JP2010239725A - 車両用回転電機 - Google Patents

車両用回転電機 Download PDF

Info

Publication number
JP2010239725A
JP2010239725A JP2009083980A JP2009083980A JP2010239725A JP 2010239725 A JP2010239725 A JP 2010239725A JP 2009083980 A JP2009083980 A JP 2009083980A JP 2009083980 A JP2009083980 A JP 2009083980A JP 2010239725 A JP2010239725 A JP 2010239725A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bracket
stator
rotating electrical
electrical machine
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2009083980A
Other languages
English (en)
Inventor
Yosuke Umezaki
洋介 梅崎
Hisaya Shimizu
尚也 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Automotive Systems Ltd filed Critical Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority to JP2009083980A priority Critical patent/JP2010239725A/ja
Publication of JP2010239725A publication Critical patent/JP2010239725A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

【課題】電磁音低減、尚且つ固定子巻線の発熱をブラケットに逃がし、冷却効果も備わった車両用回転電機を提供する。
【解決手段】界磁巻線を有する回転子2と、回転子2の外周側に微小隙間を保って配置された固定子1と、固定子1を覆うブラケットを有し、ブラケットは、プーリ側のベアリングを収納するフロント側ブラケット3と、スリップリング側のベアリングを収納するリア側ブラケット4と、固定子を覆うセンターブラケット5を有し、センターブラケット5は複数の部品に分割されており、センターブラケット5と固定子1の間に微小隙間を設け、微小隙間に振動吸収可能な柔軟性のあるシート状材料6を配置させた車両用回転電機。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用回転電機に係り、特に、発電機として用いるに好適な回転電機に関する。
従来、固定子を持つ回転電機は、固定子鉄心の内径部に複数のスロット開口部を備えており、この開口部が原因で、交番磁界が交差した場合にスロットリップルが発生する。このリップルの大きさは3相巻線を有するステータと比較すると、5相の3倍や、6相の4倍にもなり、電磁加振力もその差に比例し、3相巻線の回転電機は磁気騒音が大きいという問題があった。
この問題に対し、固定子と固定子を覆うブラケット間に微小隙間を設けて、その微小隙間に吸音性の部材を貼り付けたものが知られている(例えば特許文献1参照)。
仏国特許出願公開第2803126号明細書
しかしながら上記従来技術では、ブラケットに組み込む際に発生するであろう、剥がれやめくれ等の対策については考慮されていなかった。
本発明の目的は、電磁音低減、尚且つ固定子巻線の発熱をブラケットに逃がし、冷却効果も備わった車両用回転電機を提供することにある。
本発明は、界磁巻線を有する回転子と、前記回転子の外周側に微小隙間を保って配置された固定子巻線を有する固定子と、前記固定子を覆うブラケットを有する車両用回転電機であって、前記ブラケットは、プーリ側のベアリングを収納するフロント側ブラケットと、スリップリング側のベアリングを収納するリア側ブラケットと、前記固定子を覆うセンターブラケットを有し、前記センターブラケットは複数の部品に分割されており、前記センターブラケットと前記固定子の間に微小隙間を設け、前記微小隙間に振動吸収可能な柔軟性のあるシート状材料を配置させた車両用回転電機である。
本発明によれば、3相巻線を有する回転電機の磁気騒音を低減し、尚且つ放熱性を高めることができる。
本発明の回転電気装置を搭載した車両のパワートレインシステムの概略構成例である。 本発明の一実施例形態による2つに分割したブラケットの構成を示す図である。 本発明の一実施例形態による2つに分割したブラケットにフィンを配置した構造を示す図である。 本発明の一実施例形態による3つに分割したブラケットの構成を示す図である。 本発明の一実施例形態による2つに分割したブラケットの別形状を示す図である。
以下、図1〜図5を用いて、本発明の一実施形態による発電電動装置について説明する。
図1を用いて、本実施形態による回転電機装置100の全体構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態による回転電機装置100の全体構成を示す断面図である。本実施形態の回転電機装置100は、回転電機本体10と、整粒装置90とからなる。本実施形態の回転電機本体10は、爪型磁極回転子を有する3相同期回転電機であり、発電機兼エンジン始動装置である。回転電機本体10の後部には、バッテリー等の直流電力を3相交流電力に変換する整流装置90が、一体化された構成を有している。
回転電機本体10の固定子1は、固定子鉄心11のスロットに波巻された3相分の固定子コイル12を備えている。回転電機本体10の固定子1は、フロント側ブラケット3と、リア側ブラケット4によって挟み込まれており、固定子1の外周はセンターブラケット5に覆われた構造になっている。固定子1の外周とセンターブラケット5の間には微小隙間を設けており、振動吸収可能な柔軟性のあるシート状材料6を配置させている。
回転子2は、固定子1の内周側に微小隙間を保って対向配置されている。回転子2は、第1の爪型磁極21aと、第2の爪型磁極21b,継鉄部22とからなるルンデル型のロータコア20を備えており、シャフト7に固定されている。継鉄部22の外周には、ボビン26を介して、界磁コイル23が巻回されている。ボビン26は樹脂製または絶縁性を持つものである。界磁コイル23には、ブラシ17及びスリップリング18を介して、界磁電流が供給される。界磁コイル23に通電される界磁電流によって、発電や駆動に必要な界磁磁束が発生する。
第1の爪型磁極21aと第2の爪型磁極21bの間には、永久磁石24が挿入されており、界磁電流を通電することにより発生する界磁磁束の出力を向上させている。
回転子2は、フロント側ブラケット3に取り付けられているフロント側ベアリング8及び、リア側ブラケット4に取り付けられているリア側ベアリング9によって回転可能に支持されている。シャフト7の一方の端部には、プーリ15が固定されている。プーリ15は、エンジンのクランクシャフトプーリに掛けられているベルトで連れ回されることによって、回転電機が発電機として動作する。回転電機が始動機として動作する時には、シャフト7に発生した駆動力が、プーリ15を介して、エンジンに伝達され、エンジンを始動するのに用いられる。
また、回転子2の両端面には、フロント側ファン16a,リア側ファン16bが取り付けられている。
回転電機本体の反プーリ側端面には、樹脂製または、絶縁性を持つケース91が取り付けられる。樹脂製ケース91には、整流装置90が収納されている。
次に図2を用いて、本実施形態によるセンターブラケット5と振動吸収可能な柔軟性のあるシート6と固定子鉄心11の構成について説明する。
図2は、本発明の一実施形態によるセンターブラケット5の構造を示した図である。センターブラケット5は、分割されたブラケット51a,51bで構成され、固定子鉄心11とで振動吸収可能な柔軟性のあるシート状材料6を挟み込むように組み立てられる。分割されたブラケット51a,51bには軸方向にインローを設けてある。このインローによって、フロント側ブラケット3とリア側ブラケット4に径方向に対して固定している。分割されたブラケット51a,51bを、それぞれ同一形状とすると、製造コストを低減できる。また、固定子鉄心11は、フロント側ブラケット3とリア側ブラケット4で軸方向に対して固定される構造である。分割されたブラケット51a,51bと固定子鉄心11の間には、微小な空間を設けており、その微小空間に振動吸収可能な柔軟性のあるシート状材料6が分割されたブラケット51a,51bの内周側もしくは、固定子鉄心11の外周側に貼り付けられており、分割されたブラケット51a,51bと固定子鉄心11で挟み込む構造である。分割されたブラケット51a,51bで固定子鉄心11を挟み込むため、振動吸収可能な柔軟性のあるシート状材料6は隙間無く分割されたブラケット51a,51bと固定子鉄心11の間に収まり、振動低減に十分な効果を発揮する。また、熱伝導性の良いシート材を使用すれば、固定子1で発生した熱をブラケットに効率良く伝熱させることができるため、放熱効果も高まる。
また、図3にはセンターブラケット5の別の一実施形態を示す。センターブラケット5の外径側にフィン部を設けて、放熱効果を高めている。そのため、固定子鉄心11とセンターブラケット5の微小空間には、伝熱性の良い素材のシート状材料を使用すると、放熱効果が更に高まる。
図4には、センターブラケット5を3つに分割した場合の構造を示している。3つに分割されたブラケット52a,52b,53cには軸方向にインローを設けてある。このインローによって、フロント側ブラケット3とリア側ブラケット4に径方向に対して固定している。3つに分割されたブラケット52a,52b,53cをすべて同一形状とすると、製造コストを低減できる。また、固定子鉄心11は、フロント側ブラケット3とリア側ブラケット4で軸方向に対して固定される構造である。分割されたブラケット51a,51bと固定子鉄心11の間には、微小な空間を設けており、その微小空間に振動吸収可能な柔軟性のあるシート状材料6が分割されたブラケット51a,51bの内周側もしくは、固定子鉄心11の外周側に貼り付けられており、分割されたブラケット51a,51bと固定子鉄心11で挟み込む構造である。分割されたブラケット51a,51bで固定子鉄心11を挟み込むため、振動吸収可能な柔軟性のあるシート状材料6は隙間無く分割されたブラケット51a,51bと固定子鉄心11の間に収まり、振動低減に十分な効果を発揮する。また、熱伝導性の良いシート材を使用すれば、固定子1で発生した熱をブラケットに効率良く伝熱させることができるため、放熱効果も高まる。
図5には、2つに分割されたセンターブラケット5の別の一実施形態を示す。2つに分割されたブラケット51aの内周側には、微小な空間が設けられている部分511と設けられていない部分512があり、微小空間511には振動吸収可能な柔軟性のあるシート状材料6が配置され、微小空間が設けられていない部分512は、固定子鉄心11の外周側に直接接触する。部分的に振動吸収可能な柔軟性のあるシート状材料6を配置することで、円環振動を抑えることができる。また、熱伝導性の良いシート材を使用すれば、固定子1で発生した熱をブラケットに効率良く伝熱させることができるため、放熱効果も高まる。
以上説明したように、本実施形態によれば、界磁巻線を有する回転子と、回転子の外周側に微小隙間を保って配置された固定子巻線を有する固定子と、固定子を覆うブラケットで構成される車両用回転電機において、ブラケットは、プーリ側のベアリングを収納するフロント側ブラケットと、スリップリング側のベアリングを収納するリア側ブラケットと、固定子を覆うセンターブラケットで構成され、センターブラケットは2つの部品に分割されており、センターブラケットと固定子の間に微小隙間を設け、微小隙間に振動吸収可能な柔軟性のあるシート状材料を配置させたことによって、電磁音低減、尚且つ固定子巻線の発熱をブラケットに逃がし、冷却効果も備わった車両用回転電機が得られる。
また、熱電性の良いシート材を使用すれば、固定子で発生した熱をブラケットに効率良く伝熱させることのできる車両用回転電機が得られる。
1 固定子
2 回転子
3 フロント側ブラケット
4 リア側ブラケット
5 センターブラケット
6 シート状材料

Claims (10)

  1. 界磁巻線を有する回転子と、前記回転子の外周側に微小隙間を保って配置された固定子巻線を有する固定子と、前記固定子を覆うブラケットを有する車両用回転電機であって、
    前記ブラケットは、プーリ側のベアリングを収納するフロント側ブラケットと、スリップリング側のベアリングを収納するリア側ブラケットと、前記固定子を覆うセンターブラケットを有し、
    前記センターブラケットは複数の部品に分割されており、前記センターブラケットと前記固定子の間に微小隙間を設け、前記微小隙間に振動吸収可能な柔軟性のあるシート状材料を配置させた車両用回転電機。
  2. 請求項1に記載の車両用回転電機であって、
    複数の前記センターブラケットは、互いに同じ形状である車両用回転電機。
  3. 請求項1に記載の車両用回転電機であって、
    前記センターブラケットは、ブラケット内周部が固定子外周部に接触する部分と、微小隙間を設けた部分があり、前記微小隙間に振動吸収可能な柔軟性のあるシート状材料を配置させた車両用回転電機。
  4. 請求項1に記載の車両用回転電機であって、
    前記シート状材料は、ステータ外周に貼付けられている車両用回転電機。
  5. 請求項1に記載の車両用回転電機であって、
    前記シート状材料は、ステータ外周に部分的に貼付けられている車両用回転電機。
  6. 請求項1に記載の車両用回転電機であって、
    前記シート状材料は、センターブラケット内周に貼付けられている車両用回転電機。
  7. 請求項1に記載の車両用回転電機であって、
    前記シート状材料は、センターブラケット内周に部分的に貼付けられている車両用回転電機。
  8. 請求項1に記載の車両用回転電機であって、
    前記固定子を覆い、振動吸収可能な柔軟性のあるシート状材料を挟み込むセンターブラケットの外周部に、フィンが設けられている車両用回転電機。
  9. 請求項1に記載の車両用回転電機であって、
    前記センターブラケットは、2つの部品に分割されている車両用回転電機。
  10. 請求項1に記載の車両用回転電機であって、
    前記センターブラケットは、3つの部品に分割されている車両用回転電機。
JP2009083980A 2009-03-31 2009-03-31 車両用回転電機 Abandoned JP2010239725A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009083980A JP2010239725A (ja) 2009-03-31 2009-03-31 車両用回転電機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009083980A JP2010239725A (ja) 2009-03-31 2009-03-31 車両用回転電機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010239725A true JP2010239725A (ja) 2010-10-21

Family

ID=43093574

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009083980A Abandoned JP2010239725A (ja) 2009-03-31 2009-03-31 車両用回転電機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010239725A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102014210692A1 (de) 2014-06-05 2015-12-17 Robert Bosch Gmbh Elektrische Maschine und Verfahren und Verwendung hierzu

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04364339A (ja) * 1991-06-12 1992-12-16 Hitachi Ltd 車両用交流発電機
JPH06225485A (ja) * 1993-01-20 1994-08-12 Hitachi Ltd 車両用交流発電機
JP2000152546A (ja) * 1998-11-12 2000-05-30 Hitachi Ltd 電動機
JP2001245447A (ja) * 1999-12-20 2001-09-07 Denso Corp ステータ弾性支持型回転電機
JP2002191155A (ja) * 2000-12-20 2002-07-05 Isuzu Motors Ltd 回転電機

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04364339A (ja) * 1991-06-12 1992-12-16 Hitachi Ltd 車両用交流発電機
JPH06225485A (ja) * 1993-01-20 1994-08-12 Hitachi Ltd 車両用交流発電機
JP2000152546A (ja) * 1998-11-12 2000-05-30 Hitachi Ltd 電動機
JP2001245447A (ja) * 1999-12-20 2001-09-07 Denso Corp ステータ弾性支持型回転電機
JP2002191155A (ja) * 2000-12-20 2002-07-05 Isuzu Motors Ltd 回転電機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102014210692A1 (de) 2014-06-05 2015-12-17 Robert Bosch Gmbh Elektrische Maschine und Verfahren und Verwendung hierzu
JP2017523750A (ja) * 2014-06-05 2017-08-17 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 電気機械および方法およびその使用法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4410159B2 (ja) 交流回転電機
JP4728639B2 (ja) 電動車輪
JP4389918B2 (ja) 回転電機及び交流発電機
JP5288065B1 (ja) モータ
US10298084B2 (en) Rotating electric machine for vehicle
JP2007228677A (ja) 発電装置及び回転電機
JP2005130656A (ja) 回転電機の回転子
JP6561692B2 (ja) 回転電機
JP2017005984A (ja) 回転電機用のロータ
JP2007028790A (ja) 車両用回転電機
JP2006333642A (ja) 車両用回転電機
JP2014147159A (ja) 回転電機
JP6593038B2 (ja) 回転電機
JP4045246B2 (ja) 車両用発電電動機
JP2008289244A (ja) 回転電機の冷却構造
WO2019003559A1 (ja) 回転電機のステータ、回転電機、及び回転電機のステータの製造方法
JP2011234555A (ja) 車両用交流発電機の配設構造
JP6544151B2 (ja) 回転電機
JP2010057271A (ja) ダブルロータモータ
JP4974865B2 (ja) 回転電機
JP2010239725A (ja) 車両用回転電機
JP7030961B2 (ja) 固定子、及び回転電機
JP2005348512A (ja) 回転電機
JP2013013243A (ja) 電動機
JP5268553B2 (ja) 車両用回転電機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100917

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100917

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120626

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120703

A762 Written abandonment of application

Effective date: 20120801

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762