JP2010239019A - 電子機器ケース - Google Patents

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穂積 武田
Tsuneyuki Inayoshi
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Abstract

【課題】ケース本体の開口部と蓋体とを周方向に均一に面接触させて、充分なシールド効果が得られる電子機器ケースを提供する。
【解決手段】電子回路を収納するための開口部4を有するケース本体10と、その開口部4を閉塞する蓋体20とからなる電子機器ケース2において、蓋体20を、ケース本体10の開口部4と略同形状の天板部22と、天板部22の外周縁から天板部22の板面に直交する一方向に延設された側壁部24とから構成することにより、蓋体20内にケース本体10の開口部4を嵌合できるようにする。また、ケース本体10は亜鉛等からなるダイキャストにて構成し、蓋体20をそれよりも固い鉄製とすることで、蓋体20内にケース本体10の開口部4を嵌合する際には、圧入によりケース本体10の開口部4の外周を変形させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、開口部を有するケース本体とその開口部を閉塞する蓋体とから構成される電子機器ケースに関する。
従来、電磁波に対するシールド性が要求される電子機器ケースは、一面が開口され、その開口部とは反対側の面若しくは側面に入・出力端子が設けられた箱状のケース本体と、このケース本体の開口部を閉塞する蓋体とから構成されている。
また、開口部内には、蓋体を嵌合して位置決めするための段差部が形成されており、使用時には、電子回路が組み込まれた回路基板を開口部から収納して、入・出力端子を接続した後、蓋体を開口部内に嵌合させることで、ケース内を密閉するようにされている。
また、この種の電子機器ケースにおいては、シールド性を高めるために、ケース本体の段差部を2段にすると共に、蓋体をケース本体よりも軟らかい金属板(アルミ板等)にて構成し、蓋体を開口部内に嵌合させる際には、蓋体を押圧することで段差部に沿って変形させることが提案されている(例えば、特許文献1等参照)。
また、ケース本体の開口部の内周及び蓋体の外周に、互いに噛合するくさび状の凹・凸を形成することで、蓋体を開口部に嵌合させた際に、これら各部を密着させて、シールド性を高めることも提案されている(例えば、特許文献2等参照)。
特開2003−318583号公報 特開2007−287769号公報
しかしながら、従来の電子機器ケースは、いずれも、板状の蓋体をケース本体の開口部内に嵌合させることから、イミュニティ試験に耐え得る、充分なシールド効果が得られないという問題があった。なお、イミュニティ試験は、電子機器からの電磁波の漏れや電磁波に対する電子機器の耐性を測定する試験であり、電子機器の種別や使用地域によって規格が設定されている。
つまり、充分なシールド効果を得るには、蓋体とケース本体との接触面積、特に電磁波の侵入方向の接触面積を大きくして、ケース本体の開口部に対し蓋体の外周端縁を周方向に隙間なく接触させる必要がある。
しかし、上記後者の提案のように、くさび状の凹・凸を形成する方法では、蓋体を嵌合させた際に開口部が広がるのを防止することはできるものの、電磁波の侵入方向の接触面積を広げることはできないので、シールド効果を充分高めることはできない。また、特にケース本体がダイキャスト製である場合には、開口部が広がることはないので、この提案を採用してもシールド効果を高めることはできない。
一方、上記前者のように、蓋体の周縁を開口部内の段差部に沿って変形させる方法によれば、蓋体の変形により電磁波の侵入方向の接触面積を広げることはできる。しかし、蓋体の変形により増加する接触面積は蓋体の板厚と段差部の幅とで決まるため、シールド効果を得るのに充分な面接触とはならず、また、嵌合時に蓋体を無理に変形させているので、使用時の経年変化によって隙間ができるとか、嵌合時に加える押圧力によっては、却って隙間ができてしまうという問題もある。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、ケース本体の開口部と蓋体とを周方向に均一に面接触させて、充分なシールド効果が得られる電子機器ケースを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の電子機器ケースは、
電子回路を収納するための開口部を有するケース本体と、
前記ケース本体の開口部と略同形状の天板部と、該天板部の外周縁から前記天板部の板面に直交する一方向に延設された側壁部とからなり、当該側壁部内に前記ケース本体の開口部が嵌合されることにより、前記ケース本体の開口部を閉塞する蓋体と、
を備え、前記ケース本体は、ダイキャストにて形成され、前記蓋体は、前記ケース本体を構成するダイキャストよりも固い金属板をプレス成形することにより形成されていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子機器ケースにおいて、
前記ケース本体において、少なくとも前記蓋体が外嵌される前記開口部付近の側壁の外形は、略円形で、一部を、円形部分よりも曲率が小さく直線よりも外方向に膨らみを有する非円形にしたことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の電子機器ケースにおいて、前記蓋体を構成する金属板は、鉄若しくは鉄を主成分とする合金からなることを特徴とする。
請求項1に記載の電子機器ケースによれば、ケース本体の開口部を、蓋体の側壁部内に嵌合することにより、ケース本体の開口部を閉塞するようにされている。このため、電磁波の侵入方向に対する開口部と蓋体との接触面積は、蓋体の側壁部の開口端から天板部までの長さによって決まり、その長さを大きくすることにより、これら各部の接触面積を大きくすることができる。
また、ケース本体は、ダイキャストにて形成されており、蓋体は、そのダイキャストよりも固い金属板をプレス成形することにより形成されている。このため、蓋体の側壁部の内周をケース本体の開口部の外周と同じか若干小さくして、開口部と蓋体との嵌合を圧入により行うようにすれば、ケース本体の開口部付近の外周面が変形して、蓋体の側壁部の内周面に密着することになる。
よって、本発明の電子機器ケースによれば、ケース本体の開口部と蓋体とを周方向に均一に面接触させることができるようになり、各種イミュニティ試験に耐え得る充分なシールド効果が得られる電子機器ケースを提供することができる。
ところで、本発明のように、蓋体を、側壁部を有する筒状にして、ケース本体の開口部を覆うようにした場合、ケース本体の開口部を矩形にして角部を設けると、蓋体の側壁部内に開口部を嵌合した際、角部周囲で蓋体とケース本体とを面接触させることができないことがあるので、ケース本体の開口部付近の側壁の外形は、角部のない円若しくは楕円形にすることが望ましい。
しかし、ケース本体の開口部付近の側壁の外形を、円形にした場合には、電子機器ケースの形状からは上下左右といった方向を識別することができないため、複数の端子を設けた場合に、各端子の機能を各端子の位置関係だけで識別することができず、使い勝手が悪い。
そこで、ケース本体の開口部付近の側壁の外形を、円形若しくは略円形にする際には、請求項2に記載のように、その外形の一部を、円形部分よりも曲率が小さく直線よりも外方向に膨らみを有する非円形にすることが望ましい。
このようにすれば、非円形部分の位置から電子機器ケースの方向、延いては、電子機器ケースに設けられた端子の機能を識別することができるようになり、使い勝手を向上できる。
なお、この識別のための部分を直線にせず、曲率が小さい非円形するのは、直線にすると、その部分で蓋体との接触が不十分となり、シールド効果が低下することが考えられるため。
つまり、請求項2に記載の電子機器ケースにおいては、ケース本体の開口部付近の側壁の外形の一部を非円形にすることで、電子機器ケースの方向を容易に識別できるようにするだけでなく、蓋体嵌合時に開口部と蓋体とを面接触させて、シールド効果が低下するのを防止している。
一方、蓋体を構成する金属板は、ケース本体を構成しているダイキャストよりも固い金属板であればよいが、ダイキャストは、亜鉛、アルミニウム、マグネシウムなどの非鉄金属とその合金にて構成されるものであることから、例えば、請求項3に記載のように、鉄若しくは鉄を主成分とする合金にて構成するとよい。つまり、このようにすれば、蓋体を低コストで作製することができる。
実施形態の電子機器ケース全体の構成を表す説明図であり、(a)はその側面図、(b)はその底面図である。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
本実施形態の電子機器ケース2は、例えば、テレビ放送の受信信号を分岐若しくは分配する分岐器若しくは分配器に使用されるものであり、分岐/分配回路が形成された回路基板を収納するための開口部4を有するケース本体10と、その開口部4を閉塞する蓋体20とから構成されている。
ケース本体10の開口部4とは反対側の面(底面)5には、受信信号を、同軸ケーブルを介して入出力するための3つの同軸コネクタ6、7、8が設けられており、その内の一つ(例えば、同軸コネクタ6)を受信信号の入力端子、他の二つ(同軸コネクタ7、8)を受信信号の出力端子及び分岐出力端子、若しくは分配出力端子として使用するようにされている。
また、ケース本体10には、これら同軸コネクタ6〜8に接続されて、入力端子から入力された受信信号を分岐若しくは分配して、各出力端子から出力する回路基板(図示せず)が収納される。
次に、ケース本体10は、例えば亜鉛を主成分とする合金からなるダイキャストにて構成されており、側壁部分は、底面5から開口部4まで形状が同じ筒状であり、その外形形状は、略円形で、出力端子となる2つの同軸コネクタ7、8の配列方向に沿った一部が、円形部分に比べて極めて曲率が小さく、直線よりも外方向に膨らみを有する非円形に形成されている。
また、蓋体20は、ケース本体10の開口部4と略同形状の天板部22と、その天板部22の外周縁から天板部22の板面に直交する一方向に延設された側壁部24とからなり、この側壁部24内にケース本体10の開口部4が嵌合されることにより、ケース本体10の開口部4を閉塞するように形成されている。
そして、この蓋体20は、ケース本体10を構成するダイキャストよりも固い金属板(具体的には鉄板)を、プレス加工(詳しくは深絞り加工)することにより、継ぎ目がなく、ケース本体10の開口部4を嵌合可能な中空部を有する、ケースカバーとして構成されている。
また、蓋体20の側壁部24の内周は、ケース本体10の開口部4の外周と同じか若干小さくなっており、ケース本体10の開口部4に蓋体20を被せる際には、ケース本体10の開口部4が蓋体20の側壁部24内に圧入される。
この結果、その圧入時に、ケース本体10の開口部4付近の外周面が、蓋体20の形状に対応して変形し、蓋体20の側壁部24の内周面に密着することになる。
また、特に、本実施形態の電子機器ケース2によれば、ケース本体10の開口部4付近の外周面は、略円形で、その一部を曲率の大きい非円形としていることから、開口部4付近の外周面には、角部や直線部分がない。
従って、上記のように蓋体20内にケース本体10の開口部4を圧入すれば、ケース本体10の開口部4と蓋体20とを周方向に均一に面接触させることができるようになり、各種イミュニティ試験に耐え得る、充分なシールド効果が得られる電子機器ケースを提供することができるようになる。
また、本実施形態では、ケース本体10の開口部4の外周面の一部を非円形にし、その非円形部分に沿って、出力端子となる2つの同軸コネクタ7、8を配列している。このため、使用者は、電子機器ケース2の形状と各同軸コネクタ6〜8の位置から、各同軸コネクタ6〜8の種別を識別することができるようになり、電子機器の使い勝手を向上できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて、種々の態様をとることができる。
例えば、上記実施形態では、本発明を、分岐/分配器のケースに適用した場合について説明したが、本発明は、他の電子回路、特に高周波信号を伝送する伝送回路(増幅回路、周波数変換回路等)のケースに適用しても上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、ケース本体10は亜鉛を主成分とするダイキャストからなり、蓋体20は、鉄板にて形成されているものとして説明したが、これら各部の材質は、適宜変更することができる。
2…電子機器ケース、4…開口部、5…底面、6〜8…同軸コネクタ、10…ケース本体、20…蓋体、22…天板部、24…側壁部。

Claims (3)

  1. 電子回路を収納するための開口部を有するケース本体と、
    前記ケース本体の開口部と略同形状の天板部と、該天板部の外周縁から前記天板部の板面に直交する一方向に延設された側壁部とからなり、当該側壁部内に前記ケース本体の開口部が嵌合されることにより、前記ケース本体の開口部を閉塞する蓋体と、
    を備え、前記ケース本体は、ダイキャストにて形成され、前記蓋体は、前記ケース本体を構成するダイキャストよりも固い金属板をプレス成形することにより形成されていることを特徴とする電子機器ケース。
  2. 前記ケース本体において、少なくとも前記蓋体が外嵌される前記開口部付近の側壁の外形は、略円形で、一部を、円形部分よりも曲率が小さく直線よりも外方向に膨らみを有する非円形にしたことを特徴とする請求項1に記載の電子機器ケース。
  3. 前記蓋体を構成する金属板は、鉄若しくは鉄を主成分とする合金からなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子機器ケース。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH034073U (ja) * 1989-06-02 1991-01-16
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