜特許文献3によれば、精製された有機材料を用いるので、高純度な膜を得ることができる。
しかしながら、特許文献1は、蒸発温度が所定温度を超える不純物の除去には有効であるが、蒸発温度が所定温度以下の不純物を除去することができない。したがって、さらに高純度の膜を得るために改良の余地がある。
特許文献2は、再蒸発された有機材料を捕獲収容して蒸発材料として再利用するが、再利用は一度大気中に開放された後に行われるので、水分、酸素と反応し、さらに他の不純物が混入することを否定できない。
以上に対して、特許文献3は、大気に開放されることなく、かつ昇華温度が低温及び高温に属する不純物(中温材料、高温材料)を除去し、成膜の対象である中温材料のみからなる高純度な膜を得ることができる。しかし、特許文献3は、成膜の対象である中温材料を、高温材料が昇華される温度に2度加熱している。この加熱により、中温材料は熱分解されるおそれがある。熱分解された中温材料は不純物となるため、純度の低下を招く。したがって、昇華により精製するにしても、中温材料が昇華温度を超える温度への加熱は、避けることが望まれる。
本発明は、このような技術的課題に基づいてなされたもので、大気に開放されることなく、かつ成膜対象となる有機材料が気化される温度を超える温度への加熱を伴うことなく、不純物を除去し、成膜の対象である有機材料が高純度な膜を得るのに寄与できる成膜方法を提供することを目的とする。また、本発明の他の目的は、そのような成膜方法を実施する成膜装置を提供することである。
本発明は、純粋な有機材料の昇華を利用して、成膜過程で有機材料の精製を行うことを基礎としている。すなわち、成膜のための当初の有機材料(第1の有機材料)は、純粋な有機材料の他に不純物を含む。この不純物は、純粋な有機材料よりも昇華の高い物質(高温材料)と低い物質(低温材料)からなる。この第1の有機材料を、低温材料及び中温材料(純粋な有機材料)は昇華するが、高温材料は昇華しない温度に加熱、制御すれば、低温材料及び中温材料と高温材料とを分離することができる。このとき、低温材料及び中温材料は、気化されるが、気化により生成された気体を冷却、固化させて第2の有機材料を得ることができる。この第2の有機材料を、低温材料は昇華するが、中温材料は昇華しない温度に加熱、制御すれば、低温材料と中温材料とを分離することができる。気化された低温材料は、系外に排出すればよい。残った中温材料を最終的な有機材料(第3の有機材料)として昇華に加熱、制御して気化させ、気体状の中温材料を基板に導くことにより、高純度な有機材料を成膜できる。この一連の手順は、閉じられた系で行うことができるので、第1〜第3の有機材料を大気に開放する必要がない。また、この一連の過程で、中温材料は高温材料の昇華まで加熱されることがない。
本発明は以上に基づくものであり、以下のステップ(a)〜(d)からなることを特徴とする。
ステップ(a):第1の温度に制御することにより第1の系に備えられた第1の有機材料の一部を気化させる。
このステップは、上記の例について言えば、低温材料及び中温材料(純粋な有機材料)は昇華するが、高温材料は昇華しない第1の温度に加熱、制御して、低温材料及び中温材料を気化させる。
ステップ(b):気化により生成される気体を、第1の系と連通される第2の系に移動させ、第2の系に備えられた収集体で冷却し、固体状態または液体状態の第2の有機材料を生成する。
このステップは、上記の例について言えば、気化された低温材料及び中温材料を第2の系に移動させ、そこにある収集体に接触させて冷却し、固体状態または液体状態の有機材料(第2の有機材料)を得る。ステップ(a)で昇華されない高温材料は、第1の系に固体状のまま残留する。
ステップ(c):第2の有機材料を、第1の温度よりも低い第2の温度に制御して、その一部を気化させる。
このステップは、上記の例について言えば、固体状態の低温材料及び中温材料を、低温材料は昇華するが、中温材料は昇華しない温度(第2の温度)に加熱、制御して、低温材料を気化させる。気化された低温材料は、系外に排出される。このステップ(c)により、収集体上には中温材料(第3の有機材料)が残留する。
ステップ(d):第2の有機材料から一部が気化された残部である第3の有機材料を、第2の温度よりも高い第3の温度に制御することにより気化させて基板に成膜する。
このステップは、上述の例について言えば、収集体上に残留した中温材料(第3の有機材料)を、その昇華(第3の温度)に加熱、制御することにより、気体状態の中温材料を生成させ、これを基板に導くことにより、成膜する。
なお、本発明における有機材料は、昇華(固体から気体へと状態変化)するものと、蒸発(固体から液体、さらに液体から気体へと状態変化)するものの両者を含む。当業者間で知られているように昇華は蒸発の一形態であり、本発明においても蒸発は昇華を含む概念を有しているものとする。したがって、有機材料が蒸発するものである場合には、昇華、昇華温度という語は、蒸発、蒸発温度と読み替えるものとする。
以上の成膜方法は、第1の有機材料が収容され、第1の有機材料の温度制御が可能な第1の蒸発源と、第1の蒸発源に隣接し、第1の蒸発源とは独立して温度制御が可能な第2の蒸発源と、第2の蒸発源内に設けられる、温度制御が可能な収集体と、第2の蒸発源と隣接し、成膜対象となる基板が設けられる成膜室と、第1の蒸発源と第2の蒸発源の間に設けられ、第1の蒸発源と第2の蒸発源とを連通させ又は閉鎖する第1シャッタと、第2の蒸発源と成膜室の間に設けられ、第2の蒸発源と成膜室とを連通させ又は閉鎖する第2シャッタとを基本構成とする成膜装置で実施することができる。すなわち、第1の蒸発源に収容される第1の有機材料を第1の温度に制御することにより、第1の有機材料の一部を気化させる。次いで、気化により生成される気体を、第2の蒸発源に移動させ、収集体で冷却し、固体状態または液体状態の第2の有機材料を生成する。次に、収集体上の第2の有機材料を第1の温度よりも低い第2の温度に制御して、第2の有機材料の一部を気化させる。さらに、収集体に残った第3の有機材料を、第2の温度よりも高い第3の温度に制御することにより気化させて気体を生成し、この気体を成膜室に移動させて、基板表面に成膜する。
以上のステップ(a)〜(d)からなる成膜方法の他に、上述した本発明の目的を達成するために、以下のステップ(e)〜(g)からなる成膜方法を提案する。
ステップ(e):第4の温度に制御することにより第1の系に備えられた有機材料からなる第4の有機材料の一部を気化させる。
このステップは、上記の例について言えば、低温材料は昇華するが、中温材料及び高温材料は昇華しない第4の温度に制御して低温材料を気化させる。気体状態の低温材料は、系外に排出される。
ステップ(f):第4の有機材料から一部が気化された残部である第5の有機材料を第5の温度に加熱、制御して、さらに第5の有機材料の一部を気化させ、気化により生成される気体を、第1の系と連通される第2の系に移動させ、収集体で冷却し、固体状態または液体状態の第6の有機材料を生成する。
このステップは、上記の例について言えば、第1の系に残留した中温材料及び高温材料を、中温材料をその昇華に加熱、制御して、気体状態の中温材料を生成する。この中温材料を第1の系から第2の系に移動させ、そこにある収集体に接触させて冷却し、固体状態または液体状態の有機材料(第6の有機材料)を得る。つまり、収集体に中温材料だけが収集される。ステップ(f)で昇華されない高温材料は、第1の系に残留する。
ステップ(g):ステップ(f)を実行しながら、第6の有機材料を、第6の温度に加熱、制御して気化させて基板に成膜する。
このステップは、上記の例について言えば、中温材料を、その蒸発温度(第6の温度)に加熱、制御することにより、気体状態の中温材料を生成させ、これを基板に導くことにより、成膜する。
以上の成膜方法も、前述した基本構成からなる成膜装置で実施することができる。すなわち、第1の蒸発源を第4の温度に制御することにより、第4の有機材料の一部を気化させる。次いで、第4の有機材料の一部が気化された残部である第5の有機材料を第5の温度に加熱、制御して、その一部を気化させ、生成される気体を、第2の蒸発源に移動させ、収集体で冷却し、固体状態または液体状態の第6の有機材料を生成する。さらに、第6の有機材料を、第6の温度に加熱、制御して気化させ、気化された有機材料を成膜室に移動させて、基板表面に成膜する。
本発明によれば、大気に開放されることなく、かつ成膜対象となる材料が気化される温度を超える温度への加熱を伴うことなく、不純物を除去し、成膜の対象である材料が高純度な膜を得ることができる。
第1実施形態に係る成膜方法を実施する成膜装置の構成を示す図である。 第1実施形態に係る成膜方法を工程順に示す図である。 第2実施形態に係る成膜方法を工程順に示す図である。
<第1実施形態>
以下、添付図面に示す第1実施形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
図1は、第1実施形態に係る成膜方法を実施する成膜装置10の構成を示す図である。第1実施形態は、低温材料LMと中温材料MMから高温材料HMを分離した後に、低温材料LMを分離することにより、中温材料MMからなる第3の有機材料22を生成し、この第3の有機材料22を用いて成膜するという一連の工程を備えている。
成膜装置10は、真空チャンバC内の下方から第1の蒸発源(第1の系)11と第2の蒸発源(第2の系)12とが隣接して設けられている。第1の蒸発源11内には、第1の有機材料20が収容される。第1の有機材料20は例えば、EL素子を形成するための有機材料からなる。第1の有機材料20は、不純物をも含んでいる。第2の蒸発源12内には、第3ヒータ16を備える収集パネル(収集体)19が設けられている。収集パネル19は、第1の蒸発源11内で第1の有機材料20を加熱して生成される気体状態の有機材料を付着、固化して、第2の有機材料21(第3の有機材料)を形成する。
第1の蒸発源11の周囲には第1ヒータ14が設けられており、また、第2の蒸発源12の周囲には第2ヒータ15が設けられている。第1ヒータ14と第2ヒータ15は、互いに独立して温度制御が可能に構成されており、第1の蒸発源11と第2の蒸発源12とは、異なる温度に制御することができる。
第1の蒸発源11と第2の蒸発源12の間には、第1シャッタ17が設けられている。第1シャッタ17が閉じると、第1の蒸発源11と第2の蒸発源12の間が閉鎖され、第1の蒸発源11と第2の蒸発源12との間の物質の流通ができなくなる。また、第1シャッタ17が開くと、第1の蒸発源11と第2の蒸発源12の間が連通し、第1の蒸発源11と第2の蒸発源12との間の物質の流通が可能になる。
第2の蒸発源12の上には、成膜室13が設けられている。成膜室13には、成膜の対象となる基板30が配置される。ただし、本実施の形態において、基板30は、第1の有機材料20を昇華・精製する過程では、成膜室13の外に用意され、実際の成膜工程に入る前に成膜室13の所定位置に配置される。成膜室13は、また、その内部と外部とが連通できるように、図示しない窓を設けている。
第2の蒸発源12と成膜室13との間には、第2シャッタ18が設けられている。第2シャッタ18が閉じると、第2の蒸発源12と成膜室13の間が閉鎖され、第2の蒸発源12と成膜室13との間の物質の流通ができなくなる。また、第2シャッタ18が開くと、第2の蒸発源12と成膜室13との間が連通し、第2の蒸発源12と成膜室13との間の物質の流通が可能になる。
以上の成膜装置10を用いて成膜する手順を、図2を参照して説明する。
第1の蒸発源11内に第1の有機材料20を収容する。ここで、第1の有機材料20は、成膜したい高純度有機材料のほかに、高純度有機材料よりも昇華温度の高い、主に不純物からなる高温材料HM、高純度有機材料よりも昇華温度の低い、主に不純物からなる低温材料LMをも含んでいる。高純度有機材料を、以下では中温材料MMと呼ぶことにする。
成膜作業は、図2(a)に示すように、第1の蒸発源11と第2の蒸発源12の間の第1シャッタ17を開け、第2の蒸発源12と成膜室13の間の第2シャッタ18を閉じた状態で開始される。なお、図2において、閉じられている場合には第1シャッタ17、第2シャッタ18を実線で示し、開けられている場合には第1シャッタ17、第2シャッタ18を点線で示す。また、この段階で、成膜室13内には基板30は配置されていないので、基板30は点線で示している。
第1ヒータ14を加熱することにより、第1の蒸発源11内に収容されている第1有機材料20の温度を第1の温度Tに制御する(図2(a))。ここで、低温材料LM、中温材料MM及び高温材料HMの昇華が開始される温度(以下、昇華温度と略称する)を各々、T、T、Tとすると、第1の温度TはT、T<T<Tとする。そうすると、第1の有機材料20の中で低温材料LM及び中温材料MMは気化する。第1の蒸発源11も第1ヒータ14により第1の温度Tに制御されているので、気体状態とされた低温材料LM及び中温材料MMは第1の蒸発源11の内壁に付着することがない。したがって、気化された低温材料LM及び中温材料MMは、開けられた第1シャッタ17を通って第2の蒸発源12内に移動する。一方、高温材料HMは、昇華することなく第1の蒸発源11内に残留する。
第2の蒸発源12は、第1の蒸発源11と同様に、第2ヒータ15により第1の温度Tに制御される。また、第2の蒸発源12内に設けられた収集パネル19は、温度Tに制御される。温度Tは、低温材料LM、中温材料MMの昇華温度T、Tよりも低く(T<T、T)設定される。この際、Tに応じて収集パネル19に付設される第3ヒータ16を加熱させてもよいし、加熱させなくてもよい。収集パネル19に冷却機構を付設することにより、収集パネル19を強制的に冷却することもできる。
以上のように第2の蒸発源12、収集パネル19の温度制御を行うことにより、第2の蒸発源12の内壁に付着されることなく、第2の蒸発源に移動した気体状態の低温材料LM及び中温材料MMは収集パネル19に触れて冷却、固化される。こうして、図2(b)に示すように、低温材料LM及び中温材料MMは、収集パネル19に付着されて、第2の有機材料21を構成する。
次に、図2(c)に示すように、第1の蒸発源11と第2の蒸発源12の間の第1シャッタ17を閉じ、第2の蒸発源12と成膜室13の間の第2シャッタ18を開ける。その状態で、第3ヒータ16を加熱することにより、収集パネル19上の第2の有機材料21を第2の温度Tに制御する。第2の温度Tは、低温材料LMの昇華温度Tよりも高いが中温材料MMの昇華温度Tよりも低い温度(T<T<T)とされる。第2の蒸発源12も、第2ヒータ15を加熱することにより、第2の温度Tに制御される。ただし、このときの第2の蒸発源12の温度は、第2の温度T以上であって、中温材料MMの昇華温度T未満の温度であればよい。
以上のように収集パネル19が第2の温度Tに制御されると、収集パネル19に付着されていた第2の有機材料21中の低温材料LMが気化される。このとき、第2の蒸発源12も第2の温度Tに制御されているので、気化された低温材料LMは第2の蒸発源12の内壁に付着することなく第2シャッタ18を通って成膜室13に移動される。成膜室13に移動される気体状態の低温材料LMは、第1の有機材料20に含まれる不純物に基づくものであり、成膜室13外に真空ポンプを用いて排出してもよく、成膜室13の内壁に付着させてもよい。
低温材料LMを気化して、中温材料MMから分離させることにより、収集パネル19には理想的には不純物を含まない中温材料MMのみらなる第3の有機材料22が残るので、それを用いて基板30に成膜する。
図2(d)に示すように、成膜室13外に用意されていた基板30を成膜室13の所定位置まで搬入する。なお、基板30の成膜室13への搬入はこの段階に限るものではなく、例えば、成膜速度が安定した後に基板30を成膜室13へ搬入することもできる。
次に、第1の蒸発源11と第2の蒸発源12の間の第1シャッタ17を閉じ、第2の蒸発源12と成膜室13の間の第2シャッタ18を開けた状態で、第3ヒータ16を加熱することにより収集パネル19上の第3の蒸発源22を第3の温度Tに制御する。第3の温度Tは、中温材料MMの昇華温度Tよりも高い温度(T<T)とされる。第2の蒸発源12も、第2ヒータ15を加熱することにより、第3の温度Tに制御される。ただし、このときの第2の蒸発源12の温度は、第3の温度T以上であってもかまわなく、好ましくは、第3の温度T+20〜30℃の範囲に制御する。
以上のように第2の蒸発源12、収集パネル19の温度制御を行うことにより、収集パネル19に付着されていた第3の有機材料22を構成する中温材料MMは気化される。この気体状態の中温材料MMは、第2の蒸発源12の内壁に付着されることなく、成膜室13の基板30に成膜される。実際の成膜は、収集パネル19の温度調整を行いながら、成膜速度を調整する。また、成膜速度の調整は、第2シャッタ18の開度を調整することにより行ってもよい。
以上説明したように、本実施の形態による成膜方法は、成膜が開始してから成膜が終わるまでに10−4〜10−6Paの真空度を保つ第1の蒸発源11、第2の蒸発源12及び成膜室13の内部で処理できるので、大気に開放されることなく成膜を行うことができる。また、本実施の形態による成膜方法は、高温材料HMを含む第1の有機材料20を用いるが、第1の有機材料20、第2の有機材料21及び第3の有機材料22を通じて高温材料HMの昇華温度Tまで加熱することがないので、成膜の実際の対象である中温材料MMが熱分解するおそれがない。したがって、本実施の形態による成膜方法によれば、成膜の対象である中温材料MMからなる高純度な膜を得ることができる。
なお、本発明における成膜方法は、有機材料のみならず、蒸着により成膜できる金属材料等の無機材料にも適用できる。
また、上記では有機材料が昇華されるものとして説明したが、固体から液体、さらに液体から気体へと状態変化する有機材料を対象とすることもできる。
<第2実施形態>
以下、本発明による第2実施形態について、図3を参照しつつ説明する。
第2実施形態による成膜方法は、第1実施形態における成膜装置10を用いて実施することができる。第2実施形態による成膜方法は、中温材料MMと高温材料HMから低温材料LMを分離した後に、中温材料MMと高温材料HMとを分離しながら、気体状態とされる中温材料MMを用いて成膜するという一連の工程を備えている。
成膜作業は、第1の蒸発源11と第2の蒸発源12の間の第1シャッタ17を開け、さらに第2の蒸発源12と成膜室13の間の第2シャッタ18を開けた状態で開始される(図3(a))。なお、この段階で、成膜室13内には基板30は配置されていないので、基板30は点線で示している。
第1ヒータ14を加熱することにより、第1の蒸発源11内の温度を第4の温度Tに制御する。第4の温度Tは、T<T<T、Tとする。そうすると、第1の有機材料20(第2実施形態では第4の有機材料25とする)の中で、低温材料LMは気化する。第1の蒸発源11は第1ヒータ14により第4の温度Tに制御されているので、気体状態とされた低温材料LMは第1の蒸発源11の内壁に付着することがない。また、第2の蒸発源12は第2ヒータ15により第4の温度Tに制御されているので、気体状態とされた低温材料LMは第2の蒸発源12の内壁にも付着することがない。したがって、気体状態とされた低温材料LMは、図3(a)に示すように、開けられた第1シャッタ17を通って第2の蒸発源12内に移動し、さらに開けられた第2シャッタ18を通って成膜室13に移動する。成膜室13に移動される低温材料LMは、第4の有機材料25に含まれる不純物に基づくものであり、成膜室13外に真空ポンプを用いて排出してもよく、成膜室13の内壁に付着させてもよい。一方、中温材料MM、高温材料HMは、気化することなく、第1の蒸発源11内に固体のまま残る。以上のようにして、中温材料MMと高温材料HMから低温材料LMが分離され、第1の蒸発源11内には中温材料MMと高温材料HMからなる第5の有機材料26が構成される。
次に、図3(b)に示すように、第1の蒸発源11と第2の蒸発源12の間の第1シャッタ17を開け、第2の蒸発源12と成膜室13の間の第2シャッタ18を閉じる。
そして、第1ヒータ14を加熱することにより、第1の蒸発源11内の第5の有機材料26の温度を第5の温度Tに制御する。第5の温度Tは、中温材料MMの昇華温度TMよりも高いが、高温材料HMの昇華温度Tよりも低く(T<T<T)設定される。そうすると、第1の蒸発源11内の第5の有機材料26の中から中温材料MMが昇華される。第1の蒸発源11は第1ヒータ14により第5の温度Tに制御されているので、気体状態とされた中温材料MMは第1の蒸発源11の内壁に付着することがなく開けられた第1シャッタ17を通って第2の蒸発源12内に移動する。一方、高温材料HMは昇華することなく、第1の蒸発源11内に固体として残留する。
第2の蒸発源12は、第1の蒸発源11と同様に、第2ヒータ15により第5の温度Tに制御される。また、第2の蒸発源12内に設けられた収集パネル19は、温度Tに制御される。温度Tは、中温材料MMの昇華温度Tよりも低く(T<T)設定される。この際、Tに応じて収集パネル19に付設される第3ヒータ16を加熱させてもよいし、加熱させなくてもよい。収集パネル19に冷却機構を付設することにより、収集パネル19を強制的に冷却することもできる。
以上のように第2の蒸発源12、収集パネル19の温度制御を行うことにより、第2の蒸発源12の内壁に付着されることなく、第2の蒸発源に移動した気体状態の中温材料MMは、収集パネル19に触れて冷却、固化される。こうして、図3(b)に示すように、中温材料MMは収集パネル19に付着されて、第6の有機材料27を構成する。
次に、図3(c)に示すように、第1の蒸発源11と第2の蒸発源12の間の第1シャッタ17を開け、第2の蒸発源12と成膜室13の間の第2シャッタ18も開ける。また、成膜室13外に用意されていた基板30を成膜室13の所定位置まで搬入する。その状態で、第3ヒータ16を加熱することにより、収集パネル19上の第6の有機材料27を第6の温度Tに制御する。第6の温度Tは、中温材料MMの昇華温度TMよりも高く(T<T)設定される。ただし、中温材料MMが熱分解される温度未満とすべきである。
図3(c)に示す工程、つまり収集パネル19上の第6の有機材料27を第6の温度Tに制御する工程へは、収集パネル19にすべての中温材料MMが付着し終わっていなくても、ある程度の量の中温材料MMが付着したならば移行することができる。もっとも、すべての中温材料MMが付着し終わってから、工程を移行することを、本発明は許容する。
以上のように収集パネル19上の第6の有機材料27が第6の温度Tに制御されると、収集パネル19に付着されていた中温材料MMが気化される。このとき、第2の蒸発源12は第6の温度Tに制御されているので、気化された中温材料MMは第2の蒸発源12の内壁に付着することなく第2シャッタ18を通って成膜室13に移動される。そうすると、理想的には、不純物を含まない中温材料MMのみが基板30に成膜される。実際の成膜は、収集パネル19の温度調整を行いながら、成膜速度を調整する。また、成膜速度の調整は、第2シャッタ18の開度を調整することにより行ってもよい。図3(d)に示すように、高温材料HMは、第1の蒸発源11内に残留する。
以上説明したように、第2実施形態による成膜方法も、成膜が開始してから成膜が終わるまでに第1の蒸発源11、第2の蒸発源12及び成膜室13の内部で処理できるので、大気に開放されることなく成膜を行うことができる。また、第2実施形態による成膜方法は、高温材料HMを含む第4の有機材料25を用いるが、第4の有機材料25、第5の有機材料26及び第6の有機材料27を通じて高温材料HMの昇華温度Tまで加熱することがないので、成膜の実際の対象である中温材料MMが熱分解するおそれがない。したがって、本実施の形態による成膜方法によれば、成膜の対象である中温材料MMのみからなる高純度な膜を得ることができる。さらに、第2実施形態は、収集パネル19にある程度の量の中温材料MMが付着したならば、収集パネル19を第6の温度Tに制御する工程へ移行するので、成膜が完了するまでの時間を短縮できる。
なお、以上では、収集パネル19を1枚としているが、2枚の収集パネル19を用意し、一方の収集パネル19に中温材料MMを付着させながら、中温材料MMが付着済みの他方の収集パネル19から中温材料MMを気化させて成膜させるという操作を交互に行うことができる。
また、以上では、第1の蒸発源11内の温度を中温材料MMの昇華温度Tよりも高いが、高温材料HMの昇華温度Tよりも低い第5の温度Tに制御して、第1の蒸発源11内に残留されている中温材料MMを昇華させるが、第5の温度Tを高温材料HMの昇華温度Tよりも高い温度にすることもできる。この場合、収集パネル19には、中温材料MMと高温材料HMとが付着される。そして、収集パネル19を第6の温度T(T<T<T)に制御すれば、収集パネル19に付着されていた中温材料MMが気化される一方、高温材料HMは収集パネル19に残留する。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択し、他の構成に適宜変更することが可能である。
10…成膜装置、
11…第1の蒸発源、12…第2の蒸発源、13…成膜室、
14…第1ヒータ、15…第2ヒータ、16…第3ヒータ、
17…第1シャッタ、18…第2シャッタ、19…収集パネル、
20…第1の有機材料、21…第2の有機材料、22…第3の有機材料
25…第4の有機材料、26…第5の有機材料、27…第6の有機材料
LM…低温材料、MM…中温材料、HM…高温材料
30…基板

Claims (4)

  1. 第1の温度に制御することにより第1の系に備えられた第1の有機材料の一部を気化させるステップ(a)と、
    前記気化により生成される気体を、前記第1の系と連通される第2の系に移動させ、前記第2の系に備えられた収集体で冷却し、固体状態または液体状態の第2の有機材料を生成するステップ(b)と、
    前記第2の有機材料を、前記第1の温度よりも低い第2の温度に制御して、その一部を気化させるステップ(c)と、
    前記第2の有機材料の一部が気化された残部である第3の有機材料を、前記第2の温度よりも高い第3の温度に制御することにより気化させて基板に成膜するステップ(d)と、
    を備えることを特徴とする成膜方法。
  2. 第4の温度に制御することにより第1の系に備えられた第4の有機材料の一部を気化させるステップ(e)と、
    第4の有機材料から一部が気化された残部である第5の有機材料を第5の温度に加熱、制御して、さらに前記第5の有機材料の一部を気化させ、前記気化により生成される気体を、前記第1の系と連通される第2の系に移動させ、前記第2の系に備えられた収集体で冷却し、固体状態または液体状態の第6の有機材料を生成するステップ(f)と、
    前記ステップ(f)を実行しながら、前記第6の有機材料を、第6の温度に制御して気化させて基板に成膜するステップ(g)と、
    を備えることを特徴とする成膜方法。
  3. 第1の有機材料が収容され、前記第1の有機材料の温度制御が可能な第1の蒸発源と、
    前記第1の蒸発源に隣接し、前記第1の蒸発源とは独立して温度制御が可能な第2の蒸発源と、
    前記第2の蒸発源内に設けられる、温度制御が可能な収集体と、
    前記第2の蒸発源と隣接し、成膜対象となる基板が設けられる成膜室と、
    前記第1の蒸発源と前記第2の蒸発源の間に設けられ、前記第1の蒸発源と前記第2の蒸発源とを連通又は閉鎖する第1シャッタと、
    前記第2の蒸発源と前記成膜室の間に設けられ、前記第2の蒸発源と前記成膜室とを連通又は閉鎖する第2シャッタと、
    を備え、
    前記第1の蒸発源に収容される第1の有機材料を第1の温度に制御することにより、前記第1の有機材料の一部を気化させ、
    前記気化により生成される気体を、前記第2の蒸発源に移動させ、前記収集体で冷却し、固体状態または液体状態の第2の有機材料を生成し、
    前記収集体上の前記第2の有機材料を、前記第1の温度よりも低い第2の温度に制御して、前記第2の有機材料の一部を気化させ、
    前記収集体に残った第3の有機材料を、前記第2の温度よりも高い第3の温度に制御することにより気化させて気体を生成し、
    前記気体を前記成膜室に移動させて前記基板表面に成膜することを特徴とする成膜装置。
  4. 第4の有機材料が収容され、前記第4の有機材料の温度制御が可能な第1の蒸発源と、
    前記第1の蒸発源に隣接し、前記第1の蒸発源とは独立して温度制御が可能な第2の蒸発源と、
    前記第2の蒸発源内に設けられる、温度制御が可能な収集体と、
    前記第2の蒸発源と隣接し、成膜対象となる基板が設けられる成膜室と、
    前記第1の蒸発源と前記第2の蒸発源の間に設けられ、前記第1の蒸発源と前記第2の蒸発源とを連通又は閉鎖する第1シャッタと、
    前記第2の蒸発源と前記成膜室の間に設けられ、前記第2の蒸発源と前記成膜室とを連通又は閉鎖する第2シャッタと、
    を備え、
    前記第1の蒸発源を第4の温度に制御することにより、前記第4の有機材料の一部を気化させ、
    前記第4の有機材料の一部が気化された残部である第5の有機材料を第5の温度に加熱、制御して、前記第5の有機材料の一部を気化させ、
    前記気体を前記収集体で冷却し、固体状態または液体状態の第6の有機材料を生成し、
    前記第6の有機材料を、前記第6の温度に制御して気化させて気体を生成し、
    前記気体を成膜室に移動させて、前記基板表面に成膜することを特徴とする成膜装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017519908A (ja) * 2014-07-01 2017-07-20 アイクストロン、エスイー Cvdまたはpvd装置のための蒸気発生装置および蒸気発生方法

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