JP2010238967A - 太陽光発電パネルの駆動装置 - Google Patents

太陽光発電パネルの駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】大型の太陽光発電パネルの設置作業及びメンテナンスが容易な太陽光発電パネルの駆動装置を提供する。
【解決手段】太陽光発電パネル5がフレーム体6に対して高度方向Vに角度変更自在で、且つフレーム体6がベース部2上で方位方向Hに回転自在なため、結果として、太陽光発電パネル5の向きを高度方向V及び方位方向Hへ確実に駆動させることができる。ベース部2上にフレーム体6載せ、そのフレーム体6上に太陽光発電パネル5載せる構造のため、太陽光発電パネル5大型でも設置作業が容易である。また、太陽光発電パネル5が比較的低い位置にあるため、メンテナンスも容易である。
【選択図】 図4

Description

本発明は太陽光発電パネルの駆動装置に関するものである。
太陽光を受光して発電する太陽光発電パネルは、太陽に真っ直ぐ向けることで発電効率が高まることが知られている。そのため、太陽光発電パネルを支柱の頂部に設置し、それを高度方向及び方位方向へ回転自在に支持して、太陽を追尾するように制御している(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−180484号公報
しかしながら、このような従来の技術にあっては、太陽光発電パネルを支柱の頂部の高い位置に設置するため、大型の太陽光発電パネルを設置しようとすると、作業が大変に困難なものとなる。また、太陽光発電パネルが高い位置にあるため、太陽光発電パネルの表面の清浄作業などのメンテナンスが面倒である。
本発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、大型の太陽光発電パネルの設置作業及びメンテナンスが容易な太陽光発電パネルの駆動装置を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明は、地面に形成されたベース部上に方位方向で回転自在なフレーム体を設け、該フレーム体に対して、太陽光発電パネルを下辺部付近を中心として高度方向へ角度変更自在に支持したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、フレーム体の一端にヒンジ部を介して太陽光発電パネルの下辺部付近を高度方向へ回動自在に支持し、フレーム体の他端に上下方向に延びるアーム部の下端を上下方向で回動自在に支持し、該アーム部の上下間にループ状で正逆方向へ回転駆動可能な線状体を巻回し、該線状体の一部に太陽光発電パネルの上辺部付近を結合したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、線状体が、長円状のリングを縦横交互に連結したチェーンで、該チェーンが回転ブロックと係合して正逆方向に駆動することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、太陽光発電パネルがフレーム体に対して下辺部付近を中心に高度方向に角度変更自在で、且つフレーム体が太陽光発電パネルと一緒に地面に形成したベース部上で方位方向に回転自在なため、結果として、太陽光発電パネルの向きを高度方向及び方位方向へ確実に駆動させることができる。ベース部の上にフレーム体を載せ、そのフレーム体の上に太陽光発電パネルを載せる構造のため、太陽光発電パネルが大型でも設置作業が容易である。また、太陽光発電パネルが比較的低い位置にあるため、メンテナンスも容易である。
請求項2記載の発明によれば、アーム部に巻回した線状体に太陽光発電パネルの上辺部付近を結合したため、線状体を正逆方向へ回転させることにより、太陽光発電パネルの上辺部がアーム部に沿って上下動する。従って、太陽光発電パネルの高度方向での角度を、下辺部を中心にして、変化させることができる。アーム部における駆動プーリの回転駆動力は、線状体に対して引っ張り方向へ作用するため、線状体は確実に回転駆動力を伝達することができ、大きな回転駆動力を加えられても、破損、変形することなくミラー構成体を傾動させることができる。
請求項3記載の発明によれば、線状体がチェーンであり、駆動プーリがチェーンと係合する凹部が形成された回転ブロックであるため、給油が不要で、砂が混入しても作動中に排出されて問題なく、多少錆びても回転駆動力伝達性能には問題ないため、砂漠地帯などでの使用に好適である。
本発明の実施形態に係る太陽光発電パネルの駆動装置を示す全体斜視図。 太陽光発電パネルの駆動装置を示す分解斜視図。 太陽光発電パネルの駆動装置を示す側面図。 太陽光発電パネルが傾動した状態を示す太陽光発電パネルの駆動装置の側面図。 アーム部の内部構造を示す側面部。 チェーンが係合した状態を示す回転ブロックの側面部。 チェーンを外した状態を示す回転ブロックの側面図。 チェーンの縦リングが縦溝内に位置した状態を示す回転ブロックの横断面図。 チェーンの横リングが凹部内に係合した状態を示す回転ブロックの横断面図。 図8中矢示SA−SA線に沿う断面図。 センサーを示す斜視図。
図1〜図11は、本発明の好適な実施形態を示す図である。この実施形態の太陽光発電パネルの駆動装置1は、北半球の中緯度または低緯度における砂漠地帯で使用されるものとして説明する。
表面が砂で形成された地面Gには、地中に杭を打った後にコンクリート製のベース部2が形成されている。ベース部2は大きな径の円柱状で、上面2aは略平坦になっている。この上面2aに砂が掛からないように、ベース部2は地面Gから所定の高さを有している。ベース部2は円柱状に形成したが角柱状で良い。ベース部2の高さは、風が吹いた時に地面Gの表層を流れる砂埃層を越えた高さにするのが好ましい。
ベース部2の上面2aの中央には、ベース部2よりも少し小径の円柱部3が突出形成されている。ベース部2及び円柱部3は基礎工事としてコンクリートにより一体形成されたものである。円柱部3の上面中央には金属製の軸部4が突出形成されている。軸部4の先端はネジになっている。
ベース部2と円柱部3は基礎工事としてコンクリートで一体形成するため、安価に形成することができる。ベース部2及び円柱部3は、土台としての強度を有していれば、寸法的にあまり正確に形成する必要がない。例えば、円柱部3の周辺に残されたベース部2の上面2aが多少傾斜していたり、円周方向で緩やかな凹凸になっていても構わない。そのようになっていても、後述する本実施形態の制御方式によれば、太陽光発電パネル5の方位方向H及び高度方向Vへの制御を正確に行える。
このような砂の地面Gに形成されたベース部2に、方位方向へ回転自在なフレーム体6が載せられ、その上に、高度方向へ角度変更自在な太陽光発電パネル5が載せられている。この太陽光発電パネル5は大型で、一辺が10mの正方形状を有している。この太陽光発電パネル5は、その下面に固定される補強用のパイプフレーム部10を一体的に有している。
太陽光発電パネル5は、図3中左側の下辺部付近を中心にして全体が上方へ傾動するもので、その下辺部の片側の隅部にはセンサー15が設置されている。センサー15は、図11に示すように、上面に円形の窓54をもち、内部底面に四分割センサー55を有している。四分割センサー55は、4つの光センサー55a、55a、55b、55bを有している。この4つの光センサー55a、55a、55b、55bのうち、方位方向Hで対向する一対の光センサー55a同士が「方位センサー」として機能し、高度方向Vで対向する一対の光センサー55b同士が「高度センサー」として機能する。
そして、それぞれ窓54から導入された太陽光線Lが、それぞれ一対の光センサー55a同士、55b同士の中立位置を指向するように(対向する一対の太陽センサー55a同士、55b同士の受光量が等しくなるように)、後述する方位側モータ17及び高度側モータ18へ信号を出力する。すなわち、四分割センサ55によって窓54を通過した太陽光ビームの光学的重心の位置を差動増幅により検出するので太陽の移動を高分解能で検出することができる。
太陽光発電パネル5の裏側のパイプフレーム部10には、左右一対のヒンジパネル21が固定されている。また、パイプフレーム部10におけるヒンジパネル21とは反対側には先端に連結リング22を備えた延長部23が形成されている。
フレーム体6は鋼製の構造材を概略三角形状に構成したもので、その中心には支持孔24が形成されている。フレーム体6の一方側にはヒンジアーム25が形成され、そのヒンジアーム25の先端には、太陽光発電パネル5側のヒンジパネル21がヒンジピン26を介して回動自在に軸支される。この実施形態では、ヒンジパネル21、ヒンジアーム25、ヒンジピン26により、「ヒンジ部」が構成される。
フレーム体6の他方側の先端には、一対のレバー27が突出している。レバー27には、アーム部28の下端が支持ピン29により回動自在に軸支されている。アーム部28の下端には回転ブロック(駆動プーリ)30が回動自在に設けられ、上端には従動プーリ31が回動自在に設けられている。この回転ブロック30と従動プーリ31との間には、チェーン(線状体)32がループ状に巻回されている。チェーン32の一部には、前記パイプフレーム部10の延長部23の先端に形成された連結リング22が結合されている。
回転ブロック30はウォームホイール33の軸ピン34と結合されている。ウォームホイール33には高度側モータ18により回転するウォームギア35が噛合しており、高度側モータ18の回転駆動力により回転ブロック30が回転する。高度側モータ18とウォームホイール33はアーム部28の下端付近に固定され、アーム部28と一体的に動く。アーム部28の回転ブロック30は、後述する別の回転ブロック36と同じ構造で、チェーン32と長手方向で係合する関係になっており、回転ブロック30を正逆方向へ回転させることにより、チェーン32を上下に駆動(送出)させることができる。
このチェーン32の一部には、太陽光発電パネル5と一体のパイプフレーム部10に形成された連結リング22が結合されているため、回転ブロック30を回転させて、チェーン32を上方に移動させれば、太陽光発電パネル5全体が下辺側のヒンジピン26を中心に持ち上がると共に、アーム部28が太陽光発電パネル5側に倒れるように傾動する。チェーン32を下側に移動させれば、太陽光発電パネル5がヒンジピン26を中心に下がると共に、アーム部28が真っ直ぐ立った状態に戻る。
すなわち、ヒンジピン26、支持ピン29および連結リング22で規定される三角形が連結リング22と支持ピン29で規定される辺の長さの変更に応じて変形する。その結果としてヒンジピン26と連結リング22で規定される辺が位置固定されているミラー構造体5の傾斜をフレーム体6に位置固定された底辺26−29に対して変更することができる。このように、高度側モータ18により回転ブロック30を正逆方向へ回転させることにより、太陽光発電パネル5の角度を変更することができる。
フレーム体6のレバー27の付近には、軸孔37が形成されている。この軸孔37の上部には、ウォームホイール38と、それに係合するウォームギア39を回転させる方位側モータ17が設置されている。ウォームホイール38の軸ピン40は軸孔37を貫通して下方へ突出している。
フレーム体6の軸孔37付近には、下面側にキャスター部41が設けられている。キャスター部41は支持孔24を中心に円周方向に回転自在な2つのローラ42をカバー43で覆った構造をしている(図2ではカバーを省略)。フレーム体6の反対側にも、同じ構造のキャスター部41が延長片44、45に支持されている。キャスター部41は合計3つ形成されている。
一方の延長片44は長く延びており、その先端に前述のセンサー15が取付けられている。
ベース部2の円柱部3には、その側面にチェーン48が掛け回れている。円柱部3の側面の全周にわたって少し余裕をもった状態で掛け回されており、本実施形態ではその両端48a、48bは東側において、90°に相当する角度範囲でオーバラップさせ、円柱部3の側面に固定されている。チェーン48の両端48a、48bは上下位置を相違させ、オーバラップ部分でチェーン48同士が相互に干渉しないようにされている。
このようにチェーン48が巻かれた円柱部3の頂部の軸部4に、前記太陽光発電パネル5を載せた状態のフレーム体6の支持孔24を通して、軸部4の先端にナット49を締結する。これにより、フレーム体6はベース部2の上面2aに3つのキャスター部41により3点支持された状態で、軸部4を中心にして方位方向Hへ回動自在となる。
一方、円柱部3に掛け回されたチェーン48には内側から回転ブロック36が係合され、その回転ブロック36にはフレーム体6の軸孔37を貫通したウォームホイール38の軸ピン40が固定される。従って、回転ブロック36は方位側モータ17により正逆方向へ回転自在となる。
ここでチェーン32、48と、回転ブロック30、36の構造について説明する。アーム部28側のチェーン32及び回転ブロック30と、円柱部3側のチェーン48及び回転ブロック36とは、構造が基本的に同じなので、以下、円柱部3側のチェーン48及び回転ブロック36を代表して説明する。
図6〜図10に示すように、チェーン48は金属製で長円状のリング50を縦横交互に向きを変えて連結したものである。回転ブロック36は円柱状本体の周面に、チェーン48と係合する凹部51を形成したものである。具体的には、回転ブロック36の周面には、チェーン48の縦向きのリング50を収納する縦溝52が円周方向に連続形成され、その途中に横向きのリング50に相応する形状の凹部51が形成されている。従って、チェーン48のうち、横向きのリング50がこの凹部51内に収納されて、チェーン48の長手方向で係合した状態となり、回転ブロック36を回転させることにより、回転ブロック36が固定されたチェーン48に沿って移動する。アーム部28のように回転ブロック30が固定されているタイプでは、チェーン32を回転方向に送り出す。
チェーン48が縦溝52や凹部51内に収納されているだけなので、砂が混入しても作動中にすぐに排出されて蓄積されない。また、チェーン48や回転ブロック36が多少錆びても回転駆動力伝達性能には問題ない。チェーン48と回転ブロック36が長手方向で直接係合するため、大きな回転伝達力も確実に伝達でき、強度的に問題ない。また、金属製のリング50を連結した単純構造のチェーン48であり、自転車やバイクで使用されているローラチェーンのように給油が必要になることがなく、砂漠での使用に好適である。
次に、この実施形態の作用を説明する。朝、太陽が東から出ると、その太陽光線Lが平行光としてセンサー15に入る。初期の時点では、図示せぬリミットスイッチにより、概ね東から出る太陽の向きに合わせられているが、方位方向Hも、高度方向Vも、完全に一致した状態ではない。そのため、センサー15では、内部の光センサー55a、55a、55b、55bのいずれかに多く太陽光線Lが当たっている状態となっている。
そのずれた状態を是正するように、センサー15から制御信号が方位側モータ17及び高度側モータ18に送られるため、太陽光発電パネル5の向きを太陽に対して真っ直ぐ向けることができる。
太陽光発電パネル5がいったん太陽に向いた状態になると、太陽光発電パネル5は太陽を追尾した状態で、常に太陽に向いた状態が維持される。
太陽光発電パネル5の方位方向Hでの駆動は、太陽光発電パネル5を載せた状態のフレーム体6全体を、円柱部3の軸部4を中心に回動させることで行われる。方位側モータ17が回転し、その回転駆動力がウォームギア39からウォームホイール38に伝達され、チェーン48と係合した回転ブロック36が回転することにより、回転ブロック36がチェーン48に沿って円柱部3の回りを移動するため、回転ブロック36が支持されているフレーム体6が方位方向Hへ回転する。
すなわち、回転ブロック36の回転軸はフレーム体6に位置固定され、チェーン48の両端が円柱部3に固定されるため、回転ブロック36が可撓案内部材としてのチェーン48と係合して転動することによりフレーム体6が軸部4のまわりに回転する。
回転ブロック36は円柱部3の側面の近傍に位置づけられるので、回転ブロック36がチェーン48を介して円柱部3に引っ張り力を作用させることにより、軸ピン40に作用する回転中心4のまわりのトルクを効率よくかつ安定して供給することができる。さらに、チェーン48の引っ張り方向に働く張力を利用して回転駆動力を伝達するため、チェーン48に大きな回転駆動力を加えても、破損、変形することなくフレーム体6を回転させることができる。
なお、チェーンがオーバーラップする所定の角度範囲は本実施例では90°としたが円柱部3の直径および円柱部3と回転ブロック36との距離等を考慮して適宜設定することができる。
更に、フレーム体6が方位方向Hに回転する際、フレーム体6に形成されたキャスター部41により、ベース部2の上面2aに対して3点支持になるため、キャスター部41の全てがベース部2の上面2aに接することとなり、フレーム体6が方位方向Hへ回転する際に揺動やガタつきが生じない。すなわち、キャスター部41を4点支持すると、各点間での位置調整が不十分の場合、いずれか1点が浮いた状態となってガタつきが生じるおそれがあるが、この実施形態のように3点支持すると、全ての点が接するため、不安定な姿勢による衝撃や揺動が生じない。
次に、太陽光発電パネル5の高度方向Vでの駆動は、太陽光発電パネル5を、ヒンジピン26を中心に、フレーム体6に対して、角度変更させることで行われる。高度側モータ18が回転し、その回転駆動力がウォームギア35からウォームホイール33に伝達され、チェーン32と係合した回転ブロック30が回転することにより、ループ状に巻回されたチェーン32が、回転ブロック30の回転方向に応じて上下に回転移動する。
たとえば、図5において、回転ブロック30が時計回りに転動する場合には連結リング22がチェーン32により引き上げられる。なお、ミラー構成体5の重量が連結リング22に付与されるため回転ブロック30および従動プーリ31の軸点を介して支点29に対するアーム28の姿勢が安定に維持される。
そして、このチェーン32の一部に太陽光発電パネル5の延長部23の連結リング22が結合されているため、チェーン32を上方を移動させれば、太陽光発電パネル5全体が下辺部側のヒンジピン26を中心に持ち上がると共に、アーム部28が太陽光発電パネル5側に倒れるように傾動し、チェーン32を逆側に移動させれば、太陽光発電パネル5がヒンジピン26を中心に下がると共に、アーム部28が真っ直ぐ立った状態に戻る。このように太陽光発電パネル5がヒンジピン26を中心に角度変化するため、太陽光発電パネル5の向きを高度方向Vで変化させることができる。
この太陽光発電パネル5の高度方向Vでの駆動も、アーム部28における回転ブロック30の回転駆動力が、チェーン32に対して引っ張り方向で作用するため、強度が強く、大きな回転駆動力を加えても、無理なくアーム部28を傾動させることができる。
このように、太陽光発電パネル5の向きを、常時センサー15でモニターしながら制御しているため、仮に、フレーム体6のキャスター部41が接している上面2aの表面状態が傾斜していたり、或いは、円周方向でゆるやかな凹凸があったりしても、問題ない。すなわち、太陽光発電パネル5の向きは、太陽から平行光として照射される太陽光線Lを基準にして制御されるため、フレーム体6がどのような動きをしても、最終的にセンサー15により動きの狂いがキャンセルされて、太陽光発電パネル5は太陽光線Lに対して真っ直ぐ向いた状態となる。
また、駆動装置1の方位方向H及び高度方向Vでの駆動を、それぞれウォームギア35、39とウォームホイール33、38による駆動手段を用いているため、例えば、太陽光発電パネル5に強風が当たり、太陽光発電パネル5やフレーム体6を正しくない向きに変えようとする外力が加わっても、この外力がウォームホイール33、38からウォームギア35、39へ伝達されないため、太陽光発電パネル5を正しい位置に維持することができる。すなわち、ウォームギア35、39とウォームホイール33、38の機械的噛合関係から、ウォームギア35、39側からウォームホイール33、38への回転力伝達は容易だが、その逆は抵抗が大きく無理である。すなわち、逆方向にはストッパとして機能し、太陽光発電パネル5の姿勢を確実に維持する。尚、ウォームギア35、39とウォームホイール33、38は、方位側モータ17及び高度側モータ18も含めて、それぞれの組み合わせにおいて、図示せぬ防塵カバーにより覆われている。これらは小型のため、防塵カバーの設置も容易であり、コスト的な負担とならない。
そして、方位方向H及び高度方向Vでの駆動力伝達に、チェーン32、48と回転ブロック30、36によるチェーンブロック方式を利用したため、大きな駆動力の伝達が可能である。また、給油が不要で、砂が回転ブロック30、36の凹部51内に混入しても作動中に排出されるため問題ない。また、チェーン32、48や回転ブロック30、36が多少錆びても破損しなければ問題ない。このようにチェーンブロック方式は、厳しい環境でも、駆動力を確実に伝達することができるため、漠地帯などでの使用に好適である。
以上説明したように、この実施形態によれば、太陽光発電パネル5がフレーム体6に対して下辺部付近を中心に高度方向Vに角度変更自在で、且つフレーム体6が太陽光発電パネル5と一緒に地面Gに形成したベース部2上で方位方向Hに回転自在なため、結果として、太陽光発電パネル5の向きを高度方向V及び方位方向Hへ確実に駆動させることができる。ベース部2上にフレーム体6載せ、そのフレーム体6上に太陽光発電パネル5載せる構造のため、太陽光発電パネル5大型でも設置作業が容易である。また、太陽光発電パネル5が比較的低い位置にあるため、メンテナンスも容易である。
尚、以上の実施形態においては、線状体としてチェーン32、48を例にしたが、これに限定されず、タイミングベルトやワイヤなどでも良く、その場合の駆動プーリは、それらと係合する歯車などが用いられる。
1 駆動装置
2 ベース部
5 太陽光発電パネル
6 フレーム体
28 アーム部
32 チェーン(線状体)
G 地面
H 方位方向
L 太陽光線
V 高度方向

Claims (3)

  1. 地面に形成されたベース部上に方位方向で回転自在なフレーム体を設け、該フレーム体に対して、太陽光発電パネルを下辺部付近を中心として高度方向へ角度変更自在に支持したことを特徴とする太陽光発電パネルの駆動装置。
  2. フレーム体の一端にヒンジ部を介して太陽光発電パネルの下辺部付近を高度方向へ回動自在に支持し、フレーム体の他端に上下方向に延びるアーム部の下端を上下方向で回動自在に支持し、該アーム部の上下間にループ状で正逆方向へ回転駆動可能な線状体を巻回し、該線状体の一部に太陽光発電パネルの上辺部付近を結合したことを特徴とする請求項1記載の太陽光発電パネルの駆動装置。
  3. 線状体が、長円状のリングを縦横交互に連結したチェーンで、該チェーンが回転ブロックと係合して正逆方向に駆動することを特徴とする請求項2記載の太陽光発電パネルの駆動装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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